和「もしふたなりか何かで唯達が結婚して10年くらいたったら」
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
代理
fucu you
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 20:46:33.44 ID:h9YPNV+kO
咲じゃねーのかよ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 20:47:15.39 ID:egrRUR470
俺もてっきり孕むらさんかと
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 20:47:45.01 ID:Vd6zz9Pri
原付さんかと思ったら
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 20:47:58.24 ID:bCvaGq3RO
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 20:51:33.62 ID:bCvaGq3RO
【秋山家編】
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 20:52:54.56 ID:bCvaGq3RO
和「もしふたなりか何で唯達が結婚したら」の続きということで
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 20:59:11.67 ID:bCvaGq3RO
律「ふ〜っ。いいお湯だったな〜」
ありあ「そうだね〜」
しの「こらっ!ありあ!律ママ!お風呂上がりに裸でうろつくのはやめてくれって言っただろう!」
律「え〜。別にいいじゃん、家族なんだし」
ありあ「それにどうせ寝る時は裸なんだし…」
しの「…ッ!」
しの「わ、私はお腹が冷えてしまうから裸じゃないんだ!」
澪「話が逸れてるぞ」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:06:17.42 ID:bCvaGq3RO
しの「それに、私が言ってるのはそういう事じゃない」
しの「『親しき仲にも礼儀あり』という事を言っているんだ」
澪「二人とも、その通りだぞ」
しの「羞恥心のない露出プレイなど、絶対に認められん!」
ありあ「…ッ!」
ありあ「…そうだね、私が間違っていたよ…」
律「納得するのそこなんだ」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:13:43.32 ID:bCvaGq3RO
澪「ありあー、入るぞー」
澪「…って、何をやってるんだ!?」
ありあ「え?ちょっと縛りの練習を…」
ぬいぐるみ「ギチギチ」
澪「かわいそうに…」ホドキホドキ
澪「こらっ!どうしてくまちゃんをいじめるんだ!こんなことをするんなら、もう買ってあげないぞ!」
ありあ「でも、もしかしたら喜んでるかも…」
澪「く…、くまちゃんはノーマルだ!」
律「お前も落ち着け」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:21:18.35 ID:bCvaGq3RO
澪「う〜ん…」
律「別にいいじゃん」
ありあ「どうかしたの?」
律「今度、私達のDVDを出す事になったんだ」
律「その特典映像で私達のプライベートをつけたいって言うんだけど、澪が渋ってるんだ」
しの「別にいいんじゃないか?ママ達の仲のいい所を見せてあげれば」
ありあ「そうだよ、全然恥ずかしくないよ」
澪「う〜ん…。そうだな、よし、やるか!」
ありあ「えっ…。いくら仲よしだからって夜の生活まで公開しなくても…」
律「そのヤるじゃねーよ」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:26:29.56 ID:bCvaGq3RO
わいわい
澪「何を見てるんだ?」
律「アルバムだよ。澪も一緒に見よう」
澪「どれどれ…、懐かしいな」
しの「あっ、私達の赤ちゃんの頃の写真だ」
ありあ「でも、しのちゃん、あずおばさんと写ってる写真ばっかりだね」
律「ああ、しのはなぜかわからないけど梓がすごくお気に入りだったんだ」
ありあ「今でも仲いいよね?」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:30:47.26 ID:bCvaGq3RO
しの「そうだな、私もよくわからないが、なぜか一緒にいると安心するというか…」
律「実の親の前でそんなこと言うなよ」
澪「………」
澪(しのと梓…。はっ!)
澪(同じ属性と言うことか…!?)
(しのは胸だけ律似)
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:38:26.28 ID:bCvaGq3RO
ありあ「これは?」
律「それは私達の卒業アルバムだな」
ありあ「へ〜。見ていい?」
澪「ああ、いいぞ」
しの「唯おばさん…。この髪の毛…」
律「本人の前では言わないでくれ…。今でも気にしてるんだ…」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:40:11.90 ID:ixBPAstp0
軽音部員共
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:40:37.96 ID:qOIlfPyk0
え?
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:43:21.53 ID:bCvaGq3RO
ありあ「それにしても、母さん達も他の人達も全然変わってないね」
澪「そ、そうか?」
ありあ「うん、今でも制服着たら女子高生で通用するかも」
律「そうだぞー!まだだピチピチだぞー!」
しの「…本当だ、全然変わってない」モミモミ
ありあ「かわいいね!」
律「…お前達はコレで育ったんだからな?」
澪(しの…。やっぱり気にしてるのか…?)
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:48:26.40 ID:bCvaGq3RO
ありあ「母さん達は、いつから一緒にいるんだっけ?」
律「小学4年の頃だよ」
しの「今の私達より若い…」
ありあ「すごい…。まるでドラマみたいだね」
澪「もっとも、その頃はまさか、こんな仲になるなんて想像もしなかったけどな」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:51:24.35 ID:bCvaGq3RO
律「お前達はどうなんだ?恋人とかいないのか?」ニヤニヤ
しの「恋人…。はっ!」
律「マジか?」
しの「」ジ…
澪「こらっ、手を見るな、手を」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:57:14.78 ID:bCvaGq3RO
ありあ「恋人なんて、まだ小学生なんだし…」
澪「そうか?私達はもう出会っていたが」
しの「それはママ達が早過ぎると思う」
律「以外と身近な所にいると気づきにくいかもな?」
しの・ありあ「身近な人…。はっ!」
律「誰かいるのか?」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 22:01:33.29 ID:bCvaGq3RO
しの「ありあ!」
ありあ「しのちゃん!」ダキッ
律「う〜ん…。肉親か…」
澪「難しい所だな…。しかし、本人達が真剣なら…」
しの「おお…、さすがに理解があるな…」
ありあ「そうだね」パッ
澪「…今のはボケって事でいいんだよな?」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 22:06:59.71 ID:bCvaGq3RO
―その夜
澪「はあ…」
律「どうかしたの?ため息なんてついて」
澪「いや…。あいつらを見てると、私達の教育は正しかったのか不安になるんだ…」
律「どうして?」
澪「いや、あまりにもませすぎって言うかさ…」
律「何だ、そんなこと?」
律「気にすることなんてないよ。そういう事に興味を持つ年頃なんだよ」
律「澪にも覚えがあるだろ?」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 22:13:17.32 ID:bCvaGq3RO
澪「ま、まあな…。あそこまでじゃなかったけど…」
律「それに、あいつらは根は素直で優しい子だ。それは分かるだろ?」
澪「うん…」
律「何より、澪と私の子供なんだから…。な?」
澪「そうだな…。私達の子供なんだからな…」
律「うんうん」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 22:17:51.50 ID:bCvaGq3RO
澪「ふふ…」
律「今度はなんだよ」
澪「あいつらの言ってた事を思い出してたんだ」
律「何のこと?」
澪「私達のこと、ドラマみたいって」
律「ああ…。何か照れるな//」
澪「今だから言うけど、ほんとに最初の頃は、律のこと苦手だったよ」
律「え…」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 22:26:02.81 ID:bCvaGq3RO
澪「だって、人が本を読んでるのに、しつこく話しかけてきてさ…」
澪「正直、いじめられてると思ってた」
律「そ、そうだったの…」
澪「でもさ、そのうちだんだん話したり、遊んだりするようになって」
澪「あの作文の発表の時に、一気に仲良くなったんだよな」
澪「普通の友達から掛け替えのない親友になって、それから何をするにもずっと一緒で…」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 22:33:46.94 ID:bCvaGq3RO
澪「それで、いつのまにか好きになってて、親友から恋人になって…」
澪「あの頃は、まだ禁断の恋なんて言われてさ…」
律「そうだったな…。悩んだよな、あの頃…」
澪「大学の頃に私達のバンドがデビューすることになって」
澪「辛いかもしれないけど一緒に暮らしていこうって決めたんだよな」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 22:41:12.05 ID:bCvaGq3RO
律「それで、一緒に暮らし始めた頃だったっけ」
澪「ムギのグループが同性でも子供が作れる薬を開発したんだよな」
澪「それを機に、法律が変わって、同性でも結婚できるようになって…」
澪「とうとう恋人から家族になったんだよな…」
律「そうだな…」
澪「あの時は、神様を本当に信じたよ」
律「おいおい、それじゃあムギが神様じゃないか」
澪「ほんとにそうかもな?」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 22:48:38.26 ID:bCvaGq3RO
澪「考えてみると、ほんとにドラマみたいだな」
澪「小さい頃からの幼なじみの親友で、それが恋人になって、でもそれは許されない恋で…」
澪「それでもその気持ちを大切にしたら世の中が変わっちゃったんだからな」
律「ちょっと都合が良すぎる気もするけどな?」
澪「それでもいいよ…。本当に好きな人と一緒なれたんだから」
律「そうだな…」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 22:55:30.93 ID:bCvaGq3RO
澪「律…」
律「澪…」
澪「律…。ね、しよ…?」
律「うん…。でも、部屋で…、ね?」
澪「やだ…。がまんできない…」ガバッ…
律「み…、澪…。駄目だよ…。こんなところで…」
律「それに、まだ10時だよ…?あの子達に見られたら…」
澪「大丈夫…。あいつらはこの時間は部屋で勉強してるから…」
律「でも…」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 23:03:26.84 ID:bCvaGq3RO
澪「…それじゃ、律が我慢できないようにする…」
律「え…?待っ…」
「……………」
「……………」
「……………」
「はあっ…」
澪「ふふ…。その気になってくれたみたいだね?律の体、準備できたみたい…」グチュ…
律「馬鹿…//」
支援
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 23:10:16.66 ID:bCvaGq3RO
澪「それに、ほら…、触って?」
律「あ…」サワ…
澪「最近、女同士ばっかりだっただろ…?」
澪「…律、そろそろ欲しくなってるんじゃないか?」
律「…////」サワサワ…
澪「そうみたいだな…?」ギュ…
律「あ…、ん…。待って…。私、今日…」
澪「…知ってるよ」
律「え…?」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 23:14:03.98 ID:bCvaGq3RO
澪「ね…?もう一人、家族欲しくない?」
澪「作ろうよ…。ね?ダーリン…」
律「あ…。うん…。澪…」
澪「…私の事はダーリンって呼んでくれないの?」
律「うん…。ダーリン…」
澪「ありがとう…」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 23:14:53.26 ID:D13vmCny0
ふむ
続編か
前作すごい面白かったよ
支援
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 23:22:24.24 ID:bCvaGq3RO
律「ね、ダーリン…。もう一回キ…」
律「!!!!!!!!」
澪「え…!?」
しの「/////////」
澪「な…、何で…」
しの「/////」ピピピピピ(思春期レーダー作動中)
律「ど…、どこから見てた…?」
しの「律ママ…。我慢できないように…/////」
律「」
しの「ママ達ラブラブ…。二人だけのスイートタイム…////」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 23:29:34.85 ID:RFY9S9j50
つづけろ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 23:31:21.36 ID:bCvaGq3RO
ダーッ!!
澪「ま、待てっ!」
律(やっぱり問題あるかも…。私達に…)
―その頃ありあは
ありあ「ふむ…」カリカリ
ありあ「なるほど…」カリカリ
ありあ「家庭にある物で、バイブの変わりとして最も適した物は電動マッサージ機である…」
ありあ「一人で亀甲縛りができるようなってこそ、一人前である…」
―勉強中でした!
(特にこの後、気まずくなったりはしていません。むしろ絆が深まりました)
今日も秋山家は賑やかです
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 23:34:09.51 ID:bCvaGq3RO
真鍋家編
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 23:41:55.51 ID:bCvaGq3RO
コンコン
紬「ことみ〜、ご飯よ〜。早くいらっしゃい」
ことみ「うん、わかった〜」
たかとし「あ、俺も…」
紬「あら…?たかとし、あなたもいたのね?」
紬「今から用意するわ、もう少ししたらいらっしゃい」バタン
たかとし「はあ…」
ことみ「どうしたの?早く行こうよ」
たかとし「…俺ってさ、ムギ母さんに嫌われてるのかな…」
ことみ「何で?そんなことないと思うけど…」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 23:48:49.78 ID:bCvaGq3RO
たかとし「今だってさ、明らかに差別されてるような…」
ことみ「う〜ん…。そんなに気にすることないと思うけど、どうしても気になるんなら、一気に解決するいい方法があるよ!」
たかとし「本当か!?」
ことみ「うん、今日の夜に夜ばいをかけて、男女の仲になれば…」
たかとし「…ああ、悪いのはお前に期待してしまったこの俺だ、気にすんな」
―後日
和「え?私に相談したいことがある?」
たかとし「うん…」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 23:58:34.64 ID:bCvaGq3RO
―和の部屋
和「え?ムギがあなたを嫌ってる?」
たかとし「うん…。ことみと比べて、冷たいしさ…」
たかとし「その…、ムギ母さんって女の人が好きなんでしょ…?」
たかとし「バンドのメンバーの人達の子供はみんな女の子だし…」
たかとし「俺って、望まれない子供だったのかな…」
誤解だとしても子供にこんなふうに思わせてはダメだ
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:04:54.11 ID:4d7VkyTiO
和「はあ…、やっぱりそう思っちゃうわよね…」
たかとし「え…?それじゃ、やっぱり…?」
和「ううん、それは違うわ」
たかとし「え…?」
和「結論を先に言うとね、ムギはあなたをとても大切におもっているわ」
たかとし「そ、それじゃ何で?」
和「それには、まずこれを聞いてね」
たかとし「カセットテープ…?」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:09:42.82 ID:4d7VkyTiO
和「これは、私が密かに録音したものなんだけど…」
たかとし「…何で?」
和「気にしないで、趣味みたいなものだから。HTT寝言大全集もあるけど、聞く?」
たかとし「…またの機会に」
和「あらそう?じゃあこれを聞いてね」
ガチャン
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:19:59.39 ID:4d7VkyTiO
紬「うう…。あなた…」
紬「また、たかとしとお話できなかった…」
和「…また駄目だったの?」
紬「あの子の前にでると、私…、何も言えなくなって…」
紬「今日も、心にもないことを…」
紬「私、きっと嫌われてる…。ひどい親だと思われてる…」
和「…大丈夫よ、あなた達は親子でしょう?」
和「それに、あの子はそんな子じゃないわ」
和「勇気を…、ほんの少し勇気をだせばうまくいくわ…」
紬「う…、う…」
ガチャン
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:34:04.47 ID:4d7VkyTiO
和「…どう?少なくともあなたを嫌ってはいないってわかった?」
たかとし「うん…?でも、何で?」
和「簡単に言うとね、ムギは男性とどう接していいか分からないの」
たかとし「どういう意味?」
和「ムギはお嬢様育ちだって知ってるわよね?」
和「ムギのお父さん…。あなたのお祖父さんは多忙な方で、ほとんど家にいなかったそうよ」
和「年に会えるかどうか…。そんな感じだったんだって」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:43:08.26 ID:4d7VkyTiO
和「家には執事さんもいたんだけど、結局は主従関係…。それ以上にはなれなかった」
和「中学校まではいわゆるエリート学校に通っていたそうなの」
和「でも、そういう所な通ってる子って、偏ったエリート教育を受けてる子ばっかりだったそうよ」
和「ムギは元々、おっとりした優しい子だから、全然馴染めなかったんですって」
和「…それに、その頃から自分の性向に気づいていたの」
和「たまに話をする相手も女の子ばかりで…」
たかとし「え…、ちょっと、それじゃあ…」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:49:19.51 ID:4d7VkyTiO
和「そう、ムギは男性とまともに接したことがないの」
和「あなたが初めて、身近に現れた男性なのよ」
たかとし「そんな…。でも、ムギ母さんは高校の頃、アルバイトしてたんでしょ?」
たかとし「今だって、バンドの契約の時とか、普通に話してるじゃないか」
和「それは、お客様とかビジネスの相手っていう前提があるからよ」
和「アルバイトの時も、教育係が女性の人でずっとその人の近くにいたみたい」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:58:29.30 ID:4d7VkyTiO
和「…そういうことなの」
たかとし「…でも、小さい頃はこんな感じじゃなかった気がする」
たかとし「…もっと、優しかった気がする」
和「それはね、これを読んだからなの」
たかとし「『教育のススメ』…?」
和「ここ読んでみて?」
たかとし「『小学校の中学年から中学校にかけては、多感な時期なので、教育には一段と注意を払わねばなりません』…?」
たかとし「これがどうかしたの?」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:06:13.67 ID:4d7VkyTiO
和「ムギはね、怖くなっちゃったの」
和「男性とまともに接したことのない自分が、男の子に教育なんてできるのかって」
和「自分の何気ない一言であなたを間違った方向に向かわせてしまうんじゃないかって」
たかとし「…」
和「…その結果があの有様」
和「あなたに接するのを恐れるあまり、何も喋れなくなって…」
和「何か喋ろうと意識するあまり、あんな言い方をしてしまう…」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:13:17.60 ID:4d7VkyTiO
たかとし「…」
和「…ね、だから…、たかとし?あなたがムギを助けてあげて?」
たかとし「俺が…?」
和「…もう、ムギはあなたに話しかけることはできないかもしれない」
和「だから、あなたからムギにどんどん話しかけてほしいの」
たかとし「…でも、俺もどう話したらいいか…」
和「何でもいいの。今日も綺麗だとか、お世辞も忘れないでね?」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:20:56.85 ID:4d7VkyTiO
和「それから、もしムギの話し方が気になったらこういう受け取り方をしたらいいわ」
和「…『ツンデレ』ってね」
たかとし「」
和「あながち間違ってないと思うし…。ね?」
たかとし「…うん、わかったよ」
たかとし「ムギ母さんが俺を嫌ってないってことはわかったし…。頑張ってみる」
たかとし「和母さん、相談にのってくれてありがとう」
和「…いえ、何かあったらいつでもきてね?」
たかとし「うん。それじゃ…」バタン
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:29:55.22 ID:4d7VkyTiO
和「…あの子は私似だから、女性で苦労しそうとは思ったけど」
和「まさか、母親との関係であんなに苦労するなんてね」
和「…でも、きっといい男になるわ」
―数日後・たかとしの部屋の前
紬(今日こそ…、今日こそ、たかとしとちゃんとお話をするのよ…)
紬(今日は、ことみは友達の家に泊まりに行って、留守…。まさに絶好のチャンス!)
紬(普通にお話すればいいの…)
紬(それで、抱きしめてあげて、今までのことを謝るの…)
紬(今までごめんなさいって…。そして取り戻すの…。家族の絆を…。あの子が産まれた頃の楽しい日々を…)
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:37:01.21 ID:4d7VkyTiO
紬(思い出せ…。あの武道館のライブを…。あのものすごい人数に比べれば…)
紬(……でも、よく考えたら、あの時みんながいたし…。それに私、あんまり緊張しなかったし…。むしろすごく楽しかったような…)
紬(……)
紬(落ち着け…!)
紬(そ、そうだ、準備体操…)
紬(まずは背伸びの運動から…)オイッチニ
和「…??…何であんなところでラジオ体操してるのかしら…?」
がんがれ
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:43:09.34 ID:4d7VkyTiO
紬(…よし!)
紬(いざ!)
紬(………)
紬(一応やっておこう…)オイッチニ
和「…弟2…!?」
紬(ふう…、いい汗かいた…。じゃない!)
紬(いざ!)
コンコン
たかとし「はい?」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:54:53.22 ID:4d7VkyTiO
ガチャ…
たかとし「何?ムギ母さん」
紬「……(言うの!言うのよ!私!)」
紬「…たかとし、ご飯よ。食べたかったら来るがいいわ(違う!違う!まだ間に合う!)」
紬「無理にとは言わないけど…。どっちでも私は構わないし…(私のいくじなし…)」
たかとし「うん、わかった。早く行こう、ムギ母さん」
紬「!?…あ、あらそう…(た、たかとし…)」
たかとし「」じ〜
紬「な、何かしら…。人の顔をジロジロと…(何?何?何なの?)」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 02:01:41.07 ID:4d7VkyTiO
たかとし「いや…。ムギ母さんって改めて見ると、綺麗だなって」
紬「なっ!何を言ってるのかしら!?お世辞のつもり!?(たかとしが…、たかとしが私のことを…)」
紬「そっ、そんなこと言われたって、全然嬉しくなんかないんですからね!(嬉しい…。ありがとう、ありがとう、たかとし…)」
紬「そ、そんな無駄話してる暇があったら、早く来なさい!早くしないとご飯は抜きよ!」
たかとし「うん、早く行こう」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 02:11:04.43 ID:4d7VkyTiO
たかとし「ムギ母さん、今日のご飯何?」
紬「…豚の生姜焼よ」
たかとし「え?俺好きなんだ。覚えててくれたの?」
紬「か、勘違いしないようにね!?口蹄疫の影響であまりに安く大量に手に入ったからよ!?」
たかとし「大量ってことは、おかわりし放題かな?ことみもいないし」
紬「し、仕方がないわね!?手抜きと思われたくないから、特別に腕によりをかけて作ってあげるわ!」
たかとし「はは…。楽しみだな」
紬「わ…、私も楽しみだわ…」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 02:19:24.49 ID:4d7VkyTiO
和「…どうやら、うまくいきそうね」
和「この調子なら、きっと…」
和「ムギ?ちゃんと私の分もあるんでしょうね?」
紬「あなた…」
たかとし「どうかな…。俺が全部食べちゃうかも」
和「まあ」
紬「…だ、大丈夫…。ちゃんと用意してあるから…」
紬「たかとしとあなた、ことみの分も用意してあるから…」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 02:21:04.58 ID:4d7VkyTiO
たかとし「だって」
和「それじゃあ遠慮はいらないわね」
紬「…たくさん食べてね」
真鍋家は今日も仲良しです
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 02:23:28.71 ID:4d7VkyTiO
中野家編
しえん
Y染色体の存在意義がなくなってた
ムギがツンすぎる…
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 02:30:48.59 ID:4d7VkyTiO
―朝!
すず「すーすー」
唯「すずちゃ〜ん!朝だよ〜!」
すず「ん…、唯母さん、おは…」
唯「すずちゃ〜ん!おはよう〜!」ムギュー
すず「」
___
――
 ̄
すず「そろそろ行かなきゃ」
すず「それじゃ、行って…」
唯「すずちゃ〜ん!行ってらっしゃ〜い!」ムギュー
すず「」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 02:34:56.13 ID:4d7VkyTiO
―夕方!
すず「ただいま〜…」
唯「すずちゃ〜ん!おかえり〜!よく無事で…」ムギュー
すず「」
―夜!
すず「そろそろ寝ようかな」
すず「唯母さん、おやす…」
唯「すずちゃ〜ん!お休み〜!また明日ね〜」ムギュー
すず「」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 02:39:34.87 ID:4d7VkyTiO
―翌日!
唯「すずちゃ〜ん!おはよう〜!」ムギュー
唯「すずちゃ〜ん!行ってらっしゃ〜い!」ムギュー
唯「すずちゃ〜ん!おかえり〜!」ムギュー
唯「すずちゃ〜ん!お休み〜!」ムギュー
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 02:46:18.58 ID:4d7VkyTiO
―さらに翌日!
「オハヨー!」ムギュー
「イッテラッシャーイ!」ムギュー
「オカエリー!」ムギュー
「オヤスミー!」ムギュー
―そのまた翌日!
ムギュー
ムギュー
ムギュー
ムギュー
―さらにそのまた…
すず「うがー!」
唯「何!?どうしたの、すずちゃん!?」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 02:52:12.69 ID:4d7VkyTiO
すず「唯母さん!ちょっとそこに座って!」
唯「は、はい」
すず「唯母さん!私も、もう小学生の高学年なの!」
すず「毎日毎日、何かあるたびに抱き着いて…。いつまでも、子供扱いしないで!」
唯「そ、そんな…。私はただ…」
すず「ただも何もないの!」
すず「もう抱き着くのは禁止!もし抱き着いてきたら、口聞いてあげないから!」
すず「わかった!?」
唯「は、はい…」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 02:56:10.54 ID:4d7VkyTiO
すず「それじゃあね!私勉強するから!」タッタッタッ
唯「…………」
唯「す、すずちゃんが…」
唯「すずちゃんが不良になっちまった…」
―その夜
すず「それじゃあもう寝るね、お休み」
唯「…あ、うん、お休み…」
梓「…?」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 03:08:52.03 ID:4d7VkyTiO
―寝室
梓「ふ〜ん…。そんなことが…」
唯「うう…。すずちゃんに嫌われた…」
梓「ふふっ…。そんなに気にする必要ないよ」
唯「あずにゃん…。この家庭崩壊の危機に、なんてのんきな…」
梓「大丈夫だって。反抗期かな?でも、あの子は背伸びする癖があるから…」
唯「ぱんけーき?そうか…。すずちゃんは、ケーキが食べたかったのか…」
唯「よし!明日私が、憂直伝の美味しいケーキを作るよ!」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 03:15:05.34 ID:4d7VkyTiO
梓「…反抗期。唯にも覚えがあるでしょ?」
唯「???」
梓「え…。まさか、唯…」
唯「私は覚えないな〜。ていうか、反抗期って何?」
梓「…」
梓「あのね、反抗期って言うのは…」
(説明中)
唯「ふ〜ん、そうなんだ。家はみんな仲良しだったからね〜」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 03:19:21.90 ID:4d7VkyTiO
梓「え〜と…、一応聞くけど、憂は?」
唯「もちろんないよ」
梓(…確かに、この姉妹の反抗期って想像できないかも…)
唯「でも、よくわかったよ。これもすずちゃんが成長してる証拠なんだね」
唯「私も、大人になるよ!」
梓「…充分大人でしょ」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 03:22:53.89 ID:4d7VkyTiO
―翌日!
唯「すずちゃ〜ん!朝だよ〜!」
すず「う〜ん…」
唯「すずちゃん、おはよう。ご飯出来てるるよ。早くおいで」
すず「唯母さんが…」
___
――
 ̄
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 03:26:50.65 ID:4d7VkyTiO
すず「それじゃ、行ってきます」
唯「行ってらっしゃい。気をつけてね」
すず「おお…」
―夕方!
すず「大丈夫かな…。朝はちゃんと言った通りにしてくれたけど…」
すず「帰ったら、すっかり忘れて抱き着いてきそう…」
すず「ただいま〜」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 03:33:24.69 ID:4d7VkyTiO
唯「おかえり、すずちゃん。おやつがあるよ」
すず(唯母さん…。わかってくれたんだ…)
すず(そうだよね、あれだけ言ったんだもん)
唯「はい!今日のおやつは、私特製のケーキだよ!すずちゃん、食べたかったんでしょ!?」
すず「そんなこと言ったっけ?確かに好きだけど…」
唯「そんな気がしたの!」
唯「でもよかった〜。いっぱい食べてね!」
すず「…??…うん、いただきます」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 03:34:16.86 ID:4d7VkyTiO
すいません、ちょっと時間ください
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 03:34:46.02 ID:APYVjnX70
はい
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 04:06:20.86 ID:4d7VkyTiO
―翌日!
唯「すずちゃん、朝だよ〜!」
すず「う〜ん…」
唯「おはよう、すずちゃん」
すず「………」
唯「? どうかしたの?」
すず(あ、そうか…)
すず「ううん、何でもない」
唯「そう?ご飯できてるから早くきてね」
すず「…いつのまにか、癖になってたのか」
すず「私が言い出したのに…。これじゃ唯母さんのこと、言えないな」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 04:14:01.72 ID:4d7VkyTiO
―その夜・すずの部屋
すず「え〜と…、ここがこうなって…」カリカリ
すず「え〜と…、この公式が…。え〜と…」
すず「………」
すず「何だか、全然集中できない…」
すず「もう寝よう…」
―翌日!
唯「すずちゃん、朝だよ。おはよう」
すず「…………」
唯「すずちゃん?どうかしたの?」
すず「…ちょっと寝不足で…」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 04:16:22.50 ID:4d7VkyTiO
唯「大丈夫?学校休む?」
すず「ううん、大丈夫…」
唯「そう…?無理しないでね?」
すず「うん…」
___
――
 ̄
すず「行ってきます…」
唯「気をつけてね…」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 04:21:16.33 ID:4d7VkyTiO
梓「すず、どうかしたの?」
唯「何か調子悪いみたい…。たいしたことはないみたいだけど…」
梓「ふ〜ん…」
―夕方!
すず「ただいま…」
唯「おかえり!大丈夫だった?」
すず「うん…」
唯「よかった…。おやつがあるよ」
すず「いらない…」
唯「すずちゃん…」
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 04:24:17.06 ID:4d7VkyTiO
―夕食!
すず「ごちそうさま…」
唯「あれ…。すずちゃん、もう満腹か…」
梓「全然食べてないけど、大丈夫?」
すず「うん…。大丈夫…」
唯「ほんとに大丈夫かな…」
梓「………」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 04:26:37.29 ID:4d7VkyTiO
―その夜・すずの部屋!
すず「……」
すず「勉強する気がおきない…」
すず「もう寝よう…」
すず「…………」
すず「…………」
すず「…………」
すず「…………」ムク…
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 04:29:02.84 ID:4d7VkyTiO
―婦婦(ふーふ)の部屋
コンコン
すず「…母さん」
唯「すずちゃん?何?」
すず「…入っていい?」
唯「いいよ〜」
ガチャ…
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 04:32:47.99 ID:T3f4TEdbO
すずって名前はどこからきたの?
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 04:33:37.85 ID:4d7VkyTiO
すず「!?」
すず「何で下着姿…!?」
唯「いや〜、どのシャツで寝ようか迷っちゃって…」
唯「私は、やっぱり伝統の『おやつ』がいいと思うんだけど…」
梓「でも、今日の感じだと、この『かみそり』がいいんじゃない?」
唯「…流石だね、あずにゃん。いかにもギタリストらしい切り口だよ」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 04:48:29.84 ID:4d7VkyTiO
唯「でも、何か微妙に違うような…。はっ!」
唯「決めたよ!今日はこの『おしるこ』にするよ!」
梓「…やっぱり唯にはかなわないな。私には思いつきもしなかったよ」
唯「ううん、あずにゃんのも決して悪くなかったよ」
唯「ただ今日はほんの少し『おしるこ』のほうがアニマートでツービートだったんだよ」
梓「それに気がつくんだから、やっぱりすごいよ」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 04:51:33.30 ID:4d7VkyTiO
唯「すずちゃんはどう思う?」
すず「え〜と…。いいんじゃない…」
唯「さすがは私達の娘!」
すず(全然違いがわからない…。これが音楽家の感性ってやつ…?)
唯「ところで、どうしたの?何か用?」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 04:53:19.69 ID:PYB5mK500
下着姿だった本当の理由、婦婦の営みですよね?
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 04:54:11.99 ID:4d7VkyTiO
すず「あ…、あの…」
すず「…一緒に寝てもいい?」
唯「うん、いいよ!さ、私とあずにゃんの間においで」
すず「…」モゾ…
唯「ふふ…」
すず「どうしたの?」
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 04:58:47.99 ID:4d7VkyTiO
唯「すずちゃんと寝るの、久しぶりだなって思って」
唯「もう、大分たつよね?すずちゃんが一人で寝るようになってから」
唯「やっぱり、大きくなったね…。あの頃と比べて…」
唯「すずちゃん、ごめんね」
すず「え…?」
唯「私、ついすずちゃんのこと子供扱いしちゃって…」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 05:01:15.01 ID:4d7VkyTiO
唯「そうだよね、もう大人だもんね」
唯「ごめんね、こんな頼りないお母さんで…」
唯「私も、もっと大人にならなきゃね」
唯「…あ、もう充分大人か…」
すず「……」
唯「すずちゃん?」
つまんね
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 05:07:59.41 ID:4d7VkyTiO
すず「…ねえ、唯母さんは私に抱き着くの、好き?」
唯「え…、うん」
すず「もし…、もしだよ?もし、唯母さんが私にまだ抱き着きたかったら…」
すず「その…、3日に1回…。いや、2日に1回…。ううん、1日1回くらいなら…」
すず「その…、抱き着いてもいいよ」
唯「いいの…?」
すず「う、うん…。何だか私も調子でなくて…」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 05:10:21.92 ID:4d7VkyTiO
ぎゅっ…
すず「…//」
唯「これは、昨日までの分ね?」
すず「…うん」
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 05:10:42.89 ID:IN2Ca7n20
横にいるのにあずにゃん空気過ぎる件
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 05:12:52.90 ID:4d7VkyTiO
梓(やっぱり、背伸びしてただけか…。まだまだ子供だな)
梓(それにしても、素直になれないところ、私にそっくり)
梓(唯のこと、大好きなくせに…)
梓「ふふっ…」
梓「私も!」ぎゅ
すず「あず母さん…」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 05:15:51.23 ID:4d7VkyTiO
すず「……」
すず「あったかい…」
梓「あったかあったかだよ、すず」
すず「あったかあったか…」
唯「そう、あったかあったかだよ。すずちゃん」
中野家は今日も幸せです
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 05:17:24.08 ID:4d7VkyTiO
終
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 05:19:17.59 ID:4d7VkyTiO
失礼します
ありがとうございました
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 05:26:19.15 ID:pqvI6+NNO
乙
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 05:35:12.59 ID:THp4dbhd0
中野姓落とは……
お疲れ様です
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 08:54:56.11 ID:WT/eQWcL0
乙乙
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
憂純とむつみはどうした