114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 19:45:31.63 ID:3HGhoEzq0
次の日
さわ子「案外はやく見つけられたみたいね」
クーガー「ええ、本体の姿はまだ確認してませんがねェ」
さわ子「早急に片がつくことを祈ってるわ」
さわ子「例のアルター使いを捕えた後は……わかっているわね?」
クーガー「本土に送る、でしょう?」
さわ子「……くれぐれも変な気を起こさないように」
クーガー「はいはい」
クーガー「あ、そうだ」ス
さわ子「は?」
クーガー「車を一台貸していただけませんかねー?」
さわ子「……つまり、私のを貸せと」
クーガー「や〜! 話が早いッ!」
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 19:51:55.29 ID:LdSPjRCH0
さわちゃんの車はワゴンRだぜ?
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:00:05.53 ID:3HGhoEzq0
教室
「ねー、また通り魔が」「怖いねー」
律「みんな平然として、次に自分が襲われるかもしれないってのに……」
紬「りっちゃん?」
律「あ、いや別に……」
唯「今日はクーガーくんが言ってた私たちに足りないものを見つける為に部活頑張ろうね!」
澪「唯、ずいぶん張り切ってるな」
唯「とーぜん!」
律「足りないものかぁ……」
クーガー「今日は朝からなんの話〜?」
律・澪「!」
紬「クーガーくん、おはよう」
唯「今日は遅かったねー」
クーガー「俺が遅い……!? 俺がスロウリィ!?」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:03:34.61 ID:ON8WPHUFO
>>109 ブログもほぼ毎日更新してるけどコメントあまりないぞ…
この声優の飽和時代になぜあまりアニメに出ないのか…
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:06:13.50 ID:3HGhoEzq0
紬「あら、クーガーくんなに読んでるの?」
クーガー「この本のことか? グリム童話ー」
律「ガキかよっ」
クーガー「何を言う。本は文化だ、童話は文化だ! それに初心に返って自分を見つめ直せる」
クーガー「これも文化なりー神秘ィー……あァ〜」
唯「私も絵本好きだよ! たまに読み直したくなる!」
澪「お前なぁ……」
クーガー「いや、それでいい! ゆり、お前はわかっているぞーッ!!」
唯「そうかなぁ、えへへ」
律「……クーガー、それと澪。話があるんだ、ちょっと着いてきてくれないか」
澪「律?」
クーガー「ほう! 愛の告白とな!」
唯「愛〜!?」
紬「告白〜!?」
律「断じてちがぁーう!! いいから来て!」グイッ
唯「すごいよー! なんかドキドキするね!」
紬「禁断の三角関係〜……あァー……」ウットリ
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:11:34.12 ID:3HGhoEzq0
・・・
澪「なにもこんな離れたことろまで来ることは……」
クーガー「きっとりくも緊張してるのさ。察してやりな」
律「おい!!」
律「いいか、話ってのはー……」
クーガー「俺が何者なのか、知りたいんだろう?」
律「!」
澪「アルター使い……」
律「澪!?」
澪「昨日自分なりに調べてみたんだ。気になったから」
クーガー「好奇心はいずれ身を滅ぼすぞ、みほ」
澪「……みおだよ」
律「そ、それで!? 詳しく話してよ!」
澪「ああ、アルター使いっていうのは――――」
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:16:23.64 ID:3HGhoEzq0
律「……」
律「へー……」
澪「わかったか?」
律「さっぱり」
澪「……やっぱりな」
律「だ、だって!」
クーガー「よく分からないのがアルター使い。それでいいんじゃねェーかー?」
律「やだよ! 私は知りたい! あんたのことも!」
クーガー「断るッ!」
律「な、なんで!」
クーガー「りく。お前がもっと大きくなったら教えてやるさ。俺という男を、隅々まで」
律「なんか勘違いしてるだろお前……」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:18:05.71 ID:4+lrL+vl0
加そk・・・
支援
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:22:01.90 ID:3HGhoEzq0
クーガー「さぁー、教室に戻ろう。ゆりとつみきが待ってる」
律「待てよ!」
澪「律」
澪「これって……やっぱり私たちが首をつっこんじゃいけないことだと思う」
律「澪!」
澪「それにクーガーくんだって困るだろ?」
クーガー「……いや、本当に優しい人たちばかりだ。ここは」
クーガー「みほ」
澪「みおだ」
クーガー「それとりく」
律「……んだよっ」
クーガー「戻ろう。な?」ニコニコ
律「……わかったよ」
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:24:46.33 ID:9vLh6SaQO
なかなかの文化的スレ
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:26:28.21 ID:3HGhoEzq0
放課後
ジャジャジャジャーン ドコドン
梓「んー」
澪「わかった?」
紬「まだなにも……」
唯「よし、もっかいやろうよ!」
律「しゃーないなぁ……」
クーガー「お、やってるなァ〜」
唯「クーガーくんっ」
梓「すっかりおなじみの顔みたいになってきましたね」
クーガー「んー、今日はお茶会なしで真面目なことで」
律「あんたに触発されたんだよ、みんなさ」
クーガー「そうかそうか〜。はい、それじゃあ、俺はこれで〜」スタスタ…
「え!?」
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:31:35.68 ID:3HGhoEzq0
紬「もう行っちゃうの? お茶いれるけども……」
クーガー「俺にはやることがあるからな〜。つむぎ」
梓「せっかくだからまた演奏聞いてアドバイスを……」
クーガー「アドバイスならもうしたさァ、あずさ」
澪「でもクーガーくん……」
クーガー「すっかり俺と話してもあがらなくなったな。みお」
律「おい、なにお別れみたいに……」
クーガー「いやぁ、お前らと過ごすこの3日間。楽しかった、文化的だった。りつ」
唯「お、おわかれなんてやだよおぉ……」
クーガー「妹ばかり働かすんじゃねェーぞ。ゆい」
唯「だから私はゆい……あ」
クーガー「ね、合ってるでしょ?」
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:32:15.66 ID:b4P1iMJ20
はやくね!?
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:36:05.44 ID:3HGhoEzq0
クーガー「お前らの問題点のヒント、特別出血大サービス! 教えてやるさ」
クーガー「お前らに足りないものは、それはー!」
クーガー「情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ!」
クーガー「そしてなによりもォーーーーーーーー」
クーガー「答えは自分たちで見つけろッ!」ビシィッ
澪「えぇー……」
紬「じょ、情熱」
唯「勤勉さ……んー?」
クーガー「それじゃあ、行くとしますかァー! まーた会う日までェ〜!」タタタタタ…シュッ
律「あいつ……」
梓「ていうか窓から飛び降りた……」
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:38:10.54 ID:dLGTs+IEO
>クーガー「お前らに足りないものは、それはー!」
>
>クーガー「情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ!」
割と当たってるな
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:41:03.50 ID:3HGhoEzq0
・・・
唯「結局まだよくわからないね」
梓「私もです」
澪「なに、ゆっくり見つけていけばいいさ。私たちはクーガーくんじゃない。私たちなんだから」
紬「そうね!」
律「さて、と。じゃ、また明日ー!」
唯「ばいば〜い!」
梓「お疲れ様です」
紬「明日こそ見つけましょうね〜!」
律「よし、行くか。澪」
澪「うん」
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:46:08.05 ID:3HGhoEzq0
公園
澪「もうすっかり暗くなったな」
律「そうだね」
澪「本当によかったの? 律」
律「え?」
澪「クーガーくんに色々聞かないでさ」
律「……聞くなって言ったのは澪だろー?」
澪「あ、そっか。あははっ」
律「ったく……ん?」
スタスタスタ…
「ここなら、人目につかないわね」
「時間帯的にも」
律「お前……」
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:47:33.92 ID:zK9XZ7NGO
兄貴のフィギュアが受注生産と聞いたそばからこんなスレが
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:51:27.31 ID:3HGhoEzq0
澪「和?」
和「……」
律「どうしたんだよ、和――」
カァンッ、カァンッ、カァンッ
律「な、なんだ!?」
澪「和のまわりの地面が削れた……!」
和「物質の分解、再構築」
和「これがアルター。最後になると思うから教えてあげる」ピピピピピ…
澪「あれって……昨日私たちを襲ってきたやつ!」
律「和! お前!?」
和「律、あなたには私の犯行現場を見られてしまったから……ごめんなさい。消すわ」
律「は!? なに言ってるんだよ!! そんなの覚えがないぞっ」
和「だとしても私のアルターを見られたのだからもう遅いわ」
和「そして、澪。あなたも巻き込んでしまうなんて……。ごめんなさい」
澪「の、和ぁ……」ガクガク
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:00:13.96 ID:3HGhoEzq0
和「……」ヒュン、ヒュン、ヒュン
律「なんでこんなことすんだよ!? なんで和がアルター……」
和「それは……」
『そォーーーーれはァーーーー!!』
ブゥゥーーンッッ!
澪(車!? しかもすごい派手、ていうか悪趣味……まさか)
『大は小を兼ねるのか速さは質量に勝てないのかいやいやそんなことはない
速さを一点に集中させて突破すればどんな分厚い塊であろうと』
ブゥゥーーン…キキィーッッッ!
…ドカーン!
和「っ……!」
クーガー「砕け散るゥゥゥッハァーッハッハッハッ、ハー!! ドラマチッーク! エスセティーック! ファンタスティーック! ラーンディーング! っとォー!」ヒュー…スタッ
クーガー「ああ、いかんいかん。借りた車を……」
律・澪「クーガー(くん)!?」
クーガー「あいよ」
これは惚れてまうやろ
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:02:49.60 ID:dLGTs+IEO
和ぁ……お前は限界を越えちまったんだなぁ……
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:05:04.37 ID:3HGhoEzq0
和「……あなたは」
クーガー「真鍋和、でいいんだっけ? 名前」
クーガー「お前はロストグラウンドで誕生した新生児だった、が」
和「……そう、父と母によってロストグランド外に出されたのよ」
澪「そんな……」
律「だからアルターが使えた……?」
和「偶然にもね。おかげでこの能力に目覚めたときは混乱したわ……あなたも私と同じでしょう?」
クーガー「はて」
和「いまさら誤魔化しがきくと思っているの?」ヒュン、ヒュン
クーガー「少なくとも、俺はアルターを使って通り魔ごっこするような弱虫でも卑怯者でもない」
和「……いいわ、好きに言えば。でも私のこの力の前で!」ピピピピピ
和「まだそんなことが言っていられるかしらね……!!」ビー! ビー!
クーガー「!」
律「またビーム!! よ、避けろ!」
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:10:58.69 ID:3HGhoEzq0
ドオォーン! シュ〜…
澪「クーガーくぅんっ!!?」律「ああ……」
和「ふん、大したことない……」
クーガー「ヒュ〜♪ こっちこっち」
律・澪「え!?」
和「!? い、いつのまにっ」
クーガー「愚問だなァ、俺は誰よりも速く走る男だぜー?」
和「っ……やれ!」ヒュン、ヒュン、ビー!
クーガー「ラディカルグッ(以下略
ビュウウウウゥゥゥゥンッッッ…
和「速い!?」
クーガー「遅い!」ドカンッ
和「うっぐ……!? うう……」
和「……ストレイト・クーガーァッ!」キッ
クーガー「刻んだな? 俺の名をッ」ニヤリ
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:12:30.07 ID:PGJGAHLnO
濡れた
兄貴マジ兄貴
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:13:19.12 ID:dLGTs+IEO
相手をメガネ好きにする力ぁ!
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:15:34.88 ID:3HGhoEzq0
ドオオォォン…
ヒュン、ビー!ビー!
律「ななな、なにが起きて……」
澪「わ、わからない」
澪「けど、これがアルター能力者同士の……戦い」
クーガー「俺の能力の名はラディカルグッドスピィィード! なんでも速く走らせま〜すッ」ビュウウウウウゥゥゥッ
和「くっ、当たらない! 9つのビットがあるのに補足できない!?」
クーガー「あったりめェよォー!」
クーガー「お前の!」ガンッ
和「!」
クーガー「アルター名は!」ビュッン…
和「はぁ、はぁ……!」
クーガー「なんだ!」シュタッ
和「そんなもの……ないわよっ」
クーガー「名前なんて意味がないと言うか? 違うな!」
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:20:12.36 ID:3HGhoEzq0
クーガー「お前はなーんにもわかっちゃいないのさ!」
和「勝手な事を、分かった風な事言わないで!」
澪「和……」
クーガー「お前のその目、見覚えが、あるぞッ!」ドンッ
クーガー「諦めた目だ、なにかから逃げている目!」
律「あきらめ?」
クーガー「そう!」ガンッ、ガンッ、ガンッ!
和「っ……こんな能力、持ちたくもなかった傷つける力を持ってしまった私」
和「だれも理解してくれないっっ」ヒュン、ヒュン、ヒュン
和「だから傷つける! 勝手だと思う? そうよ勝手よ!」ビー!ビー!ビー!
クーガー「衝撃の、ファーストブリットォーー!!」ドオオオオォォン
和「こんな力、アルターなんていらない……っ!」
クーガー「ほう、よぉーくわかったァー! 真鍋和ァー!」シュタタタタタッッッ
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:25:08.15 ID:3HGhoEzq0
律「和っ、どうして私たちに相談してくれなかったんだ!」
澪「そうだ……和!」
和「うるさい!」
ヒュン、ヒュン、ヒュン ピピピピピピ…
和「分かってくれるはず……ないじゃない……っ!」
ビー!
クーガー「諦めてんじゃねェ〜〜!」
和「わああああぁぁぁ!!」ビー!!
クーガー「上等!」
クーガー「壊滅のセカンドブリットォォーーー!!」
和「あ――」
ドカーン
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:30:11.84 ID:3HGhoEzq0
・・・
和「……」
律「こ、殺しちゃったの……?」
クーガー「いーや、気絶しているだけだ。最後の一撃も外させてもらった」
澪「よかった……」
和「……うぅ」
律・澪「和!」
和「私……っぐぅ……」
クーガー「あれだけ無茶したんだ。これからはお前にアルターが発現することはねェさ」
和「え……」
和「能力がなくなった……」
澪「和!」
和「澪……律……」
澪「っ!」パァンッ
律「み、澪!?」
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:35:08.53 ID:3HGhoEzq0
和「……」
澪「なに自分一人で抱え込んだいるんだ! 和は私たちの友達なんだぞ!?」
律「……そうだよ、和。澪の言うとおりだよ」
律「だから、今度から私たちの間で秘密はなしだ! いいな!」
和「あ……ああ……」
和「……ええ、約束する」
律「よし!」
クーガー(俺が俺の道を進むように、お前たちにもお前たちの道があるはずだ。さぁ、お前たちはどの道を選ぶのか……楽しみにしているさ。ハハハハッ)シュッ…
澪「それにしてもクーガーくんよく……あれ?」
律「どうした? 澪」
澪「クーガーくんがいないんだ」
律「あ、あいつ……また勝手に……」
和「ストレイト・クーガー……」
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:37:26.12 ID:LdSPjRCH0
カズマあああああああああああああああ
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:39:43.76 ID:ON8WPHUFO
原作ではフォトンブリッツもっと活躍させてほしかったな
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:40:06.99 ID:3HGhoEzq0
・・・
パアァンッ
さわ子「誰がアルターを使えなくさせろっていったの!? あなた、どういうつもりっ!」
クーガー「さわ子先生。私はこう考えているんです。人間は自由だと」
さわ子「なっ……」
クーガー「私は私が思った通りに動いたまでです」ニコニコ
さわ子「あなたって人は……ありがとう」
クーガー「ん? いえいえ〜」
さわ子「後のことは私が処理するわ。これで和ちゃんも本土へ連れて行かれることはなくなったことだし」
クーガー「それじゃあ、私はこれをもってホーリーへ帰らせてもらいますよ」
さわ子「ええ」
クーガー「そうだ、ワガママのほう、お願いしますね」
さわ子「わかってる」
クーガー「車の件は諦めてくださーい」
さわ子「それは了解しかねるっ!!」
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:40:17.96 ID:Jauu5Mcu0
カズヤは出番なしか
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:45:06.06 ID:3HGhoEzq0
次の日
さわ子「それではHR終了。今日も一日頑張りましょうねー」
「はーい」
ガチャリ、スタスタ…
さわ子「しっかり聞きいれたわよ。あなたのワガママ」
さわ子「まぁ、最初からこうするつもりではいたのだけれど」
――――……
クーガー「私がこの学校を去る際、あなたの能力で生徒たちから私がいたという記憶を消してほしいのです」
さわ子「あなたっ、私のアルターをなぜ……まぁ、いいわ」
さわ子「でもなぜ?」
クーガー「さァ……俺の速さは知覚できない、ということですかね」
さわ子「は?」
……――――
さわ子「にしても私の車……まだローンが残ってたのに……」
さわ子「ま、生徒一人の無事と引き換えになるのなら安いもんよね。ふふっ」
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:45:59.24 ID:RcsJFy850
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 22:00:18.37 ID:3HGhoEzq0
放課後
ジャジャジャーン ダカダン
唯「まだなんか違う」
澪「んー」
梓「真面目に練習するのはいいですけど、なんでこんなことしてるんでしたっけ?」
紬「えっと……」
律「私たちに足りないもの……」
律「情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ……」
梓「律先輩?」
律「……そうか! みんなわかったぞ!」ス
カンカンカンカンッ!
律「私たちに足りないもの、それはぁーー!」
律「速さだっ!!」ダカダカダカダカダカダカダァーン!
澪「あー、それはどうだろう……」
律「えぇっ!?」
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 22:03:01.48 ID:3HGhoEzq0
・・・
ヒュー…
クーガー「ん〜、なんて清々しい気分〜」
クーガー「俺はまた一つ、文化の素晴らしさに気づくことができたらしいな、カズヤ。そして」
クーガー「この世の理はすなわち速さだ物事を速く成し遂げればその分時間が有効に使える
気になっていた漫画の続きが読める見たいと思っていた映画にも行けるお気に入りの服の綻びを直すことだってできる
自分が嫌だと思うことを極力省き大好きなことに時間をかける悩んでいる時間は無駄以外の何者でもない
即決即納即刻即急即座即時即答それが残りの時間を有意義にすごすための実務的有効手段であり効率よく生きるための最適なる方法そう速さは力なのだ!」
クーガー「さて、風力・温度・湿度、一気に確認! ならばやってやりますか」
クーガー「みーのりすわぁん。待っていてくださいね〜」
クーガー「今、あなたの俺がそっちにむっかいまァーーすッ!」キュイイィィィィンッ…
ビュウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッッッッッ!!
完!
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 22:05:49.17 ID:3HGhoEzq0
おわり!
読んでくれた方、支援してくれた方ありがとうございました
クーガー以外のスクライドキャラが出ることを期待していた人がいたらごめんね
兄貴は書いててとても楽しかった・・・それじゃあの
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 22:10:18.03 ID:PGJGAHLnO
おつ!
楽しかったよ
またスクライド見直したくなった
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 22:11:41.14 ID:DrWVWWbqO
楽しかったです!
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 22:13:12.30 ID:Jauu5Mcu0
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 22:16:32.12 ID:Fc7SUsFm0
乙!!
最近スクライド見直した俺にとっては最高のスレだった
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 22:17:55.47 ID:Hg8AqK/p0
乙
じゃあの
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 22:48:25.82 ID:LdSPjRCH0
次回は運慶を主人公にしたSSを頼む
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 23:18:48.48 ID:iDvzmlW+0
たしかマッドスプリクトが暴走して学園都市がえらいことになるSSがあったな
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 23:20:42.48 ID:zW3YoGYeI
中々再現度高いクーガーだったと思う
乙よ
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 23:24:46.39 ID:YruQ1i+A0
けいおん部のメンバーが能力持ってバトルする展開もみたいな
じゃあなアニキ
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
和ちゃん…