1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
まあ聞いてくれ
俺は背が高いので結構モテていた。
しかしそれは小学生までである。
中学生になってすぐは相変わらずモテていたのでクラスの女子数人と俺含めた男子数人とで近くのプールに行こう、って話になった。
おれはかっこつけながら承諾して、女子の水着姿想像してオナりまくってた。
で、何気なく一緒に行く男子と誰のおっぱいが一番デカいか、とか、水着姿見んの楽しみだな〜とか言って盛り上がってたら
その一緒にいた男子が女子に俺の発言を密りやがって、俺は一瞬で嫌われた。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 13:27:52.13 ID:sgyRakg50
これはまとめブログに乗る悪寒・・・
赤文字で
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 13:29:18.08 ID:M7uBv2vO0
はい、終了
ざまぁwwwwwwwwwwwwwwww
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 13:33:21.57 ID:3XM2uACsI
「やだ〜///へんた〜い///」
で済まされると思ってた。
だって俺はイケメンの分類にはいってると思っていたから。
だがしかし俺の顔は普通にグロなので当然のようにクラスの女子全員に嫌われた。その波紋は学年全クラスに及び、俺に話かけてくれる女子はいなくなった。
男子はいままで通りであったが、女子と仲いいやつは俺をからかったりするようになった。
死ぬほど辛かったが、学校休むとカーチャンが悲しむので中学は一回も休まなかった。
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 13:35:08.68 ID:3XM2uACsI
夏休み明けにクラスで委員会決める時、俺は無理矢理体育委員にならされた。(一番めんどくさい委員会だから)
各委員会(10個くらいある)にはクラスから男女一名ずつ選出されるわけだが、俺はクラス一の嫌われ者なわけで、当然体育委員の女子に誰も立候補しなかった。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 13:36:15.44 ID:3XM2uACsI
その時間中に誰も立候補者が出なかったので、しょうがなしに次回のHRに持ち越しということになった。
だがその日の放課後にある女子が先生に直接、立候補しに行った。
その女子をこれからSとする。
俺は次の日の朝先生にそれを聞かされた。
Sが俺に気があるんじゃないかと思って席でニヤニヤしてた。
だがSは全然可愛くない。死ぬほどブサイクってわけではないが、久本雅美に似ている印象があった。
体もガリガリだし常に病人みたいだった。
だから俺は嬉しいような困るような…といった女子全員に嫌われてるくせにめちゃくちゃ自意識過剰な感情で登校してきたSを見つめていた。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 13:37:29.88 ID:3XM2uACsI
先生がHRで体育委員にSが立候補したことを伝えるとクラスのDQNどもはSを一斉にからかいはじめた。
Sは苦い顔をしていたが、目をつむって耐えているようだった。
そして初委員会で初めて会話を交わした。
俺「あ、よろしく」(めちゃくちゃかっこつけながら)
S「あ?あぁ…」
ってな感じでSはちょっとDQN入ってた。
可愛くねーなー、ブサイクだなー、て思いつつあっという間に委員会は終わり、俺は帰る身支度をしていた。(委員会は放課後なので終わったらそのまま部活)
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 13:37:51.59 ID:M7uBv2vO0
女子A「ねーねーあなたがやりなさいよ―」
女子B「えー、絶対いやよ―、男子の委員は
>>1でしょー?」
女子A「いいじゃん、やっちゃいなよー
女子B「・・・」
女子A「ねぇ、女子Bったらーー、、、、」
女子B「・・・・・・」
女子A「・・・死んでる」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 13:39:32.76 ID:3XM2uACsI
そしたらSが
「おいメルアド教えろや」と言ってきた。
うわーやっぱ俺にフラグ立っちゃってるよ〜って思いつつ教えて、俺はさっさと部活にいった。
家かえって携帯見ると、知らないアドレスのメールが届いていた。
「Sやけど俺君の名前の漢字教えろや」
てな感じだった。
普段から周りから聞こえる周りからの口調は本当に高圧的だったので、そういう人だとは知っていたがなんかすごくむかついた。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 13:41:11.59 ID:3XM2uACsI
ぶっきらぼうに
「◯◯◯◯(俺の名前の漢字)」とだけ返すと「登録完了」ときたのでもう止めようかと思ったが、唯一接してきてくれる女子なので仲良くしたくて
「なんでSさんは体育委員に立候補したん?」
と送った。
しばらくすると
「なんでもええやん」
と来た。
なんか掴みどころのない人だな〜って思いつつ
「俺めっちゃ女子に嫌われてんのに、仲良くして大丈夫なん?」
とまあ中1丸出しな文章を送ると
メールが途切れてしまった。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 13:41:35.82 ID:Rc0XxknCO
はやくしてくれ寒い
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 13:44:47.49 ID:Rc0XxknCO
新ジャンルきた?
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 13:46:01.57 ID:Oh+gDnVs0
妄想も大概にしろよ
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 13:47:25.03 ID:3XM2uACsI
まずいこと言っちゃったかな〜って思いつつもどうせマチャミやしどうでもいいかと
あっという間に切り替えて
何事もなかったように時は過ぎて行った。
Sとは体育委員の仕事として
体育の時生徒の前で見本の体操を一緒にするくらいしか関わりはなく、
いつのまにか中3になっていた。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 13:52:16.49 ID:2MyMX3ha0
しかし何で嫌われるかわからんなー
俺はテスト中に勃起したの見られたからしょうがないけどね
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 13:56:05.76 ID:3XM2uACsI
俺はある程度(必要事項のみ)は女子に話かけてもらえるようになったが
相変わらずあまりしゃべらないグロメンであった。
Sは言葉遣いは悪いが友達は結構いるようだった。
一年生のときは、俺のことが好きではないのかという噂を立てられたりしていたが
さすがに二年も経つとそんな噂は消え
俺とSの関係は一応アドレスは持っているけど二年近く連絡をとっていない仲であった。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 14:03:27.29 ID:3XM2uACsI
俺は内申点がほしかったので生徒会に立候補し、誰も立候補者がなかったので
難なく生徒会副会長になれた。
俺の学校の生徒会役員は例年死ぬほど地味な根暗野郎がやってきたので
俺は自他ともに認める立派な副会長だった。
会長も喋ったことはないが
いつも一人で机に突っ伏しているガリ勉野郎だったので
すごくやりやすかった。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 14:10:41.84 ID:5BY0/M4GO
その程度の死ぬほど辛いのか
冗談レベルじゃないか
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 14:12:24.48 ID:3XM2uACsI
だが、もう一人の副会長は思いもしない人間であった。
Sだ。
Sは周りの女子に無理矢理推薦され、副会長になった。
俺は若干アニメみたいに
生徒会役員が学校を仕切る!
みたいなのに憧れていたが
んなもんできるわけなく
俺たちが生徒会役員だったということをしる人がほとんどいないまま任期を終えた。
だがここで一緒に役員をしたことにより俺とSはすこし仲良くなった。
Sは一年のときより角がとれ、
普通に界隈できるようになっていた。
相変わらずブサイクだったが。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 14:19:47.72 ID:M7uBv2vO0
部屋掃除してきた。
っでどうなった?
三行で頼む
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 14:23:41.86 ID:3XM2uACsI
でもなんか女子と話すのに慣れてないのと、照れで
上手く話せなかった。
Sもはじめの方は人づてに書類を渡してきたり、会議の時目をみて話してくれなかったりと
中学生の男女らしい少し甘酸っぱい関係であった。ただのグロ野郎とマチャミだが。
段々普通に話せるようになると
進路の話になった。
俺は並程度の学力なので、地元の普通の高校を目指していた。
Sはすごく頭が良く、県外の難関私立を目指していると聞いていたので
「Sさんは◯◯高やろ?すごいな〜」
と言ったら
困った顔で
「どやろな〜まだ迷ってんねん」と言っていた。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 14:24:51.50 ID:M7uBv2vO0
血が出て
ンマンマ
コッペパン
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 14:31:36.48 ID:3XM2uACsI
役員もあっさり引退し
あっという間に入試。
俺は万全の体制で会場に向かうと
なんとSがいた。
俺「え!?Sさん、なんでいんの!?」
S「ここも受けるんやで〜
ゆーてへんかったっけ〜?」
ああ、滑り止めかな〜
でももっといい公立受けたらいいのになあ
と思いつつもそのときは深く考えず
試験を受けて帰った。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 14:34:37.37 ID:M7uBv2vO0
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 14:38:35.19 ID:3XM2uACsI
結果発表まで、俺はひたすら悶々としていた。
S、絶対俺のこと好きだろ、と。
副会長を渋々ながらもやったのと、明らかに自分のレベルより格下の高校をわざわざ受けたこと。
俺はもうSを脳内彼女としていた。顔はある程度補正して。
そして、めでたく合格し、Sに
「今なにしてる?」
とメールした。
しかし返事は返ってこなかった。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 14:43:37.89 ID:3XM2uACsI
おかしいな〜と思いつつ
そのことも忘れて元会長と遊んだり、ゲームしたりと
受験勉強中できなかったことをしまくっていると
すぐに高校の入学式になった。
先に言っておくと、高校編は大分とスイーツ()です。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 14:54:59.87 ID:3XM2uACsI
入学式の会場にはSの姿があった。
びっくりし過ぎて声をかけられなかった。
式が終わってからSにメールしようとしたが、
「第一志望落ちたん?」とは聞けず
次の日偶然を装いつつSに会った。
S「あ〜!俺君やん!久しぶりやな〜太ったな〜」
俺「かもしれんわ。てかなんでいんのwwww」
S「落ちたw」
俺は「本当は私立受かったけど、俺と同じ高校通いたかったんですね。可愛いやつめ…」と内心ガッツしながらSを慰めた。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 14:56:38.32 ID:M7uBv2vO0
もう飽きた。需要ないから終わって
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 15:01:49.07 ID:3XM2uACsI
俺は高校デビューを目指して
髪型を爽やかな感じにし
コミュ力を養う本を買った。
でも顔も中身も土台がカス過ぎて全然変われなかった。
でも中学の頃みたいは女子に避けられんやろ…と思っていた。
しかし甘かった。
ここは地元の底辺高校。
ほとんど中学の持ち上がりで
男女共々見知ったメンツであった。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 15:02:15.40 ID:LC9vHk2JO
とにかくタイプおせぇな
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 15:08:30.42 ID:4oviNE5BO
公立って滑り止めにしていいの?
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 15:11:02.85 ID:3XM2uACsI
でもある程度は友達ができ
中学よりかは少しだけ充実した毎日が送れるようになった。
俺は小中高とサッカー部に入った。
そしてSをマネージャーに誘うと喜んで入部した。
Sは少し男好きな面があった。
ブサイクのくせに。
ビッチビッチ言うと本気で怒った。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 15:11:44.74 ID:3XM2uACsI
すいません
もっとがんばります。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 15:12:50.65 ID:9yrzUTyGO
マチャミ…Sは創価のSだったのか!
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 15:18:56.55 ID:3XM2uACsI
だんだん交友関係が増え、
S以外の女子と関わるようになると
Sのことはすぐに忘れた。だってSはブサイクだから。
サッカー部のマネージャーにSともう一人の女子が入ってくると
もうSはただのモブにしか見えない。
だってもう1人のマネージャーはめちゃくちゃかわいくて俺のタイプだったから。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 15:28:19.58 ID:CwrhYjrTO
見てるからがんばれ
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 15:29:38.92 ID:3XM2uACsI
俺はもう1人のマネージャー(Yとします)に夢中だった。
毎日アピールしまくっていた。
でもなかなか振り向いてもらえず
Sに相談するようになった。
Sは複雑そうな顔をしていた。
S「Yちゃんかわいいもんなあ〜わかるでその気持ち!」
俺は「かわいいって言った自分かわいいって思ってんじゃねーよ糞ビッチ」
とSに対する恋愛感情は消え去りつつも
Yとの仲を持ってくれそうなので度々相談した。
部活の友達に相談するとこいつも複雑そうな顔をした。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 15:31:32.75 ID:CwrhYjrTO
はやく書けよカス
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 15:37:53.81 ID:3XM2uACsI
友「お前…Sはどうなんねん…」
俺「え、あいつやっぱ俺のこと好きなん?」
友「それは言えんけどなぁ…お前気付いてんならSに相談とかすんなや…
最低やぞお前…」
俺はYのことで必死だったので深く考えなかったが
Sは男好きなんではなく俺の友達に相談してるだけなんだな、
と思った。
さすがにビッチと言うのはかわいそうなので
それ以来言わないようにした。
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 15:41:25.83 ID:fPEYVegki
最後はSと結婚か?
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 15:45:44.12 ID:3XM2uACsI
俺はどうしてもYを花火大会に誘いたい、とSに言った。
Sは「そんなんあんたがどうにかすることやろ」と返した。
が、部活の時、マネージャーは部活に水のボトルを渡すのだが
その日以来毎回Yが渡してくれるようになった。
俺はツイてるなーとしか思わなかったが
よくよく考えるとSがそう仕向けてくれたんだな
と思った。
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 15:53:42.74 ID:3XM2uACsI
>>44部活→部員
俺は半ストーカー的なアプローチで
やっと花火大会に誘うことができた。
Sはとても喜んでくれた。
花火大会当日、一日中俺は息子を抑えるのに必死だった。
Yの浴衣姿は殺人的にかわいかった。
淡いベージュの浴衣はYの色白な肌にとても映えていた。
俺は一日中かわいいかわいいと言いまくった。
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 15:59:14.72 ID:3XM2uACsI
何回もシュミレーションした告白は
結局「いやまあ、入学式したときから好きやったんよー」
と軽過ぎる感じになってしまった。
Yははにかみながらで
「いーよ」と言った。
嬉しすぎてその場でキスしようとしたら拒否られ
しょうがなく解散したが電車で半笑いしながら帰った。
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 16:03:18.33 ID:3XM2uACsI
Sに付き合ったことを電話報告すると
「誰のおかげやねんwwてかいつの間に告白しとんねんwww」
と笑っていた。
ああそういや告白するとは言ってなかっな〜
と思いつつ軽く流してオナニーして寝た
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 16:07:26.27 ID:lkyL82JBO
途中で投げずに最後まで書いてよね
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 16:09:30.24 ID:3XM2uACsI
次の日友達に報告すると、死ね死ね言われたが
祝ってもらえた。
もうこの時はYのことしか頭になかった。
Sはすごく気が利くし
優しいので
部員の中でSのことが好きな人くらいいるだろう
と思っていたが
俺調べによると残念ながら該当者はいなかった。
かわいそうやなあ、あいつそんなブサイクか?まあがんばれや
くらいにしか思わず、Yといかにイチャイチャするかばかり考えていた。
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 16:17:09.88 ID:3XM2uACsI
俺はSとクラスが一緒なので
度々Yとの惚気をもらしていた。
Sは最近複雑な表情をしなくなったので
ああこいつもやっと俺のこと諦めたんやなあ
と気にせずYのおっぱいってどのくらい?非常ベルくらい?
とかアホな話ばかりしていた。
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 16:24:29.33 ID:3XM2uACsI
しかしYとの交際は長く続かなかった。
三ヶ月でフられた。
原因は教えてくれなかった。
後々噂で聞いたのだが
Yはとても面食いだったらしい。
俺と付き合うのが死ぬほど苦痛だったんだな、と思った。
でも当時は原因を教えてくれないし
俺はまだ大好きだし、で
どうしたらいいのかわからず泣きまくった。なさけない。
ある日部活が終わった後、一緒に帰ろうとSが言ってきた。
久しぶりだな〜と思いつつ一緒に歩いてると
公園に行こうと誘われた。
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 16:30:36.03 ID:3XM2uACsI
誰もいない遊具の影で俺はSにひたすら愚痴った。
Sはうんうん、と親身に聞いてくれるので泣けてきた。
するとSに抱きしめられた。
固い。全然やらかくねぇ。
でもSの優しさが身に染みて
だんだんSが女神のように思えるようになってきた。
押し倒そうと思った。
Sは、なんだかんだ、俺のことが好きなんだ。
しかも俺は弱ってる。
Sの母性本能はビンビンだろうと。
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 16:31:52.61 ID:3XM2uACsI
でもできなかった。
そこに久本雅美があったからだ。
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 16:33:42.02 ID:UOwoCtEsO
ここまでチラ裏無し
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 16:35:14.15 ID:3XM2uACsI
ありがとう、と軽く礼をして帰った。
それからYともSとも何事もなく
二年生になった。
打つの遅くてすいません。
もし見ていてくださる方がいらっしゃったら
気長に読んでくださると光栄です。
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 16:37:00.54 ID:GShIzZWiO
Yみたいな糞女はむかつく
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 16:41:40.36 ID:lkyL82JBO
仕事サボって見てる
早く早く
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 16:48:33.78 ID:3XM2uACsI
クラス替えでまた俺はSと同じクラスになった。
でもYとは一年と同様、違うクラスだった。
まだ若干未練があったので悔しかった。
俺の学校では七月に文化祭があるので
五月くらいから準備をはじめた。
二年生では劇を強制的にやらされるので
HRでは主にどんな話をするかが話し合われた。
そして、ある青春映画をパロディすることになった。
ここからすごいスイーツ()です。すいません。
その映画は主役が男二人女一人の三人必要だった。
男Aを剛史、
男Bを脛男、
女は静香とする。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 16:48:54.91 ID:IrSzxGbR0
こいつ馬鹿じゃねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 16:53:19.17 ID:3XM2uACsI
俺は身長で剛史役に決められた。
「やっべーはずいわー」とかいいつつめちゃくちゃやる気だった。
目立ったら、Yに振り向いてもらえるかもしれないからだ。
本当にカスである。
脛男役は同じサッカー部の調子乗りが、やることになった。
そして静香役には、Sである。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 17:00:17.88 ID:3XM2uACsI
この話は結論から言うと脛男と静香がくっつく話である。
俺は横でバット振り回したり、医学部目指しちゃったりする役である。
脛男役のやつはこれから脛男とします。
ややこしくなったら途中でかえます。
脛男はSととても仲が良く、
Sは俺のことを一番脛男に相談していたとおもわれる。
62 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/03/04(金) 17:00:58.46 ID:+/SQCYmv0
脛男「剛史きも」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 17:04:04.29 ID:3XM2uACsI
まあ仲が良いやつのがやりやすいわな〜と思いつつ
少し複雑な気分だった。
こいつら上手くいったらなんか腹立つ。
俺はフられたのになんでこんなブ男とブ女は上手く行くんだ、と。
そうは思っていたものの
特になにもできずに具体的な練習を始めた。
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 17:08:27.46 ID:3XM2uACsI
高校2年生のやる劇なんてたかがしれているので
セリフも動きもすぐに覚えられた。
でもSはとても辛そうだった。
何回やってもセリフを覚えられない。
こいつ結構ダメな子やな〜と不憫に思い
練習が終わったあと、二人で練習するようになった。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 17:14:28.83 ID:3XM2uACsI
学校ではできないので、俺の部屋でやった。
回数重ねるごとにできるようになるので
Sはとても嬉しそうだった。
「俺君ありがとうなあ〜!」
といつも跳ねていた。
Sはこの底辺高校では本当に常に一位だった。
どの教科も一位で、完璧だった。
でも、こういうのは苦手なんやな〜と
意外な一面、ギャップを見ると
すこし久本顔が愛らしく見えた。
めちゃくちゃちょっとだけ。
でも歯茎見せて笑うと
ぶっさいくやな〜と我に戻る。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 17:19:52.11 ID:3XM2uACsI
脛男も交えて俺の部屋で練習するようになる。
最近脛男はSに頻繁にボティタッチをするようになった。
こいつSのこと好きなんじゃね?と思い、
Sが帰ったあと聞いてみると
脛男「あwwwばれましたかwwww」
…こいつ気が狂っとる!本気で冷や汗が出た
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 17:24:18.69 ID:3XM2uACsI
俺「お、おぉ…まあがんばれや…」
脛「お前なんやねんそれwいいんか俺に盗られて?w」
俺「!?は!?ちゃうわなんでや!Sとかないわ!」
脛男はニヤニヤしながら帰った。
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 17:28:44.09 ID:3XM2uACsI
劇は脛男が静香に抱きついて?終わる。
そのシーンを練習してる時
脛男とSは顔が真っ赤であった。
脛男は本気でSが好きっぽかった。
なんかSがかわいくみえた。
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 17:31:13.17 ID:3XM2uACsI
文化祭が終わるとSと脛男は付き合った。
幸せそうでにくいし、自分の気持ちも持て余したまま
三年生になった。
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 17:33:46.33 ID:4oviNE5BO
ゆっくりだな。頑張れ
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 17:33:56.21 ID:UJ3tUKmI0
みてるぞ
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 17:39:12.61 ID:3XM2uACsI
俺は奇跡的に指定校推薦で大学に受かり、
センターもサボった。
Sとはまた同じクラスだったが
大した会話もせず、卒業式を迎えた。
Sはどこに進学するのかと脛男に聞くと
俺の大学の女子大学部であった。
Sも指定校で決まったそうだが、
俺は驚いた。
もっといい大学行けるのになーと言ったら
お前についてったんじゃねwwwと脛男は笑った。
ちょっと胸が苦しかった。
なに考えてんだろな〜と思いつつ帰った。
1=カスである
S=文面だけだとかわいい
C
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 17:50:23.84 ID:3XM2uACsI
大学は想像以上に人がいて
サークルに入ったらすぐに友達ができた。
そこでもマネージャーがいて、また俺は惚れてしまった。
その人を里子とする。
里子はYほどではないがとてもかわいかった。
ちょっとご飯食べてきます
遅くて本当にすいません…
もしよろしければ保守お願いします
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 17:54:40.27 ID:UJ3tUKmI0
保守
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 18:06:14.94 ID:3XM2uACsI
食べてきました。
そして結果的に俺と里子は付き合った。
だがここは割愛します。
俺は里子と付き合いつつ、
図書館司書の資格をとり、
臨時職員ではあるが、なんとか地元近くの図書館に就職した。
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 18:09:20.01 ID:wbhdQTgrO
なんかえらい飛んだな
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 18:14:26.47 ID:3XM2uACsI
Sのことは完全に忘れていた。
実家近くに里子と一緒に住んで
俺の生活は順風満帆だった。
俺は毎日大好きな本に囲まれ
毎日幸せだった。
いつ、プロポーズしようか。
悩みはそれだけであった。
25になって俺はカウンターでいつも通り利用者に対応していると見覚えのある顔があった。
Sであった。
Sは一人で絵本を10冊ほど持っていた。
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 18:24:02.15 ID:3XM2uACsI
S「やっぱり俺君やったわあ〜」
Sは嬉しそうだった。
俺「やっぱりってなんで」
S「ここ最近利用し始めたんやけど、あの職員さん、俺君に似てるなあ〜って思っててんwやっと話しかけられたわあ」
と歯茎を出して笑うSは
なんとなく前とは違って見えた。
Sに連絡先を書いた紙をもらい、
上がったあとメールしてみた。
すると、Sは保母さんになっていて、今も実家に住んでいるらしい。
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 18:26:41.92 ID:10+1LUXQ0
なるほど
>>1は本が好きなのか
体育会系っぽくない文体だ
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 18:33:02.31 ID:3XM2uACsI
なんとなく愛しい感じになった。
Sが、じゃなく、過去の記憶が。
家に招待されたので
休館日にSの家に行った。
Sは茶とお茶請けを出すと
嬉しそうに現状報告を始めた。
今も脛男と付き合っていること、もうすぐ結婚すること、保母さんはずっと憧れてた職業なので、すごく楽しいこと。
俺も程々現状報告をすると
少し沈黙になった。
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 18:41:12.82 ID:3XM2uACsI
俺はSと再会してからずっとモヤモヤしていた。
そして今、Sが脛男と結婚すると聞いて、はっきり実感した。
俺はSはずっと俺のことを想い続けるんだろうな、哀れだな、と思っていた。
Sは他の男と接するときと
俺と接するときとは
明らかに態度がちがっていた。
何度馬鹿にしても
ケツさわっても
初めてされたみたいに顔を真っ赤にしていた。
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 18:49:16.04 ID:3XM2uACsI
それを知ってて、俺はSに思わせぶりなことをしていた。
なにをしてもこいつは俺のことが好きだと思っていたから。
Sに好かれていると、安心する。
どうしても誰にも好きになってもらえなかったら、Sと付き合えばいい。
そう思っていたから。
でもそのSは俺ではない人と結婚する。
俺のことはもう好きじゃないんだなあ、と。
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 18:58:15.33 ID:L1DFE9To0
まあ、恋愛感情をいだかないなら昔の話だわな
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:00:12.53 ID:3XM2uACsI
俺は涙はでないが感傷的になってきた。
Sに対する隠れた独占欲が急に愛情に変わった気がした。
すまん意味わからんな。
司書のくせに日本語カスで申し訳ない。
言うか迷った。
俺は無駄にプライドが高い。
こんなフられる100%の出来レースに参加する意義なんてあるのか。
今かわいい彼女もいて
念願の司書にもなれた。
こんなブサイクなSを前にして
俺はしゅきです〜という言う意義なんてあるのだろうか。
あるわけない。
俺は狂っとる。
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:04:36.10 ID:3XM2uACsI
でも言わなければならない。
これはSに対する謝罪の意味もある。
俺「あんさあ……
お前俺のこと好きやったやろwwwwwwwwww」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:07:40.00 ID:10+1LUXQ0
哀しい結末になりそうだな
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:10:10.97 ID:L1DFE9To0
んでんで
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:12:37.49 ID:3XM2uACsI
Sは真っ赤になりながら怒った。
アホか!死ね!とクッションを投げてきた。
ちょっとかわいかった。
小さく聞こえないよう
「まあ俺は今好きになったんやけどな…」と言ったら
Sは動きを止めた。
やばい絶対聞こえてもた!と思ってたら
みるみる体温が上がり
俺もSも真っ赤になった。
気まずかったので、
キスしようとしたら出っ歯でガードされ
思い切り蹴られた。
まあそうゆうこともあるよね〜と軽く流しつつ俺は帰った。
別れ際までSは真っ赤だった。
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:21:17.89 ID:3XM2uACsI
俺のこと好きやろ、なんて言う気なかった。
素直に好きです。と言うつもりだったのに…もう俺ったらおバカ!
家のベットで足をバタバタさせていると
電話が鳴った。
俺「はい」
脛男「おおwww出たwwww脛男ですwwwwww」
俺「!!!」
脛男「久しぶりwwwwおまえSにしょーもないちょっかい出すなよwwwww」
俺「あ…ごめ、」
脛男「そんなマジにならんくてもwwwwんでお前元気けwww」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:25:24.80 ID:L1DFE9To0
盛り上がってきたな
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:36:32.41 ID:3XM2uACsI
脛男は俺の近況が聞きたかったそうで、少し話し込んだ。
脛男は今アパレル系の会社に、いるらしい。
Sとは来年結婚するらしい。
俺「んで、ごめんな…Sに告白してもて…」
脛男「ちょwwwwwwwwwお前wwwwww告白までしたんかよwwwwww」
俺「え」
脛男「Sは俺のこと好きやったやろって言われたとしかゆーとらんぞwwwwww」
俺「ちょ、え、まじ、ごめ、すいませ」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:37:49.43 ID:3XM2uACsI
脛「焦りすぎwwwwww別にいいよwwwwwあいつそんなに欲しいんやったらwwwwwwwww
でもあいつ俺の子供おんで
奪えるもんなら奪ってみいや」
そこで電話が切れ
俺は大きな虚無感に襲われた。
あんなDQN臭い一言に一蹴されるなんて思ってもみなかった。
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:39:37.91 ID:fPEYVegki
ああ…
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:41:04.21 ID:L1DFE9To0
小説に出来そうな話だな
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:43:26.46 ID:+/GyqEoWO
不細工を巡って君ら何してんの?
わりとどうでもいい
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:48:16.22 ID:3XM2uACsI
それ以来、Sとも脛男とも連絡はとらず、
俺も里子と結婚した。
式にSと脛男を招待するかとても迷ったが、
俺は喧嘩別れのような状態が全然すっきりしなかったし
ちゃんと謝りたかったので
勇気を出してSの家に電話した。
S「俺君!?」
俺「あぁ…うん。前はすいませんでした。」
S「ほんまによ〜びっくりしたで〜
ほんでなに?どうしたん?」
意外にあっさりしていたのでびっくりしつつ、結婚式の招待状を送ることを伝えた。
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:51:17.07 ID:2MyMX3ha0
早く早く
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 19:54:10.84 ID:oPcOLipO0
しえん
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 20:04:41.72 ID:3XM2uACsI
当日二人は来なかった。
用事が入った、とは言っていたが
やっぱりまだ脛男が怒っていたんだと思う。
そら婚約者を口説くような男には会いたくないわな〜と思いつつ、
小さな教会で、Sとは比べもんにならないくらい綺麗な嫁と愛を誓った。
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 20:09:15.03 ID:3XM2uACsI
次の日、Sから電話があった。
S「昨日行けなくてごめんなあ。結婚おめでとう!」
俺「いや、ありがとう。」
S「でな、わたしも俺の言うとおり、俺君のこと大好きやってん」
俺「!!」
S「中1の時から。
一目惚れかなあ〜
なんとか近づこうと必死やったわあw
でもまさか中高生の時の恋が
こんなおばさんになってから報われるとは思わんかったあ
ありがとうなぁ
お互い幸せなろなあ」
Sが俺のことを好きなのはずっと知っていた。分かり切っていた。
でも無性に泣けてきた。
俺もずっと好きやったんやろなあ。
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 20:14:21.09 ID:3XM2uACsI
大きな独り言をつぶやいて、
少し深呼吸してから脛男に電話した。
どうやら本当に脛男もSも用事が入っていたようで
俺のことは全く怒っていないそうだ。
脛男にSを幸せにしろよ、とはなんとかなく言い辛くて、
まあお互いがんばりましょうや、
と言って切った。
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 20:21:53.18 ID:3XM2uACsI
俺はSと脛男の連絡先を消し、電話からリダイヤルもできないようにした。
もうこの二人とは連絡はとらない。
嫁が買い物から帰ってきたので
食材を冷蔵庫にしまうのを助ける。
長いこと浮気してた気分だった。
申し訳ない気持ちで嫁を見つめると
軽く唇にキスをしてきた。
嫁「どうだ!冷たいだろう!
外はこんなにも寒いんだぞ!」
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 20:25:29.29 ID:Oh+gDnVs0
まだやってたのか
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 20:27:40.41 ID:3XM2uACsI
俺はSと脛男の連絡先を消し、電話からリダイヤルもできないようにした。
もうこの二人とは連絡はとらない。
嫁が買い物から帰ってきたので
食材を冷蔵庫にしまうのを助ける。
長いこと浮気してた気分だった。
申し訳ない気持ちで嫁を見つめると
軽く唇にキスをしてきた。
嫁「どうだ!冷たいだろう!
外はこんなにも寒いんだぞ!」
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 20:27:48.35 ID:UJ3tUKmI0
俺はみてるぞ
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 20:29:19.74 ID:3XM2uACsI
嫁を抱きしめる。
一度だけSを抱きしめた時感じた固さとは比べものにならないくらいやわらかい。
嫁はへにゃへにゃと笑う。
俺のことが大好きだったあいつの片想いと、俺の片想いは
14年もの年月を経てやっと終わりを迎えることができた。
終
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 20:30:57.23 ID:3XM2uACsI
1です。
長いことお付き合いありがとうございました。
もし質問等ございましたら
お答えします。
駄文失礼しました。
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 20:31:36.46 ID:UJ3tUKmI0
乙、浮気すんなよ
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 20:32:53.98 ID:3XM2uACsI
>>110ありがとうございます。
ないようですので、これで失礼します。
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 20:33:47.18 ID:79+EeS8x0
すげーおもろかったわ
俺も高校行こうかな
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 20:34:09.77 ID:g3m10Ju00
おつ
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 20:34:42.68 ID:10+1LUXQ0
Sが
>>1を想ってる事を分かっていながら傍に居続けた友人が不憫過ぎる
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 20:35:44.58 ID:L1DFE9To0
新しい人生の始まりだな
色々葛藤があると思うけど、お互い別々の人生を選んだんだ
がんばれよ
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 20:38:17.87 ID:fPEYVegki
やはりSは結婚したの?出産はちゃんとできた?
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 20:47:08.35 ID:10+1LUXQ0
1乙おもしろかった
なんだか切ないハッピーエンドだな
ただ
>>2は赤字にならない
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 20:49:05.21 ID:4oviNE5BO
お疲れさまでした。
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 20:53:44.72 ID:2MyMX3ha0
自然と過去を懐かしんでしまう文章だった…
乙!
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 20:55:56.17 ID:3XM2uACsI
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 21:00:36.73 ID:3XM2uACsI
では、本当にありがとうございました
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 21:03:11.11 ID:aGCX4O2a0
おまいんとこの女ってみんなそんな口調なのか
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/04(金) 21:20:31.39 ID:WFMou2rlO
そんな長い歳月があると、未練なんて残らないくらいすっきりするもんなの?
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
乙!
何かスッキリする終わり方やった
俺大学生やけど、まだ青春できるかな?