( ^ω^)ブーンが拗らせた童貞を武器に戦うようです

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64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
 しかし、自分の頭を支配する焦燥。
 思考が上手く働かない。妙案が浮かんでこない。
 もっと時間と余裕があれば、と嘆いてもしょうがない状況だった。

 この状況下でも策を捻り出せる力があれば良かったのだ。
 結局、自分の力不足だった。
 それはショボンの裏切りを見抜けなかったことも、そうだ。

 信じきっていた。
 ショボンの許で戦い続けることに、疑いなど抱いたことがなかった。

 自分は、ショボンに利用されていただけなのか。
 ラウンジの天下のために、オオカミを潰すために。
 盤上の手駒となって動かされていただけなのか。

 あんなに優しく、頼もしかったショボン。
 常にヴィップのことだけを考えている、と思えたショボン。
 あれら全てが、欺瞞だったというのだ。

 できれば否定したかった。
 プギャーがこうしてビロードを人質に取っていなければ、信じようとしなかっただろう。
 大将の、裏切りなど。

 何故、見抜けなかった。
 冷静に考えれば、おかしいと思える点はいくつかあったはずなのに。
 常に冷静に見ていたはずが、ショボンには上回られていたというのか。

 唇を噛み締めた。
 無力さが、あまりに腹立たしかった。