【PSYREN】 天戯弥勒「W.I.S.E崩壊の危機なう」 【サイレン】
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
――W.I.S.E隠れ家――
カプリコ 「うっく……ひっく……うぇぇぇん……」 グスッ
ジュナス 「もう泣くな理子……。ほら、気分直しにファミレスに行こう……。
お前のためにな、シャイナに最寄のファミレスを探させておいたんだ」 ポンポン
カプリコ 「ぐすっ、ふぁみれす……? ほんとーに……?」
ジュナス 「ああ。そこでお子様ランチを食べよう」
カプリコ 「……お子さまランチ? ピラフに『こっき』が乗ってるの?」 パァァァ
ジュナス 「もちろんだ。デザートは理子の大好きなプリン……。生クリームと板チョコとさくらんぼが添えられている豪華版だ」
カプリコ 「……うん! 分かった、もう泣かないよジュナス!」 ゴシゴシ
ジュナス 「そうか。いい子だ」 ナデナデ
ガチャッ
ウラヌス 「なあ、グラナを見なか――――」
カプリコ 「ジュナス大好き!」 ダキッ
ウラヌス 「……やったねお兄さん、これで正真正銘の幼女性愛者になったんだな」
ジュナス 「黙れ殺すぞ。他人がいる部屋に入る前はノックくらいしろこのポンコツが」 ギロッ
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 10:46:46.24 ID:50Ec+zT40
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 10:49:08.95 ID:50Ec+zT40
ウラヌス 「ふん。それよりアンタ、01号……いや、グラナを見なかったか?」
ジュナス 「アイツならさっき外で見たな。まだ外に居るんじゃないのか」
ウラヌス 「外を探しても見当たらなかったからこうやってアンタのとこに来たんだが?」
ジュナス 「じゃあ俺は知らねえよ。……さあ、こんなポンコツは放っておいてファミレスに行こうか、理子」 グッ
カプリコ 「うん!」 ギュッ
バタン
スタスタスタ
ウラヌス 「ちっ、役立たずめ。せっかくグラナに一戦申し込もうと思ったんだが――――……」 ピッ
\サールティー ローヤーリー/
ウラヌス 「おっと。こんなとこにリモコン置きっぱなしにしやがって……やれやれ」 ピッ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 10:49:41.58 ID:l68xD8dt0
お、お前は…
5 :
忍法帖【Lv=25,xxxPT】 :2011/05/01(日) 10:50:16.80 ID:cOUj7ecR0
おい!懐かしいな
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 10:50:20.46 ID:qfMm1XZM0
ネクストの読み切りも岩代っぽかったけどあれじゃ売れないよね
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 10:51:45.93 ID:50Ec+zT40
ウラヌス 「うん……? 『魔法少女まどかマギカ』……? 何だ、こんなものを見て泣いて―――ー」 ピッ
\ティロ・フィナーレ!! ズッガガァン!!/
ウラヌス 「ん……?」 ピッ
\ティロ・フィナーレ!! ズッガガァン!!/
ウラヌス 「…………!」 テンケイガ
\ティロ・フィナーレ!! ズッガガァン!!/
ウラヌス 「…………………おお!!」 キタ !
\ティロ・フィナーレ!! ズッガガァン!!/
ウラヌス 「………………………………これだ!!」 ヒラメイタ !!
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 10:52:45.16 ID:2tmc2qgX0
ほんとに懐かしいな
支援
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 10:53:57.39 ID:50Ec+zT40
ウラヌス 「そうだ!! 今までグラナに勝てなかったのは、オレには必殺技がなかったからだ!!」
ピッ
ウラヌス 「この『魔法少女まどかマギカ』というアニメを鑑賞してもっと研究しなければ……よし!」 リピート ポチッ
\ティロ・フィナーレ!!/
ウラヌス 「なるほど……。多数の銃を具現化し立て続けの銃撃……。片目を閉じてポージング……」 ブツブツ
\ティロ・フィナーレ!!/
ウラヌス 「……ふん!!」 ドウッ!!
ピキピキピキピキ……
ウラヌス 「!! オレにもティロ・フィナーレが使えるんだ!! 礼を言うぞ巴マミ!! お前はもう赤の他人とは思えん!!」
キュウウ……
ウラヌス 「ティロ・フィナーレ!!」 ボッ!!
ピキピキピキ……
ウラヌス 「心が軽い……!! もう何も怖くない!! 今日こそグラナを倒してやる!!」 グッ
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 10:56:04.51 ID:50Ec+zT40
ガタン
ウラヌス 「!?」 ビクッ!!
グラナ 「…………」 ジトー
ウラヌス 「グ、グググ、グラナ!? い、いつから……!! いつからそこに居た……ッ!?」 プルプル
グラナ 「…………」 ダンマリ
ウラヌス 「ッ! いつからそこに居たんだと聞いているッ!! 黙ってないで何とか言ったらどうだ!! グラナァッ!!」
グラナ 「そうだ!! 今までグラナに勝てなかったのは、オレには必殺技がなかったからだ!!」 キリッ
ウラヌス 「」 ブホッ
グラナ 「今の似てたろ? なあ、似てたよなァ? ぷっ……くっ……クククク……カカカカカ……!!」 ニタニタ
ウラヌス 「――――――――――ッ!!」 プチン
\ウワアアアアア!! シネ!! ココデシネ!! グラナァ!!/
\ジャア ヒッサツワザツカエヨ? ティロ・フィナーレ!! ダッケカ? ケラケラ/
\キッサマァァァァァァァァァァ!!!! コロシテヤル-!!/
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 10:57:08.66 ID:eU6hi0sbO
これは支援せざるをえない
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 10:59:31.54 ID:50Ec+zT40
シャイナ 「やれやれ。今日はいつにも増して騒がしいですねぇまったく」
ドルキ 「ウラヌスのヤツ、さっきから何変なこと叫んでたんだ? ティロ……なんちゃらって……?」
シャイナ 「フィナーレですよ。ティロ・フィナーレ」
ドルキ 「ああそれだそれ。どういう意味があんだよ?」 スッ
シャイナ 「きっとバーストを放つときの掛け声でも決めてたんでしょう。……まあ、特に効果はないと思いますよ」
ドルキ 「何でウラヌスはそんなの口走ってたんだか……っと」 ボムッ!!
シャイナ 「ほら、子供がアニメや漫画のキャラになりきっちゃって必殺技の名前叫んだり、変身の真似毎をしたりするじゃないですか」
ドルキ 「ああー……。それをやってたらグラナに見られたってとこか。ウラヌスも痛いな、色んな意味で」 スパー
シャイナ 「あの人たちはグリゴリの施設で幼少期過ごしましたからね。精神的にはまだまだ幼稚なんですよ」
ドルキ 「身体は大人、心は子供ってヤツか。弥勒やジュナスもそうなのかと思うと気が滅入るぜ」 グシグシ ポイッ
シャイナ 「ドルキさん、そのフレーズビミョーに間違ってますよ」 ニッコリ
\グラナァ!! ドコニニゲタァ!?/
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 11:02:29.65 ID:50Ec+zT40
ウラヌス 「クゥ……!! ウッ……!! どこだ……!? どこに行き――――――」 ゼーハーゼーハー
ヌウッ
グラナ 「ティロ・フィナーレ! なんつって――――」
ウラヌス 「!!」 カッ!!
ビキビキビキビキ!! バキバキバキバキバキ!!
グラナ 「おーおー。すげえすげえ。いつもより凍結能力が向上してんじゃねえのか? こりゃ夏場が楽しみだなァ」
ウラヌス 「黙れ……!! すぐにその口に氷を叩き込んで黙らせてやるぞ…………!!」 ダッ!
グラナ 「遅い遅い。ほれほれ、こっちだこっち。ティロ・フィナーレ〜〜」 ヒラヒラ
ウラヌス 「グ……グ……!! グラナァーーーーーーッ!!」 ゴウッ!!
ドッゴオオオオ!!
グラナ 「カカカ! 本っ当にお前は直線的だよなぁ。昔からずっと変わりゃしねえ。そういうトコ嫌いじゃねーけどよ」 ケラケラ
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 11:07:17.37 ID:50Ec+zT40
ウラヌス 「ディープ・フリーズ!!」 ビキビキビキビキ…
バキバキバキバキバキバキ!!
グラナ 「んん? あれ? かけ声はティロ・フィナーレじゃなくていいのかなァ?」 ニタニタ
ウラヌス 「うぐぐ……! ヌオオオオオオオオオ!! ウワアアアアアアア!!」 ドウッ!! ドウッ!!
ピキキキ……
シャイナ 「あの調子だと今日一日中あんな感じでしょうね」
ドルキ 「ウラヌスが暴れてやがるせいでここだけ南極になっちまってるしな。寒いぜ……」
シャイナ 「寒いならライズ使いましょうよドルキさん。身体能力を鍛えておかないと」
ドルキ 「俺はクソつまらねぇライズには興味ねえんだよ。バーストの力でねじ伏せてこその俺……あっ、クソッ」 モゾモゾ
シャイナ 「? どうかしましたか?」
ドルキ 「タバコがきれてやがる」
シャイナ 「さっき言いそびれましたけど、タバコ吸うペース早すぎです」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 11:08:47.97 ID:3lzHhMf+0
サイレンSSスレいつぶりだっけ
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 11:13:55.29 ID:50Ec+zT40
ドルキ 「だってよお、やることがねえと暇なんだよ。そういうお前だって暇してんだろ?」
シャイナ 「うーん。暇かと聞かれたら暇と答えざるを得ないですね」
ドルキ 「よしじゃあ俺のタバコ買って来いよ。ほれ、財布渡すから。釣銭ごまかしたら爆塵者で吹っ飛ばすからな」 ポイッ
シャイナ 「ハァ? 自分で外行ってシケモクでも漁ってこいや。いつもいつもメンドクセーんだよ、このゴクツブシニートが」 ボソッ
ドルキ 「おう。さっさと頼ん――――――………………あれ?」
シャイナ 「あっ」
ドルキ 「えっ」
シャイナ 「……………………」
ドルキ 「……………………」
シャイナ 「かしこまりました。銘柄はいつものでいいんですよね?」 ニッコリ
ドルキ 「な、なあ、今お前さ……」
シャイナ 「ん? どうかしましたかドルキさん?」 ニコニコ
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 11:17:03.77 ID:3HgYr9vm0
支援
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 11:18:27.14 ID:50Ec+zT40
ドルキ 「俺に対してものすごい暴言を吐いてなかったか……?」
シャイナ 「ええー? やだなぁ、僕がドルキさんに対してそんなことするわけないじゃないですかぁ」 ニコニコ
ドルキ 「いや、でも確かに俺の事をゴクツブシニートとかって」
シャイナ 「そんな滅相も無い。ドルキさんの空耳ですよ。すぐに買ってきますからちょっとだけ待っててくださいね」 スクッ
ドルキ 「あ、ああ。そうか。それならいいんだ。俺の勘違いだよな……うん。じゃあ頼んだぜ」
シャイナ (危ない危ない。最近、心の声が思わず口に出てしまうんだよなぁ。気をつけないと) キュウン
\グラナァァァァ!!/
ドルキ 「にしても賑やかすぎるだろ……今日のW.I.S.Eは……」 ガッカリ
ザパァ ニュウン
ヴィーゴ 「た……たしかに。今日は騒がしい……。これじゃあ落ち着いて彫像を作れない……」 ズプププ……
ドルキ 「うおおおおおおおわああああああ!? 床から首があああああ!!」 ビクッ!!
ヴィーゴ 「あ……お、驚かせて悪かった……俺だ……」 ザパッ
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 11:19:44.73 ID:kQtyp8kGO
祭先生は出ますか
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 11:23:17.86 ID:50Ec+zT40
ドルキ 「ヴィーゴかよ……ったく。テメーは薄気味悪いし、気配もしねーからめちゃくちゃビビるんだよ」
ヴィーゴ 「お……俺の潜航師(ゾーン・ダイバー)の特性上仕方がないんだ……。 脅かすつもりはないんだが……
いつもいつもこれをするとカプリコには泣かれて……その直後、神刃の光が俺に襲い掛かってくる……」
ドルキ 「ジュナスはカプリコの事になると全力で殺しに来るからな。
お前が無駄にカプリコに近づかなきゃいいだろう? 驚かさないように遠くから眺めたり声かけろよ、遠くから」
ヴィーゴ 「そ、そういうワケにはいかんな……」
ドルキ 「?」
ヴィーゴ 「カ……カプリコを独り占めするのは……よ、よくない……! お、俺も近くにいたい」 メラメラ
ドルキ 「横恋慕かよ……。やめとけやめとけ。オメーじゃジュナスに勝ち目はねえ。あと仲良くロリコンの烙印押されんぞ」
ヴィーゴ 「ち、違う……。お……俺はジュナスとも……ねんごろになりたいんだ……」 ニタァ
ドルキ 「!?」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 11:24:26.65 ID:vtSChRwVO
!?
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 11:26:05.69 ID:Qq9uJlbrO
編集部が表象と周年カラー与えたくないからって無理矢理終わらせられたんだよな
編集部ゆるすまじ
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 11:26:58.26 ID:50Ec+zT40
ヴィーゴ 「い……言い方が悪かったか……。俺は男色家じゃない。
た、ただ……純粋に……ともだち2号として……ジュナスとも……カプリコとも……仲良くなりたいだけだ……」
ドルキ 「一瞬焦って爆塵者で消し飛ばそうかと思っちまったじゃねえか、この馬鹿野郎」
ヴィーゴ 「…………!!」 ピクッ
ドルキ 「? どうした? 何ジロジロ見てやがんだよ……? おい――――」
ヴィーゴ 「馬鹿……? 俺のことを馬鹿と言ったのは……その口か……?」 ドポッ
ドルキ 「あ?」
ザパン ザパン ヒュッ!!
ヴィーゴ 「俺は天才だこの単細胞が!!」 チャキッ
ドルキ 「ああああ! コイツ面倒くせええぇぇぇぇ!!!」 ダッ
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 11:29:52.18 ID:2zuuNO4D0
>>22 右翼と動物園は直後に終わったしな
保健とめだかも虫の息だしあまりに露骨過ぎる
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 11:33:22.86 ID:50Ec+zT40
ヴィーゴ 「に、逃げるなドルキ……大人しくしてろ……」 スイー
ドルキ 「冗談じゃねえ! んな物騒な刃物を二振りも握りしめやがって! 俺を殺す気まんまんじゃねえか!!」
ヴィーゴ 「だ……大丈夫……。肉を切開して、頭蓋骨に穴を開けて……脳味噌を抉り出すだけだから……。い、痛くないよ、我慢……」 ザプン
ドルキ 「できるかボケ!! フツーに死ぬだろぉが!!」
ザパァ シュバッ!!
ドルキ 「!! うおっ! あぶねえッ!!」
ヴィーゴ 「ば……馬鹿だけじゃなくボケとも言った……。お、俺のことを……ボケって……。
殺す……殺す……殺す……殺す……殺す……殺す……殺す……殺す……殺してやる……!!」 ギョロリ
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 11:43:08.13 ID:FHMTyjUPi
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 11:44:43.94 ID:50Ec+zT40
ドルキ 「ふざけんないい加減にしろや! しまいにゃあテメェを爆塵者で吹っ飛ばして――――――」
シュピッ!!
ドルキ 「づッ!? や、やりやがったなぁ……!! このクソッタレがぁ!!」 コオオオオオ……
ヴィーゴ 「!!」
ドルキ 「爆塵者ァ!!」 ゴッ
ドッゴオオオ!!
ヴィーゴ 「ガッ……! かァ……ッ!!」 グラッ
ウラヌス 「今日のオレは一味違う!! アンタを越えるためにもう一つの必殺技を用意してるんだ……!!」
グラナ 「あァ? ティロ・フィナーレの他にまだあんのかよ? 今度は何だ?
氷河時代か? 大紅蓮氷輪丸か? 死ぬ気の零地点突破・初代エディションか? 凍る火柱か? こいつらはもう全部破ったぞ?」
ウラヌス 「これが……その新技だ!!」 ダッ
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 11:49:14.49 ID:50Ec+zT40
ガシッ!!
グラナ (! 俺に抱きつきやがった……? 何考えて――――)
ウラヌス 「グラシアルウォール!!」
パキパキパキパキ……
グラナ 「!? 何だこりゃあ!? 俺の身体が凍って!?」 ピキピキピキ……
ウラヌス 「生きたまま氷像になるがいい……!!」
ピキン!!
ウラヌス 「……ふ、ふふ。やった! やったぞ!! とうとうオレのクリオキネシスがグラナのテレキネシスを凌駕し――――」
パキーン!!
ゴシャァッ!!
ウラヌス 「ぐはぁッ!?」
ズザザザザ……
グラナ 「ちったぁ腕を上げたかと思ったが……俺にボコられる記録をまた更新するだけだな、こりゃあ」 コキコキ
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 11:51:43.84 ID:50Ec+zT40
キュウン
\ドルキサーン? アレ? アノ ギンパツ クソバイザーヤロウ ドコニイッタ?/
弥勒 「…………」 カチカチ タン
\ディープフリーズ!! グラシアルウォール!!/
\ニチリン・テンツイ/
ビキビキビキビキビキ ガシャアアン!! ピカァ! ジュワワワワワッ!!
弥勒 「……………………」 イライラ
\ゾーンダイバー・フリークドール!! オマエノ ニクモ ホネモ ゾウモツモ スベテオレノ カンセイノ オモチャニナル/
\ジンアイトチレ!! キュウジンシュガ!! イクスプロジア セイセンケイタイ!!/
カッ!! ズドドドドドドドドド!! ザパッ!! ズガガガガガガガガガ!!!!
弥勒 「…………………………………………騒がしすぎる」 ガタッ
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 11:52:19.00 ID:1venWTFp0
氷使いって弱いよな
強い奴なんてみたことない
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 11:57:40.49 ID:50Ec+zT40
ガラッ!!
弥勒 「うるさい! 少しは静かにしろお前ら!」
ヴィーゴ 「お、お前もかグラナ……!! お……お前も……俺を馬鹿って言ったな……!!」
グラナ 「コラ邪魔だドルキ! ロクにライズもつかえねえヤツがしゃしゃるな!」
ドルキ 「っざけんなよウラヌス! テメェ、流れ弾だとか言いながら今俺を狙ってやがったろ!!」
ウラヌス 「ヴィーゴ……! 俺とグラナの戦いを邪魔したこの罪は重いぞ……!!」
弥勒 「静かにしろというのが聞こえないのか!? おい! お前ら!! 少し黙れ!!」
\コノタタカイヲ ウバウナ!!/
\チカラデ ネジフセテコソオレ!!/
弥勒 「……生命の門(セフィラ・ゲート)」 スッ
\バカヤロウガ!!/
\オレハ テンサイダ!!/
弥勒 「開放」 ボッ!!
ブッピガァァン!!
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 11:59:50.29 ID:50Ec+zT40
弥勒 「……で? 何故お前らは庭先で喧嘩をしていた?」
ウラヌス 「グラナがオレのことを侮辱して……その後ヴィーゴが邪魔に入った」
グラナ 「ウラヌスが急に逆上して……その後ドルキの爆塵者が俺に直撃した」
ヴィーゴ 「ドルキが俺のことを馬鹿って言って……その後グラナが俺の事を馬鹿って言った」
ドルキ 「ヴィーゴがいきなり切りかかって……その後ウラヌスの流れ弾で死にかけた」
弥勒 「罪のなすりつけあいになってるじゃないか。シャイナ、説明を頼む」
シャイナ 「残念ですが、僕が戻った頃にはもう既にこの有様でして」 ニコッ
弥勒 「やれやれ……。それじゃあ、この中で一番悪いのが誰だ? それだけ聞ければ十分だ」
グラナ 「ドルキ」 ビシッ
ウラヌス 「ドルキ」 ビシッ
ヴィーゴ 「ドルキ」 ビシッ
シャイナ 「ドルキ」 ビシッ
ドルキ 「何だか最初はウラヌスがアニメのモノマネしてたらしくてよぉ…………え? ……えっ?」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 12:06:22.97 ID:50Ec+zT40
弥勒 「ドルキ……。暇を持て余してるのは分からんでもないがあまりはしゃぐな」 ポンポン
ドルキ 「はぁぁぁ!? いやいや待て待て!! 明らかに俺をハメようとしてるだろコイツら! この状況で満場一致とかねーよ!!」
弥勒 「この騒ぎを引き起こした罰として屋内清掃と給食当番を命じる。これはW.I.S.E首領である俺の勅命だ」
ドルキ 「えええ!? 濡れ衣だ! 冤罪だ! 信じてくれよ弥勒!!」
シャイナ 「駄目ですよドルキさーん。みんなを困らせちゃー」 ニタニタ
弥勒 「うむ。これにて一件落着だな。では解散」 クルッ
グラナ 「おし、じゃあ俺らは仲良くチンチロでもしようぜ。晩飯のおかずかけて」
シャイナ 「チンチロだとグラナさんがサイコロ転がしてイカサマするじゃないですか。花札にしましょうよ」
ゾロゾロ
ドルキ 「テメェら覚えてやがれよ!! クソが!!」 ギリッ
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 12:18:47.46 ID:50Ec+zT40
――W.I.S.E隠れ家・キッチン――
ドルキ 「クッソー、アイツらめ……! あんな時だけ徒党を組みやがってえ……」
トントントン……
ドルキ 「えーっと? もやしと肉を炒めて……タレは……この瓶のでいいのか……?」
ジュワッ! バチッ!!
ドルキ 「! うわっち! 油が弾きやがった!!」
ジュウウウ……
ドルキ 「ククク……だが、俺に食事当番をさせたのが間違いだったな! 今からそれを思い知らせてやるぞ……!」
ジャッジャッジャッ
ドルキ 「特に俺を裏切ったシャイナのヤツは許さん!!
あとはこの前、俺に毒草粥を食わせたグラナも同罪だ!! フフ、フハハハ!!」 ゲラゲラ
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 12:29:52.33 ID:50Ec+zT40
――W.I.S.E隠れ家・中庭――
ドルキ 「………………」 ガラッ
プチプチプチ
ドルキ 「これくらいあれば十分だな。ククク、いい気分だぜ……!!」
ヴィーゴ 「…………」 ジー
ドルキ 「!?」 バッ
トプン
ドルキ 「? 今誰か居たような……? 気のせいか?」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 12:34:09.08 ID:3HgYr9vm0
俺は見てるぞ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 12:34:51.87 ID:CxFDPrZ00
ずいぶんと久しぶりだな
しえん
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 12:39:07.08 ID:3GO83ZczO
<((◎))> <((◎))> ミテネーヨ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 12:40:56.37 ID:50Ec+zT40
――W.I.S.E隠れ家・リビングルーム――
ザパッ
グラナ 「おう、どうだったヴィーゴ」
ヴィーゴ 「あ、案の定……俺たちの昼メシに……何かをいれようとしていた……。と……特に……シャイナとグラナは許さないって……」
グラナ 「あァ? 何で俺もなんだよ? とんだ逆恨みだぜ」
ヴィーゴ 「前にグラナが作った七草粥……あ、あれに恨みを抱いているらしい」
シャイナ 「分かりやすいなぁ、あの人」
ヴィーゴ 「気付かれそうにはなったが……だ、大丈夫だ。見られてはいない……」
グラナ 「それで? 何を入れようとしてたんだアイツは」
ヴィーゴ 「わ、分からない……だが、キッチンからベランダに出て……何か……た……種らしいものを回収していた」
グラナ 「種だァ? ベランダで何か栽培してたっけ? ここ」
ウラヌス 「少なくとも身体に良いものではないだろう。どうする? 今なら現場をおさえれるんじゃないか?」
シャイナ 「いえ。待ってください。僕にいい考えがあります。きっちりとっちめて後悔させてあげますよ、ふふふふ……」 ニタァ
グラナ 「お。久しぶりの悪巧みスマイルだな、シャイナ」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 12:47:07.94 ID:50Ec+zT40
――W.I.S.E隠れ家・キッチン――
ドルキ 「よし、これで出来上がりだ……クククク…………!!」
シャイナ 「ドルキさーん」 ヒョコッ
ガタッ!
ドルキ 「!? シャ、シャシャシャイナ!? どどど、どうした!?」 アタフタ
シャイナ 「お恥ずかしながら少々小腹がすいてしまいまして。よろしければ少し味見をと」
ドルキ (つまみ食いだと……? クソッ、なんてタイミングできやがる……!!)
シャイナ 「わあ。今日は昼間から焼肉なんですね。なかなかおいしそうじゃないですか」 ニコッ
ドルキ 「! あ、ああ。当然だ、俺が作ったんだからな。適当に作るグラナとはワケが違うぜ……」 アセアセ
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 12:54:07.84 ID:50Ec+zT40
ドルキ 「…………!!」 ピコーン
シャイナ 「駄目ですかね? これを少し味見しては……」
ドルキ (そうだ! これはむしろ、早々に毒メシを食わせるチャンスじゃないか!! しかも相手は本命のシャイナだ!!)
シャイナ 「ほんの少しで結構なんですよ、お願いしますドルキさん」
ドルキ 「ん? いや、いいぞ! 好きなだけよそって食え!」 ニヤリ
シャイナ 「よかったあ。それじゃあ遠慮なく」 ニヤリ
ドルキ (よし、やっぱりグラナは止めておこう! 怒らせて天墜なんかされたら流石の俺でも怪我をするからな!)
シャイナ 「では、いただきまーす」 パクッ
ドルキ 「…………」 ニヤッ
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 12:54:11.86 ID:J6Mx8MMp0
またお前か
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 13:01:20.98 ID:50Ec+zT40
シャイナ 「ふむふむ」 モグモグ
ドルキ 「どうだ? うまいか?」 ニタニタ
シャイナ 「ええ、とっても。……あのう、もう少し頂いてもよろしいでしょうかね?」
ドルキ 「! ああ、何なら俺の分も食っていいんだぞ? ククク……」
シャイナ 「そうですか。では遠慮なくいただきますね」 パクッ
ドルキ (だ……駄目だ。まだ笑うな……こらえるんだ……。し、しかし……)
シャイナ 「おや? どうかしましたかドルキさん?」 パクパク
ドルキ 「い、いや……なんでもない……。ちょっとトイレに行ってくる……」 ニタニタ
スタスタスタ……
ドルキ (クク……) ニヤッ
シャイナ (ふふふ……) ニヤッ
シャルキ (( 勝 っ た ! ! ))
ちょい昼メシ
60分以内に戻る
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 13:28:16.78 ID:Qq9uJlbrO
NEXTは読んだかね
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 13:39:43.14 ID:4Ji1a87tO
シャイなんってラスボスだった子か
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 13:58:34.17 ID:S7Bqo9Aj0
岩代スレに報告いてくr
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 14:06:56.77 ID:50Ec+zT40
――W.I.S.E隠れ家・トイレ――
バタン
ドルキ 「やった!! 勝った!! 仕留めたッ!! ヤツが食べた焼肉の中にッ!! 『アサガオの種』をまぜこんでおいたんだッ!!
カプリコが育てていたアサガオから種をッ!! アサガオの種には下剤の効果があるッ!! 強烈な下剤効果がなッ!!
さらに! 俺がトイレを『占領』することでッ!! ヤツの死は確定的なものになる!!
集団生活においてッ!! 同居人の面前でする脱糞は絶対的な『死』!! 死を意味するのだァ〜〜!!」
ヴィーゴ 「…………」 カラカラカラカラ……
ドルキ 「ククク……ハァーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!!!!」
バコン!!
ヴィーゴ 「!!」 ビクッ
ドルキ 「!?」 クルッ
トポン
ドルキ 「? 今なんか音が聞こえたんだが……気のせいか?
まあいい。どのみちこれでヤツの腹の寿命は尽きた!! クク、ハハハ!!」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 14:09:17.07 ID:50Ec+zT40
ザパッ
シャイナ 「どうでした? 何を入れていたのか分かりましたか?」
ヴィーゴ 「あ、ああ……。ドルキは……アサガオの種を混ぜたんだ……。きょ……強力な下剤効果があるらしい……。
みんなの前でウンコを漏らせば……じ、人生が終わると……」
シャイナ 「なるほど。ずいぶんと幼稚で悪質なことを企んでますね。これは許すべきではない」
グラナ 「庭のアサガオはジュナスとカプリコが育ててた花だぞ……。あーあ、俺しーらねっと」
ウラヌス 「種の正体は分かったがどうするんだ?
ヤツの目を欺くためとはいえ、お前は下剤を食ってしまったんだろう? だとしたらあまり悠長には……」
シャイナ 「僕は瞬間移動(テレポーター)のシャイナですよ?
転送できないものなどありえない。僕にとっては千里の道ですら一歩と同じ」 ニヤッ
ウラヌス 「ほう。では何か考えがあった上でわざと食らったと?」
シャイナ 「当然です。力比べでも知恵比べでもドルキさんに負ける人なんてW.I.S.E内には居ないんじゃないですか?」
ウラヌス 「違いない」
※アサガオの種には嘔吐や腹痛、血圧低下などの副作用もあるので注意しましょう
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 14:12:01.41 ID:50Ec+zT40
グラナ 「まあ、シャイナが腹ァ大丈夫ってんならいいけどよ……。俺らの昼飯はどうすんだ?
下剤入ってんじゃアレはちょっと食えねーぞ? ヴィーゴなら食っても大丈夫そうだがよ」 チラッ
ヴィーゴ 「ド……ドルキの作る飯は……タバコ臭いから……食べたくはないな……」
グラナ 「毒キノコは普通に食えんのにそういうとこ気にすんのかオメーは」
シャイナ 「昼ごはんでしたら僕がホモ弁(※ほっともっとのお弁当)で買ってきますよ。
さっきドルキさんにタバコを買いに行かされたんですが……まだ財布を預かったままですからね。お金はここから出しましょう」
グラナ 「んじゃあ俺は壱の重、弐の重、参の重まで全部」
ウラヌス 「食いすぎだろアンタ。俺は特注弁当だ、1000円のヤツでな。まろやか緑茶も忘れるなよ」
ヴィーゴ 「ミニうどんとLサイズポテト……シャケおにぎりとごぼうサラダ……手羽からあげを頼む……タレ味だぞ……」
シャイナ 「僕は5000円のオードブルにしましょうかね。財布に一番ダメージ与えれますし。
あ、あとウラヌスさん。貴方に是非ともお願いが……」
ウラヌス 「?」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 14:17:21.84 ID:50Ec+zT40
――W.I.S.E隠れ家・トイレ――
ドルキ 「遅いな……。そろそろシャイナのヤツが血相を変えて飛び込んでくるハズだが……」 イライラ
コンコン
シャイナ 「ドルキさーん? 居ますかー?」
ドルキ ( 来 た ! )
シャイナ 「ドルキさーん?」
ドルキ 「どうしたシャイナ? 今は個人の営み中だ。後にしろ」 ニヤニヤ
シャイナ 「ああ、いえ……。ドルキさんにちょっと急ぎのお話があるんですよ」
ドルキ 「ほう? 急ぎの話だと……?」 ピクッ
シャイナ 「ええ。どうしてもお話しておきたいことが」
ドルキ 「クク……ハハハハハ!! 知っているぞシャイナ!? お前は今、腹が痛くて堪らないのだろう!?
声では澄ましているようだが……俺には視えるぞ!! 腹痛で歪み汗だくになったお前の顔がな!!
ついに俺は幻視(ヴィジョンズ)の能力まで得てしまったようだ!!
だが残念だったな! トイレは見ての通り俺が使用中だ!! 諦めて公衆の面前でクソを漏らすんだな!! シャイナ!!」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 14:20:07.94 ID:50Ec+zT40
シャイナ 「ドルキさんが僕らの昼食にアサガオの種を仕込んだことならもう知ってますよ。
というよりも、トイレを占領したところで意味ないでしょう。僕はテレポートで他のトイレにだって行けるんですから」
ドルキ 「そうだろうそうだろう!! 泣け!! 叫べ!!
フフフ!! ハハハハハハハハハハ!! フハハハ……ハハハ……ハ……?」 ピクッ
シャイナ 「いつから僕らが罠にかかったと錯覚していたんですか?」
ドルキ 「なん…………だと…………!?」
シャイナ 「まあそれは置いておいて。僕の話というのがですねぇ。最近、とあるアニメを見てて一つの可能性を発見したんですよ。
小説が原作のアニメなんですがね。その世界には瞬間移動の能力を持つ少女がいまして……。
移動距離や転送可能重量は僕よりもずっと小さいんですが、テレポートの興味深い応用方法を駆使するんです」
ドルキ 「な、何が言いたい……!?」
シャイナ 「その娘は鉄製の棒だけを相手の体内に転送して攻撃するという戦法を使うんです。なかなか面白いでしょう?」
ドルキ 「…………!!」
シャイナ 「そして僕はふと気付いたんですよ。これってもしかしたら僕にも真似できるんじゃないかと思って……
さっき試してみたんですが……どうやら上手くいったみたいなんです」
ドルキ 「ま……まさか……ッ!? そんなことが……ッ!?」 ガクガク
シャイナ 「――――――――ええ。罠にかかったのは貴方のほうなんですよ。ドルキさん」 ニタァ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 14:22:16.04 ID:50Ec+zT40
キュー……ゴロゴロゴロ……ピー……
ドルキ 「!? ぐうううっ!? は、腹が……!! 腹が痛い……ッ!? ぐ、ぐあああああああ……」 ブリュッ!! ジャボボボボ
シャイナ 「もう理解できたと思いますが……僕は先ほどの毒焼肉を口には含みましたが食べてはいません。
食べるフリしていただけで、口の中に入れたのは全てドルキさんの胃の中に転送してたんです」
ドルキ 「ま、まんまとハメられてたのは俺だと……!? ぐあっ!! くぬうああああああああ…………!!」 ブリブリブリ ビー ビチチチチッ
シャイナ 「僕とドルキさんの2人分を転送しましたからね。そこで存分に苦しめばいい」
ドルキ 「くそが……っはあっ!! ハア……ハア……ッ!! う……ッ! ど、どこだ!?」 キョロキョロ
シャイナ 「もしやトイレットペーパーをお探しですか? ……無駄ですよ。さっきヴィーゴさんに全て撤去してもらいましたから」
ドルキ 「何ぃぃ!? ぐ、ぐおおおおおお!! シャ、シャイナァ……!!」 ドビュッシー
シャイナ 「何ですか?」 ニタリ
ドルキ 「た、頼む!! この腹に入ったのを!! 何とか外に出してくれぇぇッ…………!!」 ブリュリュリュ ジョボッ
シャイナ 「シャイナ? シャイナ『様』でしょう? 僕はW.I.S.E第4星将で貴方はW.I.S.E第7星将ですよ?」
ドルキ 「……………………ッ!」 クピー プスゥー
シャイナ 「言葉遣いには気をつけたほうがいい」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 14:23:41.68 ID:+6ny6Umg0
さるよけ
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 14:26:27.29 ID:vtSChRwVO
シャイナの口に入った物とかご褒美
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 14:29:50.29 ID:50Ec+zT40
ドルキ 「くっ……」 ブリュッ
シャイナ 「即答できないようじゃ反省はしてませんね。それじゃあ――――」
ドルキ 「ま、待て! 分かった!! 分かったよ!!」 キリキリキリキリ
シャイナ 「何が分かったんです?」
ドルキ 「言葉が足りなかった! 俺が……俺が悪かった……!」 ブリュリュリュ ブピー
シャイナ 「聞こえませんねえ。口から出る音より尻から出る音の方が大きいんじゃないですか?」
ドルキ 「シャ、シャイナ……さまッ……!! 俺が悪かった!! お願い……します……!!」 ミリミリミリ ドポン
シャイナ 「分かればよろしい」
ドルキ (こんクソガキがぁ!! ぜってえ許さねえ……!!) ギリッ
グルルルル…
ドルキ (ぬ、ぬおおおッ!? 気張っただけでもこれか……ぐふううう……) ピリピリピリ プスー
シャイナ 「とりあえず第一波が終わるまで出し切ってください。あと適宜流さないとトイレが詰まって逆流しますよ」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 14:35:25.54 ID:50Ec+zT40
――数分後――
ドルキ 「お、落ち着いたぞ……」
シャイナ 「ええ。……と、その前に。もう一度綺麗に流してもらえますか? 僕も臭い個室には入りたくないですから」
ドルキ 「あぁ!? 下痢が止まってるうちにさっさと――――」
シャイナ 「じゃあせいぜい第二波相手に苦しんでください。それじゃ」
ドルキ 「わああ! 分かった! 今すぐ流す!!」 ピッ ゴポポポ ジャー
シャイナ 「脱臭も」
ドルキ 「わーってるよ……」 ポチ ヴィイイイイイイン
シャイナ 「デオドラントも」
ドルキ 「……」 プシュー
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 14:42:00.68 ID:50Ec+zT40
シャイナ 「それじゃあ失礼します」
ガチャ
ドルキ 「おう……。第二波が来る前にさっさと頼むぞ……」 ゲッソリ
シャイナ 「おや? ずいぶんと痩せてしまいましたねドルキさん。5kgくらいダイエットできたんじゃないですか?」
ドルキ 「うっせーよ……。痩せたんじゃなくやつれたんだよ……」 ゲンナリ
シャイナ 「まあそんなことはどうでもいい。そろそろやりますよ。お腹出してください」
ドルキ (クソッ! これが終わったらすぐに腸圧縮……じゃなかった、超圧縮した爆塵者で消し飛ばしてやる!!) メラメラ
シャイナ 「…………」 ペタリ
キュウン
ドルキ (お……? 触ってもらったら腹の痛みと異物感が消えた……)
シャイナ 「これでもう大丈夫ですよ。ドルキさん」
ドルキ 「はぁ……そうか。助かったぜ……」 ホッ
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 14:51:37.36 ID:50Ec+zT40
シャイナ 「あと、ウォシュレットを忘れないように」
ドルキ 「ああ?」
シャイナ 「ヴィーゴさんがトイレットペーパー全部持ち去ってしまいましたからね。
そのままパンツ履いて、みそパンにしたいというのでしたら構いませんが?」
ドルキ 「そうだったな……。ちっ、これあんま好きじゃねーんだけどな」 ポチ
ヴィイイイン ジョボボボ
ドルキ 「! くうう……! ケツにしみるぜ……!! 切れ痔にでもなったんじゃねえのか俺……」
シャイナ 「そんなんじゃ綺麗に洗い流せませんよ。勢いを最大にしましょう」 グイッ
ドブッシャアアアア!!
ドルキ 「ぬわーーーー!!」 ビクンビクン
シャイナ 《ウラヌスさん? そろそろお願いします》 テレパス
ウラヌス 《……ディープフリーズ》 テレパス
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 14:55:23.92 ID:SEGTfefi0
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 15:01:14.95 ID:50Ec+zT40
ピキピキピキピキ……
ドルキ 「ぐおッ!? な、何だ!? 急に水が冷たく――――」
カチーン
ドルキ 「!! いだだだだだ!! お、おい! 水が凍ってケツに張り付きやがったぞぉ!? どうなってんだ!?」
シャイナ 「うまくいったみたいですね」 ニコ
ドルキ 「うまく……ッ!? これもテメェの差し金かシャイナ!! っざけんなよコラァ!!」
シャイナ 「どうせ僕が背中向けたときに爆塵者で消し飛ばそうとか企んでいたんでしょう? 見え見えなんですよ」
ドルキ 「うっ…………!!」 ドキッ
シャイナ 「まあ、せいぜい『めど』が霜焼けて痔にならないよう、ライズでも使いながら自然解凍されるまで頑張ってください。それじゃ」
ガチャ
スタスタスタ
ドルキ 「くっ、くそっ……くそお!! 俺が……何をしたっていうんだよ……!?」 ヒリヒリ
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 15:07:52.12 ID:50Ec+zT40
――W.I.S.E隠れ家最寄のファミレス――
ジュナス 「一緒に食べるとおいしいな、理子」 モグモグ
カプリコ 「うん! おいしーね! ジュナス!」 モグモグ
ジュナス 「む……? 口の周りにご飯つぶが付いてるぞ、理子」
カプリコ 「うに? あ、あぅぅ……。とってとって、ジュナスー」
ジュナス 「ほら」 クイッ
カプリコ 「んっ」
ジュナス 「よし。取れたぞ」 パクッ
カプリコ 「ありがとうジュナス!!」
ジュナス 「ふっ……」
カプリコ 「はやくプリンが食べたいなー。プリン♪ プリン♪」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 15:15:00.88 ID:50Ec+zT40
ジュナス 「だがまだランチについていた目玉焼きが残ってる……先にそれを食べるんだ……」
カプリコ 「うん!」
ジュナス 「そのままだと味が薄いからな……調味料をかけるといい」
カプリコ 「うーにー。でもここからじゃ手が届かないよー。ジュナスー」
ジュナス 「どれ。ならば俺がとってやろう。目玉焼きにかけるものといったら……」
カプリコ 「もちろん!」
ジュナス 「しょうゆだな」
カプリコ 「ソースだよね」
ジュナス 「………………」 ゴゴゴゴゴゴゴ……
カプリコ 「………………」 ドドドドドドド……
ジュナス 「…………おい。勘定を頼む」
店員 「かしこまりましたー」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 15:17:53.97 ID:50Ec+zT40
――W.I.S.E隠れ家へと続く道――
ジュナス 「………………」 ゴゴゴゴゴゴゴ……
カプリコ 「………………」 ドドドドドドド……
ジュナス 「……理子」
カプリコ 「……うに?」
ジュナス 「お前にどうしても聞いておかないとならない事がある」
カプリコ 「…………」
ジュナス 「…………きのこの山とたけのこの里、どっちが好きだ?」
カプリコ 「…………」
ジュナス 「もちろん、俺と同じくきのこの山――――」
カプリコ 「たけのこの里」 プイッ
ジュナス 「……………!!」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 15:21:12.79 ID:50Ec+zT40
カプリコ 「グラナが『きのこちゅうは人間の敵だ』って言ってもん」
ジュナス 「…………そうか。弥勒は『たけのこ厨はいずれ滅ぼしてやる』とも言ってたぞ」
カプリコ 「ジュナスは……きのこの山の方が好きなの?」
ジュナス 「ああ。これは譲れないな。……考え直す気はないか? 理子」
カプリコ 「無理だよ。ジュナスのおねがいでも無理だよ」
ジュナス 「そうか………」
カプリコ 「そうだよ……」
ジュナス 「理子…………」 ユラリ
カプリコ 「ジュナス……」 サラサラ
ジュリコ 「「 残 念 だ (よ) ! ! 」」
カッ!! ズッガガァ!!
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 15:23:05.44 ID:Bsj4WR1C0
しょうゆ派たけのこ族ですわ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 15:24:21.23 ID:13324ja70
カラオケ行くからほすしといて
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 15:28:31.71 ID:50Ec+zT40
――W.I.S.E隠れ家・リビングルーム――
グラナ 「おーいドルキ。水もってきてくれや」
ドルキ 「へいへい」 ジャー トクトクトク
ウラヌス 「ドルキ。小皿」
ドルキ 「へいへいへいへい!」 ガラッ コトッ
ヴィーゴ 「ドルキ……お、お湯を沸かせ……うどんを食べるから……」
ドルキ 「へいへいへいへいへいへいへいへい!!」 ジャーッ カチッ ゴオオオ
シャイナ 「パシリ役が板についてきましたね、ドルキさん」
ドルキ 「うるせー!! くそっ、今に見てろよお前ら……!!」 イライラ
シャイナ 「ドルキさんも何か食べます? カレーと味噌汁、それと、かりんとうも買ってきたんですよ?」 ニヤニヤ
ドルキ 「どう考えてもイヤガラセするためのメニューじゃねえか!! しかもこれ全部俺の出費かよッ!!」
グウシヴ 「「「「ゴチになります」」」」 モグモグ
ドルキ 「死ね!! てめーら全員クソをクソほど浴びて死ね!!」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 15:35:43.33 ID:50Ec+zT40
ガチャッ キィィ…
グラナ 「ん? 誰か来たみてえだな。おい」 ゴクゴク
ウラヌス 「見てこいよドルキ」 モグモグ
ドルキ 「…………」 スタスタ
ヴィーゴ 「や……やけに素直に行ったな……」 ズゾゾゾ
シャイナ 「ようやく自覚したんですかね。自分の立場を」 パクパク
――――――――
――――
ジュナス 「戻った…………」 ボロッ
カプリコ 「ただいまー…………」 ボロッ
ドルキ 「何だ、お前らか。……って、服とかボロボロになってんぞ!? どうかしたのか!?」
ジュナス 「…………」
カプリコ 「…………」
ドルキ 「お、おい?」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 15:43:05.30 ID:50Ec+zT40
ジュナス 「さっきはどうでもいいことでついカッとなってしまった……。すまない、理子……」
カプリコ 「ううん。ジュナスはわるくないよ。さっきのはふこーな事故だったんだもん」
ドルキ 「あ?」 ピクッ
ジュナス 「目玉焼きにつけるものなんて何でもよかったんだ。ソースやしょうゆに限らず、塩やそばつゆでもな」
カプリコ 「うん。お菓子もきのこの山とたけのこの里だけじゃないもんね。ジュナスもわたしもコアラのマーチ大好きなんだもん」
ジュナス 「こんな俺を許してくれるか? 理子……」
カプリコ 「うん……」
ジュナス 「ありがとう……。部屋に戻ったら二人でジ・エンド・オブ・ウォー4をやろうな……」 イチャイチャ
カプリコ 「今日もみんなやっつけてくれる?」 イチャイチャ
ジュナス 「任せろ。いつも通り、開始後5秒以内に敵を皆殺しにしてやるさ」 イチャチャ
カプリコ 「ジュナスはやっぱり私のうんめぇーの人だよ」 イチャイチャ
ジュナス 「理子……」 ギュッ
カプリコ 「ジュナス……」 ギュッ
ドルキ (何このひどい羞恥プレイ)
ただでさえPSYRENのSSなんかほとんど見かけないっていうのに
内容もこんなにいいなんて
感動を隠しきれないんだぜ
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 15:45:20.61 ID:50Ec+zT40
グラナ 「おう、何だったんだ?」
ドルキ 「ジュナスとカプリコが帰ってきただけだ。ファミレス行ってたんだとよ。あと茶番見せられた」
グラナ 「フゥン」
ピンポーン
ドルキ 「! また誰か来たのかよ、今日は忙しいなクソ……」
タッタッタッ
シャイナ 「……あのう。今ちょっと気付いたんですが」
グラナ 「あン? どうしたシャイナ」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 15:46:40.63 ID:HGCdXc9t0
サイレンのSS作りかけで放置してたの思い出した
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 15:49:06.31 ID:50Ec+zT40
シャイナ 「ここって隠れ家のはずですよね? 外出してたジュナスさんらが戻ったということは……」
ヴィーゴ 「今……隠れ家の中には……全員揃っているということだな……。弥勒も部屋に引きこもったまま……外に出てない」
シャイナ 「そうなんですよ。それなのに誰かが尋ねて来るってことはつまり」
グラナ 「! 追っ手や刺客が来たって可能性もあるのか」
シャイナ 「ええ。十分に」
グラナ 「でもよ、そういうヤツらって呼び鈴鳴らすかァ?」
ウラヌス 「まあドルキならば大丈夫だ。問題はなかろう」
シャイナ 「そうですかね?」
ウラヌス 「例えここでロストしても替えが利くという意味でだ」
シャイナ 「それもそうですね」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 15:50:41.65 ID:ImcWYhQE0
>>73 書こうぜ
ついでにSS速報にもサイレン輸出しようぜ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 15:58:37.85 ID:50Ec+zT40
ピンポーン ピンポピンポーン
ドルキ 「だーっ!! るっせえなクソ!! 今開けるからちょっと待ってろ!!」 ドタドタドタ
ガチャッ
ドルキ 「ったく、一体どこのどいつ――――――…………あん?」
シーン……
ドルキ 「……? 誰もいねえ……? どっかのガキがピンポンダッシュでもしやがったのか……?」 キョロキョロ
??? 「ここだよ」
ドルキ 「あ!? おっ……お前は……!」
??? 「ふふふふ…………」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 16:04:32.20 ID:50Ec+zT40
ミスラ 「久しぶりだね。W.I.S.E第7星将、爆塵者のドルキ」 ニタァ
ドルキ 「かがり火……いや、ミスラ……! テメエ、生きてやがったのか!?」 バッ
ミスラ 「ふふふ。そう構えるなよ。ここに来たのは他でもない」
ドルキ 「…………っ!」 ゴクリ
ミスラ 「ボクと契約して地球外生命体になってほしいんだ」
ドルキ 「…………。イクスプロジ――――」 スッ
ミスラ 「ちょっ! 待った!! いきなり爆塵者をぶっぱなそうってのは酷いんじゃないかい!?」
ドルキ 「黙れ裏切り者が。クソをクソほど浴びて死にてーのか? いやむしろ死ね。クソをクソほど浴びて死ね」
ミスラ 「訳が分からないよ! どうしてキミはそんなにかつての仲間を容赦なく殺そうとできるんだい?」
ドルキ 「質問してーのはこっちだカス。お前は古都霊山での決戦で粉々にされてただろ。何で生きてんだよ? あのでけぇ隕石はどうなったんだ?
つーかなんだよその格好。植木鉢から生首だけ生えてるとかどういうこった?」
ミスラ 「…………」
ドルキ 「? ……ミスラ?」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 16:11:51.13 ID:50Ec+zT40
ミスラ 「僕の主であるクァトネヴァスは……宇宙の彼方へと消えてしまいました……。
何とか生き残ったボクは生首一つ、必死でここまで辿り着いて……」
ドルキ 「へーそりゃ大変だ。じゃあな」 ギイイ
バタン
ミスラ 「!!」
ピンポーンピンポピンポーン!! ドンドンドン!!
ミスラ 「お願いします……ボクを助けてやってください……!
どうかご慈悲を……ドルキ様……! ……うっ……うっ……ぐすっ……えぐっ……」 ポロポロ
ドルキ (ドアの向こうでミスラがあの姿で泣きじゃくってるとか……想像しただけで夢に出そうだなオイ……)
ミスラ 「ひぐっ……ぐしっ……お、お願いします……」
ドルキ 「…………」
ミスラ 「どうかボクを見捨てないでください……後生ですから……うっ……うわぁぁん……」 シクシク
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 16:18:28.20 ID:50Ec+zT40
ドルキ 「…………ちっ」
ガチャ ギィィィ……
ミスラ 「!!」
ドルキ 「……まーアレだ。呼び鈴ならされてもうるせえし、人目に付いても困るし……。とりあえず中に入れよ。な?」 ヒョイッ
ミスラ 「あ……ありがとうドルキ!! 次またウロボロスが近づいたらキミにも約束の涙を食べさせてあげるよ!」 パァァァ
ドルキ 「のっとられるだけで俺にメリットがねえだろうが。しかも次っていつになんだよ」 イラッ
ザパァ
ヴィーゴ 「だ……誰だったんだドルキ? 外で……女の泣き声が聞こえ――――」
ミスラ 「おや。早速見つかってしまったようだ」
ヴィーゴ 「!? お……お前は……ミスラ……!!」 ビクッ
どうやってインターホン押したんだろう
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 16:24:55.07 ID:50Ec+zT40
ヴィーゴ 「た、大変だみんな……!! ミスラだ……ミスラが来たんだ……!!」
グラナ 「なにィ!?」
ダッダッダッ!!
グラナ 「! ミスラッ!! チィ……!! まさかテメェだったとはな……!!」 ギリッ
ウラヌス 「弥勒!! 緊急事態だ!! ミスラが戻ってきたぞ!!」
ガゴガゴ!!
ドッバァァァン!!
弥勒 「何だと!? そんな馬鹿なことがあるものかッ!!」 ドタドタドタ
シャイナ 「ま、まさか生きていただなんて……」 ゴクッ
カプリコ 「ジュナス……」 ギュッ
ジュナス 「大丈夫だ理子。お前は俺が必ず守る……! この命にかえてもな……!!」
ミスラ 「ククク。ドルキがこのボクに恐れをなしてね……ここまで楽に上がってこれたよ」
ドルキ 「はぁ!?」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 16:30:00.14 ID:50Ec+zT40
ミスラ 「彼が泣いて命乞いするものでね。あまりにも哀れだったから見逃してやったんだが……全員お揃いとは」 ニヤッ
グラナ 「クソッ……!! ドルキ!! テメェ、なんてことをしやがったんだ……!?」 ギリッ
ドルキ (あるぇー? さっきコイツは俺に全力で媚びてなかったっけ? 何これ? 俺がまた罪を被せられるパターンなの?)
弥勒 「……何が目的だ? 何のためにここへ来た?」 ギロッ
ミスラ 「フフ、キミらと和平を結ぼうというのさ」
グラナ 「あァ? 和平だァ……?」
ミスラ 「そう。ただしそれには条件があるんだけどね……ククク。断ったらどうなるか、キミらなら分かるはずだ」
弥勒 「……言ってみろ。モノによっては考えてやらないこともない」
ミスラ 「そう。それでいい。賢明な判断をしたね。天戯弥勒」
弥勒 「フン……。皆の命には代えられんからな……」
ドルキ (え? どっからどう見ても今のミスラは植木鉢から生首だけ生えてるだけだろ?
何でみんなしてこんなのにビビってんの? こいつら全員頭おかしいんじゃねーの?)
弥勒 「……お前の条件とやらを聞かせてもらおうか、ミスラ」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 16:37:53.33 ID:50Ec+zT40
ミスラ 「なぁに、簡単なことさ」
弥勒 「…………」 ゴクリ
ミスラ 「……ボクにご飯を食べさせてくれるだけでいい」
ガタガタガタッ!!
ジュナス 「騙されるな。全てこいつの罠だ!」
弥勒 「黙っていろ……。俺が判断を間違えるものか……。お前のその要求……」
グラナ 「…………」
弥勒 「受け入れることにしよう。……ドルキ、何か食べるものを用意してやれ」
ドルキ 「もういいや。テメーらだけで勝手にやってろ。俺はもう馬鹿共に付き合いきれねぇ」 スタスタ
ミスラ 「ねえ、どるき!」
ドルキ 「あ?」 ピタッ
ミスラ 「お腹減ったって言ってんだよ? お腹いっぱいご飯を食べさせてくれるとうれしいな!」 キラキラ
ドルキ 「…………」 ブチッ
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 16:40:42.01 ID:50Ec+zT40
グラナ 「おお。じゃあドルキの作った毒焼肉が残ってんだけどこれ食うか? ちょうど処分に困ってたんだわ」
ミスラ 「そ、それは酷いんだよ! いくらなんでも毒じゃ食べれないかも!」 プンプン
ドルキ 「オメーさっきから色々とキャラが混じったり変わったりしすぎなんだよ!!
どっか別の世界でもドリフトしてきたのかぁ!?
生首だけでどうやってメシを食うんだよ!?
完全にトマック状態じゃねえか今のテメーは!!
おいグラナ! お前も変なノリに付き合ってんじゃねえ!!
何で和んでんだよ!? さっきまでコイツを警戒しまくってただろ!!」
ミスラ 「一気に喋り過ぎだよドルキ。それに……」
ドルキ 「ああ……?」 ハァハァ
ミスラ 「実を言うと……ボクには首だけじゃなく、ちゃんと根っこがあるんだ。腕と足の代わりにもなって伸びるよ?」 ズポッ
ドルキ 「」 ブハッ
ウネウネ……
ミスラ 「この姿でどうやってインターホンを鳴らしたのか……疑問に思わなかったのかい?」 ニコッ
ドルキ 「きめええええええ!! 笑いながらこっちににじり寄って来んなぁぁぁぁぁ!!」 ゾワゾワ
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 16:44:51.82 ID:diY3IIrc0
人 人/ ヽ人__,
ヽ_,, / ヽ_ ヽ、_/ /
ヽ ヽ___ | 人 妙ち な /
ヽ く な / | 気 に ょ ん |
. / ー、 | れ ん | ヽ が オろ か |
/| ,' ヽ、 ヽ れ だ | | あ レ っ ネ |
/ l ,' ,' ヽ | ば 早 .l | る 様 と ッ |
fヽ、 / l ,' ,' ,' , ' "´ ̄ ヽ、 | い く | | よ のみ ト |
_____ヽ、ヽ、 | |' ,' ,' / _..-‐‐"¨´l`ヽ | い 言 .l | う た.を |
`ー-、`ヽヽ、ヽ、 | | ,' ,' | |::::::::::::::::::::l::::l | の っ .| ノ だ ら ',
./,二`‐ `ー ヽl_ \ ,' / l -‐‐‐‐、:::l::/ ノ に て ', ノ、 な l
`´/ ,-、__,、_____,`二) \/.i i i l 「`゙=、`l´l ノ、 !!! ', `‐-、_ __,,-`
.`´ // ヽ 丿 || ヽ、二ヽ、`ヽ.i i l ヽ、_i /i l `‐-、_ __ヽ ヽ‐、/
|| `ヽ / | l `ヽヽ、`ヽ |`ヽ _, ' i l ヽ‐、/
ヽ、 / ' 丿 ヽ | \ |ヽ、 i i iヽ、 ノ
`'‐‐‐‐‐、 | l ヽi iヽ、i i ヽ`、‐‐¨´ 人
ヽ二_, | l ヽ iヽヽヾ `ヽヽ、 ヽ_,, / ヽ___,
. | 丶、 l ヽ ヾ ヽヽ `l| l ワ 死 ,'
.. | ー‐´ ', ', ヽl リ | │ ん l
. | ', ', l ' | ッ で |
', l/ヽ | | ハ す |
', ,' | | | .l ッ ま |
', / | /´ l | ハ .ん l
', / |\l ,' | ッ !!! |
| / |\| / | ハ |
く、/ | lヽヽ ノ ッ ',
|/, | | l | ノ、 ハ ',
l/ | /. l ', `‐-、 _ヽ
/ | | | ', ヽ、/
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 16:44:56.21 ID:ScvB4mBj0
PSYRENのSSとか俺得すぎる
支援
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 16:47:10.89 ID:Ukcyjy2a0
>>85 :::::::::::|=ニニ二三≧xミ`ヽヽヽ川川i} | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
::::::.:.:.|=ニミiT^`厂`````ヽヽ小ノイイ\.| コ 何 |
:.: : : .|=彡 l| ' ト、 ',| イ を |
: . |彡' l! ′ | \| ツ 言 |
|ノi | ├- .. _ 、 | | | っ .|
|ィ:| | |-‐=≧ミx. _〉 }x≦l | | て |
トl:| | ト ._ {じノ_ 〉' /じ'ノ;′ | : る .|
| リ | |  ̄ 〃 〈`ニ | | : ん .|
| { l l '. l | : だ .|
|-、 l 、 / ,′ |_______|
| \ _ /
| : :.:\ ´ ー . ′
|\ : :.:.:丶、 /
|::::::\ : : : :.:> . /
r、ノVV^ー八
' |:::::::::: |::::::::^vィ
l..:.:::::::r::::: |:::::::::::::イ <人気者といったら俺だろJK
.:::::::::::|:::::::::::::::::::::: |
. )|:r八‐-V─八:::::::(
. |:} __、 ,__、}f'〉:|__
. ,ヘ} `'` | `'` |ノ:::|::::::::::::ヽ
_ゝ|、 、, l|ヽ:r:::::::::::::::::}
/ / r/:ヽ -=- ./| ...\:::::::::::::::|
/..i.:.:i..ヽ、ヽ \二/ :ノy ̄::::::::r::::|
、:.::::: i::::: √ヽ \ _,ノ /|::::::|::::::::|::::::::|
:ヽ:::::::\:::::::ヽ:\` / |::::::::|::::;:|::::::::::|
: ::| :::::::::::::\::::| | i | |:::/::::::|::::;;;;:ヽ
:::::|::::::::::::::::::/:::: |:: ∨。 :|::ヽ::::::::|::::::::r:\
:::::|:|::::::::::ヽ::::| | ::|:::::/:::::::|.、:::::::::::::\
::::::::|ノ:::::::::::::::ヽ| | 。 |::/::::::::::| :::::::::::::::::::::ヽ
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 16:56:17.81 ID:50Ec+zT40
グラナ 「まあとりあえず何だ。残すともったいないし、遠慮せずに食えよミスラ。ほれ」 グイッ
ミスラ 「え!? いやっ……それは食べものじゃな――――」 パクッ
グラナ 「おーきくなーれよ♪ っと」 グシャッ
ミスラ 「ぶぇーーーー不味い!! がぁーーーーぺっ!!」 ビチャビチャ
グラナ 「ん!? 間違ったかな……。肉よりも化学肥料の方がよかったのかァ?」
ミスラ 「うぐぐ……! なにこ……れ……! うっぷ……オエェェェ……」 ドバドバ
ドルキ (この廊下はさっき俺が掃除したばかりなんですけど……) ドヨーン
キラン
弥勒 (ん? ミスラの吐瀉物の中に何か赤い珠が……?)
ミスラ 「ハァ……ハァ……。す、すまないが水をくれないか……」
グラナ 「あいよ」 クイッ
ドルキ 「さっきはわざわざ俺を水汲みに行かせたよね? 本当はテレキで水汲めたんだよね? ねえ?」
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 16:59:49.59 ID:1xwdDQfcP
PSYRENSSの人か!
支援支援
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 16:59:52.36 ID:50Ec+zT40
グラナ 「ほらよ水だ」 スッ
ミスラ 「ぐふ……。胃液で喉が焼けそうだ……んぐっ、んぐっ……ぷふぅ」 ゴクゴク
弥勒 「ゲロと一緒に吐き出したその赤い珠は何だミスラ? もしやそれがイルミナなのか」
ミスラ 「んん? ああ、そうさ……。イルミナはこうやって作り出すんだよ……。
欲しいなら和平の印にもっとあげるからさ、僕をもう一度W.I.S.E元老院に加えてほしい」
グラナ 「だとよ。どうする弥勒?」 チラッ
弥勒 「……悪くは無いな」 コクリ
ミスラ 「交渉成立だね。それじゃあ早速……うぷっ……!」
ドルキ 「ああ!? おいちょっと待て勝手に決めてんじゃねえ! せめて外かトイレで吐いて――――」
ミスラ 「ウゲェ……ぐぼぼぼぼぼ……うげえええ……」 ビチャビチャ ゴロゴロゴロ……
グラナ 「うわ汚っ!」 サッ
ドルキ 「さっき俺が掃除当番だって言ったばかりなのに何してくれちゃってんのこのナマモノはああああああああ!?」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 17:04:26.83 ID:50Ec+zT40
ミスラ 「お……え……っ……ハァ……ハァ……こ、こんなもんでどうだい……」
弥勒 「ふむ」 ヌルヌル
ドルキ 「!」 バッ
弥勒 「む……」 ムスッ
グイッ ゴシゴシ
グラナ 「! てめっ、さりげなく俺のズボンでゲロ珠拭いてんじゃねえよ。臭えし汚なくなっちまっただろ」 プーン
弥勒 「すまないな。ドルキで拭おうかと思ったんだが……外に逃げられた」
グラナ 「あんにゃろー……」 イラッ
ミスラ 「イルミナは水で丸洗いしてもいいしドライクリーニングしても大丈夫だよ。ただし色落ちには気をつけてね」
グラナ 「色落ちすんのかこれ……うわ、擦られた部分に赤いシミがついてやがらァ……」
ドルキに対していらつくのかよwwww
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 17:10:56.77 ID:PTgK2A7K0
ミスラに腹パンしたい
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 17:13:32.66 ID:Qq9uJlbrO
ドルキさんの扱いが家畜並で泣いた
小説3弾でねーかなー
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 17:17:39.67 ID:50Ec+zT40
弥勒 「さて……。ミスラ、今から俺の部屋に来てもらおうか。お前には個人的な話がある」
ミスラ 「へえ。このボクと話すようなことなんてあるのかい?」
弥勒 「ああ。あることに協力してほしい」
ミスラ 「あること?」
弥勒 「それは部屋の中で話す。……嫌とは言わせんぞ」 ギロッ
ミスラ 「ふん。別に構いはしないが――――――」
ブロロロ キー!! キキッ!! バタッ!! バタバタッ!!
ウラヌス 「! 何だ今の音は?」
マツリ先生!?
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 17:22:07.06 ID:50Ec+zT40
ガチャッ
ドタドタドタ
ドルキ 「ハァ……ハァ……お、おい! 警察だ!! 警官どもがこっちに向かってきてやがるぞ!!」
ウラヌス 「もうここに潜んでることがバレたのか!? しかし妙に早い……!」
グラナ 「またヴィーゴが誰かに見られたとかじゃねえのか?」
ヴィーゴ 「い……いや……。それはない……。俺は……同じ失敗は繰り返さない……て、天才だからな……」
グラナ 「じゃあお前らか? さっきファミレス行ってるときに……」
ジュナス 「尾行や監視には常に細心の注意を払っている。俺がしくじるわけがないだろう」
グラナ 「んじゃー連中はどうやってココを嗅ぎ付けてきやがったんだァ?」
シャイナ 「さっきみなさんでドンパチやったせいじゃないですか?」
グラナ 「あ、そうかもなァ……。でもそれにしちゃ時間空きすぎじゃね……? うーん……」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 17:25:30.49 ID:50Ec+zT40
弥勒 「理由はどうあれここをかぎつけられてしまったのならば仕方あるまい」
ジュナス 「応戦するか? すぐに片付けてやるが」
弥勒 「いいや、この隠れ家は放棄する。全員撤収の準備をしろ、連中が踏み込んでくる前に脱出だ」
ミスラ 「もしかしたらこの中に裏切り者がいたんじゃあないかい? そう、この中の誰かがね……」 ニヤッ
弥勒 「黙れミスラ。俺たちの中にはお前のような裏切り者は居るはずが無い」
ミスラ 「へえ。キミらしくもない言い草だね、天戯弥勒」
弥勒 「……俺は一度ミスラと共に自室に戻る。どうしても先にやっておかねばならないことがあるからな」
ウラヌス 「! 大丈夫なのか? そいつと二人きりになるだなんて……」
弥勒 「大丈夫だ。グラナ、俺が戻るまではお前が指揮を執れ」
グラナ 「ほいきた」
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 17:32:04.15 ID:50Ec+zT40
グラナ 「っし! 荷物はまとめ終わったな?」
ジュナス 「ああ。俺と理子もいつでも出れる」
ウラヌス 「右に同じだ」
シャイナ 「ボクとヴィーゴさん、ドルキさんも準備はできてます。が――――――」
ドルキ 「アイツらがまだ部屋から出てこねえ。何をしてやがんだ……!?」 イライラ
グラナ 「あんまあせんなよ。入り口はテレキで瓦礫のバリケード作っておいたからすぐには踏み込まれねえって」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 17:38:26.82 ID:50Ec+zT40
――さらに時間経過――
スタッ
ウラヌス 「瓦礫に氷を上塗りしておいた。警察だけじゃもう手出しはできないだろう」
グラナ 「おう、お前のティロ・フィナーレ役に立ったんだな」
ウラヌス 「さらりと俺の古傷を蒸し返すな……!!」 ギリッ
グラナ 「冗談だよ。……弥勒はまだみてえだなァ」
ドルキ 「いったい何分待たせんだ……! おせえ、遅すぎる……!」 イライラ
グラナ 「心配ならちょっと見てこいよドルキ」
ドルキ 「言われるまでもねえ! 部屋から引きずり出してやるぜ!!」 ダッ
ガチャッ
ドルキ 「おい弥勒! さっさと―――――…………弥勒……!? お前……!!」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 17:43:12.47 ID:50Ec+zT40
弥勒 「警察に包囲された。場所は――――」 カタカタ カチッ
ドルキ 「……パソコンで何やってんだ?」
弥勒 「ツイッターだ。鉢植えミスラちゃんという新しいジャンルで攻めようと、
写真をアップしてみたんだが……思惑通り、すぐにフォロワー数とリツイート数が爆発的に増えた」 カタカタカタ カチカチッ
ドルキ 「…………」 ピキピキ
弥勒 「おかげで更新が大変でな、なかなか手が離せないんだ」 クリックリッ
ミスラ 「どうだい? ボクもなかなか綺麗に写っているだろう?」
弥勒 「それとさっき2chで住所晒しラーメンをやっててな……つい、ここの住所を丸々書き込んでしまったことを思い出した」
ドルキ 「」 ゲフゥ
弥勒 「あれは流石に迂闊だったかも知れん。
しかも何故か俺だと特定されたしな……しかも三人に特定されたんだぞ。一体コイツらは何者なんだ?」
ドルキ 「結局お前が元凶でここがバレたんじゃねえか!! 死ね! クソをクソほど浴びて死ね!!」
弥勒 「この『チームドラゴン』と『三好の虎』と『ネオ天草』というクソコテ共が悪いんだ……!」 ギリッ
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 17:48:07.24 ID:0H3I82KK0
チームドラゴン→ヒリューさんとタツオ
三好の虎→影虎さん
ネオ天草→碓氷さんと三宅
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 17:49:50.75 ID:HXBPhIaI0
サイコメトリーで読み取れるのかな
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 17:51:42.35 ID:50Ec+zT40
ミスラ 「ボクも謝らないといけないことがあって……。
実はボクもここに来る途中、いっぱい一般人に見られちゃったんだ。えへへ」
弥勒 「W.I.S.E隠れ家が大ピンチ。脱出準備なう」 カチャカチャカチャ ッターン!
ドルキ 「もうやだこの腐れ組織」
ガチャッ
グラナ 「おーい、カプリコがぐずりはじめたからそろそろ出張るぞー」
弥勒 「もう少しだけ待ってくれ。これで終わりにする」 カタカタ
グラナ 「まーたツイッターしてんのかお前は。ほら、とっとと行くぞ引篭もり」 グイッ
弥勒 「W.I.S.E崩壊の危機なう。今から別の隠れ家である山荘に向かう……っと。
……よし。キッチンの地下通路から裏の山道に抜けるぞ」 ガタッ
ミスラ 「あっ、ちょっと! ボクを忘れないで! 持ってってよ! 一人で歩けるけど!」
>>104 拡大解釈すれば碓氷さんの能力ってネット回線触るだけで個人情報読み取りたい放題だよな
おそろしや
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 17:58:08.63 ID:50Ec+zT40
――W.I.S.E隠れ家郊外・山中――
グラナ 「……」 フワフワ
ジュナス 「……」 スタッ
ウラヌス 「……」 ツイー
シャイナ 「……」 キュイン
ヴィーゴ 「……」 ザプザプ
カプリコ 「……」 ズシンズシン
ドルキ 「はあ……はあ……!」 ザッザッ…
弥勒 「遅れてるぞドルキ。もっと早く歩け」 フワリ
ドルキ 「いや……無理だろこれ……。徒歩で俺が荷物持ちとか……ミスラも俺持ちだし……」 ゼーハーゼーハー
ジュナス 「徒歩なのは俺も同じだ。甘えるな」
ミスラ 「あまり左右に揺らさないで持ち歩いてくれたまえ。視界が安定しないと酔ってくる」
ドルキ 「つーかよ……これ根本的に間違ってんだろ……」
弥勒 「?」
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 18:00:57.46 ID:50Ec+zT40
ドルキ 「シャイナにテレポートさせて逃げりゃいいだけの話だろう……?
何でわざわざ山ん中をゾロゾロと歩って逃げなきゃなんねえんだ……?」
弥勒 「…………」 チラッ
シャイナ 「…………」 コクッ
弥勒 「生命の樹・峻厳(セフィロト・ゲブラー)!!」 フニャッ
ペチッ
シャイナ 「うわー。やーらーれーたー」 コテッ
弥勒 「たった今、俺たちを売っていた内通者を発見し粛清した! 残念だがシャイナのテレポートはもう使用できない!!」
ウラヌス 「それは困った……こうなったらこの状態で逃げるしか術はないな」 ニヤニヤ
グラナ 「だなァ。まだ息があるみたいだしシャイナは一応連れてこうぜ」 ニタニタ
ドルキ 「茶番ってレベルじゃねーぞおい」
ヴィーゴ 「シャ……シャイナが裏切り者だと……!? き、気が付かなかった……!!」 ガーン
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 18:05:19.98 ID:4Ji1a87tO
ドルキさんに重体のシャイナを運ばせるのか
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 18:08:37.04 ID:50Ec+zT40
シャイナ 《大丈夫ですよヴィーゴさん。これは芝居です。適当に周りに合わせてください》 テレパス
ヴィーゴ 「……!?」
弥勒 「ドルキ、シャイナを抱えて歩け」
ドルキ 「鬼かてめーは……」
ボロッ……
カプリコ 「あー!」
ボシュン
カプリコ 「まじんがきえちゃった。ジュナスー。おんぶして!」
ジュナス 「! ああ。遠慮せずに、お姫様だっこでもいいんぞ理子」 ドクドク
カプリコ 「うん!」
ジュナス 「理子は俺にとってお姫様だからな、ふふふ」 ボタボタ
カプリコ 「でも、はなぢはちゃんと拭いてねジュナス! きたないから!!」
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 18:16:24.87 ID:50Ec+zT40
ドルキ 「ハァ……ハァ……重い……し、死ぬ……」 フラフラ
弥勒 「遅れているぞドルキ、もっと早く――――」
ガサガサッ!!
警察官 「! 居たぞ!! W.I.S.Eメンバーを確認!! 包囲しろ!!」
弥勒 「むう……見つかってしまったではないか。これは困ったな」 ニタニタ
ドルキ (お前が警察ごときに困るわけねえだろ……間違いなくまた何かを企んでやがるな……)
弥勒 「ここは俺とドルキに任せろ」
ドルキ (ほら来た)
弥勒 「よく聞けドルキ。見て分かるとおり、俺たちは今最大のピンチを迎えている」
ドルキ 「…………」 シラー
弥勒 「だが、この状況を打破できる方法が一つだけある。そのためにはお前の力が必要だ。それで――――」 ブツブツ
ドルキ (なんで俺……こんな組織に入っちゃったんだろう……?) ドンヨリ
弥勒 「俺の話を聞いていたか?」
ドルキ 「あ……。悪い、普通に聞いてなかった。もう一回頼むわ」
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 18:20:37.02 ID:50Ec+zT40
弥勒 「だから、俺たちがやるのは――――合体技だ」
ドルキ 「へ? 合体技って……どうやって?」
弥勒 「俺がトランスで作った生命の樹を発動するから、お前がそれを爆塵者で吹き飛ばすんだ。要はマインド・ボムだな。
これで追っ手たちを混乱させたり気絶させることで一気にカタをつける」
ドルキ 「へー。できんのかよ? そんなこと」
弥勒 「トランスは脆く、バーストに砕かれてしまうのが常識だが……今ならその常識を塗り替えられる気がする」
ドルキ 「いや、この流れから言えば成功率はもうゼロだろ。どこの誰よりも胡散臭えよ今のお前。
どうせ無駄になるだけだから止めようぜ。さっさとシャイナ使ってテレポートさせろよ」
弥勒 「だが断る」 キリッ
ドルキ 「いや、俺が断ってんだよ」
弥勒 「ならば利敵行為を図る内通者としてW.I.S.Eが総力をあげてお前を潰さねばならんな。それが嫌ならまじめにやれ」
ドルキ 「お前らにとって俺は家畜以下の存在なんじゃないかってたまに不安になる」
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 18:27:16.44 ID:50Ec+zT40
弥勒 「では行くぞ。生命の樹」 コアアアア
メキメキメキメキ……
弥勒 「いいぞ。やれ、ドルキ」
ドルキ 「はーいはい。爆塵者ァー」
ボッ ドッガァァァン!!
\スキナラオレガツクッテヤル!! ドラゴンウィング!!/
\ヒリュー!!/
ブオッ!!
ビュオオオオ!!
弥勒 「!? なにッ!? 急に風向きがこっちに……!!」
ドルキ 「あーなるほどね。こりゃ自前のトランスでモロに自爆の流れだな。はいはい……」
カッ!! ボフーン モワワワワ……
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 18:30:58.98 ID:Z4z4ouq60
C
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 18:36:02.61 ID:50Ec+zT40
警察官 「! …………ぐっ!」 バタッ
ドサドサドサッ
バタッ
ドルキ 「? あれ……?」
弥勒 「……ふむ。うまく一網打尽にできたようだな、よくやったドルキ」 パチパチ
グラナ 「やるじゃねえか。見直したぜドルキ」 パチパチ
ジュナス 「フン……お前にしては上出来だ」 パチパチ
ウラヌス 「爆塵者の名は伊達じゃなかったな」 パチパチ
シャイナ 「ドルキさん流石です」 パチパチ
ヴィーゴ 「く……悔しいが……今のは芸術的だ……」 パチパチ
カプリコ 「ドルキすっごい!」 パチパチ
ドルキ 「ええー……。何これ釈然としねえ」
弥勒 「シャイナも復帰したことだし先を急ぐぞ。ただし歩きでな」
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 18:40:13.00 ID:50Ec+zT40
グラナ 「んで? 警察まいたのはいいけどこれからどうするんだ? このままじゃ山ん中で野宿になっちまうぞ」
弥勒 「次の山を越えた麓に山荘があるからそこを目指す。以前火事に見舞われた山荘だが、野宿するよりはマシだろう」
グラナ 「屋根や壁がねえようじゃ野宿と変わらねえんじゃねえのか。大丈夫なのかよ? そんなとこで」
弥勒 「いざとなったらお前に新築の山荘を組んでもらうさ。材料は山の中に腐るほどあるんだからな」
ヴィーゴ 「こ、困ったときはとりあえずグラナに任せれば……大丈夫だからな……」
シャイナ 「解決できないことなんてまずない出力と精密さを誇るテレキネシスですからね」
カプリコ 「グラナすっごい!」
グラナ 「そう頼られたんじゃあ断れねえなァ……へへ」 ポリポリ
弥勒 「俺でさえ念入りに下準備しておかないと勝てないからな。本当に便利で強いぞグラナは。
戦闘向けのバーストしか使えないどこぞの能無し共とはワケが違う」
ジュナス 「…………」
ドルキ 「…………」
ウラヌス (オレには汎用性に優れた冷却・凍結能力がある。大丈夫だ、オレはまだいらない子じゃない……!) グッ
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 18:50:30.23 ID:1xwdDQfcP
ウラヌスちゃんwww
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 18:53:53.80 ID:HXBPhIaI0
ドルキさんだってタバコに火をつけられるんだぞ!
役に立つぞ!
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 19:01:21.09 ID:50Ec+zT40
ジュナス 「ところで、その山荘というのは……酔狂な遊びをやってた頃に住んでいたあの山荘か?
犬居だかというサイキッカーと兄弟ごっこをしていた……」
弥勒 「ああ。アイツの他にも2人ほど、W.I.S.Eメンバーに加入するかもしれなかったサイキッカーがいたんだがな……」
ジュナス 「空間移転能力者と放電能力者の事か。ヤツらとは孤児院で一戦交えた事がある。だが大した使い手じゃなかったぞ」
弥勒 「今となっては懐かしささえ感じ――――――――――!? うぐ…………ッ!?」 ガクン
バタッ
グラナ 「!? 弥勒!? おい!! どうした!?」
シャイナ 「あっ、頭が……ッ!」 ガクッ
グラナ 「シャイナ!」
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 19:04:50.07 ID:50Ec+zT40
ジュナス 「! まさか……!! 理子! 大丈夫か!? 理子!!」 ユサユサ
カプリコ 「…………」 グッタリ
ジュナス 「くっ、グラナ! 一体何があった!?」
グラナ 「分からねえ! おそらくだが、誰かがどっかから攻撃してやがるんじゃねえか!?」
ジュナス 「攻撃だと!? 馬鹿な……!!」
ヴィーゴ 「お、俺も……か……!」 ガクッ
ウラヌス 「く……そ……! まさか俺まで……!」 グラッ
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 19:06:57.47 ID:50Ec+zT40
ドルキ 「ど、どうなってやがんだこりゃ!?」 オドオド
ミスラ 「ふむ。トランスによる攻撃っぽいね、これは」
ドルキ 「何だって!?」
ドサッ バタッ
ドルキ 「!? グラナ!! ジュナス!! 嘘だろ、コイツらにすら影響を与えるレベルのトランスなんて……!」
ミスラ 「…………さて、これで残ったのはボクとキミだけだね、ドルキ」
ドルキ 「! ミスラ、まさかテメェ……」 ハッ
ミスラ 「おや? 何でそんなに警戒するんだい?」
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 19:12:43.33 ID:3HgYr9vm0
時間軸が連載終了後だから俺の大好きな遊坂様は出てこないな
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 19:14:59.56 ID:50Ec+zT40
ミスラ 「まさかボクを疑ってるんじゃないだろうね? ボクは何もしてはいないよ」
ドルキ 「すっとぼけんじゃねえぞ!! こんな大それたトランスが使えるヤツなんかお前しかいねえ!!」
ミスラ 「やれやれ。ボクが本気で仕掛けてるならキミが真っ先にやられているはずさ」
ドルキ 「う……っ」
ミスラ 「それに彼らなら大丈夫だよ。ほら」
ムクッ
弥勒 「う……うう……」 ユラリ
ドルキ 「! 弥勒!!」
ムクッ ムクッ スウッ……
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 19:17:20.71 ID:hDH4NnQU0
>>122 粉砕されたミスラが生き延びているということは
つまりそういうことだ
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 19:24:59.20 ID:50Ec+zT40
グラナ 「…………」 ユラリ
ドルキ 「お、お前ら! みんな無事なのか!? おい!!」
ミスラ 「ドルキ、キミは感じないかい? 今この山の中を取り巻く圧倒的な力の流れを!」
ドルキ 「力……?」
ミスラ 「そうさ。さっきの合体技が……散り尽くしたトランスが濃密なフィールドを形成していく! ……これを待っていたんだ!」
ドルキ 「はあ? 何フザけたこと言ってやが――――」
弥勒 「――――ちゃった」 ボソッ
ドルキ 「!?」
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 19:31:59.26 ID:50Ec+zT40
弥勒 「隠れ家に遊坂の位牌を忘れてきちゃった。まぁいいかあんなゴミ」
シャイナ 「そんなの2秒で取り戻してきますよ」 キュウン
弥勒 「あ、迷惑Deathぅー。回収されても使い道が無い! 産廃かっての」 ブンブン
シャイナ 「こっちゃ真剣なんだ、少し黙ってろ」 ギロッ
ジュナス 「いいんだシャイナしかたない……弥勒が決めたことだ……」
ミスラ 「次はW.I.S.Eの誰が殉職するかそれが楽しみで仕方ねぇッス!」 ワクワク
ヴィーゴ 「おいミスラ!! ふざけたこと言ってんじゃ……」
ウラヌス 「やめろ鬼瀬っちゃん!!」
カプリコ 「けーさつが来てから……空気が変わった……!!」
グラナ 「おれたちもうW.I.S.Eやめます」
弥勒 「ガシャアアア ガクッ」
遊坂(?)「オレ言ったぞ!! 何回も言った!! 出番をくれって!!! 何回言わせんだ!!!」
ドルキ 「このお笑いショーがあれば世界は平和になるんだと思うわ。…………なッ!? お、俺、今何でこんなこと口走って……!?」
ミスラ 「だから言っただろう? 濃密なトランスがフィールドを形成していくって。
このフィールドにいる間は不可思議な現象が起きる。後ろからプレッシャーをかけられたり、
スタミナ切れ起こしたり独特のリズムになったり……まあ、せいぜい楽しんでくれたまえ」
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 19:35:15.30 ID:DT3WtMgQO
つめこんだな
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 19:38:34.24 ID:50Ec+zT40
――――結局、合体技によるトランス汚染はミスラ以外のみんなに広まっていたらしい。
キチガイ化した7人と役立たず1匹で山中を駆けずり回って逃げたさ。
山荘の場所なんざ俺は聞かされていなかったから苦労したぜ。
しかもようやく辿りついた山荘じゃ警察が先回りしててよぉ……。
爆塵者で蹴散らしてやったんだが……そしたら今度は自衛隊が出てきやがった。
いや、俺だって星将だし? 兵隊や戦車くらい爆塵者で楽々吹き飛ばせるんだぜ?
でもよ……多勢に無勢って言葉があるじゃねえか?
俺だって不眠不休で戦わされて雨霰のように砲弾を撃ち込まれりゃ、そりゃあ、なあ。
古都霊山での約束の涙争奪戦よりもしんどかった一日だったぜ……。
ああ、それとあの日、他のメンバーについて色々と分かったことがある。
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 19:39:12.25 ID:1xwdDQfcP
俺の大好きなネタを盛り込んでくるとは…
さては貴様ライトウィンガーか
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 19:42:54.37 ID:qtrc628d0
随所に小ネタが仕込んである
まどかとか龍が如くとかコナンとか鰤とか
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 19:45:54.56 ID:50Ec+zT40
まずグラナのことだが、ヤロー、実は両目ともちゃんと付いてるんだとよ。
仙台藩主をリスペクトして眼帯をつけっぱなしにしてるだけらしい。でも片目のままだと不便だろ。
一番ハジケてたジュナスなんか笑えるぜ。アイツの左瞼に傷跡あるだろ?
あれは昔、施設を脱走して空腹をしのぐために釣りをしたんだが……その最中に針を引っ掛けちまってできた傷跡なんだとさ。
ウラヌスは……コイツが一番驚いた。前からシャイナがウラヌス=女説を説いていたんだが……俺もあの日を境に賛成派になった。
いっつもコート着てたから気付かなかったが、アイツから何か良い匂いがすんだよ。服を脱いだ時に見えたあの胸の膨らみも……。
そのシャイナは髪を両サイドで結んでいた。ああ、あと変な腕章も付けたんだったな。
口調も急に変わって語尾に「ですの」をつけて話してた。正直気持ち悪かったけど実害はなかったから放置してた。
紫色のキノコを拾い食いしていたヴィーゴはトランスかかってもあの調子だったかな。あんま変わらない。
時たま「案内屋」とか「ひめのん」なんて妙なこと呟いてニタニタ笑ってたけどな。多重の幻覚でも見てたんだろう。
カプリコはあのまま眠っちまってよ。まぁ、まだまだガキなんだから当たり前か。
ただよ……睡眠中に左手が勝手に動き出して日記を描きやがったんだ。夢遊病の気でもあんのか。
弥勒は生き別れの姉とテレパスで会話してた。一晩中だ。
気になったからちょいと盗み聞きしたら実の姉に「この童貞が」と罵られて喜んでやがった。やはり弥勒はドMっぽい。
あと、ミスラは寝てる間に鉢植えから抜いて山に捨て……もとい、植えてきた。植物は植物らしく、大自然に還してやるのが一番だろう。
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 19:55:44.20 ID:50Ec+zT40
―――数日後・W.I.S.E隠れ家(新物件)―――
ドルキ 「今週のW.I.S.E活動報告日誌はこれで終わり……っと。あの一件のせいで今週は疲れたなぁ……」 パタン
コンコン
グラナ 「おーいドルキ。ちょっといいかァ?」
ドルキ 「あん? どうした」
グラナ 「いや、俺じゃなく弥勒がお前に用があるらしくてよォ。とりあえず下にこいや」
ドルキ 「弥勒が? 俺に? ……分かった、今行く」
ガチャッ バタン
トットットッ……
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 19:57:18.78 ID:Qq9uJlbrO
小説版を読んでると得するネタも多いな
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:02:07.21 ID:50Ec+zT40
グラナ 「おう、連れてきたぜ」
弥勒 「ご苦労」
ドルキ 「で? 用って何だよ? また変なことに付き合わせるんじゃねえだろうな」
弥勒 「そういうことはしない。この前のことについて少し話を聞きたいだけだ。……山を逃げ回ったあの日のことをな」
ドルキ 「ああー。あの日がどうした?」
弥勒 「あの日、お前が俺に罰を与えられる前に何かを言いかけてただろう? 今更だがあれが少々気になってな」
ドルキ 「あれか……。あれはな、『多分ウラヌスがアニメのモノマネしてて、グラナがそれにちょっかいを出した』って言いたかったんだ」
弥勒 「何? どういうことだ? あの時、お前以外の4人は声を揃えてお前が騒ぎの原因だと言ったはずだが……?」
ドルキ 「ハメられたんだよ俺は。んでお前がその見え見えの嘘を信じやがった」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:03:19.28 ID:4ygczCgaO
SDKかと思ったら違った
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:06:22.25 ID:50Ec+zT40
弥勒 「何だと!? おいお前ら!! ドルキの話は本当――――――――」
グラナ 「あれはいい嘘だったろう? ……あの日信じさせてやったあの嘘は」
ウラヌス 「あれはいい嘘だったろう? ……あの日信じさせてやったあの嘘は」
ヴィーゴ 「あれはいい嘘だったろう? ……あの日信じさせてやったあの嘘は」
シャイナ 「あれはいい嘘だったろう? ……あの日信じさせてやったあの嘘は」
弥勒 「」 ポカーン
ドルキ 「つーわけだ。濡れ衣被せられるわ、アサガオの種食わされるわ、ケツが霜焼けになるわであの後散々だったんだからな……」
弥勒 「そ、そうか……。まんまと騙されてお前だけに罰を課してしまった俺にも落ち度がある。
だが今更誰かを罪に問おうなどとは思わん。ただ真実を知りたいだけだ……」
ドルキ 「それなら俺よりもグラナとウラヌスに聞いたほうがいいんじゃねえか?
俺らから見たら当事者はそいつらだぜ? つーか、お前がネットやってたのが状況を最悪に導いたとも言え――――」
弥勒 「……実際のところは何があったんだ? グラナ、ウラヌス」 クルッ
ドルキ (都合悪くなってきたのを察知して俺の話を無視しやがったなコイツ) イラッ
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:11:30.98 ID:50Ec+zT40
グラナ 「いや、何って……。ウラヌスがずーっと部屋に篭って独り言を言ってたもんだからよ?
ひょっこり部屋ん中のぞいてみたんだわ。そしたらコイツがアニメにドハマりしてやがったもんでさ……」
ウラヌス 「ち、違う! オレは別にハマってたわけじゃない! 必殺技の研究をしていただけだ!!
お前が下手にちょっかいを出すからあんなことに……!!」
弥勒 「……何を見て研究してたんだ?」
ウラヌス 「魔法少女まとかマギカというアニメだ。
ちなみにオレが見始める前にジュナスらがその部屋に居た。オレが用意したものじゃない」
弥勒 「ふむ……。ということはジュナスらが最初に見ていたということか。どうなんだジュナス」
ジュナス 「どうもこうもない。俺はあの日、理子と共にアニメを見ていただけだ。理子がDVDを持ってきてな」
カプリコ 「まどマギをみてたら……マミが魔女に食べられて……それで怖くなって泣いちゃったの……」
ジュナス 「そして俺が理子を宥めていたところにウラヌスが闖入してきたというわけだ」
弥勒 「ジュナスらがアニメを鑑賞、その後、ウラヌスがアニメに見入ってたところをグラナが茶化し、
色々あってドルキたちにも飛び火……。何だ、蓋を開けてみれば馬鹿馬鹿しい話だったんじゃないか、まったく……」
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:15:30.84 ID:50Ec+zT40
カプリコ 「でも頭をがぶーってされてしんじゃったんだもん! こわかったんだよー……」
弥勒 「そうか。しかし3話で投げてしまうのはよくないな、カプリコ」
カプリコ 「うーにー……」 ションボリ
ジュナス 「? あれが3話だということを知っているということはまさか、お前もアレを……?」
弥勒 「フッ、当然だ。あのDVDは俺が毎週キッチリ生で鑑賞しつつ、録画しておいたものだからな」 キリッ
一同 「…………」 ゾロゾロ
弥勒 「そしてこれだけはお前らに言っておかねばならんことがある。俺は――――――――」
弥勒 「ほむほむ派だ」 ホムホム
一同 「……………………」 セコセコ
弥勒 「ん? どうした? 何故荷造りをはじめている? おい、お前ら――――」
一同 「おれたちもうW.I.S.Eやめます」
弥勒 「ガシャアアア ガクッ」
完
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:26:16.54 ID:v6T13j0S0
面白かった
サイレンssってアゲハとかキチ宮さんとかのは少ないよな
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:27:54.42 ID:1xwdDQfcP
終わり…だと…?
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:28:04.05 ID:Hd2LWcy40
むしろ禁書とのクロスやった人とこの
>>1以外書いた人を見たことがない
乙
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:30:46.96 ID:50Ec+zT40
ペースゆったりと後日談も落としていく
もうちょいお付き合いを
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:33:38.74 ID:2R4Yehz80
ガシャガク落ち…だと…
また書いてくれると嬉しいな
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:33:55.60 ID:50Ec+zT40
――元・W.I.S.E隠れ家郊外・山中――
カイル 「おーい! みんなー! こっち来てみろよー!! 面白いモン見つけたぜーっ!!」
フレデリカ 「はー……はっ……走りすぎよカイル……!
ヴァンと一緒に後ろに置いてきたけど……ッ! ババ様なんて過呼吸起こして危なかったんだからね……ッ!」 ハァハァ
シャオ 「文句言うなよ。これはライズの修行にもなってるんだ。
パイロクイーンだけじゃバースト偏重型のサイキッカーになっちゃうぞ」
フレデリカ 「うっさいわねッ! アタシもマリーもヴァンもババ様も! アンタらみたいな脳筋予備軍じゃないのよ!!」 ウガー
マリー 「そ、それで? カイルくんは何を見つけたの……?」
カイル 「おう! これだ!!」 ビシッ
フレデリカ 「? 何よこのキノコみたいな――――」 ヒョコッ
ミスラ 「…………」 チョコン
フレデリカ 「!? ぎゃーーーーーーーーーーーー!!! 生首ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」 ゾワワワ
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:35:57.77 ID:2R4Yehz80
リロードェ…
しえん
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:37:52.37 ID:50Ec+zT40
シャオ 「マッ、マネキンじゃないのか!? 本物ならこれはマズいだろ!! カイル!!」
カイル 「大丈夫だってー。こんなのどかなとこに生首が埋まってるわけないだろ。常識的に考えてさー」
マリー 「…………」 トテトテ
シャオ 「そ、そうだよな……。流石に本物なはずないよな、ハハ……」 ゴクリ
マリー 「…………」 ジー
シャオ 「マリー、一応ババ様に教えてあげないと。こんなのを急に見せて今度は心不全でも起こしたら――――」
マリー 「あれ……? でも、よく見たら可愛い顔してます……。髪も肌もきれい……」 ナデナデ
シャオ 「マリー!?」 ガーン
ミスラ 「う、う〜ん……?」 ムズムズ
カイル 「!? うわぁッ! 今動いたぞこれ!!」 ビクッ
ミスラ 「くすぐったいなぁ。人が昼寝しているときに騒いだり触ったりしてまったく……誰だい? キミらは」 パチッ
カイル 「しかも喋った!! ぎゃあああああああああああああああ!! うわああああああああああ!!」 ドタドタドタ
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:44:29.23 ID:50Ec+zT40
シャオ 「何でお前が一番驚いてるんだよカイル!? しかも今更!? 見つけた時は全然驚いてなか――――――」
バタッ
シャオ 「あッ! フーが気絶した!! マリー! そっちの足を持ち上げ――――」
マリー 「あ……あの……。も、もしかしてあなたは山の妖精さん? もしかして不思議の国から……」 ワクワクドキドキ
シャオ 「マリー!?」 ズガーン
ミスラ 「妖精ね……。近からずも遠からずってとこかな。それよりキミ、いい身体してるね」
マリー 「えっ、本当? な、何か照れるなぁ……」 モジモジ
ザッ
ヴァン 「うー?」
エルモア 「これこれ、さっきは何を叫んでおったのじゃ?」
シャオ 「あッ! ババ様駄目です!! 今こっちに来たら生首が!!」
エルモア 「生首? 何をワケのわからんことを言うとるのじゃ。……ん?」 チラッ
ミスラ 「……やあ」
エルモア 「……! ヌシは……!」
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:49:39.40 ID:50Ec+zT40
ボクは彼らに掘り返された挙句お持ち帰りにされ、エルモア邸内の庭に植えられることになった。
ボクは彼らと直接会ったことはなかったけれども、ボクは『かがり火』の力で彼らの事を知っていた。
彼らの保護者――――天樹院エルモアもまた、自らの能力である『千年万華鏡』の力でボクの事を知っていた。
マリー 「ミスラさん、水やりの時間ですよ」
ミスラ 「ありがとうマリー。フレデリカはまだボクの事を怖がっているのかい?」
マリー 「はい……。フーちゃんああ見えてけっこう臆病だから……。もう慣れてもいい頃だと思うんですが」 ションボリ
ミスラ 「まあこの姿だからね。無理もない。カイルは今日も黒髪のお姉さんに叱られていたね。さっき半泣きしながら逃げまわってたよ」
マリー 「あっ、フブキさんですね。あの方、居候のしてる方のお姉さんなんです。
今日はその……フブキさんの弟さんもいらしてるんです……この前まで昏睡状態だったんですが……もう元気に……」 カー
ミスラ 「おや? 急に顔が赤くなったんじゃないかマリー。……さてはキミ、その弟さんとやらに恋心を寄せているね?」 ニヤニヤ
マリー 「えっ、あ、あの……あぅぅ……」 モジモジ
ミスラ 「ふふふ。隠さなくても言いふらしたりはしないよ。こう見えてボクはもともとトランス系のサイキッカーでね。
ここからでもキミの未来が何個かみえるんだけど……。その中には、キミとその弟さんが結ばれて幸せになる未来もみえるよ」
マリー 「えっ! ほ、ホントですか!?」 ドキン
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:54:29.24 ID:50Ec+zT40
ミスラ 「ボクのかがり火に確証は不要さ。ただし……どの未来にも恋のライバルには要注意と出ている」
マリー 「……!! ラ、ライバルですか?」
ミスラ 「気になるのかな?」 ニヤリ
マリー 「え、えーっと……そのぅ……」 モジモジ
ミスラ 「まあ、これはボクの独り言だから気にしないでいい。
……ふむ、眼鏡をかけた長い青髪の女性と……もう一人、髪の長い女性が見えるかな」
マリー (眼鏡……青髪……! やっぱりあの人が……!! でも負けない……!! 絶対に負けない……!!) グッ
ミスラ 「未来はキミの手の中にある。……せいぜい頑張るんだね」 ニコッ
マリー 「……はい!」 コクリ
??? 「おーいマリー? どこ行ったー? そろそろおやつの時間だから戻って来いってバアさんが……」
マリー 「あっ、すいませーん! こっちです!! こっちに居ます!!」
??? 「んん? どこだー?」 キョロキョロ
ミスラ 「………………彼、か」 ボソッ
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:59:14.07 ID:DEYucpMX0
さる
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 21:06:34.19 ID:50Ec+zT40
マリー 「アゲハさーん! こっちです!!」
ガサッ
アゲハ 「おお、花に水やってたのかマリー。さあ、手を洗って――――」
ミスラ 「……やあ」
アゲハ 「!? お、お前はミスラ……!? 何でここに……!!」
ミスラ 「さあね。理由なんて分からないよ。ただ……ボクがキミの目の前にいるってことは事実さ」
アゲハ 「じゃあ理由は要らないな……! 今度こそ確実に消す……! お前だけはッ!!」 ドオッ!!
マリー 「アゲハさん!?」 ビクッ
ミスラ 「ノヴァの力か。こんな状態でも手加減はなしかい。ボクの事情も聞いてはくれなさそうだね」
アゲハ 【お前が何を言おうと……俺はお前を理解するつもりはない。……俺はお前を許さない。ここで潰す】
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 21:13:46.16 ID:50Ec+zT40
ミスラ 「そうか。ならば好きにするがいいさ。どうせ一度は死んでる身だ。いや……この身体の主の分まで合わせれば二度か」
マリー 「や、止めてください!! アゲハさん!!」 バッ
アゲハ 【…………そこをどけ、マリー】 スッ
ポゥ ポポポポポ……
アゲハ 【流星“ランス”】
ミスラ 「……マリー。ボクから離れて。キミにはボクを庇う理由も義務も……利益もないはずだ」
マリー 「でも……!!」
ボウッ
??? 《早まるな、早漏》
アゲハ 【!?】 ピタッ
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 21:20:30.83 ID:2R4Yehz80
しえん
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 21:22:09.55 ID:50Ec+zT40
07号 《私だ》
アゲハ 【07号!? お前……!! どけ!! 地球を守るためにも、そいつは殺さなきゃならない!】
07号 《黙っていろこの短小包茎が。……今、そっちに行く》
キャラキャラ……
ダメQ 「〜〜♪」
アゲハ 【ダメQ……!? それに……!】
ミスラ 「……! へえ。キミが彼らを未来に飛ばしたって言う張本人か。おかげでボクの計画も全て台無しだよ。
キミがしでかしてくれたことは、ボクのかがり火ですら予言できなかったんだからね……!!」
07号 《お前の事はそこの童貞から聞かされている。ウロボロスの化身……。いや、クァト・ネヴァスと呼ぶべきか》
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 21:28:15.56 ID:50Ec+zT40
アゲハ 【07号! コイツはアンタの弟を利用して地球を喰おうとした化け物なんだぞ! 何故止める……!!】
07号 《その話なら何度も聞いた。だがそれはもう昔の話だろう。今のコイツにはもうそんな力は残ってはいない》
アゲハ 【でもよ……!! アンタの弟……弥勒もコイツに踊らされていたんだ!!】
07号 《だからといってこの死にぞこないを殺したところで何も変わらない。戦いはもう終わったんだよ、夜科アゲハ》
アゲハ 「……くそっ」 シュウウ……パキン
ミスラ 「ふん……。グリゴリの実験体風情が見下してくれるね? いずれ我が主クァト・ネヴァスは再び地球を目指してやってくる。
その時はボクが人類……いや、生きとし生けるもの全てにもれなく絶望を味あわせてあげるよ」
エルモア 「じゃがもうウロボロスとの邂逅点はとうに過ぎ去っておる。その軌道を修正するだけでも数万年は必要……
いや、下手したら二度と地球には来れぬというのがそこの悪ガキの父親の目算じゃよ」
ミスラ 「!」
エルモア 「そうではないのかの? 星を喰らう者よ」
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 21:33:55.12 ID:50Ec+zT40
アゲハ 「バアさん!? いつの間に……!!
エルモア 「あんな禍々しいPSIの波動を撒き散らしたら、ここに居る者ならみな気付くわい。
シャオなどはあまりのプレッシャーに負けて吐きかけておったぞ。かわいそうにのう。ヌシのせいじゃ」
アゲハ 「う……」 ギクリ
ミスラ 「我が主クァト・ネヴァスが二度と地球に来れないだと……? 老いぼれめ、何を世迷いごとを」
エルモア 「強がりはよしんさい。ヌシが思っているほど人間は弱くも脆くもないもんじゃ。
そのことを身を持って思い知らされたのは他でもなく人間に負けたヌシ自身じゃろうて。何度来ようがヌシは人間には勝てんよ」
ミスラ 「…………!!」
07号 《お前のやってきた過去を変えることはできない……。だが、これから先の未来、何をするかを変えることはできる》
ミスラ 「何だいその含みのある言い草は? まさかボクに贖罪でも求めているのかい? 馬鹿馬鹿しい……」
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 21:36:24.61 ID:vtSChRwVO
支援
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 21:38:12.16 ID:50Ec+zT40
エルモア 「クァト・ネヴァスよ……星を喰らうことなぞやめて、星を護ることに精を出したらええ。
星を喰い殺してしまうのではなく、星に根付き、湧いてくる生命を少しずつ分けて頂くのじゃよ……」
ミスラ 「! 乞食にでもなれというのか!?」
エルモア 「いくら宇宙が広大とはいえ、全ての星を食い尽くしてしまえばヌシには餓死という結果だけが待っておる。
じゃがワシが今言った言葉は……まあ、乞食とはちいと意味合いが違う。他の生命と共存し支えあえということじゃ」
ミスラ 「はっ! 反吐が出るね! 人間様のご機嫌を伺いながらお情けにでもすがって生きろとでも!?」
エルモア 「現にヌシは今そうして生きておるじゃろうが。まったく見込みがないならあの山でヌシを始末しておったよ」
ミスラ 「狼が羊になれるわけがない! その逆もだ!! お前たち人間が……変われるわけがない!!」
エルモア 「それはどうかの? いずれ他を救うことが自らの命を永らえることにも繋がると分かる日もこようて……。
さて、せっかくの紅茶が冷めてしまうからのう。ほれアゲハ。お前らも戻るぞい」
ミスラ 「…………」
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 21:41:51.59 ID:2R4Yehz80
※今のミスラは庭に埋められた生首です
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 21:43:46.04 ID:50Ec+zT40
アゲハ 「……なあ、いいのかよバアさん。あのままで」
エルモア 「人間、根っからの悪人というものはおらんもんじゃて。もっとも、あやつは人ではないがの……ほっほっほっ……」
07号 《夜科アゲハ、私は別にヤツに対して恨みも怒りもない》
アゲハ 「……でも俺はヤツを許すことはできねえよ」
エルモア 「それでもええんじゃよ。じゃが殺して進むだけが道じゃないというの旅の中でよう学んできたハズじゃ。
ワシと出会った頃のヌシならば間違いなく制止を振り切っておったところじゃろうて。何せ馬鹿がつくほど直情的じゃったからのう」
アゲハ 「え? あ、ああ? ……昔の俺ってそんなにストレートだったかな?」
07号 《……私の弟も、お前のように真っ直ぐな人間になれれば……と思うこともある》
アゲハ 「そうか? お前からそう言われるとちょっと照れるなぁ……ハハ……」 ポリポリ
マリー (! もしかしてもう一人のライバルって……!?)
07号 《私はこんなチビで愚かな男に好意を寄せたりはしない。かなりのニブチンだから、その気があるならせいぜい頑張ることだ》
マリー 「!?」 ドキッ
エルモア 「おうおう。モテる男はつらいのー。じゃがもしマリーを泣かせたら……」
07号 《10年先の未来どころか時空の彼方へと飛ばしてやろう。メルゼズやノヴァ程度で逃げれると思うなよ、童貞》
アゲハ 「えっ、えええ!? 何だよそれ……!!」
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 21:43:50.44 ID:1xwdDQfcP
シリアスなのに光景を想像したらテラシュールwww
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 21:48:34.78 ID:50Ec+zT40
フブキ 「ちょっとー。戻ってくるの遅いわよー」
アゲハ 「悪ぃなアネキ、ちょっと外で話こんじまってよ」
フブキ 「ったく。アンタは昔から――――」
アゲハ 「あーはいはい。分かってるって」
07号 《…………》 ジー
アゲハ 「? どうした07号」
07号 《いや……。姉弟というのは、みんなお前らのように自然に振舞えるものなのだろうかと思ってな……》
アゲハ 「なれるさ。なぁアネキ」
フブキ 「いっつも姉に心配かける危なっかしいバカ弟だけどね」
アスカ 「これでも彼なりに成長してるようですよ? 大馬鹿者から中馬鹿者くらいには、ね」 ニコッ
アゲハ 「! 来てたのかよ親父……」
アスカ 「実の父親に向かってなんて口きくんですか。僕とフブキの愛の鉄拳で躾けなおしが必要みたいですね?」 コキコキ
フブキ 「あー……たまにはいいわねお父さん。ここのとこ全然アゲハ殴ってなかったしー……」 パキパキ
アゲハ 「え……? じょ、冗談だよな? 親父もアネキも……俺はまだ病み上がりなんだぜ……?」 ビクッ
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 21:51:40.31 ID:xbiyAo3Z0
追いついた
なんとなく海の家の人とは別な気がする
別なら別で喜ばしいが、同じだったらすまん
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 21:53:16.32 ID:3HgYr9vm0
ワイズがサイレン塔建設にむけて金稼ぐ作品以来だな
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 21:53:17.44 ID:50Ec+zT40
カイル 「なーなー、家族だんらんの所悪いんだけどさぁ……ヴァンがもうよだれ垂れ流しまくってんだけど」
ヴァン 「うー…………」 ダラダラボタボタ
アゲハ 「あ、わりぃわりぃ……。さ、それじゃあいただこうか」
マリー 「紅茶のおかわりが必要なら言ってくださいね。すぐに淹れますから」
ズゴゴー ガチャッ
シャオ 「酷い目にあった……。アゲハさん、急に暴王やノヴァを使うのは止めてください……。心臓に悪いです……」 ゲッソリ
エルモア 「さぁて、みな揃ったのはいいんじゃが……ケーキの数に困り事があっての。ほれ」 スッ
フレデリカ 「ひいふうみい……あ! これだと一つだけ余るわね……」
アスカ 「せっかくですが夜科一家は皆、ケーキのおかわりは辞退させていただきますよ」
07号 《私も棄権する》
エルモア 「ワシも一個で十分じゃ。お前たちでお分け」
カイル 「よっしゃー!! それじゃあエルモア・ウッド恒例のじゃんけんだな!!」
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 21:55:05.75 ID:rAGaqd9I0
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 21:57:18.72 ID:50Ec+zT40
シャオ 「一回勝負だからな? じゃーんけーん……」
サッ
ダメQ 「〜〜♪」 ヒョイッ
タッタッタッ
フレデリカ 「あっ!」
マリー 「ケーキが!!」
カイル 「ダメQにとられたー!!」 ガーン
ヴァン 「ウ〜〜!!」 ジタバタ
エルモア 「ほっほっほっ。それじゃあ仕方ないのう。今日のところは一人一個で諦めんさい」
アゲハ 「……あれってアンタが制御してんじゃねえのか?」
07号 《アレはどうもプログラムどおりに動かなくてな……。一度構築しなおすべきかもしれん》
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 22:02:20.11 ID:50Ec+zT40
カイル 「むぐむぐ……。なあなあ、おやつ食ったら外で遊ぼうぜアゲハー」 モグモグ
アゲハ 「ん? ああ、そうだなぁ。今日は何して遊ぼうか……」
フブキ 「ちょっとちょっと、アンタ学校はどうするの? また留年する気?」
アゲハ 「ノヴァ覚えた雨宮がこの街をすっぽり覆う超広範囲トランスを仕掛けたから大丈夫だよ。流石にここは対象外にしてもらったけど。
なんでも『みえるひと』って漫画に出てくる『コクテン』ってキャラの『闇の女王』って能力を参考にしたんだってさ」
アスカ 「やれやれ。雨宮さんもとうとうPSIを悪用することを覚えましたか……。
まあ、世界を救った貴方たちに免じて僕は口を挟んだりはしませんが」
07号 《…………》
アゲハ 「! なあ07号。アンタ、どっか行きたいとかは無いか? ヒリューがドラゴンを完成させたからどこへでもひとっとびだぜ?」
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 22:08:19.66 ID:50Ec+zT40
07号 《何故私に聞く?》
アゲハ 「え? 何か言いたそうな顔してたからさ……勘違いだったらごめんな」
07号 《……そうか。遠いところもいいが……今は裏庭にある草原に行きたい》
アゲハ 「裏庭の草原って言ったら……草むらだけで何も無いけどいいのか?」
07号 《いいんだ。そこで王冠を創りたい》
アゲハ 「王冠?」
07号 《ああ……。いつか私の前に戻ってくる馬鹿な弟のために……小さな……草の王冠をな……》
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 22:10:41.56 ID:2R4Yehz80
しえん
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 22:11:16.20 ID:50Ec+zT40
――エルモア邸・裏庭――
ダメQ 「〜〜♪」 ポンポン
ミスラ 「ん……? キミは……」
ダメQ 「〜〜♪」 コトッ
ミスラ 「ケーキと紅茶? これをボクにくれるのかい?」
ダメQ 「〜〜♪」 コクコク
ミスラ 「そうか。……ありがとう。だがボクは見てのとおりただの化け物だからね。本当は何も食べなくたって――――あむっ!?」
ダメQ 「〜〜♪」 クルクルクル
ミスラ 「いいって言ったのに……。でも……ありがとう……」 モグモグ
ミスラ (…………星を喰らうものから、星を護るものへ、か)
完
乙……でいいのかな?
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 22:12:58.07 ID:vtSChRwVO
勘当した
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 22:13:32.51 ID:50Ec+zT40
今度こそ全部終わり
見てくれた人ありがとう
スレ立てたの半年ぶりくらいかな
NEXTもかってこないと…
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 22:15:42.85 ID:HXBPhIaI0
おーつ
こういうの超好きだ
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 22:18:21.68 ID:4NTQkHqk0
乙です
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 22:18:28.77 ID:2R4Yehz80
乙
熱いところもいいのだけれど
こういうほのぼのが岩代っぽくて好きだ
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 22:19:41.04 ID:qXVOwmK70
連載終わったせいか単品だと伸びないなあ
クロスで客寄せすりゃ固定客つくと思うんだが
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 22:21:19.64 ID:pMP1Rxne0
スレタイからはタイトル外したほうがいいな
SSまとめに回収されにくくなる
もったいない
180 :
忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/05/01(日) 22:24:39.27 ID:tf0J4lkJ0
こんなんしてんだな
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 22:36:35.98 ID:Qq9uJlbrO
乙
なんで連載終わったんや・・・
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 22:37:47.32 ID:v6T13j0S0
連載は半端に終わるよりよかったと思う
そんなことよりアニメ化
OVAになればいいな
武装錬金も完結してからアニメ化したしな
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 22:42:01.84 ID:50Ec+zT40
>>178 禁書、DTB、ローゼン、龍が如くとかクロスものは何個か案を考えて書いてた
地の文つけてかなり長ったらしいからクロスものはSS速報VIPの方に立てようかと
早ければ再来週末には何か出せるかもしれんので見かけたらまた見にきてくれるとうれしい
メディア化希望署名や小説版も
>>2にあるのでよろしくー
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 22:46:30.09 ID:XWwZX9xS0
迸る愛を感じる
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 22:51:41.28 ID:2tmc2qgX0
乙
面白かった
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 22:53:10.21 ID:muDuW5A80
乙です、次回作楽しみにしてます
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 22:58:30.11 ID:2R4Yehz80
SS速報で待ってる
禁書クロスの人完結編書かないかな
マンキンみたく完全版でないかなー・・なんて・・・
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 23:04:14.66 ID:Fzl+PlXM0
禁書とクロスするときは気をつけろよ
バトルで禁書キャラが負けると禁書厨が粘着してくるからな
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 23:04:46.43 ID:1xwdDQfcP
乙を乙ほど浴びて乙!
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 23:08:59.50 ID:Dqd+rKf30
乙乙
クロスのトレンド狙うなら禁書やDTBよりもまどマギおすすめ
ワルプルギスの夜を討伐するため魔法少女とサイキッカーが手を組むなんてのはどうだろう
乙
楽しませてもらったぜ
195 :
忍法帖【Lv=38,xxxPT】 :2011/05/01(日) 23:18:51.53 ID:QWA6CQN80
乙!
個人的にはクロス無しでもいいんだぜ
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 23:21:13.02 ID:XWwZX9xS0
ドルキさんがQBと契約を結んだりするのか…胸熱
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 23:23:56.30 ID:VOimM+ku0
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 23:28:18.65 ID:1xwdDQfcP
いやまて、雨宮さんがフリフリの魔法少女服に身を包んで戦うのかもしれんぞ
アビスとコンビ結成もできることだし
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 23:30:36.45 ID:2R4Yehz80
なんだそれ聞いてないぞ
今すぐ書いてくれ
プリキュア的になりそうな
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 23:36:19.47 ID:XWwZX9xS0
はじけるバーストの波動!
キュアドルキ!
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 23:37:36.32 ID:1xwdDQfcP
まあまて落ち着け俺にはこの人ほどのSSなんて書けない
せいぜい小学生の作文程度のもんだ
と、いうわけで誰か書いてくれないかな
キュアトランス、キュアバースト的な設定でー(チラッチラッ
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 23:39:41.20 ID:VOimM+ku0
ミスラならソウルジェムの呪縛から解き放てるんじゃね?
イルミナに似通った部分あるし
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 23:42:30.11 ID:ND7rjpba0
乙
禁書とのクロスがみたいです
ライズの扱いに困りそうだけど
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 23:49:22.58 ID:QWA6CQN80
いや、W.I.S.Eに銀時が入るって妄想したらすごくにやけてきた
やっべエルモアウッドの方でも楽しめそうだわ
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 23:53:56.57 ID:t7BboGU80
仮にジュナスレベルのライズ使い来ると御坂や冷蔵庫は瞬殺だろうなぁ
一方さんならやられることはないだろうけど視界にとらえれるか怪しいわ
>>206 御坂は来るのがわかってもかわせないだろうからね
2位の人は物理攻撃が効かない可能性がある
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 23:59:02.79 ID:2R4Yehz80
どちらも自動防御ないしは感知能力がなかったっけか
強さ議論なんてそれこそ雨宮さんが言ってたみたいに刹那の判断で変わることもあるから意味が無いと
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 00:03:41.49 ID:c3H9I5h+0
>>207 物理で攻撃してくれればいいけど初撃で神刃とかされたらスライスハムになっちまうぞ
バーストはサイキッカーじゃないと干渉・感知できないんだし
聖人クラスの身体能力ないとキツいだろ
>>209 一応あいつらも超能力者だから干渉感知はできるだろ
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 00:15:24.70 ID:6vtp9riC0
禁書クロスなら星将勢が暗部のスカウトに乗り込んでくるとか面白そうだな
自分らは元老院入りして垣根、麦野、心理定規、モアイとかと戦って星将にさせるって感じの(チラッ
212 :
忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2011/05/02(月) 00:17:22.80 ID:TtFrlORVO
禁書は能力の定義やら何やら色々おかしいから……
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 00:22:14.49 ID:tlT2DrQm0
第一星将:垣根帝督
第二星将:麦野沈利
第三星将:番外個体
第四星将:心理定規
第五星将:絹旗最愛
第六星将:丘原燎多
第七星将:介旅初矢
星将堕ちしそうなメンバーで作ったらこんな面子になりそうな
妄想するだけでもゾクゾク来たwwwww誰かあちこちサイレンのクロス書いて広めろwwww
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 00:25:37.02 ID:Lg0SBtlz0
ネクストの読み切りに大食いラコンとかルセンチュウとかバオみたいなのが出ててうれしかった
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 00:27:48.42 ID:Lg0SBtlz0
禁書キャラの読みがながわかんねえ
一方通行とか「ひとかたみちゆき」さんかと思ってた
216 :
忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2011/05/02(月) 00:31:16.49 ID:Om766q+70
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 00:32:49.91 ID:SsAj1/CvP
過去スレで「俺もサイレンSS書く」と言ってた人が2,3人ほど居たはずだが
彼らは書いていないのだろうか…
それとも俺が見落としただけだろうか…
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 00:35:01.88 ID:tlT2DrQm0
>>216 超電磁砲に出たキャラ
前者が発火能力で後者が量子変速
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 00:35:08.10 ID:Lg0SBtlz0
パイロクイーン+マテリアルハイ
VS
ブレイズオブグローリー+エアリアルオペレーター
ふぁいっ
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 00:37:20.94 ID:fLwo5M6PP
むやみやたらとクロスさせるときは気を付けろよ
たまにギャーギャー騒ぎ出すお子様がいるからな
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 00:38:44.10 ID:NF4eMSrJ0
サイレンも禁書もまどかも武装錬金もごった煮になったスーパー超能力対戦が読みたいです
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 00:41:08.39 ID:OcmuBM9B0
>>219 サラマンドラじゃないフーちゃんじゃ一瞬で消し炭にされるな
223 :
忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2011/05/02(月) 00:50:39.51 ID:Om766q+70
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 00:54:28.80 ID:UKLSQ6C8O
間違いなくVIPのVSスレで通用する実力あるんだがなかなか取り上げられないんだよなぁ
知名度下がるばかりだから何とかしたいものだが
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 00:55:31.03 ID:Lg0SBtlz0
>>222 まずエアリアルオペレーターをなんとかぶっ倒して、
マテリアルハイでロケット作って火渡を閉じ込める
高々度まで打ち上げて武装錬金を解除させれば、あとは攻撃が通るはず
マテリアルハイって窒素とか酸素とか選んで固められねーかな
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 01:09:20.58 ID:wt/zH5mU0
毒島が遊坂からゴルゴン伝授してもらって大気散布なんかした日には…
とりあえず
支援
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 01:34:28.85 ID:UKLSQ6C8O
遊坂さんは
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 01:48:33.62 ID:0gw1G0ij0
ほすん
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
支援