5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 13:44:04.49 ID:Xf1aD7780
第一話 -ある垂れ眉の男-
ヴィップ−フシアナ区。
世界でも有数の欲望の集まるこの街のとあるビルの地下に、その秘密の部屋は存在した。
真新しいLEDライトが照らしだした部屋の中央には、木で作られた丈夫な机があり、その椅子には恰幅のいい男が座っていた。
(´・ω・`)「なぜ順調に仕事が進んだ日は大量に仕事が入るのかね」
垂れ眉毛が特徴の胸にショボンと書かれた名札をした男こそ、この部屋の主である。
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 13:45:18.52 ID:A81j/g1LO
しえん
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 13:45:51.42 ID:Xf1aD7780
川 ゚ -゚)「それは多くの案件を処理した日は多くの空きスケジュールができ、そこに待ち案件が入るからです。ショボン様」
(´・ω・`)「わかってるがねクー。
10件処理した翌日も1件も処理できなかった翌日も同様の仕事量なのが気に食わないのさ」
クーと呼ばれた女性は、表情を変えない。
川 ゚ -゚)「でしたら兄上様に直接言われたらよろしいでしょう」
それを言えないからここで呟いてるんじゃないか、という嘆きをショボンは寸前で飲み込んだ。
(´・ω・`)ooO(はぁ、そういやクーも元々兄付きの事務員か)
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 13:48:04.19 ID:Xf1aD7780
(´・ω・`)「さて、仕事をするか」
悪くなった空気を取り払うように、ショボンは事務机に置かれた書類に手を伸ばした。
ちょうど、そのタイミングで運ばれてくるコーヒー。
川 ゚ -゚)「どうぞ、砂糖は一個半でよろしかったですよね」
(´・ω・`)「ああ、すまない」
(´・ω・`)ooO(有能だな。とっても)
(´・ω・`)「ブーンを呼んで来てくれないか?」
川 ゚ -゚)「かしこまりました」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 13:50:03.92 ID:Xf1aD7780
パタンッとドアが閉まり、一人だけになった部屋で、ショボンはゆっくりとコーヒーカップを口に近づけた。
(´・ω・`)ooO(いい香りだ)
カップを傾け、口に含む。
至福の一時。
少し口の中で遊ばせ、喉に流し込んだ。
川 ゚ -゚)「お待たせいたしました。」
( ^ω^)「おっおー、どうしたんだお?」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 13:51:44.00 ID:Xf1aD7780
川 ゚ -゚)「ブーン様」
(´・ω・`)「いや、いいんだクー」
良くはないという視線で睨みつけてきたが、ゆっくりと視線を返した。
立場上、これ以上は何も言ってこないだろう。
川 ゚ -゚)「……」
(´・ω・`)「ブーン、次の任務が決まったよ」
( ^ω^)「お?次はどこに飛ぶんだお?」
もう彼の顔も見れなくなるかもしれないな……
そう考えると、特徴である垂れ眉毛が一層垂れてしまう。
( ^ω^)「ブーンならどんな任務でも大丈夫だお」
そんな私の様子を見て、ブーンは満面の笑みを返した。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 13:52:41.99 ID:Xf1aD7780
(´・ω・`)「シリアナさ」
(;^ω^)「ちょwww尻穴?」
学がないのは悲しいことだ。
きっとこいつはケツのアナとでも思ったのだろう。
ふっと笑みを零し、ショボンはもう一度はっきりと任務先を伝えた。
(´・ω・`)「Syriana−中東の都市、さ
別名"中東の楽園"産油国だね」
(;^ω^)「おっおー把握だお」
( ^ω^)「で、その中東の楽園とやらに行って何をすればいいんだお」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 13:53:52.52 ID:Xf1aD7780
(´・ω・`)「うん、シリアナの王子ヒッキーを暗殺してきて欲しいんだ」
( ω ) ^ ^
( ^ω^)「え?」
( ^ω^)「……さらっとすごいこと命令したおね?」
(´・ω・`)「ブーンにしかできないんだよ、頼む」
実際、こんなに危険な任務を遂行できるのはブーン以外いないだろう。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 13:55:41.29 ID:Xf1aD7780
( ^ω^)「仕方ない、行ってくるお」
何も知らない男は満面の笑みで部屋を後にした。
川 ゚ -゚)「……ショボン様」
(´・ω・`)「ああ、わかってる」
受話器に手をかけ、ダイヤルを押す。
すぐに、 あの男に繋がった。
(´・ω・`)】「じゃあ、手筈通りに頼むよ」
???】「ああ、コードネーム:ブーンを暗殺すればいいんだな」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 13:56:58.30 ID:Xf1aD7780
第二話 -最強の女-
ヴィップ空港
ヴィップの主要の航空の最も巨大な規模を誇るのがこのヴィップ空港だ。
文字通り、ヴィップの玄関と言っても過言ではない。
この空港の大きな特徴は防犯性の高さであろう。
ξ゚听)ξ「はい、そこの人、服の中の金属見せて」
(,,゚Д゚)「両手あげて、おい、右腕に何隠してやがる?」
只の案内員全員が銃を所持し、持ち物検査の際には銃口を客に向けたまま検査を行うという徹底ぶりだ。
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 13:58:24.64 ID:Xf1aD7780
( ^ω^)「機械義手、オートメイルだお」
ξ゚听)ξ「……」
ξ;゚听)ξ「……し、失礼いたしました」
しかし、近年のナショナリズムの影響を受け、障害者には優しいという抜け道があった。
外せない使用の機械義手を外せ、とまでは言わなくなっていた。
昔はそういった物をつけた人間は空港の利用を禁じられていたのだが、国際社会が許さなかったのだ。
( ^ω^)「大丈夫、慣れてるお」
( ^ω^)「さて、無事空港チェックも通過だお」
うん、この体便利だ。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:00:55.84 ID:Xf1aD7780
( ■ω■)「さて、寝るか」
目を瞑り、今後のことを考える。
王子の暗殺。まず手がかりを探さなければならない。
それだけではない。見つかった場合の退避ルートも必要だ。
暗殺者は見つかったら逃げるか死ぬしかないのだ。
最悪なのは生きて捕まること。
自白罪を飲まされたら何を口走ってしまうかわからない。
そう呟いた瞬間、にぎやかな男女が飛行機に入ってきた。
(,,゚Д゚)「この飛行機は俺達がジャックした」
ξ゚听)ξ「手をあげなさい」
女の方は見覚えがある。空港のスタッフだ。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:02:25.84 ID:Xf1aD7780
( ^ω^)ooO(さて、やりますか)
ξ゚听)ξ「そこ!手を上げなさい!撃つわよ」
女がブーンの横に来た瞬間、足をかける。
ξ;゚听)ξ「きゃっ」
体制を崩した女の右腕を引っ張り支えるとそのまま腕を追った。
ξ )ξ「ぎゃああああああああああああああああああああああああああ」
耳を劈く悲鳴を無視し、もう一人の男に無か直る。
視線の先には――銃口?
ξ;゚听)ξ「え?ギコ?」
ブーンは銃声が響く寸前に飛びのいた。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:05:34.58 ID:Xf1aD7780
( ^ω^)ooO(まじか、撃ってきやがった)
手に暖かい何かが流れた感触がする。
すぐさま、体を確認するが、出血元はブーンではない。
ξ )ξ
( ^ω^)「ちっ、死んでやがる」
(,,゚Д゚)「出てきやがれ!10秒以内に出てこなかったら乗客を撃つ」
从;'ー'从「ひぃー怖いよー」
ん?なんか聞いたことのある声だ。
ブーンはゆっくりと覗き込んだ。
( ^ω^)「あ」
从;'ー'从「あ」
(,,゚Д゚)「6・5・4・3・2・1」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:06:37.75 ID:AC7afpM50
後で前に総合で投下された奴と読み比べよう
支援
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:07:48.17 ID:Xf1aD7780
( ^ω^)「ご愁傷様だお」
(,, Д )「ぎゃっ」
そうやら首の骨を折ったみたいだ。
( ^ω^)「流石ワタナベさんです」
哀れな暗殺者を見下ろしながら、ブーンは特殊部隊でも肉弾戦最強を誇る女に賞賛の辞を述べた。
从 'ー'从「ちょっとちょっとブーン?見殺しにする気?」
自分の存在を強くするか弱くするか選べる女。
恐らく人質に選ばれるため、存在を強くしたのだろう。
( ^ω^)「あんなタコにやられるお前じゃねぇだろ」
そんなブーンの言葉にワタナベは頬を赤く染めて答えた。
从*'ー'从「えへへ〜まぁね」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:09:28.41 ID:Xf1aD7780
第三話 -四天王-
Syriana−裕福層の多い中東の中でも、最近著しい発展を遂げている国家、その王子の住まう白銀の城に
四天王の部屋と名づけられた部屋がある。
今、中央に並べられた4つの机には、一名の欠員が出ている。
( ゚д゚ )】「ギコがやられたようだな」
???】「フフフ……奴は四天王の中でも最弱……!」
???】「元ニートの暗殺者ごときに負けるとは我ら四天王の面汚しよ」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:09:58.55 ID:P6dikQpmO
なんのすれでつか?('・ω・`)
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:10:51.86 ID:Xf1aD7780
( ゚д゚ )】「安心しろ、空港で私が殺す」
???】「ミルナ、油断するなよ」
( ゚д゚ )】「ああ」プチッ
???】「ロマ、お前も用意しておけ」
???】「ああ、わかっている」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:11:53.72 ID:Xf1aD7780
最終話 -最強の男-
シリアナ空港。
朝早くからこの空港では銃声が行きかっている。
似合っていないサングラスをかけた太った男、ブーンは
自分を庇って死んだ空港警備員を見ながら言った。
( ■ω■)「当分ケチャップには困らないぜ」
( ゚д゚ )
( ,,^Д^)
<ヽ`∀´>
( ゚∋゚)
( ■ω■)「4人か、三分だな」
呟いたブーンは止まらない。
オートメイルについた3つのボタンの真ん中を5秒長押しし、ガンモードを選択した。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:13:01.57 ID:Xf1aD7780
( ■ω■)「さて、もう生き残りは俺と奴らだけだな」
隠れていた机から勢いよく飛び出し、犯人1に狙いを定め、引き金を引く。
( ゚д゚ )「ぐっ」
かろうじてかわした犯人を一瞥し、一気に銃口を右に傾けた。
無駄な弾は使わない。発射されたのは2発。
(メ,,^Д^)「ぎゃっ」
<ヽ`∀´>「ぐわっ」
二人の脳天に風穴を開けると、すぐさま左に乱射する。
狙いをつけてないから今回は一回転分、6発だ。
男の悲鳴があがった。
( ■ω■)「足か、悪くないな」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:13:40.12 ID:s6RDq8Ko0
支援
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:13:56.01 ID:Xf1aD7780
口端を吊り上げ嘲笑を浮かべ、さきの前でバランスを崩した男に向かって何かを投げた。
投げるやいなや今度は左方向へ走り出し、そして3秒後。
小規模の爆発が起こり、犯人の一人の命を無慈悲に奪った。
そして、ブーンは……
その爆発の勢いで吹き飛ばされながら、最後の一人を華麗に打ち抜いて――いなかった。
(メ゚д゚ )「やってくれたな」
言葉と同時に放たれた銃弾を回避し、一回転分、6発を打ち込んだ。
(メ゚д゚ )「くっ」
しかしすぐに身を隠され、致命傷にはならない。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:16:28.00 ID:Xf1aD7780
( ■ω■)「ちっ」
もうあまり銃弾は無駄にしたくない。
机に隠れながら距離を詰める。
(メ゚д゚ )「死ね」
( ■ω■)「甘ぇよ」
横に移動し、すぐさま銃口を構える。
しかし、相手がいない、反射的にバックステップを踏むと、ブーンが一瞬前にいた場所へ的確な射撃が行われた。
( ■ω■)「っあぶねぇ」
しかし、位置はつかめた。ブーンは銃口を的確に相手へと向けた。
相手の銃口もこっちを向いている。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:17:15.30 ID:Xf1aD7780
( ■ω■) BAN!
(メ゚д゚ ) BAN!
互いの時間が濃縮され、銃弾がゆっくり顔面に近づいていく。
そして……衝撃がブーンの体に伝わり、サングラスを弾き飛ばした。
(メ ^ω^)「ちっ、新しいの買わなくちゃな」
(メ д )
(メ ^ω^)「さて、行くかお」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:18:12.59 ID:Xf1aD7780
* * * * *
???】「ロマ、ミルナ4兄弟からの通信が途絶えた。」
一瞬の沈黙……そして
( ФωФ)】「ああ、わかっている」
ロマ、と呼ばれた男は強く唇を噛んだ。
* * * * *
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:22:04.78 ID:Xf1aD7780
( ^ω^)「ちっ」
あの垂れ眉毛め!と心の中で罵りつつ、ハンドルを思いっきり右に切った。
瞬間景色が暗転し、トラックが現れる。
( ^ω^)「あーやべぇ」
全く、車を奪った途端にこれか
( ^ω^)y―~~「アドレナミン出ちゃうよー」
倒れてくるトラックをスレスレで避け、ミラーで後ろを確認する。
案の定これでは終わらないらしい。
小さい公園を横目に見ると、小さい少女が呆然としてブーンを見ていた。
( ^ω^)y―~~「はーい」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:23:37.97 ID:Xf1aD7780
手を振りながら公園に入り、子供達の間をスレスレで駆け抜ける。
王子の親衛隊なら、国に雇われた人物なら、自国民、それも裕福層の子供を犠牲にはできないだろう。
( ^ω^)y―~~「マジかよ」
バックミラーに写った惨状はブーンの思惑を大きく外していた。
問答無用で轢きながら迫る黒いワゴンR。
( ^ω^)y―~~「クククッ、じゃあお次は町の中でデートしようか」
( ФωФ)「お前はここで殺す……絶対にだ!」
狭い路地に入ると、ブーンは一気にスピードを落とした。
勢いよくドアを蹴り飛ばし、前面に走った。
案の定銃声が響いた。
相手の放った銃弾は的確にタイヤを打ち抜き、車は走れない置物へと変化する。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:25:19.54 ID:3fULnYngO
バッテリーの人か、支援
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:25:21.95 ID:CJGGZgY70
総合のあれ?
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:26:08.17 ID:Xf1aD7780
( ^ω^)「へ〜、雑魚じゃねぇみたいだな」
( ФωФ)「どこだ!出てこい!殺してやる」
( ^ω^)「自分は車の陰に隠れて何いってやがんだよ」
既に建物を這い上がり、景色を屋上から眺めるブーンは、そんなことを呟きながら、男の額に銃弾を放った。
( ^ω^)「車、利用させてもらうぜ」
* * * * *
(´・ω・`)】「ああドクオ君、ミルナまで失敗しちゃったみたい」
('A`)】「らしいですね」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:27:35.53 ID:Xf1aD7780
('A`)「安心してください、私が王子を護って見せます」
( -_-)「信じている」
ここでこのドクオについて説明しておこう。
小学生にして100mを13秒台で走り神童として脚光を浴びた彼は、
国によって暗殺者専用暗殺者として育てられることになった。
産油国という複雑に利権が絡むこの国では
予ねてから暗殺が絶えなかったからだ。
集められた者達の中でも格段の成績を収めた彼は20の時、ついに実践に投入される。
優秀者10人からなるチームの最初の実践、相手はある島国の暗殺者。
結果は惨敗だった。
作戦に参加した対暗殺者用暗殺者は9人が死亡、1名が重傷を負った。
この一名がドクオである。
それから彼は多くの戦いと仲間の犠牲の中で、最高峰の暗殺者と渡り合う力を身につけていった。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:29:37.77 ID:Xf1aD7780
川'A`)「さて、準備するか」
そう言ってかぶる、ピンク色のカツラ。
(; -_-)「え?ドクオさん?」
川'A`リル「どうしました?王子」
(; -_-)「いや、一体何を」
川*'A`リル「ん?これですか」
しっかりと化粧をし、彼は彼女へと変貌を遂げる。
(; -_-)「は、はい」
川*'A`*リル「相手は元ニートのダメ人間
恐らく、女に弱いはずです、そこをつきます」
ヒッキーにはそう言ってすね毛をむしるドクオがとても頼もしく見えたという。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:31:48.81 ID:Xf1aD7780
* * * * *
( ^ω^)y―~~「さて、そろそろ銃弾がつきてきたお」
弾数は残り6発。
この少ない武器で王子を暗殺しなきゃならない。
そんな中
川*'A`*リル「はぁ〜い、ブーンさん、今お時間よろしいかしら」
バンッ! バンッ! バンッ! バンッ! バンッ!
( ^ω^)y―~~「ちっ、後一発になっちまった。行くか」
オカマに貴重な銃弾を使ってしまったことを悔やみつつ、王子の家にたどりついた。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:32:47.87 ID:Xf1aD7780
(; -_-)「ひ、ひいいいいい」
怯える王子を見て、ブーンは上司のショボンのことが頭に浮かんだ。
初めてあったあの日、ショボンの運転するハイエースがブーンを跳ね飛ばした時のショボンの表情。
(´゚ω゚`)「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
跳ね飛ばされた時に見た走馬灯。
そして気付いたら、病院の中にいた。
それからというもの、体が痛いと言ってずっと家にいた。
見かねた両親が面接だけでもといってきた仕事が今の職場だ。
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:33:31.14 ID:Xf1aD7780
(´・ω・`)「次の方、どうぞ」
( ^ω^)「おいすー」
(´゚ω゚`)「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
* * * * *
( ^ω^)y―~~「面白かったなぁ」
( ^ω^)y―~~「人生わからないものだお」
それが、王子の聞いた最後の言葉だった。
( ^ω^)y―~~「さて、ヴィップに帰るお」
* * * * *
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:34:45.91 ID:Xf1aD7780
ヴィップ−フシアナ区。
ある部屋の一室では二人の男女がいた。
川 ゚ -゚)「失敗ですね」
(´・ω・`)「そうだね」
ちぇっと言いながら、ショボンはブーンの写真を見た。
(´・ω・`)「彼の父親から、ダメな長男の暗殺を頼まれているというのに……」
そう言うショボンの表情はどこか楽しげだった。
完
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 14:45:38.77 ID:3fULnYngO
乙
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 16:41:43.11 ID:encWO31eO
読んでみると、面白いけど進んで読んでみようと思わない作品
のびしろはあると思うよ
前総合でまったく同じ内容で投稿してなかった??
手直しして投稿し直したのかな?
乙
総合の時より色々増えてるね
面白いけど、伸びた分ギャグとハードボイルドがちぐはぐになってる気がする
あらためて別の作品が読んでみたいです期待してます
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 18:39:27.09 ID:Xf1aD7780
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 19:13:09.26 ID:az6F6bYy0
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 19:44:00.34 ID:VY/knWJTO
なにこのゴミ、なんでこんなに人気ないし駄文を平然と公共の場に晒せるんだ?
まずストーリー、よくあるラノベっぽいなにかに萌え(笑)キャラ。
まるでマネキンのような個性のないキャラ。
地の文は文体からしてレベルが低い。
はっきし言ってしまえば俺からして見れば
アマチュアの『ア』の字すらもったいないないゴミ駄作だと思うわ。
小説を語るのもおごがましいんだよ。
小説はな?らくがきとは違うんだよらくがきとは
厨房の妄想じゃないんだよ。高等で至高なんだよわかったか?
クソつまらない駄作を二度と見せんな勘違い野郎が。
え、mtgの人だったのか・・・乙
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 20:11:40.17 ID:Xf1aD7780
>>48 自己満足だからなぁ
まあ萌えキャラばっか出したのはすまんかったよ
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 20:37:34.95 ID:VY/knWJTO
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 20:52:15.75 ID:AC7afpM50
>>50 どの辺りが萌えキャラばかりだったのかwwww
ドクオとかロマネスクとかか
あと
>>48はコピペでそこらに貼られてるのをよく見るから
あんま真に受けなくていいと思う
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 20:55:52.48 ID:zRJShX7/0
MTGの方ってタイトルで黒単って言っときながら切り札が「山」だったやつ?
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
うわつまらないのに無理矢理褒めるとか
ブーン系終わったな