1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/27(日) 23:36:57.94 ID:ESvqOVW00
支援
待ってた
超待ってた
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/27(日) 23:37:02.64 ID:GaycVy7EO
支援
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/27(日) 23:39:20.24 ID:zVHcbZSwO
おおwktk
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/27(日) 23:39:33.26 ID:2jVchPEy0
おお
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/27(日) 23:40:24.44 ID:Ybflg5it0
投下が遅い日があります
それが今日かもしれません
久々なのでがんがります
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/27(日) 23:46:15.68 ID:qUrFaGiZ0
がんがれ支援
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/27(日) 23:46:49.85 ID:Ybflg5it0
しんと静まりかえった城内を彼女は我が物顔で闊歩していた。
元々他人となれ合うのは苦手だった。
母親が死んでからはそれがいっそう顕著になり、今では“嫌い”になっていた。
彼女は夜中眠らなかった。
かといって昼間に寝ている訳ではなく、数日に数時間ほど、目を瞑って休息を取るだけである。
眠ると必ず悪夢を見る。
全てが奪われてゆく日々を思い出す悪夢を見てしまう。
眠れるはずがなかった。
「困ったわねえ」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/27(日) 23:49:58.92 ID:ESvqOVW00
ペニサスの話か?
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/27(日) 23:50:21.42 ID:Ybflg5it0
('、`*川「そうなの。このままじゃ計画もおじゃん」
「おまえの力で何とか出来るんじゃねえの?」
('、`*川「私は魔法使いだけど、神様じゃないの。出来ることと出来ないことがある」
「お姫様がもっと積極的だったらいいのかしら」
「そういう問題じゃねえ気がするが」
真夜中の図書館では、窓から差し込む月明かりだけが拙い光源だ。
青白く浮かび上がった人影は、ひそひそと談笑を続ける。
相談というほど深刻な雰囲気は無く、それはあくまで談笑であった。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/27(日) 23:50:24.92 ID:MOFUGTVx0
待ってた
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/27(日) 23:51:16.19 ID:FdfjL5EMO
がんばれ支援
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/27(日) 23:53:03.27 ID:Ybflg5it0
_
( ゚∀゚)「何をしているんだい?」
('、`*川「―――あら」
暗闇から現れた魔王に対し、魔女は表情を変えずにじっと見つめ返した。
彼女の瞳に人間らしい暖かみは感じず、空に張り付いた月のように、静かに青く揺れていた。
お前の作文は無意味だよ(笑)お前の作文は無意味だよ(笑)
わかりやすい悪人とかいじられキャラ出せば頭の弱い読者は喜ぶだろうが
そういった人気は投下したスレ内だけだったり、一過性のものだ
お前の作文は無意味だよ(笑)お前の作文は無意味だよ(笑)お前の作文は無意味だよ(笑)
総合、某スレ、感想スレで何度も名前を上げられるような作品にはなりえない
年月が絶った後も語られる作品となるには程遠い、その資格がない
お前の作文は無意味だよ(笑)お前の作文は無意味だよ(笑)お前の作文は無意味だよ(笑)
数名のヨイショするだけが能のゆとり読者と一緒に遊んでな、お似合いだよ
お前の作文は無意味だよ(笑)お前の作文は無意味だよ(笑)お前の作文は無意味だよ(笑)
お前の作文は無意味だよ(笑)お前の作文は無意味だよ(笑)
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/27(日) 23:54:23.74 ID:Ybflg5it0
##### ガラクタ魔王のようです #####
第九話「パルプノンフィクションと闇夜の来訪者」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/27(日) 23:55:03.46 ID:cdS6c2ejO
待ってた支援
投下が終わればあら不思議
総合でもどこでも語られなーい(笑)
ぜーんぜん名前が出てこないガラクタ魔王(失笑)
お前の駄作なんか誰も楽しんで読んでないんだよ^^
ただそこにあるから数合わせ、暇つぶしに使ってるだけ^^
ブーン系が終わってないと自分達に言い聞かせるために読者が利用してるだけ^^
なぜなら、つまらないからー^^
まだ避難所の作品のほうが面白い
だ さ く お つ (笑)
はっきり言ってお前の駄文は名作の前では霞んで消えるだけのゴミ作文だよ^^
無意味な作者気取りの障害児を生んだ母親と一緒に死ねや^^
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/27(日) 23:59:15.16 ID:Ybflg5it0
_
( ゚∀゚)「勉強かい?」
('、`*川「いつから監視していた?」
二人の視線は鋭角に交差した。
ジョルジュはふっと表情を柔らかくし、ペニサスを穏やかに見返した。
_
( ゚∀゚)「城内を散歩していただけだ。そしたら図書館に入っていく君を見つけてね。
興味本位で後をつけていただけだよ。監視なんてとんでもない」
('、`*川「そう。私に興味があるんだ?」
_
( ゚∀゚)「ああ。君は普通の魔女とは違う」
―――穢れた血め!
('、`*川「……ええ。違うよぉ? 色々と」
_
( ;゚∀゚)「ご、ごめん! 気を悪くしたかな。そんなつもりじゃなくて……」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:01:40.81 ID:xnNsgxje0
マグルとの混血か
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:02:29.80 ID:oQ8U3cGRO
支援。応援してるよ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:04:53.41 ID:0lD1uM9zO
支援
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:07:42.07 ID:qkwDQx6b0
('ー`*川「ひひひ。魔王様ぁ、私もあんたのことに興味がおありなのでございますですよ?」
甘ったるい声で喋るのはペニサスの癖だった。
_
( ゚∀゚)「僕に?」
('、`*川「その防護に防護を重ねた精神の裏側に隠してある、おぞましいほどに強力なパワー、とか」
_
( ゚∀゚)「僕は非力だ」
('ー`*川「とんでもない!」
ペニサスは一冊の本を手に取っていた。
彼女がいたのは、Gの番号札が付けられている棚だ。
('、`*川「この本によると、歴代最強の魔王は杉浦ロマネスクだと書かれている。
数百万年に一人、生まれるか生まれないかの天才。豪傑。暴君。魔王の中の魔王。ロマネスク」
('ー`*川「ひひひひ。そしてこの本が書かれたあと、ロマネスクはまだ少年だった魔族に殺された」
_
( ゚∀゚)「よく知っているね」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:11:23.40 ID:qkwDQx6b0
ジョルジュは無表情に近かったが、静かに殺気を放っていた。
彼の様子を見て、ペニサスは嬉しそうに口元をゆるめる。
_
( ゚∀゚)「誰から聞いた。ミセリさんか?」
('ー`*川「いいえ?」
_
( ゚∀゚)「……いや、違う。まさか、この城に来る前から、知っていた?」
('ー`*川
_
( ゚∀゚)「おまえ、一体……」
('ー`*川「女の子は謎が多い方がミステリアスで可愛いんだぜ」
本棚に本を戻すと、ジョルジュの横を通ってペニサスは出口へ向かった。
待ってた!支援
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:14:13.62 ID:xnNsgxje0
支援
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:18:03.23 ID:qkwDQx6b0
_
( ゚∀゚)「待て。最後に一つだけ訊きたい」
('、`*川「あン?」
_
( ゚∀゚)「僕がここに来る前に、誰と喋っていたんだ」
ペニサスがジョルジュを振り返ったとき、ちょうど月が雲に隠れてしまった。
暗闇に満ちた図書館で、彼女の顔は見えない。
( ー *川「ひとりごと」
鼻歌を歌いながら、軽やかな足取りでペニサスは図書館を出て行った。
しばらくの間、月は雲にさらわれたままであった。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:18:59.12 ID:xnNsgxje0
支援
sien
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:22:12.16 ID:qkwDQx6b0
## ## ## ##
ミセ;゚−゚)リ「んもー! ぜんっぜん終わりの兆しが見えないんだけど!」
本の山に埋もれそうになっているミセリが叫んだ。
図書館の蔵書の整理はあまりにも量が多く、毎日作業をしても一向にはかどっている気がしなかった。
ζ(゚ー゚*ζ「気長にやるしかないですわ」
ミセ*゚ー゚)リ「いっそさあ、捨てちゃうって発想は無い?」
( ゚∋゚)「駄目です!」
ζ(゚、゚*ζ「駄目よ!」
ミセ;゚ー゚)リ「わぁごめんなさい!」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:26:58.89 ID:aajDPkFIi
超支援
待ってた!
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:27:21.83 ID:xnNsgxje0
ミセリかわいい
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:28:24.61 ID:qkwDQx6b0
( ゚∋゚)「知識というのは目には見えませんが、価値のある財産なのです。
それを後世に残すというのは今を生きる我々の義務であり、また……」
ミセ*゚−゚)リ「はい! はい! ええ! うん! その通り! サーイエッサー!」
ζ(゚ー゚*ζ「一段落したら美味しいプディングを作って、三時のティータイムにしましょう?」
ミセ*゚ー゚)リ「うわー姫ナイスアイディア! 流石中身も外見も太っ腹だね!」
ζ(^ー^#ζ「外見は太いつもりはありませんわ」
ミセ*゚ー゚)リ「こんなさわり心地のいいお腹しといてなに言ってんのよ!」
ぽよん
ζ(゚、゚;ζ「キャー! ひ、人のお腹を許可無く触るなんて、ぶ、無礼ですよ!」
ミセ*゚−゚)リ「ケチー! クックルだったらいつでも触らせてくれるよ! ほら」
もふもふもふもふ
( ゚∋゚)「……」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:28:47.20 ID:VlTv0/U0O
ミセリの蟠りはなくなったのかな
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:31:54.82 ID:qkwDQx6b0
ζ(゚ー゚*ζ「あら、それなら私も触らせていただいても?」
( ゚∋゚)「え、ええ。構いませんが」
ζ(゚ー゚;ζ「で、で、では遠慮なく……」
もふもふ
ζ(’ー’*ζ「キャー! もふもふですわ! もふもふですわー!」
ミセ*´ー`)リ「姫もわかりますかな。このもふもふの良さが」
ζ(’ー’*ζ「初めて男の人のお腹触りましたわー! 思った以上にもふもふですわー!」
( ゚∋゚)「……」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:33:40.25 ID:hwSqhosoO
いやっほい
支援
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:33:56.40 ID:xnNsgxje0
C
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:34:15.17 ID:0lD1uM9zO
支援ぬ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:35:37.10 ID:qkwDQx6b0
( ゚∋゚)「ティータイムはいいとして、まだ三時まで時間があります。作業は続けましょう」
ミセ*゚ー゚)リ「あいよー!」
ζ(゚ー゚*ζ「了解ですわ」
ミセ*゚ー゚)リ「あ!」
( ゚∋゚)「どうされましたか?」
ミセ*゚ー゚)リ「れ、恋愛指南書だってさ!」
( ゚∋゚)「ああ、それは一応、教則本に入るのでRの棚に……」
ζ(゚ー゚*ζ「恋愛指南書!?」
ミセ*゚ー゚)リ「そうなのよー! ちょっと読んでみない?」
ζ(゚ー゚*ζ「ちょ、ちょっとだけなら……」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:35:49.27 ID:xnNsgxje0
だめだ寝る
まとめで読みます
ラストしえn
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:36:22.90 ID:Dz0MeNsGO
まいくろうぇーぶ
siennnnnnnnnnnnn
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:39:03.48 ID:qkwDQx6b0
ミセ*゚ー゚)リ キャッキャウフフ ζ(゚ー゚*ζ
( ゚∋゚)
ミセリに同年代の友達が出来たのは嬉しいが、同時に妙な疎外感に襲われてもいた。
クックルは一人で作業をすることに決めた。
ミセ*゚ー゚)リ「姫様はさー、今まで恋愛とかしたことある?」
ζ(゚ー゚*ζ「えー! ミセリちゃんは?」
ミセ*゚ー゚)リ「ないんだなーこれが。
まあその、一夜限りの恋人とか、月一の恋人とか、不定期の恋人はいっぱいいたけどね」
ζ(゚、゚*ζ「そうなの!? じゃあ私より経験豊富ね」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:44:36.35 ID:qkwDQx6b0
ミセ*´ー`)リ「師匠と呼んでくれてもいいのよ?」
ζ(゚ー゚*ζ「師匠! 相談があるんですけど、よろしいですか?」
ミセ*´ー`)リ「なにかね」
ζ( ー *ζ「師匠は魔王様のこと、好きなの?」
突然の質問に、ぎょっとしたままミセリは動かなくなった。
ミセ;゚Д゚)リ
ζ(゚ー゚*ζ「ふふふ」
ミセ;゚ー゚)リ「な、なんで!?」
ζ(゚ー゚*ζ「ん、なんでって?」
ミセ;゚ー゚)リ「私、別に、そんな風に見てる訳じゃないし……。
どうしてそんな風に思ったのかなって、思って、って感じで」
ζ(^ー^;ζ(今のあなたの焦りようが一番の理由になると思うけど)
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:45:47.49 ID:hcuh8KRZO
しえんしえん
待ってたよん
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:48:10.79 ID:0lD1uM9zO
支援
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:48:54.91 ID:qkwDQx6b0
( ゚∋゚) ← 作業をするふりをする執事
ζ(゚ー゚*ζ「私は、好きです。魔王様のことが」
ミセ*゚−゚)リ「うん……知ってる」
ζ(゚ー゚*ζ「最初は一目惚れでしたけど」
ミセ*゚ー゚)リ「一目惚れってどんな感じ?」
ζ(゚、゚*ζ「んと……イメージが沸きましたわ」
ミセ*゚ー゚)リ「イメージ?」
ζ(゚ー゚*ζ「うん。ずっと二人で、同じ家に住んで、同じ食卓を過ごして。
二人で同じ景色を見て、二人で同じ夜を過ごして……そんなイメージです」
ミセ*゚−゚)リ「ふぅん」
ζ(^ー^*ζ「わかんない?」
ミセ*゚ー゚)リ「わかんない!」
読む前にとりあえず支援
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:55:03.95 ID:QSfwAPjQO
ししえ
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:55:18.26 ID:0lD1uM9zO
支援だよ
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:55:43.90 ID:qkwDQx6b0
ζ(゚ー゚*ζ「あなたなら、わかると思ったんだけどなあ」
デレは悪戯っぽく笑った。
彼女の仕草に王家の気品はなく、むしろ年頃の女の子という感じがして、ミセリはそれが嬉しかった。
ζ(゚ー゚*ζ「本当に、好きじゃないの?」
ミセ;゚−゚)リ「えっと……」
ζ(゚ー゚*ζ「まだ、わからない?」
ミセ; − )リ「うーん、私は、特にそういうイメージとか、わかんなかったし……。
たぶん、好きとは、違うんじゃないかなぁ……」
ζ(^ー^*ζ「可愛いー!」
ミセ;゚Д゚)リ「のわー!」
デレは突然ミセリを抱きしめた。
自身の豊満な胸の中にミセリの顔が押し込まれる。
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:57:08.39 ID:VlTv0/U0O
裏山しえん
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 00:59:35.46 ID:qkwDQx6b0
ミセ;゚Д゚)リ「ゼェ、ハァ、ハァ、なにすんのよー!」
ζ(^ー^*ζ「可愛すぎてつい……」
ミセ;゚Д゚)リ「ついちゃうわー!」
窒息しそうになったミセリが、肩で息をしながらデレを睨み付ける。
しかしまるで悪びれていないデレが屈託無く笑うと、つられてミセリも笑ってしまった。
ζ(゚ー゚*ζ「でも」
ミセ;゚ー゚)リ「ん?」
ζ(゚ー゚*ζ「もしも、好きって気持ちを見つけたら、すぐに教えてね」
ミセ*゚−゚)リ「う、うん……」
ζ(゚ー゚*ζ「抜け駆けは、したくもされたくもないんですの」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 01:04:32.48 ID:qkwDQx6b0
譲る気もありませんから、とでも言いそうな不敵な笑みを浮かべていた。
ミセリは少し困ったように、しかし笑いながら彼女を見つめ返した。
( ゚∋゚)「三時になりました。休憩にいたしましょう」
ζ(゚ー゚*ζ「はーい。お台所かりますわね」
( ゚∋゚)「ええ。どうぞ」
ミセ*゚ー゚)リ「プディングの作り方教えて!」
ζ(^ー^*ζ「いいよ。一緒にいこ」
うち解けたあとの二人は、まるで姉妹のように仲がいい。
クックルはそれが喜ばしくもあり、また寂しくもあった。
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 01:06:04.95 ID:MLLNTHN7O
しえん
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 01:08:12.14 ID:0lD1uM9zO
紫煙
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 01:08:17.90 ID:Dz0MeNsGO
ねむしえ
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 01:11:48.87 ID:MLLNTHN7O
追い付き支援
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 01:13:14.22 ID:47/SQMz0O
楽しみにしてる作品の一つ
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 01:16:53.01 ID:qkwDQx6b0
## ## ## ##
かつてこの世界に冥界の魔族たちが攻め込んできた。
人間たちの住むこの世界を上界と呼び、冥界と上界を繋ぐ出入り口を鬼門と呼ぶ。
この鬼門は今、ジョルジュによって封印されている。
彼の強大な魔力によって、鬼門から魔族が上界にやってくることはなかった。
しかし彼は、この結界をかいくぐり、上界を目指している魔族がいることを知らなかった。
あらゆる結界破りの策を弄し、ジョルジュの結界を破ったのは、戦争終結から数百年が過ぎた、ある夜のことだった。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 01:19:12.48 ID:kz4ikHNFO
うぉーきてる!
超支援!!!
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 01:19:27.34 ID:VlTv0/U0O
しえ
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 01:19:38.78 ID:qkwDQx6b0
「やった! やった! 上界に出られたッス!」
「落ち着けクソ馬鹿野郎」
「自分女ッス!」
「落ち着けクソ馬鹿女」
「魔力を抑えろよ。ジョルジュに感付かれたら奇襲できなくなる」
「僕の能力で気配を隠せるんです!」
「よぉし上等だ。そんじゃあ、始めるぞ」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 01:21:09.36 ID:0lD1uM9zO
しえ
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 01:25:21.92 ID:qkwDQx6b0
爪'ー`)y‐「これは復讐でもあり、聖戦でもある」
長髪の男が煙草を吹かすと、近くの木々がざわつき、草花が一斉に倒れた。
強大な魔力をその身に宿し、ジョルジュのいる城の方角を見つめて、うすら笑いを浮かべている。
ノハ*゚听)「自分ら四天王の、戦争デビューでもあるッス!」
<_プー゚)フ「いや、俺の上界デビューだな」
( ;><)「えっと、えっと、僕の、僕の、ピクニックデビュー?」
爪'ー`)y‐「黙ってろクソ馬鹿共」
彼らが地上に降り立ったのを見ていたのは、欠けた月だけだった。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 01:26:50.08 ID:qkwDQx6b0
終わりです
次回はもちっと早めに投下します
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 01:34:45.12 ID:MLLNTHN7O
乙でした!
乙ん
乙!
デレとミセリのほのぼので癒されたと思ったら新展開か
次も楽しみにしてる
乙
次回も楽しみにしてるぜ
乙!
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 02:43:42.80 ID:0lD1uM9zO
乙!
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 03:50:43.64 ID:KF38G9kiO
来たら終わってた
これから読むぜ乙!
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 04:21:39.39 ID:uUGV2i5bO
乙!次回も待ってる
おお、きてた!
乙
乙
今回も面白かった
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 07:34:37.30 ID:ou5t1sskO
よむほ
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/28(月) 09:25:16.92 ID:QSfwAPjQO
おつつ
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
来てるやん
今から読むやん