1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
「もう終わりだ…」
校庭で立ち尽くす男が一人いた。音無結弦である。
大好きだった立華かなでに浮気がばれてしまい、振られてしまったのだ。
『もう会わないようにしましょう。さようなら』
先程のかなでの言葉が脳裏に蘇る。
みずみずしい声で脳内再生されるその音声は、
音無の精神を破壊させた。
「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
音無は頭を抱えながら何処かへ走り出した。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 12:58:48.11 ID:beMDDViU0
2get
ABssスレ?
ちょっと期待してるから頑張れ
4 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/04(火) 13:01:53.07 ID:YOaSC34e0
期待と支援
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 13:02:02.36 ID:NqMI/fbu0
たどり着いた場所は女子寮だった。
玄関を全力で押し開いて中へと進入する。
すると、廊下では何人かのNPC(女生徒達)とすれ違うわけだが…
「あ、あなた、ここは女子寮ですよ!!?」
「うるさい」
三秒後、拳銃の発射音が響き渡る。
名もないNPCは音無の凶弾に倒れてしまった。
「きゃああああああ!!」 「いやああああああ!!」
まもなくして、騒ぎは寮全体へと拡大しようとしていた。
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 13:04:48.01 ID:1mrqxefj0
競馬の調教師かと思ったw
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 13:06:46.95 ID:NqMI/fbu0
「うるせええんだよ!! おらあああああああああああああああああああ!!」
吼える音無。今度は拳銃を使わなかった。
あえて威嚇を選択したのは、ただ単に拳銃の残弾が底を突いたからだった。
(先程発射した一発しか入ってなかった)
計画無しに女子寮に浸入したため、容易不十分だったのだ。
まさに若さゆえの過ちに等しい音無の暴挙。しかし、拳銃を手にした男の
叫び声は、少女達を脅えさせるには十分だった。
「ひぐっ…」 「…っ!!」 「うぅ…」
みんなうつむきながら唇を噛んでおり、必死に声を押し殺して泣いている。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 13:11:13.40 ID:NqMI/fbu0
音無は泣いている女の子たちの中で、特に容姿端麗な娘に近づいた。
その少女の前髪をかきあげ、おでこに銃口を突きつけながらこう言った。
「よし。いい子だ。今度騒ぎやがったら頭に拳銃をブチかましてやるからな?」
「…うぅ…う…」
「おい。返事はどうした?」
「は…はい…」
女の子は両手でスカートの裾を掴みながら震えていた。
脅えきっており、悪に対して萎縮しまくっている様子が微笑ましい。
(黒髪のロングヘアーか。クセがなくていい髪質だ。あとでこいつも犯してやる.…)
音無は心の中でそんなことを考えながらにやけていた。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 13:12:09.99 ID:tchIkAF10
f{. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
f} ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ .|
f{ (.___,,,... -ァァフ| ...|
f} |i i| }! }} //|. .|
f{. . |l、{ j} /,,ィ// | |
f} i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ . .|
f{ |リ u' } ,ノ _,!V,ハ | .|
f} .. fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 |
f{ ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽト`|
f} ... ヽ iLレ u' | | ヾlト.|_
/_う ハ !ニ⊇ '/:} V とニ`ヽ
,′ ⊇ 7'T'' / ヾニ., }
l }´ ゙T´ | } !
| {'ー‐ァ―┬───‐┬―、―‐/ |
| ! / ,个____,个 ヽ / l
! l′ /レ: :、: : : : : : : `i、 ,' |
| ! / k―``ー-ュ: :V: ! \.{ ,′
、_/ l、 \ :!:| \_,/
|: ー、__ 〈 : ノ: :l
|`ー-、_:7 i.Y: : : l
| |` : : :!
!、__ ト!: __;. ィ
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 13:17:04.46 ID:NqMI/fbu0
音無は必要以上に女の子の髪の毛を触りまくった後、ムラムラしてきたので
いかんと思い、目的を達成するために頭を切り替えた。
「ふぉおおおおおおおおおおおおおおお!!」
奇声を上げながら階段を駆け上がり、三階でかなでの部屋を探した。
しらみつぶしに各部屋の扉に設置してあるネームプレートを確認するが、
立華かなでの名前はどこにもなかった。
イライラが限界に達し、四つんばいの体勢で怒鳴り声を上げた。
「なんでねえええんだよおおおおおおおおおおお!!」
その二秒後。
「ちょ…そこの君…そこで何をしているのですか?」
廊下を歩いていた女教師に見つかってしまった。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 13:22:17.88 ID:NqMI/fbu0
音無は四つんばいの体勢を崩さず、極めて冷静にこう対応した。
「ああ。こんにちわ。私は不審者じゃありません。
懇意にしている女生徒の下着を盗みにきました」
「…?」
「なんですか? その不審なものを見るような目は?
先生は俺のことをバカにしていますね?」
「いや…えっと…」
次の瞬間、油断した女教師は音無のタックルを喰らうのだった。
思わぬ不意打ちに教師は吹き飛び、音無を恨めしそうに睨みつけてくるのだった。
「三階にねえなら四階を探すしかねえな!!」
音無はそんな女のことは全く無視して再び階段を駆け上がるのだった。
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 13:27:36.24 ID:NqMI/fbu0
音無は付き合っていたかなでに振られた。
今まで十四回ほど浮気をしたのが発覚したためだ。
ちなみに、音無に罪悪感は全くないし、これからもどんどん浮気を
しようと思っている。なぜなら、無数の女の子と仲良くするのが音無が
死後の世界に来た理由であり、使命だからだ。
「もうやめなさい」
音無は、背後からその言葉で足を止めた。
止めざるを得なかった。
「結弦。これ以上罪を重ねないで」
もうかなでの部屋は目前に迫っていた。
しかし、立華かなで本人に泣きそうな声で止められては仕方がない。
振り返ると、案の定かなでは目に涙を溜めていた
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 13:32:04.10 ID:NqMI/fbu0
「かなで…おまえがそんなに哀しんでいたなんて…知らなかったよ…
かなで…約束するよ……俺はもう二度と…他の女の子たちと・・・ 」
音無も涙声になっていた。
愛する少女のはかなげな表情が彼の心を鷲掴みにしたのだ。
そっとかなでに近づいて両手で抱きしめようと思ったが…
「なんてね。私が許すと思う?」
「えっ」
「イきなさい」
音無の胸倉にハンドソニックが突き刺さった。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 13:35:34.54 ID:KAnPV3rE0
しえn
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 13:39:16.45 ID:NqMI/fbu0
音無が意識を失った後も、かなでは執拗にソニックで刺しまくった。
血しぶきが飛び交い、肉に刃物が刺さる気持ち悪い音が木霊する。
「うふふふふふふふ.…」
かなでは無表情だった。
今までの恨み(浮気されたこと)が募っており、
気が済むまでまで音無の身体をもてあそぶのだった。
やがて真っ赤に染まった音無の死体を抱きしめながら
「ごめんね結弦。痛かったでしょ? でも私の心はもっと痛かったのよ?」
「…」
死人に口はない。だが、ここは死後の世界。放置しておけば自然と音無は生き返る。
「後で仲直りしましょう。そうすればいつか自分の馬鹿さに気がつくわ。
あなたは私のことだけ見てればいいの」
かなでは音無の唇にそっと口付けしたのだった。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 13:41:11.02 ID:byFsmOEz0
支援
17 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/04(火) 13:41:21.17 ID:YOaSC34e0
しえn
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 13:42:08.01 ID:YlFgQ5C90
遊佐やらユイに浮気するやつの続編か
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 13:47:24.22 ID:NqMI/fbu0
次の日、失意の音無は学校の廊下を散策していた。
授業を受けるつもりはないし、暇つぶしにガルデモの練習でも
見に行こうと思ったのだ。
「えーと。たしか空き教室で練習しているんだっけ」
やがて廊下の一角から、演奏している音が聞こえてきた。
この曲は恐らく千敵だなと思いながら教室の扉を開けようとしたが、
「何してるんですか音無さん? ガルデモメンバーの追っかけですか?」
「な…おまえは…遊佐か…」
「はい。ガルデモ・オペレーターの遊佐です。すでに自己紹介したはずですが」
ヤンデレ天使ちゃんかわいいよ
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 13:51:56.16 ID:NqMI/fbu0
「おい。そんなにくっつくな」
「いいじゃないですか。ここなら誰も見ていませんよ」
遊佐は嫌そうな顔をする音無に迫っていた。
大胆にも強引に腕を絡ませて密着している。
妖艶に微笑むその顔は、普段の冷静沈着な印象とは正反対だ。
「不満そうな顔ですね。私といると嫌ですか?」
「いや…別に嫌じゃないんだが…」
「なんです?」
「かなでに…もう浮気するなと言われてて…その…なんていうか…」
音無はエサを喰い損ねたシマウマのような顔でそう言った。
かなでに対する恐怖心から、他の女の子とイチャつくのは控えようと考える
ようになったのだ。昨日あれだけ刺されてしまっては無理もない。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 13:53:56.96 ID:9UEKC5Xl0
直井「音無さん、僕がいるじゃないですか」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 13:57:22.86 ID:NqMI/fbu0
冷静さと状況判断に優れる遊佐は、今こそ音無を
口説き落とすチャンスだと考え、さらに色っぽい声で音無に迫る。
「かわいそうな音無さん…。すっかりかなでさんに脅えてるのね…。
もうかなでさんのことは忘れて私を選んでくれていいんですよ?」
「し、しかし…」
「私があなたを守ってあげます…ねえ、これから時間があったら私と
いいところへ行きませんか?」
豊満な胸を、ギュッと音無の腕に押し付けていた。
かなでと遊佐はロリキャラという点では一致しているが、
胸の大きさは正反対だ。
「ねえ音無さん?」
「…っ!!」
音無の脳内ではトーマスが・・・
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 14:06:13.53 ID:NqMI/fbu0
発射する前にTKが現れた。
「やめなはれええええええええええええ!!」
遠くから走ってきた彼は、音無に突っ込んだ。
「ぶほおお!?」
殴られた勢いで尻餅をつく音無。
TKは音無の胸倉を掴むと、唾のかかりそうな距離で説教を始めた。
「もう浮気はしないってかなでの前で誓ったじゃないか!!
それなのになんで遊佐に心を奪われそうになってるんだよ!!
胸か? 胸に惑わされたのか!!」
ゆっさゆさ
26 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/04(火) 14:11:18.41 ID:YOaSC34e0
TKwwwwwwwwwwww
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 14:12:04.94 ID:NqMI/fbu0
TKは状況が理解できず唖然としてる音無に対し、言いたい放題だった。
「ロリで巨乳を選ぶべきか?
それともロリは貧乳であるべき?どっちでもええやん!!
あんたはただの変態だ。ロリコンの変態だよ。好きなほうを選んだらいい」
「…」
「いや、でもやっぱロリは貧乳に限るよな? …。そうだよ。
ロリなのに巨乳って矛盾してるンやああああああああああああああああ!!
つまり、立華かなでさんは完成されたロリペドキャラなんやああああああああ!!」
TK(自称・九州男児)の魂の叫びだった。
「…ゴチャゴチャうるせえ奴だ。もういいから離せよ」
音無は静かに切れていた。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 14:12:09.11 ID:bodHbMkX0
これはヒドイ
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 14:14:10.46 ID:9UEKC5Xl0
このTKは絶対目出してる
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 14:17:03.72 ID:NqMI/fbu0
「おいTK」
「は、はい…」
TKは萎縮していた。音無のただならぬ迫力に圧倒されていたのだ。
好き放題話していたのが嘘のように縮こまり、
音無の前で直立不動の状態だった。
「TKちゃん。おまえ、なんか勘違いしとりゃせんか?」
「は、か、勘違いですか?」
音無の眼光はタカの様に鋭く、TKは目をあわすことが出来なかった。
「俺は一流のペドフィリアだ」
「…」
「九州男児を名乗るおまえに一つ忠告しといてやろう。いいかよく聞け」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 14:22:19.11 ID:NqMI/fbu0
「君はロリが胸の大きさについて是非を説いた。大きな間違いだ」
「は…間違い…なのですか?」
「無論。幼女や少女に胸の大きさなど関係ない。たとえそれが無乳だと
してもだ。肝心なのは」
「か、肝心なのは…?」
「幼女を愛する行為そのものだ」
音無はTKの足を踏みつけた。
つま先のあたりをぐりぐりと重量をかけてやった。
TKは悲鳴をあげはじめるが、それはかまわず音無は話を続ける。
「ところでさっきの一撃な。結構痛かったぞ?」
「ひぃ…お許しを…」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 14:27:06.36 ID:NqMI/fbu0
音無は手を二回叩くと、まもなくして直井が出現した。
肩膝をついて音無に恭しく頭を下げる。
「音無さん。何なりとご命令ください」
「奴を彫れ」
「奴とは…TKのことでしょうか?」
「左様だ。さっさとやれ」
音無はそれだけ言い残して去っていくのだった。
忠実なる僕である直井はTKに襲い掛かり、彼を縛り上げて
から強引に愛を教えてあげるのだった。
廊下にはTKの泣き叫ぶ声が響き渡ったが、ずっと音無を見守っていた
遊佐は不満そうな顔で指を加えていた。
「音無さんったら…私を放置するなんてひどいです…」
33 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/04(火) 14:31:12.06 ID:YOaSC34e0
支援
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 14:31:26.79 ID:NqMI/fbu0
それから数日が経過したが、遊佐は執拗に音無に付きまとうようになった。
「私とずっとこの世界で生きるんです。そうすればそのうちかなでさんの
代わりが見つかるかも。そうです。それまで私が音無さんを慰めてあげます」
音無に出会っては口説く毎日。音無とて遊佐が嫌いなわけではなのだが…
「自慢じゃないですけど。私ってかなりの美少女じゃないですか?
私に誘惑されてうれしくないんですか? ねえ。さっきから黙ってますけど、
本当は興奮してるんでしょ? それはそうですよね。だって音無さんはロリk…」
背伸びした遊佐がプルプル震えながら音無の耳元で話し続けていた。
音無はあまりにも彼女がしつこいので頭にきてしまい、つい手が出てしまった。
「うっせー!!」
「あん…」
突き飛ばされた遊佐が甘い声を発した。
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 14:36:54.37 ID:NqMI/fbu0
尻餅をついた遊佐は、なぜか頬を赤らめて照れていた。
「これが…愛のムチですか」
「んなわけねえだろ!! いい加減にしろよ!! このストーカー女め!!」
「……もっと」
「あ?」
「……もっと罵って下さい」
「はぁ? 頭イカれてんのか?…この変態オペ子!! 腹黒歌姫(マキマキ)!!」
「あっ……す……すごい……です……」
遊佐は自身の人差し指を舐め始めた。
ちゅばちゅばとキャンディをくわえる仕草が余計にやらしい。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 14:40:19.98 ID:NqMI/fbu0
さらに恍惚とした表情で胸を触り始めた。
小さな手からはみ出るほどの大きさの胸を揉みながら、
途切れ途切れにセリフを吐いている。
感じているのか、いじらしく動く両足と黒タイツが艶かしい。
「おい……なにしてる?」
「ナニを…してます…あぁ…あふん…」
「だらしない顔しやがって……そうか。おまえがこんな異常者だとは知らなかったよ。
普段は涼しい顔してるくせに、とんだ化け猫じゃないか」
音無は遊佐から距離を取った。ショックで顔を引きつらせている。
「なんですかその目は? まるで私がおかしいみたいじゃないですか」
「十二分におかしいよ! とにかく、あんまり俺にかかわらないでくれよ。
俺はとっとと消えるんだからな」
「あっ…どこに…?」
遊佐の引き止める声を無視し、音無は去ってしまった。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 14:44:54.96 ID:NqMI/fbu0
その日の夜の男子寮にて。
ベッドに横になった音無は、立華かなでのことを想いながら、
どうやって浮気性を直すべきか考えていた。
生まれながらの女好きである彼にとって浮気するのは呼吸をするのに等しい。
色々と方法を練った、美少女が勢ぞろいしているこの不可能ではないかと思い、
いっそのこと成仏して楽になってしまおうかと考えるほどだった
そんな調子で頭をかかえて悩みまくるのだった。
(ああ…イライラする……ちくちょう………)
そう考えていても悩みはさらに増す一方である。
落ち着くためにとりああえず本でも読もうと想い、
本棚へと手を伸ばしたが、異変が起きてしまった。
「な…?」
掴んだのは遊佐の胸だった。
38 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/04(火) 14:46:14.01 ID:YOaSC34e0
な・・・?
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 14:47:53.29 ID:NqMI/fbu0
制服越しでも確かに感じる柔らかい感触に、音無の脳がフリーズした。
遊佐はどういうわけか、本棚の前で発情期のうさぎのような顔をしているのだった。
「こんばんわ」
遊佐が挨拶した次の瞬間、音無が激しく起き上がった。
急いで彼女から距離を取って警戒する。
「ちょ……おま……え? ……なぜここに…?」
聞きたいことは他にも色々ある。
だが今はこれだけでいい。
とにかく、彼女が部屋に侵入してきた目的について尋ねなければならない。
「音無さんが寂しい思いをしてないかと思って
遊びに来ちゃいました。迷惑…でしたか?」
音無は全力で迷惑だと答えたかった。
しかし、遊佐の手には怪しげなナイフが握られている。
下手なことを言えばどうなるか分からない。
己の身を案じ、音無は唾を飲み込む。
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 14:53:08.68 ID:NqMI/fbu0
「は、はは……め、迷惑だなんて……そんな…」
愛想笑いをするのが精一杯だった。
一応時刻を確認したが、すでに日付が変わっていた。
「うふふ。そうですよね? 音無さんならそう言ってくれると思ってました」
「あはは……」
「ところで…質問してもいいですか?」
「…なんだ?」
「なぜ、立華かなでさんの写真を握り締めているんですか?」
遊佐の視線が音無の手元の写真に注がれていた。
握られたせいでくしゃくしゃになっているかなでの盗撮写真。
横顔を写したそれは、生暖かい白濁液でドロドロになっている。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 14:58:15.61 ID:NqMI/fbu0
「理由は簡単。俺がロリコンだからだ」
「……ゲス野郎」
遊佐が取り出したナイフを片手に、音無へ飛び掛かった。
水の流れのような美しい動作である。
「…っ」
反射的に音無は回避行動にでる音無。
一瞬でベッドから飛び起きて床へ落下した。
ズボ…。
なんとも間の抜けた音がしたが、ナイフは枕に深々と刺さっていた。
銀色の刃が蛍光灯の光を反射してギラリと光る。
「すみません。手が滑っちゃいました。テヘ」
遊佐は無機質に微笑んだ。
あいかわらず抑揚のない声である。
瞳孔の開ききった狂気の瞳が、音無を睨み続けている。
さる
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 15:03:07.32 ID:NqMI/fbu0
(こ、この女…………やばい!! 目がいっちゃってるよ!!)
遊佐を完全な異常者と判断した音無は、廊下へ飛び出した。
付近の扉を叩いて就寝中のNPC達を
叩き起こすことにしたが、返事はもらえなかった。
どうやら、彼らは夜中は眠るようにプログラムされているようである。
その結果、音無の必死の叫び声だけが空しく木霊した。
同時に、美声の魔女に追いつく時間を与えてしまった。
「どうして逃げるんですか。音無さん?」
「ほわあああああ!!」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 15:09:50.18 ID:NqMI/fbu0
背後から肩を叩かれて仰天し、反動で彼女を突き飛ばしてしまった。
遊佐は壁に身体をしたたかに打ちつけたが、かまってなどいられない。
さらに逃走を続ける。
階段を駆け下りて玄関を突破。
ついに校庭に出てしまった。
頼りない街灯に照らされた広大な敷地。雰囲気は十分。
夜一人ぼっちでいるのは結構辛かった。
(誰か…誰でもいい……助けて…くれ…!!)
音無は息があがっていた。
心臓がばくばくと音を立てているのは、全力疾走の疲れに恐怖心が重なったためだ。
何気なく後ろを振り返ると、悪魔の形相で追いかけてくる遊佐嬢が視界に入る。
(う…)
戦慄し鳥肌が立つ。もはや抵抗は無意味だと悟ったのだった。
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 15:11:23.06 ID:wAAkigBHI
ヤンデレかよ
遊佐嬢抱きしめたくなった
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 15:14:09.92 ID:bg3UXyPr0
遊佐ヤンデレ似合うな
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 15:14:22.57 ID:NqMI/fbu0
脱力して大の字に寝そべり、夜の空を眺めた。
なんとなく満月が見れることを期待していたのだが、
残念ながら三日月だった。
中途半端なその形に多少苛ついていると、
とうとう小柄な金髪少女が目前にやってきたのだった。
「音無さんは追いかけっこが好きですね」
「もういい。好きにしろ」
「何がですか?」
「おまえは息一つ切らしてない。どのみち逃げ切ることは不可能だ。
仮に戦ったとしてもおまえには勝てないだろう」
音無は夜空だけを見ていた。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 15:18:35.19 ID:NqMI/fbu0
「音無さん…こうしましょう」
「…?」
「音無さんは今日から私と付き合うんです。そうすれば許してあげます」
「……ちょ!?」
遊佐が音無にのしかかり、その湿った唇を押し付けてきた。
「動かないで下さい…」
遊佐の吐息が漏れる。
動くなと言われても、音無は抵抗する気など微塵もない。
上着を脱ぎ始めた遊佐の胸元から漆黒のブラジャーが見え始めた。
かすかに漏れる月明かりで照らされた遊佐の身体は、あまりも魅力的だった。
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 15:20:50.16 ID:YLxdwYgp0
シマ条さんのSS書いた人か?
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 15:22:05.60 ID:NqMI/fbu0
ゆったりとした動作でスカートを脱ぎ、ブラと同じ色のショーツを
音無の前に披露した。それに即座に反応した音無の股間が膨れ上がる。
男子高校生にとって、遊佐ほどの美少女の身体は極上のエサだ。
音無は生唾を飲み込みながら遊佐の動作を見守っていた。
「気持ちよくさせてあげますね」
「やめ…」
「うふふ。ここをこんなに立派に立たせているのに。
そんなこと言っても説得力ありませんよ?」
「…!!」
「お願いだからもう何も考えないで」
遊佐の瞳が獣のように怪しく輝く。
52 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/04(火) 15:26:36.80 ID:YOaSC34e0
支援
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 15:27:18.93 ID:NqMI/fbu0
>>50 いかにも。私がシマウマです。
___________________________________
それからは完全に遊佐のターンだった。
一糸纏わぬ姿になった後、音無の上にまたがり、ゆっくりと腰を下ろす。
いきり立ったモノを締め付けて離さない彼女の内部の暖かさ、
揺れ続ける巨乳、上下に揺れ続けるツインテールが印象的だった。
音無はただ寝ているだけだった。
なのに遊佐は積極的に動き続け、音無を刺激続けた。
性の快楽に乱れる遊佐の顔があまりもいやらしくて、
身体が燃え盛るように熱くなった。
遊佐は時より口を開いては音無に愛の言葉をささやき続ける。
そのエッチな唇を見ていると、全身が燃えるように熱くなる。
たまらなくなってすぐに絶頂に達した。
一瞬の快楽の後の余韻に満足することなく、
再び身体が情熱を求め始めようとする。
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 15:31:17.77 ID:NqMI/fbu0
あのピンク色の唇に吸い付きたいと思い、今度は音無から遊佐に迫った。
「…きゃ」
押し倒された遊佐の軽い悲鳴。
今度は音無からの強引な口付けだ
両手で豊満な胸を触りながらドロドロした唾液を味わう。
乳房を握っている手は力がこもっていたが、遊佐は抵抗せず
それを受け入れていた。
「好きだ…」
「はい…」
その短い会話だけで十分だった。
遊佐は自身の計画がうまくいっていることを悟られないように
したたかに微笑み、口付けを再開した。
一つの生き物のように動き続ける舌を絡ませ、あふれでる唾液を交換し続ける。
両手でお互いの身体を抱き寄せ、淫らな足をからませる。
黒いタイツを吐いている遊佐の太ももの柔らかい感触がたまらなかった。
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 15:36:36.44 ID:NqMI/fbu0
両者の体はグランドの土で汚れてしまっているが、
それを気にする余裕もなく求め合っていた。
音無は彼女のいたる所に手を伸ばした。
背中や腰、太ももからお尻まで触れるところは何でも触った。
遊佐はそれがくすぐったくて、短い声を発してくれるのが可愛かった。
「大好きです…」
「ああ……」
土の上を何度も転がりながら体勢を入れ替え、心と身体の温もりを確かめあう。
結果的には、二人がそうしていたのは三十分にも満たなかったが、
音無たちには何時間にも感じられた。
情熱を持て余した身体が炎のように燃え盛っていた。
それでもまだ体力が余っている二人は寮の部屋で熱烈に愛し合い、
強烈な脱力感と睡魔に襲われるまで行為を続けたのだった。
_____________________________________
疲れた。少し休憩させてくれ。
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 15:41:35.09 ID:KvZCkb8p0
寒いんだけど
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 15:41:53.58 ID:diFpHNzl0
しえんたー
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 16:04:45.93 ID:NqMI/fbu0
ちょうどそのころ。
「結弦。…また、浮気しちゃったんだね…」
校舎の屋上で涙を流している天使の姿があった。
くやしそうに唇を噛み締めながら恨めしそうに
音無たちのことを見ていた。
「どうして…どうして…私は浮気されるの…?
そんなに私って魅力ないのかな…?」
目が真っ赤に染まっており、文字通り血走っている。
ここ数日、遊佐が音無に迫っているのは風の噂で
聞いてきたのだが、生徒会の仕事が忙しくて対応する暇がなかったのだ。
音無とも数日会っていない。
「あの女…許せない……殺してやるわ…」
かなでは闘志を燃やしながら行動を開始したのだった。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 16:08:59.79 ID:NqMI/fbu0
音無が自身の過ちに気がつくのはその三日後だった。
かなでにおもしろいモノが見れるから体育倉庫に来てと言われ、
行った。するとなんとそこは全裸で縛られた遊佐嬢がいた。
後ろ手に縛られて床に寝かされており、口には猿轡を噛まされている。
かなでは彼女を踏みながら冷静に見下ろしている。
「結弦。全てはこいつが悪いのね?」
「え…」
「この女が結弦を惑わしたんだよね?」
かなでが微笑むと、手にしたロータのスイッチをオンにした。
すると遊佐がビクンビクンと反応して身体を揺らし始めた。
あらかじめ遊佐の秘所にはローターが挿入されていたのだ。
「うmmmm…」
猿轡の奥からくぐもった喘ぎ声が発せられる。
遊佐は頭を左右に振りながら嫌がっていた。
しなやかな金色のツインテールが肩にかかっている。
60 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/04(火) 16:09:16.65 ID:YOaSC34e0
支援
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 16:13:05.60 ID:NqMI/fbu0
「ほらほら。苦しそうな顔してどうしたの?
あんたはMだから一方的に責められるのが好きなんでしょ?」
かなでの足は遊佐の頭の上にあった。
遊佐は屈辱的な体勢に涙を流しつつもローターの刺激に
我慢できず、頭がボーっとしていた。
「あそこで結弦があんたの恥ずかしい姿を見てるよ?
今どんな気分なの?」
「んmmmmm…」
「あ、そうよね。猿轡を外さないと喋れないモンね」
そう言って口の枷を解いてやった。
「ぷはぁ! …あぁん…!! 音無さん…助けて…ぇええ!!」
お尻を突き上げた体勢で音無を見上げる遊佐。
頬を伝う美しい涙が彼女の魅力を一層引き立てていた。
「あんた…まだ結弦のこと諦めてなかったんだ…とんでもない雌豚ね」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 16:18:38.48 ID:NqMI/fbu0
かなでは木製のムチを取り出した。旧トルコ軍が使用したものであり、
一見すると教師が使用する指示棒のように見えるが、強力な拷問具である。
「一分間だけ耐えてみせなさい」
「ひぃ…!!」
宣言どおり地獄の一分間が始まった。
ピシイと鋭い勢いでムチがしなり、遊佐の純白の背中に叩きつけられた。
痛みで飛び上がりそうになった遊佐だが、両手は拘束されている。
さらに追い討ちをかけるように定期的にムチが振り下ろされ、遊佐を
心身ともに痛めつけるのだった。みみずばれを通り越して出血してしまった
その背中にかなでがそっと触れると、遊佐は泣きながら許してくださいと
懇願し続けるのだった。
かなでは遊佐の声があまりにも悲痛に満ちたものだったので笑ってしまった。
絶句してる音無の姿が目に入っていないのか、お腹を抱えて笑い続けていた。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 16:23:25.87 ID:NqMI/fbu0
遊佐は、ムチの想像を絶する痛みに、かなでの靴の裏を舐めてでも助かりたいと
思っていた。あんな痛いもの一撃でも耐えられないほどなのに、この女を
怒らせればもっと酷いことをされるかもしれないのだ。
「許してください…許して…もう許して…」
「あははははははは。たのしーー!!」
かなでは無邪気な顔でさらにムチを振り下ろそうとしたが…
「もうやめるんだ」
正義面した音無がその手を握った。
「結弦? その顔はなに? もしかして怒ってるの?」
「もちろんだ。もうおまえにキチガイぶりにはこりごりだよ。
おまえには人の心がないのか?」
「なんのこと? 人を傷つけるのってそんなに悪いことだったかしら?」
「…おまえ!!」
反射的にカッとなった音無が、かなでに平手打ちした。
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 16:27:36.80 ID:NqMI/fbu0
かなでは目を見開いたまま固まってしまった。
その瞳には何の感情も宿しておらず、一見すると
怒っているか哀しんでいるのか判断がつかない。
音無はさらにかなでを叱ってやろうと考えたのだが、
なぜか悪寒を感じていた。背中にツーッと冷や汗が流れ始める。
「うっ…どお…して…おこる…のぉ?」
「!?」
「ひどいよぉ……うぅ…うっ…」
「かなで…おまえ…」
「うわああああああああああん!!」
かなでは声を上げて泣き始めたかと思うと、音無の胸へダイブした。
音無は子供のようにワンワン泣いているかなでに意表を突かれてしまったが、
とりあえず頭をそっと撫でてやるのだった。
かなでは音無の背中へ手を回し、密着したまま離れようとしない。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 16:31:23.46 ID:NqMI/fbu0
音無は遊佐の安否の方が気になるのだが、今はかなでの相手を
しなければらないので忘れることにした。
持参していたハンカチでかなでの涙を拭いてやると彼女は
うれしそうに目を細めるのだった。
「……抱いて」
「えっ」
「……お願い。寂しいの。今すぐ抱いて」
かなでは色気づいているようだが、音無はそんな気分ではなかった。
今まで遊佐を痛めつけていた女をいきなり性的に見ろといわれても無理がある。
かなでに対する畏怖はあっても性欲はそうそう沸いてくるものではない。
「………結弦?」
かなでの声にかすかに苛立ちが混じる。
恐らく音無が返答をよこさないことが不満なのだろう。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 16:35:30.39 ID:NqMI/fbu0
もしかして誰も見てない?
見てるよ
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 16:38:10.00 ID:byFsmOEz0
見てるよー
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 16:38:43.69 ID:g/hlMy/i0
実はちょこちょこ見てます
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 16:39:17.64 ID:K2mt/7SB0
なにこれよくわからない
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 16:43:02.29 ID:NqMI/fbu0
音無は頭を接待モードに切り替えて対応した。
「あ、ああ。もちろんさ。キスしようか…」
「うん…」
そのとき。
「音無さん…私を見捨てちゃうんですか…?」
遊佐嬢がチワワのような瞳で音無を見つめていた。
縛られた一糸纏わぬ美少女が放った視線に、音無が発情してしまった。
(うわわああああああああああああああああああああああああああああ!!)
同時に、遊佐の美しい身体を汚したかなでに対する恨みが
燃え盛り、音無は衝動的にかなでを突き飛ばしてしまった。
「きゃ…?」
まさか暴力を振るわれるとは思ってなかったかなでは
派手に倒れてしまった。腰を痛そうに抑えながら
睨んでくるが、音無はかなでに伸し掛かって唇を奪った。
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 16:48:39.35 ID:NqMI/fbu0
「んn…く、苦しい…!!」
「…」
「苦しい…!! やめてってば!!」
「うるせえよ!! このキチガイ女!!」
「っ…!!」
音無の拳がかなでに振り下ろされた。
かなでは生前でも男に殴られたことは一度もなかった。
白い肌をあざで赤く染まり、音無に対する恐怖心が生まれ始める。
「おまえにだけは暴力は振るわないつもりだったんだがな…。
考えが変わったよ。おい直井。出て来い」
「はい。音無さん」
あらかじめ打ち合わせしたかのようなタイミングで出現した直井。
音無はかなでに呼び出された際、最悪の事態を考えて
ひそかに直井を同行させていたのだ。
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 16:53:09.75 ID:NqMI/fbu0
「かなでを犯す。この女が抵抗しないように拘束するぞ」
「はっ」
直井は恭しく頭を下げると、太い拘束用ロープでかなでの腕を
縛り始める。これにはたまらずかなでもハンドソニックを詠唱して
抵抗しようとするが、音無の手で口を塞がれてしまった。
さらに適当な布でかなでの口をしっかりと塞ぐと、
かなでが怒りと悲しみが混じった表情で音無を見てくる。
「きひひひ。いい目じゃネエか」
ダークサイドに堕ちた音無はかなでの制服のボタンを強引に外した。
上着を脱がしてブラを引きちぎるように外してやる。
ピンと張った乳首にしゃぶりつくと、かなでが顔を歪めた。
なぜかその辺に捨ててあった洗濯バサミを手にしてかなでの
乳首に装着してやった。
74 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/04(火) 16:53:16.09 ID:YOaSC34e0
支援
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 16:57:15.82 ID:NqMI/fbu0
「ムググググ…!! いはひゃああい!!」
かなでは嫌がっているが、かまわずもう一方の乳首にも同じように
洗濯バサミをつけてやる。
「んんんんん!! はめへええええ!!」
かなでの目に涙がたまってきた。
身体を必死にくねくねさせて痛みから逃れようとするが、
太い縄で後ろ手に縛られている。
幼い顔を苦痛に歪める彼女に欲情した音無は、
スカートの中からパンツをずり下ろした。
「んんn!!」
かなでが自由な足を暴れさせるがそんなものは無意味だ。
脱がされた白いショーツは投げ捨てられ、スカートを捲られてしまった。
ほぉ
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 17:01:36.51 ID:NqMI/fbu0
無防備な秘所に手を触れてこするように手を滑らす。
かなでは頬を真っ赤に染めて抵抗するが、音無と直井の
二人で押さえつけられる。
やがて湿ってきたそこに音無の指が挿入される。
きつく閉じられたそこを開拓するように何度も出し入れし、
二本目の指が入る頃には、かなでの抵抗が弱くなってきた。
「直井。かなでの布を外してやれ」
「はい」
指示通りに動く直井。
布はよだれでびしょ濡れになっていた。
ようやく自由に話せるようになったかなでだが、
音無の指の動きに耐え続けるので精一杯だった。
「どうだかなで? 一方的に犯される気分は?」
「あっ…ああん……だめ……」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 17:05:23.64 ID:NqMI/fbu0
「うん? ちゃんと喋らないと分からないだろう?」
「はぁ……はぁ……そんな…とこ……だめぇ…」
早まる音無の指の動きに、かなでの吐息が荒くなり始めた。
時より痺れるように身体を反応させ、唇から唾液がこぼれ続ける。
「おいおい。なんてだらしない顔してるんだよ生徒会長さん?
他の生徒が見たら失望するだろうなぁ。この淫乱」
「んはぁ……わ……私……淫乱なんかじゃ……ないもん…」
「そんな気持ち良さそうな顔しながら言っても説得力ないぞ」
「はぁ…はぁ……ぁあ……」
「おい。もうイキそうか? この変態女」
音無はゆでだこのように真っ赤なかなでの顔をじっと見ていた。
そしてそろそろ彼女の絶頂が近づいてきていることを悟り、
かなでから急に距離を置いたのだった。
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 17:09:42.52 ID:NqMI/fbu0
「ゆづる…?」
かなでが不安そうな声で音無に問いかける。
いいところで焦らされたので身体全体が欲求不満だった。
音無はそんな彼女を全く無視して遊佐に近寄った。
「傷は大丈夫か? 自分で動けるか?」
「は、はい。もうほとんど完治しています」
音無は遊佐の傷が癒える時間をある程度計算していたのだ。
遊佐の拘束を解いてやり、慈悲深い顔で彼女を抱きしめたのだった。
「音無さん…うれしいです…やっぱり最後には私を選んでくれるんですね…」
「ああ。もうかなでとは別れるつもりだ。愛してる。遊佐」
「うれしい…うれしいです…」
どちらともなく口付けが開始された。
それは愛し合った者達の気持ちを確認する行為だ。
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 17:12:34.06 ID:g/hlMy/i0
今更だけどこういうタイプのSSはVIPじゃあまりうけない
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 17:13:24.64 ID:NqMI/fbu0
音無が横目でチラリとかなでを見てみると、末代まで
祟られそうな勢いで睨まれた。こんな怖い顔をする女は
見たことがないほどだった。
「ゆづる!! やめて!! そんな女に騙されちゃ駄目!! ハンドソニッ…」
「キサマ。大人しくしろ!!」
詠唱しようとしたかなでを押さえつける直井。
口には再び布が巻かれて足まで縛り上げられてしまった。
「そこで大人しく音無さんたちの愛し合う姿を見ているがいい。
負け犬のキサマにはお似合いだ」
「くっ…むぐぐぐ」
「そう睨むなよ。僕に決定権はないんだ。恨むなら音無さんを恨むがいい」
直井は音無の忠実な下僕だ。音無のためなら神にでも悪魔にでもなる。
任務のために私情を一切封じ込めることができるという点では、
音無以上の冷酷者と言えるだろう。
_________________________________________
疲れた。
てかなんで俺こんなん書いてるんだろう。たまにそう思うときがある。
でもおもしろいよ!
初めて書いたの?
>>82 VIPだけでも二十作品くらい書いてる。
禁書ss書いてる時が全盛期だったかも。
ボッシュ
そろそろ下半身が寒い
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 18:23:40.97 ID:JjdARmDl0
ほす
89 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/04(火) 19:20:25.15 ID:YOaSC34e0
保守
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 20:11:09.81 ID:NqMI/fbu0
「遊佐…ゆっさっゆさだよ…」
「音無さん……クズッぷりが素敵です…男らしいです…」
二人はかなでと直井に見守られる中、映画の俳優のように
芝居がかったキスをしていた。
わざと唾液のやらしい音を立てながら、餌を奪い合うオットセイのように
唇を乳繰り合っており、その姿はかなでを激怒させるのだった。
「ふがががががががが」 (二人とも殺してやる!!)
端正な顔を地獄の嫉妬心で燃やすかなで。
背後から地獄の火炎が燃え盛っているような錯覚さえ感じさせる。
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 20:15:31.17 ID:NqMI/fbu0
「ウウウウウウううううううううううううううううううう!!」
かなでは目から血の涙を流し始めた。
彼女とて若い乙女。音無に中途半端に犯されて
身体が火照っていた。
そんな自分を放置した恨みと目前で他の女と浮気されていることが
重なり、怒りのボルテージは限界を突破している。
「キサマ。さっきからうるさいぞ。音無さんたちに失礼だろうが!!」
直井は乗馬用のムチを構えながら言った。
逆らえば今すぐ痛めつけてやるぞ、という意味での脅しをかねていた。
「ひぃ…」
かなでは見ているこっちが気の毒になるほど真っ青になった。
遊佐に鞭打ちを実施したのは彼女であり、その恐ろしさは
誰よりもよく理解していたからだ。
続きキター
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 20:22:49.26 ID:NqMI/fbu0
「はぁはぁ……はぁはぁ……いいよ……遊佐……」
「んん……わあ……私の……奥まで……音無さんのものが…」
かなでに見せ付けるために実施されている公開セックス。
それはかなでが発狂するまで続行された。
行為中の二人は誰よりも幸せな顔をしており、そこに
他者の介入する余地はなかった。例え教師に目撃されたとしても
二人は快楽を求め続けたことだろう。
結局のところ、二人はベストカップルだったのだ。
事後。
音無はかなでに別れたい旨を告げ、正式に遊佐と恋人になったのだった。
落胆の極みにいたかなではそれを軽く聞き流し、廃人の足取りで
何処かへ消えてしまった。
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 20:40:30.68 ID:bg3UXyPr0
…
保守
ゆっさゆさ
面白い!!!
面白い
支援
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 20:55:30.20 ID:6Lt2YyFv0
\ さいごのガラスをぶち破れ〜 /
* \ 見慣れた景色をけりだして〜 /*
* ( \/ /_∧ <./| /| + /\___
+ ..ヽ/ /Д`/⌒ヽ / .| / / / //
。 / /\/ ,ヘ i  ̄ > \_/ * /____//
し' \_/ i />  ̄ ̄ ̄ ̄
+ i⌒ヽ ./  ̄>__ + 。 ..|| |::
/⌒ヽ i i \( .|/ / /\ + .|| |::
* ..i | /ヽ ヽ *∠__/  ̄ + *..|| |::
ヽ ヽ| |、 \_ノ > <> * || |::
。 \| )  ̄ ./V * 。 .|| |::
____ .ノ ./⌒)∧ / ..+_________||___
。 / し'.ヽ ( .∨ /\________|__|
// し' / /\ + ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 20:57:02.62 ID:6Lt2YyFv0
誤爆しました
申し訳ない
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 21:07:01.15 ID:NqMI/fbu0
さらに翌日。
遊佐と寮のベッドでぐーすか寝ていた音無は、
高松の無粋な声で叩き起こされた。
「音無さん。あなたを連行します」
高松の指示に従い、潜入していた複数のSSS隊員たちが音無を取り囲み、
銃を突きつけてきた。音無は抵抗は無意味と判断した。
自分はともかく、まだ夢の中にいる遊佐嬢にまで危害を加えられては
たまらないからだ。寝起きと共にこのカオスな事態に直面していても、
音無は冷静だった。
高松らが動員されたということはゆりっぺが動いた証拠だからだ。
恐らく、傍若無人な振る舞いをしている音無に制裁を加えるつもりなのだろう。
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 21:11:26.45 ID:NqMI/fbu0
(SSSのメンバーなど所詮は烏合の衆。普通の高校生たちにすぎない。
ゆりの統率力がなければ何もできない無能集団だ)
連行されている音無は手錠をさせられていたが、冷静に状況を分析していた。
(ゆりは真性のレズ、いやかなで激ラブのはずだったな。俺がかなでを
傷つけたのを知って俺に罰を与えるつもりか…)
考え事をしながら立ち止まると、背後の隊員に背中を突かれてしまった。
「立ち止まるな。キリキリ歩け」
(痛えな。ちくしょう。こいつらも後で皆殺しにしてやる。
その前にユリのクソ女をなんとかしねえとな…)
音無はうつむいたままぶつぶつ独り言を呟き続け、
ゆりへの反逆心に燃えるのだった。
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 21:14:48.07 ID:NqMI/fbu0
校長室(作戦本部)まで行くのに時間はかからなかった。
大きな2枚扉を開けると、校長用のイスに厳かに
座っているユリと視線が合った。
「久しぶりね。音無君」
「ああ。ここに来るのは数週間振りかな? もっともこの世界に
時間の経過という概念があるのかが疑問だが」
「…さっそくだけど。私がなぜあなたをここに連れてきたのかは分かるわね?」
ゆりっぺの目つきが鋭くなる。
音無はその迫力に怖気づくことなく、
「もちろんだ。かなでの件だろう」
「ご名答。あんたはすでに犯罪者に等しいわ」
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 21:20:47.82 ID:NqMI/fbu0
「犯罪者だと? 笑わせるな。確かに俺はかなでを暴行し、陵辱し、精神を破壊した。
…ふふ。ああ。最高に気持ちよかったさ。だがな。
かなでを神と信じていじめつづけたおまえらが言うことかよ!!」
音無は唾を吐いてゆりを睨み返した。
「で、俺をどうするつもりだ?牢屋にでもぶち込むか? それとも
かなでの前で土下座でもさせるか?」
「かなでちゃんならそこにいるわ」
「…あ?」
「だから、かなでちゃんならそこにいるって」
「…な、なにぃ……バカな・・・!!」
音無は腰を抜かしてしまった。同時に、自身の正気を疑った。
信じられないことに、かなでは鉄製の折の中に入れられていた。
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 21:25:20.86 ID:NqMI/fbu0
折の大きさはライオンが入るほどの大きさ。
厳重に施錠されており、中から開けるのは不可能であろう。
「にやおおおお…」
哀しそうに鳴いたのはもちろんかなでだ。
スクール水着で頭にはネコミミ。さらに首輪まで装着されており、
完全にペット扱いされている。
音無は肩をすかしてゆりに問いかけた。
「意味が分からん。端的に状況を説明しろ。健常者の俺に分かるようにな」
「かなでちゃんのことが好きなの。今まで四十七回告白したけど振られたわ。
で、昨日廃人となった彼女を拉致してペットにしたの」
涼しい顔で告白するゆりだが、内容は恐るべきものだった。
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 21:29:56.09 ID:NqMI/fbu0
「よ、四十七回…だと……」
音無は再び腰が抜けてしまった。膝がガクガクと震えており、
明日にでも衝天しそうな老人を彷彿とさせるほどの狼狽ぶりだった。
(こ……この女はやばい……ヤバイなんてもんんじゃねえ……。
これこそ完全究極系のキチガイだ……)
音無は恐怖のあまり失禁してしまった。
(こいつに逆らえば…俺もああされてしまうのだろうか…? に…人間としての
尊厳すら失い……あんなペットのように……嘘だろ……? 誰か…冗談だと…)
「で、音無君。本題はこれからなんだけど」
いつのまにか、ゆりの顔が目の前にあった。
「うわああ!!」
「そんなに驚かなくてもいいじゃない。失礼ね。
私を怒らせたら野田にケツの穴を掘らせるからね」
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 21:31:51.56 ID:bY+QWOEt0
相変わらずのシマウマのカオスっぷり
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 21:34:45.24 ID:NqMI/fbu0
ゆりっぺは子供のように縮こまっている音無の髪の毛を撫で始めた。
まるで聖母のように慈悲深いその顔に妙な安心感を与えていたが、
音無は意味が分からず震え続けていた。
「ふふふ。脅えている顔も可愛いよ」
「あ……う……」
「あんた、私のことが殺したいほど憎いんでしょ?」
「い……や……そ、そんな……」
「嘘つかなくてもいいのよ。それは私の同じだから」
ゆりっぺはスカートのポケットから怪しげな薬を取り出した。
白い色をしており、ビニールに入ったそれはどみても麻薬だった。
「これはね。かなでちゃんとイチャイチャしてるあんたを制裁するために
用意した素敵な薬なんだけど。飲みたい?」
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 21:38:05.83 ID:NqMI/fbu0
音無は生前、妹の死と列車事故を経験した。同年代の高校生よりは
ずっと過酷な体験をしてきたし、精神的にもタフな方だと思っていた。
だが、ゆりっぺが恐ろしくて仕方なかった。
こんな恐ろしい目をする人間を見たことがなかった。
彼女は人間とも獣とも思えないようなギラリとした目つきをしていて、
一秒でも視線を合わせたくなかった。
今すぐ土下座して泣き叫んで許しを請いたい。
一生ゆりっぺに忠誠を誓ってでも命乞いをしたい。
そう考えさせるほど、ゆりっぺの存在感は異彩を放っていた。
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 21:43:08.99 ID:NqMI/fbu0
「うふふふふふふ。冗談よ」
「……え?」
「今のは冗談。もしあんたがかなでちゃんと分かれていなかったら
飲ませるつもりだったけどね。今は勘弁してあげる」
「あ……」
次の瞬間、自然な動作で音無の唇が塞がれた。
「抵抗したら殺すからね」
「……っ」
ゆりっぺの舌が音無の口腔に浸入してきた。
音無は逆らうつもりはないし、過酷な拷問をされると
思ってたので、ある意味拍子抜けしてしまった。
キスなど慣れているからだ。今まで浮気した数は星の数。
無数のNPCがいるこの学園においても、自分以上に
浮気した人間はいないと豪語する自信はあった。
おっきしてきたwktk
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 21:47:36.11 ID:bY+QWOEt0
これ天使ちゃんが可哀想すぎるわww
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 21:48:47.55 ID:NqMI/fbu0
「これが……かなでちゃんとキスした唇なのね……」
ゆりっぺの瞳は音無を映してなかった。
彼女はかなでと愛の関係をもった音無の身体に興味があるようだ。
音無を犯すことで間接的にかなでの温もりを味わおうとする。
まさに狂気の沙汰である。
「やめるんだ、ゆりっぺええええええええええええ!!」
なんと、顔を真っ赤にした野田が音無たちを襲撃してきた。
ゆりっぺを世界一愛するハルバート坊やは、無謀にも反乱を
起こしてしまったのだ。
ゆりっぺの命令には絶対服従がこの隊の掟。
現在、この部屋には数名の隊員がいるが、全員に待機命令が
出されている。その鉄の掟をやぶってしまったのは、
音無に対する嫉妬心のせいだった。
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 21:52:32.16 ID:vjWnV0s80
野田…
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 22:04:43.73 ID:bg3UXyPr0
野田よ止めるんだ!!
ほ
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 23:03:47.70 ID:NqMI/fbu0
「野田。邪魔をするな」
その低い声はゆりが放ったものだった。
射抜くような眼光に野田は歩みを止め、ハルバートを落としてしまった。
そしてその場に膝をついて涙を流し始め、自信の愚かさを
ようやく認識できたのか、両手を握って命乞い始めた。
「すまない……ゆりっぺ……俺は……ただおまえのことが…」
「言い訳は聞きたくない。高松。こいつを地下牢へ連れて行け。
六十時間以上の拷問を実施しなさい。新しく支給された甲種の道具を使え」
「かしこまりました」
頭を垂れた高松が、複数の隊員と共に野田を拘束し始める。
涙を流し続ける野田がその後どうなったかは誰にも分からない。
我々にできるのは、彼が人間としての感情を維持していることを願うだけだ。
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 23:13:25.84 ID:NqMI/fbu0
「ふぅ。興がそがれたわ」
ゆりっぺは色っぽいため息をついて立ち上がった。
「ねえ音無君。どうしたらかなでちゃんが元通りになるかな?」
「え? それはどうゆう…」
「言葉どおりの意味よ。かなでちゃんが抵抗したからちょっと
お仕置きしたんだけどさ。あの子ったら精神崩壊しちゃったみたいなの」
「…」
「私はただかなでちゃんを純粋に愛でたいだけなのに。私が愛してるのは
結弦だけなの!! って言って聞かないんだもん。腹が立ったから
古代ローマ式の拷問をしてやったわ」
「…っ!!」
音無は心臓を鷲掴みされた気がした。
ゆりっぺが語る内容はいちいちキチガイじみている。
まるで夢物語のようなことを、この女は本当に実行しているのだ。
イカレタ目つきがその異常性を際立たせている。
118 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/04(火) 23:22:37.59 ID:YOaSC34e0
支援
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 23:23:39.47 ID:NqMI/fbu0
「私はただかなでちゃんの笑顔が見たいだけなの。
かなでちゃんが笑っていてくれればそれでいいの。
なのになんで? なんで私には振り向いてくれないの?」
ゆりっぺが拳をテーブルに叩き付けながら言った。
連続発射される大砲のように次々とテーブルを叩き始め、
場の雰囲気が張り詰めていく。
「私がレズなんかじゃないわ!! かなでちゃんが好きなだけなの!!
なのに、あの子、私のこと気持ち悪いって言うのよ!?」
「……!!」
「ねえ? おかしいのはどっちかしら?」
「そ……それは…」
「あー…腹立つわねえ…思い出したらムシャクシャしてきたわ」
ゆりは音を立てて席を立つと、リモコンのスイッチに触れた。
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 23:33:16.37 ID:NqMI/fbu0
首をかしげた音無が何のリモコンかと思っていると、
かなでの折りに高圧電流が流れ始めた。
「ぎゃああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
それは決して逃れること適わぬ永遠の拷問。
涙も声も枯れ果てたかなではただみっともなくうめき声を
上げつづける事しか出来ない。
弛緩した身体は言うことを聞かず、助かりたいという願望すら
電流の痛みで消え去ってしまった。
私は人間ではない。
だから何も感じない。
感情。理性。そんなモノは捨て去ってしまった。
ゆりの言いなりになった愛玩動物がそこにいるのだ。
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 23:39:20.15 ID:NqMI/fbu0
「かなでちゃーん。もう十分に反省したぁ?」
檻越しにゆりっぺが観察していた。
縮れた髪の毛から煙を発しているかなではその問いに
答える余裕などなく、なんとか意識を保っていた。
「う……」
「辛そうねかなでちゃん。私の恋人になるって約束してくれたら
いつでも開放してあげるのに」
「……」
「あれれ? もう話す余裕もないか」
かなでは静かに目を閉じていた。
通常であれば絶命しているが、死後の世界なのでやがて蘇る。
それはすなわち、目が覚めるたびに
致死レベルの電流を流され続けるに等しい。
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 23:45:30.17 ID:NqMI/fbu0
(ちくしょう…!!)
音無はかなでに心から同情していた。
かなでのことは遊佐との一件以来嫌いになっていたが、
ゆりに虐待されているのを見て心を痛めずにはいられなかった。
ゆりに見えない角度で拳を握り締め、どうにかして彼女を救って
やることが出来ないかと考えていた。
色々な案が頭に浮かんだが、取り急ぎ直井に連絡する
手段がなければ始まらないと思いついたところで、
ゆりっぺが横槍を入れた。
「音無君。あなたの考えていることはお見通しよ」
「…!?」
「この画面を見なさい」
「あれは…直井…か?」
ノートpcの画面には拘束された直井が映し出されていた。
頑強な牢屋の中に閉じ込められており、最悪なことにライブ映像だった。
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/04(火) 23:49:22.72 ID:NqMI/fbu0
「あんたの下僕の直井は封じたわ。さらにこの部屋の周囲には
私の配下が五十人以上張り付いている。
抵抗したらどうなるか…言わなくても分かるわね?」
「……うぅ……」
音無はこの世界に来て初めて悔し涙を流した。
始めて会ったときから、かなでには妹を投影していた。
自然と彼女に歩み寄ってしまったのは、泣き妹の面影を
感じていたからなのだ。
もう二度と失いたくないと思った彼女が、
こんな酷い目に会っているのを黙ってみているのは辛かった。
ほ
125 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/05(水) 00:45:50.11 ID:x2ESvZH40
し
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 01:02:16.23 ID:hHXsLEg60
ゅ
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 01:13:13.00 ID:Ap3eGGHr0
シマウマさん久しぶり
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 01:49:05.26 ID:Ikq/uYnS0
ほっしゅ
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 02:05:10.01 ID:QrWIkbGs0
精神崩壊してる方がかわいいじゃん
ほ
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 03:20:15.47 ID:rlmtK72LO
音無がみんなからクズ扱いされ、自身もそれを認めている
それだけでもう笑える
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 04:21:35.40 ID:gGxLINYUO
ここまでアレだと最高に気持ちがいいな…
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 05:18:52.66 ID:JFvtZJKP0
ほすっす
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 05:33:15.24 ID:hziKu2gg0
音無「ここに妹はいないってことはよくよく考えたら本当の妹は成仏してるってことじゃん、俺も消えよう」
ほしゅ
かなで「ガードスキル・保守」
138 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/05(水) 09:19:19.29 ID:x2ESvZH40
保守
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 10:13:37.52 ID:qiLOLN1B0
人類皆シマウマ
140 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/05(水) 10:58:43.45 ID:x2ESvZH40
保守
141 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/05(水) 11:52:45.75 ID:x2ESvZH40
保守
捕手
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 14:41:43.08 ID:t902p3BB0
ホシュ
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 15:09:18.48 ID:vAdqIvwg0
保守
145 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/05(水) 15:40:02.71 ID:x2ESvZH40
保守
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 16:49:52.80 ID:JFvtZJKP0
ほしう
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 18:19:47.96 ID:QrWIkbGs0
かなで「ガードスキル・保守ver.2」
ゆっさゆさ
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 18:31:52.73 ID:ydaPPncW0
フォ
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 19:15:52.30 ID:Ve1tuz4q0
シュッ
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 19:18:57.07 ID:t902p3BB0
遊佐ゆっさゆさ
152 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/05(水) 20:07:03.49 ID:x2ESvZH40
保守
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 20:13:41.14 ID:ydaPPncW0
ふぉおお
154 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/05(水) 20:52:19.46 ID:x2ESvZH40
保守
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 21:19:16.54 ID:jMwWdGIW0
黒羽根捕手
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 21:44:05.89 ID:aJcKhgCd0
仕事から帰った。保守サンクス。
________________________________
音無がORZの体勢で泣き崩れていると、
廊下から騒がしい声が聞こえてきた。
絹を裂くような女の悲鳴とはまさにこのことだ。
「うわあああ! 離せえええええ!! お願いだから離してええええ!!」
可愛らしい声で鳴くその女の子は、周囲の男から抵抗するな、
大人しくしろと言われて暴行されていた。
数人のNPC(ユリの配下)が警防で女の子をたたき始めると、
やがて叫び声は聞こえなくなってきた。
数秒の沈黙の後、一人の男(NPC)が入室し、恭しく頭を下げた。
「ゆり様。不審な女を捕らえました」
「へえ。そのクソ野郎は誰?」
「我が戦線のオペレーター・遊佐です」
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 21:49:31.80 ID:aJcKhgCd0
「へえ。遊佐…ね」
「は」
「もうよい。貴様らは下がれ」
「はい!!」
ゆりっぺの指示に従い、NPCは退室した。
「ゆり……あんた、何て酷いことを…!!」
遊佐は歯軋りしながらゆりっぺを睨んでいた。
かつての戦友だったリーダーはすでに魔女と化している。
遊佐は、今まで自分がこんな悪魔の配下だったことを恥じていた。
以前のゆりは高飛車ではあったものの、罪のない人を傷つけるような
クズではなかった。特に、天使との激戦を繰り返しながらも、
一般生徒には絶対手出しをしないという、ある種のポリシーさえもっている女だった。
かなでをいじめつくし、音無にまで魔の手を伸ばそうとしている
ゆりのことが許せなかった。
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 21:59:40.01 ID:aJcKhgCd0
遊佐は、行方の分からぬ音無を探していたところ、
SSSの奴らに捕らわれてしまったのだ。
現在は拘束こそされていないものの、警防で叩かれたため
身体中がボロボロになっている。
ツインテールの片方の結び目がほどけて肩に垂れていた。
「遊佐。あんたが怒るのも無理はないと思う。
でもね、私はもう止められないの」
「え?」
「あそこにいるかなでちゃんの姿が見えるかしら?」
遊佐はゆりの指差す方を向いた。
視界に入ったのは檻の中で絶命している天使の姿。
ネコミミが妙に印象的だが、感電死している姿から
ゆりの凄まじい執念を感じさせる。
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 22:02:59.61 ID:Ap3eGGHr0
感電死ww
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 22:09:05.12 ID:aJcKhgCd0
遊佐はゆりのかなでに対する異常な執着心については以前から気がついていた。
彼女の天使を見る目は異常だった。
それは友情とか友達としての好きとかいうのもではなく、
なんというか形容しがたい特殊な感情のようだった。
「私はかなでちゃんが好きだったのよ」
ゆりは遠い目をしながら言った。
まるで過ぎ去った時間を懐かしむように微笑するその姿からは、
哀愁すら感じさせる。
「でも彼女は私を受けれてくれなかった。だから痛めつけてやったの。
嘘でもいい。私に振り向いてほしかったの。最初は本の出来心だった。
でも慣れてくると不思議なの。かなでちゃんを傷つけるのが楽しくなって。
気がついたら目的と手段が入れ替わっていたわ」
「…」
「ねえ。遊佐。あんたは私を異常者だと思う?」
「…っ!!」
ゆりの視線を真正面から受け止めただけで呼吸が止まりそうになった。
彼女は自身を異常者なのかと説いているが、
客観的に間違いなくそれに該当していた。
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 22:19:28.82 ID:aJcKhgCd0
「遊佐。震えているのね?」
「え…?」
「隠さなくてもいいのよ。そんなに真っ青な顔で脅えているジャない。
私が怖いのね? 怖くて怖くて仕方ないのね?」
「あ……こ…来ないで……」
遊佐は壁際ぎりぎりまで交代して腰を抜かした。
女子座りで頭を両手で抱え、恐怖とショックで涙を流していた。
もうゆりと視線を合わすことすらできず、背中を丸めた
猫のように震え続けている。
「ゆさ。髪の毛を下ろすと結構かわいいじゃない。そうね。
そのロングへアーと白い肌がかなでちゃんにそっくりね」
「いや…さ、触らないで……」
ゆりが心底楽しそうな顔で遊佐の髪の毛をなでいた。
高級なシルクを扱うような手つきで一本一本の髪を指でもてあそぶ。
遊佐の震えは携帯のバイブ昨日のように激しいものになり、
歯の噛み合わせすら合わなくなってきた。
ゆりはそんな彼女の姿が可笑しくて笑いそうになるのを堪えていた。
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 22:29:17.93 ID:aJcKhgCd0
音無はここまでの経緯を黙って見守っていた。
なお、彼の周囲には三人のNPC共が銃を構えて警戒してる。
彼らには一部のすきもなく、ハンターのような顔で音無を
見ていた。抵抗すれば命はないだろう。
だが、今は遊佐の貞操の危機である。
音無とて漢。一度守ると決めた女を守るのは使命である。
音無は盗撮やレイプ、そして女を口説くことに関しては
誰にも負けない自身があった。
「魚大オオ大おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
ライオンを髣髴とさせる叫び声をあげながら
「遊佐は俺の者だあああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああ!!」
四つんばいの体勢になったのだった。
「…!!」 「こいつ…!!」 「これは……なんという…」
音無の迫力にたじたじになるNPC達。
誰もが構えていたライフルを落としそうになった。
彼の執念の叫びには、それほどの破壊力があったのだ。
シマウマがライオンへと進化した瞬間だった。
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 22:35:49.82 ID:xHo1EXvh0
なにそれ
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 22:39:32.84 ID:aJcKhgCd0
「よく聞けクズども!! 俺のゆっさゆさに手を出しやがったらただじゃおか…」
「うるさいわ」
「!?」
音無はゆりの放った銃弾に倒れた。
威嚇が聞いたのはあくまでNPCだけだった。真のボスキャラであるゆりっぺには
そのような小細工は通用しなかったのだ。
心臓に風穴を開けられてしまった音無は、そのまま命を落としてしまった。
音無は死ぬまでのわずかな瞬間に、『そういや俺この世界に来てから死ぬの
これで何回目だろ?』と思い、苦笑してしまった。
「邪魔者は消えたわね。さあ遊佐ちゃん。震えてないで私顔を見なさい。
私ともっと仲の善い友達になりましょう? あんたのこともも下の名前で
呼びたいんだけど、下の名前を教えてくれるかしら?」
ゆりっぺは人差し指で遊佐の顎を持ち上げた。
遊佐は恐怖で瞳孔の開いた瞳のまま…
「し、知りません…。た…たぶん…私…下の前なんて…ありません」
「ふーん。おもしろいジョークね。で、下の前は?」
「だ…だから…本当に知らな…」
165 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/05(水) 22:45:12.11 ID:x2ESvZH40
支援
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 22:48:05.39 ID:aJcKhgCd0
>>164 の訂正。
○ 「し、知りません…。た…たぶん…私…下の名前なんて…ありません」
○ 「ふーん。おもしろいジョークね。で、下の名前は?」
________________________________
遊佐が全部言い終わる前にゆりっぺが溜息を吐いた。
そして強烈な平手打ちを放った。
「私を怒らせたいの?」
「ご、ごめんさい……実はユイって言います…」
「はぁ? ユイ? ガルデモのクソロリと名時じゃん。てかそんな設定
公式にもないはずだし…どこまで私を怒らせれば気が済むの?」
「そんな…嘘じゃありません……」
「くだらない言い訳はしなくていいよ。もっとむかつくからさ。
それより私を怒らせた罪は重いわよ? 罰として今すぐ裸になりなさい」
「そ、そんな!!」
遊佐は身体を両手で抱きしめた。
この部屋にはNPCとはいえど男達もいるのだ。
その衆人環視の中で裸体を晒すのは屈辱だ。
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/05(水) 23:25:21.83 ID:gGxLINYUO
おいユイはクソロリじゃねぇぞクソユリ
168 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/06(木) 00:04:24.35 ID:IYV+ExSb0
保守
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 00:20:14.45 ID:4qb2S2Pa0
「逆らえば地獄の拷問を実施するわ。
計り知れない苦痛を味わうのと裸になるの…どっちがいい?」
遊佐に拒否権はなかった。
「すみませんでした…。服を脱ぎます…」
遊佐の衣擦れの音が妙に大きく聞こえた。
セーラー服とスカートを脱いで下着姿になった。
遊佐は羞恥心から頬を真っ赤に染めて下を向いているが、
ゆりっぺは中年親父のようににやけながら眺めていた。
「ほらほら。手が止まってるわよ。その黒い下着も脱ぎなさいよ」
「は、はい」
遊佐は恐る恐る自身の下着に手を出した。
どうせ逆らっても無駄なのだと自分を納得させ、
とうとう一糸まとわぬ姿になったのだった。
170 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/06(木) 00:23:57.06 ID:IYV+ExSb0
支援
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 00:29:11.44 ID:4qb2S2Pa0
「手で前を隠すんじゃないわよ。
直立不動のままバカみたいに立ってなさい」
「はい…」
「それにしても綺麗な肌ね。十代の女の子はみんな綺麗だけど、
ここまで美しい肢体はそう見れるもんじゃないわ」
「…」
遊佐はゆりの針のような視線に耐えていた。
性的な興味を注がれる時の特有のいやらしさを
感じ、発狂したいほどの嫌悪感を感じていた。
大好きな音無の前では全く嫌ではなかったのに、
大嫌いな同姓の前で身体を晒すのは想像以上に苦痛だった。
ゆりは舌なめずりしながら遊佐の身体へ手を伸ばした。
「きゃ…!」
「すこし指が触れただけよ? そんなに驚くことないじゃない」
「……ひぃ…」
「その引きつった顔も可愛いわね」
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 00:37:29.14 ID:4qb2S2Pa0
ゆりっぺは遊佐の胸を握り締めた。
丁重に扱うつもりなど微塵もない。
力任せに思い切り掴んだ。
「ひゃああ!!」
「うふふふふ。痛い?」
「うぅぅう…やめて…ください…」
「ん〜。どうしよううかなぁ」
次にゆりはピンと張った乳首にしゃぶりついた。
「くぅぅ…!!」
「そんなせつなそうな顔しないでよ。興奮するじゃない」
「あっ…そこは…」
遊佐が一瞬だけ弛緩した。
ゆりっぺの左手が太ももを触ったからだ。
今度は丁寧な手つきで、遊佐の柔らかい感触を堪能していた。
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 00:46:19.15 ID:4qb2S2Pa0
「あんたって思ってた以上に可愛いのね」
ゆりは遊佐の背後に回り、両手で胸を触り始めた。
遊佐の大きさではゆりの手の平からはみ出てしまったが、それがまた心地い。
背中越しでも遊佐の恥ずかしがっている様子が手に取るように分かった。
「どう…? 女同士ってのもたまには悪くないでしょ?」
「…」
「反応なし? あいからわずあんたは無口ね」
「きゃああ!!」
苛立ったゆりが再び胸を強く揉んだのだ。
遊佐の悲鳴は普段からは想像できないほど
黄色くて女の子っぽかった。
ゆりはその反応ににこりと笑いながら、胸を何度も握っていた。
「それにしてもあんたの胸って素晴らしいわ。いつまでも
こうして触っていたくなるくらい」
「あ……」
「ねえ…私って今すごくドキドキしてるの。
あんたも少しは感じてくれているかしら?」
「…」
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 00:56:15.76 ID:4qb2S2Pa0
「こっちを向きなさい」
「…!!」
遊佐は強引に顔を引き寄せられ、唇を重ねられた。
ぴたりと閉じた唇を押しのけて進入してくるゆりの舌が
気持ち悪かった。次々と注ぎ込まれてくる汚い唾液を
感じると、今すぐ全て吐き出してしまいたくなった。
だがそんなことをすればゆりを怒らせる。そう考えるだけで
全ての抵抗の意志は失われてしまった。
「そんなに私が怖い?」
「…え」
「あんた…今私のこと変質者を見るような目で見てたわ」
「あ……ご……ごめなさい……許して…」
「どうやらお仕置きされたいみたいね」
「そ…そんな……どうか許してください…なんでも…しますから…」
遊佐は自分でも信じられないほどの涙を流していた。
檻に入れられているかなでの姿が脳裏をよぎり、
圧倒的な恐怖という名の闇に飲み込まれそうになっていた。
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 01:01:05.56 ID:fpmYcgP60
おお怖い怖い
支援
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 01:02:45.41 ID:4qb2S2Pa0
「こっちを向きなさい」
「…!!」
遊佐は強引に顔を引き寄せられ、唇を重ねられた。
ぴたりと閉じた唇を押しのけて進入してくるゆりの舌が
気持ち悪かった。次々と注ぎ込まれてくる汚い唾液を
感じると、今すぐ全て吐き出してしまいたくなった。
だがそんなことをすればゆりを怒らせる。そう考えるだけで
全ての抵抗の意志は失われてしまった。
「そんなに私が怖い?」
「…え」
「あんた…今私のこと変質者を見るような目で見てたわ」
「あ……ご……ごめなさい……許して…」
「どうやらお仕置きされたいみたいね」
「そ…そんな……どうか許してください…なんでも…しますから…」
遊佐は自分でも信じられないほどの涙を流していた。
檻に入れられているかなでの姿が脳裏をよぎり、
圧倒的な恐怖という名の闇に飲み込まれそうになっていた。
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 01:13:15.98 ID:4qb2S2Pa0
「ふーん。許してほしい?」
「はい…」
「じゃあ今すぐかなでちゃんとキスしなさい」
「…!?」
遊佐は恐怖とは別の意味で気絶しそうになった。
思わずゆりの正気を疑ったが、すでに奴は異常者だ。
冗談とは思えなし、実行しなければ鬼の形相で怒り出すに違いない。
そして拷問で永遠の苦痛を味あわせるつもりだろう。
しかし、問題が一つあった。
かなでは絶命していたはず。ゆりがあえてかなでとの接吻を命じたとすれば…
「ふぁ…」
かなでは眠そうな目をこすりながら背伸びしていた。
死の時間が過ぎ去り、再び仮初の命が宿ったのだ。
地獄の電流を浴びて死亡したのが嘘のように無邪気な顔だった。
一度死んだことで記憶がリセットされたのかもしれない。
頭に装着されているネコミミカチューシャを不思議そうに触っていた。
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 01:21:15.58 ID:4qb2S2Pa0
「おはよう。かなでちゃん。幸せな夢でも見れた?」
「ゆ…ゆり…!?」
「これからあんたの新しい遊び相手を紹介するわ。遊佐ちゃんよ」
「え…!?」
かなでは遊佐の姿を確認して目を見開いた。
いつのまにか遊佐は檻の中に入っており、ゆりに背中を
押されてかなでに迫っていた。
「何するつもり!?」
「遊佐ちゃんと遊んでほしいのよ。まずはお近づきのしるしとして
熱い接吻でも交わしなさい」
「な…なんで私が遊佐なんかと…!?」
「いいから黙って絡み合いなさい。ほら。さっさとやりなさいよ遊佐」
「んん…!!」
かなでは遊佐に思い切り抱きしめられ、密着した。
目を閉じたままの遊佐の顔が眼前に迫り、避けるまもなく
口づけが開始されてしまった。
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 01:24:28.28 ID:4qb2S2Pa0
(こんなの嫌…!! 女同士なんて気持ち悪いよ…!! 助けて結弦…!!)
かなでは窒息しそうな苦しさで胸が締め付けられた。
そして無意識の内に涙がこぼれ始めた。
隣ではゆりが恍惚の表情で二人の乙女を眺めている。
(こんな思いするなら…死んだほうが…)
かなではかすかに震える手で遊佐を押しのけようと思った。
抵抗すれば殺されるのは百も承知だが、これ以上苦痛を味わうなら
いっそ楽になってしまう方がましだと考えた。
「動かないで…」
それは遊佐の声だった。
ゆりに聞こえないほどの音量でかなでに話しかけてきた。
「既に音無さんは撃たれて死んでいます。どのみち逃げ場はありません。
あの女に逆らえば電流で拷問されます。今は大人しく言う事を聞くしかありません」
「…!!」
かなでは電流という単語を聞いて、初めて前回の死を思い出すことができた。
確かに遊佐の言うことが最善だと理解し、少しでもキスに没頭する
振りを続けたのだった。互いの唾液が交じり合ってやらしい音を立て続けるが、
今は我慢するしかなかった。
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 01:26:32.64 ID:TTuO0cLv0
>心臓に風穴を開けられてしまった音無
心臓ないやん
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 01:40:52.92 ID:4qb2S2Pa0
数分ほどそうしていると、ようやくゆりっぺから次の指示が出た。
「遊佐。かなでちゃんをイカせてやりなさい。どんな方法でもいいわ。
彼女を思い切り気持ちよくさせて」
「はい…」
遊佐はかなでを背中から抱きしめた。
脚を開かせて座らせ、無抵抗の彼女を犯すことにした。
かつての自分の恋敵であったかなでである。
憎しみや嫉妬、嫌悪の入り混じった複雑な感情を抱えながら秘所に手を伸ばした。
「あ…」
かなでは遊佐の指が少しでも触れると短い吐息を発した。
かなでにとっても遊佐は恋人を強奪された憎い相手だった。
なぜ自分がこんな女に身体を任せなければならないのか。
みじめな気持ちで胸が張り裂けそうになるが、ゆりの命令には逆らえない。
水気を増してきたかなでのそこが遊佐の指を受け入れ、内部を犯される。
感情とは裏腹に身体は正直で、次第に頭がぼやけてきて余計なことは
考えられなくなってきた。
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 01:50:10.47 ID:4qb2S2Pa0
「ごめんね…かなで…」
「…」
「……ごめんね」
遊佐は消え入りそうな声で謝罪していた。
この時、かなでは遊佐に対して妙な連帯感のようなものを感じていた。
確かに、遊佐は音無を取り合った仲であるが、現在はゆりの恐怖に屈した
運命共同体である。遊佐だって苦しいのを我慢して行為を続けている。
そう思うと、不思議と彼女に対して親近感が沸いてきた。
「いいよ…遠慮しないで……私は…大丈夫だから…」
「かなで…」
「もっと激しく…しても……いいよ…」
遊佐はかなでを強く抱きしめた。
クリトリスを直接指で刺激すると、かなでの短い悲鳴が聞こえた。
女同士なので身体の構造は良く分かる。無性に彼女の色っぽい
声が聞きたくなったので、自身がオナニーする時を想像しながら
かなでを責めるようにした。
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 01:54:45.98 ID:WNn7q0xr0
かなで「ガードスキル支援」
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 01:58:48.51 ID:4qb2S2Pa0
「いいんだよ…私が見ててあげるから…」
「あぁん……そんなの恥ずかしい……」
「そんなの気にしなくていいの…早く楽になりましょう?」
「ぁぁ…もう……駄目ぇ……」
ついに快楽の波が訪れたかなでが、肩を落として脱力した。
遊佐は、汗ばんだかなでのうなじと、自分の濡れた指先を交互に見つめていた。
客観的に女が達する瞬間というのを始めてみたので新鮮な気持ちだった。
イカせるのは一苦労かと思っていたが、終わってみれば意外とあっけなかった。
エッチな液体で汚れたかなでの太ももを見て、同性なのに興奮させられた。
主催者のゆりは心から満足そうな顔で拍手していた。
「二人ともやればできるじゃない。見直しちゃったわ」
「ありがとうございます…」 「…」
礼を言ったのは遊佐。かなでは疲労のためか、無言だった。
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 02:24:10.92 ID:ZB7ym0LQ0
またお前か
ゆりっぺGJ
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 04:42:58.16 ID:APaP2bvt0
保守
かなで「ガードスキル保守ver3」
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 07:06:37.93 ID:buVtBg7s0
Ho
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 07:11:56.98 ID:lxNwuZWy0
音無はなぜハーレムじゃなくて浮気をしたんだ・・・
保守
192 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/06(木) 09:31:29.25 ID:IYV+ExSb0
保守
193 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/06(木) 10:38:01.33 ID:IYV+ExSb0
保守
194 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/06(木) 12:26:21.25 ID:IYV+ExSb0
ほ
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 13:22:25.34 ID:dRumZ/Ke0
しゅ
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 14:27:43.06 ID:qpBBUpRV0
ほ
197 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :2011/01/06(木) 15:20:26.41 ID:IYV+ExSb0
し
198 :
ミサカ ◆MIsakanbtw :
ゅ