メフィラス「マンダリン草でゾフィーさんを縛り上げたい」

・私立ウルトラ学園
・みんな同級生
・女子校



メフィラス「こんにちはゾフィーさん」

ゾフィー「メフィラスさん？」

メフィラス「奇遇ですわね」

ゾフィー「え、ええ。今日はいつもの取り巻きがいないのね」

メフィラス「たまにはひとりで散歩するのもいいものですわ」

ゾフィー「ふーん……」

メフィラス「あらいやですわ。こんなに汗をかいて」

ID:v7NwEzQV0

卑怯もラッキョウもあるものか！

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>>1

サンクス

ゾフィー「残暑が厳しいからね」

メフィラス「こんな日差しの強い日に日傘も差さずに……大事なお肌が痛んでしまいますわ」

メフィラス「さあ私の日傘にお入りになって」

ゾフィー「い、いや結構」ｽｽｰ

ゾフィー「生徒会長選挙以来やけになれなれしい、というかいやらしいわね……」ﾎﾞｿ

メイフィラス「何か？」

ゾフィー「いえ別に」

メフィラス「さあ、ご遠慮なさらずに」ｸﾞｲｯ

ゾフィー「は、はあ」

メフィラス「のどが渇きましたわね」

メフィラス「よろしかったらそこの自動販売機で買ったジュースを飲みませんか？」

ゾフィー「え、悪いわよ」

メフィラス「遠慮なさらずに」

ゾフィー「う、うん」

ゾフィー「…………」

メフィラス「何も変なものは入っていませんわ。ただの缶ジュースですのよ？」

ゾフィー「そりゃまあ、そうね。じゃあ遠慮なく」ﾌﾟｼｭ ｺﾞｸｺﾞｸ

メフィラス「うふふふふ」

ゾフィー「うっ……！」ｶﾗﾝ

メフィラス「どうしましたの？」

ゾフィー「……何をしたの……」ｶﾞｸｶﾞｸ

メフィラス「ああ、そういえばこのジュースにはマンダリン草のエキスが入ってましたわ」

ゾフィー「なんですって……」

メフィラス「そうそう」

メフィラス「マンダリン草のエキスには体を麻痺させる成分が含まれているのを忘れていましたわ」

メフィラス「ごめんなさいね」

ゾフィー「う……いや……」

メフィラス「いわゆる筋弛緩薬というやつですわ。じきに舌も回らなくなるでしょうね」

メフィラス「あら、もう遅かったかしら」

ゾフィー「あひぃ……やめれぇ……！」

メフィラス「ケムール！ゾフィーさんを車にお連れしなさい」

ケムール「はい」

ゾフィー「ひゃあ……ひやああ……！」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

………
……
…

マンダリン草ってタロウじゃなかったっけ？

忘れてた
↓の続き
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1296989916/l50

３ｒｄ ｓｅａｓｏｎ

―メフィラス編―

…
……
………

メフィラス「ようこそ我が秘密の館へ」

ゾフィーさんは何の抵抗も出来ないまま私の館へ連られ、不安と恐怖に顔をひきつらせている。
マンダリン草のエキスによって体がこわばり、艶やかなピンク色をした柔らかそうな唇は小刻みに震え、
だらしなく広げた口から発色のいい舌をのぞかせている。
唇の端から一筋の透明な唾液が滴り、ブレザーの襟元にシミを作っている。

ゾフィー「らんなのよ……ここぉ……」

キョロキョロと眼球を動かしあたりを見渡す。
その視線の先にあるのは私のコレクションの数々。

メフィラス「逃げようとしても無駄ですわよ。その手錠はこの鍵がなければ絶対に外れませんわ」

彼女は思うように動かせない手足をばたつかせ、身をよじる。
ジャラジャラと鎖の音が地下室の中にむなしく響いた。

ゾフィー「生徒会長にられらかった腹いせでもする気ぃ……！？」

メフィラス「とんでもございませんわ。ただ愉しみたいだけですの」

ゾフィー「たのひむ……！？」

私の言葉に更なる不安を覚え、美しい曲線を描く眉が歪み、眉間にしわを寄せる。
まるで怯えた子猫のよう。

メフィラス「きっと気に入っていただけるはずですわ……」

メフィラス「マンダリン！」

マンダリン草「シャアー！」ﾆｭﾙﾆｭﾙ

ゾフィー「ひやああ……！」

マンダリン草の触手がゾフィーさんの体に絡みつき、締め上げる。
それを振りほどこうともがけばもがくほど身体にきつく食い込んでゆく。
ブラウスのボタンがはじけ、胸元があらわになった。

メフィラス「服なんてじゃまですわね」

ゾフィー「ひああああ……！」

襟をつかんでブレザーを引き裂く。
ほどよく脂肪のついた均整のとれた彼女の肉体が地下室のひんやりした空気にさらされる。
先ほどまで暑い日差しのもとにいたせいか、彼女の肌は湿気を帯び、妖しげな艶をはなっていた。

ゾフィー「うぐ……ああ……」

メフィラス「うふふふふ。素敵ですわ」

ゾフィー「この……へんたいぃ……」

メフィラス「侵害ですわね。これは高貴な者の娯楽。貴族の嗜みですのよ」

メフィラス「マンダリン、この下品な口をふさいでおしまい」

マンダリン草「シャアー！」

ゾフィー「あ……んっ……おご……」

マンダリン草の触手が食いしばるゾフィーさんの歯をこじ開け、口の中を蹂躙していく。
口内に無理矢理異物を押し込まれ嗚咽を漏らしている。なんて甘美な音色。
黒真珠のような瞳に涙を溜めて、彼女は苦痛に顔を歪ませている。

ゾフィー「んぐっ……う……おええ……」

喉の奥をかき回されてえずくゾフィーさんの頬を撫でる。

メフィラス「わたしに面と向かって歯向かってきたのはあなたが初めてでしたわ」

メフィラス「生徒会役員選挙のあと、ずっと思っていましたの」

メフィラス「何者にも屈しない高貴な魂を持つあなたの全てを私のものにしたい、と」

ゾフィー「ん……お……ごほ……」

メフィラス「さあ『私をあげます』とおっしゃって」

ゾフィー「……んぐ……んんっ……」

メフィラス「よく聞こえませんわ。もっとはっきりおっしゃって？」

ゾフィー「……んああ……おあ……！」

メフィラス「マンダリン」

私の合図でマンダリンが口の中から触手を引き抜く。

ゾフィー「げえっ……ごほっ……ううっ……」

目じりから涙がこぼれ、必至に吐き気を抑えてつむいだ唇からは一筋の銀の糸が床まで垂れている。

メフィラス「さあ、私にたった一言『私をあげます』とおっしゃって……」

ゾフィー「いやよ！」

射殺されそうな鋭い眼光が私に向けられる。
そう、それでいいのよ。凶暴な獣ほど調教のしがいがあるというもの。

メフィラス「そう……では仕方ありませんね……」

ゾフィーさんを屈服させるためにまず私は……



『バードンで頭を焼く事にした』

『スカートをずりおろす事にした』

::::::::::::::::::／: : : : : : ｀ヽ､: : : :ヽ:ﾊ ヾ.　　　　　　 　 !!　!　 !!　　 .// /
::::::::::::／: : : : : : : : : : : :.＼: : :';::ﾊ　.ヾ　ヾ.　　　　 !!　!　 !!　　// /
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;;'/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: :.';ﾊ　＼
: : : : : : : : : : : : : : 　　　　: : : :ヽ: ';ﾊ すごいウルトラマンを感じる。
: : : : : : : : : : : :　　　　　　　 : : :',: :',ﾊ､今までにないすごいウルトラマンを。
: : : : : : : : : : 　　　　　　　　　　: : : :!|ﾊ　光…なんだろう照らしている確実に着実に、我等のほうに。
: : : : : : : : :　　　　　　　　　 　 　 : : !| ﾊ 中途半端はやめよう、とにかく最後までやってやるぜ、デュワ！
: : : : : : : :　　　 　 　 　 　 　 　 　 : :!|　ﾊ地球の向こうには沢山の仲間がいる。決して一人じゃない。
: : : : : : : 　 , -―――-- ､　　　 　 :!|　 .ﾄ､ 信じよう。そして共に戦おう。
:＼: : : : 　（xx: .　　　 　 　 ｀ヽ､　　 :!|　/　ヽ宇宙人や怪獣は入るだろうけど、絶対に流されるなよ。
___ヽ: : : 　 ＼XXXxxxx. . . . . ..ヽ　　|./. . . .}
i!:.::.: : : :.　　　｀ヽ､XXXXXXXX:ｿ　　|{ﾒﾒﾒｼ
.:::.:.: : : :.　　　　　 ｀ ＜XXXx／　 　 | Ｔ ´
.:.:.: : : : :　　　　　　　　 ￣￣　　　　 | .l
.:.::: : : : :　　　　　　　　 　 　 　 　 　 | .l
.:.:.: : : : : .　　　　　　　　　　　　　 　 | ,!　　//　 //　　i i　　i i　　ヽ
:ﾄ､: : : : : .　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |/ 　 //　 //　 　i i　　i i　 　 ヾ
::ﾊ: : : : : : .　 　 　 　 __＿＿＿＿＿!　　//　 //　 　 i i　　i i　 　 　ヾ
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メフィラス「身体に教え込ませてあげますわ」

ゾフィー「いやあ……！」

私はスカートのホックを外し、一気に……



メフィラス「……という夢を見ましたの」

ケムール「はあ……」

バルタン「……あ、いたいたメフィラスさん。『ウルトラセブン』上映会始まりますよ」

ザラブ「早く見に行きましょう！」

メフィラス「そうでしたわね。さあ、参りましょう」

………
……
…

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ﾆ二二三三三二二ﾆニミzx、　 `　::::::::::::::::::::ﾊ　　 ｛ ﾍ　　　j｝ﾍ:::::::::::::／￣　二/_＿}, -　'"
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…
……
………

―体育館―

ﾎﾞｸﾊ ﾎﾞｸﾊﾈ ﾆﾝｹﾞﾝｼﾞｬﾅｲﾝﾀﾞﾖ

ﾆﾝｹﾞﾝﾀﾞﾛｳﾄｳﾁｭｳｼﾞﾝﾀﾞﾛｳﾄ ﾀﾞﾝﾊﾀﾞﾝﾆｶﾜﾘﾅｲｼﾞｬﾅｲﾉ

ﾏｯﾃﾀﾞﾝ ｲｶﾅｲﾃﾞ!

ｱﾏｷﾞﾀｲｲﾝｶﾞﾋﾟﾝﾁﾅﾝﾀﾞﾖ!

ﾃﾞｭﾜ!

ﾀﾞﾝﾊｼﾝﾃﾞｶｴｯﾃｲｸﾝﾀﾞﾛｳｶ

ｿﾝﾅﾊﾞｶﾅ ﾀﾞﾝｶﾞｼﾝﾃﾞﾀﾏﾙｶ

ﾊﾟﾊﾟｰﾝ ﾊﾟﾊﾟｰﾝ ﾊﾟﾊﾟｰﾝ♪

ﾜｰﾜｰﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

やいのやいの

マン「へあ〜……ウルトラセブンが宇宙に……」ｸﾞｽﾝ

セブン「われながら渾身の出来ね」

エース「ほとんど円谷先輩たちのおかげですけどね」

タロウ「熱い、目頭が熱いよ……！」ｳｵｰﾝ

レオ「いい話だな……」

アストラ「感動したぁ……」

ダイナ「もう、ウルトラセブンは帰ってこないの？」

メビウス「きっと帰ってきてくれるよ……！」

ティガ「またこんな素晴らしい作品を作るなんて……」

江戸川「新聞部の江戸川でけど、取材させてもらえませんか？」

セブン「取材？」

江戸川「次回作の構想など」

セブン「そりゃもちろん空想科学ＳＦ超大作で！」

江戸川「ふむふむ」

セブン「１００体怪獣に銀河征服、正義と愛とロマンと努力と根性と……！」

ゾフィー（また無茶なことを）

メフィラス（ゾフィーさん……）ﾊｧﾊｧ

ジャック「…………」

やいのやいの

………
……
…

大食い編



ゾフィー「ネクサスさん病気治ったんだって？」

ネクサス「はい……新薬『ラファエル』が完成して……」

ネクサス「命拾い……しました……」

マン「よかったですね！」

ネクサス「ありがとうございます……」

ネクサス「いつ……命を落とすかわからない不安におびえ……」

ネクサス「泣きながら……シャッターを押すこともありました……」

ネクサス「なぜ……私がこんな運命を背負わされているのか……」

ネクサス「自分の運命を……呪ったこともました……」

セブン「…………」ｲﾗｲﾗ

ネクサス「しかし……新薬が完成したと聞いたとき……」

ネクサス「私は……思いました……」

ネクサス「私は……とても……」

ネクサス「ラッキーだったと……」

マン「ほんとですねぇ」

セブン「のんびりとした喋り方は変わらないみたいね」

セブン「あ、そうだ。今度の町内大食い大会にあたしたち出るから写真取りに来ない？」

ネクサス「それはぜひ……」

………
……
…

ﾊﾟﾊﾟﾊﾟｰﾝﾊﾟﾊﾟﾊﾟｰﾝ♪ ﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾝ♪

山田「さあ今年もやってまいりました」

山田「第１０回ウルトラ商店街大食い大会ウルトラフードファイト２０１０！！」

山田「実況席はおなじみ山田二郎と藤原紀香さんでお送りしてまいります」

キング「お上手ですこと、おほほほ」

山田「さあ冗談はさておき、ウルトラ学園校長キングさん」

キング「なんでしょう」

山田「今年の優勝者予想はズバリ誰でしょうか」

キング「そうですね」

キング「前チャンピオンのヤメタランスさんが有力なんじゃないでしょうか」

山田「と、ここで競技開始です。参加者一同食材をむさぼり始めました」

ﾜｰﾜｰ

山田「ルールは至ってシンプル」

山田「テーブルに並べられた食べ物を好きなものを好きなように食べ」

山田「食べた重量を競い合います」

山田「エントリー�ｂPゾフィー選手はまずおにぎりから手をつけたようです」

ゾフィー「なんで私まで……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

山田「私立ウルトラ学園生徒会長ゾフィー」

山田「ウルトラフードファイトでもウルトラの一番星をつかめるか」

山田「となりのマン選手はカレーを食べ始めました」

マン「へあっ！」

山田「主演映画の『ウルトラマン』は学生作品ながら素晴らしい出来だと」

山田「高評価を受けております。」

キング「我が校自慢の生徒ですわ」

マン「へあっ？このカレー……イチゴが入ってない……」ｼｮﾎﾞｰﾝ

山田「何を口走っているのか。お前の家のカレーなど知ったこどではない」

山田「続くセブン選手ＢＢＱコーナーで黙々と肉を食べ……」

山田「いや違いました焼いています！肉を焼いています！なんともマイペース！」

セブン「あたしが焼くんだ！肉うめえ」

山田「焼けた肉があるにもかかわらず、自分で肉を焼いています！これぞＢＢＱ！」

山田「がしかしこれは大食い早食い勝負。そんなことでいいのか！」

山田「となりのジャック選手は黙々と団子を口に運んでいます」

ジャック「…………」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

山田「しかしまたこれも遅い！マイペースです」

山田「エース選手は食パンの銀河連峰に挑んでいる模様」

エース「あらいい焼き加減」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

山田「さすがパン屋の娘といったところ。どこまで記録を伸ばせるか」

山田「おとなりはエントリー！�ｂU！タロウ選手です」

タロウ「ガツガツガツ」

山田「普段は好き嫌いはありませんが今日はフライドチキンを一心不乱に食べております」

山田「ご両親も応援に来ているぞ」

ケン・マリー「タロウ〜〜！がんばれ〜〜！」

山田「果たして両親の応援に応えることができるのか」

山田「ここまでウルトラ学園の生徒さんたちですがいかがですキング校長」

キング「もう帰ったほうがいいですね」

山田「そうですか。ではさらに向かって左、現在５連覇中のヤメタランスです」

ヤメタランス「バリバリバリ」

山田「おおっと出ました！早速得意の『食器食い』です。なんという荒業！」

山田「この調子で『テーブル食い』と『椅子食い』も見られるのでしょうか」

山田「ここで飛び入りでリポーターになったウルトラ学園写真部のネクサスさんに」

山田「中継してもらいたいと思います。ネクサスさーん？」

ネクサス「…………」

山田「ネクサスさん？」

ネクサス「あ……はい……もうしわけありません……」

ネクサス「私……テレビの中継は……初めての経験でしたので……」

ネクサス「『キュー』のサインが……何のことなのか……」

ネクサス「さっぱり……わかりませんでした……」

ネクサス「非常に……恥ずかしいです……」

山田「そうですか。ではリポートをお願いします」

ネクサス「はい……では……こちらの方……」

ネクサス「何を……食べていらっしゃるのですか……米……？」

ネクサス「米です……ハイ……」

山田「はいではこれで中継を終わりまーす」

山田「彼女はクビですね。テレビをナメてます」

誰得

山田「では実況に戻りたいと思います。と、ここでウルトラ学園６人組のうち５人はギブアップです！」

ﾓｳﾀﾍﾞﾗﾚﾅｲﾖｰ ｸﾙｼｰﾖｰ

山田「早い！一体何をしに来たのか！」

山田「そして、ええー、あ、今ポール星人の３人組が映りましたね」

ポール「ハッハッハッハ」ｼｬｸｼｬｸ

山田「これは、カキ氷です。カキ氷をイチゴレモンイチゴと並んで食べています」

山田「ものすごいスピードですが頭は痛くならないのでしょうか」

山田「となりはガソリンスタンドのアイドルとしておなじみのカネゴン選手です」

カネゴン「小銭おいしいです」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

山田「やはり小銭か！しかし大食い大会としてこれはどうなのか」

山田「一体誰が食べ物に紛れて小銭を置いたのか」

山田「そのとなりはあっとこれはすごい！バルンガだ！」

バルンガ「…………」ﾋｭｺﾞｰ

山田「バルンガ選手！どんどん食べ物を吸い込んでいます！すさまじいですねキング校長」

キング「そうですね」

山田「そして……あ、ゲスラ選手はチョコを食べています！鼻血は大丈夫でしょうか」

ゲスラ「ガツガツガツ」

山田「ああー！これは衝撃的な光景です！ガマクジラ選手真珠を器用に舌で食べています！」

ガマクジラ「…………」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

山田「だから誰が置いたんだこんなもの！」

山田「となりのギラドラス選手は……ウルトニウムです！星の核を食べております！」

山田「まったくもって誰が採掘してきたのか！」

山田「おっとここでウルトラ学園最後のひとり、タロウ選手がギブアップしたようです」

ﾓｳﾀﾍﾞﾗﾚﾅｲﾖｶｱｻｰﾝ ﾖｸｶﾞﾝﾊﾞｯﾀﾜｰ

山田「ここまではバルンガ選手とヤメタランス選手が並んでいるようにああああああ！！」

山田「なんだ！なんなんだこの大きさは！バキューモン選手でしょうか！？」

バキューモン「…………」ｽﾞﾎｫｰ

山田「あまりの体の大きさに実況席の方まで日陰になってしまいました！」

山田「桁違いです！食材をどんどん飲み込んで巨大化していきます！」

山田「そんな化け物のとなりで必至に頑張っているのは、ベムスター選手」

山田「ベムスター選手必至に……ガスです！ガスを下の口で吸い込んでいます」

ベムスター「キエー」ﾌﾜｰ

山田「ガスを吸い込んでどんどんお腹が膨れていきます！」

山田「……が、競うのは容積ではなくあくまで重量！ほとんど意味がない！」

山田「ガスを吸って軽くなりすぎたのか空高く飛んでいってここであえなくギブアーップ！」

山田「さあ次は……モチロン選手です。甘味処モチロン屋女将モチロン選手」

モチロン「まだまだ若い子には負けないよ」

山田「もちろんモチをパクパクと食しています。喉につまらせないよう気をつけてください」

山田「そのとなりはモットクレロン選手。野菜ゾーンで大好物の野菜をバリバリと食べています」

モット「もっと〜もっと〜」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

山田「もっともっととおねだりするもここに野菜はもうありません。野菜切れです」

山田「ここで野菜を求めてフラフラと会場をあとにしたモットクレロン選手。ギブアップ！」

山田「さあさあほかの選手はどうなっている」

山田「おっとベロン選手は白酒を浴びるように飲んで寝てしまった」

山田「大酒飲み大会の会場へ行ってほしかったギブアーップ」

山田「あーーっと！グドン選手です！」

グドン「…………」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

山田「古参のフードファイター手が大好物のツインテールがたっぷり乗った愚丼をむさぼっている！」

山田「隣でドラゴリー選手が火花を散らす！いや焼きムルチを食い散らしている！」

山田「食べ方が汚い！」

ドラゴリー「ウゴーー！」ｶﾞﾂｶﾞﾂ

山田「心なしか口に入る量よりもまわりに飛び散っている量の方が多い気がします」

山田「ああーーっととなりも飛び散っている！ケムジラの体液が飛び散っています！」

バードン「ギエー！」ｸﾞｯﾁｬｸﾞｯﾁｬ

山田「これはひどい。バードン選手！」

山田「もう見ていられません！手で目を覆ってしまいたくなる光景です！」

山田「一体全体優勝の栄冠は誰のものになるのでしょうか！これからも目が離せません！」

………
……
…

…
……
………

山田「それでは結果発表です！町内会長のジェロニモンさんおねがいします！」

ジェロニモン「第１０回ウルトラ商店街大食い大会ウルトラフードバトル２０１０優勝者は……」

ﾄﾞﾝ ﾀﾞﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ

ジェロニモン「バキューモン選手じゃ」

バキューモン「…………」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

ヤメタランス「くそう！ぽっと出に負けるなんて……」

山田「おめでとうございます！優勝はバキューモン選手です！キング校長、勝因はなんでしょうか？」

キング「近所の山とか吸い込んじゃったからじゃないですか？」

山田「そうですね、ぶっちぎりでした」

山田「もう大きくなりすぎてバキューモン選手の姿がカメラに収まりません」

山田「バキューン選手、感想をひとつ」

バキューモン「…………」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

山田「マイクが口にとどかないようですね。それではまた来年お会いしましょう！」

………
……
…

…
……
………

マン「バキューモンさんすごかったね！」

セブン「すごいと言うか恐怖だわ」

ゾフィー「これからどうする？」

マン「ねえねえケーキ食べに行こうよ！」

セブン「また食うの？」

マン「興奮したらお腹すいちゃった！」

エース「行きましょう行きましょう」

タロウ「何食おっかなー」

やいのやいの

………
……
…

ウルトラキー編



―某日―

マン「ゾフィーちゃん！空から変なベルト落ちてきたよ〜！」

ゾフィー「ん？誰かの落し物かしら」

マン「へあ〜〜〜〜っ！？」

セブン「今度は何！？」

マン「電車が空飛んでる！」

セブン「は？そんなわけ……なんか来たああああ！！」

ﾌﾟｵｰｰｰﾝ

ゾフィー「ひいいいいっ！！」

ﾋｭｰｰﾝ

モモ「だぁ〜〜〜〜あ〜〜〜〜！？」ﾄﾞｻ

モモ「いってぇ〜〜！何がどうなってやがんだ……？」

ゾフィー「なんか落ちてきた！？」

モモ「良太郎は？どこ行ったんだ？」

モモ「そうだ！デンライナーが！！……って、あ゛〜〜〜〜！？」ｻﾗｻﾗ

ゾフィー（す、砂になった……）ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

モモ「どどどどどーなってんだぁ！？」ﾕｻﾕｻ

マン「……あ、あの〜？」

セブン「ちょっとマン……」

モモ（良太郎……？）ﾋﾟｸ

マン「あなたたちは……？」

モモ（違ったか……あん？）

モモ「なんでお前がベルト持ってんだ！？まあちょうどいい！身体借りるぜ！」ﾋｭﾝ

マン「へあっ！？」

ゾフィー「ええええ！？」

マン「ったくどこなんだよここは！？デンライナーは？」

マン「まさか置いてかれたってのかよ！？」

セブン「なんじゃこりゃああああ！！」

ゾフィー「マ……マンがとりつかれたああああ！？」

………
……
…

モモとか良太郎って誰やねん

…
……
………

―光写真館―

士「ここがウルトラ学園の世界か」

夏海「ライダーの……いない世界」

ユウスケ「で、この世界で士は何をすればぶはっ！？何だその格好！？」

夏海「士君？」

士「私立ウルトラ学園の制服らしいな……よりにもよって女子高とは……」ﾋﾗﾋﾗ

夏海「に、似合ってますよ……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

夏海「どうして私が？」

士「ウルトラ学園に潜入して情報を集めるんだよ」

士「だが、この制服は尻のデカいナツミカンには着れないか」

夏海「む、聞き捨てなりませんね」

栄次郎「さあみんな、ケーキが焼けたから食べよ……おや夏海、その格好は……」

夏海（ちょっときつい……）

―パン屋ステラポラリス―

エース（近くにいつの間に写真館なんてできたのかしら？……あら？何かしらこのベルト……）

ゾフィー「エースさああああん！！」ﾊﾞﾀｰﾝ

エース「きゃっ！？」

マン「放せ！放しやがれこのゴリメガネ！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

セブン「うるせええええええ！！黙って付いて来い！」

セブン「つーかマンの身体から出てけやああああ！！」

ゾフィー「いやああああ！こんなのマンじゃない……！！」ｳﾜｰﾝ

エース「ど、どうなってるんですか？」

マン「ごちゃごちゃ言ってねえで放しやがれ！俺にはやることがあんだよ！！」

―――

士「とにかく、この世界について知る必要がある。ライダーのいない世界になぜ俺が呼ばれたのかをな」

夏海「それじゃあ早速ウルトラ学園に潜入捜査ですね」

士「いいや、まずはパン屋からだ」

夏海「パン屋？」

士「気付かないか？ご近所からなにやらいい匂いが」

ユウスケ「なんでまたパン屋に」

士「街の聞き込みはパン屋に始まりパン屋に終わる。行くぞ」

―――

ゾフィー「……時の列車……デンライナー……？」

エース「……それで良太郎さんという方をさがしているんですね？」

タロウ「すぐには信じられないな」

マン「うめえなこのプリン……」ﾓｸﾞﾓｸﾞﾑｼｬﾑｼｬ

エース「あ、それと……このベルトのことは何か知りませんか？」

エース「あなたのベルトと似ているような気がするんですけど」

マン「あん？電王のベルトじゃねえな」

セブン「いいからマンを返しなさいよ！！」ﾑｷｰ

マン「あとで返すっつってんだろうが！？」

レオ「やめなよふたりとも！」

ジャック「私も拾った……」

セブン「え？」

レオ「あ、そういやあたしとアストラも」

セブン「マジ？」

アストラ「はい」

エース「なにか不思議なベルトですね……」

士「邪魔するぞ」ｶﾗﾝｺﾛﾝ

ユウスケ「こんちわ」

夏海「お邪魔します」ﾍﾟｺ

エース「あ、いらっしゃい」

セブン「あ、イケメン」

士「……ふーん……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

士「悪くない……まあまあってとこか」

エース「はい？」

夏海「私は光夏海こっちは小野寺ユウスケ、このヒトは角矢士君です」

エース「はあ……あ！あなたの制服、ウチの学校の……？」

夏海「あ、いえ私たちは……実は……」

マン「あーーーー！！」ｶﾞﾀｯ

士「お前は」

ユウスケ「誰だっけ？」

夏海「モモタロスですよモモタロス」

士「なにやってんだお前」

ゾフィー「知り合いですか？」

士「知り合いってほどじゃない。こんなところでなにをやってるんだ？」

マン「そりゃこっちのセリフだ！お前こそなんでこんなとこいんだよ！！」

士「そんなことより」

マン「そんなことよりっておい！てめーヒトの話を……おい聞けよ！」

ユウスケ「まあまあ落ち着けって……ってかお前よくもあの時ヒトのケツを……！」

士「お前らが持っているそのベルトだ」

夏海「あ！」

エース「知ってるんですか？」

士「ファイズ、龍騎……そして、ダブルドライバー」

士「……お前のは見たことがないな」

エース「え？そうなんですか」

士「何故こんな所にあるのかは知らないが……」

マン「だあーーーーっ！無視すんな！！」

マン「もういい。とにかく俺は良太郎を探す。だがその前に」

マン「女の身体じゃイマイチ調子が出ねえからな！よっと！」ﾋｭﾝ

マン「…………」ﾌﾗ

士「断る」ｸﾞｲｯ

ユウスケ「え？また俺！？」ｽﾎﾟﾝ

Ｍユウスケ「またお前かよ！まあいい、じゃあな！」

夏海「笑いのツボ！」ﾌﾟｽ

一同「「「え？」」」

Ｍユウスケ「あひゃ、あっはっはっはっはっはっ！お前……何しやがるあははははは！！」ｽﾎﾟﾝ

モモ「出てきちまったじゃねえか！」

一同「「「なんか出た！！」」」

夏海「勝手にユウスケを連れて行かないでください」

ユウスケ「うう……」

セブン「こうか？」ﾌﾟｽ

レオ「あっはっはっはっはっはっ！な、なにこれあはははははは……！！」

夏海（なぜもう会得を……？）

マン「ん……」

ゾフィー「マン！？」

マン「ゾフィーちゃん？」

ゾフィー「よかった気がついて……！」

マン「へあ〜面白かった！」

セブン「面白いのかよ！」

マン「あ、わたしマンです。どうぞよろしく」ﾍﾟｺ

士「マンまる子ちゃんか……見かけによらずタフだな」

マン「へあ？」

士「で？お前が迷子なのはいつものことだが一応聞いといてやる。なんでここにいる？」

モモ「ああ、気がついたらデンライナーから放り出されてた」ｻﾗｻﾗ

士「とうとうまる子ちゃんにも愛想つかされたか」

モモ「んなわけねえだろが！！」

モモ「いきなり誰かが乗車してきて気付いたときにゃ……空をひゅーーんって」

士「ところで……そろそろ教えてくれないか。この世界について」

モモ「無視かよ！」

―――

鳴滝「……ライダーのいない世界にまで……おのれディケイド！」

………
……
…

…
……
………

ダイナ「あは〜ん、甘栗ぜんざい美味しい〜♪」

メビウス「ひとりで全部食べちゃわないでよ。ボガールとヒカリの分もあるんだから」

ダイナ「はいはーい♪」

戦闘員「イイーー！」ﾊﾞｯ

戦闘員「イイーー！」ﾊﾞｯ

戦闘員「イイーー！」ﾊﾞｯ

ダイナ「きゃああっ！！」

メビウス「変態だああああ！！」

戦闘員「イイーーーーッ！！」

ボガール「えっ！？」

ヒカリ「メビウス！？ダイナ！？」

ダイナ「ボガールちゃーーーーん！！」

メビウス「ヒカリーーーー！！」

ダイナ「アストラちゃーーーーん！！マン先ぱーーーーい！！」

キバーラ「……あらあら、うふふ♪」ﾊﾞｯｻﾊﾞｯｻ

………
……
…

…
……
………

士「なるほどな。大体わかった。怪獣と宇宙人と共存している世界か」

セブン「さっきからセカイセカイって、どういうことなの？」

夏海「私たちは世界の崩壊を止めるためにいろんな世界を旅しているんです」

マン「へあ〜……すごいんですね」

ゾフィー「時間だの平行世界だの気軽に旅ができるものなのかしら……」

士「だが、ここは平和そのものだ。ライダーもいない、争いもない」

キバーラ「ところがそういうわけでもないみたいよ♪」ﾊﾞｯｻ

夏海「キバーラ？」

士「どういう意味だ」

キバーラ「はぁい♪夏海ちゃん♪そのコのお友達がさらわれちゃったみたいよ」

アストラ「え！？」

レオ「まさかダイナちゃんたちが！？」

ユウスケ「いったい誰に？」

キバーラ「大ショッカー」

士「こりない奴らだ……行くぞユウスケ」

ユウスケ「ああ！」

マン「待って！わたしたちも行きます！」

ユウスケ「マンちゃん？」

士「だめだ。お前らに何が出来る」

マン「ダイにゃんたちが捕まったのにじっとなんてしてられないよ！」

一同「「「そうだそうだ！！」」」

士「子供はさっさと家に帰れ」

マン「…………！」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

士「……わかった」

夏海「士君？」

士「ただし、俺とユウスケのそばを絶対に離れるなよ」

一同「「「…………」」」ｺｸﾘ

士「行くぞ」

モモ「くっそ！このまんまじゃあ」ｻﾗｻﾗ

マン「じゃあまた身体貸してあげる」

モモ「マジかっ！？」

マン「いいよモモちゃん。面白かったから」

モモ「モ、モモ……まあいいや、じゃ行くぜ」ﾋｭﾝ

マン「おっしゃあ！行くぜ行くぜー！」

海東「やあ士」

セブン（またしてもイケメン）

士「海東？何しに来た」

海東「ひとついいことを教えてあげるよ」

海東「この世界にはすさまじい力を秘めた究極のお宝『ウルトラキー』が存在するらしい」

海東「大ショッカーもおそらくこれを狙ってくるはずさ」

夏海「ウルトラキーを守ることが、士君がこの世界でやるべきこと……？」

士「それをいただこうってのか？」

海東「もちろんそのつもりだよ」

セブン「ウルトラキー……どっかで聞いたことあるような」

ゾフィー「それっておとぎ話のことじゃ……」

海東「さあ？それはどうかな？じゃ、せいぜい可愛い友人君を傷つけないよう気をつけたまえ」ﾊﾞｷｭﾝ

セブン「誰すか？」

士「ただのコソ泥だ。行くぞ」

―光写真館―

栄次郎「うーんいい匂い。ははは、うまく焼けたぞ」

？？？「宅急便でーす」

栄次郎「はいはい、ハンコハンコ……さていったい何かな？お、イカに……ビールか」

栄次郎「ん？イカでビール？ハッ！？」

？？？「イイーーッ！」ﾊﾞｻｯ

栄次郎「またかーーーー！！」

ﾊﾞｻｯ ﾓｺﾞﾓｺﾞ

死神博士「……我こそは、死神博士！！」ﾃﾞﾃﾞｰﾝ

………
……
…

支援

…
……
………

ユウスケ「キバーラの話じゃこの辺のはずだけど……」

夏海「士君、あれ」

ヒカリ「先輩！」

ゾフィー「ヒカリちゃんボガールちゃん！ダイナとメビウスは……！」

ボガール「わかりません……あっという間に消えてしまって」

セブン「いったいどこに……」

マン「……いやな臭いがしやがる。イマジンじゃねえ」ｸﾝｸﾝ

士「……危ない！」ﾊﾞｷｭｰﾝ

アポロガイスト「やはり貴様も来ていたか、ディケイド」

士「てめえ……」

夏海「ふたりとも早く逃げてください！」

ヒカリ「は、はい！」ﾀﾀﾀﾀﾀ

士「この世界にとって迷惑な存在だ」

アポロガイスト「その通り。我ら偉大なる大ショッカーが全ての世界を征服し」

アポロガイスト「デンライナーによって時間を支配し、ウルトラキーの力で宇宙を制するのだ」

士「なんだと？」

アポロガイスト「そのためにはまず貴様に消えてもらう。マグナムショット！」ﾊﾞｷｭｰﾝ

士「くっ！」ﾊﾞｯ

一同「「「きゃあっ！」」」

ユウスケ「みんな離れて！」

士「消えるのはそっちだ死に損ない！変身！」ｼｭﾋﾟｰﾝ

ｶﾒﾝﾗｲﾄﾞ ﾃﾞｨｹｲﾄﾞ!

ユウスケ「変身！」ｷｭｲﾝｷｭｲﾝｷｭｲﾝﾋﾟｶｰﾝ

マン「いくぜ！変身！！」ﾃﾛﾃﾛﾘﾝ ｿｰﾄﾞﾌｫｰﾑ

ゾフィー「マ、マン！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

マン電王「俺参上！」

ディケイド「うらあっ！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

アポロガイスト「ふん！」ｷﾝ! ｷﾝ! ｷﾝ!

ディケイド「どうした？パーフェクターがなけりゃそんなもんか？」ﾊﾞｯ

ﾌｫｰﾑﾗｲﾄﾞ ﾋﾋﾞｷ!

ディケイド響鬼「ハッ！ハッ！」ﾎﾞｺﾎﾞｺ

クウガ「うおおおおっ！」ﾎﾞｺﾎﾞｺ

マン電王「オラオラオラ！！」ﾎﾞｺﾎﾞｺ

アポロガイスト「ぬう！」ﾖﾛ

ｱﾀｯｸﾗｲﾄﾞ ｵﾝｹﾞｷﾎﾞｳﾚｯｶ!

クウガ「超変身！」ﾋﾟｷｰﾝ ﾄﾞﾗｺﾞﾝﾌｫｰﾑ

マン電王「必殺！俺の必殺技……！」

ディケイド響鬼「ハアアアア……ハアッ！！」ﾎﾞﾜｯ

クウガ「でやあっ！」ｽﾞﾊﾞｰﾝ

マン電王「うおらあ！！」ﾊﾞｷｰﾝ

ﾎﾞｶｰﾝ!

アポロガイスト「おのれディケイド……！」ｸﾞﾗ

ゾフィー「すごい……」

マン電王「まだやる気かよ！？」

ﾌﾟｵｰｰﾝ

マン電王「デンライナーだと！？」

ディケイド響鬼「何！？」

ゴウカ「キー！」

イスルギ「シャー！」

レッコウ「ウゴー！」

イカヅチ「ギャー！」

ﾎﾞｺｽｶﾎﾞｺｽｶ ﾁｭﾄﾞｰﾝ

マン電王「うわっち！アチアチ！どうなってんだよおいっ！」

ブラック将軍「ふはははははは！」

マン電王「てめえか！！デンライナーを乗っ取りやがったのは！！良太郎たちはどうした！？」

ブラック将軍「安心しろ。死んではいない。今は眠っていただいているがね」

マン電王「てんめえ……！！」

ブラック将軍「我々が捕らえたお前たちの仲間は、間もなくショッカー怪人に改造される！」

アストラ「そんな！」

レオ「なんてひどいことを！！」

ブラック将軍「助けたければ我らのアジトを探し出すことだ！さらばだ！ふはははははは！」ﾌﾟｵｰﾝ

ユウスケ「くそっ！士、手分けしてアジトを探そう」

士「俺に指図すんな。お前と夏海はこいつらと向こうを探せ」

ユウスケ「わかった。行こうみんな」

エース・タロウ・レオ・アストラ「「「はい！」」」ｽﾀｽﾀｽﾀ

士「おいお前ら。この街のことはお前らが一番詳しい。怪しい場所を案内しろ」

セブン「怪しい場所と言われてもヤンキーのたまり場ぐらいしか」

士「まずはそこだ」

ジャック「…………」

………
……
…

…
……
………

ヒュドラ「仲間がさらわれた？」

ダーラム「…………」

セブン「そーなんすよ」

ヒュドラ「悪いが心当たりはないな。ウチらも仲間に声をかけといてやるよ」

セブン「あざーす」

士「ほかをあたるか」

ｽﾀｺﾗ

ヒルカメレオン「……ひひひひひひ」

………
……
…

…
……
………

ユウスケ「だめだ見つからない」

エース「闇雲に探してもダメですね」

ユウスケ「そうだ夏海ちゃん、一度写真館に戻ってみてくれないかな」

ユウスケ「栄次郎さんが何か情報を掴んでるかもしれないし」

夏海「わかりました」

―光写真館―

夏海「おじいちゃん何か……」

ｶﾞﾗｰﾝ

夏海「これは……まさか！」

………
……
…

…
……
………

―商店街―

ゾフィー「どこを探したら……？」

コスモス「…………」ﾃｸﾃｸ

ゾフィー（コスモスちゃん……？あれは……ライダー……ベルト……！？）ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

―ペットショップペンドラゴン―

コスモス「レイさん」

レイ「どうしたコスモス」

コスモス「店の外でこれを拾ったんですが」ｺﾞﾄ

レイ「これは……！？」

ゾフィー「コスモスちゃん！」

レイ「ゾフィー？」

ゾフィー「コスモスちゃんこれ、どうしたの？」

コスモス「そこで拾いました」

ゾフィー「コスモスちゃん、これ……」

海東「それをこっちに渡してもらおうか。士の可愛い友人君」

ゾフィー「！？」

海東「ブレイバックル……悪くないお宝だ」

レイ「なんだ貴様」ｽｯ

海東「君の店には興味ないよ」

コスモス「…………」

海東「黙って渡してくれないかな」

ゾフィー「でも……」

海東「早く渡すんだ」ｶﾞｼ

ゾフィー「きゃっ！」

レイ「よせ！」

海東「何？君」

レイ「ここは俺が行こう。いけっ！ゴモラ！リトラ！」

ゴモラ「キシャー！」

リトラ「ピエー！」

海東「君も僕の邪魔をするわけか。しかたないな」

ｶﾒﾝﾗｲﾄﾞ ﾃﾞｨｴﾝﾄﾞ!

ディエンド「どうなっても知らないよ」

ｱﾀｯｸﾗｲﾄﾞ ﾌﾞﾗｽﾄ! ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

ゴモラ「キシャー！」

リトラ「ピエー！」

レイ「ゴモラ！リトラ！……どうやら、俺も戦うしかないようだな」

レイ「はああああああ……」

コスモス「レイさん！？」

レイモン「うおおおおっ！」

ｶﾒﾝﾗｲﾄﾞ ｷﾞﾙｽ! ｼﾞｰｽﾘｰｴｯｸｽ!

ギルス「オオオオ……！」ﾀﾞｯ

Ｇ３−Ｘ「…………！」ドドドドド

ゾフィー「うわっ！」

ディエンド「もーらい」ﾊﾟｼｯ

ゾフィー「あっ」

ディエンド「それじゃ、これはいただいてくよ。可愛い友人君」

ゾフィー「ま、待って……」

ｷﾗｯ

ゾフィー（今、この車の窓ガラスが……）

ディケイド龍騎「ハッ！」ﾊﾞｯ

ディエンド「あっ」

ディケイド龍騎「俺から離れるなって言ったろ。これ持ってろ」ﾋｮｲ

ゾフィー「あ、はい」

ディケイド「海東、これはお前のものじゃないだろ」ｼｭｳｳ

ディエンド「また僕の邪魔をするんだ」

ディケイド「これは俺が元の持ち主に返す。ケガしないうちにとっとと失せやがれ」

ディエンド「そのセリフ……そっくりそのまま返してあげるよ」

ﾌｧｲﾅﾙｱﾀｯｸﾗｲﾄﾞ

ｶﾒﾝﾗｲﾄﾞ ｱｷﾞﾄ! ﾌｧｲﾅﾙｱﾀｯｸﾗｲﾄﾞ

ﾃﾞｨﾃﾞｨﾃﾞｨﾃﾞｨｴﾝﾄﾞ!

ｱｱｱｱｷﾞﾄ!

ﾁｭﾄﾞｰﾝ

ディケイドアギト「く……」

ディエンド「つ……」

レイ「ゴモラ！超震動波だ！！」

ゴモラ「キシャアーーッ！！」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

ギルス「グアアアア！！」

Ｇ３−Ｘ「ウオオオオ！！」

ﾁｭﾄﾞｰﾝ

ゾフィー（あぶない！火の粉が！）ｻｯ

ディエンド「あーらら、形勢不利みたいだね」

ｱﾀｯｸﾗｲﾄﾞ ｲﾝﾋﾞｼﾞﾌﾞﾙ!

ディケイドアギト「待て！」

士「ったく……」ｼｭｳｳﾝ

レイ「お前たちは……いったい」

士「ただの通りすがりだ。忘れろ」

セブン「ゾフィー大丈夫？頭燃えなかったか？」

ゾフィー「何の心配をしてんのよ……」

セブン「あ？そのベルトは……」

ゾフィー「あ、そだ。コスモスちゃん、これは私があずかっておくわ。必ずもとの持ち主に返すから」

コスモス「……はい」

夏海「士君大変です！おじいちゃんが！」

士「は？まさかまた……」

………
……
…

…
……
………

―某所―

ブラック将軍「……ふふふ、ふはははははは！ついに見つけたぞ！」

ブラック将軍「すさまじいパワーだ……これで宇宙は我々のものだーーーー！！」

ヒュドラ「…………」

ダーラム「…………」

マグマ「…………」

レッドギラス「モガーモガー」

ブラックギラス「ヌガーヌガー」

………
……
…

…
……
………

ユウスケ「士！何か手掛かりは見つかったか？」

士「いや」

ユウスケ「そっか……」

士「ユウスケ、じいさんがいなくなったぞ」

ユウスケ「もしかしてまた、イカで、ビールを？」

士「ああ、たぶん、イカで、ビールだ」

ゾフィー「イカで……ビール？」

士「そうだ。イカで……」

夏海「もう！そんなこと言ってる場合じゃありません」

キバーラ「アジトの場所ならわかったわよ……」ﾊﾞｯｻﾊﾞｯｻ

ユウスケ「本当か？」

キバーラ「ご褒美にチュッチュしていい？」

ユウスケ「ダメだよ！何血ぃ吸おうとしてんだよ！」

マン「よっしゃ！！さっさとぶっ潰しにいこうぜ」

アストラ「待っててふたりとももうすぐ行くから……！」

ジャック「…………」

………
……
…

…
……
………

―アジト―

科学班「もうすぐ改造手術の準備が整う……」

ダイナ・メビウス「「…………」」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

科学班「そしてお前たちはナマコ怪人として生まれ変わるのだーーーー！！」

ダイナ・メビウス「ひええええええ……！」

………
……
…

…
……
………

―学校の裏山―

ユウスケ「本当にここで合ってんのか？」

セブン「なんもないね」

タロウ「まさか学校の裏山とは……」

士「…………」

ゾフィー「……マンは？」

エース「おかしいですわね。さっきまでいたのに」

マン「へあ〜ん、待ってよ〜！」

ゾフィー「マン！？」

セブン（戻ってる？）

マン「今ここに俺が来なかったか！？」

レオ「き、来た」

セブン「マンがふたり！？」

マン「本物はわたしだよ！」

マン「いや俺だ！？」

マン「わたしがこんな乱暴な言葉使いなわけないじゃない！わたしが本物だよ！」

マン「てめえがニセモンだろーが！！」

ｷﾞｬｰｽｶｷﾞｬｰｽｶ

セブン「考えるまでもなかったか」

士「……オラッ！」ﾎﾞｺｯ!

マン「いったああ！！ひどいよ士さん！」

士「言葉使い以前に、お前犬臭いんだよ！」

マン「フッフッフッフッフッ……よくぞ見破った。流石だと褒めてやろうディケイド！」

マン「むうううう……！はっ！」

ゾル大佐「我こそはゾル大佐！」ﾋﾞｼｯ

マン「正体を現しやがったなぁ！？」

地獄大使「相変わらず下手糞な変装だな……！」

士「今度はお前か」

地獄大使「貴様を倒すためなら何度でもよみがえるのだ！！」

ﾄﾞｶｰﾝ! ﾄﾞｶｰﾝ! ﾄﾞｶｰﾝ!

ユウスケ「隕石が降ってきたぞ！？」

ｷｬｰｷｬｰｷｬｰ

士「この攻撃は……」

死神博士「お前たちの命運は今ここでつきる」

夏海「おじいちゃん……やっぱり」

戦闘員「「「イイーーッ！」」」ｿﾞﾛｿﾞﾛ

戦闘員「「「イイーーッ！」」」ｿﾞﾛｿﾞﾛ

戦闘員「「「イイーーッ！」」」ｿﾞﾛｿﾞﾛ

夏海「これは……」

ユウスケ「まずい！罠だ！」

マン「上等だじじい！」

死神博士「覚悟するがよい！」

セブン「覚悟か……そんなモンとっくに決まってるよ！」

一同「「「…………」」」ｸﾞｯ

セブン「変身出来ようが出来まいが関係あるかー！やったるわーーーー！！」ｳｶﾞｰ

ｷﾗｰﾝ

カブトゼクター「…………」ﾌﾞﾌﾞｰﾝ

セブン「これは……」

ユウスケ「カブトの……！？」

士「ライダーベルトは持ち主を選ぶ」

士「今ベルトを手にしていることが偶然じゃないと信じているなら」

士「試してみるか？自分の覚悟を」

一同「「「はい！」」」

士「だったらぐずぐずするな！行くぞ！変身！」ｼｭﾋﾟｰﾝ

ｶﾒﾝﾗｲﾄﾞ ﾃﾞｨｹｲﾄﾞ!

ユウスケ「変身！」ﾋﾟｷｰﾝ

＞＞１

マン「変身！」ﾃﾛﾚﾛﾚﾝ ｿｰﾄﾞﾌｫｰﾑ

セブン「変……身！」ｶﾁｬｯ

ゾフィー「変身！」ﾀｰﾝｱｯﾌﾟ

ジャック「……変身」ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ ｽﾀﾝﾃﾞｨﾝｸﾞﾊﾞｲ

タロウ「変身！」ｶﾁｬｯ

アストラ「行こう！おねえちゃん！」ｻｲｸﾛﾝ!

レオ「ああ！」ｼﾞｮｰｶｰ!

レオ「変身……！」

アストラ「ふにゃ……」ｶﾞｯｸﾘ

レオ「！？」

エース「この３枚メダルを、入れるんでしょうか……」ﾀﾄﾊﾞ!ﾀﾄﾊﾞﾀﾄﾊﾞ!

エース「うわっ歌った！？」

マン電王「今日の俺はウルトラクライマックスだぜ！」ｽﾞﾊﾞｰﾝ

セブンカブト「おばあちゃんが言ってた！友達のためなら命をかけろってね！」ﾋﾞｼ

ゾフィーブレイド「生徒会長の名にかけてっ！」ﾋﾞｼ

ジャックファイズ「…………」ｺﾝﾌﾟﾘｰﾄ

エースオーズ「楽には助けられそうにありませんけど」

タロウ龍騎「ッシャア！！」ﾊﾞｯ

レオダブル「アストラ？どうしたんだアストラ？」

アストラ『レオ姉サーーーーン！！』ﾍﾟｶﾍﾟｶ

レオダブル「おい」

ディケイド「さあて、覚悟を決めた方がいいのは、どっちかな」

ゾル大佐「ほざけ！アオーーーーン！！」

狼男「グルルルル」

死神博士「イカで、ビール！」

イカデビル「イカデビール！」

地獄大使「ガーラガラガラ」

ガラガンダ「ガラガンダー！」

ディケイド「とっととかかってこい！」

地獄大使「かかれい！」

戦闘員「「「イイーーーーッ！！」」」ﾊﾞｯ

マン電王「ザコがうじゃうじゃと、うざってえんだよこんにゃろおお！！」ｻﾞｸｻﾞｸ

戦闘員「「「「イーッ！」」」ﾊﾞｯﾀﾊﾞｯﾀ

ユウスケ「みんな大丈夫か！？」

セブンカブト「大丈夫ッす！おりゃ！」ﾊﾞｷ

ディケイド「戦い方は……」ｻｯ

戦闘員「イイーーッ！」

ディケイド「自分で覚えろ！」ｷﾝ!

戦闘員「イーッ！」ﾊﾞﾀ

セブンカブト「はーい！カブトクナイガン！」ｻﾞｸｻﾞｸﾄﾞｽ

戦闘員「「「イーッ！」」」ﾊﾞｯﾀﾊﾞｯﾀ

ゾフィーブレイド「えいっ！」ｽﾞﾊﾞｰﾝ!

ﾋﾟﾎﾟﾊﾟ ﾊﾞｰｽﾄﾓｰﾄﾞ

ジャックファイズ「…………」ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

ﾄﾞｶｰﾝ

戦闘員「「「イーッ」」」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

エースオーズ「メダジャリバー！」ｽﾞﾊﾞｰﾝ!

ｿｰﾄﾞﾍﾞﾝﾄ

タロウ龍騎「うりゃっ！」ｽﾞﾊﾞｰﾝ!

レオダブル「イヤアアアア！！」ﾄﾞｶﾊﾞｷ

アストラ『レオ姉サーーーーン！！』

戦闘員「「「イーッ！」」」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

狼男「アオーーン！」ﾊﾞｯﾊﾞｯ

セブンカブト「こいつちょこまかと……！」

ディケイド「キャストオフしてクロックアップだ！」

セブンカブト「これか！」ｶﾁｬｯ ｷｬｽﾄｵﾌ! ﾁｪﾝｼﾞ ﾋﾞｰﾄﾙ!

狼男「ウッ！」ﾋﾞｭﾝﾋﾞｭﾝﾋﾞｼﾋﾞｼﾋﾞｼ

セブンカブト「クロックアップ」ｶﾁｯ

ﾋﾞｭﾝ ﾊﾞｯｺｰﾝ!

ゾフィー「木がふっとんだ！？」

タロウ「あれ？セブンどこ行った？」

ディケイド「ったく世話の焼ける……」

ｶﾒﾝﾗｲﾄﾞ ﾌｧｲｽﾞ! ｱｸｾﾙ! ｽﾀｰﾄｱｯﾌﾟ

ﾋﾞｭﾝ

セブンカブト「止まんねえーーーーーー！！」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

ディケイドファイズ「おい」ｶﾞｼｯ

セブンカブト「止まったあ」ｷｷｰｯ

ディケイドファイズ「敵はあっちだ」ｸｲｯ

セブンカブト「サーセン」

ﾋﾞｭﾝ

狼男「！？」

ﾄﾞｶﾊﾞｷｸﾞｼｬﾎﾞｺ

狼男「ウ！ガアッ！！グアアアッ！？」

ｸﾛｯｸｵｰﾊﾞｰ ﾀｲﾑｱｳﾄ