( ^ω^)ブーンが拗らせた童貞を武器に戦うようです
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以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
アルタイムの言葉を、背中で受けた。
ここは、退却するより他ない。
やはり、ラウンジは手強かった。
もっと兵数がいればまた話は違っただろうが、この数ではいかにも厳しい。
ラウンジが背後に数万の兵を残しているのも手痛かった。
大回りに反転して、シャッフル城への道を辿った。
ラウンジからの追っ手は、ない。
当然だった。追撃する余裕などあるはずがない。
ロマネスクも状況を見て敵陣から離脱してくれたようだ。
損害はあまりないように見えた。
( <●><●>)「及びませんでしたね」
( ФωФ)「致し方ないことと存じまする」
伏兵を仕掛けていたとは言え、やはりカルリナに策を見破られたのが痛かった。
城内に誘い込めていれば、全滅させることも可能だったはずだ。
しかし結果的には、失敗に終わってしまった。
敵兵はかなり多く討ち取った。
被害は数千に及んでいるだろう。
それに対するヴィップ軍の損害は、微々たるもの。
戦として見れば、大勝利だった。
互いの損害数にかなりの差が出たのだ。
しかし、当初の目的を果たせなかった、というのがやはり、悔いとして残る。