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【【鋼鉄処女】の手に大剣は握られていなかった】
【一度死の淵に沈んだ身体を無理矢理引き上げ、半ば生き返ったと言っても過言ではない【鋼鉄処女】の身体からは】
【その能力が跡形もなく消え去っていたのだ】
【では、消え去った能力はどこへいったのだろうか?】
【死と引き換えに生を与えた者は、一体どれほどのモノを差し引いたのだろうか?】
それはてめえにやる
俺にはもう必要のないものだからな
能力は重複しねえからその内消えるだろうが
てめえが目を覚ますまでの間ぐらいは持つだろう
それじゃ……な
【そう言い残すと【鋼鉄処女】はどこかに去っていった】
【【神之箱庭】の手には一塊の血に濡れた大剣が握られていた】