まどか「マミさんのソウルジェム借りパクしちゃった」
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
キュウべえ「うぅん…なんだかお腹が空いてきたよ」トテトテ
キュウべえ「僕の姿なら、お店の商品をコッソリ頂戴しても人間は罰する事は無いから大丈夫だろうけど」スタスタ
キュウべえ「…だからと言って、パクって良い事にはならないよね。人として」
グゥゥウゥ……
キュウべえ「でも、僕のそんな気持ちとは裏腹にお腹は鳴ってしまう…。現実は何時だって残酷だね」グゥゥゥ…
ほむら「……………………」パクパク
キュウべえ「…は!?あそこにいるのはほむら」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 19:57:48.43 ID:51VSOlFp0 BE:2092608375-2BP(234)
なんということでしょう
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:02:59.17 ID:p2sUrEMD0
おかえり
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:04:46.55 ID:/j2+dslbO
キュウべえ「やぁほむら。こんな所でお昼ご飯かい?」
ほむら「……何?」パクパク
キュウべえ「やれやれ、キミは他人に素っ気無いねぇ」
ほむら「用が無いなら視界から消えて頂戴」パクパク
キュウべえ「そ、そんな連れない事言わないでよ。僕達、友達じゃないか!」
ほむら「そう?なら私の言う事を聞いて」
キュウべえ「ダ、ダメだよ!ほむらはもっと他人と仲良くした方がいいよ」
ほむら「…………」パクパク
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:12:12.15 ID:/j2+dslbO
キュウべえ「まどか達と一緒にご飯食べたり、ウチで遊んだ…」
ほむら「…………」パクパク
キュウべえ「……………」ジーッ…
ほむら「…だから、何?」
キュウべえ「は!?い、いや。キミが人のお説教を聞かないから呆れていたんだよ!魔法少女ってヤツぁなんで、こう自分勝手なのばかりな…」グゥゥウゥゥ…
ほむら「………へぇ」ニタリ
キュウべえ「ちょ!待ってよ違うんだよ。別に僕ぁほむらのお弁当が欲しくて近付いたんじゃなくてね!」アセアセ
ほむら「…………へぇ?」ニタニタ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:13:53.60 ID:uBy1453wO
昨日のとはだいぶ雰囲気が違うな
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:18:55.47 ID:/j2+dslbO
キュウべえ「だ、…だから、その完封なきまでのドヤ顔で見下すのは止めてよ!」
ほむら「これ、〆のデザートのエクレア」サッ
キュウべえ「…!え…えくれあ」ジュルリ
ほむら「しかも駅前の並ばなければ手に入らない、レア物…」ピリピリ
キュウべえ「は、はふぅ…。袋を開けた瞬間、甘い匂いが…」クンクン
ほむら「……これを」
キュウべえ「こ、……これを?」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:29:05.16 ID:/j2+dslbO
ほむら「口を惚けて突っ立つ使い魔の眼前で、一口で頬張る」ガッ
ネチャネチャ
キュウべえ「な!?キミはなんて事を!そんな雑に食したら、端っこからクリームがダラダラ漏れるじゃないか!」
ほむら「ふぅ……。美味しかったわ」ゲップ
キュウべえ「そ、そう。…それは良かったよ」グゥウゥゥ…
ほむら「舐める…?」ネチャリン
キュウべえ「そんな、手についたクリーム喜んで頂くほど落ちぶれてないよッ!」
ほむら「…そう。残念」ペロペロ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:32:19.42 ID:UN503wNF0
しえn
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:32:48.23 ID:4Mxt+P/PO
俺がペロペロ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:40:38.21 ID:/j2+dslbO
キュウべえ「全くもう…。なんでインキュベータの僕がこんな目に。だから地球なんて野蛮な星はイヤだったんだよ…」ブツブツ
ほむら「…そういえば」
キュウべえ「なんだい?いくら僕が感情の無い生き物でも心に傷は負うんだよ」
ほむら「この間の世界の歪み。あれは何のつもり?」
キュウべえ「世界の…歪み?歪んでるのは君達魔法少女の性格じゃあないか。中二病も程々にしないと」
ほむら「………へぇ?」ニヤリ
キュウべえ「…だ、だから何さ。その意味深な顔は止めてよ」ビクッ
ほむら「何でも無いわ。ただ何か面白い事が起こるんじゃないかな…ってね」バッ
キュウべえ「物騒そうな事言わないでよ。……って行っちゃった」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:42:37.65 ID:UN503wNF0
しえn
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:45:44.47 ID:/j2+dslbO
キュウべえ「ふぅ…。魔法少女の相手は疲れるよ。…マミもやたらと僕のパーソナルスペースを侵害してくるし」
キュウべえ「皆、さやかみたいに純粋な娘ばっかりなら良かったのに…」ピロロロン。ピロロン
キュウべえ「あ、メールだ…」ピッ
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:48:31.05 ID:UN503wNF0
しえn
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:49:32.51 ID:kW1ChUTp0
支援
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:49:37.50 ID:/j2+dslbO
キュウべえ「…え?本当にいいの、コレ駅前のエクレアじゃないの」グゥゥウェゥ…
まどか「流石キュウべえだねー。さやかちゃんに並んで買って来て貰ったの」
さやか「…はぁ…はぁ……」
まどか「さぁ、さぁ召し上がれ!」バッ
キュウべえ「全部いいの!?僕食べていいの!」ジュルリ
まどか「当たり前だよぉー。沢山食べてね、またさやかちゃんが買って来てくれるから」
さやか「はぁ……はぁ。んで…キュウべえ頼みがあるんだけどさ」
キュウべえ「へ?はほひっへ?」モシャモシャ
………………………
…………………
…………
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:50:15.55 ID:dAAGwNwE0
こんなQBだったら間違いなく空気作だった
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:51:27.88 ID:u8YRXO3E0
ループか、ループなのか
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 20:52:03.41 ID:TkgFBSbn0
お、前の続き?
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 21:01:02.06 ID:/j2+dslbO
……べえ…、キュウべえってば!
キュウべえ「…は!?こ、ココは」フラフラ
まどか「何言ってるのかな?マミさんのマンションじゃない。」
キュウべえ「そ、そうか。あの後、僕はまどかの下らない戯れに…」
さやか「どうしたの?大丈夫、キュウべえ」サスサス
マミ「恐らく何かしらの過度な精神的ストレスによって、一時的な記憶の混乱を起こしてるんじゃないかしら?」
まどか「ま、まさか…新手の魔女の仕業!?大丈夫だよキュウべえ。私達魔法少女が守ってあげるから」ギュ
キュウべえ「魔女じゃなくてキミ達が原因だよッ!魔女に限り無く近い魔女少女のキミ達が原因なの!」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 21:03:53.55 ID:UN503wNF0
しえn
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 21:14:05.22 ID:/j2+dslbO
まどか「魔女だなんて心外だよぉ。ただ、私とさやかちゃんを魔法少女にした二つの対価。それでマミさんのクローンを精製、その後私とマミさん以外の記憶を消し去ったのちに、キュウべえ達をこのマンションに誘い込んでドッキリ・ドキ・ドキ、大・成・功ー♪
…っていうオチャメな遊びをしただけじゃない!」
キュウべえ「それを遊びって言ってる時点で充分魔女だよ!?つか、なんでそんなに説明口調なのさ!」
さやか「キュウべえ、キュウべえ落ち着いて」ユサユサ
まどか「でも、お陰で刺激的な一時が過ごせたでしょー」
キュウべえ「……はっふん」 ガクッ
まどか「…あら、どうさたキュウべえ。そんなにうなだれて?まだ物足りなかったかな」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 21:18:48.98 ID:UN503wNF0
しえn
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 21:31:04.92 ID:UN503wNF0
しえ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 21:35:03.53 ID:/j2+dslbO
キュウべえ「…人体のクローン精製に、銀河規模の記憶及び記録改編。この時点で、三桁近い宇宙条例違反…。立派な重犯罪者の仲間入りだよ」フラフラ
まどか「もー、そんな事気にしてるのぉ?大丈夫だよ、銀河全体までバレない様に気を使ったから」
キュウべえ「大丈夫じゃないよ!?余計タチが悪いよ。銀河の秩序…、神に対する反逆罪だよ!」
まどか「その罪の意識を、私達が胸に秘めて置くだけで済むなら。……このドッキリも安い物だと思わない?」ニコッ
キュウべえ「塵微塵一粒にも思わないよ!何綺麗に終わらせようとしてるのさ」
まどか「何かを手に入れるには何か代償を払わなくちゃいけないんだよ。キュウべえ!」ポン
キュウべえ「どれだけ燃費の悪い熱エネルギー変換なの!?」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 21:35:40.68 ID:UN503wNF0
しえn
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 21:45:11.13 ID:MkYnN3va0
ほ
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 21:46:29.58 ID:/j2+dslbO
まどか「さぁ、さぁ。これで今度こそ全部納得が言ったよね。二人とも」ポン
さやか「う、うん…。難しい事は良く分からなかったけど、つまり全部ドッキリで、マミさんは死んなんかいなかったんだよね」
マミ「えぇ、ご覧の通りピンピンしているわ」
さやか「…そっか。なら良かったよ!」ニコッ
キュウべえ「さ、さやか…。キミは眩しすぎるよ…」プルプル
まどか「キュウべえも良いよねー。これから録画したVTR編集したいし」ワキワキ
マミ「鹿目さん、私も全力でお手伝いさせて貰うわね。キュウべえのパートは任せて!」ダラダラ…
さやか「うわ…、マミさん涎、よだれ!?」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 21:50:08.99 ID:x0kXAU10P
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 21:54:56.95 ID:yd6wZoUS0
支援
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 22:06:09.58 ID:/j2+dslbO
キュウべえ「一つ……」ボソ
まどか「うーん?何かなぁキュウべえ」
キュウべえ「一つだけ納得がいかない事があるよ」
さやか「他に何があるの?どこもおかしい所なんか無いじゃん」
キュウべえ「百歩譲って、まどかと魔法少女の契約を交わし宇宙条例違反を冒したとしても…」
まどか「としても?」
キュウべえ「僕が、さやかの身に危険が及ぶ事をするはずが無いんだ!天地天命に誓って、危険な魔法少女になんかしない!」
さやか「キュ、キュウべえ…。有り難う」
マミ「…………」ピク
さやか「気持ちはとっても嬉しい。……でも、私はキュウべえと一緒に闘えるなら、世界の役に立てるなら、そっちの方が嬉しいんだよ」
キュウべえ「さ、さやか…。やっぱりさやかは僕の追い求めていたパートナー。真の魔法少女だよ!」
まどか「………はッ!?」ビクッ
マミ「…………………」ペッ!
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 22:07:37.55 ID:wL2DYJJVO
ぉぉ…
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 22:13:05.37 ID:/j2+dslbO
>>29 そです。
立て直しついでにちょいと前半追加を
まどか「マ、マミさぁーん!ほらコレ。お昼、吐きたてキュウべえエクレアです」サッ
マミ「……え?あ、あら有り難う鹿目さん。何時も悪いわね」ニコッ
さやか「ん?なにまどか、そのタッパーは」
まどか「な、なんでも無いよぉ、さやかちゅあん!」バッ
マミ「…フ、フフフ…」クンクン
キュウべえ「で、どうなのさまどか!」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 22:23:35.87 ID:/j2+dslbO
まどか「うーん。さっき言った通り何事も、絶対は無いんだけどねぇ」
キュウべえ「こればっかりは譲れないよ!例え思考停止の家畜だと言われても…。さやかを傷付けるくらいならば、僕はその身でそんなふざけたルールをぶち壊すよ!」
まどか「はっひゅー、はっふん!」ピクッピク
キュウべえ「ちょ!そのヨダレダラダラで視点の合わない顔止めてよ!気持ち悪いよ!?」ビク
まどか「イイヨォ、イイヨォー。それじゃあ特別に教えてあげるよぉ」スッ
マミ「あらあら、鹿目さんも人が悪い」クスクス
キュウべえ「……ふぇ?」
まどか「んとねー……。ゴニョゴニョ」ボソボソ
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 22:23:51.84 ID:MkYnN3va0
ほ
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/24(日) 22:30:52.31 ID:/j2+dslbO
キュウべえ「…………………」ズーーン…
まどか「うふぇふぇー」ニヤニヤ
さやか「ど…、どしたのキュウべえ?」ポン
キュウべえ「……聞かなきゃ良かった。彼女は魔女なんて生易しいモンじゃあない、…正に悪魔だ」ガクッ
まどか「さやかも知りたぃー?えーっとねぇ」スッ
キュウべえ「止めんかッ!この阿呆少女が!」ブン
まどか「えばんッ!」ズビシ
さやか「そ、そんな酷い内容だったんだ……」
キュウべえ「はぁ……はぁ…。思い出したくも無いよ…」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
−数日後−
『………と、言う訳さ。お陰で酷い目にあったよ』
ほむら「そう…。流石に少しは貴方に同情するわね」
キュウべえ『少しじゃなくて全面的にしてよ!…それにしても、なんでキミは知ってたのさ。まどか達とグルだったの』
ほむら「まさか…?魔女に知り合いが居ても、悪魔には居ないつもりよ。」
キュウべえ『…僕はどちらも遠慮したい気分なんだけどね』
ほむら「それに言ったでしょ。そんな気がしただけよ」