( ^ω^)ブーンが拗らせた童貞を武器に戦うようです

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58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
 では、いったい何故。
 頭で考えても、分からなかった。

 その理由に気付いたのは、側方からの衝撃を受けたときだった。

(`・ι・´)「大したものだ、ベルベット=ワカッテマス」

 アルタイム。
 長尺のTを、豪快に振るってきた。

 瞬時に受け止めたが、体への衝撃は強い。
 痺れが全身を駆け巡ったほどに。

(`・ι・´)「あの状況でラウンジに逆襲を仕掛けるとは、見事としか言いようがない。
      だが、やられはせんぞ。お前ほどの男、ここで討ち取っておかねば後日の災いとなる」

 アルタイムが待ち伏せていたのか。
 それなら、あの余裕も頷ける。

 ラウンジ国内では最も上位である、Tの使い手。
 もう五十に近いはずだが、力の衰えがあるようには思えなかった。

 アルタイムとの一騎打ちは、辛い。
 更にカルリナが反転してきている。
 右手に握りしめるアルファベットは、P。

 二人が相手では、勝ち目がない。

(`・ι・´)「どこへ行く気だ!」