唯「どうして私はイビルジョーに生まれてきたんだろう」
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
代理
代理ありがとうございます
イビルジョー。
別名、恐暴竜。
獣竜種の中でも最大級の巨体を誇るモンスターであり、特定のテリトリーは持たず、常に獲物を求めてさまよっている。
その体躯に比例した高い代謝と体温を保つため、眼に映った生物を無差別に捕食する。
貪欲なまでの飢餓感は底なしで、切断された自身の尾を喰らったり、同属に対しての共食いも行ってまで空腹を満たそうとする。
絶えない飢餓感もあってか凶暴であり、捕食のし過ぎで周囲の生態系を崩壊させ、生物を絶滅寸前に追い込んだ事例すらあるという。
その捕食対象は小中モンスターだけにとどまらず、飛竜種や果ては古龍などの大型モンスターにも恐れなく襲いかかる。
激昂すると全身の筋肉が大きく盛り上がり、過去に獲物につけられた古傷が不気味に赤く浮かび上がる。
それと同時に傷口が開き、その痛みそのものが狂暴性をさらに増させる要因となっているのではないかと言われている。
詳しい生態については未解明な部分が多く、その狂暴性を含め最重要調査対象となっている。
眼に映る生物を反射的に襲ってしまうので、生涯孤独の身であるーーーーーーーー。
[シュレイド城]
〜廃墟シュレイド城。ここは親のいない若いモンスターたちが集まる、孤児院のようなものになっていた〜
イビル唯「やっほ〜」
律レックス「おっす」
ナルガ澪「おはよう」
紬ージャン「おはよ、唯ちゃん」
ナナ・梓トリ「おはようございます」
イビル唯「あずにゃ〜ん」だきっ、すりすり
ナナ梓「ちょ、いきなり抱きつくのやめてくださいってば!痛っ!ちょっ!顎の棘が痛いですって!」
ひゅおおおおおお
純オウガ「みなさん!先生来ますよ!早く席につかないと!」
がらっ
さわ子マガツチ「は〜いみんな席について〜」
さわ子マガツチ「全員揃ってるかしら」
和ダオラ「そろってます」
さわ子マガツチ「それじゃ授業始めるわよ。え〜今日は…竜人族についてね」
「竜の力・生命力と人間の知能を併せ持った最も警戒すべき存在よ」
イビル唯「…」ぽけー
イビル唯(綺麗な空だなぁ……)
「普通の人間なら即死の攻撃をあてても彼らは耐え忍ぶわ」
イビル唯「…」ぽけー
イビル唯(憂…元気かなぁ)
[夕方]
さわ子マガツチ「〜というわけです。じゃあ今日の授業はここまで」
律レックス「はぁ〜終わった〜!」
イビル唯「みんな!早く寮に戻ってフルベビアイス食べようよ〜」
ナナ梓「またアイスですか」
さわ子マガツチ「あ!唯ちゃん!校長先生が呼んでたから、校長室へ行ってらっしゃい」
律レックス「なんだまたなんかやらかしたのか〜唯」
イビル唯「え〜特に心あたりないんだけどな〜!じゃあちょっと行ってくるね!」タタタ
律レックス「おう」
タタタタタ…
ナルガ澪「…」
紬ージャン「…」
さわ子マガツチ「…みんな、少し話があるわ。席についてちょうだい」
[校長室]
イビル唯「失礼しま〜す」
イャンクック「おお、来たかね。どれそこに座りなさい」
イビル唯「はい。それで、話ってなんですか?」
イャンクック「…ふむ。最近どうじゃ?」
イビル唯「どうって?」
イャンクック「…クラスは…学校は楽しいかね?」
イビル唯「はい!みんな優しいし、とっても楽しいです!」
イャンクック「…そうか。それは良かった」ニコッ
イビル唯「…?」
イャンクック「…今日はじゃな、お主に話さなくてはならないことがあるんじゃよ」
イビル唯「?」
[教室]
律レックス「さわちゃん、話ってのは…」
さわ子マガツチ「…ええ。唯ちゃんのことよ」
さわ子マガツチ「今、校長先生が唯ちゃんにあのことを話しているわ」
律レックス「!」
ナルガ澪「!」
紬ージャン「!」
ナナ梓「!」
和ダオラ「!」
純オウガ「!」
ラギア姫子「!」
アグナいちご「!」
信代ンキン「!」
律レックス「そんなことしたら、唯は!」
さわ子マガツチ「仕方ないのよ…」
〜[半年前]〜
さわ子マガツチ「人間たちが使ってくる道具や罠はとてもやっかいで〜〜〜〜」
イビル唯「くぅ〜、くぅ〜」zzz…
憂バトリオン(もう、お姉ちゃんったら…また寝てる)くすっ
「なかでも閃光玉と音爆弾が〜〜〜〜〜落とし穴やシビレ罠も〜〜〜〜」
イビル唯「ん…う〜ん…」どくん
憂バトリオン「?」
イビル唯「う…ん…」どくん、どくん
和ダオラ「…唯?」
イビル唯「ん…うぅ〜ん…うう」どくん、どくん! どくん!!
イビル唯「」ぱちっ
憂バトリオン「…お姉ちゃん?」
イビル唯「……」
イビル唯「……お腹……」
憂バトリオン「え?」
律レックス「ん?」
イビル唯「…お腹…減った…」
律レックス「ぷぷ、おい唯のやつまた寝ぼけてるぜ」
さわ子マガツチ「もう、唯ちゃん!ちゃんと授業聞いていないと人間に殺されるわよ?」
イビル唯「……お腹…」
憂バトリオン「…お姉ちゃん?」
イビル唯「…お…な…か…」
ナナ梓「唯先輩?」
イビル唯「………」ぼた、ぼた、ぼた
ナルガ澪「唯、よだれが…」
紬ージャン「唯ちゃん?」
イビル唯「…………」ゴゴゴゴゴゴ
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 21:56:25.35 ID:0CCZ8/qpO
ほう
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 21:59:11.44 ID:5z3lvQPt0
C
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 21:59:42.65 ID:zaTZHqr80
イビル唯「…オナカ……」すっく
憂バトリオン「お姉ちゃんどうしたの?朝ご飯食べたでしょ?」
(いつもと様子が違う…)
純オウガ「あ、ちょっと握手は並んで…むにゃ」zzz…zzz…
イビル唯「…オナカ…ヘッタ…」ぼた、ぼたぼたぼた
さわ子マガツチ(まさか!)
「憂ちゃんすぐに離れなさいッ!!!」
憂バトリオン「え?」
イビル唯「グオオアアアアアアアアッ!!!!」びり…びり…
全員「!!!!」
ナルガ澪「うっ」ズキン!ふらっ…ぴよぴよ(音爆弾効果)
イビル唯「グルルルル…」ギロリ
憂バトリオン「」ぞくっ
イビル唯「ガアアア!!」がぶりっ
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:00:39.19 ID:hRbQgyj7O
いちいちモンスターが凶悪すぎる件
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:00:40.83 ID:zaTZHqr80
憂バトリオン「!!お、お姉ちゃん!やめて…痛いよ…!」
イビル唯「グルルル…」ぎり…ぎり…
律レックス「唯てめえ!どうしたんだよ!なんで憂ちゃんの腕に噛み付いて」
ぶ ち っ
「「「!!!!」」」」
ブシュウウウぅぅぅうぅ
憂バトリオン「つっ 」
ナナ梓「ひっ」
律レックス「う、腕を…噛み千切りやがった…!!」
イビル唯「もにゅ…もにゅ…」
憂バトリオン「お、お姉ちゃん…」ぶしゅうううう!!
ひゅおおおおおおお
さわ子マガツチ「ふんっ!」体当たり!
イビル唯「グッ」どかっ…ごろごろ
さわ子マガツチ「和ちゃん!校長先生を呼んできて!早く!」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:01:53.74 ID:5z3lvQPt0
待て、校長じゃ弱すぎるwwwww
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:02:30.64 ID:zaTZHqr80
和ダオラ「わかりました!」ばばっ
さわ子マガツチ「りっちゃん!ムギちゃん!憂ちゃんの止血を!」
びゅお!
さわ子は憂の身体を風で律たちのところへ吹き飛ばした!
律レックス「わ、わかった!」
紬ージャン「とにかく血を止めなきゃ」ぎゅううう
憂バトリオン「うっ…お姉ちゃん…」はあ…はあ…
律レックス「梓!咆哮で気絶してる澪を起こしてやってくれ!」
ナナ梓「わ分かりました!」
イビル唯「グルルルル…」ゆらり…
さわ子マガツチ「…イビルジョーの本能が目覚めてしまったのね…」
イビル唯「グオオオオォアアアアアアアッッッ!!!!」ビリ…!ビリ…!
純オウガ「…ん?」ぱちり
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:04:08.91 ID:zaTZHqr80
がらら
イャンクック「…ついに目覚めてしもうたか…」
和ダオラ「はあ、はあ、校長先生!唯は!」
イャンクック「…離れていなさい」
純オウガ「あれ?なんで校長先生が教室に…」くるっ
純オウガ「ってうおおおおああああなんじゃこりゃあああああ!!!」
イャンクック「さわ子先生、ワシがやろう」
さわ子マガツチ「校長!」
イャンクック「ほかの子たちを頼む」
さわ子マガツチ「わかりました!」
イビル唯「グルルルル…」ぼた…ぼた…
イャンクック「唯くん…少々手荒なまねをするが…許してく」
イビル唯「ガラアアア!!」尻尾アタック!
イャンクック「!!」 どかっ…どおおおおおん!!!
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:05:36.04 ID:zaTZHqr80
さわ子マガツチ「校長!」
イャンクック「くく…なに、心配はいらん」むくり
イビル唯「グルルルr…」
イャンクック「くく、くくく、このワシをも喰らおうとするかよ…」
イビル唯「グルルルがあああああ!!」がばあ!!
イャンクック「久々に血が滾るわ」にやり
イビル唯「ガチン!!」すかっ
イャンクック「クェエエエエエエ!!!!」がん、がん、がん!
イビル唯「ぐっ…」ふらっ
さわ子マガツチ「校長!あなたのついばみを頭に3発も食らったら死んでしま」
イャンクック「なに、こいつは死にゃあせん」
イビル唯「ぐ…うう…」ふらふら…ドシーン!
イビル唯「………」
イャンクック「気絶してるだけじゃ。三日は目を覚まさんじゃろうがな」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:06:02.66 ID:7Xvba2lm0
なにこれ
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:06:49.76 ID:hRbQgyj7O
先生…
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:06:54.85 ID:zaTZHqr80
イャンクック「憂くん、大丈夫かね」
憂バトリオン「はい。左腕一本失いましたが、しっかり栄養を摂ればそのうちまた生えてきます」
イャンクック「ほっほ、さすがは煌黒龍といったところじゃの」
律レックス「お、おい先生!唯はいったいどうしちまったっていうんだよ!」
イャンクック「まあ落ち着きなさい。今から説明する」
純オウガ「あ、梓…いったいなにが…」
ナナ梓「唯先輩がいきなり憂を襲って片腕を噛み千切ったんだよ…」
純オウガ「ええっ!?」
イャンクック「さわ子先生、唯くんを医務室へ連れて行ってくれぬか」
さわ子マガツチ「分かりました」
ひゅおおおおおおおおお
イャンクック「さてと…諸君、これから唯くん…恐暴竜という種について説明する」
憂バトリオン「!!」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:07:11.24 ID:cGmfhWMjO
イビルジョーって強いの?
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:08:25.96 ID:zaTZHqr80
イャンクックはイビルジョーの生態について説明した!
イャンクック「…というわけなんじゃよ。本能が目覚めてしまったんじゃな」
律レックス「…そんな…」
ナルガ澪「あの優しい唯が…」
紬ージャン「唯ちゃん…」
イャンクック「本能が目覚めるのはもうちょい先だと読んでおったんだがな…カンが鈍ってきたわい」
和ダオラ「そ、それじゃ、唯は目を覚ましたら…また私たちを…襲うということですか?」
イャンクック「いや。それはない。あやつはまだ若い。今回は本能が少し顔を覗かせただけじゃ」
ナナ梓「ほっ」
イャンクック「しかし1年後…いや半年後かも知れぬ。あやつは完全に恐暴竜として覚醒するじゃろう」
憂バトリオン「!!…覚醒したら…」
イャンクック「眼に映るもの全てを喰らう理性持たぬ捕食マシーンとなる」
「「「!!!!」」」」
イャンクック「あらゆる生命という生命を喰らい続けるじゃろうな。その身を誰かに滅ぼされるまで」
24 :
忍法帖【Lv=16,xxxPT】 :2011/04/17(日) 22:09:11.96 ID:pYH2Yw7B0
なにこれ斬新
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:10:18.79 ID:zaTZHqr80
[医務室]
イビル唯「ぐぅ〜…ぐぅ〜」zzz…zzz
さわ子マガツチ「唯ちゃん…」ポロ…ポロ…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ひゅおおおおおお
さわ子マガツチ「ん?遠くに数人の人間たちが見える…始末しておくか」
ひゅおおおおおおお!!
ザアアアアア(雨)
ハンター「む、なんだこのモンスターは!?」
ハンター2「おそらくイビルジョーの幼体だろう。個体数が非常に少ないから俺も資料でしか見たことないが」
幼イビル「くるるる!きゃん!!きゃん!」
ハンター3「はん!こいついっちょまえに威嚇してやがるぜ!オラァ!」蹴飛ばし!
幼イビル「っぐ!」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:10:21.73 ID:gP1JKaxd0
全盛期イャンクック伝説
・ハンター3乙なんてざら。上位ハンターですら乙る。
・イャンクックは本気を出した事がない
・火球1発で3ヒットは当たり前、乱れ撃ちすれば8ヒットも
・地上に降りた時の風圧だけでハンターが死ぬのは日常茶飯
・熟練ハンターにより密林のモンスター全員負傷の状況から1人で逆転
・切れ味が白の武器でも余裕で弾く
・ついばみが速すぎて頭が三つに見える
・間違ってクエストを受注したハンターが泣いて謝った、心臓発作を起こすハンターも
・あまりに強すぎるからカプコンが弱体化
・その弱体化後でもハンターをなぎ倒す
・グラビモスにビームを仕込んだのがイャンクック
・ハンターを一睨みしただけでダメージを与える
・自分の尻尾を見ようとじゃれていただけでハンターが死亡
・隣のエリアでくしゃみをした時に出た火球がハンターに当たり死亡
・既に克服している音爆弾でもハンターへのファンサービスのため効いたふりをする
・古龍迎撃戦は本来イャンクック迎撃戦として開発されていた
・カプコンからハンデとして目を瞑ってくれと頼まれ実践したが、足踏みだけで勝ってしまう
・全エリアに響く咆哮をする
・ガード中に盾を割られるランスが続出
・密林の木々はほとんどイャンクックが植えたもの
・たまに沼にいるのは出張で植林をしているため
・キノコ、鉱石等が毎回あるのはイャンクックが準備してくれているため
・尻尾を振り回したらハリケーンが起きたことは有名
・鷲掴みにして密林空中遊泳のサービスをしていたがハンターがビビリ過ぎるので中止した
・ランゴスタに刺されたハンターを麻痺が切れるまで待つ騎士道精神
・イャンクックを討伐できれば長老になれるというのはもはや伝説
・戦いに疲れ、ラオに体、ラーに力と毛、バサルに鱗、ナナに炎を分け与え今の姿になった
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:11:20.36 ID:l8jFfk/A0
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:11:36.02 ID:zaTZHqr80
ハンター「てめえみたいなチビ武器を使うまでもねぇ!」どかっ!どかっ!
幼イビル「ぐっ…きゅう…!!」
ハンター4「待て!そいつ様子がおかしい!そこから一歩も動こうとしねえ!まるで何かを守っ」
ハンター2「オらァ!」ハンマーフルスイング!
幼イビル「ぶっ!」ぴゅ〜〜ん どかっ!ごろごろ…ピク、ピク
ハンター達「!?」
幼バトリオン「…く〜ん」
ハンター「なんだこいつ!?」
ハンター3「あのチビ、腹の下にこいつを隠してやがったのか!」
ハンター4「おい、2、このモンスター分かるか?」
ハンター2「分からん。こいつはどんな資料にも載ってない…クシャルダオラにも見えなくもないが…」触り
ハンター2「痛っ!」
ハンター4「どうした」
ハンター2「見ろ、こいつ全身が鋭い逆鱗に覆われてる…触れるだけで肉が裂けるぞ」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:12:42.30 ID:CrIzytX/O
嘘だろ・・・
斬新すぎる・・・
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:13:30.13 ID:zaTZHqr80
幼バトリオン「…く〜ん」
ハンター3「本当だ…こりゃあうかつに触れねえな」
ハンター2「見ろ、あそこでのびてるイビルジョーの幼体の腹を…傷だらけだ」
ハンター「傷だらけになるのもお構いなしにこいつを守ってたってことか…?」
ハンター2「そのようだな…とても信じられないが」
ハンター4「で…こいつらどうする?」
ハンター2「いちおう眠らせてジジイどもに持って行こう。新種の古龍かもしれん」
ザアアアアアア!!!!
ハンター「雨が強くなってきた…早く戻」
ドガガっ!!!ドガガっ!!!!(グランドクロス)
ハンター達(・・・・・・・)即死
さわ子マガツチ「ふぅ。ん?」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:14:35.82 ID:7Xvba2lm0
泣いた
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:15:41.38 ID:zaTZHqr80
幼バトリオン「く〜ん…く〜ん」ぺろぺろ
幼イビル「う…う〜ん」ぱちり
幼バトリオン「く〜ん!」ぺろぺろ
幼イビル「う…うい…ごめんね…怪我はない…?」
幼バトリオン「お…ねえ…ちゃん」ポロポロ
ザアアアアアア
さわ子マガツチ「………」
幼イビル&幼バトリオン「!?」びくっ
さわ子マガツチ「イビルジョーと…アルバトリオンの…子供…」
ザアアアアアアア
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さわ子マガツチ「あの時…自分の体が逆鱗で傷つくのも構わず妹を守ろうとした優しいこの子が…」
イビル唯「くぅ〜…くぅ〜」zzz…zzz…
さわ子マガツチ「どうしてこんな悲しい運命を…」ポロ…ポロ…
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:17:40.08 ID:gP1JKaxd0
いつの間にか回想はいってた
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:18:43.07 ID:zaTZHqr80
[教室]
イャンクック「…以上じゃ。なにか質問のある者は?」
律レックス「ふっっざけんな!」だん!
ナルガ澪「律!?」
律レックス「あんた昔は[修羅]の異名を持つ最強の飛竜として恐れられてたんだろ!?」
律レックス「なんとかなんねーのかよ!!!」
イャンクック「神が定めた生物の本能じゃ。ワシの力じゃどうにもならん」
律レックス「くそっ!くそっ!!なんで唯なんだ!くそぉっ!!!」ポロ…ポロ…
憂バトリオン「…」(神が定めた…本能………神……)
憂バトリオン「!!」
憂バトリオン「校長先生!!」
イャンクック「なんじゃね?」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:20:26.23 ID:zaTZHqr80
憂バトリオン「この世のどこかにいるという、伝説の祖龍なら!!!」
「「「!!!」」」
イャンクック「まあ話によると祖龍はいかなる願いも叶えられるそうじゃが…実在するか分からん伝説中の伝説じゃぞ?」
憂バトリオン「そういう話があるってことは、実在する可能性は0じゃないってことです!」
イャンクック「まぁそうかも知れぬが………お主…まさか」
憂バトリオン「はい!祖龍を探す旅に出ます!今すぐ!」
純オウガ「ちょ、ちょっと憂、本気なの!?」
憂バトリオン「本気だよ!私が…!!私がお姉ちゃんを呪われた運命から救ってみせる!!」がたっ
律レックス「よっしゃあ!私も行くぜ!」
憂バトリオン「いえ、律さんたちは…ここでお姉ちゃんを支えてあげて下さい」
律レックス「なっ」
憂バトリオン「律さんたちもいなくなったら…きっと…お姉ちゃんは……お願いです」
律レックス「わかった。唯は私たちにまかせろ」
憂バトリオン「ありがとうございます!」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:21:25.88 ID:dkh7ZVCm0
やべえシリアスな話だった
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:22:32.64 ID:zaTZHqr80
イャンクック「…止めても無駄か…」
憂バトリオン「すみません校長先生」
イャンクック「ふむ。美しい姉妹愛じゃ。行ってきなさい」
憂バトリオン「ありがとうございます!お姉ちゃんには…適当に両親を捜す旅に出たとでも言っといてください」
イャンクック「ふむ。承知した」
憂バトリオン「それでは行ってきます!」ダダダだ!
[医務室]
憂バトリオン「〜〜〜というわけなんです!」
さわ子マガツチ「これまた急ね…気をつけるのよ」
イビル唯「くぅ〜…くぅ〜」zzz…zzz…
憂バトリオン「お姉ちゃん…絶対助けてあげるからね」ちゅっ
イビル唯「えへ〜…」zzz…zzz…
憂バトリオン「それでは先生、お姉ちゃんをお願いします!」だだだだ!
さわ子マガツチ「分かったわ」
38 :
忍法帖【Lv=7,xxxP】 master:2011/04/17(日) 22:24:21.95 ID:QurmrHP70
ボレアス「ここ俺ん家なんだけど…」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:24:29.96 ID:zaTZHqr80
ひゅおおおおおお!バサッ、バサッ、バサッ
憂バトリオン「待っててねお姉ちゃん!今度は私が…」
憂バトリオン「お姉ちゃんを救う番だよ!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そして、
[現代]
イャンクック「…こういうことが、半年前にあったんじゃよ」
イビル唯「 」(そんな…)
イャンクック「そしてこれが、憂くんが旅に出た本当の理由なんじゃよ」
イビル唯「 」(うそだ…)
イャンクック「辛いだろうが、事実として受け止めねばならん」
イビル唯「 」(私が…憂の腕を…)
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:25:32.46 ID:j+Euweyn0
支援
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:27:02.31 ID:zaTZHqr80
イャンクック「唯くん…最近、食事中になにか変わったこととかなかったかな?」
イビル唯「!」(食事中…やっぱり…)
イビル唯「最近、ご飯の味がよく分からないんです…いや、というより…食事中は…なんだか意識がぼんやりして…」
イャンクック「ふむ。今朝なにを食べたか思い出せるかな?」
イビル唯「今朝…」(あれ…なに食べたっけ?…あれ?誰と食べたっけ?)
イビル唯「思い出せません」
イャンクック「食事中は意識が半分飛んでるんじゃな…それはつまりな…」
イビル唯「…」
イャンクック「イビルジョーの本能が目を覚ましつつあるんじゃよ」
イビル唯「!」
イャンクック「もう一ヶ月もすれば…君は…」
イビル唯「うそ…いやだ…」
イャンクック「空腹になる度に意識が飛び本能に支配され…」
イビル唯「やだ…やだ…やだ!」
イャンクック「眼に映る生き物を無差別に喰らうようになる。友達だろうと家族だろうとお構いなくな」
ゲームはやらないけど面白い
支援
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:28:15.99 ID:gP1JKaxd0
これ話したらそれこそ覚醒しちゃうだろうがwww
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:30:30.37 ID:zaTZHqr80
イビル唯「そんな!嫌です!助けて!先生!」ポロ…ポロ…
イャンクック「…これが…イビルジョーに生まれた者の運命なんじゃよ」
イビル唯「そんな!なんで!なんで私が!!うあああ!うわああああああん!!!!」
イャンクック「……力になれなくて…すまぬ…」
イビル唯「あああああん!!!うわあああああああああああん!!!!」
イャンクック「………気が済むまで…泣くといい…」
イャンクック(神よ…なにゆえこのような娘にこんな試練を…)
イビル唯「あああああああああああん!!!うわあああああああああああああん!!」
イャンクック「…………」
空腹時に本能が目覚めるなら常に食い続けばいいんじゃね?
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:32:18.14 ID:mlC30FLd0
盛り上がってまいりました
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:32:54.93 ID:CvS3v6V/0
ゆい・・・うま・・・
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:32:59.78 ID:zaTZHqr80
[深夜]
さわ子マガツチ「…いいの?りっちゃんたちに…お別れを言わなくて」
イビル唯「はい。いいんです。それに…会ったら…決心が…鈍っちゃうから」
さわ子マガツチ「そう。それじゃ、明日の朝…みんなには私から伝えとくわ」
イビル唯「ありがとう…さ、…さわ…さわ…ちゃん…」グスッ
さわ子マガツチ「唯ちゃん!」ダキッ
イビル唯「ええええ〜〜〜ん!!!さわちゃん!さわちゃああああん!!」
さわ子マガツチ「ごめん…ごめんなさい唯ちゃん!力になれなくて!ごめんなさい!」ポロポロ
イビル唯「うっ、うっ…ひっく、うわあああああああん!!!!」
イャンクック「………」ツー
〜〜〜〜〜
存分に泣いたあと、唯はさわ子と校長に「憂が帰ってきたら自分は死んだと言ってくれ」と頼み、夜中のうちに深い森の中へと消えた。
自分がいたら、自分の大好きな大切な人達を傷つけてしまう。
自分の大好きな人達を傷つけない為には、自分が消えるしかない。
唯が出した答えは、遠い所へ旅立つことであった。
そしてこのシュレイド城には、唯はもちろんのこと、憂も帰ってくることはなかったのである。
第一部 完
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:35:25.33 ID:zaTZHqr80
第二部
[ココット村]
村人1「おい聞いたか?最近見慣れねーモンスターが森丘の生態系を荒らしまくってるらしい」
村人2「聞いたぜ。そいつはとにかく貪欲で、この辺のアプトノスが激減したらしいな」
村人3「草食竜だけじゃねえ。リオレウスとリオレイアもそいつに喰われたらしい」
村人1「なにっ」
村人3「古くから森にいすわるオオナズチも喰われちまったんだとよ」
村人1「…バケモンだな」
村人2「まぁしかし…そいつが暴れられるのも今日までだ。なんせ今朝…」
村人3「ああ。この村が生みし最強の竜人族ハンター『ココットの英雄』が出向いたからな」
村人1「だな…しっかし…なんだ?今日のこのどんよりした不気味な曇り空はよ…」
ゴゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
村人1「…荒れるぜ…」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:39:00.83 ID:zaTZHqr80
〜〜時は少し遡る〜〜
気が付くと私は綺麗な森と丘に来ていた。
こうしてまだ私が私として意識を持ってるってことは、まだ私の中の本能は完全に目覚めていないらしい。
でも…もうほとんど目覚めてるってのは分かる。
だって…
だって、私は、シュレイド城を出てから何を食べたかってことをまったく覚えていないんだもん。
空腹になった瞬間…私のお腹がぐぅ〜って鳴った瞬間、私は急な眠気に襲われて意識が飛ぶ。
気が付くと、真夜中になっていたりする。
辺りにはまだ新しい血と肉片が飛び散り、骨や爪、甲殻が散らばってる。
私のお腹が満たされてる。
そして私の身体には新しい傷が増えていて、これがまたヒリヒリ痛むんだ。
空腹にさえならなければ意識が飛ぶことはないのかなって思って、石や草を手当たり次第に飲み込んだことがある。
でも、すぐに吐き戻しちゃった。
なんで
なんで、ものを食べるって行為に私はこんなに苦しまなきゃいけないんだろう。
どうして
どうして私はイビルジョーに生まれてきたんだろう
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:40:56.03 ID:WyNRTdOW0
。・゜・(ノД`)・゜・。
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:41:36.29 ID:zaTZHqr80
「森の中」
イビル唯「ん…ん」ゴクゴク
イビル唯「ぷはーっ!ここの泉の水は美味しいなぁ」
「へぇ〜、あんた、見ない顔だね」
イビル唯「ん?」くるっ
・・・・・・・・・シーン
イビル唯「あれ?後ろから声がしたと思ったんだけど…」
・・・・・・・・・・シーン
イビル唯「…空耳かな」くるっ
「ここだよ、ここ」
イビル唯「ん!?」クルッ!
・・・・・・・・・・シーン
イビル唯「だれ…?どこにいるの…?」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:42:16.26 ID:cNwopP4W0
なかなか秀逸
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:43:20.64 ID:yV/7SpaQ0
これは期待
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:44:37.87 ID:zaTZHqr80
「眼の前にいるじゃん」
イビル唯「え!?どこ!?」
「だから眼の前だっつの」
イビル唯「だから誰もいないってば!」
「ぷっ…あははははは!」すう〜
イビル唯「あっ!」
クリスティーナズチ「あはは。ごめんごめん。ちょっとからかっちゃった」
イビル唯「すごい!透明になれるの!?」
クリスティーナズチ「まぁね。あんた、どこから来たの?」
イビル唯「えっと…」
クリスティーナ「ああ、アタシはオオナズチのクリスティーナだ。クリスとでも呼んでちょうだい」
きちんと完結してほしいな
支援
57 :
忍法帖【Lv=10,xxxPT】 :2011/04/17(日) 22:47:58.95 ID:YoPX7wKI0
支援
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:48:03.24 ID:zaTZHqr80
・・・・・
クリス「…へぇ〜…恐暴竜としての運命ねぇ…唯も大変だな…」
イビル唯「はい…だから、もうそろそろ私行きますね」すっく
クリス「へ?なんで?どこ行くの?」
イビル唯「え?だってこのままここにいたら、いずれクリスさんを襲っちゃうし」
シュパッ ベチン!(舌ビンタ)
イビル唯「あいてっ!」
イビル唯「…!!」(なに今の…速すぎて見えなかった…)
クリス「ん〜??…その発言は…つまりこのアタシがあんたに喧嘩で負けるってことか?」ぎろり
イビル唯「ひっ…い、いや、そういうわけじゃ」びくっ
クリス「あんま舐めたこと言ってっと…毒霧くらわすぞオラ」
イビル唯「え、ご、ごめんなさい」(こ、この人怖いよ)
クリス「なんてな。いいよ。ここにいなよ」にこっ
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:50:11.41 ID:zaTZHqr80
イビル唯「え…」
クリス「寂しかったろ?今まで1人でさ…」
イビル唯「…」
クリス「城を出てから…人と関わるのを避けてたんだろ?」
イビル唯「 」
クリス「仲良くなっても…喰っちまうから」
イビル唯「 」
クリス「辛かったね…唯」
イビル唯「 」ジワ…
クリス「アタシなら大丈夫だから…ここにいなよ」
イビル唯「う…うぅ…」ポロリ…
クリス「あんたの意識が戻ったあとも…隣にいるって約束する。だからここにいな」
イビル唯「う…うああう…」ポロ…ポロ…
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:50:49.72 ID:yV/7SpaQ0
今までたまたまのために乱獲しててごめんな
61 :
忍法帖【Lv=10,xxxPT】 :2011/04/17(日) 22:51:49.31 ID:YoPX7wKI0
何日かかってもいいから完結してくれるとうれしい
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:52:54.69 ID:zaTZHqr80
イビル唯「うわああああああん!!!」だきっ
クリス「よしよし…」なでなで
イビル唯「ああああああん!!クリスさああああああん!!!」
クリス「辛かったね…」なでなで
ど く ん !!
イビル唯「あ…」
クリス「!?」
イビル唯「あ…来る…クリスさ…離れ…て」どくん、どくん
クリス「いきなりおでましかい…?本能とやらが」
イビル唯「お…ねが…い…は…なれ…て…」どくん!どくん!!
クリス「さっきも言ったろ?あんたの意識が戻ったあとも…隣にいるって約束するって」
イビル唯「逃げてクリスさん!!!!」ドクンッ!!!!
ぐぎゅぅぅ〜〜るるるるるるるるる
嫌なフラグ立ててる気がしてならない
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:54:16.81 ID:vZnW4lX6O
VIPが終わったとここまで感じさせるスレも珍しい
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:54:38.91 ID:QF6Tc/kK0
ジョーさん牙出してくれないから嫌い
純オウガで腹筋崩壊www
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:55:12.87 ID:zaTZHqr80
ゴゴゴゴゴ
イビル唯「ぐるるるるる…」ぼた…ぼたぼた
クリス「すげー涎だな…」
イビル唯「グルルル…」ギロリ…
クリス「けっ!良〜い眼だな…ぞくぞくくるぜ」
イビル唯「ガアアアアッ!!!」どしんどしん!
クリス「ふっ!」バックジャンプ毒霧!
イビル唯「グッ…」
クリス「よし、この隙に透明になって…」すぅ
イビル唯「!?」キョロ…キョロ…
クリス「後ろから奇襲だ!気絶させてやんぜ!」ブオッ
イビル唯「 」クルッ
クリス「!?」
イビル唯「ソコガァッ!!!!」噛み付き!
68 :
忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/04/17(日) 22:57:01.92 ID:xvbsYee20
クリス松本死んじゃうwwww
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:57:29.37 ID:zaTZHqr80
クリス「なにっ!…くっ!」
イビル唯「ガチン!」すかっ
イビル唯「クンクン…」クルッ
クリス「そうか!こいつ匂いでアタシの位置を…」
イビル唯「ガアアアアッ!」噛み付き!
クリス「へっ…腹が減ると感覚が研ぎ澄まされるってわけかい」ひゅっ
イビル唯「ガアアガチンッ!ガチンッ!ガチンッ!」すかっ
クリス「おっかねぇなあこのっ!」げろっ…げげろっ…スタミナ減らし粘液!
べちゃっ…べちゃっ
イビル唯「グッ…グゥウ」
クリス「よし!効いてる!このまm」
イビル唯「……」ゴゴゴゴ
クリス「なんだ…!?」ピタッ
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:58:40.68 ID:YI/mO26i0
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:59:28.22 ID:zaTZHqr80
イビル唯「グ…グガァウ」ゴゴゴゴゴ
クリス「ッ!」
イビル唯「グオオォオオォアアアアアアァッ!!」もこもこもこ
クリス「おいおい…冗談だろ…」ぞくり
怒りイビル唯「ガアアァッ!すぅ〜〜〜〜〜」
クリス「やべぇ…!逃げ…」
怒りイビル唯「がああああああああぁ!!!!」龍ブレス!!
クリス「しまっーーーーーー」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
[次の日の朝]
チュン…チュン…
イビル唯「う…う〜ん…」ぱちり
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:00:26.38 ID:hnlh/ZDgO
>>65 ドタマかち割ればポロポロ落としてくれるよ
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:00:49.72 ID:cNwopP4W0
あわわわ( ;´Д`)
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:01:46.10 ID:zaTZHqr80
イビル唯「はっ!」がばっ
イビル唯「クリスさーーーー」
〜〜〜周囲一帯には、真新しい血と肉片が飛び散っていた。
その中には、紫色の甲殻や渦を巻いた特徴的な形の尻尾も、見てとれた。
そして唯の空腹が、満たされていた〜〜〜〜〜〜
イビル唯「う…」じわり
イビル唯「うああう…」ポロ…
イビル唯「うわああああああああああああああん!!!!」
「あああああああああああああああああん!!!!!」
〜〜〜竜の泣き叫ぶ声が、早朝の森に響き渡った〜〜〜〜
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:03:18.80 ID:mIzow+A40
2Gで引退したけど…oh…
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:04:31.59 ID:bUEniB8u0
泣いた
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:05:25.30 ID:cNwopP4W0
クリスってなんか由来あんの?
これけいおんのキャラである必要なくn・・ゲフンゲフン
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:05:51.50 ID:yV/7SpaQ0
イビル嬢強すぎワロタ・・・
ワロタ・・・
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:05:51.92 ID:zaTZHqr80
・・・・・・・・
[数日後・丘」
イビル唯「…」ぽけー
ゴゴゴゴゴゴ
イビル唯「なんかどんよりした空だなぁ…」
ゴゴゴゴゴゴ
イビル唯「雨ふってくるかな…」
「よぉ、てめぇが恐暴竜だな?」
イビル唯「…ん」ちらっ
「空を見るのが好きなのか?そのナリでよ…」
イビル唯「…人間?」
ココットの英雄「ワリィな…てめぇも生きる為にやってることだろうが…ワシたちも生きてーんだ」シャキン
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:07:28.09 ID:mIzow+A40
…ゴクリ
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:08:29.22 ID:zaTZHqr80
イビル唯「…そんなちっぽけな武器で…私を殺せるの?」
(なんかこの人…校長先生に似てるな…眼とか雰囲気が)
ココット「いきなりしかけさせてもらうぜ」ひゅっ
ぶしゅっ…ぶしゅっ!!
ココットの英雄の剣が、座ったままの竜の肉体を次々と切り刻んでいく。
イビル唯「…ッ…ッ」(痛いなぁ…)
ココット「けっ…無抵抗かよ…ハンデのつもりかおい」ぶしゅっ…ぶしゅっ
イビル唯「ッ…ッ…」(痛い…クリスさんも…こんなに…痛かったのかな)
ごめん。
ごめんなさいクリスさん。
ここにいなよって言ってくれたのに。
優しく抱きしめてくれたのに。
本当にごめんなさい。
それから…憂。
腕…食べちゃってごめんね。
痛かったよね。ごめん。ごめんなさい。
なんで…本当にどうして私はイビルジョーに生まれてきたんだろう。
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:11:13.18 ID:zaTZHqr80
どうして。
どうして自分の空腹を満たす為に自分の好きな人を傷つけなきゃいけないの。
どうして好きな人の人生を終わらせなきゃいけないの。
なんで、どうして、なんで、なんで、なんで私なの…
イビル唯「 」ゴゴゴゴゴゴ
ココット「む…」
なんで、なんで私が
イビル唯「………」むくり
ココット「ふんっ、ようやくやる気になったかよ」
なんで、なんでなんでなんでなんでなんで私が!!
イビル唯「グ…グググ」もこ…もこり…
ココット「む!?」
なんで!なんでなんでなんでなんでなんでなんで
どうして!!!!
ド ク ン !
イビル唯「なんでだぁーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」もこもこもこもこもこもこ!!
ココット「!?」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:11:43.23 ID:0X0gEcpSO
C
C
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:13:56.37 ID:5z3lvQPt0
>>78 仕事が遅いぞ、けいおん!でやる意味無い厨wwwww
そしてもう少し暴れて保守に貢献すべき
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:14:34.65 ID:zaTZHqr80
怒りイビル唯「グォオオォオオォアアアアアアアアッッッ!!!」
ココット「くくく、それがてめぇの真の姿かよ…」ぞくり
ポツ…ポツ…
ザアアアアアアアアア(雨)
怒りイビル唯「ガアアアアアアアアアアアアッ」ドスンドスンドスン
ココット「雨か…そういや50年前、ここで最強の飛竜[修羅]と戦った時も、こんな雨の日だったな」
〜〜この50年前の戦いは、最強のハンター、ココットの英雄が唯一獲物を仕留められなかった狩りであり、
そして最強の飛竜[修羅]にとっても唯一獲物を仕留められなかった戦いである〜〜〜〜
ココット「ありがとよ恐暴竜よ、こんなに血が滾る狩りは50年振りだぜ」ダダッ
怒りイビル唯「グオオォアアアアアアアアアァッ!!!!」
ゴロゴロッ
ピッシャーン
〜この、轟く雷鳴と豪雨の中の闘いは、両者一歩も譲らぬ激闘となった。
しかしおよそ6時間後…『突然の来訪者』の出現により、
決着が付かぬまま終わりを迎えることになる〜〜〜
88 :
忍法帖【Lv=10,xxxPT】 :2011/04/17(日) 23:15:40.49 ID:YoPX7wKI0
ほ
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:16:09.67 ID:mIzow+A40
ココット△
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:17:36.21 ID:zaTZHqr80
ザアアアアアアアアア
イビル唯「ぐっ…」はぁ、はぁ、はぁ
ココット「ちぃ…」ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ
イビル唯「はぁ、はぁ、はぁ」(そういえばさわちゃんが言ってたっけ…)
ココット「嬉しいぜ…てめぇみてーのがいてくれてよ…ぜぇ、ぜぇ」にやり
イビル唯「はぁ、はぁ、はぁ」(竜人族は凄く強いって…)
ザアアアアアアアアア
ココット「さて、もいっちょいくかよ」ぐぐ
イビル唯「…ん!?…空からなにか飛んでくる…!?」
ザアアアアアア…パタ…パタパタ
ココット「!?」(雨の音が変わった!?上になにかいるのか!?」がばっ
ココット「な!」
イビル唯「……う………い………」
憂バトリオン「………」バサッ、バサッ、バサッ
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:20:19.85 ID:zaTZHqr80
イビル唯「憂!!!!」
憂バトリオン「…お…ねえ…ちゃ…」すたっ…ふらふらっ
イビル唯「憂!!!!」だきっ
憂バトリオン「はぁ…はぁ…はぁ」
イビル唯「憂!憂!!!」
(凄く弱ってる…それに…どうして…!?腕も生えてないし、身体中傷だらけだし…なんでこんなに痩せてるの…!?)
ザアアアアアアアアアア
ココット「おいおい…冗談じゃねーぞ」
ザアアアアアアアア
ココット「あいつは…ギルドの上層部しか見れねえ資料に載ってた…煌黒龍ってやつじゃねぇのかい…」
ザアアアアアアアア
ココット「恐暴竜と煌黒龍を同時に相手だぁ…?」
ザアアアアアアアアア
ココット「いくらなんでも笑えねーぜ…」
92 :
忍法帖【Lv=10,xxxPT】 :2011/04/17(日) 23:22:48.63 ID:YoPX7wKI0
ほ
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:23:02.97 ID:zaTZHqr80
イビル唯「憂!!憂!!どうしたの!?なにがあったの!?」
憂バトリオン「はぁ…はぁ…ごめんね…お姉ちゃん…結局…祖龍…見つけられなかった…」
イビル唯「そんなの別にいいんだよぉ!なんでそんなに傷だらけなの!?」ポロ…ポロ…
憂バトリオン「はぁ…はぁ…はぁ…」
イビル唯「!?」
(あれ…憂に触ってるのに痛くない…)ちらっ
イビル唯「…!」
(逆鱗が…ほとんど剥がれてる…)
憂バトリオン「はぁ…はぁ…お…姉ちゃん…」
イビル唯「…なに?」ポロ…ポロ…
ザアアアアアアアアア
ココット「…!?」
(なんだ…?あの2頭…様子がおかしい…)
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:23:27.31 ID:v95Pxbpn0
その時全身ミラバルZのハンターが・・・
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:24:55.72 ID:0CCZ8/qpO
律レックスと澪ナルガイメージ合いすぎて吹いたwwww
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:25:03.31 ID:VInv3T8bO
ハンター山田「アハハwwwwwwwイビルジョーwwwwwwwww」
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:25:55.87 ID:zaTZHqr80
〜〜〜憂がシュレイドを旅立ってからすぐのこと〜〜〜
憂バトリオン「噂によるとどこかの塔の頂上にいるらしいんだけど…」ひゅおおお!バサッバサッバサッ
憂バトリオン「ん?」
アプトノスの群れ「んもー」
憂バトリオン「アプトノスか…ちょっと栄養補給して行こうかな」びゅおっ 降下
バサッバサッバサッ
アプトノス「ん?」
憂バトリオン「 」ストン!
アプトノス「うわああああああああ!」
アプトノス「肉食だ!みんな逃げろおおおおお!」どかどかどかどか
幼アプトノス「わっ」すてーん 転び
母アプトノス「坊や!坊やー!!」
憂バトリオン「…」すた…すた…
98 :
忍法帖【Lv=10,xxxPT】 :2011/04/17(日) 23:28:19.99 ID:YoPX7wKI0
ほ
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:28:29.44 ID:zaTZHqr80
憂バトリオン「…」がっ
幼アプトノス「ひっ!うわあああ助けて!助けてママー!!」
母アプトノス「坊や!坊や!」だだっ
父アプトノス「やめろ!お前まで喰われるぞ!」がしっ
母アプトノス「いや!離して!坊やが!」
幼アプトノス「うわあああああん!!」
憂バトリオン「……」(今…楽にしてあげるからね)すっ
母アプトノス「やめてええええええ!家の子を食べないで!いやあああああ!」
憂バトリオン「……」
〜〜〜『眼に映るもの全てを喰らう捕食マシーンとなる』〜〜
憂バトリオン「……」
〜〜〜『あらゆる生命という生命を喰らい続けるじゃろうな』〜〜〜
憂バトリオン「……」
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:29:36.14 ID:cNwopP4W0
ういちゃ…
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:30:14.78 ID:zaTZHqr80
幼アプトノス「うわああああ助けて!助けてええええ!」
憂バトリオン(神様…もし…私がこの子を助けたら…)
幼アプトノス「うわあああああん」
憂バトリオン(もし…私がもうほかの生命を殺さないと…生命を喰わないと誓ったら…)
憂バトリオン(お姉ちゃんを助けてくれますか…?)
憂バトリオン(お姉ちゃんの代わりに…私がもう生命を殺さないから…)
憂バトリオン(だから神様…どうか…どうか…お姉ちゃんを…)
心のどこかでは…
心の奥底では、分かっていた。
こんなことをしても無意味だと。
こんなルールを作っても何も変わらないと。
しかし、この時の憂の精神状態は…例えるなら、宗教に嵌る者の精神に似ていた。
人生に絶望し今まさに自殺しようとしていた者が、ふとしたきっかけで宗教に嵌り、自殺をやめ熱心な信者になる。
それに似ていた。
つまり…
何かにすがりたかったのである。自分がこれを我慢するから代わりに愛する者が救われる。
そういう愛する者が救われるという希望を抱けるような、支えが欲しかったのである。
生物史上初。
この日、憂は、生きる為に他者の生命を喰らうという、最も基本的な生物の本能を、放棄した。
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:30:33.21 ID:yV/7SpaQ0
アルバってやっぱ食性は肉食なのかね
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:32:17.49 ID:zaTZHqr80
憂バトリオン「……」
父アプトノス「む…なんだあの肉食…様子がおかしい…」
母アプトノス「坊やー!!」だだだだ!
母アプトノス「坊やを離して!」尻尾アタック!
グサッ…
憂バトリオン「うっ…」
〜アプトノスの尻尾に生えた太い針が、アルバトリオンの腹部に突き刺さっていた〜
幼アプトノス「ママ!」すっ
父アプトノス「あの肉食…!!無抵抗だ!!みんなかかれ!かかれー!!」
父アプトノス「今まで肉食に殺された同胞たちの恨みを晴らすのだ!!」ドドドドド
憂バトリオン「ッ…!!」
ザクッ…ザクッ…ぐさりっ…ドスッ…
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:34:18.68 ID:zaTZHqr80
〜〜〜〜
アイルー「ふんふ〜ん、今日は良い天気だにゃ」
ヮアアア!
アイルー「ん?」チラッ
アイルー「にゃっ!?」
アイルー「にゃ、にゃんだあれ!?なんかめっちゃ強そうな龍が…アプトノスの群れにリンチされてる…!?」
〜〜〜〜
母アプトノス「このっ!よくも!よくも家の子を…!!」ざくっ…ざくっ
アプトノス「このっ!このっ!肉食めっ!」ざくっ…ざくっ…
憂バトリオン「ッ…ッ…」ゴゴゴゴゴ
父アプトノス「はぁっ!はぁっ!ぜぇ!ぜぇ!なんだ…こいつ…」
憂バトリオン「気は…済んだかしら…」ゴゴゴゴゴ
アプトノスたち「 」ぞくっ
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:34:49.38 ID:v95Pxbpn0
いくらアプトノスがたくさんいてアルバに攻撃しても莫大な時間がかかりそうだな
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:36:21.16 ID:zaTZHqr80
憂バトリオン「…」ゴゴゴゴゴ
父アプトノス「こいつ…やべぇ…に、逃げろ!」
ダダダッだダダダ
憂バトリオン「……」ふらっ…
憂バトリオン「ぐっ…」踏ん張り
憂バトリオン「…ふぅ〜」タンッ
バサッ…バサッ…バサッ…
片腕のない血まみれの龍が、空へと飛び去った。
それから憂は半年以上もの間、水以外いっさい口にせず、
不眠不休で空を飛び続けた。
途中、幾度となく意識が途切れかけた。
その度に、地面に叩きつけられた。
もはや満身創痍だった。
耐え難い飢餓感と激痛と眠気が、休む間もなく憂を襲った。
意識が消えかける度に、憂は思い出していた。
唯と初めて巡り会った、あの日の思い出をーーーーーー。
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:37:38.71 ID:ZAHJPmBBO
憂ちゃんにぶっ飛ばされたい
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:37:58.63 ID:4yJHwpDHP
斬新すぎる
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:38:40.85 ID:yV/7SpaQ0
ディアブロスがサボテンが主食ってことで驚いたのは俺だけじゃないはず
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:38:59.06 ID:xLt2dAMfO
アプケロスじゃあ…
『…さむい…なぁ…ん?』
トコトコ
『ん?…』
『…』
『ねぇ…きみもひとりなの?』
『うん』
『わたしと一緒だね!お名前はなんていうの?』
『う…うい…』
『わぁ!名前も似てる!わたしはゆいっていうの!』
『ゆ…い…』
『きめた!あなたは今日からわたしの妹だよ!わたしのことお姉ちゃんって呼んでね!うい!』
『お…ねえ…ちゃん…』
『うふふ』ぎゅっ
『あっ』
でもこいいついビルジョーの容姿なんだよな……
顔だけ唯なんだよきっと
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:41:43.29 ID:zaTZHqr80
あの日、1人ぼっちで震えていた自分の身体を抱きしめてくれたあの肌の温もりを。
自分の身体に生えた触れたものをみな傷つけてしまう逆鱗をものともせずに強く抱きしめてくれたあの優しさを。
親の顔も知らぬ、家族というものがなんなのか分からぬ自分を、妹と呼んでくれた。
生まれて初めての優しさと温もりだった。
お姉ちゃん。
あの日のことを思い出すたびに、身体の奥底から力が湧き上がってきた。
お姉ちゃんが苦しんでいるのに、自分が休んでいるわけにはいかない。
今度はーーー
私がーーーーー
お姉ちゃんを助ける番だーーーーー。
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:42:05.96 ID:dkh7ZVCm0
俺は着ぐるみでイメージしてるが
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:43:27.00 ID:zaTZHqr80
〜〜〜〜〜
ザアアアアアアアア(雨)
憂バトリオン「ごめんね…お姉ちゃん…役に…立てなくて…」ポロ…ポロ…
イビル唯「憂…!憂!!」ぎゅぎゅっ
ココット「……」(なんだ…こいつらは…なんだ…?…煌黒龍の方は…死にかけてる…)
ザアアアアアアア
ど く ん !
イビル唯「うっ」
ココット「!?」
イビル唯「あ…あ…う…い…逃げて…」(やばい…今度のは…きっと…)
憂バトリオン「…お姉ちゃん」にこっ ぎゅぎゅっ
イビル唯「!?…離して…憂…!!」どくん、どくん
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:43:29.18 ID:mIzow+A40
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:43:40.04 ID:Y6WDj2Y/0
今来た三行
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:44:39.68 ID:5z3lvQPt0
>>115 ああ、着ぐるみきて講堂で演劇してる感じだよな
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:45:16.16 ID:yV/7SpaQ0
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:47:02.22 ID:5z3lvQPt0
>>118 SSスレ三行にしたら読む意味ねーだろがwwwww
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:47:23.58 ID:zaTZHqr80
唯は直感で理解した。
次に本能が表に表れたとき、自分は完全に覚醒する。
自分という理性が本能に喰われ、完全なる恐暴竜・イビルジョーとなる。
イビル唯「憂!離して!逃げて!分かるの!今度のは今までと違う!もう私は…完全に…!」どくん!どくん!
憂バトリオン「お姉ちゃんが苦しんでるのに…私だけ逃げられないよ」にこっ
イビル唯「お願いだから離して!怒るよ!?憂!離せ!離せぇぇぇえええええ!!」グッ どくん!どくん!
憂バトリオン「私の…最初で最期のわがままだよ…絶対離さない」ぎゅ〜っ
イビル唯「憂!憂を殺したくないんだよぉ!どうして分かってくれないの…!うっ!ひっく」どくん!どくん!
憂バトリオン「お姉ちゃん、私ね、今でも覚えてるよ」ぎゅっ
イビル唯「離して!私から逃げて!逃げて!逃げてよぉおおおおおお!!!」ポロ…ポロ… どくん!どくん!
憂バトリオン「お姉ちゃんと初めて会った時のこと」ぎゅ〜
イビル唯「離して!お願いだから逃げてよぉおおおおおおおおお!!!」どくんっ!どくんっ!
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:48:30.90 ID:v95Pxbpn0
ビクンッビクンッ
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:49:47.39 ID:zaTZHqr80
イビル唯「逃げて!憂!逃げて!」どくんっ!どくんっ!
憂バトリオン「お姉ちゃん、私ね」
イビル唯「逃げてよぉおおおおおお!うわああああああああああん!!!」どくんっ!どくんっ!
憂バトリオン「お姉ちゃんの妹になれて…」
イビル唯「あああああああああああ」どくんっ!どくんっ!
憂バトリオン「本当に幸せだった…!!」
イビル唯「ああああああああああああ」どくんっ!!どくんっ!!どくんっ!!!
憂バトリオン「 お姉ちゃん 大好き !!!!!!!」にこっ
ど く ん !!!!!
イビルジョー「グォォオオオオオォオオォァアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!」
ガブリッ…!!
ぶちっ…!!みちっ…!!
きぐるみだと余計にキツイ場面になってしまった
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:51:36.63 ID:c0NoHqPh0
俺はそれぞれの装備を着ているイメージ
澪がエロいです
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:51:36.99 ID:ISWbeaVY0
おいおい泣いちゃうんじゃないの?
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:52:34.70 ID:jtF8XSy6O
脳内再生がモンスター容姿なんだが
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:52:40.67 ID:f5LvWfL/0
書き溜めてんのが好感もてるわ
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:53:16.91 ID:zaTZHqr80
・・・・・・・
ザアアアアアアアアァァァ
ココット「…ッ!…ッ!」(こりゃあいったい…なんだ…?)
ザアアアアアアアアア
イビルジョー「グオアアアアアアッ!!!」ガブッ…!!みちりっ…!
凄まじい光景であった。
降りしきる雨の中、竜が龍を喰らっているのである。
ただ喰らっているだけではない。
泣いていたのである。
肉を喰らっている方の竜が、赤い血の涙を流しながら、肉を屠っているのだ。
泣きながら、悲哀の篭った悲鳴にも聞こえる吠え声を上げ、肉にかぶりついているのである。
喰われている方の龍も、異様だった。
まるで赤子の寝顔のように、とても穏やかな表情で、文字通りその身を捧げているのである。
すでに絶命していると思われるものの、とても幸せそうな表情で、その身を喰われていたのだ。
異様にして凄惨な光景だった。
並の神経をしている者がこの光景を見たら、それだけで精神が壊れるのではないかと思われた。
ココット「…ッ!…ッ!」
歴戦の、百戦錬磨のココットの英雄でさえも、呼吸も忘れ、その光景を眺めていた。
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:53:31.99 ID:gP1JKaxd0
誰だよきぐるみとか言いやがったの…
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:55:44.68 ID:v95Pxbpn0
とりあえずココットが抜いてるのはわかった
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:55:52.57 ID:mv5loS6H0
ここからハッピーエンドにするのが一流でただの鬱展開にするのが三流だ。
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:56:07.59 ID:zaTZHqr80
ザアアアアアアアア
ガブッ!ぶちっ!みりみりっ!
ココット「…」(こいつは…やべぇ)シャキン
ココット「…」(今ここで殺しておかねーと…やべぇ)
イビルジョー「グオオオオアアアアアッ!!!」ガブチッ!
ココット「……」(仕留めるなら…今…!)ダダッ!
ゴ ウ ッ
ココット「むっ!?」サッ
ボン!メラメラ…
ココット「!?」(この雨をものともしねー火球!まさかッ!)クルッ
「久しぶりだなぁ。ココットの英雄よ…」
ココット「…修羅かよ…」にやり
イャンクック「よぉ。また会うたな」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:57:51.22 ID:0X0gEcpSO
先生!
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:58:04.68 ID:df+yanVR0
クックさんカッコ良すぎワロタwwwwwwwwwwwwwwwww
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:58:43.85 ID:zaTZHqr80
ココット「50年振りだな…」
イャンクック「ああ」
ココット「で?なんだ?あの時の決着をつけようってのかい」
イャンクック「ぬしに頼みがある」
ココット「なんだ」
ザアアアアアアア
イャンクック「あの竜には…手を出すな」
ココット「手を出すなと言われてもな…ワシもこれが生業でな。手ぶらじゃ帰れねぇのよ」
イャンクック「なにもただで帰れとは言わぬ」
ココット「へぇ。なにを土産にくれるってんだ?」
ザアアアアアアアア
イャンクック「…ワシの首だ」
ココット「…なに…?」
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:58:46.41 ID:mIzow+A40
ベテラン二人かっけー
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:58:59.90 ID:ISWbeaVY0
憂死んだか…
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:00:12.66 ID:szZVLj6q0
竜人になると獣と話せるのか••••
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:00:12.74 ID:E6VPSlgrP
99先生かっこよすぎ
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:00:42.04 ID:cDWArR/e0
イャンクック「ワシの首を持うてゆけ」
ココット「……」
イャンクック「何千という狩人が欲しがったワシの首だ。不足はあるまい」
ココット「……」
イャンクック「だから…」
イビルジョー「グオオオオッ!!!グオアアアアアアアッ!!!!」
イャンクック「だからせめて…あの竜を…」
イビルジョー「グアアアアアアアアアッッ!!!!」
ザアアアアアアアアアア
ココット「……」
イャンクック「せめて……泣かせてやれ…!」
ココット「……」
先生かっこよすぎるwwwwwwwwwww
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:03:14.94 ID:cDWArR/e0
ココット「ふんっ」
イャンクック「…」
ココット「こんな形でてめぇの首を獲ってもワシの気が済まぬわ」
イャンクック「…」
ココット「今日のところは引いてやる」
イャンクック「…すまぬ」
ココット「…ひとつ教えろ」
イャンクック「なんだ」
ココット「…アレは…いってぇなんなんだ…?」
イャンクック「あれは…」
ザアアアアアアアア
イャンクック「…哀しき運命を背負った獣よ…」
ココット「獣…とな」
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:03:19.28 ID:i6BSNet40
みんなごめん着ぐるみとか言ってほんとごめんごめんごめんごめんなさい
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:03:27.64 ID:fQLdRDyk0
.・°(;Д;) °・.
かっけぇよぉう
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:03:27.60 ID:ErKFoZ0c0
エシディシ「押すと時が止まるんだろォーッ!この時計!」
ドラえもんはエシディシの眼を強く見つめた!
ドラえもん「エシディシィーッ!悪あがきだぜェーッ!どちらにしろ貴様がこのドラえもんに攻撃する方法は無いのだからなあぁぁぁッ!」
エシディシ「誰がお前を殺すと言った!このエシディシ、相手に楽に殺される趣味は無いッ!負けるならこの時計を割ってからだ!」
エシディシの死にそうな瞳、しかしその眼には、仲間に繋ぐという闘志が秘められているッ!
ドラえもん「フフン!やってみな!壊したってこのドラはすぐにその時計を直すことが出来る!
いや、まさか!まさかそんな!」
エシディシ「そう、跡形も無いように焼ききる!」
血液が時計に命中した…黒い煙が―砂漠と化した町を舞った
ドラえもん「こ、コイツゥッ!貴様は死んだ所で死体を市中引き回しにしてくれるわァーッ!」
爆発が起きた、エシディシが死に、エネルギーがエシディシの体内から放出されていったのだ!それはまさに何千年も生き抜いたエシディシの生命力のほとばしりだった!
うい…
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:03:56.10 ID:e3xPdKdf0
モンハンできないはもう…
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:05:21.06 ID:cDWArR/e0
ココット「あれは…てめぇが責任持って始末しろ」
イャンクック「分かっておる」
ココット「…じゃあな。いずれ決着をつけようぞ」くるっ
イャンクック「ああ」
スタスタスタ……
ザアアアア…ポツ…ポツ…〜雨が止みかけていた〜
イャンクック「さてと…」くるっ
イビルジョー「グオオオオアアアアアッ!!!」
イャンクック「恐暴の申し子よ…」ざっ…ざっ…
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:08:43.13 ID:v14dmF7jO
クックに勝てる気しねぇwwww
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:08:47.10 ID:cDWArR/e0
イビルジョー「!」ギロリ
イャンクック「ぬしは何も悪くない」
イビルジョー「グアアアアアッ!!」ドシンドシンドシン
イャンクック「ぬしはただ生きる為の本能に従っているだけじゃ。なぁ〜んも悪くない」
イビルジョー「グアアアアアッ!!」ドシンドシン
イャンクック「ぬしは何も悪くない…!しかし…」
イビルジョー「グオァァッ!!」ぐばぁっ
イャンクック「…許せ」
ご き ゃ っ !!!
イャンクックの鋼鉄の嘴がーーーーー
イビルジョーの頭蓋を砕いたーーーーーーー。
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:10:44.48 ID:SAefu8uo0
けいおんスレじゃなくてクック先生スレだったでござる
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:10:50.58 ID:cDWArR/e0
イビルジョー「グッ…」ふらっ…どしーん!!
イビルジョー「……」
イャンクック「ぬしは…悪くない…」
イビルジョー「…あ…」
イャンクック「!?」
イビルジョー「…あ…り…」
イャンクック「 」
イビルジョー「…あ…り…が…と………う……」
イャンクック「!!」ぶわっ
イビルジョー「…………」
イャンクック「くぅ!…すまぬ!…すまぬ…!!」ポロ…ポロ…
ポツ…ポツ…ぽつり
イャンクック「こんな方法でしかお主を救ってやれぬワシを…どうか許してくれ…!!」
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:11:12.61 ID:mxnCyJkZ0
誰だよきぐるみとか言いやがったヤツはよおおおお!!!!!!!!11111
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:13:03.18 ID:cDWArR/e0
翌日、その現場には、なにも残っていなかった。
肉片ひとつ、骨の欠片ひとつ残っていなかったのである。
周辺の住民たちの間では、夜のうちに、肉食動物たちが一掃したのだろうという説が有力だったが…。
ある一匹のアイルーの話によると、
深夜、空から、光り輝く白い龍が舞い降りて、傍で打ちひしがれていたイャンクックとなにか一言二言話したあと、
イビルジョーの亡骸と周辺に散らばった肉片を抱え、イャンクックと共に天空へと飛び去っていったという。
夢ではない。絶対にこの眼で見たーーーーとのことらしいが。
真相の程は、不明である。
なお、あれ以来、イビルジョーという種を目撃した者は誰もおらず、
あのイビルジョーが恐暴竜種最後の個体だったのではないかと言われている。
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:14:59.15 ID:glrH3bWt0
ゴーヤ…
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:15:30.98 ID:cDWArR/e0
[エピローグ]
〜〜〜〜とある世界の、とある女子高にて〜〜〜〜
[校長室]
校長「…うむ」ずず
わいわい
きゃっきゃっ
校長「こうして茶をすすりながら、夕日に照らされて下校する我が生徒たちの輝く笑顔を眺める…」
わいのわいの
校長「至福のひと時じゃわい」ずず
お姉ちゃん♪
あ、部活終わるの待っててくれたんだぁ!だきっ
うん!一緒に帰ろ!
ったく…お前ら姉妹ってほんっと仲良いよなー
えへへ
校長「…ふふん」にこっ
コツーん……カツーん…
校長「む?聞きなれぬ足音が聞こえるの…」
もうジョーとアルバ狩れないお・・・
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:16:38.43 ID:lQhsiFwZ0
もうクック先生に勝てる気がしない
ゴメン。俺がこいつイビルジョーの容姿だよなとか言ったから……
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:18:05.05 ID:cDWArR/e0
カツーん…コツーん
ピタッ
校長「…?」(ドアの前で止まった…)
・・・・・・・・・
校長「だれかな…?入ってもかまわんよ」
ギギィ…
校長「 」
ゴゴゴゴゴゴゴ
校長「なっ……!?」
「けっ…てめぇはどこの世界に行っても校長やってんだな」
校長「ぬ…ぬしゃぁ…まさか…!!」
ココット「よぉ、時空を超えて会いに来てやったぜ」にやり
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:18:38.28 ID:szZVLj6q0
ココットさんマジ不審者
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:18:49.11 ID:SAefu8uo0
ゴーヤみたいな顎しやがって
ヒルみたいな尻尾しやがって
イビルジョーさぁん…
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:19:20.74 ID:E6VPSlgrP
俺ハンターやめようと思ってたのに
くそっ!最後の最後でココットがw
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:20:03.44 ID:g0sUCIZB0
おまわりさんコイツです
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:20:16.94 ID:cDWArR/e0
校長「ッ!…ッ!!」
ココット「くく」
校長「ふ……ふふ…ふはっ!うははははは!」
ココット「くくく、くくくく、笑いが止まらんよなぁ、修羅よ」
校長「そうか…そうかそうか!くく、お主もアレと会うたかよ」
ココット「ああ。どうしてもてめぇと決着がつけたくてな」
校長「ワシもなぁ、この世界はちぃ〜と退屈じゃと思っとってな」ゆら〜り
ココット「今度こそ…手ぶらじゃ帰れねぇ」シャキン
校長「くくく、この姿になるのも…久しぶりじゃわい」ゴゴゴゴゴォォォォォォ
ココット「約束通り…その首持って帰るぜ」
イャンクック「おもしろいわ」にやり
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ーーーーーーーおしまい。
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:21:09.77 ID:HdHVTTXpO
アルバの頭をハンマーでスタンプする作業やめるわ
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:22:09.32 ID:szZVLj6q0
>>167 最後に着ぐるみを被る校長に萌えるわ
乙
けいおん + モンハン
まさかの組み合わせ・・・
だけど面白かった!!
乙です
なぜ ー を多用したのか
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:22:25.34 ID:E6VPSlgrP
乙
俺、校長に勝ったら唯に告白するんだ…
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:22:40.68 ID:cDWArR/e0
読んでくれてありがとう。
モンハンクロスで唯と憂の絆を描けたら良いなぁと思って書き始めたら…
いつのまにかジジイ2人が主役みたいになっていたでござる
しかしこの物語は一応、唯と憂のお話です。
そしてもう一作けいおんSS書き溜めてあるんだけど…
このままここでやらせてもらうぜ
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:22:44.56 ID:e3xPdKdf0
乙です
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:23:15.13 ID:fQLdRDyk0
…真の主役はココット×先生だったのか!!!!!!!!!111
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:23:20.53 ID:0HTq5NCGO
ココットもけいおん界の誰かになってたらよかったけど、おつ〜
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:23:47.21 ID:g0sUCIZB0
乙!
もうジョーとアルバは狩りません
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:23:54.10 ID:iCMVfhLW0
乙
かなり痺れたでー
乙、面白かったです。
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:24:08.69 ID:LqfnBX8xO
C
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:24:29.38 ID:fQLdRDyk0
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:24:31.89 ID:E6VPSlgrP
まだまだ続くよん!
ブラウザはそのまま
乙
引き続き期待支援
184 :
忍法帖【Lv=10,xxxPT】 :2011/04/18(月) 00:25:38.53 ID:HsE7XKCd0
おつー
そして、ほ
( ^θ^)っC
乙
面白かった
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:26:49.41 ID:6GXd5jUa0
二作同時上映か
C
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:28:23.41 ID:cDWArR/e0
他の作者さんのネタ使いまくるけど許してほしい。
始めます。
ーー唯「寺生まれのりっちゃん!」ーー
[梓の自宅・深夜]
梓「…う〜ん…」
梓「…眠れない…」
梓「ホットミルクでも飲もうかな…」のそり…
梓「!!!」
梓(あれ!?体が動かない…!?)
梓(やだ!なにこれ!金縛り!?)
梓「!!!!」
梓が妙な気配を感じ、視線だけ動かすと…
梓「ひっ!!」
そこには、梓のベッドを囲うようにして立っている4人の人影があった。
ーーーー第一話『梓の悪夢』−−−−−
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:29:41.41 ID:14F8uyzy0
待ってるわ
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:29:54.53 ID:cxjfnkd10
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:30:04.16 ID:szZVLj6q0
Tさんキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:30:21.49 ID:cDWArR/e0
梓「だれっ!」
人影「私だよ…あずにゃん…」
梓(その声は!!)
月明かりに青白く染まる部屋に佇むその人影をよく見ると、4人とも梓のよく知る人物だった。
梓「先輩たち!!!」
唯「…」
律「…」
澪「…」
紬「…」
梓「こ、こんな時間になにやってるんですか!?っていうかどうやって…」
梓「!!!!」
梓の目が驚愕に見開かれた。
4人全員が、右手にノコギリをもっていたからだ。
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:31:09.01 ID:i6BSNet40
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:31:14.56 ID:fQLdRDyk0
予想より三回捻った上に行ったぞwwwwww
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:32:09.82 ID:cDWArR/e0
梓「ちょちょちょちょちょちょちょっと先輩たち!!!!なに持ってるんですか!?」
梓は本能的に危険を感じ、寝ている体を起こそうとする。
しかし金縛りの為か、体が動かない。
唯「あずにゃん…ごめんね」スッ
律「梓…悪いな」スッ
澪「梓、ごめんな」スッ
紬「梓ちゃん、ごめんなさい」スッ
4人とも、自分のノコギリを胸の前に構えた。
梓「あの…ちょっと…先…輩…?」
唯「ギコ…」
律「ギコギコ…」
澪「ギコギコギコ」
紬「ギコギコギコギコ」
梓「ヒィイイィ!!!」
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:32:18.56 ID:E6VPSlgrP
寄りによってギコギコとな…
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:33:07.79 ID:G9PwxOXJ0
さすがにあからさまなパクリは・・・
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:33:26.65 ID:cxjfnkd10
ギコギコ言ってるだけで切ってなかったり
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:33:54.20 ID:cDWArR/e0
唯律澪紬「ギコギコギコギコギコギコギコギコ」
4人は、虚ろな目でぶつぶつ唱えながら梓に近付いていく。
梓「いやっちょ、やだ!」
4人がノコギリを大きく振りかぶる!
梓「いやっ…」
そして4人がノコギリを一斉に振り下ろす!
梓「いやあああああああああああああああああ」
ーーーーーーーーーーーー
梓「ああああああああああ!!!!」がばっ!
ちゅん…ちゅん…
部屋には朝日が差し込んでいた。
梓「…!!!!???」はあ、はあ、はあ、はあ
梓「…ゆ…夢…」ドサッ
梓は仰向けにベッドに寝転んだ。
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:34:22.26 ID:Q4upByRH0
これはないわ
最初のは面白かったのに
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:34:30.58 ID:LqfnBX8xO
フサギコ
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:36:20.31 ID:cDWArR/e0
[部室]
梓「…っていう夢を見たんですよ!助けて下さい律先輩!」
律「はぁ〜…しょせん夢だろ…?」
唯「怖かったねあずにゃん、よしよし」ギュウ〜
梓「ふぅ〜…あったかいナリィ」
澪「でもその夢ちょっと怖すぎるな…律、なんとかならないのか?」
紬「たとえ夢でも…私たちが梓ちゃんを傷つけようとするなんて考えたくないわ」
律「そりゃあ[ゴギガ・ガガギゴ]っていう低級妖怪だよ。悪夢を見せて悩む人間を見て楽しんでる雑魚だ」
梓「私たちは律先輩と違って寺生まれじゃないんですから、そんな妖怪の名前言われても分かりませんよ」
律「んな雑魚私が出るまでもないってことさ」すっ
そう言って、律は梓に何かを差し出した。
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:36:56.23 ID:O5oobTiW0
けいおんなんて見たこと無いけどこれは楽しい
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:37:05.42 ID:+NRBjl6N0
クロスとパクリとか何かを倣わないとSS書けないの?
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:37:58.32 ID:cxjfnkd10
ゴギガ・ガガギゴ結構強くね?えっ
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:38:26.36 ID:cDWArR/e0
梓「なんですか?これ」
律「私が作ったお守りだ。それを枕元に置いて寝ろ。そうすりゃ大丈夫だ」
梓「こんなちっぽけなお守りで大丈夫なんですか!?」
律「だ〜いじょうぶだって!いいから私を信じろ!なっ?」
梓「う〜…」
ーーーーーーーーーーー
[その日の夜・梓宅]
梓「う〜んう〜ん…眠れない…」
梓「はっ!」
梓「ま、また体が動かない!」
視線だけ動かし辺りを見回すと…
あの4人が、立っていた。
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:38:31.00 ID:fh7mTJkf0
ここ数ヶ月けいおんのSSスレにID変えまくって非難してくる●持ちの基地外が湧いてるけど気にすんなよ
208 :
!ninja:2011/04/18(月) 00:38:41.83 ID:LGMJbIMJ0
追い付いた
もうモンハンやれない
イビルさん倒せないわ
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:40:02.95 ID:FGu77D/J0
ゴギガガガギゴ低級とかなめてんのか生贄1体でたすぞゴラァ
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:40:51.85 ID:llSHtBSk0
ジョーさんを狩りたくなる不思議
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:40:54.95 ID:cDWArR/e0
梓「でた!あのお守りは!?」
梓「あれ!?ない!そんな!確かにここに置いて寝たはずなのに!」
唯「捜しているのはこれかな?あずにゃん」プラプラ
なんと!お守りは唯が持っていた!
梓(そんな…!!もうおしまいだ…!!)
だが次の瞬間!!お守りが眩い光に包まれ、光と共に律の声が!
「破ぁ!!!!」
お守りは光と共に弾け飛び、そこの4人の半身を吹き飛ばした!
「GYYYYAAAAAAAA!!!!」
唯の声でも律の声でも澪の声でも紬の声でもない、梓が今まで聞いたことのない声の断末魔が響いた!
梓「す…すごい…」
ーーーーーーーーーーー
梓「…」パチ
ちゅん…チュン…
部屋には朝日が差し込んでいた。
梓「今のも…夢…?」
しかし、枕元にあったはずのお守りは、どんなに捜しても見つからなかった。
212 :
忍法帖【Lv=13,xxxPT】 :2011/04/18(月) 00:41:08.94 ID:LGMJbIMJ0
低級はガガギゴでいいんじゃないか?
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:41:28.25 ID:FGu77D/J0
ゴギガガガギゴ星8だった死にたい
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:42:18.89 ID:cxjfnkd10
あぁ…あの2950の微妙な奴か
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:44:33.68 ID:cDWArR/e0
[部室]
梓「…ってわけなんです!ありがとうございました!律先輩!」
律「半身を吹き飛ばした?…やれやれ、威力は親父の作ったやつの半分か…」
梓「!!!」
(て、寺生まれってすごい…!!!!)
紬「さあみんな、お茶にしましょう」
そこには、いつもの平和な軽音部の姿があった。
第一話 完
ーーー
唯「わ〜!おっきな別荘だね〜!」
澪「凄いな、これが去年言ってた借りられなかったって別荘か?」
紬「ごめんなさい、その別荘、今年も借りられなかったの」
唯「ほら!みんな着替えて!早く泳ごう!」
澪「こら!練習が先だぞ!」
ワイワイキャッキャッ
紬「………」ゴゴゴゴゴゴ
律「ムギ?なにしてんだ?早く入ろうぜ?」
紬「え、ええ」にこっ
ーーー第二話『拷問の女王』−−−
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:46:14.04 ID:cDWArR/e0
[夜]
唯「ふぅ〜…お腹いっぱい〜」
梓「も〜食べすぎですよ唯先輩」
澪「このあと練習するからな!」
律「え〜今日ぐらいいいじゃん〜」
紬「みんな、冷蔵庫にデザートのゼリーがあったわ。食べる?」
唯「わ〜い!」
澪「も〜これ食べたら練習するからな!」
紬「うふふ」にやり…
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:48:03.82 ID:cDWArR/e0
[10分後]
唯「く〜…ZZZ」zzz…
梓「ああ、こんなところで…ダメですよ唯先輩…憂に見られたら…むにゃむにゃ」zzz…
澪「ああちょ、律!恥ずかしいってば!あ、だめ…ムニャムニャ」zzz…
律「……」zzz…zzz
紬「ふふ、みんな良い夢見られるのも今のうちよ…」
紬は手にロープを持っていた。
紬「さてと…」
紬はまず一番近くにいた律から縛りあげようと、律の横にしゃがみ込んだ。
その時!
律「」がっ!
紬「!?」
律の右手が、紬の左手首を掴んでいた!
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:49:11.51 ID:cDWArR/e0
律「そこまでだ」
律が紬の左手首を握ったまま、ゆっくりと立ち上がった。
紬「なっ、なぜ!?お前もあの睡眠薬入りゼリーを食べたはず…!!」
律「あ〜、ワリィな…毒…効かない体質なんだわ」
紬「なっ…」
(くそっ…小娘がぁ〜!!」
紬「いつから気付いてた…」
律「てめえが電車に乗った時からだよ。あんだけプンプン血の臭い放ってりゃ誰でも気付くっての」
紬「くっ」ぶんっ
紬が律の手を振り解こうとする!しかし律はさらに強く握り、放さない!
律「おっと逃がさねぇよ。さぁとっとと…」
紬「…」ゴゴゴゴゴ
律「ムギの体から出てきやがれ」
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:50:47.36 ID:HdHVTTXpO
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:51:20.50 ID:cDWArR/e0
紬「があっ」くわっ
紬が口を開けて律の首に噛み付こうとした!頚動脈を狙っていた!
律「破ぁ!!」
律は左手でお札(おふだ)を紬の額に貼り付けた!
紬「ぐううううう〜」ずぼぼぼぼぼぼぼ!!
瞬間、紬の脳天から、中世ヨーロッパのどっかの国の女王みたいな格好した女が飛び出してきた!
紬「」ふらっ
紬の体はそのまま床に倒れた。
律「出やがったな…見たとこ…どっかの国の女王か。昨日の夜取り憑いたのか」
女王「ふん!そうじゃ、わらわは中世ヨーロッパのとある国の女王じゃ」
なんと!
紬は、中世ヨーロッパのどっかの国で拷問好きとして恐れられていた女王の霊に昨夜から取り憑かれていたのだった!
律「けっ…尋常じゃねえ血の臭いしてやがる…てめぇ…よっぽど悪趣味だったらしいな」
女王「うるあああああ!!!」
女王が律に襲いかかった!
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:51:39.30 ID:vf77/Gfh0
何か残念
色々勿体無いな
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:51:45.84 ID:8l5iiWez0
おもしろい
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:53:03.81 ID:cDWArR/e0
女王が律に掴みかかった瞬間!
ドグチァ…っ!!!
律の右正拳が女王の顔の真ん中にめり込んでいた!
女王「…ぷ…!」
形の良い女王の鼻がぺしゃんこに潰れていた!鼻血が滝のように流れでた。
女王が崩れ落ちかけたが、律が途中で女王の胸倉を掴み、女王が律に吊り上げられる形になった!
女王「な…なぜ…霊体であるわらわに…生身の貴様が…触れられるのじゃ…」
律「はっ…寺生まれなもんでね。それより…」ギロリ
女王「ひっ」
律の金色の混じった瞳に獰猛な光が宿った。
律「てめぇ…ウチの軽音部のメンバーに…なにしようとした…?」
女王「な、なにも…」
律「あ゛!?ムギの体を使って…!!私の仲間に…!!なにをしようとしたかって聞いてんだよコラァッ!!!」
律の眼光は怒り狂った獣のようであった。常人なら目が合っただけで失神するほどの、暴力的な眼差しだった!
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:54:10.76 ID:v14dmF7jO
イビルジョーの後だからインパクト薄いけど支援
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:55:37.24 ID:cDWArR/e0
女王「ヒイイイ、べ、べべ別に何も!ただ寝顔見ようかなって!拷問しようだなんてこれっぽっちも!」
律「へぇ〜そうかい、拷問しようとしたのか」
女王「ち、ちがう!わらわはそんぷおあっ!!!」
女王が言い終わらぬうちに、律の右フックが女王の下顎をとらえていた。女王が吹き飛んだ。
女王「うっ…がはっ」
律「オラ立てよ…クソ野郎」ザッ…ザッ
律がゆっくりと、尻餅をついている女王に近付いていく。
女王「ま、まっ…で…」
女王は上手く喋れなかった。下顎が砕けていたのだ。
律「なるほどな…昔の拷問好きなお姫様ってわけか」
律が女王を上から見下ろした。
女王は尻をつき、両手を床について上半身だけ起こした格好で怯えた目で律を見上げていた。
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:57:12.78 ID:cDWArR/e0
女王「じ…じが…」
律「」すっ
律が右足の膝を曲げ、サッカーボールを蹴る前の構えをとった。
女王「ひっ」
次の瞬間。
律は。
一切の躊躇せず。
情け容赦なく。
なんのためらいもなく。
無慈悲に。
まるで転がっているボールを蹴り上げるように。
女王の顔面を、蹴り上げた。
女王がさらに後方に吹っ飛んだ。
それを律が追う。
女王が、仰向けに倒れた。
その腹の上に、律が腰を下ろした。マウントポジションの形である。
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:59:01.26 ID:cDWArR/e0
律「あいつらに拷問しようとしただと…!?」ゴッ
律は上から女王の顔面を殴った。
律「ムギの体を使って!?」ゴッ
また殴った。
律「ムギはなぁ!」ゴッ また殴った。
律「誰よりも暖かい心を持ってて!」ゴッ また殴った。
律「誰よりも皆のことを想っていて!」ゴッ また殴った。
律「誰よりも気がきいて優しい…!!」ゴッ また殴った。
律「そんなムギの心に付け入って拷問しようとしただとぉ!?」
律「ざけこと考えてんじゃねぇぞコラアアァァァ!!!!」
殴った。殴った。殴った。殴りまくった。
最早女王は、顔の原型を留めていなかった。
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:00:42.90 ID:cDWArR/e0
律「はっ…そんなに拷問が好きなら…」すっ
律は立ち上がり、ポケットからお札を取り出し、それを女王の顔に貼り付けた。
律「地獄で閻魔様の拷問を永遠に受けてな…破ぁ!!!」
瞬間、お札が眩い光を放った。
女王「GYYYYYYAAAAAAAA!!!!」しゅうううううぅ〜…
断末魔の叫びをあげて、女王の体は消滅した。
律「けっ…汚ぇ声あげやがって…それにくらべて…」チラッ
唯「う〜んりっちゃ〜んむにゃむにゃ」zzz…
梓「あ、ちょっと律先ぱ〜いむにゃむにゃ」zzz…
澪「もう…律ったら…むにゃ」zzz…
紬「りっちゃん…ありがとう」にこっ…zzz…zzz
律「こっちは甘い寝言と可愛い寝顔だぜ」くすっ
ーーーー第二話、完ーーー
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:02:37.70 ID:cDWArR/e0
[帰り道]
唯「明日はやっすっみ!本日金っ曜っ日!」
澪「明日学校は休みでも部活あるからな。遅れるなよ」
唯「わかってるよ澪ちゃ〜ん、あ!ねえこれからアイス屋でも寄ってかない?」
律「あ、わり、私今日親父と聡と稽古だからさ、もう帰んないと」
唯「そっか!頑張ってね!りっちゃん!」
律「おう!」
澪「…」
(凄いな…律は)
紬「じゃあ今日は…これで解散?」
梓「そうみたいですね」
唯「じゃあみんな、また明日〜!」
「ばいば〜い!」
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:04:08.39 ID:cDWArR/e0
澪(律は凄いな…部活やりながら陰陽師としての稽古もしてて)
(そういえば私…昔っから律に守ってもらってばっかりだな)
(なにか…お返ししたいなぁ…)
(せめて…迷惑をかけないようになりたい…)
澪「……」
(迷惑か…律はいつもお化けと戦ってる…)
(私はお化けを見ただけで失神しちゃう…)
(せめてこの怖いもの嫌いは治したいよね…)
(そうだ)
澪「律のそばにいたいなら…お化け嫌いを克服しなくちゃ!」
澪「そういえば、こっちにお墓があったな…」
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:05:41.86 ID:cDWArR/e0
[墓地]
夕焼けにオレンジに染まる墓地の前に、澪は一人で立ち尽くしていた。
澪(だ、大丈夫!ちょっと横切るだけだから!大丈夫!)
澪「律と一緒にいたいなら!!」すっ…スタスタスタスタ
澪は墓地をやや早足で、見事横切ってみせた。
澪「はっ…出来た!な〜んだ!簡単じゃん!」くるっ
澪が後ろを振り向いたその瞬間!
澪「」ぞぼ、ぞぼぼぼぼぼぼ!
澪の体内に、[なにか]が入った。
澪「………」
澪「………あ」
澪「なんか…ゲロ吐きそう」
ーーーー第三話『死闘!ゲロリアン!』ーーーー
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:06:38.82 ID:v14dmF7jO
ゲロ澪wwww
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:06:42.99 ID:DradpC2tO
なんかガキっぽい地の文だなとは思ってたが
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:08:11.53 ID:cDWArR/e0
[翌日・音楽室]
がらっ
唯「やっほ〜」
律「おす」
梓「おはようございます」
紬「おはよ」
唯「あれ?澪ちゃんは?」
梓「それがまだ来てないんですよ」
唯「ぷっ…澪ちゃんったら自分で遅れるなって言ったくせに〜」
紬「でも珍しいわね。澪ちゃんが遅れるなんて」
律「ちょっと電話かけてみるか」
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:08:53.91 ID:vf77/Gfh0
これは……ダメだろ……
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:09:45.50 ID:cDWArR/e0
ぷRRRR、ぷRRRR
律「ダメだ。電話にでんわ」
唯「ぷっ」
梓「寒いですよ」
律「!!!!」ぞくっ
瞬間、律は校内に[なにかとんでもないもの]が入ったのを感じ取った!
そしてそれは物凄い速度で音楽室目掛けて駆け上がってきた!
梓「ちょ、律先輩どうしT」
律「みんな立てッ!!」
梓「え?」
律「いいから立てッ!!そして後ろに下がれッ!ドアから離れろッ!」
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:11:50.90 ID:cDWArR/e0
ギギぃ…
澪「………」
唯「澪ちゃん…?」
梓「澪先輩…?」
紬「澪…ちゃん…?」
澪「…………」ぷる…ぷる…
律「みんな…とにかく澪から距離をとることだけ考えろ」
澪「………」ぷるぷるぷるぷる…!
律「…ちっ!」
(この妖気…!間違いねぇ!)
澪「…あ…あ…」ぶるぶるぶるぶるぶるぶる!
律(澪のやろう!厄介なもんに取り憑かれやがって!)
澪「あああああああゲロ吐いちゃうよおおおおおおおおおお!!!」げぼろろろりん
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:12:38.21 ID:8QfCCYhD0
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:13:27.28 ID:fk9AMtf00
これだけ名作を寄せ集めてもイビルジョーのインパクトが大きすぎる
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:13:45.86 ID:cDWArR/e0
唯「ひいっ」
梓「うわ!」
紬「うっ」
律「唯…私の携帯から…聡を呼んでくれ」すっ
唯「えっ…さ、聡くんを?」ウケトリ
律「ああ。出るまでコールし続けろ。んで繋がったらゲロリアンが出たと伝えてくれ」
唯「デロリアン?」
律「ゲロリアンだ」
唯「英語リアン?」
律「ゲロリアン」
澪「はーっ…はーっ…」ぎろり
梓「ど、どうしちゃったんですか澪先輩は…!?…白目剥いてるし…」
律「取り憑かれてんだよ。それも超やっかいな奴に」
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:13:55.60 ID:tpdvW4MEO
>>1君〜。
いい仕事す〜るじゃない。
期待し〜てるよ。
あっ支〜援だよ。
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:15:59.83 ID:cDWArR/e0
梓「なら…いつもみたいにお札をはっつけて…」
律「それが出来ないから厄介なんだ」
梓「じ、じゃあ、どうやって…」
律「ショック療法しかねえ」
梓「ショック療法…?」
律「ダメージを与えて弱らせるしかない。しかしやり過ぎると澪が死んじまう」
紬「えっ…」
律「澪も私も無傷じゃ済まねえ。けど澪を救うにはそれしかない」
唯「そんな!」
律「だから聡を呼ぶんだよ」
澪「あああああああああ!!!」げろろろろろりん
律「来るぞ!とにかく澪に近付くなよ!」だだっ
律が攻撃をしかけた!
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:17:36.64 ID:avMLAcLX0
SSにも
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:17:45.67 ID:cxjfnkd10
ゲロは無いわ…ゲ
ロリアンて…
はじめの展開から
無いと思ってたが
いい加減すぎないか?せめて
わらえる展開にしてくれ
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:17:55.35 ID:cDWArR/e0
律「邪ッッチェリアァァァァッ!!!!!」
凄まじい気合と共に、律は距離を詰め、右の蹴りを放った。
それが澪の腹のど真ん中を打った。
常人がくらえば一撃で失神するほどの、とてつもない蹴りだった。
だが、澪はびくともしなかった。
律「くっ…!」
(硬質化してやがる!)
まるで岩のような硬さの腹であった。
律「ちいいいっ!」
律の左正拳が澪の顔面に向かって疾った。
ごきゃっ…!!
それが澪の下顎にヒットした。
だが次の瞬間、その左手首を澪の右手が掴んでいた。
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:25:20.97 ID:TkbYDyuQO
寺生まれの律の場合
仕事モード時の一人称は「俺」
澪以外は君付け 例(唯君、紬君)
澪はラスボスを自らの体に封印する巫女の一族の末裔。
だったはず
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:27:06.20 ID:pciwctHM0
古龍をボコる唯ビルジョーを一撃で倒したクック先生ぱねえ
なんか新しいの始まってるし
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:35:53.73 ID:fQLdRDyk0
支援
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:37:15.66 ID:aaGuvLu40
支援
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:47:57.16 ID:To4cU5YP0
つC
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 02:21:04.71 ID:v14dmF7jO
支援
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 02:21:43.12 ID:xzImQWWPO
2部は苦しませるのが〜のパロか
アレみたいな糞SSをぶっ壊す展開なら支援するわ
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 02:21:50.57 ID:cDWArR/e0
澪が律の左手首を握り締める。
とてつもない力だった。
技などというものではない。
握られただけで、そこの細胞が潰れ、骨がみしりと鳴った。
澪「」ぐいっ
澪が律の手を引いた。
あらがえない強烈な力だった。
踏ん張りがきかない。
律「くっ!」
その力に逆らうのを、律はやめた。
その力の方向に跳んだ。
跳んで、澪の眉間に右肘を打ち込んだ。
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 02:24:11.97 ID:8TQczOA40
イビル面白かった
乙です
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 02:24:28.82 ID:cDWArR/e0
岩を打ったような手応えがあっただけだった。
左手は、まだ握られたままだ。
浮いた律の身体を、澪は横へ振った。
澪は身体を入れ替え、右腕一本で、そのまま、力まかせに律の身体を床に叩き付けた。
律の左肘の靭帯が、ぶちぶちとちぎれた。
しかし律は、床に衝突する瞬間、右手を床について、叩きつけられる勢いを殺していた。
右手首の骨にひびが入るのが分かった。
澪が掴んでいた律の左手首を離した。
離した次の瞬間、澪は床に伏した律を蹴りにいった。
とても、まともには受けられない。
律は身体を浮かせ、足で床を蹴りながら、両手でその蹴りを受ける。
蹴りの威力を半分以上は殺した。
しかし、身体が横へ飛ばされた。
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 02:27:07.39 ID:cDWArR/e0
受身をとり、律は瞬時に立ち上がった。
律「痛ぇじゃねぇか…澪」
律「破ぁ〜…!!!!」
律が全身に力を込めた。律のオーラが膨れ上がり、真上に燃え上がった。
律「邪ッッッ」
律が助走をつけ、跳び上がった。
律は、跳び回し蹴りを放っていた。
澪の顔面に、律の右足の甲が、正面からぶち当たっていた。
が。
澪は、その蹴りを、口で受けていたのである。
しかも、その口は、大きく開けられていた。
律「つっ!」
激痛が、右足の甲から律の脳へ疾った。
律「ちいいいいいやあっ!!」 ごっ…!!!
律が、まだ宙にいる状態で、左の蹴りを、澪の頭部へ入れていた。
律の右足が、澪の口から離れた。
宙で一転して、律が、床に降り立った。
ぶしゅううううう!
律の右足の甲から、鮮血が噴出していた。
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 02:29:16.65 ID:cDWArR/e0
澪「べっ」
澪が口から、何かを吐き出した。
律の右足の甲の肉片だった。
澪は、律の右足の甲の一部を、噛みちぎったのだ。
無論、上履きの上からである。
律「強いなぁ…澪…」
この状況でも、律は不適な笑みを浮かべていた。
澪「あぁあ〜…」ぐらり…
律「!!」
その時、律は確かに見た。
澪がぐらつくのを。
効いているのだ。
一見、ノーダメージに見えても、律の攻撃は、確かに、澪に届いていた。
確実に、澪の体内にダメージは蓄積していた。
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 02:31:32.34 ID:cDWArR/e0
澪「あああああああああ!!!!」
今度は、澪が咆哮しながら律に突進した。
律が横っ跳びに避ける。
次の瞬間には、するりと澪の背後にまわっていた。
律の腕が伸び、澪の首にからみついた。
頚締め。頚動脈を締める技である。
腕で血流を止め、頭へ血が行かないようにする。
この技が極まったら、これは耐えることは出来ない。
いかに筋力が強くてもいかに防御力があっても関係ない。
一度極めたら勝負はついたも同然である。
律の技が完璧に極まっていた。澪が律を背負ったようなシルエットである。
そして律は、技を極めたまま、全身から自分のオーラを放出させ、そのオーラを密着している澪の身体へ注ぎ込んだ。
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 02:33:07.03 ID:cDWArR/e0
ありったけのオーラを流し込むと同時に、律は、澪の内部に強い思念を送っていた。
澪。澪…?。
聞こえるか?澪。
怖がらなくていいよ、澪。
私はここにいるからな。
安心しろ澪。
絶対助けてやる。
私が、絶対助けてやるからな。
律は、澪の首を背後からギリギリと絞めながらも、
その金色の混じった瞳は、
聖母のような、慈愛に満ちた眼差しをしていた。
今や、律と澪を金色の暖かな光が包み込んでいた。
澪の動きが止まっていた。
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 02:36:10.45 ID:cDWArR/e0
澪「り…つ…」
唯紬梓「!」
澪が確かに律の名を呼んだ。
しかし次の瞬間、
澪「があああああrrrrrrrらああああああああ!!!」
律(くっ!)
喉を圧迫されているのにもかかわらず、
澪は獣のような咆哮をあげた。
澪の左右の手が、律の左腕を掴んだ。
圧倒的な力が、めりめりと律の腕を引き剥がしていく。
澪は、同時に真後ろに退がった。
そこに、壁があった。
壁へ、律の背をぶつけ、自身の肉体と壁の間に律をはさみ、圧殺するつもりらしい。
律「ちいいオラァッ!!!」
律は、両足を後方に伸ばし、両足を先に壁へ当て、蹴った。
律の身体が、足から上方に跳ね上がり、宙で一転した。
ご き り …!!!
不気味な音が、音楽室に響いた。
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 02:38:28.36 ID:cDWArR/e0
澪の背が、壁にぶつかるのと同時に、律は床に降り立っていた。
降り立つ時に、一度身体をひねり、澪に身体の正面が向くように立った。
梓「ひっ」
唯「りっちゃん…!」
紬「腕が!」
澪に握られていた律の両腕は、その攻防で自由になっていた。
しかし、律の左腕は、その強引な逃げ方によって、肘関節の所からねじ折れていた。
律「澪…」
澪「……」
澪は、背中を壁にめり込ませたまま、止まっていた。
しかし次の瞬間、澪の身体がのそりと動いた。
律「!」
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 02:40:58.05 ID:cDWArR/e0
澪「…う…う」
澪がゆっくりと歩を進めていく。
澪「う…あ…おえええええええええええ!!!」
律「!!」
突如、澪は口から、もののけ姫の祟り神みたいなのを吐き出した!
唯「あっ!澪ちゃんの口からなんかもののけ姫の祟り神みたいな奴が大量に!」
澪「」ふらっ
澪が、床に倒れこんだ。
律「出たぞ!そいつがゲロリアンだ!普通の人間にもさわれる!みんな踏み潰せ!」
律が澪に駆け寄りながら叫んだ。
ゲロリアン「うねうね、うねうね」
梓「分かりました!」ばんっ!ばんっ!ばんっ! グチャ、グチャ、グチャッ
がちゃっ
聡「姉ちゃん!!」
律「おお、来たか」
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 02:42:11.66 ID:cDWArR/e0
唯「聡くんも陰陽師なの?」
律「いや、聡は陰陽師ってよりも僧侶だよ。回復呪文のエキスパートだよ」
聡「うわ、凄ぇ怪我!」
律「まず澪を治してやれ」
聡「でも姉ちゃんの怪我の方が」
律「いいから」
聡「わ、わかった」すっ
聡は寝ている澪の身体の前に両手をかざした。
聡「ホイミっ!」 薄緑の癒しの光が澪を包み込んだ!
唯(ホイミって…)
264 :
忍法帖【Lv=16,xxxPT】 :2011/04/18(月) 03:15:15.11 ID:Occw8D5u0
ワロスティーナwwwwwwww
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 04:04:39.48 ID:Q8lvn7ySi
寝たのか?
乙
イビルは面白かった
次のはつまらない