桂三枝「新婚さんいらっしゃいのお時間でーす！」

桂三枝「はい、それでは一組目の新婚さんを呼んでみましょ」

山瀬まみ「はい！」

桂三枝&山瀬まみ『新婚さんいらっしゃーい』

会場の拍手と共に新婚さん登場。

桂三枝(嫁は白人かいな。ご主人はデブやな。)

桂三枝「お嫁さんべっぴんやなー！ご主人はごっつええ体しとるなー！」

軽く頭を下げつつ愛想笑いをする夫婦。

桂三枝「そんじゃ、早速主人の方から自己紹介たのんますー」

主人「はい！福岡県から来ました、青木和夫、28歳です！」

桂三枝「ほぁー、福岡県から。わざわざ遠いところから来はったなー」

桂三枝「んじゃ、次はお嫁さん、よろしくお願いしますー」

嫁「ハイ、ワタシハ青木ジョゼフィーヌ、22才デス」

桂三枝「はー、奥さんは生まれは外国の方？」

嫁「イイエ、生マレテ コノカタ鳥取デス」

桂三枝「それじゃ、何でカタコトなん！」

嫁「いや、キャラが立つかなと思いまして。」

桂三枝「ズコー！」

桂三枝「キャラが立つってなんやねん！しかも流暢に話せるやん！名前は本当にジョゼフィーヌか？」

ジョゼ「それは本当です」

桂三枝「調子狂うわー！それじゃ、ご主人のお仕事は何をしてるんですか？」

和夫「はい、ゲームのプログラマーをしております！」

和夫(エロゲーのな・・・)

桂三枝「ほぉー、んじゃ嫁さんとはどこで知り合ったん？」

和夫「初めて出会ったのは、渋谷の録音スタジオですね。
妻は昔、声優をしておりまして、会社で新しく出すゲームの録音をしている時に・・・。」

山瀬まみ「へぇー」

桂三枝「ほんじゃ、ジョゼフィーヌさんのその声に惚れたわけやな！」

和夫「ま、まぁそうですね。」

桂三枝「そんじゃ、ジョゼフィーヌさん、旦那さんと初めて出会った時、どんなセリフ言ってたん？」

ジョゼ「えぇー、恥ずかしいなぁー」

桂三枝「ええやんええやん、ちょっと言うてみ」

和夫「いや、ちょっとそれは・・・」

ジョゼ「アアウン！！スーッ！
イエア！！！イエス！！！イエエエエス！！！スーッ！
アアゥ！オーァウ！！スーッ！サンクス！！！サンクス！！！スーッ！！！」


桂三枝(こいつ絶対外人やろ！！！ちゅーか、洋ピンのAV女優やろ！)

和夫(もう親戚に会えねぇ・・・)

桂三枝「・・・どんなセリフやねん！！！」

ジョゼ「んー、出会った時、和夫さんはちょっとエッチなゲーム作ってたんですよ」

桂三枝「アアゥアアゥて、何しとんねん！ちょっとエッチどころやないやろ！
これに惚れるて、ご主人、あんたエライ変態ですな！」

和夫「・・・ハハッ」

桂三枝「もうええわ、それじゃ控え室でお待ちになっとって下さい」

山瀬まみに案内され、青木夫婦は控え室に移動した。

桂三枝(ふぅ、エライのが来たな)

桂三枝「ほいじゃ、二組目いこか！」

山瀬まみ「はい！」

桂三枝&山瀬まみ『新婚さんいらっしゃーい！』

その掛け声と共に、現れたのは
放送禁止ギリギリ裸同然の美少女のイラストがプリントされた抱き枕を抱えて、
黒縁メガネをかけ痩せ細った青年であった。

桂三枝(なんやこいつ！新手の新婚さんか！？ちゅーか、嫁がおらんがな。)

和夫(これ、ウチが出したゲームのキャラじゃねぇか・・・)

桂三枝「・・・、えーと、どうコメントして良いのか分からんのやけどー・・・。」

桂三枝「嫁さんはどこ？」

痩せメガネ「こ、この方です！」

痩せメガネは自分が持っている抱き枕を、
F1レーサーが優勝トロフィーを掲げるのように揺さぶりながら持ちあげた。

桂三枝「それが嫁さんか！あーあー、んー。」

桂三枝(前の新婚よりもっとエライのが来たな！こいつを選考したスタッフ、絶対クビにしてやるからな！)

桂三枝「ほいじゃ、とりあえずお名前から聞こか！」

痩せメガネ「ウッドブリッジ・タケシ、24歳です。」

桂三枝「ウッドブリッジ・タケシって、芸名でっか？」

痩せメガネ「本名です。」

桂三枝「変わった名前やなー！ほんで、何処から来たん？」

痩せメガネ「日本から来ました。」

桂三枝「日本からって、大雑把過ぎるがな！何県から来たん？」

タケシ「あ、東京です。」

桂三枝「じゃあ東京ていいなはれや！」

桂三枝「ほいじゃ、嫁さんの名前は？」

タケシ「あ、ちょっと待ってもらえますか」

タケシはノートパソコンを広げ、幾つかのコードを抱き枕に?げた。
そして、タケシがパソコンを操作すると
抱き枕から音声が発せられた。

抱き枕「私はバリカン星の南アフロ共和国の姫、レイア・ウッドブリッジ！16歳よ！」

桂三枝「えーとな、色々突っ込みたいんやけど、取りあえず16歳って若いなー！」

桂三枝「苗字は同じなんやな！」

タケシ「はい、役所で手続きを踏んで、苗字を変えました。」

桂三枝「ズコー！」

桂三枝「役所で手続きを踏んで、苗字を変えました。

桂三枝「あんたホンマもんやな！」

桂三枝「この結婚を、周りの友達はなんて言うたん？」

タケシ「あ、友達はいません」

桂三枝「せやろな！」

タケシ「あ、でも兄が異次元婚だなって言って感心してました。」

桂三枝「それ感心とちゃうで！絶対呆れられとるで！」

タケシ「母も喜んでました。」

桂三枝「んなわけあるか！」

タケシ「子供は3人欲しいです！」

桂三枝「出来るか！！！」

桂三枝「もう、漫才してんのとちゃうで！んじゃご主人は仕事は何をしてんの？」

タケシ「む、無し」

桂三枝「あー無職な。不景気やしなぁ！にしてもよく結婚したなー！」

桂三枝「ほいじゃ、一応、決まりやから二人の馴れ初めを聞こうか。」

タケシ「重い病にかかった妹を直す薬を手に入れる為に、
闇の結社から奪った最新鋭の宇宙船に妹と二人で乗り込み、
迫り来る数々の追っ手から逃げつつ広大な宇宙を航海していたのですが、
先の戦いで宇宙船が壊れ、バリカン星に不時着したのです。

宇宙船からなんとか脱出すると、北パンチパーマ王国の王子との政略結婚に嫌気がさし
お城を飛び出したレイアが、人型のモンスターに痴漢され、
スクール水着が今にも脱がされそうになっていた所を助けたのですが、
勢い余って市中引き回しの刑にしたのが最初の出会いで・・・」

桂三枝「長いわ！ほんじゃ、嫁さんがモンスターに襲われてた時、嫁さんは何て言うてたん？」

支援

タケシ「少々お待ちください」

タケシがカチカチとマウスを操作する。

レイア「アアウン！！スーッ！
イエア！！！イエス！！！イエエエエス！！！スーッ！
アアゥ！オーァウ！！スーッ！サンクス！！！サンクス！！！スーッ！！！」

桂三枝「せやろ！わし、その声優さん知っとるで！」

まみちゃんももっと喋れよ

俺は見ている

桂三枝(こいつとこれ以上喋っとったらBPOから苦情がくるな・・・。)

桂三枝「ほいじゃ、二組の新婚さんが揃った所で、定番のペアマッチのコーナー！
16枚のパネルから、神経衰弱の様に 同じ絵のパネルを探してプレゼントをゲット！
今回はハワイ旅行は当たるでしょうか！」

山瀬まみが先攻後攻を決めるクジを二組の新婚さんに渡す。

桂三枝「はい、そんじゃ先攻はウッドブリッジ夫妻、後攻は青木夫妻！」

山瀬まみ「それでは、ウッドブリッジ夫妻からパネルを選んでください。」

タケシがノートパソコンのマウスをクリックする。

レイア「やっぱり私が1番ね！」

山瀬まみ「1番！」

ピロリロリンという音ともにパネルが裏返る。

やばぜばびでず！

山瀬まみ「イエス・ノー枕です。」

タケシ「じゃあ、8番で。」

山瀬まみ「8番！」

ピロリロリン

山瀬まみ「イエスノー枕です！すごいー！」

タケシ「やったね！レイア！一緒に寝よう！」

桂三枝(抱き枕が枕を使うんかい。)

山瀬まみ「続いてどうぞ！」

タケシ「5番で。」

ピロリロリン

山瀬まみ「寝ゲロです」

桂三枝(誰の寝ゲロやねん！)

山瀬まみ「それでは次どうぞ！」

タケシ「5番で。」

山瀬まみ「もう選んでます」

タケシ「じゃあ、9番！」

ピロリロリン

山瀬まみ「電動オセロでしたー。」

桂三枝(もう何も言うまい。)

山瀬まみ「では続きまして、青木夫妻どうぞ！」

ジョゼ「16番ネ！」

ピロリロリン

山瀬まみ「スカパーチューナーです！」

山瀬まみ「スカパーを契約しないとお持ち帰り出来ません」

和夫(何だよそれ)

桂三枝(スポンサーえげつないわー)

山瀬まみ「それでは次のパネルを選んでください」

ジョゼ「7番ネ！」

山瀬まみ「スカパーチューナーです！おめでとうございます！」

ジョゼ「オゥ！イェア！スーッ！
マイゴッド！スーッ！サンクス！！！サンクス！！！スーッ！」

和夫(スカパー契約しなきゃいけないのに、何こいつ喜んでんのw
まぁいい。まだ俺たちのターンだ！)

ジョゼ「続いて、2番ネ！」

山瀬まみ「高性能パソコン。」

和夫(キタコレ！)

和夫「13番！」

ピロリロリン

山瀬まみ「カルシウムです！」

和夫(うわ死ね)

山瀬まみ「では、ウッドブリッジさんどうぞ！」

タケシ「12番！」

ピロリロリン

山瀬まみ「巨大ミニトマトです！」

タケシ「2番！」

ピロリロリン

山瀬まみ「高性能パソコン。」

タケシ「あちゃー！そうだった！」

桂三枝「テレビの前に出ると緊張しますからなー！」

その言葉に反応して、無言でマウスをクリックするタケシ。

レイア「あんたには関係ないでしょ！」

桂三枝(うわ、感じ悪！)

山瀬まみ「それではラスト、青木夫妻どうぞ！」

ジョゼ「14番！」

山瀬まみ「寝ゲロです。」

和夫(うわ最悪。でも間違ったら、終わりだし・・・。)

数十秒考える和夫。

和夫「・・・5番。」

山瀬まみ「寝ゲロです！おめでとうございます！」

和夫(悪魔に魂売っちまった。)

山瀬まみ「それでは続いて、パネルを選んでください！」

ジョゼ「11番！」

ピロリロリン！

山瀬まみ「タワシです。」

和夫(タワシ！すなわちハワイ！！！
この中でまだ選ばれていないパネルは・・・ええい！)

和夫「3番！！！」

ピロリロリン！



山瀬まみ「電動オセロです。」

和夫「・・・。」

桂三枝「さぁー、それではペアマッチ終了ー！白熱した戦いでした！
それでは二組の新婚さんが手に入れたプレゼントの中に
ハワイ旅行は含まれてるでしょうか！！！」

桂三枝が勢いよく地球儀を開く。

桂三枝「ハワイ旅行は！！！」

桂三枝「カルシウム！！！残念！！！」

桂三枝「はい、それでは今日は二組ともよう来てくれはりました。
ハワイは当たらんかったけどお幸せに！」

山瀬まみ「お幸せにー」

和夫(スカパーチューナーと寝ゲロでフィニッシュかよ・・・。)

タケシ(それにしてもイエスノー枕って、何がイエスノー何だろう。)
※新婚の夜の意思表示に使うそうです。

死んだお婆ちゃんも曾お婆ちゃんも大ファンだった
何で関西の年よりは皆このエロ番組が好きなのか

かつおぶし

・・・

新婚さん収録終了後

スタッフ「三枝さん、お疲れ様でーす！」

桂三枝「おう、おつかれー。」

スタッフ「今、BPOから電話があったんですが・・・。」


桂三枝(やっぱりな！！！
前はテレビの前で乳を放り出す嫁が来たし、
もう生放送辞めたいわ・・・！)


END

乙
この番組は治外法権だからなｗ

完全に滑ってたな・・・。
最後まで見てくれた人ありがとう。
出直してくるわ・・・。

かおすすぎふいた

人気付けたいなら禁書あたりと組み合わせたりすればいい

禁書知らねぇｗ

普通に楽しめた
次回楽しみにしてるよ