1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
唯の家!
ガタッ
唯「あれ?郵便やさんかな?」
唯「わあっ、とってもかわいい封筒だー」
唯「あずさよりって……あずにゃんからだ!」
唯「メールじゃなくてわざわざお手紙って何だろう?」
平沢唯様 憂さまへ
とっても楽しいお楽しみ会にご招待します
ぜひ来てください! 待ってます
あずさより
唯「えーっ、あずにゃんのお楽しみ会!?」
唯「何だろう?わくわくするよー」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:05:01.47 ID:qN+VQuOa0
あんまりこのスレはわくわくしないな
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:06:02.62 ID:fZpFCjtW0
なんでSS速報でやらないねやろ
__
 ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
-=ニニニニ=-
/⌒ヽ _,,-''"
_ ,(^ω^ ) ,-''"; ;,
/ ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
(.゙ー'''", ;,; ' ; ;; ': ,'
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' ┼ヽ -|r‐、. レ |
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' d⌒) ./| _ノ __ノ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:06:36.63 ID:8Nh8YiYn0
唯「ういーっ、大変だよー」
憂「どうしたの、おねえちゃん?」
唯「あずにゃんがね、私達をお楽しみ会に誘ってくれたんだよー」
憂「えー?」
唯「えへへ、楽しみだね」
憂「うん」
唯「うふふ、どんな服着て行こうかなー」ニコニコ
憂(おねえちゃん嬉しそう)
憂(でも、お楽しみ会って何するのかなー?)
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:07:56.36 ID:hiAJC9bC0
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:08:11.03 ID:8Nh8YiYn0
同じ頃三次元では……
>>2の家!
ガタッ
2「あれ?郵便かな?」
2「なんだよ?やけに可愛らしい封筒だなー」
2「あずさよりって……なんだコリャ?」
2「あずさって、そんな知り合いいたかなー?」
2「間違って届いたのかな?」
2さまへ
とっても楽しいお楽しみ会にご招待します
ぜひ来てください! 待ってます
あずさより
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:08:38.23 ID:RJqGd4LY0
どっかで見たな
またこの糞どうでもいい話を続けるのか
 ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
-=ニニニニ=-
〜〜〜 ( )*( )
〜〜〜 ( )*( ) _,,-''"
〜〜〜 ( )*( ) ,-''"; ;,
〜〜〜 ( )*( ) _,,-''"'; ', :' ;; ;,'
'''", ;,; ' ; ;; ': ,' ∧∧
〜〜〜 ( )*( ) _,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' ┼ヽ | レ | (⊃⌒*⌒⊂)
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' d⌒) 、_,ノ __ノ /__ノωヽ__)
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:10:08.40 ID:8Nh8YiYn0
2「送り主はっと……」
2「中野梓?」
2「あずにゃんと同じ名前かよ!?」
2「まったく何だよっ、悪戯か!?」
2「こんなの行くわけねーだろ」
2「……」
2「行くわけ……ねーよ……」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:12:13.15 ID:8Nh8YiYn0
集合場所!
2「くそっ、来ちまった……」
2「でも俺は今日がたまたま暇だっただけだぞ!」
2「こんな悪戯してきた奴に文句の一つでも言いたいしな」
3「すいませーん!」
2「わっ」
3「あなた、お楽しみ会の関係者ですか?」
2「違うっ、そんなんじゃねーよ」
3「じゃあ、僕と一緒の参加者?」
2「そっ、それもちがうっ!?」アセアセ
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:14:24.78 ID:8Nh8YiYn0
3「おかしいなー、集合場所は、ココだって書いてあるのにー」
2「そうなんだけどな……」
3「あっ、やっぱり参加者の人じゃないですか?」
2「ちがう、俺は断りに来たんだっ!」
3「もったいないなー、あずにゃんのお楽しみ会ですよ?」
2「そっ、そんなの実際にあるわけ無いだろ!?」
またこの流れかよ……
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:16:11.96 ID:8Nh8YiYn0
3「でも何かのイベントかも?」
2「まあ、そうなんだろうけど」
3「折角ですから一緒に参加しましょうよー」
2「おれは、別にあずにゃんなんて……」
ブロロロロロ―
3「あっ、バンが来ましたね」
2「わっ、すっごいイタ車だなー」
3「やっぱり何かの企画だったんですよ」
運転手「どうぞ、お乗りください」
3「さっ、行きましょう」
2「ふんっ」
2「ちょっとだけなら見物してやるか……」ドキドキ
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:17:52.86 ID:8Nh8YiYn0
ブロロロロー
3「運転手さん、このバスはどこまで行くんですかー?」
運転手「もう直ぐですよ」
2「なんだよ、さっきからそればっかりじゃねーか?」
運転手「どうぞ、用意したお飲み物でも飲んでお待ちください」
3「2さん、おいしいですよこのジュース」ゴクゴク
2「まったく、こんなに時間かかるなんて聞いてなかったぞ」グビグビ
運転手「……」ニヤリ
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:19:14.11 ID:8Nh8YiYn0
3「あれ?急に眠気が!?」
2「おっ、おいこれは……」
2「一服盛りやがったな!?」
運転手「はい」
2「くそっ、お前、何が目的だ!?」
運転手「ご心配なさらずに」
運転手「私どもはただ、あなた方の願いをかなえてさし上げたいだけです」
2「なん…だ……と」バタリ
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:20:23.84 ID:8Nh8YiYn0
3「2さん、起きてください!」
2「ああ、3か……俺たち一体……」
2「!!?」
2「なんだここ……?」
3「よく分からないんですよ、巨大なドームの中?それとも地下?」
3「こんな広いスペースの建造物なんて見た事ない」
2「それにこいつ等は?」
3「どうやら、僕たちと同じようにお楽しみ会に招待された人たちみたいです」
ザワザワ ガヤガヤ
2「二、三百人はいやがるぜ」
2「一体何が始まろうとしてるんだ!?」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:21:32.26 ID:8Nh8YiYn0
ウイーンッ
突然地面の一部が円柱状にせり上がり
その側面が自動ドアのように開いた
そこから出てきたのは二人の男だった
男「諸君、よく来てくれた」
参加者A「おいっ、これは一体なんなんだよ!?」
参加者B「俺たちをどうするつもりだ!?」
男「ははは、何をするって、参加してもらうんだよ」
男「あずにゃんのお楽しみ会にね」
参加者C「これのどこがあずにゃんのお楽しみ会だよ!?」
参加者D「早く俺たちを帰しやがれ!」
男「おやおや、本当に帰ってしまっていいのかな?」
男「あずにゃんのお楽しみ会へ『本当に』行けるのに」
2(なんだこいつ?何を言ってやがる……!?)
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:22:45.58 ID:8Nh8YiYn0
男「諸君はあずにゃんに会いに来たんだろ?違うのかね?」
参加者A「そりゃそうさ!だけどココには、映像も、、ポスターすらない」
参加者B「俺は声優の竹達さんに会えるのかと、楽しみにしてたんだぞっ!?」
男「ふははは、そんなことか」
男「なるほど、諸君がそんなものを手に入れたいのならくれてやろう」
男「おいっ、出してやれ」
部下「はっ」
ウイーンッ
また違う場所の地面がせり上がり扉が開くと
中いっぱいのあずにゃんグッツの山が出てきた
男「今まで出たあずにゃんグッツを全て網羅した」
男「諸君達ほどの猛者なら既にもってるのであろうが」
男「挨拶代わりだ、全員に進呈しよう」
参加者達「!!?」
ザワザワ ガヤガヤ
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:23:45.04 ID:8Nh8YiYn0
2「なんだこいつら?こんな事してなんになる!?」
3「そうですよ!僕の持ってるレアグッツの価値が下がっちゃう」
2「そこかよっ!」
3「そんなこと言ってー、2さんも貰って帰るんでしょ?」
2「まっ、まあココまで来た足代代わりにはなるからなっ」アセアセ
3「またそんな事言っちゃってー」
男「諸君、ついでにゲームでもして行こうではないか?」
男「今からあずにゃんに関するクイズを出題する」
男「それに一番多く答えられた者には、これから出るあずにゃんのグッツ」
男「それにイベントやコンサートのチケットも、全て私が面倒見よう」
参加者C「おおーっ、いいぞーっ!!!」
参加者D「やっぱり来て良かったぜー」
3「やっぱりただのイベントだったんですね」
2「ああ……」
2(だが、あの睡眠薬、この気前のよさ、本当にただのイベントなのか?)
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:25:25.51 ID:8Nh8YiYn0
男「第一問、あずにゃんの身長は?」
男「諸君に配ったフィリップボードに答えを書いてくれたまえ」
3「え?なにこの常識問題?」
3「そんなのファンなら即答ですよ」
2「まっまあな」
3「でも、あれ見てください」
9「……」
3「あの人悩んでますね」
3「度忘れするような数字じゃないんですけどねー」
9「そうだな、あずにゃんはやっぱり……」キュッキュッ
2(なんだろあいつ?)
男「みなさん、いいですか?正解はー……」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:26:15.34 ID:8Nh8YiYn0
男「150センチ」
ザワザワ ガヤガヤ
3「これは全員正解でしょうねー」
2「そうだな、一問目はサービスだったな」
3「でもあの人っ」
9「……」
3「あの人間違えてますよー、ファンの人じゃなかったのかな?」
2「あっ、ああ……」
3「153センチって書いちゃってますよ」
2(こいつ、本当に間違えたのか?)
2「おいっ、あんた!?」
9「……なに?」
2「あんた、答えがわかってて間違えた、そうじゃないのか?」
9「……」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:27:15.59 ID:8Nh8YiYn0
9「あずにゃんは小柄な女の子だ……」
2「だから何だよ?」
9「あずにゃんはちっちゃくて可愛い、……だが、あずにゃん自身はどうだ?」
9「もう少し大きくなりたいと思ってるんじゃないか……?」
3「えへへ、そんなあずにゃんも可愛いですよね」
9「だったらオレは……、ここで少し大きめに答えることが正解だと思った」
2「!!?」
3「!!?」
9「それだけだ」
9「クイズの正解などどうでもいい」
9「オレの正解は、あずにゃんにとっての正解だけだ……」
2(こっ、こいつ……)
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:28:21.55 ID:8Nh8YiYn0
その後もクイズが続き
優勝者はぶっちぎりで27という男だった
男「さあ、もうお楽しみ会は終わりだ」
男「諸君を車で送ろう」
ウイーンッ
今度は壁が開き、乗ってきたものと同じ車がならべられていた
参加者は持ちきれないほどの記念品をかかえ、満足げな表情で帰っていった
男「すまないが2君と3君、それに9君」
男「ちょっと残っていってもらえないかな?」
2「えっ、俺達ですか?」
9「……」
男「君達には、ちょっと手伝ってもらいたいことがあるのだよ」
3「ええ、ちょっとならいいですけど」
27「……」
2(あれ?こいつクイズ優勝者の……)
2(俺達になんの用事なんだ?)
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:29:01.59 ID:8Nh8YiYn0
男「君達、すまないね、茶番につき合わせて」
3「茶番?クイズは楽しかったし、お土産ももらえたし」
3「僕は大満足ですよ」
男「ははは、だがそれくらいで満足してもらっては困るのだよ」
27「その通りだっ!!!」
2「!!?」
27「おれはあずにゃんのお楽しみ会だからって来たんだぞ!」
27「ココで配られた物など全て手に入れている」
27「これから先の物だって、おれは自分の力で手に入れられるっ!」
27「ここでしか出来ないあずにゃん体験無しに、おちおち帰られるか!!?」
2(こいつ、すごい、クイズ優勝者だけあって)
2(あずにゃんに対する気迫が違うっ!!!)
9「……」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:36:21.45 ID:8Nh8YiYn0
男「ははは、そう来なくては」
男「よかろう……」
男「君達に『本当の』あずにゃんと会わせてやろう」
2「!!?」
27「ふん、たしか初めにそんなこと言ってたな」
27「どういうことだ?」
男「言葉通りの意味だよ」
男「ふふふ、行けるのだよ君達は」
男「二次元の世界へ!!!」
2「なにっ!!?」
3「!!?」
27「!!?」
9「……」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:37:02.80 ID:8Nh8YiYn0
3「そんなー、嘘でしょ?」
3「いくら何でも、そんな夢みたいな事ー」
男「……」
男「君達、この施設はなんの施設だと思う?」
2「そういえばなんだろう、作りかけの球場とかか?」
3「巨大な工業施設かもしれませんね」
27「もったいぶるな、早く言えよ」
男「ふふふ、ここは実験場なのだよ」
男「次元の壁を超え、別世界へ行くためのね」
2「なんだって!!?」
3「!!?」
27「!!?」
9「……」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:37:52.72 ID:8Nh8YiYn0
27「そんなこと出来るはずがないだろ!?」
27「ふざけてるのか!?」
男「私はまったくの本気だ」
男「証拠を見せてやろう」
サッ
男「これは分るかね?」
2「何ってあずにゃんのフィギュアだろ?」
27「アルターのギターかかえた奴か、それがどうした?」
3「やっぱり可愛いなー」
男「これをこの様に……」
男「地面に落とす」
スッ
2「ああっ!!!?」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:39:15.63 ID:8Nh8YiYn0
3「なっ!!?」
27「くっ!!?」
9「あずにゃんっ!!!?」
地面に落ちてしまうかと思われたフィギュアは突然静止し
そのままフワフワと浮かび上がった
男「ほう、さすがだな」
男は中に浮いたあずにゃんを満足そうに眺め
また手にし、2達へと向き直った
2「なんだ、今のは?」
3「手品か何かかな?」
27「いやっ、そんなんじゃねえ!?」
27「お前達は感じなかったのかよ、あの感覚!?」
27「おれが、おれ達があずにゃんを支えていた!!!」
2「まっ、まさか……!?」
男「いや、その通りなんだ」
2「!!?」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:41:15.73 ID:8Nh8YiYn0
男「この場所では、思いの力が物理的に作用する」
男「この空間は、私達のいる現実世界と、イマジネーションの世界の狭間なのだよ」
2「そんな、ばか……な」
男「私の研究によれば、君達の違う世界へと干渉したいという強い気持ちが」
男「向こうの世界を引き付ける」
男「つまり、あずにゃんが落ちそうになった君達は、あずにゃんを支えたい、助けたいと強く念じた」
男「その力が、あずにゃんが地面に落ちないという、私達の常識では測れない世界を引き付けた」
男「君達は今、世界を変える力を持っているのだよ!!!」
2「なんだって!!?」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:42:06.78 ID:8Nh8YiYn0
3「じゃっ、じゃあ、今僕達は超能力が使えるって訳ですね!?」
男「その通り」
27「それで、この力で、あずにゃんに会いたいと念じれば、あずにゃんに会えるって事か!?」
男「察しが良くて助かるよ」
男「だがそれはどうも、物を動かしたりすることより大きなパワーが必要なんだよ」
男「おいっ、あれを」
部下「はっ」
部下の手にはあずにゃんプリントTシャツが持たれていた
男「これを着たまえ」
2「えっ、ここで着替えるのかよ?」
27「ふん、それなら今日着てきているぞ!」
男「デザインは同じにしたが、これはただのTシャツでは無いのだよ」
男「君達の力を制御し、使いやすくすることが出来る」
男「まあ、簡単に言えば、使える力が何倍も増すはずだ」
2「こんなのでか……?」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:43:05.59 ID:8Nh8YiYn0
3「普通のティーシャツより少し重い感じだけど」
3「本当にこんなので、力が増したのかなー」
男「よし、準備はできたな……」
男「では、これでしばらく失礼するよ」
27「おいっ、あずにゃんに会いに行くんじゃないのかよ!?」
男「ふふふっ、言い忘れていたが、あずにゃんに会わせられるのは一人だけだ」
2「おいっ、そんな!?」
男「次に私が戻るときに、四人の中で、一人立っていた者に、その権利を与えよう」
3「えっ?それって!?」
男「闘って、勝ち残ったものだけがあずにゃんに会う資格があるっ!」
男「それでは、健闘を祈るよ」
9「待てっ!!!」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:44:06.95 ID:8Nh8YiYn0
3「そっ、そうだよ!」
3「僕達はそんなことしに来たんじゃない!」
3「闘いなんてっ!?」
男「それならば、棄権すればいいだけの事だ」
2「そんな勝手な!?」
27「……」
男「それでは……」
9「おいっ、謝れ!!!」
男「ん、何のことだ?」
9「あずにゃんを地面に落とそうとしたことだ」
9「あずにゃんに……謝れ!」
男「なんだ、そんな事だったか」
男「だが私は信頼していた、君達が力を使って彼女を助けることを」
男「そして今度も確信している」
男「君達は必ず闘うよ、その力を使ってね」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:45:07.84 ID:8Nh8YiYn0
ウイーンッ
男と部下は扉の奥へと消え
扉が閉まるとせり上がった地面はまた平らになっていった
そして四人だけが残された
2「闘うって言ってもなー」
3「そうですよ、本当にあずにゃんに会わせてくれるって確証も無いし」
2「あの超能力なんかも、トリックだったんじゃないのかー?」
9「……」
9「二人とも、闘わないのならば、逃げたほうがいい」
2「え?」
27「はぁーーーっ!!!!!」
ドガーン
27が手を突き出し叫ぶと、9に向けて光線が発せられた
その後にはもう何も残っていない
27「ほう、なるほど、こういうことか……」
3「なっ……9さん……!?」
2「かき消しやがったのか!?」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:46:12.18 ID:8Nh8YiYn0
2「なんてひどい事を、人の命だぞ!?」
27「まあ、予想以上の力が出ちまったからな……」
27「倒せればいいんだから、望んで殺そうとまでは思ってない」
27「だがな、おれはやはり、人を殺してでもあずにゃんに会いたいね」
2「そんなこと、間違っている!」
27「そうかな?戦争だったら国益の為に何万人と殺してもいいんだぞ?」
27「極悪人なら、死刑で殺してもいい」
27「そんな軽いことで殺人が許されるなら」
27「あずにゃんに会うため、何億人殺そうとゆるされるはずだ!」
2「そんなっ!?」
27「お前はダメだ!あずにゃんに対する覚悟、情熱が欠けているっ!!!」
27「おれは誰よりもあずにゃんを愛しているっ」
27「おれはあずにゃんに会うためなら、悪にでもなってやるっ」
27「次は貴様らの番だ!!!」
2「くっ!?」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:47:01.95 ID:8Nh8YiYn0
9「まてっ!お前の相手はオレだ!!!」
27「!!?」
声の先には9がいた
だがそれは、27達よりはるか上空だった
9は空中を静止しているのだ
27「なるほど、上に逃げたって訳か」
2「あんな事まで出来るのかよ……」
27「だがな、お前に出来るって事は」
27「オレにも出来るんだよっ!!!」
ギュン!!!
27は物凄いスピードで9へ突っ込んでいった
27と9は空中で凄まじい攻防を繰り広げる
2「すげえ……あいつ等なんなんだよっ!?」
3「……」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:47:52.08 ID:8Nh8YiYn0
3「2さん……」
2「どうしたんだ3?」
3「僕と……闘ってください」
2「えっ?」
3「僕は、僕もあずにゃんが大好きです!」
2「……」
3「あずにゃんは僕にとって希望なんです」
3「普段の生活で、苦しい時や辛い時、あずにゃんに救われてきました」
3「出来ることだったら、僕もあずにゃんに会いたい!!!」
2「3……」
3「そのチャンスが今やって来たんです」
3「確かに僕は、27さんの燃えるようなあずにゃんへの情熱」
3「9さんの様な、あずにゃんへの気持ちのストイックさはありません」
3「だけど、それでも今、僕は闘わなくちゃいけない、逃げちゃいけない」
3「そうでないと、僕の希望であってくれた、あずにゃんにを裏切る事にななるんです!!!」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:48:38.99 ID:8Nh8YiYn0
3「それに、今なら僕達にも最後の一人になるチャンスがあります!」
2「えっ?」
3「27さんと9さんの実力は均衡してます」
3「どちらが勝っても、満身創痍でしょう」
3「ならば僕達二人、勝ち残った方にも勝機があります!」
2「そうか……」
3「僕は卑怯でもいい、あずにゃんに会えるならば」
3「卑怯者でも勝ち残りたい!」
3「だから、2さんがこれからどう判断しようが、僕は攻撃します」
2「!!?」
3「でも、できれば、2さんも僕に向かってきて欲しい」
3「行きますよ……」
2(そんなっ、おっおれは、闘いなんて)
2(闘ってまであずにゃんとなんて……)
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:49:50.50 ID:8Nh8YiYn0
3「だぁーっ!!!」
ドゴォッ
3は2に体当たりをした
2は吹き飛び壁に激突し
壁にめり込むほど叩きつけられ2は
それからゆっくりと前のめりに倒れた
2(これでよかったんだ)
2(俺なんかより、あずにゃんが好きな奴なんていくらでもいるだろ)
2(俺が勝つ必要なんて無い……)
2(あずにゃん……)
ドクンッ
2(えっ?)
ドクンッ ドクンッ
2(なんだ?)
梓『2さん、頑張って』
2(えっ、あずにゃん!!?)
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:50:37.91 ID:8Nh8YiYn0
梓『私、2さんが私の事見ていてくれたの、知ってます』
2(なんだ、これは……?)
梓『だから、諦めないで』
2(ああ、これは夢、幻想だ)
2(俺が意識を失う前に見ている夢)
ドクンッ ドクンッ ドクンッ
2(なんだこの音、さっきから煩いな……)
ドクンッ ドクンッ ドクンッ ドクンッ
2(これは何だ?)
梓『2さん……っ!!!』
ドクンッ ドクンッ ドクンッ ドクンッ ドクンッ ドクンッ ドクンッ ドクンッ
2(そうか、これは俺の胸の高鳴り)
2(俺は、俺だって、あずにゃんが好きだったんだ……)
2(頭では否定しても、心が騒ぎやがる!!!)
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:51:20.59 ID:8Nh8YiYn0
2「やれやれ……ちょっと効いちまったぜ」ヨタッ
3「2さん……」
2「でも助かった、お陰で目が覚めた」
2「俺はあずにゃんが好きだ!!!」
2「恥かしくて、かっこつけて、今まで斜に構えていたが」
2「本当はいつもあずにゃんのことばかり考えていた」
2「俺はあずにゃんへの気持ちを、もう偽らないっ!!!」
2「来いっ、3!!!」
2「俺とお前の愛がどんだけのもんか、あずにゃんに見せてやろうぜ!!!」
3「2さん、嬉しいです!」
3「全力で行きますよっ!!!」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:53:32.18 ID:8Nh8YiYn0
27「おらぁーっ!!!!!」
ドガーンッ
27「オラァオラァオラァオラァーッ!!!!」
ドガドガドガドガッ!!!!
9「……っ!!!」
27の攻撃は熾烈を極めた
その攻撃は止まることを知らず
それどころかその威力は増すばかりだ
27の体は赤いオーラに包まれ
その姿は当に鬼神である
27「俺が最強だ!!!」
27「俺異常にあずにゃんを愛している奴なんていないっ!!!」
27「誰よりも、濃くっ、永くあずにゃんを思い続けてきた!!!」
27「あずにゃんのグッツは全て手に入れ」
27「どんなイベントだろうが欠かさず駆けつけ」
27「あずにゃんの登場シーンは誰よりも長い時間見た!!!」
27「あずにゃんの曲は誰よりも多く聞いた!!!」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:54:42.10 ID:8Nh8YiYn0
27「だから俺が一番あずにゃんに相応しい!!!」
27「だから俺が誰にも、負けるわけ無いんだよーっ!!!」
27を包むオーラが燃え上がり、どんどん大きく強くなる
27がそのオーラを自分の正面へ集中させると
それは巨大な火の玉となった
27「これで終わりだぁっ」
27「アッズ・ニャーン・アタァーック!!!!」
9「!!?」
ドガーンッ!!!!!
炎のオーラの塊が9を襲い
激しい光と熱気が辺りを包む
27「ふう……終わったな……」
モクモク
爆発の煙の中、人の影が見える
27「バカなっ!?アレだけの攻撃をくらってっ!!?」
9「……」
27「何故だ、何故お前は立っていられる!!?」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:55:23.18 ID:8Nh8YiYn0
9「確かにお前の力は本物だ」
9「誰よりも強く、大きい」
27「だったら何故……」
9「だがそれはお前の気持ちであって、あずにゃんへの愛では無い!」
27「!!?」
9「あずにゃんへの愛の無い攻撃など、俺には通用しないっ!!!」
9「貴様は自分がやった努力や成果に気を取られ」
9「純粋にあずにゃんを愛する気持ちを失っている」
9「貴様の愛は、所詮あずにゃんが好きな自分への愛でしかないっ!」
27「な……ん……だと!?」
9「今の貴様を見たあずにゃんは悲しむはずだ!!!」
9「だから、あずにゃんの為に、貴様を倒すっ!!!」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:56:17.33 ID:8Nh8YiYn0
27「今の俺を見て、あずにゃんが悲しむ!?」
27「バカなっ、これほど尽くしている俺を見て、あずにゃんが悲しむなんて……」
27「そんなこと、あってたまるかーっ!!!」
9「愚かな……」
9「あずにゃんよ、彼に救いを……」
9が祈るように目を閉じ手を組むと
9の前に輝く氷の剣が現われた
9「いくぞ27っ!!!」
27「この野郎、ぶっ殺す!!!」
ジャキーンッ!!!
炎と氷が交差する
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:57:08.05 ID:EI6IGYpIP
糞つまんねぇな
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:57:25.87 ID:KWZRM45r0
数字ばっかで読みづらい
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:58:00.75 ID:8Nh8YiYn0
27「ぐっ!?」
27のTシャツは切り裂かれていた
9「……終わったな」
27「くそっ、何故俺がっ!!!」
27「俺が一番なのにっ!!?」
27「くそっ!くっそぉーーーー!!!!!」
梓『27さん』
27「!!?」
梓『27さん、ありがとう』
27「そんな、あずにゃん君なのか?」
梓『私の為にいつも一生懸命で』
27「そうだっ、何時だって俺は君の為にっ!!!」
梓『だけど思い出して』
梓『一番でも、一番でなくても』
梓『私は27さんを、ちゃんと見てるから』
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 11:59:04.72 ID:8Nh8YiYn0
梓『だから、安心していいんですよ』
梓『いつでも私はそばにいます』
27「ううっ……」
27「あずにゃんがこんなこと言うわけない」
27「これは俺の幻想のはずだ……」
27「でも、なんで、こんなに、こんなに」
27「涙がっ、止まらないんだ!?」ポロポロ
27「君は、いつも、俺のそばにいたのに」
27「俺は遠くを探すばかりで、君が見えなく、なって、いたのか……」
バタッ
27はそのまま意識を失った
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 12:00:06.22 ID:8Nh8YiYn0
その一方2と3の闘いも激化していた
ドガガガッ ドガガガガッ
2「やるな3!」
3「そっちだって!」
ドガガッ……ッ
2「待てっ!」
3「えっ?」
2「向こうが終わったみたいだぞ」
3「!!?」
2「勝ったのは9だ、どうする、共闘するか!?」
3「……その方が勝つ確立は上がりますが」
3「熱くなってきたところです!真っ向から闘ってみたい!」
2「そうかっ、そうだよな!」
9「……」
9「二人に……話がある」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 12:01:28.41 ID:8Nh8YiYn0
9「俺はもう、闘わない」
2「!!?」
3「!!?」
9「オレは棄権させてもらう」
3「そんなっ、9さんはあずにゃんに会いたくないんですか?」
9「……」
9「会いたくないと言えば嘘になる」
9「だが、オレはあずにゃん出会えただけで幸せなんだ」
2「どういうことだ?」
9「……」
9「例えば」
9「オレはあずにゃんの同人誌を買いあさったり」
9「同人ゲームをダウンロードする必要はない」
3「えっ、けっこう面白いですよ!?」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 12:03:13.92 ID:8Nh8YiYn0
9「原作と、アニメと」
9「後は手のとどくものだけで十分だ」
9「あとはあずにゃんへの感謝」
2「感謝?」
9「生きがいを与えてくれた彼女への感謝のみだ」
9「彼女への気持ちを穢れた性欲にや物欲にすりかえる必要は無い」
9「ただ毎日、あずにゃんへ感謝すること……」
9「だから、オレは彼女に会うことが出来ても」
9「ありがとうと言うだけだろう……」
9「それだけで十分だ」
9「だから、君達二人、どちらかがあずにゃんに会うのならば」
9「9という男がいて、ありがとうと言っていたと、伝え欲しい」
9「それで十分」
9「あずにゃんに会うチャンスを、君達から奪う必要は無い」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 12:05:54.50 ID:8Nh8YiYn0
男「なんだと……」
男「これは面倒なことになったな」
部下「こちらの用意は出来ております」
男「少々不安定なシステムだ」
男「出来れば使いたくなかったが……」
男「だが、闘ってくれないのなら仕方が無い」
男「やれ」
部下「はっ」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 12:07:48.99 ID:8Nh8YiYn0
9「ぐぐぐっ」
9は突然頭をかかえ苦しみだした
9「こっ、これは……?」ガタガタ
3「9さんっ、大丈夫ですか!?」
9「逃げるんだ、二人ともっ」ガタガタ
2「へ?逃げろって言ったって……」
9「だったら……俺を」
9「今すぐ殺すんだ」
2「!!?」
3「!!?」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 12:08:38.72 ID:8Nh8YiYn0
2「そんなっ、何故お前を殺さないといけないんだ!?」
9「はっ、早くしろっ!」
9「おそらく、奴らが俺を、操ってっ……」
9「ぐぐっ、ぐががががが……」ガタガタ
3「9さんっ!?」
9「ぐあーっ、がぁーーーーっ!!!!!!」
9は震え苦しみながらも、そのオーラの勢いは増していく
そればかりか、9の澄んだ青いオーラは黒く侵食されて
まだらとなり、ついに9は真っ黒なオーラに包まれた
9「がああああぁぁあぁあああぁあああぁあああぁああああ!!!!!!」
2「おいっ、一体どうしちまったんだよ!?」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 12:09:19.25 ID:8Nh8YiYn0
男「これから恐ろしい事が起こるぞ……」
男「このK・Z・NYANシステムによって、9の心の箍が外された」
男「どんな聖人君子でも、隠された欲望を抱えているもの」
男「いや、むしろ、そんな奴ほど秘められた欲望はどす黒く強烈だ」
男「タダでさえ、あれほどの力を持つ者が、自分を壊すほどの精神の暴走により」
男「どれだけの力を発揮するのか?」
男「かわいそうだが、2と3は生き残れまい……」
部下「これで十分なエネルギーが溜まりそうですね」
男「ああ、我が野望は今日こそ叶う」
男「その為の祝いの花火だ」
男「若者達よっ、せめて華々しく散れ!」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 12:14:22.73 ID:o5mSpaqn0
かずにゃんかよw
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 12:19:56.56 ID:8Nh8YiYn0
9「はぁっ、はあっ……」
2「9、だいじょうぶか?」
9「あずにゃんは、あずにゃんはオレのものだっ!」
9「オレだけのっ、オレだけのあずにゃんだ!!!」
9「貴様らなんかに近寄らせないっ……」
3「ちょっと9さん、どうしちゃったんですか!?」
9「うあぁああああ!!!」
ドゴーンッ!!!
3「うわぁっ!?」
3は9が起こした衝撃波に吹き飛ばされた!
9「オレのあずにゃんに近付く奴は……」
9「全員……ぶっ殺してやる!!!!」
2「!!?」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 12:21:37.90 ID:vr/eEY12O
グッツって何だろう?と思ったがグッズのことか
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 12:29:20.72 ID:8Nh8YiYn0
2「おい3っ、平気か!?」
3「ううっ、気をつけて、今の9さんは正気じゃありません」
3「僕達、本当に……殺されるっ」
2「そんなっ?」
9「うあぁぁあああああ!!!」
3「あっ、2さんっ、危ないっ!」
ドガァッ!!!
9の強烈なパンチが2を弾き飛ばした
2「グファッ!」
3「2さん!?」
3(無理だよこんなの!僕達とはまるでレベルが違う!!!)
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 12:38:46.02 ID:bHUKV6+9i
どうしてこうなった
支援
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 12:40:22.17 ID:8Nh8YiYn0
9「……」スタスタ
3「あわっ、嘘だろ!?こっちに来るなっ」
9「……」スタスタ
3「来るなぁーっ!!!」
ドギュン ドギュン ドギューン!
3は9に向けて光弾を撃つが
9は何事も無いかのように3に近付いていく
9「……」スタスタ
3「やめろっ、ダメだっ」
9「死ねっ」
3「うあぁーーー!!!!」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 12:54:08.64 ID:8Nh8YiYn0
その時っ、2が9に向かって突っ込んでいった!
2「おりゃーっ!!!」
ガシッ
2「!!?」
しかし2の渾身の蹴りは、9に易々とガードされた
9「邪魔をするな……」
9「オレとあずにゃんの邪魔をするなぁー!!!」
9は2の足を掴むと振り回し地面に叩き付けた!
2「ぐはぁっ!!」
3「ああっ、2さんっ!?」
ドガッ ドゴォッ ドガッ
9は何度も何度も2を叩きつける
3「それ以上やるとっ、2さんがっ!?」
3「やめろっ、もう止めてくれぇっ!!!」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 13:04:27.56 ID:8Nh8YiYn0
3「主催者の方っ、どこかで聞いているんでしょ!?」
3「僕達は棄権します!」
3「だからもう止めてくださいっ!!!」
3「早く助けに来てくださいっ!!!」
ドゴォッ ドガァッ
2「……」
9によって何度も地面に叩きつけられた2は既に気を失い
その生死すらもわからない
3「2さん……」
9は2をつまらない壊れたおもちゃの様に放り投げ
また3の方へ向き直った
3(なっ、なんでっ、何で主催者は止めてくれないんだ!?)
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 13:13:37.02 ID:pqlj4bVi0
おい
俺もだせ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 13:17:08.78 ID:8Nh8YiYn0
9「お前も死ねぇーっ!!!」
3「!!?」
2「おいっ」
9「……!?」
3「2さん!?」
2「まだ終わっちゃいないぜっ」
2はボロボロの体でよろけながら、なんとか立ち上がった
2「お前の攻撃なんか全然っ、きかねえな……」
3「2さん……あなたは?」
9「貴様っ、まだオレとあずにゃんの邪魔をする気か!?」
9「殺すっ、ぶっ殺してやる!?」
2「へへっ、かかって来いよ」
3「そんなっ、無茶ですよ2さん!?」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 13:30:01.03 ID:8Nh8YiYn0
9「うあぁあああああ!!!!」
ドゴッ!!!
2に9の強烈なパンチが炸裂する
2「ぐぁっ!!!」
3「2さんっ!?」
だが、2はまだ倒れない
2「うりゃぁーっ!」
2もパンチを打ち返すが
力が入らず9にとどきもしない
9「しつこい奴めぇっ!!!」
今度は9の蹴りが2の顔面に直撃する
2は吹っ飛ばされ倒れた
だが……
それでも2は立ち上がる!
2「まだっ、まだだっ!」
9「なっ、なんだお前……」
9「なんなんだよーっ!!!」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 13:42:00.03 ID:8Nh8YiYn0
9「なぜ、なぜ何度も立ち上がれるっ!?」
9「お前はもう消えろっ、消えて無くなれぇーっ!!!」
9は禍々しく黒いオーラをみなぎらせ
全力で2へ向けて放出したっ
9「うあぁあああああ!!!!!」
2「!!?」
ドッガーンッ!!!!!!!
その衝撃で地響きが鳴り
巨大な建物が大きく揺れた
3「2さーーーーーん!!!!!」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 13:43:56.28 ID:eeA4y7hDP
>27さんと9さんの実力は均衡してます
拮抗な。
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 13:56:12.04 ID:8Nh8YiYn0
9「はあっ、はあっ……」
9「屑がオレの邪魔をするからだっ!!!」
9「ふはははっ、これであずにゃんはオレだけのものだ!」
3「そっ、そんなぁ……」
3「2さん」グスッ
しかし爆発の煙の中に人影が見える
2「おいおい、勝手に殺すなよ」
2である、どんなに体を傷つけられても
その目の輝きはまったく失われていない!
9「なんだとっ!?」
9「何故あの攻撃を受けて生きていられるんだ!?」
2「へっ、当たり前だろ?」
2「あずにゃんへの愛の無い攻撃なんか」
2「俺には通用しないっ!!!」
9「!!!?」
9「あずにゃん……愛っ……そんなっ」ガタガタ
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 14:10:25.58 ID:8Nh8YiYn0
9「そのっ、言葉はっ……オレがっ」
9「うがぁぁあああああああ」
9はまた頭を抱えて苦しみだした
9「オレは違うっ、オレはぁっ!!?」
3「9さん?」
9(オレはっ、オレはただあずにゃんがっ)
9(頭が痛い、混乱するっ!)
9(あいつのせいだっ、あいつを倒せばっ!!!)
9は2へ激しく殴りかかる
それを受け2も拳で応酬する
ドガガガッ ドガガガガッ
3「すごいっ、2さんっ、あの9さんと対等に渡り合ってる!?」
3「でもなんでっ、ボロボロの体であんなパワーが出せるんだ!?」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 14:22:45.03 ID:8Nh8YiYn0
2(オレはあずにゃんの声を聞いた)
2(あずにゃんは、俺に諦めるなと言っているっ)
2(あずにゃんが俺についている限り、俺は絶対に諦めないっ!!!)
2「うわぁーっ!!!」
ドガァッ!!
9「!!?」
ドゴーンッ
9は2のパンチに吹っ飛ばされた
3「すっ、スゴイ!!」
9「くそーっ、あずにゃんはオレのものだっ」
9「あずにゃんっ、あずにゃーん!!!!!」
9「オレ以外、誰にもあずにゃんに会わせない!」
9「見るのもダメだっ!!!考える事もっ!!!」
9「オレとあずにゃん以外の全てを破壊しっ」
9「あずにゃんをオレだけのものにするっ!!!」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 14:28:27.67 ID:FaP8KAq50
てす
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 14:31:52.62 ID:8Nh8YiYn0
9は再び2へ向かっていくが
その殴り合いはもはや2の方が優勢だった
2「くらえっ!」
ドガッ!!!
9「ぐはぁっ!?」
3「行けますよ2さん!」
9(オレが負ける!?)
9(イヤだっ、あずにゃんはオレのものっ)
9(オレのあずにゃんが、他の奴になんてっ!!!!)
梓『9さん……』
9(!!?)
梓『9さん、お願い、自分の心と闘って』
9(この声は……あずにゃん!?)
9(まさかっ、そんなっ!?)
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 14:46:05.64 ID:8Nh8YiYn0
梓『9さん、あなたは自分でこの洗脳が解けるはずです!』
9(!!!?)
梓『だけど9さんは、本当の自分を見るのが恐くて、それから逃げているんです』
9(……)
9(オレはっ、オレは今まで真剣にあずにゃんを愛していた)
9(邪な欲望でなく、純粋さと潔癖さを貫いた)
9(あずにゃんの性的な同人誌を跳ね除け)
9(卑猥な妄想を起こすことも禁じてきた)
9(だがどうだ、一皮剥けば、オレも欲望の塊)
9(2や3に棄権するなどと自分で言っておきながら)
9(心の底ではあずにゃんに会いたかった)
9(だからおれは主催者の男に操られるとわかった時)
9(つい嬉しく感じてしまった、そして……そのまま操られた)
9(オレは奴等からの洗脳を言い訳に、あずにゃんと会う機会を奪いたいだけだったんだ)
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 14:56:10.51 ID:8Nh8YiYn0
9(こんな自分なんてっ、見たくないっ)
梓『9さん、自分と向き合って!』
9(むりだっ、こんな醜い欲望に囚われた自分を見たくないんだ)
9(オレは、虚勢を張ってるだけの汚れた、ただの男なんだ)
9(もう、あの頃の誇りなんて、取り戻せない……)
梓『だいじょうぶですよ9さん』
梓『あなたは強い人です!』
梓『それに、今は一人じゃないんですよ』
9(えっ?)
梓『仲間と一緒なら、必ずやれます!』
梓『だから……信じて』
9(なっ、仲間?)
9(オレに、仲間なんて……)
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 15:08:05.78 ID:8Nh8YiYn0
ドガガガッ ドガガガガッ
3「たっ、大変だ!?」
3「また9さんが盛り返してきてる!?」
2「ぐっ……」
2「負けるかっ!」
ドガッ
9「……っ!?」
9(こいつのパンチは痛ぇ)
9(だけど何故だ?不思議と暖かいっ!?)
ドガガガッ ドガガガガッ
3「えっ、あれっ?9さんの黒いオーラが……?」
9の黒いオーラの中に青く澄んだオーラが混ざりだし
次第にその量が増えていった
そしてついには青く澄んだオーラだけになった
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 15:21:05.41 ID:8Nh8YiYn0
2「くらえっ!」
ドゴォッ!!!
2の渾身のストレートが9の顔面を捉え
9は吹っ飛ばされた
2「はあっ、はあっ、どうだ?」
9「お前は……強いな」
2「!!?」
2「9っ、正気に戻ったのか?」
9「……」
9「お前は何故そこまで強くなれる?」
9「おまえの強さを支えているものはなんだ?」
2「なんだ、そんな事か?」
2「強いのは当たり前だっ」
2「この強さはあずにゃんと……」
2「お前にもらった強さだからなっ!」
9「なにっ!?」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 15:30:48.55 ID:8Nh8YiYn0
2「9のあずにゃんに対する姿勢」
2「感謝だけでいいと言う高潔な精神」
2「俺はそれに感動したんだっ」
9「……」
2「だからそんなお前の心を操るなんて許せなくって」
2「絶対に負けられないっ、そう思ったんだ」
9「……」
9「だがそれは本当のオレでは無い」
9「今までお前が闘っていた狂人こそ本当のオレだ」
9「オレが潔癖であることを求めたのは」
9「自分の気持ちの強さを示そうとしていたに過ぎない」
9「27が一番を求めていたのと、何も代わらない」
9「所詮偽りの愛だ」
2「いや、違うねっ!」
9「!!?」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 15:36:57.42 ID:gu14LsBk0
またこのスレか
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 15:45:24.29 ID:8Nh8YiYn0
2「お前の姿は確かに俺を感動させ、力を与えてくれた」
2「それは、絶対に偽物じゃないよ」
9「……だが、オレの本心はっ」
2「邪な心を秘めているのは誰でも変わらない」
2「その上でお前の様に生きることが出来るなら、それはきっと愛の力だよ」
9「……」
2「それに、あずにゃんを愛したい、だけど不純な気持ちも押さえ切れない」
2「そんな思いが、俺たちにペロペロをさせるんだろ?」
9「ペロペロ?」
2「そうだ、あずにゃんにエッチなことをしてみたい」
2「だけど大切なあずにゃんを汚したくないっ」
2「そんな思いが、俺たちにペロペロをさせるんだ!」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 15:56:00.10 ID:8Nh8YiYn0
9「……ペロペロか」
9「ただの卑猥な悪ふざけだと思っていたが」
9「その奥には、自分の愚かさを見つめた上で」
9「それでもあずにゃんを愛したいという、純粋な願いが込められていたのか……」
9「2、お前には教えられたよ」
9「これで俺はまた歩き出せるっ」
9「ありがとう2」スッ
2「ああっ」スッ
ガシッ
9から差し出された手を2は強く握り返した
9(仲間……か)
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 16:12:59.99 ID:8Nh8YiYn0
男「驚いた、このK・Z・NYANシステムを自力で抜け出すとは」
男「これ以上はもう、闘ってくれはせんだろう……」
部下「しかしもうエネルギーは十分集まりました」
部下「いつでも行けます!」
男「そうか!!」
男「よし、やっとだな、これであの若者達も用済みだ」
部下「しかしどうでしょう?」
部下「あの者ども、男様の力の実験台にちょうどいいのでは?」
部下「あいつらごときと闘っても、計算上、何も問題はありません」
部下「世界を相手にする前に、肩慣らしも必要なのでは?」
男「ふふふ、それもそうだな……」
男「私の夢に協力してくれた礼に、あいつらに見せてやろう」
男「神の力というものをなっ」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 16:32:28.95 ID:8Nh8YiYn0
3「ふぅー、よかったぁー」
3「もう闘いは終わりにしましょう」
3「心を操ってまで闘わせるなんて、絶対におかしいですよ」
2「そうだな……」
ドドドドドドドドドド
3「なんだ?地震か!?」
9「あれを見ろっ!」
突然上空の一部が光だし、そこに男が現われた
男「すまない、もっとスマートに現われようと思ったのだが……」
男「力のコントロールになれなくてねぇ」
2「まさかっ、テレポートしてきたのか!?」
男「その通り、最初に説明した様に、ここは現実とイマジネーションの狭間」
男「力があれば、こんなことも出来る……」
男「まあ、君達程度では、エネルギー波を出したり、空を飛んだりが限界だろうがね」
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 16:49:47.19 ID:8Nh8YiYn0
3「なんであなたがそんな力を?」
3「まさか僕達よりも、スゴくあずにゃんが好きだったとか……?」
男「ははは、そうだといいのだが、私は二次元などに興味は無いのだ」
男「だから、君達の様な若者からいただいたのだよ」
2「!!?」
9「まさか、この闘いの意味は!?」
男「私が使わせてもらう、力を集めるためだ」
男「闘わせることにより、力を集る効率が増すんだ」
男「他の参加達者も、頭に機械を取り付け搾り取ったがね」
3「そんなっ、そんなことの為に僕達あずにゃんファンを騙したのかっ!?」
男「ふふふ、君達には、本当によく頑張ってもらったよ」
男「力の計測でトップだった27君と9君」
男「彼らに闘ってもらい、その当て馬として2くんと3くんを選んだのだが」
男「君達も、計算以上の働きをしてくれた」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 17:04:05.34 ID:hVtVNaSj0
2「俺たちを命がけで闘わせて」
2「あずにゃんに会わせるのは嘘でしたってか?」
男「ああ、まあそうだね、会わせることも出来ないではないが」
男「私にはまったくメリットが無くてね、悪いねぇ」
2「ゆるせないっ!」ダッ
男「やれやれ、だから謝ってあげてるってのに」スッ
バーンッ!!!
2は男に向かって行くが
男が少し指を動かすと、その衝撃波で吹き飛んだ!
2「ぐわぁっ!!!」
3「2さん!?」
男「君達は自分の立場がわかってないな」
男「こうやって話してあげてるだけでありがたく思うべきなんだよ」
男「君達は神の前にいるんだ」
9「この野郎っ、狂ってやがる!?」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 17:12:53.09 ID:bHUKV6+9i
支援
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 17:22:05.56 ID:hVtVNaSj0
男「私と戦おうなんてのがもはやナンセンスなのだよ」
男「私は、君達の様な物理的攻撃が出来るだけでないのだ」
3「何が神だ!?あずにゃんファンを騙して力を奪って」
3「その力で好きなことをしようとしているだけだろっ!?」
男「ふふふ……厳しいな」
男「君達の様なオタクな若者は、本当に騙しやすい」
男「萌えキャラという餌さえあれば、いくらでも集まるし、いくらでも金を落とす」
男「その結果、私の様な大人に利用され、搾取される」
男「君達は、いつもやってる事を、今回もやっただけだろ?」
3「許せないっ、あずにゃんを好きな気持ちを利用するなんてっ!」
3「このやろーっ!!!!」
3は男に向かっていった
男「じゃあ、今度はこういうのはどうかな?」
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 17:36:13.01 ID:hVtVNaSj0
男が指を振ると3の周りの空間が歪み始めた
3「えっ、あれ?なんだ?」
その歪んだ空間の狭間に吸い込まれるかのようにして3は消えてしまった
2「えっ……3っ、おい3っ!!!」
男「ふははははっ、あはははははっ」
9「貴様っ、3をどうした!?」
男「大したことはしてない、吹き飛ばしただけだ」
2「だが、3は消えてしまったぞ!?」
男「ふふふ、吹き飛ばすといってもねぇ」
男「この三次元の空間軸で、力を加えて位置を移動させたんじゃない」
9「まさか!!?」
男「そうだ、どこか違う世界に吹き飛ばしてあげたんだよ」
2「そんなっ、じゃあ3は!?」
男「その肉体はどうなったか想像も出来ないなー」
男「少なくとも、生きてはいないだろう」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 17:37:28.80 ID:hyMdliqb0
なぁ……ここまで読んで気づいたけどこれけいおん関係なくね?
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 17:40:38.72 ID:HDt3uMukP
>>91 愛とは何か、を巡る物語だな
あずにゃんぺろぺろ
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 17:51:59.08 ID:hVtVNaSj0
2「そんなっ、3はっ、死んだって言うのか?」
男「君に少し学があればわかるだろうが」
男「そのままの形で時空を超えられるわけが無い」
男「どこか分らない飛ばされた先で、同じように肉体が保てる確立はほぼ0だ」
男「まあ、私という例外を除いてだがね」
2「3はいい奴だった……」
2「俺をあずにゃんへの気持ちに、向き合わせてくれたのも3だっ」
2「俺は、貴様を絶対に許さないっ!!!」
9「オレも戦うぞっ!」
9「3も2も、オレの仲間だっ!仲間の為に、貴様を倒すっ!!!」
男「はぁ、君達はまったく分ってくれないんだな」
男「3君に起こったことを見て、私を倒すなんて発想がよくできるねぇ」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 18:04:21.08 ID:hVtVNaSj0
男「例えば、私が君達の体をバラバラにしたいと念じればその通りになる」
男「君達を虫や動物の姿に変えたっていい」
男「戦うだなんて、本当にどうかしているよ」
2「ああ、例えそうだとしても、俺はお前を倒すっ」
9「あずにゃんよ、俺たちに力をっ!」
2,9「「うぉぉぉおおおおおおおおおっ!!!!!」」
男「まったくバカな……」
男「もういいっ、死ねっ!」
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 18:04:36.04 ID:qN+VQuOa0
>>2だけどなんか伸びてるなと思ってやってきたらほとんど
>>1だった
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 18:10:41.70 ID:eeA4y7hDP
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 18:15:33.44 ID:hVtVNaSj0
男「消えろっ、蒸発しろっ」
男はまた指を振った
これで2と9は死ぬはずだった
2,9「「ぉおおおおおおお!!!!!」」
しかし2と9は依然男に向かってくる
男「おいっ、どうした!?」
男「なぜ思い通りにならないっ!?」
男「爆発しろっ、バラバラになれっ!」
2,9「「おおおおおおおおおおっ!!!!!」」
男「なっ、何故だ!!?」
ドガーッ!!!!
2と9のパンチが男にきまる
男は飛ばされて地面に落ちていく
ドサッ
男「なっ、これは一体……!?」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 18:26:59.62 ID:hVtVNaSj0
男「なぜだ、どうして力が使えないっ、私は神になったはずだっ!?」
2「神も地に落ちたってか?」
9「覚悟しろ男っ!!!」
男「……くそっ」
男「そうかっ、お前たちかっ」
男「お前たちの、私の思い通りにさせたくないという気持ちが」
男「私の力を抑えてるのか……!?」
男「ガキがぁ……」
男「私の永年の夢を邪魔するとは……」
男「私はこの力で世界を支配し、神となるのだっ」
男「お前らの様なオタクの屑に邪魔されてなるかぁああああ!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
2「なっ、なんだ!?」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 18:31:34.02 ID:o5mSpaqn0
3はあずにゃんに会わずに死んだのか
>>99 3は一足先にあずにゃんのもとへ行ったのさ
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 18:40:21.17 ID:hVtVNaSj0
地響きが鳴り出し
男の体が大きく、筋肉が膨れ上がる
2「なっ、なんだこりゃ!?」
9「もはや人では無いな……」
男「もうよいっ!」
男「物理的な攻撃だけでお前たちを殺す」
男「殴り蹴り、はらわたを引きずり出してやるっ!!!」
2「おいおい、それが神か?バケモノだろ?」
2「怪人は、ヒーローに倒されるって決まってるんだよ!」
男「黙れガキがぁっ!!!」
ドガーンッ!!!!!!!!!!
2「!!?」
9「!!!!?」
男の振り下ろした拳は、まるでミサイルが落とされたような衝撃となった!
2「こんなの、まともにもらったら……」
9「2、散開して逃げながら戦うぞっ」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 18:56:26.99 ID:hVtVNaSj0
男「無駄だぁ!!!」
2「なっ、速い!?」
9「危ないっ2!」
ドガーン!!!!
辛うじて2を庇った9は壁に叩きつけられた
9「ぐっ、かはっ!?」
9の口から血がこぼれる
2「9っ!?」
2(あの9が一撃で!?)
男「どうしたヒーロー、私を倒すんじゃないのか?」
2「くっそーっ!!!!」
ドガガガガガッ ドガガガガガッ
2は男に拳の連打を浴びせる
しかし男には全く効いていない
男「ふん、やはり所詮はこんなもの……終わりだ」
男は2の頭を掴み、片手で持ち上げ、握りつぶそうと力を入れる
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 19:03:24.84 ID:hVtVNaSj0
2「ぐわぁああああああああ!!!!!」
2は苦しみ悲鳴を上げ
2の頭はミシミシと音を立てる
9(男は強い、圧倒的だ!)
9(だが、オレは、俺達は負けないっ!)
9「あずにゃんよ、俺たちに勝利の一撃を!」
9の前に輝く氷の剣が現われた
9「オレはこの一撃に、命をかけるっ」
9「うぉおおおおおおおおおお!!!!」
ジャキーン!!!
2を持ち上げている男の背後から
9の剣が切りつけられる
辺り一面に青い閃光があふれる
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 19:14:13.10 ID:hVtVNaSj0
その閃光が収まった後に現われたものは……
絶望だった
9の氷の剣は砕け散り
男には少しもダメージを与えていない
9「そん……な……っ?」
男「おやおや、君達は仲良しだね」
男「一緒に死にたいって言うのかな?」
男「ならば、お望通りにしてやろう」
男は9の2を掴んでいる方と逆の手で9の首元をつかんだ
9「ぐっ…グガァっ…」
男「おや、苦しいかい?だがそれももう終わる」
男「このまま二人同時に壁にぶつけて、頭を潰してあげるからね」
男「ふははははははっ」
男はすごい勢いで壁に向かって飛んでいく
もうすぐ全てが終わる
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 19:23:13.95 ID:hVtVNaSj0
3(あれ?)
3(ここは一体……)
3(僕はどうしちゃったんだろう?)
3(そうだ、たしか僕はあずにゃんのお楽しみ会に出かけて)
3(でもそれは嘘で……)
3(そうか、僕はもう死んじゃうのか)
3(でも、やっぱり、あずにゃんに会いたかったなぁ)
3(最後の一目でも、あずにゃんに……)
3(あの場所で使えた不思議な力)
3(強く念じればあずにゃんにも会えるはずだっ言ってたな)
3(だったら会いたいな、あずにゃん……)
3(僕を、あずにゃんの、元へ)
3が違う世界へ飛ばされるとき
3はあずにゃんの世界へ行きたいと念じた
本来3の力だけでは無理であった自由に世界を移動する能力が
偶然にも引き起こされたっ!
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 19:23:22.28 ID:CaqypQ6rO
小学生は寝ろ
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 19:30:49.42 ID:p8bX2+GR0
俺「ライトネスブラストA-Z-Sシャイニング!!!11」
ドカーーーーーン
完
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 19:35:06.64 ID:hVtVNaSj0
純「それで、お楽しみ会って何するの?」
梓「それは、みんなでゲームしたり、ケーキ食べたりー」
純「ゲームって?」
梓「えっと、トランプとか?」
純「なんで私に聞いてくるのっ?」
梓「えへへ、実はまだ考え中なんだよね」
純「お楽しみ会にトランプって、なんかインパクトないよー」
梓「そうかな?楽しいよ」
純「もっとこう、ビンゴとかー、ツイスターゲームとかさー」
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 19:45:13.57 ID:hVtVNaSj0
3「はあっ、はあっ」
3「僕は……死んでないのか?」
3「でもなんだこの場所」
3「知らない街だ……」
3は街中の歩道にいた
3の背後には家の塀があったが
それをよく見ると空間が歪んで見える
3「まさかっ、僕はココを通って違う世界に来てしまったのか!?」
3が辺りを見回すと数人の人が歩いている
その中に、女子高生の二人組みを見つけた
それは……
3「!!?」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 19:56:55.24 ID:hVtVNaSj0
3(あっ、あずにゃん!!!!!?)
3(あずにゃんがっ、あずにゃんが僕の直ぐ近くにっ!?)
3(僕はっ、あずにゃんのいるけいおん!の世界へ来てしまったのか!?)
3(そんなっ、なぜ僕がっ!?)
3(あんなに強い27さん、9さん、それに2さんじゃなくて)
3(僕がっ、あずにゃんに会うことが出来るなんて!?)
3(やった!)
3(あずにゃんに会いたいっ、よく見てみたいっ、お話してみたい)
3があずにゃんの元へ急ごうと思うと
体が宙に浮かび上がった
3(えっ、ここでも力が使えるの!?)
3を見た近くの通行人は目を丸くした
3は慌てて着地し、誤魔化すように、その場で飛び跳ね
通行人は怪訝な顔で3をジロジロと見ながら去っていった
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 20:03:13.16 ID:hVtVNaSj0
3(この力……)
3(そうか、そうだったっ)
3(僕は今、あの男と戦っているんだった!)
3(早く戻らないと、2さんや9さんが危ないかもしれないんだ!)
3が背後の家の塀に目をやると
そこには確かに空間の歪みが見て取れた
心なしか先ほどより小さな歪みになっている
3(ここへ飛び込むとまた帰れるかな?)
3(早く帰って、2さんと9さんを助けなきゃっ!)
3(……)
3(でも……っ)
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 20:10:29.44 ID:hVtVNaSj0
3(僕が戻ったからってどうなるんだ?)
3(僕なんて、2さんと9さんに歯が立たないよ)
3(そんな僕が戻ったって……)
3(それに、もう2さんも9さんも負けちゃってたら?)
3(殺されに戻るようなもんだっ!)
3(それよりも)
3(ここにはあずにゃんがいるんだっ!)
3(僕も、不思議な力が使えるっ!)
3(この世界なら幸せになれるかも知れない)
3(元の世界に一体何があるって言うんだ?)
3(夢が無く、つまらない世の中)
3(学校、会社、くだらないものばかり)
3(僕は、今、あんなに憧れていたけいおん!の世界にいるんだっ!)
3(ここであずにゃんに会って、不思議な力で成功して)
3(あずにゃんをお嫁さんにするっ!今の僕には出来るかもしれないんだ!!!)
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 20:18:51.72 ID:hVtVNaSj0
3がまた空間の歪を見ると
また少し小さくなっていた
3(まだ今なら帰れる)
3(だけど、死にに帰るようなもんだ)
3(それより、この世界でっ)
3(誰だってそうするはずだ)
3(2さんも9さんも僕を責めたりしないよ)
3(だから、はやく帰り道が閉じて)
3(帰れなくなってくれ……)
空間の歪はどんどん小さくなる
そしてもうすぐ、3が通り抜けられない大きさになる
3(いいんだこれで……)
3(いいんだ……)
3(ううっ、でもっ、でもっ!)
3「ああっ、くっそーっ!!!!!!!!!!」
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 20:23:57.14 ID:hVtVNaSj0
梓「わっ!?」
純「えっ、なに!?」
二人の女子高生は、3の大声に驚き振り返った
しかし既にそこには誰もいなかった
3「これで良かったんだ」
3「僕は元の世界へ帰り、2さんと9さんを助けるっ!?」
3「だって、仲間を見捨てて生きる卑怯者なんてっ!」
3「あずにゃんに会う資格なんてないんだっ!!!!」
3「僕は、卑怯者としてあずにゃんに会うよりっ」
3「少しでもあずにゃんに相応しい男になるためにっ!!!」
3「僕は戦うっ!!!!!!!!」
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 20:34:02.82 ID:hVtVNaSj0
梓『ありがとう3さん』
梓『私は3さんが正しい行動をとると信じていました』
3(えっ、君は……あずにゃん?)
梓『今のあなたなら、どんな困難にも立ち向かえます』
3(でもっ、あずにゃんはさっきの世界で……あれ?)
3(これは僕の幻想なのか?)
梓『だいじょうぶです3さん』
梓『あなたは元の世界に戻っても』
梓『誰よりも強く逞しくなれます』
梓『だって、私がいつでもあなたを守るから』
3(これは、僕の見ている幻のはずだ……)
3(だけど何故だ?)
3(なんでこんなに勇気と力が湧いてくるんだ!?)
3(もうっ、僕は何からも逃げないっ、負けないっ!!!!)
3(2さんと9さんは僕が守るっ!!!)
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 20:42:11.36 ID:hVtVNaSj0
男「おやおや、君達は仲良しだね」
男「一緒に死にたいって言うのかな?」
男「ならば、お望通りにしてやろう」
男は2を掴んでいる方と逆の手で9の首元をつかんだ
9「ぐっ…グガァっ…」
男「おや、苦しいかい?だがそれももう終わる」
男「このまま二人同時に壁にぶつけて、頭を潰してあげるからね」
男「ふははははははっ」
男はすごい勢いで壁に向かって飛んでいく
もうすぐ全てが終わる
しかしその時、何も無いはずの男の前の空間から
3が飛び出してきたっ!!!!!
3「くらえーっ!!!!!!」
ドガァーーーーッ!!!!
男は稲妻の様な3のパンチを顔面にもらい
2と9を離し回転しながら地面に激突した
3「男っ!貴様は僕が倒すっ!!!」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 20:52:01.30 ID:hVtVNaSj0
2「はあっ、3っ、生きていたのか!?」
9「助かった、だが奴は強力だぞ!」
3「だいじょうぶです、今の僕は誰にも負けません」
2(3の奴、さっきまでとは顔つきがまるで違う!?)
3「いくぞ男っ!!!」
男「3め、わざわざ死にに戻ったのか?」
男「いいだろう、先ずはお前から殺してやるっ!!!」
ドゴーーーンッッ!!!
男のパンチが3の腹に決る
しかし3は動じない
男「なんだと!?」
3「おらぁっ!!!」
ドガァーッ!!!
3の右フックが男の顎を打ち抜き
男はよろける
男「ばか……な?」
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 21:00:19.49 ID:BOvna9Fy0
>>1がイメージしてるのはドラゴンボールのセル戦のご飯
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 21:05:23.13 ID:hVtVNaSj0
男「そんなはずは無いっ!」
男「こんなガキにっ、神である私がぁっ!!?」
男「うがぁあああああああ!!!!」
男は3に激しく殴りかかるが
3はそれを受けた上で打ち返していくっ!
ドガガガガッ ドガガガガッ
2「3の奴、まるで別人だ!これなら勝てる!!!」
9「あれが……3の本当の力?」
3「僕は、あずにゃんの為なら、どこまでも強くなってやるっ!!!!!」
ドガーーーッン!!!!
3は男を殴り倒し見下ろす
3「もう諦めろ、お前では僕に勝てない」
男「なんだこの力……」
男「完全に計算外だ……」
男「なぜだ、私は何千人ものお前らの様な奴から力を奪った」
男「さらにそれを増幅して……何万倍もの力を得た」
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 21:15:41.96 ID:hVtVNaSj0
男「それが、お前たった一人に……」
3「一人なんかじゃない!」
男「なんだと?」
3「僕はあずにゃんと、全てのあずにゃんファンに代わって闘っている」
3「お前の様な外道に負けるわけが無いんだ」
男「クククッ、ハハハハッ」
3「何がおかしい?」
男「どうやら私はお前たちのことを見くびっていたようだな」
男「よかろう、もう終わりだ……」
2「ふぅ、やったな」
9「3、お前のお陰だ」
3「いえ、二人がいたから、僕はここまで強くなれたんですよ」
男「終わりだ……」
男「全て終わらせる、お前たちを道連れにしてなっ!」
2「!!?」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 21:28:42.28 ID:hVtVNaSj0
男「私は力を使うに当たって、安全装置をつけていたのだ」
男「いくら強力でも、私が扱えられなければ意味が無いからな」
男「私がフルパワーを出せば、私の身も、この施設も滅ぶだろう……」
男「だがな、貴様らの様な屑に私の野望を阻止されるくらいならばっ」
男「私の命もろとも、全てを消し去ってくれる」
2「なんだと!?」
男は上空へ飛び上がり2達の方へ構えた
男「これが最後の一撃だ!」
男「全て滅びろっ!!!!!!!」
ドギューーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
激しい光線が発せられる それに対抗して2達も男に光線を発する
2「くそっ、なんてパワーだ」
3「そんなっ、まだこんな力を隠してたなんてっ!!!」
9「くそっ、押しつぶされるっ」
2達は男に力負けしている
足元の地面にひびが入る
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 21:38:55.49 ID:hVtVNaSj0
2「だけどっ、俺達は負けないっ!!!」
3「僕達にはあずにゃんがついているんだ!!!」
9「最後の力を振り絞るっ、行くぞみんなっ!!!」
2,3,9「「「いっけーっ!!!!!!!!!」」」
ゴゴゴゴゴゴゴッ ガガガガガガガガッ
辺りが光に包まれ、真っ白になる
ドガーンッ!!!!!!!!
激しい爆発音
眩しい光は次第に収まり
一筋の光だけが残った
2達の上空はるかに開いた穴から光が射す
ココは地下の施設だったのだ
2「はあっ、はあっ」
2「みんな、無事か?」
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 21:48:37.12 ID:hVtVNaSj0
3「な、なんとか……」
9「やっと、終わりだな」
2「ああ、そうだな」
2「やれやれ、大変なお楽しみ会だったな」
3「まあ、盛大ではありましたけどね」
9「退屈はしなかったよ」
2「あーあ、お土産のあずにゃんグッツだけは持って帰りたかったな」
3「あはは、やっぱり2さん、欲しかったんじゃないですか?」
2「ああ、そうだ、恥かしがってただけだ」
2「でも、恥かしがらないで、自分に正直になれば」
2「こんなにすごい冒険や感動に出会えるんだな」
3「2さん……」
9「そして、大切な仲間にもなっ」
2「ああっ、そうだな」
3「さあ、もう帰りましょう!」
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 21:57:02.65 ID:hVtVNaSj0
バキューンッ
9「ぐわっ!?」
突然銃弾が9の肩をかすめる!
部下「この……くそガキが!」
2「お前はっ、男の手下のっ!?」
部下「ちくしょう、計算が狂っちまった」
部下「男の計画が失敗するまではオレの差し金通りだったんだがな……」
3「ちょっと、なんなんですか!?銃を置いてください」
3「じゃないと僕達の力でっ!」
9「待てっ、俺たちのTシャツは、最後の衝撃で敗れている」
3「そっ、そんな!?」
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 22:03:44.33 ID:hVtVNaSj0
部下「お前たちが男を倒した後で」
部下「俺が全能の力を手に入れる手はずだったがな……」
部下「とち狂った男のせいで、施設の一部が破壊され」
部下「温存していた力も、かなり消費されてしまった」
2「なにっ!?」
2「お前はっ、俺たちが男を倒すことを見抜いていたのか?」
部下「男は有能で行動力があったが、しかし馬鹿だった」
部下「二次元の良さも分からないほど、脆弱な想像力だった」
部下「お前たちが発揮する本当の力など、考えもしなかっただろう」
なんでまた同じのコピペしてんの?
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 22:10:11.48 ID:hVtVNaSj0
部下「だから肩慣らしだとかなんとか言って、男をお前たちと戦わせた」
部下「お前たちは、俺の予想通りに動いてくれたよ……」
2「くそっ、あの男すらも騙されていたのか!?」
部下「お前達はここで殺すはずだったが」
部下「男のせいで仕事が増えた」
部下「お前たちから力を搾り取る」
部下「だいじょうぶ、心配するな」
部下「脳に電極を刺して」
部下「廃人になるか死ぬかするだけだ」ニヤリ
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 22:21:20.32 ID:hVtVNaSj0
9(3……)チラッ
3(9さん、やるんですね?)コクリ
9「殺されてたまるかよ!」
部下「!!?」
9は突然走り出した
部下は9に向けて銃の狙いをつける
そこへ3が部下にタックルをした
部下を転ばせて銃を奪う
そのはずだった……
だが部下の体は鉄の塊のようにびくともしない
ドガッ!!!
3「ガハッ!?」
3は部下の膝蹴りをくらい、その場で倒れた
部下「やれやれ、馬鹿どもが」
部下はおもむろに上着を脱ぐと
2達が着ているのと同じ、あずにゃんTシャツを着ている
2「!!?」
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 22:26:37.66 ID:PxrWVojF0
部下「俺も、いや、今は俺だけが力を使えるんだ、無駄なことはするな」
部下「そして、コイツを殺されたくなければ、俺について来いっ」
部下は足元の3に銃口をむける」
9「……くそっ!」
2「ココまで来て、負けるのか……?」
部下「ははは、心配するな」
部下「お前達の大好きなあずにゃんには」
部下「俺が会ってきてやる」
2「なんだと!?」
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 22:40:24.58 ID:PxrWVojF0
部下「男は世界を征服するだとか、神になるだとか」
部下「馬鹿みたいなことしか言ってなかったな」
部下「全く愚かだ、せっかく二次元の世界に行けるのに」
部下「こんな糞つまらない現実世界に執着するなど……」
9「どういうことだ?」
部下「おれが力を手にしたならば、まずこの世界を破壊する!!!」
2「なっ!!?」
部下「この世界は糞だ」
部下「どう糞かといえば、俺の様な秀才エリートが」
部下「男みたいな良家に生まれただけの、ボンボンに頭を下げなきゃならないって程糞だ」
部下「出世も、金も、女も、この世界じゃたかが知れてる」
部下「だが二次元の世界はどうだ?なんでもアリだ」
部下「オレはこの糞世界を破壊し、力を持ったまま自分の好きな世界を渡り歩く」
部下「まずはお前らの大好きなあずにゃんを」
部下「たっぷり可愛がって犯しまくってやるから、安心しろよ」ニヤニヤ
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 22:47:47.79 ID:PxrWVojF0
2「そんなっ!?許せない!!!」
部下「おっと、逆らうのか?3が死ぬぞ?」
部下は3の頭に銃口を押し付ける
3「僕の事はいいから、2さんっ!」
部下「だからぁー、オレは力が使えるから、勝てないって」
部下「あーっ、もう面倒だ」
部下「全員気絶させて連れて行くか」
部下「死なないように手加減するのが難しそうだぜ……」
9「くっ……」
2(なすすべ無しなのか……?)
???「ちょっと待てよ!」
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 22:48:17.44 ID:bHUKV6+9i
がんばれ
支援
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 22:52:31.13 ID:P8m1n/lz0
支援支援
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 22:55:53.08 ID:PxrWVojF0
2「えっ、お前は……」
9「なにっ?27!?」
27「さっきから聞いてりゃなんだ?」
27「おっさん、おれのあずにゃんをどうするって言ったぁ!?」
部下「ああ、お前のことを忘れていた」
部下「心配するな、お前の頭にも電極を刺してやるからな」
27「その電極、お前のケツにぶち込んでやるよ!」
部下「このガキが、死ぬか?」
9「止めるんだ27!お前のTシャツは破れている」
9「力は使えないんだ!!!」
部下「こいつだけは我慢ならん」
部下「ここで死ね!」
ドキューン!!!
部下の拳銃から発射された銃弾は27の額に命中した!
支援
どういう事なの・・・
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 23:05:46.50 ID:PxrWVojF0
だが27は倒れない!
部下「なに!?」
9「なっ!!?」
27「ビックリしてるお前たちにビックリだ」
27「おれがあずにゃんを愛する気持ちは一番強いんだぞ?」
部下「だがっ、力の増幅装置も無しにっ!?」
部下「Tシャツ無しじゃ、四人がかりでフィギュアを持ち上げるので、精一杯だったはずだ!?」
27「なんだよ、秀才エリートじゃ無かったのか?」
27「簡単な事だ、今のオレは、増幅装置がなくても銃弾をはじける程の力を持ってるんだ」
部下「そんなバカなっ、ありえないっ!!?」
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 23:15:35.85 ID:PxrWVojF0
部下「バケモノめっ、死ねっ!!!」
ドギュン! ドギュン!
部下は拳銃を何度も撃つが
27には全く通用しない
27「ったく、ちょっとは痛いんだけどな」スタスタ
部下「やめろっ、来るなっ!!!」
ドギュン! ドギュン! ドギュン!!!
カチッ カチッ
部下「たっ、弾がぁっ!?」
27「あずにゃんに酷い事しようって奴はぶっ飛ばす!」
27は炎のオーラを纏い、部下に殴りかかる
27「くらえぇーっ!!!!」
ドゴォッ!!!
部下「ぐはぁーっ!!!」
部下は壁に激突し、気を失った
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 23:26:27.81 ID:PxrWVojF0
27「これで終わりか……?」
2「助かったよ27、よく来てくれた!」
27「別にお前たちの為じゃない」
27「せっかく寝てたのに、騒がしいから起きてみりゃ」
27「銃もってムカつくこと言う奴がいたから殴っただけだ」
9「27……」
27「建物ボロボロだし、さっきの奴は銃で脅してくるし」
27「結局闘いはどうなったんだ?」
3「それがですね、あずにゃんに会わせてもらえるってのは」
3「嘘だったんですよ……」
27「そうか…」
3「あれ?27さんなら怒りそうなもんだけど?」
27「騙されたのは悔しいが、もう、いいんだ……」
3「へっ?」
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 23:38:57.27 ID:PxrWVojF0
27(俺は確かにあずにゃんの声を聞いた)
27(あずにゃんに会ったんだ……)
27(あずにゃんは、此処ではない何処かにいるんじゃなくて)
27(俺のすぐそばにいてくれる……)
27(そうだよな、あずにゃん?)
ゴゴゴゴゴゴゴゴッ
2「今度は何だ!?」
9「大変だっ!建物が崩れるぞ!!!」
3「えっ、どうしようっ!?」
27「上に穴が開いてるっ!」
27「あぞこまで俺がみんなを運んでいってやる!」
建物が崩壊しだした
巨大な瓦礫が落ちてくる
グラグラ ドガーン
3「わっ、はっ、早くお願いします!」
9「待てっ、俺は残るぞ!?」
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 23:45:44.44 ID:PxrWVojF0
9「俺は、男と部下を連れて出るっ!」
27「バカヤロウっ、そんな暇無いだろっ!」
9「大丈夫、部下のTシャツを俺が着て、その後男も拾って脱出する!」
9「お前たちは早く行けっ!?」
2「そんなっ、置いて行ける訳……」
2「わっ!?」
27は2と3を脇に抱える
2「何するんだっ!?」
27「9は一度決めたら曲げない男だっ」
9「ありがとう、27」
27「ふんっ、だから絶対に無事に脱出しろよ」
9「ああっ、約束だっ」
2達は飛び立ち、地上へと向かった
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/26(水) 23:56:03.05 ID:PxrWVojF0
27「くそっ、おかしいな」
2「どうした27!?」
27「飛ぶ速度が弱まっている……」
27「力が……弱まっているのか!?」
3「そんなっ!?」
2「くそっ、やっぱりこの施設から離れたら、力が使えないんだ」
27「地上まで持てばいいんだが……」
3「ヤバイ、確実に遅くなってる……って」
3「ダメだよっ、もう届かないっ」
2「俺たちも飛ぼうと念じるんだ!」
2「少しは加勢になるはずだ!」
3「わっ、わかりました!」
しかしその努力も空しく
推進力は次第に弱まり、ついに止まろうとしていた
27「くっそーっ!!!!」
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/27(木) 00:07:43.54 ID:RKhuEH2B0
その時、したから物凄い勢いで何かが迫ってきた!
3「9さんだっ!!!」
9「このまま一気に、お前達ごと押し上げるっ!!!」
9「いっけぇーーーっ!!!!」
バァッ!!!!
2達は外へ放り出された
2「おーい、みんなぁ、無事か?」
3「今度も、なんとか生きてるみたいです……」
27「いててて、力使えなきゃ、俺の体はデリケートなのによ」
9「こっちも平気だ、男と部下も大丈夫そうだ」
3「この人達には殺されかけたのに、よく助けましたねー」
9「……」
3「この人たちって、こうやって見ると、ただのお爺さんとおじさんなんだなぁ」
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/27(木) 00:16:14.18 ID:RKhuEH2B0
9(見捨てる訳にはいかないんだ……)
9(こいつらとオレは別じゃない)
9(同じような欲望を、俺も秘めているんだ)
9(だからこそ、オレは、必ず正しい道を歩んでみせる)
9(見ててくれっ)
9(あずにゃん……)
2「色々あったけど、これで本当に終わりだな」
3「まったく、警察になんて話しましょう、信じてくれるかな?」
2「腹も減ったし、とにかく疲れたよ」
27「オレは早く帰って、けいおん!BD見たいぜ」
3「27さんは流石ですね」
27「当たり前だっ、お前たちとはレベルが違うんだ!」
27「それと9っ!」
9「なんだ?」
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/27(木) 00:29:23.52 ID:RKhuEH2B0
27「この次は、絶対に負けないからな!」
9「お前、まだそんな事言ってるのか?」
27「おれはお前に負けて、そして強くなれた!」
27「また勝負しようぜ!」
9(勝負か、あずにゃんへの気持ちを競い合うこと自体、不純なことだと思っていたが)
9(これはこれで、いいのかな……?)
2「27と9は、いい友達になれそうだな」
27「バカヤロウっ、そんなんじゃない!!!」
2,3「あはははっ」
9「人気の無い山道だが、すぐ下に町も見える」
9「人里から遠くないだろう、助けを呼んでくるよ」
2「ああ、頼む、俺と3はちょっと動けそうにない」
2「27も一緒に行ってやってくれ」
27「なっ、なんだよ、仕方ないな……」
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/27(木) 00:37:21.45 ID:RKhuEH2B0
3「ねえ、2さん」
2「ん?どうした?」
3「僕は本当に、あずにゃんのお楽しみ会に行きたかったんです!」
2「ははっ、そりゃそうだろうな」
3「僕は、自分の日常が好きになれなくて、けいおん!の世界に逃げたいって」
3「いつもそう思ってました」
3「僕はあの部下と同じなんですよ」
2「3、お前……」
3「だけど、今日を乗り切ってみると」
3「そうじゃないんだってわかりました」
3「逃げた先に、僕が求めるあずにゃんは居ないんだってわかりました」
3「僕がもし本当に次元を越えて、あずにゃんにあったとしても」
3「それはきっと本当のあずにゃんじゃないんです」
3「あずにゃんは、僕が僕としていられる場所にいるんです」
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/27(木) 00:44:31.11 ID:RKhuEH2B0
3「えっと、あれ?僕は何言ってるんだろ?」
3「自分で自分の言ってることが分らなくなってきちゃった」
2「いや、わかるよ」
3「えっ?」
2「なんとなくだけど、俺にもわかる……」
2(あずにゃんのお楽しみ会か)
2(もしかしたら俺は、いや、俺たちは)
2(本当にあずにゃんと会えたのかもしれないな……)
梓『みなさん、私を思ってくれてありがとう』
梓『私はいつでも、皆さんのそばにいますよ』
お わ り
乙
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/27(木) 01:08:07.53 ID:kDifDdbkO
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/27(木) 01:10:48.43 ID:xQAc03lQ0
じゃから・・と忍。
忍「"ご主人が隠れて女子中学生の画像集めてた。死にたい・・・"ってスレ立てて相談したんじゃが。人間の分際で存外いい奴が多かったのう。かかか!」
阿良々木「いつのまに僕の携帯勝手に弄ってスレまで立てるようになったんだよ。」
忍「お主が寝てる間にちょちょいっと興味が湧いてのう。」
立てた板はニュー速vipらしい。
2ちゃんねるの中でも割と性格いい板だとは思う。
たまに変なやつはいるが、それでも他と比べるとなんだかアットホームな感じはする。
2chの中の一つの板という狭い世界だが沢山の人が集まる分、良いことも悪いこともあって、ネットの縮図が詰まっている。というのは言い過ぎだろうか。
そしてそこであれやこれや言われ煽りの耐性が付いたらどこへ行って何を言われても、冷静な切り替えしができるようになるだろう。
ネットの反面教師という意味でもいいのかもしれない。
ごめん誤爆しました。
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/27(木) 02:28:55.51 ID:qo1MhUgF0
乙
けいおんほとんど関係なかったなw
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/27(木) 08:28:38.63 ID:nGq331cz0
こんなものに真顔で「乙」とか言えるのがSS厨
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
おつ