( ^ω^)ブーンが拗らせた童貞を武器に戦うようです

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36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
あたしは再び草原の中をかき分け進み、
草原と赤土地帯の境目に置きっぱなしにしていたそりの上から、ブーンの遺品の一部を取り出します。

それらを携え再び木の近くへと戻り、掘り起こした亡骸の傍へ置いていきます。

黒いジュウという武器。ショボンさんの黒いナイフ。
そして、残ったもう片方のブーンの太ももの骨。

(  ゚ ゚)「他にもたくさんあるけど、それはまだあたしが使うから、今度来る時まで預かっておくね」

呟いて、堀起こした亡骸と置いた遺品と遺骨の上に、土を戻していきます。
そして最後のひと土を盛るその前に、あたしは顔を覆った布を取り、大地にはらりと落としました。

わっかないですがそれを見て、尋ねるように一つ声を上げました。

( *><*)「わっかないです?」

ξ゚ー゚)ξ「いいの。もう、これはいらないから」

そう残して最後の土を盛り、こうして出来たブーンとクーさんのお墓を前に、深く、礼をしました。