仁美「魔法少女ひとみ☆マギカです」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
※緑の人が魔法少女になるというIFストーリーです
※まどか、さやか、杏子は空気です
※無駄にシリアス()です
※非・仁美発破説
※ツッコミ所満載

ID:kJu/nVqR0
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/03(日) 23:35:26.58 ID:kJu/nVqR0
立った、代理立てありがとうございます!
でもあと三十分でID変わるなぁ…
まぁせっせと投稿していきます、初SSです
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/03(日) 23:36:11.07 ID:5it0LQqQ0
うわあ……
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/03(日) 23:37:40.04 ID:01avYuCBO
がんば
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/03(日) 23:37:52.00 ID:kJu/nVqR0
憧れだった上條くんと、友達からとはいえ
お付き合いする事になりました。
だけど、一つだけ気になっていることがあります。
あの日から…学校にさやかさんが来ていません。

仁美(さやかさん、どうなさったのかしら
   まどかさんも随分元気がなかったようですし…
   さやかさんとちゃんとお話しすべきかしら
   そうだ、上條くんならさやかさんのお家を知っているかも…)


仁美「え?さやかさん、家に帰っていないんですの?」
上條「うん、昨日さやかのお母さんから僕の家に電話があったんだってさ
   もしかしたら家に来ているのかもって思ったらしいよ」
仁美「そんな…」
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/03(日) 23:38:00.45 ID:4cAz0vND0
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7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/03(日) 23:40:05.19 ID:kJu/nVqR0
もしかして私が上條くんを好きだって言ったから?
私、自分の気持ちばかりでさやかさんの事を全然考えていなかった
「明日まで時間をあげます」なんて思いあがったことを言って
さやかさんの心をひどく傷つけてしまったのかしら…
さやかさんの気持ちを、想いをちゃんと考えてあげられていなかった

仁美「……」
上條「志筑さん、どうしたの?」
仁美「ごめんなさい上條くん、私これからピアノ教室に行きますので…」
上條「うん?じゃあ送ろうか?」
仁美「大丈夫ですわ、上條くんに無理はさせられませんから。それじゃあ」
上條「また明日、志筑さん」

仁美(…嘘吐いちゃいました、今日はピアノ教室なんて無かったのに。
   でも、一人で考えたかったんです、ごめんなさい上條くん…)


8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/03(日) 23:42:18.70 ID:kJu/nVqR0
さやかさんが行方不明…?
何か事件に巻き込まれたか、それともやっぱり私のせいで?
さやかさんを傷付けるつもりなんて全くなかったのに
大切な友達の心を踏みにじってしまったのかも…
もし私がさやかさんの気持ちを考えてあげていたら、
さやかさんの本心をちゃんとわかってあげていれば…

QB「へぇーこれは意外だなぁ」
仁美「!?」
QB「強い願いを持った少女がいるのを察知したから来てみたけど、
   確か君には魔法少女になる素質は無かったはずだよ?」
仁美「な、あなたは誰ですか!?」
QB「僕はキュウベイ、君の願いを叶えるものさ」
仁美「願い…それはどんな願いでも良いんですの?」
QB「それに見合うだけの決意が君にあればね。
   ただし、願いを一つだけ叶えるのを引き換えに
   僕と契約して君には魔法少女になってもらうよ?」
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/03(日) 23:44:42.56 ID:kJu/nVqR0
仁美「魔法少女?」
QB「そう。魔法少女になって魔女を倒して欲しいんだ。
   さぁ、君の願いを言ってみてよ」
仁美「私は…大切な友達を傷付けてしまいました。
   彼女の気持ちを分かってやっていませんでした。
   さやかさんの気持ちや事情を理解したうえで
   ちゃんと向き合いたいです!」

ぱあぁっ

仁美(何…?胸が苦しいですわ…
   綺麗な宝石が胸から出てきましたわ…)
QB「……おめでとう、君は晴れて魔法少女になった」

そうして私、志筑仁美は魔法少女になりました。
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/03(日) 23:46:59.15 ID:kJu/nVqR0
相手の想いを分かりたいという願いは、
私に「相手の心を読む能力」を与えました。
だけど、次の日もさやかさんは学校には来ませんでした。

仁美「はあっ!!」
パァンッ
魔女「うぐおおぉぉぉぉぉっ!!」
仁美「くっ!なかなか手強いですわね」
QB「でも凄いよ仁美、魔女相手にグーパンチで立ち向かう
   魔法少女なんて他にはいないよ」
仁美「フフ、私これでも護身術も嗜んでいますのよ?
   実践するのはこれが初めてですけど」
QB「……実践することが無くて正解だったかもね」

≪クルシイ…ニクイ……≫

仁美「!?これは、魔女の心の声!?」

≪ワタシダッテ、魔法少女ダッタノニ…
 魔女ニナッタダケデコウシテ殺サレルノ…!?≫
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/03(日) 23:49:04.89 ID:kJu/nVqR0
仁美「!?」

≪殺サレル殺サレル……
 殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺スウゥゥゥゥゥゥ!!!≫

仁美「くっ…!ごめんなさい!!」

ドンッ

魔女「ウガアァァァァァァァァァッ!!」

仁美「ハァッ、ハァッ…」
QB「お疲れ様、仁美。グリーフシードを取るのを忘れないようにね」
仁美「キュウベイさん…私、今の魔女さんの気持ちを知りましたわ」
QB「へぇ、何だって?」
仁美「あの方も以前は私と同じ魔法少女だったみたいです」
QB「……」
仁美「でも何の因果か、魔女になってしまったのですね…
   私は、あの魔女さんの魂を解放してあげられたのでしょうか」
QB「さぁ、僕には分からないよ」
仁美(この魔女さんの心を助けられたのなら、
   さやかさんの心を助けすることも出来るでしょうか)
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/03(日) 23:51:05.88 ID:kJu/nVqR0
仁美(今日もさやかさんは休み…)
生徒「暁美さん、一緒に帰りませんか?」
ほむら「ごめんなさい、今日は一人で帰るから…」
仁美「あっ…」

スタスタ…
タタタッ

仁美「あ、暁美さん。ちょっとよろしいですか?」
ほむら「…何かしら」
仁美「さやかさん、今日も休みで…何かご存じないですか?」
ほむら「…何故それを私に聞くのかしら」
仁美「ご、ごめんなさい。まどかさんも今日はお休みしてますし、
   最近暁美さん、まどかさんと仲が良い、ような気がしたので…
   何か聞いているかと…」
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/03(日) 23:52:42.43 ID:4cAz0vND0
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14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/03(日) 23:53:06.09 ID:kJu/nVqR0
ほむら「……美樹さやかは…」

≪死んだわ≫

仁美(!?)
ほむら「あなたの気にする事ではないわ」

≪ソウルジェムが濁りきって…魔女になった…≫

仁美(ソウルジェム…!?魔女…!?)
ほむら「関係の無い事よ」

≪私はまた…止められなかった……≫

仁美(今のは…暁美さんの心の声?)
ほむら「それじゃあ、私も帰っていいかしら?」(クルッ)
仁美「ま、待ってください!!」

カツーン…

仁美(あ、ソウルジェムを落としてしまいましたわ…)
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/03(日) 23:55:13.34 ID:kJu/nVqR0
ほむら「…っ!?それは…ソウルジェム!?
    もしかして、あなたも魔法少女になったというの…!?」
仁美(暁美さん…もしかして暁美さんも魔法少女!?
   もしかして、さやかさんがいなくなった真相を
   知っているかもしれませんわ)
仁美「……そうです。
   だから私は無関係じゃないはずですわ。
   事情を説明していただけますか?」
ほむら「……なんてこと」

暁美さんは全て話してくれました。
ソウルジェムに濁りが溜まった時、魔法少女は魔女になる事。
さやかさんが自暴自棄になり魔女になってしまったこと。
キュウベイさんはまどかさんを魔法少女にしようと画策していること。

ほむら「―――というワケよ」
仁美「そんな、さやかさんの為に魔法少女になったのに…
   さやかさんはもう、いないのですか…?」
ほむら「えぇ、もう一人の魔法少女も美樹さやかを葬る為に殉職したわ」
仁美「そんな……」
ほむら「…志筑仁美」
仁美「は、はい!?」
ほむら「あなたは魔法少女になった以上、
    鹿目まどかには関わらないでもらいたいの」
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/03(日) 23:56:55.01 ID:uS1lYXclO
昨日のSSはバトル無しだったから得物何にしたか期待したのに無手か
やっぱり腹パンのイメージが強いのかね
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/03(日) 23:57:40.29 ID:kJu/nVqR0
仁美「え?な、何故ですか!?」
ほむら「今のあなたは鹿目まどかに悪い影響を及ぼすからよ」

≪あなたもまどかにとって大切な友達だもの。
 あなたに何かあったのをもしまどかが知ってしまったら、
 彼女はあなたの為に魔法少女になってしまう≫

仁美(あ…暁美さんの心が…
   まどかさんを大切に想う気持ちが…)

≪私はそれを止める為なら、どんな事だってしてみせるわ≫

仁美「…そんなに大切に想っているのなら、
   どうしてまどかさんに伝えないんですか」
ほむら「…あなたには関係ないわ」

≪私の言葉は、まどかには届かない…≫

仁美「そうですか…でも、伝えられるうちに伝えないと、
   きっと後悔しますわ」
ほむら「それは、あなたと美樹さやかの事を言っているのかしら」
仁美「………暁美さんとまどかさんの事ですわ」
ほむら「…そう」
仁美「ワルプルギスの夜…私にも手伝えることはありませんか?」
ほむら「あなたが来ると鹿目まどかの目のつく可能性があるわ。
    私一人でやる」
仁美「勝算は?私なら、魔女の先の手を読むことも出来ますわ」
ほむら「勝算はない。でも私が一人でやるしかない。
    さよなら」
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/04(月) 00:00:56.94 ID:zwMNSzDq0
>>16
下手に何か持たせるのもなぁと思ったので
皆さんのイメージ「腹パン」で行っております。
でもやっぱり何か得物持たせた方がよかったかな


仁美(…暁美さん、
   そうやってずっと一人で戦い続けていたんですね…)
QB「どうするんだい?」
仁美「あらキュウベイさん、
   魔女を作る事が目的なだけの方が何か用ですか?」
QB「随分な言い草だね、僕の事を恨んでいるのかい?」
仁美「…恨めばさやかさんは帰ってきますの?」
QB「来ないね」
仁美「だったら、あなたを恨むだけ無駄ですわ。
   今の私はもっと考えなくてはいけないことがありますから」
QB「冷静だね。美樹さやかも佐倉杏子も喚きたてていたけど、
   君みたいに割り切れる人ばかりだったら良いのに」
仁美「魔法少女になった以上、やるべきことはこなしますわ。
   用意されたことをこなすのは得意なんですの」
QB「ふぅん、じゃあワルプルギスの夜での活躍も期待しようかな?」
仁美「……ところでキュウベイさんって
   何度殺しても生き返るんですってね?」
191:2011/04/04(月) 00:03:00.16 ID:Sgb6Vnls0
ドガッ

QB「―――っ!!」
仁美「あら、結構柔らかいですのね?
   キュウベイさんの中には綿が詰まっているのでしょうか?
   簡単に突き破ってしまいましたわ」

スタッ

仁美「まぁ、本当に新しいキュウベイさんが
   現れるんですのね」
QB「…いきなり殴るなんて酷いじゃないか」
仁美「正直、あなたのやり方にははらわたが煮えくり返っていますの」

ドスッ

仁美「だから私の射程内に入ったら、
   またこんな風に壊してしまうかもしれませんわ」
201:2011/04/04(月) 00:05:03.89 ID:zwMNSzDq0
ドンッ

QB「…あんまり穴だらけにしないでくれないかな。
   食べるところが減っちゃうじゃないか」
仁美「ご安心を、もう結構気は晴れましたから、今は。
   それじゃあ、私も忙しいので失礼しますわ」

スタスタ…

仁美(さやかさん…魔女になったのは恐らく私のせいですわ。
   ごめんなさい、さやかさん……)
211:2011/04/04(月) 00:07:23.70 ID:zwMNSzDq0
上條「……」
仁美「…上條くん?」
上條「あ、うん。ごめん、ぼーっとしていたよ」
仁美「どうしましたの?体調悪いんですか?」
上條「そうじゃないんだけど…ちょっとね」
仁美(…あまり人の心を盗み見るような真似はしたくないのですけれど…)

――キィンッ

≪今朝警察が来て……
 …さやかが……死んだって……≫

仁美(!……上條くん…)
上條「……」
仁美「…あの……」
上條「!さ、さやかがさ…まだみつかっていないんだってさ。
   でも大丈夫だよ、きっとその辺を遊んでいるはずさ。
   ほら、プチ家出ってあるだろ?」

≪ホテルの一室で…死体が見つかったって…
 何でさやかが死ななくっちゃいけないんだ…≫
221:2011/04/04(月) 00:09:25.13 ID:zwMNSzDq0
仁美「………」
上條「……ごめん、こんな事話して…
   気分良くないよね?」
仁美「いいえ、そんな事ありませんわ。
   聞かせてくださいますか?さやかさんの事」
上條「うん…
   入院していた時、さやかはいつも僕を支えようとしてくれたんだ」

≪見舞いに来る友達が減っても、あの時に八つ当たりしても
 さやかは最後まで僕を支えようとしてくれていたんだ≫

仁美「…存じ上げていますわ。
   さやかさんはずっと上條くんを励ますために病院に通っていました」
上條「それにどれだけ救われていたか、僕は全然気づいていなかったんだ。
   今になって…僕はさやかに支えられていた事に気付くなんて…」
仁美「……上條くん。
   私が告白をしたときに言いましたよね?
   『僕には君をそういう風にまだ見られない、
   だから友達から付き合おう』って
   あれは…さやかさんが好きだったからですか?」
上條「……わからない、けど…
   今思えば、そうだったのかもしれない…」

≪志筑さんに告白されたとき、僕には躊躇いのような感情があった。
 こんな事言ったら、きっと志筑さんを傷付けてしまうけれど…
 たぶん、僕は……≫

上條「僕はさやかが、好きだった…」
231:2011/04/04(月) 00:11:43.82 ID:zwMNSzDq0
仁美「……そう、分かりましたわ」
上條「志筑さん…?」
仁美「決心がつきましたわ、
   私がこれからするべきこと…」
上條「どこに行くんだい…?」
仁美「………」
上條「……君は……帰って、来てくれよ……」
仁美「勿論ですわ。ねぇ上條くん…」
上條「…何だい?」
仁美「私は、傷心に付け込むような卑怯な真似はしたくありませんの。
   だから……私たちはお友達、ですわ」
上條「………」
仁美「それじゃあ、行ってきますわ」
上條「うん、いってらっしゃい…」


大切な友達、まどかさん
大切な人、上條くん
さやかさんを救いたいという目的を失くした私の
今、守りたい人たち…


241:2011/04/04(月) 00:13:48.69 ID:zwMNSzDq0
ほむら「…あなたもしつこい人ね、
    協力なんて必要ないって言ってるでしょう」
仁美「私にも、そう言われて引くわけにはいかない理由がありますわ。
   さやかさんが守りたかったものを私も守りたい。
   だから…」
ほむら「言ったでしょう。
    ワルプルギスの夜であなたにもし何かあったら、
    鹿目まどかはインキュベーターに唆されて
    魔法少女にさせられてしまう。
    接近戦型のあなたは、恐らく負傷してしまうわ」
仁美「大丈夫ですわ、ワルプルギスの夜の際は、
   私はまどかさんの傍にいますから」
ほむら「……」
仁美「キュウベイさんに言いました、
   今後私の目の前に現れるようなら何度でも壊すと。
   私がまどかさんの傍にいる限り、
   まどかさんを契約なんてさせませんわ。
   ワルプルギスの夜の日、
   私は絶対にまどかさんの傍を離れない」
ほむら「…あなたがまどかを守ると言うの?」
仁美「その代わり、私に暁美さんのサポートをすることが
   できなくなってしまうんですが…」
ほむら「……構わないわ、十分よ。
    ワルプルギスの夜は、私が何としてでも倒して見せる」
仁美「お願いしますわ」
ほむら「絶対に…まどかを守ってちょうだい」
仁美「勿論ですわ」
ほむら「………」
251:2011/04/04(月) 00:16:01.85 ID:zwMNSzDq0
≪今まで、志筑仁美が魔法少女になった例は無かった…
 もしかしたら…最後の希望が……
 でも、信じていいのかしら…≫

仁美「信じてください」
ほむら「………」
仁美「それじゃあ、お互いワルプルギスの夜に備えましょう」
ほむら「……足手まといにだけはならないでちょうだい」

≪……未来を話しても、誰も受け入れられなかった。
 まどかを救う為、誰から嫌われようとかまわなかった。
 でも本当は……とても寂しかった……≫

仁美「…暁美さん…あなたは…」
ほむら「!……心がのぞけるっていうのは、
    かなりやっかいだわ…」
仁美「ええ、この能力のおかげで
   暁美さんが本当は優しくて健気な方だというのが
   よく分かりましたわ」
ほむら「……」
261:2011/04/04(月) 00:18:03.65 ID:zwMNSzDq0
仁美「任せてください、まどかさんは私が守ります。
   全部が丸く収まったら、三人で仲良くしましょう?」
ほむら「……悪くないわね…」
仁美「…という事ですので、その辺りを心得ておいてください
   …キュウベイさん?」
QB「…やれやれ、心を読まれると隠れることも出来ないのか。
   思った以上にやっかいかもね」
ほむら「お前の思う通りにはさせないわ、まどかは必ず守る」
QB「ふーん、それは宣戦布告ってやつだね?」
仁美「そういう事ですわ、あなたの企みは
   この魔法少女ひとみ☆ほむらが打ち破ってみせますわ」
ほむら「………」
仁美「!暁美さん、いまダサいって思いました!?」
ほむら「……いいえ」(プイッ)
QB「無駄だと思うけどね、受けて立とうじゃないか」
ほむら「私たちは、あきらめない」
仁美「首を洗って待っていると良いですわ!」
271:2011/04/04(月) 00:20:05.73 ID:zwMNSzDq0
というわけで、キリの良い所になりましたので
魔法少女ひとみ☆マギカ改め魔法少女ひとみ☆ほむらはこれにて終了となります。
初SSだったので緊張しましたが、これを読んで少しでも仁美はビッチって言う人が
減りますように…
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/04(月) 00:25:45.89 ID:vivx7yrCP
んなバカな
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/04(月) 00:27:02.32 ID:7c8M5IFwO
短かったけど面白かった
続き読みてー
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/04(月) 00:28:46.29 ID:6Dh8ZqLU0
乙乙
311:2011/04/04(月) 00:31:52.04 ID:zwMNSzDq0
わ、結構人いましたね。
ありがとうございました。
ほむほむの心の中を覗いでみたら
「まどかまどかまどかまどかまどまほむほむしたいまどかまどか」
とか聞こえてきて「うわぁ…」とかなってる仁美とかも書きたかったです。
あともっと魔女と戦わせたかった、腹パンさせまくりたかったです。
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/04(月) 00:47:20.45 ID:RgpSAIXSO
乙、最終話放送したら改変書いてくれ
本編は虚淵通常運行らしいから
331:2011/04/04(月) 00:53:14.17 ID:zwMNSzDq0
スレが残っていて希望があれば蛇足という名の続きも何とか書き下ろします。
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/04(月) 00:54:43.33 ID:vivx7yrCP
よし書け
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/04(月) 00:55:22.14 ID:znO4lAWPO
書いて
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
書け書くんだ腹パン!!