（　＾ω＾）意外とずぶとく生きる僕達のようです

ながら１レス完結型地震体験談。

>>1
おつ

今回は前作
震災から一週間とは毛並みが変わり、笑える方向で書いて行こうと思います。

期待

【ご挨拶】

（　＾ω＾）｢どうもお久しぶりだお｣

（　´∀｀）｢んで今回は何するんだモナ？｣

（　＾ω＾）｢今回は復興して来た街で聞いた笑えるネタや感動する話をまとめて見たんだお｣

（　´∀｀）｢需要あんのかモナ？｣

（　＾ω＾）｢さあ？　とりあえず始めるお｣

お前か、楽しみだ

支援

気仙沼は海岸部は壊滅的な打撃を受けた。
物流も滞り、明日が見えぬ状態であった。

（ヽ･∀･）｢ひもじい……｣

俺様は今、食糧を探して友達と瓦礫の町並みを歩いていた。

( ,_ﾉ` )y━･~｢なんだ坊主？　飯が欲しいのか？｣

すると知らないおっちゃんが声を掛けて来た。

（ヽ･∀･）｢あ〜うん｣

( ,_ﾉ` )y━･~｢ちょっと待ってろ｣

おっちゃんはそう言うと、窓の割れた商店に入っていく。

そして、フカヒレスープや乾電池をくれたのだ。

（　･∀･）｢良いのか？　おっちゃん｣

助けあい。
この言葉が胸に染み渡る。

( ,_ﾉ` )y━･~｢良いって事よ！　どうせパクって来たやつだし！｣

（；･∀･）｢えっ？｣

( ,_ﾉ` )y━･~｢まぁこうなったら、仕方ねーだろｗ｣

（-@∀@）｢もうこんな時間か風呂入って寝るか……｣

時刻は午後２時過ぎ、特にする事も無い毎日は昼夜を逆転させた。

父親が居ない時間に風呂に入り、父親が寝てる時間に起き出す生活。

シャワーを浴びて、さっさと部屋に戻る最中、唐突に視界が揺れる。地震だ。

妹と母親は箪笥を抑えて、奇声をあげている。

俺はフルチンのまま、廊下で仁王立ちしていた。

（-@∀@）｢うぉぉぉ！｣

激しい揺れが収まると俺は、自分の部屋に戻っていった。

【回想終了】

（　＾ω＾）｢……フルチンでお前何してんだお｣

（-@∀@）｢振動オナニーに目覚めるかとｗｗｗ｣

（　＾ω＾）｢流石に引くわぁ……｣

支援支援

('A`)｢ｳﾂﾀﾞｼﾉｳ｣

（　＾ω＾）｢お前どうしたんだお？｣

('A`)｢大事な人達が無くなったんだ……｣
（；＾ω＾）｢マジかお？　誰だお！｣

('A`)｢嫁と娘と腹違いの妹が……｣

（　・ω・）｢フィギュアかお？｣

(；A；)｢フィギュアって言うな〜！　アスカー！　なのはー！　フェイトー！｣

（　＾ω＾）｢あほくさー｣

変わりない奴は変わりないみたいで、安心した。

面白いけど素直に笑えないな、こりゃ

近くのスーパーに並んでいる時の事。

老人がトイレを我慢していた様だ。

*(‘‘)*｢おじいちゃん大丈夫？｣

/ ,' 3｢大丈夫じゃよ……｣

*(‘‘)*｢私、店員さんに聞いて来るね！｣
そういうと走りさって行く少女。

こういう時子供のバイタリティーと、純粋さは癒される物だと感じた。

仕事が無いならと、とりあえず暇だしボランティアに勤しむ事に。

（　＾ω＾）｢とりあえず炊き出しでもやるかお｣

物価の高騰の煽りからか、炊き出しは大盛況であった。

豚汁とお握りを、仮設したテーブルとベンチに運ぶ。

（　＞＜）｢美味しそうなんです！｣

子供の笑顔が綻ぶ。

（　＾ω＾）｢いっぱい喰えお〜｣

鬱々とした日々を過ごしていたが、この笑顔一つで吹き飛んでしまう。

情動感染って言葉があるが、まさにその通りだ。
少なくとも今は笑う事が、一番の特効薬なのかも知れない。

しえん

（　･∀･）｢おっあったあった｣

さっきのおっちゃんが言うには、津波に潰れた水産工場にまだ食糧が大量にあるらしく、俺達もそこを漁る事にした。

俺達はリュック一つには収まりきらない数の食糧を見つけて、自宅へと帰っていった。

家に着くと、すぐに明かりの点かない部屋で家族と寄り添い食事を取った。

普段仲の悪い兄弟とも、話が弾む。
こういう時に、家族の有り難みをしった。

【後日】

（　　･∀･　）｢よう久しぶりブーン！｣

（　＾ω＾）｢おう。生きててよかったお。　てかお前……｣

（　　･∀･　）｢何？｣

（　＾ω＾）｢太ってね？｣

（　　･∀･　）｢なんか、気仙沼は食糧大量に来てるから、食べ過ぎてさ……｣

（；＾ω＾）｢俺の心配を返せお｣

あの悪名高いACのCMだ。

このCMの感染力は異常に強く、また一部の人間は激しい不快感を示す。

そしてここにも、感染被害を訴える人々が現れていた。

（　＾ω＾）｢ぽｗぽｗぽーんｗｗｗ｣

（　´∀｀）｢ぽｗぽｗぽーんｗｗｗ｣

(＃ﾟ∀ﾟ)o彡゜｢あーお前らうるせー！　飯行くぞ！｣

（　＾ω＾）｢行ってきまスカンク！｣

（　´∀｀）｢僕は飯あるからさよなライオン！｣

(　ﾟ∀ﾟ)o彡゜｢……｣
【食事後】

（　＾ω＾）白｢おっ大丈夫かおー！｣←電話中

(　ﾟ∀ﾟ)o彡゜｢ぽぽぽーん｣ﾎﾞｿｯ

（＾ω＾）白｢今、ぽぽぽーんって言ったおね？｣

(＃ﾟ∀ﾟ)o彡゜｢うぜえ｣

宮城vipperスレを見ているみたいだｗ

しぇーん

ぽが１つ足りないぜ

食糧不安が解決し始めた頃、老人宅などのタンス等を片付ける作業を手伝う事となった。

（　＾ω＾）｢じいさん土足で良いかおー？｣

( ,'3　)｢好きにしてくれや〜｣

居間に案内されると酷い状態だ。
仏壇は倒れ、ガラスの戸棚は倒れて割れている。

（　＾ω＾）｢とりあえず、倒れた物を退かすかお｣

二時間ほどで、部屋はあらかた片付いた。

( ,'3　)｢兄ちゃん、飯食うかい？｣

（　＾ω＾）｢おっマジかお？　頂くお｣

この日は焼肉を食わして貰った。
ご褒美が目的じゃないが、こういう風に苦労した時に何かあると嬉しいものだ。

しえん

現在でも風呂に入れなくて、四苦八苦してるのですが……。

ξﾟ�听)ξ｢ギャ○ビーボディペーパー？｣←友達

((　;ω;))｢その名は口にしちゃならないお！｣ｶﾞﾀｶﾞﾀﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

ξﾟ�听)ξ｢何があったのよ？｣

((　;ω;))｢これは昨日の夜の話だお｣

【回想】

（　＾ω＾）｢そろそろ濡れタオルじゃ限界だお……｣

そんな俺は部屋を漁り、少し日にちがたったギャ○ビーボディペーパーを見つけたのだ。

（　＾ω＾）｢ktkr｣

俺は顔をそれで伏きはじめる。
少し乾き始めたウェットティッシュは、メンソールが強く爽快だ。

そして上半身を拭き、一枚目を捨てる。

そして二枚目を取り出す。

下半身を拭くためだ。

この時男性諸君なら解ると思う。
俺は大事な息子を先に拭き始めたのだ。

強いメンソールが着いた紙でだ。

（　＾ω＾）｢……｣
（　＾ω＾）｢…｣
（　　ω　）｢｣
（　；ω；）ﾌﾞﾜｯ！

（　；ω；）｢超いてぇ！　うわーうわーうわー！｣

その後１０分ほど、俺は部屋でもんどりうっていた。

（　―ω―）｢あの痛みは一生忘れないお｣

ξﾟ�听)ξ｢馬鹿だろお前｣

アホだろｗｗｗｗｗ

しえ

朝早く、電話が掛かって来た。
石巻からの友人からだった。

（　＾ω＾）白｢もしもし？｣

( <●><●>)｢ゲーセンいきますよ！｣

（　＾ω＾）｢はぁ？　つーか家流されたって聞いたんだけど……｣

( <●><●>)｢だからゲーム出来なくてストレスなんですよ｣

（；＾ω＾）｢逞しいおねぇ……｣

地震前
(　´ー｀)｢．．．ZZZ｣

地震中
(　´ー｀)｢．．．ZZZ｣

地震後
(　´ー｀)｢．．．ZZZ｣

三日後
(　´ー｀)白｢おー大丈夫かーよ｣

（　＾ω＾）白｢お前こそ連絡着かなかったけど大丈夫だったのかお？｣

(　´ー｀)白｢寝てたーよ｣

（；＾ω＾）｢マジかよ……｣

こういう時何かと頼りになるのが、こう言った方々だったりします。

特に電気が点かない時などは、柄の悪いオッサンが市内の見回りをしてたりする。

でも……。

（　 ﾟ∀ﾟ ）｢おめぇこんな時間に何してんだ！｣

(；'A`)｢いやぁ……自販機探してたんです｣

（　 ﾟ∀ﾟ ）｢ちっ！　こいつやるからさっさと帰れ！｣

（　 ﾟ∀ﾟ ）つなっちゃん

(；'A`)｢ありがとうございます……｣

なっちゃんをくれたヤの付く方は、満足そうに俺を見つめていた。

('A`)(タバコ欲しかったんだけどなぁ)

マジでずぶといな……

機会があり、沿岸部に俺は行く事になった。

避難所を廻り、瓦礫の撤去を手伝っていた。

作業中、山間に近く、普通なら潮の香りは幾分薄い筈なのに、濃い潮の香りが鼻をついた。

死体を見つけ、安置所に届けたりもした。

日にちが経ち、嫌な話だが直視出来る様な状態ではなかった。

でも辛い顔より、皆明るく振る舞うのだ。

少しでも笑っていないと、逆に辛さが増して耐え切れないらしい。
ホントに人間ってのは逞しく出来ている様だ。

（　＾ω＾）｢結局の所、あまり笑える話は出て来ないもんだおね｣

（　´∀｀）｢仕方ないモナ。まだ復興中なんだモナ｣

（　＾ω＾）｢いろいろな地域の現状は入って来る様になったお｣

（　´∀｀）｢確かにだモナ｣

（　＾ω＾）｢でも空元気でも元気っていう言葉がしっくり来る状態だおね｣

（　´∀｀）｢まだ時間が必要って事だモナね｣

（　＾ω＾）｢続く余震で体調を崩す人も多いお｣

（　´∀｀）｢でも笑ってやり過ごすしか、今は道が無いモナね｣

（　＾ω＾）｢仕方ないおね｣

（　＾ω＾）｢とりあえずは皆図太く生きてるお。　放射能とか、懸念事項はあるけどまた心から笑える様になるまで頑張って行こうと思いますお｣

（　＾ω＾）意外と図太く生きる僕達のようです

多分、まだまだ続く

【後書き】

と言う訳で、なんだかんだで生きてます。

やっと日常を取り戻しつつ、笑い方を思い出した気がします。

私事ですが、放置してた現行に少し手を出そうと思います。

それに伴い、生存報告として一応トリを出しておきます。

では質問とか無ければ終わりたいと思います。

乙でした！
大変だろうけど頑張って

おつおつ

乙んこ