1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
まったりながら
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/05(火) 23:54:07.63 ID:7vHafg/uO
期待
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/05(火) 23:54:13.78 ID:FoT00PZI0
最初の支援は俺が颯爽と頂くよ
∧__∧
( ・ω・) 支援。
ハ∨/^ヽ
ノ::[三ノ :.、
i)、_;|*く; ノ
|!: ::.".T~
ハ、___|
"""~""""""~"""~"""~"
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/05(火) 23:55:29.68 ID:siTnCFJSO
>>1 おつつん
暇潰し浮かんだネタの垂れ流し
まったり始めます
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/05(火) 23:55:40.08 ID:ra48t6n+0
まったり支援じゃ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/05(火) 23:59:42.93 ID:lYdhaCCL0
期待支援
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 00:02:55.67 ID:S1Ipq83nO
この声は届いてますか?
僕は君に届けと声を張り上げてるよ
雑踏の中を、皆が下向き歩く暗い夜空で
一人だけ上を向いて声を張り上げているよ
気付いてよ
届いてよ
出来たら僕の隣で君の声――ピアノ――を聞かせてよ
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 00:04:35.81 ID:D7u+h4u7O
少女漫画みたいだ
支援
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 00:05:39.87 ID:fCUmvZ4t0
出だし好きだな
支援
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 00:07:05.31 ID:lFRiDUFM0
どっかで見た出だしだと思ったらこの間の音速パンチだった支援
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 00:14:56.05 ID:VekCQxLH0
諸事情により
12 :
ID変わりました……:2011/04/06(水) 00:18:54.39 ID:S1Ipq83nO
この街に来てから4度目の春を迎えていた。
大学講内の桜並木から、春の匂いが俺の鼻孔をくすぐる。
良い匂いだ。
憂鬱に沈む心に清涼飲料水の様に、活を入れてくれる。
ξ゚听)ξ「ねぇハイン? 聞いてる?」
自分の世界に浸っていると唐突に友人のツンに、話掛けられた。
ずっと話し掛けていた様だ。
从 ゚∀从「ん? 何が?」
その答えに、ツンの顔は赤みを増して行く。
ξ#゚听)ξ「これから合コンだって言ってるでしょ?」
またそんな話か。
興味ないのに……。
从 ゚∀从「つーか俺が行ったってしゃーねぇだろ」
ξ゚听)ξ「あっきれた。あんたぐらいよ? 就活するでも無く、恋愛する気もないなんて」
なんでこの友人はこうもお節介なのか……。
从 -∀从「ほっといてくれよ」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 00:20:20.01 ID:8xKzZomG0
三 ======
三 || || ξ ;凵G)ξ <あぁぁぁん!
三 || || ( つ つ ぶーん!ぶーん!
三_||_ || と_)_) _. あぁぁぁん!!
三  ̄(_)) ̄(.)) ̄ (_)) ̄(.))
ソイヤッ
oノ oノ
| | 三
_,,..-―'"⌒"~⌒"~ ゙゙̄"'''ョ ミ T ξoξ<あぁぁぁん!
゙~,,,....-=-‐√"゙゙T"~ ̄Y"゙=ミ .l ヒ
T | l,_,,/\ ,,/l | l─o─o─
,.-r '"l\,,j / |/ L,,,/
,,/|,/\,/ _,|\_,i_,,,/ /
_V\ ,,/\,| ,,∧,,|_/
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 00:31:03.43 ID:fCUmvZ4t0
支援
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 00:31:27.07 ID:S1Ipq83nO
ξ゚听)ξ「私達も、もう四年よ?」
从 ゚∀从「だ・か・ら、やりたい事やるんだよ」
ξ#゚听)ξ「あーもう勝手にしなさいよ!」
ツンはムッとした表情を浮かべ脇道にそれて行った。
サークル棟で愛しのダーリンに、愚痴でも言うつもりだろう。
从 -∀从「ごめんな」
どうせ合コンも俺のために、開こうとしてくれたんだろう。
心配してくれてるのは有り難いのだが、現状には満足してる。
やりたい事の為に三年間しっかり頑張ったんだ。
この一年は好きにさせて貰うさ。
从 ゚∀从「さって今日も、思いっきり楽しみますか!」
俺は気合いを入れる為、大声を張り上げた。
周りが視線を向けるが、気にしない。
今から楽しみで仕方ない俺には、些細な事だ。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 00:37:02.89 ID:w6RrVnqH0
支援
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 00:44:59.22 ID:S1Ipq83nO
二階建てのアパートの金属製の階段を、一段飛ばしで駆け上がる。
角部屋の205号室、今年で4年目となる私の部屋。
地元から離れ、大学生活の為の借家だ。
鍵を開けて、1Rの部屋へと入る。
そして、荷物を取り出し、俺はすぐに部屋を出た。
やっと、やっとだ。
少ない仕送りと勉学の合間のアルバイトを、やり繰りして手に入れた相棒。
こいつのお披露目が出来る。
三年我慢したんだ。
从 ゚∀从「うっし、張り切っていこうぜ」
またしても気合いを入れ、相棒を肩に掛けると俺は駅へと歩き出した。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 00:55:56.41 ID:D7u+h4u7O
頑張れ支援
20 :
>>14ソイヤやめれw:2011/04/06(水) 00:59:22.49 ID:S1Ipq83nO
ガタガタと電車に揺られ、繁華街に近い駅へと向かう。
学生街にあるアパートから、三駅の距離。
オフィス街とのちょうど中間の駅に、目的の場所がある。
自分と同じ様に、それぞれの相棒を担いだ人々が電車内には見受けられた。
从 ゚∀从「ライバルって訳じゃねーが、なーんか対抗意識が芽生えるもんだね」
俺は窓に視線を向けながら、誰とも無く呟いた。
少し緊張感が増して、心臓の脈打つ音が感じられた。
それと同時に、期待感で気分が高揚してくるのも感じる。
从 ゚∀从(ワクワクしてくるねぇ)
今すぐに始めたい。
身体がうずうずとしてしまう。
早く早く早く早く早く早く早く。
俺は電車の動きが変わるはずも無いのに、もどかしい気持ちで駅に着くのを待った。
从
从 从
从从从
从 ゚∀从<タケノコシエン
wwwwwww
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 01:08:02.82 ID:fCUmvZ4t0
支援
>>21 お前デルタビーグルの次はタケノコハインか
なんだその発想力
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 01:11:25.66 ID:S1Ipq83nO
目的の駅に着くと、俺は颯爽と改札口まで進み足早に繁華街を進む。
下調べは済んである。
縄張り争いが凄まじいが、この時期は入れ替えの時期であいた場所があるのだ。
俺は繁華街のメインストリートから、二つ離れた場所の少し寂れた一角に眼をつけていた。
多分大丈夫だろうが、先客が居ない事を祈りながら、真っすぐ進む。
メインストリート沿いには、俺と同じ目的の人がもう準備を進めている。
急がなければ。
从;゚∀从「初日から出鼻を挫かれたくねーからな」
小走りで向かったが、心配は杞憂に終わった。
やはりメインストリートから外れてるだけあり、目を付ける人は居ない様だ。
場所を確保した俺は、すぐに準備し始めた。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 01:12:57.39 ID:fCUmvZ4t0
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 01:21:47.83 ID:S1Ipq83nO
昨日の内にある程度は準備を終えてある。
あとは軽い調整と、緊張を抑えるだけだ。
西日が差し込み、裏路地がキラキラと輝き始めていた。
从 ゚∀从「スポットライトみてぇだな」
ステージの上に立ってるみたいだ。
俺は衝動を抑えられず、相棒のアコギをバッグから取り出した。
ルール違反はいけないけど、チューニングぐらいなら良いよな?
从*゚∀从「早く始まってくれよ! もう爆発しちまいそうだよ!」
疎らにいる通行人が、微笑ましそうに俺を見てくる。
多分俺みたいな奴を、毎年見てるのだろう。
その人波をボケッと見ていると、その通行人の一人が、俺に話し掛けてきた。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 01:23:45.91 ID:4eth8Dk20
続き気になる紫煙
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 01:28:45.56 ID:fCUmvZ4t0
ながらかな?
支援
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 01:29:37.32 ID:S1Ipq83nO
( ・∀・)「君は新人さんかい?」
20代半ばのサラリーマンだろうか?
優しそうな外見の青年だった。
从*゚∀从「おっおう! スゲー楽しみだ」
( ・∀・)「はははwwwww あまり気負うと、本番で疲れちゃうよ」
从*゚∀从「疲れるぐらい、楽しんでやるから良いんだ!」
( ・∀・)「まぁ期待しているよ。 今日は時間がないから、これで失礼するけどね」
从 ゚∀从「おう! 今度聞いてくれよ」
青年は激励の言葉を残し去っていく。
スタートまであと30分ばかり。
良い感じに緊張が解れていった。
|:. |
|:::. |
|:::::::..... |
=== ∠>
|:. | /
|:::. | /
|:::::::..... |/
===
|:. |
|:::. |
|:::::::..... |
===
|:. |
|:::. |
|:::::::..... |
从::゚∀从<ガンバレタケシエン!
wwwwwww
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 01:36:22.58 ID:4eth8Dk20
30
成長しとるwww
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 01:37:44.19 ID:fCUmvZ4t0
ストリートライブか
>>30 渡辺でも代用できるな、それ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 01:44:51.47 ID:S1Ipq83nO
あと30分、この街に来た理由はこのためだ。
三年待ったんだ。
今更どうって事はない。
俺の最大の目的、VIPミュージックストリートが始まるまであとは少し。
昼間はただの繁華街だが、夜には町並みに音楽という見えない色が加わる。
市がアマチュアミュージシャンの為に、この一帯を解放してくれているのだ。
元々、大学もこのために通った様な物だ。
しかし、親にギターを取り上げられ、講義も忙しくなった。
そのせいで三年もの間、辛酸を舐めさせられたのだ。
歌いたい気持ちばかり募ったこの三年間は苦痛であったが、今やっと解放される。
从 ゚∀从「はぁー」
ゆっくりと深呼吸をする。
時計を見ると開演まであと5分を切っていた。
チューニングは完璧、喉の調子も良い。
あとは歌うだけだ。
|:. | |::. |
|:::. | |::. |
|:::::::..... | |:::::::....|
=== ∠> === ∠>
|:. | / |::. | /
|:::. | / |::. | /
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=== ===
|:. | |::. |
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|:. | |::. |
|:::. | |::. |
|:::::::..... | |:::::::....|
从::゚∀从<シエンダ 从'ー'从<シエンハオオイホウガイイ
wwwwwwwwwwwwwwwwwww
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 01:58:51.51 ID:fCUmvZ4t0
増えたwwwwwww
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 02:00:50.28 ID:S1Ipq83nO
西日は消え去り、街灯が辺りを照らし始める。
それと同時に、木琴の音が街中に響き渡った。
( )『皆さんこんばんは! 本日も夜の蚊帳が落ちてまいりました。皆さんに音楽の街、VIPの夜を楽しんで頂こうと思います』
進行役の声が一瞬止まる。そして、
( )『ミュージックストリートの開演です!』
スタートの合図を、告げた。
そしてその合図と共に、四方から数々の音が沸き上がる。
ロック、ヒップホップ、コーラス、ポップス、果てには演歌まで。
我先に音を伝えようと、声を張り上げていた。
从;゚∀从「やっべ出遅れた!」
周りの勢いに気圧されてしまった様だ。
俺はすぐさま、コードを掻き鳴らし曲の前奏を爪弾き始めた。
今夜のステージの開演だ。
誰かに声を届く様に、俺もまけじと声を張り上げた。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 02:03:13.89 ID:fCUmvZ4t0
支援
38 :
忍法帖【Lv=16,xxxPT】 :2011/04/06(水) 02:06:12.70 ID:xoxok7Hy0
s
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 02:12:05.90 ID:S1Ipq83nO
開演すると、このイベントを目当てとした人々は、メインストリートの方へと足を進めて行く人が殆どであった。
歌い始めて10分、未だに足を止めてくれる人は皆無だ。
从;゚∀从(予想はしてたが、こうも人通りがないとはね)
精一杯の声は届かない。
虚しさが心を包み始めるが、歌う事の楽しさを覚えた身体が諦めの二文字を提示させない。
从 ゚∀从(まだ初日だしね。 諦めるのには早いか……)
俺は構わず、1時間歌い続ける。
このイベントの終わりは夜の9時だ。
残り40分ほど、その間書き溜めた歌を、俺はノンストップで歌い続けた。
自分の世界に入っていると、気付けば一人観客が居る事に気付いた。
('A`)
ふつうしえん
好きなジャンルだからがんばってほしい
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 02:21:53.43 ID:S1Ipq83nO
少し喉が渇いた事もあり、休憩がてらたった一人の観客に俺は話し掛けてみた。
从 ゚∀从「歌聞いててくれたのかい?」
(('A`))「……」
歳は俺と大して変わらなそうな男は、首を横に振る。
从;゚∀从(なんだこいつ……)
じゃあこいつは目の前で何をしているのだろうか?
从 ゚∀从「じゃあなんだってんだよ?」
('A`)「……」
まただんまりだ。
気持ち悪い奴だが、ここは無視を決めこんだ方が良さそうだ。
从 ゚∀从(その内帰るだろ)
俺はペットボトルのお茶を一口飲んで、また演奏をスタートさせた。
相変わらず観客が増える気配は無かったけれど。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 02:27:58.09 ID:OLZA6faq0
これはこころばかりの支援だ、とっておきたまえ。
シエーン
しーえん
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 02:35:52.04 ID:S1Ipq83nO
時間は午後9時、フィナーレの時間。
開演と同じ、木琴の音が終了の合図となる。
( )「皆さま本日の演奏は終了のお時間となりました。皆さんまた明日をお楽しみに」
街全体はその音声と共に、急激に熱を下げて行く。
放送の時、俺は演奏の途中であったが、渋々帰り支度を始めた。
ルール違反をして、追い出されたくはない。
あの男は最後まで居たのだが、演奏が終わるとどこかへと去っていった。
从;゚∀从「ほんとなんだってんだよ!」
一日目の観客は演奏を聞いてないと言う不思議な男が一人だけ。
从 -∀从=3「はぁ、幸先わりいなぁ」
俺はため息をついたあと、相棒を担いで駅へと向かった。
しかし煮え切らない部分があったが、それでも気分は高揚していた。
やはり歌う事がなによりも、俺は好きらしい。
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 02:38:15.65 ID:fCUmvZ4t0
しえんー
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 02:46:36.12 ID:S1Ipq83nO
ξ゚听)ξ「さっさと開けなさいよ!」
部屋の鍵を開けると、ツンが立っていた。
从 -∀从。・゚「なんだよこんな朝っぱらから」
ξ゚听)ξ「心配だから、見に来たのよ」
从 ゚∀从(そういや学校に顔出して無かったっけ)
あの日から三日経っていた。
俺は単位の殆どを取得しているため、学校に週一ぐらいでしか行く必要がないのだ。
ξ゚听)ξ「まぁ元気そうね」
从 ゚∀从「別に三日ぐらいじゃ、なんも変わらんだろ」
ξ゚听)ξ「そう言いながら、風邪引いて一週間うなされたのは誰でしたっけ?」
从;゚∀从「おめえは俺の母親かっての!」
ξ゚听)ξ「まぁとりあえず上がって良い?」
从 -∀从「どうせ上がるつもりだろ?」
ξ^竸)ξ「まぁね」
頑張れ1
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 02:56:53.48 ID:fCUmvZ4t0
支援
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 02:57:42.70 ID:S1Ipq83nO
ツンは部屋に上がると、小言が耐えなかった。
まぁ確かに全然掃除してないけど、そんな小姑みたいに怒らなくてもさ……。
ξ#゚听)ξ「少しは女の子の自覚しなさいよね?」
从 ゚∀从「別にいーだろ独り身なんだし」
ξ゚听)ξ「この朴念仁」
从 ゚∀从「ほっとけ」
ξ゚听)ξ「それで? ファンとか出来た?」
从 ゚∀从「いや? 良く解らん奴は居るけど」
ξ゚听)ξ「なにそれ?」
あれから毎日、演奏に出掛けているが、初日の変な奴はいつも俺の所に来ていた。
从 ゚∀从「まぁ、害はないけど一言も喋んない奴でよ」
ξ;゚听)ξ「ストーカーじゃないの? そいつ」
从 ゚∀从「それが演奏が終わると、どっか行くんだよな」
ξ゚听)ξ「確かに良くわかんないわね」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:03:36.27 ID:DaO4p9aq0
つまらん
というか読んですらいない
書き方が無機質で何一つ魅力がない
こんなもので喜ぶバカと馴れ合ってろ
お前には似合いだよ
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:09:08.19 ID:fCUmvZ4t0
支援
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:09:20.12 ID:S1Ipq83nO
从 ゚∀从「まあ、もう少し様子を見てみるさ」
ξ゚听)ξ「気をつけなさいよ。 あんた見た目はそこそこなんだから」
从 ゚∀从「はいはい」
ξ#゚听)ξ「はいは一回!」
その後はいつものくだらない話をしたあと、夕方が近付き俺は街へと出ていった。
ツンは彼氏とデートに行くらしい。
俺はいつもの場所に着くと用意を始めるが、すぐに違和感を感じた。
少し音を鳴らすとギターの弦が痛んで来ているようだ。
楽器店で弦を買って来ないとならない。
从;゚∀从「不味いな……間に合うか?」
開演まで1時間を切っている。
間に合うか怪しい所だ。
俺は駆け足で、楽器店へと向かった。
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:09:55.98 ID:knRWc7Qv0
支援
つ
いでに
もう少し
支援
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:16:07.19 ID:fCUmvZ4t0
しようじゃ
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:16:50.83 ID:fCUmvZ4t0
ないか
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:17:48.68 ID:PmYILyQP0
昨日の人は3時間で150レスとか行ってたけどやっぱり書くの速かったんだなぁ
でも遅くても素敵な物語なら問題ないよね!!
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:19:00.29 ID:JCnwmKkR0
ほ
明日起きたら一気に読もう。ハインとツンの絡みは大好きです
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:19:53.78 ID:SGSac9sd0
猿?
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:20:35.52 ID:fCUmvZ4t0
どうなんだろうな
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:21:04.91 ID:4kA67IYvQ
の?
ξ
ξξ
ξξξ
ξξξξ
ξξξξξ
ξξξ゚听)ξ<支援がないなら感想を書けばいいじゃない
ハ∨/^ヽ
ノ::[三ノ :.、
i)、_;|*く; ノ
|!: ::.".T~
ハ、___|
"""~""""""~"""~"""~"
寝ちゃったかな
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:23:15.71 ID:DaO4p9aq0
そんなに流行らせたいのか?
馬鹿だな
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:24:40.52 ID:S1Ipq83nO
少しばかり走ると近場で、こじんまりとした店を発見する。
从;゚∀从「悪い! アコギのケーブルを出してくれ! 早く!」
店内は弦楽器が多数飾られていた。
ギター専門店と言った所か?
時間があればゆっくり見て回りたい所だ。
キョロキョロと周りを見回していると、店の奥から店員と思わしき人物が出てくる。
从'ー'从「はいはい? ギターの弦ですかぁ?」
从;゚∀从「頼む急ぎなんだ!」
从'ー'从「もしかして今日の参加するんですかぁ?」
从;゚∀从「だから早く!」
なんだこの店員は、人が急いでいると言うのに……。
从'ー'从「ウチで張り替えれば、すぐに終わりますよ?」
从 ゚∀从「へ?」
突然の申し出に変な声が出てしまった。
从'ー'从「急ぎなんでしょう? 早くギター持って来て?」
从 ゚∀从「良いのか?」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:26:33.75 ID:fCUmvZ4t0
从’ー’从良い人だな
|:. | |::. |
|:::. | |::. |
|:::::::..... | |:::::::....|
=== ∠> === ∠>
|:. | / |::. | /
|:::. | / |::. | /
|:::::::..... |/ |:::::::....|/
=== ===
|:. | |::. |
|:::. | |::. |
|:::::::..... | |:::::::....|
=== ===
|:. | |::. |
|:::. | |::. |
|:::::::..... | |:::::::....|
从::゚∀从<シエンダ 从'ー'从<マサカトウジョウスルトハナ
wwwwwwwwwwwwwwwwwww
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:38:56.63 ID:S1Ipq83nO
从^ー^从「お安いご用です」
店員は笑顔で答える。
時間はあまりない。
甘えるしかないみたいだ。
相棒をギターケースごと運び、店へと戻る。
从;゚∀从「はぁはぁはぁ」
息を切らせながら、俺は先程の店員に相棒を渡した。
从'ー'从「じゃあ預かるね」
店員さんは店の奥の工房に、ギターを運ぶとすぐに戻って来た。
从;-∀从「はぁ……はぁ」
从'ー'从「そんな焦んないでも大丈夫だよ。 間に合うから」
その言葉で少し冷静さを取り戻して言った。
从 ゚∀从「はぁ……ごめんなさい。ちょっと焦り過ぎました」
从^ー^从「仕方ないよ。楽しみが奪われるのは辛い事だもの」
从 ゚∀从「こういう風に駆け込む人は他にも、居るんですか?」
从'ー'从「いっぱい居るよ〜。あと急に敬語にならなくても良いよw」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:46:58.21 ID:fCUmvZ4t0
支援だー
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:48:13.69 ID:S1Ipq83nO
从 ゚∀从「いやなんか失礼だったなぁと思って」
从'ー'从「気にしない気にしない! 音楽好きに悪い人は居ないの」
从 ゚∀从「ありがとう」
なんかこういう出会いも、始めての経験かもしれない。
弦の張り替えを待つ間、音楽の話題で俺達は盛り上がった。
学校の友達とは違う、数年来の友人の様に話が尽きる事は無かった。
開演まで残り10分を過ぎ、店の奥からギターを持った男が出てくる。
張り替えが終わったようだ。
しかしその男にどこか見覚えがある。
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:51:40.54 ID:4eth8Dk20
しえしえ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:52:21.41 ID:fCUmvZ4t0
おっ、もしやここで・・・
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:53:45.01 ID:4kA67IYvQ
まさかの( ^ω^)
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:56:22.04 ID:S1Ipq83nO
('A`)「……」
その男に見覚えがあるはずだ。
いつも、居るあの男だ。
从;゚∀从「あっお前は! 変なやつ!」
ついつい口をついて出てしまった。
店員さんは後ろでクスクスと笑っている。
从^ー^从「時間無いんでしょ? さぁ行ってらっしゃい」
从;゚∀从「あっああ。 でもお代は?」
从'ー'从「帰りに寄って頂戴」
从 ゚∀从「良いの?」
从'ー'从「良いから良いから」
そんなやり取りをしてる間に、変なやつはギターケースに俺のギターを入れていた。
从 ゚∀从「……」
('A`)「……」
俺は変なやつを一瞥したあと、店員さんに挨拶をしていつもの場所に戻っていった。
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 03:57:50.06 ID:fCUmvZ4t0
('A`)キター
支援
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 04:01:37.48 ID:J7nkPUYw0
支援
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 04:02:07.60 ID:S1Ipq83nO
俺はすぐさまチューニングの確認を行った。
从 ゚∀从「……まったくズレがない」
意外とギターの弦は、湿気や気温に敏感だ。
なのにまったくズレの無い音程に、俺は驚愕していた。
('A`)
あの変なやつがやったのだろうか?
从;゚∀从「もしかしてあいつすごい奴なのかもな……」
そんな風に考えていると、いつもの木琴の音が街に響いた。
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 04:07:17.91 ID:4eth8Dk20
しえ
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 04:11:22.35 ID:S1Ipq83nO
ハインの去った店内で二人は会話していた。
从'ー'从「かわいい娘じゃない?」
('A`)「……」
从'ー'从「教えてくれてもよかったんじゃないの〜?」
('A`)「……」
从'ー'从「いじるからやだって? そんな事しないって」
('A`)「……」
从#^ー^从「現にしてるって? ドックンも言う様になったわね」
(;'A`)「……」
从'ー'从「まぁいっか。 で? ドクオは今後どうするの?」
('A`)「……」
ドクオと呼ばれた青年は店の奥へと、引っ込んでいった。
从'ー'从=3「はぁ……もう少し積極的になれば良いのに」
引っ込み思案な甥に、しばしヤキモキしてしまう渡辺楽器店の店主であった。
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 04:12:50.83 ID:4eth8Dk20
支援支援
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 04:22:48.79 ID:S1Ipq83nO
今日は始めて、あいつ以外の観客が来た。
从 ゚∀从「次でラストだ! 聞いてくれ」
あいつは来なかった。
居なければ居ないで寂しいもんだ。
9時調度に終わる様に、本日のラストソングを歌いきる。
観客は五人ほど、初日に話しをしたリーマンも来てくれた。
その人達の瞳が、俺の方へと向いている。
その瞳に答えるため、精一杯歌に気持ちを乗せた。
終了の合図と共に湧いた小さな拍手が、いつもとは違う達成感を感じさせてくれた。
从*゚∀从「ありがとよ!」
みんな笑顔で帰っていく。
俺は人が掃けると、片付けを始めた。
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 04:28:36.86 ID:4eth8Dk20
支援
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 04:34:19.80 ID:S1Ipq83nO
一通り片付けが終わると、リーマンが俺に声を掛けた。
( ・∀・)「お疲れ様。よかったよ」
从 ゚∀从「今日は来てくれてありがとうな」
( ・∀・)「むしろこっちが感謝したいくらいさ、良い歌だった」
从*゚∀从「あんま褒めんなよ! 恥ずかしいから」
感想を言われるのは始めてだ。
なんかくすぐったい。
( ・∀・)「明日も頑張ってね。 僕は友達の所にいくよ」
从 ゚∀从「あー俺も、張り替えの代金払いに行かなきゃ」
( ・∀・)「張り替え? ギターの?」
从 ゚∀从「そうそう。 近くの渡辺楽器店って所」
( ・∀・)「あーなら一緒に行こうか? 調度そこに僕も用があるし」
从 ゚∀从「まぁ断る理由もないし、良いぜ別に」
片付けが終ると同時に、二人で渡辺楽器店に向かう事になった。
随分と奇遇だ。
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 04:39:29.20 ID:4eth8Dk20
頑張れ支援
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 04:39:46.70 ID:knRWc7Qv0
しえ
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 04:46:06.86 ID:S1Ipq83nO
从 ゚∀从「どーもー代金払いに来ましたー」
从'ー'从「はーい。ってモララー君も一緒?」
( ・∀・)「まぁたまたまね」
从 ゚∀从「まぁたまたまですね」
二人の声がハモる。
从'ー'从「まぁいっか! ドックンなら奥に居るよ?」
( ・∀・)「んじゃ勝手に行きますね」
从'ー'从「はいはーい。 それでえーと……」
そういえば、名前すら言って無かった。
慌てて俺は名前を名乗る。
从 ゚∀从「ハインって言うぜ」
从'ー'从「私はアヤカね。ハインちゃんは2000円で良いわよ」
从;゚∀从「随分安くないか?」
殆ど弦代のみだ。
なんか悪い気がする。
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 04:47:57.96 ID:4eth8Dk20
支援
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 04:54:52.15 ID:S1Ipq83nO
从^ー^从「まぁお友達価格って事で」
从 ゚∀从「ありがとな!」
俺は仕送りまで遠いので、有り難く受け取る事にした。
从'ー'从「その変わり、ドックンの事聞いても良い?」
その言葉のあと、アヤカさんの目は真面目な事を話す目付きになった。
何か誤解しているのか?
少し怖い。
从;゚∀从「いやずっと、俺が歌ってる時に近くにいただけですよ?」
从'ー'从「珍しいわね……」
アヤカは何やら考えこみ始めた。
何か気になる。
从 ゚∀从「珍しい?」
从'ー'从「あの子、耳が聞こえないのよ」
从 ゚∀从「へ? でもこっちの声は聞こえてるみたいでしたよ?」
从'ー'从「読唇術って奴ね。ある程度なら会話は解るのよ」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 04:59:17.59 ID:J7nkPUYw0
なるほど
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 04:59:41.41 ID:S1Ipq83nO
じゃああいつは、なんで俺の歌ってる所に居たんだ?
ますます解らなくなってきた。
从'ー'从「お願いなんだけど、ちょっとドクオと話ししてもらえないかな?」
アヤカからのお願いだが、俺も理由が気になる。
从 ゚∀从「俺も気になるから、話ししてみたい」
俺は了承すると、アヤカに促され店の奥へと進んだ。
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 05:02:30.06 ID:4eth8Dk20
支援
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 05:08:28.92 ID:S1Ipq83nO
( ・∀・)「あれどしたの?」
先程のモララーと言うサラリーマンが、俺を見て首を傾げる。
从 ゚∀从「ちょっと、そこの変なやつに話があってな」
俺はずかずかと工房の中に入っていく。
(;'A`)「……」
変なやつは身じろぎしながら、椅子に座っていた。
从 ゚∀从「なぁおい? なんで耳が聞こえねーのに俺の所にずっと居たんだ?」
俺は目の前に座り、問い質す様にゆっくりと言葉を投げ掛けた。
(;'A`)「……」
変な奴は無言のまま、手をばたつかせている。
从#゚∀从「なんか喋れよ!」
まだだんまりだ。
会話の内容が解るなら、話してくれても良いと思う。
( ・∀・)σ从 ゚∀从「なんだよ?」
すると後ろからモララーが、突いてきた。
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 05:10:35.30 ID:4eth8Dk20
しえ
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 05:10:53.64 ID:J7nkPUYw0
支援
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 05:18:37.97 ID:S1Ipq83nO
( ・∀・)「いやこいつ喋れんのよ」
从 ゚∀从「そうなの?」
( ・∀・)「さっきから手話で話すから、通訳してくれってさ」
从;゚∀从「なんかごめん」
ちょっと悪い気がして謝ると、変なやつはゆっくり首を振った。
(('A`))「……」
そして、俺には全く理解出来ないが手話を開始した。
( ・∀・)「通訳するよ?」
从 ゚∀从「頼む」
('A`)「……」
手の動きに合わせて、モララーが私に話し掛けてくる。
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 05:24:07.20 ID:S1Ipq83nO
( ・∀・)「最初に不気味がらせてごめん」
从 ゚∀从「別に気にすんな」
('A`)「……」
( ・∀・)「最初は何と無く遠目で、君が歌ってる姿を見てたんだ」
从 ゚∀从「それで?」
('A`)「……」
( ・∀・)「楽しそうに歌う君が、どんな言葉を伝えたいのか気になって近付いたんだ」
从 ゚∀从「……」
('A`)「……」
( ・∀・)「そして君のメッセージが心に凄く響いた。 歌声は解らないけど、伝えたいメッセージは確かに僕に届いた」
从 ゚∀从「うん」
('A`)「……」
( ・∀・)「でも僕には勇気がないから、中々言いだせなくて、いつも見てるだけしか出来なかったんだ」
('A`)「……」
( ・∀・)「頑張って、もう気味が悪くなる様な事はしないから、さよなら」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 05:24:56.20 ID:4eth8Dk20
いいな支援
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 05:27:29.58 ID:uwSboR520
しえ
しぇ
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 05:33:17.09 ID:S1Ipq83nO
そう言うと、変なやつの動きは止まった。
从 ゚∀从「なんだよ。歌聴いてないなんて嘘じゃねーかよ!」
('A`)「……」
( ・∀・)「声は聴いてない」
从 ;∀从「俺は誰かに気持ちを届けたかったんだよ! それが伝われば十分なんだ!」
('A`)Σ 「……」
( ・∀・)「なんで泣いてるの?」
从 ;∀从「しらねー! なんか嬉しいのと、むかつくのが半々ぐらいだ」
(;'A`)「……」
( ・∀・)「どどどどうしよう? モララー?」
(;'A`)「……」
( ・∀・)「今のは通訳いらない!」
从 ;∀从「はは……ばーか!」
はあ
つまんね
ひたすらヲタ臭い
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 05:43:53.97 ID:S1Ipq83nO
一度塞きをきった涙は、中々収まる事は無かった。
変なやつだけど、こいつはいち早く俺の言葉に気付いてくれてたんだ。
从 ;∀从「グスッ……また来てくれよ」
('A`)「……」
( ・∀・)「良いの?」
俺は無理矢理、涙を拭うとドクオの眼を見て答える。
从 ゚∀从「当たり前だろ! 大事なファン一号なんだから」
('A`)「……」
( ・∀・)「僕で良いの? 歌を聴いてる訳じゃないのに」
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 05:49:46.76 ID:S1Ipq83nO
从 ゚∀从「何度も言わせんなよ。 俺の言葉が初めて届いた相手なんだから、当たり前だろ? それともいやなのか?」
(('A`))「……」
( ・∀・)「そんな事ない! 僕は君の事が好きだ!」
从*゚∀从「えっ? えっ?」
なんか今、唐突に告白された気がする。
モララーはにやにやと笑っている。
(;'A`)「……」
すると、ドクオはモララーに掴み掛かっていった。
( ・∀・)「ははwww そんな間違った事は言ってないつもりだけど?」
(;'A`)「……」
ドクオは何やら、真っ赤になって抗議している。
从*゚∀从「ははっははは」
( ・∀・)「はははは」
(*'A`)「……」
工房に笑顔が溢れる。
笑い声は二つだけれど、三人の気持ちが何と無く伝わっていた。
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 05:49:47.60 ID:J7nkPUYw0
支援
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 05:59:34.53 ID:S1Ipq83nO
从 ゚∀从「電車の時間あるから、今日は帰るな!」
( ・∀・)「また明日ね!」
(*'A`)「……」
ドクオは少し目線をずらして、手を振っていた。
店は閉まっていたが、アヤカに軽く挨拶を交わして俺は帰途に着く。
今日は沢山の出会いがあった。
それも素敵な出会い。
从*゚∀从「ドクオねぇ……変なやつだけど良いやつ」
俺は遅くまで、やっている書店に立ち寄り手話の本を買って帰る。
今度は直接あいつの言葉を伝えて欲しい。
俺は電車に揺られながら、明日どんな事を話そうと胸を踊らせていた。
――終わり
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 06:03:19.52 ID:S1Ipq83nO
ふうっオナニー終了。
こんな明け方までご支援ありがとうございました。
正直、途中でストーリーが大幅に変わりました。
その分、恋愛色が色濃くなりました。
では質問とかあればどうぞ〜
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 06:04:01.17 ID:4eth8Dk20
乙!
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 06:05:24.18 ID:J7nkPUYw0
終わり・・・だと・・・?
おつ
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 06:07:09.91 ID:4kA67IYvQ
乙
渡辺の年齢いくつくらいのイメージ?
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 06:08:55.51 ID:knRWc7Qv0
乙!
>>112 今後の展開は御想像にお任せします。
テーマとしては、言葉を伝えるなのでドクオに言葉が伝わった時点で、終結なんですよね。
あとぶっちゃけますと体力の限界。
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 06:15:13.88 ID:S1Ipq83nO
>>113 見た目は20代前半、実年齢は……
从#^ー^从
怖くて言えません
|:. | |::. |
|:::. | |::. |
|:::::::..... | |:::::::....|
=== ∠> === ∠>
|:. | / |::. | /
|:::. | / |::. | /
|:::::::..... |/ |:::::::....|/
=== ===
|:. | |::. |
|:::. | |::. |
|:::::::..... | |:::::::....|
=== ===
|:. | |::. |
|:::. | |::. |
|:::::::..... | |:::::::....|
从::゚∀从<オツダ 从'ー'从<ヒジョウニオツダ!!
wwwwwwwwwwwwwwwwwww
ちなみに楽器経験者ですか
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 06:19:45.86 ID:S1Ipq83nO
>>117 エレキギターしか触ってません。
正直、アコギは全然解らん。
投下中はあんま触れなかったけど、そのAA好きだwww
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 06:37:46.76 ID:ls8K5v+P0
残ってて良かった
乙です!
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 08:31:31.29 ID:DDB2p0I30
良い話だった
乙
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 08:43:02.64 ID:o6bci8Qy0
乙
こういう雰囲気の話をもっと読みたいぜ
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/06(水) 08:57:14.27 ID:nGsEckvmO
乙
乙
落ち着いた雰囲気でいいな
おつー
読み終えた
サラッとした雰囲気で凄く良かった
読んだ後清々しい気持ちになった
乙!