ノパ听)ブーン系小説・イラスト練習&総合案内所のようです

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756以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
( ^ω^)「おっおっお。やっぱりこの服には、お前のじーちゃんの匂いが染みついているのかお?」

それからブーンは腰を屈めると、初めの犬と同じように尻尾を振って近寄ってきた残りの犬たちの頭を撫でます。
わけのわからないあたしは、とりあえず、噛まれたブーンの右腕について尋ねました。

ξ;゚听)ξ「だ、大丈夫なの、それ?」

( ^ω^)「ああ、なんのことはないお。犬の牙程度じゃ貫けもしない、そんな素材で出来てるんだお」

それが、超繊維という素材のマント。千年前の英知の結晶。
このお墓を旅立つ際、そのマントをあたしが着ることになるなんて、この時のあたしには思いもよりませんでした。