秋山澪。
桜ヶ丘女子高等学校の2年生。
軽音部に所属し、ベースを担当。その容姿から生徒からの人気も高い。
だが彼女には一つ問題があった。
ある日の軽音部の様子。
梓「こんにちはー」
律「お、やっと来たかー」
紬「今紅茶入れるね」
梓「ありがとうございます」
澪「・・・」
梓「いただきま」
唯「あずにゃーん♪」
梓「あっいきなり抱きつかないでください!」
澪「いよしっ!!!」ガタッ
律「ああ!くそおー」
唯「2人ともまたやってるの?」
梓「まったく、今度は何ですか?」
澪「梓が紅茶を飲む前に唯が抱きつくか」
律「紅茶を飲んだ後に抱きつくか」
梓「またどうでもいいことで……」
澪「とにかく私の勝ちだな。律」
律「ちぇっ。ほら、50円」
澪「毎度ありー」
秋山澪は、賭けごとが大好きなのだ。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 02:32:25.62 ID:FWid5b3BO
しえ
賭けごとと言っても、彼女の愛する賭けごとはパチンコや競馬のような決められたルールの中で行われる一般的な物ではない。
日常に起こる出来事を予想し、金を賭ける。それが秋山澪の賭けごとだ。
澪「そろそろ練習するぞ」
梓「そうですね!」
唯「えぇ〜」
紬「唯ちゃん、練習終わったらケーキがあるから!」
唯「じゃあ頑張る」
澪「そうだ、そろそろさわ子先生が来る時間だろ?何曲目を演奏してるときに現れるかみんなで賭けないか?」
梓「私たちもやるんですか?」
律「おい澪、みんなを巻き込むなよ」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 02:40:28.50 ID:shVzRCVLi
続けたまえ
澪「いいじゃないか。ちょっとした遊びだろ?そうだな、10円でいいよ」
唯「10円なら私もやろうかなー!」
紬「面白そう♪」
律「しょうがないなあ」
澪「これから演奏するのは、ふわふわ、ホッチキス、カレー、ふでペンの4曲。
その中でいつさわ子先生が現れるか、または4曲を演奏し終わるまで現れないか。どれかひとつに賭けてくれ。
偶然演奏してない時に現れたら無効だ。さあ賭けた賭けた!」
唯「よーし、じゃあ私はね・・・」
秋山澪は、毎回様々な賭けを考えては、楽しんだ。
彼女にとって、楽しいのは「賭け」そのものであり、金額はどうでも良いことであった。
友人と一緒に賭けを楽しむために低い金額で賭けを行うのは至極当然のことだと彼女も思っていた。
さわ子「みんな、練習がんばってるみたいねー」
唯「あっ!さわちゃん!」
さわ子「あら、演奏続けてていいのに」
澪「ふでペンで入ってきたか」
唯「やったあ!私の勝ち♪」
紬「唯ちゃんおめでとう」
さわ子「あなたたち、また賭けごとなんかやっちゃって」
唯「40円ゲット!!」
さわ子「金額が少ないから多めに見てるけど、他の先生にばれちゃだめよ?」
澪「大丈夫ですよ。それより先生もどうですか?」
さわ子「私はお茶を飲みに来ただけだから遠慮しとくわ。立場もあるしね」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 02:49:21.67 ID:lG04OQna0
賭博黙示録 澪
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 02:51:42.18 ID:w2UaWTvSO
良スレの予感
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 02:52:26.70 ID:Xa3mw0ff0
あんた、嘘つきだねっ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 02:56:09.30 ID:VTDI6eZtO
wktk
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 02:58:03.28 ID:u0VB3uwlO
ルクソード思い出した
下校中も、秋山澪の賭けごとは終わらない。
唯「じゃあまたねー」
梓「お疲れ様でした」
澪「また明日」
律「じゃなー」
澪「さて、律」
律「はいはい、何思いついたんだ?」
澪「これから律の家につくまで、犬を何匹見かけるか賭けよう!
数字が近いほうが勝ちで」
律「犬かー。散歩してる人けっこう見かけるからなー・・・何匹か」
澪「50円でいいか?」
律「おう」
彼女は毎日のように様々な賭けごとを提案する。よく思いつくものだ。
だが、なんだかんだで付き合ってしまう私も、彼女との賭けごとが好きなのかもしれない。
申し訳ないがそろそろPCの充電が切れるので消えます
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 03:13:56.99 ID:FWid5b3BO
さっさと充電して書け
どこで書いてるんだ
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 03:54:12.93 ID:u0VB3uwlO
保守
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 04:28:06.69 ID:0G8lBuSJ0
ほ
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 04:53:37.98 ID:SYH35cJyO
その時、紬に電流走るっ!!
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 04:54:35.32 ID:H07VamKn0
憂が万引きしたり律が唯を2ちゃんに晒すSSの続き?
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 05:58:37.72 ID:J2kc3zK80
琴吹和尊
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 06:06:30.33 ID:nydhgNAAO
終わり…?
まさか…
>>1これで終わり?
終わり…???
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 06:18:56.65 ID:cqLmPaWe0
なぜ無駄にパソコンパワー使う行動に出たのか
小関翔太
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 09:05:29.07 ID:w2UaWTvSO
ほ
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 09:43:10.64 ID:cqLmPaWe0
むしろりっちゃんの方がくだらない賭け事好きそうなのに
柄にもなくやめようよ、と諭す所を想像するといてもたってもいられねぇ!
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 09:43:53.62 ID:KB05DDqL0
澪がパチンカスになる話かと思ったのに
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 10:27:38.97 ID:FWid5b3BO
マダー?
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 11:43:37.20 ID:FWid5b3BO
保守
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 12:38:36.90 ID:FWid5b3BO
来ないのか?
私たちは進級し、3年生になった。
受験が控え、部活にだけ集中するわけにもいかなくなってきたが、澪の賭け癖は無くなるどころか、ますます加速していた。
澪「今度の模試のみんなの平均点予想して賭けようよ」
澪「梓がチューニングを何分するか賭けよう」
澪「今から唯に電話して、何をやってたのかに賭けよう」
澪「ロミオ役に誰が選ばれるか賭けない?」
澪「・・・えっ私!?」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 13:13:11.01 ID:J2kc3zK80
復活したか
澪「ロミオ役なんて無理無理無理……」
律「私なんてジュリエット役だぞ。もう諦めなって」
澪「……」
律「おーい!なんとか言えって」
澪「よし」
律「ん?」
澪「本番中に何回噛むか賭けよう」
律「それを考えてたのかよ」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 14:01:55.12 ID:FWid5b3BO
まだか
律「またハゲからの2通かよ!!ホントに糞台だなオラァ」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/11(金) 14:31:24.56 ID:cVsUG8N80
まだかよオラ
私たちの第一志望の受験が明日に迫った時も、澪は相変わらずだった。
澪「いよいよ明日受験だな。4人中何人合格するか賭けようよ」
唯「私は4人!」
紬「私も4人合格するのに賭ける!」
梓「私も全員合格に!」
律「おいおい、これじゃあ賭けにならないじゃないか」
澪「私は2人に賭けようかな」
律「空気読めよ!」