1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
JUM「うん。ふと思ったんだけどさ、真紅は女王様気質。雛苺は甘えん坊。翠星石はツンデレ。蒼星石はクールで真面目か変態。金糸雀はドジッ娘、水銀燈はS系なお姉様キャラ、雪華綺晶は……一応不思議キャラにしとくか。電波系のな」
JUM「とにかく、皆大体そういうキャラだろ?」
真紅「一応認めるわ。でも薔薇水晶は?」
JUM「アニメを除けばあいつはSSによって性格が意外と違うからわからないな」
JUM「まあ強いて言えば少し不思議が入ったおとなしいキャラか。それと槐を慕ってる事くらいか」
真紅「それで、キャラ、と言うよりも性格の事と立場を入れ換える事がどう関係あるの?」
JUM「簡単な事だよ。つまり普段とは違う自分
になるって事だ」
ID:vxyPTWZpO
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 23:32:54.38 ID:RPpgLijw0
翠星石ペロペロ
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 23:34:07.01 ID:KC0aFb0S0
金糸雀ぺろぺろ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 23:34:28.50 ID:JnwilKsX0
水銀燈ペロペロ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 23:37:05.88 ID:UUT5K12Ai
真紅ペロペロ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 23:37:15.10 ID:MKavKOkT0
蒼星石ぺろぺろ
雛苺ペロぺろ
8 :
代理に感謝:2011/04/08(金) 23:40:29.15 ID:vxyPTWZpO
水銀燈「……で、それで私達を集めたわけ?」
JUM「ああ。それで皆にはそれぞれ違うドールの性格になって欲しいんだ。それと立場も」
蒼星石「どうしてそんな事しようと思ったんだい?」
JUM「ある日ふと思ったんだよ。皆の性格と立場がそれぞれ入れ代わったら新鮮だなあって」
翠星石「いかにもヒキヒキヒッキーのチビ人間が考えそうな事ですね」
JUM「ヒキヒキヒッキーは余計だ」
雛苺「でも面白そうなのー。やってみたーい」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 23:43:51.88 ID:vxyPTWZpO
JUM「皆の名前が書かれてあるカードを床に置いたからさ、選んでくれ。選んだカードに書かれてあるドールを演じる事」
JUM「僕が『始め!』って言ったら選んでくれ。早い者勝ちだ」
雪華綺晶「お姉様方になるのって楽しみです。私はどのお姉様でもいいです」
翠星石(翠星石はチビ苺になってみたいです。そうすればジュンにいっぱい甘えられるです)ハアハア
蒼星石「たまには違う自分になるのもいいかもね」
真紅「出来れば自分のカードを選びたいわ」
JUM「あっ、それは無し」
真紅「うっ……しょうがないわね」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 23:46:33.41 ID:vxyPTWZpO
JUM「よーい……」
真紅(狙うとしたら蒼星石。変態じゃない方を選べばさほど私への被害は出ない)
JUM「始め!」
「どらっしゃああああああ!!!」ドンガラシャア!
真紅「水銀燈、この蒼星石のカードは私のモノよ! 放しなさい!!」
水銀燈「いやよ! これは私のカードよ!!」
JUM「ハイハイ喧嘩は止せ。今のは真紅の方が早かった」
水銀燈「ハア? 何よソレ? 不公平だわ!!」
JUM「不公平じゃない。僅かだけど真紅の方が早かった」
水銀燈「え・こひいき! え・こひいき!」
JUM「えこひいきじゃない。とにかく、真紅の方が早かった。お前は最後に残ったカードな」
水銀燈「薔薇水晶? アニメ以外は性格が地味にバラバラじゃない! どう演じれば良いのよ?」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 23:48:50.86 ID:vxyPTWZpO
JUM「そこはお前に任せる。皆カードは取ったか?」
翠星石「翠星石はチビ苺ですぅ!」
雛苺「ヒナは翠星石なのー」
雪華綺晶「私は黄薔薇のお姉様です」
金糸雀「カナは水銀燈かしら」
薔薇水晶「私は紅薔薇のお姉様です」
蒼星石「僕は雪華綺晶」
真紅「私は蒼星石」
JUM「皆決まったか。それじゃあ30分後にそれぞれのキャラに成り切るように」
真紅「ジュン、これはいつまでやるの?」
JUM「今日を含めて二日間」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 23:50:42.09 ID:EGgqWDfk0
まだ奴は来てないようだな
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 23:51:09.48 ID:vxyPTWZpO
JUM「それと立場も入れ代わるから、自分が帰る場所は入れ代わったドールのマスターの所になる」
真紅「他のマスターは知ってるの?」
JUM「大丈夫。了承は得ている」
真紅「そう。わかったわ」
JUM「それと真紅」
真紅「何?」
JUM「蒼星石の性格の事なんだけどさ、真紅がやるのは変態の方だから。それもとびっきり変態のな」
真紅「え?」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 23:52:04.23 ID:MKavKOkT0
うぉい 始まってた
久々のローゼンSSだ
期待
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 23:53:48.73 ID:vxyPTWZpO
JUM「クールで真面目キャラを演じようと思ったかもしれないけどそうはいかないぞ」
真紅「ちょ、ちょっと待つのだわ! そんなの聞いてないのだわ!」
JUM「ごめん。言い忘れてた」
真紅「明らかに確信犯だわ! 私、やっぱりやらないわ」
JUM「受けてくれたら新・くんくん図鑑を買ってやる」
真紅「……わかったわ」
JUM「ちなみにお前がやるとびっきり変態の蒼星石はこれだ。このメモ用紙を見てくれ」ピラッ
真紅「どれ……ぶふぅ!?」
真紅「く、くんくんの為とはいえ、これはキツすぎるのだわ」ワナワナ
水銀燈(私諦めて良かったわ。でも変態の真紅、これは見物【みもの】ねえ)
JUM「それじゃあ30分後に」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/08(金) 23:56:06.13 ID:vxyPTWZpO
30分後
翠星石「ジュンジュンジュンーーー!!」ダキィ
JUM「おいおいどうしたんだよ翠星石」
翠星石「翠星石といっぱい遊んで欲しいですぅ!」
JUM「困ったなあ。今は勉強中なんだよ」
翠星石「そんなぁ」ショボン
JUM「しょうがないな。少しだけだぞ」
翠星石「ジュンありがとうですぅ!」
翠星石(エヘヘ〜、今の翠星石は雛苺です。チビ人間に思いっきり甘えられるですぅ)ハアハア
18 :
◆qgXEy7ZweA :2011/04/08(金) 23:59:10.23 ID:vxyPTWZpO
薔薇水晶「くんくん、面白い」ジッー
パリィン!
薔薇水晶「!?」
金糸雀「ハァイ薔薇水晶、今日こそ貴女のローザミスティカを頂くかしらぁ
薔薇水晶「黄薔薇の……金糸雀、私にローザミスティカはないの、だわ」
金糸雀「うっ、立場的なモノかしらぁ。とりあえず勝負かしらぁ!」
金糸雀「攻撃n」
薔薇水晶「くんくんを人質にします、だわ」ヒョイ
金糸雀「!! ひ、卑怯かしらぁ。真紅はそんな事しないかしらぁ!」
薔薇水晶「これは失礼」ヒョイ
金糸雀「ふふ、お馬鹿さぁん♪ 今のうちに攻撃n」
薔薇水晶「水晶ドッカーン!」ドォーン!
金糸雀「グハァ!?」
19 :
◆qgXEy7ZweA :2011/04/09(土) 00:01:46.32 ID:iBWp1E41O
金糸雀「くっ、今日はここまでにするかしらぁ。薔薇水晶、覚えてらっしゃいかしらぁ!」ダッ
薔薇水晶「待ちなさい黄……金糸雀」ガシッ
金糸雀「な、何かしら?」
薔薇水晶「私は紅薔薇のお姉様の様に物は修復出来ません、だわ。だから代わりに全部修服して下さい、だわ」
金糸雀「そ、そんなぁ、窓は直すけど、それ以外の所は薔薇水晶の責任かしらぁ」
薔薇水晶「言うこと聞かないと絆パンチしますよ、だわ」
金糸雀「うわーん」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:02:43.06 ID:V7rAJn3O0
かな……
かなかわいい
一睡もできずずっと独りぼっちだったきらきーと
ドール大好きみっちゃんコンビははまり役なんじゃないだろうか
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:03:55.56 ID:iBWp1E41O
水銀燈「……」
水銀燈(私はどうすれば良いのよ? 薔薇水晶の性格はよくわからないわぁ)
水銀燈(一応無口キャラかしら?)
水銀燈「……」
水銀燈「…………」
水銀燈「……………………」
水銀燈「……………………………………」
水銀燈「変なキャラよりはマシだけど、これはこれでキツイわね」
水銀燈「鏡のある部屋に行って研究してみるわぁ」テクテク
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:06:05.31 ID:iBWp1E41O
ガチャ
水銀燈「暗いわね、まあ一応練習出来るから別にいいけど」
水銀燈「とりあえず口調からね」
水銀燈「こんにちは、お姉様方。って、私長女だし」
水銀燈「はじめまして……私は……水銀燈」
水銀燈「こんな感じかしら?」
水銀燈「ジャンクに……します……」
水銀燈「うーん、何かしっくり来ないわね」
水銀燈「あら……声が……遅れて……聞こえるわぁ」
蒼星石「楽しそうですね。黒薔薇のお姉様」ガサッ
水銀燈「ぴゃあああああ!?」ビクン
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:08:19.26 ID:iBWp1E41O
蒼星石「ふふふ、やっと驚かす事が出来ましたわ。部屋の中に隠れてて正解でしたわ」
水銀燈「アンタいつから隠れてたのよ!」
蒼星石「始まってすぐにです。黒薔薇のお姉様」
水銀燈「誰も来なかったらどうしてたのよ?」
蒼星石「それでもずっと隠れてたかもしれませんね。それとお姉様、もう少し性格を薔薇水晶に近づけなきゃ駄目ですよ?」
水銀燈「そんな事言ったって私も悩んでるのよ。性格がイマイチわからないんだから。それにしてもアンタの方は、結構真似てるわね」
蒼星石「僕も……私も研究しましたから。まあせめて口調だけでも真似るのはどうですか?」
水銀燈「今それをしてた最中なの」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:08:32.32 ID:9E1DSVbHO
よく覚えてないけど、薔薇水晶ってお姉様とか言うんだっけ?
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:08:39.37 ID:AeMOdzEZP
ぴwゃwwwあwww
27 :
>>24アニメは忘れたけど2ちゃんねるSSでは言ってたと思う:2011/04/09(土) 00:11:19.71 ID:iBWp1E41O
蒼星石「ふふふ」
水銀燈「?」
蒼星石「ふふふふふふ」
水銀燈「な、何よぉ?」
蒼星石「ねえ、私は雪華綺晶になれてますか?」
水銀燈「け、結構上手いんじゃないかしら。不気味な所とか」
蒼星石「……褒められた。黒薔薇のお姉様に褒められた……」
蒼星石「アハハハハハハハハハ!!!」
水銀燈「!?」ビクン
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:14:18.70 ID:9TrNgsqP0
蒼い子・・・恐ろしい子!
29 :
>>24じゃなかった。>>25だった。:2011/04/09(土) 00:15:08.16 ID:iBWp1E41O
蒼星石「嬉しい……嬉しい!!」ブルブルブル
水銀燈「ちょっ、首を高速で振るのはやめなさい!」
蒼星石「私は雪華綺晶! 私は雪華綺晶!!」カサカサカサ
水銀燈「ってオォイ! そんなエクソシストに出てくる子供みたいな歩き方しない! 雪華綺晶はそこまで狂ってないわよぉ! やめなさい!」
蒼星石「ハァ、ハァ、ごめんなさい黒薔薇のお姉様。……嬉しさのあまり、つい」
水銀燈「全く、ちょっと泣きそうになったじゃない」
蒼星石「そういえば他のお姉様方の様子はどうなってるんでしょうか?」
水銀燈「そういえば、真紅はどうしてるのかしら?」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:17:50.07 ID:iBWp1E41O
真紅「ハア、ハア、見つけたわ。ジュンの髪の毛、陰毛、鼻水に使ったティッシュを全部見つけたのだわ」
真紅「駄目……興奮しすぎて私……僕はもう……」
真紅「くんくん、ジュンの髪の毛くんくん、陰毛、ティッシュをくんくん。全部服の中に入れるのだわ!」グイグイ
真紅「ヨホホーイ、ヨホホーイ、ツインテールでヘリコプター」プルプル
真紅「次はジュンのトイレで排便してる所を盗撮だわー」
ホーリエ「……」
真紅「……そんな冷たい目(?)で見ないで。これもくんくんの為よ。監視役のあなたはそのまま私を監視してなさい」
真紅「ワッフルワッフル! スカートをめくりながらカニ歩きー」カサカサ
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:20:03.16 ID:iBWp1E41O
水銀燈「ぷくく……」
真紅「!?」
水銀燈「ぶざまです……真紅」
真紅「す、水銀燈、君は覗いてたのかい?」
水銀燈「ええ、見てましたよ真紅……ぷぷ、アハハハハ! すごい笑えるわぁ! 何よソレどこのお笑い芸人よ!」
真紅「お黙り! 曖昧なキャラになってる貴女に言われたくないわ」
蒼星石「黒薔薇のお姉様、真紅、口調が戻ってますよ」カサカサ
真紅「蒼星石、それもこれも貴女が変態なのがイケないのよ。というかそのエクソシスト歩きは何?」
蒼星石「雪華綺晶のつもりです。それと私は確かに変態ですが、その変態キャラは微妙に違うような気がします」
真紅「しょうがないでしょ。ジュンにとびっきりの変態になれって言われたんだから」
水銀燈「それにしても笑えるわぁ。盗撮に、ミーディアムの毛を回収。ローゼンメイデンの誇りもないクズじゃない」
蒼星石「黒薔薇のお姉様、それは間接的に私を侮辱しています」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:20:06.13 ID:9E1DSVbHO
みんな他の姉妹のことを馬鹿にし過ぎだろww
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:23:10.70 ID:iBWp1E41O
雪華綺晶「こんにちはかしら」
水銀燈「あら雪華綺晶」
真紅「ぬほっ! 雪華綺晶。スカートめくって激写!」ペロン、カシャ
雪華綺晶「みなさん楽しそうですねかしら」
真紅「スルーされてる! でもこれはチャンス。きらきーのお尻をくんかくんかするよ!」クンカクンカ
蒼星石「こんにちは雪華綺晶」カサカサ
雪華綺晶「蒼薔薇のお姉様、それはきらきーのつもりですかかしら?」
蒼星石「そうです」カサカサ
雪華綺晶「きらきーはそんなエクソシスト歩きはしませんかしら」
真紅「かっとビング!」クンクン
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:25:47.35 ID:iBWp1E41O
蒼星石「ごめんなさい。私は雪華綺晶にそんなイメージを抱いてました」カサカサ
雪華綺晶「きらきーは髪の毛だけで歩く事が出来ますかしら」
蒼星石「なん……だと……!?」
雪華綺晶「ほら、体を逆さにして髪の毛だけで歩きますかしら」シュルシュルウネウネ
真紅「下半身丸見え! これはベストショットだぜ!」カシャカシャ
蒼星石「さすが本家、完敗です」
雪華綺晶「きらきーはエッヘンですかしら」
真紅「全部無視! 変態は辛いぜ!」
水銀燈「さすがに哀れ過ぎて笑えないわ」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:28:41.38 ID:iBWp1E41O
翠星石「エヘヘー、ジュンといっぱい遊べたです〜」
翠星石「夜もいっぱい甘えたいです」
雛苺「おい、デカ翠(みどり)」
翠星石「な、なんですチビ苺!」
雛苺「ヒナはうにゅ〜が食べたいの。冷蔵庫に入ってあるからとっとと持ってこいやなの」
翠星石「な、何だとですぅ! チビ苺の癖に生意気ですぅ!」
雛苺「やれやれ、デカ翠は何もわかってねえみたいなの」
雛苺「変えるのは性格だけじゃないのよ。立場も変えなきゃ駄目なのよ」
雛苺「ヒナは普段翠星石に虐められてるの。そして雛は桜田家のドールの中で一番の格下」
雛苺「これがどういう意味かわかるか? ん?」
翠星石「えっ……」
雛苺「つまりだな、デカ翠は今、ヒナ達の中で一番の格下と言う訳なんだよ」
翠星石「なん……だと……!?」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:31:42.10 ID:iBWp1E41O
雛苺「そういう訳だからデカ翠、早くうにゅ〜を持って来て欲しいのー」
翠星石「ちょっと待つです! その前に雛苺は自分が今、翠星石の立場だと言うことが何を意味するのかわかってるんですか?」
雛苺「なあに?」
翠星石「翠星石は俗に言うツンデレ。つまり雛苺はいつもの様にチビ人間には遊んでもらえないと言う事なんですよ!」
雛苺「うわぁ、自分でツンデレって言っちゃってるのー。まあそれはさておき、ヒナは二日くらいジュンに遊んで貰えなくても平気だもーん。それにツンだって出来るから平気だもーん」
翠星石「それだけじゃないですぅ! 翠星石はたまに家事だって手伝わなきゃいけないんです! しかも、今回のその『たまに』がこの二日間です! チビ苺に出来るんですか?」
雛苺「出来るのよ」
翠星石「えっ?」
トントントン、ジャー、シャンシャン
雛苺「のりにはずっと劣るけど、花丸ハンバーグの出来上がりなの」ドン!
翠星石「なん……だと……!?」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:33:55.54 ID:iBWp1E41O
翠星石『モグモグ』
翠星石「! の、のり程じゃないけど美味いです」
翠星石「い、いつの間に料理が出来るようになったんですか?」
雛苺「では聞くが、君はいつ、ヒナが料理が出来ないと思い込んでいた?」
翠星石「えっ?」
雛苺「君はヒナの行動を全て見ていたのか? 君は何故料理が出来ないと思い込んでいた?」
翠星石「あの、キャラが……」
雛苺「全ての時代を見ていないのになぜ、そう決めつけた?」
翠星石「……」
雛苺「ヒナがいつ、料理が出来ないと言った? やらないからか? 確かに、やった所は君達には見せてない。だが、それが出来ない事に繋がるとは限らない」
翠星石「」
雛苺「そういう訳だからデカ翠、早くうにゅ〜を持ってきやがれなのー」
翠星石「はいです」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:36:06.93 ID:iBWp1E41O
夜
JUM「皆そろそろ帰る時間だから、それぞれが演じてるドールのマスターの所に帰る様に」
真紅「僕はジュンのドールなのに違和感があるね」
薔薇水晶「真紅……その顔に被っている黒のブラとTバックはどこから?」
真紅「のりから借りたんだよ。ちなみに下はジュンがさっきまで使ってたパンツだよ」ペロン
薔薇水晶「まあ変態」
金糸雀「今回帰る場所はみっちゃんの所じゃないかしらぁ。水銀燈のマスターの所かしらぁ」
水銀燈「言っときますけど……貴女が帰る所は私のマスターの所ではなく……教会ですから。でも、一応顔だけでも見せといて(あっ、教会は壊されててもう無いのよね。まあいいわ)
蒼星石「では……私はnのフィールドに帰ります」
雪華綺晶「私はみっちゃんさんの所へ」
のり「みんなまた明日ねー」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:41:00.75 ID:iBWp1E41O
真紅「ハア……結構キツイわね。コレ」
真紅「でも後一日だけ我慢すればくんくんの図鑑が手に入るから頑張らなきゃいけないわね」
真紅「蒼星石の家に着いたわ。お邪魔します。……いえ、今はただいまね」
元治「おひょ!! おひょおおおお!!」
マツ「どうです? 自分が豚になった気分は?」ジュウ、パシン!
元治「熱湯とヌンチャク気持ち良いいいいい!!」ビクンビクン
真紅「」
マツ「あら、真紅ちゃん、あなたが蒼星石ちゃんと入れ代わりをしたのね。私達今、SMプレイをしてるの。蒼星石ちゃんが心を若返らせれば体も若くなるって言って勧めてくれたの」パシン
元治「かぁじゅうきぃいいいいい!!」ビクンビクン
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:43:11.26 ID:iBWp1E41O
一方、水銀燈は
槐「ローゼンの娘が僕の家に泊まりに来るなんてね」
水銀燈「先に言っとくけど、あなたの事、お父様なんて呼ばないから」
槐「おや? 性格の方は元に戻してもいいのかい?」
水銀燈「……これから、します」
水銀燈「ところで槐、ご飯はまだですか?」
槐「今やるよ。……おっとしまった。普段からあまりしてないから食材がないや」
水銀燈「あなたは……自炊はしない方なの?」
槐「基本、外で食べたり弁当を買ったりしてる」
水銀燈「不摂生ですね……」
槐「そうだね」
41 :
忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/04/09(土) 00:44:07.00 ID:+JWWyVJZ0
誰もレスないが俺は応援してるぞ
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:45:25.84 ID:iBWp1E41O
槐「まあ今から買いに行くのも面倒だし、出前でも頼むか」ピポパポ
水銀燈「なんか虚しいですね……典型的な独身男が取る行動です」
槐「すみません。お寿司を。はい。上で」
水銀燈「!!」
ガチャ
槐「15分くらいで来るかな」
水銀燈「お寿司……」ワナワナ
槐「あっ、君のは無いから」
水銀燈「! どうして……ですか?」
槐「だって不摂生で虚しいんだろ? それなら君は食べない方が良い。体を壊すからね」
水銀燈「ごめんなさぁい! さっきのは冗談よ! 私もお寿司食べたいわぁ! 私、ろくなモノ食べてないのぉ! プライド捨てるから食べさせて! いえ、食べさせて下さい! 槐様!」
槐「君は現金な子だね」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:46:49.72 ID:V7rAJn3O0
銀様……
支援
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:47:37.24 ID:iBWp1E41O
一方、雪華綺晶は
雪華綺晶「こんばんは、みっちゃんさん」
みつ「へえ、私の所はきらきーが来たのね」
みつ「綺麗な髪の毛してるわね」
雪華綺晶「ふふふ、嬉しいですかしら」
みつ「喋り方もカナを真似てるのね、ねえ、髪の毛触ってもいい?」
雪華綺晶「どうぞかしら」
みつ「オオ、柔らかい」サワサワ
みつ「んー、きらきーもかわいいわね。エイッ!」ギュッ
雪華綺晶「アウ」
みつ「フフフ、きらきーを一度抱きしめてみたかったのよね」スリスリスリスリ
雪華綺晶「みっちゃんさん……摩擦がキツイですわかしら」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:50:07.19 ID:iBWp1E41O
みつ「うへへへへ」スリスリスリ
雪華綺晶「さすがにしつこいですかしら。右目の薔薇ロケット!」ボン
みつ「ぐへえ!?」バチィン
みつ「ふふふ……流石きらきー、容赦が無いわね」ヨロ…
みつ「でも燃えるわ。さあ、きらきー! 色んな服に着替えてもらうわよ!」ワキワキ
雪華綺晶「あ……目が血走ってますわかしら」
みつ「どりゃあああああ!!!」ガバッ!
雪華綺晶「あーれー」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:52:15.00 ID:iBWp1E41O
めぐ「……あら?」
金糸雀「ゼェ、ゼェ、やっと着いたかしらぁ」マドヲヨジノボル
めぐ「こんばんわ。あなたが天使さんの代わりなのね」
金糸雀「そうかしらぁ。ふふ、来てあげたわよぉかしらぁ」
めぐ「ふふ、よろしくね」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:54:32.77 ID:iBWp1E41O
薔薇水晶「……ごちそうさまでした。のりさんが作った料理、とても美味しかったです、だわ」
のり「ありがとう。嬉しいわ」
雛苺「デカ翠、ヒナ達の紅茶を持ってこいやなのー」
翠星石「わ、わかったです」
翠星石(この性悪人形があああ)ピクピク
水銀燈「びゃあああああ!! このお寿司美味い!」
槐「もうキャラ完全に無視だね」
マツ「次は全身ローションまみれの大人のプロレスよ」
元治「ぎもぢいいいいい!!!」
真紅「ウハッ! 熟れた体がまたいいね!」カシャカシャ
真紅(もうイヤ……)
みつ「次行ってみよー!」
雪華綺晶(まだ続くんですか……)
蒼星石「ハハ、僕は何もやる事がないよ」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:57:25.37 ID:iBWp1E41O
金糸雀「めぐ、バイバイかしらぁ」
めぐ「またね」
フヨンフヨン、トン
金糸雀「着地っと、水銀燈が住んでた教会はどこかしら」テクテク
テクテク
金糸雀「確かここに……ない!?」
金糸雀「まさか、潰されたのかしら?」
ピチカート「!!」
金糸雀「しょうがないから野宿しかない? うう、やむを得ないかしら」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:57:42.28 ID:jK7cCgOU0
C
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 00:59:49.12 ID:iBWp1E41O
テクテク
金糸雀「ここなら大丈夫かしら」
金糸雀「うう、暗くて怖いかしら」ブルブル
金糸雀「早く鞄の中に入って……」
ガサッ
金糸雀「ヒッ!?」ビクッ
猫「ニャー」
金糸雀「なんだ、猫か。びっくりしたかしら」
金糸雀「……」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 01:01:56.09 ID:iBWp1E41O
めぐ「……あら?」
パアアア
金糸雀「……」カガミカラニュルン
めぐ「どうしたの? 金糸雀?」
金糸雀「一人で寝るのが怖くて戻って来たかしら」
金糸雀「めぐ、今日は傍で寝てもいいかしら?」
めぐ「良いわよ」
金糸雀「うう、ありがとうかしら」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 01:02:17.04 ID:539O6pAb0
しえん
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 01:02:49.98 ID:gfuSJyeJO
のりが黒ブラとTバックを持っていたことに興奮せざるを得ない
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 01:04:02.89 ID:iBWp1E41O
薔薇水晶「ジュン」
JUM「なんだ薔薇水晶?」
薔薇水晶「一緒に……寝てもいい?」
JUM「どうしたんだよ急に?」
薔薇水晶「私には専用の鞄がないから寝る場所が無いんです、だわ」
JUM「それだったら姉ちゃんの所で……」
薔薇水晶「こ、これは主人の命令です、だわ……下僕は……黙って言う事を聞きなさい」
JUM「わかったよ。狭くても文句言うなよ」
薔薇水晶「ありがとう……ジュン」
翠星石「薔薇水晶! 抜け駆けはずるいですぅ! 翠星石も一緒に寝るですぅ!」
雛苺「ずりーのー! 雛も入れやがれなのー!」
JUM「お、おい、そんな一度に来るな! うおわああああああああ!!!」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 01:06:28.88 ID:iBWp1E41O
翌日
金糸雀「まだ他のドールは来ていないわねぇ。一番乗りよぉかしら。今日も水銀燈の様に窓を割って侵入するかしらぁ」
金糸雀「ジュン、後で直すから許して欲しいかしらぁ」
金糸雀「そーれ」ピョン
雪華綺晶「こんにちわ。黄薔薇のお姉様」
金糸雀「!! 雪華綺晶、なんでジュンの家にいるのかしらぁ!?」
雪華綺晶「何故って、私が一番乗りだからですかしら。ちなみにnのフィールドは使ってませんかしら」
金糸雀「そ、それじゃあどうやって?」
雪華綺晶「昨日、帰る前に窓のロックを解除しましたかしら。それで簡単に入れましたかしら」
金糸雀「そ、その手があったかしらぁ」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 01:09:13.97 ID:iBWp1E41O
雪華綺晶「正直言うと、黄薔薇のお姉様は自分の事を頭脳派だと言いますけど、原作での描写は私の方が頭脳派だと思うかしら」
金糸雀「うっ」
雪華綺晶「ズルの方だって、私の方が上だと思いますかしら」
金糸雀「ううう……」
雪華綺晶「ですから、お姉様は頭脳派ではないと思いますかしら」
金糸雀「うわーん、ひどいかしらー!」
雪華綺晶「でも、ドジッ娘は黄薔薇のお姉様にしか出来ないと思いますかしら」
金糸雀「シクシク……えっ?」
雪華綺晶「ドジッ娘なんてやろうと思っても出来るモノではありませんかしら。
ドジッ娘はお姉様にしか出来ませんかしら」
金糸雀「ほ、褒められてるのか馬鹿にされてるのかわからないかしら」
雪華綺晶「褒め言葉かしら。それと、みっちゃんさんにはお姉様が一番合ってると思いますかしら。彼女とやってけるドールはお姉様以外にいないかしら」
金糸雀「雪華綺晶……いっぱいコスプレされたのねぇかしら」
雪華綺晶「はい。疲れましたかしら」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 01:10:35.42 ID:MAs7XZcd0
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 01:11:20.57 ID:iBWp1E41O
なんだかんだで昼
水銀燈「私一応口数の少ないキャラになってるからボッチになってるわぁ」
蒼星石「普段もボッチじゃないですか。ふふふふふふふふ」カサカサ
真紅「ハアハア、皿に付着した食べ物のカス……興奮しちゃうよ」ビクンビクン
真紅(辛い……)
雛苺「おいデカ翠、肩揉めなのー」
翠星石「はいです」モミモミ
雛苺「次は紅茶。早く持って来いなのー」
翠星石「はいですー!」タタタッ
雛苺「ぬるい! 全く、デカ翠は本当にのろまな女なのー」ガミガミ
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 01:13:42.37 ID:iBWp1E41O
ガミガミガミガミガミガミ
翠星石「……」プルプル
雛苺「わかったかなのー? わかったらこれからは気をつk」
翠星石「もう我慢出来ねえですうううううう!!!」
雛苺「ヒッ!?」ビクッ
翠星石「チビ苺が調子乗ってんじゃねえぞですーーーー!!!」
雛苺「す、翠星石ずるいの。まだ終わる時間じゃないの」
翠星石「知るかですううう!! スィドリィイイイイム!!!」メキャメキャ
雛苺「うわーん、ごめんなさーい」
薔薇水晶「翠星石、雛苺、喧嘩はやめなさい」
翠星石「やめられるかあああああ!!!」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 01:13:43.22 ID:gfuSJyeJO
やっぱりカナが一番かわいいかしら
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 01:16:03.58 ID:iBWp1E41O
蒼星石「あら、これはこれは」カサカサ
水銀燈「ちょっとぉ、これシャレにならないんじゃない?」
真紅「もう嫌! 私もう変態キャラやるの無理なのだわ! ギブアップ!」
金糸雀「二人ともやめるかしらー」
翠星石「しゃああああああああ!!!」メキョメキョ
JUM「おい、何やってるんだよ!」
雛苺「ジューン、助けてー」
翠星石「チビ人間! どうして翠星石達にこんな事させるんですか!! もう嫌ですぅ! やりたくないですぅ!!」
真紅「私もよ! もう私のプライドはズタズタなのだわ! やめさせないと体を八つ裂きにするわよ!」
JUM「わ、わかった。もういい。ハイ終了!」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 01:18:20.62 ID:iBWp1E41O
数分後
雛苺「グスッ、ごめんなさい」
真紅「ジュン、今回あなたの気まぐれで思い付いたこの遊び(?)、ひど過ぎるのだわ」
JUM「ごめん。ただ、実を言うとこれはただの気まぐれで思い付いたわけじゃないんだ」
真紅「え?」
JUM「正直言うとさ、皆には相手の気持ちを理解して欲しかったんだよ」
真紅「つまり、どういう事だってばよ?」
JUM「つまり、相手に対して思いやりを持って欲しかったってわけだよ」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 01:21:05.06 ID:QD/1PDiH0
やあ
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 01:21:41.68 ID:iBWp1E41O
JUM「お前らってさ、基本アリスになる為に闘ってるだろ」
真紅「ええ」
JUM「でもさ、やっぱ姉妹なんだしさ、仲が良い方がいい。それで相手の事をより知った方がさ、わかりあえるだろ?」
薔薇水晶「ジュン、私はローゼンメイデンじゃないのにどうして参加させたの?」
JUM「確かに薔薇水晶はローゼンメイデンじゃないけど、生きた人形には変わりないんだ。皆と仲良くする為に互いをよく知った方が良いじゃないか?」
薔薇水晶「ジュン……」
真紅「ジュン、貴方は思いやりを持てって言ったわよね?」
ジュン「ああ」
真紅「自分を過信するわけじゃないけど、私は思いやりに対しては人並みにはあると思うわ」
ジュン「真紅さ、前に水銀燈に対してジャンクって言っただろ? それで自分が右腕をちぎられてジャンクになった時辛かったよな?」
真紅「辛かったわ。その時は初めて水銀燈の気持ちを理解したわ。だから私は彼女に謝った」
JUM「だろ? だから今回の奴はそれと同じ。相手の立場になってその人の痛みも理解する。それで互いがわかりあえるかもしれないだろ?」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 01:24:11.07 ID:iBWp1E41O
水銀燈「ま、まあ今でも真紅の事は嫌いだけどね」
JUM「さっきの翠星石のもそうだ。翠星石はよく雛苺を虐めてるだろ?」
翠星石「うっ、でも翠星石はあんなパシリみたいな事はしないしそこまで酷い虐めはしてないです」
JUM「確かに雛苺も悪ノリが過ぎたかもしれない。でも雛苺はいつも嫌な思いをしてたんだよ。悪ノリもその鬱憤が溜まってたんだろうな」
翠星石「うう……」
雛苺「でもヒナも調子に乗りすぎてたの。翠星石ごめんなさい」
翠星石「す、翠星石もこれからは気をつけるですよ」
JUM「でも今回ランダムにしたのが少し失敗したな。中にはあまり効果が出なかった奴もいるし」
水銀燈「確かに私はお寿司が美味しかったって記憶しかないわぁ」
雪華綺晶「私なんてアラストル体の設定とか無視ですから」
薔薇水晶「私もジュンの家にお泊りしに行ったって感じです」
蒼星石「僕なんか新たな変態の境地にたどり着いたしね」カサカサ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 01:26:18.11 ID:iBWp1E41O
金糸雀「でもカナは水銀燈の気持ちが少しわかったかしら。いつも真っ暗な所で一人ぼっちで寝るなんて辛いかしら」
金糸雀「水銀燈、もし寂しくなったらみっちゃんの家で寝ていいからね」
水銀燈「……気が向いたらね」
真紅「ジュン、貴方の目的はわかったわ」
真紅「でも私が変態になる理由はあったの?」
JUM「……ごめん。そっちに関しては単に変態な真紅が見たかっただけ」
真紅「シッ!!」バキィ!
JUM「うびゅう!?」グチャア
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 01:29:06.53 ID:iBWp1E41O
数日後
真紅「ふふ、新・くんくん図鑑が手に入ったわ」
真紅「そういえば今日はジュンと二人きりなのよね」
真紅「……」
テクテク
真紅「ジュン」コンコン
JUM「なんだ?」ガチャ
真紅「ジュン登りをさせなさい」
JUM「ハア? 何だよいきなり」
真紅「雛苺の気持ちになってみたいだけよ」ヨジヨジ
JUM「お、おい……うっ、重い」
真紅「こら、レディに対して失礼な事言わない」ペチン
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 01:29:39.57 ID:MAs7XZcd0
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 01:31:08.43 ID:9uZCqqed0
真紅かわいいよ真紅
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 01:31:11.26 ID:iBWp1E41O
JUM「痛っ! しょうがないだろ。お前の方が雛苺より大きいんだから重くなるのは当たり前だろ」
真紅「それでも言っちゃ駄目」
真紅「……ふぅん、結構高いのね」
JUM「満足したか?」
真紅「ええ。……ねえジュン」
JUM「何だ?」
真紅「もし私達がまた別の誰かに成り切る事があったら、今度は貴方も参加したら?」
JUM「えっ?」
真紅「その方が互いをよく知る事が出来て、マスターとドールの絆が強くなるかもしれないでしょ?」
JUM「……考えとく」
72 :
まいぺーす ◆qgXEy7ZweA :2011/04/09(土) 01:34:08.80 ID:iBWp1E41O
真紅「でも前みたいな変態キャラは無しよ。ジュン、私を頭に乗せたまま一階まで行きなさい」
JUM「ええ!? 抱っこじゃ駄目なのかよ?」
真紅「駄目。これは主人の命令よ」
JUM「わかったよ。ちゃんと掴まってろよ」テクテク、ガチャ
真紅「ふふ、結構スリルがあるわね。ジュン、一階まで下りたら一緒に紅茶でも飲みましょう」
終わり
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 01:35:07.70 ID:eIzeyzYtO
薔薇乙女達は可愛いな・・ジュンを見てると一生引きこもりでも構わないと思っちまう
75 :
まいぺーす ◆qgXEy7ZweA :2011/04/09(土) 01:38:42.48 ID:iBWp1E41O
短めだったけど、最後まで読んでくれてありがとう。
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
カナはいい子