( ^ω^)ブーンが拗らせた童貞を武器に戦うようです
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以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
アルタイムもカルリナも討ち取れなかった。
せめてどちらかは、と思っていたが、上手く躱されてしまった。
やはり、二人とも戦は上手かった。
いや、正確に言えば、二人が揃って初めて戦が上手くなるのだろう。
それほどにあの二人のコンビネーションは絶妙だ。
だが、不思議と悪い気はしなかった。
強い相手と戦えるのは、やはり嬉しいものなのだ。
軍人としてではなく、武人としての感情が、そう思わせる。
また戦えるときを、心待ちにさせてくれる。
( <●><●>)「ラウンジが反転してくることも考えて、警戒を怠らないようにしましょう」
( ФωФ)「了解であります」
馬が無理をしない程度の速度で、シャッフル城へ戻った。
いつの間にか夜が近づいていた。
――フェイト城――
夜の帳が下りていた。
プギャーやビロードの表情は、辛うじて掴める程度だ。
しかし、先ほどよりも声はよく通る、と感じた。
( ^Д^)「天才と謳われたモララー中将ともあろうお方が、無様なもんだなぁ?
人質を取られて呆然と立ち尽くすしかできねーなんてよ」