文才なんて、あるわけない　　　―小説書く

ここはお題をもらって小説を書き、筆力を向上させるスレです。


◆お題を貰い、作品を完成させてから「投下します」と宣言した後、投下する。

◆投下の際、名前欄 に『タイトル（お題：○○） 現在レス数／総レス数』を記入。
　（例：『BNSK（お題：文才） 1/5』）　※タイトルは無くても構いません。
◆お題とタイトルを間違えないために、タイトルの有無に関わらず「お題：〜〜」という形式でお題を表記して下さい。


※※※注意事項※※※
　容量は1レスは30行、1行は全角128文字まで
　お題を貰っていない作品は、まとめサイトに掲載されない上に、基本スルーされます。

まとめサイト：各まとめ入口：http://www.bnsk.sakura.ne.jp/
まとめwiki：http://www.bnsk.sakura.ne.jp/wiki/
wiki内Q&A：http://www.bnsk.sakura.ne.jp/wiki/index.php?Q%A1%F5A

▽読み手の方へ
・感想は書き手側の意欲向上に繋がります。感想や批評はできれば書いてあげて下さい

▽保守について
・創作に役立つ雑談や、「お題：保守」の通常作投下は大歓迎です
・【！】お題：保守＝ただ保守するのも何だから小説風に保守する＝通常作扱いにはなりません

▽規制されている方へ
・>>1から辿って行けるまとめ板に、規制者スレがあります。
　そちらの方に投下していただければ、心ある人が転載してくれます。

▽その他
・作品投下時にトリップを付けておくと、wikiで「単語検索」を行えば自分の作品がすぐ抽出できます
・ただし、作品投下時以外のトリップは嫌われる傾向にありますのでご注意を

▲週末品評会
・毎週末に週末品評会なるものを開催しております。小説を書くのに慣れてきた方はどうぞご一読ください。
　wiki内週末品評会：http://www.bnsk.sakura.ne.jp/wiki/index.php?%BD%B5%CB%F6%C9%CA%C9%BE%B2%F1

現在、週末品評会254thの投票受付中です。今回の品評会お題は 『黒幕』 『小説とは何か？』 『バレンタイン』 『色』 でした。
投稿された作品は■まとめ http://yy46.60.kg/test/read.cgi/bnsk/1297598995/　にてご覧頂けます。
投票期間は2011/02/08（火）24:00:00までとなっております。

感想や批評があると書き手は喜びますが、単純に『面白かった』と言うだけの理由での投票でも構いません。
毎回作品投稿数に対して投票数が少ないので、多くの方の投票をお待ちしております。
また、週末品評会では投票する作品のほかに気になった作品を挙げて頂き、同得票の際の判定基準とする方法をとっております。
ご協力ください。
投票には以下のテンプレートを使用していただくと集計の手助けとなります。
（投票、気になった作品は一作品でも複数でも構いません）

******************【投票用紙】******************
【投票】：　＜＜タイトル＞＞◆XXXXXXXXXX氏
　　　　　　　　　　　　　　　―感想―
　　　　　　＜＜タイトル＞＞◆YYYYYYYYYY氏
　　　　　　　　　　　　　　　―感想―
気になった作品：＜＜タイトル＞＞◆ZZZZZZZZZZ氏
**********************************************
携帯から投票される方は、今まで通り名前欄に【投票】と入力してください。
たくさんの方の投票をお待ちしています。　
時間外の方も、月曜中なら感想、関心票のチャンスがあります。書き途中の方は是非。

避難スレより転載

-----------

293 名前：TRICOROLE!!!!!(0/8)お題:黒幕,色,ﾊﾞﾚﾝﾀｲﾝﾃﾞｰ,小説とは何か[sage] 投稿日：11/02/14(月) 08:02:10 ID:1n5+9ern [1/9]
時間外品評会作品です　規制中につきこちらに投下させてもらいます。

294 名前：TRICOROLE!!!!!(0/8) ◆PndriWvbA2 [sage] 投稿日：11/02/14(月) 08:04:07 ID:1n5+9ern [2/9]
トリップ忘れました　test

　終わりのチャイムなんて意味がない。そう思ったのは今日の昼過ぎのことだった。
　講義が全て終わったというのに一人も帰ろうとしないのだ。それどころか誰も彼も俯いたまま机の上のノート
を睨みつけている。既に大学入試の時期が始まっていたからだ。張り付いたようにいつまでも動かぬ背景の中、
僕は悟られぬようバッグに参考書を詰め始めていた。
　そこに「佐々木、つまらなかったぞ」と、声が響いた。背筋が凍るのを感じながらゆっくりと振り返る。
　柏木だ。無言の非難など気付かないのか、ずかずかとこちらに向かって来る。行き場を失った白い目たちも僕
の方へやってきた。予備校の講義室では静かにすること。そんなルールも知らない奴が弁護士になるため法学部
を目指しているなんて、それこそどこかの条例で取り締まってほしいものだ。
　柏木は、面白くなかったぞとわざわざ言い直し、僕が貸してやったロールプレイングゲームのソフトを投げて
よこしてきた。礼が先だろ、と思ったが僕も同感だった。
　「だから貸すほどのもんじゃないって言ったろ。」
　「お前は勿体つける言い方が得意だからな。まあいいや、帰ろうぜ。缶ジュースおごってやる。」
　ジュースよりも必要なのはこいつのボリュームノブだ。そんなことを柏木の背中を見ながら思ったがあるわけ
もなく、連れられるように講義室を出た。ドアを閉める隙間から、集中を削がれたのか何人かが帰り支度をし始
めるのが見えた。終わりのチャイムなんて意味がない。少しだけ愉快に思った。
　思えば一年前、オリエンテーションでたまたま隣に座ったのが柏木だ。いきなり話しかけてきて、スタートダ
ッシュが肝心なんだぞ、などと偉そうにしていたのを鮮明に覚えている。その後なぜかつるむようになったのだ。
　予備校の隣の自販機で缶コーヒーを買ってもらい、近くの公園へ行った。
　柏木は押していた自転車のスタンドを立てるとなぜかそれに跨り、ベンチの僕と向かい合った。「こっちに座
れば」と促したが「この方がいい」らしい。
　僕も柏木も本命の入試を来週に控えていたのだが、去年の経験からか、それともどこか諦めている気持ちがあ
ったのか、今更ジタバタしても仕方がないと二人ともやけに落ち着いている。柏木にいたっては遠くを見ている
ような目をしている。そういえば特に話すこともないな、そう思いながら缶を開けると、柏木が呟いた。
　「よし、完璧だ。」
　「何」と訊ねたが柏木はそれには答えず、今度は人差し指を立て勝手に講釈を垂れ始めた。まあいい、どうせ
話題もないのだ、持論くらい聴いてやるか。そんな気になった。
　「いいか。正しい事ってのはただ法律を守ることじゃない。六法には罰が書いてあるだけだ。だから何が正し
いかは各々考えなきゃならない。だが一つ問題がある。悪事を全くやったことがない奴に何が正しいかなんて分
かるのか。」
　珍しくまともなことを言っている気がした。厳密に考えたことではないのだろうがそれなりに説得力がある。

　「確かにわからないかもな。それで、どうしたら分かるんだ。」
　「そこでどうするか。コンビニを襲うんだ、今日。」
　もしやこれは何かの比喩なのだろうかと迷う僕に、「今日」という単語が判決を下した。「否」である。珍し
くもなんともない、いつも通り変なことを言い始めただけだ。何からどう訊ねるべきか、言葉を選びあぐねてい
ると「佐々木にはやってもらう役割があるんだ」と柏木は続けた。どうやら冗談ではないらしい。
　「十六時から女の店員が一人だけになる。調べたんだ。二十歳くらいの女だ。お前はその店員の気を引いて隙
を作るんだ。心配するな、手荒なことは何もない。むしろ最高の方法を考えた。」
　心配しているのはそんなことじゃない。手荒でなくても賛同できない。そう言おうとするが口を挟む暇もない。
　「お前はその店員に告白をする。実は、ずっと好きでしたってな。きっと驚くやら嬉しいやらで隙だらけにな
る筈だ。そこへ俺が突入する。どうだ素敵だろ。」
　「そんな傍迷惑な告白のどこが素敵なんだ。」
　まったく呆れるよ、と僕は肩をすくめてみせた。缶を傾け、残りのコーヒーを飲み干す。
　「なんだよ。うぶで純朴な青年役じゃ不満か。なら軽薄なナンパ男でも良いぞ。携帯の番号でも訊けよ。」
　不覚にも、純朴に番号を訊くくらいならできるかもと折衷案がよぎる。口車に乗ってはいけない。
　「何を言ってるか自分で分かってるのか。大体なんでそんな余裕なんだよ。」
　「俺のリサーチが完璧だからだ。ついさっきその裏付けが取れたんだ。あのコンビニの店長が予定通り帰って
いくのが見えた。事務室に残る日もあるからな。だがこの目で確認できた。」
　僕は指が示す方向を振り返り、腰を浮かせた。僕より少し高い柏木の視線は公園のフェンスを越え、コンビニ
を監視していたのだった。
　「そのために自転車？」
　「そのための自転車。」
　そんな用途の為に自転車が作られるのではないことを伝えたかったが、柏木はさらに続けた。
　「大学入ってからやったら除籍なんだよ。弁護士になったらさらに無理だ。だから今しかないんだ。」
　「今捕まったら受験すら出来ない。」
　「もちろん捕まらないようにやるんだ。仮に俺が捕まったとしても、お前は知らん振りをすればいい。実質何
もしないのと同じなんだから問題ないだろ。」
　「身をもって悪事を知るため、か。」
　「正しい事を知るためだ。」
　柏木はふいに「それに佐々木はやるしかないんだ」と、僕の傍らの空き缶を指差し、笑みを浮かべた。
　「お前はもう報酬を受け取ってしまったんだ。」

　反論したのだが、「ゲームのレンタル料だとでも思ったのか。それならお前は著作権法違反だ」と胸を張る柏
木には、もはや何を言っても無駄なようだった。
　柏木は、「準備があるからまた一時間後に集合だ」と言い残すと自転車で消えていった。一旦帰ろうかと思っ
たが電車に乗ってまた戻ってくるのも馬鹿らしく、僕は近くの書店で時間を潰し、また元のベンチに陣取って待
っていた。そこへ柏木はでかいリュックを持ってきた。
　「襲うって、凶器になるような物でも持ってきたのか。」
　「手荒な真似はしないって言っただろ。言ってみれば日常にちょっと演出を加えるだけなんだからな。」
　強奪が市民権でも得ている国があったら教えてほしいものだ。どんな言い方をしようが日常に強盗が溶け込め
るわけがないのだから。
　柏木は、サバイバルゲーム用なのか顔半分は覆ってしまいそうな色つきのゴーグル、それと、ぞの過激派が好
みそうな赤い布を取り出した。どうやらこれを顔に巻くつもりらしい。
　「心配するな。佐々木用のもちゃんとある。」
　心配しているのはそんなことじゃないと今度は抗弁するも、柏木は聴く耳持たず、別の布を僕に押し付けてき
た。結構な大きさだ。広げてみると緑、白、青の横縞が布を三等分にしている。
　「何だよこのでかいバンダナ。僕も顔に巻くのか。」
　「バンダナじゃない。それにお前は顔を隠す必要は全くないだろ。バッグにでもつけておけよ。」
　「つけておく？それで何に使うんだよ、これ。」
　「もしお前の告白で女が全く動じなかったら、俺が突入するタイミングがない。そのときはそれを広げて見せ
てやれ。女は間違いなくびっくりするはずだ。なんたってあのコンビニと全く同じカラーなんだからな。あわよ
くば親近感を覚えてデートに行くことになるかも知れないぞ。」
　よくもそんなくだらないことを次々と思いつくもんだ。柏木にとっては立派な理屈なのだろうか。
　「いいから持っておけよ。お守りだ。今日のお前にぴったりなんだよ。」
　そう言いながら柏木は僕のショルダーバッグの紐にそれを無理矢理括り付けてきた。
　
　それなりに緊張していたのは、不思議にも成功させるんだとどこかで思っていたからに違いなかった。
　「十六時だ。あと十分もすれば店員の一人が帰っていく。それが確認できたらレジに行け。俺はここから絶好
のタイミングで突入する。」
　そう言って柏木は僕の背中を送り出した。公園で一人、また自転車に跨っている姿は滑稽だと改めて思う。
　店内に入り、雑誌を手に取る。ガラス張りの向こうに目を凝らせば、柏木の顔が小さく見える。まだ覆面はし
ていない。やがて「お先です。お疲れ様」との声と共に、いかにも主婦ですと言わんばかりの女性が店を出て行

った。店内には幸か不幸か、客は誰一人としていない。今なら柏木も文句はないだろう。僕は読んでいた雑誌を
持ち、奥のケースからウーロン茶のペットボトルを取りだした。
　レジの女の子がバーコードを読んでいく。商品を置いたとき心なしか眺められたような気がした。
　僕は役割を思い出した。躊躇っている暇はない。心臓が早くしろと囃し立てている。
　「あの、実はですね」ついにそう言った時、自動ドアが開きなんとも珍妙な小男が入ってきた。
　ゴーグルの黒とバンダナの赤は何か思想的な主張があるようにも見えたのだが、リュックを体の前面に掛けて
いるのがあまりにも陳腐だった。ギャング気取りの少年が主人公の、安っぽい洋画を思い出した。
　ああ本当にやってしまった。僕も店員も言葉を失い唖然とする中、柏木は一直線にレジの向かいの棚に駆け寄
ると、積まれていた商品を根こそぎ入れていく。こちらからはまるで腹にでも入れてるかのように見えた。
　柏木は律儀にリュックのジッパーを上げるとこちらを振り返った。左手の人差し指で僕を、右手で店員の女の
子を指差してポーズをとった。やっぱりギャング気取りなんだ。バンダナの下で不敵ににやついているのが分か
る。ふいに踵を返すと、スプリンターのように走り去っていった。見事なスタートダッシュだった。
　あっという間の出来事に店員の女の子は呆気にとられたままだ。だが怖がってはおらず、むしろ落ち着いてい
るように見えた。強盗というより単に子供の悪戯のように映ったからかも知れない。僕でさえそう感じていた。
　「さっき何か言いかけてましたけど、ドッキリかなにかですか。」
　「いや違います。全然違います。」
　予備校の講師が現代人の「全然」の使い方を憂いていたのだが、なるほどこれが正しい使い方なのか。こんな
にも簡潔に身の潔白を主張できるのだ。店員は何かを考えているのか、黙ったままだった。このまま見つめ合っ
ていても仕方がない。気が付けば、僕のほうから警察に連絡したら、と提案してしまっていた。
　「いえ、まず店長に電話してみます。」
　それでいいのかと思ったが、僕にとっては都合がよかった。片棒を担いでしまったことには変わりがないのだ
から。ウーロン茶と雑誌の代金をちょうど置き、立ち去ろうすると後ろから声を掛けられた。
　「すみません、何かの時に連絡するかもしれないので電話番号教えてもらってもいいですか。」
　本当は君の携帯を訊くつもりだったとは言えるわけもなく、レシートの裏に番号を書き、コンビニを出た。
　全く、これではあべこべだ。

　落ち合う場所を決めていなかったことに気付いた。そこで公園に戻ってみたのだが柏木の姿はなかった。携帯
に電話をかけてみたのだが、電源が入っていないようだった。
　逃げる途中で捕まったのだろうか。僕は、うろうろしているわけにもいかず、駅前の喫茶店にいた。電話がか
かってくる気配はなく、画面はもう十九時を示している。コーヒーだけを頼み、申し訳程度に参考書を開いてい

た。ふいに携帯がテーブルの上で揺れた。見た事もない番号だった。意を決して通話ボタンを押した。
　「岡田といいます。昼間のコンビニの店員です」と名乗った声はやはり落ち着いていた。
　「あの、今どちらにいますか。もしまだ近くならお会いできませんか。」
　まさか柏木が捕まり、僕のことを白状したのだろうか。そして彼女は僕をおびき出すよう警察に頼まれたのだ
ろうか。どう答えるべきか押し黙っていると、それを察したのだろうか、僕にこう言った。
　「実は警察には言ってないんです。何も通報するようなことはなかったんです。」
　彼女は今、駅の近くにいると言った。目と鼻の先だ。一体何がどうなったのか。柏木の行方も知っているのだ
ろうか。兎にも角にも、僕は喫茶店の名前を口にするほかなかった。
　程なくして彼女は、岡田さんはやってきた。マフラーを取り、コートを脱ぐと紅茶を注文した。傍目に見たら
デートのように見えるだろうか。そんな軽薄な考えが頭をよぎる。
　「シエラレオネっていう国があるんです」と彼女はいきなりそう言った。
　「西アフリカにある小さな国で、そこは内紛が絶えないんです。強盗も毎日起こっていて、一々ニュースにし
ていたら紙面が足りないくらい。そこへ行ってＮＧＯに入りたいんです。そのために今は大学に通いながら資金
を貯めています。」
　少し長い彼女なりの自己紹介なのだろうかと考えたが、そうではなかった。
　「安全な場所から他人事のように見ていて、本当のことなんて分かる筈がないんです。そのためにシエラレオ
ネに行く。でも、なんでそんな危険な国にわざわざ行くんだ、って周りの人は私を心配してくれるんです。だか
ら今日のこともそれだけのことなんです。」
　バッグに付けてたのありますか、と訊かれ、僕はバッグの底から折りたたまれたあの布を取り出した。
　「今日、佐々木さんを初めて見た時、驚きました。そしてその後あんなことが起きた。それでなんとなくどう
いうことか分かったんです。電話したら、もうばれちゃったか、なんて言ってました。」
　前に店長が面白い事を言ってたんです、と岡田さんは続けた。
　「国旗さえ広げればその場所だけはその国になってしまう。サッカーのスタンドを想像してみろ。スタジアム
がどこであっても、あそこだけは間違いなく日本なんだ、って。」
　僕は大き目のバンダナだと思っていたそれをまじまじと広げた。
「そのトリコロール、シエラレオネの国旗なんですよ。」

　「よう、相棒」と柏木は悪びれた様子もなく手を挙げている。
　「相棒は僕じゃないだろ」そう言いながら僕はベンチに座った。意外にも柏木は「なんだよ。分かったのか」
とあっさり認めた。さあ、どこから問い詰めようか。
　「ある人が教えてくれたんだ。あのコンビニの店長もカシワギさんって言うらしい。お前の親父さんだろ。リ
サーチが完璧なはずだ。黒幕がリークしていたんだからな。演技までして。自転車は漕ぐためのものだ。」
　「ばれちゃったか。恥ずかしいな」とおどける柏木は全然可愛らしくない。
　「なんで僕を巻き込んだんだよ、あんな回りくどいことしてさ。」
　「俺は証人が必要だったんだよ。誰かに本当に俺が犯罪をやったと思っていてもらわなくちゃ意味がない。」
　それに嘘はついていない、と柏木は言った。例えば「遺伝子組み換えコーン不使用」の表示と同じだ、と。
　「言っただろ日常に演出を加えるだけだって。俺は今日で終わるキャンペーン品を回収しただけだ。明日には
値引きのシールが貼られてまたあそこに並ぶだろうな。家で親父が貼っていた。」
　柏木は綺麗にラッピングされたチョコレートの箱をバッグから出し、僕にも勧めてきた。代わりに旗を返す。
　「この三色旗はどういうことだよ」と、僕は今日はじめて知った呼称を口にした。
　「これは親父のこだわりだ。よく分からん持論で、どうしても持って行けってうるさくてな。後で監視カメラ
のビデオでチェックするとまで言った。でもなんかさ、赤いほうが。ぽいじゃん。これは佐々木に付けとけば、
まあいいだろうって思ってな。」
　さっき岡田さんから電話がかかってきたことを話した。あの店員の女の子だと付け加えた。
　「親父は強盗に遭う予行練習だとか言ってたけど、本当は止めたかったんだろうな。びびらせてさ。」
　「岡田さん、多分アフリカに行くよ。全然効果がなかった。最初から勘付いていたし。」
　「いいんじゃないの。俺は親父との利害が一致したからやっただけだ。もっとも親父は俺の目的なんて知らな
いけどな。俺にとってあのバイトの子は関係ない。喋った事もないし。」
　子も子なら親も親だ。とんでもない一致があったものだ。おそらく顔もそっくりに違いない。
　「それでお前のほうはどうだったんだよ。こんなことまでして正しい事が何か分かったのかよ。」
　「分かるわけないだろ。むしろちょっと気持ち良かった。快感ってやつだな。まあ半分演技だったけど。」
　僕が「本末転倒じゃないか」とため息を漏らすと、柏木は「でもさ」と真剣な表情を見せた。
　「でも、そんな欲望をわざわざ我慢しなきゃいけない理由があるとしたら、それが正義って奴じゃないの。」
　僕は思わず噴出した。夜の公園は声が良く響く。せっかくの名言が台無しだ、と柏木は腕を組んでいる。
　「そういえば、柏木。僕がまだ何にも言わないうちに、突入してきたよな。」
　「あんなに間があったのに言ってなかったのかよ。お前はやっぱり勿体つけるのが得意だ。」
　二月十四日に悲劇が生まれなくてよかったじゃないか、と皮肉を放った柏木は満足そうな顔をしていた。 (了）

終了。ごめん。総レス数気付かなかった。

---------

301 名前： ◆PndriWvbA2 [sage] 投稿日：11/02/14(月) 08:16:33 ID:1n5+9ern [9/9]
以上です。総レス数書き間違えました。
どなたか転載よろしくお願いします

続いて、避難スレの全感転載。

---------------
304 名前： ◆.xX4dOS/Iw [] 投稿日：11/02/14(月) 18:45:16 ID:ej8T/+HO [3/3]
転載お願いします

NO.01 ２月１４日に黒幕が仕掛けた小説のような色事（お題：色）◆X78jHks0c氏
最後の一文が古文の試験に出てくる問題文みたい（「出家オチ」みたいな）だと思いだすともう、そうとしか読めなくなった
それなら説明感丸だしの兄妹の会話もおかしくない


NO.02 千年想（お題：小説とは何か？）◆pxtUOeh2oI氏
「永遠の命」という設定は、実はあんまり必然性がない（なくても成立する）というのがこの小説の弱いところであり面白いところだ。
観覧車は待たずに乗れるし、美容院も予約する必要はない。時間という区切りをなくした世界。
遊園地のカップルはアンドロイドのように生気がない。なぜなら「区切り」がないからだ。
しかしそんな世界で「私」だけは正常な時間感覚を保っているように見える。
朝、バイトのために目覚ましに起こされるというだけでも「永遠の命」の住民とは一線を画しているし、観覧車は彼女のバイト日を最後に解体される。「区切り」がない世界の貴重な「終わり」に彼女は立ち会うことができる。
彼女が特別なのは、主人公の特権と（偶然少年を拾うってのも相当な特権）、もうひとつ、ものごとが変化なく続いていくということに抗う気があるからだ
髪を切るシーンは、伸びる髪によって時間の経過を表現し、同時に「永遠」に流れる時間に逆行しようとしている「私」の意思表明でもあって、ここはとても上手い。
でも全体的に印象に残ったシーンや台詞がないのは、舞台の設定や事実の説明ばっかりで、プロットありきにそれに沿って文章を付けてる、という感じがするからだ。


NO.03 っしゃあ（お題：バレンタイン）◆nMrH5hLFa2氏
米田くんにチョコをあげるのかと思った。高校生が、とにかく書きたいことを、ラノベっぽくなく書くとこうなる
一番小説っぽかったところ：チョコチップクッキーのレシピ


NO.04 ジョージ・ドジソン（お題：小説とは何か？）◆svacoLr1WE氏
タイトルがイイネ。一レス目のような話が続いて、最後にネタばらしのほうがよかった


NO.07 世界文学グレーテスト・ヒッツ（お題：小説とは何か）◆.xX4dOS/Iw氏
自作。最後の段落は（というか最初の一行以降全部）わざとらしすぎて、すごく悪趣味で、読んでいて本当に気分が悪くなるが、しかし最後の段落がないとどうしても話が終わらなかった。
Q:小説とは何か？
A:『ワールドブンガク・グレーテスト・ヒッツ』、では代わりにならないもの

NO.08 彼と彼女と冬の小部屋（お題：小説とは何か？）◆fFwyBP2qDo氏
高校生が、とにかく書きたいことを、ラノベっぽく書くとこうなる
現在のラノベのメインストリート＝西尾維新のツッコミ過剰漫才。西尾のキャラクターには、すべての台詞が「ボケ」に聞こえる
それにツッコむことが彼らにとって唯一の他人との接し方であり、唯一の「小説のつくり方」である
で、結局最後は自閉するわけだけど、決して居心地のいい部屋から外には出ていかない
というか、一度窓が開けられた（「居心地のいい部屋」から脱出するチャンスが与えられた）けど何事もなかったかのようにまたおしゃべりに戻ってるし。


NO.09 ２／３、降るべき雨（お題：黒幕）◆ethG0vgyGc氏
No08の直後だとライトノベルの系譜を後退してる気がする。少年漫画の読み切りみたい。


NO.13 老境にて教わる（お題：色）◆Tf1WgBAu9U氏
語り口と設定はいいけど、文章力が追いついていないのが惜しい


NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
まじめな森見登美彦。もっとふざけてもいいんだよ（パロディやれ、という意味ではない）


時間外NO.2 ごはんは返事をしない（お題：小説とは何か）◆/sLDCv4rTY氏
高橋源一郎！　じゃあ俺もカミングアウトするけど、中原昌也っぽく書きたかったんだ……ごにょごにょ


******************【投票用紙】******************
【投票】：NO.02 千年想（お題：小説とは何か？）◆pxtUOeh2oI氏
【関心】：NO.01 ２月１４日に黒幕が仕掛けた小説のような色事（お題：色）◆X78jHks0c氏
　　　　 　NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
**********************************************

以上。時間外追加後はこちら。
（２／１４ ２０：３５時点）

----------------
―週末品評会254th 『黒幕』 『小説とは何か？』 『バレンタイン』 『色』 作品一覧―

NO.01 ２月１４日に黒幕が仕掛けた小説のような色事（お題：色）◆X78jHks0c氏
NO.02 千年想（お題：小説とは何か？）◆pxtUOeh2oI氏
NO.03 っしゃあ（お題：バレンタイン）◆nMrH5hLFa2氏
NO.04 ジョージ・ドジソン（お題：小説とは何か？）◆svacoLr1WE氏
NO.05 誰がために空まわる（お題：バレンタイン）◆pxtUOeh2oI氏
NO.06 生誕 -Son and M-（お題：黒幕）◆pxtUOeh2oI氏
NO.07 世界文学グレーテスト・ヒッツ（お題：小説とは何か）◆.xX4dOS/Iw氏
NO.08 彼と彼女と冬の小部屋（お題：小説とは何か？）◆fFwyBP2qDo氏
NO.09 ２／３、降るべき雨（お題：黒幕）◆ethG0vgyGc氏
NO.10 味のカケラ（お題：バレンタイン）◆GODIVARwCk氏
NO.11 孵化したは負か（お題：小説とは何か）◆Lq1ieHiNSw氏
NO.12 十五年後の述ベルズ （お題：色）◆pxtUOeh2oI氏
NO.13 老境にて教わる（お題：色）◆Tf1WgBAu9U氏
NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
時間外NO.1 僕とこいつとチョコレートトラップ ◆XdfFerW0PE氏
時間外NO.2 ごはんは返事をしない（お題：小説とは何か）◆/sLDCv4rTY氏
時間外NO.3 TRICOROLE!!!!!◆PndriWvbA2

時間外が来たら適宜追加してください。
また、番号はまとめスレに準拠させ、本スレの順番と食い違っておりますのでご注意下さい。
転載等で誤りがあった場合は申告してください。

以上。

おつ

★

******************【投票用紙】******************
【投票】：NO.11 孵化したは負か（お題：小説とは何か）◆Lq1ieHiNSw氏
ラスト好きでない

【関心】：NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
文体は品評会のなかでは面白い方だと思う。
でもすぐ飽きる。
**********************************************
総評
つまらなかったのですが、どうつまらなかったのか説明する余力がありません
とりあえず面白くしてくださいお題は良かった
ぜんかんは書くかも

ほ 今回転載してくれた人ありがとー

>>9のみ途中で切れているようなので品評会まとめスレを参照戴ければ幸いです

転載感謝します

はやほ。

>>20
ああ。申し訳ない。

時間外NO.03 をこれから読む方は、
http://yy46.60.kg/test/read.cgi/bnsk/1297598995/ を参照してください m(_ _)m

ごめんなさい。

とんでもないです。スレ立ても感謝です！

★

お題下さい

平均

******************【投票用紙】******************
【投票】：NO.02 千年想（お題：小説とは何か？）◆pxtUOeh2oI氏
　　　　 　NO.11 孵化したは負か（お題：小説とは何か）◆Lq1ieHiNSw氏
【関心】：
**********************************************

NO.01 ２月１４日に黒幕が仕掛けた小説のような色事（お題：色）◆X78jHks0c氏
一つの事件をきっかけに事態が連鎖的に広がっていく様子は面白いと思う
ただ、事件は描かれてても人間(主人公)は描かれてないように感じるので、一人称より三人称向けの話だと思った。

NO.02 千年想（お題：小説とは何か？）◆pxtUOeh2oI氏
面白かった。
話に奥行きがあるというか、色々と考えさせられてしまう。
千年経っても変わらん片思いってそれもう狂気と変わらんだろとか、狂気じゃないとしてもそれに見合うだけの何かをこいつは持っているのだろうかとか。

NO.03 っしゃあ（お題：バレンタイン）◆nMrH5hLFa2氏
タイトルでオチが予想できて裏切られる事も無く終わった。
人物造形はちょっと面白かっただけにもう少しタイトルは考えようがあったのではと思ってしまう

NO.04 ジョージ・ドジソン（お題：小説とは何か？）◆svacoLr1WE氏
無学なもんで後半の説明にちょっとついて行けなかった。
この支配からの卒業という奴なんだろうか、Self-Reference ENGINEとまでは言わないもののもう少し工夫が欲しかった。

NO.05 誰がために空まわる（お題：バレンタイン）◆pxtUOeh2oI氏
恋愛をこじれさせるのはお話を書く時の常套手段だよね

NO.06 生誕 -Son and M-（お題：黒幕）◆pxtUOeh2oI氏
ポップというよりはシュール
ジュディマリっぽくはないけど、ヒステリック・ブルーっぽいものを読まされるよりは良かったかも

NO.07 世界文学グレーテスト・ヒッツ（お題：小説とは何か）◆.xX4dOS/Iw氏
タイトルは高橋源一郎のオマージュなんだろうか
あの人はいつからか小説よりも小説についてうだうだ言ってる時の方が面白い人になってしまったよね。
自分は居心地のいい部屋でおしゃべりも嫌いじゃないからそれはそれでありだと思うけど。

NO.08 彼と彼女と冬の小部屋（お題：小説とは何か？）◆fFwyBP2qDo氏
自作、ご笑納頂ければ幸いです。

NO.09 ２／３、降るべき雨（お題：黒幕）◆ethG0vgyGc氏
今回の作品の中では一番メッセージ性を前面に押し出した作品だと思う。
でもそれがいい結果に繋がるかと言えばそれはまた別の問題だとも。

NO.10 味のカケラ（お題：バレンタイン）◆GODIVARwCk氏
毎年もらっているのだけれどチョコで記憶を消されてるんだろうか。
それとも高校時代の描写は只の妄想だったのだろうか。何というか今いちよく分からない。
自分の読解力が不安になってきた。

NO.11 孵化したは負か（お題：小説とは何か）◆Lq1ieHiNSw氏
うまくいっている人が何かにつまづいて転ぶ話は嫌いじゃないけど、そんな自分は好きじゃない。
というわけで偽善者である自分には内容の評価は難しいのだけれど、構成がしっかりしてるというかきちんと考えて書かれた作品である事は間違いないと思う。

NO.12 十五年後の述ベルズ （お題：色）◆pxtUOeh2oI氏
シリーズ物は書きやすいとはいえ、四本書き上げる執筆力は圧巻。
オチがちょっとかっこ良かった。

NO.13 老境にて教わる（お題：色）◆Tf1WgBAu9U氏
じじい喋り過ぎだ、あと5年はくたばりそうもねえな
(コメント：元祖ツンデレ)

NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
語彙が豊富で文章も内容も以前に比べれば読みやすい。それは進歩と捉えるべきなのだろうけれど、
文豪先生は森見のコピーに腰を落ち着けようとしてるのだろうかと若干の懸念を憶えない事もない。
ところでこの主人公、ギャルゲの世界からでも抜け出してきたんだろうか

以上、時間外作品については後日余力があれば

★

サア、ワレニオダイヲ

>>32
ティッシュ

>>33
マサニ、ワラベノミカド、ドウテイニフサワシキオダイ

穂

保守

書きたい話があるのに文才なさ過ぎてアホみたいな文章しかかけない保守

306 名前： ◆Lq1ieHiNSw [] 投稿日：11/02/15(火) 03:31:32 ID:SeM4k/iH
******************【投票用紙】******************
【投票】：NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
【関心】：NO.09 ２／３、降るべき雨（お題：黒幕）◆ethG0vgyGc氏
**********************************************

NO.14にはニヤニヤさせられぱなしだった。むぎちゃんと黒子のことが好きではないのか、
或いは好きだからこそ描かなかったのか、そこが気になった。

NO.09は王道青春友情ものって感じで好みだった。
オチも「おおっ」となった。


先に投票だけしておきます。
といいつつも全感書いてる時間はないかもしれぬ。

おたい

>>39
節目

はく

おはやう

ほほほ

適当だから読んで気分害しても知りません
NO.01 ２月１４日に黒幕が仕掛けた小説のような色事（お題：色）◆X78jHks0c氏
ハッピーエンドおめでとうございます

NO.02 千年想（お題：小説とは何か？）◆pxtUOeh2oI氏
世界観の合理性が気になったせいか内容が頭を素通りしてしまった

NO.03 っしゃあ（お題：バレンタイン）◆nMrH5hLFa2氏
一レスで済みそうな内容です

NO.04 ジョージ・ドジソン（お題：小説とは何か？）◆svacoLr1WE氏
よくわからんが脱出おめでとうございます

NO.05 誰がために空まわる（お題：バレンタイン）◆pxtUOeh2oI氏
佐和ちゃんみたいな子が好きです

NO.06 生誕 -Son and M-（お題：黒幕）◆pxtUOeh2oI氏
ちょっとこれを楽しむ素養が僕に無いです

NO.07 世界文学グレーテスト・ヒッツ（お題：小説とは何か）◆.xX4dOS/Iw氏
ふむ。読み進められなかった。

NO.08 彼と彼女と冬の小部屋（お題：小説とは何か？）◆fFwyBP2qDo氏
会話があんまり面白くなかった

NO.09 ２／３、降るべき雨（お題：黒幕）◆ethG0vgyGc氏
オチがうまい。ムキー！

NO.10 味のカケラ（お題：バレンタイン）◆GODIVARwCk氏
オチにあまり興味を惹かれなかった

NO.11 孵化したは負か（お題：小説とは何か）◆Lq1ieHiNSw氏
ロシアの箱開けたら同じのが出てくるお土産を思い出した。
小説家＝作者ですか？

NO.12 十五年後の述ベルズ （お題：色）◆pxtUOeh2oI氏
あまり腑に落ちない。小説屋がいなくても夏野は手術を受けてもらおう頑張って
それが理由かそうでないかは知らんが由美花は手術を受けたり受けなかったりで高確率で死んで
夏野はそのうち結婚して式のとき過去を振り返ろうがどうだろうが結局の所小説屋の与える影響なんてほとんど無くて
ようするに物語売りって意味ないよね！　所詮効果があったとしても一時的なものだぜ！
そんなメッセージ的なお話なんでしょうか。だったら腑に落ちません
追記：それともこんな風に声高に感想を叫ばせるのが狙いのちょっとした悪戯なんでしょうか。だとしたらプンプン

NO.13 老境にて教わる（お題：色）◆Tf1WgBAu9U氏
そうですか。お元気で

NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
お上手ね

時間外は気力的問題によりアレします

ついでに投票も
******************【投票用紙】******************
【投票】：NO.09 ２／３、降るべき雨（お題：黒幕）◆ethG0vgyGc氏
明快で捻りも効いてるしイイ感じ

【関心】：NO.05 誰がために空まわる（お題：バレンタイン）◆pxtUOeh2oI氏
繊細な描写がお上手。話全体は小奇麗に纏まってて良いとは思うけどガツンとはこないので関心どまり
**********************************************

そっか、俺も空気読んでNO.9に投票しとけば良かった

どんな空気さ

こういう空気

酉無し作品が優勝して、酉無しで出されたお題が普通に適用されるＢＮＳＫじゃ、酉バレ程度じゃ面白いことにはならないと思うけどね

そんなもんなのか。
でももし優勝した場合、本来の酉の持ち主とパクった作者とどっちがお題を発表するのかはちょっと気になる。

そこは優勝した作品の作者でしょう

　

ほ

お題ください

夜道

>>56
あざっす！
タイムアタックしてきます

どくしょかんそうぶん。

NO.01 ２月１４日に黒幕が仕掛けた小説のような色事（お題：色）◆X78jHks0c氏
勢いがある文体なので読みやすい。
結末は無難な線に落ち着いたかなと思う。

NO.02 千年想（お題：小説とは何か？）◆pxtUOeh2oI氏
何より巧みな構成、演出に感心した。

NO.03 っしゃあ（お題：バレンタイン）◆nMrH5hLFa2氏
楽しそう。
ただ、タイトルと冒頭の三行で結末まで予想できる。

NO.04 ジョージ・ドジソン（お題：小説とは何か？）◆svacoLr1WE氏
小説を書きなさい。

NO.05 誰がために空まわる（お題：バレンタイン）◆pxtUOeh2oI氏
高野先生があまりに不憫で。

NO.06 生誕 -Son and M-（お題：黒幕）◆pxtUOeh2oI氏
難しい。

NO.07 世界文学グレーテスト・ヒッツ（お題：小説とは何か）◆.xX4dOS/Iw氏
興味深い。が、
世界観と言うか何と言うか、ある種の前提を共有している人でないとなかなか読みづらい文章だと思う。

NO.08 彼と彼女と冬の小部屋（お題：小説とは何か？）◆fFwyBP2qDo氏
良くも悪くも、ラノベ的な文章。
NO.7とはまた別の方向で人を選ぶ気がする。

NO.09 ２／３、降るべき雨（お題：黒幕）◆ethG0vgyGc氏
なんだか賑やか。
オチが素敵。

NO.10 味のカケラ（お題：バレンタイン）◆GODIVARwCk氏
難しい、というか情報不足という印象を受けた。
読解力の問題ではないと思う。多分。

NO.11 孵化したは負か（お題：小説とは何か）◆Lq1ieHiNSw氏
最後の五行がとても良い。

NO.12 十五年後の述ベルズ （お題：色）◆pxtUOeh2oI氏
綺麗なお話。
しかし、文章が少し平坦に感じられる。

NO.13 老境にて教わる（お題：色）◆Tf1WgBAu9U氏
ひいじいかわいい。

NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
とにかく引き込まれる文章。


******************【投票用紙】******************
【投票】：NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
【関心】：NO.11 孵化したは負か（お題：小説とは何か）◆Lq1ieHiNSw氏
**********************************************

通常作投稿します
３レス予定

　ふとなぜか、ふらっと散歩に出かけたい気持ちになった。
　目の前でブツ切れに光るテレビの画面に見飽きたせいでもあるし、床に置かれている茶色い封
筒を何度も開けては仕舞うことに苛立たしく思ったからかもしれない。
　立ち上がると、辺りには無作為に散らばったビールの空き缶が転がっていた。空き缶はテレビ
から漏れる光に照らされて、ちかちかと写っては消えを繰り返している。
　僕は一度、足元に転がっている空き缶を拾おうとして、これから死のうとしている自分には無
意味な行動だな、と思ってやめる事にした。
　ソファに投げ散らかしてある外套を拾ってはおり、玄関に向かった。
　玄関を出た後で、テレビを消し忘れたことに気付いて、すぐ忘れた。


　両親が死んでから、実家を離れ、家賃三万のアパートを借りて暮らしていた。仕事は不動産関
係の営業をしている。
　たまに、事故物件に出会うことがあった。それは自殺のケースもあるし、殺人や本当に事故の
ケースも勿論あった。
　その物件を下見しに行くたびに、ことさら自殺なんかはどうして自宅でしたのだろうと不思議
でならなかった。何も、家で死ななくてもいいのに。富士の樹海にでも姿を消せばいいのだ。そ
うすれば僕にとっても不良物件だって減るし、借り手もすぐ見つかって嫌な苦労をしなくて済む。
そう考えてから、樹海の入り口には「地元で死ね」という看板が立っているという噂を思い出し
た。どこへ行っても死ぬことはできないんだなと、僕は思った。
　家を出ると、外は真っ暗になっていたみたいで、細い道路の両脇に立っている街頭が地面を照
らしていた。空には小星があって、僕の口からは白い息が昇っていく。
　コンビニに辿り着いて、踵を返そうとする。でも、散歩にしては短すぎるような気がした。も
う少しうろつきたい気分だけど、どうも不器用なもので、今まで行き先のない道を歩いたことは
なかったものだから、どうすればいいか立ち止まってしまったのだった。
　コンビニに入ってもいい。その場しのぎでなんとか思い立って、外套のをまさぐるが、財布は
置き忘れたみたいだった。
　どうせ中に入っても何も買えないならと、店内に入ることは諦めて真っ直ぐ道なりを歩き始め
る。

　途中何度も交差点があった。そのつど、右へいったり、左にいったりを繰り返していたためこ
こがどこであるかさっぱり見当がつかなくなってしまった。
　ここら辺は仕事の関係上把握しているはずなのに、どうも夜道は勝手が違ってくるらしい。
　めくらめっぽうに彷徨い歩いていたところ、高速道路の下を潜り抜ける短いトンネルに辿り着
いた。
　トンネル内は橙色の照明で幾分か明るくなっていて、その先は真っ暗で何も見えなかった。
　取り合えずここまできたのだから、そう思いトンネルをくぐると、やっぱりそこは行き止まり
であった。目の前に両脇の木々が内向きに傾ぎあって、一本獣道が申し訳程度にのびているだけ
だった。とてもここを通れる気がしない。今度こそ引き返そうとしたときに、低い男の声が聞こ
えた。
「なあ」
　振り向くと、やっぱり男であった。年は３０ぐらい。アロハシャツを着て短パンの下にはビー
サン。典型的な夏仕様だ。
「どうかしたんですか。僕になにか用でも？」
　絡まれるのは慣れているので、適当に流して早々と散歩の続きを始めようとした。
　だけど、アロハ男は許してはくれなかった。
「お前、悲しそうな顔してるな」
「それが何かあなたに関係でも？」
「暇なんだよ。付き合えよ」
「……」
　よほど暇だったのだろう。アロハは嬉しそうな顔を隠さず、僕にトンネル下まで来いとしきり
に合図を送る。終いにはウインクまで寄こしてきた。
「なあ。俺、久しぶりに人と話すんだ。面白い話をしてくれよ。な？」
　どう返事をしようか考えたが、逃げることができそうにもなかったので頷いてアロハに従うこ
とにした。
「初めに言っておきますが、僕はそろそろ自殺しようかと考えているんで、その僕の口から面白
い話が出来るか保障はできませんよ」
「またなんで。勿体無い。人生は面白いぞ。今すぐやめろ」
　僕は、聞く気満々で鼻息を荒げるアロハを見て、これは当分自宅に戻れないなと感じた。
「両親が自殺したんです」

「……へ、へ……え」
「ね？　面白くないでしょう。もう僕を解放してくださいよ」
「ちょ、ちょっと待った！　逃がさないぞ。どうして自殺なんかしたんだ？」
　本当にデリカシーのないやつだな、と僕は思ったが顔にださず淡々と説明した。
「僕に隠れて借金していたんですよ。ただ、それだけです。気の弱い二人だったから、取立ての
厳しさに精神をやられたんでしょう」
「……だけど、何もお前が死ななくたっていいじゃないか」
「両親が首を吊っていたのを初めに見たのが僕なんです。そのときのショックがひどいものだっ
た。それで説明不十分ですか？」
　それでも！　と食いついてくるアロハの目にはうっすら涙が浮かんでいた。あぁ、情に熱いや
つだったんだな、と少し心が解きほぐされたような気がした。
「なぁ、俺、お前はそれだけで死のうとするやつじゃない気がするんだよ」
「なんで初めて会ってそんなことわかるんです？」
「目でわかるんだ。ぜったいお前は生きるべきだ。生きて幸せな家庭を作るんだよ。それが『せ
めてもの親孝行だろう』？」
　真摯な気持ちでアロハは言葉を伝える。僕は『せめてもの……』という部分を聞いて、いささ
か放心状態になってしまった。
　僕は、最後まで言おうか言わまいが悩んでいたが、ずっと自分の中で眠っている秘密を打ち明
けることに決めた。
「僕、霊が見えるんです。それで、両親が自殺した現場をみてから葬儀を終えた今でも、両親の
姿がひっきりなしに見えるんです。それも、普段と変わらない姿であればよかったんです。……
が、そうではなく、目は見開かれて舌を垂らした……死に顔のまま辺りをうろつくんです。憐れ
で、やりきれなくて、情けない気持ちになりました。そして、言うんです『がんばれ、がんば
れ』って……」
　アロハ男はあっけにとられた様子で口を開けたまま、呆然と立ち尽していた。
「さっきあなたが言った『親孝行』っていう言葉を聞いて、やっとの思いで話すことができまし
た。ありがとうございました……」
　そういうと僕はあふれ出る涙に抵抗できないまま、その場に崩れ落ちた。
　アロハの男は、次第に姿を薄くして、この世から消えていなくなった。
ＥＮＤ

脱字は愛嬌で読み流してくだい
感想くださると嬉しいです

ねむい

久しぶりにきた。３つお題ください

>>66
炭
跡
近く

>>63
読了
すらすら読めた
読み終わった時アロハ男は未来から来た主人公自身で、自殺を食い止めるべく諭しに来たのかと思ったけど、やっぱり幽霊だったのかなー、謎
面白いと思ったけど個人的にはもう少し救いがあれば嬉しい

ありがとう

★

お題を下さい

>>70
戦艦

>>71

了解

★

試しに書こうかなと思ってるんで、どなたかお題ください

観察

>>74
取水塔

>>76
了解
ありがとうございます

******************【投票用紙】******************
【投票】NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
　　洒脱。パロディとはいえ構成・文章ともに頭一つ抜けている。内容も文体と巧く折衷されていて凄い

【関心】No.02 千年想（お題：小説とは何か？）◆pxtUOeh2oI氏
　　設定が割と好み。なんともいえない余韻がある
【関心】No.09 ２／３、降るべき雨（お題：黒幕）◆ethG0vgyGc氏
　　話の展開のさせ方が上手い
【関心】No.11 孵化したは負か(お題：小説とは何か) ◆Lq1ieHiNSw氏
　　ある部分で突き抜けた感じが
【関心】時間外NO.02 ごはんは返事をしない ◆/sLDCv4rTY氏
　　意欲的なチャレンジに敬意を表して
************************************************

投票の◆ihO9dxzf9I氏が抜けていて、関心の４作は少し甘口な評価。
全感はこれから書きます。

以下、避難スレより転載

NO.01 ２月１４日に黒幕が仕掛けた小説のような色事（お題：色）◆X78jHks0c氏
設定が面白かった。ストーリーもすらっと読めた。
ある時点で帝国省にとっての主人公や妹の価値がなくなったんだからそれを活かして構成すれば
もっとこの作品の肝が際立ったのではないかと。誰の思惑通りになろうともね。
あと例えるなら、口だけで「俺もてるんだぜ」って言われたような気がした。スキャンダルの扱いが軽い。

NO.02 千年想（お題：小説とは何か？）◆pxtUOeh2oI氏
セックスを除外した場合の本物の愛とは何か。
ニトラは三百年待ってたっていっても月に一度男の姿を見れたわけだし、声をかけようと思えば出来た状況だっ
た。そして観覧車がなくなることで会えなくなる。諦めた。失恋だと言っているから。ニトラは自分を棚に上げ
すぎじゃないかな。その上でクシィ千年もを生殺しにしようという心意気はある意味リアルかも。

NO.03 っしゃあ（お題：バレンタイン）◆nMrH5hLFa2氏
おい。告白おい。

NO.04 ジョージ・ドジソン（お題：小説とは何か？）◆svacoLr1WE氏
面白い気がする。ちゃんと解説してほしい。
ドジソンは小説にそっくりな状況を作り出した。語り手として主人公が必要だと言った。
この作品自体がまた新たな入れ子なの？ドジソン抜け出せてなくね？

NO.05 誰がために空まわる（お題：バレンタイン）◆pxtUOeh2oI氏
切ないね。

NO.06 生誕 -Son and M-（お題：黒幕）◆pxtUOeh2oI氏
闇は悪いことを隠してしまうよね。逆に白日の下にさらすっていうしね。
この世界の太陽はどんな悪行を見ていなければいけないのだろうか。
いや主人公たちが月の代わりに悪事を把握しているってことかな。

NO.07 世界文学グレーテスト・ヒッツ（お題：小説とは何か）◆.xX4dOS/Iw氏
＞最初に、これは、まるで高校のころ書いていたオレの日記そっくりだと思った。。
あるある。他人が書いた物に自分の考えを投影させることはよくある。行き過ぎると、まるで代弁してくれてい
るとか、自分の考えと全く一緒だとかすり替えてしまう人がいるから危険だよね。
＞そして次に、この歌詞はヤスヒロのことをよく知っている人間でなければさっぱり理解できないのではないか
と思った。
　現実にも作者本人や、知人とかはこう思うんだろうな。思いもよらない評価を受けて、そうじゃないのにとか。
　作者自身の人となりは、受け手が作品を享受する上で必要なのか。知らないほうがいいのか。そんなことを考
えました。でも素養がなければわからないことのほうが多いかな。その中に作者に関する情報が有効に作用する
場合もあるんじゃないかと思う。

NO.08 彼と彼女と冬の小部屋（お題：小説とは何か？）◆fFwyBP2qDo氏
万人に適応できる小説の書き方やガイドラインというものがあるとしたら、それ自体矛盾した存在だ。それをあ
えて実験的に明示した姿勢は賛同できないまでも、最後まで読んでみよういう気になった。自分の作品をわざわ
ざ犠牲にしているのだから。
＞つまらない小説よりも、くだらない駄文よ
なるほど。読み手としてそう思う人がいて当然ですね。

NO.09 ２／３、降るべき雨（お題：黒幕）◆ethG0vgyGc氏
二月三日と2/3周か。うまいですね。よく出来たお話。
わざとなのかどうかを明示してないのがいいですね。
＞「やあ、どうだった？　君の言う『なんでも背負いこもうとする馬鹿』は、雨にうたれて、少しは頭が冷えた
感じだったかい？」
これが効果的です。お題を・・・とはあえて考えないほうがいい作品。

NO.10 味のカケラ（お題：バレンタイン）◆GODIVARwCk氏
どういう話だったのかよく分からなかったのが正直な感想。

NO.11 孵化したは負か（お題：小説とは何か）◆Lq1ieHiNSw氏
前半について。リリーフランキーが若い頃、自分のバンドのチラシに、作家の架空インタビューを作って載せて
いたらしい。それが出版社の人の目に留まって仕事をもらったことがあるらしいです。面白い手法だと思いまし
た。
後半というか落ちについて。妻を殺してインスピレーションを得ようとするかな、と思いました。ちょっとこの
段階で気狂いの芸術家のようになってしまうのは無理があるような。後遺症の残る妻を邪魔に思って、男のせい
にして殺してしまうほうが現実的かなと。その結果皮肉にも次回作がすばらしいものになったとかできるし。こ
れはまあただの蛇足です。面白かったです。

NO.12 十五年後の述ベルズ （お題：色）◆pxtUOeh2oI氏
ピカソの絵の話が面白かった。

NO.13 老境にて教わる（お題：色）◆Tf1WgBAu9U氏
じいちゃんかと思ったらひいじいちゃんでわろた。
いいお話。書き方っていうか文が繋がってるからちょっと読みにくかったです。雰囲気は好きでした。

NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
十四歳から現在まで結構長い年月を描いているんだからもっと構成を工夫すればいいのにと思いました。
お題が分かっている以上、そこの部分が核なんだというふうにしか読めません（あくまでBNSKでの話）。
自分にはかけない文体だなと関心。主人公の生きるスタンスが作品のスタンスの様に感じられた点がよかった。

時間外NO.1 僕とこいつとチョコレートトラップ ◆XdfFerW0PE氏
イケメンどうなったの。

時間外NO.2 ごはんは返事をしない（お題：小説とは何か）◆/sLDCv4rTY氏
8レスずるいぞ！と思ったけど時間外ならいいの？教えてえろいひと。
ご飯戦争と聞いて世にも奇妙な物語であった活き活きデーとか言って商店街の親父同士が戦う話浮かんだよ。
船越栄一郎がラーメン屋の親父でお玉持って格闘する奴。全然違いましたね。

時間外NO.3 TRICOROLE!!!!!◆PndriWvbA2
　自作。お題を四つ使いましたが、明示できないのでここに「小説とは何か」に対する考えを書かせてもらいま
す。
　小説とは何か。きちんと定義できない、どう言い表したらよいかよく分からない作品群を便宜的に「小説」と
総称するのだ、というコラムを読んだことがあります。そしてそこにはこうも書いてありました。読んで字の如
く「小さな説」である、と。
　そういう意味からお題発表されたときの「小説は非嫡出子」だというのは（はじめて聞いたのですが）よく分
かります。ジャンルも形式も自由である。もともとそういうものだ、と。
　ならば「小説とは何か」と求められれば「小さな説である」ととりあえず答えるのが妥当だろうと思うわけです。
　作品を通して、登場人物、引いては書き手の思いが見えてくる。あるいは作中の展開や結末により読者に問題
が提起される。議論が想起される。そのように、あるテーマに沿った「説」が透けて見えてくるもの、それが小
説なんだ、と今回は答えることが出来ると思いました。今回は文字数制限から明示させすぎましたが、そんな小
説を書いていきたい、書けるように努力していこう、と思っています。

******************【投票用紙】******************
【投票】：NO.11 孵化したは負か（お題：小説とは何か）◆Lq1ieHiNSw氏
【関心】：NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
投票：落ち一番ちゃんと考えているような気がしたから投票。
関心：確かな「書く力」と雰囲気を評価しました。上の投票理由とはいい意味で好対照だと思いました。
**********************************************

以上です　今週もお疲れ様でした。

申し訳ないですが転載お願いいたします

転載終わり。

つづけてもう一発

----------------

313 名前：全感（酷評め） ◆/sLDCv4rTY [] 投稿日：11/02/15(火) 23:09:45 ID:L8MRKp1o [1/5]
全巻投下します　全五レス

感想なんてどうにでも書けます。
本当はもっと優しい文体で褒める量をかなり多くして書くべきかもしれませんが、面倒なので簡単に書きます。
飽きた、とすぐに書いてますが、（たとえば文字が読めない人がいるように）僕は文章を読むのが好きではありません。
なのであまり気にしなくても良いと思います。

NO.01 ２月１４日に黒幕が仕掛けた小説のような色事（お題：色）◆X78jHks0c氏
最初が面白くない。読むのを引っ張る疑問がない。

NO.02 千年想（お題：小説とは何か？）◆pxtUOeh2oI氏
最初はインパクトが強めで良い。二レス目で飽きてくる。読むのを引っ張る要素をもっと早めに出して欲しい。
中盤つまらない。
終盤どうでもいい。

NO.03 っしゃあ（お題：バレンタイン）◆nMrH5hLFa2氏
タイトルは好き。一行目、茶道部って単語だけ好き。
そこから数行退屈。流してく。
四レス目の一行目、好きだから読み始める。そこから数行好き。
五六レス目もそれなりに好き。
ぜんたいとして、茶道部員ってかわいいね、って思った。

NO.04 ジョージ・ドジソン（お題：小説とは何か？）◆svacoLr1WE氏
最初数行、ふーん。あからさまな導入部感で飽きる。個人的に、もっと早めに面白いの出して欲しい。
男の口調、悪い意味でへんなの。文学っぽいけど。
流し読む。結論見たけど、つまらなかった。

久々に全館投下

NO.05 誰がために空まわる（お題：バレンタイン）◆pxtUOeh2oI氏
最初、面白くはないけど、読む気にはなる。
ストレートで良い。

NO.06 生誕 -Son and M-（お題：黒幕）◆pxtUOeh2oI氏
最初、つまらない。
形を試して見たのかもしれない。けれど、根本的に掴めてない感じ。

NO.07 世界文学グレーテスト・ヒッツ（お題：小説とは何か）◆.xX4dOS/Iw氏
タイトル、ミヤザワケンジグレーテストビッツ、思い出して好き。
なかみ、ふつう。
終わり方、無意味。

二読目。品評会で優勝してた人が、実力無くなって書いた小説みたいな感じ。
No.8の足りないものがこの小説にはあると思うけど、それ以外は何もない感じ。

NO.08 彼と彼女と冬の小部屋（お題：小説とは何か？）◆fFwyBP2qDo氏
最初の一行目、そこそこ良い。
そのあと微妙。セリフの言い回しがカッコ悪い。
モノクロの無声アニメってアイテムを選ぶセンスはいいのに、それを全体で突き通せてない。だから、ふつうのセリフもカッコ悪く見える。
逆に考えるんだ、の下りで俺が読み方間違ってたのかもと思う。

二読目。書き慣れてない感じ。
NO.09 ２／３、降るべき雨（お題：黒幕）◆ethG0vgyGc氏
顔文字出すアイディアは面白いけどそれでどうしたのか、って感じがすごくする。
もうちょっと面白いの早めに出してよ。

NO.10 味のカケラ（お題：バレンタイン）◆GODIVARwCk氏
あれ、いつのまに終わったの、って感じ。悪い意味で。
あートリップが面白いってことなのかな
面白くはない。ネタとして面白いと思う人はいるんだろうが、それだけ

NO.11 孵化したは負か（お題：小説とは何か）◆Lq1ieHiNSw氏
最初、楽しいことを否定するのも現実逃避じゃないのかな、とか思ってた。いろいろ考えた時点で読者の負けなんだろうな。
最後あたりは無難だね、って感じ。最後をもうちょっと粘ってちゃんと考えたら良かったんじゃないかと思ってる。
否定を採用したならば否定したものもまた否定しなければならないのに、なぜすべてのものに一回しか否定をしていないのか気になった。
構造に投票。
最後二レスでちゃんと喋ってくれればなあ。物語的にではなく、意味的に盛り上げて欲しかった。
構造には【意味】があるのだけど、物語的には意味はテンプレすぎだし、
キャラクターの述べる言動も飽き飽きするものだった。

NO.12 十五年後の述ベルズ （お題：色）◆pxtUOeh2oI氏
小説屋って言葉を上手く扱えてない気がする。
氏はなんでも書ける振りが出来るけど、実際のところ何も書けてない気がする。
他人の真似の仕方が上辺だけになってる。
そう感じる、というだけなので気にしなくてもいいです。
人の真似をすべきだ、と言っていた作家が別の本で
「新人たちは、欠点ばかりに飛びついてしまうのです」と言っていたのが心に残ってます。すごくドキリとしたので。すごく、怖かったです。

NO.13 老境にて教わる（お題：色）◆Tf1WgBAu9U氏
あんまり面白くないです。最初がもう読む気がしない。
NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
最初、良。最初の何行かがまともに面白い。
二レス目の最初で文体に飽きてくる。流し読んだが、展開はよさげ。でも古典だね。
流すスピードが上がって何時の間にか終わった。結局、小説って基本つまらないな、と思った。特に短編小説は。

時間外NO.1 僕とこいつとチョコレートトラップ ◆XdfFerW0PE氏
最初おもしろくないです。飽きます。

時間外NO.2 ごはんは返事をしない（お題：小説とは何か）◆/sLDCv4rTY
自作。


総評。早めに面白いこと言って下さい。正直めちゃくちゃ飽きます。
投票した理由としては
NO.11 孵化したは負か
は最初に小説書いてるやつにとってはいろいろ考えさせることを読みやすい形でだしたってところがいい。

NO.14 坊っちゃん
は一レス目がまともに面白かったのがいい。でも、それだけ。
女たらしの話なんてどうでもいい。なんの、意味もねえ。

関心票いれようとして迷ったものは
NO.03 っしゃあ
タイトルが個人的に好き。個人的に。
茶道部員好き。これも個人的に。

NO.05 誰がために空まわる
ストレートは重要です。それ以外は見どころ無し。

最初がインパクトがあって続きが気になること。ラストが面白いこと。【黒幕】
重要なことを話していること。その上で面白い結論を出すこと。【小説とは何か】

転載終わり。 ◆ihO9dxzf9I 氏どぞ

次の一行が面白いこと。キャラクターやキャラクターの関係が面白いこと。【バレンタイン】
描写は、まあ重要なとこを書くとき良かったら良いよね。【色】
かなりお題はいいな、と思いました。
みんな一点特化型のような気がしまます。
ていうか聞いててつまんねえ。
もっと大きなことを喋ってくれたらいいのに。
小説とは何か、というお題だったので、ちゃんと喋るのかと思えば、
中途半端なものばかりでがっかり
物語ってのを喋らない言い訳に使ってるんじゃ、と疑う
いったい面白いってのは何と考えているのか分かりません。アレと、コレと、じゃなくできるだけ単純化して欲しい
みんな重要なことをまったく喋ろうとしないのでつまらない
意味が無いものはどれだけセンスのある文章だろうとつまらないです。面白いキャラクターでも退屈です
面白いの早めに出して下さい。退屈です。読めません。
以上、わかりきったことですが、棚上げですし、言っていることが正しいかも分かりません
また、個人的な一つの感想にすぎません。
ワンピースとかそんなのにもアンチスレがあるんだから、気にしないのがいいですよ
単純に評価を知りたいなら投票数を見るのがいいです
投票は曖昧じゃないので良いですね
批判はあんまり真剣に受け取らないほうが役に立つので気に入らねければ無視がいいですよ
なんども言うと「読む」ことができて、「重要な問題を扱い解決する」ことさえできれば僕は小説は面白いと思います
読む、というのは行為なので、いいことを書いていても読む気が起こらないものは微妙です
読者の読む体力をちょいちょい回復させながらしゃべっていってほしいです

以上です。まとめ人さん、投稿、投票、全巻したひと、スレをほしゅった人、みなさん疲れ様でした。
次は、今よりも少しでも面白いものを書きたいものですね

NO.01 ２月１４日に黒幕が仕掛けた小説のような色事（お題：色）◆X78jHks0c氏
＞後日、先方の両親はカバ夫を精神科に偽装入院させ、カバ夫側の病気療養による自己都合という理由で妹との婚約をご
＞破算にした。
　皇族でかつ面食いの高飛車女と別れるなどもったいない。不細工に犯されるという屈辱を味あわせた上で自分好みに調
教してやる術を模索したほうがずっと面白いしリビドーが湧き上がるというのに。

NO.02 千年想（お題：小説とは何か？）◆pxtUOeh2oI氏
　たとえば時代小説を書く場合、小説家は現代の感性をそぎ落とし、極力その時代の思考を汲み取らなければならない。
もし有効な資料がない限りは、想像力でしかそれを補うことはできない。そして、未来という題材を扱う上でもそれは同
様だと思われる。
　その点で言うとこの作品の主人公は、「価値観の決壊」が起きている世界に済む割に、我々と同じような認知構造をし
ている。もちろん「九十九パーセント」から生まれた残りの１％と接触しているからなのだが、それにしてはずいぶんと
「九十九パーセント」の部分が欠落している。むしろ、主人公の感情は、すなわち読者である我々が抱く感情の代理である、
といっても差し支えない。ラノベの主人公のおおよそが冴えない少年であるというのに似ている。
＞なぜ、そこまでしなければならないのかはわからない。プリミティブな寿命という概念にいつまでも囚われて
＞いるせいなのか、いずれ崩壊するコミュニティの延命に何かの意義を見いだしているのだろうか。
　この文章に現れている通り、結局のところ、この主人公は作者の認知構造の域を出ていないことがわかる。思い切って
言えば、想像力が不足している。ここでいう想像力とは、面白い話を書くという意味合いではない。その空間に渦巻く空
気といおうか、感覚といおうか、そういったものを理解する能力を指す。想像力を欠いている小説とは、いわば外国人が
日本に訪れ、その体験を母国のメディアを通じて紹介するに当たって、
「スシが美味かった。サムライはいなかった。アキハバラはモエた」
　というのと、事情は変わらないように思われる。そんなものが「日本」を感じていないのと同様、この作品も「未来」
を感じていないのではないか。

NO.03 っしゃあ（お題：バレンタイン）◆nMrH5hLFa2氏
　たとえば男が国生さゆりの『バレンタインデーキッス』を歌うのはおかしい。この作品は男がチョコレートを作るとい
うだけでもおかしく、またそのことによって膨らむ余地があるというのに、それをまるで活かしきれていない。男が裸に
リボンを巻いて……とはいわないが、アレにチョコを塗りつけて舐めさせる、とか、まぁ考えるだけでも怖気が走るが。
男の娘でもなんでもない普通の男がモジモジとして、男勝りでも漢女でもない普通の女に……駄目だろうか。

ごめんいっことばしてた。こんどこそ、どぞ。

NO.04 ジョージ・ドジソン（お題：小説とは何か？）◆svacoLr1WE氏
＞もっとも、君の話し相手である僕はジョージ・ドジソンであったり、ジェームズ・ドッドソンであったり、チャールズ・
＞テッドソンであったりするのだけど。
　筒井康隆の『夢の木坂分岐点』を思い出す。線条的な人間がどこまで範列的になれるか、そして範列的になってしまっ
た中でどこまで線条性は保てるのか、などと色々考えたが、作品としてはまるで膨らまなかった。ひょっとして線条的な
テクストを読ませることで範列的な思考を呼び出したかったのだろうか。

NO.05 誰がために空まわる（お題：バレンタイン）◆pxtUOeh2oI氏
　衆目に晒す形でわざと言ってしまって恥をかかせた後、フォローするとの名目で放課後教室に呼び出し……少女系のエ
ロ漫画にありそうなどというと怒られるだろうか。

NO.06 生誕 -Son and M-（お題：黒幕）◆pxtUOeh2oI氏
　あいにくYUKIのロリババァぶりしか知らない。

NO.07 世界文学グレーテスト・ヒッツ（お題：小説とは何か）◆.xX4dOS/Iw氏
　そろそろ日本文学を萌え化するべきではないか、と思っている。作品を萌え化するのではない。作家自身を萌え化する
のだ。三国志や戦国武将をエロゲーにまでしているのだから、きっとやれるはずだろう。夏目漱石は活発に見えて、その
実暗い経歴や今に対する問題を抱え込んだ両義的な少女。谷崎潤一郎は悪魔的で存在自体が卑猥な女。川端康成は天涯孤
独で厭世的な、しかしエロスな方面には造詣が深いクーデレ。これならどっかの都知事も許してくれるはずだ。この際彼
も出してしまえばいい。

NO.08 彼と彼女と冬の小部屋（お題：小説とは何か？）◆fFwyBP2qDo氏
　西尾維新は『化物語』しか知らんのだが、あれはアニメで見るとセリフ遊びがまろやかになっていて面白く感じる。読
むのは、堪えられない。シャフトはいい仕事をしていたようだ。撫子のあれを除いては。

NO.09 ２／３、降るべき雨（お題：黒幕）◆ethG0vgyGc氏
　展開が読めてしまった。読めなくても面白かったとは思わんが。
　予定調和の何が面白くないといえば、作者の気の入りようが如実に伝わってくるところなのだ。気を入れることは重要
だが、こちらには伝えて欲しくない。

NO.10 味のカケラ（お題：バレンタイン）◆GODIVARwCk氏
　モテる男の下駄箱に火薬入りのチョコを入れて食べた瞬間リア充爆発というのはどうだろうと考えた。リア充の下駄箱
に漆黒にきらめく恐ろしい爆弾を仕掛けて来た奇怪な悪漢が私で、口に入れてしまったリア充が胃袋を中心として大爆発
をするとしたら、どんなに面白いだろう。
「バレンタインが私の心を始終抑えつけていた。嫉妬といおうか、嫌悪といおうか――カップルを見たあとに胸糞悪さを
感じるように、モテなさが続くと卑屈になってしまう時期がやってくる。それが来たのだ。これはちょっといけなかった。
結果した顔の悪さや奥手がいけないのではない。また背を焼くような孤独がいけないのではない。いけないのはバレンタ
インだ」

NO.11 孵化したは負か（お題：小説とは何か）◆Lq1ieHiNSw氏
　露悪的な小説を否定はしない。むしろ好きだ。しかし、小説を露悪の材料にしてはいけないと思う。この小説家は初め、
犯人を気狂いだと思っている。しかし、結局は屈してしまう。恐らく彼はその体験を材料に小説を書いていくだろう。だ
が、あいかわらず小説を自分のためのものとしかおもっていない。つまり、小説を”はしため”にしている。現実の持つ
効力を否定はしないが、ならばやはり小説でなくともよいのではないか。

NO.12 十五年後の述ベルズ （お題：色）◆pxtUOeh2oI氏
　苛立つ。その理由さえ述べたくないくらいに苛立つ。果たして作品が原因かすらわからないくらいに苛立つ。

NO.13 老境にて教わる（お題：色）◆Tf1WgBAu9U氏
　古井由吉という作家がいる。御年七十三にして、文芸誌に連載を持ち、エッセイを時折書き継ぐ、旺盛な大家だ。彼の
本に『人生の色気』というのがある。口述筆記で、なかば問わず語りに来し方や社会の行く末を、本人曰く物狂いがして
いるのではないか、と思われるほどに語っていくものだ。古井曰く色気、エロスというものは性分に相当な差がある者同
士がかち合わないと生まれないらしい。おのが人格とは明らかに違う者をみつけ、それに惹かれることで相手の魅力がわ
かってくるし、そのことで自分の魅力もおのずと発しているのだという。古井は徹底して男女のことを説いているのだが、
これは老若にも当てはまるのではないか、と思われる。事実、老人である古井の話を聞いていると、なかなかわかりにく
いところもあるが、どこかで呼応するところがある。それは自分の体験も当てはめているのではないか。自分の感性が引
きずり出されているのではないか。老年が刻んだ足跡を追いかけていると、どこか、自分の足跡に似ているようにも思わ
れる。瞬間、老若が交じり合って、濃厚なイデアが生まれる。

NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
　私は数日前に書いたことを忘れている痴呆だと思われているらしい。
　森見森見というが、あいにく一冊も読んでいない。参考にしたのは久米田康司だ。どうしてそうなるのだろうと思ってい
ると、久米田の系譜を辿ればパロディの大家太宰治に行き着くのが浮かんだ。太宰の系譜を別の角度から眺めると、『新釈
走れメロス』を書いた森見登美彦がいるという寸法らしい。ついでに森見は『かってに改蔵』の頃から久米田のファンだという。
　それから黒子とムギちゃんがチョコを渡してくれるはずがないだろう。お姉様と女の子しか興味がないのだから。

時間外NO.1 僕とこいつとチョコレートトラップ ◆XdfFerW0PE氏
　「甘い口付け」という言葉があるが、口付けは基本的に甘いものではないだろうか。

時間外NO.2 ごはんは返事をしない（お題：小説とは何か）◆/sLDCv4rTY氏
　実にわけがわからない。しかし、笑える。ところどころみかける誤字さえも楽しい。ありきたりな言葉を使えば、
活力がある。質問にまるで意味が付されていないのもいい。起承転結もあるようでない。そこがいい。ひょっとし
たら、わけなどわからなくてもいいのかもしれない。
　こんな小説を書ける人間が小説の面白みを「重要な問題を扱い解決すること」だと思っているのは意外だ。

時間外NO.3 TRICOROLE!!!!!◆PndriWvbA2氏
　アフリカの小国で岡田武史が監督をしている。Ｗ杯予選はあまねくボロ負けだ。しかし、彼の顔には常に充実感が漂って
いる。

******************【投票用紙】******************
【投票】：なし
【関心】：時間外NO.2 ごはんは返事をしない◆/sLDCv4rTY氏
**********************************************

>>96

NO.07 世界文学グレーテスト・ヒッツ（お題：小説とは何か）◆.xX4dOS/Iw氏
　そろそろ日本文学を萌え化するべきではないか、と思っている。作品を萌え化するのではない。作家自身を萌え化する
のだ。三国志や戦国武将をエロゲーにまでしているのだから、きっとやれるはずだろう。夏目漱石は活発に見えて、その
実暗い経歴や今に対する問題を抱え込んだ両義的な少女。谷崎潤一郎は悪魔的で存在自体が卑猥な女。川端康成は天涯孤
独で厭世的な、しかしエロスな方面には造詣が深いクーデレ。これならどっかの都知事も許してくれるはずだ。この際彼
も出してしまえばいい。



文豪先生言いだしっぺなんだし今度書いてよ、結構面白そう
けど石原はいらんぞ

今週の優勝は一体誰の手に

誰か転載漏れないかだけチェックしてくれ

デキレース？

集計したが自信ないので、確認宜しく。

----------------------------
投　関
−　 １ NO.01 ２月１４日に黒幕が仕掛けた小説のような色事（お題：色）◆X78jHks0c氏
　３　１ NO.02 千年想（お題：小説とは何か？）◆pxtUOeh2oI氏
−　− NO.03 っしゃあ（お題：バレンタイン）◆nMrH5hLFa2氏
− 　１ NO.04 ジョージ・ドジソン（お題：小説とは何か？）◆svacoLr1WE氏
　１　１ NO.05 誰がために空まわる（お題：バレンタイン）◆pxtUOeh2oI氏
−　− NO.06 生誕 -Son and M-（お題：黒幕）◆pxtUOeh2oI氏
−　− NO.07 世界文学グレーテスト・ヒッツ（お題：小説とは何か）◆.xX4dOS/Iw氏
−　 １ NO.08 彼と彼女と冬の小部屋（お題：小説とは何か？）◆fFwyBP2qDo氏
　１　２ NO.09 ２／３、降るべき雨（お題：黒幕）◆ethG0vgyGc氏
−　− NO.10 味のカケラ（お題：バレンタイン）◆GODIVARwCk氏
　３　３ NO.11 孵化したは負か（お題：小説とは何か）◆Lq1ieHiNSw氏
−　− NO.12 十五年後の述ベルズ （お題：色）◆pxtUOeh2oI氏
−　− NO.13 老境にて教わる（お題：色）◆Tf1WgBAu9U氏
　３　４ NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
−　 ２ 時間外NO.1 僕とこいつとチョコレートトラップ ◆XdfFerW0PE氏
−　 ２ 時間外NO.2 ごはんは返事をしない（お題：小説とは何か）◆/sLDCv4rTY氏
−　− 時間外NO.3 TRICOROLE!!!!!◆PndriWvbA2氏
----------------------------

>>103
僕とこいつとチョコレートトラップ って二票も感心票入ってたっけ？

******************【投票用紙】******************
【投票】：No.02 千年想◇pxtUOeh2oI氏
　　　　　No.05 誰がために空まわる◇pxtUOeh2oI氏
【関心】：No.04 ジョージ・ドジソン◇svacoLr1WE氏
　　　　　No.14 坊っちゃん◇ihO9dxzf9I氏
　　　　　時間外No.01 僕とこいつとチョコレートトラップ◇XdfFerW0PE氏
**********************************************

******************【投票用紙】******************
【投票】：　なし氏
気になった作品：NO.08 彼と彼女と冬の小部屋（お題：小説とは何か？）◆fFwyBP2qDo氏
　　　　　　　　　　　　　　　―感想―
　　　　　　　　4レスの前半ぐらいで、なげーんだよくそ、さっさと終われ
　　　　　　　　と思ったが、5レス目ぐらいからちょっと楽しくなってきたｗ

　　　　　　　　時間外NO.1 僕とこいつとチョコレートトラップ ◆XdfFerW0PE氏
　　　　　　　　　　　　　　　―感想―
　　　　　　　　くそ、この野郎

　　　　　　　　NO.11 孵化したは負か（お題：小説とは何か）◆Lq1ieHiNSw氏
　　　　　　　　　　　　　　　―感想―
　　　　　　　　構造はよかったので、もう一声、なんか怖い感じが欲しかった
　　　　　　　　ただ死ぬだけだとあんまり怖くないかも
**********************************************

******************【投票用紙】******************
【投票】：NO.02 千年想（お題：小説とは何か？）◆pxtUOeh2oI氏
【関心】：NO.01 ２月１４日に黒幕が仕掛けた小説のような色事（お題：色）◆X78jHks0c氏
　　　　 　NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
**********************************************

******************【投票用紙】******************
【投票】：NO.11 孵化したは負か（お題：小説とは何か）◆Lq1ieHiNSw氏
ラスト好きでない

【関心】：NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
文体は品評会のなかでは面白い方だと思う。
でもすぐ飽きる。
**********************************************

******************【投票用紙】******************
【投票】：NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
【関心】：NO.09 ２／３、降るべき雨（お題：黒幕）◆ethG0vgyGc氏
**********************************************

******************【投票用紙】******************
【投票】：NO.09 ２／３、降るべき雨（お題：黒幕）◆ethG0vgyGc氏
明快で捻りも効いてるしイイ感じ

【関心】：NO.05 誰がために空まわる（お題：バレンタイン）◆pxtUOeh2oI氏
繊細な描写がお上手。話全体は小奇麗に纏まってて良いとは思うけどガツンとはこないので関心どまり
**********************************************


******************【投票用紙】******************
【投票】：NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
【関心】：NO.11 孵化したは負か（お題：小説とは何か）◆Lq1ieHiNSw氏
**********************************************

******************【投票用紙】******************
【投票】NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
　　洒脱。パロディとはいえ構成・文章ともに頭一つ抜けている。内容も文体と巧く折衷されていて凄い

【関心】No.02 千年想（お題：小説とは何か？）◆pxtUOeh2oI氏
　　設定が割と好み。なんともいえない余韻がある
【関心】No.09 ２／３、降るべき雨（お題：黒幕）◆ethG0vgyGc氏
　　話の展開のさせ方が上手い
【関心】No.11 孵化したは負か(お題：小説とは何か) ◆Lq1ieHiNSw氏
　　ある部分で突き抜けた感じが
【関心】時間外NO.02 ごはんは返事をしない ◆/sLDCv4rTY氏
　　意欲的なチャレンジに敬意を表して
************************************************


******************【投票用紙】******************
【投票】：NO.11 孵化したは負か（お題：小説とは何か）◆Lq1ieHiNSw氏
【関心】：NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
投票：落ち一番ちゃんと考えているような気がしたから投票。
関心：確かな「書く力」と雰囲気を評価しました。上の投票理由とはいい意味で好対照だと思いました。
**********************************************


******************【投票用紙】******************
【投票】：なし
【関心】：時間外NO.2 ごはんは返事をしない◆/sLDCv4rTY氏
**********************************************

これで全部。上二つは過去スレから。
あってるっぽい

>>108
なるほど
お疲れ様でした

>>108
ありがとう。

んじゃ、NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏 が優勝で。
おめっとさーん。

今週もおつかれさま
また同時優勝か

文豪先生おめでとう

◆ihO9dxzf9I氏おめ！

で、おれなんだよな。時期的にBNSKからのバレンタインプレゼントかもしれない。
母親のチョコくらいには嬉しいよ。ありがとう。
参加者、転載者、まとめにかかわった方々、スレ住人の皆様、お疲れ様でした。

漱石の土台にあぐらをかいておきながら自分の手柄を主張するのはおこがましいので、
今回も品評会のお題は安価にさせてもらう。
安価先>>125


>>99
せっかく障子を愛液で破るキャラを思いついたんだが駄目か。

>>111
投票同数の場合は関心票数も考慮されるよ
>>103が合ってるらしいから、この場合ihOの人が優勝

文さんおめでとー
また安価かｗｗ

◆ihO9dxzf9I氏
おめでとう

>>115把握

ついでに加速

ほ

ｋｓｋ。寝たいから早くたどり着きたい

最近ihOさんの呼び名で迷う。名称候補が多すぎるんだよ……

ksk

う

風

恥を忍んで乞食するけど、時間外No.3の感想書いてくれね
ここまで反応ないと怖い

林

楽天

>>124で止まっててうけたわｗ

しかし楽天て

本人かｗ

狭いお題だなぁｗ

あっ、取っちまった（棒）

らく‐てん【楽天】

自分の境遇を天の与えたものとして受け入れ、くよくよしないで人生を楽観すること。


第254回週末品評会　　『楽天』


規則事項：7レス以内
投稿期間：2011/02/19（土） 00:00〜2011/02/20（日） 23:30
宣言締切：日曜23:30に投下宣言の締切。それ以降の宣言は時間外になります。
※折角の作品を時間外にしない為にも、早めの投稿をお願いします※

投票期間：2011/02/21（月） 00:00〜2011/02/22（火） 24:00
※品評会に参加した方は、出来る限り投票するよう心がけましょう※

予想外の変なの来たー
そっちの意味の楽天か。野球とかかと思った
>>124で止まってて、取れるんじゃないかと笑っちまったぜ

>>129
出題が早いことは素晴らしい。しかし難題だ。

どちらかというと楽観というより、「天を楽しむ」というのが正しい意味らしい。
つまり幸福でも困難でも余裕をもって臨むということか。
とある作家曰く、悲観に悲観を重ねた末に「楽天」にたどり着くのだそうな。

しかし魔が差した。なんで取っちまったんだろう。

◆ihO9dxzf9Iさん優勝おめ
amazon派なので楽天は使ったことないな
それにしても自分で出したいなら素直に出せば良いのに、もう

>>94
よーし負けて悔しいからNo.02の感想について反論を書くぞ
>　たとえば時代小説を書く場合、小説家は現代の感性をそぎ落とし、極力その時代の思考を汲み取らなければならない。
これってそうだろうか？
そっちの方が日本はゲイシャフジヤマスシボンバーだったぜ！　という定型の考えなんじゃないだろうか
人間ってそんなに時代で考え方は変わらないだろうと思う、表面的な趣向程度や時代の常識みたいな変化はあるだろうけど
数十年前の若者は、国だかに怒って学生運動を起こした。今の若者は国だかに怒ってネトウヨとか呼ばれることをしてる。
ずっと昔の壁画に、今時の若者はダメだって描かれてたって聞く。やっぱり今の大人も同じ事を言っている。
あと数百年したら、大人が「大人はダメだ、若者の考えは素晴らしい」とか言うだろうか。
数百年後も右と左は変わったりするかもしれないが、若者の行動は似通っているんじゃないだろうか
ツールやシステムは時間が経てば進歩するし変化するだろうけど、人間の考え方とかはそんなに大差ないだろう。
未来の人は、現代から見れば進んでいるのかもしれないけど、そのなかでは結局、現代を生きているわけだし。
ドラえもんに思考からはまったく未来的な何かを感じないけど、それはあの藤子先生の想像力不足だろうか
森博嗣が、萩尾望都先生のトーマの心臓をノベライズしたときに、舞台を大正時代の日本に変えたけど、
本質は変わっていないように思う。萩尾先生も不満あげてないし（もしかしたら不満あるけど商業的に黙ってた可能性もあるがｗ）
とまあ偉大な先生を盾にしてみる
というわけで俺は未来でも過去でも中世ファンタジーでも同じような思考回路の人を書くな。そっちの方がリアルになりそうに思うので。

お題も決まった事だし人ももういないだろうという事で
自作(NO.08 彼と彼女と冬の小部屋)について少し書いてみる

なるべく小難しくならないよう、文学性など主張せぬよう意識しながら書いたら
ラノベラノベしてるとばかり言われてしまった。

作中でも遠回しに書いたけど小説は作者の思考を伝達する手段に過ぎない
それが自分なりのお題に対する解答でした。
文学、ラノベに関わらず小説を何か宗教の一種であるかのように崇め
小説を書く事、それ自体を目標に設定された空疎な物語だけが生成されるこのスレへの皮肉だったのだけど
伝わらなかったという事は自分の腕が足りなかったのだと思う。

★

お前の中ではそうなんだろ
何の立証も無く盲目的に作者が「文学、ラノベに関わらず小説を何か宗教の一種であるかのように崇めている小説を書く事、
それ自体を目標に設定されている」」という素晴らしき思い込みを俺は褒め称えてやりたいよ

iho氏おめー

書き忘れてたので時間外No.3の感想
２レス目で飽きる。一行一行が退屈です。
「悪事を全くやったことのない奴に〜」
「安全なところから他人事のようにみていて〜」
っていう二つの考え方はもうちょっと説明すべきだ。なぜ？ と問いたくなる。
これらをきっちりと説明できてかつキュートに常識的からはみ出ていれば、
ただそのはみ出し方だけで柏木の行動は面白くなったんじゃないかと思う
理屈が分かるということは信じることができ、変なものであるということは、
それを信じることができれば別の景色が見える＝一つの描写にもべつの見方の具体例を示すことができて面白くなる
つまり、一行一行が面白くなったんじゃないかと思う
「悪事を全くやったことのない奴に〜」という理屈で「強盗」をしなければならないというのもよくわからなくて疑問
同じように岡田さんの考え方も読者を納得させることができ、なおかつ変で行動に統合性があったなら、
たぶんネタばらしの時にラストは面白くなって満足感が出たはずだったと思う。
最初がつまらないのを除いては構造は良いけど、キャラクターが浅すぎだと思った
（個人的な定義だけれど）今まで信仰していた考え方から別の考え方に信仰を変えるときの運動が面白さだと定義したら、
多くの人は論理を他のものよりも強く信仰している（論理がなければ俺たちの言葉は支離滅裂になるほかないから）のだから、
ある程度理屈上は正しいと思わせなければ面白くないんじゃないかと思う。
一人の人は論理を完璧には扱えるわけではないので、（論理を進めるためには多くの場合否定が使われるのだけど、
大抵の人は一度の否定しか直ぐにはできない。否定したものをもう一度進めれば、
これ俺の考えと違うなって思われなくてもすむ。）ある程度ごまかせる範囲までかけば理屈上正しく見えるので、信仰を変える準備が整う。
もちろん品評会の期間は短いので、それを深く考え、書く時間はないのだけれど。
以上。上から目線みたいな文書になって申し訳ないです。そういう意図は全くありません。
あまり文書を読まないので引用もできないため、結局は、自分はこう思うけれど、としか言えないです
テキトーに受け取ってくださると嬉しいです

遅くなったが全感投下。まさかの７レス

-------------------------------
自作棚上げ＆辛めで全感。評価基準は下記。しかし最終的には主観と気分。

文章：文体、文法、語彙などで評価
構成：導入、展開、読みやすさなどで評価
内容：俺の好み

NO.01 ２月１４日に黒幕が仕掛けた小説のような色事（お題：色）◆X78jHks0c氏
（文章：2.0　悪い）
　悪文。一文が長い上に修飾語がどこに係るのかが一読して分かりづらい。
（構成：2.5　悪い）
　必要の無い説明が長い割にラストはとってつけたような感じ。無理がある。
（内容：2.5　微妙）
　４題詰め込んでみました。って話だけれどもそれだけに内容が薄っぺらい印象。
　
NO.02 千年想（お題：小説とは何か？）◆pxtUOeh2oI氏
（文章：4.5　良い）
　多分に説明が必要な内容でありながら、流暢な語り口で雰囲気が出ている。
（構成：4.0　良い）
　冒頭から引き込まれるような構成は凄い。ただ惜しいのはクシィと主人公との関係性と対比されるべき
　観覧車のカップルについて印象が弱くなってしまっている。冒頭で伏線を引くなりの工夫が欲しい気がする。
（内容：3.5　面白い）
　設定に惹かれる物があるし読後感も良い。
　しかし提示されたお題とどんな関連があるのかがわからない。自分の読解力or読み込みが足りないのかもしれないが。

NO.03 っしゃあ（お題：バレンタイン）◆nMrH5hLFa2氏
（文章：2.0　悪い）
　語順がおかしい。またリズムが悪い。読点を打つ位置をもっと考えたほうがいい。少ないと読みづらいが多すぎると
　稚拙に感じる。また、三点リーダ（…）とダッシュ（―）は二つ繋げて使うのが基本。詳しくはBNSKのまとめを参照のこと。　
（構成：1.5　悪い）
　いらない説明が多すぎる。描写には狙いがないと読者を置いてきぼりにしてしまう。
（内容：2.5　うーん）
　とりとめのない話だなあ、と。構成が悪いのでなんとも評価ができない。
　勢いみたいなものが表現したかったのかなあ、と思うけど伝わってない。

NO.04 ジョージ・ドジソン（お題：小説とは何か？）◆svacoLr1WE氏
（文章：3.5　普通）
　文体に面白みはないが破綻なくきちんとした文章。狙ったんだろうけど台詞が翻訳っぽいのが興醒め。
（構成：3.0　普通）
　まあ普通だよね。特筆すべき点はなし。
（内容：3.0　よくわからん）
　メタフィクションってか脱構築を図ったというなのかしらね。
　しかし、難解なものを読ませるには読ませるだけの文章のキレが欲しい。正直あまり深入りできなかったのでよくわからん。
　
NO.05 誰がために空まわる（お題：バレンタイン）◆pxtUOeh2oI氏
（文章：4.0　良い）
　女子一人称。柔らかさが出ていていいんじゃないでしょうか。
（構成：3.5　普通）
　普通にすらすらとは読める。でも少しメリハリというか間が欲しい。リズムの転換があると文章が締まる。
（内容：4.0　面白い）
　キャハって表現は暴力的だよなあ、って。普通だけどなんとなく読後感の爽やかないい話だと思う。

NO.06 生誕 -Son and M-（お題：黒幕）◆pxtUOeh2oI氏
（文章：3.0　普通）
　文章の作りというか構成は良いのだけれど、この手の文体にセンスが問われる話としては、語彙が陳腐。
　まあ、元ネタがあるから仕方ないのだろうけど。
（構成：3.0　普通）
　もう少し不穏な伏線を張ってもいいと思うんだ。
（内容：3.5　面白い）
　設定（世界観？）は結構好きなんだけどなあ、と。

NO.07 世界文学グレーテスト・ヒッツ（お題：小説とは何か）◆.xX4dOS/Iw氏
（文章：2.5　微妙）
　文体は狙ってるとしても、語彙がチープかなあって。表現の底が浅く中途半端になってしまっている。
（構成：2.0　悪い）
　場面転換が唐突なのは狙いなのかも、と思うけど読みづらい。さして効果的でもない気がする。
（内容：2.5　？？）
　知ってる人間だけ楽しめればいいや、ってことなのかなあ。それもなんだか。
　フィッツジェラルドみたいなのを狙ってるんだったら米文学の底の深さをを舐めているようにも感じてしまう。

NO.08 彼と彼女と冬の小部屋（お題：小説とは何か？）◆fFwyBP2qDo氏
（文章：2.5　悪い）
　細かいところも見るつもりだったけど、まるっきり西尾維新の劣化コピーだしなあ。
　でもこれ多分、原作っつーよりアニメから書き起こしたみたいになってる。
　西尾維新は地の文でリズムを整えてると思うんだけど、その辺が全然ね。
（構成：2.0　ない）
　いやこれ、構成もへったくれも。
（内容：1.5　つまらない）
　どうしても西尾維新っぽいので、そこは本家と比較しちゃうじゃん。

NO.09 ２／３、降るべき雨（お題：黒幕）◆ethG0vgyGc氏
（文章：3.0　普通）
　地の文が散漫な印象がある。多分、表現が不必要に回りくどいせいだと思う。
（構成：3.5　普通）
　普通に時系列。ただラストの部分は綺麗に収まっていて好感。
（内容：4.0　面白い）
　その、こういう話で「囁く者」の導入の仕方がCMDって発想は結構面白いなあって思って。

NO.10 味のカケラ（お題：バレンタイン）◆GODIVARwCk氏
（文章：3.5　普通）
　なんか心情描写が単調な気がするけれど、文章は上手い。
（構成：3.5　普通）
　破綻なく読みやすく良い構成。　
（内容：3.0　？？）
　で、結局オチがよくわかんなかったんだよなあ、と。読み返してもみたんだけれど。
　なんかどっか書き忘れてない？

NO.11 孵化したは負か（お題：小説とは何か）◆Lq1ieHiNSw氏
（文章：4.0　上手い）
　自然なインタビュー場面と陰惨な描写。過不足無く良い。
（構成：4.0　面白い）
　半分インタビューっていうね。演出としては効果的な印象。
（内容：4.0　面白い）
　思い切りがいいなあ、と思って。個人的に後味の悪い作品を書くのは難しいと思っているので評価。

NO.12 十五年後の述ベルズ （お題：色）◆pxtUOeh2oI氏
（文章：3.5　普通）
　普通に上手い。
（構成：3.0　普通）
　なんか散漫な印象がする。メリハリが無いっていうか。
（内容：3.0　普通）
　まとまっているんだけれど、引き込まれるものがないなあ。
　「小説家」って設定をもっと煮詰めたほうがよかったような気がする。
　
NO.13 老境にて教わる（お題：色）◆Tf1WgBAu9U <<自作>>
（文章：0.0　評価なし）
（構成：0.0　評価なし）
（内容：0.0　評価なし）
　本当は４題分のプロットを文体やらをそれぞれ変えて書こうと思ってたのだけれど、
　結局書ききれたのがこれだけだったという。
　老人視点の一人称が書けるかどうかを試したくて書いたが、内容のほうでもう少し工夫の余地があったと反省。

NO.14 坊っちゃん（お題：バレンタイン）◆ihO9dxzf9I氏
（文章：5.0　凄い）
　パロディだということをさっぴいても、ここまでは書けないなあと思う。上手いし洒脱だ。
（構成：4.0　良い）
　よくもまあこれだけの情報量を詰め込んだなあ、と。
（内容：5.0　面白い）
　パロディにありがちな類型化に陥らない感じがいいなあ、と思って。
　あと紬にゃんがでてこないのはどういうことだ！と思ったけど感想見て得心。

時間外NO.1 僕とこいつとチョコレートトラップ ◆XdfFerW0PE氏
（文章：2.5　悪い）
　表現がチープっていうか。まあ一人称だからこれでいいんだって言えばいいんだろうけど。
（構成：2.5　悪い）
　なんかこう色々と唐突な印象。まあ、わかりやすいんだけれど興は醒める。
（内容：3.0　普通）
　まあオチはいいなあ、と思ったけどなんかちょっとのっぺりしてる話だなあって。
　
時間外NO.2 ごはんは返事をしない（お題：小説とは何か）◆/sLDCv4rTY氏
（文章：4.0　普通）
　内容はアレだけれども文章自体は破綻がない。安い表現も内容に合っている感じがする。
（構成：4.0　？？）
　ぶっちゃけ評価できないけれども、最後まで読めたってところで。
（内容：4.0　？？）
　評価っていうと難しい。ただ文章力がある人間のこう言う作品は個人的に応援したい感じがする。
　正直、内容を完全に理解したとは言い難いけど、印象には残る。

時間外NO.3 TRICOROLE!!!!!◆PndriWvbA2氏
（文章：4.0　上手い）
　リズムがいい。自然で読みやすい文章。
（構成：4.0　上手い）
　ちゃんと読者を引きつけるように構成されていて好感。
（内容：4.0　面白い）
　あえて恋愛を絡めないでオチをつけたのは良かったけれども、かわりにラストが締まらなくなってしまった印象。
　読み返してみて関心票入れればよかったなあ、とか思った。
　まあ、時間外の最後だからしかたないわな。

【総評】
今回すごくボリュームがあった気がしたのだけれど、おそらく「小説とは何か？」をお題にした作品が難解だったのが
原因なのかと。疲れた。
「バレンタイン」は比較的書きやすかったのか、安易な発想のものが多く類型的な印象。
もっと突き刺さるような尖った作品が読めたらなあ、などと思う。

しかし自作はゼロゼロだったので、こんだけ頑張って全感書いても説得力がまるで無いことが残念だ。

以上。

全館おちゅ！

>>136
特定の小説から感銘を受けた事は？小説から人生の教訓を学んだと思った事は？
特定の作者に心酔した事は？面白かった本を知人や友人に薦めてみた事は？
自分では何一つ書きたい事が思いつかない時に他人のお題を縁に無理矢理話を書こうとした事は？

少なくとも俺は全部あるよ。

>>134
>>136
さしでがましいかもしれないが、
感想への批評＆批判、または、それに対する批判＆煽りはスレが荒廃する原因となるのであまり推奨されない。

馴れ合えってわけじゃないがこのスレ自体が各人のマナーと厚意が無くては成り立たず、
スレッドが荒れると参加者や感想を付ける人間が減るので、
最低限の礼儀と節度を以て参加いただけることを、個人的にはお願いしたい。。

つっても所詮2chだしvipだから、誰が何書こうと非難する謂れはない。
なので、これは本当に個人的なお願い。

転載いきまーす。

-----------------------
320 名前： ◆Lq1ieHiNSw [] 投稿日：11/02/16(水) 02:22:21 ID:F6bNQodt [1/6]
全感いきます。

NO.01 ２月１４日に黒幕が仕掛けた小説のような色事◆X78jHks0c氏
もうちょっと人物の心情を掘り下げて欲しい。

NO.02 千年想◆pxtUOeh2oI氏
未来にも普通に今のような観覧者があるだろうか、とかそこらへんが気になって世界観に浸れなかった。
不老不死設定を見ると、脳を潰しても死なないのかな、とか考えてしまう。
不死の人間が主人公の漫画、『無限の住人』内ではそこらへんの設定もあってすっきりする。

NO.03 っしゃあ◆nMrH5hLFa2氏
逆に高里さんはチョコレート用意しなかったのかな。
内容がこれだけじゃあ６レス分も読んでも何も残らないので、そのへんも考えて話を広げてください。

NO.04 ジョージ・ドジソン◆svacoLr1WE氏
事実を創作の辺りまでは興味深くよめた。
が、それ以降からがちと理解できない。

NO.05 誰がために空まわる◆pxtUOeh2oI氏
王道で面白かった。でも無難すぎる。
酷い言い方をすれば、誰にでも作れる話。

NO.06 生誕 -Son and M-◆pxtUOeh2oI氏
絵本とか詩とかでやって。

NO.07 世界文学グレーテスト・ヒッツ◆.xX4dOS/Iw氏
理解できない。
多分この作品の持つ波長が合わないのだろう。

NO.08 彼と彼女と冬の小部屋◆fFwyBP2qDo氏
この手の掛け合いは寒い。笑えればいいんだけど、笑えないとひたすらに寒い。

NO.09 ２／３、降るべき雨◆ethG0vgyGc氏
男女の青春ものよりも男同士の青春ものが好きだ。
この作品に票を入れてNo.05には関心票を入れなかったのはそんな自分の嗜好から。
しかしなんで潜在的ペドフィリアくんみたいな言葉が出てくるのかわからない。
ラノベ系統にありがちな、意味もなく性的倒錯ネタで相手をなじる感じの掛け合いは寒い。

NO.10 味のカケラ◆GODIVARwCk氏
これも理解できない。
これはただ小説内の情報が足りないから。

NO.11 孵化したは負か◆Lq1ieHiNSw
男が小説家に金槌を渡した目的は、その金槌で自分を殺してくれ、という意味合いから。
しかしこれでは小説家に女を殺せと言っている風にしか読み取れない。ぬかったわ。
インタビュー形式は情報を簡単に伝えれるいい(ずるい)方法では？　などと書く前に思ってたけど、
全然簡単じゃなかった。小説とは何かをずっと考えてたせいだ。
小説とは何か、自分の中で答えは出せなかったが、向き合うのが楽しいとてもいいお題でした。

NO.12 十五年後の述ベルズ◆pxtUOeh2oI氏
女子中高生に受けそう。
彼女たちが持つ『かわいいセンサー』にきっとひっかかるだろう。
だけど俺は成人男性なんだよ。

NO.13 老境にて教わる◆Tf1WgBAu9U氏
目も碌に見えてないのに矍鑠としたじいさんだ。
あまり効いていないし、一人語りじゃなく普通の小説の形にした方がよかったのでは。

NO.14 坊っちゃん◆ihO9dxzf9I氏
冒頭部分でこれほど引き込まれたのは始めたかもしれない。とにかく笑えた。
主人公は決してヤリチンなわけではなく、面倒見がよく男気がある性格で好印象。モテるのも納得だ。
そしてむぎちゃんや黒子を出さなかった理由にも納得した。パロディをするにもちゃんとキャラクターの
性格を考えていることに感心すると同時に、自分の思慮の浅さを恥ずかしく思う。
が、むぎちゃんに関しては、あれは一度男を知ればすごくハマるはずだ。

時間外NO.1 僕とこいつとチョコレートトラップ◆XdfFerW0PE氏
超展開だ。いきなりそりゃあないだろう。
ファーストキスなんて大概グロスの味だよ。

時間外NO.2 ごはんは返事をしない◆/sLDCv4rTY氏
理解できないが、それが当たり前でそもそも理解など求めていないのだろう。
他の理解できない作品との違いは、なんか作者の頭の中でおもしろいことが繰り広げらているのでは、
と思ってしまうところ。というわけなので、解説が欲しい。

時間外NO.3 TRICOROLE!!!!!◆PndriWvbA2氏
文章展開含め今回の中では一番読みやすかった。
だが柏木にいまいち付いていけなかった。何を勝手に納得してるのだ、という感じ。
シエラレオネの国旗とファミマのカラーについては笑った。確かにまんま一緒だね。

転載おわり。ねますおやすみ。

自作解説するような人間にだけはなりたくないね
お題ください

眠れないからお題くださいな

>>153 宗教

>>154
信仰

>>154
曇り

>>154
パンツに突撃

かけたから投下する

午前８時をまわったころ、玄関からノックの音が響いた。
扉を開けると目の前に笑みを浮かべた小さな女性が立っていた。
「おはようございます」と彼女は礼儀正しく挨拶をする。手には手には聖書とかかれた真新しい本。僕は朝からご苦労様ですと言い、外にでる。

特に興味があるわけでもないが、初対面で独り身の男にわざわざ見ず知らずの神について説くために訪ねてくれたのだ。満面の笑みを浮かべた女性を追い返すのも気分が悪い。
僕は話を聞くことにした。

話の内容としては、いかにも宗教というイメージ通りのものだった。救い・死後・喜び。今の僕にはどうでもいいことだった。
どうせ最初から最後までこんなもんだろう、と僕は苦笑いをしながらただ頷くことを繰り返す。
しばらくして、一通り話し終えたのか溜め息をつく女性。

そして言った。
「あなたは何を信じますか」

僕は有言不実行な神という存在を信じていない。辞書で引くように清らかな言葉を伝えられることが救いなら今の僕だって救われてもいいだろう。
目に見えないものを信じることは簡単ではないのだ。僕は考える。
それなら、何も言わず体を温めてくれる靴下の方がよっぽど神に近いのではないのか。
「僕の神様は靴下です」
女性は笑みを浮かべたまま朝の階段を降りていった。
そして僕は裸足に靴を履いたまま話を聞いていたことに気付く。
「さて、今日も神様にお世話になるかな」

結局、家を出る時間まで靴下は見つからなかった。言葉の力に強制させられた僕の信仰は僕を救ってはくれなかった。



おわり

>>63
感想。特に思うことはなかったぜ！
アロハ幽霊が出てきてそいつが励まそうが追い打ちかけようがアロハ自体が出て来なかろうが
この部分て如何様にも出来ちゃうじゃん。オチに必然性が無い。だからぽっと出のご都合主義に感じて説得力が無い
あと主人公が見ていた両親とか幽霊じゃなくて多分幻覚だと思うんだけど、ほんでアロハの方はほんとの不思議存在とかね
そんなギミックを感じるけど割りとどうでもいい！　内容はありがちな自殺したがりでそれが深まるわけでも広がるわけでもないし
酷評御免！

初めてだけどこんなもんでどうでしょうか。

>>161
ふむ。ちょっと洒落を効かせてこじつけた感じですよね
それ以上は特に思わなかったです。本当に初めてだったら文章は上手いんじゃないんでしょうか

確かに無理があったかなとは自分でも思いました。力不足です

感想がきけると嬉しいもんですね
ありがとうございます

◆ih氏優勝おめー。あと相変わらず糞みたいなお題だしやがっておいいいいい

お題くれくれ

>>167
ポケット

お題ください

>>169
白

>>168
承った

アイテム系のお題ください

>>170
了解いたしました

>>172
ハンカチ

>>174
サンクス

時計の短い針が丁度9を指した頃、けたたましく鳴り響くベルが、ベッドで眠る僕の睡眠を妨害しだす。たまらず僕は音源に手を伸ばすが有るはずの物が見つからない。
仕方ないのでベッドから這い出たその時、ある異変に気づいた。いつもならカーテンの隙間から漏れ出す眩い光が一切ないのである。
僕は慌ててカーテンをひらき空に目をやるが、やはり目に刺さる様な光はない。代わりに空一面の雲と少し強い風があった。
僕は歓喜した。鳴り響くベルも忘れて。10年ぶりの曇天であるのだから当然だろう。
この世界は10年前の天変地異が起きた日から一切雲が出なかったのである（理由は知らないが）。その雲がある日突然、それも空一面に発生したのだ。
どういう訳かは知らないが、とにかく今は喜ぼう。そう思ってもう一度空を見渡す。するとまたもや異変に気づいた。空に直径10m程穴が空いている。
その穴の向こうは真っ暗、いや真っ黒だ。どういう事だと空を凝視すると、ある事に気が付いた。先程から一切雲の位置が変わっていない。今日は少し強い風が吹いているのにも関わらず。
少し思案したあと、僕は絶望した。

暇つぶしに書きました
初めて書いた文で多分メチャクチャです
文法とかもよく分かってないんで適当です
お題も勝手に貰ってごめんなさい

　ひたすら、という言葉に見合うかどうか。とにかく、俺は地面を掘っていた。
「Homeキーはどこだよ、っくしょう。絶対にこの辺りにあるはずなんだ！」
　荒れ果てた赤土の大地を、這うように流れる生ぬるい風が駆け抜ける。
何故こんな目にあわねばならないのか？それを考える余裕は無かった。俺には
優先すべき目標が出来ていた。そう。なぜ？なんてことは、今まで垂れ流してきた
人生の中でいくらでも考えれたのだ。しかし、俺はそれを拒んだ。あえて無視していた。
スペースだらけの日常に雑多なインテリアを飾りたくはないと、普遍的な思考さえ
排除していたのだ。家へ帰るという目的ができた今、そのことを俺ははっきりと認識している。
皮肉なことだ。俺を、私へと追いやったあの絶望へ。帰りたいと願っているのだから。

　私は、赤土の大地にいる。いながらにして死の淵にさらされている。あれから2日経った。
もうダメかもしれない。そう思えることに深い喜びを見出す。せめてこの覚悟のまま死ねたら
と思う。喉が乾いた。腹が減った。身体はもう動かない。命がリールに巻かれていく。
でも確かだ。気分はいい。こんなに気分がいいのは、何年ぶりだろう。嬉しさで
瞼が潰れそうだ。今日はもう遅い。朝日か夕日かわからないけど、また明日。おやすみ。ありがとう。

>>133
それは因果関係というか、とにかく関係性を捉え違えてるんだよ。
「人間は変わらない」ではなく、「人間とは変わらないものだと決め付けている」に過ぎないんだ。
若者は駄目だといわれる、とか、若者は反発する、とか、そういう共通点は我々が発掘したから出てきたんであって、
過去にひそむ「現代性」を探した結果出てきたものに過ぎない。恣意的なんだよ。
「現代」本位になって物を考えようとしている、というべきかな。通時的ではなく、共時的。
もちろん我々は歴史を背負っているわけだし、綿綿と受け継がれてきた思考法、のようなものもある。
それは否定しないし、もっともだと思う。ただ、だからといって過去を今の視点で捉えていい理由にはならない。

人物の思考法が現代のままのほうがリアリティがある、っていうのは、まぁ効果はあると思うけれど、
それって童話なんかに出てくる動物を人間のように描くのとなんら変わりがないんじゃないかな。
自分の都合のいいように書いているだけであって、自分の思考の枠内から出ていない。
まぁだからこそ童話は読めるわけだし、そういう童話自体は否定しないけれど、間違いなくそれは本当の動物を描いていない。
そんなこと言ったって仕方ないだろうし、こっちも比喩を恣意的に使って得意そうに語ってるわけだけれど、
とにかくそれをもって「リアリティ」というのは、なにかお門が違う気がする。
我々が理解できるから「リアリティ」は生まれるんだろうか？　個人的には、違うと思う。

別にあなたのことが嫌いだから云ってるわけじゃなくて、そういう考え自体が嫌いだからいうんだからね、勘違いしないでよね

ほむほむまじほむはむ

>>137>>143>>151
感想もらえたうれしい すごく勉強になる。
特に一回否定させてみろってのが、参考になりました。
よくあるというか、意識しないくらい普通に使われてるよなと、目から鱗
投下してよかった。ありがとう 改めて今週もおつ

ほ

む

ら

お題をいただきたい

飾る

書く！

>>176
読んだ。
文章やら構成やらはまあ普通だけど、話の構成要素がオチに向かう部分しかなくて、
しかもオチの意味がわからんので小説としての評価不能。
これってどういうことなの？

できた。投下します

まだ昼だというのに顔色の悪い若者達がチャランと音をたてる疲れたイヤリングを身に付け大勢でわあわあ叫びながらファーストフードの店にかけこんでいる。
人差し指ほどの長さの、刃物のようなイヤリングはただぶらりと力無くぶら下がっているだけであった。
「お姉さん」と後ろから声をかけられる。振り返ると背の高い男が立っていた。
「綺麗なイヤリングですね」と男は言う。ありがとうと答えるが相手には聞こえないようだった。
「予定がなかったらお茶でもしませんか。少しお話もしたいので」
この男は顔色こそ悪かったが街に溢れかえるチャラチャラした男達とは違って見えた。特に断る理由も無かったので話をきくことにする。

「実は、あなたと私は姉弟なのです」男の前に湯気のたつコーヒーが置かれたあとに男は言った。当然私は初対面である。何も言えずただじっと相手の目を見ていた。
「私の母が先月亡くなったのです。その時この写真を渡されました」彼は一枚の写真を財布から取り出す。いつ撮ったのだろう。
「これはあなたですよね。覚えていますか」私は記憶に無いと答えたが彼は喜んだ。
「よかった。やはりあなただったんですね」とコーヒーを飲み干す。
その後も他愛のない話は尽きることなく続き、気付いた時には太陽沈んだ夕方だった。彼は言う。
「記念にアクセサリーでも買わせてください」私は嫌な予感しかしなかった。



女は新しいイヤリングを身に付け出て行った。私は引き出しにしまわれ、外を眺めることが出来なくなった。
私に出来るのはただ次の機会をまつことだけである



おわり

長いと僕が飽きるので二回目も短めに書きました
感想お願いします

大げさに行開けてこれがオチだと誇示するところが痛い

そんなつもりは無かったけど
なったものは仕方ないです

>>177
読んだ。
なんか言葉選びとかは面白そうだなって思ったけど、内容はなかった。
真意をあえて言語化させないで読者に委ねるのはいいけど、思わせ振りで内容が無いのはね。
あと文章がつたない。ら抜き言葉はかっこ悪いので矯正しましょう。

>>190
読んだ。
イヤリングが疲れると言う表現は一般的ではないよなあ、なんて。
ささやかだけど上手い叙述トリックで話の構成はよくできてる。
ただまあこのないようだと「イヤリングかよ！」だけで終わってしまう。この短さでもクスッとさせるような背景が書ければ星新一になれんじゃね？
まあそれが難しいのだろうけど

スマホからだとIDがかわるな

>>192、>>195 感想ありがとうございます

書いてみると考える場所が思いの外多くて面白いものですね
星新一に近づけるようダラダラ頑張ります。

ほほほほいほほほいっ

お題を下さいません

>>199
自炊

ありがとうございません。

★