飽きたんじゃないか
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 22:15:59.50 ID:it14t+aI0
あのスピードで書きためてるんだからだから仕方ない
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 22:18:11.13 ID:81OI0A5u0
お待たせしました
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 22:26:37.21 ID:81OI0A5u0
私は頭で一通りシュミレーションしてから、冷静に、だが素早く憂ちゃんに近づき、憂ちゃんの腕を掴んだ、
律「憂ちゃん・・・!頼む!私に話を聞かせてくれ!」
もみ合いになりながら私は憂ちゃんに少しの迷いもないことを知った。
憂ちゃんは本当に全力で自分の喉を貫こうとしている。
私が少しでも力を緩めたら・・・大変なことになる。
憂「嫌あ!!離して!!」
その瞬間憂ちゃんはさらに力を強め、自分の喉に向けて腕を引いた。
ーー音はなかった。顔に生暖かい液体がかかるのを感じた。
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 22:32:46.98 ID:81OI0A5u0
憂「ゲホッ・・・ゲホッ・・・」
どうやら失敗してしまったようだ。血は出ているが、きっと傷はそんなに深くない。
律さんのせいで、軌道が逸れてしまい、首の左側を切っただけになってしまった。
その上、包丁は律さんに取り上げられてしまっている。
律「憂ちゃん!大丈夫か!?」
そう言って律さんは私の肩を抱いた。
律さんの顔や服には血が飛び散っている。
状況は最悪だった。
このままでは私は中途半端な怪我をしただけで病院送りになってしまう。
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 22:42:28.28 ID:81OI0A5u0
完全に気が動揺していた。
憂ちゃんが苦しそうに息をする。血が止めどなく溢れている。
とにかく・・・救急車を呼ばなくては。
確か、電話があるのはリビングだ。
今、憂ちゃんを一人にするのは躊躇われた。
しかし、こんな怪我を負っている憂ちゃんを抱いて一階まで行くのは無理なように思えたし、何より時間がなかった。
律「憂ちゃん、ここにいてくれ!!すぐ戻るから、ここで寝ててくれ!!」
そういうと、私はリビングを目指し、全力で駆け出した。
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 22:48:14.73 ID:81OI0A5u0
澪ちゃんとムギちゃんが出て行ってから、わたしは自分の意識がだんだん遠のいていく感覚に襲われていた。
今度は痛みのせいではない。猛烈に眠い時のような・・・それともまた違うが、とにかく、今まで感じたことのない感覚だ。
唯(きっと何にも考えられなくなって、死んだ人と同じになっちゃうんだ・・・。)
創に違いなかった。医者が言っていたように、今までわたしに意識があったのが奇跡だったのだろう。
ずっと聞こえていたピッピッ・・・という電子音も、今ではほとんど聞き取ることができない。
・・・うい・・・・・・
227 :
訂正:2011/02/06(日) 22:49:29.86 ID:81OI0A5u0
澪ちゃんとムギちゃんが出て行ってから、わたしは自分の意識がだんだん遠のいていく感覚に襲われていた。
今度は痛みのせいではない。猛烈に眠い時のような・・・それともまた違うが、とにかく、今まで感じたことのない感覚だ。
唯(きっと何にも考えられなくなって、死んだ人と同じになっちゃうんだ・・・。)
そうに違いなかった。医者が言っていたように、今までわたしに意識があったのが奇跡だったのだろう。
ずっと聞こえていたピッピッ・・・という電子音も、今ではほとんど聞き取ることができない。
・・・うい・・・・・・
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 22:50:31.92 ID:hC/442CWP
さるは無いと思ってたが
きてた
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:01:21.88 ID:81OI0A5u0
憂いと唯先輩の家が見えた。
ーー唯先輩が交通事故にあった。
4限と5限の間の休み時間にさわこ先生にそう聞かされてからずっと、私の心臓は痛い程に跳ね上がっている。
憂は今日学校に来ていなかった。私は風邪でもひいたのかと思いメールを送っていたが、返信はなかった。
おかしいとは思ったが・・・・まさかそんな理由だったとは・・・。
それに加え・・・憂にも何かあったらしい。
状況はイマイチわからなかったが、学校にいる澪先輩から連絡があったとのことだ。
澪先輩たちによると憂は律先輩と一緒にいるらしかった。
私とさわ子先生、それに和先輩(私と和先輩にも知らせるようにと澪先輩がさわ子先生に頼んでくれたらしい)は
5限には出席せずに、さわ子先生の車に乗り込んだ。
まず、私達は憂を澪先輩達が目撃したらしい場所ーーちょうど私達の通学路の辺りを探してみた。
しかし、そこには憂の姿も、律先輩の姿もなかった。
そこで私達は、憂の家に行ってみることにしたのだ。
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:04:22.46 ID:Y75DW4Nx0
やっと梓動き出したか
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:08:00.41 ID:81OI0A5u0
律さんはどうやら一階で電話をしているらしい。救急車を呼ぶのだろう。
ベッドはすでに大部分が血で赤く染まっている。
家の前で車が止まる音がした。
見ると、窓が開いている。
・・・そういえば昨日、お姉ちゃんが帰ってくる前に部屋の換気と、私が開けたのだ。
私はーー窓枠に手を掛けた。
下から、親友が私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
だが、私は止まらなかった。声の方を見ることもしなかった。
できるだけ頭から落ちるようになるよう体勢に気をつけながら私は・・・
飛び降りた。
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:08:32.39 ID:6v8XmzEM0
。・゜・(ノД`)・゜・。
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:10:06.11 ID:Y75DW4Nx0
無理矢理バッドに持って行くなせっかくりっちゃんが頑張ってんだぞ
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:13:17.30 ID:81OI0A5u0
憂の家の前に着いた私は、車の中から信じられない光景を見た。
血だらけになった憂が、2階の窓から身を乗り出していたのだ。
梓「憂!!!!」
車のドアを開け私は叫ぶ。
しかし憂はこちらを向くことはなかった。
さわ子先生は車を飛び出し家、いや、庭のほうへ駆け出している。
たぶん、下で憂を受け止めるつもりだろう。
だけど・・・だめだ・・・間に合わない!!
憂は、下一点を見つめて・・・迷う様子も見せずに・・・2階の、たぶん、唯先輩の部屋から・・・
飛び降りた。
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:19:00.17 ID:81OI0A5u0
憂「お姉ちゃん〜ご飯できたよ〜」
唯「はーい」タタッ
唯「今日は何かな〜?」
憂「オムライスだよ」
唯「オムライス!しかもシチューがソースのやつだ!わーい」
憂「えへへ」
唯「よいしょっと。いただきまーす」
憂「いただきます」
唯「おいしい!おいしいようい!」モグモグ
憂「そう?よかったー」ニコッ
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:22:31.83 ID:81OI0A5u0
唯「ごちそうさまでした!」
唯「食べすぎちゃったー!苦しい!」
憂「お姉ちゃんったら」クスッ
唯「洗い物してくるー」
憂「私がやるよ!」
唯「うー、じゃあ一緒にやろっ!」
憂「うん!ありがとう!」
憂「お姉ちゃん!」
唯「うん?」
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:26:33.41 ID:81OI0A5u0
憂「大好き!」
唯「わたしも大好きだよ、うい!」
憂「えへへ。やったー!」
唯「どこにも行かないでね。憂」ギュッ
私達は、ずっと一緒だ。一秒だって離れることはない。
お姉ちゃんに抱きしめられながら、私は夢のような幸福を噛みしめた。
ーー誰にも邪魔されることのない世界。
二人だけの、完結した世界。私はついにそれを手に入れた。
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:30:17.87 ID:81OI0A5u0
今日から春休みだ。
私は9時過ぎに目を覚ましたあと、パンを一枚だけ食べて、お昼前に家を出た。
バス停に行く途中で花屋に寄った。
まだ3月だというのにヒマワリの花が売っている。
それがなんだか唯の様に思えて、3本ほど(季節ではないからだろう、少し値が張った)買っていく事にした。
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:36:06.90 ID:81OI0A5u0
病院に着くと、入り口近くの売店で見慣れた後ろ姿を見つけた。
律「み〜お!」
澪「うわ!」
澪「律か・・・驚かすなよ・・・」
澪は頬を赤く染めて少し恥ずかしそうにしている。
律「驚きすぎだよ。てか澪も来てたのか。言ってくれれば一緒に来たのに。」
澪「いや、昨日来たばっかりだったから律は来ないと思ってさ。」
律「そりゃ来るさー!学校もないんだし。今病室には?」
澪「誰もいないよ。今日は平日だから、ご両親も仕事だしな。」
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:38:08.59 ID:81OI0A5u0
律「そっか。早く行こうぜ!」
澪「待って、お昼食べてないんだ。買ってく。」
律「もう。じゃ先行ってるぜ。」
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:44:11.80 ID:81OI0A5u0
誰もいないと言っていたが、一応、ドアをノックする。
律「おじゃまします」
そう言いながらドアを開ける。
買ってきたヒマワリをベッドの隣にある小さな机に置き、近くの椅子に座る。
律「はは、相変わらず幸せそうだな・・・。」
その時、携帯のバイブレーションが鳴った。
画面は弟の名前を表示している。
その時になって、私は今日弟と映画に行く約束をしていた事を思い出した。
律「あちゃー・・・」
私は、弟に謝罪の電話を掛けるために病室を出た。
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:57:56.90 ID:GIDhMdsf0
やはり鬱エンドなのか
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:03:56.19 ID:Cfe3PxpW0
憂ちゃんどうなった・・・
終わりかな?乙
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:05:31.10 ID:glyr55Ry0
ここで終わりか
ま、最初のほうはマシだったんじゃないか?
楽しませたいならもう少し努力したほうがいいけどなw
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:11:35.41 ID:E5yzwqwj0
あ
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:13:06.65 ID:cB8L4dpX0
いやこれで終わりとか中途半端すぎるだろ、まだ続くはずだ
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:17:14.19 ID:jBfthlwD0
唯「という夢を見たんだよ!」みたいなのでいいから
憂が飛び降りる直前からやり直してくれ
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:17:47.99 ID:E5yzwqwj0
律のいなくなった部屋には、暖かい陽が差している。
カーテンがそよ風に揺られ、たなびいている。
それを受けて机の時々少し震える。
比較的広めの部屋の奥には、ベッドが二つ並んでいる。
そしてそこには・・・・
ほほ笑みながら眠る、世界一幸福な二人の少女の姿があった。
fin
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:19:22.35 ID:ZJvXifkzP
よかったね!
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:21:04.25 ID:E5yzwqwj0
すいません奇跡的なタイミングでさる規制くらいました
弟にpc借りて書いてます
最後まで読んでくれた方、本当にありがとうございました
自分的にはハッピーエンドのつもりなのですが・・・
次書くときはちゃんと書きだめしてからスレたてます
乙
月曜ということも相まって何とも言えない気持ちになった
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:24:24.87 ID:D5tX9J76O
悪い出来ではないと思う
乙
澪とムギが唯の家に向かった意味は・・・?
そういえばその部分が描かれてないな。とりあえず乙
これはSADENDルートだろ?
TRUEENDは澪ムギが間に合って説得だろ?
ハッピーエンドっつってんじゃん
あきらめろ
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:40:44.30 ID:3/PxXvbe0
よく書き終えた
おつ!!
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:43:48.51 ID:cB8L4dpX0
おつ
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:47:46.36 ID:hD2hQt/sO
唯と憂は植物人間になって、病室で寝てるってこと?
キレイな顔してるだろ?
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 02:04:23.24 ID:UJAWOVH70
せやなw
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 02:26:30.45 ID:8VOJPljNP
おい唯!てめぇが死んだら誰がU&I歌うんだよ!
それと憂!てめぇが死んだら誰がU&I聴くんだよ!
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 02:33:48.04 ID:ahi5Nf6i0
次は書き溜めてサル食らわないように効率よくかけよ
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 06:28:42.98 ID:ZJvXifkzP
なんという お騒がせ姉妹
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 09:18:24.82 ID:NjWLjpT0O
初でこれはまあよくやったんじゃね、完結させたし
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ゆいうい〜