1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
退屈かもしれないけど暇潰しにでもどうぞ
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:03:25.44 ID:ARJQr6oh0
実は親友なんていないんだ 完
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:04:20.88 ID:5FDZq6CrO
ブボボ(`;ω;´)モワッ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:04:25.06 ID:wmDRjYssO
おつかれしたー
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:04:54.95 ID:tlZ4QWGL0
イイハナシダナー
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:05:01.69 ID:Q6VmPqMi0
泣けるわ……これは映画化決定。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:05:27.30 ID:mQPg1KoI0
え?その話マジなん?
うはwwwメッチャウケルンデスケド〜
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:05:52.68 ID:QX94w7d7O
>>2 あながち間違ってないから困る・・・
いきなりだが親友というのはこの世に存在しない、俺が作り出した所謂イマジナリーコンパニオンって奴だ
詳しくはググってもらえばわかると思うんだけど、普通の人は幼い時に作り出して、成長するに連れてなくなるらしい
しかし俺は二十歳を越えた今でもそのイマジナリーコンパニオンから卒業できず、まあ困ることもあるけど今までにあったことを適当に話していきたいと思う
ちょっと期待
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:07:25.76 ID:CgIFl1Zk0
それまじでうらやましい
どーやったらつくれんの?
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:07:39.51 ID:Q6VmPqMi0
乙一の作品でそんな類のものがなかったか。
はじめ、だっけ。
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:07:38.94 ID:HvypxwUIO
良スレな予感
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:07:44.86 ID:wcGKeOksO
ほう
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:08:30.99 ID:QX94w7d7O
まず俺のイマジナリーコンパニオンの名前をAとする
イマジナリーコンパニオンは人間だったり動物だったり架空のキャラクター・生物だったりで人それぞれらしいが、Aは俺と同じ年齢・性別(23歳♂)で人間
それから人によっては2〜5人(体)ぐらいイマジナリーコンパニオンを持ってる人がいるらしいけど俺にはAしかいない
『イマジナリーコンパニオン』って名前かと思ってた
実際はAじゃなくて何か名前ついてるの?ひろしとか
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:10:08.56 ID:QX94w7d7O
Aとは物心ついた時から一緒で、だからもう20年は一緒になることになる
幼稚園の頃から病弱で休むことが多く、友達と呼べるような関係の人はいなかった
でも俺にはいつもAがいるので特に心細くもなく、家や幼稚園で一人のときに独り言(俺はAと会話をしているが勿論他人にはAは見えないし知らない)を言うことがよくあった
おれも小さいころいた。思い出した
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:12:43.42 ID:QX94w7d7O
>>17 ついてるよ
特に隠す必要もないので言うとアキラって名前
凄い普通な名前だけどw
それで一度同じ組の子にAと話しているところをみられて、昔のことだから曖昧なんだけど、同じ組の○○君どう思う?とかそんな感じの会話をしていたと思う
同じ組の子「
>>1君誰と話してるの〜?」
俺「え・・・Aくんだけど・・・・」
同じ組の子「どこにいるの?かくれんぼしてるの?」
俺「僕の前にいるじゃん」
こんな感じの会話をした
今思うとただでさえぼっち気質なのにこんな池沼発言したら友達できないのは当たり前だなw
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:13:03.50 ID:PMMF7xNDO
私にも昔いた
なっちゃんだった
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:15:59.70 ID:QX94w7d7O
>>10 なんかググってもちゃんとした原理とかわからないしわからない、ごめん
心理学とか脳科学の範疇なのかな
まあそんなこんなでさっきも書いたようにリアルの友達はいなかったがAがいるので全然寂しくなかった
幼稚園の頃はちょっと不思議で頭のネジが外れてるように見られたぐらいしかなかったけど、小学校に入ってからAとの交流?が更に盛んになった
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:16:02.07 ID:CgIFl1Zk0
おいおいおい
みんないるのかよ
いいなー
たのしそーだなー
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:21:26.07 ID:QX94w7d7O
会話内容はその日起きた出来事についてとか、勉強のこととか、相談が多かった
俺「今日○○君が掃除の時間にバケツ倒して先生に怒られてて面白かったよ!」
A「へ〜
>>1君も倒さないように気を付けてねw」
みたいな
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:21:58.92 ID:mQPg1KoI0
Aなら俺の隣で寝てるよ!
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:23:31.08 ID:QX94w7d7O
相変わらずリアルでは友人が皆無に等しい(多少は話せた)生活が続いて、ついに小3辺りでいじめが始まった
最初は机に落書きとか雑巾投げられるとか、まだ軽い方だった
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:23:55.90 ID:PMMF7xNDO
あれ?
今Aはいずこ?
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:25:51.53 ID:+hdC8lKTP
みつねちゃんと暸子ちゃんと秀子ちゃんと満くんがいる
今でもみつねちゃんの様子は見に行くなあ
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:27:00.38 ID:QX94w7d7O
>>25 ねーよwwww
そんないじめは日を重ねるごとにヒートアップしていって、3年生が終わる辺りになると教科書はほとんど読めないぐらいに悪口で埋めつくされて、親にも先生にも相談しにくかった俺は唯一の友人Aに相談した
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:28:13.52 ID:wmDRjYssO
ほうそれで?
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:28:50.27 ID:kP5qfnHN0
Aは架空の人物って事でいいんだよな?
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:31:31.92 ID:QX94w7d7O
>>27 ネタバレになるけれど今はもう
俺「教科書とか机に死ねって落書きされたり、話し掛けても無視されるんだけどどうすればいいかな・・・」
A「えっ・・・そうだったの!?」
俺「・・・うん」
A「お母さんや先生には相談したの?」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:33:33.14 ID:PMMF7xNDO
ああ、ネタバレさせてごめん
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:34:47.57 ID:QX94w7d7O
俺「いやしてない・・・」
A「どうして?」
俺「更にいじめられるのが怖いから・・・」
A「なるほどね・・・、で
>>1君は勿論やめてもらいたいんだよね」
俺「うん・・・」
>>31 そういうことですね
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:38:05.79 ID:QX94w7d7O
A「・・・いじめた子たちに仕返ししたい?」
俺「・・・・・ちょっとだけ・・」
A「ならいじめた子たちの名前を教えて」
俺「B君とC君とD君だと思う」
A「じゃ明日の放課後その3人を○○公園に呼び出せるかな?」
俺「頑張ってみる」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:42:33.99 ID:QX94w7d7O
名前を聞いてきたんだからAならきっと3人をこらしてめてくれる!と期待を込めて翌日の放課後を迎えた
帰りの会が終わるとすかさず3人の元に行き、「今から○○公園にこれる?」と誘った
向こうは俺から話し掛けたものだから不思議そうな顔をしてから「あ、あぁ」と返事をした
俺は先に行ってるから絶対きてと念を押し3人より先に公園に行った
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:45:23.61 ID:QX94w7d7O
公園のベンチで少しだけAと話しをした
俺「3人こないけど大丈夫かな・・・」
A「大丈夫だって!僕が着いてるから!」
俺「そ、そうだよね」
すると5分後程してから3人が公園へやってきた
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:47:14.56 ID:CgIFl1Zk0
土器土器
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:48:40.34 ID:mPWDDPshO
wktk
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:50:02.62 ID:QX94w7d7O
それから俺はボッコボコにされた
まあAは実体がないわけで当然の結果といえば当然なのだけど、Aのことを信頼してた俺はしばらく頭が真っ白だった
漫画ならAが俺に乗り移って〜とかありそうだけどそんなこともなく
今思うといじめてる相手が念押ししてまで誘ってきたのに後ろに誰かがいるという可能性を考えず公園にきた3人はすごいと思った
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:53:28.75 ID:QX94w7d7O
一応3人との会話を書くと
B「よお、お前から誘ってくるとは思わなかったよwwwww」
俺(こいつら馬鹿にしやがって・・・今にみてろ・・・)
C「でなになに?何かくれるの?wwwwwww」
俺「いやちょっと待って・・・」
そう時間を延ばしてもAがこっちの世界にくるわけがないのだが俺は馬鹿だった
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:55:33.03 ID:QX94w7d7O
それから砂で汚れボロボロなった姿のまま帰宅
当然母親にあんたそれどうしたの!?と問われるけどその時の俺はAに裏切られた(と思っていた)ことがショックすぎて何も話したくないし考えたくなかった
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:56:14.15 ID:fNB1ZT4C0
がんばって書いたらニコニコVIPに乗れるかもしれないから頑張って
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:56:40.51 ID:TYntosXU0
やはり次元の壁は厚かったか
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:58:08.89 ID:QX94w7d7O
自室に行き悔しさからくる悲しさで息できないぐらいに泣いた
Aは出てこない
イマジナリーコンパニオンが出てくる条件とかが全く不明で何故この時出てこなかったのかは未だに謎のまま
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 02:58:34.28 ID:A9SmUUwr0
ふむふむ・・・
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:00:47.76 ID:QX94w7d7O
>>43 ニコニコとアフィブログだけはやめてほしいな・・・
この時は完全にAのこと嫌いになってた、自業自得なのにね
それから数時間ボーッとしてたら母親が部屋に入ってきた
今までいじめられていたこと等たまってたものを吐き出してるときにまた泣いた
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:03:26.02 ID:QX94w7d7O
それから母親は今まで気付かなくてごめんね、と俺と一緒に泣きながら謝った
少し涙が治まってから俺はAのことを口にした
俺「・・・ねえ、A君っているでしょ?その子が」
母「・・・え?同じクラスの子?」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:06:11.40 ID:QX94w7d7O
俺「いや僕と昔から仲の良いA君だよ」
母親「・・・クラスは?何組?幼稚園のときから一緒なの?」
俺「クラスはわからないけど幼稚園のときから一緒だよ」
この時母親が不思議そうな顔をしていたのは今でも覚えてる
そりゃ我が子が仲良い子のクラスも知らずしかも自分も知らないんだから当たり前だな
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:07:21.02 ID:TYntosXU0
その時点でAが他人から見えてないことは気づいてるの?
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:09:32.08 ID:QX94w7d7O
母親「実は幼稚園のときに先生が
>>1君がたまに友達の輪に入らず隅っこで独り言いってるときがあるって言ってたのね」
母親「・・・もしかしてそのA君って子と話してたの?」
俺「そうだよ、本当にA君知らないの?」
今更すぎるがこの時から何かがおかしいと思い始めた
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:11:01.43 ID:A9SmUUwr0
自覚してからが怖そうだな
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:12:08.39 ID:QX94w7d7O
>>50 アホな子だったから気付いてなかった
母親「うん、ごめんね・・・」
母親「とりあえずいじめのことは何とかしてみるから・・・」
それから晩ご飯を食べたけど母親とは気まずかった
そして食べてるときにずっと考えていた
Aとは誰なのか?
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:15:08.43 ID:Cw9+CaGZO
速くかけよ
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:15:58.15 ID:QX94w7d7O
アホな頭で考えた結果、幽霊とかなんかそこら辺なのかなと思った
その日は疲れてすぐ寝て、目が覚めると翌日の8時を過ぎていた
いつもなら母親が起こしにくるのにおかしいな、寝坊しちゃったなと思いつつも何となく気だるかったので布団の中でボーッとしていた
15分ぐらい経つと母親が部屋にやってきた
「
>>1、病院に行こう」
非常に興味深い
支援
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:19:08.27 ID:pCFvO3iV0
まあそうなるかもな
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:19:20.87 ID:QX94w7d7O
>>54 書くの遅くてすみません・・・
俺は一瞬えっ?と思ったけど、昔から病院にはよくいってたし特に不思議がらなかった
朝食を食べて用意をして母親とバスとタクシーで病院についた
だがいつもの病院とは違う
俺「ここどこ?」
母親「精神の病院だよ」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:20:12.61 ID:5MXjrPob0
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:21:15.28 ID:QX94w7d7O
初めての経験に不安になりつつもどんなことをするんだろうと少し好奇心がわいていた
待ち合い室で待ってたら呼び出されて、母親が医者と話をしていたのは覚えている
その時難しそうな単語が出たのだが、多分それがイマジナリーコンパニオンだろう
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:22:24.61 ID:VOSGUfKJ0
ちょっとググッてこよ
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:24:25.82 ID:QX94w7d7O
薬局によってから(なんの薬だったのかは不明、精神安定剤?)来た時と同じように帰宅
母親にちょっと座りなさいと言われて話が始まった
母親「・・心の準備はいい?」
俺「うん」
母親「A君のことなんだけど、A君は
>>1以外に見えてないの」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:24:43.35 ID:mPWDDPshO
見てるぜぃ
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:26:17.81 ID:QX94w7d7O
何となく予想はしていたので特に驚いたりはしなかった
俺「・・・そうだったんだ」
母親「それで、つまりどういうことかというとね」
俺「・・・幽霊?」
母親「違うよ、A君は
>>1が心の中で作り出した友達なの」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:27:39.75 ID:pJrwFf500
Wktk
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:28:20.53 ID:rHMudP/QO
人間孤独の状態で閉じ込めておくと幻覚で他人が見えてくるらしい
妖怪とかも大昔に親が働きにでていて一人ぼっちだった子供が見た幻覚
幽霊も同じジャンル
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:29:16.89 ID:VOSGUfKJ0
なんかググっていろいろ見てたら、頭ふわふわしてきたwwwww
もう1の話だけにしておこう。
今北
読んでるぜ
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:30:27.80 ID:QX94w7d7O
支援ありがとうございます!
俺「・・・心の中って?」
母親「
>>1、幼稚園の頃から病気で休んだりであまり友達いなかったじゃない?」
俺「うん・・・」
母親「・・・だから、寂しさを紛らわすためにA君を作り出したのではないか、とさっきのお医者さんに聞いたの」
特に驚きもせず、落ち込みもせず、母親の話を聞き終わった後ずっとあることを考えていた
Aとはもう会えないのだろうか?
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:34:00.83 ID:QX94w7d7O
それから、何故突然Aは現れなくなったのか?
自分の部屋で何時間も考えていたけど結局ほとんど思いつかなかった
ただ、一つだけ思い出したことがあった
それは夢は人が眠っているときの心が関係している、ということ
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:37:37.03 ID:QX94w7d7O
Aが自分が心の中で生み出したのなら、心が映し出される夢の中でなら会えるのではないだろうか?
そんなことを思っていた
それから一週間ぐらいかな、母親が何をしたのかはわからないままだったがなぜかいじめてた3人が関わってこなくなり、前より更にぼっちの学校生活を過ごした
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:42:40.45 ID:QX94w7d7O
そしてある日の晩、なんともまあファンタジーな世界なんだけどAが夢の中に出てきた
山道を歩いて、俺は広い草原に辿り着いた
そこには一つの石碑?大きな岩があって、その傍にはAと死んだ父親がたっていた
Aに話しかけようとすると、Aは突然父親の首を締め始めた
結局それをみた自分の叫び声で起きてしまって、汗をかきまくっていて、母親がとんできたのを覚えている
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:45:09.59 ID:eTNJAWdzO
検索したがあまりひっかからなかった
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:45:33.96 ID:znXdA2v3O
支援
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:46:08.39 ID:QX94w7d7O
母親に夢の話をすると、大丈夫だから、となだめてくれた
少し落ち着いてから夢のことを考えた
あの場所はなんだったのか?何故父親がでてきたのか?
それから自分の中で、Aは想像上の人物だったということが自分の夢にでてくるのでは、ということで確信した
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:49:09.20 ID:QX94w7d7O
あんな場所は行った記憶もないし(夢だから別に不思議でもないんだけど)、Aのことも父親のことも何もわからなかった
そして結局それから寝付けず起きたまま学校にいった
確か3時間目後の休み時間、相変わらず一人でいると先生に呼び出された
俺「なんですか?」
先生「お母さんが病院に運ばれた」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:50:36.64 ID:QX94w7d7O
頭の中が完全にパニックになった
自分が迷惑をかけたからなのか?
今にも溢れそうな涙をこらえて迎えにきてたばあちゃんと一緒に母親のいる病院へ向かった
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:53:12.57 ID:mPWDDPshO
急展開
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:53:43.00 ID:QX94w7d7O
俺は行く途中で、こんなときにAがいてくれたら・・・ということばかり思っていた
確信したとはいえ、やっぱりAのことを忘れきれてなかったんだと思う
母親がいる病室に入ると母親がベッドの上で寝ていた
昨日の夜みた母親の姿とは程遠く、疲れが明らかに体に出ていた
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:54:52.42 ID:9wQjvWTgO
支援
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:55:02.41 ID:L147i9N5O
二重人格とかの始まりになりそうな話しだな
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:55:31.45 ID:QX94w7d7O
ばあちゃんが医者と話をしにいって、後から話をきくとやはり過労だったみたいだ
ただでさえ大変な仕事に加え俺のいじめのこと、Aのこと等、負担が多かったのだから当然の結果だったのかもしれない
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 03:58:44.10 ID:QX94w7d7O
俺はばあちゃんに給食前だったでしょ、と病院の食堂に連れていってもらったが
元々病院の食堂の飯はあまり美味しくない上に状況が状況だったから味なんて全くわからなかった
それからばあちゃんと一緒に家に戻り、下着等を持ってばあちゃん家にいった
そこでばあちゃんは一人にしてくれたのだけど、そのせいで涙が止まらなかった
ちょっと用事してきますすみません
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:00:27.80 ID:znXdA2v3O
おい
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:00:41.27 ID:L147i9N5O
アキラに呼ばれたのか?
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:07:21.05 ID:QX94w7d7O
すみません戻りました
それから泣き続けた反動か、しばらく何もする気にならなかった
どれぐらい経ったのだろう
ある時、横の方から声が聞こえた
間違いない Aの声だ
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:09:28.71 ID:QX94w7d7O
さっき書いてる人がいましたが、イマジナリーコンパニオンも妖怪も、閉鎖的で孤独を感じた時に幻覚として現れるみたいで
ちょうどその時に条件が重なったのでしょう
やはり声はAのもので、第一声は ごめんね でした
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:12:15.81 ID:QX94w7d7O
・・・ん、とだけ返事をしてそれ以外は返事をせずAの話を聞いていると
3人を公園に呼び出せと提案したこと
結局守ることができなかったこと
しばらく現れずそれに対し謝罪ができなかったこと
母親は大丈夫なのか?ということ だった
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:13:44.16 ID:/8w5y3VD0
俺...アキラってんだ
普通な名前でゴメン...
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:14:44.66 ID:TYntosXU0
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:14:57.49 ID:jMb3yBQk0
見てるぞ。寝るまでに終わらせてくれ・・・
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:19:01.70 ID:QX94w7d7O
俺はいじめのことは仕方がなかった、と割り切り
自分もAに謝りたかったので責めることもなく話を聞いていた
A「・・・本当にごめん」
俺「・・・・いいよ、それから僕もごめん・・・・」
A「・・ありがとう」
その後あの夢の話をした
俺「あれからAが出る夢をみて、凄く不思議だった」
俺「でも、Aは何も話さなかったし、場所もどこか知らないところだった」
A「・・・そうだったんだ」
A「・・実は今日こうして君に会いにきたのは、もう一つ話があるからなんだ」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:19:59.65 ID:QX94w7d7O
>>90 ごめんなさい・・ごめんなさい・・・
>>91 小4〜5ぐらいですね
>>92 長々とすみません、そろそろ終わります
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:20:17.28 ID:fhZ54flTO
支援
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:24:03.63 ID:QX94w7d7O
俺「・・・どんな話?」
A「・・・・僕はもう君とは会えないんだ」
ドラえもんみたいな展開だけど、あまりに驚きすぎて意味が理解できなかった
A「今までに君といろんなことを話してきたね」
A「その中でも僕と別れても忘れないでほしい僕の言葉があるんだ」
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:25:12.64 ID:L147i9N5O
A「釣られても全力」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:25:37.71 ID:fhZ54flTO
wkwk
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:27:22.50 ID:QX94w7d7O
A「どんなときも素直に生きること」
A「・・どんなときも強い人間でいること・・・」
A「・・・そして、どんな壁に当たっても挫けないこと」
この3つは確かにAがずっと俺に言い続けていた言葉だった
素直に、強く、諦めない、これは今でも俺の中に強く存在する
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:29:23.90 ID:VHxGlPJBO
やさしさ、切なさ、心強さ
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:29:42.70 ID:QX94w7d7O
俺「・・・うん」
A「それじゃ・・・」
「今までありがとう」
「それから・・・」
「こんな時間に釣ってごめんね・・・」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:31:16.07 ID:L147i9N5O
ありゃりゃ まだAが居るなw
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:31:19.75 ID:osbOQsSnP
きたこれ
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:31:46.16 ID:QX94w7d7O
というわけでこんな時間に物凄く長いだけでつまらない釣りをしてしまいました
寝るのを妨げてしまった人、時間を無駄にした人、本当にすみません、そして支援ありがとうございました!
釣りスレもこんな物語も初めて作ったので凄く緊張しましたが立ててよかったと思っています
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:31:51.07 ID:VHxGlPJBO
乙
面白かった
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:32:33.20 ID:jeXLgS/lO
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:32:35.43 ID:fhZ54flTO
てめえブッ殺すぞ
お疲れ〜
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:33:33.17 ID:L147i9N5O
ストーリーはよかったよ 母親までは
乙
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:33:42.80 ID:znXdA2v3O
いちおつ!!
楽しかったぞ
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:34:04.49 ID:jMb3yBQk0
乙。またな
忘れてました、最後に夢の説明をすると
心理学では確か父親を殺す夢は自立を暗示しているそうで
それをどこかで入れたいなと思って無理矢理入れてしまいました。
どうでもいいですが私がイマジナリーコンパニオンの存在を知ったのは洒落怖の師匠シリーズを読んだときです。
それから面白いなーと思ってこんな釣りを試みました。
では最後にありがとうございました。
文章上手すぎて気づかなかったわwwwwwwwwwwwwwwwww7時起きの俺にあやまれwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 04:40:00.71 ID:/+uZNzSKO
俺も小さい頃にイマジなんたらが3人くらい居たな
師匠シリーズにイマジナリーコンパニオンあったけ?探そ
>>1おつかれちん!
おいwwイマジナリーコンパニオンってのがあるって知れたからいいけどな!おつかれおやすみ
いちおつ
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/10(木) 05:02:22.26 ID:VOSGUfKJ0
おいwwwwww
でもおもしろかった。
実際の話みたい。
またなんかやれ
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
渡会さんチーッス