委員長「これ、昨日のぶんのノート」

男「え？」

委「昨日休んでたでしょ」

男「ああ…、ありがと」

委「……」ｼﾞｯ

委「それじゃ…」

友「…男ってさあ」

男「なに？」

友「委員長が話しかける唯一の人間じゃね？ 男女含めて」

男「そうか？ こんなもんだろ」

友「っていうかさあ、それ以前になんだよ昨日のぶんのノートって。そんなのもらったことねえよ！」

男「おまえ休んだことないだろ」

友「そうでした」

友「いや、それでもさあ」

男「……」

女生徒「でさー」

「あはは」

「うそでしょー？」

委「……」ｽｯ

女生徒「……」

「…」

男「……」ｼﾞｯ

支援

死ねよ
ええ加減にせぇよ
んなもん誰が求めとるんじゃ

とりあえず脱いだ

委員長「これは昨日休んだ分ッッ！」
と言って殴るのかと思った

ネクタイくらい締めとけks

だんだんデレていくのが見たい

放課後

男「…それで？」

女「手伝ってほしいの、人探し」

男「人探し？」

女「そう」

男「…なんでまた、こうやって午後の公園でひとりぼっち、まっずい安物コーラ飲んでる高校生にそんなこと頼むのさ」

男「おれは探偵じゃないよ。興信所いけよ」

女「探偵なんでしよ？」

男「違うっての」

女「でも、こういうことを請け負ってくれるひとだって紹介されたのよ」

男「だれに」

女「秘密。そのひとに口止めされてるの」

男「…」

女「それにわたし、興信所にいくお金なんて、もってないのよ」

委員長は羽川で脳内補完

男「おれならタダ働きしてくれるって言われたんだ？」

女「興信所いくよりは安いわよ、って言われただけ」

男「あ、っそ…」

女「…おねがい」

男「……」

女「たいせつなひとなの……」

男「…それで、どんなひと」

女「！」ﾊﾟｧｯ

男「きくだけだよ」

女「え、えっとね、その人は…」

女「…魔法使いなの」

ごめん委員長当分出番ない

男「なるほど、魔法使いね。うん、そうかそうか」

男「それならあんなところにいるんじゃない？」

女「…本屋？」

男「そういえば最終巻読んだ？」

女「あたし、けっこう真剣なんだけど」

男「おれもシンケン」

女「…」

男「…それで、最後に会ったのはいつ？」

女「！…に、二年前！」

男「見た目の特徴は？」

女「黒の短髪にわりと童顔で…背はあんたと同じくらい」

男「なんで、魔法使いだって思うの？」

女「目の前で見たから」

男「ふうん…」

男「じゃあ最後に、そいつの名前は？」

女「それは…」

男「…そう」

男「わかった、探してみるよ」

女「ほんと？」

男「あんまり期待はしてほしくないけど」

男「ああ、そうだ。なんで今更探すように頼むの？ 二年も前のひとなんだろ？」

女「最近、噂になってるでしょ？ この町に魔法使いがいるって」

男「きいたことないな」

女「探偵なのに？ 情報網がイノチなんじゃないの？」

男「うるさいな。おれは探偵じゃない」

女「探偵じゃなかったらなんなのよ」

男「ただの高校生。じゃ、はいこれ、おれの連絡先。なにかわかったら連絡する」

女「これから探しにいくの？」

男「まあ」

女「わたしもいく」

男「」

女「わたしもいく」

男「…お好きに」

女「それで、どうやって探すの探偵さん」

男「おれは探偵じゃな…まあいいや」

男「探すっていっても、正直、魔法使いなんて雲みたいなもんだよ。とりあえず、あんたの聞いた噂をたどっていくのが定石なんだろうな」

女「なるほど？」

女「それで町の中ぷらぷらしてるってわけ」

男「ま、そんなとこ…」

A「あれー？」

A「委員長じゃん、久しぶり！」

女＝委員長？

女≠委員長
わかりづらい場面変更ですまそ

電波的彼女の委員長が好き。

女「なにこのチャラいひと」ﾎﾞｿ

男「知り合い」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

男「よう、久しぶり」

A「あれ、そっちのコは…」

女「！ …ど、ども」

A「委員長にもついに彼女ができたのか…おめでとう…」

男「なんでそんな感慨深げなの。あと彼女じゃない」

A「彼女じゃない？」ｶﾞｯｶﾘ

男「なんでそんなガッカリしてんの…」

A「だって委員長さあ…」

女「……委員長？」

A「聞いてよおじょーさん。この人浮いた話もなにもないから周りでホモだホモだ言われてんだよー」

男「まじで？ 誰だよそんなこと言ってるの…」

A「Bがいってた」

B「んん、なんか呼んだー？」

女「また増えた…」

男「あ、そうだ…なあおまえら、最近変な噂聞かなかったか？ 魔法使いとか」

A「魔法使いぃ？」

B「んん、知ってるぞ…」

女「！」

B「あれだろ、怖い本職に追っかけられた爆弾魔。なにもないところから爆発させる狂気の男」

A「あれ？ 女じゃなかった？」

Ｂ「そうだったか？ そうだったかもなあ…」

B「あとあれだ、壁に変な模様描いて呪文唱えながら小躍りする魔法少女」

A「穴だらけの猫だか犬だかをイケニエにするんだろ？」

男「…」

女「…」

B「そういえば、ナイトクラブのチャンプが変なこといってたな」

A「ああ、おかしな魔女に救われたってやつか？」

男「え？ ナイトクラブ？ なんだそれ」

B「駅前通りの廃ビルの集まりだよ。毎晩毎夜、十数人が集まっては殴りあってるんだ」

男「喧嘩か？」

B「喧嘩というと違うな。俺たちも一応会員なんだけど、あれは気持ちいいぞ」

男「わけわからん」

A「おいB、ルールその一」

B「おっと…、すまん委員長、今の話は忘れてくれ」

女「…ふぁ…」

AB「じゃあなー委員長ー」

男「おー、ありがとなー」

男「さて、とりあえずは、そのクラブとやらにいってみるか」

女「ねえ、なんで委員長って呼ばれてるの？」

男「…べつに？」

女「なにそれ」

男「理由なんかないよ」

女「理由もなく委員長って名乗ってるの？ そんなにわたしが、バカにみえるわけ」

男「いやそういうわけじゃ」

女「じゃあなんで？」

男「卑怯な手だとは思うけどさ、言わせてよ」

女「え？」

男「おれは、あんたに人探しを頼まれたただの高校生。おれがなんでそんな呼び方されてるのかってのは、この際あんたにはまったく関係無いんだ」

男「納得してくれた？」

女「むう…」

男「…」

�C

男「さてついた」

女「このビルにクラブがあるのね」

男「あのふたりが言うには」

女「薄気味悪いなあ。こんなところにひとが集まるのかな」

男「毎晩殴り合う変態どもの考えなんて、わかんないよ」

男「とりあえず入ろう」

女「暗い…」

男「腕に抱きついてもいいんだよ？」

女「ジョーダン。そこまで臆病じゃないっての。ていうかあんた、わりとそんな軽口叩くのね」

女「さっきの二人組みたいなチャラいのと友達だし…」

男「あいつらと出会ったのはあんたと同じ理由だよ」

女「同じ？」

男「怖いお兄さん方との仲をとりもってやっただけ」

女「仲裁ってこと？」

女「どうしてあんたにそんなことができるわけ」

男「企業秘密」

女「ふざけろ」

女「…あそこにだれかいる」

警備「…」

男「またごついお兄さんだな…」

警備「おまえら、会員か？」

男「いや、違います。知り合いに教わってきたんです」

警備「だれに」

男「AとB」

警備「……」

警備「入れ」ｶﾞﾁｬ

女「……」

「ぶるぉおらあぃぃぁぁ！！」

「ぶほっっ！」ﾄﾞｻｯ

女「ひっ！」

男「うわあ…」

髭「お…なんだ新入りかあ？」

髭「女の子とはめずらしい。てか初めてじゃないの！ なあおまえら！」

「うひょー！」

女「うええ…」

髭「はは、まあそんな固くなるなよ…それできみら、だれに呼ばれた」

書きだめ・・・
この１ッ点でも評価せざるを得ん！
大いに支援！

男「Aと…」

髭「ああっと！ そのまえに…」

髭「このクラブのルールを説明しておこうか」

男「ルール？」

髭「ひとつ！ クラブのことを口外するな」

髭「ふたつ！ クラブのことを、絶対に口外するな」

髭「みっつ！ 力がつきたらストップの声で試合終了」

髭「よっつ！ 試合は一対一」

髭「いつつ！ 試合は一夜に一試合」

髭「むっつ！ シャツと靴は脱ぐ」

髭「ななつ！ 試合時間は無制限」

髭「そしてやっつ、最後だ。初めてクラブに来た者は、必ず試合に参加すること」

男「」

女「… ブラピの真似事かよ」

気持ち悪い

髭「それで？」

髭「ルールその一、その二を破ってまできみらを招待したのは、誰だって？」

女「あ…」

男「いやあ、怖そうなビルだなーと思って入ってみたらひとがいて、なんだろうなあーって思ったらこの状況なんです！」

髭「偶然だっていいたいのか？」

男「ええ、そうです！」

髭「ま、それなら仕方ない。とりあえず兄ちゃん、シャツは脱いでおけ」

男「」

髭「嬢ちゃんは…ま、出なくてもいい。ただしここのことは口外するなよ」

女「は、はい！」

男「まじかよ」

「兄ちゃん脱げやー」

「男みせろー」

男「あ、あの髭さん」

髭「だれが髭だ」ﾓｼﾞｬ

男「すいません」

髭「マスターと呼べ。ナイトクラブの創設者だ」

女「だからブラピ…」

髭「ああん？」

女「」

男「すいません、偶然入ったってのはウソなんです。ここには人探…」

髭「んなのはわーってる。いいから脱げ」

男「…ひと探しをですね、しにきたんです。このクラブのチャンプらしいんですけど」

髭「チャンプ？ …おい、クラバァ！ お客がきたぞ！」

倉場「なんですか、マスター」

男「チャンプってどんなごつい奴かと思ったら」ﾎﾞｿ

女「意外とふつー…」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

髭「こいつら、おまえに用があるんだとよ」

倉「俺に何の用？」

男「ひとを探してるんだけど、あんたが魔法使いに助けられたって話を聞いてさ」

倉「ああ、そのこと」

女「それ、本当のことなの!?」

倉「本当だとも」

倉「二週間くらいまえだったかな。クラブの帰りに、トラックにはねられたんだ」

倉「試合のあとでハイになってたんだろうな。ひかれるまで、トラックなんか見えてなかった」

倉「次に目が覚めたときには、
身体を青白い光が包んでいて、意味のわからない模様が地面にかかれていた」

倉「ものすごく眠かったよ、
そのときは。痛みなんてなかったのが不思議だった。ぼーっとしてると、俺から離れていく人影がひとつだけ見えた」

ちんちん！！

倉「俺が覚えているのはそのくらいだな」

女「そのひと、どんな格好してましたか！？」

倉「顔は、あまり覚えてないな。姿かたちも、人だってことしかわからなかった」

女「……」

倉「その魔法使いを探してるのか？」

女「…はい」

倉「みつけたら、俺にもあわせてくれないか。命の恩人だからな」

男「わかった。話をきかせてくれてありがとう。それじゃ今日はこのへんで…」

髭「まてや」ｶﾞｼｯ

髭「ルールその8」

男「」

倉「初めてクラブに来た者は、必ず試合に参加すること」

自己中でウザい女だな

男「…」ﾎﾞﾛｯ

髭「まあなかなか粘ったじゃないか」

女「だ、大丈夫？」

男「ま、まあな」

髭「膝が笑ってるぞ」

男「ぐ…」

メガネをとった委員長なら許せるが
しばらく出てこないと言ってたからな・・・

そもそもメガネかもしらんが

帰り道

女「…ほんとに大丈夫？」

男「まあ、見た目よりは酷くない」

男「だけどなにが楽しいのかわからん。ただの喧嘩だ。だいたいおれは武闘派じゃないんだよ」

女「でもけっこうやりかえしてたじゃない」

男「まあね」

>>47
もうすぐでるよ
学校でコンタクト家ではメガネだよ

女「結局、倉場さんの見たのが彼だったのかはわからなかったなあ」

男「なんで、ほいつにこだわるわけ？ 魔法習いたいとか？」

女「…」ｼﾞｯ

男「なにさ」

女「なんで委員長って呼ばれてるのか教えてくれたら、答えてあげる」

男「ならいい」

女「なによー」

女「それじゃ、わたしはこっちだから」

男「ああ…、なにかわかったら、また連絡する」

女「うん……あのさ」

男「なに？」

女「お礼、ううん、報酬のことなんだけど…」

女「わたし、お金はあんまりもってないし、どれくらい払えばいいのかもわからないし…」

男「…」

女「わたし、なにをすればいいのかな…」

男「今日会ったふたりのこと、覚えてるか？」

女「AくんとBくん？」

男「そう。あいつらもちょっとしたごたごたがあって、おれが手伝うかたちになったわけなんだけど…」

男「あいつらが金持ってると思うか？」ﾆﾔ

女「あ…」

男「借りは返すに越したことはないんだけどさ、もうすこし楽にしてていいぞ。おれは取り立て屋でもなんでもない、ただの高校生なんだって、最初に言ったろ」

女「…うん、ありがと。ごめんね」

男「気にするなよ。今日のあの二人みたいに、またなにか頼みたいことがあるかもしれないんだから、そのときによろしく頼むよ」

女「うん、絶対、役に立ってみせるから」

男「それじゃ…」

女「バイバイ…ありがと」

男「今日はいろんなことがあったな…」ﾃｸﾃｸ

男「これからどこを探していけばいいのやら」ﾃｸﾃｸ

『安請け合いなんて、しちゃだめだよ』

男「ほんと、その通りかもなあ…」ﾃｸﾃｸ

ﾃｸﾃｸ

男「……」ｶﾞﾁｬ

男「……」

ﾄﾀﾄﾀ

男「……」

「…おかえり、男」

男「…」

男「ただいま、委員長」

委「…」

男「…」

委「ごはん、できてる」

男「うん」

男「着替えてくる」

委「うん…」

えっ？

男「風呂入るから、さき、食べてていいよ」

委「……」

男「聞いてる？」

委「うん」

委「ねえ、男」

男「なに？」

委「その怪我どうしたの？」

男「転んだ」

委「そう」

男「うん」

委「…昨日、なんで学校行かなかったの？」

男「…」

委「なんで帰って来なかったの？」

男「…」

男「遊んでたら、何時の間にか朝だったからそ、そのまま寝たんだ」

委「そう」

男「…」

男「おれ、もう寝るよ」

委「ごはん、食べないの」

男「胃の調子が悪いみたいだ」

委「そ、そう」

男「それじゃ、おやすみ…」

委「おやすみ」

眠くなったので寝ます
残ってたら続きかく

肘から角とか出しそうだな

おつ

学校

友「よう男」

男「おまえの顔見るの久しぶりな気がする。安心するなぁ」

友「気持ち悪いな。昨日も会っただろ」

男「ま、そうだな」

友「お、委員長！おはよー」

委「あ、うん。おはよう」ｿｿｸｻ

友「あれ、返事もらえたの初めてじゃね…」

男「話しかけたのが初めてなんだろ」

女生徒「それでさー」

「うそー」

「あはは」

委「…」ｽｯ

女生徒「…」

「…」

友「またやってるよ、あいつら」

女生徒「それでさー」

「うそー」

「あはは」

委「…」ｽｯ

女生徒「…」

「…」

友「またやってるよ、あいつら」

男「また？」

友「委員長がおとなしいからってさ、ああやって席の周り囲んで…」

友「委員長がきたとたんだんまり。陰湿だよ」

男「…」

目が冴えるのでちょこちょこかいてみます
よかったら読んでくだされ

がんばれ

>>62
それなんて崩月流戦鬼？

放課後

男「さて、きょうはどこを探そうか」

女「倉場さん、もっとよく覚えてないかなあ」

男「事故にあった直後なんだから、あてにするのもほどほどにしといたほうがいい」

女「でも他に良い手がかりがあるわけでもないしね…」

男「そういえばさ」

男「その魔法使いってのは、どんなやつなの？ やっぱ偉大な賢人みたいな？」

女「なにそれ」

男「映画でよくあるだろ、白髭生やした大魔法使い…」

女「うーん」

女「話してもいいけど、あんたのことも教えてよ」

男「おれのこと？」

女「なんで委員長って呼ばれてるの？」

男「べつに、深い意味はないよ。怖いお兄さんに本名教えるのが嫌だっただけ」

女「なるほど？」

女「じゃあなんで昨日ははぐらかしたのさ」

男「質問攻めだなぁ」

男「おれはひとつ答えたんだから、次はそっちの番だろ」

なんで依頼してる側なのにこんな偉そうなのこの女

女だからだよ

男「べつに、深い意味はないよ。怖いお兄さんに本名教えるのが嫌だっただけ」

女「なるほど？」

女「じゃあなんで昨日ははぐらかしたのさ」

男「質問攻めだなぁ」

男「おれはひとつ答えたんだから、次はそっちの番だろ」

女「その人は…恩人、かなあ」

男「命の？」

女「ううん」

女「なんていうかね、なんだか嫌な気持ちになる時期って、あるじゃない？ なにをするにしても悪い結果ばかり浮かんじゃって」

女「そんなとき、あのひとは、わたしの知らない非日常を見せてくれたの」

女「すごいんだよ、魔法って。目に映るものがみんな不思議で、楽しかった……」

男「また、その気分に浸りたいんだ？」

女「うん、それもあるね」

男「まだなにか？」

女「わたしの番はもうおしまい」

ジャスタウェイ作ってるからだよ

男「さて、そろそろ行こう」

女「そだね」

倉「よ、おふたりさん」

男「あれ、倉場さん…」

倉「魔法使いはみつかったか？」

男「まだ、ぜんぜん」

倉「まあそうだろうな。悪いな、あまり覚えてなくて」

女「いえ、手がかりをくれただけでもすごくありがたいです」

倉「それならよかった」

男「今日はなんでここに？」

倉「ああ、AとBに聞いたら、きみらこの公園にいるんじゃないかとおしえてもらったんだ」

男「ＡとB…ってことは」

倉「二人はマスターがきちんと料理しておいた」ﾆﾔ

男「なんか悪いことしたな…」

女「こんどあったら謝らないと」

倉「会えたらの話だけどな」

女「」

倉「冗談だよ」

�C
もう終いか？

ほ

　

ho

シュシュ

ねむ

くぅー

保守

委員長「これ、明日のぶんのノート」

男「！？」

ほ