1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
総合の代理屋さん
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:20:59.81 ID:hTf42cKz0
>>1 おりがとう代理屋さん!
\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/
!警報!
これは超濃厚な恋愛ブーン系小説です!!!
リア充死ね!!という方はただちに避難してください!!!!
/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:22:37.14 ID:KbRkGT080
超濃厚な支援
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:25:09.53 ID:hTf42cKz0
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:26:54.55 ID:KbRkGT080
なにやらどこかで見た単語がちらほらと
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:27:53.40 ID:hTf42cKz0
六話 「ビッグ・フォー」
薄暗いVIP高校の校舎。
時刻は夕方。
本来ならこの時間帯は、生徒はほとんど残っていない。
部活動に精を出す一部の生徒か、放課後になってもダラダラと教室や部室に居座り続ける生徒しかいない。
しかし、この廊下を闊歩する男子生徒は、そのどちらでもなかった。
<ヽ`∀´>「誰もいない薄暗い学校にいると、下っ腹が疼くニダ」
<ヽ`∀´>「奇声を上げて走り回りたいニダ。壁にキムチを塗りつけて……」
<ヽ;`∀´>「はっ!いかんいかん、つい邪念が浮かんでしまうニダ!」
<ヽ`∀´>「ウリは親衛隊としての任務を果たさなければならんニダ!」
聖女親衛隊 5番隊 副隊長
“ウリナラ” 弐田ニダー
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:29:13.97 ID:HddqVm/I0
死ねパクリ作者
ダディwww
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:30:18.42 ID:hTf42cKz0
<ヽ`∀´>「しっかしおかしいニダ。5番隊の隊員たちからの報告は来ないし」
<ヽ`∀´>「ロマネスク隊長も姿を見せないニダ」
<ヽ#`∀´>「ハブられてるニダ!?仮にも副隊長であるウリをハブるとは、いい度胸ニダ!」
<ヽ`∀´>「こうなったら、ウリ一人で目標を抹殺してやるニダ!そして……」
<ヽ`∀´>「ホルホルホル!モララーからの称賛を浴びて、隊長に昇格ニダ!」
ひとりでテンション上げ上げのニダー。
希望に満ち溢れた瞳だ。
しばらくすると、彼の耳に、男女の話し声が飛び込んできた。
<ヽ`∀´>「む?……あの声は聞き覚えがあるニダ」
ξ#゚听)ξ「なんで私が帰らなきゃならないのよ!」
(;´・ω・`)「だからさ、ここは危険なんだよ。キミのような一般人がいていい場所じゃあないんだ」
ξ#゚听)ξ「ブーンが告白するって言うから、わざわざ心配して戻ってきたのよ!」
ξ#゚听)ξ「それなのに目の前で衝撃映像を見せられて、挙句に帰れだなんて!ふざけんのも大概にせぇよ!」
(;´・ω・`)「ちくしょう……こんな女を押しつけやがって。恨むぞブーン」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:31:56.52 ID:hTf42cKz0
<ヽ`∀´>「そこで止まるニダ!」
(´・ω・`)「ん?」
ξ;゚听)ξ「うわっビックリした!誰よあんた」
<ヽ`∀´>「お前、ウリを知らんのか?まあいい」
<ヽ`∀´>「隣のお前は4番隊の副隊長、“鉄蜘蛛”ニダ?」
(´・ω・`)「そうだけど」
<ヽ`∀´>「ウリが何者か、この女に説明してやるニダ!」
(´・ω・`)「え、わり、おまえ誰だっけ?」
<ヽ´∀`>「言うと思ったニダ……」
<ヽ`∀´>「とにかく!」
<ヽ`∀´>「その女は今回の抹殺目標なんだろう?そいつをウリに仕留めさせるニダ!」
<ヽ`∀´>「そして手柄は全てウリのもの!お膳立てしてくれて、礼を言うニダ!」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:34:24.04 ID:hTf42cKz0
(´・ω・`)「いや渡さんよ。こいつは今回の目標じゃあないし」
<ヽ#`∀´>=3「ファッ!ビョーン!じゃあそいつは誰ニダ!入隊希望者か?」
(´・ω・`)「うーん……目標の友人?彼女?よくシラネ」
ξ゚听)ξ「カカカカカカカカ」
<ヽ;`∀´>「!?」
(;´・ω・`)「な、何だコイツこえぇ!!」
ξ;゚听)ξ「彼女じゃあないわよ。ふざけないで。友達よ」
(;´・ω・`)「バグり過ぎだろその程度で……まあそういうことだ」
<ヽ`∀´>「そうか。友人か」
<ヽ`∀´>「じゃあさっさとウリに渡すニダ」
(´・ω・`)「なんだと?」
<ヽ`∀´>「そいつの生首を晒して、目標の精神を揺さぶってやるニダ」
<ヽ`∀´>「そのほうが作業も捗るニダ」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:35:00.35 ID:KbRkGT080
最近かわいいニダーが増えてるような気がする
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:37:47.79 ID:hTf42cKz0
(´・ω・`)「……馬鹿が」
<ヽ`∀´>「ニダ?」
(´・ω・`)「生首を晒すのはお前だよ」
ニダーの言葉を聞いて、間合いを取るショボン。
ブレザーの袖の下から、合金ワイヤーが這い出てくる。
<ヽ`∀´>「……やっぱりそうか」
<ヽ`∀´>「“鉄蜘蛛”が謀反者だってことは、以前から薄々気づいてたニダ」
(´・ω・`)「ほう、そのちっぽけな脳ミソでよく分かったな」
<ヽ`∀´>「ウリも薄汚い心を持ってるからな。そういう奴は雰囲気で分かるニダ」
<ヽ`∀´>「お前もウリも、同じゲスだ」
刹那。
ニダ―の両手首から、細く長い“糸”が飛び出し――――
ショボンの全身に巻き付いた。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:38:55.37 ID:KbRkGT080
薄汚いって自覚はあるのか
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:40:11.17 ID:hTf42cKz0
(;´・ω・`)「なに!?」
<ヽ`∀´>「ウリの前で得物を出したのは失敗だったな。“鉄蜘蛛”」
(;´・ω・`)「馬鹿な……こ、これは!!」
<ヽ`∀´>「ホルホルホル………ウリの能力は、見た物を模写し、独自につくり替えて我が物とする」
<ヽ`∀´>「この“劣化コピー”には誰もかなわんニダッ!!」
ξ;゚听)ξ「………“劣化”?」
<ヽ`∀´>「うん、“劣化”」
ショボンを戒める糸。
それは細く長く、そして白い。
所々に見えるほつれが、その耐久性の低さを表していた。
(#´ ω `)「……ふざけんなよ」
(#´゚ω゚`)「『 タ コ 糸 』で僕を殺せるかくそったれえええええええええ!!!」
<ヽ;`∀´>「ニダ!?」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:40:20.50 ID:HddqVm/I0
支援
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:42:09.08 ID:hTf42cKz0
糸を引き千切り、ワイヤーの束をニダーに向けて射出。
一瞬のうちに哀れな男を拘束した。
<ヽ;`∀´>「ま、待つニダ!」
(#´・ω・`)「死んで詫びろ。クズ野郎」
<ヽ;`∀´>「ちょっとした冗談ニダ!痛い痛い!やめてくれニダ!」
ξ;゚听)ξ「ショボン!やめなさいよ!この人、血が出てるじゃない!」
(#´・ω・`)「うるさい!こいつは僕をコケにしやがったんだ!」
<ヽ;`∀´>「痛いニダ………いますぐ拘束を解かないと」
<ヽ`∀´>「お前も痛い目に遭うニダ」
(#´・ω・`)「あぁ?」
<ヽ`∀´>「すでにお前の真上、天井を」
<ヽ`∀´>「“劣化コピー”してあるニダ。劣化してるもんだから――――」
<ヽ`∀´>「崩壊するかもしれんニダ?」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:44:48.79 ID:hTf42cKz0
(;´・ω・`)「!」
ミシミシと軋む天板。
次いで、稲妻のようにヒビが走る。
呼吸を置かず、分厚い天井が派手な音を立てて崩れ落ちた。
(;´・ω・`)「うおぉッ!?」
ξ;゚听)ξ「きゃあああッ!!」
<ヽ`∀´>「はっはァ――――ッ!!見たか“鉄蜘蛛”!ちょっと実力があるからって、他人を見下してるからこうなるニダ!」
笑うニダーの視線の先には、瓦礫の山。
最後の破片が、その頂上に落ちてコツンと鳴った。
ショボンとツンの姿は、瓦礫に埋もれて見えない。
<ヽ`∀´>「抹殺完了ニダ」
<ヽ`∀´>「それにしても、死体を掘り起こす手間を考えてなかったニダ」
<ヽ`∀´>「くそ、面倒くさいニダ」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:47:42.42 ID:KbRkGT080
ニダーのくせにやりおる
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:49:27.52 ID:hTf42cKz0
その時だった。
瓦礫の塊が持ち上げられ―――――
その下。
鉄の糸が幾重にも重ねられて出来た、“鉄蜘蛛”の巣の中から。
ショボンの突き刺すような声が聞こえた。
カ ブ ネ ッ ト
(´ ω `)「 “ 蜘 蛛 の 巣 ” 」
<ヽ;`∀´>「ニダ!?」
ニダーに向かって滑走するワイヤー。
再びその身に巻きつき、動きを封じる。
<ヽ;`∀´>「くっ……ちょっと待て―――――」
プ レ イ
(´・ω・`)「 “ 捕 食 ” 」
二発目のワイヤーが放たれた。
それは数本の糸で編み込まれた、太く鋭い槍と化して―――――
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:52:31.63 ID:hTf42cKz0
<ヽ;`Д゚>「ガふ………ッ!」
ニダーの腹を貫いた。
(´・ω・`)「……身の程知らずが。この僕に勝てるとでも思ったのか」
(´・ω・`)「さあ、先を急ぐぞ」
瓦礫から這い出し、服を払うショボン。
歩き出そうとして、ツンが動こうとしないことに気づいた。
ξ; )ξ「……」
(´・ω・`)「おい、モタモタするなよ。僕にだって用事があるんだ」
(´・ω・`)「キミのせいで足止めを食っていることが分からないのか?」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:54:10.08 ID:KbRkGT080
恐ろしいやっちゃ
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:54:21.61 ID:hTf42cKz0
<ヽ::::Д::>
ξ; )ξ「……この人」
ξ; )ξ「治療してあげなきゃ……いっぱい血が出てる」
(´・ω・`)「何を言ってるんだ。こいつは死んで当然だ。僕らを殺そうとしたんだからな」
(´・ω・`)「それに、こいつはもう助からない。肺に穴を開けてやったんだ。もってあと十分てところか」
ξ; )ξ「そんな……」
瀕死のニダーの姿が、ツンの記憶と重なる。
小学生の頃、いつもドクオに苛められて、地面に這いつくばっていたブーン。
泣き虫で、弱虫で、人一倍臆病だった。
怪我をすると、その度にツンは絆創膏を貼ってやった。
彼女のポケットの中は、いつも絆創膏でいっぱいだった。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:56:40.23 ID:hTf42cKz0
ζ゚听)ζ「もう、こんな傷ですぐなかないでよ!」
( ;ω;)「おっおっ……だって痛いんだお」
ζ゚听)ζ「ほら、バンソーコーはってあげるから、足をだしなさい!」
( ;ω;)「おっ……」
ζ゚听)ζ「はい、できた!これでもうヘイキよ!」
( ^ω;)「おっ!?もう痛くないお!」
(*^ω^)「すげえ!医療の進歩すげえ!」
ζ゚ー゚)ζ「へっへーん」
(*^ω^)「ツンのバンソーコーは、魔法のバンソーコーだお!」
ζ゚听)ζ「おおげさね。そんなわけないじゃない」
( ゚ω゚)「魔法だお!まほう!マホーだおおおおおおおおおお!!!」
ζ#゚听)ζつ))゚ω^)・∴「うるっせえぞオラァあああああ!!!」
ウベラッ!
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:58:12.99 ID:5MY7eQXj0
∧,,∧
ヾ(o゚ω゚o)ノ゙プニプニ!プニプニ!プニプニニ!
( )
しーJ
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:58:35.04 ID:KbRkGT080
しえしえ
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 18:59:08.75 ID:hTf42cKz0
いつからかブーンは大人になり、涙も滅多に見せなくなった。
ドクオも、犬猿の仲から親友に変わった。
ブーンが他の人からイジメを受けそうになったら、ドクオが容赦なく叩き潰していた。
今ではもう、ツンのポケットの中に絆創膏はない。
必要ないから。
そのことが嬉しくもあり、すこし、寂しくもあった。
そして今―――――
(#´・ω・`)「いい加減にしろよ!キミに何が出来るってんだ!」
(#´・ω・`)「ブーンの頼みを嫌々聞いてやってるのに、そんな態度だったら僕はもう知らないぞ!」
(#´・ω・`)「ここに留まって、親衛隊に殺されてしまえ!この分からずや!」
ξ )ξ「確かに」
ξ )ξ「私なんかもう、必要ないのかもしれない」
ξ )ξ「何もできないのかもしれない―――だけどッ!!」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:00:29.74 ID:k6iKXEyN0
宣伝うざいから荒らしにきますた
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:01:54.25 ID:hTf42cKz0
ξ#゚听)ξ「目の前で失われる命なんて、もう見たくないッ!」
ξ#゚听)ξ「何かを救いたいと思うことは、決して愚かなことではないはずよッ!!」
ツンが手を伸ばした先には、今も血を噴き出し続ける、ニダーの傷。
両手のひらを傷口に当て、祈るように目を瞑った。
そして迸る、エメラルド・グリーンの淡い光。
(;´・ω・`)「――――こ、これは!?」
(;´・ω・`)「この女……まさか、嘘だろ……?」
ξ; )ξ「お願い!この人を助けてッ!!」
ヒ ー リ ン グ
(;´・ω・`)「“治癒能力”だと……!?」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:02:13.42 ID:CaTF41i00
まだ読んでないけど猿さん防止
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:05:29.88 ID:hTf42cKz0
ツンの手から溢れ出る、優しい色の輝きは――――
やがて収束し、ニダーの身体に吸い込まれるように、消えた。
再び訪れた静寂。
蛍光灯の人工的な光が、リノリウムの廊下を鈍く照らす。
<ヽ; Д >「……えほっ!ゲホゴホッ!」
<ヽ; ∀ >「げへげへ……あ、あれ?」
<ヽ;`∀´>「傷が……なくなってる」
<ヽ;`∀´>「ど、どういうことニダ?何が起こったニダ?」
(;´・ω・`)「完全に治すとは……なんて力だ」
ξ゚听)ξ「……」
(;´・ω・`)「キミ、今の力を使ったのは初めてなのか?」
ξ゚听)ξ「……いいえ。もしかしたら、小さい頃から使っていたのかも」
ξ゚听)ξ「ブーンの傷に絆創膏を貼ると、一日も経ってないのに完治したり……」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:05:47.82 ID:bGDB/7eZP
ID:HddqVm/I0
うざい
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:06:32.19 ID:HddqVm/I0
>>33 あ?てめえのがうざいだろ死ねや^^^^^^^^^
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:07:08.07 ID:hTf42cKz0
(´・ω・`)「片鱗を見せていた力が、いま解き放たれたということか」
(´・ω・`)「なるほど……これは、計画を変えなくちゃあいけないな」
(´・ω・`)「おい女……いや、ツン」
(´・ω・`)「キミはもう学校を出る必要はない」
ξ;゚听)ξ「え?」
(´・ω・`)「僕の目的に付き合ってもらうぞ」
ξ;゚听)ξ「そんな、勝手に決めないでよ!私はブーンの……」
(´・ω・`)「いいから聞けよ」
(´・ω・`)「こいつらは『親衛隊』といって、デレに近づく者を排除するために行動している。
. ブーンはこいつらのせいで、屋上にたどり着けないんだ」
(´・ω・`)「そして僕の目的は『親衛隊』の撲滅。僕たちの利害は一致している」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:09:24.71 ID:hTf42cKz0
(´・ω・`)「キミだってブーンの告白を手助けしたいんだろう?」
ξ;゚听)ξ「! ……そ、それは」
(´・ω・`)「だったら僕と一緒に来て、『親衛隊』をぶっ潰すために協力してくれ。キミの力が必要なんだ」
(´・ω・`)「心配はするな。キミの安全は保障する」
ξ゚听)ξ「……」
ξ゚听)ξ「分かったわ」
ξ゚听)ξ「そう頼りにされたんじゃあ、仕方ないわね」
ξ゚听)ξ「ブーンのためだもの。友達の――――」
ブーンの告白を成功させるため。
友達の恋路を応援することに、なんの躊躇いがあるのか。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:11:46.95 ID:KbRkGT080
ヒーリングきたー
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:15:11.65 ID:kdb28XDD0
支援だぜ
ヒロイン覚醒とか燃えるよね支援
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:24:40.59 ID:QaV3rqmZ0
来てたか
あらすじが継ぎ接ぎすぎるwww
支援
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:24:56.01 ID:KGmpn+Mc0
追いついた支援
劣化コピーはおもしろいな
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:26:32.78 ID:hTf42cKz0
ξ゚ー゚)ξ、「友達の……ため」
それなのに、ツンの胸の奥がチクリと痛んだ。
<ヽ;`∀´>「ちょ、ちょっと待ってくれニダ!」
(´・ω・`)「あん?まだいたのか?」
<ヽ;`∀´>「どうして助けてくれたニダ?ウリはお前らを殺そうとしたのに!」
<ヽ;`∀´>「どうしてトドメを刺さないニダ!?」
(#´・ω・`)「少年誌で瀕死の敵が!」
<ヽ;`∀´>「な、なんで怒ってるニダ!?」
ξ゚听)ξ「死にかけたってことは、どこかで道を踏み誤ったってことよ」
ξ゚听)ξ「拾った命を、次はもっと有意義なことに使いなさい」
ザ ・ ヒ ー ル
一年 “ 癒 者 ” 津出ツン
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:30:35.50 ID:hTf42cKz0
<ヽ ∀ >「あ……姐御」
ξ゚听)ξ「?」
<ヽ;Д;>「その言葉……胸にジーンときたニダ……」
ξ゚听)ξ「なによいきなり、気持ち悪いわね」
<ヽ;Д;>「あんたは、ウリの恩人ニダ……!」
<ヽ;Д;>「あああああああ姐御おおおおおおおおおお!!!」
ξ゚听)ξ「ショボン、処理しといて」
(´・ω・`)「アイアイ」
ワイヤーで両足首を縛られ、逆さまに吊り下げられてもがくニダーをあとに。
< 。A。>「姐御おおおおおおおおお!!!!待ってえええええええええええ!!!!!」
二人は新たな戦場へと向かった。
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:30:53.37 ID:QaV3rqmZ0
このツンいいな
ちょっぴりあまずっぺぇ
支援
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:31:35.04 ID:fRunzK6xO
支援
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:32:47.42 ID:hTf42cKz0
――――再び、大広間。
“屠殺部隊”のためにモララーが用意した広い部屋に、一人の少年が立ち尽くしていた。
( ^ω^)「―――お前で最後だお」
(;゚д゚ )「くっ……!」
(;゚д゚ )「『屠s』」
( ^ω^)「遅い」
十数メートルの間合いを、いとも簡単に詰める。
ミルナが振り上げた武器が頂点に達する前に、ブーンは彼の背後に回っていた。
(#^ω^)「『ブーン・当て身』ィィッ!!」
(; д )・∴「かはッ」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:33:09.33 ID:KbRkGT080
ニダーはこういうキャラか。いいね
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:33:43.87 ID:QaV3rqmZ0
ブーンさんの技名はシンプルでとてもわかりやすくて逆にイイ
支援
ミルナがブギーのバーゲン・ワーゲンだっけ?
に見えてきた支援
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:34:38.62 ID:hTf42cKz0
首の後ろを叩かれ、最後の“屠殺人”は地に落ちる。
見渡せば、累々と倒れ伏す部隊の姿。
圧倒的な力を前に、一番隊の精鋭たちは手も足も出なかった。
( ^ω^)「思ったより時間がかかったお」
( ^ω^)「さっさとショボンたちを追いかけるかお。もうツンは学校を出てるかもしれない」
( ^ω^)「約束の時間まで、もう一時間もないお。急がないと」
( ^ω^)「あ、そうだ」
通路に向かって歩き出したブーンは、そこで何か思い出したように立ち止った。
( ^ω^)「どこから見てるか分からんけど、“迷宮師”」
( ^ω^)「あんたの精鋭部隊は、準備運動してる間に全滅だお」
( ^ω^)「苦労して育てただろうに。悪かったね、ホント」
そして暗闇の向こうに姿を消した。
ショボンとツンの後を追って。
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:36:41.15 ID:fRunzK6xO
しえ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:36:58.53 ID:hTf42cKz0
(#・∀・)「くそっ、役立たずどもめ!」
デスクに打ちつけられる拳。
薄暗い部屋で、ひとりの男子生徒が叫んだ。
彼は大きな椅子に座り、目の前のスクリーンを凝視している。
画面に映し出されているのは、気を失った精鋭たちが絨毯のように敷き詰められている映像だ。
(#・∀・)「“焔帝”に続いて“屠殺部隊”までやられるとは……」
(#・∀・)「見込み違いだったか。まったく……雑魚ばかりで気が滅入る」
(#・∀・)「やはり僕が直接手を下すしかないようだな。この“迷宮師”の恐ろしさを思い知らせてやろう」
その時、背後のドアが静かに開いた。
一番隊隊長、“迷宮師”モララーは、反射的に振り返って来訪者を見る。
そこに立っていたのは、腰に二本の刀を差した、大男だった。
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:37:44.41 ID:KbRkGT080
んむ?
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:38:58.73 ID:hTf42cKz0
/ 、 /「ずいぶん手こずっているようだな」
/ 、 /「たかが無名の人間ひとりに……お前はいったい何をやっているんだ」
(;・∀・)「ダ……ダイオード様……なぜここに」
/ 、 /「なぜ?お前が一番分かっているんじゃあないか」
/ ゚、。 /「“四天王”であるこの私が、直々に出向いた理由をな」
聖女親衛隊 四天王
“ サ ム ラ イ ” 鈴木ダイオード
/ ゚、。 /「揃いも揃って醜態を晒しおって……」
/ ゚、。 /「『五隊長』など所詮は烏合の衆だったというわけか」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:41:24.68 ID:fRunzK6xO
しえぬ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:41:36.23 ID:KbRkGT080
四天王とか、いい具合に厨二ってるな
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:42:32.37 ID:hTf42cKz0
( ・∀・)「……待って頂けますか」
( ・∀・)「確かに2番隊までは結果を出せませんでしたが」
( ・∀・)「1番隊の隊長であるこの僕に評価を下すのは、早計ではないでしょうか」
/ ゚、。 /「黙れ。そのマヌケな頭脳を真っ二つにされたいか?」
刀の柄に添えた左手の指が、カキンと音を立てて鍔を押し上げた。
それだけで、モララーは言葉を失う。
(;・∀・)「ぐっ……」
/ ゚、。 /「口答えなどしおって。手下がいなければ何もできない愚図めが」
/ ゚、。 /「たまには結果を出してみたらどうだ。こんな場所に籠ってどなり散らすだけなら、幼子でもできるぞ?」
/ ゚、。 /「実力があるんだろう。見せてみろ、お前がその椅子に座ってられるうちにな」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:43:12.28 ID:QaV3rqmZ0
サムライとか超かっけーじゃないか
支援
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:45:14.18 ID:hTf42cKz0
(# ∀ )「……ちっ」
(# ∀ )「黙って聞いていれば言いたい放題かよ」
(# ∀ )「なにが“四天王”だ……クソがァッ!!」
/ ゚、。 /「む?」
(#・∀・)「そんなに見たいなら見せてやるよ!この“迷宮師”の力をなァッ!!!!」
聖女親衛隊 1番隊 隊長
“迷宮師” 摸羅モララー
(#・∀・)「てめえをブッ殺して、“四天王”の椅子をひとつ空けてやるよッ!」
マ ジ カ ル ・ ラ ビ リ ン ス
(#・∀・)「 “ 迷 宮 変 化 ” ッ !! 」
/ ゚、。 /「お前も反逆を選ぶか……愚かな」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:47:46.70 ID:nG/mtoCU0
しえん
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:48:33.38 ID:hTf42cKz0
(#・∀・)「 “ 壁 変 化 ” ッ !! 」
モララーの足元から、壁が生え出した。
次々と生み出される分厚い板は、“四天王”ダイオードに向かって疾走。
そして彼の周囲を包み、逃げ道を封鎖し―――――
圧倒的な質量で、獲物を押しつぶしにかかる。
/ ゚、。 /「子供騙しだな」
ダイオードは慌てることなく一歩下がり、壁に向かって走り出した。
小太刀を抜いて壁に突き立て、瞬く間に登り詰める。
頂上を越えたのも束の間。
そこに待っていたのは、口元を嗤いに歪めた“迷宮師”の姿だ。
(#・∀・)「 “ 槍 変 化 ” ッ!! 」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:49:47.06 ID:KbRkGT080
この余裕っぷりったらもうね
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:51:06.38 ID:hTf42cKz0
/ ゚、。 /「!」
壁、床、天井。
あらゆる平面から突き出てくる、無数の矛先。
その針のような先端が、壁から飛び降りたダイオードを狙う。
/ ゚、。 /「効かぬ」
ダイオードは剣を抜かなかった。
いや、抜かなかったように見えた。
少なくとも、モララーの眼にはそう映った。
しかし、切り取られた矛先が次々と地に落ちていく事実は、それを否定する。
(;・∀・)「なんだと!?」
/ ゚、。 /「もう終わりか?」
木の葉のようにふわりと着地したダイオードは、つまらなそうに言った。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:53:29.15 ID:hTf42cKz0
( ・∀・)「……ふん。その程度で粋がるなよ」
( ・∀・)「せっかくお前を殺して“四天王”の座に就くんだ。少しは苦労したほうがいいと思って、手加減していたのさ」
/ ゚、。 /「本当に口だけだな、お前は」
/ ゚、。 /「大いに失望させてくれる」
(#・∀・)「ぬかせッ!これで終わりだッ!」
(#・∀・)「 “ ラ ビ ュ リ ン ト ス ” ッ !! 」
部屋が揺れる。
地響きが鳴る。
巨大な生き物の、荒々しい息遣いが木霊した。
/ ゚、。 /「ぬ……」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:56:49.18 ID:hTf42cKz0
( ・∀・)「――――知ってるか?」
ラビリンス
( ・∀・)「“迷宮”の語源はリディア語でラブリュス、つまり『斧』」
( ・∀・)「世界最古の迷宮であるクノッソスの紋章として、両刃の斧が使われていたことが始まりだと言われている」
言葉の最中にも、モララーの背後の壁が、水面のように歪みだした。
そこから、耳障りな摩擦音とともに、巨人の腕が現れる。
次いで足。
そして、その凶悪な顔。
( ・∀・)「なぜ迷宮に斧があるのかって?そりゃあ……」
( ・∀・)「あるバケモノを閉じ込めていたからさ」
ラビュリントス
( ・∀・)「永遠に出れない“迷宮”を彷徨う―――――」
( ・∀・)「 “ ミ ノ タ ウ ロ ス ” を ね 」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:57:26.93 ID:KbRkGT080
いいねいいね
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 19:59:49.20 ID:hTf42cKz0
牛の頭部を持つ巨人が、その全貌を晒した。
太い胴体、長い腕、天を突く角。
憎悪に燃える黒い瞳。
躊躇うことなく、モララーが命じた。
(#・∀・)「あの武士気取りを叩き潰せェッ!!」
『グゥァァァァアアアアアアアアァァァァ………!!!!』
主の命令に、手に握る巨大な両刃の斧を振りまわして歩き出す怪物。
モララーを跨ぎ超え、一直線にダイオードに向かった。
/ ゚、。 /「くだらん」
ダイオードは溜息をつき、腰の長剣を握った。
巨人の歩みで揺れる地面を踏みしめ、姿勢を低く保ち、しばらく沈黙。
そして抜刀。
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 20:01:40.69 ID:hTf42cKz0
/ 、 /「 “ 一 閃 ” ッ !! 」
弾ける閃光。
分子単位の厚みの斬撃が、ミノタウロスの脛を通過した。
崩れ落ちる怪物。
(;・∀・)「な……なんだと!?」
(;・∀・)「ミノタウロスが、これしきのダメージで倒れるはずは……!!」
/ ゚、。 /「狙ったのはこの醜い巨人ではない」
/ ゚、。 /「貴様だ。1番隊隊長」
(;・∀・)「あぁ……!?」
胸元を見る。
何も傷はない。
いや、服が裂けている。
下に覗く肌に、横一文字に細い線が走っている。
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 20:02:28.24 ID:KbRkGT080
サムライ支援
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 20:03:30.30 ID:IUig58o40
支援するよ
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 20:05:08.72 ID:hTf42cKz0
その線は徐々に赤く滲み出し―――――
(::::・∀::)「あ゛……」
ズルリ。
傾いた身体に合わせ、胸から上がずり落ちていく。
/ ゚、。 /「無謀な挑戦だったな。“迷宮師”モララーよ」
/ ゚、。 /「報われぬ最期、せめて私が同情しよう」
自分の下半身を不思議な角度から眺めているモララーに、その声は聞こえていない。
床につけた頭をひねり、部屋の出口を見る。
もうそこにダイオードの姿はなかった。
瓦礫の山となった巨人の亡骸が、自らの墓標のように思えた。
その思考も、数分ともたずに、闇へと沈んだ。
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 20:07:49.05 ID:hTf42cKz0
/ ゚、。 /「“雷帝”、毒島ドクオ」
/ ゚、。 /「“鉄拳” “自宅戦闘員” “焔帝”を撃破して校内を移動中」
/ ゚、。 /「あの“四帝”の1人ともなると、やはり一筋縄ではいかないようだ」
手に持った書類の束を眺めながら、ダイオードは独りごちた。
廊下を歩いているのだが、足音は聞こえない。
足に滑車でもついているのかと思うほど、滑らかな動きだ。
彼はパラパラとページを捲り、目を細めて文字を追った。
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 20:09:15.32 ID:KbRkGT080
さらばモララー支援
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 20:09:55.84 ID:IUig58o40
かませモララーってめずらしいよな
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 20:10:48.21 ID:hTf42cKz0
/ ゚、。 /「4番隊副隊長、“鉄蜘蛛”の相歩ショボーン」
/ ゚、。 /「組織を裏切り、“解体屋”を戦闘不能に。現在、内藤ホライゾンの友人と共に行動中」
/ ゚、。 /「私が屠った“迷宮師”を最後に、『五隊長』は全滅。抹消任務に初の“四天王”動員とは、とんだ不祥事だな」
/ ゚、。 /「まあいい、私も退屈していたところだ。少し遊ぶのも悪くない」
从 ∀从「何を見てるんだ?」
通りすがった教室内から、少女のかすれた声が投げかけられた。
グランドピアノに座り、その凛々しくも愛らしい顔をダイオードに向ける。
ドアの上部に掲げられているプレートには、『音楽室』の文字。
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 20:12:16.98 ID:QaV3rqmZ0
ドクオも親衛隊ってことなん?
しかも四帝。かっけぇ
支援
支援
ハイン支援
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 20:13:42.78 ID:hTf42cKz0
/ ゚、。 /「抹消対象の資料だ。お前も見るか?」
从 ∀从「いや結構。もう全部目を通した」
/ ゚、。 /「お前はマメだな。それで、目ぼしい相手は見つかったか?」
从 ∀从「ああ。“雷帝”には手を出すな。あいつは俺の獲物だ」
/ ゚、。 /「ほう。何か因縁でも?」
从 ∀从「話す必要が?」
/ ゚、。 /「……いや」
再び歩き出そうとして、動きを止める。
一番上のページにプリントされている、にやけ面を映した顔写真に目がいった。
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 20:15:23.88 ID:hTf42cKz0
ダイオードはその顔を目に焼きつけ、特記事項を読み上げた。
/ ゚、。 /「内藤ホライゾン、通称“ブーン”。現在、単独で校内を移動中」
/ ゚、。 /「無名にもかかわらず、“屠殺部隊”を当て身のみで壊滅させる。しかも彼自身にダメージは無し」
/ ゚、。 /「殺しはしない、か。なるほど、信念を貫く覚悟を持っているようだ」
从 ∀从「どうした。お気に入りが見つかったか?」
/ ゚、。 /「――――ああ」
/ ゚、。 /「私からも注文をつけよう。コイツは私が斬る」
/ ゚、。 /「他の二人にも言っておいてくれるか」
从 ∀从「言っても聞くような奴らかな。まあ、善処するよ」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 20:17:37.40 ID:hTf42cKz0
/ 、 /「内藤ホライゾン。無名の反逆者か」
/ 、 /「少しは楽しめるかな」
六話 「ビッグ・フォー」 了
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 20:20:16.56 ID:KbRkGT080
今日もいい厨二っぷりだった。乙
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 20:21:01.27 ID:QaV3rqmZ0
おつ!
因縁とかライバル的ポジのやつとか出て来たらそれだけでもテンションあがるわ
乙
こういう厨二展開大好物だわ
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 20:23:19.14 ID:fRunzK6xO
乙でした
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 20:26:56.18 ID:hTf42cKz0
支援と乙ありがとう!
書きたい場面がありすぎてキーボード打つスピードが追い付かない!
文章の指摘とか疑問あったらおながいします!
三点リーダーはできる限り減らしてみたよ!
>>77 ドクオは親衛隊じゃあないよ!
誘われたけど断ったよ!
四帝てのは親衛隊とは別に、世間で有名な二つ名のことだよ!
自分で言ってて恥ずかしくなるね!
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 20:40:18.88 ID:QaV3rqmZ0
>>87 親衛隊とはまた別なのか
ドクオてすげー実力者なんだな
二つ名って特別な力がある事の象徴って感じでいいよね…好きだよ
説明ありがとう!!
恥ずかしさをバネに、もっと突っ走ってくれ
おつ
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 20:41:33.64 ID:KbRkGT080
>>87 その恥ずかしさが快感なんですね、わかります
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 21:11:59.79 ID:7ymSzga/0
乙
デレはどんだけ偉い存在なんだよマジでwwwwww
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 21:20:21.14 ID:Fvz/n4eaO
おつ
楽しく読めた。次も期待してる。
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
よむほ