紬「唯ちゃんと恋人同士になった、その後のお話」

このエントリーをはてなブックマークに追加
1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
唯「あ〜あ、もうムギちゃん家に着いちゃったよぅ」

紬「本当、一緒にいるとあっという間ね」

唯「それじゃ、また明日だね」

紬「ええ。唯ちゃん、送ってくれてありがとう」

唯「えへへ〜」

紬「それじゃあね」

唯「あっ、待って!」

紬「なあに?」

ちゅっ

紬「ゆ、唯ちゃん///」

唯「えへへ、送り狼になっちゃった///」

紬「んもうっ///」



そんな2人を、琴吹家の防犯カメラが見ていた……
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 21:45:29.88 ID:FVO0uSt00
よし続けろ
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 21:46:52.72 ID:eSfN0MGZ0
支援
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 21:47:20.10 ID:QJ/ZKFGW0
いきなり可愛いな
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 21:47:46.29 ID:276MZ1ga0
斉藤レイプ
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 21:48:30.40 ID:hNUdWOJKO
期待だ
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 21:50:05.19 ID:zF0B+dE1P
琴吹家会議室。
ここには琴吹父をはじめ、執事の斎藤と、紬の世話係のメイド2名が集まっていた。


琴吹父「さて、諸君に集まってもらったのは他でもない……」

斎藤「はい、詳細は聞き及んでおります」

メイドA「由々しき事態ですよね、お嬢様に恋人などと」

メイドB「でも恋愛は個人の自由ですし、あまり大袈裟に騒ぐのもどうかと思いますが」

琴吹父「しかしね、相手は女の子なんだよ?」
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 21:52:36.61 ID:jxVyXwaR0
楽しみ
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 21:53:25.50 ID:iBJfqaaI0
親父ェ…
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 21:54:13.24 ID:g8cmPbkwi
わくてか
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 21:54:51.90 ID:E0uvPGiF0
これはいい親父のキャラを期待
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 21:55:11.81 ID:zF0B+dE1P
メイドA「平沢唯。私がずっと狙っていたお嬢様を横からかっさらうなんて、とんだ泥棒猫ですよ」

琴吹父「ちょっと待て、お前は何言ってんの?」

メイドA「ああ、私ガチレズなんです。そんな私がお嬢様みたいな美少女をどうにかしたいと考えるのは、ごく自然の成り行きじゃないですか」

メイドB「成る程、だからお嬢様の着替えを手伝うとき、先輩は獣のような目つきで眺めてたんですね」

琴吹父「知らなかったよ! 僕は娘の世話を狼にさせてたのかよ!?」

斎藤「う〜む。これは配置換えが必要なレベルですな」

メイドA「待ってください。お嬢様が私の手の届かない場所に行ってしまった今、お嬢様のブラチラなしでどうやって生きて行けっていうんですか?」

琴吹父「知らないよ!?」

メイドB「まったく女同士なんて不毛ですよね。女の喜びはチンコやキンタマと戯れることにあるって言うのに」

琴吹父「それもどうかと思うが!?」
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 21:55:40.04 ID:hbZua9f3O
前スレがあるってわけではないのか
期待
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 21:56:46.71 ID:iBJfqaaI0
クビにしろ
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 21:56:51.52 ID:E0uvPGiF0
おい安易な下ネタは
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 21:57:26.97 ID:eSfN0MGZ0
メイドのくせになまいきだぞ
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 21:58:05.71 ID:zF0B+dE1P
メイドB「ちなみに私は中年以上の男性にしか興味がありません」

琴吹父「知らねぇよ! 何で性癖暴露大会になってんの!?」

斎藤「旦那様、落ち着いてください」

琴吹父「あ、ああ、すまない。少し興奮してしまったようだ」

メイドA「斎藤さん、他人事のような顔をされてますけど、Bが狙ってるのはあなたですよ?」

斎藤「なんと!?」

メイドA「斎藤さんの下着がなくなるのはこの子のしわざです」

斎藤「次々襲い来る衝撃の事実! マジでございますか!?」

メイドB「やだ、先輩! バラすなんて酷いですぅ///」ポッ

琴吹父「ぽっ、じゃねぇよ! 犯罪じゃん! そんなもん盗んで何やってんの!?」

メイドB「はァ!? オナニーのおかずにするに決まってますけど!?」

琴吹父「何で逆ギレしてんだよ!?」
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 21:59:32.46 ID:m65KlS9FO
パピーのキャラがぶれぶれだなww
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:00:51.01 ID:hNUdWOJKO
周りがアレでも唯とムギさえつつがなく幸せならそれで
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:01:04.85 ID:zF0B+dE1P
斎藤「Bさんには同年代でお似合いな方が大勢いらっしゃると思いますよ?」

メイドB「いえ、私、男の人って50代からが本番だと思うんですよ」

琴吹父「ずいぶん遅い本番だな、おい」

メイドB「そんな年上の男の人の専用肉便器になるのが夢なんです///」

琴吹父「Aのこと色々言ってたけど、君も十分普通じゃないからね?」

斎藤「ふむ……。50代と言えば、旦那様も50代になりましたな」

琴吹父「おい」

斎藤「男性に身も心も服従するのが夢でいらっしゃるなら、旦那様はうってつけの相手かと」

琴吹父「何言ってんの!? 斎藤、僕を売った? ねぇ、今、僕を売った!?」

斎藤「いえいえ、単なる一般論でございます」

メイドB「も、盲点でした……/// 濡れるッ!」

琴吹父「おい〜〜〜〜! 何で熱っぽい視線でこっち見んだよ!? 怖ぇよ!」

メイドA「目覚めましたね」

斎藤「やれやれ、ですな」

琴吹父「お前はほっと胸を撫で下ろしてんじゃねぇよ!」
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:01:09.91 ID:jxVyXwaR0
ムギパパ、三村みたいだなwww
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:04:03.40 ID:zF0B+dE1P
メイドA「確かに旦那様はお嬢様に眉の形が似てらっしゃいますからね」

斎藤「それはありますな」

琴吹父「いや、紬が僕に似てるんだけどね。って言うか、僕の価値は眉毛だけなの?」

メイドB「では早速、旦那様のことを今日からご主人様と……」

琴吹父「呼ばせねぇよ!? お客様とかどうしたのかと思うじゃん!」

メイドB「ですから今日から私をご主人様専用の肉便器に……」

琴吹父「だから嫌だっつの! 大体僕、奥さんいるじゃん! 奥さん愛してるっつーの!」

メイドA「まぁ。金持ちの癖に愛人を欲しがらないとか、意外に一途ですね」

琴吹父「金持ちの癖に、って何だよ。思いっ切り偏見じゃねぇか……」

斎藤「奥様が聞いたら喜ばれるでしょうな」

メイドB「私、別に奥様に成り代わりたいとか思ってませんよ? 穴がひとつ増えたぐらいに考えてくだされば」

琴吹父「だからその考えが怖ぇっつーの」

メイドB「って言うか、ご主人様、ドMの気持ちとか全然判ってなくて超笑えるんですけど」

琴吹父「理解したいとか、これっぽちも思ってませんが何か!?」
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:06:21.26 ID:eSfN0MGZ0
メイドはいいから唯紬を・・・
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:06:34.87 ID:E0uvPGiF0
なんか思ったのと違った……
薄ら寒さが
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:07:00.33 ID:7Uim3Sud0
これ面白いと思って書いてるんだろうなぁ……
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:07:07.14 ID:zF0B+dE1P
メイドB「ちなみに私の夢はリモコンバイブで虐められたり、イラマチオを強要されたり、アナルの開発をされたりすることです」

琴吹父「聞いてねぇし、知りたくもねぇよ!」

斎藤「旦那様、落ち着いてください」

琴吹父「ああ……って、落ち着けるか! そもそもお前が僕にこいつを押し付けたんじゃねぇか!」

メイドA「それより旦那様、私、大変なことに気づいてしまいました」

琴吹父「ん? どうした?」

メイドA「旦那様の言動、たまにリア充丸出しでイラッします」

琴吹父「知らねぇよ!! 何で使用人に駄目出しされてんの、僕!?」

メイドA「そんなことどうでもいいんで、これからは言動に気をつけてくださいね」

琴吹父「何で使用人の機嫌をとって気をつけなきゃなんないの……。この館の主人は僕なのに、何、このアウェー感……」

メイドB「ご主人様! 是非その怒りを私のいやらしい穴の中にぶちまけてください!」

琴吹父「しねぇよ!」

メイドB「でもご主人様、好きな男の人に膜をぶち破られたい乙女心を理解しないなんて、人の上に立つ者としてそれはどうなんでしょう?」

琴吹父「何で乙女心の表現がいちいちおっかねぇんだよ。って言うか、お前未経験なの!?」

メイドB「はぁ。キスどころか男の人と付き合ったこともありません」
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:10:04.06 ID:zF0B+dE1P
斎藤「おやおや、意外に純情なんですな」

琴吹父「どこがだよ!? 何で未経験なのにいきなりヘビーな性癖持ってんの!?」

メイドB「はァ!? じゃあ処女はエッチなこと考えちゃ駄目だ、って言うんですか!?」

琴吹父「だから何でキレるんだよ!? 何ギレだよ、それ!?」

メイドA「でも確かに使った事もない穴をいやらしいだなんて、ちょっと自惚れ過ぎなんじゃないの?」

斎藤「まったく。他人事ながらドン引きですな」

琴吹父「なに涼しげに他人ヅラしてんの!? ついさっきまでガチの当事者だった癖に!」

メイドB「ああ、ご主人様が私の昔の男に嫉妬してるなんて……/// 濡れるッ!」

琴吹父「嫉妬なんかするかっ! 大体斎藤は君の昔の男でもないよね!?」

斎藤「皆さん、お静かに! 話が脱線し過ぎていませんか? 今大切なのは、お嬢様のことではありませんか!」

琴吹父「うるせぇよ! 何でお前が、自分だけがまともです、みたいなツラしてんだよ!?」

メイドB「やばい……ご主人様が激怒されてる……頭がフットーしそうだよおっっ///」

メイドA「お嬢様のことはもういいじゃないですか。どうせもう他の女のものになってしまったんです」

琴吹父「お前ら全員、やばいクスリでもキメてんのか!?」
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:13:04.18 ID:zF0B+dE1P
こうして会議はぐだぐだに終わった。
疲れた様子で廊下を歩く琴吹父に、嬉しそうに近づく琴吹母。


琴吹母「うふふふ。あ・な・た♪」

琴吹父「? ずいぶんご機嫌だね」

琴吹母「うふふふ。実はですねぇ……って、これ言っちゃ駄目なんでした!」

琴吹父「は?」

琴吹母「だってこれを言ったらあなたの機嫌が悪くなりますもの。そうだ! 私は機嫌がよくなかった、と言うことでお願いします!」キリッ

琴吹父「いや、お願いします、とか言われましても……。別に機嫌を悪くしたりしないから、言ってごらん」

琴吹母「ほんとう? あのね、紬ちゃんに好きな人ができたみたいなの///」

琴吹父「……ほぉ」
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:13:20.49 ID:fjqZHLDO0
むぎんちの中のコント?
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:16:03.53 ID:zF0B+dE1P
琴吹母「最近あの子、綺麗になってきたじゃないですかー。あ、もちろん元々綺麗な子でしたけど。さらにさらに! 綺麗になってきたじゃないですかー」

琴吹父「そ、そう」

琴吹母「でね、ピーン、と来ました。女の勘ってやつです。ああ、この子、恋してるんだ、って! ピンと来ちゃいました!」

琴吹父「ふーん」

琴吹母「それでねー、訊いてみたんですよぅ。紬ちゃんに『好きな人はいないの?』って!」

琴吹父「うん」

琴吹母「そしたらあの子、『そんな人いません』なんて言ってるんですけど、もう、慌てちゃって! あたふたしちゃって! お顔も真っ赤にしちゃって! あ〜、可愛い!」

琴吹父「そうだったのか」

琴吹母「あの子にあんな表情させるなんて、どんな男の子なんでしょう!? 気になりますよね? 気になるぅ〜」

琴吹父(奥さん……相手は女の子なんですよ……)

琴吹母「紬ちゃんも恋をする年頃になったんですね〜。んもうっ///」

琴吹父「まぁ、紬ももう高校生なんですから」
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:17:42.19 ID:iBJfqaaI0
奥さんって
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:19:06.52 ID:zF0B+dE1P
琴吹母「…………」ジー

琴吹父「?」

琴吹母「男親はこういう話で機嫌を悪くする、って言うけど、旦那さんはどうですか?」

琴吹父「……そうだね。君はどうなの?」

琴吹母「正直、ちょっと寂しいです。もう私たちだけの紬ちゃんじゃなくなるんだ、って」

琴吹父「うん」

琴吹母「でも恋って素敵じゃないですかー。恋って幸せになれるじゃないですかー。私も旦那さんに出会って幸せになれたから、やっぱり紬ちゃんにも素敵な恋をして幸せになってもらいたいんですよぅ〜」

琴吹父「……うん、そうだね」

琴吹母「私、あなたのことを好きになったとき、母に色々と相談したんです。紬ちゃんもいつか、私に相談してきてくれるでしょうか?」

琴吹父「う、うん。それはどうだろう? まぁ、気長に待つことだと思うよ」

琴吹母「そうですよね」ニコニコ

琴吹父(そうか……。あの子は誰にも相談できずにいるんだな……)

琴吹母「でもどうでしょう? 紬ちゃんって、あんなに可愛いんですもの。失恋なんかあり得ないし、相談したいことなんか発生しないかもしれません!」

琴吹父「ふふっ」

琴吹母「ほえ?」
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:22:02.36 ID:zF0B+dE1P
琴吹父「奥さんも、紬に負けないぐらい可愛いですよ」

琴吹母「ほえっ!?/// い、いや、あの、うぇえ!?///」

琴吹父「」ニコニコ

琴吹母「まぁまぁまぁまぁまぁまぁ/// な、何言ってるんですよー。こんなオバちゃんと一緒にしたら、紬ちゃんが可哀相じゃないですかー。んもうっ、何言ってるんですかー///」

琴吹父「ふふふ」

琴吹母「あっ、私、お客様を迎える準備をしてたんでした! そっ、それじゃ失礼します!///」ダダッ

琴吹父「……」

メイドA「リア充は爆裂してください」

琴吹父「うぉおわあ!! いたのかよ!?」

メイドA「奥様、とても可愛らしい方ですよね」

琴吹父「ぼっ、僕のだぞ!? 狙うなよ?」

メイドA「寝取り属性とかないので、そこはご安心を。第一、奥様はガチノンケじゃないですか」

琴吹父「ならいいが」
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:24:28.89 ID:hNUdWOJKO
どうなるんだこれ
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:25:02.05 ID:zF0B+dE1P
メイドA「やっぱあれですか? 年の離れた女房は可愛いもんですか?」

琴吹父「ああ、別に若いから好き、ってわけでもないが……」

メイドA「若い頃は散々遊んだ癖に、結婚は処女とだなんて、普通に腐れ外道ですよね。さすがリア充」

琴吹父「そんなに遊んでないし、お前、僕に酷すぎないか!?」

メイドB「ご主人様が腐れ外道!? 駄目です、そんなの!」

琴吹父「どっから湧いた!?」

メイドA「あんたドMなんでしょ? だったら、旦那様が腐れ外道の方が嬉しいんじゃ?」

メイドB「ご主人様には良き夫であり、良き父であって欲しいんです」

琴吹父「だったら僕に浮気させようとすんなよ……」

メイドB「そんな大人の男の人に道具扱いされるから興奮するんじゃないですか!」ハァハァ

琴吹父「知らねぇよ! 一体どんな人生を送ってきたらそんな歪んだ性癖になれるんだよ!?」

斎藤「ところで旦那様、お嬢様の件は奥様には内緒にされるおつもりでしょうか?」

琴吹父「どわああっ! だからどっから湧くんだ、お前ら!? 揃いも揃って忍者かなんかの末裔なのかよっ!?」

さわ子「いやねぇ。気配を消すなんて、誰でもできるじゃない」

琴吹父「どちら様!?」
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:26:58.29 ID:eSfN0MGZ0
さわちゃんェ……
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:28:21.31 ID:zF0B+dE1P
さわ子「あら、出てくるとこ間違っちゃったみたい。ごめんなさいね」スゥ…

琴吹父「消えた!?」

メイドA「馬鹿な……。ペンタゴン並みのセキュリティを誇る我が琴吹家に侵入してくるなんて……」

琴吹父「初耳だが!? うちはセコムしかしてねぇよ!」

メイドA「旦那様はノリが悪いですね」ハァ

メイドB「って言うか、今の人、泥棒なんじゃ……」

斎藤「そこはご安心を。彼女はお嬢様の部活の顧問をやってらっしゃる方です」

琴吹父「よけい不安になるわ! 紬って軽音部でバンドやってんだよね? 暗殺者養成機関にいるんじゃないよね?」

斎藤「まったく。ユニークな方でしたな」

琴吹父「ユニークで片付けていいのか、あれ……?」
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:31:03.48 ID:zF0B+dE1P
斎藤「それで結局、今回の件は奥様にはどうされましょうか?」

メイドA「世間知らずの奥様には、少々刺激が強い話かと」

メイドB「ずっと内緒にしておくことも、不可能ではありませんけどね。お嬢様次第ですが」

琴吹父「……でもやっぱり母と娘なんだ。避け続けていいことじゃない。いつか僕ら夫婦は、紬とちゃんと向き合わないといけないからね」

メイドA「……」

斎藤「ではお3人にとって、よりよい結論が出ることを祈っております」

琴吹父「ああ。ありがとう、斎藤」

メイドB(ご主人様って家族想いでらっしゃる……凄い素敵/// ああ、この人の専用肉便器になりたいっ!)ハァハァ
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:33:09.60 ID:CAbQ2c1M0
ああ
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:34:02.41 ID:zF0B+dE1P
とは言え、琴吹父は事が事なだけになかなか琴吹母に言い出せずにいた。
そんなある日、琴吹父は廊下で落ち込んだ様子のメイドAを見かける。



琴吹父「A、どうしたんだい? 何やら元気がない様子だが……」

メイドA「ああ、旦那様。女狐です。女狐が我が家にやってきたのです」

琴吹父「め、女狐?」

メイドA「はい」

琴吹父「狐はエキノコックスと言う恐ろしい寄生虫がいるから、安易に飼ってはいけない動物なんだよ?」

メイドA「そういうくだらないリア充ギャグとかいりませんから」

琴吹父「んぐ」

メイドA「平沢唯です。彼女がお嬢様のところへ遊びに来ているのです」

琴吹父「そうなのか(まぁ、そんなことだろうと思ったが)」
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:36:54.49 ID:iBJfqaaI0
よしイチャイチャかな
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:37:03.42 ID:zF0B+dE1P
メイドA「何ですか、その薄いリアクション? 今2人が何をしているのか気にならないのですか?」

琴吹父「いや、その……」

メイドA「私のお嬢様が今、平沢唯の手によって女を開花させられているのかと思うと、悔しくて悔しくて」ギリギリ

琴吹父「そういう言い方はよしなさい」

メイドA「きっとお嬢様は、あの女狐に組み敷かれて、色んなところにキスされて、肌を重ねて、熱く見つめ合ったり愛の言葉を交わし合ったり……もう、私のライフは0です」

琴吹父「お前も色々大変なんだなぁ」

メイドA「すみません。何かもう熱が出てきてしまいましたので、今日はもうお休みを頂いてよろしいでしょうか?」

琴吹父「あ、ああ。奥さんには僕から言っておくよ」

メイドA「では失礼します…………ちくしょう、女狐め」ブツブツ

琴吹父「……A、ちょっといいかい?」

メイドA「は?」

琴吹父「僕の前で平沢さんのことを悪く言うのはやめてもらっていいかい」

メイドA「…………はい?」
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:40:11.15 ID:zF0B+dE1P
琴吹父「僕だってまだ理解できたわけじゃない。これからも悩むだろうさ。でもね、平沢さんは紬が選んだ恋人なんだよ。彼女の悪口を聞くのは、あまりいい気持ちはしないな」

メイドA「旦那様……」

琴吹父「……」

メイドA「やっぱり言動がリア充丸出しですよね。イラッとします」

琴吹父「どうしろって言うんだよ!? 娘を思う親なら仕方なくね!?」

メイドA「でも、嫌いじゃないです」

琴吹父「へ?」

メイドA「…………私、ちょっとお嬢様が羨ましいかもしれません」

琴吹父「そうか……」

メイドA「それじゃ」

琴吹父「あ、ああ、お大事にね」

琴吹父(そうだな、Aだってきっと色々あったんだろうな……)
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:43:14.18 ID:zF0B+dE1P
メイドA「旦那様」

琴吹父「うおっ!? まだいたのか」

メイドA「ご報告するのを忘れるところでした。旦那様のパンツ2枚と歯ブラシ、早速なくなりました」

琴吹父「…………B、か……」

メイドA「まぁ、それ以外の原因は考えられませんね」

琴吹父「こんなおっさんの下着なんぞ盗んでどうしようってんだか」

メイドA「オナニーのおかずでしょう」

琴吹父「わかってるよ! わざわざ口にすんなよ!」

メイドA「取り返しましょうか?」

琴吹父「……いや、いい」

メイドA「もうすでに色々な体液が付着してしまった可能性が高いですからね。賢明な判断だと思います」

琴吹父(僕の方こそ熱が出そうになって来た……)
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:46:12.63 ID:zF0B+dE1P
メイドAがいなくなった後、廊下の先から2人の少女の声が聞こえて来た。
帰ろうとする唯とそれを見送る紬だった。


紬「お父様!」

唯「えっ!? ムギちゃんのお父さん!?」

2人の少女は、素早く身繕いをしたように見えた。

琴吹父(なんかAが言ってたことが本当のような気がしてきた……)

唯「はっ、初めまして! 平沢唯です!」カチコチ

琴吹父「紬の父です。よろしくね、平沢さん」

唯「こっ、こちらこそ!」

琴吹父(可愛らしいし、いい子じゃないか。女狐は酷いぞ、A)

紬「唯ちゃんは、軽音部で一緒にバンドをやってる仲間なんです」

琴吹父「もちろん覚えているよ。平沢さん、文化祭のDVDを観せていただきました。素敵な演奏でしたね」

唯「えへへへ〜/// ありがとうございます」
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:49:02.86 ID:zF0B+dE1P
そんな3人のもとへ、琴吹母が現れた。



琴吹母「あなた、紬ちゃん、お客様でしたの?」

唯「ムギちゃんのお母さん!? 凄い美人さんだ!」ホー

紬「うふふふ」

琴吹母「まぁまぁまぁまぁまぁまぁ。あなたもしかして紬ちゃんのバンドの子!? おばさんもDVDを観せていただいたの! とっても素敵でした!」

唯「でへへへぇ〜///」テレテレ

琴吹父「彼女の紹介は僕からさせてもらうよ」

琴吹母「まぁ! あなたの方が先に仲良くなっちゃうなんてずるいです! 早く紹介してくださいな」

琴吹父「彼女は紬の恋人の、平沢唯さん」
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:49:15.33 ID:1RNhp+w/O
単純におもんねーw
なんかの続きもん?
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:49:20.86 ID:iBJfqaaI0
真打ち
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:51:05.25 ID:eSfN0MGZ0
恋人って言っちゃったwww
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:52:02.42 ID:zF0B+dE1P
紬「!?」

唯「ほえ?」

琴吹母「はい?」

紬「お、お父様! 何で……」ガクブル

唯「あわわわわわわ」ガクブル

琴吹父「紬…………うちの玄関には、防犯カメラが設置されてるんだよ?」

紬「」

唯「こっ、この前のキス、見られちゃった……」ガクブル

琴吹母「え? だって女の子……」

紬「お父様、ごめんなさい! 私、子供の頃からずっと女の人が好きで、ずっと悩んでたけど、やっぱりこの気持ちは変えられなくて」

唯「ムギちゃん……」

紬「もうお父様やお母様の期待に応えられないんだ、って。私は親不孝者なんだ、って。そう思っても、やっぱり駄目だったんです」

琴吹母「そ、そんなこと……」オロオロ

紬「ごめんなさい、お父様。こんな子でごめんなさい!」
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:52:53.36 ID:hNUdWOJKO
ムギは正しい
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:55:05.36 ID:zF0B+dE1P
唯「わっ、私、絶対絶対ムギちゃんを幸せにしますから! だからムギちゃんと付き合うの、許してくださいぃ〜!」ペコ

琴吹父「紬」

紬「はっ、はい!」

琴吹父「僕は紬に普通の幸せを味わって欲しかったし、もしかしたら今もそう思っているかもしれない」

紬「で、でも私、唯ちゃんじゃないと駄目なんです」ポロポロ

琴吹母「紬ちゃん……」

琴吹父「うん。平沢さんは、紬を本当に大事に思ってくれてるようで、親としてそれは嬉しいことだ。正直、僕も何が正しいかなんてわからなくなってしまったよ」

唯「ムギちゃんのお父さん……」ウルウル

琴吹父「だからね、これからは一緒に悩んでいこう。答えなんか出なくてもいいじゃないか。君が幸せになってくれることが、僕の幸せなんだからね」

紬「お父様……」ポロポロ

琴吹父「例え同性愛者だって、紬は僕の大事な大事な、自慢の娘だよ」

紬「お父様〜〜〜〜っ!!」ギュッ

琴吹父「子供の頃から1人で悩んでたんだね、可哀相に。でもこれからは、僕達がついてるから、忘れないでおくれ」ナデナデ

紬「はいっ……。はいっ……!」
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:56:29.04 ID:iBJfqaaI0
イイハナシダナー
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:58:04.50 ID:zF0B+dE1P
唯「びえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

琴吹母「うわぁぁぁぁぁぁぁん!!」

琴吹父「うわ、びっくりした!」

唯「ムギぢゃ〜〜〜ん! 良かった! 良かったよぅ!」ビエー

琴吹母「あなだ〜〜、私、一生あなたについていきますからぁ〜〜!!」ビエー

唯「ええ話やぁ〜。ええ話やぁ〜」ビエー

琴吹母「ええ話やぁ〜。ええ話やぁ〜」ビエー

琴吹父(何で関西弁!?)

琴吹父「ぷっ! あははははは!」

紬「? お父様?」

琴吹父「紬、どうしよう? 僕らはとんでもなく似た者親子らしい」

紬「え? それはどういう……」

琴吹父「だって女性の好みが一緒じゃないか!」


―fin―
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:58:45.55 ID:QdRbcP4o0
紬唯のいちゃいちゃをみたいんだが
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:59:15.66 ID:iBJfqaaI0
え?
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:59:46.45 ID:eSfN0MGZ0
似たのは眉毛だけじゃなかったとね
乙んだ
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 23:01:04.79 ID:Kp6l0/JM0
これはけいおんキャラでなければより良かったな
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 23:01:25.19 ID:hNUdWOJKO
イチャイチャ見たかったけど乙
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 23:02:17.12 ID:QdRbcP4o0
乙!第二部はいちゃいちゃだよね!
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 23:03:21.59 ID:ccpY+KEA0
おつ
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 23:05:25.73 ID:mBiidUga0
唯とムギが空気とな
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 23:06:10.31 ID:TO8KoQnB0
まあ乙
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 23:07:50.00 ID:RaPAdJqY0
>>60
なんだそうだったのか。
びっくりさせるなよ。どうやってムギママに萌えるか思考をめぐらしてたじゃないか。
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 23:11:03.32 ID:U4HMh4210
この手のことで悩むムギは嫌いじゃない
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 23:12:00.37 ID:uBOcAxya0
取り巻きが面白いから紬と唯の恋ばななんてどうでもいいわ
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 23:12:53.91 ID:Rz1uSJb00
紬「唯ちゃんと恋人同士になった、その時のお話」はまだですか?
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 23:21:10.57 ID:eSfN0MGZ0
>>67
それいいな
まあそれはそうと紬母の容姿が気になる
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
乙乙