唯「おばあちゃんの名にかけて！！」ﾋﾞｼｯ

PM4時21分

〜部室〜

？「ハァ、ハァ…」

？「…何で私はこんなことを…」

？「仕方なかったんだ…」

？「そう、仕方が…」

？「誰か来る前に逃げなきゃ…」

ｶﾞﾁｬ…ﾀﾀﾀｯ…

PM4時32分

〜部室〜

唯「ヤッホー！」ｶﾞﾁｬｯ

唯「…ってあれ？誰も来てないや…」

唯「ちぇ〜、つまんないの〜…」

唯「…ムムッ！？あれは…まさか…ムギちゃんのケーキ！？」

唯「…一個いただいちゃおうかな〜？」

唯「…一個だけなら…」

ｶﾞﾁｬｯ

唯「！？」ﾋﾞｸｯ

澪「あれ、唯？何してるんだ？」

唯「…って澪ちゃんか〜」

唯「どうしたの？遅かったね？」

澪「ああ、ちょっとな」

澪「お前は何しようとしてたんだ？」

唯「へっ！？べっ、別にみんながいない間に勝手にケーキを食べようなんてことはしてないよ！？」

澪（食べようと思ったのか…）

律「ヤッホー！おっまたせ〜」

唯「あ〜、りっちゃん！」

律「お〜、唯、寂しかったか〜？」

澪「さっきまで会ってただろ…」

唯「りっちゃんも遅かったね？どうしたの？」

律「ああ、ちょっとさわちゃんに呼ばれてね」

律「…あれ？ムギと梓は？」

澪「それがまだなんだよ」

律「へ〜…梓はどうか知らないけどムギは真っ先に教室を出ていったんだけどな〜？」

唯「そうなの？」

律「ああ、何か急いでる感じだったから声は掛けなかったけど」

ｶﾞﾁｬ

紬「ごめんなさい、遅くなっちゃった」

唯「あ〜、ムギちゃん待ちくたびれたよ〜」

紬「ごめんね、ちょっと用があって…すぐにお茶いれるから…唯ちゃんケーキ出しておいてくれる？」

唯「まっかせなさい！」

唯「ケーキ〜、ケーキ〜真っ赤ないちごのケーキ〜…ってあれ？」

紬「どうしたの？」

唯「…四個しかないよ！？」

紬「え？今日はさわ子先生が来ないから五個持って来たんだけど…」

唯「だって、ほら」ﾋｮｲ

律「あり？本当に四個しかない」

澪「間違ったんじゃないのか？」

紬「えっ、そんなはずは…」

唯「…ムギちゃんは間違ってないと思うよ」

澪「どうしてだ？」

唯「だってほら、ここ…ケーキのクリームの跡がついてるでしょ？と言うことはここにもう一個ケーキがあったということ…」

澪「…他のケーキの跡がついたということは？」

唯「それはあり得ないよ、だって今この中に入ってるケーキの種類はモンブランが二個とチョコケーキが二個…そして箱についてるのは生クリーム…」

澪「そうか…その四個では生クリームはつかない」

唯「そういうことだよ…」

律「ち、ちょっと待て！…まさかこの中にケーキを食べた犯人がいるって事か！？」

唯「断言は出来ないけどね…」

律「そんな…私は食べてないからな！？」

紬「落ち着いて、りっちゃん…」

唯「そうだよ、りっちゃん…まずはあずにゃんが来るのを待とうよ」

澪「そうだな…」

誰が見てるのか知らんが飯食ってくる

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唯ちゃんが探偵役？

　

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