憂「お姉ちゃんのことなんか全然好きじゃないんだからねっ」

平沢憂です

最近インターネットを見ていると履歴にいかがわしいサイトが入っています

パソコンをいじるのは私くらいしかいないし私はそんなサイト見ないし・・・

もしかすると・・・

無職のおっさんです

最近インターネットを見ていると履歴にいかがわしいサイトが入っています

パソコンをいじるのは私くらいしかいないし私はそんなサイト見ないし・・・

もしかすると・・・

唯「ただいまー」

憂「お帰りなさいお姉ちゃん」

唯「ふうー。今日も疲れたなー」

憂「お疲れ様。ご飯にする？それともお風呂にする？」

唯「じゃあお風呂にしようかな〜」

憂「うん。わかった」

唯「・・・あっ」

憂「ん？どうかした？」

唯「ちょっと待っててね！すぐ終わるから！」

そう言うとお姉ちゃんは自分の部屋に駆け込みました

唯の部屋

唯「お、おおお・・・これはなかなか・・・」

唯「おおっ！し、縛っちゃってるよおおおっ！」

唯「はぁ・・・はぁ・・・」

唯「・・・い、今はやめておこう！これは寝る前のお楽しみに取っておこう！」

唯「お風呂入ろ〜」

ふむ

ワロタ

唯「うい〜お風呂入って来るねー」

憂「わかったよー。お姉ちゃんがお風呂入ってるあいだに夕飯の準備しておくね」

唯「お願いします〜」

そう言ってお姉ちゃんはお風呂に入りに行きました

憂「（よし・・・今の内に！）」

私はお姉ちゃんの部屋に向かいます

続けろ

ほう

唯の部屋

憂「お邪魔しまーす・・・」ｿｰ

憂「えーと・・・」

憂「・・・！」

私はお姉ちゃんのバックの中からある本を発見します

憂「これは・・・」

『美男子SM』という本を発見しました

憂「・・・」

ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

憂「うわあ・・・///」

憂「・・・他にもある」

『全裸美少年』

『イケメン縛り画像集』

『120分ギリギリすんどめ男子』

憂「DVDまで入ってるよ・・・」

憂「・・・お姉ちゃんもこういうのに興味あるんだなあ」

憂「やっぱりこの前のいかがわしいサイトもお姉ちゃんが見てたのか・・・」

憂「・・・そろそろご飯作らなきゃ」

唯「ふうー。お風呂気持ち良かったよ〜」

憂「お姉ちゃん、ご飯出来てるよー」

唯「ありがとーうい〜」

憂「・・・」

唯「いただきまーす」

憂「・・・あ、ああ！うん！」

唯「おいしー」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

憂「（こんなに可愛いお姉ちゃんがあんな物見てるなんて・・・///）」

はよ

はよ書いて

最後までやれよ？

次の日

憂「お姉ちゃん〜。朝だよ〜」

唯「う、うーん・・・」ﾑﾆｬﾑﾆｬ

憂「おはようお姉ちゃん」

唯「ああーおはよううい〜」

ｻﾗﾘ

憂「・・・！」

唯「今日も学校だねー」ﾑﾆｬﾑﾆｬ

憂「（お姉ちゃんのふとんからあのいかがわしい本がはみ出てる・・・！お姉ちゃん、ベッドに入りながら夜な夜なあの本で・・・///）」

通学路

唯「ふわあ〜。まだ眠いな〜」

憂「教室入ったら目が覚めるよー」

唯「そうだね〜」

梓「あっ！おはようございます、唯先輩！憂！」

唯「あずにゃんおはよー」

憂「おはよう梓ちゃん」

梓「唯先輩、昨日の夜もお疲れ様です」

唯「ほえ？」

梓「あっ！こっちの話です」

憂「・・・？」

かまわん
続けなさい

学校

梓「それでは唯先輩、また後で」

憂「またね。お姉ちゃん」

唯「あとでねー」

お姉ちゃんは私達と一旦別れました

憂「・・・」

お姉ちゃんの趣味を知ってしまった私は今日一日学校でのお姉ちゃんを観察すると決めました

憂「（昼休みあたりに何かしそうだな・・・お姉ちゃん）」

梓「・・・」

この>>1には期待されてもらうよ

…ほぅ、なかなかいいじゃないか

昼休み

憂「（昼休みになった・・・お姉ちゃんの様子を見に行ってみよう）」

純「あ。憂、一緒にお昼買いに行こうよ」

憂「ごめんね純ちゃん。私ちょっと用事があるから」

純「えー？憂も？」

憂「『も』って？」

純「梓も最近用事あるとかで昼休み付き合い悪いんだよね」

憂「（梓ちゃんも・・・？）」

うむ

３年教室

律「唯隊員」

唯「りっちゃん隊長！」

律「さて、今日も屋上に行こう！」

唯「うん！」

ｽﾀﾀﾀ

和「やれやれ・・・またAGB探検隊の活動ね」

姫子「AGB・・・？」

和「All Genre Blの略よ」

姫子「び、BL・・・」

和「・・・ん？あれは憂・・・」

憂「・・・」ｷｮﾛｷｮﾛ

憂「（あれ・・・お姉ちゃんいないな・・・）」

憂「（いつも昼休みはどこにいるんだろう・・・）」ｷｮﾛｷｮﾛ

梓「屋上よ」

憂「えっ？あ、梓ちゃん！」

梓「唯先輩達を探してるんでしょ」

憂「え・・・あ、うん・・・」

梓「じゃあ屋上行こう！」

憂「う、うん・・・」

屋上

律「唯隊員を連れて来たぞ」

紬「待ってたわよ唯ちゃん」

澪「少し遅いぞ！昼休みは少ないだろ！」

唯「ごめん〜澪ちゃんムギちゃん」

律「さて、今日もAGB探検隊の活動を始めるぞ」

澪「ああ！」

紬「今日はこういうのを集めてきたの〜」

ﾄﾞｻｯ

唯「お、おお///」

律「これはまた・・・マニアックな///」

紬「みんな好きなの持ってっていいのよ〜」

澪「じゃあ・・・私はこの『イきそうイケメン王国』を・・・」

唯「私は『SM全裸祭』を〜」

律「おお・・・唯隊員は最近はSMが趣味なのか」

唯「うん！美男子通しのSMは興奮するよねー」

澪「甘いな唯は。私はSMはとっくに卒業した！今の私はSMごときで濡れはしない！」

紬「まあ趣味なんて人それぞれよー」

律「この世界は深いんだぞ。みんな」

澪「ふむふむ・・・」

律「BLは奥が深い。様々なプレイを探して見たことの無い興奮を探すのが最高に生きてる感じがするのだっ！！！」

紬「よっ！」

唯「さすがりっちゃん隊長〜！」

律「はははははは！」

憂「・・・あ、ああ///」

梓「どう？びっくりした？憂」

憂「う、うん・・・まさかお姉ちゃんがあんな趣味に目覚めてたなんて・・・」

梓「まあ、私も最初知った時はびっくりしたけどね」

憂「梓ちゃんはいつからこのことを？」

梓「ざっと３ヶ月くらい前かな」

憂「そんなに前から・・・」

梓「興奮するでしょ。あの唯先輩があんな本やDVDが好きだなんて・・・」

憂「ま、まあ・・・確かに・・・///」

３年は病んでるな

俺「確かに」

興奮してる憂ちゃん可愛い!!

憂「あ、あの・・・梓ちゃん」

梓「ん？」

憂「梓ちゃんはお姉ちゃん達のあんな姿を知ってて軽音部に・・・」

梓「何言ってるの憂！そのギャップがたまらないんじゃん！」

憂「は、はあ・・・」

梓「あの先輩達を見ることで軽音部が楽しみになるんだよ！」

憂「（梓ちゃんもまた変わってるな・・・）」

梓も病んでたｗｗｗｗ

その夜

平沢家

唯「ただいま〜」

憂「おかえりお姉ちゃん」

唯「ふう・・・疲れた」

憂「（何で疲れたんだろ・・・///）」

唯「ふう・・・お風呂入って来るー」

ｽﾀﾀﾀ

憂「・・・さて」

私はまたお姉ちゃんのバックを調べます

憂「うわあ・・・またこんなに・・・」

私はこれからこの生活が当然のようになるのでした・・・

ちょっと席を外す

干す

期待

支援

ほ

なんで百合じゃないんだ

さあ？

支援しちゃうよ！

BLなのに支援されてる不思議

保守ありきで考えてるなら辞めちまえ！

数週間後

朝 唯の部屋

唯「ｽﾔｽﾔ・・・」

ｶﾞﾁｬ

憂「・・・」ｿｰ

ｶﾞｻｺﾞｿ

憂「（あった！）」

『イケメン乱交パラダイス』

憂「（今のお姉ちゃんはこういうのが好みなんだあ///）」

憂「（うわあ・・・こんなにきわどいのまであるよお///）」

唯「ｽﾔｽﾔ・・・」

憂「（うわあ・・・///）」

私はすっかりお姉ちゃんの性癖を調べるのが癖となってしまいました

そしてこのお姉ちゃんの部屋の様子を実は・・・

梓「・・・」ｼﾞｯｰ

梓ちゃんが私達の家の近くにあるマンションを借りて望遠鏡で観察しているのです

これを梓ちゃんから聞いた時は少し引きました

学校

屋上

律「ムギ、私が言った物はちゃんと持ってきたか？」

紬「ええもちろん」

ｶﾞｻｺﾞｿ

澪「お、おお///」

唯「乱交物がたくさんだよお〜」

律「いいないいな///」

澪「な、なんかムラムラしてきたぞ・・・」



梓「今は乱交物がブームみたいだね」

憂「乱交物かあ・・・///」

梓「はぁ・・・はぁ・・・なんだか私もムラムラしてきたな・・・///」

二年教室

梓「乱交物かあ」

憂「乱交物だねえ」

純「ぶっ！？」

憂「ん？純ちゃん？」

純「なななななな何言ってるの二人共！」

梓「純もあの世界を知ったほうがいいよ///」

憂「そうそう///」

純「な、何あの世界って・・・（ドン引き）」

いいぞもっとやれ

帰り道

憂「なんかお姉ちゃん達の世界って凄いね」

梓「そうだね」

憂「・・・」

梓「・・・」

憂「ねえ、梓ちゃん」

梓「何？」

憂「私達も・・・その・・・///」

梓「・・・わかってるよ。何言いたいかわかるよ。私もそう思ってきたもん」

憂「梓ちゃん！」

梓「うん！私達もBL見てみよう！」

数日後

秋葉原

憂「お待たせ梓ちゃん」

梓「来たね、憂」

憂「今日は張り切っちゃうよ！」

梓「私もだよ！憂！」

憂「いいBLを沢山探そう！」

梓「うん！」

こうして私と梓ちゃんもBLのとりことなるのでした

なんじゃこりゃ

一週間後

二年教室

梓「憂！最近は何がおかず？」

憂「最近はSMかなあ」

梓「ああ。SMは唯先輩もハマったしね」

憂「梓ちゃんは？」

梓「私はやっぱり乱交物かな」

憂「乱交物かあ」

純「ちょ・・・何の話してるの二人・・・うわあ・・・（超ドン引き）」

これは

屋上

律「さて、唯」

唯「うん。作戦は成功したよ」

澪「よくやった。唯」

紬「これで憂ちゃんと梓ちゃんも・・・」

律「唯がわざと遠回しにBLの世界にハマっていることを憂ちゃんに教え・・・」

澪「それを梓にも伝染させる・・・」

紬「梓ちゃんったらいつもここを見てるしねー」



梓「んなっ！？」

憂「ば、ばれてた！？」

唯「ういーあずにゃん〜出ておいでー」

ｻｯ

梓「は、はは・・・」

憂「お、お姉ちゃん・・・」

律「二人共、BLの良さがわかったか？」

梓「は、はい！よくわかりました！」

澪「そうか！さすがは梓に憂ちゃんだ！」

紬「じゃあ二人はAGB探検隊の新入りね〜」

憂「私達が・・・」

唯「AGB探検隊は・・・こうやって拡大するんだよ！」

AGB探検隊の人数が1000を超えるのは少し先の話・・・

憂「お姉ちゃん・・・私をハメてたんだね・・・」

唯「えへへー」

憂「お姉ちゃんのことなんか全然好きじゃないんだからねっ！」

おわり

これはひどい

第二章　百合編



















やれよ

乙。面白かった