1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
憂「お姉ちゃん....」
憂「わたしが...わたしがやったんだ...」
憂「....どうしよう...」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 04:52:28.84 ID:T54oVL4s0
つづけて
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 04:53:38.55 ID:ovIr19CCO
つづけなくていいよ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 04:55:45.47 ID:5uSZ1+Mg0
三時間前
唯「ういーーただいまー」
憂「お帰りお姉ちゃん。早かったね、部活なかったの?」
唯「うん!なくなったんだー」
唯「澪ちゃんとりっちゃんが用事あるんだってー」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 04:56:39.91 ID:5uSZ1+Mg0
すみませんあとは頼みます
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 04:56:52.50 ID:lsacsr430
憂ちゃん可愛い
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 05:00:02.47 ID:DKIMnlFk0
ういーお別れだよー
>>5 名前欄にfushianasanって入れたら書いてやる
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 05:03:19.69 ID:5uSZ1+Mg0
憂「そうなんだ。」
唯「うん!ムギちゃんのケーキ食べてないから元気でないよう」
唯「アイスあるー?」
憂「お姉ちゃん。」
唯「うん?」
憂「話があるの。」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 05:08:22.26 ID:22yESLYrO
唯(28歳・フリーター)「わたし、アルバイトやめてヒップホップ一筋でいこうと思うんだけど、どう思う?」
憂「でも生活費はどうするの?」
唯「出してくれるよね」
その時憂の中で何かが崩れ落ちた。
そして
>>1へ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 05:09:00.76 ID:5uSZ1+Mg0
唯「ほう!なになにー?憂元気ないよ?」
憂「あのね...」
唯「...」
憂「わたしお姉ちゃんが好きになっちゃったの」
唯「ほえ?」
憂「すごく苦しくて...」
唯「...」
憂「ごめんね...」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 05:08:58.65 ID:yReoAEqp0
,..、 /´,!
. l l ,....、 ! l
_ l/`く ,. V /
i' ヽ ヽ、 !
ト' 〉 ``ソ
l i' /
. ! l
!'´ .! ウィーーーーーーーーー!!!!ただいまー
! i
. ! .i
. l i ___
! i ,r'´ `ヽ、
! i、 j' ヾヽ、
! ヽ l ヾヽ
l. ヽ ノ_,... --‐ '''"´ ̄ ̄ ̄`` ー、._
. ! ヽ (`ー‐''"´ ̄_,. ---、......____ ヽ
. i i ヽ、 r'_,. _ー‐ `l ー 、_ ヽ
. i l ヽ、 l-‐r'  ̄` ー ,!..._,r‐‐、 .!
l ヽ `ー! ( _ i、 r i ! ,!
! ヽ l j jiiiiiiiiiii、 イi ,..イ
ヽ ヽ、 .l jil''""ヾlli. i `´ ll!..-‐' ´
ヽ ` ー、.ヽ" !、__,ノ ゛ ! !
ヽ ,..l ,ー‐' ./ .ト-、
ヽ r'´ l´ i ノ / ソ !、
ヽ ,r' _,..ゝ、 _,.-'´ // `ヽ、_
ヽ ,r' _,ィ'´ l -二 ,r',r' ,r'´ヽ、
ヽ、 ,r',..-'´/´ 、_,.. - ,r',r' r'´``ー、 ヽ、
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 05:10:41.29 ID:fuvW0ebX0
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 05:14:15.30 ID:5uSZ1+Mg0
唯「う、ううん!わたしも憂の事が大好きだよ!?ずっとずっと!」
憂「違うよ...お姉ちゃん」
唯「違くないよ!そんな風に言ってくれて凄く嬉しい!ありが」
憂「違うの!」
唯「え...」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 05:19:01.39 ID:RZJ8Htpo0
唯「ういーあいすー」
憂「はい、お姉ちゃん」
唯「おいひーペロペロ」
唯「ううっなんだか体が冷えてきたよ・・・」
憂「大丈夫?」ピト
憂「ほんとだ、冷たいね・・・」
憂「冷たくなったお姉ちゃん」
>>1へ
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 05:22:56.10 ID:5uSZ1+Mg0
憂「お姉ちゃんの好きとは違うんだよ」
唯「そんなこと...」
憂「わたしおかしくなっちゃったみたいなんだ」
憂「お姉ちゃん見てるといけない事考えちゃうんだ...」
唯「憂...」
憂「もう我慢できないよ...お姉ちゃん」
唯「憂...泣かないで」
唯「よしよし」
憂「お姉ちゃんは...私とキスできる?」
唯「キ...キス?」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 05:28:26.97 ID:5uSZ1+Mg0
憂「うん...恋人同士がするみたいなやつ」
唯「憂...あのね」
憂「ごめんねお姉ちゃん。わたしね、お姉ちゃんが寝てる時、たまにしちゃうんだ。」
唯「!」
憂「しかも...その...舌とかも」
唯「憂!」
憂「ごめんなさい...」
唯「憂...駄目だよきっと..それは...わたしたちは姉妹だから...」
憂「お姉ちゃん...」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 05:29:56.86 ID:5uSZ1+Mg0
誰か書いてーε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 05:30:13.75 ID:lsacsr430
うむ
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 05:32:05.61 ID:5uSZ1+Mg0
とりま、寝ていいかな?三時間くらい
誰でもいいんで書きたい人書いてくれ
この際
>>1に繋げなくてもいいっす
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 05:33:08.62 ID:2bVhKRQP0
憂「…寒いよ…お姉ちゃん…」
唯「憂……今わたしが温めてあげるからね…!」
唯「……我が体内に存在し全ての熱よ…今…解き放つ!!!ハッ」
ピカッ
憂「……ん……暖かくなってきた…あれ?お姉ちゃん…?お姉ちゃん!?」
唯「」
憂「冷たくなってる……わたしのために…お姉ちゃん……」
憂「……わたしのせいだ……わたしがやったんだ………」
>>1へ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 05:33:32.54 ID:QfgbXcvV0
永眠しちまえよカス
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 05:47:12.59 ID:+SwpT10w0
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 05:50:55.26 ID:WMzymI+4O
憂「お姉ちゃん」
唯「」
憂「…お姉ちゃんってば」
唯「」
憂「……返事してよお姉ちゃん」
唯「」
憂「なんで黙ってるの?」
唯「うるさい」
憂「お姉ちゃん冷たいー」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 06:00:25.20 ID:cPr+Zf0G0
誰か書いてーε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 06:07:12.92 ID:t5EFtcLE0
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 06:10:20.84 ID:t5EFtcLE0
唯「憂...あのね」
唯「ごめんね。わたしね、憂が寝てる時、たまにしちゃうんだ。」
憂「!」
唯「しかも...その...舌とかも」
憂「唯!」
唯「ごめんなさい...」
憂「お姉ちゃん...駄目だよきっと..それは...わたしたちは姉妹だから...」
唯「憂...」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 06:16:01.95 ID:Mciq5Fip0
態度が冷たいのかと思ったのに・・・
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 06:59:04.59 ID:5uSZ1+Mg0
唯「憂の事、大好きだよ。でも..大好きで、大切だからこそ、それは駄目だと思うんだ...」
憂「お姉ちゃん...お姉ちゃんっ!」
唯「憂、わかって?ね?」
憂「わたし...小さい頃は、お姉ちゃんとずっと一緒なんだって思ってた。でも違ったんだ。」
憂「お姉ちゃんはこれからいろんな人と出会って、好きな人と結婚して...その人のためにご飯つくって、洗濯して。」
憂「その人にしか見せない顔で笑うんだよ」
憂「無理だよ...そんなの」
唯「わたしは...どこにもいかないよ?憂。ずっと一緒だよ!」
唯「憂が1番なんだよ!?」
憂「ううん。現に4月にはこの家にお姉ちゃんはいなくなる。私はもうすぐひとりぼっちなんだよ」
唯「憂の為なら1人暮らしなんてしない!したくないもん!」
憂「お姉ちゃん...ごめんね...」
憂「そんな小さな問題じゃないんだ。」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 07:15:14.34 ID:5uSZ1+Mg0
憂「もう駄目...限界なの!!」
唯「う、うい...」
憂「離して!!」ダッ
唯「憂!!」
タタッ
唯「待って!!」
タタタッ
ガチャッ
唯「うい!!」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 07:16:11.27 ID:5uSZ1+Mg0
唯「靴...なんていいや!待ってよ憂!!どこいくの!?」
ガチャッ
タタタッ
唯「ういーーーーー...!?」
キキーーーーーーーー!!!!!!!
ドンッ!!
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 07:24:02.17 ID:5uSZ1+Mg0
ドンッ!!!!
憂「...え?」
憂「お姉ちゃ...」
ーー振り返っちゃいけなかったんだ。
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 07:25:43.27 ID:RZJ8Htpo0
唯トラはいりましたー
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 07:26:30.36 ID:d0VCBGepI
ふむ。
ちゃんと終わらせろよ
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 07:39:20.80 ID:5uSZ1+Mg0
運転していた人が電話に向かって必死に叫んでいる。
もちろん119番だろう。
でも、きっとそれは無意味だ。
お姉ちゃんの下にはまるで黒い水溜りみたいに血が広がっているし、右手と右脚は明らかに不自然な方向に曲がっている。
もちろん、お姉ちゃんはピクリとも動かない。
私は、私の中に未だかつて感じた事のない、猛烈な恐怖が広がっていくのを感じた。
しかしこんな状況だというのに頭は異常に冷静だった。
私は、お姉ちゃんの手を振り払い家を飛び出した。
お姉ちゃんはすぐに私の後を追った。靴も履かずに。
そして、家をでてすぐに、右方から走ってきた乗用車にはねられたのだ。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 07:42:45.28 ID:1VusYHek0
久々の唯トラ支援
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 07:52:26.50 ID:5uSZ1+Mg0
私は、この世で1番恐ろしい光景を、10m程離れた所から呆然と見ていた。
私がーー
そう。
憂「私がやったんだ...」
憂「お姉ちゃんを...私が...」
ーお姉ちゃんの笑顔を思った。ギターを弾いてるお姉ちゃん、アイスを食べてるお姉ちゃん、頭を撫でてくれるお姉ちゃん。
軽音部の皆さんと楽しそうに話すお姉ちゃん。ライブの時のお姉ちゃん。
風邪をひいた私の為に、お粥を作ってくれたお姉ちゃん。
私は一体何を求めていたんだろう?
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 07:58:03.01 ID:5uSZ1+Mg0
気づくと病室にいた。
最初は何が起こったのかわからなかったが、すぐに全てを思い出した。
あの後、きっと倒れでもしたんだろう。
病室には、他に誰も居ないようだった。
憂「お姉ちゃん....」
憂「わたしが...わたしがやったんだ...」
もうこの世界にお姉ちゃんはいないのだ。
だとしたら...私はこの世界にもう...
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 08:05:57.71 ID:5uSZ1+Mg0
しばらくして、ドアが開いた。
憂「おかあさん...」
母「憂、気がついたのね」
笑ったつもりだったのだろうか?
不自然に口尻を動かした母の髪はボサボサで、目は真っ赤に腫れている。
母はまるで別人のような姿になっていた。
それでも...それでも聞かずにはいられなかった。
憂「お姉ちゃんは...?」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 08:12:49.04 ID:2QZoEP4DO
キキーwwwwドーンwwwww
澪ちゃんドーンwwwwwwww
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 08:16:35.75 ID:5uSZ1+Mg0
母「大丈夫よ...。大丈夫だからっ..」
母「うっ...」
大丈夫なのになぜ泣く必要があるのだろう。
母に...何と言えばいいんだろう。
お姉ちゃんを殺したのは私なのだ。
憂「お姉ちゃん...」
喋ると、口に塩気を感じた。
その時になって初めて、自分も泣いていた事を知った。
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 08:29:54.44 ID:5uSZ1+Mg0
時計は午前10時を指していた。
私は半日以上眠っていた事になる。
お姉ちゃんはもう天国に着いているのだろうか?
ぐずぐずしている暇はない。
お姉ちゃんは私がいないと何もできないのだ。
そして私もお姉ちゃんがいないと何もできない。
憂「...トイレいってくるね」
母「...大丈夫?一人でいける?」
憂「うん。私は大丈夫。」
母「そう。」
私は病室を出た。
憂「ごめんなさい...お母さん、許して...」
タタタッ
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 08:51:16.21 ID:5uSZ1+Mg0
ここまで書いたんで完結させます
もうすぐ終わるパターンとしばらく続くパターンどっちがいいかな?
てか誰も見てないかな
一応見てる
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 09:27:57.12 ID:2sa9udez0
続くパターンに10票
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 09:36:33.60 ID:5uSZ1+Mg0
わかりました!
たいへん申し訳ないのですが、12時くらいからまた書き始めます
ごめんなさい、もしよかったら保守お願いします
一応見てたけど保守するほどでもないから落ちちゃってもいいやww
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 09:50:12.65 ID:5uSZ1+Mg0
こっから面白くするんで、、、気が向いたらお願いします
バイトいってきます、、、
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 10:01:47.24 ID:RZJ8Htpo0
こっから面白くするんでwwwwwwwww気が向いたらお願いしますwwwww
バイトいってきますwwwwwwwww
これはコピペになるwwwwww
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 10:04:10.89 ID:FfQPjKGx0
この
>>1はゆとり
正直期待してたけど、だらだら待ってるくらいなら他の面白いSSスレに移るかな
面白くするのかならば保守しよう
絶対に面白くするんだよな???
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 12:09:22.20 ID:+SwpT10w0
やけにハードル上げたな
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 12:43:00.40 ID:dYTbxoT+O
とりまトピ主いないなら書いていい?結構有名な書き手なんだが
見てる奴もいるんだから12時っつったら12時に書けよ
>>1
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 13:00:16.50 ID:dYTbxoT+O
唯「ふんっ」
憂「ぉねぇちゃん」
唯「ぅぃなんてきらぃだっ」
憂「どどぅしょぅ」
唯「きらぃだっ」
憂「迅さんょぶょ」
唯「まぢかぁ」
>>58 ニコラーのたくや〜
同窓会に呼ばれなかったからってこんな所で書いてるなよww
かほちゃんにチクるぞ〜
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 13:08:08.89 ID:dYTbxoT+O
タクヤって誰だよ
同窓会とかまだねぇーから
〜学校で起きた大惨事〜
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/02/03(木) 12:21:23.20 ID:1XlNGcq8O
俺のクラスにニコの歌い手がいたこと
現在今のところ中学生の歌い手は最年少なんじゃないかな
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/02/03(木) 12:24:08.50 ID:1XlNGcq8O
>>53 クラスのニコラーはサインと生歌要求でやばかったよ
先公も授業中断して歌ってみろだぜ?w
幼稚園ゆり組の幼少なのですが質問はありますか?
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/02/03(木) 16:53:56.94 ID:1XlNGcq8O
どこ住み?
俺のことはタクヤって呼んでね年は14だけどタメ語でいいよ
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2011/02/03(木) 16:55:01.44 ID:1XlNGcq8O
いつ帰ってくるの?
帰ってきたらたくさんキスしようね
↑これがたくや君だww
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 13:17:43.46 ID:5uSZ1+Mg0
1時間前
ーー頭が猛烈に痛い。
いや、頭だけではない。脚、腕、腰、首、挙げればきりがないくらいに、身体の至る所が強烈な痛みに襲われていた。
唯(私は...死んじゃったの?)
目が冷めてから恐らく数十分がたっていた。
それなのに、自分が今生きているのか死んでいるのか、よくわからなかった。
あいかわらず身体の痛みは凄まじかった。遠くのほうの物音も聞き取る事ができる。
すぐそばではピッピッ...という電子音が一定の感覚で鳴っている。
しかし、意識がこれほどはっきりしているのに、腕や脚を動かす事も、しゃべる事もできなかった。
それどころか、目を開けることすらできない。
呼吸をしている感覚もなかった。
これは一体、どういうことなんだろう?
唯(病院...なのかな?)
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 13:20:11.78 ID:5uSZ1+Mg0
遅くなってすいません。
調子乗ってハードル上げましたが、よくよく考えるとそれほど面白くないです
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 13:27:48.76 ID:FfQPjKGx0
>>63 とっとと書け太郎
どうせそんなこというと思ってたよ
まあ、その前に逃げると思ってたけど
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 13:43:23.64 ID:5uSZ1+Mg0
唯(たぶん...病院。この雰囲気は病院だよ。)
唯(生きてるんだ...)
唯(わたし、憂を追いかけて...)
唯(きっと車にひかれちゃったんだ)
憂ーー
唯(憂は!?大丈夫かな...どこにいるんだろう)
憂に会いたい
唯(憂にひどい事しちゃったんだ。憂は本当の気持ちを伝えてくれたのに。)
唯(私はそれを受け入れてあげなかったんだ)
唯(世界でただ1人の妹のわがままを聞いてあげられなかった)
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 13:57:16.56 ID:JmqTO0DA0
この馬鹿
唯憂ならそう言っておけ支援だ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 14:34:11.70 ID:FTVXfBF+0
おい遅いぞ
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 14:41:14.49 ID:U/zfbhww0
おいどうした?
こっちは朝からつきあってんだぞ
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 15:04:11.55 ID:dYTbxoT+O
迅「よっ」
唯「迅くんだぁゃろぉ」
迅「いいぜ」
憂「ゎたしもー」
迅「とりまパンツぬぃで」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 15:09:32.84 ID:qIth7tXc0
ういうい
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 15:37:16.44 ID:GWfhmMK5O
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 16:06:23.47 ID:z891q0mdO
工作員乙
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 16:25:09.49 ID:5uSZ1+Mg0
すぐ近くで聞き慣れた声がした気がした。
余りの激痛に意識が飛んでしまったんだと思う。たぶん...ほんの数分間だ。
間違いない。母の声だ。どうやら父もいるらしい。
母「二度と意識が戻らないということでしょうか...」
母は泣いている
男「率直に言いますが、目を覚ます可能性は限りなくゼロに近い」
男「運ばれてきた時には既に脳を酷く損傷していました。最善を尽くしましたが..」
母「そんな...唯...唯」
唯(おかあさん!!)
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 16:47:48.59 ID:FTVXfBF+0
やっときたか
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 17:28:56.80 ID:kf4/PNK00
まだー
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 17:38:05.04 ID:7pfJbpob0
書き溜めしてるような口ぶりの割に投下ペース遅っ
まあ支援はするが
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 17:58:23.83 ID:dYTbxoT+O
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 18:09:57.09 ID:FfQPjKGx0
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 18:18:02.72 ID:5uSZ1+Mg0
すいませんやっとバイト終わりました
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 18:35:11.71 ID:iUtn6SAY0
おつかれおかえり
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 18:35:38.18 ID:5uSZ1+Mg0
父「そんなバカな...そんな...」
男「現在の医術ではこれが限界...残酷なようですが...本来なら死は免れない状況でした。正直、生きているのが奇跡なんです」
母「奇跡...?」
朦朧とする意識の中で母の嗚咽が響いた。
今すぐにでも母の胸に飛び込みたかった。
しかし、抱きつくことはおろか、しゃべる事も、その姿を見ることさえできなかった。
ーー目の前にいるのに、会えない
唯は言葉にできない程の絶望が広がっていくのを感じた。
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 18:44:13.08 ID:+SwpT10w0
お、続ききてるじゃん
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 18:49:52.56 ID:aAxpV2Sx0
支援
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 19:00:51.45 ID:5uSZ1+Mg0
同日午前10時30分
ーー唯が事故に?
さわちゃんの表情を見る限り、ただ事ではなさそうだった。
ホームルームの時から問い詰めていたのに、今まで事故の事を話さなかったのもどう考えてもおかしい。
律「嘘だろ?車に轢かれたって...」
澪「...それで今はどういう状況なんですか!?」
紬「いつ!?いつ事故に!?」
さわ子「みんな落ち着いて...命に別条はないそうよ。親御さんも酷く取り乱していて、いつ事故に会ったのかはわからないわ...。」
澪「よかった...」
律「病院を教えてくれ!!」
紬「教えてください!!」
さわ子「あなた達...私も授業が終わったらすぐに病院へ向かうわ。だから一緒に
律「頼む!!」
いつの間にか、私は泣いていた。
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 19:13:20.93 ID:5uSZ1+Mg0
取り越し苦労であってほしかった。
病室についたら、ケロっと笑いかけてきてくれる、いつものあの笑顔で「みんなー!きてくれたのー?」みたいな。
その可能性もなくはなかった。
だけど、私は凄く嫌な予感がしていた。第六感ってやつだろうか?
二度と唯に会えない。ーーそんな気さえしていた。
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 19:33:24.98 ID:5uSZ1+Mg0
隣街の大学病院だった。
それくらいの距離ならバスで20分もあれば着く。
私たちは走って学校を飛び出し、走って500メートル程離れたバス停まで来た
澪「はぁ..はぁ....」
律「クソ!10分後だ!」
バスの到着は11時5分だった。
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 19:34:36.51 ID:5uSZ1+Mg0
紬「ねえりっちゃん」
律「どうしたムギ」
紬「みんなは...いいのかな?」
律「みんな?」
紬「梓ちゃんや、和ちゃんも...この事を知ったら、私たちと同じ事をすると思うわ。」
律「梓...和...」
そこまで頭が回らなかった。
私は、一刻も早く自分の目で唯の無事を確認する事。それだけを考えていたから。
律「仕方ない...申し訳ないけど...きっとさわちゃんと一緒にくるはずだ。」
私達は全員手ぶらで学校を飛び出して来てしまった。
皆ケータイはカバンの中だから、電話で知らせる事も出来ない。
澪「唯...唯なら大丈夫だよな」
紬「ええ。唯ちゃんだもの」
律「ああ...」
そう思いたかった。
まだー?
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 20:27:59.60 ID:5uSZ1+Mg0
永遠の様に長い10分が過ぎ、ようやくバスに乗ることができた。
平日の昼間の車内はガラガラで、最初は三人で乗車口近くの席に座っていた。
だけどどうにも落ち着かない私は、立って待つ事にし、つり革につかまった。
発車して5分くらいだろうか?ちょうどいつも下校時に私と澪、唯と紬と梓で別れる所を通り過ぎた時だ。
私は見た。
一瞬だったけど、もちろん自分でも信じられなかったけど...
確かに見た。
律「唯!!!」
澪「!?」
律「唯だ!!!」
私はすぐにバスの後方部分に駆け寄った。
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 20:33:27.32 ID:EayxD+dR0
本当に永遠のように長かったよ
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 20:52:55.46 ID:5uSZ1+Mg0
私は最後部座席の背もたれに乗り出して何とか確認しようとしたが、すぐに唯と思われる後ろ姿は豆粒の様に小さくなり、やがて見えなくなった。
澪「どういうことだ!?」
律「唯が歩いてたんだ!!確かに見たんだ!!」
澪と紬は唯が歩いていた歩道とは反対側の座席に座っていたから、気づかなかったのだろう。
澪「落ち着け!律!そんなわけないじゃないか!!」
律「本当だ!信じてくれ!」
確かに、交通事故にあったばかりの人間が、こんな所を1人で歩いているなんてあり得ない事の様に思えた。
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 20:54:28.32 ID:5uSZ1+Mg0
見間違い。そう思われてもしかたなかった。
だけど...
紬「りっちゃん、本当なの...?」
確かに見た。一瞬だったけど、今もはっきりと思い出せる。唯は、寝間着みたいな服に、カーディガンを羽織っていた。
律「ああ、本当だ。とにかく、私はバスを降りて見てくる。」
澪「律!」
律「2人は先に病院に行っててくれ。私も確認したら、すぐ行くよ。」
私は停車ボタンを押した。
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 21:09:28.63 ID:5uSZ1+Mg0
本当は...本当はあの時、お母さんに抱きしめて欲しかった。
抱きしめられながら、涙が枯れるまで泣きたかった。
だけど、そんな事が許されるはずなかった。
私に泣く権利などあるはずないのだ。
私は...世界で1番愛している人を殺したのだから。
私がやらなければならない事は一つだった。
そんな事をしてもお姉ちゃんが私を許してくれるなんて事は、到底、あり得ない。
けれども、それ以外に選択肢はないのだ。
私は歩みを進める。
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 21:21:48.91 ID:5uSZ1+Mg0
あの病院へは何度か行った事があったから、自宅への道順は知っていた。
病院を出てしばらくは、お母さんが追いかけてこないか心配で小走りで進んだ。
歩いているうちにだんだんと見慣れた景色になってきた。
そういう景色を見ていると、お姉ちゃんとの思い出が容赦なく襲ってきて辛かった。
お姉ちゃんと手をつないで登校した事。
お姉ちゃんがプレゼントしてくれたマフラーを2人で巻いて登校した事。
お姉ちゃんがマラソン大会中にいなくなって、大騒ぎになった事もある。
それら全てが、有り得ない夢物語のように思えた。
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 21:30:37.90 ID:gSzzovauP
うぉぉぉん
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 21:30:43.97 ID:FTVXfBF+0
きてたか、支援
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 21:33:24.99 ID:5uSZ1+Mg0
ずっと昔。お姉ちゃんに、『天国と地獄ってあるのかな?』と聞いた事がある。
お姉ちゃんは確か、『死んだ人はみんな天国に行くんだよ。みんな!』と答えた。
本当だろうか?
もし、本当だとしたら、私はお姉ちゃんにまた会える事になる。
そんな事がもしあるのなら、私はお姉ちゃんにどんな顔をして会えばいいのだろう?
憂「違うよ...私が天国に行けるわけないよ。」
憂「もう二度とお姉ちゃんには会えない。」
それは当然だ。
だけど、その前にお姉ちゃんを少しでも、感じたい。
そう。私は最後の罪を犯す為に自宅へ向かっているのだ。
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 21:37:44.37 ID:fdBbOOsYO
いつもアイスアイス言ってたもんな
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 21:40:50.72 ID:YQ882RR6O
意識はあるのに植物人間状態ってので澪が唯達皆殺しにして自殺未遂後意識ある植物人間になって憂に復習される話思い出した
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 21:47:46.96 ID:5uSZ1+Mg0
律「唯!!!」
ーーえっ?
聞いたことのある声だ。
憂「律...さん?」
律「やっぱり唯だ!!はあ...はあ...やっぱり唯だったんだ!!」
姉の親友であり、軽音部の部長である先輩が駆け寄ってくる
律「唯!!心配したんだぞ!いやーよかった!」
律さんの目は潤んでいる。今にも泣き出しそうだ。
一瞬、何を言ってるのかわからなかったが、どうやら姉と私を間違えているらしい。
きっと髪を下ろしているからだろう。
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 21:50:28.08 ID:5uSZ1+Mg0
律「こんな所でなにやってるんだ!?唯!病院は!?」
憂「お姉ちゃんじゃない...です」
憂「私は...」
律「え...!?」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 21:59:19.96 ID:d0VCBGepI
え...?
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 22:00:39.80 ID:xSnvOHua0
え...?
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 22:01:19.73 ID:5uSZ1+Mg0
どうやら私はとんでもない間違いを犯してしまったらしい。
改めて近くで見てみると、違う。
声も。唯じゃない。
律「憂...ちゃん?」
憂「...お姉ちゃんだなんて...ううぅっ...」
どうしよう...
律「...」
どういう訳か憂ちゃんはしゃがみ込んで泣き出してしまった。
状況がサッパリだったが、自分がとてつもないヘマをしてしまったという事と、きっと唯が、大変な状況に置かれている事は何となくわかった。
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 22:03:45.43 ID:5uSZ1+Mg0
状況がサッパリだったが、自分がとてつもないヘマをしてしまったという事と、唯が、きっと憂ちゃんも、大変な状況に置かれている事は何となくわかった。
に訂正します
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 22:04:30.25 ID:gSzzovauP
せんせー、たいなかさんがひらさわさん泣かせましたー
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 22:09:44.09 ID:5uSZ1+Mg0
遅くてすいません。
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 22:14:34.49 ID:YQ882RR6O
完結前提ならかまわん
誤変換していいからすごい速さで打って
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 22:33:52.25 ID:5uSZ1+Mg0
母が出て行ってからも、父が側にいた。
母は『憂の様子を見てくるわ』といって出て行った。
泣きながら、ひたすらに私の名前を呼んでいた。
そこへ母がやってきた。
『憂がいなくなったの!!』
『何だって!?』
そういって2人とも私から離れて行った。
唯(憂が...いなくなった?)
それからしばらくの間、私は悪い頭をフル回転させて、状況を理解しようとした。
憂もおそらく入院しているのだろう。
あの時の状況からして、気絶でもしてしまったのかもしれない。
その憂がいなくなった...
憂は私の所へ来ていない...
悪い予感がした。
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 22:35:45.78 ID:5uSZ1+Mg0
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 22:40:22.69 ID:5uSZ1+Mg0
>>108 完結はさせます
自分ではすでにかなりの量書いたつもりでいたんですがまだレス数100ちょいだとしって絶望しました
初ssです。普段何気なく読んでたんですが皆さんまじで凄いんですね
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 22:42:03.51 ID:5uSZ1+Mg0
>>110訂正しますすいません
母が出て行ってからも、父が側にいた。
母は『憂の様子を見てくるわ』といって出て行った。
父は泣きながら、ひたすらに私の名前を呼んでいた。
そこへ母がやってきた。
『憂がいなくなったの!!』
『何だって!?』
そういって2人とも私から離れて行った。
唯(憂が...いなくなった?)
それからしばらくの間、私は悪い頭をフル回転させて、状況を理解しようとした。
憂もおそらく入院しているのだろう。
あの時の状況からして、気絶でもしてしまったのかもしれない。
その憂がいなくなった...
憂は私の所へ来ていない...
悪い予感がした。
わかったから進めてくれよぉぉん
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 22:56:24.00 ID:5uSZ1+Mg0
唯(憂...変なこと考えちゃ駄目だよ......)
ーーそう。憂は私がこうなったのを、自分のせいだと思っている。
ひたすら自分を責めているだろう。
自分を責めて、責めて、責めて...
最終的に自殺。有り得なくはない。
唯(どうしよう...憂が!!憂が!!)
恐ろしかった。そこまで追い詰められた憂を想うと、頭がおかしくなりそうだった。
唯(何もできないの!?私は...お姉ちゃんなのに!!)
いつかと同じく...いや、それ以上に私は無力だった。
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 23:10:22.05 ID:Zg3JxseF0
唯憂
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 23:14:02.87 ID:5uSZ1+Mg0
バスの車内の私達は、殆ど言葉をかわさなかった。
目的地である大学病院に着いた時にも、澪ちゃんが『行こう』と言っただけだった。
私達は受付で平沢唯の病室を訪ねてから、5階に上がる為にエレベーターに乗った。
そしてついに、唯ちゃんの病室の前に到着した。
どうやらこの部屋に入院しているのは唯ちゃんだけのようだ。
トントン 澪ちゃんがドアをノックした。
ーー返事はない
トントン
ーー返事はない
眠っているのだろうか?御両親もいないようだ。
澪「入って大丈夫かな?」
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 23:16:46.30 ID:mkZIUbuI0
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 23:21:58.03 ID:5uSZ1+Mg0
その時私は自分が病室に入る事を、少し恐れていることに気づいた。
理由はよくわからない。
だけど私は昔から勘が鋭かった。よく友達にテレパシー?と驚かれたものだ。
いや、そんな事を考えている場合ではない。
一刻も早く唯ちゃんに会いたかった。
紬「入りましょう」
私達は扉を開けた。
そこには、変わり果てた親友の姿があった。
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 23:27:03.68 ID:mkZIUbuI0
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 23:37:46.42 ID:5uSZ1+Mg0
自分が何で泣いているのか、わからなかった。
律さんは私の横にしゃがみ込み肩を摩ってくれていた。
憂「うぅ...ごめんなさい..ひっく」
律「ううん。私こそ...その、ごめん。」
律「えっと、これから家に帰るの?」
そうだ。いかなくては。
憂「はい...ごめんなさい。私、その...急いでるんです...」
律「...そっか」
私は立ち上がり、律さんに頭を下げてから歩き出した。
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 23:51:19.88 ID:5uSZ1+Mg0
唯の容体など、聞ける雰囲気では無かった。
憂ちゃんは、私に背を向けて歩きだした。
ーー絶対におかしい。
憂ちゃんの服装はあまりに不自然だった。
寝間着にカーディガン。それにバスの中からでは気づかなかったが、なんと憂ちゃんが穿いているのはスリッパだった。
隣にしゃがんだ時に確認したら、唯が入院している大学病院の名前が書いてあった。
これではまるで、憂ちゃんが病人...
その上なんらかの理由で抜け出した、と考えるのが普通だろう。
律「憂ちゃん!」
私は勇気をだして呼び止める
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 23:52:36.48 ID:gSzzovauP
いいよいいよー
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 23:55:35.36 ID:2iXWiWhu0
遅い
さっさと書け
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 23:57:34.75 ID:5uSZ1+Mg0
憂「はい...?」
律「家には、その...何しに帰るの?」
憂「えっと...着替えをとりに...」
律「そっか..。」
律「あっ、って事は今から病院戻るのかな...?もしよかったら、一緒に
憂「いえ、あの...今日はもう行きません。」
律「あ、そうだよね...ごめんね」
憂「いえ。では...」
ーー嘘をついている。そう思った。
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 23:57:42.68 ID:/sI4YB8VO
>>99 ああ…!なんだっけ
タイトルが思い出せない
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 23:58:39.07 ID:5uSZ1+Mg0
129 :
127:2011/02/05(土) 23:59:12.16 ID:/sI4YB8VO
解決しました
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 00:07:29.80 ID:Qi6p6Dse0
ただ、何故憂ちゃんが嘘をつかなければならないのか、とかそれ以上の事はさっぱりだった。
それでもやっぱり気になって、私は憂ちゃんの後を付けてみる事にした。
憂ちゃんが曲がり角を曲がったのを確認してから、小走りで追いかけた。
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 00:10:47.40 ID:Y75DW4Nx0
さるはくらわんようにな
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 00:11:08.44 ID:klEekOP3O
今北産業
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 00:11:20.88 ID:6v8XmzEM0
支援
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 00:19:33.09 ID:Qi6p6Dse0
頭を含め、身体のあらゆる所に包帯が巻いてある。右脚に至っては、元の太さの数倍にも包帯が膨れ上がり、それが専用の器具で吊るされている。
口には酸素マスクが付いているし、腕には点滴であろう管が刺さっている。
冷んやりとする沈黙に、ピッピッ...という規則正しい電子音だけが鳴っている。
澪「唯......!!」
紬「唯ちゃん...」
信じられなかった。
明るくて可愛らしい唯ちゃんに、それらはあまりにも不釣り合いすぎた。
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 00:38:39.01 ID:Qi6p6Dse0
唯(澪ちゃん!!ムギちゃん!!)
唯(来てくれたんだ!)
唯(りっちゃんもいるのかな...あずにゃんは...?)
紬「唯ちゃん...寝てるわね...」
澪「...ああ」
どうやら2人だけのようだった。
唯(寝てないよ!!ムギちゃん!澪ちゃん!)
自分の右横に椅子があるらしい。
安っぽいパイプ椅子が軋む音がした後、ムギちゃんの匂いがした。
唯(何だか懐かしく感じる)
紬「唯ちゃん...早く、よくなるといいね」
澪「ああ。唯が戻るまで、ティータイムもおあずけだ。」
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 00:38:54.63 ID:1WG1l61HO
追いついた
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 00:54:46.79 ID:Qi6p6Dse0
唯(澪ちゃん...ムギちゃん...)
今日聞いた医者と思われる人の話を思い出した。
唯(わたし...一生、目が覚めないらしくて...だから、学校も行けないし...部活も...)
2人の声を聞いたら、自分の未来を考えてしまいそうになった。
違う。今はそんな事はどうでもよかった。
学校は、部活は、放課後ティータイムは、わたしにとってかけがえのない大切なものだった。
ーーそれでも、憂にはかなわなかった。
もう一度憂と会えるのなら、わたしはもう何もいらなかった。
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 01:04:13.72 ID:NpxQvPaj0
しえん
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 01:13:22.55 ID:Qi6p6Dse0
どれくらいの時間が過ぎただろう。
この部屋には時計が見当たらなかったから、10分経ったのか、20分経ったのか、私にはわからなかった。
唯ちゃんが目を覚ます気配はない。
もし、目を覚ましたら...
これほどの怪我だ。余程強力な鎮痛剤でも打たない限り、言葉では形容出来ない程の痛みが唯ちゃんを襲うだろう。
それを考えると、涙が出そうになった。
少なくとも、唯ちゃんは...そんな罰を与えられなければならない子ではないはずだ。
神様は...いないのだろうか。
澪「なあムギ...私達にできる事は何かな?」
紬「そうね...」
その時だった。
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 01:25:55.60 ID:Qi6p6Dse0
澪「唯...!?」
紬「唯ちゃん...!」
唯の目からポロポロと涙が零れていた。
異様だった。よくよく考えれば唯はこの数十分間、寝返りどころか手の指一本動かしていない。
寝息を立てる事も、鼻を啜る事も、瞼を動かす事も...文字通り微動だにしないで眠っている。
そんな事が...あるのだろうか?
紬「唯ちゃん!!伝えたい事があるの!?」
澪「え!?ムギ...どういう」
根拠はなかった。でも...きっとそうだと思った。
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 01:36:44.70 ID:Qi6p6Dse0
澪「唯!!」
紬「唯ちゃん!!」
2人で唯ちゃんの顔を覗き込む。
まだ、唯ちゃんの涙は止まらない。
...う...い......
えっ!?
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 01:39:21.43 ID:hC/442CWP
えっ!?
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 01:40:06.05 ID:83G2tRW10
,..、 /´,!
. l l ,....、 ! l
_ l/`く ,. V /
i' ヽ ヽ、 !
ト' 〉 ``ソ
l i' /
. ! l
!'´ .! ウィーーーーーーーーー!!!!
! i
. ! .i
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! i ,r'´ `ヽ、
! i、 j' ヾヽ、
! ヽ l ヾヽ
l. ヽ ノ_,... --‐ '''"´ ̄ ̄ ̄`` ー、._
. ! ヽ (`ー‐''"´ ̄_,. ---、......____ ヽ
. i i ヽ、 r'_,. _ー‐ `l ー 、_ ヽ
. i l ヽ、 l-‐r'  ̄` ー ,!..._,r‐‐、 .!
l ヽ `ー! ( _ i、 r i ! ,!
! ヽ l j jiiiiiiiiiii、 イi ,..イ
ヽ ヽ、 .l jil''""ヾlli. i `´ ll!..-‐' ´
ヽ ` ー、.ヽ" !、__,ノ ゛ ! !
ヽ ,..l ,ー‐' ./ .ト-、
ヽ r'´ l´ i ノ / ソ !、
ヽ ,r' _,..ゝ、 _,.-'´ // `ヽ、_
ヽ ,r' _,ィ'´ l -二 ,r',r' ,r'´ヽ、
ヽ、 ,r',..-'´/´ 、_,.. - ,r',r' r'´``ー、 ヽ、
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 01:41:17.75 ID:Qi6p6Dse0
紬「今、ういって...」
澪「うん...!口が動いた...気がする!」
紬「憂ちゃんは!?憂ちゃんはどこ!?」
そもそも、何で憂ちゃんがここに居ないんだろう。絶対におかしい。唯ちゃんがこんな状態だったら、それこそ24時間側にいるはずだ。
憂ちゃんはそういう子だもの。
紬「何かあったんだわ!憂ちゃんにも!」
!!
澪「ムギ!!!」
紬「澪ちゃん!!!」
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 01:47:05.58 ID:dY2nmkhy0
ゆいいいいいぃぃぃ
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 01:50:39.26 ID:Qi6p6Dse0
私達はすぐに病室を飛びだした。
間違いない。今憂ちゃんはりっちゃんと一緒にいる。
りっちゃんは憂ちゃんを唯ちゃんと間違えたんだ!
憂ちゃんの身に何が起きたのかは分からない。
だけど、行くしかなかった。
紬「急ぎましょう」
澪「ちょっと、待って!」
澪ちゃんは、病院の入り口にあった公衆電話を手に取った。
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 01:59:13.84 ID:Qi6p6Dse0
唯の家の前にいる。
足元のコンクリートを見つめている。
うっすらと円形状にシミができているような気がした。
ーー血?
気のせいかもしれなかった。
憂ちゃんはもう家の中に入っているはずだ。
しかし、ここからでは、もちろん中の様子はわからない。
少し躊躇った後で、慎重に、庭に足を踏み入れた。
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 02:02:36.66 ID:Qi6p6Dse0
すいません...睡魔が...
限界が...
おい
おい
明日は日曜だろコラ
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 02:04:33.08 ID:VvkEYdQu0
許さん
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 02:06:05.42 ID:BHdTXZGt0
ざ、、、けんじゃねーーーーー!!!!!こちとら朝7時からちょいちょい見てんだよ!!
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 02:06:42.37 ID:Qi6p6Dse0
>>150明日の予定はないんですが
24時間以上起きてるんです囧rz
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 02:10:15.62 ID:Qi6p6Dse0
すいません、書きます!
こんなに見てくれてるとおもいませんでした
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 02:17:50.93 ID:83G2tRW10
___ `ヽ
ー'''~~~`ヽ、 -''~ ~`ー ヽ
ミィ=≠=ー;;;_ _;;ィ=≠='彡 ゙i
〃〃(_,ハ 〃:(_,ハヾ ゙i
{ {!::::J::::リ {!::::J::::リ ;} i!
、ゞ辷ン ゞ辷ン_ / i!
/ ヽ i!
/// / \ //// i!
'/// / ',/ ', ////// l
// ! l l //// l
、 ,' 、 ,' i!
ヽ . _ .. ' ヽ . _ .. ' i!
wktk
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 02:23:01.19 ID:Itknv9fZO
はやく〜
眠気に負けて適当に書かんようにな
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 02:25:58.54 ID:Qi6p6Dse0
恐る恐る窓から覗いてみる。
ここからならリビングを見渡す事ができる。
憂ちゃんの姿はない。
自分の部屋に行ったのだろうか?
となると...二階ということになる。さすがにそんな所まで覗く事はできない。
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 02:26:24.69 ID:RxYuSq/M0
憂ちゃん可愛い
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 02:28:01.14 ID:Qi6p6Dse0
気にはなるがいつまでもここにいてもしょうがない。
病院に向おうか、と考えていた時だ。
憂ちゃんが、リビングに現れた。
格好はさっきのままだ。
ーーそして、手には包丁を持っている。
全身の毛穴が開いて、冷や汗がでるのを感じた。
律「やばいぞ!」
様子がおかしいとは思ったが、さすがにこんな事は予想していなかった。
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 02:34:41.59 ID:Qi6p6Dse0
すぐに玄関にまわる。
音を立てないよう、ゆっくりとドアノブを引いてみる。
案の定、鍵はしまっていた。
庭に戻る。リビングを除くと、憂ちゃんの姿はなくなっている。
グズグズしている暇はない。
律「しょうがない...よな。」
私は後ろに転がっていた大きめの石を拾い、限界まで後退してから窓に向かって思いっきり投げた。
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 02:35:49.81 ID:Qi6p6Dse0
除→覗
訂正です
りっちゃんかっけええええええええええええ
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 03:03:44.18 ID:Qi6p6Dse0
1日振りの我が家。
まず私はリビングに向かった。
お姉ちゃんが脱いだ制服が、ソファにかかっている。床にはアイロンとアイロン台が出しっぱなしになっているし、カーテンも開けっ放しだ。
誰も入っていないのだから当然だけど、全てが昨日のままだった。
お姉ちゃん、と呼べばはーい、と返事がかえって来そうだった。
壊してしまったんだ。私が。
全部壊してしまった。
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 03:10:24.13 ID:nAhx/J58O
追いついてしまった
まだか
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 03:27:28.70 ID:RxYuSq/M0
寝たなんてことは無いよな?
男なら24時間以上働けよ
寝るのはいいがグッドエンドにしてくれ
とりあえず朝まで待つ
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 05:13:44.85 ID:lMxqWbun0
ほ
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 06:05:57.10 ID:2izNu5u20
紬は出来る子
ほしゅ
保守
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 06:41:22.50 ID:2MDhLaS+O
あーセックスしたいわー したいわー
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 07:05:43.69 ID:in5fLxY+I
4
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 08:29:28.38 ID:aNl5jyJYO
捕手
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 09:07:45.46 ID:6v8XmzEM0
おはゆいございます
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 10:08:07.23 ID:NpxQvPaj0
ほ
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 11:07:17.52 ID:1JcgqAmMO
ほす
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 11:55:46.07 ID:mczfU+VQ0
ほ
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 12:20:35.39 ID:c1eTAXC70
追いついた。期待してるよ
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 12:29:11.59 ID:Qi6p6Dse0
すいません...寝てしまいました
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 12:37:58.64 ID:nAhx/J58O
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 12:57:07.59 ID:Qi6p6Dse0
2人とも出て行ってしまったようだ。
私が泣いていると言っていた。
だけどもちろん、私自身には泣いている感覚などなかった。
猛烈な痛みは相変わらず続いているはずだったが、気にならなかった。
憂、憂に会いたい。
唯(会いにきて!憂!!)
そう、私は2人に思いを伝える事ができた。
言葉を発していないのに、2人はちゃんとわかってくれたのだ!!
だったら...
だったら、憂に伝わらないはずない。
私達の心は常に繋がっている。
いつだって、憂には私の気持ちなどお見通しなのだ。
唯(憂、お願い。会いにきて。今すぐ、会いにきて。)
憂...!!
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 12:59:23.38 ID:DnScbdHF0
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 13:05:36.28 ID:Qi6p6Dse0
ーーお姉ちゃんに呼ばれた気がした。
お姉ちゃんが考えている事が何となくわかる事は、今までにも何度もあった。
私を呼んでいる......?
あんな事をしたのに、お姉ちゃんはまだ私を必要としてくれているのだろうか?
そう考えるとたまらなく嬉しかった。
憂「今行くよ、お姉ちゃん。」
私はお姉ちゃんのベッドに寝転がりながら、かすかに聞こえる小鳥の音に耳を傾けていた。
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 13:30:07.30 ID:Qi6p6Dse0
手首に刃を強く、押し付ける。
それから手前に思いっきり引いてみる。
憂「ごめんねお姉ちゃん。ベッド汚しちゃうね...」
ぱっくりと開いた傷口から、血がドクドク溢れ出す。
左腕を燃えるような痛みを感じたが、死ねる気はしなかった。
今まで自殺なんて考えた事もなかったので、どうすればいいのかよくわからなかった。
その時、一階で何かが割れるような、大きな音がした。
続いて、聞き慣れた声が届く
律「憂ちゃん!!待ってくれ!!」
憂「律さん...?」
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 13:35:22.63 ID:Qi6p6Dse0
どうやら一階には居ないらしい。
瞬時にそう判断すると、全力で階段をかけ上がる。
唯の部屋のドアが空いている。
律「憂ちゃん!!」
憂「来ないで!!」
憂ちゃんの左手首から血が止めどなく流れていて、それがベッドを赤く染めていた。
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 13:45:54.68 ID:Qi6p6Dse0
憂「来ないで!...来ないでください。」
律「憂ちゃん...どうしちまったんだ!?一体、何があったんだ?」
憂ちゃんは喉に刃を押し付けている。
だから、迂闊に近寄る事はできない。
私は部屋のちょうど入口の所で立ち止まる。
どうやら、私の予想通り洒落にならない状況らしい。
律「とにかく...手当てしないと...救急車呼ぶよ。」
憂「お願いです...放っておいてください...」
律「そんな事できるわけないじゃないか!
包丁を下ろしてくれ憂ちゃん!」
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 13:57:14.98 ID:Qi6p6Dse0
憂「お姉ちゃんが呼んでるんです...」
律「え...じゃあ、..それなら、病院に...」
律さんは、何も知らないようだった。
憂「お姉ちゃんは...私が、殺したんです。」
律「え...」
理解できないのだろう。律さんは口をポカンと開けたまま立ち尽くしている。
律「何言ってるんだよ...憂ちゃん...冗談はやめてくれ」
憂「冗談なんかじゃありません...私が殺したんです」
律「そんな...」
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 14:07:28.45 ID:Qi6p6Dse0
憂ちゃんの言っている事がわからなかった。
冗談ではないのは、わかった。この状況でそんな冗談を言うなんて有り得なかった。
だけど、憂ちゃんが唯を殺すなんて...そんな事はもっと有り得なかった。
律「唯は交通事故にあったんじゃないのか...?」
憂「交通事故なんかじゃありませんよ...私が殺したんです。」
交通事故じゃないーー?
唯は...死んだのか?
頭がおかしくなりそうだった。
しえん
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 14:38:25.45 ID:Qi6p6Dse0
憂「私が...私の意識で殺したんです。」
ーーそうだ。薄々気づいてはいたが...私はこうなる事を望んでいたのかもしれない。
私は、お姉ちゃんが離れて行くのを恐れていた。
...お姉ちゃんが一人暮らしをする事になった時、止めようと思えば止められたはずだ。
だけど、そうはしなかった。
そんな事をしても、根本的な解決にはならない。早かれ遅かれ、お姉ちゃんは私から離れて行く。
それを防ぐには、方法は一つだった。
現にお姉ちゃんは、一人暮らしする事も、大学に行く事も、恋人を作る事も、結婚する事も出来なくなった。
私はそれを望んでいたのだろう。
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 15:03:52.00 ID:Qi6p6Dse0
私はお姉ちゃんに恋愛感情を感じた事はない。
そんな目でお姉ちゃんをみた事はない。
あの時何故あんな事を言ったのかわからないが、もちろん、寝ている間にキスなどした事はない。
お姉ちゃんは私にとって、恋人とか、そんな低次元な存在ではなかった。
全ての生命が太陽を必要とするのと同じように、私にはお姉ちゃんが絶対に必要だった。
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 15:16:23.97 ID:B96l2dyx0
憂…
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 15:20:54.05 ID:6v8XmzEM0
始まってた支援
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 15:37:45.46 ID:x3ObVh1SO
仲がいいと本当にこんなふうに思うよね
自分も兄貴が一人暮らししたら兄貴とずれる気がして
次に会ったら全然違う人になってるんじゃないかって怖い
恋愛感情じゃない分割り切れない
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 15:59:10.99 ID:pZf4Zpc30
iphone規制されたのでPCで書きますorz
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 16:04:13.38 ID:B96l2dyx0
うむ
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 16:05:33.79 ID:pZf4Zpc30
唯が死んだ・・・?
横になって、泣きながら髪を掻き毟りたい衝動に駆られたが、なんとか堪えた。
今は、憂ちゃんを助けなければならない。
見ると、憂ちゃんの喉には歯が食い込んでいて、今にも皮膚が切れてしまいそうな状況だ。
律「唯は絶対にこんな事望んでないぞ・・・!」
憂「いいえ。お姉ちゃんも、私を呼んでるんです・・・。わかるんです。」
私は、説得するのをあきらめた。
書き溜めておけよ
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 16:38:28.98 ID:pNkwq4DzP
あきらめんなよ!
止めろてくれりっちゃん!
てか澪か紬りっちゃんに電話しろおおおおお
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 16:59:09.88 ID:Y75DW4Nx0
てかこれ書きためてないの?
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 17:00:05.87 ID:pNkwq4DzP
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 17:32:23.24 ID:u2fzFOwY0
>>202 >私達は全員手ぶらで学校を飛び出して来てしまった。
>皆ケータイはカバンの中だから、電話で知らせる事も出来ない。
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 17:39:32.03 ID:Y75DW4Nx0
まだー
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 17:48:57.80 ID:u2fzFOwY0
今書きためてるはずだからおとなしく保守してようぜ
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 18:17:47.57 ID:81OI0A5u0
すいません
何かPCまで巻き添えくらったみたいです
今はリビングのPCで書いてます
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 18:20:03.19 ID:81OI0A5u0
今リビングで2ch開いて続き書くのはまずいんで
とりま、最後まで書いときます
あとで、まとめて投下してくのでどうかご了承を・・・
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 18:45:51.73 ID:0yHW5IMe0
もうちょっとで終わりそうなのにおしいな
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 18:46:48.43 ID:Y75DW4Nx0
まあでも書き溜めてくれてるなら安心だな
支援しとく
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 19:20:51.19 ID:jps1hUzgP
ふむふむ
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 20:12:12.36 ID:Y75DW4Nx0
保守
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 20:40:55.97 ID:GIDhMdsf0
ほ
ヴぃp規制食らった
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 21:01:49.40 ID:1JcgqAmMO
ういー
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 21:33:14.14 ID:jps1hUzgP
規制くらったのか?
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 22:10:43.27 ID:u2fzFOwY0
ほ
飽きたんじゃないか
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 22:15:59.50 ID:it14t+aI0
あのスピードで書きためてるんだからだから仕方ない
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 22:18:11.13 ID:81OI0A5u0
お待たせしました
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 22:26:37.21 ID:81OI0A5u0
私は頭で一通りシュミレーションしてから、冷静に、だが素早く憂ちゃんに近づき、憂ちゃんの腕を掴んだ、
律「憂ちゃん・・・!頼む!私に話を聞かせてくれ!」
もみ合いになりながら私は憂ちゃんに少しの迷いもないことを知った。
憂ちゃんは本当に全力で自分の喉を貫こうとしている。
私が少しでも力を緩めたら・・・大変なことになる。
憂「嫌あ!!離して!!」
その瞬間憂ちゃんはさらに力を強め、自分の喉に向けて腕を引いた。
ーー音はなかった。顔に生暖かい液体がかかるのを感じた。
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 22:32:46.98 ID:81OI0A5u0
憂「ゲホッ・・・ゲホッ・・・」
どうやら失敗してしまったようだ。血は出ているが、きっと傷はそんなに深くない。
律さんのせいで、軌道が逸れてしまい、首の左側を切っただけになってしまった。
その上、包丁は律さんに取り上げられてしまっている。
律「憂ちゃん!大丈夫か!?」
そう言って律さんは私の肩を抱いた。
律さんの顔や服には血が飛び散っている。
状況は最悪だった。
このままでは私は中途半端な怪我をしただけで病院送りになってしまう。
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 22:42:28.28 ID:81OI0A5u0
完全に気が動揺していた。
憂ちゃんが苦しそうに息をする。血が止めどなく溢れている。
とにかく・・・救急車を呼ばなくては。
確か、電話があるのはリビングだ。
今、憂ちゃんを一人にするのは躊躇われた。
しかし、こんな怪我を負っている憂ちゃんを抱いて一階まで行くのは無理なように思えたし、何より時間がなかった。
律「憂ちゃん、ここにいてくれ!!すぐ戻るから、ここで寝ててくれ!!」
そういうと、私はリビングを目指し、全力で駆け出した。
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 22:48:14.73 ID:81OI0A5u0
澪ちゃんとムギちゃんが出て行ってから、わたしは自分の意識がだんだん遠のいていく感覚に襲われていた。
今度は痛みのせいではない。猛烈に眠い時のような・・・それともまた違うが、とにかく、今まで感じたことのない感覚だ。
唯(きっと何にも考えられなくなって、死んだ人と同じになっちゃうんだ・・・。)
創に違いなかった。医者が言っていたように、今までわたしに意識があったのが奇跡だったのだろう。
ずっと聞こえていたピッピッ・・・という電子音も、今ではほとんど聞き取ることができない。
・・・うい・・・・・・
227 :
訂正:2011/02/06(日) 22:49:29.86 ID:81OI0A5u0
澪ちゃんとムギちゃんが出て行ってから、わたしは自分の意識がだんだん遠のいていく感覚に襲われていた。
今度は痛みのせいではない。猛烈に眠い時のような・・・それともまた違うが、とにかく、今まで感じたことのない感覚だ。
唯(きっと何にも考えられなくなって、死んだ人と同じになっちゃうんだ・・・。)
そうに違いなかった。医者が言っていたように、今までわたしに意識があったのが奇跡だったのだろう。
ずっと聞こえていたピッピッ・・・という電子音も、今ではほとんど聞き取ることができない。
・・・うい・・・・・・
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 22:50:31.92 ID:hC/442CWP
さるは無いと思ってたが
きてた
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:01:21.88 ID:81OI0A5u0
憂いと唯先輩の家が見えた。
ーー唯先輩が交通事故にあった。
4限と5限の間の休み時間にさわこ先生にそう聞かされてからずっと、私の心臓は痛い程に跳ね上がっている。
憂は今日学校に来ていなかった。私は風邪でもひいたのかと思いメールを送っていたが、返信はなかった。
おかしいとは思ったが・・・・まさかそんな理由だったとは・・・。
それに加え・・・憂にも何かあったらしい。
状況はイマイチわからなかったが、学校にいる澪先輩から連絡があったとのことだ。
澪先輩たちによると憂は律先輩と一緒にいるらしかった。
私とさわ子先生、それに和先輩(私と和先輩にも知らせるようにと澪先輩がさわ子先生に頼んでくれたらしい)は
5限には出席せずに、さわ子先生の車に乗り込んだ。
まず、私達は憂を澪先輩達が目撃したらしい場所ーーちょうど私達の通学路の辺りを探してみた。
しかし、そこには憂の姿も、律先輩の姿もなかった。
そこで私達は、憂の家に行ってみることにしたのだ。
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:04:22.46 ID:Y75DW4Nx0
やっと梓動き出したか
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:08:00.41 ID:81OI0A5u0
律さんはどうやら一階で電話をしているらしい。救急車を呼ぶのだろう。
ベッドはすでに大部分が血で赤く染まっている。
家の前で車が止まる音がした。
見ると、窓が開いている。
・・・そういえば昨日、お姉ちゃんが帰ってくる前に部屋の換気と、私が開けたのだ。
私はーー窓枠に手を掛けた。
下から、親友が私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
だが、私は止まらなかった。声の方を見ることもしなかった。
できるだけ頭から落ちるようになるよう体勢に気をつけながら私は・・・
飛び降りた。
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:08:32.39 ID:6v8XmzEM0
。・゜・(ノД`)・゜・。
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:10:06.11 ID:Y75DW4Nx0
無理矢理バッドに持って行くなせっかくりっちゃんが頑張ってんだぞ
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:13:17.30 ID:81OI0A5u0
憂の家の前に着いた私は、車の中から信じられない光景を見た。
血だらけになった憂が、2階の窓から身を乗り出していたのだ。
梓「憂!!!!」
車のドアを開け私は叫ぶ。
しかし憂はこちらを向くことはなかった。
さわ子先生は車を飛び出し家、いや、庭のほうへ駆け出している。
たぶん、下で憂を受け止めるつもりだろう。
だけど・・・だめだ・・・間に合わない!!
憂は、下一点を見つめて・・・迷う様子も見せずに・・・2階の、たぶん、唯先輩の部屋から・・・
飛び降りた。
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:19:00.17 ID:81OI0A5u0
憂「お姉ちゃん〜ご飯できたよ〜」
唯「はーい」タタッ
唯「今日は何かな〜?」
憂「オムライスだよ」
唯「オムライス!しかもシチューがソースのやつだ!わーい」
憂「えへへ」
唯「よいしょっと。いただきまーす」
憂「いただきます」
唯「おいしい!おいしいようい!」モグモグ
憂「そう?よかったー」ニコッ
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:22:31.83 ID:81OI0A5u0
唯「ごちそうさまでした!」
唯「食べすぎちゃったー!苦しい!」
憂「お姉ちゃんったら」クスッ
唯「洗い物してくるー」
憂「私がやるよ!」
唯「うー、じゃあ一緒にやろっ!」
憂「うん!ありがとう!」
憂「お姉ちゃん!」
唯「うん?」
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:26:33.41 ID:81OI0A5u0
憂「大好き!」
唯「わたしも大好きだよ、うい!」
憂「えへへ。やったー!」
唯「どこにも行かないでね。憂」ギュッ
私達は、ずっと一緒だ。一秒だって離れることはない。
お姉ちゃんに抱きしめられながら、私は夢のような幸福を噛みしめた。
ーー誰にも邪魔されることのない世界。
二人だけの、完結した世界。私はついにそれを手に入れた。
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:30:17.87 ID:81OI0A5u0
今日から春休みだ。
私は9時過ぎに目を覚ましたあと、パンを一枚だけ食べて、お昼前に家を出た。
バス停に行く途中で花屋に寄った。
まだ3月だというのにヒマワリの花が売っている。
それがなんだか唯の様に思えて、3本ほど(季節ではないからだろう、少し値が張った)買っていく事にした。
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:36:06.90 ID:81OI0A5u0
病院に着くと、入り口近くの売店で見慣れた後ろ姿を見つけた。
律「み〜お!」
澪「うわ!」
澪「律か・・・驚かすなよ・・・」
澪は頬を赤く染めて少し恥ずかしそうにしている。
律「驚きすぎだよ。てか澪も来てたのか。言ってくれれば一緒に来たのに。」
澪「いや、昨日来たばっかりだったから律は来ないと思ってさ。」
律「そりゃ来るさー!学校もないんだし。今病室には?」
澪「誰もいないよ。今日は平日だから、ご両親も仕事だしな。」
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:38:08.59 ID:81OI0A5u0
律「そっか。早く行こうぜ!」
澪「待って、お昼食べてないんだ。買ってく。」
律「もう。じゃ先行ってるぜ。」
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:44:11.80 ID:81OI0A5u0
誰もいないと言っていたが、一応、ドアをノックする。
律「おじゃまします」
そう言いながらドアを開ける。
買ってきたヒマワリをベッドの隣にある小さな机に置き、近くの椅子に座る。
律「はは、相変わらず幸せそうだな・・・。」
その時、携帯のバイブレーションが鳴った。
画面は弟の名前を表示している。
その時になって、私は今日弟と映画に行く約束をしていた事を思い出した。
律「あちゃー・・・」
私は、弟に謝罪の電話を掛けるために病室を出た。
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/06(日) 23:57:56.90 ID:GIDhMdsf0
やはり鬱エンドなのか
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:03:56.19 ID:Cfe3PxpW0
憂ちゃんどうなった・・・
終わりかな?乙
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:05:31.10 ID:glyr55Ry0
ここで終わりか
ま、最初のほうはマシだったんじゃないか?
楽しませたいならもう少し努力したほうがいいけどなw
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:11:35.41 ID:E5yzwqwj0
あ
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:13:06.65 ID:cB8L4dpX0
いやこれで終わりとか中途半端すぎるだろ、まだ続くはずだ
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:17:14.19 ID:jBfthlwD0
唯「という夢を見たんだよ!」みたいなのでいいから
憂が飛び降りる直前からやり直してくれ
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:17:47.99 ID:E5yzwqwj0
律のいなくなった部屋には、暖かい陽が差している。
カーテンがそよ風に揺られ、たなびいている。
それを受けて机の時々少し震える。
比較的広めの部屋の奥には、ベッドが二つ並んでいる。
そしてそこには・・・・
ほほ笑みながら眠る、世界一幸福な二人の少女の姿があった。
fin
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:19:22.35 ID:ZJvXifkzP
よかったね!
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:21:04.25 ID:E5yzwqwj0
すいません奇跡的なタイミングでさる規制くらいました
弟にpc借りて書いてます
最後まで読んでくれた方、本当にありがとうございました
自分的にはハッピーエンドのつもりなのですが・・・
次書くときはちゃんと書きだめしてからスレたてます
乙
月曜ということも相まって何とも言えない気持ちになった
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:24:24.87 ID:D5tX9J76O
悪い出来ではないと思う
乙
澪とムギが唯の家に向かった意味は・・・?
そういえばその部分が描かれてないな。とりあえず乙
これはSADENDルートだろ?
TRUEENDは澪ムギが間に合って説得だろ?
ハッピーエンドっつってんじゃん
あきらめろ
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:40:44.30 ID:3/PxXvbe0
よく書き終えた
おつ!!
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:43:48.51 ID:cB8L4dpX0
おつ
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 00:47:46.36 ID:hD2hQt/sO
唯と憂は植物人間になって、病室で寝てるってこと?
キレイな顔してるだろ?
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 02:04:23.24 ID:UJAWOVH70
せやなw
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 02:26:30.45 ID:8VOJPljNP
おい唯!てめぇが死んだら誰がU&I歌うんだよ!
それと憂!てめぇが死んだら誰がU&I聴くんだよ!
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 02:33:48.04 ID:ahi5Nf6i0
次は書き溜めてサル食らわないように効率よくかけよ
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 06:28:42.98 ID:ZJvXifkzP
なんという お騒がせ姉妹
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/07(月) 09:18:24.82 ID:NjWLjpT0O
初でこれはまあよくやったんじゃね、完結させたし
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ゆいうい〜