1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
梓「は……がっ……げふ……」
鉄の味が梓の口いっぱいに広がる
彼女は殴られた衝撃で鼻を折ってしまっていた
梓「ごめ……なさ……許し……て……」
2 :
超級超絶超越淅瀝蕭蕭寂寞陰翳靉靆魑魅魍魎 ◆why207vHDQ :2011/01/25(火) 02:29:43.32 ID:JR3yRHjw0
>>1乙wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww面白かったwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 02:30:24.66 ID:1ervwjlFP
どうせ書き溜めしてないんだろクズが
面白くないんだからせめて一気に投稿しろや
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 02:31:06.01 ID:sJCg4Mkt0
鉄の味が梓の口いっぱいに拡散して広がる
彼女は殴られて殴打された衝撃で鼻を折ってしまっていた
血はなんで鉄の味がするんでしょうね。そもそも血はなぜ赤いのでしょうか。フリップにまとめてみました
>>1 代理サンクス
梓「ごめ……なさ……許し……て……」
目の前の鬼に梓は懇願する
梓「やだぁ……拷問やだああああ!!」
梓の悲痛な叫びも虚しく、目の前に巨大な鋸が用意される
鬼は梓を抑えつけると梓の右手に鋸の刃をあてた
梓「腕は駄目えええ!! ギターが弾けなくなっちゃうよお!!」
「そっか……」
梓「ひいいい……」
顔面蒼白な梓とは対照的に、鬼は目を輝かせていた
唯「ただいま〜」
唯「あれ……? 憂〜?」
いつもなら出迎えてくれる妹が出てこない
唯「まだ帰ってないのかな……でも靴あるし」
唯はとりあえずリビングに移動してみた
唯「憂いないのー?」
そう言いながらリビングの扉を開ける
唯「!?」
>>6と
>>7の間貼り間違い
昨日の帰り道
梓「唯先輩、拷問って知ってます?」
唯「拷問〜?」
梓「はい、拷問」
唯「もうあずにゃんったら……そんな物騒な言葉使っちゃいけませんよ」
梓「へえ……唯先輩でも拷問が物騒だって知ってるんですね」
唯「この間テレビで見たけど、昔の拷問や処刑は残酷だったんだねえ」
梓「そうですね、ファラリスの雄牛とか」
唯「あれは残酷の極みだね……私恐かったよ」
梓「ふふ……今の時代に生まれて良かったですね」
唯「ホントだよ〜 あ、じゃあねあずにゃん〜」
梓「はい さようなら……」
笑顔で手を振る唯を見送ると、梓は心の中でほくそ笑んだ
梓「(楽しい場所に案内してあげますよ……唯先輩)」
>>7の続き
リビングに入った唯の目に倒れている憂の姿が飛び込んだ
唯「憂!?」
唯は慌てて妹に駆けよる
憂「う……」
唯「気絶してる……なんで……」
その時だった
唯の背後から何かが伸びてきた
唯「んっ……む!?」
突然、口と鼻を異臭のするガーゼで押さえられ唯はもがいた
唯「んんっ!? むぅ……」
麻酔薬……そう思った時には既に唯の意識は遠くなっていた……
「……い……ゆい……唯!!」
唯「はっ!?」
律「良かった、気がついたか」
唯「りっちゃん……?」
律の呼びかけに唯は目を覚ました
律「怪我とかしてないか?」
唯「そ、そうだりっちゃん!! 誘拐だよ拉致だよ!」
律「落ち着け」
支援
唯「憂!? ねえ憂は!?」
律「分からん……ここには私と唯しかいないみたいだ」
その時、ドアの開く音がした
梓「目が覚めたんですね唯先輩」
唯「あず……にゃん……?」
梓「律先輩もお疲れ様です」
律「梓……何の真似だコレ?」
唯「そうだよあずにゃん! 助けてよ!」
後ろ手に縛られ身動きのとれない二人は梓を睨みつけた
梓「唯先輩……それは駄目です」
唯「そうだ憂は!?」
梓「ああ憂ですか、憂もここの何処かにいますよ この部屋じゃないですけど」
唯「あずにゃんが……私たちを誘拐したの……?」
梓「ええそうですよ」
唯「何のために……?」
梓「今日の帰り聞きましたよね 拷問について」
唯「拷問……」
梓「興味あるんです、親しい人に苦痛を与えるとどうなるか」
唯「おかしい……いつものあずにゃんじゃないよ……」
梓「いえ私は正常です さ、行きますよ」
梓は唯の腕を掴んだ
唯「やだ……やめろっ!」
唯は咄嗟に梓の手を振り払おうとした
ゴスッ!!
律「唯!!」
唯「あ……がっ……」
梓「うるさいですよ」
梓に顔面を殴られ、唯は堪らず鼻血を出す
唯「うええ……いだいよお゛……」
梓「大人しくしないともっと殴りますよ?」
唯「は、はひ……」
梓は唯を再び掴む
律「待てよ」
梓「何ですか? 律先輩」
律「唯に手ぇ出すな 代わりに私を連れてけ」
唯「はぐっ……りっちゃん……?」
梓「律先輩が唯先輩の代わりに拷問を受ける気ですか?」
律「そうだ」
梓「へえ……まあ私はどっちでも構いませんが」
唯「だ、ダメだよ……りっちゃん……」
律「大丈夫だから、行くぞ梓」
梓「はいはい……」
律は梓に連れられて部屋から出て行った
唯「うう……りっちゃん……」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 03:01:07.47 ID:8pW80xoJ0
しえん
これは期待だ
別の部屋
澪「う……私いったい……」
まだ痛みの残る頭で澪はゆっくり起き上がる
純「澪先輩! 大丈夫ですか!?」
澪「鈴木さん……? ここはどこなんだ……?」
純「分かりません……私も気が付いたらここに……」
澪「くそ……縛られてて動けないな」
どうせ黒幕はムギだろ・・・
また別の部屋
憂「う、うう〜!」
和「どう憂?」
憂「ダメだよ和ちゃん……ほどけないよ……」
何とかロープを外そうとするが少女の力では到底不可能だった
憂「お姉ちゃん……」
さらに別の部屋
紬「…………」
そこには琴吹紬がいた
彼女は木材をTの字に合わせた十字架に磔にされていた
梓「ふふ……気分はどうですかムギ先輩」
梓は中に入ってきて紬に尋ねる
紬「お、お願い……助けて……息が……苦しい……」
紬はボロボロ涙を流しながら訴える
梓「苦しい? 痛いんじゃないんですか?」
紬「う……苦しい苦しい!! 息出来ないよおお!」
紬の手首には太い釘が刺してあり、それで彼女を十字架に吊るしていた
人間は吊るされると横隔膜が圧迫され呼吸が出来なくなってくる
今の紬の状態がまさにそれだった
紬「お願い助けて……死んじゃう……」
梓「分かりました、死んでしまったら拷問になりませんからね」
納得した様子の梓はハンマーを持ってきて紬の吊るしていた十字架を横から叩いた
衝撃で垂直だった十字架が横に倒れる
紬「は……はぁっ……はぁ……!!」
宙づりの状態から解放された紬は涙目になりながら息を荒げた
梓「窒息しなくて良かったですね」
梓はしゃがみ込むと、紬の手首の釘に釘抜きをかけた
紬「ひっ……!」
ズボッ!
紬「あぐっ!!」
釘を抜かれた衝撃で紬を激痛が襲った
梓「暴れないで下さいね……」
梓は言いながらもう片方の手首の釘も引き抜いた
紬「うう……痛いよお……」
梓「まだ痛い程度で済んでるじゃないですか」
紬「梓ちゃん……何でこんなこと……」
梓「何ででしょうね……しいて言うなら、個人的に興味があったからですかね」
紬「興味……?」
梓「ムギ先輩の綺麗な肌に傷をつけるとどうなるんだろう……痛いのが嫌いな澪先輩に拷問したらどんな悲鳴を聞かせてくれるんだろう……」
梓「可愛い声を発する唯先輩の口を縫いつけたらどんな顔をしてくれるんだろう……とか」
実際すぐにばれそうだよね
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 03:12:49.69 ID:cHviDuBf0
きもい
紬「ひどいよ……」
紬は後悔した
何で止められなかったんだろう
『ムギ先輩、拷問器具とかってどうやったら手に入るんでしょうか?』
梓がそんな言葉を発した瞬間に察するべきだった
梓「ここには世界中のあらゆる拷問道具と処刑道具を集めてます」
紬「…………」
梓「まあ安心して下さい 極力殺さないようにするので」
紬「梓ちゃん……」
梓「あ、そうだ」
紬「?」
梓「次の人を決めて下さい」
紬「は……え?」
梓「拷問された人が次に拷問される人を決めて下さい」
紬「何……それ……」
梓「ムギ先輩が十字架刑を受けたのも、律先輩が『次はムギだ』って言ったからですよ」
紬「嘘……」
梓「残念ですけど本当です さ、誰ですか?」
紬「そんなの……選べないよ……」
梓「ああすいません 選択肢を言ってませんでしたね」
紬「そういう意味じゃない!」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 03:16:07.40 ID:HEomxk0z0
今頃琴吹家のSPが救出に向かってる頃だろ
梓「うるさいな……」
ガスッ!
紬「はぶっ!?」
紬は顔面を梓に蹴飛ばされ、後方に転がった
紬「あぐぐ……」
梓「平沢唯、秋山澪、真鍋和、鈴木純、平沢憂 さあ誰ですか?」
紬「ううう……」
梓「あ、自分を選ぶのはナシですよ」
紬「うわあああああん!! 選べないよおおおおお!!」
紬は大声で泣き喚いた
梓「ムギ先輩、難しく考える必要はありません 誰が自分にとって一番ダメージが小さいか、罪悪感がないかで決めればいいんです」
紬「…………」
梓「唯先輩たち3年生は付き合いも長いから選び辛いでしょうね じゃあ2年生だったら?」
紬「…………」
梓「あと5秒」
紬「…………」
梓「3、2、1……答えを聞きましょうか」
紬はずっと俯いていたが、そこでとうとう口を開いた
紬「…………す、鈴木さん」
梓「あーあ……」
紬「!?」
梓「純は私の親友ですよ? ムギ先輩は私に純を傷つけさせるんですか?」
紬「うう……ごめんなさい……」
梓「なーんて……予想の範疇ですよ」
梓はうすら笑いを浮かべると部屋から出ようとした
紬「待って……」
梓「何ですか?」
紬「りっちゃんは……?」
梓「死んでませんよ、今は休んでもらってます」
紬「…………」
紬はそれきり何も言わなかったので梓は部屋をあとにした
二番煎じつまんね
紬がかわいい。
梓「二人とも生きてますか?」
澪「あ、梓!?」
純「梓……どういうこと?」
梓「澪先輩」
澪「な、何だ……?」
梓「純が拷問されてるの見たいですか?」
純「な!?」
梓「まあアレはこの部屋にあるから見たくなくても見ちゃうことになるんですが」
澪「な、何を言って……」
純「そ、そうだよ……私を拷問するとか……」
梓「仕方ないでしょ、純が選ばれたんだから」
純「は……!?」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 03:22:29.54 ID:ceUVF+SC0
二番煎じどころじゃねーぞ
梓「さてと……」
梓は部屋の隅からある物体を出してきた
澪「ひっ!」
真っ先に澪が悲鳴を上げる
全身を鋭い刺で覆われたその椅子は見る者を恐怖に陥れる
純「審問椅子……」
梓「あ、私が話したの覚えてたんだ」
審問椅子は異端審問に使われた拷問具である
椅子のいたるところに金属製の刺が設置してあり、椅子に座らせた人間を拘束具で締め付け全身に刺を突き刺す仕組みになっている
純「梓……嘘だよね?」
梓「ごめんね純……」
梓はそう言うと、鉄の棒を取り出した
純「え……!?」
ゴスッ!!
澪「ひいいいい!」
純「は……がっ……」
梓は鉄棒を下から上に振りぬいて、純の顎を強打した
純「は……っが……うげえ……」
ボタボタと血を落としながら純はのた打ち回る
梓「これでもう抵抗できないよね」
純「い゛だいよ゛お゛……み゛おぜんばいい゛……」
澪「梓……やめろ……」
梓「やめません、さあ行くよ純」
梓は純のロープをほどくと、立たせて椅子に座らせた
純「いやああ……」
梓「まだ別に痛くないでしょ? その状態だと刺は刺さらないんだよ」
純「助けて……」
梓「ほらこうやって……拘束具で締め付ければ……!」ギュウウ
純「ひぐぅ!!」
梓「お、刺さった刺さった」
純「いだいいい゛い゛!!」
澪「あわわ……」
梓「ねえ純、痛い?」
純「いだいよお゛おお!!」
梓「審問椅子の本領はね、火にあるんだよ」
梓はそう言うと、何処からかライターを取り出した
純「ああ……やめて……」
梓「大丈夫だって」
梓が椅子の下に火をつけようとした瞬間だった
澪「やめろおおおお!!」
梓「に゛ゃ!?」
梓の体が吹っ飛ぶ
澪に体当たりされたのだ
澪「はぁ……はぁ……」
梓「いたた……」
澪「鈴木さん! 大丈夫!?」
澪は審問椅子に駆けよる
しかし腕は縛られているので純の拘束をとくことは出来なかった
梓「足も縛っておけばよかったかなあ……」
梓が血の混じった唾を吐きながら立ちあがった
澪「梓! いい加減に……」
ドゴッ!!
梓「黙れよ」
澪「ぎゃあああああ!!」
梓は容赦なく澪の顔面を鉄の棒で殴った
純「澪先輩!」
梓「あーあ……ムカついたなあ」
澪「は……ぐぐ……」
梓「澪先輩は牛の中にでも入ってもらおうか……」
澪「う……がっ……」
梓「純はとりあえず解放してあげる」
梓は純を椅子からおろすと、彼女の手足をきつく縛った
純「うう……」
梓「次は澪先輩でいいよね……?」
澪「りつう……たすけて……」
梓「さ、行きますよ」
澪「嫌だ嫌だ!!」
梓「聞きわけがない人だなあ……」
その時、携帯の音が鳴った
梓「!?」
澪「……?」
梓「まさか……」
梓は慌てて制服のポケットから携帯を取り出した
梓「あ…ああ……」
携帯の画面を見た梓の顔が途端に青ざめていく
澪「(どうしたんだ……?)」
梓「み、澪先輩は後回しですね……」
澪「え……?」
唯「うう……りっちゃん……」
泣いている唯がいる部屋の扉が開けられる
唯「あ……あずにゃん……」
梓「次は唯先輩の番ですよ……」
唯「あずにゃん血が……」
唯は梓が頭から血を流しているのを指摘した
梓「ああコレですか? 返り血ですよ」
梓は淡々と答えると唯に近づいた
唯「りっちゃんは……?」
梓「ふふ……絶賛拷問中ですよ」
唯「そ、そんな……」
梓「人の心配より自分の心配をしたほうがいいですよ」
唯「ひっ……」
梓「唯先輩の声ってすごく可愛いですよね……」
唯「んんっ!?」
梓が唯の口を手のひらで塞ぐ
梓「唯先輩……可愛いなあ」
唯「んー! んんんーっ!?」
梓「私、前からやりたかったことがあったんですよ」
唯「ぷはっ!」
梓は唯の口から手を離す
手のひらについた唯の唾液を舐めながら梓は懐から大きなホッチキスを取り出した
唯「ホッチキス……?」
梓「そう、私の拷問はホッチキスですよ」
唯「はがっ!?」
梓は唯の唇を無理やり閉じさせた
唯「んむっ!? (何する気なの……まさか……!?)」
バチッ!!
唯が考えを巡らせるよりも早く、梓がホッチキスを操作した
唯「――――っ!!!!!」
バチッ! バチッ!
唯が悲鳴をあげる前に、もう二つ針が唯の口を閉じてしまった
唯「――っ!!」
唯の悲鳴は喉の奥に封印された
地獄の痛みを耐えながら唯はのたうち回る
梓「痛そうですねえ」
梓はニヤけながら唯を眺めた
唯「んぶっ!! んぶぶぶ!!」
梓「ひひ……いい眺めです」
唯「うううううううう!!」
口が開けられない、想像を絶する痛み
それらが重なり唯は極度の緊張状態に陥っていた
唯「ううー!!」
梓「残ってるのは憂と和先輩です」
唯「!?」
梓「唯先輩にとって大切な人ばかりを残しました さあ選んで下さい」
唯「??」
唯は訳が分からず痛みに耐えるしかなかった
梓「と、言っても……次は憂にしろって言われてるんですけどね」
梓はクスッと笑うと、唯を放置して部屋から出て行った
澪「ぐ……」
さっき殴られたところが痛む
澪は体を起こそうとしたが、痛みと体を拘束されているせいで動けなかった
澪「鈴木……さん……大丈夫……?」
純「…………」
純から返事は返ってこない
おそらく気絶してるのだろう
澪「くそっ……なんでこんなことに……」
「みおー?」
澪「え…?」
不意に聞こえた声に澪が顔を上げる
澪「り、律……!? お前無事だったのか……よかった」
律の姿を確認した澪はほっとした
律「澪、怪我してるな……」
律はゆっくり澪に近づいてくる
やがて澪のすぐ近くにしゃがんだ
澪「うう律……痛いよお……」
律「澪は痛いの苦手だもんなあ……うちの馬鹿が悪かったな」
澪「は……?」
うちの馬鹿
確かに律はそう言ったのか
澪「律……?」
澪は律の体をよく見てみた
確かに赤く汚れている
おそらく血だろう
だが、それは律の血ではないことは明らかだった
澪「そ、その血……」
律「ああこれ? 梓の血、何発か殴ったらついた」
律は飄々とした口調で説明する
律「あいつは私の許可なく澪を傷つけたからな、罰だ」
澪「お、お前なのか……?」
律「ん?」
澪「お前がこんなことをやったのか!?」
律「んー……澪はMだよね」
澪「い、いきなり何の話だよ!?」
律「いっつも私を殴ってるからさSかと思われがちだけど……実はMだ、私には分かる」
律は澪の質問には答えず続ける
律「人間は必ずSかMかの二つに分かれる そして私は……」
ブチュッ!!
澪「ひぎっ!?」
律「Sだ」
律は澪の左肩に出刃包丁を突き刺した
澪「うぎゃあああああああああああああ」
律「おー、いい悲鳴だぁ」
澪「りつううう何するんだよおおおおお!!」
律「いやー拷問っていいよな 相手に極限の苦痛を与えれるんだ」
グチュグチュ……
澪「あぎゃあああああああ!!」
律は刺したままの包丁をグリグリと動かした
そのたびに澪が絶叫する
律「澪ちゅわ〜ん可愛いよ〜」
澪「やめでぐれえ゛え゛!!」
ズポッ……
律は包丁を引き抜くと血のついた包丁を舐めた
律「澪の血美味いよ〜」
澪「あ……がが……」
律「澪の足って綺麗だよなー」
律は澪の脚に包丁をあてながら舌なめずりする
律「ちょっとソックス下げるぞ……おお脛も綺麗だなあ」
澪「うう……」
澪はまた刺されるんじゃないかという恐怖でいっぱいだった
律「あ、大丈夫もう刺さないから」
梓「律先輩ここにいたんですか」
律「おお梓」
気づくと、部屋の入口に梓が立っていた
梓「しかし……しっかり傷つけてるじゃないですか澪先輩のこと」
律「澪を拷問できるのは私だけの特権だからな!」
梓「それよりガロットの準備出来ましたよ」
律「うん、憂ちゃんは?」
梓「すでに固定済みです」
律「ガロットって力加減が難しいんだよな〜」
腕をグルグル回しながら律と梓は部屋をあとにした
澪「こんなの……嘘だ……」
澪は絶望に打ちひしがれた
憂「助けて……お姉ちゃん……」
ガロットに固定された憂は最愛の姉に助けを求めた
だが、その声が唯に届くことはない
すでに憂の首には縄がかけられている
律「やあやあ憂ちゃん待ったかい?」
憂「律さん!?」
律「さあ、ガロット作動だ」
律は驚いた憂の言葉には見を貸さず、ガロットのハンドルを握る
律「憂ちゃん、苦しかったら苦しいって言ってくれよ やめるから」
憂「え……!? え……?」
キリキリ……
憂「はっ……う!?」
ハンドルを回すことにより徐々に憂の首が締まっていく
梓「(憂……)」
律「憂ちゃん苦しい?」
憂「が……がぐっ……」
首が締まりだんだん憂の顔が赤くなっていく
憂「う……が……」
律さん苦しい!!
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 04:39:35.48 ID:ORI5Uyjr0
憂ちゃん可愛い
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 04:40:52.60 ID:3k0nJtDX0
ニコ動はここであってますか?
憂「!?」
そこで憂は気づいた
首を絞められてるせいで声が出せない
憂「が……げっ……」
律「苦しいって言わなきゃやめないぞー?」
律は笑いながらハンドルを回し続ける
憂「おご……ぐげ……」
憂はとっくに呼吸が出来なくなり、唇は紫色に変色し始めていた
梓「律先輩、そろそろ……」
律「まあ待て」
梓「でも……!!」
律「うーん……じゃああと10秒」
律は不服そうに言うと手を止めた
憂「う……あぐ……」
梓「…………」
律「憂ちゃ〜ん、生きてるかー?」
律はそう言いながら、さっきまで回してた方向とは逆の方にハンドルを回した
憂の首を絞めていた縄が少しずつ緩んでくる
梓「憂……」
梓は憂に呼びかける
憂から返事は返ってこなかった
律「ありゃ? 気絶しちゃったか」
もうけいおんならなんでもいいんだな
梓「そうみたいですね……」
律「なんだ、つまんね」
ハンドルから手を離すと、律は部屋から足早に立ち去った
梓「…………」
残された梓は曇った顔で憂をガロットから外した
唯「うぶう……ふっ……」
口をホッチキスで閉じられた唯は痛みに涙を流していた
唯「うううう!」
梓「唯先輩大丈夫……でもないか」
唯「……!!」ギロッ
部屋に入って来た梓を唯は睨みつける
梓「唯先輩でもそんな目するんですね……」
唯「うう……」
梓「取ってあげましょうか?」
唯「…………」
梓「取れば口は開きます けど痛いでしょうねえ……」
唯「う、うう……」
その言葉に唯はまた泣き出してしまった
梓「ほら、泣いてちゃ分かりませんよ」
「いつまでやってんだ」
梓「あ、律先輩」
唯「!?」
律「ははっ、面白い顔だな唯」
唯「??」
唯はなぜ律がここにいるのかすぐには理解できなかった
唯「(なんで……りっちゃんは私の代わりに……)」
唯「(こ、これじゃまるで……)」
律「梓……こういうのはさっさとやらなきゃな」
唯「はぶっ!?」
律は唯の口に手をかけた
律「よっと……」ブチッ!
唯「!???」
律は唯の口を閉じていた針を強引に引っこ抜いた
唯「あああああああああああああああああ!!!」
梓「うるさ……」
甲高い悲鳴に梓は嫌悪感を示す
律「まあそう言ってやるな」
唯「痛いいいいいいいいいいいいい!!」
律「やめろよ唯、痛いなんて言うと……」
唯「あああ……」
律「もっと痛くしたくなる」ドガッ
唯「はがっ!?」
律「ホラ、もっと痛がれよ」ドスッ
唯「お、おげえええええ!」ビチャビチャ
律に何度も腹を蹴られ、唯は吐いてしまった
律「唯……」
唯「ゲホ……り、りっちゃん……なんで……」
律「こんなことする理由か? それは唯たちが可愛過ぎるからだよ」
唯「???」
律「友達を肉体的に痛めつけるのが私は一番興奮するんだ」
唯「…………」
唯は悟った
この律には何を言っても無駄だと
律に逆らうと何をされるか分からない
律「じゃあな唯、しばらく休んでろ 行くぞ梓」
梓「あ、ハイ」
和「憂……」
先ほど憂が連れて行かれ、一人で部屋に残された和は憂の身を案じていた
律「元気か和?」
和「……律?」
律「あれ? 意外と冷静だな」
和「冷静じゃないわよ、混乱してて気持ちの整理がつかないの」
律「和はさ、みんなを誘拐して拷問してるのは私だ……って言ったらどうする?」
和「そうなんだ」
律「恐い?」
和「恐くないわ」
律「そんなに震えてるのに?」
和「…………!!」
律「とはいえ私も殺人犯にはなりたくないしな……殺さない程度に痛めつける方が好みだ」
和「……みんなは無事なの?」
律「みんなそれなりに痛い目に遭ってもらった、つーわけで次は和な」
律はそう言うとポケットからガーゼを取り出した
和「な、なにを……」
律「これには薬が染み込ませてある、今から和に嗅がせる」
和「麻酔薬……」
律「そう、悪いことはいわんから眠ったほうがいいぞ」ガバッ
和「むぐっ……」
律「和はメガネないほうが可愛いな」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 05:15:06.31 ID:WNZzb+MT0
ていうか唯と澪がふたなりで最初は律やら梓なんだが最終的には唯澪になるSS教えてくれ
和「んんっ! んんんーっ!!」
もがく和を尻目に、律は和のメガネを外して放り投げた
和「うう………」
律「さーてそれじゃ行きますか」
律「準備できたか?」
梓「はい」
律がとある部屋に和を連れてきた
その部屋は中央に手術台のような台がある
律はそこに和を寝かせた
梓「あれ……先輩のメガネ……」
律「ああ、和はメガネないほうが可愛いだろ?」
梓「いえ別に」
律「あっ、そう……」
梓「ほんとにやる気ですか?」
律「モチのロンよ〜」
律はどこからか大きな斧を取り出した
律「止血の準備は?」
梓「一応、熱した金属で塞ごうかと」
梓の指差す先には熱され赤くなった金属板があった
律「じゃあ始めるか、麻酔が切れる前に」
律は斧を振り上げ、それを一気に振り下ろした
和「んっ……」
律「お、目が覚めたか」
和「ここは……?」
律「手術室」
和「は……?」
律「そういえば、和って右利きだよな」
和「そうだけど……」
律「じゃあ問題ないな」
和「え……?」
和は恐る恐る自分の左側を見た
和「!?」
律「びっくりした?」
和「わ、私の左腕が……」
和の左腕は肩口から切断されそこには無かった
律「まあ右利きだし、問題はないだろう」
和「…………」
律「……何か言えよ」
和「律……アンタ……」
和は律を思い切り睨みつけた
律「強がるなよ」
和「う、うう……」
次第に和の目から涙が溢れてくる
律「本当は達磨にしてやろうと思ったけど、それじゃショック死するかもしれんからな」
律は淡々と答える
和「く……うう……」
律「おー?」
和「律……アンタ最低よ、こんなことして」
律「最低……ね」ドゴッ
和「がっ!?」
律は和の顔を殴った
律「そりゃそりゃ!」ガスッ!ゴスッ!
和「り、律……やめて」
律「なあ和、私が嫌いなんだろ」
和「は……?」
律「生徒会に迷惑かけまくるダメ部長の私が嫌いなんだろ!」
和「そ、そんなこと……」
律「正直に言えよ!」
和「違う!」
律「麻酔なしでやったら……どうなるか……な!!」
梓「律先輩ダメです!!」
梓の制止は一歩遅かった
律は和に向けて斧を振り下ろした
和「ぐげっ……」
律「あ? 死んだ?」
梓「和先輩! 律先輩救急車……」
律「必要ねえよ、そんなことより人間って簡単に死ぬんだな」
梓「律先輩!!」
律「何だ? 梓も死にたいの?」
律は梓の首を掴んで持ち上げた
梓「ぐ……がっ……」ジタバタ
梓が苦しそうに足をバタつかせる
律「ふん……」
律はしばらくすると梓を投げ捨てた
梓「はぁ…はぁ…」
律「和の死体はしばらく放っておけ、ムギのとこに行ってくる」
梓「律……先輩……」
唯の監禁部屋
唯「誰……?」
入口の開く音に唯は起き上がった
梓「唯先輩……」
梓「あずにゃん……?」
紬の監禁部屋
律「ムギ生きてるー?」
紬「えっ……りっちゃん!?」
律「ムギはさ、みんなを誘拐したのが私だって言ったら信じる?」
紬「どういうこと?」
律「言った通りの意味だよ」
紬「なんで……」
律「みんなが可愛過ぎて」
紬「??」
紬は律の言っていることが理解できなかった
律「それと私も晴れて殺人犯になりました」
紬「!?」
律「でも案外平気なもんだな、これからは心置きなく殺せるよ」
紬「りっちゃん……?」
律「次はムギを焼き殺す」
紬「え……?」
梓「律先輩、準備できましたよ」
とある部屋
そこに律は紬を連れてきた
紬「うう……」
磔によって疲弊した紬には律に抵抗する力はなかった
紬「助けて……」
律「諦めろ」
律は紬を非情に切り捨てると、部屋に設置された柱に紬を縛り付けた
紬「梓ちゃん助けて……」
梓「すみません……」
律「今、ムギの下には木片が敷き詰められてる この意味が分かるな?」
紬「火……焙り……?」
律「そう、魔女狩りでもよくやられてた火焙りだ」
紬「助けてよ……りっちゃん」
律「何回目だ? 大丈夫30分も苦しめば死ねるさ」
紬「だ、だったらせめて火をつける前に殺してよ!」
律「だーめ、そんなんじゃ楽しくないだろ?」
紬「ううう……」
律「じゃあ……点火!」ボッ
紬「ひっ……」
炎は瞬く間に木片を飲み込んでいく
紬「あ、熱っ……」
上へと逃げようとする熱が容赦なく紬の体を襲う
律「ムギ……ありがとな、大好きだよ」
紬「あああああああああ!! 助けて助けてええ!!」
紬「熱いよおおお!! お母さあああん!!!」
次第に部屋に肉の焦げる異臭がしてきた
律「人の焼ける臭いは不快だなー」
紬「ああああああああああああああっ!!」
梓「もう……これ以上は……!!」
律「あん? 梓?」
梓はバケツに入った水を紬目掛けてぶっ掛けた
律「なぁ!?」
紬「はーっ……はーっ……はーっ……」
律「何してんだよ梓! 火が消えちまったじゃねえか!」
梓「焼殺は駄目です! 色々あとが面倒です」
律「まあ確かに……臭いもヤバイしな」
梓「焼殺以外にしてください」
律「なんだよー 面倒くさくなっちゃったな」ゴソ
律は懐から拳銃を取り出した
梓「それですか……」
律「ムギ……つーわけで火あぶりはやめるよ」
律は紬の額に銃口を押し当てた
紬「ひっ……」
律「安心しろよ、今度は苦しまなくていい」
紬「りっちゃ……」
ズガンッ!!
その紬の言葉を遮るように、律は引き金を引いた
梓「うっ……」
律「ふぅ……」
梓「ムギ……先輩……」
既に息絶えた紬を見ながら梓は呆然と呟いた
律「やっぱ拳銃で殺すのはつまんねーや」ポイッ
律は拳銃を投げ捨てると、部屋の扉に向かった
律「あ、そうだ いいこと思いついたぞ」
憂の監禁部屋
律「憂ちゃん起きてるか?」
憂「律……さん?」
律「落ち着いて聞いてくれよ、和とムギは死んだ」
憂「なっ……!?」
律「このままじゃみんな死んじゃうなあ……」
憂「お姉ちゃんは……?」
律「そこでだ! 憂ちゃんに頼みがある」
憂「頼み……?」
律「今から憂ちゃんを殺す、その代わり唯やみんなは助ける」
憂「ほ、本当ですか?」
律「うん、本当だよ」
憂「ぜ、絶対に約束して下さいね」
律「もちろんだ じゃあ行こうか」
憂は不信感に駆られながらも律に連れられて部屋から出た
憂「ここ……ですか?」
憂が連れてこられた部屋
そこには大きな台
梓「憂……」
律「この板で憂ちゃんを殺す」
憂は律に促されて、二枚の板に挟まれる
憂「くっ……」
憂を挟んだ二枚の板にはレバーが付いており、このレバーを回すと板同士が密着する仕組みになっている
つまり中に挟まれた人間は圧死する
律「ほーら憂ちゃん……最期に言いたいことあるか?」
憂「わ、私が死ねば本当に……みんな助けてくれますか?」
律「もちろん、私は約束は守る女だ」
梓「…………」
梓には分かっていた
律は約束を守る気なんかないだろう
結果としてもう二人も殺してしまったんだ
口封じのために律は全員殺す気だろう
それは自分も含まれるかもしれない
律「じゃあ死のうか憂ちゃん……」
憂「…………」
律「梓ぁ!」
律が梓を呼ぶ
梓「は、はい!」
律「お前が殺せ」
梓「は、はい!?」
律「私だけ殺人犯にする気かよ? 梓もひとりくらい殺しとけ」
梓「い、いやです……」
律「は?」
梓「私は殺したくありません!」
律「てめえ……今更何を言ってやがる!!」ドガッ
律が梓の頬を殴る
梓「ひぐっ……」
律「やれよ早く!!」
律は強引に梓の手を引いてプレス機のレバーを握らせる
梓「お願いです許して下さい!! 私は憂を殺したくない!」
律「憂ちゃんだけ特別扱いは出来ねぇよ、さあやれ」
梓「うう……」
憂「あ、梓ちゃん……」
律「そのレバーを回すだけだ! 1分もすりゃ憂ちゃんは死ぬ! それだけだろうが!」
梓「できないできない! できるわけない!!」
まくし立てる律に梓は尚も抵抗する
律「そうかよ……分かった!」
梓「あっ……!?」
律は梓の顔面を思い切り殴りつけた
梓「うごっ……」
衝撃で梓の小さな体は吹っ飛び、梓は床に倒れた
律「鼻の骨折れちゃったな」
梓「は……がっ……あ……がが……」
律「麻酔なしで切断すると死ぬかな……」
律は鋸を梓の右手にあてた
梓「やめてえええ!!」
律「そうだな……どうせなら梓には絶望の中で死んでもらおう」
梓「うぐ……」
律「憂ちゃんの断末魔でも聞けよ」
律は立ち上がるとプレス機のレバーに手をかけて回し始めた
憂「うっ……」
無論、板に挟まれた憂に逃げる術はない
律「はははっ!!」
憂「うぐぐっ……」
メキメキ……
憂の耳に自分の骨が軋む音が聞こえる
それが憂の恐怖を助長した
律「まだ喋れるだろ? 何か言っとけよ」
憂「……けて」
律「お?」
憂「助けてええ!! お姉ちゃん助けてええ!!!」
律「ホラ梓聞けよ! これがこいつの最期の言葉だ!!」
憂「いやだあああ死にたくないよお!!」
ギギ……
梓「律……先輩……やめて……」
憂「うびっ……」
その憂の悲鳴の直後、不意に律の回すレバーが軽くなった
憂「…………」
憂を挟む板から血や体液が洩れてくる
それは憂が死んだことを意味していた
彼女は全ての内臓が破裂して絶命してしまったのだ
梓「憂……」
律「ほら簡単だろ?」
律は死んだ憂をプレス機から引きずり出すと、床に置いた
律「じゃあ次は梓の番だ」
律が再び鋸を取り、梓に近づく
その瞬間だった
バァァンッ!!
律「うがっ!?」
銃声、そして律は鋸を落とした
律「澪……てめえ……」
扉には秋山澪、平沢唯、鈴木純の姿
唯「憂……あああ……」
入ってきた唯の目に無残に殺された妹の姿が飛び込んできた
唯「憂……ういいいいいい……」
唯は死んだ憂を抱きしめ静かに泣いた
唯「ごめんね憂……助けてあげれなくて」
そして、唯は死んだ妹の目を静かに閉じてやった
唯「澪ちゃん、銃借りるね」
唯は澪にそう言うと、静かに銃口を律に向けた
バァァンッ!!
律「ぎゃあああああ!!」
唯は律の右足を撃ち抜いた
純「梓……大丈夫?」
梓「ごめんねえ純……」
律「なんで動けるんだよ!? くそくそっ!!」
律は体を引きずりながら壁にもたれかかった
唯「あずにゃんのおかげだよ、ここまででもう分かるでしょ」
律「梓ぁ……てめえ裏切って……」
梓「律先輩が和先輩を殺した時に私は分かったんです」
梓「このままじゃ全員殺されるだけだと……ならいっそ……」
律「ち、ちくしょう……」
澪「もうすぐここには警察が来る ホラ律、ちゃんと罪を償うんだ」
澪が律に手を差し伸べた
律「や、やめろぉ!」
その手を振り払い、律は体を引きずって反対側に逃げた
律「はぁ……はぁ……」
どうすればいい……?
どうすれば逃げられる!?
敵は4人……
拳銃は唯が持ってる……
律「…………」
律「ああ分かったよ、降参だ」
律はそう言うと、両手を上げた
梓「律先輩……」
律「それにしても驚いたなー、唯が人を撃てるなんて」
唯「……」
律「憂ちゃんを殺したのは悪かったよ、でもな……」
そこで律は素早く、壁際に落ちていた棒に手を伸ばした
唯「もう……抵抗するな!!」
すかさず唯は拳銃を律の肩に向けて撃った
律「があああっ!」
弾丸が肩に命中し仰向けに律は倒れる
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 06:27:30.95 ID:dty0Vr1eO
唯さんカッケェ
律「梓……梓ぁ!!」
梓「…………」
律「何やってるんだよ……澪を殺せ……唯を殺せ……鈴木を殺せええええ!!」
律「早くしろ……早くしろおおお!! うあああああああ……」
唯「澪ちゃん……終わったね」
澪「ああ……」
30分後、警察が突入して田井中律と中野梓は逮捕された――
ふむ
半年後
唯「憂……和ちゃん……行ってくるね」
今日はりっちゃんとあずにゃんに判決が下る日だ
私はそれを今日見届ける
澪「唯、おはよう」
唯「うんおはよう澪ちゃん」
澪「純ちゃんは?」
唯「裁判所で合流するって」
澪「そうか」
唯「澪ちゃんはりっちゃんのこと許した?」
澪「許してないよ、それに唯のほうが許せないだろ律のこと」
唯「そりゃあね……」
などと話してるうちに裁判所に到着した
純「おはようございます」
澪「おはよう純ちゃん」
唯「じゃあ行こう」
裁判長「中野梓に懲役8年の実刑判決を言い渡す」
梓「…………」
梓は黙って一礼すると、席に座った
裁判長「そして田井中律に」
律「…………」
裁判長「死刑を言い渡す」
律「はは……」
律はその場に崩れ落ちると、静かに肩を震わせた
澪「ああっ……あ……」
唯「澪ちゃん……」
ほどなく泣き崩れた澪を唯は優しく抱きしめた
数年後
今日は死刑執行日
絞首台の前に律は連れてこられた
看守「最期のお茶とお菓子だ、悔いのないように味わっておきなさい」
テーブルの上には紅茶と菓子
律は静かにそれを口に運んだ
律「(やっぱムギのお茶とかのほうが……美味いな)」
食べ終わると律は立ち上がり、看守に頭を下げた
看守「何か言い残すことがあれば書いておきなさい」
律は渡された紙に一言文字を書いて看守に渡した
看守「確かに受け取りました」
律「じゃあ……お願いします」
殺してくれってお願いするのも変な感じだな
と律は思い、笑みを浮かべた
律は目隠しをさせられて踏み板の上に移動させられた
そして首に縄をかけられる
律「う、うう……」
どんなに頑強な犯罪者でも死の瞬間には恐怖する
たとえ直前はどれだけ強がっていようとも
それは律も例外ではなかった
律「離せ……離せよお!!」
突然、暴れ出す律
看守「押さえろ!」
律「ちくしょう離してくれええ!! 死にたくないんだよおお!!」
律「澪……澪助けてくれよ……幼馴染だろ……」
律「唯……ムギ……梓……助けてよ……」
律「うう……お母さん……お父さん……聡……」
看守「(やれ!)」
看守は合図する
直後、律の体は踏み板が外れて下に落下した
律「がっ…………」
律「み、み……お……」ガクッ
二日後、某刑務所
梓「澪先輩……」
澪「久しぶりだな梓」
梓「どうしたんですか?」
澪「この前、律が死んだよ……」
梓「そう……ですか」
澪「それでこれを……」
澪は梓に紙を手渡す
梓「…………」
『みんなごめんな』
『私は今から死ぬよ』
『あの世で憂ちゃんたちに会えるといいな……なんて』
『みんな大好きだ』
『田井中律』
梓「……馬鹿」
澪「本当に……馬鹿だよな律の奴……」
んん
唯「憂……和ちゃん……りっちゃんが死んだってさ」
唯「りっちゃん、みんなのこと大好きだって……」
これで良かったの……?
なんでこんなことしちゃったの……?
唯「ねえ、りっちゃん……」
何度も問いかけても答えは返ってこない
唯「りっちゃんの……馬鹿……」
おわり
イイハナシダッタナー
ふーん
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 12:34:19.63 ID:hwv73oWd0
つまんね
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 13:00:19.85 ID:MZICLjU30
だったら殺すなよバカ律
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 13:16:22.91 ID:CXM9cZaCP
こころが3流ならこれは5流
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 13:24:17.46 ID:PDdGGmHS0
途中がもろデスノート
澪がただの男口調でクソとか言い出しちゃうし口調すら把握出来てないなら書くなよにわか
今の日本で死刑とか言われてもねぇ
律が死刑ならあと梓も死刑や
拷問書くのも簡単じゃないんだな
俺嫌いだけど、紬拷問すごい