ストパンの世界に俺をいれてイチャイチャしようずwwwwwwwwwwwwww っていうスレ , -─‐-- 、、 ,. -─‐-、/:::::::::::::::::::::::::`ヽ、 /:::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ . /:::::::::::;-─ヘ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ {;::::::::::/ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', . 'i:::::::::| `` ー-- 、_:::::::::::::::::il 第501統合戦闘航空団の亀山ぁ〜! ヾ;:::::| .,..,_,..,_,ィ `−‥-‐、`トr-、リ ハ::::| ____ ヽ { イt┬-x |::トヽ} 妄想を垂れ流すも良し、 . ヾ;:{ '´-‘┴’ l ト `二 ´ N Y. 初SSにチャレンジするも良し、だとよ ^k! ` −´ ノ 、 _,イ そこのオマエも書いてみたらいいんじゃねえのかぁ〜? ヘ. イ ,、 ,、 )、 |:::l| 、 / __ハ ヽ ハ;:;! ヽ /二`ー-ェ /ハ__ \ ` ̄ ̄´ // 〉::\ / `ト、、_,. '´/ /:::::::::::\ /:::::/:::ト、 / /:::::::::::::::::::`ヽ、 /::::::::/::::::| ヽ_/ /:::::::::::::::::::::::::::::::\
へ へ|\ へ √ ̄| へ ( レ⌒) |\ ( |\)| |/~| ノ ,__√ /7 ∠、 \ . 丶\ _ __ |\_/ /へ_ \) | | | |∠ | |__ | / ! | | |_〜、 レ' レ' \_./| |/ \ .| |( ̄ _) | ) | | i | へ_,/ ノ ,へ / / ̄~ヽ ヽ. | | フ ヽ、 ノ √| | ! レノ | !. \_ ー ̄_,ー~' ) / /| | | | | |( ノ| |`、) i ノ | | \_ノ ノ / フ ! (~~_,,,,/ノ/ | | | | / / | | . し' ノ ノ | | / / | |  ̄ \\ノ | / / | |___∠-". | | ノ / ノ | /( \_ノ_/ / (____) し' ノ/ / / | 〜-,,,__ ∠-''~ ノ/ (_ノ 〜ー、、__)
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 08:54:27.10 ID:PjdsnYmtO
>>1 乙
まさかのイタミンwww
前スレのスレタイも川原さん関係に見えてくるから困る
(DCD的な意味で)
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 09:20:28.80 ID:qxcjLO3z0
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 09:31:02.47 ID:EimDEHgJ0
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 09:33:00.99 ID:t0ybOnQf0
>>1 乙
まえがのが途中で切れた・・・
オレのせいなの?
掲示板のことよくわからなくて
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 09:35:02.89 ID:t0ybOnQf0
まえがじゃなくてまえのがです ごめんなさい・・・ 前スレ314の続きは今晩にでも・・・
何かパートスレ一斉に潰すぞ!みたいな感じになってたみたいね
お前のせいじゃない安心せよ
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 09:55:38.50 ID:qxcjLO3z0
すみません、過去ログの付け方が分からないので、どなたかお願いします・・・。 2ちゃんぬるへのリンクとかでもよろしいでしょうか?
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 10:12:50.87 ID:t0ybOnQf0
前から深夜に細々とやっている ほうきに乗った俺シリーズですが、まとめWikiに修正版のせたので 暇なら是非見てみてください 宣伝してごめんねっ!!
17 :
13 :2011/01/03(月) 10:25:16.28 ID:qxcjLO3z0
ひとまずunkarへのリンクをつけました。すみません。 後、今空いてますか?
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 10:30:09.60 ID:Oz4N6p0H0
tese
GO!
21 :
それでは失礼 :2011/01/03(月) 11:09:48.57 ID:qxcjLO3z0
今回の作戦の要である大和、そしてそれを守るように扶桑の艦隊が見える。 艦上にはウィッチたちを見上げる水兵たちがいた。 「見ろ!ウィッチだ!」 「ストライクウィッチーズだ!!」 遠くに、巨大な雲のようなネウロイの巣もはっきりと確認できる。 宮藤「あれが・・・・」 ペリーヌ「ネウロイの、巣・・・。」 坂本「そうだ。我々はあれを破壊しなければならない。」 ミーナ「そのためにも、大和は絶対に守りきるのよ。いいわね?」 みんな「了解!」 俺『あー、こちら501統合戦闘団、迎撃機隊所属の俺少尉だ。聞こえるか?』 扶桑兵『ザザッ・・・こちら扶桑皇国、天城艦載機隊。ばっちりだ。』 扶桑兵『我々も死力を尽くす。そっちもがんばってくれよ。ウイッチ達だけに任せちゃ置けないからな!』 俺「了解!」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 11:27:17.83 ID:+lpYkE+S0
23 :
それでは失礼 :2011/01/03(月) 11:33:16.32 ID:qxcjLO3z0
すまん、前スレ
>>288 からの続きね
巡洋艦『こちらヴェネチア海軍、リットリオ!ネウロイの防衛圏内に到達!撃ち方始め!』
坂本「始まった、か・・・。」
ミーナ「私達も行くわよ!戦闘準備!」
みんな「「はい!」
エーリカ「いっくよー!」
ゲルト「勲章が前から飛んでくるぞ!撃ちまくれ!」
エーリカ「はーい。」
シャーリー「ルッキーニ、行くぞ!」
ルッキ「うん!」
シャーリー「それーっ!」グルグル
24 :
十分ry :2011/01/03(月) 11:40:05.02 ID:qxcjLO3z0
ルッキ「いやっほーっ!」ヒュウウーン ルッキーニを加速してネウロイの群れにぶつかり、陣形を崩させたあと、それをシャーリーが次々と落としていた。 俺(酔わないんだろうか・・・) エイラ「行くゾ、サーニャ!」 サーニャ「うん!」 エイラがネウロイを一列に誘導すると、サーニャのフリーガー・ハマーの一撃でネウロイがドミノ倒しのように撃墜される。 俺(ちょっと面白そう・・・) 戦艦「撃ち方始め!ウィッチ達に後れをとるな!」 兵士「主砲、斉射っ!」 ドンッ!ドンッ! 小型のネウロイ達が、戦艦の主砲によって、跡形もなく消え去って行った。 戦闘機「行くぞヤロー共!」 戦闘機「「おう!」」 また、あるところでは艦載機達が奮戦し、ネウロイがどんどん落とされていく。
坂本「私達も行くとしよう!着いて来い、俺!」 俺「了解!」 坂本「烈 風 斬 !!」 しかし、烈風丸がネウロイを粉砕する事は出来なかった。 装甲にはじかれ、どこかへ飛んでいく。 坂本「・・・っ!」 俺「危ない!」 ドッ!ドッ! ハトヤマ式から放たれた40mm機関砲が、危ういところでネウロイを粉砕した。 坂本「烈風斬が・・・魔法力が・・・もう・・・。」 俺「坂本さん・・・。」
(天城) 兵士「目標との距離11000!ネウロイ化まであと30秒!」 兵士「魔導ダイナモ、起動準備!」 艦長が、にやりと笑いながら声を放つ。 杉田「追い込まれた人間の恐ろしさを、奴らに思い知らせてやれ。」 ネウロイ化までのカウントダウンが・・・始まる。 俺「ありゃあ・・・」 ゲルト「ネウロイ・・・。」 大和がネウロイ化によって黒ずんでいった。 カールスランド護衛艦「あと少しだ!アプシーセン!!」 ロマーニャ護衛艦「祖国を・・・守るぞ!フォーコッ!」 「ァゴーニッ!」 「シュートッ!」 「フェーゴ!」 各国の戦艦達の、主砲を斉射する掛け声が、無線を飛び交う。
支援
杉田「大和・・・発進!」 完全にネウロイ化した大和が、空に向かって飛び立った。 俺(あれが・・・ネウロイ化の、力か・・・。) 戦闘機A『やったぞ!ネウロイのケツにぶち込んでやれ!』 戦闘機B『これで・・・ロマーニャは、救われる・・・。』 大和が多数のネウロイに囲まれ、攻撃を受けた。 杉田「・・・大和は無事か?」 観測機「・・・自己再生し、対空射撃をしています。無事です。」 杉田「・・・よし。」 ミーナ「任務完了です。全員、赤城に帰投しましょう。」 坂本「・・・・。」 ミーナ「美緒・・・あなたは十分、戦ったわ。」 坂本「私にとって、戦う事はすべてだった・・・。だが、シールドも失い、烈風斬も使えない・・・。」 俺「少佐・・・。」
杉田「行け・・・行くんだ。」 観測機「大和、ネウロイの巣と接触します。」 ドンッ! 大きな音が響き、大和がネウロイの巣に突っ込んだ。 観測機「大和、接触しました。」 杉田「よし・・・主砲斉射。」 だが、主砲は沈黙したままだ。 杉田「どういう事だ・・・?」 副官「魔道ダイナモ・・・始動しませんッ・・・・!!」 俺「なんて事だ・・・」 杉田「くそっ!なんて・・・ザマだ・・・・」
あら、落ちちゃったか?まあ保守
ならまあ…行くか
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 14:08:51.17 ID:AE6Eifos0
再度前回とかまとめた粗筋 バルクホルン「私と模擬戦しろ」 リーネ「号砲のつもりが俺さん撃っちゃった」 俺「殺すぞてめぇ」 ミーナ「俺さんを撃墜します」 俺「人の話聞け」 ミーナ「ぼこぼこにされました」 バルクホルン「何でもするから許せ」 俺「別に怒ってない」ゲホッ
懐かしい 支援
―――――――― 基地内病室 俺「・・ここは病室か ああ、そうか・・あいつは怪力だから俺も運べたのか」 救護班長「目が覚めましたか・・特務大佐」 俺「久しぶりだな、救護班長・・元気にしてたか? もう普通に呼んで良いぞ、みんな知ってるしな」 救護班長「そうですね・・ではボス、あまり無茶し過ぎないでくださいよ まったく・・死んだらアリサだって悲しみますよ?」 俺「仕方ないだろ、歴戦のウィッチから本気で殺され掛かったんだからさ」 救護班長「そうですね・・ ボス、目が覚めたら執務室に来るようにと伝えてくれと中佐が」 俺「そうか、行ってくる」 救護班長「出来るだけここには来ないで下さいよ 治療したりするの面倒ですから」 俺「多分無理だな・・」
―――――――― 執務室 俺「・・・・・」 ミーナ「・・・・・」 エーリカ「・・・・・」 ゲルト「・・・・・」 俺「なんか言えよ呼び出したのはお前なんだから」 ミーナ「ごめんなさい・・あれはやり過ぎだったわ・・」 俺「疲れてたんだろ・・ちゃんと休め・・次」 エーリカ「私m・・」 俺「家族の為だったんだろ・・次」 ゲルト「あn」 俺「仲間の為だったんだろ・・終わり」 ゲルト「ちゃんと話しを聞け!」
俺「お前達に言われたくないな」 三人「・・・・・」 少し意地悪が過ぎたか…まあ反省しろ 俺「あのさ・・もう今日の事はどうでも良いから忘れろ 後、水くれ」 ゲルト「あ、ああ・・」 俺「どうも」 水を飲み気を落ち着ける うーん… 俺「まあ昼の事はお互い忘れよう、な?」 ミーナ「わかりました・・ リーネさんの処罰は・・」
俺「今回だけは別に良いだろ・・本人も反省してるだろうし」 ゲルト「俺・・あのさ・・」 俺「気にするな、何時も言われている事だ」 まあ死にたいくらい傷付いたけど悪気は無いだろ ゲルト「いや・・あの時のお前の眼は凄く悲しんでいた・・すまなかった」 俺「・・・・・」 俺はまだそんな眼をすることが出来たのか… とっくに常時死んだ眼をしているかと思っていたが エーリカ「私も必死だったしねー ごめんねー」
おお久々にリアルタイムだ支援
俺「無理して明るく振る舞わなくて良いから 話しが終わったなら俺は帰るからな こんな空気は嫌いなんだ」 エーリカ「俺ー・・」 俺「なんだよ・・」 エーリカ「早くさーにゃん達の所に行ってあげてね? 心配してたからさー・・」 …また怒られるかな 俺「・・やっぱりここに居て良いか?」 ミーナ「ふふ・・駄目です」 駄目か ゲルト「行ってこい・・私の妹達の所に」 …こいつは妹教でも狂信してるのだろうか まったくぶれないな エーリカ「トゥルーデ・・諦めなよ」 俺「いつも通りに戻って安心した じゃ、行くよ」 扉を開き執務室を後にする ここには少し居辛い気もする…どうしたものか
支援
―――――――― 自室 俺「ただいま戻った・・」 誰もいない…か 少し寂しさを感じながら部屋着に着替え、ベッドに腰掛け最近貰ったロケットを開く …前に見た時と変わらないあの二人が寄り添った写真だな ただ違うのはロケットの中から出て来た…小さく畳まれた紙? ロケットから出て来た紙を拾い中身を読む
“夕方、展望塔で待ってる 来なかったら怒る” 俺「部屋の中に書き置きすれば良いだろ・・ ロケットの中じゃわからないって・・」 間違いなくエイラだろう 気付いたからには行かなければならない…よな また着替えてから俺は部屋を出る ここが分水嶺だな…
―――――――― 展望塔最上階 俺「わかりにくい所にメッセージ残すなよ・・エイラ、サーニャ」 サーニャ「俺さんならきっと私達の居ない部屋ならロケットを開くと思ったから・・」 エイラ「俺・・ここから何処かに行ってしまうノカ?」 未来予知ではそんな先まで見通せない筈なんだが… 女のカンは鋭いというやつか? 俺「何処かに行きたくは・・あるな “レギオン”は変人奇人が多いから楽に生きていける・・ けどここは俺なんかが居て良い場所じゃない・・ かと言ってすぐに“レギオン”に戻る気もあまり無い 何処かに行くなら旅に出るかな・・」 エイラ「私達の事は・・置いて行くのカ?」
俺「・・置いて行けない だから行きたくても無理だ」 サーニャ「困らせてごめんなさい・・ でも・・帰って来るって約束してくれるなら私達は止めません」 俺「”俺さんの事は忘れて二人で頑張ります、さようなら“ くらい言ってくれないと出て行けないな・・ 出て行ったら二人の所に帰って来る気は無い・・ でもここには居辛いよな・・」
エイラ「なら行かせられないナ・・ 俺は居辛いのかもしれないけど行って欲しくナイ」 サーニャ「行かせる訳にはいきません・・ 居辛いなら俺さんは出撃や鍛練以外で部屋から出なくても良いです・・だから・・」 二人が俺に抱き着く サーニャ…軟禁は勘弁だぞ 二人の頭を撫でながら諭すように話し掛ける 俺「出て行かないって・・ その方が二人を護れるだろ? 二人を傷付けることはしない」 エイラ「いつも傷付けてるじゃないかぁ・・馬鹿」 …身に覚えが無い 俺「・・ごめん 何の事かわからない・・」 エイラ「・・私とサーニャをいつまでも義妹分扱いするじゃないかぁ アタックしても全然靡かないカラ傷付くんダヨ!」 サーニャ「・・・」ジーッ
俺「靡かない・・訳じゃない 俺は二人の事あ、愛してるからね・・ただ・・」 何て言えば良いかよくわからないんだがこう言うと上手く行くと本に書いてあった…嘘をついている訳でも無いから許せ まったく…俺はこういう事には疎過ぎるな… エイラ「い、いきなり愛してるって言うナヨ!もっと前置きをダナ・・だから今の無しダカンナ!」 サーニャ「後でまた言ってくださいね?」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 15:16:18.84 ID:TbyekQefP
支援 やっぱりエイラは可愛い
黒サーニャ期待
俺「あ、後でまた言わせる気か・・ は、話しを戻そう ただ・・この俺の忌まわしい血筋を遺したくないんだよ」 エイラ「今度は子作り前提カヨ! そんな事はベッドの上で聞いてヤルカラ!」 サーニャ「エイラ・・落ち着いて・・そういう話じゃないわ・・ 忌まわしい血筋ってどういう意味ですか?」 俺「エイラ・・落ち着け・・もしもの仮定の話だ 忌まわしい血筋というのは俺の家系が全員狂っているからだ 俺も・・俺の本当の両親も狂っていた・・ 俺の家系は周りを狂わせる・・二人だっていつ狂うか・・」
エイラ「・・心配スンナヨ・・大丈夫ダカンナ 私達には良い方向に狂わされてるからナ 俺が居なかったら私はサーニャに告白出来なかったシナ」 サーニャ「大丈夫です・・ 詳しくは知りませんが俺さんが両親から普通の扱いを受けてなかったのはお父様とお母様から聞いてました ちゃんと育てれば間違った事はしない優しい子に育ちます」 俺「そうだな・・いや、よく考えたら子供が出来るとこの関係複雑になるから作る気無いけどね」 サーニャ「・・そんな言い訳は許しません」 エイラ「サーニャも言ったダロ? “ちゃんと育てれば間違った事はしない優しい子に育ちます”って 問題無いンダヨ」 俺「・・・・・」 その誘惑は勘弁してくれ…
部屋が寒いと思ったら壁がねえや
今回はここまで まあwikiにはまだ載せてないが結局子供作ってるんだけどね… イチャイチャしやがって 支援感謝
乙ーン!
ところでこのスレはsage推奨にしないの?
乙 子作り期待してるぜ、ノーマルな作り方じゃない気がするが
無理だ…うん 多分朝チュンで済ます
ゆうべは おたのしみ でしたね
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 16:39:18.16 ID:TbyekQefP
壁の補填なら任せろ
ほしえん
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 17:31:34.63 ID:fSwGGXZU0
今、投下大丈夫ですか?
ゴウッ!
カモン!
64 :
イーグル俺 「ストライクウィッチーズなのだ」>>35から :2011/01/03(月) 17:37:05.78 ID:fSwGGXZU0
まず、投下する前に一つ この前の投下では、設定がよくなっていない内容になってしまって申し訳ありませんでした ---------------------------------------------- 坂本「では改めて、俺と宮藤は模擬戦の準備にかかれ!」 ---------------------- ------------- -- 宮藤が先に離陸し、それを追うように友が離陸する 坂本(無線)《二人とも、位置についたか?》 友《つきました》 宮藤《準備完了です!》 坂本《よし!では、いくぞ! はじめ!!》 坂本の合図で模擬戦が始まった 宮藤は距離をとろうとする友を追いかける その光景を地上から見ているミーナと坂本たち
65 :
イーグル俺 :2011/01/03(月) 17:43:15.70 ID:fSwGGXZU0
ミーナ「不思議よねぇ…なんであんな武装で飛べるのかしら……」 坂本「まったくだ。通常なら不可能なんだが……」 ミーナ「何かの固有魔法のおかげなのか、扶桑から送られてきたストライカーのおかげなのか……」 坂本「まぁ、考えるのは友の模擬戦が終わってからにしよう。それより今は、この模擬戦を見ようじゃないか」 ミーナ「そうね」 2人は友の驚異的な武装に疑問を持ちつつ、模擬戦を観戦した 上空では、激しい攻防が繰り広げられている 友は武装を多く抱えつつも細かな動きを見せ、新人とは思えない機動である 宮藤も経験を活かして友についていき、隙をみては攻撃するという一撃離脱戦法をとっている 友の後を追う宮藤 その時、友はいきなり反転して、模擬弾をありったけ撃ち始めた 宮藤はさすがにこの動きを予想することが出来ず、被弾してしまった 友「よっしゃぁ〜!!」 宮藤「わー!やられちゃいました……」 坂本《二人ともそこまで!ご苦労だった》
66 :
イーグル俺 :2011/01/03(月) 17:49:33.77 ID:fSwGGXZU0
坂本は宮藤が被弾したのを確認し、終了の合図を無線を通して伝える 二人は無線を聞くと、着陸に移った そして2人が着陸すると、宮藤はペイントを落としに基地内へ戻った 友は坂本少佐とミーナ中佐に呼び止められ、なにやら話をしていた 坂本「友、なんでそんな武装で飛べるんだ?普通、無理だぞ」 ミーナ「友さん、何らかの固有魔法を意識したことありますか?」 友「特に無いんですけど……力あるから、持てるかなーってぐらいです」 坂本「ふむ……そうか…では、そのストライカーを脱いで私のストライカーに履き替えて飛んでみてくれ」 友「了解〜」 友は言われた通り、重武装のまま坂本のストライカーに履き替える 友「さて、飛びますか! って、あれ?」 友はきょとんとしている 友「おかしいな…ほれ、行くぞ! ……動かねぇ……」 友は次第に焦り始めた 坂本「どうした友?」
67 :
イーグル俺 :2011/01/03(月) 17:55:23.23 ID:fSwGGXZU0
友「いや、離陸できないんですけど……」 友が履いている少佐のストライカーはエンジン音のみで一向に進まない ミーナ「やはり、送られてきたストライカーが原因みたいね……」 坂本「そのようだな……でも、あの武装を持てるのはストライカーが原因だと思わないんだが……」 ミーナ「それこそ固有魔法だと思うわ。ただ友さんが自覚していないだけだと思うの」 坂本「ふむ…それ以外考えようが無いな…」 ミーナ「そうね…」 中佐と少佐は真剣に議論を交わす 友「?? どういうことですか?」 ミーナ「友さん、もう一度聞くけど、何らかの固有魔法の自覚はないの?」 友「はい」 坂本「ならば、試してみるか!お〜い、バルクホルン!ちょっと来てくれ」 バルクホルンは少佐に呼ばれ、ミーナや友がいるとこに呼ばれる 坂本「悪いが、バルクホルンの固有魔法を使って、友と力比べをしてくれないか?」 バルクホルン「ふむ…了解しました。でも、何で比べるんですか?」
68 :
イーグル俺 :2011/01/03(月) 18:01:12.20 ID:fSwGGXZU0
坂本「まぁ、腕相撲あたりでいいんじゃないか?」 バルクホルン「了解」 ミーナ「ここでやるといいわ」 ミーナは腕相撲をする為に手ごろな所を指差す バルクホルン「では、いくぞ!友」 バルクホルンは腕まくりをして構える 友(マ、マジですか!?おれトゥルーデの手握っちゃうよ!?こ、こんな風に握るとは…/////////) 坂本「ん?どうした、友。顔赤いが大丈夫か?」 ミーナ「あら、本当ね。熱でもあるのかしら?」 2人が顔を赤くして固まってる友を心配する 友「い、いえ…大丈夫…///////」 友「いいのか?…トゥルーデ…/////」 バルクホルン「ん?何がだ?それより早く私の手を握れ!」 友「お、おう…////」 友(なんか俺にトゥルーデのこと好きだって言ったから、変に意識しちゃうな…)
69 :
イーグル俺 :2011/01/03(月) 18:06:08.72 ID:fSwGGXZU0
友はバルクホルンの手を震えている手で握ろうとする それを遠くから見ている俺 俺(ほほう…友、やるなぁ……友もあんな表情するんだな…) 俺はヘルマとの関係がすこしヤバかったとき、友の部屋で生活していた その時、友から"おれはトゥルーデ、バルクホルンのことが好きだ!!"って聞かされた すごく驚いた そういう友の正直なところは気に入っている その友の姿勢から俺もいろいろと学ぶことが出来た 例えば…俺はヘルマに一目惚れしたってことに気づいたこと 俺はバルクホルンと友が手を握ったのを確認した
支援
支援致す
72 :
イーグル俺 支援ありがとう! :2011/01/03(月) 18:10:11.31 ID:fSwGGXZU0
俺(おっ!勝負はじまるみたいだな…) バルクホルンは使い魔を発動させる バルクホルン「友!いくぞ!」 友「お、おう////」 坂本「はじめっ!」 少佐の合図で腕相撲が始まった バルクホルン「とぉぉぉぉりぁぁぁぁぁぁっ!」 バルクホルンは力を腕にこめる 友「くっ………」 友(あ、汗が…///// トゥルーデの汗が…////// 指に絡みつく!!/////////) 友も顔を真っ赤にして腕に力をこめる 普通なら、桁違いの筋力強化の魔法を持つバルクホルンが勝つと思われるが、予想は反してお互いの腕はしばらく動かずにいた バルクホルン「くっ……なかなかやるな、友!」 友「トゥ、トゥルーデこそ!」 友(その真剣な表情…かわいい…//////)
73 :
イーグル俺 :2011/01/03(月) 18:15:43.88 ID:fSwGGXZU0
友は邪念が少し入り混じりながら勝負に取り組んでいる 勝負は一向につく気配をみせない 坂本「そこまで!両者引き分けだ」 バルクホルン「はぁはぁ……」 友「はぁはぁ……」 両者、決着がつかず勝負を終えた ミーナ「友さんの固有魔法は"筋力強化"で間違いないわね」 坂本「ああ、間違いない」 友「はにゃ?おれの固有魔法?」 坂本「そうだ。お前は自覚していないが、明らかに魔法を使っている」 友「ほほう……おれ魔法が使えたのか…」 友は自分の両手を見つめる 友(魔法がどうのこうのより、トゥルーデの握ったこの手をペロペロしたいな…) 坂本「さてと、みんなのところへ戻るぞ」 坂本たちはみんなを待たせていたところに戻った
74 :
イーグル俺 :2011/01/03(月) 18:20:15.12 ID:fSwGGXZU0
坂本「みんな待たせてすまない」 坂本はみんなを待たせていたことを詫びた シャーリー「少佐、友と何を話していたんだ?」 坂本「友の異常な武装についてだ。さっき分かったんだが、友は無意識に魔法を使っていたんだ」 ルッキーニ「ねぇねぇ、どんな魔法?」 ルッキーニは無邪気に尋ねる 坂本「バルクホルンと同じ"筋力強化"だ」 エーリカ「へぇ〜トゥルーデと同じなんだ〜」 ヘルマ「だからあんな武装が出来たんですね……」 ヘルマは半ば呆れながらつぶやく エイラ「でもサ、何であんな武器いっぱい持って飛べたんダ?普通、無理ダロ」 エイラは疑問を坂本とミーナにぶつける ミーナ「それは扶桑から送られてきたストライカーが特別なものだと考えられるわ。私もこのストライカーについてはよく知らされてないの……後で詳しく調べてみるわ…」 ミーナは友が履いていたストライカーと俺が履く予定のものを見て言う 宮藤「坂本さん、男の人でも魔法を使っているとき尻尾とかでるんですか?」
75 :
イーグル俺 :2011/01/03(月) 18:25:29.00 ID:fSwGGXZU0
ミーナが喋り終わると宮藤は素朴な質問を坂本に問いかけた 坂本「そういえば、でていなかったな」 坂本は思い出したかのように言う ヘルマ「ハルトマン中尉みたいに髪などの色の変化は、なかったのですか?」 宮藤に続いてヘルマも質問する ミーナ「特になかったわね…」 友「ん?ハルトマンって魔法使ってるとき、耳とか尻尾でないの?」 友が逆に質問する ミーナ「ええ、ハルトマン中尉は魔法使ってるとき髪の一部の色が変化するの」 友「金髪から何色に?」 ミーナ「黒色よ」 友「ああ、それならおれも将来、黒くなりそうな部分が下半身のとこ『うぉぉぉぉりぁぁぁぁぁっ!!』 俺は友が言い終える前にとりあえずとび蹴りしておいた ミーナ「お、俺さん!?」 俺「あ、気にしなくて大丈夫です。こいつ俺に殴って欲しいってアイコンタクトしてきたから殴っただけです」
76 :
イーグル俺 :2011/01/03(月) 18:31:41.31 ID:fSwGGXZU0
ミーナ「そ、そう……」 シャーリー(……どう見ても俺から進んで殴りにいったぞ…) サーニャ「下半身?……」 エイラ「サ、サーニャは気にしなくてもいいんダナ!!!」 エイラはサーニャにそれ以上考えさせないよう止めに入る 友「………」ピクピク 友は釣ってからしばらく経った魚のようだ 坂本「さて、話もここまでにして訓練を再開するぞ!!」 エーリカ「うぇ〜……」 坂本の号令で再び訓練が再開される ミーナ「あっ、俺さんとヘルマさんにはそれぞれの機体の性能比較実験を行ってください」 ヘルマ「了解です!」 俺「了解」 俺とヘルマは性能比較実験の準備に入った --------------------------------
77 :
イーグル俺 :2011/01/03(月) 18:32:33.53 ID:fSwGGXZU0
今日はここまでです 見てくれた方ありがとうございました!
バルクホルンの怪力って念動力による擬似筋力強化みたいなもんじゃないっけ?
おつー!
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 18:49:12.42 ID:HuG7Ygb00
今から投下しても大丈夫かな?
大丈夫な筈
82 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/03(月) 18:55:15.04 ID:HuG7Ygb00
では行かせて頂きます
俺「ストライクウィッチーズであります!
>>975 より
83 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/03(月) 18:59:02.75 ID:HuG7Ygb00
ヴァルター「こちら第3中隊! 負傷者多数! 弾薬も残りわずか! 援軍を要請します!」 指令「駄目だ、救援は出せない。他の中隊は撤退を始めている。君の中隊も撤退しなさい」 ヴァルター「しかし、指令! まだ住民が残っているんですよ! それに――」 ヴァルター「指令!? 司令部応答願います! 司令部!」 通信兵「駄目です! 断線しました!」 ヴァルター「シャイセ! 無線機は!」 通信兵「ありません!」 曹長「撤退しましょう、大尉! このままでは全滅します」 陸軍士官「撤退だ! 空中機動歩兵部隊も撤退せよ! 援護する」 ヴァルター「先に撤退してくれ、俺は住民の避難を待つ」 陸軍士官「駄目だ! 今すぐ撤退しろ!」 そうしている間にもネウロイの地上兵器が迫ってくる。 陸軍兵士「またあのデカブツがきやがったぞ! このままじゃ全滅だ」 大尉「しかし――「大尉、危ない!」
84 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/03(月) 19:04:15.43 ID:HuG7Ygb00
ネウロイの攻撃が自分めがけて飛んでくる。 一瞬、死んだのかと思ったが……。 ヴァルター「……、ん? そ、曹長!」 目の前には曹長が立っており、攻撃を受け止めていた。 曹長「きゃっ」ドサッ だが、シールドで防ぎきれず負傷する。 ヴァルター「大丈夫か、肩に掴まれ! 行くぞ!」 曹長「大尉……、早く……逃げ下さい……」
85 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/03(月) 19:09:20.05 ID:HuG7Ygb00
ヴァルター「……曹長!」 キャサリン「いきなりどうしたねー」 自分は戦場にいたはずだった。だがそこは病院の一室のようである。 エルマ「ひどくうなされていましたが、大丈夫ですか……?」 ヴァルター「ゆ、夢か……。そういえば戦闘は!? 一体どうなったんだ」 キャサリン「いきなり頭抱えて倒れたねー。ネウロイはトモコとアホネン大尉達が撃退したねー」 ヴァルター「そうか、すまない。迷惑をかけたな」 エルマ「そんなことないですよ。あ、それと大佐からの言づてがあります」 大佐『2、3日休めば大丈夫だろう。なにか思い出したら博士に伝えなさい。私は先に帰国させてもらう』 エルマ「だそうです」 ヴァルター「わかった」 その時、コンコンと扉をノックする音が聞こえた。 キャサリン「あいてるねー」 そうキャサリンが返すと、入ってきたのは智子とハルカ、ウルスラの三人だった。
86 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/03(月) 19:14:31.73 ID:HuG7Ygb00
智子「元気そうじゃない」 ビューリング「そっちはどうなんだ?」 智子「あんた達がいなくて大変よ。人手が足りなくてね」 智子「でも、敵の攻勢も弱まったし、第一中隊と私とウルスラのロッテで間に合ってるわ」 ハルカ「なんで私がのけ者にされてるんですか! ケッテでしたよ!」 智子「だってあなた、ただ逃げ回ってただけじゃない。いい加減眼鏡かけたらどうよ?」 ハルカ「そ、それだけは……」 キャサリン「あ、あの眼鏡は……」ププッ ハルカとヴァルター以外は必死に笑いをこらえていた。 ヴァルター「そんなにすごいのか?」 ビューリング「あれは……」ププッ ハルカ「皆さん、ひどいです!」 部屋の雰囲気がぱっと明るくなった。 ずっと本を読んでいたウルスラが立ち上がる。
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 19:14:56.59 ID:nPxOF41s0
┌――v― ァ┌────┐ / /┌――v― ァ └― / / ├===v=┤ / ,イ └― / / / /\ └──‐/ / / / | / /\ □、 ∠__/\_ 」☆ ☆ /_/  ̄ |__| ∠__/\_ 」 `¬ュ≧ゅ ===========================彡" SLICE CHEESE「 ̄ ̄ ̄ ̄」 ┌――v―‐ァ ニニ7 ̄Tニニ┌─‐ニ ―/ /ロロ └‐ァ ┌─┘―‐┘/ /\ /__ / ∠__/\_」
88 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/03(月) 19:19:01.44 ID:HuG7Ygb00
ウルスラ「そろそろ門限」 智子「はぁ? 門限なんていいじゃない」 ウルスラ「決まり」 智子「それじゃ、また来るわ」 キャサリン「まったく、ほんと騒がしい連中ねー」 ――数日後、カウハバ空軍基地 怪我から復帰したいらん子中隊のメンバーは訓練を行っていた。 智子「しっかり私の機動に付いてきて下さい」 ヴァルター「了解」
89 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/03(月) 19:24:14.67 ID:HuG7Ygb00
内容はロッテでの戦術機動訓練だ。 ビューリング「のりきれてないな。やはり戦術機動はまだ無理か」 エルマ「そうなんですかね……」 キャサリン「でもハルカやミーよりマシねー」 ハルカ「だからそれどういう(ry」 キャサリン「この前、話したとお(ry」 ハルカ「だからそれっ(ry」 下の方ではなにやら騒いでいたが、二人は訓練を終え、帰投した。 智子「大尉、やはり遅れています。ビューリングは見ていてどうだった?」 ビューリング「こちらから見てものりきれていないように見えた」 智子「やっぱり……。こればかりは訓練あるのみね」 エルマ「でも、水平飛行での速度はすごかったですよね」 タンク「なんたって改良したユンカース社製のJuma210Gaを搭載しているんだからな」 智子「タンク博士!」
90 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/03(月) 19:29:10.96 ID:HuG7Ygb00
タンク「なんたって改良したユンカース社製のJuma210Gaを搭載しているんだからな」 智子「タンク博士!」 タンク「整備方法も整備しにみっちり教えてきたし、体調も良さそうだ。私は先に帰っているよ」 運転手「博士! そろそろお時間です」 タンク「すまない。ゆっくり話していたいが車を待たせているのでね。では」 智子「お気を付けて」 タンク「戦術機動のことは任せたよ、穴拭中尉」 智子「はい。お任せ下さい」 タンク「Auf Wiedersehen」 智子「このあと飲みに行かない? 最近、行ってないでしょ」 ビューリング「そういえばそうだな」 キャサリン「来たばかりのこと思い出すねー」
91 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/03(月) 19:35:02.22 ID:HuG7Ygb00
――スラッセン、酒場 ビューリング「お前はフィンランディアにしておけ。コスケンコルヴァなんて飲んだらつぶれるだろ」 智子「いいじゃない。寒い日にはもってこいのお酒よ」 ヴァルター「そんなにうまいのか?」 エルマ「でも度数が高いですよ。男性には人気ですけど」 ヴァルター「ふーん……。じゃあ、それで頼む」 エルマ「わかりました。すいませーん」 エルマ中尉がスオムス語でバーテンに注文する。 ヴァルター「たしかにきついなこりゃ……」
92 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/03(月) 19:40:00.25 ID:HuG7Ygb00
――数分後 智子「だからあたしは……ノーマルだって言ってるでひょ!」 ヴァルター「Firwat Gelldir dass ech lee ergoen an Suomusu? Firwat……」 (なんで俺がスオムスに行かなくちゃならないんだ? なんで……) ビューリング「だからやめとけと言ったのに……」 キャサリン「二人とも愚痴り始めたねー」 エルマ「ラインハルト大尉はなんて言ってるんですか、ウルスラ曹長……」 ウルスラ「わからない」 エルマ「わからないって、カールスラント語じゃないんですか!?」 ハルカ「あくまでノーマルといいきるんですか、智子ちゅういいぃぃぃぃぃ」 ヴァルター「Et deet mer Leed…….Et deet mer Leed……」 (すみません……。すみません……) ビューリング「そいつはガリア語じゃないか?」 ウルスラ「カールスラント語も入ってる」
93 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/03(月) 19:44:49.44 ID:HuG7Ygb00
ヴァルター「ああ……ヒック……、すまないな。愚痴をこぼしてしまって……ヒック」
ビューリング「訛りがひどくて聞き取れないぞ」
ヴァルター「わたくし、酒には弱いようであります!ヒック」
エルマ「大尉……、いつもと変わりすぎです……」
結局、4人は酔いつぶれた3人を抱えて帰ることになった。
ヴァルター「両手に花であります!ヒック」
キャサリン「ほんとただの酔っぱらいねー」
エルマ「ですね〜……」
ヴァルター「やっぱり飲んだ後は歌わねばならん! いくぞ」
ビューリング「どこの決まりだよ」
ヴァルター「Wir jagen durch die Lüfte Wie Wotans wildes Heer,
Wir schau'n in Wolkenklüfte Und brausen über's Meer.」〜♪
(我らは蒼空の狩人。今ヴォーダンの勇猛軍団。
雲の切れ間より見下ろし、そして大洋の上突き進む。)
参考ページ・
http://rasiel.web.infoseek.co.jp/mil/flieger.htm 「勝利せよ!ウィッチーズ」の元ネタ曲
スラッセンの町にカールスラントの軍歌が響いていた。かなりテンションの高い歌声が。
ところでこれいつ俺でてくんの? プロローグ長くね?
95 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/03(月) 19:49:13.76 ID:HuG7Ygb00
>>94 少し前に書いたが
主人公は大尉だ。設定上の理由で名前があって申し訳ないが
――宿舎
エルマ「明日、2日酔いで動けないなんて事になったらどうしましょう」
ビューリング「大丈夫だろう。それにこっちはグッスリ眠れる」
キャサリン「ケモノが寝ちゃってるからねー」
エルマ「アハハハ……(苦笑)。大尉、着きましたよ」
ヴァルター「あ、足がああああ」
エルマ「きゃっ」
二人の足が絡まり、そのままベッドへた お れ た。
97 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/03(月) 19:51:13.16 ID:HuG7Ygb00
と言うことで本日はここまで 見て下さった方、ありがとうございました
おつー!
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 20:33:15.41 ID:QvQrzzOZ0
誰もいないのか リア充しかいないのか?ここは
三が日ですもん……
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 20:56:48.83 ID:fSwGGXZU0
ほ
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 21:10:25.31 ID:fciAY9Ob0
パートスレスレストが流行ってるから君達も気をつけてください ほ
誰もいないなら、予約させてもらいやす。 今すぐには投下できないんで、22:00から一時間半強ほど予約 それじゃあ都合が悪い、という人はお知らせください。
>>103 支援開始っ!
プリクローイプリクローイ!!
ダヴァイダヴァイ
106 :
狂人俺 :2011/01/03(月) 22:01:00.46 ID:xWHkW0g10
ご覧になる際の注意事項
そんじゃ、投下開始
・このSSは、イチャちょっと有り・ラブ有り・エロ無し・BADEND(?)の多分シリアスなSSです。
イチャラブ甘々SSを期待している方は、ご注意ください。
・物語の中盤〜後半、特に後半では、グロ描写が出現する展開になる可能性が「非常に」高いです。
血などの生々しい描写が苦手な方は、予めご注意願います。
・台詞や能力、シチュエーションに、スト魔女以外のマンガ・アニメ作品のパロがたまに出てくるしれません。
パロが嫌いな方はご注意ください。
・厨二成分を多分に含んでおります。厨二アレルギーの方はご注意ください。
・第一話は、製作速報VIPの『俺「ストライクウィッチーズ?」避難所』の
>>821-826 第二話は、VIP『俺「ストライクウィッチーズですねぇ」』の
>>142-166 となります。
狂人待ってたぜ支援
108 :
狂人俺 :2011/01/03(月) 22:06:00.19 ID:xWHkW0g10
尚、今回の第三話では、明確なグロ描写を含むレスがあります。苦手な方は「G注意」をNGしてください。 なお、該当レスをNGにしても、今回は一応話は繋がります。 ただし、その場合は主人公の心情表現が一部省かれてしまうので、予めご了承ください。
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 22:11:01.59 ID:T+wHOqFr0
まさか俺SSでここまで本格的な忠告が出るとはな… ごめんなさい僕は大好物ですシリアス展開
おお、狂人だ 支援
111 :
狂人俺 :2011/01/03(月) 22:11:35.17 ID:xWHkW0g10
時刻は4時半頃、襲来したネウロイを全て撃墜し、501のウィッチ達が、ロマーニャの基地へと帰ってきた。 次々にウィッチの少女達がハンガーへと降り立ち、ストライカーユニットをその足から外している。この時、各人が作業を 進めている中、宮藤は、ハンガーにある椅子に座って、ついさっき目の当たりにした光景―――――先刻の、男とネウロイの 戦闘を思い返していた。 その戦闘では、男はシールドを張る事もせず、かといってエイラのように攻撃の隙間をくぐり抜ける出もなく、ただまっすぐに ネウロイへと直進していた。通常、ネウロイの攻撃が直撃すれば、間違いなく命に関わる。事実、宮藤の上官の一人であり、 同じ501のエースであるバルクホルン大尉は、以前、ネウロイの攻撃を受けて瀕死に陥ったこともあった。男の行動は、本来 ならば、ただの自殺行為でしかなかった。 だが、実際には、男はネウロイから一切の傷を受けなかった。ネウロイの攻撃が男に届いた瞬間、男に迫っていた光線の 全てが、まるで元からそこにいなかったかのように掻き消えた。どれほどの光線が男に降り注いでも、一つとして、男に傷を 負わせる事は叶わなかった。 そうこうしている内、男はネウロイの真上へとたどり着いていた。その後、宮藤の位置からは判断できなかったが、男が腕を 振り上げた直後、ネウロイの上部で大爆発が起きた。その爆発は瞬く間に大型ネウロイを飲み干し、その姿を崩壊させた。 後に残っていたのは、辺りを舞うネウロイの白い残骸と、何事もなく宙に浮いていた男だけだった。 宮藤は、基地に戻る前に坂本が言っていた言葉を思い出す。 『奴の固有魔法は――――――エネルギーの吸収、及び放出だ』 エネルギーの吸収と放出。坂本は、それが男の魔法と言っていた。ネウロイの光線が、男に触れた瞬間消滅した現象や、 一撃で大型ネウロイすらも屠って見せたあの尋常ならざる攻撃力は、その魔法によるのだろうか。宮藤は思案を巡らせる。 「……さっきから、いったい何を唸っておりますの?」 唐突にかけられた声に、宮藤は顔を跳ね上げる。声の主は、先ほどの戦闘で行動を共にしていたペリーヌだった。 「いえ、さっきの戦闘の事で…。……あれってやっぱり、男さんの魔法なのかなーって」 「ああ、先ほどの……全く、ネウロイの攻撃を消滅させた上、大型を一撃で倒すなんて、とんでもない方ですわ……」 最早、驚きを通り越して呆れてすらいる様子で、ペリーヌが小さくため息をついた。
宮藤とペリーヌが言葉を交わしている頃、シャーリーとルッキーニが、連れだってハンガーへとやってきた。 「やっ、少佐、お疲れ様!」 「おお、二人とも来たか!」 シャーリーの陽気な労いの言葉に、坂本が反応する。シャーリーはいつもの様子だったが、ルッキーニはどこか沈んだ様 だった。坂本は、小さく手招いてシャーリーを呼び寄せる。 「やはり、この間のロマーニャの件が響いているか…」 「ああ、大分ショックだったみたいだな…励ましてはいるんだけど、どうにもあんな調子でさ…」 二人は、顔を近づけて小さな声で会話している。その内容は、ロマーニャ放棄の可能性を突きつけられて以降の、ルッキーニの 意気消沈した様についてだった。 「シャーリー、お前一人に押しつけるようですまんが…ルッキーニが一番信頼しているのはお前だ。なんとか元気づけてやってくれ」 「任せてくれよ、少佐。私だって、ルッキーニのあんな顔は見たくないんだ、またいつもみたいに笑わせてやるさ!」 坂本の言葉にシャーリーは、豊満な胸を張って威勢良く返す。シャーリーの言葉に、坂本は頬をゆるめた。 「―――そういえば、今回は中型と大型が一緒に来たみたいだけど……」 シャーリーが、ふと思い出した様子で言葉をこぼす。 「なに、あの程度、物の数ではない……と、言いたい所だが、今回の奴はなかなか厄介だったようだ。男が来ていなければ、 存外に危なかったかもしれん。……しかし、あの男の魔法、まさかあそこまでとは…」 坂本が話し終えた途端、シャーリーが強い反応を見せた。 「そうそう、それだよそれ!なんか凄い爆発が起きてたけど、一体ありゃ何だったんだ!?あの、男って奴の魔法なのか?」 興奮した様子で、シャーリーは坂本に問いかける。そのシャーリーの様子に、坂本は、先ほど浮かべたものとは若干 異なる、愉しげな笑みを見せた。 「ふふ、随分とはしゃいでいるな、シャーリー」 「そりゃそうさ、あんなの見せられたら燃えるに決まってる!あいつ、一体どんな魔法を使うんだ?」 シャーリーが坂本に問いかけたちょうどその時、男がハンガーへと降りてきた。それに気づいた坂本は、シャーリーに提案をする。 「――――ちょうど良い、本人に語ってもらうとしようじゃないか」
113 :
狂人俺 :2011/01/03(月) 22:22:47.62 ID:xWHkW0g10
501の面々に続いて、男は最後にハンガーへと戻ってきた。男は、着陸してストライカーを外すと、全身を大きく伸ばして体を ほぐしている。そこへ、シャーリーと坂本の二人が連れだってやって来た。 「さすがだな、男。お前のおかげで、今回の大型を撃墜する事ができた」 「いえ、私の魔法が、今回のネウロイに相性が良かっただけです。私など、まだまだ…」 「それよりも、男!」 坂本が、この日の最大の功労者とも言える男に、労いの言葉をかける。その男と少佐の会話に、シャーリーが割って入った。 「さっきの爆発、あれはお前の魔法なのか!?お前の魔法って、一体何なんだ!?」 シャーリーは目を輝かせながら、大声で質問をぶつける。その声を聞きつけて、他のウィッチ達も男の元へと寄ってきた。 「あっ、私も気になってたんです!さっき坂本さんは、エネルギーの吸収って言ってましたけど、どういうことなんですか?」 「早いとこ教えてくれよ、男!」 宮藤がシャーリーの質問に便乗し、シャーリーもまた、疑問への解答を催促する。 「まあまあ、まずは落ち着いてください、二人とも。……少佐、少々お時間を頂いても、よろしいでしょうか?」 「ああ、構わん。皆、お前の魔法の詳細が気になって仕方ない、という様子だからな」 男の確認に対し、坂本は了承を出した。それを受け、男は一息ついた後、自身の魔法について語り始めた。 「まず、私の魔法そのものは、先ほどそちらの扶桑のお嬢さんがおっしゃっていた通り、エネルギーの吸収、放出です」 男が口を開くと、ウィッチ達は一斉に口を閉じ、男の方を向く。特に強い興味を示していたシャーリーや宮藤は、目を爛々と 輝かせつつ、真剣に耳を傾けている様子だった。 「具体的には、『吸収』というのは、何らかのエネルギーそのもの、またはそのエネルギーを持つ物体が体に触れた時に、その エネルギーを全て吸収して無効化し、吸収したエネルギーは、自身の中にストックしておく事ができます。先ほどの戦闘でネウロイの 攻撃を無効化したのは、この『吸収』によるものです。」
114 :
狂人俺 :2011/01/03(月) 22:28:06.20 ID:xWHkW0g10
男がそこまで解説したところで、シャーリーが勢いよく手を挙げた。 「質問、質問!その、“何らかのエネルギー”ってのは、何でも吸収出来るのか?」 「いいえ、制限はあります。吸収出来るのは、ネウロイの光線以外は『熱エネルギー』のみです。これ以外のエネルギーは 一切吸収出来ませんが、熱であれば、どんなものでも吸収出来ます。」 言葉を続けながら、男はペリーヌの方に手を向ける。 「例えば、あちらのフロイラインが先ほど放っていた電撃自体は、私の魔法では吸収できません。しかし、電撃を受けること によって発生する熱は吸収出来るので、電流を浴びても、火傷をする事だけはありません」 男がそこまで説明をすると、今度は宮藤が口を開いた。 「私も、質問します!さっき、“エネルギーをストックする”って言ってましたけど、どういうことですか?」 「文字通り、『体の中にエネルギーを貯めておく』という事です。これが、先ほど申し上げた『放出』に繋がります」 男は一度言葉を句切り、軽く咳払いをすると、説明を続けた。 「申し上げたとおり、私はエネルギーを吸収し、貯蔵することができます。貯蔵量は無制限で、限界量というのはありません。 そして、その貯蔵したエネルギーを何らかの形に 変換して、体外へ向けて放出する事ができるのです。放出の際の変換に ついては、特に制限はありません。電気でも熱でも、ネウロイの光線にも変換する事が可能です」 男が言葉を句切ったところで、今度はリーネが質問を投げかけた。 「す、すいません、あの、私も質問しても良い、ですか…?」 後半へ行くに連れて声が小さくなったリーネに対し、男は軽い笑みを浮かべつつ頷き、了承の意を表した。 「えっと、そ、それじゃあ、さっきの戦闘で大型のネウロイをやっつけたのは、その『放出』で、ということなんでしょうか…?」 「その通りですよ、フロイライン。私はあの大型に近づく前に、大量の攻撃を浴びてその全てを吸収しました。あの大型への 攻撃は、その吸収した分を全て叩きつけただけです」 そう言いながら、男は両手にはめていた、紋様の書かれた黒い手袋を取り出す。 「そして、この手袋は、そのエネルギー放出を更に強化するためのものです。この模様は、放出されるエネルギーを増幅する、 言わば呪文のようなものです」
115 :
狂人俺 :2011/01/03(月) 22:33:26.12 ID:xWHkW0g10
男はリーネの質問に答えた後、ふと思い出した様子で口を開いた。 「そうそう、先ほど『吸収』と『放出』の条件を申し上げましたが、力学的エネルギーは、双方ともに対象外となっています。つまり、 物体が動く力や止まろうとする力は、吸収はもちろんのこと、変換して放出することもできません」 男が周囲を見回すと、宮藤を始めとして、数人が疑問の色を顔に貼り付けていた。今ひとつ、説明が飲み込めなかったらしい。 「例を挙げれば、仮に私が爆発に 巻き込まれたとすると、熱を吸収して火傷を防ぐ事はできますが、爆風は吸収出来ないので、 結局は吹き飛ばされてしまいます。他にも、運動エネルギーを放出して周囲の物を吹き飛ばすといったこともできません」 そこまで言って、先ほど眉間に皺を寄せていた面々も、ようやく納得した様子を見せた。 「―――まとめましょう。私の魔法は『吸収』と『放出』。吸収できるのは熱のみで、放出は、力学的エネルギーを除けば、あらゆる 形態に変換可能。変換したエネルギーは攻撃に転用できる。……こんな所でしょうか」 男が自信の固有魔法についての解説を一纏めした所で、坂本が口を開いた。 「成る程、過去に、お前が頻繁に大型狩りに回されていたのは、火力の高い大型相手の方が、お前自身の攻撃力が上がるからか」 「お見事、ご名答です。仰るとおり、私の攻撃力は対峙するネウロイの火力に依存するので、大型を相手にした方が効率が良いのです。 逆に、火力の低い小型相手の場合は攻撃用のエネルギーがなかなか貯まらないので、かえって時間がかかってしまうのです」 坂本の言葉に対して応答を行うと、男は言葉を続けた。 「――――私の魔法の解説は、これでほぼ全てです。他に質問をお持ちの方は、いらっしゃいますか?」 おおよその説明を終えた男は、眼前の少女達へ確認の言葉をかける。彼女達からは、特に声は上がらなかった。それを見て、 ミーナが口を開く。 「これ以上は疑問も皆無いようですし、夕食の時間まで、一度これで解散と――――――」 ミーナが解散を告げようとするも、そこへ男が割って入る。 「失礼ながら、ミーナ中佐。501の皆さんの名前を、一応確認しておきたいのですが……」 男の言葉に、ミーナはハッとした表情になる。 「ご、ごめんなさい、そう言えば、皆の自己紹介は、まだ終わっていなかったわね……。私と美緒はもう済ませているし、エーリカは お知り合いなのよね……それでは、それ以外の人は、今この場で自己紹介をしましょうか」
ミーナはエーリカのことをフラウって呼ぶよ だがこまかいことは(
TPOによると思うお
>>116 カールスラント組でいるときはそう呼ぶけど、ほかの人と喋るときはハルトマンっていうよ
「じゃあ、最初は私から行くかな。名前はシャーロット・E・イェーガー、出身はリベリオンで、階級は大尉だ。よろしくな!」 「えっと、扶桑皇国海軍、宮藤芳香です!階級は軍曹です、よろしくお願いします!」 「え、えーっと…リネット・ビショップです、出身はブリタニアで、階級は曹長です。よ、よろしくお願いします……」 ミーナの言葉を皮切りに、501の面々が、次々と自己紹介を済ませていく。そうして、ミーナ、坂本、ハルトマンを除く8名の 自己紹介が終わり、ミーナが口を開いた。 「それでは、今度こそ、夕食まで一時解散としましょう。この後は各員自由とします。それと、宮藤さんは、事前にお願いした 通り、男さんを彼の部屋まで案内してあげてくださいね」 501のウィッチ達にしばしの自由時間が宣言されると共に、ミーナと坂本はハンガーを後にし、ペリーヌもまた、坂本の 後へとついて行った。次いで、男の案内を頼まれた宮藤が、男の元へと寄ってくる。 「それでは、男さんの部屋まで案内しますので、一緒に行きましょう」 「はい、よろしくお願いいたします、宮藤さん」 男は、微笑を絶やすことなく、宮藤に対して言葉を返した。その直後、男は、とすん、と何か小さな物がぶつかったような 感覚を腰の後ろの辺りに感じた。男がその正体を確かめるべく後ろを振り向くと、そこには男の腰にしがみつきながら、その 背中に顔を埋めるハルトマンの姿があった。 「………どうかしたかい、エーリカ」 男が問いかける。しかし、ハルトマンは反応する素振りを見せない。男は宮藤と顔を合わせ、少し困ったような表情を互いに 浮かべた。男は、再度ハルトマンに声をかけた。 「……エーリカ、しがみつかれていては、私も動けないんだ。何かあったなら、言ってごらん?」 二度目の男の言葉に対し、ハルトマンは小さく声を漏らした。 「………一人で大型に突っ込んだりして………心配したじゃんか……………バカ…」 ハルトマンの僅かに震えた声を聞いて、男の表情が僅かに強張る。男は、その固有魔法のために、ネウロイの放つ光線 によっては決して傷つかない。故に、男は今回の戦闘で、単身大型へ迫った。しかし、その時点では、ハルトマンは未だ 男の魔法の性質はおろか、そもそも固有魔法を持っている事すらも知らなかった。男の行動は自殺行為にしか見えなかっただろう。 この言葉に、男はハルトマンに――――視界の下方で、小さく震えながら自分にしがみついている少女に、意図してはいなかった とはいえ、残酷な恐怖を与えてしまったことに気づく。
120 :
狂人俺 :2011/01/03(月) 22:44:57.05 ID:xWHkW0g10
「………すまなかったね、エーリカ」 言いながら、男はハルトマンの頭を優しく撫でる。男の言動に対し、エーリカは、男の上着に埋めていた顔を上へずらし、 男を見上げた状態になる。彼女の目の回りは若干腫れており、目そのものも僅かに充血していた。 「…………反省、してる?」 「ああ、もちろん反省しているとも。もう、心配をかけるような戦い方はしない」 「…………なら、良い」 男とのやり取りの後、ハルトマンは男からいったん離れ、軽く目元をこすった。ふと前を見ると、目を丸くしている宮藤が、 呆然とした様子でハルトマンを見つめていた。 「――――――――――――――」 ハルトマンと宮藤の目が合う。次の瞬間、宮藤は我に返ったように小さく声を漏らし、それと同時に顔を真っ赤に染めた。 「え、えっと、その、あの…………ご、ごゆっくりー!」 叫ぶや否や、宮藤は脱兎の如く駆け出し、あっというまに姿を消した。 「……ちょ、ちょっと待ってよ宮藤ー!違うってばー!」 ハルトマンもまた、慌てて宮藤の後を追い、扉の向こうへと消えていき、後には男一人が取り残される。その男はというと、 一連の流れについて行く事ができず、ただその場に立ち尽くすのみだった。 「………少しよろしいですか、男少佐」 呆然としていた男に、後ろから声がかかる。そこには、やや堅い面持ちのバルクホルンがいた。目の前の少女に対応すべく、 停止していた男の脳は、その活動を再開させる。 「――――失礼、すこし呆けていました。何のご用でしょう」 男がバルクホルンへと向き直る。日頃勇ましいその少女は、普段からは創造できない、しおらしい態度を見せていた。彼女は 目を伏せながら、申し訳なさそうな表情を浮かべつつ口を開いた。 「……先ほどの、出撃前のことですが……」 彼女の言葉を聞き、男は眼前の少女の様子に対して合点がいった。出撃前のやり取りでは、彼女は自身の実力に対して 疑問を投げかけた。そして自分は、ことネウロイに対しては圧倒的とも言える実力を明確に示した。故に、彼女は男の実力を 計ろうとした発言に引け目を感じている―――――おおよそはこんなところだろうと、男は推測する。
121 :
狂人俺 :2011/01/03(月) 22:49:39.99 ID:xWHkW0g10
「……貴方の実力を知らずとはいえ、貴方の事を値踏みするような言動をしてしまいました。…もうしわけありません」 果たして、男の推測は正しかった。男としては、そんなことは忘れたふりをしてしまえばいいだろうに、と考えてしまう。 だが、彼女はそれを良しとしなかった。彼女は実直なだけでなく、自分自身にも厳しい性根だったのだ。 その様な人柄をバルクホルンの言動から見出し、男は心中笑みを浮かべていた。 自分に向かって頭を下げているバルクホルンに対し、男は静かに声をかける。 「頭を上げてください、大尉。私はこの部隊では闖入者だ。貴方の態度も無理からぬものでしょう」 「しかし………」 なお自責の念を抱いた様子のバルクホルンを制して、男が言葉を続ける。 「少なくとも、私は貴方の言動を受け入れています。…それで全て良しと致しましょう」 「……ありがとうございます」 二度目の男の言葉に、ようやくバルクホルンが頭を上げる。それでもなお、彼女の表情は沈み、顔は下を向いていた。 眼前の少女の顔に張り付いている暗い影を剥がすためにはどうしたものかと、男は思案を巡らせる。そこで男は、ふと 彼女との出撃前のやり取りの一部を思い出した。 「大尉」 短く、男はバルクホルンに声をかける。改めてバルクホルンが顔を上げた所で、男は口を開いた。 「貴女は謹厳なだけでなく、自身を甘やかさない人柄です。やはり、貴女はすばらしい女性だ」 男の言葉に、バルクホルンの表情が一瞬固まる。数秒置いて、彼女の顔はみるみるうちに赤く染まっていった。 やはり、この少女はこの手の言葉に耐性がないのだろう。男は男で、少なからず彼女の反応を楽しんでいた。 「な、な、な………!」 唐突な言葉に我を忘れ、口は空気を求める魚のように開閉を繰り返している。同様の余り言葉が続かないバルクホルンへ、 からかくような声後ろから投げかけられる。 「いやー、お熱いねぇ、お二人さん」 「な、シ、シャーリーか!なな、何を言っている!わ、私は何も……!」 必死の形相で反論してくるバルクホルンをシャーリーは適当にいなし、男へと歩み寄った。
>>118 そっか
原作覚えてないから…
見直す暇は無いし…
再放送あるよ 今日はTVK明後日はTOKYOMX 他の局でもやるからチェックだ
「ストライクウィッチーズという作品は飽くまで戦記作品であり、記録者の受け取り方によって変化するものなのです」
125 :
狂人俺 :2011/01/03(月) 23:00:49.19 ID:xWHkW0g10
「悪いな、男。ちょっといいかい?あんたと話したい事があるってやつがいるんだが…」 頼み込む仕草を見せつつ、シャーリーが尋ねる。 「ええ、構いませんよ。して、その方は?」 男の言葉を聞きどけた後、シャーリーは背後の人物を前へと促す。シャーリーの後ろから現れたのは、暗い表情の ルッキーニだった。ルッキーニは男へ近づくと、男の上着の端を掴みながら、小さく呟いた。 「男も……男も、ロマーニャを、一緒に守ってくれるよね……?」 褐色の少女は、平時の快活さとは打って変わって、その目を不安に滲ませながら、縋るように男に問いかける。 男は、膝を折って自身の目線をその少女に合わせ、眼前の少女に言葉をかけた。 「――――約束しましょう、ルッキーニ。全力を以て、このロマーニャは私が守る。この国を襲うネウロイは、私が倒す」 男はルッキーニと目を合わせたまま、力強く言い放った。先ほどまで沈んでいたルッキーニの顔に、明るさが灯る。 「何も怖がる事はありませんよ、ルッキーニ。君ぐらいの子は、笑っている方が良い」 「……うん!ありがとね、男!」 男とのやり取りですっかり明るさを取り戻したルッキーニは、早速男に飛び付いた。最初は男の腰の辺りでじゃれていた ルッキーニは、次第に背中、肩、頭と上っていき、現在は男に肩車される格好となっている。普段見ている風景とは全く 異なる景観に興奮しているルッキーニを余所に、シャーリー、バルクホルン、男の三人は言葉を交わしている。 「ありがとうな、男。この間からルッキーニの奴、ずっと落ち込んでてさ。あんたがあれだけ断言してくれたおかげで、 こいつも元気になったよ」 「おいシャーリー、男少佐は上官だぞ!そんな言葉遣いがあるか!」 あっけらかんとした態度で話すシャーリーを、バルクホルンが諫める。語気を強めるバルクホルンに男が声をかけた。 「構いませんよ、バルクホルン大尉。私としては、皆と同じように接してくれるほうが嬉しいですから」 「しかし、上官である貴方にばかりそのような……」 「私の口調でしたら、これは単なる癖ですので、お気遣い無く」 反論するバルクホルンに、毒気のない顔で男が応じる。バルクホルンは、若干渋い顔をした後、すぐに表情を元に戻した。 「……わかった、では、私も普段通りに話させてもらうぞ、少佐」 バルクホルンの言葉に、男は微笑みながら頷いた。
>>123 ダンケシェーン
でも俺北海道在住なんだ
127 :
狂人俺 :2011/01/03(月) 23:06:20.78 ID:xWHkW0g10
「……むむむむ…………」 「…さっきからずっと唸って、どうしたの、エイラ?」 「エイラさん、頭でも痛いんですか?」 男が二人の大尉と話している傍らで、エイラは一人、顔をしかめながら小さく唸っていた。原因は、出撃の直前から続いていた 違和感である。今、小さな褐色の少女を肩に乗せている人物について、どこかで聞いた気がする、という感覚が、戦闘が終了 した後も、止まることなくエイラの中の這いずり回っていた。そのため、すぐそばでサーニャとリーネの二人が声をかけてきても、 彼女には聞こえていなかった。 頭を悩ませているエイラを余所に、ルッキーニは男の肩の上ではしゃぎ、男と大尉二人は会話を続けている。その会話の最中、 シャーリーが不意に男に尋ねた。 「そういえば、あんたの前回の赴任地ってどこだったっけ?」 「はて、出撃前のミーティングで伝えたと思いますが」 「あれー、そうだったっけー?あたし覚えてないよー」 「私も記憶が無いが…どうやら男性がこの部隊にやってきたという事に驚いた余り、少佐の言葉を聞き逃してしまったようだな」 シャーリーの問いを皮切りに、四者各々が口を開く。男は苦笑しつつも、その質問に答えを返す。 「では改めて。私の前回の赴任地は、スオムスの基地ですよ」 男が何と無く発した答えがエイラの耳に届いた瞬間、彼女の中の違和感は一気に霧散した。エイラは唐突に男の元へと 駆け寄り、その腕を引いて、自分の方へと向かせた。男の上では、バランスを崩して落ちかけたルッキーニが悲鳴を上げている。 「…一体どうしましたか、エイラ中尉?」 「何すんのさ、エイラー!危ないじゃんかー!」 男の頭上からルッキーニがエイラの行動を非難するも、エイラの耳には届いていなかった。他人に出された謎かけをやっとの ことで解いた子供のように目を輝かせたエイラが口を開く。 「オマエ、今、前任地はスオムスって言ったヨナ!?」 「え、ええ、まあ」 エイラの勢いに気圧された様子で男は答える。男が肯定するや否や、エイラは次の質問を投げかけた。
128 :
狂人俺 :2011/01/03(月) 23:12:45.12 ID:xWHkW0g10
「あの、エイラさん、男さんの前任地が、どうかしたんですか?」 「…急にどうしたの、エイラ?」 エイラのすぐ後ろから、リーネとサーニャの二人が声をかけるも、興奮しているエイラは応じない。 「オマエ、スオムスでは他の奴らに『グラトニー』って呼ばれてたダロ!」 得意げな笑みを満面に浮かべながら、エイラが言い放った。その言葉に、男が僅かに目を見開いた。 「ええ、まあ、その通りですが……よくご存じですね」 驚きを露わにした表情で、男は答える。その回答に、エイラは自慢げに笑いながら仁王立ちしている。その一方で、二人の 周囲はきょとんとした表情だった。 「ねーねー、『グラトニー』ってどーいうことー?」 「一応、ブリタニアの言葉では、『大食漢』とか、ご飯をたくさん食べる人っていう意味ですけど…」 ルッキーニの質問に、リーネが答える。 「ふむ、となると、少佐が『グラトニー』と呼ばれていたのはどういうことか、見当は付くか?」 「え、えと、あの、その……すいません、分かりません…」 「え、いや、そんな小さくならなくとも……」 次いでバルクホルンに質問され、答えられなかったリーネは縮こまってしまった。リーネの予想外の対応に、バルクホルンは 慌てた様子になる。 「ハハハ、リーネはカールスラントの堅物はおっかないってさ!」 「なっ、貴様、何を言うか!」 「あ、あわわわ…や、やめてくださ〜い!」 慌てたバルクホルンをシャーリーが茶化し、バルクホルンが挑発に食いつく。その状況に今度はリーネが慌てふためき、 二人の仲裁を試みるも、今ひとつ押しが弱いために、なんら意味を成さなかった。 「でさ、男ー。なんで男は、『グラトニー』なんて呼ばれてたのー?」 シャーリーとバルクホルンの二人が喧々囂々の言い合いを繰り広げるのを尻目に、ルッキーニは男に問う。 「まあ、恐らくは私の魔法が由来でしょう」 「男さんの魔法……ですか?」 男の言葉に、サーニャが疑問符を浮かべながら呟いた。
129 :
狂人俺 :2011/01/03(月) 23:17:54.75 ID:xWHkW0g10
「多分、私がネウロイの攻撃を吸収して、更にそれを自身の攻撃にも使っているのをみて、どこかの誰かが『あいつはネウロイの 攻撃を食いながら戦っている』とでも揶揄したのでしょう」 「なるほどね〜」 男の推測に、ルッキーニは納得の声をあげる。サーニャもまた、同様の表情だった。一方でエイラは、バルクホルンとシャーリーの 喧噪も、男とルッキーニ達のやり取りも我関せずといった様子で、自身の違和感の解消の余韻に浸っていた。 「あ〜スッキリした!イヤ〜さっきからずーっとモヤモヤしてたんだよナ〜!」 彼女は、ハンガー中に響き渡る勢いの大尉二人の言い合いも全く意に介していない。どこまでもマイペースな少女だった。 「それにしても、エイラ。一体どこで前任地での男さんの呼び名なんて知ったの?」 エイラが男の前任地での情報を知った経緯について、サーニャが尋ねる。ルッキーニも、男の頭の上から興味深げに頭を 突き出した。 「アア、そのことカ。以前にさ、ニパの奴から、『最近、スオムスに男の人で、しかも凄腕のウィッチがいるらしい』っていう内容の 手紙が来たんダヨ。その中に、男の『グラトニー』って渾名も書いてあったンダ」 「ニパというと、502のウィッチの方のことですか?」 「アア、そうだナ。オマエ、会った事はなかったのカ?」 「ええ、私は502の方々とは別の基地にいたので。名前だけは聞いたことがありますが」 エイラとの会話の最中、男達はふと、先ほどまでハンガーに響き渡っていた怒号が収まっている事に気づいた。面々が 二人の大尉の方向を見ると、いつの間にか戻ってきたハルトマンと宮藤の二人が、それぞれバルクホルンとシャーリーを 窘めているところだった。 「もー、ホントにトゥルーデは沸点低いんだからー。もうちょっとドッシリ構えないと」 「め、面目ない……」 「シャーリーさん、駄目ですよあんまりバルクホルンさんをからかっちゃ!皆で仲良く、です!」 「あははは……悪かったよ、宮藤…」 二人の大尉が、それぞれ中尉と軍曹に諭されている、という世にも奇妙な風景があった。
第四波動!
131 :
狂人俺 :2011/01/03(月) 23:27:52.94 ID:xWHkW0g10
「おや、二人ともいつの間にか戻ってきたんだい?」 男が宮藤とハルトマンの二人へ問いかけ、ハルトマンがそれに答えた。 「ほんのついさっきだよ。宮藤ったら、一人で勝手に暴走しちゃうんだから…」 「す、すいません……」 ハルトマンの言葉に、宮藤がばつが悪そうに俯く。その表情を見て、男は少しの悪戯心を抱いた。 「ふむ、私としては、誤解ではなく事実であったほうが嬉しいがね」 男が、ハルトマンの方を向きながら愉しげに呟いた。 「じゃ、じゃあ、男さんとハルトマンさんはやっぱり……!」 「ストップ、ストーップ!そんなんじゃないってば!も−、後が大変なんだから、変に宮藤のこと暴走させないでよー!」 男の言葉に、また顔を林檎のように赤らめ始めた宮藤を、ハルトマンが制した。 「ハハハ、悪いな、エーリカ。ついつい、その子はからかいたくなってしまってね」 ハルトマンの非難に、男は軽い口調で答えた。 「そーいえばさー、男ってハルトマン中尉と喋る時はずいぶんくだけてるよねー」 ルッキーニの言葉に、ハルトマンの顔が凍り付く。それとは対称的に、男は愉しげな表情のままだった。 「言われてみれば、あたし達と話してる時に比べると、ずいぶんフランクだよな」 「よくよく思い出すと、男さんって、ハルトマン中尉だけは、名前で呼んでますよね……」 「たしか、男とハルトマン中尉って、昔なじみなんだっけー。やっぱり、仲いーんだねー」 シャーリー、リーネ、ルッキーニと、周囲の面々が好き勝手に物を言い出す。周囲の言葉を聞いて、宮藤は三度、その 顔を赤く染め始めた。 「や、やっぱり、男さんとハルトマンさんって……!」 「あーもー!宮藤は恥ずかしい想像禁止ー!」 ハルトマンの絶叫が、ハンガー全体に響き渡った。
132 :
狂人俺 :2011/01/03(月) 23:33:26.95 ID:xWHkW0g10
―――――――――――――――――――― 先ほどのハンガーでの喧噪から数分後、宮藤と男の二人が、基地の廊下を並んで歩いている。 「さっきはすいません…私ったら、ついつい想像が先走っちゃって…」 「いえいえ、私も楽しませていただきましたので」 「えー!そんなぁ…!」 先刻、宮藤が三度目に真っ赤に茹で上がった後、ハルトマンの必死の釈明の末にようやく宮藤は落ち着きを取り戻していた。 今は、元々ミーナに与えられた指示の通り、男を割り当てられた部屋へと案内しているところである。 「ははは、まぁ、貴女も珍しいものを見る事ができた、ということで勘弁してください」 男は、笑いながら宮藤へと語る。 「珍しいものって言うと……」 宮藤は、先ほどまでいたハンガーの風景を思い出す。宮藤がハルトマンの説得で平静を取り戻した後、結局ハルトマンは シャーリーやルッキーニ、エイラなどによって散々にからかわれていた。冷静さを失って、耳まで赤くして反論しているハルトマンの 姿というのは、確かに滅多に見る事ができる物ではなかった。 「……ふふっ、そうですね。…今だから言いますけど、真っ赤になってるハルトマンさん、正直ちょっと可愛かったです」 宮藤は楽しげに頬を緩ませつつ、男の言葉に納得した。その宮藤の姿を見て、男もまた、優しげな微笑みを浮かべながら 宮藤のやや斜め後ろを歩いていく。 「そういえば、男さんとハルトマンさんって、昔からの知り合いだったんですよね。どうやって知り合ったんですか?」 歩みは止めないままに、宮藤は男を見上げて尋ねる。 「私は、以前は医学の道を志していたのですよ。彼女とはその頃に知り合いましてね。かれこれ、六年になりますか」 昔を思い出したのか、懐かしそうな表情で男は語る。
133 :
狂人俺 :2011/01/03(月) 23:38:46.09 ID:xWHkW0g10
「えっ、男さんって、元はお医者さんを目指してたんですか?それがどうして軍に?」 意外そうな表情で宮藤が尋ねる。元を正せば、自分自身も同じ境遇であるという事には考えが及んでいない様子だった。 宮藤の質問に、男は少し照れくさそうにしながら話し始める。 「切っ掛けは、エーリカが―――ハルトマン中尉がネウロイと戦っているまさにその現場を見た事、ですね」 「……その時、何かあったんですか?」 宮藤が不安そうな表情で、男を下から覗き込んだ。男は笑みを浮かべたままではあるが、その目には若干暗い色が映っていた。 「……なに、昔の話です。せっかくですから、お聞かせしましょう」 遠い目をしつつ、男は軍を志した切っ掛けを―――――――六年前の光景を回想した。
134 :
狂人俺 :2011/01/03(月) 23:44:06.11 ID:xWHkW0g10
―――――――――――――――――――――――― 時は1939年。この日の深夜、ネウロイの侵攻は男が暮らしていた街まで伸びていた。 男は、数冊の本と数点の小物を抱えながら、人混みの中を駆けてゆく。辺りには、はぐれた我が子を呼ぶ母親、怪我人を 励ましている男性、民衆の避難誘導を行う軍人と、様々な人々の絶叫が溢れかえっていた。避難していく人々の群れでは、 時折、波に圧されて突き飛ばされ、動けなくなった老人や怪我人も伺える。男のすぐ横の男性は、足がもつれたのか、唐突に その場に倒れてしまった。群衆は構わずその男性を踏み越えてゆく。他人の心配をする余裕など、一人として持ち合わせていなかった。 背後を振り返ると、夜にもかかわらず、彼の住んでいた街は明るく輝いている。漆黒のはずの夜空は、不気味な赤に 染まっていた。既に彼の故郷はその面影を残しておらず、建物は無残に打ち砕かれ、街路の石畳の上では真っ赤な炎が のたうち回っている。その地は、地上の焦熱地獄と化していた。 空に広がる真紅の中を、巨大な黒い影が迫ってくる。人類の敵にして、彼の故郷を地獄へと変えた張本人、ネウロイの姿だった。 軍人達は必死で民衆の退避を促すも、人が多すぎるために流れはなかなか進まない。その間にも、ネウロイは男がいる波へと 迫っていた。 「…落ち着いてください!焦れば、かえって避難は遅れます!皆さん、落ち着いて避難してください!」 軍人の一人が、既に枯れかけている喉を強引に開き、声を張り上げる。しかし、恐怖に完全に飲み込まれた民衆の耳には 全く届かなかった。刻一刻と、ネウロイの影が大きくなってゆく。 その様子を見た軍人が、再度かすれた声で叫ぶ。 「皆さん!どうか、落ち着いてください!落ちつ―――――」 二度目の勧告は、最後まで発される事はなかった。波の真上へとたどり着いたネウロイから、赤い光が地上へと放たれる。 ネウロイの光線は地上をなぎ払い、有象無象の区別無く、無慈悲に群衆を吹き飛ばす。男は光線の直撃こそ浴びなかったものの、 その衝撃に吹き飛ばされ、道路脇の建物の壁に打ち付けられた。
支援
しえん
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 23:49:24.75 ID:uKG+Kq2r0
支援
138 :
狂人俺 G注意 :2011/01/03(月) 23:49:31.48 ID:xWHkW0g10
壁にぶつかった衝撃で、男の視界が揺れる。男は全身の痛みに呻くも、再び走り出すために体を強引に引き起こす。軽く 頭を振って意識をはっきりと取り戻す。そして、男は眼前の惨状を目の当たりにした。 地面では、小さな炎が蛇の舌のように蠢いている。先ほどまで自分が走っていた道路は、巨大な猛獣の爪で裂かれたように 抉れていた。その裂け目の周囲には、自分と同様にネウロイによって吹き飛ばされた人々が転がっていた。 周囲を見渡すと、自分同様に若干の傷を負った程度の者もいれば、ある者は腕や足を失い、ある者は全身が真っ二つに 両断され、またある者は、何日も暖炉に放り込まれていた薪のように真っ黒に焼き焦げていた。中には人の形を留めていない 者もおり、瓦礫に押し潰され、踏まれた果物のような姿に成り果てている者もいた。 男の周辺の空間を、悲鳴と絶叫が埋め尽くす。 「う、腕が……俺の、腕が……!」 「痛い……熱い……誰か……!」 「ああああ!火が!火が!…畜生、足は、俺の足はどこだ!畜生!」 「……これが……戦争か……」 眼前の光景を目にして、かすかな声で男は呟く。その声は震えているが、男の胸中に恐怖は無かった。代わりに埋め尽くすのは、 悲哀ではなく、憎悪でもない。男がそれまでの生涯で感じた事のない感情が、男の脳内に敷き詰められていた。 「………これが……戦争…なのか……!」 男の指が地面を掻きむしる。男の目は見開かれ、呼吸は荒い。心拍は激しさを増すばかりだった。 今この時も、辺りをネウロイの光線が駆け巡っている。その度に、建物は切り崩され、地面は穿たれ、人はあちこちへと 吹き飛ばされてゆく。先ほどまで必死に助けを請うていた女性は千々に吹き飛んだ。足を引きずりながら逃げようとしていた 男性は、光線で作られた断層へと飲み込まれていった。道路を挟んで男の反対側に這いつくばっていた老人は、伸びてきた 炎に食い尽くされた。 奇妙な感覚が、男の中に現れていた。目の前で破壊されている街は、自分の故郷のはずだ。目の前で虐殺されているのは、 自身と同郷の人々のはずだ。中には見知った顔もあった。しかし、終ぞ男は悲しみも憤怒も抱かなかった。代わりに抱いたのは、 恍惚にも似た何か―――――――かけがえのない故郷が蹂躙されてゆく様に、この上ない悦楽を覚えていた。
今日は下手に浮上するとスレストが来るから下げたほうがいいかもしれない
140 :
狂人俺 :2011/01/03(月) 23:55:15.52 ID:xWHkW0g10
男の頭上に、再度ネウロイが迫ってくる。しかし、混乱している男はそれに気づかない。頭上のネウロイは、男の周辺に 狙いを定め、攻撃の態勢を取る。未だに、男は上空を見上げる事すらしない。 遂にネウロイが攻撃を放とうとしたその刹那、無数の銃弾が、発砲音と共にネウロイへと降り注いだ。ネウロイは僅かに 体勢を崩し、男はその音に反応して空を見上げた。そして目にしたその姿に、男は思わず呟いた。 「……エーリ…カ…」 空中では、半年ほど前に唐突に「軍に入る」と告げられて以降、顔を合わせていない友人の姿があった。金髪の少女は その細い体に不似合いな鋼鉄の固まりを抱えながら、ネウロイの周辺を飛び回る。時たま放たれる光線を危なげなく回避 しながら、ネウロイに銃弾を浴びせ続けていた。まるで重力から解放されたかのように、その少女は真っ黒な異形の周囲を 縦横無尽に飛び交っている。 その少女の姿に、男は息を呑んだ。人々を虫けらのように蹂躙したネウロイを、自身のよく知る一人の少女が、翻弄している。 頭上の風景を見ている内、男は自分の中の、ある感情に気づく。先ほど、破壊された街を見ていた時とは異なる、それでいて 今この場では奇妙な感情。男自身にも、その感情がなんなのかはっきりとは言い表せなかった。 あえて表すならば――――――――――――――――それは羨望だった。 男が思案を巡らせている内にも、少女はネウロイへ銃弾を叩き込む。そしてその中の一発がネウロイに着弾した瞬間、 ネウロイは真っ白になって砕け散った。男の位置からは見えないが、恐らくネウロイの急所とされるコアに命中させたのだろう。 ネウロイの撃破を確認すると、見知った金髪の少女―――エーリカ・ハルトマンは、何処かへと飛び去っていった。 「あっ……」 思わず声をかけようとうするも、既に少女の姿は見えない。しばし呆然とする。そして数秒後、男は我に返った。 今はこんな所で突っ立っている場合ではない。一刻も早く安全なところへ避難しなければ―――――――――― 本来の目的を思い出し、男は走り出す。体のあちこちは痛むものの、構っている暇は無い。男は全力で、 街の外へと走り出した。
141 :
狂人俺 :2011/01/04(火) 00:01:04.04 ID:Mk+IH3Bq0
―――――――――――――――――――――――――――――――――― 「……そして無事避難した後、居ても立っても居られず、気づけば私は軍に志願していました。そして軍に入った際の検査で ウィッチの適正が発覚し、ウィッチとして各地を転戦。今に至る、という訳です」 過去の記憶を話し終え、男は一息ついた。 「…今思えば、あの時の感情は、空を自由に飛び、ネウロイを討つエーリカに対する憧れだったのかもしれませんね」 男の横では、宮藤が暗い表情を浮かべている。 「……男さん、大変だったんですね……」 「……いえ、このご時世ではよくある事です。どうかお気になさらず」 それでも、宮藤の表情は沈んだままだった。それを見て、男は宮藤の頭に軽く手を乗せ、撫で付ける。 「…へっ!?お、男さん…?」 男の突然の行動に、宮藤は動揺を見せる。宮藤の様子に構わず、男は言葉を続けた。 「貴女ぐらいの年頃の女性は、笑っていた方が良い。貴女がそんな風に落ち込んでは、周りの皆も引きずられてしまいますよ?」 「……そう、ですね。……うん、はい、そうします!…えへへ…」 男の優しい口調の言葉に、宮藤は素直に応じた。その一方で、やや照れくさそうに顔を赤らめていた。 先ほどのやり取りから更に数分、男と宮藤は基地の廊下を移動した。そして一つのドアの前で、宮藤が足を止める。 「男さん、この部屋が、男さんに割り当てられた部屋です」 言いながら、宮藤はドアを開けた。中にはベッドが一つと、椅子とテーブルが一組という至ってシンプルな部屋だった。 「ありがとう、宮藤軍曹。貴女ももう自室へ戻っていただいて構いませんよ」 「はい、それでは失礼します!…ところで、その袋って、一体なにが入っているんですか?」 宮藤は、男が左手に握っている小さな革袋を指さして尋ねる。右手に大きなトランクを持っているのにもかかわらず、 男はわざわざ別の小袋に何かを分けているようだった。
142 :
狂人俺 :2011/01/04(火) 00:06:31.41 ID:Mk+IH3Bq0
「ああ、これですか?これは薬の瓶が入っているのです。割れてはいけないので分けているんですよ」 「薬?…どこか、悪いんですか?」 男の言葉に、宮藤が不安気に尋ねる。 「いえ、私は少々躁病を患っておりまして。戦闘後は専用の薬を飲まないと、たまに錯乱状態になってしまうんですよ」 男が説明するも、宮藤の顔色は晴れない。 「あの…本当に大丈夫なんですか…?」 「ええ、ご心配なく。薬さえ飲めばまず発症しない程度なので」 この言葉に、ようやく宮藤は安心した表情になった。 「そうですか…わかりました!それじゃあ、あと二時間ほどで夕食なので、ちゃんと食堂まで来てくださいね!」 元気よく走り去っていく宮藤を見送り、男は自室へと入っていく。男は袋の中から小瓶を取り出すと、中から錠剤を 一錠取り出した。取り出した薬をそのまま口へ運び、飲み込んだ。 男は、先ほど宮藤に話した過去を思い出す。先ほど、自分は宮藤に「あの時の感情は、ハルトマンへの憧れだった」と 語ったが、男自身はその結論を疑問視している。 軍に志願した時は、男自身も宮藤に説明したとおりだと考えていた。しかし、今思い返しすと、あの時の自分の感覚は 決して単なる憧れではなかった。もっとおぞましい何かが、自分の中に巣くっている――――言いようのない不安が、男の 中に横たわっている。 何よりも不可思議なのは―――――ネウロイに襲われ、傷ついた人々と街並みを見た時の、あの感情だった。快感にも似た、 ドス黒い何か。躁病を患い始めたのも、その感情に気づいた頃からだった。とても正常とは言い難いその感情を自分が 抱いた事に、男は言い知れぬ不安を感じていた。そして、その感情の正体は今でも掴み切れていない。 男は、小さく頭を振った。今は、あれこれ悩んでいても仕方がない。十日後にはオペレーション・マルスが実行される。 その日のためにも、自分はしっかりしていなければ――――――男は思考を打ち切り、ベッドに倒れ込む。 そして男は夕食の時間まで、しばしの間微睡んだ。
支援 筆がすすまねー
144 :
狂人俺 :2011/01/04(火) 00:10:21.27 ID:Mk+IH3Bq0
本日はここまで。長時間スレ占拠してすいません。 ちょっと聞きたいんだけど、このSSの文章、読み辛いかどうかを教えてくれると嬉しい。 読み辛いという声が多ければ、何らかの改良を施しますので そして、雑談スレで自分のssを待っていてくれた人、wikiにコメントくれた人、ホントにありがとう。 遅筆でゴメンナサイ。少なくとも、時間はかかっても更新停止はありません。 それではこの辺で
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 00:12:05.95 ID:++Y34ONT0
乙! おもしろかったよ
乙 正直言うとちょっと読みづらいかな・・・ 文章が読みづらいんじゃなくてフォーマットが、ってことなんだけど もちょっとこまめに改行してくれるとサクサク読めるなー
乙乙 文の書き方なんて人それぞれでいいと思う
文中で改行する位置も少し気を遣うとグー
乙、個人的には若干読みにくいかな? 別スレでSS書いてたらスレスト食らったw
おつおつ
あー、読み辛いって人が結構多いみたいっすね 次回からはもうちょっと細かく切って、文中の改行位置も意識させてもらいます ちなみに、今回が初の「他作品のパロ」出現回だったり。分かりづらいかもだけど
問題ない、俺もパロネタは細々とちりばめてる 突っ込み入らないから誰にも気づかれてないのかもしれないけど(;ω;)
HELLSINGしかわからんな
ふ
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 02:01:34.03 ID:++Y34ONT0
マシュマロ
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 02:32:27.61 ID:MJa43i6B0
保守
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 03:51:17.37 ID:XmYo+Gd/0
ほ
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 05:09:08.99 ID:L45xPItN0
保守
漏れ「久しぶりに来たわけだが」 土方「はい」 漏れ「それよりも寒い」 土方「はぁ」 漏れ「てか年賀状書き切れてない」 土方「ふむ」 漏れ「後、シャーリーアメリー下原古子の絵をくれ」 土方「はい?」 漏れ「だってうさぎだろ?」 土方「わかりました」 漏れ「全裸で待ってる」 土方「と言うか」 漏れ「うん」 土方「フミカネ神の絵が落ちてきませんね」 漏れ「年開けて初めて繋いだからシラネ」 土方「繋いだとは?」 漏れ「あ、あー…その、糸電話」 土方「…?」
漏れ「まぁなんだ、シャーリーたん及び古子の絵を落としてくれフミ神」 土方「空から絵を落とすって何考えてるのでしょうね」 漏れ「こっちだと貼ってるんだがな」 土方「貼る?どこにですか」 漏れ「あー、いや、背中」 土方「直接!?」 漏れ「直接ってか墨」 土方「銭湯行けないじゃないですか!?」 漏れ「いや、絵の具だから落ちる」 土方「えっ、墨じゃ?と言うかそれだと汗でベトベトじゃないですか」 漏れ「うん。服にプリントされちゃうの」 土方「いろいろとおかしいですよ」
漏れ「ほあああああああああああシャーリーたあああああああああああん」 土方「たんはやめて下さい。皆見てますよ」 漏れ「いいや!限界だ!寒いね!」 土方「話題変えるの好きですね」 漏れ「何したらええんかわからんもの」 土方「もう誰ですか貴方」 漏れ「わ た し で す」 土方「少佐、先の件ですがあのような発言は控えて頂きたいのですが」 坂本「ん?あぁわかった。すまんな」 土方「それから…」 漏れ「新年一発目のネタがこれって漏れ終わったな」 宮藤「まだ始まってすらいないですよ!」 漏れ「!! だな!」 宮藤「世界を守ると私は唸る!」 漏れ「パンツじゃねーよと轟き叫ぶ!」 漏れ藤「チェエンジ・レップゥゥゥザアァァァァン!!!」
朝の支援!
藻前らあけおめ! 漏れはファンブックに坂井氏の本買ってホッコリです 従姉妹とはとこが可愛いので逮捕されせうです
お休みなさいシャーリーたん 正月くらい純粋にナデナデさせて下さい
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 06:17:55.31 ID:mkIhAvwM0
>>164 の人が終わった?みたいなので前スレ
>>314 の続きします
スレストされたんで中断されたやつです
よしこい 寝る前支援
167 :
ほうきに乗った俺 5後半 :2011/01/04(火) 06:25:46.18 ID:mkIhAvwM0
〜前回までのあらすじ〜 えーと異世界からきた俺は不本意ながらウィッチになった アンナさんの下で修行をして唯一乗れるほうき飛行術を獲得したのであった そんな中初めての夜間哨戒でエイラとの戦いが勃発する(口喧嘩) なんやかんやでネウロイが出現、戦闘になった ネウロイのビームの軌道が変わるという厄介な能力に 苦戦するもエイラは被弾せず攻撃を続け サーニャのフリーガーハマーがネウロイを攻撃するのだが・・・
168 :
ほうきに乗った俺 5後半 :2011/01/04(火) 06:29:00.65 ID:mkIhAvwM0
ドォォォォン!!ドォォォン!! 数回の爆音の後、そこにはコアを露出させたネウロイの姿があった 俺「すごい威力だな・・・」 女の子が持っていい武器じゃないだろミサイルってそんな物騒な・・・ エイラ「よし、あとはコアを・・・」 エイラがコアに狙いを定めるしかし ォォォォォォォォン ネウロイは最後の足掻きとばかりにレーザーを乱射する まるで狙いなどないように エイラ「当たらないよっと!!」 エイラ「よし、これで・・・!?」 エイラは気づいた、未来予知で見た一瞬の出来事 サーニャの遥か後ろに放たれたレーザーが戻って来るのを
169 :
ほうきに乗った俺 5後半 :2011/01/04(火) 06:30:14.57 ID:mkIhAvwM0
エイラ「・・サーニャ!後ろだ!!」 サーニャは後ろを見る そこには先ほど乱射されたレーザーの一つがあった サーニャ「!!」 間に合わない・・・ エイラ「サーニャッ!!!」
170 :
ほうきに乗った俺 5後半 :2011/01/04(火) 06:37:40.76 ID:mkIhAvwM0
サーニャにレーザーが迫る 俺「そらよっと・・!」 オレは間一髪サーニャの手を引いてそのレーザーを 回避する、危ない危ない・・・ サーニャ「//////」 顔を赤くするサーニャだが理由を聞く余裕はない 俺「怪我ないか?」 サーニャ「あっ・・はい」 エイラ『あいつ!!サーニャと手つなぎやがって!!』 俺「エイラッ!!」 エイラ「・・・わかってるヨ!」ドドドドド ォオォォォォォォォオォン コアが破壊されネウロイは光となって崩壊する
171 :
ほうきに乗った俺 5後半 :2011/01/04(火) 06:45:34.35 ID:mkIhAvwM0
〜戦闘終了後帰還中〜 サーニャ「・・はい、大丈夫です・・・」 サーニャは基地と連絡しているミーナさんのようだ しばらくしていると戦闘が終わってから口を開かなかった エイラがこんな事を言ってきた エイラ「あのさ・・」 俺「ん?」 エイラ「わるかったナ、バカとかよく落ちるとか言って・・」 なんだ気にしてたのか 俺「・・ははっ」 エイラ「な、なに笑ってんだヨ」 怒っているエイラにオレはこう答える 俺「いいや、いいんだ別に気にしなくても 確かに銃もちゃんと撃てないし なんだかんだ言ったってまだ半人前だからな」 実際そうなのだから仕方がないバカと言われても仕方ない なんせ100発6中だからな
172 :
ほうきに乗った俺 5後半 :2011/01/04(火) 06:49:50.94 ID:mkIhAvwM0
エイラ「・・でも、サーニャの事助けてくれてありがとなっ」 そう言って笑う、その夜空の光を受けた顔は 綺麗だった 俺「・・・オレもさ、ゴメン」 エイラ「・・なにがダ?」 エイラが謝った、ならばおれも謝らねばな 俺「かわいいよ、エイラは」 エイラ「へ?」 エイラはきょとんとする しかし、オレはかまわず続ける
173 :
ほうきに乗った俺 5後半 :2011/01/04(火) 06:55:34.16 ID:mkIhAvwM0
俺「可愛げないって言ったけどさ」 エイラ「・・・・・」 俺「可愛げなくないって事」 −−−−−−綺麗だしさ そう続けたらエイラは顔を真っ赤にして エイラ「な、///////」 こう言った エイラ「バカァァァァァァァァ!?」 俺「えええええ!?」 −−−−− サーニャ「通信終わったわ、気をつけて帰ってきなさいって・・・」 エイラ「・・・・・・」 サーニャ「?」 俺「あははははははは・・・」 なんでだ?
174 :
ほうきに乗った俺 5後半 :2011/01/04(火) 07:05:27.38 ID:mkIhAvwM0
〜現在 夜〜 −サーニャ・エイラの部屋− あの夜間哨戒から数日エイラは俺のことが気になっていた エイラ「・・・・・うう///」 かわいくて綺麗?ワタシがか? だいたいあんな面と向かって言うなんて しかも、怒ってしまった エイラ「あ・・・!そっか、だからか!」 エイラはこう考えた、褒めてくれたのに怒ってしまった だから申し訳なくて俺の事が気になるのだ・・と エイラ「なんだ、そうだよナ」 そうに決まってる、大体なんでアイツの事なんかで 悩まなくちゃいけないんダ!! そう言ってエイラは眠りについた
175 :
ほうきに乗った俺 5後半 :2011/01/04(火) 07:07:43.01 ID:mkIhAvwM0
〜俺の部屋〜 俺「くしゅんっ!!」 俺「あー、風邪引いたかな・・・」 台所掃除の後部屋に帰ってきた少年はベットの上で一人呟く 俺「・・・エイラと喋れた事だけが今日の幸運だな」 ・・・・・アレ? 俺「まいっか」 そうして自分の中の何かをごまかし 少年も眠りについた 5話終わり −続く−
176 :
ほうきに乗った俺 5後半 後書き :2011/01/04(火) 07:17:12.96 ID:mkIhAvwM0
はい、以上で5話後半及び5話終了です 1話あたりでエイラルートと言ったのに5話までのエイラのセリフ がほとんどないと言う『超常現象』に見舞われるもここまで来ました これも皆様のおかげです 毎度の事ですが、見てくれた人がいたらありがとうございます あと掲示板に乗せている文はなるだけ「説明描写」「情景描写」を 控えています、なので『読みやすいが、なにか足りない』と思うかも しれませんだがしかしそんなあなたも大丈夫!! まとめWikiに完成版を上げました そちらも見てくだされば もう少しお話としてわかりやすいと思うので、そちらも是非(宣伝) それでは誰もいない時間をピンポイントで狙ったこの後書きも 終わりです、長文失礼しました、それではまた〜!!
乙
こう、だんだん話すようになって行く感じがたまらん乙
乙
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 08:53:21.68 ID:WLIQGAyu0
1話書き終えたはずなんだけど、どこに保存したか忘れた、泣きたい
ファイル名とか一部でも思い出して検索かけるだよ。がんば。
ファイル検索にはEverythingってソフトがオススメ。動作が速い。
投下しても?
>>36 からの続き
※注意!オリキャラ、モブ無双です!
あらすじ
もっさん「ビームが、撃てない・・・。」
俺「ならば、俺の股間のビーム砲を使ってください!フヒヒッw」
ゴーゴー
ごめん
>>29 ね
杉田「皆・・・今日は良く、戦ってくれた・・・。だが・・・作戦は・・・失敗した・・・。」
俺「そん・・・な・・・」
伊軍戦闘機『くそっ!・・・』
伊軍戦闘機B『俺達の・・・故郷が・・・!』
ルッキ「・・・・。」
ショックが大き過ぎたのだろう。ルッキーニ少尉は、何も言わず、ただ呆然と立っているままだった。
シャーリー「ルッキーニ・・・」ギュッ
坂本「まだだ・・・・」
坂本「まだ・・・終わってはいない!この戦いも・・・私もッ!」 ミーナ「作戦は・・・終わったのよ?」 坂本「私が・・・あのデカブツの所へ行って・・・魔道ダイナモを起動させる!」 俺『しかし・・・そんな事をしては、あなたが・・・っ!』 坂本「いいんだ。これで私は501の一員でいられる。もののふでいられるんだ。」 坂本「それに、これ以外の方法は・・・無い。」 俺「・・・分かりました。お供します。」
どうした?
ほ
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 11:33:08.65 ID:++Y34ONT0
どうしたんだろ?
投下していいのかな?
いいんじゃね?
☆おことわり☆ ・今後の展開の都合上、主人公に名前がついています。 「七誌 鉄郎」(ななし てつろう)…「名無し」をもじっただけですw ・たまに鉄道用語や軍事用語が出てきます。適宜注釈を入れますが、分からなかったらご質問ください。 では投下させて頂きます〜
軍事用語? 大好物だ、続けてくれ
「一番線お下がりください、急行電車が通過いたします。危ないですので白線の内側にお下がりください…」 もう何度唱えたことか分からないアナウンス。いつものように何事もなく急行電車は通過する…はずだったその時、それは起きた。線路にお客様が“転落”したのだ。 俺は即座に非常ボタンを押した…が、動作しなかった。仕方なく俺は列車防護をせずに線路へ降り、お客様の元へと駆け寄った。 「し、しし、死なせてください!」 彼女は最後の力を振り絞って俺に叫ぶ…だが、俺は駅員だ。自殺志願者だろうが何だろうが、助けるのが職務だ。無言で彼女を抱え上げ、最寄の退避スペースへと走った。 「え、駅員さんにげ、にげっ」 分かっていた…この駅は手前に曲線があって直前まで見通しが効かないことも、急行電車の速度が軽く70キロは越えていることも、高架駅なので退避スペース以外の逃げ場はないことも、目の前の退避スペースは一人分しかないことも。 そして、電車がすぐ近くに迫っていることも。 『俺の分まで生きてください、お客様。』 こう言おうとした瞬間、俺は電車に弾き飛ばされて死んだ。 はずだったんだけどなあ……。 ※列車防護…事故が発生し、後続または前方からの列車によって併発事故の危険があるときに、緊急に関連の列車を停止させる措置
坂本「烈☆風☆斬!」 一刀両断され、ネウロイは砕け散った。 ミーナ「ネウロイ消滅を確認!」 ペリーヌ「少佐!さすがですわ//」 ミー「…ですが、直下の瓦礫の中に人がいます。」 バルクホルン「人?この島は無人島じゃなかったのか?」 坂本「とにかく行ってみよう。」 バル「この辺か?ミーナ?」 ミー「そうよ、気をつけて持ち上げてね!」 注意深く瓦礫を除けると、そこには……
☆入れるなwww
>坂本「烈☆風☆斬!」 魔剣少女みおみおという怪電波をキャッチした
………… ……… …… … 目が覚めると、見知らぬ天井が広がっていた。病院にしては古めかしいし、天国にしては現実的だし、地獄にしては平和すぎる。 そもそも三途の川すら渡った記憶がない。渡し舟の待合所か? 埒が明かないので身を起こす…生前の制服姿ではなく、いかにも病院といった感じの寝巻きに変身していた。 七誌(これじゃあ三途の川渡るの寒そうだな…って!?) 枕もとの小机に突っ伏して少女が眠っているのである。悪魔には見えない、天使だろう。話し声が聞こえるにも関わらずよく眠っている。 ……話し声? 俺は耳をそばだてることにした。
「…手帳?」 「ええ、瓦礫を片付ける過程で発見されたそうよ。その中に書いてあったことから判断すると、彼は異世界人らしいの。」 「異世界人…か。」 「単なる未来人の可能性もあったんだけど、どうやら異世界人らしいの。そこに記されていた国名が、この世界には存在しない国だったわ。」 「存在しない国?」 「『ニホン』よ。恐らく扶桑のことを指しているんでしょうけど…」 「『ニホン』か。聞いたことがないな。」 「私もだ。扶桑人なのにな、わっはっは。」 ここで限界だった。俺はついに叫んだ。 「な、なんだって〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」 大 空 の 鉄 道 員 第一話 『ジュウシマツ軍曹誕生』
やれやれ海の次は電車に飛び込まないといけないのか異世界に逝くのも楽じゃないな
〜数時間後〜 異世界に飛ばされた、というのも相当な驚きだったが、そこでの初仕事が「夕飯を作る」というのも中々の驚きだ。しかも自分含めて12人前。 エーリカ「俺さんも大変だよね〜、まさか料理を禁止されている私しか残ってないなんて。」 七誌「いえ、いてくださるだけでもありがたいです中尉殿。」 エー「階級はつけなくていいよ、それに七誌さんの方がずっと年上でしょ?」 そう、驚くべきことにウィッチは今のところ俺以外全員女性で、しかも普通は20歳までに魔力を失う…飛べなくなるそうだ。 男で24歳、しかも『ほぼ確実に飛べるだけの魔力を持っている』(ヴィルケ中佐談)という俺は、たとえ異世界人でなくても相当なイレギュラーらしい。
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 12:18:13.89 ID:Xxqw9yXU0
ΩΩΩ<な、なんだ(ry
エー「男なのに魔法力あって、それに料理もできるなんて…完璧ジャン!」 七誌「いや、これは前の職場で鍛えられただけですよ。」 エー「駅員さんだったんだよね…っあ、あっ」 どうやら俺の“最期”のトラウマを刺激してしまったと思ったらしい。 七誌「別に何のトラウマにもなってないので大丈夫ですよ、ハルトマンさん。」 エー「そ、そうなんだ、ごめんねナナシさん。」 そのまま逝ったならまだしも、異世界とはいえ蘇った?俺は別になんとも思っていなかった。 むしろウィッチの皆さんの方が反響大きかったような…室内にいた坂本少佐・ミーナ中佐・バルクホルン大尉ばかりでなく盗み聞きをしていた他の皆さんまでもが泣いていたのだ。 その辛気臭い雰囲気を吹き飛ばそうとした少佐が俺の件でお取り込み中の中佐と大尉を除く全員に訓練を命じた結果が、この『俺が料理を禁じられたハルトマンさんと一緒に夕食を作る』という現状である。 ※ハルトマンさんは夕食作りを手伝うことを口実に抜け出してきたとか
七誌「そんなに涙を誘わないと思うんですけど、俺の最期。」 エー「いやあ、普段人を守ってる立場にある私たちには何かこう、グッときたかな。ただ、トゥルーデまで泣くとは思わなかったなあ」 七誌「ええと、『トゥルーデ』ってバルクホルン大尉のことですよね。」 エー「そう。トゥルーデは堅物だからねえ〜」 七誌「カタブツ?」 エー「いっつも軍規だとか規則だとかうるさいんだよ〜」 七誌「そうなんですか、個人的には頼れる上官殿だと思いましたが。」
エー「“頼れる上官殿”かぁ…あたしもそう思ってた時期があったなあ…だいぶ前だけど」 七誌「だいぶ前?」 エー「そう、トゥルーデはね、いもうtムグググググググ」 噂をすれば何とやら。いきなり中尉の背後にバルクホルン大尉が現れて口を塞いだ。何だろう?軍機にでも触れるのだろうか? 七誌「す、すみません大尉殿!緊張が解けたせいかつい軽口を…」 バル「あ、お前…いや、七誌さんは悪くない。悪いのはコイツだ。」 口を塞いだ次はギリリリリリリ…といわんばかりにハルトマンさんの頭を締め付けている。大丈夫か?
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 12:36:50.26 ID:A75Xvdc20
なんかあっちの世界に行く方法が増えてきたな
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 12:38:15.38 ID:Xxqw9yXU0
そういえば最初に現実世界からワープしたのって誰だっけ? ブラックバードの二人?
バル「あと、私のことは階級なしで構わん、いや構いませんというか…」 七誌「ヒラの俺にそんなに気を使わなくてもいいですよ。まだ会ったばかりですし、年下だと思って接して頂ければ幸いです。」 エー「あはははは、トゥルーデもナナシも何か変だよ〜」 言われてみれば確かにそうだ。困ったなあ… ミーナ「私たちは家族なんだから、そんなに気張ることないんじゃないかしら、七誌さん?」 七誌「ヴィ、ヴィルケ中佐、いつの間にいらしたんですか!?」 ミー「階級は無し。それに「ミーナ」で構わないわ。あと、七誌さんに大切なお知らせが…」 大切なお知らせ?何か前世に忘れ物でもしたっけ俺?
弟?
ミー「七誌さんを私たちの一員として正式に任命します。国籍がないので義勇兵扱いになりましたが、階級は軍曹です。」 七誌「いきなり軍曹ですか!?俺何の訓練も受けてませんよ?」 ミー「あなたが持つ魔法力の強さと、その特異性から判断すると足りないぐらいだわ。」 バル「二十四歳、男、抱えあげた瞬間に伝わってくるほどの魔法力…只者ではないな。」 エー「実は前世でも軍人でした〜とかじゃないの?」 七誌「いや、全くそのような経歴はないんですが…そもそもまだ飛行テストすらやってませんよ?」 ミー「そのことですが、明朝9時より飛行テストを行います。頑張りましょう!」 エー「楽しみだね〜」 バル「全くだ」 七誌「が、頑張ります!」 こうして、俺の奇妙な異世界生活が始まった…
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 12:51:32.86 ID:Xxqw9yXU0
これで飛行適正無くて陸戦ウィッチでしかも列車砲とかゲフンゲフン
〜翌朝 ハンガーにて〜 七誌「これが『ストライカーユニット』ですか?」 茶色くてちょっと長い筒状のものが発射台?に固定されている。 ミー「ええ、カーチスP-40のN型よ。ちょっと旧式の機体で申し訳ないのだけど…」 七誌「いえいえ、わざわざありがとうございます。」 とりあえず足を入れてみると、案外簡単に起動した。 バル「使い魔は…鳥だと!?」 坂本「うむ、ジュウシマツだな。」 ミー「かわいいしっぽね〜」 鏡で確認する。間違いない、俺の『使い魔』は前の世界で勤めていた駅の五代目ジュウシマツ駅長だ。 それはともかく、バルクホルンさんが何やら怒ったような顔をしていたのが気になった。何かジュウシマツに因縁でもあるのかな? <注>カーチスP-40…第二次世界大戦で活躍した米軍の戦闘機。性能は平凡だったものの、安価で取り扱いも平易だったため量産され地上への攻撃や訓練などに多用された。
驚くべきことに、いやミーナさん曰く予想されていた事なのだそうだが、俺は何の問題もなくカーチスP-40とやらを乗りこなせた。 坂本「七誌!もっと広いところで練習してみないか?」 七誌「本当ですか!?お願いします!」 坂本「私について来い!わっはっは!!」(外へ出て行く) 七誌「よろしくお願いしま〜す!!」(後について外へ) ミー「ちょっと美緒!まだ戸外での飛行は危険y」 バル「私も手伝うぞ少佐!鍛え上げてやる!!」(後について外へ) ミー「ちょっとトゥルーデ! ……私も行くわ」(外へ) …こうして俺の初飛行は成功裏に終わった。突如ハンガーから現れ、平気な顔で急上昇していく俺に他のウィッチの皆さんが仰天したことは言うまでもない。
ジュウシマツ駅長って タマ駅長みたいなノリのアレか
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 13:03:57.44 ID:Xxqw9yXU0
わーい、シャーリーの元ネタの人が 「乗りたくねー!」って駄々こねたウォーホークさんだー!!
〜その日の夕方 食堂にて〜 七誌「宮藤さんとリーネさんの作った食事はおいしいなあ!」 宮藤「あ、ありがとうございます/」 リーネ「な、七誌さんには適いませんよ/」 七誌「いやいやそんなことないよ。こんなところに来れたなんて、俺は宇宙一の幸せ者だよ。」 宮藤「もう、七誌さんったらお世辞が上手なんだから//」 リーネ「褒めたって何も出ませんよ//」 七誌「そう言われてもなあ…俺は嘘をつけない男なんだ」キリッ 宮&リ「///」
シャーリー(すげえ!七誌さんから謎のイケメンオーラが!) エーリカ&ルッキーニ(ヒューヒュー) バル(み、宮藤が陥落寸前!おのれえええええ…って私はいったい何を考えているんだ…冷静になれ冷静に……) ペリーヌ(このままいけば豆狸を少佐から引き離せる!) 坂&ミ(前の世界の食事、そんなに不味かったのか|ね…) エイラ(私もアレぐらいのオーラを出せたらいいのにナ) サーニャ(七誌さん、昔のエイラみたい//)
坂本「ところでミーナ、七誌の固有魔法は分かったのか?」 ミー「それが、まだ…正直よく分からないの。とりあえず何でも、十分できたから手がかりがなくて…」 七誌「いや、それほどでも」 バル「それほどでもないぞ。初飛行当日に射撃訓練まで達した新人なんて聞いたことがない。」 七誌「そうなんですか?別になんとも…」 エー「やっぱりナナシ、前世で軍人だったんじゃないの〜?」 七誌「だーかーら、俺はただの駅員でしたって。何にも訓練なんてしてませんよ?」 ミー(駅員、ね……もしかしたら……。)
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 13:18:57.41 ID:Xxqw9yXU0
も、もしかたら・・・?
〜翌朝 ハンガーにて〜 ミー「七誌さんには、今日はこれを履いて飛んでもらいます」 昨日とは違う、青色に塗られたストライカーユニット。 バル「ミーナ!いくらなんでもこれは危険だ!」 危険?ただのストライカーユニットにしか見えないけど? バル「それはリベリオンのじゃじゃ馬、F4Uコルセアだ。」 シャーリー「じゃじゃ馬とは何だよ〜確かに若干操縦難しいけど性能はいいんだぞ〜」 バル「若干どころではないだろう。艦載機のくせに操縦が難しいなんて欠陥機だ!」 シャ「でも、お前の国だってレンドリースで沢山受け取ってるだろ!」 バル「し・か・た・な・く な。もっとよい機種があればすぐに乗り換えるさ!」 シャ「なんだと…」 <注> ・F4Uコルセア…第二次世界大戦中に米軍が開発した海軍向け戦闘機。 操作性が悪かったため米海軍では空母への搭載が終戦直前までずれ込んだが、供与された英海軍では他にまともな機種がなく無理やり使った。 ・レンドリース…別名武器貸与法。アメリカが連合国に対し基地提供と引き換えに各種物資を供給した法律。 ・艦載機…空母に載せるための戦闘機。
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 13:26:53.87 ID:Xxqw9yXU0
海賊さんktkrー それにしても海軍・海兵隊機が何故ここに・・・
喧嘩している二人を尻目に、俺はコルセアを履いて離陸し、ハンガーの中で機動を確認していた。
七誌「特に異常ありません、むしろ馬力が増したように思います。」
ミー「私の予想通りね。」
坂本「問題ないな、わっはっは!」
シャ「な?私の言った通りだろ?」
バル「ぐぬぬ…」
<訂正>
>>222 ×米軍が開発 ○チャンス・ヴォート社が開発
<注>「馬力が増したように思います」…P-40は1200馬力だがF4Uは2000〜2100馬力。
〜基地沖合・訓練空域〜 ミー「それでは、七誌さんの固有魔法を特定するための試験を行います。準備はよいかしら?」 七誌「はい、問題ありません。」 リーネさんから借りてきたボーイズ対戦車ライフルを構える。 坂本「では、それであの標的気球に『少し外して』当ててくれ。」 少し外して? ミー「説明するわ。七誌さんには今回、照準を若干ずらして撃ってもらいます。このとき『当てることを願って』撃ってください。」 七誌「もしかして、そうすれば弾が曲がって当たったりするんですか?」 ミー「その通り。私の予想が正しければそうなるわ。」 バル「本当にそんなことが起きるのか?」 口にはださなかったが、俺も全く同意見だった。が、 坂本「ウィッチに不可能はない!」 …分かりやすい人だなあ。
ウィッチに不可能はない、この言葉を反芻しつつ照準を合わせ、若干ずらす。 一呼吸置いてから、引き金を引いた。 放たれた弾丸は目標から少しずれていたが、徐々に軌道が修正され…命中した。 シャ「当たった!」 バル「一体どういうことだ?ミーナ?」 ミー「彼の固有魔法は…『操縦』よ。」 七&バ&シ「『操縦』!?」
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 13:48:00.78 ID:Xxqw9yXU0
D-Live?
こうして、俺の固有魔法は『操縦』だと判明した。ミーナ中佐曰く、“動かせる物なら何でも制御できる”能力だそうだ。 要するに、その気になればストライカーだろうが爆撃機だろうが砲弾だろうが何だって操縦できるらしい。爆撃機かあ…何か嫌な予感がするが、まあいいか。 わざわざ操縦が難しいストライカーを履いたのも、照準をずらして撃ったのも、全てこれを確認するためだったとか。 それよりも現実的で重大な問題が…どうやら俺はバルクホルンさんのご機嫌を大幅に損ねてしまったようだ。悪気はなかったのだが、「欠陥機」を軽々と乗りこなしてしまったからだろう。 しばし考えたが名案など思いつかなかったので、俺は正攻法…低姿勢…で行くことにした。 七誌「すみません大尉殿、ちょっとご相談が…」 バル「階級は無しでよいと言ったはずだ。それに、ストライカーの相談なら愛しのリベリアンにすればいいだろう。」 物凄い殺気を感じたが退かずに進む。 七誌「いえ、ストライカーではなくて【(1)武装/(2)服装/(3)お姉ちゃん 安価>>真下】のことでご相談が…」
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 13:53:52.59 ID:Xxqw9yXU0
ここは無難に2で
【服装】 そう、この時点で俺が着ていたのは整備班から借りてきたありあわせの上着と短パンで、正直空中では寒かった。 バルクホルンさんなら、軍人らしい服を提案してくれるだろう。それに、この話題ならどうにかなるのではないかという期待もあった。 バル「服装?そうだな……お前には我らがカールスラントの軍服が似合う、と言いたいところだが、国籍がないので義勇兵だよな?」 そうだった、すっかり忘れていた。なんてこった…俺自分で軍服開発しなきゃならないのか… バル「お前が前世で勤めていた鉄道会社の制服、あれでいいんじゃないか?」 七誌「あれですか?確かに着慣れてはいますけど、瓦礫で汚れて使い物になりませんよ?」 バル「一応写真があるから、それを参考に新しい物を作ればいい。生地は防寒が効く魔法素材にして、帽子は耳が出せるよう改良、ズボンは…」 こうして、俺はバルクホルンさんの機嫌を直すことに成功した。 ノイエカールスラントの被服廠に発注して貰えるそうなので、お代はと聞いたら「出世払いだ」ということでMG42機関銃とカールスラント空軍の教則本を頂いた。中々の収穫だったと思う、よかったよかった。 <注>MG42機関銃…グロスフスMG42機関銃。1942年に開発され、ドイツ軍やその同盟国軍で使用された。別名「ヒトラーの電動のこぎり」
〜5日後〜 坂本さんやバルクホルンさんとの訓練も順調に進み、そろそろ実戦いけるかな…というタイミングでネウロイが襲来した。それなりに規模が大きいので、夜間哨戒明けのエイラーニャと予備兵力のシャッキーニを除いた8人で迎撃。 ミー「敵兵力、中型9・小型45。」 坂本「中型1体あたり小型5体か…」 バル「七誌は後方で見学!」 七誌「そんなあ…」 ミー「攻撃を受けた場合のやむを得ない自衛は許可します!」 (訳:よきにはからえ) 七誌「了解!」
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 14:02:43.84 ID:Xxqw9yXU0
ズボン・・・
案の定、後方にもネウロイは飛んできた。とりあえず照準を合わせて撃ったところ、案外簡単に爆散した。 それに気づいた他のネウロイがわらわらと飛んでくる…ビームをシールドで防ぎつつ、最初は一機ずつ撃墜していたのだがとにかく数が多い。 手間がかかるので固有魔法を使って銃弾を散らし、同時に複数機を撃墜することにした。 坂本「うむ、制圧射撃か」 ミー「中々やるじゃない…」 バル「わざわざ見学させることもなかっ…おっと」バババババ エー「残念だけどナナシを見てる余裕無いみたいだね〜」ババババババ そう、とにかくこの日のネウロイは数が多かった。
敵が多い場合、当然ながら戦闘時間は長くなる。ということは、それだけ疲労も溜まるわけで… 宮藤が一瞬気を緩めたスキに、多数のネウロイに囲まれてしまった。が、他のみんなも手一杯で中々救援が出来ない。 七誌(呑気に小型を狩ってる場合じゃないな) 「おーい、お前らの敵は俺だぞぉ〜」 叫びながら銃弾を撒く。瞬く間に小型ネウロイを数機撃墜、それに呼応して中型がこっちに向かってきた。成功だ。 護衛の小型を弾幕で蹴散らしてから、中型の真ん中に銃弾を集中させる。くり抜くようにして一機撃墜。が… 七誌「アレ?弾が出ない…弾切れ!?」 残弾数など全く気にせず気ままにばら撒いた結果がこれだよ!てか中型まだ一体残ってるんだけど…
バル「七誌!大丈夫か!?」 七誌「ちょっと急降下で頑張ってきまーす!」ビューン ペリ「は、速い…」 宮藤「後でお礼言わなきゃ//」 リーネ(暗黒微笑) 七誌(殺気を感じる…何だ?誰だ?)
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 14:23:12.22 ID:++Y34ONT0
しーえん
急降下で速度を稼ぐ。手早く給弾を済ませて後ろ向きに銃弾を撒き、小型ネウロイを撃破…が、流石に中型には当たらない。 七誌(そろそろ海面が近くなってきたなあ…やるか) 足を前に出し、推力を利用して急減速。この時少し下向きに力をかけ、それまでの動線の少し上に出る。 予想通り、止まりきれなかったネウロイが眼下を通り過ぎていく。 七誌「もらったああああああ…ってやべっ詰まった!!」 何ということでしょう、弾が詰まってしまって撃てません。どうしてこうなった!
ざまあwwwと言わんばかりにビームを撃ってくるネウロイ。一応予備の銃身は持っているものの、交換してる暇はなさそうだ。 七誌(うむ、この一体を倒せば終わりか…なら!) 「当たれえええええええええええええええええ」 俺はMG42を全力でブン投げた。固有魔法の助けも借りて、MG42は綺麗な軌道でネウロイへと直進し、真ん中に突き刺さった。 七誌「やったか!?」 【つづく】
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 14:31:56.95 ID:Xxqw9yXU0
MG42ェ・・・
やったか!?→やってない
まだ一話はもう少し続くのですが、とりあえずここまでです。お読みくださった皆様ありがとうございました。
やったか!?は死亡フラグ
おつ
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 14:35:31.27 ID:Xxqw9yXU0
おつ〜
ほつ
ほつ
これって安価使ってSS書いてもいいんですか? 後、主人公鳥でもいいですか?
安価使ってもちゃんとストーリーを組み立てられるならおkだと思う。 それより主人公が鳥ってどういう意味やねん
トリップの事か? それとも使い魔なのか
みっちゃんに足折られた鳥がウィッチーズ隊を掻き乱す・・・という感じです。
こわいなさすがみっちゃんこわい
みっちゃんのお仕事はやはり・・・
なにそれこわい 果たしてモゾモゾ的にかきみだすのか、小動物カワイイ的にかきみだすのか…
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 16:40:56.97 ID:WLIQGAyu0
こわいさすがみっちゃんこわい
なんかごめん。 みっちゃんは脚を折ってないほうがいいかな?
別に悪いってわけじゃないぜ。ただ、基本的には「みっちゃんの足折り」はネタの範疇。 それを「ガチでやってる」ことにするんなら、事前に注意はしたほうがいいと思う。気分悪くなる人もいるだろうから。
そうか、ありがとう。 もう少しでだしを考えてみるわ。
>>257 ではあんな風に言ったけど、黒みっちゃんネタとして使うのもアリかも。まあ、それでも警告した方が悶着ないだろうけど
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 17:01:45.62 ID:xWUSgv8xP
ただ、できれば最近名前つきも何人かいるけど 基本は「俺」ありきという所だけ記憶していて貰いたい そうじゃないと「俺」という体で悪ふざけのふりをしたガチな「俺」の立場がなくなってしまう うまく伝えられないけどなんとなく分かってくれ
ただいま「俺オールスター」系の作品の扱いに対して議論がされています。 ぜひ一度避難所運営スレッドをご一読ください。
誰も居ないなら、投下しようかな・・・
それとも
>>248 を待つべきか。
263 :
十分俺 :2011/01/04(火) 17:42:05.18 ID:DcI7SJX90
誰も居無さそうなので、投下させていただく。
>>187 からの続き
あらすじ
もっさん「もうちょっとだけry」
俺「もっさあああああん!!」
あとコテハン付けたよ!コテハン通り、十分書き込みが途切れたら、次の方どうぞ
支援
早速十分なんだが…
ワロタww
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 17:59:30.19 ID:WLIQGAyu0
え? え?
粗筋で終わった…
吹いた
270 :
十分俺 :2011/01/04(火) 18:11:49.22 ID:DcI7SJX90
うわあああああごめんなさいいいいいいい!!!!! すぐ投下しますううううううううう
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 18:16:18.15 ID:E8+Ej05uP
warota
272 :
十分俺 :2011/01/04(火) 18:17:48.82 ID:DcI7SJX90
ミーナ「・・・待ちなさい。二人とも。」 坂本「・・・どいてくれ。」 俺達の目の前に、機銃を構えたミーナ隊長が立ちふさがった。 俺『撃つ・・・おつもりですか。』 ミーナ「ええ。二人とも、即刻基地に引き返しなさい。作戦は終了しました。」 坂本「ミーナ。私が私でいるためには、これしかないんだ。」 ミーナ「分かってる・・・!分かってるわよ・・・!でも・・・!」 俺『中佐、責任は私が。もし、坂本さんが撃たれたら・・・』 ミーナ「縁起でもない事、言わないで頂戴!」 俺『・・・申し訳ありませんでした。帰ってきたら、私を懲罰房にでもお入れください。なんなら銃殺刑でもかまいません。』 俺『しかし・・・私は、坂本さんに最後の任務をさせてあげたいのです。・・・お願いします。』 ミーナ「・・・っ!分かったわよ!勝手にしなさい!」 俺『・・・感謝します。』
273 :
十分俺 :2011/01/04(火) 18:26:46.40 ID:DcI7SJX90
坂本「・・・すまん、俺。」 ブルルルル・・・・ 坂本「頼む・・・っ!紫電改・・・っ!私を、私を・・・大和まで・・・っ!」 坂本「飛べえッ!!!」 俺(良かった・・・。) 軌道はおぼつかなかったが、坂本さんはきちんと飛べていた。 ゴウッ 坂本「!?」 俺『掴まってください。大和までエスコートします。』 坂本「・・・有難う。」
274 :
十分俺 :2011/01/04(火) 18:30:06.99 ID:DcI7SJX90
(天城甲板) ゲルト「くっ・・・!私たちには、見ている事しかできないのか・・・!」 ?『・・・ザザッそうでもないぜ、お譲ちゃん。』 俺『その声は・・・』 隊長『俺か。久しぶり。』 俺『・・・何故、ここに?』 隊長『・・・言っただろ、借りは返す、と。』 俺『・・・。』 隊長『ほれ、後ろを見てみろよ。』 言われた通り、後ろを見ると。 各国の戦闘機が、空を埋め尽くしていた。 杉田「バカな!各国にこれほど沢山の戦闘機を出せる力は・・・」 隊長『空の男に不可能は無い、ですよ。艦長。ウィッチと同じように。』 ミーナ「・・・。」
275 :
十分俺 :2011/01/04(火) 18:39:16.39 ID:DcI7SJX90
オストマルク戦闘機『ザザッ・・・オストマルク空軍、ストレロク大尉だ。デグチャレフ、スカー、行くぞ。』 戦闘機『ザザッ・・・デューティ了解。』 ミーナ「スオムスで唯一ネウロイと張り合える通常部隊があると聞いたけど・・・本当だったのね・・・。」 スオムス戦闘機『ザザッ・・・スオムス空軍、ヘイへ隊。行くぞ。』 戦闘機『ザザッ・・・コルッカ了解。』 エーリカ「白い悪魔・・・。」 カールストラント戦闘機『・・・ザザッ・・・間抜けなイタ公がまた、しくじったらしい。助けに行くとしよう。』 ルッキ「うじゅー!間抜けじゃないー!!」 戦闘機『オットー・スコルツィーニ隊、準備完了しました。』 ルッキ「むしするなー!」
ドンマイw支援
ガリア航空隊『ガリア空軍、ショーン・デブリン隊、準備完了。』 ペリーヌ「ガリアの守護神が・・・ここに?」 ヒスパニア航空隊『・・・ザザッ・・・フランシスコ隊、只今到着しました。』 リベリオン航空隊『・・・ザザッ・・・俺達英雄になれるの!?ねえ、英雄になれるの!?ねえったら!』 戦闘機『お前は黙ってろ。ソープ。ローチ、帰ったらこいつを懲罰房にぶち込むぞ。』 バルトランド航空隊『ハッカペル隊、準備完了。アドルフ、オクセルシュルナ、用意はいいな?』 戦闘機『いつでも行けます。少尉殿。』
278 :
十分俺 :2011/01/04(火) 18:56:55.09 ID:DcI7SJX90
オロシア航空隊『・・・ザザッ・・・まったく、帰ったら懲罰房だぜ。同志。』 隊長『知るか。空の男だろ?』 オロシア航空隊『・・・仕方ねえな。で、誰を助けりゃいいんだ?』 隊長『あそこに居る、イカした機体が見えるか?』 オロシア航空隊『・・・ああ。横に居るのは・・・こいつは驚いた、扶桑の魔女様じゃねえか!』 隊長『そういうわけだ。あのイカした機体のパイロットと、扶桑の魔女様がピンチだ。で、どうする?』 バルトランド航空隊『それはもちろん・・・』 リベリオン航空隊『空を飛んでるなら俺達の同志だろ。助けないでどうする。』 俺『・・・っ!』 隊長『さすがお前らだぜ!という訳で、友達の為に戦って、んで死のうじゃねえか!』 『ひゃっほーう!』『いいぞーう!』『さんせーい!』 野太い男達の声が、無線を飛び交った。
279 :
十分俺 :2011/01/04(火) 19:04:34.50 ID:DcI7SJX90
俺『貴方達は・・・ッ!』
オストマルク『なあに、礼には及ばん。空を飛んでるやつは皆、俺達の友達で兄弟だ。』
坂本「・・・ふふっ。良い友人を持ったな、俺。」
俺「・・・。友人の為にも、死に物狂いで戦わなければ。行きましょう。」
坂本「・・・ああ!」
オロシア航空隊『ブラーグ ニ・ズダヨーツァ ナーシ ゴールドゥィ ヴァリャーク ・・・」
スオムス航空隊『我ら降伏せず、か。俺達にぴったりだな!ハッハ!』
http://www.youtube.com/watch?v=eHKPdxOHSlg
問題ない、こういうカッコイイオッサンは大好物だ!支援
281 :
十分俺 :2011/01/04(火) 19:10:33.26 ID:DcI7SJX90
男達の野太い歌声が、無線を伝って聞こえてくる。 それを聞きながら、俺達は大和に向かって飛んで行った。 俺『あと少しです。』 坂本「・・・ああ。」 俺『おっと!』ヒュン 飛んできたネウロイのビームを避ける。 俺『坂本さん・・・』 坂本『何だ?』 俺『坂本さんは・・・死ぬつもりですか?』 坂本『何だ、お前まで止めるのか・・・?』 俺『いいえ、それなら俺も一緒に死にましょう。死ぬ時は一緒だと、約束しましたし。』 坂本『・・・有難う。』 俺『では、最後に花を飾ってやりましょう!!』 思いっきり操縦桿をひき、機体を加速させた。 ネウロイのビームが飛んでくるが、そんな物は気にならなかった。
282 :
十分俺 :2011/01/04(火) 19:21:57.92 ID:DcI7SJX90
隊長『ようしお前ら!俺達も負けちゃおれんぞ!そこの艦載機!休んでるやつがあるかっ!とっとと発進しろ!』 兵士『・・・了解。』 杉田『待て!そんな命令は・・・!』 副官「彼らに、行かせてやりましょう。」 杉田「・・・ああ。・・・よし!こうなったらヤケだ!艦砲射撃開始!」 水兵達「「「了解!」」」 戦艦から発射された砲弾がネウロイを貫き、戦闘機達の弾丸がネウロイを粉砕する。 アドリア海は数百もの戦闘機と、小型のネウロイ達が戦う、戦場となっていた。 バルトランド『ほらほらどうした!オストマルクの田舎もん!』ババババ・・・ オストマルク『うるせえ!昔コポルニスキに負けたくせに!・・・マイナス、ワン!』ダダダダ・・・ バルトランド『ご自慢のフサールはカラコルムに負けたしよお・・・ねえどんな気持ち?・・・2機撃墜。』ガガガガ・・・ オストマルク『厨ニ王が偉そうに・・・!何が弾に当たらねえ、だ!船酔いしといてよ!・・・三機目!』ドドドド・・・
283 :
十分俺 :2011/01/04(火) 19:22:57.19 ID:DcI7SJX90
すんません落ちます
乙 23:00あたりから投下したいんだけど 予約あったっけ?
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 19:31:45.88 ID:++Y34ONT0
乙〜
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 19:34:33.11 ID:++Y34ONT0
今、少しだけ投下大丈夫ですか?
おつおつ GOGO!
290 :
イーグル俺 >>76からの続きであります! :2011/01/04(火) 19:36:59.84 ID:++Y34ONT0
俺とヘルマは性能比較実験の準備に入った -------------------------------- ---------------------- ----------- ヘルマと俺は格納庫へ歩いていった 俺「ヘルマはジェットストライカーだっけ?」 ヘルマ「はい!開発されたばかりの試作型ジェットストライカーユニットです」 俺「俺、性能比較って言われてもどんなことするか分からないぞ」 ヘルマ「あっ、それなら私が指示を受けていますから大丈夫です!」 俺「そうか、安心した」 俺たちは性能比較実験について軽く話した そして、格納庫に着いた
291 :
イーグル俺 :2011/01/04(火) 19:41:33.34 ID:++Y34ONT0
俺「どっちが先に離陸する?」 ヘルマ「そうですねぇ…私が先に離陸します」 俺「了解した」 ヘルマはジェットストライカーを履き、離陸の準備に入る 俺は耐Gスーツなどを装備し、F−15のエンジンを始動させる 久しぶりにF-15に搭乗した為、少し緊張する そしてエンジン始動も終え、離陸の準備は完了した 俺《ヘルマ、離陸準備完了だ》 俺はヘルマに無線を通して伝える ヘルマ《了解であります》 ヘルマは俺の無線を聞き終えると、ジェットストライカーのエンジン音が次第に大きくなっていった 格納庫全体が揺れるほどの爆音が響く そしてヘルマは青い大空に飛び立った 俺もヘルマに続き、スロットルを徐々にFULLに近づけて離陸した 俺《こちら俺、指示を求む》
こっちはスレストされねーの?
293 :
イーグル俺 :2011/01/04(火) 19:47:15.90 ID:++Y34ONT0
ある程度の高度に達した俺は、ヘルマに指示を求めた ヘルマ《まず、上昇性能を確かめます》 俺《了解した》 F-15とジェットストライカーは並列に飛び、同タイミングで上昇を始める 俺(この感覚……) 俺は体にかかるGに耐える 俺(そろそろ失速するな……) 俺《ヘルマ、これ以上上昇すると失速する》 ヘルマ《了解です》 俺は失速しそうな機体を水平にする ヘルマ《貴重なデータありがとうございます》 俺とヘルマはこの後、加速・運動性能を確かめた ---------------------------- ----------------- --------
294 :
イーグル俺 :2011/01/04(火) 19:52:02.41 ID:++Y34ONT0
俺「ふぅ〜疲れた〜」 ヘルマ「お疲れ様です、俺さん」 ヘルマと俺は性能比較実験を終え、自室に戻っているところである 俺「みんなはまだ訓練してるのかな?」 ヘルマ「まだ訓練してると思います……」 俺たちは部屋のドアを開け、一息つく 俺「F-15乗ったの久しぶりだから、操縦できるか不安だったわ〜」 ヘルマ「あれはF-15と言うのですか?」 俺「ああ、あれは俺たちが居た国で一番の戦闘機なんだ」 ヘルマ「へぇ〜そうなんですか!」 ヘルマはジェット機だけに目を輝かせて、話しを聞いている 俺「詳しい性能とか操縦方法は教えられないけどな」 ヘルマ「そうですよ。機密などは言ってはいけませんから」 ヘルマと俺はしばらくお互いの機体について語り合った
295 :
イーグル俺 :2011/01/04(火) 19:53:17.26 ID:++Y34ONT0
俺(汗かいたから、着替えるか……) 俺は少し汗のにおいが気になったので、服を変えることにした 俺は上着を脱ぎ、上半身裸になる ヘルマ「わ、わ!な、なにしてるですか!!/////////」 ヘルマは顔を赤くして、あわてている 俺「ん?何って、着替えてるだけだけど」 ヘルマ「で、でも…/////////」 顔を真っ赤にして、俺の体を見ようとしないヘルマは男の人に対する免疫が少ないようだ 俺「それよりヘルマ、俺の体どう思う?」 ヘルマ「ど、どうってどういうことですか!?///////////」 俺「いや、鍛え上げられている体だな〜とか思わないのか?」 俺は鍛え上げられた体をアピールして、ヘルマに好きになってもらおうとした ヘルマ「た、確かにそう思いますけど……////////////」
296 :
イーグル俺 :2011/01/04(火) 19:54:09.77 ID:++Y34ONT0
ヘルマは俺の体を見ずに答える 俺「触ってみるか?」 ヘルマ「な、ななななななにをですか!?////////////」 ヘルマは後ずさりして、ベッドにあった枕を抱えた 俺「ん?俺の腹筋だよ」 ヘルマ「ふ、腹筋ですか?てっきり危ないものかと……/////////」 俺「危ないものって何だ?」 俺はヘルマの最後の一言が気になったので聞いてみた ヘルマ「い、いや何でもないであります!!////////決して、あんな物など考えておりません!!//////////」 ヘルマは抱えていた枕を俺に投げつけてきた 俺「お、おい!?(枕投げてきたことより、あんな物が気になるぜ…)」 ヘルマ「あっ……すみません…つい投げてしまいました……」 ヘルマはさっきの恥ずかしがっていた態度からショボーンとした態度へと変わった 俺「いや…別に大丈夫だけど……それより触るのか?」 俺は自分の腹筋を指差した
297 :
イーグル俺 :2011/01/04(火) 19:55:58.56 ID:++Y34ONT0
ヘルマ「で、でも……////////////」 俺「いいから、いいから!遠慮するなって!」 ヘルマ「……少しだけ……///////////」 ヘルマは手を恐る恐る俺の腹筋へと近づける そして、暖かい手が俺の腹筋に触れた 俺「どうだ?」 ヘルマ「……硬いですね…//////」 俺「だろ!毎日、鍛え上げてるからな!」 ヘルマ「すごいです…////////」 ヘルマは新しいものを見るような目で俺の腹筋を触ってくる 俺(す、少しくすぐったいな…) ヘルマは手の平で触っていたが、次に俺の腹筋を指でプニプニしてきた 俺「うわっ!」 ヘルマ「す、すみません!痛かったでありますか?……」
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 19:56:29.39 ID:A75Xvdc20
ヘルマ可愛いよ触らせてあげよう
299 :
イーグル俺 :2011/01/04(火) 19:57:38.48 ID:++Y34ONT0
ヘルマが心配そうに俺を見てくる 俺「い、いや、驚いただけだから大丈夫」 ヘルマ「そ、そうですか…////」 ヘルマが再びピニプニしようとしたとき、ノックなしで勢いよくドアが開かれた 友「俺〜 訓練終わったから、一緒に風呂入りに行こうぜ〜………って、うわ!?」 俺「……」 ヘルマ「わ、わ!これは、ち、違うであります!!///////////」 俺の憩いを友に邪魔された ヘルマは俺の腹筋から手を離し、顔を赤くしてあせりながら答えた 友「わ、悪かった!まさか2人がそこまで進んでいたとは……」 友は何かを勘違いしているようだ ヘルマ「だから違うであります!!///////// た、確かに俺さんは魅力的ですけど……///// でも、やましいことなどしていないであります!!!!//////////」
やっぱりヘルマはいいものだ 今日はスレスト多いみたいだから、sageた方がいいかもよ
301 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 19:59:52.21 ID:INwamIaA0
どうも、「スカーレット・ウィッチ」を書いています作者です。 三話と四話が完成しましたので、次、投稿してもいいでしょうか?
302 :
イーグル俺 :2011/01/04(火) 20:00:35.27 ID:++Y34ONT0
今日はここまででごわす 見てくれた方、ありがとうございました! 最後に… ヘルマ可愛いよぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!
303 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 20:01:21.90 ID:INwamIaA0
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 20:01:25.34 ID:++Y34ONT0
306 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 20:39:56.43 ID:INwamIaA0
>>305 ありがとうございます。尚、三話はちょっとグロイ描写が有ります。
第3話「目覚めた悪魔」
―――――――――――――――ハンガー場
朝から自分のストライカーを整備しているシャーリーと寝ているルッキーニの姿。
シャーリー「ふ〜ん♪ふ〜ふふふ〜ふ〜ん♪」
ルッキーニ「うじゅ〜じゅー…」
シャーリー「ふ〜ん♪ふ〜ん♪ふ〜ん♪ふ……ん?」
シャーリーの目に映ったのはボクだった。昨日届いた自分のストライカーを見て、撫でていた姿だった。
307 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 20:40:56.91 ID:INwamIaA0
ボク「・・・・・・」 シャーリー「よぉ!!」 ボク「わあっ!?」 飛び上がりガタガタとしているボク准尉。 ボク「い、イェーガー大尉・・・」 シャーリー「んー、そんなにビックリすること無いだろう。」 ボク「す、すみません。」 シャーリー「それってボクのストライカーか?」 ボク「は、はい。これは、〈Su-5ソニック〉と言ってロシアの最新型のストライカーユニットです。」
308 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 20:41:51.79 ID:INwamIaA0
シャーリー「へぇー、これがね。随分と改造されているな?」 ボク「ええっ・・・ヴィクトル先生やその他の技術者さんたちが僕の魔力に合わせて作られたものです。」 シャーリー「ふーん・・・」 ボク「でも、ヴィクトル先生は難しい機種名ではなく名前を付けてあげなさいと言われたんです。」 シャーリー「名前?」 ボク「僕はこれを〈チェルノボーグ〉と呼んでます。」 シャーリー「チェルノボーグ?」 ボク「〈黒神〉という意味で、その名から夜、影、闇を司る神様です。」 シャーリー「なんだか、暗そうな神様だな。」 ボク「そうですか?僕は気に入っているのですが・・・だって、僕は夜が好きですよ。星と月が結構見えますし。」
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 20:42:13.36 ID:kzPH+GoC0
>>304 下がってないっす
当分はさげ進行が良いと思います
ポリやらレジやらのスレを見る限り自分(達)の気に食わないスレを止めまくってるっぽいんで
俺も下げてないとかw ちょっと海行ってくる
311 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 20:47:10.62 ID:INwamIaA0
シャーリー「そうか。」 ボク「所で、イェーガー大尉は何を?」 シャーリー「ああっ、自分のストライカーを整備をしていたんだよ。それから、シャーリーと普通に呼んでも良いんだぞ。」 ボク「えっ・・・・でも・・・・上官ですし」 シャーリー「良いから良いから、子供はもっと素直になるもんだぞ。」 ボク「えっと・・・シャーリー、さん・・・」 シャーリー「OK、OK。それで良いぞ。」 ボク「あっ・・・そろそろ朝ごはんの時間です。」 時計を見る シャーリー「おっ、そうか。オーイ、ルッキーニ!!」 ルッキーニを起こした後、食堂へ向かう。
sageろって
>>309 最初はレジの方はましだったんだけどね
もう警察となにも変わらない
支援
314 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 20:51:38.89 ID:INwamIaA0
―――――――――――――――食堂。 今回の食事当番は宮藤とリーネ、扶桑料理が並べられていた。 美味しいご飯に味噌汁、焼き魚と好評なのだが・・・ シャーリー「相変わらず、これだけは苦手だな・・・。」 501の一同が残しているのは、納豆。どうもこの独特な臭いが苦手らしい。 宮藤「えー、納豆は体に良いんですよ。」 バルクホルン「わ、解っているが・・・(くぅ、折角、宮藤が作ってくれたのに情けない!!)」 エーリカ「やっぱし・・・慣れないね。」 ボク「美味しいー!!!」 モシャモシャと食っているのはボクだった。なんと、納豆を平らげたのだ。
315 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 20:56:00.79 ID:INwamIaA0
ペリーヌ「ボク准尉。そ、それを食べても平気でしたの?」 ボク「えっ?だってこれ・・・ご飯と一緒に食べると美味しいですよ?」 宮藤「ボクくん、納豆は平気なんですか?」 ボク「あっちで納豆がたまに支給される事がありますよ。最も食べない人が結構いますけど・・・」 宮藤「へぇー!!そうなんですか!!偉いですよ。」 宮藤はボクの頭をナデナデする。 ボク「・・・・・///」 照れているのか、少しだけ下に俯いていた。 その時、警報が鳴り始めた。ネウロイが出現した合図だ。 その音を聞いたボクはいち早く、食堂へと出たのだった。 坂本「待て!!ボク!!」 坂本の静止を聞かずにハンガーへ向かうのだった。
316 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 20:58:06.31 ID:INwamIaA0
―――――――――――――――ハンガー場 其処にいたのはヴィクトルの姿だった。 ボク「・・・・・・・。」 ヴィクトル「待っていたよ。ちょうど君の武器が詰まったコンテナを開けた所だ。」 渡されたのは二丁のカスタムショットガンとMG81(機関銃)だった。 ボク「どうも・・・。」 ヴィクトル「ミーナ中佐の文句は私が言っておきますから・・・気をつけて行って下さいね。」 ボク「・・・・・・・。」 ストライカーユニットを履くとボクの頭と腰からコウモリの翼が生えた。 いざ発進しようとしたらミーナ、坂本、バルクホルンが来た。
317 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 21:00:01.60 ID:INwamIaA0
ミーナ「待ちなさい、ボク准尉。勝手な事をしてはいけません。」 ボク「しかし・・・ネウロイが・・・」 バルクホルン「確かにネウロイが現れたのは解る。だが・・・軍の規律を乱す様な事はするな。」 ボク「・・・。」 ヴィクトル「まぁまぁ、お嬢さん方。ボク准尉が出撃準備をしているのだから彼にも参加させたらいかがかね?」 坂本「現場の指揮は私とミーナ中佐だ。勝手な事は許されません。」 ヴィクトル「・・・さてはて困りましたな」 ミーナ「ですが・・・今日、出撃するメンバーと一緒に行くのでしたら構いません。」 ボク「・・・すみません。」 坂本「勢いだけでは死ぬことだってある。勝手な行動はするな。」 ボク「ハイッ!!」 今回出撃するウィッチはバルクホルン、シャーリー、ルッキーニ、宮藤、リーネ、ペリーヌ、坂本、そしてボクだった。 それぞれ、自分のストライカーユニットを履いて空へと飛び立ち、ネウロイを殲滅に行った。 その様子を見ていたヴィクトル。 ヴィクトル(・・・ボクを一人に行かせれば、良かったのにな。)
318 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 21:00:46.35 ID:INwamIaA0
―――――――――――――――上空 キュイイィィイィィイィィイィィィン!!! 不気味な声をあげてネウロイは進軍していた。小型が16機、そして親玉と思われるエイの様な形をした大型のネウロイが1機である。 宮藤「あの親玉のネウロイ。奇妙な姿をしていますね・・・」 バルクホルン「ああっ、まるで生き物の様だな。少佐!!奴のコアは!?」 坂本が眼帯の方を捲ると魔眼が発動した。 坂本「やつの頭部分だ、角が生えている真下にコアがある。」 ボク「・・・・・・。」 シャーリー「大丈夫か?」 ボク「だ、大丈夫です。」 坂本「あまり無理をするんじゃないぞ、ボク准尉。」 ボク「りょ、了解しました!!」 坂本「攻撃、開始!!」 『了解!!』
319 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 21:01:25.92 ID:INwamIaA0
小型のネウロイたちは真紅の光線を放ちウィッチ達を攻撃する。だが、直線な攻撃だから旋回しつつ避ける。 バルクホルンの二丁の銃が火を噴き5機の小型ネウロイを撃墜する。 ペリーヌ「ボク准尉!!そちらに一機に行きましたわよ!!」 小型のネウロイがボクに狙いを定めてレーザーを撃つが、ボクは上昇してMG81を構え撃つ。 ボク「当たれ!!当たれー!!」 無数の弾丸が小型ネウロイに当たり砕け散る。 ボク「よしっ・・・」 シャーリー「中々、良い腕だな!!」 ボク「シャーリーさん、前々!!」 シャーリー「解っている・・・よ!!」 小型のネウロイが二機、迫っており撃ち落とした。ドンドンと数が減っていった。 宮藤「これで、最後!!」 リーネ「残りは親玉の一機です!!」
320 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 21:02:50.40 ID:INwamIaA0
小型のネウロイを倒したというのにもかかわらず、全く攻撃する様子も無かった大型ネウロイ。 ボク「あれだけは、攻撃してきませんでしたね・・・」 ルッキーニ「なんか、不気味〜。」 バルクホルン「どのような攻撃をするのか見物だな・・・」 大型ネウロイが動き出した。左右にある6つの突起から真紅のビームを一斉に放出したのだ。 坂本「来たぞ!!回避!!」 バルクホルン「くっ!!」 シャーリー「おっと!!」 真紅のビームは海を斬り裂く。あれだけ一斉放出されるとなると下手に近づけない。 ボク「横がダメなら・・・上から突破するしかありませんね。」 坂本「ならば、私が突破口を開く・・・」 チャキと扶桑刀・烈風丸を構える坂本。そして、刀剣の切っ先から魔力のオーラが現れる。 坂本「烈・風・斬!!!!」 振り翳すと白刃が飛び、大型ネウロイに直撃した!!痛かったのか悲鳴をあげている。
321 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 21:04:28.18 ID:INwamIaA0
ペリーヌ、宮藤、バルクホルン、ボクは大型ネウロイの真上に接近するが・・・ 大型ネウロイから黒い矢じりが放たれた、その発射ラインにいるのは・・・宮藤だった。 宮藤「えっ!?」 リーネ「芳佳ちゃん!!」 坂本「宮藤!!」 突然の出来事で、シールドを張る暇がなかった。間に合わない・・・ ボク「危ない!!!」 ボクが宮藤を押し飛ばしたのだ。宮藤は助かったのだが・・・ ドスッと刺さる音が響いた。 腹に・・・ネウロイが放たれた黒い矢じりに刺さったのだ。ボクの口から生命の証である血を吐き、そのまま堕ちて行く・・・
322 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 21:05:31.63 ID:INwamIaA0
シャーリー「ボク!!」 ルッキーニ「ボクー!!」 大型ネウロイは止めを刺そうと、また黒い矢じりを放つのだが、バルクホルンが撃ち落とした。 宮藤はボクの治療をする。ルッキーニはボクの傍による。 宮藤「ごめんなさい!!私のせいで・・・!!」 ルッキーニ「ヨシカ!!早く、早く!!」 そこで最悪な事が起きる、大型ネウロイは今まで受けた傷が瞬時に治ったのだ。このままでは消耗戦になる。 坂本「ミーナ!!ボク准尉がやられた!!今は、宮藤が治療をしている!!急いで来てくれ!!」 坂本が通信を入れる。
323 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 21:07:53.66 ID:INwamIaA0
――――――――――――――― イタイ・・・。 イタイ・・・。 お腹がイタイヨ・・・。 アアッ・・・そうだ。僕は、宮藤さんを守ろうとしてお腹、刺されたんだ。 血が流れた・・・魔力が零れちゃう・・・ そうだ、あのネウロイを・・・食っちまえばイインダ!! ――――――――――――――― 宮藤「ボクくん・・・もう少しだから!!」 懸命に治療をする宮藤。その時、ガッと手が掴まれた。腹部の傷が見る見るうちに塞がり、ボクはゆっくりと目を開いた。 ルッキーニ「目が覚めたー!!」 宮藤「ボクくん!!大丈夫・・・ですか?」 ボクは何事も無かったかのように起き上がった。宮藤とルッキーニはそれが恐ろしい姿に見えた。 腰に生えていたコウモリの翼が大きくなっており、瞳が猫の様に楯状となり、髪の色が水色へと変色し、口から覗かせる犬歯が鋭い牙になっていた。 それはまさに・・・悪魔だった。 ボク「ウアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」 悪魔の産声が空に響いた。
324 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 21:08:41.47 ID:INwamIaA0
続けて第四話を投稿します。
325 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 21:11:30.47 ID:INwamIaA0
第4話「宴獄」 ボクの雄叫びを聞いて、501のメンバーは振り向く。 坂本「なんだあれは・・・?」 シャーリー「ボクなのか・・・?」 ボクは鋭い目でネウロイを見る。そして、高速でネウロイの近くまで行ったのだ。 シャーリー「は、速い!?」 ペリーヌ「あれほどのスピードを出すなんて・・・」 そして、左右の足に装備していたカスタムショットガンを取り出し、ニヤリッと笑い言う ボク「ショー・タイム!!!!」
支援支援
327 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 21:14:19.74 ID:INwamIaA0
(イメージBGM{
http://www.youtube.com/watch?v=gYCxlM12f0Q} ズドンッズドンッズドンッズドンッ!!!!
二丁のカスタムショットガンが火を噴き大型ネウロイの装甲を削りまくる。
大型ネウロイは真紅の光線を放つが、ボクは大きくなったコウモリの翼とストライカーの両方を使いアクロバティックに避ける。
バルクホルン「ハルトマンやルッキーニ以上の飛行技術だと!?」
ルッキーニ「凄い凄いー!!」
ネウロイの光線を避けて、撃つの繰り返し。
二丁のショットガンを仕舞い込んで親指をガリッと噛む。
ポタポタッと血が流れたが・・・それが驚くべきことになった。
血がドンドン形を作り、それは真紅の鞭となった。
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 21:14:30.23 ID:Xxqw9yXU0
なんか起きたらCoDとかスタルカァとかいろいろぶち込んだ何かが来てるじゃないですか―
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 21:24:16.72 ID:lJ2HnEq50
さるった? 投下速度速すぎだったな
やっぱ、5分ですかのぉ。
>>328 分かるのか!気に入った。家に来てマーくんをファックしていいぞ。
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 21:57:46.64 ID:Xxqw9yXU0
>>331 デグチャレフ少佐がいいです!
でも一番は皆のアイドルさっちゃんがいいです!
お前ら、モノリスの前に連れて行ってやるから落ち着け
ならば支援だ
335 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 22:07:42.09 ID:INwamIaA0
宮藤「えっ!?」 リーネ「な、なにあれ・・・」 坂本「血で作った・・・武器だというのか!?」 真紅の鞭を持ち、ネウロイに近づき鞭を振りかざし、大型ネウロイを縛り、 ボク「ウオオオオオオオオオッ!!!」 縛り上げた大型ネウロイを海面に叩き付けた!! バルクホルン「なんという怪力だ・・・あれほどの大きなネウロイを叩き付けるなんて・・・」 今度は血のジャベリンを4つ作り、ミサイルの様に放ち大型ネウロイを串刺しにする 大型ネウロイは度重なるダメージで動く気配がない。 ボクは急降下して、大型ネウロイのコアの所まで接近して、大型ネウロイの角をへし折った。 其処にはネウロイの赤く輝くコアだった。
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 22:09:07.63 ID:Xxqw9yXU0
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 22:10:36.20 ID:xWUSgv8xP
crimson gloryとはなかなかいい趣味をしている支援
338 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 22:10:44.61 ID:INwamIaA0
01のウィッチ達は驚くべき光景を見た。 ボクが・・・大型ネウロイのコアを・・・喰らったのだ。 大きく口を開けてガリガリッとネウロイのコアを噛み砕き、飲み込んだ。 コアを失ったネウロイはバリンッと音を立てて光りの粒子となって散った。 ボク「フフフッ・・・アハハハハハハハハッ!!」 空にボクの狂気の笑い声が響き渡る。 遅れてミーナ達が来た。 ミーナ「坂本少佐!!あれは・・・」 坂本「・・・ボクだ。突然、あんな姿になって、一人でネウロイを・・・」 エーリカ「あれじゃあ・・・悪魔みたいじゃん。」 エイラ「・・・あれが、ボクなのか?」 サーニャ「・・・」 すると、ボクの髪の色が元の黒に戻り、腰のコウモリの翼も元の大きさに戻った。
しえん
340 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 22:14:07.98 ID:INwamIaA0
宮藤、リーネ、は心配してボクの傍に近づく。 宮藤「ボクくん、大丈夫ですか!?」 ボク「・・・うん、大丈夫」 ボクは辛そうな顔をしてても笑顔でそう返す。 ひとまず、ウィッチ達は基地へと戻る。 ―――――――――――――――――――談話室 あの戦場で一体何が起きたのかを話していた。 ボクの姿を間近で見た宮藤とルッキーニが事情を説明してくれた。 ちなみにボク准尉は基地にたどり着いた途端、疲労と緊張のせいで倒れて医務室で眠っている。
341 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 22:17:01.82 ID:INwamIaA0
ミーナ「信じられない事ね・・・」 バルクホルン「信じられない事は我々も同じだ。」 エーリカ「しかも、ネウロイのコアを食べちゃったんでしょ?大丈夫なの?」 坂本「・・・医者は彼の体を調べたのだが、異常が見られないそうだ。」 エイラ「他にも、自分の血で鞭とか槍とか作ったという事も聞いたケド・・・アイツの固有魔法なのカ?」 ミーナ「おそらくそうでしょうけど・・・詳しい事はヴィクトル博士に聞くしかないわね。」 シャーリー(ボク・・・お前は一体・・・?)
342 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 22:22:35.41 ID:INwamIaA0
―――――――――――――――――――医務室 誰もいなくなったのを見計らいボクはある物を取り出した。 それはヴィクトル博士から渡された赤い液体が入っているパックを全て飲み干した。 ボク「ハァ・・・ハァ・・・」 呼吸を整えて、気分が楽になっていく・・・。 ボク「・・・また、あんな姿になっちゃったんだ・・・」 あの恐ろしい姿でネウロイを痛めつけて最後はコアを喰らう。そうすれば、魔力も回復していく。 最初は何も疑問が無かったのに・・・戦場で散らばった鏡に写った自分の姿を見た時は恐ろしい姿だった。 これでは、まるで・・・悪魔。 あの姿が解除されると、物凄い不快感と苦痛が襲いかかり、あのパックを必ず飲まないといけない。 今日だってアノ姿になって、みんなに見られた。どう思われているんだろう? ボク「・・・嫌わないで、欲しい。」 腕で顔を覆い、泣きそうになるの我慢した・・・。
343 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 22:25:25.09 ID:INwamIaA0
―――――――――――――――――――ロシア魔導研究の艦・ヴィクトル私室 ヴィクトル「そうか、准尉があの姿になって・・・」 研究員「はい。そして、ネウロイを喰らった場面は501のウィッチ達に目撃されましたが・・・」 ヴィクトル「ああっ、構わんよ。では・・・彼が起きた後、こちらで検査をするように言ってください。」 研究員「了解しました。」 研究員がヴィクトル私室を出て行く。 ヴィクトル「フフフッ・・・ボク准尉、君が戦う姿は真に素晴らしかったよ。」 映像に映し出されていたのは今日の戦闘記録だった。 悪魔の様な姿をしたボクが大空を舞い、そしてネウロイを刈って行く姿。 ヴィクトル「敵を貪り、喰らえ。お前はネウロイを刈る為の―――真紅の悪魔、スカーレット・ウィッチとして生きるためなのだからな。」
344 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 22:26:26.35 ID:INwamIaA0
これで第四話も終了〜。 やはり続けて投稿するものではないかも・・・ 次からは1話ずつ投稿します〜。ではではー。
乙〜 血を使って戦う吸血鬼っぽい俺か…なんという俺得
おっつ
347 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 22:40:58.94 ID:INwamIaA0
ボクのプロフィールを上げるのを忘れました。 名前 ボク 年齢 11歳 誕生日 7/7 身長 155cm 体格 スマート体型・やや筋肉質 階級 准尉 使い魔 オオコウモリ 使用武器 MG81(機関銃) カスタムショットガン×2丁 大鎌デスサイズ 固有魔法 魔力吸収(ネウロイのコアを食らう事によって魔力回復が出来る。勿論ウィッチの血を一滴でも可) 血の錬術 ストライカーユニット Su-5ソニック(横に真紅のラインが三本。カラーリングは黒。) 通称 スカーレット・ウィッチ、クリムゾンデビル パーソナルマーク ブラッディコウモリ
348 :
俺改め、ボク :2011/01/04(火) 22:50:35.40 ID:INwamIaA0
プロフィールの詳しい記述はまた発表します。 次の方どうぞー。
乙〜
350 :
ショタ俺 :2011/01/04(火) 22:56:59.47 ID:4j1AgzpZ0
では次のレスから投下するよ サイズ21kb、大体5分間隔でいきます
351 :
ショタ俺 :2011/01/04(火) 23:01:00.17 ID:4j1AgzpZ0
俺「ストライクウィッチーズですの」
>>87 から続き
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜病室〜
ミーナ「なんなのこれ・・・・・・。」
まず、ベッドの上に鎮座する狐色の丸い物体、これを物体Aと呼称する。
その物体Aに縋りつくエーリカと引き剥がそうと奮闘するバルクホルン。
これが現在、ミーナの眼前で展開されている光景だ。
正直よく解らない。
だが傍観したままでは始まらないと判断し、とりあえず物体Aに縋りつく寝ぼすけエースを
目標にすえる。
ミーナ「お は よ う フラウ、トゥルーデも。」
エーリカ「あー・・・・・・ミーナ、おはよ・・・う!?」
バルクホルン「お、おはようミーナ。」
実ににこやかに挨拶したはずであるにも拘らず、相手の表情は引き攣り気味である。
エーリカに至っては一瞬で目が覚めてしまったらしい、何故かは謎であるが。
ミーナ「フラウ、とりあえず早く着替えてきて、もう直ぐ朝食の時間よ?」
エーリカ「わ、わかったよ!」
自室から持ち込んだのであろう枕を抱え、脱兎のごとく病室から飛び出して行った。
普段からこれぐらい寝起きが良ければいいのに、とミーナが思うのも仕方のない事だろう。
久しぶりかな
ミーナ「トゥルーデ、一体なにがあったの?」 バルクホルン「私も朝食の前に僕少尉の様子を見ておこうと思ってな。 来てみたらハルトマンが一緒に寝ているのを発見して、とりあえず起こそう としたんだ。 そしたら先に僕少尉が起きてしまってな。 いきなり人がいて吃驚したのか、尻尾を出して丸まってしまったんだ。 あとは見ての通りだ。 悪い事をしてしまった。」 バルクホルン曰くこの物体A、どうやら僕らしい。 今は毛並みのい良い尻尾で完全に外部から隔離されているのが現状だ。 たしかに防御力は高そうである。 だがこの状態を解くには少々骨が折れるかもしれない。 ミーナ「そう、解ったわ。 トゥルーデも先に食堂に向かっててもらえる?」 バルクホルン「ああ、宮藤たちにも少し遅れると伝えておくよ。」 ミーナ「ええ、お願いね。」 バルクホルンが退室し、病室には物体Aこと僕とミーナの二人きりとなった。 とりあえずベッドの淵に腰掛け、黄金色の毛並みを撫でてみる。 ミーナ(これは・・・・・・手が離せないわ。) その毛並みはとても柔らかく、艶やかで滑る様な手触りを伝えてくる。 ハルトマンがなかなか離れなかったのも頷けると言うものだ。
久しぶりだな し
支援 芳佳とみっちゃんの幼馴染な俺で、 アニメ二期あたりではみっちゃんと結婚の約束していてるけど、 徴兵され、巡洋艦『高雄』に配属された挙句エーゲ海でのネウロイとの戦闘で戦死する。 そして俺が無事帰ってくるのを待っているみっちゃんの元に俺の戦死報告が届くって話を だれか書いてくれないかなぁ
ミーナ(顔をうずめたくなってしまうわね。 ・・・・・・少しだけならいいかしら。) と、ミーナが考えたときには既に眼前十数センチの所にまで顔を接近させていた。 ここで物体Aがもぞもぞと動き、中から尻尾を掻き分けて僕が顔を覗かせる。 そこは丁度ミーナが顔を近づけていた所だ。 図らずも数センチの距離で見詰め合う事となってしまった二人。 鼻先が触れそうである。 その状態が十秒ほど続いた後、先に動きを見せたのは僕だった。 僕「あの、オハヨウゴザイマス・・・・・・。」 ミーナ「・・・・・・え、あぁ。 おはよう。」 僕「・・・・・・ぇぅ。」 至近距離は少々耐え難いのか、半分ほど顔を引っ込めてしまった。 まだ警戒は続いているらしく、落ち着かない様子だ。 ミーナ「・・・・・・(なにこのカワイイイキモノ) お、驚かせちゃったかしら。 ごめんなさいね?」 僕「ぅ〜・・・・・・。 いえ・・・・・・大丈夫です。」
ショタコンばb
358 :
ショタ俺 :2011/01/04(火) 23:15:47.77 ID:4j1AgzpZ0
>>355 支援有難う
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
とは言ったものの、未だに居心地悪そうに鼻から上だけ顔を覗かせた状態だ。
ミーナはそんな僕の頭に手を置き、優しく撫で始める。
ミーナ「昨日は大変だったけど、よく頑張ってくれたわね。
結構な難敵だったみたいだけど、おかげで助かったわ。
でも、あまり無茶しちゃ駄目よ?」
僕「はい・・・・・・んぅ。」
撫でられるのが心地良いらしく、僕は目を細めてされるがままとなっている。
そして、ようやく緊張も解れたのか、体を包んでいた尻尾もほどけて小柄な体が露になった。
ミーナ(これは・・・・・・マズイ、マズすぎるわ!)
何やらマズイ事になってしまったらしい。
ちなみに今の僕は成人用の病室着に身を包み、ぺたりとベッドに座り込んだ状態だ。
サイズが合ってないせいか服が少々肌蹴ており、左肩から胸元までが大きく開かれている。
さらに、少し前屈みになっているせいで白い素肌と幾許かの傷跡が見て取れる。
付け加えるとすればこんな所だろうか。
そんな状態で目を閉じて撫でられる感触に身を任せているのが現状だ。
確かに少々無防備すぎるかもしれない。
ミーナ(誘っているの?誘っているのね?
・・・・・・お持ち帰りしちゃおうかしら。
いえ、むしろ此処で頂き―――。)
みーさんじゅうきゅうさいしょたこん
ミーナさんww
361 :
ショタ俺 :2011/01/04(火) 23:20:29.14 ID:4j1AgzpZ0
宮藤「おはよう、僕君。 ミーナさんもおはようございます。」 リネット「おはようございます、ミーナ中佐。 おはよう、僕君。」 ミーナが慌てて入り口の方を見ると割烹着姿の宮藤とエプロン姿のリネットがいた。 極めて危険な思考を巡らし始めていたミーナだったが、結局は二人によってその欲求を発散 させる機会を逸してしまった。 ミーナ「お、おはよう、二人とも。(あ、あぶなかった)」 僕「おはようございます、宮藤軍曹、ビショップ曹長。」 リネット「リーネでいいよ、階級とかもいらないから。 って、あの、えーっと……。」 宮藤「私も階級は付けなくていいからね? あ、玉藻さん、おはようございます。」 僕「あぅ……、玉藻おねーちゃん、おはよう。」 玉藻「おはようございます。 お二人には初めまして、ですね。 僕の使い魔の玉藻と申します。」 ミーナが向き直ると、ベッドの上には僕を膝に乗せて肌蹴た服を整える妖弧の姿があった。
362 :
ショタ俺 :2011/01/04(火) 23:25:15.60 ID:4j1AgzpZ0
〜食堂〜 バルクホルン「で、ハルトマン。 なんで僕少尉のベッドにお前が寝ていたんだ?」 納豆をこねつつバルクホルンが問う。 ちなみにエーリカに因る『病室侵入事件』は既に周知となっており、現在バルクホルン大尉 による尋問が慣行されている。 周りの反応は、呆れ、妬み、興味、等様々である。 エーリカ「えー、オトメの秘密をこんなトコで話すなんて……ィヤン♪///。」 などとの給いつつ顔を赤らめるエーリカ、はぐらかす気なのはみえみえだ。 しかし、そんな事で引き下がるバルクホルンでは無い。 バルクホルン「何がオトメの秘密だ!!。 第一、いくら幼いからって寝床に侵入するとは。 貴様それでも―――」 ミーナ「おはよう、みんな。」 バルクホルンがヒートアップし始めた所でミーナが食堂に入ってきた。 騒がしくなっていた食堂もミーナの登場によっていくらか落ち着きを取り戻す。
363 :
ショタ俺 :2011/01/04(火) 23:30:17.24 ID:4j1AgzpZ0
坂本「おはよう、ミーナ。」 ペリーヌ「おはようございます、ミーナ中佐。」 シャーロット「おはよう、中佐。」 ルッキーニ「おはよー。」 サーニャ「おはようございます、中佐。」 エイラ「オハヨー、中佐。」 エーリカ「モグモグ」 バルクホルン「ミーナ、僕少尉はどうだったんだ?」 ミーナ「なんとか落ち着いてくれたわ。 今は二人と一緒に食事中でしょうね。」 恐らく二人とも気を使ったのであろう。 宮藤とリネットは此処では無く病室で食事をとるらしい。 シャーロット「そう言えば、宮藤が別に何か作ってたな。」 ルッキーニ「なんだろうねーアレ。」 坂本「おそらく、雑炊か何かだろう。 体力の落ちている時には消化に良い物を食べさせた方が良いからな。 扶桑では、床に伏せっている者には粥や雑炊を食べさせるのが一般的なんだ。」
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 23:31:47.01 ID:WLIQGAyu0
今更だけどボク俺のネウロイのコアを喰らうって言うネタかぶったあああああ 俺はどうすればいいんだあああああああ
もっといっぱい食べればいいんじゃないかな?かな?
一同「へぇー」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 芳佳です。 只今、僕君とリーネちゃん、そして玉藻さんと一緒に朝ごはんを食べています。 そう言えば、一部の肉食動物の母親が子供に食事を与える場合には、まず母親が獲物の肉を 咀嚼して柔らかくしてから子供に食べさせるそうですね、口から口に直接。 ……。 ええ、失念してました。 玉藻さんは狐です、そして僕君は人間です。 でも、親子のような間柄な訳で……。 何が起きているのかは以下のリーネちゃんのコメントを持ってお察し頂ければ幸いです。 リネット「え、えっちなのはいけないとおもいますっ!!」 僕君……愛されてるね♪ おぉぅ、舌まではいってるよ……。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
まほろまてぃっく懐かしいなあw
>>364 なに、取り込み方はいくらでもある。
某人形の話だと長女は口から取り込んだけど五女は腹部から直接体内に取り込んだし。
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 23:39:29.28 ID:WLIQGAyu0
>>365 描写が少しどころかモロかぶりなんだか・・・
一同「ごちそうさまでした。」 朝食も食べ終わって食後のお茶を飲み始めた頃、再びバルクホルンが問い始めた。 バルクホルン「さて、改めて訊くが何でハルトマンは僕少尉と一緒に寝てたんだ?」 エーリカ「えー、またそれ訊くの〜? ……まぁ、ご飯も食べ終わったしいいかな。」 坂本「なんだ、まるで朝食前だと都合が悪かったみたいだな?」 エーリカ「あー、てゆーか朝からお通夜色の雰囲気っていうのに叩き込みたくなかった だけなんだけどね。 ちょっと繊細なのもいることだし、いまは病室だけど。」 今度ははぐらかす事は無く答えるつもりらしい。 しかし気は進まない様子だ。 エイラ「ナンダそれ、また重い話しナノカヨ。」 エーリカ「まぁねー、それが昨日に―――」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/04(火) 23:42:14.78 ID:xWUSgv8xP
被ってようが関係ねえ! かつてエイラーニャ回で被った俺が何人もいたが それぞれがそれぞれの持ち味を引き出してそれはそれは上質に仕上がっていたものだ そしてショタ久しぶり待ってた支援!
俺なら書くけどな まあ好きにしろ 支援するぜぃ
〜病室〜 こんばんは、エーリカ・ハルトマンです。 只今、僕少尉の寝てる病室にお邪魔してます。 と、言うのも少々事情がありまして。 坂本少佐曰く、僕少尉は添い寝したら巻き込まれるぐらい寝相が悪いそうで。 まぁ、ベッドに入って朝になったら床の上だったっていうぐらい寝相の悪い自分としては 気になる訳ですよ。 他人の寝相と言うものは。 さて、僕少尉の寝姿拝見っと。 僕「・・・・・・う・・・っく・・・・・・うぅ・・・・・・いや・・・だ・・・いっちゃ・・・・・・やだ・・・・・・」 ……んー、ちょっと予想外。 ってゆーかメチャクチャうなされてるよ、この子。 しかも泣いてるし。 最早寝相が悪いってレベルじゃない。 もしかしてこれが毎晩? だとしたら、まともに寝れた事なんて無いんじゃないの? エーリカ「一体どうしたらココまで酷くなるんだよ……。」
そうこうしている内に、手が宙をさまよい始めた。 まるで何かを追い駆けているみたい。 思わず手を握ってしまった。 僕「・・・隊長・・・・・・」 隊長・・・・・・? ああ、前の部隊のか。 そう言えばこの子を残して戦闘不能になったんだっけ。 話しによれば、この子が戦線に居たのは7〜8歳の頃だ。 そんな頃に仲間の墜されるところを目の当たりにして、それからはずっと一人。 支えてあげる人も居ないんじゃぁこうなっても仕方ないかな。 ってゆーか使い魔とやらは何してたのさ。 むぅ、それにしてもしっかりと手を握りこまれてしまった。 放してくれる気配はまったく無いね。 準備しておいて良かったよ。 エーリカ「……仕方ないなぁ。」 いつまでもこうしてる訳にも行かないし、かといってほっとくほど薄情にもなれない。 ちょっと言い訳臭い気もするけど、そんな感じで多少の事には動じないだけの覚悟を完了。 枕を置いて隣に侵入。 では、おやすみなさい……。
支援 EMT
377 :
ショタ俺 :2011/01/04(火) 23:55:46.94 ID:4j1AgzpZ0
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― エーリカ「―――っていうことがあったんだよ。」 一同「……。」 水を打ったように静まり返った食堂、皆一様に絶句している。 エーリカはそんな彼女らを見渡して軽くため息をついた。 エーリカ「まぁ、あの二人が席を外してたのは幸いだったね。 人の死に目に遇った事の無い子たちにはちょっとヘビーな話しだし。」 ミーナ「それは、たしかにそうね。」 坂本「まぁ、この隊では未だに死者は出ていないからな、幸いな事に。 宮藤の治療魔法の効果も大きいが。」 バルクホルン「ふむ、そういうことか……気を使わせたな、しかしだ。 その割には随分と食い下がっていたな?」 エーリカ「え〜、だってあの子すっごくやわこくってぬくいんだもん。 いや〜もう抱き心地がいいもんだから放しがたくってさ〜。 しかもだよ、あの子ってば擦り寄ってきてしがみついてくるのよ仔犬みたいにさ。 これがまたカワイイのなんのって。 いや、あの子の場合は子狐か。」 一同(そんなにかわいいのか……。)
ここにきて鉛のように重かった空気が一変、なんとも気の抜けた物になった。 同席していた者達の表情も和らいでいく。 人の生死に関る話題など続けて欲しくないのが本音なのだろう、口に出す事は無くとも。 この辺りの切り替えはムードメーカーとしては流石と言ってもいいかもしれない。 エーリカ「おかげで久しぶりにベッドの上で朝を迎えられたよ。 いや〜、何でかしんないけど昨日はよく寝れたなー。」 ペリーヌ「それは単に、終始ベッドの上で睡眠をとれたと言うだけの事ではありませんの?」 エーリカ「……かもしんない。 う〜ん、やっぱり僕君には私のトコに来てもらった方がいいかなー。 主に私の安眠のために。」 だが少々やり過ぎた。 ここで先日の『僕少尉と相部屋権争奪論戦』が再燃したのである。 エイラ「チョットマッター!」 サーニャ「……まったー。」 まず異を唱えるのはエイラとサーニャの二人。 対抗意識は充分に有る様だ。
全力支援
エイラ「そんなに安眠したけりゃ抱き枕でも買えばイイダロ。」 サーニャ「コクコク」 エーリカ「うっ……。」 エイラ「それに、ルーズすぎる生活習慣に巻き込まない保障ハ?」 サーニャ「コクコクコク」 エーリカ「ううっ……。」 サーニャ「ハルトマンさん……、お部屋、片付けられますか?」 エイラ「無理ダナ。」 エーリカ「グハァッ。 トゥルーデェ〜……。」 形勢が極めて悪いと見たエーリカは、隣にいるバルクホルンに援護を求める。 どう見ても自業自得だが。 バルクホルン「お前は生活習慣を少し改めろハルトマン。 しかしだ、私の所ならその様な心配はまったく無いぞ。」 シャーロット「四六時中堅物と一緒じゃ息つまりそうだよなー。」 ルッキーニ「なー」 続いて話しに加わるのはシャーロットとルッキーニの二人である。 こちらも充分にやる気はあるようだ。
バルクホルン「なんだと? 整頓された部屋に規則正しい生活。 それのどこが息が詰まるというんだリベリアン?!」 シャーロット「……真面目な話しな。 あの子と相部屋になったとして、どう扱うつもりなんだ?」 シャーロットも思うところが有るらしく、神妙な面持ちでバルクホルンに問う。 問われたバルクホルンは少々面食らっている様子。 バルクホルン「そ、それは当然、上官として寝食を共にしつつ軍の規律に則った生活と 言うものをみっちり、それこそ我が子に教えるように仕込んでやるつもりだ。 それが何かまずいのか?」 ルッキーニ「その辺の事って、もうとっくに終わらせてるんじゃないかなー」 バルクホルン「ムッ……。」 シャーロット「それもあるけど。 そんなことしたら、どんなに素養のある子でも潰れるだろ……。 只でさえ心身ともにズタボロの状態で此処に来てるんだぞ。」 バルクホルン「ムゥ……なら、お前ならどうするというんだ。 お前も大尉であの子は少尉だ、上官と部下と言う関係以外にどういう 付き合い方があるというんだ?」 シャーロット「私は別に上官だの部下だのなんて気にしないけどね。 私があの子にしてあげられる事なんて、良き友人になる事ぐらいさ。 だけど、せめて力の抜きどころぐらいは作ってやりたいな。 ルッキーニのいい遊び相手にもなってくれそうだし。」
382 :
ショタ俺 :2011/01/05(水) 00:10:10.10 ID:vPXI6jSY0
ルッキーニ「あの子が元気になったらいっぱい虫取りとか鬼ごっことかするんだ〜。」 バルクホルン「お前達も、もう少し規律と言うものをだな。 しかし友人か……。 ……確かに必要だ…だが……姉として……。」 どうやらかなり揺らいでいるご様子。 そんな彼女にエーリカが「がんばれー」などと声援を送るも聞こえてはいない様だ。 ここで新たに参戦する者が約一名。 ミーナ「でもやっぱり、もともと相部屋だった所にもう一人追加は厳しくないかしら。 私の所なら広さも充分にあるし、ほとんど模様替えする必要もないわ。」 エーリカ「えー、ミーナのトコはまずいんじゃないの〜?」 ミーナ「あら、どうして?」 エーリカ「ミーナの部屋って、資料やら書類やら満載じゃん。 中には機密のやつもあるんでしょ? そんな所にホイホイ連れ込んで大丈夫なの?」 ミーナ「……やっぱり、まずいかしら?」 一同「うん!」 全員から一斉に力いっぱい頷かれた。 そしてミーナはいじけ始める。
支援
支援 ミーナさんKOEEEEEEEEE
385 :
ショタ俺 :2011/01/05(水) 00:15:14.04 ID:vPXI6jSY0
ミーナ「そんなに全力で頷かなくてもいいじゃない……。 私だってあんな可愛い子をぷにぷにしたりもふもふしたりこねこねしたりして 癒されたかったのよ……。」 そんなミーナの肩に手を置いて優しく語り掛ける人物が一人。 坂本「ミーナ……。」 ミーナ「美緒……。」 坂本「疲れてるなら、そろそろ休暇でも取って羽を伸ばして来た方がいい。 それに幼子に逆セクハラまがいの行いはまずいぞ。 指揮官以前に人として。」 ミーナは完全に止めを刺されたらしく崩れ落ちる。 その様子を尻目に下手人は小さくガッツポーズ。 ミーナ「そんなんじゃないわよ〜……。」 坂本「まぁ、ミーナの所はまずいかもしれないが、私の所なら何の問題も―――」 ペリーヌ「なりませんわっ!! 男女七歳にして同禽せずと申しまして、なにか間違いがあってからでは遅いでは ございませんかっ!! それに坂本少佐のお部屋には刀とか刀とか刀とか、子供の手の届く所に置いては いけない物がありますわ!!」 ここにきて終始静観に徹すると思われたペリーヌが乱入。 一気に捲くし立てた。 流石の坂本少佐もやや押されぎみの様だ。
ぎゃははは
坂本「そ、そう……か? しかし、私の所なら布団を一式追加すれば直ぐにでも入居可能なんだが……。」 ペリーヌ「な り ま せ ん!!」 坂本「おぉぅ……。」 流石に勢いに押されきったのか、坂本美緒が戦線より離脱。 事態は混迷を極めつつある。 ルッキーニ「じゃー、ペリーヌは誰のトコならいいのー?」 ルッキーニの一言で、視線がペリーヌに集中した。 この中で僕の受け入れを表明していないのはペリーヌのみである。 彼女の推薦を得られれば、大きなアドバンテージを取れるかもしれない。 皆はそう考えていたが、そうは問屋が卸す事は無かった。 ペリーヌ「私は、先日も申上げた通り。 個室に入っていただくべきだと考えますわ。 先日のお話しでは、ずいぶんと強力な使い魔をお持ちのご様子。 しかも人の形も採れて単独での行動も行えるとなると、実質二人を受け入れる 形になりますわ。 流石に定員は超えるでしょう。」 面倒見も良い様ですし、と締めくくる。 此処まで決め手を打つことの出来た物はおらず、事態は振り出しに戻った。 全員が次の一手を考えている所に、宮藤、リネットの両名が食堂へと戻ってくる。
388 :
ショタ俺 :2011/01/05(水) 00:25:32.01 ID:vPXI6jSY0
坂本「お、二人とも戻ったか……ん? どうした、二人とも顔を赤くして。」 リネット「な、何でもないですぅ……。///」 宮藤「いやー、ちょっと刺激の強い光景を目にしまして。///」 リネット「よ、芳佳ちゃんっ……。」 バルクホルン「刺激の強い……? ……僕少尉に何かあったのか?」 宮藤「その〜、朝食は玉藻さんが食べさせてたんですけど。 食べさせ方が狐さん流のやり方だったんですよね。」 一同「狐さん流?」 皆一様に首をかしげる。 そんな中、使い魔に狐を持つ一名が理解の色を見せた。 エイラ「もしかして……口移しカ?」 リネット・宮藤「そーなんです……。」 宮藤「余にも自然にやってた物ですから一寸止める気にはならなかったんですけどね。 アハハハ……。」
389 :
ショタ俺 :2011/01/05(水) 00:30:15.55 ID:vPXI6jSY0
リネット「僕君は一寸恥ずかしそうだったけど……。」 一同沈黙、思い浮かべてしまったのか皆一様に顔が紅く染まっていた。 そんな雰囲気に耐えかねたのか、ルッキーニが先の話題を二人にもふる。 ルッキーニ「ねぇねぇ芳佳ぁ、リーネェ。 いま僕を誰の部屋に入れるか話してたんだけどー。 二人は誰の部屋がいいとおもう?」 宮藤「え、またその話しなんだ……。 私達のトコがもっと広かったらよかったんだけどね。 玉藻さんも来るし。」 リネット「でも、あの雰囲気がいつもって言うのはちょっと……。」 一同「……。」 それから様々な意見が出されるも、結局決め手を打てた者は居らず、僕少尉の希望次第 という実に消極的な結論を持って論戦は幕を閉じた。
390 :
ショタ俺 :2011/01/05(水) 00:36:11.28 ID:vPXI6jSY0
〜基地内・桟橋〜 丸一日の遅れで到着した日照丸から急ピッチで物資が降ろされていく。 かなりの量の荷物のため、基地内のウィッチ以外のほぼ全員が搬出と整理に駆り出されていた。 姿が見えないのは当番のレーダー員と通信兼管制員、後は衛兵ぐらいのものだろうか。 そんな中、扶桑海軍の仕官服を身に纏った長身の男を先頭に新任の兵と思われる男達が 整列していた。 男達の前にミーナと坂本と整備兵長が立ち、鋭い視線を巡らす。 新任者達はその視線に顔を強張らせている様子だが、仕官服の男は気にしていない様子だ。 男が気合の入った大声で号令をかける。 俺「気をーつけぃっ!!」 ザッ! 俺「敬礼っ!!」 一糸乱れぬ動作で敬礼を送る。 受け取ったミーナと坂本と整備兵長も返礼を送った。 ミーナ「どうぞ、楽にしてください。」 俺「直れ、休め!!」 全員が休めの体勢をとった事を確認してさらに声を張り上げた。
391 :
ショタ俺 :2011/01/05(水) 00:40:17.48 ID:vPXI6jSY0
俺「本日、マルキュウサンマルより、俺特務少尉以下、通信兼管制員一名、電探員一名 飛行脚整備員三名、局地戦闘飛行脚・震電二式甲型及び乙型運用試験班員六名、 第501統合戦闘航空団ロマーニャ基地に着任いたします。」 ミーナ「野郎大尉が居られないようですが、どちらに?」 俺「野郎大尉は先日の暴挙、並びに薬物不法所持の現行犯により拘束、まもなく……。」 野郎「タスケテー」 俺「失礼、只今積み降ろし中です。」 三人が船の方に目を向けると、随分と手の込んだ縛り方(亀甲縛り)で身動きを封じられた 野郎がクレーンで船から降ろされる所だった。 三人「ブッ……。」 ミーナ「ププ……コホン、解りました。 マルキュウサンマル、俺特務少尉以下十一名の着任を認めます。 後、連合軍総本部議会扶桑代表、山本五十六中将閣下より、書類と運用試験服責任者 への封書が有ります。 確認願います。」 ミーナから俺に書類が渡される。 内容を確認しニヤリと俺が笑った。 そして、封書を開く。
392 :
ショタ俺 :2011/01/05(水) 00:46:05.24 ID:vPXI6jSY0
運用試験服責任者× 試験運用副責任者○ 誤字ってた…… 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 俺( ゚д゚) ・・・ (つд⊂)ゴシゴシ (;゚д゚) ・・・ (つд⊂)ゴシゴシゴシ _, ._ (;゚ Д゚) …!? 封書を読み進めるうちに困惑の色に染まっていく俺の顔。 なにやらとんでもない内容だったご様子。 ミーナ「あのー、なにか御座いましたか?」 俺「あー、こちらも命令書だった様です。 内容は、野郎大尉が任務遂行に不適格と判断された場合。 使用可能な階級の最上位の物に固定し。 運用試験責任者代行、並びに第501統合戦闘航空団の指揮下にて試験航空歩兵の任を全うせよ。 との事です。 他にも細々と有りますが、それはまた後ほど……。」 ミーナ「はぁ……、そうですか。 それでは新任の皆さんは整備兵長に、俺特務少尉は私達に着いて来て下さい。」 新任者一同「了解!!」
393 :
ショタ俺 :2011/01/05(水) 01:01:27.88 ID:vPXI6jSY0
投下終了、最後でさるった 支援真に有難うございました。 ミーナさんについては…… まぁ、色々あるとは思いますが気にしない方向で カールスラント組と扶桑組はけっこうアレぞろいなイメージで書いてたりします あと皆様 新年明けましておめでとうございます、いまさらですが では次の方どうぞー
乙 ミーナさんは書類の処理とかで忙しくて色々たまってるんだろ ナニがとは言わんが……
乙っす
おっつ! ミーナさん・・・
重ねて乙 投下してもよろしいかな?
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 01:10:21.76 ID:4ldDmkaj0
Go go go!!
щ(゚д゚щ)カモーン
400 :
sage :2011/01/05(水) 01:18:11.83 ID:jQLNBl+i0
>>282 より続き
俺『大和に到着・・・。坂本さん、お願いします。』
坂本「ああ・・・。」パッ
坂本「機関室は・・・あれか。」ブルルル・・・
ヒスパニア空軍機『アサルトチームが大和に到達。敵を近づけさせるな!』
オストマルク空軍機『了解。続きは後だ。バルトランダー。』
バルトランド空軍機『・・・ああ。せいぜい神にでも祈るとするか。』
オストマルク空軍機『おいおい、急に信心深くなるなよ。横に居る俺にレーザーが当たるじゃねえか。・・・うわっと!・・・ほらな。』ヒュン
オロシア空軍機『無駄話は後だ、同志たちよ。それに、避けたじゃないか。』
オストマルク空軍機『・・・ああ、まったく。』
401 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 01:21:16.47 ID:4ldDmkaj0
ktkr支援
402 :
十分俺 :2011/01/05(水) 01:24:02.54 ID:jQLNBl+i0
坂本「あった・・・これだ!」 坂本「うおおおおお!!!・・・動けっ!!」 ぐぐぐぐぐ・・・・ 坂本「く・・・そっ・・・!!」 ヒュウウウウン 坂本「そうか・・・お前は、私を必要としているのか・・・。よろしい。お前に私の魔力、くれてやろう。」 俺(坂本さん・・・) 坂本「うおおおおおおおオオオオオオオオオ!!!!」 (天城) 兵士「魔道エンジン、60%までチャージ完了!」 杉田「・・・!頼む・・・!!」 兵士「魔道エンジン、65、68、73・・・・」 スオムス航空機『だとよ。兄弟達。あと少しだ・・・何とか踏ん張るぞ!コルッカ!援護を頼む!』ガガガガ・・・・
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 01:26:42.68 ID:4ldDmkaj0
そういえばスロ・コルッカもヘイへと一緒でこの世界でも歩兵なのかな
404 :
十分俺 :2011/01/05(水) 01:36:01.92 ID:jQLNBl+i0
空を埋め尽くしそうな数の戦闘機が飛び交うのを、悔しそうに見つめる少女達の姿があった。 ゲルト「・・・・っ!」 シャーリー「あたし達には・・・見守る事しかできないのか・・・ッ!?」 ルッキ「わたしの・・・ふるさとなのに!!」 ヒューウウウン リベリオン空軍機『・・・うわッ!・・・フリーマン、航空不能。・・・地獄で会いましょうや。』 スオムス空軍機『・・・ニッシネン、サルバント、被弾しました。・・・墜落します。』 スオムス空軍機『クソッ・・・!!』 ペリーヌ「わたくし達は・・・魔法力が無くなったら・・・ただのお荷物なんですの!?」 エーリカ「方法は・・・無いの・・・っ!?」 カールスランド空軍機『だからさっき方法があるって、イタ公が言ってたじゃねえか。俺達はこれから天城でスクランブル発進をする。そんときに掴まんな。』 カールスランド空軍機『マルリッツ機、アイヒマン機、スクランブル発進を試みます。スコルツィーニ大尉。』 ゲルト「・・・っ!有難う・・・!」
405 :
十分俺 :2011/01/05(水) 01:43:26.75 ID:jQLNBl+i0
(天城) 兵士「チャージ完了率、90、94、98・・・!!」 杉田「早く・・・早く・・・!!」 ブリタニア空軍機『祖国を守るための戦いか・・・。スオムスの兄ちゃん、あんたにも経験があるんだろう?』ガガガガ・・・・ スオムス空軍機『まあな。・・・おっと、マイナス、スリー。』ダムッダムッ スオムス空軍機『大祖国戦争を思い出しますね、ヘイヘさん。・・・おっと。』ヒューン スオムス空軍機『ロマーニャ人にとってのローマは、俺達にとってのものと変わらん。守らなければ。』 オストマルク空軍機『・・・被弾・・・した!』ヒュウウウウーン オストマルク空軍機『大丈夫か!?・・・くそっ、あんまり長くは・・・持たねえぞ!』 坂本「うぉおおおおおおおおお!!!!」 兵士「大和・・・チャージ完了!!」 杉田「大和、主砲斉射っ!!」
チャージなどさせるか!!
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 01:45:09.11 ID:CMwa65eXP
イタ公っておかしくね?
ロマ公かヴェネ公かな
409 :
十分俺 :2011/01/05(水) 01:52:23.88 ID:jQLNBl+i0
俺(・・・っ!すごい・・・風圧だ。) すさまじい轟音と、風を巻き起こし、大和は主砲を斉射した。 俺(坂本さん・・・扶桑神社で、会いましょう・・・。) エイラ「すごい・・・風ダナ。」 サーニャ「坂本さん・・・。」 ミーナ「嫌あああああ!!!!」 カールスランド空軍機『うわっ!あんまり暴れないでくださいよ!』 カールスランド空軍機『・・・マルリッツ。』 ミーナ「嫌あああああ!!!」 カールスランド空軍機『・・・了解。』 リーネ「ミーナ中佐が、あんなに取り乱すなんて・・・。」 芳佳「ミーナさん・・・。」
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 01:57:08.08 ID:/MiKItto0
sien
tanasienn
(天城) 杉田「やったか・・・・!?」 観測機「・・・ネウロイの巣の反応、消失しました。」 兵士達「「「ばんざーい!!!」」」 杉田「・・・。私は・・・喜べない。」 杉田「多くの仲間を失った・・・。坂本少佐も・・・ッ!」 観測機『・・・ザザッ・・・大和は・・・無事です。坂本少佐の・・・反応もあります。』 俺「・・・良かった・・・っ!」 ペリーヌ「しょうさああああああ!!!!」ポロポロ 芳佳「坂本さん・・・っ!」 隊長『これが本当の・・・ハッピーエンドって奴だな?なあ皆?』 オロシア空軍機『ハッハ!帰ったら・・・まずいウオトカで一杯やろうじゃないか。どうだね?同志。』 オストマルク空軍機『いえ・・・遠慮しておきます。同志アルチョム。』 オロシア空軍機『全く君は・・・それだからハゲなんだ。』 オストマルク空軍機『・・・なっ!!』
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 02:01:36.62 ID:/MiKItto0
Metro2033までかよwww
メトロ2033なんてやってる同志いたのかと感動した
415 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 02:09:46.48 ID:/MiKItto0
つい元NCRレンジャーな俺と元BOSパラディンな私という電波を受信してしまった
観測機『待ってください・・・様子が・・・変です。』 杉田「どういう事だ・・・?」 ドンッ!! 空からレーザーが降ってきて、ヴェネチアの戦艦が爆発した。 杉田「何事だ!?」 俺「さ・・・坂本・・・さん!?」 バルク「なんて巨大な・・・コアだ!」 爆煙が晴れ、そこにあったのは、巨大なコアと一体化した、坂本さんの姿だった。 ズウン!! 兵士『リットリオ、被弾!!』 ミーナ「なんて・・・破壊力なの!?」 コアから発射されたレーザーに貫かれた戦艦は、一瞬にして沈没を始めてしまった。
417 :
十分俺 :2011/01/05(水) 02:20:23.46 ID:jQLNBl+i0
ヒスパニア空軍機『フォーメーション、バッカニア!少佐をお救いしろ!!』ガガガガ・・・ ブリタニア空軍機『ハイランダーの気概っつうもんを、見せてやれ!』ドルルル・・・ ガリア空軍機『見ろ・・・。』 俺『コアに・・・バリアが?』 坂本「・・・!」パチッ 坂本「逃げろ・・・俺!私はもう・・・助からん!」 俺「ネウロイは・・・坂本さんの魔力を利用して、シールドを張っているのか・・・。」 坂本「おい、聞いているのか!?」 俺「必ず助け出しますよ。死んででも。」 坂本「・・・!馬鹿者っ!!」 俺(だが・・・どうする?打つ手なしか・・・?) 巨大なコアから、またネウロイが出現し始めた。 カールスラント空軍機『くそっ・・・勘弁・・・してくれ!』 オロシア空軍機『・・・同志、アレクセイ、今・・・お側に・・・。』
418 :
十分俺 :2011/01/05(水) 02:28:44.29 ID:jQLNBl+i0
なんとかなるさ、大丈夫。 俺はこの言葉を偉そうに坂本さんに、話しておきながら、正直半信半疑だった。 だが、今、俺はそれを信じざるを得なくなったようだ。 ?『あー、聞こえるか?ハトヤマ式の君。』 俺『・・・すみません、今忙しいので、後にしていただけませんか?』 ?『違う違う、ワシはユキオの友人、ロックフィールドだ。』 俺『・・・それで、私に何のご用でしょうか』ガガガガ・・・ 科学者『時間が無さそうだから、簡潔に言おう。そのハトヤマ式には、ワシが細工を施しておいた。』 俺『・・・秘密兵器、ですか?』ガガガガ・・・ 科学者『その通り、その名を、ショーウジィー・チンコフ特殊機関砲だ。』 エイラ「なっ・・・///」 サーニャ「///」 科学者『違う違う、そいつは開発者の名前だ。使い方は・・・狙って、撃て。それだけ。英雄になってくるんだぞ。』 俺『・・・はい。』
419 :
十分俺 :2011/01/05(水) 02:38:29.52 ID:jQLNBl+i0
オストマルク空軍機『だ、そうだ。死ぬ準備はいいか?』 はい! オストマルク空軍機『『『ダー!!』』』 オロシア空軍機『同志の為に。祖国の為に。我ら降伏せず。・・・勝利を!』 突撃! オロシア空軍機『『『ウラー!!』』』 ガリア空軍機『我々は・・・501のに、少佐に、助けられて祖国を解放できた。今・・・その御恩を返す!』 ゲルト「私達も・・・早く!」 シャーリー「もっとスピード出せないのか!?」 カールスランド航空機『わあってますって!・・・ヘッ、ボンキュッボンの姉ちゃんと心中するのも、悪かねえな。』 隊長「・・・あのデカブツで何をするつもりかは知らねえが、とにかく、俺の元にネウロイを近づけさせるな!行くぞっ!」 僚機『ヤー・ポール!』『イエス!サー!』『フラッシュ・ダルム!』
420 :
十分俺 :2011/01/05(水) 02:45:14.75 ID:jQLNBl+i0
坂本「早く・・・逃げ・・・!」 坂本さんが何かを叫んでいるが、それは耳に入らなかった。 照星をコアに合わせる。坂本さんの近くだ。 もし、坂本さんに当たったらどうしよう。 掌が、汗でぬるぬる滑る。 俺(ええい・・・ままよ!) --何とかなるさ、大丈夫-- 自分にそう言い聞かせ、引き金を引いた。 キイイイン!! 杉田「無駄だ!普通の弾では・・・シールド・・・に・・・?」 ハトヤマ式が放った一発の銃弾は、シールドを貫き・・・コアに・・・触れた。 科学者『いいぞっ!いいぞっ!そのままお前のそのイチモツで・・・!"障子"を、ぶち抜いてやれっ!』 エイラ「やっぱり下ネタじゃないカーッ!!」 いささか感動的なシーンとは言い難いエイラの声と共に、ネウロイのコアが吹き飛んだ。
421 :
十分俺 :2011/01/05(水) 02:52:55.95 ID:jQLNBl+i0
坂本(・・・?暗い。誰かが呼んでいる・・・。) ?「・・・・さん!・・・と・・・さん!」 坂本(・・・そうだ!私は・・・!) 俺「よかった・・・坂本さん・・・!!」 ネウロイのコアを破壊した後、俺は落下する坂本さんの体をなんとか受け止めていた。 坂本「はっはっは・・・一緒に死ぬのも、まだ先のようだな・・・・。」 俺「ええ・・・。」 隊長『ザザッ チッ・・・感動的なシーンだな。それより、非常事態発生だ。窓の外を見ろ。』 なんだ、邪魔しやがって。しぶしぶ、窓の外を見る。 俺「コアが・・・再生していく・・・。」 坂本「・・・なんて事だ・・・。」
422 :
十分俺 :2011/01/05(水) 02:54:30.31 ID:jQLNBl+i0
すみません、今日の投下はここまでです。 支援してくださった方やメトロの勇敢なるレンジャー達、有難うございました。
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 02:55:09.57 ID:/MiKItto0
乙乙
おつー
ほ
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 06:16:15.61 ID:yK2lJzRT0
誰もいないようなので
>>175 の続きします
さぁ・・・誰も居ない中、僕のメンタルは耐えられるのか!?
ここにいるぞー
428 :
ほうきに乗った俺 6 :2011/01/05(水) 06:21:52.15 ID:yK2lJzRT0
〜あらすじ〜 ある日ウィッチーズ世界に飛ばされた俺 ミーナさんの優しいお誘いを快く受けた俺は クソババァもといアンナさんの下で修行を成し遂げる 鬼ごっこと言う記憶から抹消したい思い出も出来てしまったがなっ!! そんなこんなであの夜間哨戒からなぜかエイラが気になるのだが ・・・なぜ? と、とにかく今回はローマの町に物資調達に行った話をしよう
429 :
ほうきに乗った俺 6 :2011/01/05(水) 06:23:25.24 ID:yK2lJzRT0
ばれちゃあしょうがない さるよけ支援
431 :
ほうきに乗った俺 6 :2011/01/05(水) 06:30:18.39 ID:yK2lJzRT0
−とある日の朝− 〜ミーティングルーム〜 そこにはストライクウィッチーズ11人と ほうきに乗ってネウロイと戦う射撃の才能が無い男がいた 俺「・・・?」今何か失礼な説明が・・・ ミーナ「今日は物資調達に行って来てもらいます」 坂本「しかし物資調達と言っても前と変わらん、食料と皆の好きなもの を買いに言ってもらうだけだ」 俺『・・・・なんじゃそりゃ』 時々思う、ここは本当に軍なのか? ミーナ「ということでシャーリーさん、お願いね」 シャーリー「おうっ」 シャーリーは快く返事をする ・・・まてよ? 俺「どこに買いに行くんだ?」
432 :
ほうきに乗った俺 6 :2011/01/05(水) 06:34:40.22 ID:yK2lJzRT0
すると思わぬ人から答えが帰ってきた エーリカ「ローマの町だよ〜、俺も行って来たら〜?」ニヤニヤ 俺「・・・?」なぜ笑う? リーネ「ハルトマンさん・・・」 宮藤「わ、私は今日は・・」 ルッキーニ「芳佳も行くよねっ!!」 宮藤「あはは・・・」 リーネ「芳佳ちゃん・・」 俺「・・・アレ?」 なんで2人はこんな苦い顔してんの?
433 :
ほうきに乗った俺 6 :2011/01/05(水) 06:40:49.99 ID:yK2lJzRT0
ミーナ「みんな、必要なものがあるなら宮藤さんに言ってください」 一同「はーい」 エーリカ「おかし〜おかし〜」 バルクホルン「宮藤、目覚ましを頼む」 エーリカ「え〜、前もだったよ〜」 バルクホルン「まだ足りん!」 −−−−−ワーワーワーワー!! 俺「・・・ははっ」 家族みたいだな・・・ そんな事を考えてると坂本さんから話し掛けられた 坂本「行って来たらどうだ?」 俺「・・・・・」 ミーナ「息抜きにもなるでしょうしね」 一理あるな・・・さっきの2人の顔は置いといて 俺「・・・そう、ですね・・行きます」
434 :
ほうきに乗った俺 6 :2011/01/05(水) 06:47:27.81 ID:yK2lJzRT0
オレは行く事にした 元々ためらってたのはオレが行っていいものか? という疑問からだったからな 2人に行けと言われれば問題ない エイラ「・・・わ、ワタシも行く」 え、エイラ!?な、なんで? 問題発生だ・・・て、あれ、なんで? なんでエイラを気にする必要がある? ミーナ「・・・そうね、今の所ネウロイも確認されてないし」 じゃあ、とミーナさんは話を続ける ミーナ「シャーリーさん、ルッキーニさん、宮藤さん、エイラさんに」 俺「オレ、ですね」 ミーナ「はい、行ってきてもらいます」 その後ミーナさんがルッキーニになにか言ってたのは なんだったんだろう?
無茶しやがって
わぁい
437 :
ほうきに乗った俺 6 :2011/01/05(水) 06:52:31.18 ID:yK2lJzRT0
〜出発前〜 −ハンガー整備スペース− 整備兵A「・・欲しいもの?」 俺「ああ、ローマの町に行くんだ、そのついでに」 整備兵B「おい、それよりいいのか?」 俺「なにがだ?金の事なら気にするな・・・」 整備兵B「違うっ!!オレ達が本編に出てるぞっ!!」 俺「・・・・・・」 整備兵A「・・・・・・」 整備兵B「おまけだけの出演じゃなかったのか!?」 俺「・・・で、なんか欲しいもんあるか?」 整備兵A[そうだな・・・」 いったい何の話をしてるんだBは・・・
438 :
ほうきに乗った俺 6 :2011/01/05(水) 06:55:23.93 ID:yK2lJzRT0
Aの奴はしばらく考えてこう言った 整備兵A「いらねーよ」 俺「・・・いや、金のことなら心配すんなって」 整備兵B「じゃあね、エ・・・」 整備兵A「いらねーよ」 金の事じゃねーよ、そう付け足した 俺「そっか・・・」 それより、とAが話しを振ってきた
俺もいるぞ!
440 :
ほうきに乗った俺 6 :2011/01/05(水) 07:03:19.55 ID:yK2lJzRT0
整備兵A「『エイラ』さんは一緒か?」 俺「ぶーーーーーーーっ!?」 なななな、な、なんで!? 俺「へ?、な、なんでエイラが」 整備兵B「わかりやすいな・・・」 俺「ぐふっ!?」 どどど、ど、動揺なんてし、してないよっ?
441 :
ほうきに乗った俺 6 :2011/01/05(水) 07:08:24.60 ID:yK2lJzRT0
整備兵A「・・しっかりやれよ?」 俺「な、、なんの話かさっぱりワカラン」 嘘などついてない本当だ 整備兵B「いや、最近お前いっつも、なぁ?」 整備兵A「ああ、まったくだ」 俺「な、なにがだよ?」 2人は顔を見合わせて 整備兵A「エイラってサーニャにべったりだよな?」 整備兵B「エイラって普段何してるのかな?」 整備兵A「エイラって好きな奴いるのかな?」 整備兵B「エイラって・・・」 俺「うるせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 あぁ・・俺の方がうるさい・・・
これは動揺してないな
443 :
ほうきに乗った俺 6 :2011/01/05(水) 07:12:30.05 ID:yK2lJzRT0
俺『大体5人で行動なんだ二人っきりなんかなれるか!』 べ、別に期待してないぞ? −−−−−− −−−− −− − 〜道中〜 シャーリー・ルッキーニ「ヒャッホーーーーー!!」 宮藤「きゃあぁぁあぁああぁぁ!!」 俺『こういうことか、エーリカァァ!!』
おいこらどさくさに紛れて宮藤の尻触れよ! お休みなさいイェーガー巡査
445 :
ほうきに乗った俺 6 :2011/01/05(水) 07:22:24.92 ID:yK2lJzRT0
俺「やばい、やばい、吐くって!!」 心のなかで悲鳴を上げていると横にいるエイラが 静かな事に気づいた 俺「?」 エイラ『はぁ〜、なにやってんだワタシ・・なんで俺の事ばっか・・』 俺「お〜い」 ・・・返事が無い 俺「エイラ?」 手を握ってみる エイラ「・・・!な、なんダ?」 俺「いや、ボーっとしてたからさ、どうかしたか?」 エイラ「いや、別にっテ・・//」 俺「ん?」
446 :
ほうきに乗った俺 6 :2011/01/05(水) 07:26:05.34 ID:yK2lJzRT0
エイラ「て、ててて、て」 なんだ、何かの暗号か? 俺「あ、手か!」 エイラ「話せぇぇぇえ!」 エイラは顔を赤くして咆哮する 俺「わっ!?っとスマン!」 俺はエイラの手を離す 名残惜しいのは何故だろうか・・・! てかなんで手なんか握った? いかん顔が熱くなってきた・・// エイラ「・・・あ、ゴメン///」 俺「え、あ、いやこっちも・・・」 ゴメン、そう言おうとしたとこだった
447 :
ほうきに乗った俺 6 :2011/01/05(水) 07:32:45.54 ID:yK2lJzRT0
ガタンッ 車体が今までになく大きく揺れた 俺「わっ!?」 エイラ「わっ!?」 宮藤「キャッ!?」ガンッ! 訪れる沈黙、それも仕方ないと言えよう 「俺」が「エイラ」を押し倒したみたいなカッコになっちまった 俺「・・・・・」 エイラ「・・・・・」 視線が交差する・・・ やばい、なんかヤバイ・・・
448 :
ほうきに乗った俺 6 :2011/01/05(水) 07:36:51.90 ID:yK2lJzRT0
何秒、いや何十分だろうか? 時間がゆっくりに感じる 俺「エイラ・・・」 エイラ「え、、、と、、?」 やばい、かわいい!・・エイラはまだ状況が飲み込めてないようだ オレはそのままエイラの顔に 宮藤「イタタ、頭打っちゃいました・・」 俺「・・・・・」 エイラ「・・・・・」 宮藤「あれ?どうしたんですか、二人とも正座なんかして?」 俺「い、いにゃ、そんにゃことないよ!」 俺『声が裏返った上に噛んだー!!』 エイラ「そ、そうなんだニャ!!」 俺・宮藤『・・・・・ニャ?』
くそっくそっ
450 :
ほうきに乗った俺 6 :2011/01/05(水) 07:42:08.13 ID:yK2lJzRT0
〜ローマ〜 −到着からしばらくして− 俺「・・・・・・」 エイラ「・・・・・・」 俺『あれ?これデートじゃね?』 こんな事になぜなったかって? まぁ・・・この話の続きはまた今度しよう −続く−
451 :
ほうきに乗った俺 6 前編 後書き :2011/01/05(水) 07:54:00.85 ID:yK2lJzRT0
はい、ここまでで六話前半終わりです 前半ってタイトルにないって? それはねこのお話はデートだからね、書いてて僕も辛いから 中断したくなったからだよ、わかったかな? とまぁ毎度の事ですが読んでくださった方 本当にありがとうございます!! 今回で六話ですが初めてのSSです 文は下手だと思いますが読んでくれる人がホッコリするようなSSを 目指しています そのせいなのか、他のSSは戦闘シーン多目のカッコイイ感じですが こっちは良い言い方をすれば人間関係を大事にといった感じですかね・・ 今度の後半はデートの続きルッキーニはまた『彼女』と出会います そしてやっと登場、俺君のトラウマです 長文になりました毎度毎度スミマセン 最後に本当に読んでくださった方ありがとう! 支援されるだけでとてもうれしいです! 後、Wikiにコメントくれた人、泣かせんじゃねーよ!! では、また今度〜
乙
乙ギーチェ 今のうちに投下しちゃおうかな・・・
454 :
十分俺 :2011/01/05(水) 09:00:11.77 ID:jQLNBl+i0
誰も居無さそうなので、投下。 注意 モブ無双です!もはやストパンでは無くなってきています!安心しろ!実は俺も後悔している! 501メンバーがかなり空気です。 あらすじ モブ1「ヤーウェイwwww」 モブ2「ピーティーwwww」 それ以外「「空気・・・」」 いつものように、十分以上投稿間隔があいたら、落ちた扱いでお願いします。
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 09:05:45.09 ID:kcIIp0X00
>>454 大丈夫だ、むしろモブ無双は俺の大好物だ
今のが終わったら投下していい?忘れられてると思うけど
456 :
十分俺 :2011/01/05(水) 09:06:58.56 ID:jQLNBl+i0
>>421 からの続き
ネウロイのコアが再生していく光景は、501の"魔女"達にも見えていた。
シャーリー「なんてこった・・・」
芳佳「コアが・・・コアが・・・」
リーネ「再生して・・・・行く・・・。」
ミーナ「落ち着いて、皆。坂本少佐を助け出したのだから、あれはもうシールドを使えないはず。だから・・・」
ゲルト「私が・・・行くっ!」グオオオオ
エーリカ「あ、待って、トゥルーデ!」ヒューン
ゲルト「うわっ!」
エーリカ「トゥルーデ!」
魔法力が足りず、すぐに失速してしまう。
カールスランド戦闘機『おいおい!無茶すんな!お譲ちゃん。』
ゲルト「・・・っ!」
457 :
十分俺 :2011/01/05(水) 09:12:55.32 ID:jQLNBl+i0
>>455 自分の投稿間隔が十分以上空いたら、投稿お願いします。
(ハトヤマ式、コックピット内)
俺「さて、どうします、坂本さん。」
坂本「あー、打つ手なしだな。はっはっは!」
俺「笑っている場合じゃありませんって・・・うわっ!」ヒュン
飛んで来たレーザーを、すんでの所で避ける。
俺「敵の対空砲火も、出現してくる雑魚共の数が、どんどん激しさを増してますね・・・。」
坂本「そうだな・・・。このままじゃ、お前の友人たちも全滅だぞ。」
コアの周りでは、依然として多くの戦闘機と、ネウロイたちが死闘を繰り広げていた。
ウィッチ達も戦闘に参加しようとする。だが、戦闘機にぶら下がった戦いではバランスが悪く、思うように行動できない。
458 :
十分俺 :2011/01/05(水) 09:18:31.52 ID:jQLNBl+i0
ペリーヌ「上!う、え、ですのよ!」ドドドド・・・ カールスラント戦闘機『分かってますよ!今やってます!』 ペリーヌ「きゃっ!」 カールスランド戦闘機『ご無事で!?クソッ、思うように動けない!』 ペリーヌ「気を付けてくださいまし!!(このやり方では・・・自由に動けませんわ!)」 シャーリー「もっと、もっとだ!!」 カールスランド戦闘機『了解!イェーガー大尉!』 シャーリー「聞こえてないのか?もっとスピードを出してくれ!!」 カールスランド戦闘機『・・・申し訳ありません。この機体では・・・ここまでが限界で・・・』 シャーリー(くっ!)
459 :
十分俺 :2011/01/05(水) 09:31:44.73 ID:jQLNBl+i0
俺「坂本さん・・・。」 坂本「何だ・・・言ってみろ。」 俺「あれ、やりましょう。」 坂本「・・・ローマでやったあれか。・・・それしか方法はなさそうだ。」 他の戦闘機やウイッチ達に、コアまで近づいて攻撃する余裕は無さそうだ。 撃墜された数こそ少ないものの、さっきから無線を飛び交う声に疲れが見え始めてきている。 坂本「だが、私の烈風丸は大和に・・・。」 俺は座席の下から、一本の扶桑刀を取り出した。 坂本「それは・・・?」 俺「ここに来る前、土方さんに託されたものです。」 坂本「土方・・・。」 俺「この刀は、扶桑海軍の水兵たちや、501の整備兵たちが資金や原料を集め、土方さんが3日3晩不眠不休で鍛えたものです。」
460 :
十分俺 :2011/01/05(水) 09:38:57.26 ID:jQLNBl+i0
坂本「・・・。」 俺「お使いください。貴方は彼らの、"母"です。これは貴方の為に、作られたものです。」 坂本「・・・ああ! 行くぞ・・・俺!」 俺「了解!!」 オストマルク戦闘機『敵を・・・近づけさせるなアアアア!!』バシュッ バルトランド戦闘機『一人一殺でも構わん!ケツの穴閉めろ!これが最後の踏ん張りだ!!』ガガガガ・・・・ ガリア戦闘機『勝利を!!地獄で会おうっ!!』 ゲルト「・・・うおおおおおおお!!!!」ガガガガガ・・・ ミーナ「無茶よ!バルクホルンさん!戦闘機の所まで・・・」 シャーリー「ここまで運んでくれてありがとう!あたしは・・・やっぱり、自分の脚で、戦う!」 カールスランド戦闘機『え、ちょっ・・・・ああ、行ってらっしゃい。』
461 :
十分俺 :2011/01/05(水) 09:44:02.68 ID:jQLNBl+i0
ミーナ「・・・・!何故・・・行かせたの!」 カールスランド戦闘機『・・・見てください。彼女達の目を。ありゃあ、戦士の目ですぜ。』 シャーリー「ルッキーニ、行くぞ!」 ルッキ「らじゃー!」 シャーリー「そりゃあああああ!!!」グルグル ルッキ「ひゃっほーう!!」 カールスランド戦闘機『・・・ほらね。彼女達はまだ、戦える。』 ミーナ「・・・!」 ミーナ「聞きなさい、皆。リーネさん、宮藤さんでペアを組んでください。バルクホルンさん、エーリカさんは前衛。」 ミーナ「そして・・・」 バルク「隊長の・・・本領発揮、だな。」
462 :
十分俺 :2011/01/05(水) 10:01:00.61 ID:jQLNBl+i0
(コックピット) ネウロイの真正面に着ける。 俺「準備は良いですか?坂本さん。」 坂本「・・・ああ!」 俺「それじゃあ行きますよ・・・」 俺、坂本「烈 風 斬!!」 ゴウッ!! 今までで、一番大きな、烈風斬が放たれた。 エイラ「あれハ・・・・」 宮藤(真・烈風斬・・・・) 烈風斬はネウロイのコアにぶち当たり・・・コアを、破壊した。 俺「やった・・・・やりましたよ!!」 坂本「・・・ああ。すまん、疲れが・・・。」クタッ 俺「・・・おやすみなさい。」 俺(ただ眠いだけか・・・良かった・・・。)
支援
支援
支援
466 :
十分俺 :2011/01/05(水) 11:11:28.61 ID:jQLNBl+i0
エイラ「コアが・・・」 サーニャ「消えていく・・・。」 巨大なコアは、羽のようなものをまき散らしながら、消えていった。 戦闘機『ヒャッホーイ!アンタ、スゲーよ!』 戦闘機2『ありがとう・・・!祖国は・・・救われた!』 無線を通して、男達の歓声が聞こえてくる。時折女性の声も混じった。ウイッチ達だ。 シャーリー「やるじゃない!!大活躍だね!」 ルッキ「うじゅー・・・ありがとう!」 おお・・・天使みたいな声を聞くだけで、報われた気がする。 ミーナ『・・・俺さん。』 俺『・・・はい。いかなる厳罰でも、甘んじて受け入れます。』 ミーナ『その件だけどね・・・今回は、不問とします。俺少尉は美緒を死なせなかった。それだけで十分。』 俺『・・・すみません。』
十分俺だいじょうぶかー
保守
保守ついでに19:30に投下予約させてもらいます
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 12:32:11.07 ID:A79xKxEg0
なんでこんな不安定なの?
471 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 12:41:32.71 ID:CMwa65eXP
空き時間にちょっくら告知 避難所運営スレでの議論の結果、俺団系の作品についての取り決めができました 【俺団(俺オールスター)系作品の暫定テンプレ】 まず俺団(俺オールスター)系の作品をやりたい人が「やりたい」と宣言する。 そして作品に出す候補の「俺」をリストアップする。 (宣言は本スレ及び避難所の双方でなされることが望ましい。少なくとも、主に投下する予定の場には必ず宣言すること) リストにある作品の作者のうち、自らのキャラを使って欲しくない作者は期限内に拒否を申告する。 (期限は宣言の後1000レス目、前スレが1000消費したら前スレと同じレス番まで。流れが早い場合でも最低48時間は待つこと) 作品が始まってからの拒否は話がごちゃごちゃになるので不可。 NG等にしてもらう。 以上、面倒とは思いますが、ご協力をお願いします
保守
久々にデリ俺投下いいかな? もう誰得の域だがな
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 14:04:30.22 ID:6g4RXFok0
よし濃い
三日か四日前に前回投下したね 前回 ロマーニャに物資調達に行く→もっさんと遊びながらお買い物→そろそろ帰るか →おいおいネウロイがいるぞ→烈風斬、ネウロイは死ぬ→爆発 →シールド張れない俺、美緒をかばって破片に突き刺される →重傷→宮藤到着 ってところまでだったよ ここからはいったん基地に帰ったところからだけど、アレッシアさんとの会話が多いね さて、いくぞー
お、もっさん√だ支援支援
〜帰還、夜、医務室にて〜 血まみれの俺を一時止血するために治療し、本格的に治すために急いで帰還した ベッドに俺を寝かせ、女医と宮藤の指示を仰ぐ 女医「重傷ね・・・。でも治療で止血されてるからまだ大丈夫ね・・・。とりあえず服を。」 宮藤「はい!このプロテクターは?」 女医「それも外しましょう。壊れてるみたいね。」 宮藤「あ、はい、外しますね・・・。よっと・・・え・・・ちょっと・・・こ、これって・・・。」 女医「どうしたの?・・・なんでこんなのができているのかしら・・・ありえないわ。」 坂本「・・・どうしました?」 女医「・・・・・・これはあとにしましょう。宮藤さん、治癒魔法をお願いね。致命傷はあらかじめの治療のおかげか、ひどくはないわね。」 宮藤「・・・わかりました。今は俺さんの怪我を治療します。」ピョコン 坂本「いったいどうしたんですか?」 女医「坂本少佐、こちらへ。」
治療を宮藤にまかせ、私たちは医務室の隅に収まる 神妙な顔をした女医が私から眼をそらし、うつむく それを察して、私は先手を打った 坂本「いったい・・どうしたんですか?俺の左腕になにかが?」 女医「・・・少し聞きますけど俺さんはウィッチとしての能力に欠けているものはありますか?具体的には・・・シールドや生命維持に関して。」 坂本「・・・ない、とは思っていましたが・・・今回の負傷の際、少し感づいたことがあります。憶測にすぎませんが・・・。」 女医「話してください。たぶん原因はそれです。」 坂本「俺は前に・・・自分はウィッチとして欠陥品だと言っていました。その理由はシールドが張れないということと、生命維持に分配できる魔法力が通常のウィッチの約四分の一だということ。」 女医「・・・・・・客観的にみると、確かに重要な能力が欠けていますね。」
坂本「でも俺はそのとき、今言ったことはすべて嘘だと・・・最後に言いました。日頃から嘘ばかり言っている俺です。またからかわれたのかと思って流したんです。」 女医「それが裏目にでた・・・。私たちの反応とその推測からもう気付かれたと思いますが・・・・俺さんの体は・・・。」 坂本「瘴気にむしばまれている・・・ということですね。そして反応から見る限り、進行していると・・・?」 女医「ええ、今回のこともあるかと思いますが、前からどうやら異常があったようですね・・・。」 ネウロイの発する瘴気に蝕まれている・・・ 俺はウィッチの基本能力中で、生命維持及びシールドの能力が欠けているのだ つまり・・・ネウロイに対する防御手法をなにも持ち合わせていないということである しかし少しだけ生命維持ができるようなので、ネウロイに近づいても瘴気に蝕まれないようだが・・・
坂本「ネウロイの攻撃に対する抵抗がない・・・。攻撃を食らうことでネウロイの瘴気が体に侵入するが、それを浄化できない・・・。」 女医「そして体に蓄積していく・・・。その象徴として体に瘴気の痕みたいなものができるんです。」 坂本「どのようなものですか?」 女医「左腕に爪でひっかかれたような黒い痕が手首から肩に届きそうな辺りまで進んでいます。・・・時々全身に激痛が襲っていたはずですが。」 坂本「・・・それがさらに進行するとどうなりますか?」 女医「今の状態でも十分出撃停止にしていいくらいですが、あえていうなら、今度重傷を負えばかなり危険です。最悪は死を想定してもいいかと・・・。」 坂本「そんな・・・俺が・・・死ぬ・・・?馬鹿な!あいつはいつもなんともなく生活していて、そんな素振りは!」 宮藤「坂本さん、アレッシアさん、治療が終わりました。・・・話を聞いていましたが、俺さんはかなり無理をしていたと思います。」 女医「痛みになれる訓練、とでもいうのをしたと言ったほうがいいでしょうか。」 坂本「どういうことですか・・・?」 女医「・・・襲う痛みに我慢しながら、顔色一つ変えずに生活する訓練でもしていた、という意味です。信じられませんが。」 宮藤「どういう理由で隠していたのかは知りませんが・・・苦しかったと思います・・・。」
しーえん
目の前がまっくらになった気がした 自分は今まで俺のなにを見ていたのだろう 私が・・・私が俺を山からつれ出したことで・・・死の危険を味わってるのだ あのまま俺を放っておけば、こんなにけがをすることもんかったはずだし、ましてや瘴気の傷が進行することもなかったはずだ なんで・・・なんで、私なんかについてきたんだ ばかもの・・・ -----------------------------------------------------------------
〜二日後、昼、医務室、美緒視点〜 あの撃墜された日から二日目、未だに俺は起きない 時折、夢でも見ているのだろうか うなされることがあり、表情を苦しくし、ベッドのシーツをかたく握りしめる俺を何度か見ている 前に話していたずっと見ている夢なのだろう ここ二日ネウロイの襲撃もなかったが、依然として隊内の空気は芳しくない 俺が欠けているというだけで、周りの雰囲気に影響を及ぼしている まったく・・・人騒がせな奴だ さっさと起きて、いつものように嘘でもはいて、私を呆れさせてくれ
「なんで私なんかをかばったんだ?」 ひっそりとした医務室に声が響く 俺に問いかけるが、一切反応はない 当たり前か・・・ 「坂本少佐、少しはお休みになられたほうがいいかと。ここ二日ほとんど寝ていないのでは?」 と大人びた雰囲気をまとう女医、アレッシアが私を心配してきた 「心配ない。それに少ない睡眠でも私は大丈夫だ。」 とおどけて答えてみる 「はぁ・・・嘘をおっしゃらないでください。ほら、そこに寝て・・・。」 「い、いえ大丈夫ですって。ほ、ほら俺もそろそろ起きそうですし。」
485 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 14:48:07.55 ID:6g4RXFok0
支援
「起きたら起こしますよ。」 強引に私を空いたベッドに追いやり、寝かそうとする女医に対して逆らうこともできず、ぐだぐだと追い込まれていく しかし、そのやりとりを遮る人物がいた ……中途半端な登場で、よく寝たくせに未だに目をこすっている人間だ 「ふあぁ〜・・・そのへんで勘弁しておいてやってくだいさよ、きれいな女医さん。」 開口一番がそれか・・・? もっと掛ける言葉があるだろう ていうか誰のために起きていると思ってる 「俺・・・おはよう。気分はどうだ?悪くないか?体は痛むか?意識はあるか?」 「お、おい大丈夫だって。そんなに詰め寄るな。」 心配でたまらなかった私は俺につめより早口で質問をする その様子に安心しきって顔を緩ませていたところを女医にみられ、くすくすと笑われてしまった 「さて、何日寝てた?」
〜俺視点〜 頬をゆるませた美緒と、それを見てかわいく口に手をあて笑う女医が俺に視線を固めていた あのときからの記憶がないとすると、撃墜されてからずっとここで眠っていたのだろう つめよってきた美緒をなだめながら、気になったことを聞く 俺「さて、何日寝てた?」 アレッシア「二日ですよ。質問しますね。気分はどうですか?」 俺「ん、大丈夫だ。」 アレッシア「お体は痛みますか?もしあるならどの辺ですか?」 俺「いや、特にないが・・・あるとするなら指だな。」 アレッシア「指?」 坂本「あ、す、すまない!」
なぜか質問されている間、美緒は俺の指をぎゅっと握りしめて離さなかった それが妙に不思議で嬉しかったのだが、力が強いのか反面ものすごく痛かったのだ 女医にいくつか質問を何問かされていき、それに対してすらすらと俺は回答していく アレッシア「他に具合がわるいところはありますか?」 俺「ない、と思う。まぁ出てきたなら遠慮無く言うよ。それよりタバコないか?」 アレッシア「申し訳ありませんがここは禁煙としておりますし、今の体ではよくないかと。」 坂本「そうだぞ、俺。仮にも重傷だったのだからな。宮藤が治してくれて本当に・・・本当に助かった。」 俺「あとでお礼しないとな。あー、痛かった。」 いやあれは本当に痛かった 途中意識が途切れそうになりかけたことが何度もあったしな
ふと、俺の腕が軽いことに気づき、目をすっと向けてみると、いつものプロテクターがないことに気がつく どうやら隠し事が知られてしまったか やはり隠し事はばれるものだと相場が決まっているみたいだな 坂本「お、俺。本当に体は大丈夫か?」 俺「心配すんなって。どこもいたくねぇさ。ところで俺のストライカーユニットは?」 坂本「カールスラントの方から技術者がきて治して行ったようだ。」 俺「そうか、ありがたいな。ちょっとばかし休んだらまた戦線に復帰するさ。」 坂本「・・・俺、それだけはやめてくれ。頼む。・・・もう戦わなくてもいいんだ。」 俺「・・・なぜだ?」 アレッシア「あなたの体の状態を見ればわかることです。」
sage支援
俺「知られたか。でも俺はまだ生きてる。俺は飛ぶよ。」 坂本「俺の体は・・・もう限界なんだろう・・・?次に大怪我すれば、死と相まみえることになるんだぞ!」 アレッシア「そのとおりです。それに体に走る痛みで戦闘は容易にできないかもしれません。ここは、坂本少佐の意見を、飲んでください。」 俺「・・・断る。俺は・・・まだあいつらの望みを叶えていない。死ぬのはそのあとで上等だ。」 かたくなに拒む俺の言葉を最後に少しばかり沈黙が流れる そらそらしく女医は目を俯け、美緒は俺をじっとみつめたまま静止している そして美緒が顔をアレッシアにむけ、少しばかり二人にしてくれないか、と言ったところで時間は動き出した 扉が音をたててしまり、医務室には俺と美緒の二人だけとなった 未だに沈黙が占めているが、それを先に破ったのは美緒の方だった 坂本「俺、もう一度いう。頼む、お願いだ。飛ばないでくれ。」 俺「もう一度いう。断る。・・・美緒だってわかるだろう?」 坂本「・・・。」 俺「俺はあいつらのために飛ばなきゃならない。なぜ・・・そんなことを言うのか教えてくれ。」
坂本「・・・あの時・・・撃墜されたとき・・・私はものすごく胸が苦しくなったのだ。心臓でも握り締められたのかというほどに。」 坂本「俺の血を見たとき、私は頭が真っ白になった。生まれたての赤子のように。」 坂本「俺が倒れそうになったとき、私は恐怖に体を縛られた。全身が容赦なく折られそうなほどに。」 俺「・・・。」 坂本「あの時なぜかばった?そこに私の答えもあるはずだ・・・。」 俺「それは・・・美緒に、傷ついてほしくないからだ。俺は、もう俺の前でだれも傷ついてほしくないんだ。」 坂本「・・・私の答えもそれなのだ。俺に、傷ついてほしくない。生きて、私の隣でいてほしいんだ。」 坂本「いつものようにくだらない嘘をはいて、笑って、呆れて、怒ったりしてほしいんだ。私の、隣で。」 俺「美緒の、隣で・・・?」 坂本「私は俺に生きて欲しい。確かに俺には部下の願いを叶えるために飛ばねばならないだろう。誓いと戒めを守り生きるだろう。」 俺「そうだ。だから・・・飛びたいんだ。」 坂本「でも部下は・・・俺に対してそんなことを思っていないはずだ。そんな生き方をしてほしくないと、あの世で思っているはずだ。」 俺「・・・・・・どうしてそんなことが言える?あいつらのことを知りもしない美緒が。」
坂本「わかるさ。俺は、自分の大切な人に、命をかけて守るほど大切な人に、死ぬ間際なにを願う?」 坂本「自分の復讐をしてくれることか?亡霊のように生きることか?死ぬために生きることか?・・・ちがうだろう。」 坂本「・・・ただ、ただ幸せになって欲しいと思うものじゃないのか・・・?死ぬ自分の念だけのために生きて欲しいと思う奴がどこにいる!」 俺「・・・・・・幸せに生きるか。それを享受することなんて今更できるわけないだろ・・・。」 坂本「俺がもし部下の願いをかなえてやるというのなら・・・・・・もう飛ばないでくれ。」 俺「・・・・・・。」 坂本「その辛さは痛いほどわかる。でも死ねばなにも残らない。すべて泡となるんだ。」 俺「少し・・・考えさせてくれ。」 坂本「・・・わかった。それとミーナにロマーニャでの戦闘の件をすでに伝えている。・・・ゆっくりでいいから考えてくれ。」 俺「ああ、ありがとう。時間をもらうよ。あと、一つ聞きたい。」 坂本「・・・なんだ?」 俺「俺のしてきたことはすべて無駄だったのか?」 坂本「それを決めるのは俺自身だ。私も一つ質問をいいか?」
俺「なんだ?」 坂本「お、俺は私が隣りにいても迷惑じゃないか?」 俺「・・・ははっ、全然迷惑じゃないさ。でもまぁ隣にいるなら刀で殴るのはよしてくれ。」 坂本「むっ、善処しよう。・・・じゃ、失礼する。みんなには俺が目覚めたと伝えておこう。」 俺「ああ、頼んだ。・・・・・・美緒、心配かけてごめんな。でも美緒が無事でよかったよ。美緒の体は大事だからな!」」ニコ 坂本「ば、馬鹿者!///・・・か、かばってくれて感謝する・・・///」 ガチャ バタン 美緒がもみじを散らしながら医務室から退出し、かわりばんこにアレッシアが入ってきた やはり硬い表情であったが、なにやら少しだけ安心した表情もある 俺「女医さんよ、あいつずっと起きてたのか?」 アレッシア「そうですよ。もどってきたときは今にも崩れそうな顔をしてたんですから。」 俺「そうか・・・悪いことをしたな。でもあいつが無事ならいいや。」ドサッ
アレッシア「ふふっ、愛されてますね。坂本少佐もあなたも。」 俺「だといいがな。……そういや女医さん、何歳ですか?」 アレッシア「……聞きたいですか?」ニコ 俺「失礼・・・。はぁ・・・もう一度考えなおさないとな・・・。」 アレッシア「飛ぶことを、ですか?」 俺「ああ、そうだ。俺としては・・・」 アレッシア「もう決まってるんでしょう?答えはあなたの中にもうでていると思いますけど。」 俺「もうでてるって?」 アレッシア「だって、坂本少佐から聞いている理由と今の理由とは全然違うように見えますから。」 俺「……女医さん、ほんとに歳いくつ?」 アレッシア「女性に対して失礼ですよ。もう少しロマーニャの男性から女性の扱い方を学んだほうがいいのでは?」
俺「美人なのに独身って感じだな。」 アレッシア「もう二日だけ寝ますか?」 俺「ごめんなさい。」 女医のにこやかだが、裏の怖い表情を読み取った俺はすぐさま退いた しかし…俺のなかにもう理由がでているってか……? 俺「女医さんが考えてる俺の今の飛ぶ理由を言ってくれ。」 アレッシア「坂本少佐のためでは?そこまで重傷を負ってまで身をていして守ろうとしたなら俺さんは坂本少佐が好きなんだと思いますよ。」 俺「……美緒のため、ねぇ。」 確かにもっともな理由かもしれんな あいつの泣き顔見ただけで死にそうだ 怪我だけじゃなくて心の内まで隠しているとは、俺って女々しいな
いやほんと医務室での話長いね べ、べつにアレッシアさんと話したかったってわけじゃないよ! 駄文に支援感謝、読んでくれて感謝! 次回 実はまだ書いてません。次回予告はなしで。 でも最終に確実に近づいてます。 ちゃんといちゃいちゃもいれたい。 スレ消費すまんね 次の方どうぞー
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 15:33:38.57 ID:6g4RXFok0
28歳独身コッチ先生カワイイ乙!
保守
乙っす
乙ーん
502 :
十分俺 :2011/01/05(水) 15:59:47.42 ID:jQLNBl+i0
超不安定だけど、投下していいかな?
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 16:00:47.81 ID:6g4RXFok0
おし、来い
504 :
十分俺 :2011/01/05(水) 16:10:55.00 ID:jQLNBl+i0
>>466 からの続き。不安定投下になると思いますので、十分以上投稿間隔があいたら、"問答無用で"次の方お願いします。
戦闘機『残りのごみ掃除は、俺達に任せろ。』
戦闘機『まだ、ネウロイが空域に多数残っているようだしな。そこの姉ちゃん、手伝ってくれるか?』
ミーナ「了解。指示を出すわ。(ね、姉ちゃん・・・///)」
ミーナ「坂本少佐、俺少尉以外は戦域に留まって。戦闘機部隊は、ウィッチの援護に入ってください。」
ミーナ「援護機に特に条件はありませんが、イェーガー大尉には、足の速い戦闘機の方が行ってください。ペリーヌさんの援護に回る方は、電撃に気を付けてください。」
戦闘機『『『了解!』』』
杉田『俺少尉、君は天城の甲板に着陸してくれ。歓迎するよ。』
俺『はい!』
505 :
十分俺 :2011/01/05(水) 16:16:47.13 ID:jQLNBl+i0
天城に着陸し、疲れた体に鞭打って、甲板に降りる。 次に坂本さんに肩を貸し、用意してあった担架に寝かせた。 一息着こうと思った瞬間・・・ 歓声と共に、天城の水兵たちにもみくちゃにされた。 俺「うわわわっ!」 俺「さ、坂本さん・・・」 坂本「・・・はっはっは!」 坂本さんは苦笑いをしながら、豪快な笑い声を上げてくれた。 そして、立ち上がる。 俺「だ、大丈夫で・・・」 天城の水兵たちが、一瞬静まり返った。 ちゅっ 俺「!?」 続いてやってきた歓声と、横にある坂本さんの真っ赤な顔で、何があったかを理解した。
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 16:37:50.95 ID:CMwa65eXP
さっそくかよwwwww
想定の範囲内だ
多分俺たちの10分とは違う10分なんだよ
なんかの組織に狙われてて逃げながら投稿してんのか
510 :
十分俺 :2011/01/05(水) 17:05:26.72 ID:jQLNBl+i0
>>505 すまぬ・・・・すまぬ・・・!!!
水兵「皆!この方達が、我らの父と、我らの母だあああ!!!」
水兵達「「「「うおおおおおおお!!!!」」」」
ミーナ(ぐぬぬ・・・)
ペリ犬(ちくしょう・・・・)
宮藤「二人とも、どうされたんですか?」
ミーナ「いえ・・・何でも・・・無いわ。」ゴゴゴ・・・・
ペリ犬「ふんっ!」
エーリカ「ぷくくく・・・」ニシシ
ゲルト「?」
支援 そもそもなんで不安定なの?
512 :
十分俺 :2011/01/05(水) 17:10:53.34 ID:jQLNBl+i0
杉田『・・・各員に告ぐ。そろそろお二人を解放してあげてくれ。』 俺「」グッタリ 坂本「」グッタリ 水兵達の歓迎は、なかなか・・・荒かった。坂本さんも最初は恥ずかしそうに笑いながら歓迎を受けていたが、 そのうち余裕が無くなってきたようだった。俺もそうだった。 観測機『ネウロイの・・・反応が消えました。我々の勝利です。』 水兵達「「「「「うおおおおおおおお!!!」」」」」 水兵達の野太い歓声を聞きながら、俺は目をつむった。 ふと、掌に何かがふれた。 目を開けて手を見ると、坂本さんが顔を真っ赤にして微笑みながら、俺の掌を握っていた。 俺も握り返し、今度こそ目を閉じた。
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 17:12:53.77 ID:KA3cs3UB0
支援支援
514 :
十分俺 :2011/01/05(水) 17:19:08.75 ID:jQLNBl+i0
>>511 ヒント・同志カーチャン
?「・・・・・おーい、起きろー」
?「・・・・まったく、とんだ寝ぼすけさんですわね。」
?「・・・まったくだ。こうでもしないと起きないのか?」
ちゅっ
?「さ、坂本少佐・・・!なんて事をっ///」
俺「」ガバッ
目を開けると、目の前に坂本さんの顔があった。すこし赤い。
周りには、501のメンバー達がいた。
エーリカ「ひゅーひゅー、熱いねぇー!」
坂本「こ、こらっ・・・///」
俺「ここは・・・?」
ミーナ「今度こそ作戦は成功しました。基地に戻っているんです。」
俺「良かった・・・。」
515 :
十分俺 :2011/01/05(水) 17:22:32.42 ID:jQLNBl+i0
護衛戦闘機『ザザッ・・・アルファよりベイカー、羨ましいじゃねえか!』 俺「良かった・・・お前らも無事なんだな。」 護衛戦闘機『ザザッ・・・ウィッチの皆様が、墜落した機の操縦士をすべて回収してくださったんですよ。彼女達の支援が無ければ、ほとんどの奴が死んでたでしょうね。』 シャーリ「なーに、良いって事!な?ルッキーニ!」 ルッキ「うん!」 基地『ザザッ・・・チョリーッスwww作戦成功したの?良かったね!基地は明け渡さなきゃならないけどなwwww』
516 :
十分俺 :2011/01/05(水) 17:27:00.36 ID:jQLNBl+i0
坂本「・・・はぁ。今、一番聞きたくない声だな。」 土方『ザザッ・・・その事なんですが、彼の余りの傍若無人さに呆れた上層部が、彼の更迭を決定しました。』 坂本「土方!お前、今どこに?」 土方『しっ・・・静かに・・・奴らが来ます・・・』 土方『・・・ふう。やり過ごしたか。今、管制塔のトイレに居ます。』 俺「何でそんなところに・・・じゃない、彼らの更迭が決まったなら、隠れる必要は無いのでは?」 土方『いえ、ちょっと面白そうな事が起きそうなんですよ・・・。切りますね。』 俺「あ、ちょ、ちょっと!」
やはりJ( 'ー`)しネウロイは最強か…
518 :
十分俺 :2011/01/05(水) 17:39:24.87 ID:jQLNBl+i0
(基地正門) 老人「ちょっと、通してくれんかね?」 衛兵「駄目だ、じいさん。今、非常じた・・・ええ!?マロニー中将!?」 衛兵B「も、も、申し訳ありません!」 マロニー「いいんだいいんだ。私はもう、軍隊を辞めたから。今は一般人だよ。」 マロニー「ちょっとド・キューン将軍と話がしたい。通してくれるか?」 衛兵B「・・・何をなさる、おつもりですか?」 マロニー「君はブリタニアで、指令室に勤務していた時があった筈だ。あの最後の戦いの時も、あの部屋にいただろう?私が何をするか分かる筈だ。」 衛兵B「成る程・・・分かりました。ご武運を」ニヤッ 衛兵「よろしいのですか・・・?」 衛兵B「いいんだ。・・・まあ、見てれば分かる。」
(基地) マロニー「ちょっと、お邪魔するよ・・・」 DQN部下「ヒャッヒャッヒャ!・・・・なんだ、ジジイ!!」 マロニー「そこを、通せ。」 DQN部下「ああ!?てめえ、舐めてんのか!?俺持ってんの銃だよ!?わかる?」 マロニー「・・・。」ドスッ DQN部下「」クタッ (廊下) DQN部下「」グッタリ DQN部下「オエエエ・・・・」 マロニー(他愛も無い・・・)
マロニーさんぱねえっす
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 17:49:29.29 ID:BUskJtfH0
マロニーが某錬金術師の眼帯大総統に変換されるのは俺だけじゃ無いだろう
DQN部下『各員に告ぐ!・・・基地に侵入者!ぶっ殺す!』 DQN部下「あそこに居たぜえ・・・」 マロニー「・・・。」 DQN部下「ヒャッヒャッヒャwww!!終わりみてえだなwwwwねえどんな気持ちwwww」 DQN部下「コイツ、ビビって声も出ねえみてえだなwwwww」 マロニー「銃、か・・・。いいぞ、撃ってみろ。」 DQN部下「・・・テメエ!何言ってやがる!!撃て!」 DQN部下「・・・どうした!撃て!」 DQN部下B「すんません、勘弁してください・・・撃てません!」ブルブル DQN部下「チッ、使えねえ奴だ・・・ごふっ!!」 マロニー「ド素人が・・・。傭兵すらロクに雇えないなんて、ド・キューンってのは相当なアホみたいだね・・・」
523 :
十分俺 :2011/01/05(水) 17:55:42.91 ID:jQLNBl+i0
(輸送機) 兵士『・・・どういう事だ?』 坂本「どうした!」 兵士『それが・・・ド・キューンの部下が、次々と侵入者に・・・』 ゲルト「ふふ・・・」 坂本「?」 兵士『侵入者を発見しました・・・あれは・・・マ、マロニー殿下!?』 ミーナ「ど、どういう事・・・?」 兵士『どうします?撃ちますか?』 ゲルト「いや・・・いい・・・そのままにしておけ・・・くくく・・・」 ミーナ「バルクホルンさん!」 兵士『わ、分かりました・・・引き続き、報告を続けます。』
524 :
十分俺 :2011/01/05(水) 18:04:16.75 ID:jQLNBl+i0
(司令塔) マロニー「・・・。」ドカッ DQN「何だてめえは!」 マロニー「空の、男だよ・・・。老いぼれだがね。」 DQN部下「こ、コイツですぜ!侵入者は!」 DQN「ああ!?そんな事ある筈が・・・・」 マロニー「ふんっ!」ドカッ DQN「みてえだな・・・・死ねッ!」パンッ マロニー「・・・。少しは骨があるようだね・・・。」ダラダラ・・・ DQN「どうだ!?肩を撃たれた気分はぁ!!痛ぇだろうwwwwwヒャッハハハwwww」
525 :
十分俺 :2011/01/05(水) 18:06:25.93 ID:jQLNBl+i0
(飛行機) ミーナ「殿下っ!?」 マロニー『ミーナ中佐、君か。』 ミーナ「何故、そこに!?」 マロニー『空の男だからだよ、中佐。』 シャーリー「あんたは、あたし達を目の敵にしてるんじゃなかったの!?」 坂本「シャーリー!!」 マロニー『いいんだ、少佐。最初の方はそうだったがね・・・君たちが居なければ、ウォーロックは暴走し、世界は滅びていたかもしれん。そのお礼をしに来たのさ。』 坂本「しかし・・・」 ゲルト「あの男なら、心配はいらないぞ・・・。」 ミーナ「ええ、まあ・・・・」 坂本「ミーナまで!」 ゲルト「少佐、ブリタニアで副官だけボコボコにされて、マロニーとそれ以外の部下達が無傷だったのは、なぜか知っているか?」
526 :
十分俺 :2011/01/05(水) 18:15:33.02 ID:jQLNBl+i0
DQN「何をのんきに話してやがる!いいぜ、どうせあいつらもクビだしなwwww」 マロニー「・・・。」ムキムキ・・・ DQN「な、何だ!!」 マロニー「私をあまり・・・怒らせない方がいい。」 ___ ./ \ | ^ ^ | ,..、 | .>ノ(、_, )ヽ、.|′ _,,r,'-ュヽ どうしても私を本気にさせたいようだな・・・ ビ リ ! ! -=ニ=- ノ! ,イ彡く,-‐' ゙i, __,,, :-―,ァ''" \`ニニ´/゙ア´ ̄`ゝニ'ィ,〉 ,:f^三ヲ,r一''^ニ´、、__ l ! ィ彡,ャァ'" ,,..,,、 /lトィヘ ノ ニ、゙リ ,..,, ``''ヽ,,, ''"´ ゙''ヾミ,r/:.l:.:し′ ,ィテ'J´,,..::;;゙i, ,;,, ;;; ,,;; ,frア:.l:.:ヾ DQN「ひ、ヒイッ!!」 ゲルト「それは・・・奴には私達ウィッチと張り合えるだけの力があったのにも関わらず・・・・」 ミーナ「"私をどうしてもいいから、部下には手を出すな"、と言ったのよ。副官さんは殴りかかってきたからやむを得なかったけど・・・。」
527 :
十分俺 :2011/01/05(水) 18:21:44.51 ID:jQLNBl+i0
エーリカ「あー、ド・キューン、お前に一つ言っておく」 DQN「て、てめえ!タメ口聞きやがって!!あとで軍法会議だぞ!!」 俺「あなた、更迭されましたよ。」 マロニー「ふんっ!!」 スピーカー『ボコッ!ドカッ!バキッ!』 俺「・・・容赦無え・・・・」 坂本「さあ、基地に帰ろう!!」 全員「は、はい!!」
528 :
十分俺 :2011/01/05(水) 18:26:48.29 ID:jQLNBl+i0
その後、基地は整備兵達やマロニー殿下によって、501の指揮下に戻った。 ミーナ「すみません、マロニー殿下・・・。」 マロニー「いいんだ、いいんだ。私も空の男、という訳だ。」 DQN「」ボロッ リーネ「ちょっとかわいそう・・・」 ゲルト「奴には営曹で、頭を冷やして貰うとしよう。」 坂本「・・・これで、引退か・・・。」 俺「いいえ、まだ飛べますよ。」 俺「俺と、飛行機に乗ればいいんですから。」 坂本「・・・ああ!」 今回の投下、ここまで。
乙乙 こいつぁ、マロニーちゃんなんて呼べねぇ…「マロニーさん」だ…!
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 18:46:36.71 ID:CMwa65eXP
殿下は王族につける尊称だ 軍事関係者への尊称は閣下
マロニー△
532 :
十分俺 :2011/01/05(水) 19:02:24.13 ID:jQLNBl+i0
>>530 すまぬ・・・すまぬ!
空いてるなら投下しようかな
533 :
469 :2011/01/05(水) 19:31:48.16 ID:S7rEbzdD0
ID変わったけど予約通り投下しますね
前々スレ 俺「ストライクウィッチーズであります!」の
>>590 からの続きです
534 :
十分俺 :2011/01/05(水) 19:32:35.51 ID:jQLNBl+i0
(夜、俺の部屋) 坂本「そう言えば、お前の部屋に入ったのは、初めてだったな。」 俺「ええ。確かに。」 坂本「・・・・なあ。」 俺「なんですか?坂本さん。」 坂本「・・・そ、その・・・し、下の名前で・・・呼んでほしいんだ。」 俺「・・・よろしいのですか?」 坂本「・・・ああ、た、頼む・・・///」 俺「美緒・・・さん。」 坂本「////!!!ああ駄目だ!やっぱり恥ずかしい!!」 坂本さんは顔を真っ赤にさせながら、俺の胸に飛び込んできた。
535 :
十分俺 :2011/01/05(水) 19:33:46.85 ID:jQLNBl+i0
すまんすまんすまん!!!間違って投下しちまった!!!!!
>>533 ごめんなさい
支援
536 :
469 :2011/01/05(水) 19:33:51.38 ID:S7rEbzdD0
っと、失礼しました。じゃあ10分来なかったら投下します
537 :
十分俺 :2011/01/05(水) 19:35:31.84 ID:jQLNBl+i0
ごめんなさい、投下お願いします。
538 :
試作な俺 :2011/01/05(水) 19:37:38.37 ID:S7rEbzdD0
あ、すいませんありがとう。じゃあ行かせてもらいますね ダルシム「『再覚醒』がどうたらこーたら」 バルクホルン「戦闘中には常に味方の動きに気を意識しろ」 俺「了解」 ミーナ「西のセバーン島に巣くう超大型ネウロイ・パトゥーリアに総攻撃を仕掛けます」 オペレーション・ノーティラス! パトゥーリア超堅えwww パトゥーリアさんの感想↓ 銃→「効かねえwww」 フリーガハマー→「効かねえwww」 烈風斬→「ちょっと効いたwww。いてえwww」 バスターライフル→「ビーム美味しいれすwww^q^」 俺「ちょwwwマジかよwww」 急に沢山ネウロイ出てきたー!罠だー!逃げろー! リーネとペリーヌが戦闘不能になって、俺「ヤローてめえぶっ殺す!」←命令違反 バルクホルン「落ち着け馬鹿やろう!」 バキッ 俺「調子こいてごめんなさい」 バルクホルン「再攻撃する事になったけど今回はおまえ来るな」 俺「」 バルクホルンや助手に元気づけられて、俺「いっちょやるか!」 俺「俺も行かせてください!」ペコッ 坂本「よしこい」 ダルシム「口の利き方には気をつけろ」 俺「はい」 助手「バスターソード持ってけ」 俺「了解」 前回はここまで。こっからが今回のお話 もしもしが撃墜されたんで、PCから失礼させていただきます
<アドリア海・上空> セバーン島から基地へと侵攻するパトゥーリアを迎撃する為に、501は魔法力の尽きた宮藤、負傷中のリーネとペリーヌを除く9人で出撃した 9人のウィッチ達が、一丸となって空を飛んで行く ロマーニャを、基地を、仲間を─────"家族"を守る為に シャーリー「そういえば、どうやって奴の装甲を破るんだ?機銃やフリーガーハマーじゃ歯が立たなかったんだろ?」 エーリカ「バスターライフルだって吸収されちゃったし」 俺「少佐の烈風斬だって弾かれてたよな」 坂本「わかっている。勿論作戦はあるさ」 エーリカ「どんな?」 坂本「奴がバスターライフルのビームを吸収した後、装甲を開いて中から子機を吐き出したのは見ただろう?」 俺「見た見た」 坂本「その時に見えたのだが、奴は異常な装甲の固さとは裏腹に、中は空洞、空っぽだった」 ルッキーニ「じゃあ、外側さえ壊しちゃえば・・・」 坂本「そうだ」 坂本「表面装甲さえ破れれば、コアは丸裸。直ぐに破壊出来る」
エーリカ「どうやってその肝心の表面装甲を破るのさ。スッゴい固いんでしょ?」 坂本「確かに奴の装甲は強固ではある。……だが、"それだけ"だ」 坂本「前回私の烈風斬で、奴の装甲に罅が入るのが確認出来た。つまり、絶対に破壊出来ないわけじゃない」 バルクホルン「では、火力を上げる事が出来れば・・・!」 坂本「ああ、十分に撃破は可能だ。全機による一点集中攻撃で、奴の装甲を破壊する」 ミーナ「だから今回は全ウィッチによる、一点突破作戦になっているのよ」 俺(それって結局、力押しって事じゃねえか・・・・・) 俺(だけど─────) 俺「いいねえ。大好きだぜ、そういうの!」 バルクホルン「奇遇だな、私もだ」 俺「よーし、やろうぜ。俺達の手でな!」 バルクホルン「ああ、行こう!」 やがて前方の空に浮かぶ、黒い異形の集団を─────パトゥーリアを捕捉した パトゥーリア本体を中心とした護衛ネウロイの艦隊と、501が徐々に互いの距離を詰めて行く まもなく、交戦予測地点に到達する 俺「来たか・・・!」
ミーナ「敵機・・・大型3、中型26、小型97。前面に展開」 坂本「一番奥に居るやや他より大きい大型・・・。恐らく奴がパトゥーリアの本体だ」 ミーナと坂本が、敵部隊の情報を確認する 坂本「各機に通達!いいか、周辺の護衛は全てパトゥーリアの子機だ。 飽くまでも本体の撃破を第一目標とする。本体さえ落とせば、子機も全て消える」 坂本「全機パトゥーリアへ!敵部隊の中央を突破する!」 一同『了解!』 ――――――――――γ-グリフェプタン・投与―――――――――― 俺「さてっ、強行突破と行きますかぁっ!」 ズガガガガガガガガガ! 立ちふさがる小型機を、次々に撃墜して行く 俺「おらおらおらっ!」 ズガガガガガガガガガ! ルッキーニ「芳佳達は、やらせないんだからぁ!」 ズドドドドドドドドドドド! シャーリー「リーネ達を傷付けたツケは、払って貰うよ!」 ズドドドドドドドドド! エイラ「ツンツン眼鏡の分もナ!」 ズドドドドドドドドド! 501全機は接近して来る護衛機を粉砕し、徐々に敵陣形の奥へと進軍して行く
しーえーん
俺「落ちろーっ!」 ズガガガガガガガガガ! ネウロイ「――――――――――」 ビシュビシュゥン! 俺「お〜っと!」 サッ 前方から中型機がビームを乱射しつつ接近してくる。 小型機の群体を抜け、中型機を中心とした部隊との戦闘が始まった 俺「俺が牽制すっから、とどめは任したぜ。エイラ、サーニャ!」 エイラ・サーニャ「「了解!」」 固有魔法である「牙」により威力が数倍に上げられたMG-08改で、俺はすれ違い様に中型機の両翼を撃ち抜く 速度が落ちたところにエイラの銃撃とサーニャのロケット弾が叩き込まれ、中型機は撃破される ネウロイ「――――――――――!」 ビシュビシュゥンッ! エイラ「またキタ!」 俺「おっしゃあ!アイツは任せろ!」 そう言い放つと俺は、背中に装着していた自分の背丈程はある大剣を─────バスターソードを手に持つ 前回の戦闘で損壊してしまって、現在修理中のバスターライフルの代わりに託された大剣。 以前俺が出した要望を、助手が実現してくれた代物である そのバスターソードを片手で持ち、ビームを回避しつつネウロイに接近して行く
おお、支援
俺(えっと、振り下ろす瞬間に剣に籠める魔法力を─────「牙」を最大にすると、慣性質量がどうたらこうたらで、破壊力が増す……だったか?) ネウロイ「――――――――――!」 ビシュビシュゥン! 思いっきり剣を振りかぶり、ネウロイ目掛けて振り下ろす───── 俺「うおりゃあっ!!」 ブンッ バスターソードをネウロイに叩きつける瞬間、「牙」を最大限に発動。剣の刀身が僅かにスライドし、内部より青白い輝きを放つ ドゴシャアッッ!! それは"切り裂く"なんて、生易しい物ではなかった ネウロイは剣が命中した部分を中心に大きく、豆腐のように脆く容易くその体を"抉り取られた" 俺「うっはーッ!すっげぇ!(自画自賛)」 エーリカ「凄いねーその剣」 俺「ははっ、だろー?」 俺(ありがとな、助手……) ネウロイ「――――――――――――――――――――!!」 ビシュゥン!ビシュビシュゥン!!
大型機が甲高い叫び声を上げながら突っ込んでくる。パトゥーリア本体まで後少しだ 俺「よし、コイツを貰うぜ。バルクホルン!ハルトマン!」 バルクホルン「了解だ!」 エーリカ「任せて!」 3人が息を合わせ、大型機に仕掛ける バルクホルン「はあああああああ!!」 ズドドドドドドドドドドドド! 俺「オラオラオラオラァッ!」 ブンッ、ドゴォッ! エーリカ「シュトルム!」 キュィーン! バルクホルンのMG-42連射、俺のバスターソード、エーリカのシュトルムの連続攻撃で大型機を撃墜する ミーナ(俺さん、いつの間にかみんなと息ぴったりね……) ズドドドドドドドドド! 俺「次ィッ!」 ズガガガガガガガガガ! 俺(見える。敵の攻撃が・・・) 俺(わかる。仲間の動きが・・・) 俺(そうだ…………。) 俺「俺だって、前の俺とは違うんだ!」 ズガガガガガガガガガ!
パトゥーリア本体への道が開かれた セバーン島で要塞化していた時とは大きく姿を変え、現在は艦船のような形になっている。 大きさも一次的には肥大したものの、多数の子機を分裂させた為に全体的にだいぶ小さくなった。 それでも他の大型機よりはやや大きいが 坂本「一点集中攻撃で装甲を破り、コアを破壊する!」 スッ 坂本が魔眼を使い、コアの位置を確認する 坂本「コアは中心部上方!タイミングを合わせるんだ!」 一同「了解!」 パトゥーリアの対空放火を回避しつつ、ウィッチ達が編隊を組んで中心部目指し接近して行き───── 坂本「今だ!撃て!」 ズガガガガガガガガガ!ズドドドドドドドドドドドド!バララララララララララララ!ズドドド!ドシュドシュドガドガァン!!ズバァン! ビキッ・・・ シャーリー「! 行けるぞ!」 僅かながら、パトゥーリアの表面装甲に罅が入る。坂本の言うとおり、絶対無敵というようでは無いようだ 隊員全員の眼に、希望の灯が宿る
支援
パトゥーリア「━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━!!」 その時パトゥーリアの表面が、先日同様に巨大な円状に紅く輝き始める 坂本「主砲か・・・。正面から離れるぞ!」 編隊を組んだまま一旦正面から離れ、主砲を回避しようとする。 だが───── ギュイーン・・・……!ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!! バルクホルン「なっ!」 ミーナ「くっ!」 俺「拡散ビームだぁ!?」 放たれたのは先日の"一点集中収束極太ビーム"ではなく、放射状に細いビームが広がる"多方向攻撃型拡散ビーム"だった ルッキーニ「うわあ!」 シャーリー「ルッキーニ大丈夫か─────くっ!」 エイラ「サーニャ危ナイ!」 バッ サーニャ「きゃあ!」 坂本(しまった。フォーメーションを乱された・・・!)
パトゥーリア「━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━」 ギュイーン・・・……!ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!! エーリカ「っ・・・」 シャーリー「オイオイ!また撃って来るのかよ?」 坂本「くそ、これでは・・・!」 完全に編隊を乱された。パトゥーリアが拡散ビーム砲をしょっちゅう撃って来る為に、中々連係が取れない バルクホルン(くっ・・・、これでは防戦一方だ。何とか奴に取り付ければ・・・) ギュイーン・・・……!ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!! パトゥーリアが再び拡散ビーム砲を発射し、バルクホルン目掛けて無数のビームが飛ぶ 回避しようにも逃げる場所が無い。 バルクホルン「くっ・・・!」 パキィン! 咄嗟にシールドを張り、ビームを受け止める。数こそ多いが、何とか防ぎ切れないものではない。だが─── ネウロイ「――――――――――!」 ビシュビシュゥン! バルクホルン「! しまっ───」 突如背後から中型機がビームを撃って来た。しかし前方にシールドを張って受け止めてしまっている為、バルクホルンに防ぐ術は無い バルクホルン(クリス────)
俺「バルクホルン!」 俺がバルクホルンとネウロイの間に割って入り、左腕を翳してシールドを張った ビキィッ! 俺「がっ・・・」 パキィン! 俺「こいつっ!」 ズガガガガガガガガガ! ビームを防ぎ、銃の連射ですぐに中型機を撃墜した バルクホルン「俺!?」 俺「無事か?」 バルクホルン「あ、ああ。大丈夫だ」 俺「借りは返したぜ」 ニッ バルクホルン「借りって・・・おまえ昨日の──────来るぞ!」 サッ 俺「うおっと!」 サッ ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!! 飛来する拡散ビームを散開して躱す。 やがて突破して来た護衛ネウロイ達も戦闘に加わり始め、混戦になった
試作きた、これで勝つる!支援
553 :
ほうきに乗った俺 6 前編 後書き :2011/01/05(水) 20:17:08.34 ID:yK2lJzRT0
支援
554 :
ほうきに乗った俺 6 前編 後書き :2011/01/05(水) 20:22:40.74 ID:yK2lJzRT0
やべ、名前そのまんまだ支援
ビシュゥン! 俺「ちっ!」 サッ 俺(くそっ、滅茶苦茶じゃねぇか・・・!) 拡散ビームと護衛ネウロイの参戦により、フォーメーションをズタズタにされた 敵味方入り乱れての状況、戦場は混沌と化した。 しかしウィッチは数で劣る為、このままではいずれ追い詰められてしまうだろう。パトゥーリアの拡散ビーム砲もまだ止んでいない 俺(こうなったら、被弾覚悟でパトゥーリアに突っ込んで、バスターソードで……) 俺(いや、奴の装甲強度は他のネウロイの比じゃないんだ。俺だけじゃ仕留め切れないかもしれない・・・) 俺(どうする・・・?) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 バルクホルン『いいか?実戦では敵味方が入り交じり、混戦になる事なんてザラだ』 バルクホルン『敵がどこに居て、味方がどの位置にいるのかの位置関係が重要になる』 バルクホルン『戦闘中は、常に味方機の動きを意識するんだ』 俺『わかった。位置関係だな』 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 俺(そうか・・・)
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 20:23:58.81 ID:yK2lJzRT0
支援だーーー
>>556 バニング大尉「そういう時はスレをsageるんだ!」
俺(集中だ、集中しろ俺・・・・・) 俺(見るんだ。敵の動き、味方の位置を・・・・・) 俺(待つんだ。"その時"が来るのを・・・・・) 俺(・・・・・) 俺(見えるぞ・・・、俺にも敵が見える!) 俺(っ! 今なら!) ドシューン! 拡散ビームをかいくぐり、徐々にパトゥーリア本体へと接近していく シャーリー「俺!?無茶だ!」 ビームを回避して接近つつ、背中のバスターソードを抜く パトゥーリア目掛けて思いっきり振りかぶると───── 俺「おらぁ!」 ブンッ! 思いっきりぶん投げた エイラ「な、何で剣なのに投げちゃうんだヨ!」 ズガァッッ! バスターソードはパトゥーリアの中心部やや上方に深々と突き刺さる だが装甲突破には至らず、剣は俺の手元から離れてしまった
エーリカ「駄目だよ。あれだけじゃ───」 俺「まだっ!」 サーニャ「あれは・・・!」 ミーナ「ワイヤー!?」 突き刺さったバスターソードと俺を結ぶ、一本の黒く細いリード線 それは以前俺が助手に剣の要望を出した時に頼んだ(※4話)、投擲しても回収出来るようにと作られた機能だった 今俺は右腕に付けられた装置でワイヤーを巻き取り、剣を軸にして弧を描くようにビームを回避しつつ、 あっという間にパトゥーリアに刺さったバスターソードへ引き寄せられて行き───── ガシッ パトゥーリアに取り付き、右手でバスターソードの柄を力強く握りしめると───── 俺「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおオオオッッッ!!!」 ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!! 刺さった状態のバスターソードを抜かずに、"そのまま自分の体ごと"下方へと振り下ろしていく 俺「割れろオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!」 青白い輝きを放つ大剣がパトゥーリアの表面装甲に、罅を生じさせて行く
おい試作来てるなら教えてくれよ支援
俺「ぉらぁっ!!」 ズガァッッ! そしてそのまま下まで振り抜いた。パトゥーリアの真ん中に、巨大な縦罅が出来る しかし、それでも表面装甲破壊には至らなかった パトゥーリア「━━━━━━!━━━━━━━━━━━━━━!!」 ビシュゥン!ビシュゥン! パトゥーリアの対空砲が、剣を振り抜き下へと抜けていた俺を襲う 俺「くっ・・・」 とっさにバスターソードを盾にしたが、防ぎきれない 幾条もの光線が、俺の体を焼いた 俺「がぁっ!」 体とストライカーを貫かれ、俺の体はゆっくり下へと落ち始める しかし俺は恐怖などはまるで感じず、全く別の事を考えていた 俺(ふっ・・・、くくくっ……) 俺(『戦闘中は、常に味方機の動きを意識しろ』・・・・、だって……?) 俺「なら─────」
俺「そこに居るはずだよな?」 俺は落下しつつ、パトゥーリアより上側の宙を仰ぎ見る そこには───── 俺「もっさぁんッ!!」 坂本「誰がもっさんだああああああああああああああああああああああああっ!!」 いつの間にか坂本がパトゥーリアの懐に入り込み、刀を振りかぶっていた。パトゥーリアは迎撃しようと───── パトゥーリア「━━━━━!━━━━━━━━━「遅い」 坂本「 烈 風 斬 ッッ津!!!!」 ズバァッ! 坂本の振るった烈風丸から、巨大な斬撃波が放たれる それは再生を始めようとしていた、俺が作った縦罅に寸分の狂いも無く吸い込まれていき──── ズバァンッ!!
パトゥーリア「━━ ━━ ━━━━ ━━!」 ビキッ・・・バキィン!! パトゥーリアの表面装甲が砕かれて巨大な亀裂が生じ、内側が大きく露出する 坂本の行った通り中は空洞であり、内部にある巨大なコアが丸見えになった ミーナ「今よ!」 坂本「撃てえっ!!」 バルクホルン「はああああああああああっ!!」 シャーリー「うおおおおおおおおおおおっ!!」 ズドドドドドドドドドドドド!バララララララララララララ!ババババババババババババ!!ズドドド!ドシュドシュドガドガァン!!ズバァン! パトゥーリア「━ ━━━━━!━━━━ ━━━ ━━ ━ ─ ・・・」 バキィンッ!パシュゥーーン・・・…… 集中攻撃に晒され、パトゥーリアのコアが砕かれる 甲高い叫びと共に、パトゥーリアはその巨体を光へと変える それに連れて周辺に残っていた護衛の子機もまた、一体残らず光と化し、霧散していった
支援
シャーリー「やった・・・!」 ルッキーニ「やったぁーっ!勝ったぁーっ♪」 バルクホルン「俺は!?」 エイラ「そうダ!俺!」 エーリカ「さっき剣で攻撃したあと、どうなっちゃったの?」 サーニャ「どこへ、行ったの・・・?」 坂本「俺!応答しろ、俺っ!」 シーン・・・ 坂本がインカムで呼びかけるが、まるで応答がない 全員の脳裏に、最悪の事態がよぎる バルクホルン「そ、そんな・・・」 エイラ「嘘、ダロ・・・」 ミーナ「・・・いえ、大丈夫よ」
バルクホルン「ミーナ?」 ザザッ… 俺『こちら俺。心配させてすいません。大丈夫、生きてますよ』 下からゆっくり上がってくる、一つの影があった バルクホルン「俺!」 俺「無事だよ、無事。イテテテ・・・」 バルクホルン「大丈夫なのか?怪我は・・・」 俺「バスターソードを盾にしたんで何とか、な。おかげで致命傷は免れた。ストライカー片方ぶっ壊れちまったけど……」 バルクホルン「おまえが無事ならいいさ。良かった・・・」 俺「あ、ありがとう」 (また、心配させちまったな・・・) 坂本「まったく……、無茶しおって」 俺「少佐。・・・ご心配をお掛けしました」 坂本「・・・だが、おまえが血路を開かねば、勝利は無かっただろう」 坂本「良くやったな、はっはっはっ!」 ワハハ 俺「・・・少佐達が拾ってくれたおかげですよ」 ヘヘッ
エイラ「いっつもボロボロだナー、オマエ」 俺「そうか?……そうかもな」 サーニャ「もっと、自分を大事にしなくちゃ駄目だよ・・・」 エイラ「サーニャにあまり心配させるなヨー?」 俺(・・・・・) 俺「・・・そうだな」 こうしてパトゥーリアを撃破した俺達は、誰一人欠ける事無くロマーニャ基地へと凱旋した (俺は負傷してストライカーを片方失った為、バルクホルンとエイラの手を借りている) オペレーション・ノーティラスは一度の挫折を味わったものの、不撓不屈の魔女達の活躍により成功されたのだった ――――――――――MISSION COMPLETE・任務完了―――――――――― ―――――――――――――――――――― <ロマーニャ基地・談話室> ルッキーニ「それでねっ!剣を投げたと思ったら紐で繋がっててね、スゴかったんだよー♪」 リーネ「そうなんだ。すごいねー」 ニコニコ ルッキーニ「それで紐を巻いてパトゥーリアに刺さった剣掴んでね、そのまま"ガガガガガガガガー!!"って───」
基地に帰還した俺達は、目を覚ました宮藤、リーネ、ペリーヌに出迎えられ、俺の怪我は、宮藤の治療魔法によりすぐに完治した 万が一に備えて基地では退避準備を始めていたのだが、それも無駄骨で済んだようだ そして三人が料理を振る舞い、その夜501は細やかな祝勝会をあげた ワイワイガヤガヤ 坂本「・・・む」 ペリーヌ「少佐、いかがでしょうか……?」 ドキドキ 坂本「うむ、美味いぞペリーヌ」 ペリーヌ「あ、ありがとうございます///」 ポワポワ〜ン エーリカ「おいしーい♪」 モッサモッサ 宮藤「いっぱいありますからねー」 ニコニコ 俺「宮藤達の作る料理は本当に美味いな」 ムシャコラムシャコラ 宮藤「えへへ、ありがとうー///」 ―――――――――――――――――――― バルクホルン「怪我はもう大丈夫なのか?」 俺「ん?……ああ。宮藤のおかげでな」 バルクホルン「そうか、良かった」
俺「あんたの……」 バルクホルン「ん?」 俺「あんたの言った事、俺なりにやってみたんだけど・・・出来てた、かな……?」 バルクホルン「・・・・・ああ、良くやったぞおまえは」 俺「へへっ、ありがと♪」 ニッ バルクホルン「だが、次は怪我の無いようなやり方にしろ。次回くらいは自力で帰還出来るようにしないとな」 ニコッ 俺「うおっ、痛い所突かれちゃったなー」 ハハハ バルクホルン「ふふっ・・・」 ニコッ ルッキーニ「ねえ、俺ーっ」 俺「ん、何だ?」 ルッキーニ「そのジャム取ってちょーだいっ。イチゴ味の奴」 ちょうど俺の席の前には、同種の容器に入ったジャムが複数置かれていた 俺「ん?ああ」 スッ 俺はイチゴ味のをルッキーニに渡そうと─── 俺「・・・・・!?」 ピタッ
俺「? ・・・?、?」 パチッ、パチッ バルクホルン「俺?」 ルッキーニ「ジャム取ってよ〜」 俺「あ、ああ・・・」 ヒョイ、スッ ルッキーニ「違うよー。それはブルーベリー味だよ?」 俺「へ?」 キョトン ルッキーニ「イチゴ味ッ!赤い奴が欲しいの」 俺「あ、赤・・・?」 パチッ、パチッ 何故か俺はジャムを取らない。目を丸くして、瞬きを繰り返している シャーリー「これだろ?」 スッ ルッキーニ「シャーリーありがとー♪」 バルクホルン「俺、どうしたんだ?」 俺「・・・・・・・・」 パチクリ、ゴシゴシ バルクホルン「俺・・・・・?」 俺は応えない。気の抜けた顔でひたすら瞬きを繰り返し、目を擦る
支援
バルクホルン「大丈夫か?どこか……痛むのか?」 俺(・・・あれっ?) パチクリ 俺「あ、ああ。大丈夫だ。すまん」 バルクホルン「なら、いいのだが・・・」 俺「・・・・・・・・」 俺「あ、そうだ。俺バスターソードの性能報告するんだった。もう行かなきゃ」 スッ バルクホルン「そうなのか?」 俺「ああ。おやすみバルクホルン」 ニコッ バルクホルン「あ、ああ。おやすみ」 俺「それじゃあ俺!一足先に失礼しま〜す!」 タッタッタッタッ 宮藤「ええっ?もう行っちゃうの?」 ミーナ「あら、お疲れ様」 シャーリー「お疲れー。無茶したんだからゆっくり休めよー」 サーニャ「おやすみ・・・」 エイラ「また明日ナー」 バタンッ
漏れ「股間が特に痛い…さすってくれれば治るはずだが、生憎手があがらない。頼む」
<廊下> 俺(さっきのは、一体・・・・・・) 俺(気のせい、じゃないよな・・・・・・・) 俺「はぁ……………………」 ズ キ ン ッ ! 俺「っ・・・!」 左腕に激痛が走り、思わず手で抑える 俺「こっちも、か!糞・・・!」 テクテクテクテク・・・ <ラオホウ・調整室> 俺「イデデデデデデ・・・!痛い痛い!!痛いって!」 助手「動かないで!我慢して下さい!」 俺の左腕に、普段は無いはずの黒い大きい痣が出来ている。色白の体と比べて真っ黒だ 苦痛にもがいている俺を助手が抑え、薬のような物を痣に塗り込んで行く
―――――――――――――――――――― 助手「もう、何で先に治療に来なかったんですか?」 俺「・・・だって、バレたら怪しまれるだろ」 俺「これ、治療魔法じゃ治らないんだし……」 俺「それに、祝勝会にも早く行きたかったし・・・」 助手(こっちが本心ね……) 助手「とにかく、次からは先にこっちに来てくださいよ?ダルシム大佐にバレたら─────」 ダルシム「シールドを使ったのか」 俺「!」 助手(っ!いつの間に!?) 俺「・・・・・」 ダルシム「何をした?」 俺「何って・・・、ただシールド張っただけだけど」 ダルシム「嘘だな」 俺「っ・・・」
ダルシム「貴様に施されている"超反射"を持ってすれば、シールドなど使う事も無く全ての攻撃を見切れる筈だ」 俺「別に、ちょっとしくじっただけだっての・・・」 ダルシム「・・・ふん」 ダルシム「下らん馴れ合いなんてやっている暇があるなら、少しは『再覚醒』でも起こしてみろ」 ダルシム「貴様が全盛期の力を取り戻せば、量産化はおろか、ヴェネツィアの巣を葬る事も造作も無いはずだろ?」 俺「・・・出来ねえよ。知ってんだろ?俺は───」 ダルシム「そうだったな。貴様は失ったんだったな」 ダルシム「出来損ないの試作品(プロトタイプ)が!」 助手「っ!」 俺「・・・・・」 ガチャッ、キィ……、ガチャン 助手「あ、あの……」 俺「いいよ別に。今更気にしてねーし」 俺「いいんだよ。それよりもありがとな?」 助手「へっ・・・?」
助手と聞くとカウプランのジョッシュ(仮)を思い出す
ジョッシュというと どうしてもプロの友達の方ががが
ギュネイ「・・・」
俺「バスターソード!アレ無かったら勝てなかっただろうし」 俺「また、助けられちゃったな」 ニコッ 助手「えっ・・・?でも、私だけが作った訳じゃ───」 俺「いいんだよ。アイツら俺の言葉なんか聞かないだろ?あんたが聞いてくれなかったら、開発される事すら無かったんだ」 俺「だからさ、ありがとう」 ギュッ、ニコッ 助手「へっ?///は、はいぃ///」 俺「それじゃ、今日はもう寝るよ」 スタッ 俺「おやすみー」 ガチャッ、キィ……、ガチャン 助手「・・・・・///」 助手(手、握られちゃった・・・) 助手「あの子、本当に笑うようになってくれたなぁ……」 助手(これも、きっとこの基地の人達のおかげだよね・・・) 助手(今度、お礼を言わなきゃ・・・) 第二章・おわり
581 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 22:11:13.90 ID:yK2lJzRT0
乙です
乙乙 勢いのある戦闘描写が羨ましい あと助手可愛いちゅっちゅ
乙
ここまでです。支援くれた人、読んでくれた人どうもありがとう 年末に投下するつもりが遅れてしまいましたすいません。 次回はタイトル未定、ルート分岐回だヒャッハァー! 長々と失礼しました。戦闘ばかりで申し訳ない!
乙 空いてるならいっていいかな?
おつっつ
乙なんダナ
588 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 22:18:11.33 ID:6g4RXFok0
ペリーヌ「俺!ちょっと協力して欲しいことがありますの」 俺「どうしたの?ペリーヌ姉ちゃん」 ペリーヌ「美術部の課題が人物画なんですの。ですからモデルになりなさい!」 俺「うん。いいよ。どうすればいい?」 ペリーヌ「あ、あら・・・案外あっさり引き受けますのね・・・ 断られるかと・・・」 俺「そりゃあペリーヌ姉ちゃんだもん。俺にできることなら手伝うさ」 ペリーヌ「さ、さすが私の弟ですわね!それでいいですのよ!」/// ペリーヌ姉ちゃんはとにかく真面目でプライドが高い。 体型にはコンプレックスがあるらしく、からかうと本気でキレる。 ハーブが好きで家の庭のハーブはペリーヌ姉ちゃんが全部育てている。 そして若干ツンデレ。 俺「んで、どうすればいいの?」 ぺりーヌ「ここでは描けませんので、私の部屋へ行きますわよ」
じゃあこの次に逝かせてもらうの支援
支援 あと、この場を借りて報告失礼。 ショタ俺のタイトルを「僕と俺と501」に改めwikiに第五話も掲載いたしました。 50音順索引に掲載作業をしてくれた方にもこの場を借りて御礼申上げます。
592 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 22:22:10.02 ID:yK2lJzRT0
じゃあ私はまた深夜にひっそりとやるか支援
漏れは朝方にやるか
----------------------------- ペリーヌの部屋 ペリーヌ「では、この椅子に座っててくださいな」 俺「よいしょっと・・・これでいいかな?」 ペリーヌ「ええ、それでかまいませんわ。しばらく動かないでくださいまし」 姉ちゃんは美術部所属で学校でも家でもよく絵を描く。 その際絵の具で他の家具などに絵の具などがつかないように 姉妹では唯一、一人部屋だ。 ペリーヌ「さて・・・描き始めましょうか・・・」 そう言ってペリーヌ姉ちゃんは真剣な目になる。 邪魔したら怒られそうだなぁ・・・しばらくおとなしくしてよう・・・
勿論スケベイスだよな?
支炎
しえん
----------------------------- 30分経過 やばい・・・さすがに眠くなってきた・・・ ペリーヌ姉ちゃんはまだ真剣な目をしてるからまだまだ終わる気配がない。 さてどうしようか・・・ どうにかして目を覚まさないと・・・ そういえばペリーヌ姉ちゃんの部屋に入るのはかなり久しぶりな気がする。 勉強する時は大抵俺の部屋だし。 目を動かして部屋の中を見渡してみる。 本棚には絵画の資料、画集、フランス語で書かれた本などが並んでいる。 俺(ペリーヌ姉ちゃん・・・努力家だからなぁ・・・) たしかペリーヌ姉ちゃんがこれだけ絵を描くことになったのも 昔、エイラ姉ちゃんがペリーヌ姉ちゃんが描いた絵を馬鹿にしたからだもんなぁ プライドが高いというか負けず嫌いというか・・・ 俺(でも・・・ここまで上手くなるってことはやっぱ負けず嫌いなんだろうなぁ) ペリーヌ「ふぅ・・・もう少しで完成しますわ・・・俺、すこし休憩しましょうか」 ペリーヌ姉ちゃんがそう言って筆を置く。 俺「そうしよう・・・ちょっと疲れたよ・・・」 ペリーヌ「ではリビングに行きましょうか。私がカモミールティーを入れて 差し上げますわ!」
だ、だんな〜そこはsageっていれるんやぁ〜
よくかってがわからなくてアリガトウ
----------------------------- リビング 美緒「おや、お前たち、いたのか?」 ペリーヌ「ええ、美緒姉さま、絵を描いていましたの。」 美緒「絵か、私のようなことにはならなかったか?」 ペリーヌ「え、ええ」 美緒「そうかそうか、わっはっはっは!」 美緒姉ちゃんが笑う。前に何かあったんだろうか。 ペリーヌ「私はカモミールティーを淹れますけど美緒姉さまも お飲みになられますか?」 美緒「いや、私はもう出かけなきゃならないんだ。帰って来てからもらおうか」 ペリーヌ「わかりましたわ、いってらっしゃいませ」 そう言って美緒姉ちゃんはリビングを出て行く。
俺「ねえペリーヌ姉ちゃん、美緒姉ちゃんが言ってた【私のようなこと】ってなに?」 ペリーヌ「・・・前の課題の時は美緒姉さまに頼んだんですけど・・・ 裸婦と勘違いされて・・・」 俺「あ〜・・・もうわかった・・・」 脱いだんだな。うん。間違いないだろう。そこをミーナ姉ちゃんあたりに 見られたんだろう。 ペリーヌ「あ、そろそろお湯が沸きますわね・・・」 そう言ってキッチンに入っていき、数分後、手にティーセットを持って 戻ってくる。 ペリーヌ「淹れてきましたわ、さ、どうぞ」 俺「ありがと、姉ちゃん」 カモミールティーを飲む。何回か飲んだことあるけどやっぱりすごいおいしい。 俺「うん、おいしいよ」 ペリーヌ「私が淹れたんですから当然ですわ!」 姉ちゃんは自慢げに腕を組みながら言う。 でも口が笑ってるから照れ隠しだな。
SPTとか、俺得にもほどがある 支援
蒼き流星がどうしたって?
地球は狙われている!
蒼き流星SPTレイズナー
ペリーヌ「脳がぁ…脳がいてぇ」
ペリーヌ「これは私の後輩に淹れ方を教えてもらったんですの 今度うちに来る予定なのでその時淹れてくれるよう頼んでみますわ」 俺「それもいいけど・・・姉ちゃんが入れてくれるのがうれしいかな」 ペリーヌ姉ちゃんはあまり料理をしたりしないから余計にそう思う。 ペリーヌ「そ、それなら毎日淹れて差し上げてもかまいませんわよ?」/// 俺「いやさすがに毎日は飽きる・・・姉ちゃんなんで顔赤いの?」 ペリーヌ「な、なんでもありませんわ!そろそろ続きを描きますわよ!」 俺「えっ!?まだ一口しか飲んでないんだけど!?」 ペリーヌ「い・そ・ぎ・な・さ・い!」 俺「は、はいっ!」 姉ちゃんが鬼のような顔で怒る為、俺は一口でティーを飲み干した後 再びじっと椅子に座ることになる。 もうちょっとゆっくり味わいたかったのに・・・
ペリーヌ可愛いよペリーヌ ペリーヌは俺の娘
アメリープランシャールちゃん!
----------------------------- ペリーヌの部屋 ペリーヌ「これで完成ですわ!」 ペリーヌ姉ちゃんが筆を置いて言う。 あぶなかった・・・そろそろ睡魔が限界になるところだった・・・ 俺「お疲れ姉ちゃん、見せてもらっていい?」 ペリーヌ「ええ、かまいませんわ」 姉ちゃんが絵を俺に見えるようこちらに向ける。 その絵はとてもうまく、モデルである俺より気品のようなものが漂っていて まるで別人を見ているかのような出来だった。 俺「すっごいうまいね・・・ほんとにこれのモデル俺なの?」 ペリーヌ「当たり前ですわ」 俺「全然俺には見えない・・・あれ、姉ちゃんこのはじっこの Pour mon cher ってなに?」
ペリーヌ「それはこの絵のタイトルですわ」 俺「英語・・・かな?どういう意味?」 ペリーヌ「タイトルなんて気にしなくていいですのよ さ、汚れた服を着替えたいので外に出てくださるかしら?」 俺「あー、わかったよ じゃリビングに行ってるね」 バタン ペリーヌ「・・・」 ペリーヌ「あなたのことですわよ、Pour mon cher(私の大切な人)」
ペリーヌが可愛い……だと 支援
投下終わり
支援感謝でした
>>595 最近胸やらパンツやらばっか書いてたからたまには普通のを書いてみた
乙乙
ペリーヌ好きにはたまらないぜ 乙
乙ーん
乙!SPTとかいいな・・・俺が書くと…あれだしなぁ ってなわけでもう少ししたら続くよ?
俺の名は俺、ズボンは……狙われている!
624 :
パシリな俺 :2011/01/05(水) 23:20:34.85 ID:CXibu5yr0
んじゃ以降か あらすじ 俺ルッキーニちゃんの下僕になるわ 天使がダブル天使になった 美少女4人はべらせてハンガー行くわ 以上三行でお送りいたしました
よし壁セットした支援
―― 第501統合戦闘航空団基地 ハンガーへ移動中―― エーリカ「でも意外だよねー」 俺「ん? 何が意外なんだ?」 ルッキーニ「キャッキャ!」ブンブン 俺は肩車したルッキーニを少し振り回しながら応える。 エーリカ「いやさ、堅物でマニュアル主義のウーシュが誰かに弟子入りするなんて、っておもってさ〜」 俺「まぁ……な。昔のウーシュちゃんを知ってるとそういう反応になるわな」 シャーリー「でもさー、そんなすごいのか? 俺とえーっと…」 ウルスラ「ウルスラでかまいませんよ、イェーガー大尉」 シャーリー「あーっと、じゃあウルスラって呼ばせてもらうぞ、私のことはシャーリーでいいからな ……で、その俺とウルスラ中尉の師匠達ってそんなにすごいのか?」 俺「あぁ、すげぇぞ。なんたって整備の神様って呼ばれるくらいの腕前だからな。な? ウーシュ」 ウーシュ「はい、整備の基礎からマニュアルに載っていないような技術まで教えていただきましたから 今の私の技術の大半は、お師匠様たちの技術そのものですから」 シャーリー「へー、そんなにすごいのか……ナァ、俺、今度その師匠に合わせてくれないか?」
627 :
パシリな俺 :2011/01/05(水) 23:26:19.61 ID:CXibu5yr0
俺「へ? 別にいいけどいつになるか分からんぞ」 シャーリー「それでも、頼んだぞ俺〜…っと着いた」 俺「んじゃ、俺は必要な部品持ってくるからお前ら先にメンテナンスベットエリアに行っといてくれ。あと、ウーシュ」 ウルスラ「はい」 俺「先にシャーリーのエンジン診て改造してある部分のリストアップとその改造プランを出しといてくれ」 ウルスラ「わかりました。兄様」 俺「頼んだぞ……んじゃ全員ブレイク!!」 シャーリー「行くぞ〜!」タタタタ エーリカ「びゅーん!」タタタタ 俺「……ルッキーニちゃんは降りて向こう行ってもらえるかな?」 ルッキーニ「……後でちゃんとしてくれるよね? 嘘つかないよね?」 俺「……はい」 ルッキーニ「やたぁ〜!びゅ〜〜〜〜ん」タタタタ 俺「…ふぅ……よし。んじゃ、取ってきますか」
628 :
パシリな俺 :2011/01/05(水) 23:28:55.02 ID:CXibu5yr0
―― 第501統合戦闘航空団基地 ハンガー―― 俺「お〜いもって来たぞ〜。って、もうそこまでバラしてんのか。好きだね〜」 部品を持ってくると、シャーリーカスタマイズのマーリンエンジンに興味をそそられたのかウーシュが 早速エンジンをばらし、点検を行っていた。その後ろからシャーリー、エーリカ、ルッキーニが覗いている。 俺「どうだシャーリーちゃん。ウーシュの腕前は」 シャーリー「……いやー正直驚いたよ。あっという間にエンジンばらして改造したとこをリストアップしちまった」 エーリカ「うわー。昔よりいじり方うまくなってるよこれ」 ルッキーニ「ぱーっとやってーぎーっとやっちゃったんだよ!」 俺「ルッキーニちゃん、説明は正確にね。で? 正解率はどうだ」 シャーリー「文句なし。全部正解だよ」 俺「まぁ、当たり前だわな…ウーシュ。どうだ? シャーリーカスタマイズのマーリンエンジンの感想は」 ウルスラ「そうですね。最高速度と加速を重視する改造を施すのは、確かにこのエンジンとシャーリー大尉との 組み合わせにはベストでしょう。しかし、あまりにも偏ったセッティングとカスタムによってその他の 性能が犠牲になり、いくつか無駄な改造を行っている箇所が見受けられました…あ、すみません。無駄だなんて…」 シャーリー「ふむふむ……いや、いいんだ。続けて」 ウルスラ「はい、それで、これらを再整備・調整するためにこのようなプランを……」 シャーリー「う〜ん?……へ〜おもしろいなこれ……うん!気に入ったよコレでやっておくれよ」
しーえん
631 :
パシリな俺 :2011/01/05(水) 23:31:25.15 ID:CXibu5yr0
俺「どれどれ」 ウーシュの出したプランを見せてもらう。 ……不必要に改造されている部分を修正、シャーリーがカスタマイズした部分を極力残して再調整を行ったうえで整合性を取り 他の部品と機構に負荷をかけている部分をとりのぞく。ただし、新機構は取り入れずにコレを行う……と、コレならシャーリーもご納得だわな。 俺「おし、許可も出たしプラン内容も把握できたし早速いじるか。ウーシュ、助手頼むわ」 さっそく改造に取り掛かるために、エンジンの前で胡坐をかき。俺の右側にウーシュを座らせて シャーリーを改造方法を見せるために俺の手元を後ろから覗き込める位置に立たせた。 エーリカ「私達も見てていいの?」 ルッキーニ「いいの?」 俺「おう、全然かまわんぞ。退屈でなければ…な」 ルッキーニ「わぁ〜い!」ピョン! そういうと、エーリカは俺の左側に。……ルッキーニは俺に肩車…ってちょいまてや。 俺「……ルッキーニ」 ルッキーニ「♪〜〜♪」 足をプラプラさせてご満悦気味のルッキーニさん…だがそこは シャーリー「こらルッキーニ!私が見れないじゃないか!」 ほら怒られた。
632 :
パシリな俺 :2011/01/05(水) 23:34:34.98 ID:CXibu5yr0
俺「ルッキーニ……そこは邪魔になるから降りるんだ」 ルッキーニ「えー、やーだ〜!」 俺「んじゃ、そうだな……ここ来いや」 そういい、俺は胡坐を組んだ膝をポンポンと叩く ルッキーニ「…ん〜、そこならいいよ!」ニシシ そういい、体を器用に回して俺の肩から移動して膝にすっぽりと納まるルッキーニ。 エーリカ「ぁ……」 俺「ん? どうしたエーリカ?」 エーリカ「あ、い、いや別に何もないよ俺……うん、なでもないから……ね?」 俺「? そうか? ならいいんだけどよ」 ……なんでそんな寂しそうな目すんだよ……まぁ、本人が何もないといってんだ これ以上聞いてもこいつは何も言わんだろ…ま、気にしないでおこう。 俺「どうだ、気に入ったか?」 すわり心地を確かめているのか、お尻を上げたり下げたり繰り返して確認中のようだ。 ルッキーニ「ん〜〜……うん!すごく気に入ったよ俺!ありがとう!」ニヒヒ
633 :
パシリな俺 :2011/01/05(水) 23:36:37.77 ID:CXibu5yr0
そういい、俺の方を見上げながらにっこりと笑うルッキーニ。 俺はそれに答えるように頭をわしゃわしゃと撫でてやる。ルッキーニは気持ちよさそうに目を細めて笑っている。 ルッキーニ「わぷわぷ〜〜♪〜〜♪」 エーリカ&ウルスラ「「……」」ジトー 俺「それならよし……んじゃウーシュちゃんや、早速はじめますかね。それと、シャーリー。 これが本職の整備員と技術屋の改造だ。よーく見とけよ?」 ウルスラ「……はい、兄様」ジトー シャーリー「ああ、じっくりと見学させてもらうよ」 そんじゃ、作業開始だ。なんとなくエーリカさんとウーシュさん目が怖いけど気にせずに開始だ……開始だ!
俺たちのウルスラ!支援!
635 :
パシリな俺 :2011/01/05(水) 23:41:45.89 ID:CXibu5yr0
俺「えっと……まずは魔法力偏向機のシリンダーをFP交換式からGSライド方式にとっかえて…」カチャン ウルスラ「兄様」ス… 俺「おう……んでAラインからDラインへの改造を元に戻してからのAラインからEラインを全ライン直結……」 ウルスラ「兄様」ス… 俺「ん……っとこのボードは入らんな…取り外して……魔導回転機のモードをAからBに設定と……」カリカリ シャーリー「あ、俺。そこはCモードに設定しておくれよ」 俺「そお? ウーシュ的にはどおよ」 ウルスラ「はい、Cモードでも問題ないと思います……CモードかBモードかは迷ってましたから」カリカリ 俺「おーけー。んじゃCモード設定と……次〜」 シャーリー「……なんか俺とウルスラのコンビってすごいな〜」 俺「ん? どうした突然」ガチャガチャ 俺は手元から視線を離さず、作業を続けながらシャーリーに答える。 シャーリー「いやさ、俺が何も言わなくてもウルスラがすぐに工具を用意して。手渡してて、まったく手が止まっていように見えてさ」 俺「そりゃあたりまえよ。な、ウーシュ」 ウルスラ「はい、カールスラントではこうやって、俺さんと一緒に機械を触っていましたから。俺さんが次に必要とする道具が 俺さんの挙動でなんとなくわかるようになったんです」 シャーリー「へー、以心伝心っていうのかね〜。……なんという頼りになる嫁発言」ニヤニヤ
支援
637 :
パシリな俺 :2011/01/05(水) 23:47:39.55 ID:CXibu5yr0
エーリカ「へー、およめさんねー」 と、ニヤニヤしながら言うシャーリーさんと妙に引っかかる言い方をするエーリカさん。 機嫌悪いのかしら? 俺「おいおい、シャーリーさんよ。そんな嫁とか言うなよ。ウーシュちゃんが困っちゃうだろ?」 ウルスラ「? 別に困ったりはしませんよ。 私としては、今は兄様のお嫁さんよりも妹さんと言われたほうがうれしいです」ニコニコ 俺「……そ、そお? ウーシュちゃんがそういうならいいけどさ……っとあとシャーリーちゃん?」 シャーリー「ん? どうした俺」 俺「あの……さっきから言おうと思ってたんだけどさ……その俺の頭に乗っけてる……その」 シャーリー「ん〜? なんだよ言いたい事がちゃ〜んといえよ俺〜」ニヤニヤ くそ……ニヤニヤ笑いやがって…こいつわかっててやってたなこいつ…… 俺「……俺の頭に胸乗っけんのやめてもらえません?」 シャーリー「えぇ〜、いいじゃん俺〜。この体勢結構ラクなんだからさ〜」ニヤニヤ そういってさらに俺の頭に体重を掛けてくる…ふにふにのふかふか〜。 シャーリー「それとも、俺整備班長殿はこのグラマラス・シャーリーの胸が気に入らないのか〜い?」ニヤニヤ 正直、まんざらでも…ないし首も痛いが正直なところは……重い。 がしかし、そんなこといった瞬間には俺の顔の下と上から飛んでくるに違いない。 へたすれば四方から飛んでくる可能性だってある。ここは自重自重……。
ルッキーニを膝に乗っけるとか、それだけで壁ドンに値する…!
俺「……首が痛いんです」 シャーリー「いいじゃないか〜、役得だろ〜? もっとこの幸せをかみ締めろよおれぇ〜」 そう言い、シャーリーは俺の頭にさらに胸を押し付けては離し、押し付けては離す。 俺「ちょ、ちょっとシャーリーさん!幸せですけど俺の首が!クビが!」 シャーリー「ほ〜れ、ほ〜れ♪」 ルッキーニ「わーふにふに〜、俺の鼻すごくのびてるよー」パシャパシャ エーリカ「ふ〜んやっぱり男の人っておっきいのがいいのっかな〜?」 ウルスラ「兄様だらしないです」 俺「ちょっと!言いたい放題いってないでこの人とめて!俺の首が!幸せなんだけどクビが!もげる!もげちゃう!」 シャーリー「ほれほれ〜いい気分だろ〜♪」 エーリカ「もげちゃいなよ」 ウルスラ「もげちゃってください」 ルッキーニ「もげろ〜もげろ〜!」 シャーリー「あはははは〜♪」 俺「あんたらいったいなんなんだぁぁぁぁぁ!!」
もげろ
ルッキーニ膝上は結構いるきがする支援
★壁殴り代行始めました★ ムカついたけど壁を殴る筋肉が無い、壁を殴りたいけど殴る壁が無い、そんなときに! 壁殴りで鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに壁を殴ってくれます! モチロン壁を用意する必要もありません!スタッフがあなたの家の近くの家の壁を無差別に殴りまくります! 1時間\9999〜 24時間営業 年中無休! ∧_∧ (・ω・ `) / `ニニ´彳 `` ー 、 _,ノ´、, ,..>、リ,. -- 、. ヽ--、 /  ̄´ {-_,. -、 、,' ヽ / 〃,.. 'r _,.. 、}>、.. r-{. /、 _,..イ´ ト. ´ i ´ } / ゙ー'´ }ヘ _,..ノヘ`ー- ...ィ! ', ハ { 壁殴り代行では同時にスタッフも募集しています ,' ,' リヾニ=ニ´ ,. ‐'' h ー 、 ハ リ ノ} 筋肉に自身のあるそこのアナタ!一緒にお仕事してみませんか? ,'八 , / \ミヽ、ヽ. |! } 彡N ', ハ 壁を殴るだけの簡単なお仕事です! } (.,/ ∨ ヽ('' ´`` /´`'!,∨ ! ,.' i ,ハ', ii { 入__ _ノ.__,ノ | ∨ ,{ i : v リ /、 { ゚ ´,| | |, } { Y, ,' ィ‐‐-ミ、_`', リ } ,' ヽ iヽ ! ,' : ハ`ヽ、..__,/-',〉-‐‐y ,} }. ∨ ./ ノ / ∨' ,. _,./ ! `''"i ', {ノ'′ ', `ヽ_,..{,' ノ i /´ 、 ヽ、.__ ,〉 ト,) ', r‐ヤ ' 人ノ >‐‐イ / ` } ヽ、∨ /`ヽ、 / ハ , / y' ,' ; / `{ ,/-‐ / i i' /' ,/ ,.. ´ i ,リ /-'" ,. '´
もげろ☆
―― 整備終了―― 俺「ぜぇ…ぜぇ…お、終わった」 何とか俺の首は無事だった。幸せだったが地獄でした! シャーリー「ぬぅ、もげなかったか……」 エーリカ「もげればよかったのにね」 ウルスラ「もげなかったですね」 ルッキーニ「もげなくてよかったね俺!」 俺「ほんとにそうだよ!もげたらどうしてくれんだよ!」 シャーリー「え? 実際もげたら? ……ん〜」 ルッキーニ「ん〜……」 ウルスラ「そうですね……まず、私が兄様を機械の体に改造して首をくっつけたあとは」 エーリカ「私とウルスラがず〜〜〜っと面倒見てあげるよ!」 俺「まじで!」 夢のある話だがそれおかしくね? つか、ヒモじゃん?
これで殴らなかったらいつ殴れというのだ! 支援
648 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 00:10:29.16 ID:sKYfzPSB0
━━=⊆/´‐ュ r‐ュ ̄`ヽ_rュ__「i_ _ ..r^ ̄ ̄ O  ̄ !‐─┴r‐,ュ‐^┬ ュ __ ,r''"´r' ´ 。。、────┴──.i/ヘ!ililllil li ! iニi二二二二二二iiiil二二il二二二iilili(´ (´ ゚<_> ──────‐ _,,.‐t‐┘______ _`'‐r‐rェ──────==r-‐''_"´_ ゚̄_ii r¬─‐ ュm二F! ,rェ──‐┴===^‐┴──────‐┴‐'──‐─┴^‐──┴──ヽ iγ ─、~^~^~◎~^~^~^~^~^~^~^◎~^~^~^~^~^~^◎~^~^~^~^~ r'´^`ヽ i i{i :O:i} ',', 」 _ ヘヘi¨i \ヽi i ヽ_,ソ'o ヾ ‐‐ 'rュ,r ─、_ェ_,r ─、_ェ_,r ─、 _ ,r ─、r‐ ,r ─、r‐ ,r ─、 ,r'´ `゙'-、 {:(O):} {:(O):} {:(O):} {:(O):} {:(O):} {:(O):} r' `゙'ゝ─ '-= ゝ─ '-= ゝ─ ' =ゝ─ '-= ゝ─ '-='ゝ─ ' '" ★壁破壊代行始めました★ ムカついたけど壁を殴る程度じゃ足らない、壁を破壊したいけど破壊する壁が無い、壁殴りが高すぎる、そんなときに! ベトナム戦争で鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに壁を殲滅してくれます! モチロン壁を用意する必要もありません!スタッフがあなたの家の近くの家の壁を無差別に破壊しまくります! 1時間$20〜 24時間営業 年中無休!
___ /___\ / |´・ω・`| \ 支援代わりだ、遠慮はいらぬ __ /  ̄ ̄ ̄ \ __ / | l  ̄`ヾ / ,ィ . ヽ ;/ ` ヘ { / ヽ / --- 、 〃 ハ ィ┤f ii ヽ、 / ,. l ヘ ト、 / ,!/ ,.ィ  ̄ \! イ\_,.イ ム-‐-=ド、 〃ハ ii/ } _ _ イf / ‐-f ィ-‐=- `v'´ }  ̄ `ヽイ 、ト, _イ´ `´ } r‐ラヘfヘ { iイf´ | ヾ 、 { 〃 / | i〃ィ `ハ ヘ {_ }_二´_ } { _二`Y¨}Y } 、ヾヽ { `ト // Λ Λ ,iハ_{_イ__ _ リ く _.. ィ'}リ } | ii /i\ | / / ト、if ,イ / {、 - ,.イ! ト、 _,イイ 〃ー- /ハ 丶 __ ,.ィ{ヽ、 / Λヘ / { ハ、__,イイ ヽ、 ̄/ヾ r'¨ ヽ, __,r‐--'ト=- 、`ー--‐ ´ ,.イ \` if >、 _ イ  ̄ `ー -=イ __{ Λ__{、__ >- ─ v´ `ヘ、 ´、、 / `>‐ト-‐ム、r、,.!r-vイヘ、_,.ィ、メ-ュ_ _ ` ー-彳 _r−、∠_,.ィ rヘ 、 f´ー,/,.イ`ー‐=‐ 、 ,.ィ´ ̄イ/ /f‘7ァ ,rヘ_/メ、ヾ、rヘ_rヘノ`ー`イ´,イ/ ,ィ へ ,.ィ´ ̄ 〃ィ´/ / // {イ‘-‐'′/,イ `! { /,ィ/ 、 / 〃 \ ´ fi / _...-- ─-ィ´/ { } ヘ/ イ/,イ ,.ィ¨  ̄ / / / ! ィ´ ̄ム、 ィ-‐--‐イ、 ハ,リ } / く ,.ィ / ,.-= ,イ if V´,.ィ ─‐ ----イ_、_リ=- ──-- = 、イ ,ィ/イ  ̄  ̄,.イ ̄ }イ ’ へ イ {
俺「……おそろしいお嬢さんがただこと!ったく…お次はシャーリーご自慢のバイクの調子見でいいのか?」 シャーリー「それなんだけど、オイルの選定だけを一緒にしてもらいたかっただけなんだ。……それよりも俺」 俺「ん? なによ」 シャーリー「アフリカで言ってた改造中だったバイク……コッチ持ってきてんだろ?」 俺「あぁ、ついこの間の補給んときに送られてきて。一応動く状態だけど…それがどうした?」 シャーリー「ちょーーっとそいつを見せてもらってもいいか? 向こうで言ってたろ。 私のバイクとだって張り合ってみせるってさ。できれば乗ってみたいんだ!」 ルッキーニ「あたしもみてみたーい!」 エーリカ「わたしはのってみたーい!」 ウルスラ「兄様がカスタマイズしたバイク…非常に興味があります」 俺「別にかまわんけど……向こうから届いたばかりでいくつか取り付けて「お〜い俺、いるか?」っと誰だ?」 俺が説明しようと口を開いた瞬間、誰かが俺を呼んできた。 バルクホルン「おお、俺……ほかの面子もいるのか」 エーリカ「あ、トゥルーデだ。やほ〜」 俺「お、どったのさトゥルーデ。何か問題でも?」
支援替わりの壁殴りパーティーさ 支援
652 :
パシリな俺 :2011/01/06(木) 00:18:07.63 ID:SgFlYXRQ0
バルクホルン「いや、特に問題はないが、俺に私の銃のメンテナンスをしてもらいたくてな」 俺「ふふ〜ん、そう来ると思ってもうやってあんよ」 バルクホルン「お、気が利くじゃないか」 俺「ついでだよついで……けど、トゥルーデちゃん銃乱暴に扱いすぎ。中も外もガッタガタだったぞ。 間違いなく銃でネウロイを乱暴にぶっ叩きすぎだな、こんな状態で使ってたんじゃ戦闘中にジャムるぞ?」 バルクホルン「し、仕方ないだろ! 手短にいいものがないんだ」 俺「結構入ってこなかったりするんだよ? 銃の細かい部品って……今度からスコップでも持って飛んでみる?」 バルクホルン「ソレは遠慮しておこう」 エーリカ「えぇ〜、トゥルーデにあいそーなのになー」 シャーリー「ぷくくく…たしかにな〜」 バルクホルン「リベリアン!ハルトマン!」 ウルスラ「す、すみません」 バルクホルン「あー、いや…すまない。姉のほうだ…」 俺「おいおい、うちの妹分をいじめないでくれる?…ったく、ま、そうだと思って。強度の高いフレーム見繕ってさらに補強しておいたぞ… 向こうのにの格納庫においてあるから俺のバイク見に行くついでに一緒に行くか」
653 :
パシリな俺 :2011/01/06(木) 00:24:03.27 ID:SgFlYXRQ0
バルクホルン「バイクなんて持っていたのか俺」 俺「はい。まぁ、市販のバイクをいじったものですがね」 俺「んじゃ、向こうの格納庫に……いくぞ〜!!」 シャーリー「じゃあ私は自分のバイク取りに行ってくるな」 俺「りょーかーい」 バルクホルン「……それとウルスラ中尉」 ウルスラ「? ハイなんでしょうか」 バルクホルン「……俺のことを兄様と呼ぶようだな」 ウルスラ「?? はい、それが…なにか?」 ばるくほるん「そ、その……な、なんだ……わ、わたしのことをお、お・・・おね「ハーイストップートゥルーデストォップ」もがががぁ!」 ウルスラ「??? ね、姉さま。 バルクホルン大尉が…」 俺「ほ、ほら! 気にせずいくよ!ウーシュちゃん!」 ウルスラ「???? は、はい」 バルクホルン「もがぁ!もががががが!もがあああ!!」
654 :
パシリな俺 :2011/01/06(木) 00:29:40.19 ID:SgFlYXRQ0
―― 第501統合戦闘航空団基地 ハンガー・2番格納庫―― 俺「え〜っと……まずは…トゥルーデの銃は…あった。コレだ、ほい」 バルクホルン「すまないな俺、どれどれ……」 バルクホルンは俺から渡されたMG42を構え、撃鉄を起しトリガーを数回引き、 内部機構の細かな音を確認していく。 バルクホルン「……(ガチャ…カキン!)……完璧だ俺」 俺「感謝の極み…けどあんまり銃で殴らないでね? 補強しても限界はあるから あんまり壊しすぎるとマジデスコップもたせるからな」 バルクホルン「わかった。そんな状況にならないように努力しよう」 シャーリー「おーい!俺〜バイクもって来たぞー」 俺「ほいほい、えーっとオイルの選定だっけ?」 シャーリー「う〜ん、そうなんだけど。なかなかいいオイルが見当たらなくてさー 俺に聞けばいいのが出てくると思って」 俺「たしかシャーリーはエンジンをぶん回して走るんだったな…そうだな… 俺ならこの天然オイル……はだめだな。焦げ付くし…そうだ!このネオアトランティス印の対消滅オイルなんてどうでもがごご!」 ウルスラ「に、兄様それはダメ。ダメですからね? シャーリーさん、シャーリーさんのエンジンタイプにはこの種類のオイルがいいかと」
ノーチラス号wwww
656 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 00:32:09.60 ID:sKYfzPSB0
ダメー!空撃ちは撃針が傷んじゃう><
シャーリー「ふ〜ん……その対消滅オイルってのも気になるけど…このオイルで行こうか。ありがとうなウルスラ」 俺「……久しぶりに会った妹分からの扱いがひどくて泣きそうです」 エーリカ「あ〜、よしよし、俺は泣いていいんだよ? さぁ、私の胸に飛び込んでらっしゃい!」 俺「うう、エーリカちゃんはやっぱりやさしいなぁ〜」 バルクホルン「……本当にやったら……分かっているな俺」 俺「はいぜったいにやりません……ってなことで、オイル選定も終わったし…俺のバイクお披露目と行きますか」 シャーリー「おお!まってました!」 ルッキーニ「やんややんや!」 俺「ではご紹介しよう……俺が扶桑から取り寄せたバイクを改造に改造を重ねた自信作」 俺は近くにおいてあったカバーを勢いよく引っ張った。 シャーリー「こ、こいつは……!」 ウルスラ「わァ……!」 バルクホルン「これは!?」 ルッキーニ「……?」 エーリカ「……?」 俺「そう、これが俺の愛車……名づけて「OH-C ガーランド」ちゃんだ!」
まさかのガーランドwww
はいはいレーザーオーブガンレーザーオーブガン
ちなみにOH-Cの意味はO(俺)&H(ハンナ)C(カスタム)である。非常にどうでもいいんだな。 シャーリー&バルクホルン「「なんだこれぇぇぇ!!」」 俺「お、お前ら変なとこで仲いいな」 そこには深紅に塗装された……我ら扶桑皇国が誇る最高傑作バイク……H○NDA「カブ」が置いてあった。 シャーリー「……ぷくくくく……だーっははははははははははは!!」 バルクホルン「ほぉ……ふむふむ……」 ルッキーニ&エーリカ「「おーかっちょいいー」」 ウルスラ「…素晴らしいです」 シャーリーはカブを指差しながら大爆笑、トゥルーデは興味深そうに観察、エーリカとルッキーニは目を爛々と輝かせ、ウルスラはうっとりとしている。 俺「おい、シャーリーちゃんよ。いきなり大爆笑はひどいよ!」 シャーリー「ぐくくくく…いや…すまんすまん…まさか……こんな…だとは…プククク…」 俺「ぐぬぬぬぬぬ! なんか悔しい! こんな機能美と利便性だけを追及し尽くされ 洗練されたフォルムを笑うなんて!」 バルクホルン「……ふむ、質実剛健を絵に描いたような印象を受けるバイクだな」
661 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 00:41:08.63 ID:sKYfzPSB0
てっきりオーバーヘッドカムかと(ry
まあカブならリッターでロマーニャからスオムスまで走れるからな!
663 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 00:44:21.62 ID:sKYfzPSB0
カブさん舐めんな T○P GEARベトナムスペシャルでうん十年ノーメンテなカブでベトナム横断して最後には海まで渡ったんだぞ
俺「ほぉ、バルクホルンさんはいいこというじゃん! そう、こいつは整備性、耐久性を 重視して作られた。いわば、庶民のお供のバイクさ! な?ウーシュちゃん」 ウルスラ「はい。耐久性に富み低燃費でシンプルな構造をもつ自然空冷式単気筒OHCストロークエンジンは 優秀な低燃費エンジンでシンプルゆえ整備性もよく。定期的なオイル交換のみで長期の使用に耐えます ……まぁ、オイル交換しなくても走りますが」 シャーリー「はぁ!? オイル交換無しでか」 俺「オイルもオイルじゃなくて使用済み食用油でも大丈夫です」 エーリカ「え、しょ、食用油ぁ? うそだぁ」 バルクホルン「……そんなもので動くのか?」 ウルスラ「まったく問題なく動きますよ」 シャーリー「……ほんとにバイクかコレ?」 俺「はい、バイクです。ちなみに、ネウロイに蹴飛ばされて吹っ飛ばされても、瘴気に犯されててもエンジンは動きました」 シャーリー「……世界にはとんでもないバイクもあるもんだねぇ」 俺「ちなみにカスタマイズして通常モードのOで安全最高時速180km、サイドカーをつけれるようにアタッチメントを取り付けてある。 さらに、車体全体のフレームも強化してあるから最大積載量は400kgを超えるぞ!……運転できるかは別だがな」 シャーリー「ほぇ〜すげぇ魔改造してんなぁ俺。でもよ〜、さすがに180じゃあたしが持ってる記録の足元にもおよばないぞぉ?」ニヤニヤ
いちゃいちゃかけなくて筆が止まって死にそう しえーん
支援
667 :
パシリな俺 :2011/01/06(木) 00:51:14.76 ID:SgFlYXRQ0
俺「っふ……話をよく聞いておくんだなシャーリーちゃん…俺は「通常モードのOで」180kmだといったぞ?」 シャーリー「? どういうことだ?」 俺「コイツのもう一人の主……ハンナ・ユスティーナ・マルセイユ大尉用に調整した走行モードHに変更してやってストロークエンジンを補助に回して魔導エンジンを たたき起こしてやれば。理論値上は最高出力525馬力、最大トルク60.6kg、安全最高時速320kmを叩き出せるんだぞぉ!!」 バルクホルン「320!?」 シャーリー「なん……だと?」 俺「まぁ理論上はな。実際、320なんて出そうとすると強化フレームでも耐え切れずに確実に走行中に砕け散るからな。 リミッターかけてあっから290出ればいいってとこだがな!……あー、なんか説明すんので疲れた…飲み物とって くるけどご注文ある?」 バルクホルン「お、気が利くじゃないか。私は紅茶を頼む」 シャーリー「あたしは、アイスレモンティーなー」 エーリカ&ルッキーニ「「ジュース!」」 俺「おーけー、って、ウーシュはなにがいいよ?」 ウルスラ「私は一緒についていって決めます」 俺「あいよ了解。んじゃいってくるわ〜」 俺とウルスラが行ったのを確認したシャーリーはカブをいじりだす。
スト魔女の時代にエコバイクとか…パシリは未来に生きてんなw
669 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 00:51:57.87 ID:sKYfzPSB0
525馬力・・・だと・・・・
シャーリー「ふむ〜、こんなバイクが…ねぇ…」 ルッキーニ「えぇ〜かっちょいーよこれ! 虫みたいで」 シャーリー「いや、このバイクで私のバイクより早いってことがさ〜」 エーリカ「確かに、こんなちっちゃいバイクが出せるとは思えないよね」 バルクホルン「中の部品が特別とか、そういうことなのではないのか?」 シャーリー「ん〜、そうかもな……そうだ! 私のバイクとレースさせればすぐにわかるじゃん!」 バルクホルン「コラ!リベリアン! 人のバイクで勝手にレースなんてするんじゃない!大体、誰がこのバイクをうごかすんだ?」 シャーリー「そりゃ、お前に決まってるだろ」 バルクホルン「か、勝手に決めるんじゃない!」 シャーリー「ふんふん、燃料はある…オイルも大丈夫みたいだしタイヤも…問題なさそうだな キーも付いてる……お、コイツがモード変更セレクタか」 バルクホルン「だから! 人の話をきけ!」 シャーリー「いいじゃないかバルクホル〜ン。 お前だってコイツの性能に興味あるだろ?」 バルクホルン「ま、まぁ。 ない……わけではないが」 シャーリー「じゃあ、いいじゃん。一回だけ!一回だけだから!」
671 :
パシリな俺 :2011/01/06(木) 00:57:01.57 ID:SgFlYXRQ0
バルクホルン「それでもだめだ! まったく、人のものを無断で使うなどと カールスラント軍人のすることではない!」 シャーリー「……ふ〜ん、バルクホルン大尉殿は私と勝負して勝てる自信がないとみえますなぁ」ニヤニヤ シャーリー「あ〜あぁ〜、勝負するのすら怖いか〜。……知ってるか? リベリオンじゃそういう奴のことを こう呼ぶんだ『Chicken, McFly!(腰抜けのマクフライ)』ってな!」ニヤニヤ エーリカ「…あ〜あ、いっちゃった」 ルッキーニ「うじゅ〜」 バルクホルン「ふ、ふふふふ、こ、腰抜けだと? このゲルトルート・バルクホルンが腰抜けだと? ……いいだろう!シャーロット・E・イェーガー大尉!表にでるがいい!勝負だ!」 シャーリー「はいは〜い。じゃ、十分な距離がある滑走路に行きますよーマクフライさーん」 キャシャシャ! ドルルンンン! ドドドドド ドルルルルンンンンン……! そういい、バルクホルンをさらに煽りながら自分のバイクのエンジンを始動させ、 滑走路へと向かうシャーリー。 バルクホルン「リベリアァァァン!!」 ガルルゥン! ブロロロロロロ! ブンブンブゥゥゥゥゥゥ……! さらに咆哮をあげながらバルクホルンがカブを始動させ追う。
ルッキーニ「いっちゃったね」 エーリカ「うん、いいのかな…っま」 ルッキーニ&エーリカ「「おもしろうそうだからいっか!!」」ニシシ エーリカ「いこ!」ニシシ ルッキーニ「うん!」ニシシ
673 :
パシリな俺 :2011/01/06(木) 01:02:02.31 ID:SgFlYXRQ0
ってなわけでここで斬る! シャーリーもっといい煽り方あると思うんだけどふと思いついたセリフがこれとか俺ダメだ っていうかここのぶぶんってトゥルーデとちゅっちゅするだけのつもりだったのに何でながくなってんのかしら あと、俺の使ってるネタってなんか人とずれてる(主に年代的な意味で)気がしてきた ○ 支援感謝でした!!
674 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 01:04:07.59 ID:sKYfzPSB0
マクフライ全く関係ないワロタ乙
乙乙 よーし、俺も今夜くらいに投下できるようにちょっと煮詰めてこよう 今回のはいつもより痛くなりそうだからちょっと怖いお……色々と
あらかじめグロ注意とか流血注意とかいれときゃおk
鬼トルクw どこのWRCカーかと
678 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 01:19:16.52 ID:sKYfzPSB0
>>677 しかもカブだからね
100kg切ってるからね
元ネタのガーランドのスペックそのままつかってみたからねそれ ネタだから笑って流して
ひゃぁ、パシリが来てた、乙乙
ほ
明日の深夜に投下しにくる
じゃあ明日、というか今日の20時くらいから借りまする 長丁場になりそうだからもう少し早めにできそうだったら行くかも……
684 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 04:22:20.39 ID:vm0ndsGWP
レポートしなきゃならないのに、いつの間にかテキストエディター開いてるよおおおお
★We are KWA(Knocking Wall Agency)★ When you disgust but there is no muscle or wall to knock! Staff who forged with KWA hit the wall hard instead of you!! Of course, it is not necessary to prepare the wall!! The staff indiscriminately hits and rolls up the wall of the house near your house! 1hour 1200yen〜 It has no holiday during a round-the-clock year!! _ / jjjj _ / タ {!!! _ ヽ、 ,/ ノ ~ `、 \ The staff also is recruiting it at the same time!! `、 `ヽ. ∧_∧ , ‐'` ノ You who exists in muscle there. I want YOU!!!! \ `ヽ(´・ω・`)" .ノ/ It is easy work only of knocking the wall!! `、ヽ. ``Y" r ' i. 、 ¥ ノ `、.` -‐´;`ー イ
扶桑語でおk 漏れ「そういやあけおめ!」 坂本「あぁ、昨年は世話になったな」 漏れ「ん?何かしたっけ」 坂本「あぁ。主に掃除だが」 漏れ「それとマッサージだったか」 坂本「そうだ、お前のマッサージは良く効くぞ」 漏れ「えへへー」 坂本「特にミーナが絶賛していた」 坂本「いつも側に居て欲しいなどと言っていたぞ」 漏れ「…それ、本当か?」 坂本「? 本当だが」 漏れ「ちょっとミーナさんの部屋行ってくるッ!!」 坂本「おい!何故半裸に……行ったか…」
漏れ「准尉が来ましたよ!!」 ミーナ「ひぃっ!何よ急に…」 漏れ「マッスァージしにきました」 漏れ「肩?腹?背中?腰?指?首?股関節?股?腋?鳩尾?」 ミーナ「今はいいわ。…ところで、服はどうしたの?」 漏れ「えーっと、燃えた」 ミーナ「何をしていたのよ…」 漏れ「その、痒かったから掻いてたら発火して」 ミーナ「何言ってるのよ、とりあえず服を着なさい」 漏れ「予備などない!」 ミーナ「いいえ、朝に干してたでしょう」 漏れ「あれ?あぁ、あれはルッキーニが食べた」 ミーナ「そんな訳ないでしょう…」 漏れ「ですよねー」
漏れ「で、下腹部のマッサージします?」 ミーナ「でって何よ…今はいいって言ったでしょう?」 漏れ「マジで!」 ミーナ「もう何なの貴方は…」 漏れ「宮藤奥雪(兵43)」 ミーナ「書類整理の邪魔になるから出ていってくれるかしら」 漏れ「なんて事だ…!華麗にスルーさr ミーナ「出ていってくれるかしら」 漏れ「は…ひゃい喜んで!あっ!このゴミは捨てててておきkますにぇ!!」 漏れ「しつれいしました!」 ミーナ「…」
坂本「どうだった?」 漏れ「ごめんなさい」 坂本「?」 漏れ「調子に乗ってごめんなさい」 漏れ「生まれてごむんなさい」 パッアアァァァン… 漏れ「 」 坂本「はっ…?おい、何をしている……?」 その後、脱皮した漏れはキビキビ働きました。
690 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 07:10:15.32 ID:US6l48kJ0
シャーリーたんBD再生機器欲しよシャーリーたんお休みなさいいいいいいいいいいいい
乙です
692 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 07:14:42.99 ID:Th1qfJbK0
壁代行www 向こうでもがんばってるんだなww
誰もいないなら投下しようと思うけど 誰もいないよね? いなかったら返事をしてくれ
694 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 07:16:13.26 ID:K6Bxz45m0
ダレモイナイ
バカめ!かかったな!
・・・じゃあ次から投下します
>>450 の続きです
あ、あと10分なにもなかったら僕は 射殺されたものと考えてください
〜あらすじ〜 異世界人の俺はウィッチになる 男でほうきに乗るウィッチなんてオレぐらいって? まぁ・・・そうだな それはともかく今回はローマで物資調達だ それがなにを間違ったかエイラとデートになっちまった!? とにかく何故こんなことになったのか、お話ししよう
〜ローマ到着〜 シャーリー「確かここだったよな?」 ルッキーニ「うん、ここはなんでもあるんだ!」 俺「雑貨屋・・・か」 確かに品揃えはよさそうだ 〜店内〜 俺「へ〜、確かになんでもあるな」 ルッキーニ「えへへ、すごいでしょう」 エイラ「サーニャに何かプレゼント〜」 俺「・・・そうだ、サーニャは何か欲しいって?」 エイラ「いや、夜間哨戒明けで寝てるヨ」 そう言ってエイラは棚をあさる 俺「そっか、オレもなんか買った方がいいかな・・」 エイラ「え・・!あ、いいんじゃないカ?」 エイラ『アレ?なに気にしてんダ!?・・・ワタシ』 俺『エイラにもなんか買うかな・・・』
―――― シャーリー「ふぅ・・こんなもんか」 買い物終了、今回は寄り道はせず食料からだった 今回は?前なんかあったのかな・・・ ルッキーニ「ねぇー残ったお金使っていい?」 シャーリー「そうだな、時間もあるし」 オイオイそれっていいのか?って シャーリーはオレとエイラを見た・・・なんで? シャーリー「ほら、ルッキーニ」 ルッキーニ「わーい!!」 シャーリー「あと、エイラ」 エイラ「ん、サンキューな」 俺『アレ?オレは!?』 イジメか!?
―――――― 男A「あまり目立ってはいけません」 女の子「わかっています」 男B「いいですか、あなたはロマーニャ公国の・・・」 俺「ん?オッサン二人に、女の子?」 目立ってるなー、あれ シャーリー「・・・ん?ルッキーニ?」 ダダダダダ ルッキーニ「スーパールッキーニキィック!」 男A・B「ぎゃぁあ!?」 目を離した隙にルッキーニがそれはもう 見事な蹴りをかまして女の子の周りのオッサンをKOした 女の子「あれ?ルッキーニさん?」 ルッキーニ「うん・・・ってあれ、マリア?」
仕方無い、シャーリーたんとルッキーニの3人でブラブラしてやんよ
マリア「はい、お久しぶりです!」 ルッキーニ「なにやってるの?」 マリア「今日はお暇をいただいたんです」 ルッキーニ「そっかぁ・・」 ―――じゃあ行こう!!あ、はい! 俺「・・・・?」 シャーリー「ああ、あの子ロマーニャの公女様じゃないか?」 エイラ「はじめて見たんダナ」 ・・・いや待て 俺「じゃあ、あのオッサンって」 宮藤「ち、治療してあげた方がいいですよね」 シャーリー「侍従とかじゃないか?」 俺「・・・蹴られ損?」 エイラ「・・・ダナ」 あはははは・・・ドンマイ
〜そして〜 シャーリー「んじゃまぁ私は宮藤と行くな」 宮藤「え、はい!」 シャーリー「俺はエイラと行けよ、金は渡してあるからな」 エイラ「へ?」 シャーリー「じゃなー」ブロロロロロ ―――「ケーキ食べようぜ、この前の」「あ、はい!」 エイラ「おい、待てヨー!」 エイラ「・・・アイツら」 冗談だろ・・・ 俺「そんな・・・」 エイラ「お前もなんか言ってやれっ」 ああ、言ってやるさ 俺「集合時間は?」 エイラ「そっちかヨ!?」
704 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 07:37:44.75 ID:K6Bxz45m0
一応特殊部隊出身なのに・・・
〜そして現在〜 俺「・・・」 どうしたもんか・・・ エイラ「・・・」 会話が無い・・・いやここが男を見せる時だ!! 俺「あー、行くか?」 エイラ「・・うん」 あー、無理だ、前言撤回
〜イスパニオ広場〜 エイラ「ほらヨっ」 俺「ん、サンキュー」 オレの前にジェラードが差し出される ん、これうまいぞ・・・ 俺「なぁ、エイラ」 エイラ「ん?」 とにかくこの疑問はオレだけが抱いているのか確かめよう 俺「これ、デートみたいじゃね?」 エイラ「ゴホッゴホッ!?」 俺「・・!大丈夫か?」 エイラ「な、なに言ってんダー!?」 ふむ、やはり意識してるのはオレだけか・・・
〜トレヴィの泉〜 俺「後ろ向きに入れるんだってさ」 そらっ エイラ「みたいダナ」 えいっ エイラ「わっ!?」 エイラ『やべっ、落ちル!』 俺「おっ・・・と」 オレは手を握ってなんとか支える 俺「大丈夫か?」 ああ・・・手握っちまった エイラ「///あ、ありがとナ」ボソッ 俺「うん?」 エイラ「な、なんでもないっ///」
〜真実の口〜 俺「顔だな」 エイラ「そうダナ」 俺「嘘つきが手をいれると噛み千切られるってさ」 エイラ「・・・ドンマイなんダナ」 何故オレを見て言う!? まぁ・・・当たってるけどな ってコラコラ 俺「鼻に手を入れるんじゃない」 エイラ「・・・オマエだって」 な、なんの事だか? 俺「くすっ」 エイラ「ははっ」 ――――はははははっ
その後ルッキーニ合流したオレたちは 一緒にドームに登ることになった マリア「・・・やっぱり美しいですね」 ルッキーニ「うんローマの町がいっちばん!」 俺「綺麗だな」 エイラ「お姫様のお忍びデートって感じカ」 俺「いやマリアさんじゃなくて町が」 俺『それに綺麗っつたらエイラの方が・・・ってなに考えてんだ//』 エイラ「え・・ああ」 俺「ははっ・・・」 オレもこの町を世界を 俺「守れるかな・・・」 こんな毎日がずっと続けばいい、そう思った でも日常が壊れるのはいつだっていきなりだ
ルッキーニと合流です↑ゴメンナサイ −−−−−−−−−−−−−−−−−− ?『オマエがカ?』 俺『・・・!!』 ?『ひさしぶりだなぁ』 俺『嘘だ、嘘だ・・・』 心の中で可能性を否定する ?『逃げてばっかりのお前が守る?』 俺『・・・・・』 ?『ははははははははっ』 エイラ「俺?」 俺「・・・・・」 ウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウゥゥ その時けたたましい警報が鳴り響いた
エイラ「警報?」 ルッキーニ「ネウロイだ!」 エイラ「オイっ、俺!ネウロイだ!」 なにも耳に入ってこない 俺「・・・・・・」 ――――― 宮藤「いましたっ!!」 シャーリー「またあそかよっ!」 ――――― ルッキーニ「じゃあ、行ってくるね」 マリア「・・・はい、行ってらっしゃい」 エイラ「オイ!どうしたんだ俺?ワタシたちも・・」 オレはその場から動けない 俺「・・・・・・」 エイラ「・・・先に行くからナ!」
―――――― だめだっ・・・逃げなきゃ、あいつがいるんだ、ここに・・・ また?また逃げるのか? くそっ、どうしたら・・・どうしたらいい? ―――――― シャーリー「また、コイツか!!」ダダダダダ ルッキーニ「ローマの町は私たちが守る!!」ダダダダダ 空中ではウィッチが戦っている ネウロイは前回ローマに来た多少のステルス性能を持った 機体のようだ エイラ「・・・!!コイツ!」 エイラ「宮藤っ!!町の方にシールドを!!」 宮藤「え?はいっ!!」 そしてエイラの未来予知で見たとおり 『町』に向かってレーザーを放つ 宮藤「っくぅ!!」 ネウロイ「ウォォォォォォォォォォン!」
俺「・・・・・くそっ」 ―――――― オレは何をしている・・・ なんでここで立ち止まってる? やることは一つだろ? 動け!動け!動け!!! 俺「あああああああああああああ!!」 震える足に力を込めて叫ぶ 俺「よし、動く!!」 オレは掃除をしていたおばさんからほうきを奪い取る 俺「ちょっと借りるよっ!」 おばさん「ちょ、ちょっとぉ!!」 オレは外に駆け出して握り締めたほうきに力を込める 俺「行けぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 瞬間、俺の手元から魔力を纏ったほうきは大空に飛んでいった
―――――― エイラ「!?」 ォォォォォォォォン!? ネウロイの体が頭部を残し吹き飛んでいく シャーリー「ははっ、この攻撃は」 宮藤「俺さん!!」 そうして出来た隙を彼女は見逃さなかった ルッキーニ「行っけぇぇぇぇぇ!!」 そして唯一残った頭部を、コアもろともルッキーニが貫いた ォォォォォォォォォン ネウロイは光となって消滅する 宮藤「やった!!」 シャーリー「ああ!」 エイラ「ふぅ・・・」
空中で光が舞う 俺「当たったみたいだな・・・」 ふぅ・・・ 俺「ほうき星、なんてな・・・」 そりゃまぁ、いままでは散々逃げてきたけどさ もう逃げないよ、オレは・・・ シャーリー「俺―!助かったぞー」 ルッキーニ「俺かっこよかったよー!」 宮藤「さすがですね!」 エイラ「遅いんだよ・・・まったく」 俺「はは、結果オーライ!」
マリア「皆さーん、お疲れ様です!」 オレは・・・この世界がこの世界の人が好きだから 好きな人が出来たから 俺「もう、逃げないよ『悪魔さん』」 その後ルッキーニがマリアさんを連れて飛んでったり ゴハンにお呼ばれしたのは別の話 −続く−
はいここで6話は終わりです・・・ オレの冬休みも終わりです・・・ 宿題は終わりません・・・ まぁ、とにかく読んでくれた人がいたらありがとうございます 今回は話の内容のペースが速かったかと思います 読みずらかったらごめんなさい Wikiではもっと丁寧にまとめますのでそちらをどうぞ あともうすぐこの話終わるんですけど 最終話が今までのまったりムード皆無の怒涛の暴力戦闘シーン な上にライトノベル級の長さになってしまいました どこで何を間違ったのか・・・ なのでこちらには投下しないかもしれません それではまたどこかで〜
乙乙 車やバイクを「借りるぜ!」って言って奪ってくのはよくあるけど箒うばうのは始めてみたぜ…
盗んだ箒で走りだす〜♪
720 :
俺改め、ボク :2011/01/06(木) 10:53:35.70 ID:yi9eT0CH0
どうも、スカーレット・ウィッチを書いている作者でゴザル。 第5話が完成しましたので投稿してもいいでしょうか? 第6話も投稿したかったのですが・・・間に合わずでした。 ヘッポコな作者を許してくれー。
敵の数もぉ〜分かぁらぬままぁ〜
おっと、失礼 どうぞ
723 :
俺改め、ボク :2011/01/06(木) 10:57:09.84 ID:yi9eT0CH0
第5話はかなり出鱈目な所が有りますのでご注意。次から投稿しますー。
支援
って投稿しないのか?
726 :
俺改め、ボク :2011/01/06(木) 11:21:49.01 ID:yi9eT0CH0
第5話「過去と苦悩」 ――――――――――――――――ロシア魔導開発研究所の艦・研究室。 ヴィクトルが検査をするという事で船へ向かったボク准尉。 服を脱がされて上半身裸となり検査用ポッドに入っている。 研究員A「以上で検査終了です。」 研究員B「身体、魔力値、共に異常なし。」 ヴィクトル「結構、検査を終了する。」 ボク「・・・。」 検査ポッドが停止し、外に出るボク准尉。ヴィクトルが問いかける。 ヴィクトル「調子はどうかね?ボク准尉。」 ボク「大丈夫ですよ・・・先生。」 ヴィクトル「・・・その様子だと彼女達にあの姿を見られたという感じですね?」 ボク准尉は縦に頷いた。
727 :
俺改め、ボク :2011/01/06(木) 11:23:23.14 ID:yi9eT0CH0
>>752 親が雪掻き手伝えと言われて空けてしまいました。すみません。
ヴィクトル「良いか、ボク准尉。君は人間として捨てたのだ。」
ボク「・・・。」
ヴィクトル「君がネウロイに対する復讐心と強大な魔力で君を育てたのだ。」
ボク「・・・そんな事を言う為にボクを呼び止めた訳じゃないでしょう。」
キッと睨むボク准尉。ヴィクトルはクククッと笑う。
ヴィクトル「ああっ、そうだったな・・・ほれ。」
赤い液体が入っていたパックを渡す。ボク准尉は乱暴にとる。
ヴィクトル「それと、接近戦用の武器も作っておいたからいつでも持っていくがよい。」
ボク「・・・あんな姿になっても使いたくないよ。」
そう言い残して出て行く。
研究員C「Dr.ヴィクトル。ミーナ隊長、坂本少佐、バルクホルン大尉、シャーリー大尉、宮藤軍曹がお見えになりました。」
ヴィクトル「ああっ、直ぐそちらに行きますよ・・・」
728 :
俺改め、ボク :2011/01/06(木) 11:24:24.03 ID:yi9eT0CH0
――――――――――――――――ロマーニャ基地・港・ロシア魔導開発研究所艦の入口 ヴィクトル「ボンボヤージ。我がロシア魔導研究所の艦にヨーソロー。」 ミーナ「今日はボク准尉の武器とストライカーの説明を聞きに来ました。」 ヴィクトル「そうでしたな。・・・では、こちらへ。」 ミーナ達は船の中へと案内された。 バルクホルン「珍しい事もあるなリベリアン。お前が参加するなんて。」 シャーリー「んっ?ちょっとだけ気になる事もあるからさ。勘という奴かな・・・」 ――――――――――――――――ロシア魔導開発研究所艦の内部・整備室 ヴィクトル「この艦の一階がボク准尉のストライカーと武器の整備と開発を行っておる。」 宮藤「・・・随分と広いですね。」 ヴィクトル「ああっ、彼が安全に戦えるよう整備をしているのでしてな。」 クドクドと説明している中、バルクホルンとシャーリーは艦を見渡す。 この艦を見渡すと、ストライカーは勿論、銃や剣などの武器が製造されていた。 バルクホルン「(本当に色々な武器が製造されているな・・・。)」 シャーリー「(まるでこの艦全体が武器工場だな・・・。)」
729 :
俺改め、ボク :2011/01/06(木) 11:28:21.57 ID:yi9eT0CH0
ヴィクトル「では、ボク准尉のストライカーを説明しよう。」 運ばれて来たボク准尉のストライカーである。横に赤い三本のライン、カラーリングが黒である。 ヴィクトル「これが【Su-5ソニック】である。 膨大な魔力にも堪え切れる最新の魔導エンジンを小型化して搭載し長時間でも飛べる事が可能。 次世代のジェットストライカーと並ぶロシアのストライカーユニットなのだ。」 宮藤「このストライカーが・・・?」 ヴィクトル「ちなみにこれらの設計と開発は吾輩がやっとの思いでやり遂げたのだ。あの頃は、苦労したものだ・・・」 グスンッとハンカチで涙を拭いている。 ヴィクトル「見苦しい所をお見せしてすまん。次にボク准尉が使っていた二丁のカスタムショットガンだ。」 坂本「あの時は、ネウロイを至近距離から撃っていたな。」 ヴィクトル「コイツは連射性、高火力と優れ物の一品。名は〈ベルゼブブ〉と呼んでいるがな。」 ミーナ「ベルゼブブ。暴食の罪で魂と死者を操る蝿の悪魔ね。」 ヴィクトルの武器に名前をつける所が悪魔崇拝者と呼ばれる所以なのだろうか?
730 :
俺改め、ボク :2011/01/06(木) 11:29:15.29 ID:yi9eT0CH0
ヴィクトル「他に何か聞く事は無いかね?」 シャーリー「ボク准尉の、アノ姿について聞きたい事があるんだが、良いか?」 珍しくシャーリーの発言だった。しばらくの沈黙が続く。 ヴィクトル「・・・まぁ、いいでしょう。別の部屋でお話ししましょう。」 ――――――――――――――――ロシア魔導開発研究所艦・ヴィクトル私室 本棚や書類が多くある部屋だった。 本のタイトルが「魔術百科」、「魔界異聞録」、「悪魔事典」などと気味の悪い物ばかりだった。 ヴィクトル「彼の資料はそちらで渡されたとおりですがね・・・」 ミーナ「まずは、ボク准尉がオラーシャ出身というのは?」 ヴィクトル「ええっ・・・それは本当ですよ。母方がロシア、父方がオラーシャ人ですがね。」 バルクホルン「ハーフだったというわけか・・・ご両親は?」 ヴィクトル「ネウロイの攻撃で父が亡くなり、母は奇跡的に助かりましたが意識が戻らなくてね。 私が彼を保護して検査していくうちにウィッチとしての素質が解り、彼を育てましたよ・・・。 そう・・・普通までは・・・ね。」 坂本「普通までは・・・?」
しえん
732 :
俺改め、ボク :2011/01/06(木) 11:32:50.94 ID:yi9eT0CH0
ヴィクトル「彼が初めてネウロイと戦った時だった。 大軍勢のネウロイ相手にたった一人でボク准尉は戦った。 だが・・・苦戦を強いられてボク准尉はボロボロ。 その時だ。ボク准尉が突然、あの恐ろしい姿を変えて自分の鮮血で武器を作り、 魔力が付き果て様ともネウロイのコアを喰らう事によって魔力を回復してネウロイを叩き潰した。」 坂本「たった一人でネウロイを・・・」 ヴィクトルは不気味に笑いこう言った。 ヴィクトル「彼は自分の血を浴びた姿を見て、他の者からこう呼ばれ恐れられた・・・"スカーレット・ウィッチ"とな。」 容易に想像がつく。 たった一人でネウロイの大群を血で作った武器で破壊し、コアを貪るように喰らう。 あの恐るべき悪魔の姿。 ヴィクトル「彼はロシアの英雄ですよ。 大国にいる人々だって彼の事を褒め称えていた。 吾輩が育てた自慢のウィッチなのだ!!」 まるで子供のように笑うヴィクトル。
733 :
俺改め、ボク :2011/01/06(木) 11:34:42.64 ID:yi9eT0CH0
ミーナ「・・・一つ聞きたいのですが、ボク准尉があの姿になるのは?」 ヴィクトル「自分の生命力が危うい時にあの姿になるのだが、それ以上は解らんな。 それに、固有魔法だってあの姿にならんとできぬそうだしな・・・。」 坂本「・・・そうですか。」 ヴィクトル「さて・・・説明はこれでおしまいだ。 ああっ、それから本国から弾薬が支給されているから使っても構わんぞ。 とは言っても、数に限りがあるからな・・・」 ミーナ「お気づかいどうもありがとうございます。では、失礼します。」 ――――――――――――――――ロマーニャ基地・執務室 坂本「・・・ボク准尉の事だが、少しだけ見えてきたな。」 ミーナ「そうね。これであの幼さで非公式の撃墜数の謎が解ったという感じね。」 バルクホルン「だが・・・あのヴィクトルは何か、隠しているようだな。」 ミーナ「もう少し広く情報を集めてみましょう。」 坂本「・・・うむ。」 バルクホルン「そうだな・・・。」
仮眠取る前に支援
735 :
俺改め、ボク :2011/01/06(木) 11:38:01.80 ID:yi9eT0CH0
――――――――――――――――ロマーニャ基地・ボク准尉の部屋 月の光に照らされるボク准尉。 眠れないのか、窓の外を見ていた。 ボク「・・・。」 フッと自分の手を見ると・・・あの時の光景がフラッシュバックした。 両の手が血だらけ。大きな黒い翼。敵を刈る事の楽しいという気持ち。 月の光りが自分を祝福するかのように照らされた。雪が降っていたあの時の光景。 あれが・・・自分なのか?あれでは・・・ネウロイ以上の化け物。 ネウロイのコアを貪り、狂気的にネウロイを壊す。 でも、同情はしない。アイツ等が父を奪い、母を奪い、そして・・・・・・。 ボク「・・・・ッ」 歯を食いしばって泣くのを堪える幼き少年の姿だった。
736 :
俺改め、ボク :2011/01/06(木) 11:38:59.76 ID:yi9eT0CH0
これで、第5話終了〜。 ではでは、さようならー。
乙ギーチェ!
乙 雪かきがんばれ!
重ねて乙 投下しても?
740 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 12:11:09.80 ID:mZYuCJ+T0
Green Light!
741 :
十分俺 :2011/01/06(木) 12:33:56.69 ID:K5c6ESj70
>>534 より続き
ふわっと舞い上がった艶やかな髪が鼻にあたる。良い匂いだ。
坂本さんの髪の毛を撫でながら考える。こうやって抱きしめたのは何回目だっただろうか。
坂本「こうやって抱きしめられるのが・・・当たり前になってしまったな。」
坂本さんも同じような事を考えていたらしい。
坂本「一度目は私が泣いていた時か・・・。ふふ、お前の前ではどうも涙腺がゆるくなってしまっていかん。」
俺「いいんですよ・・・。他の人の前で泣けないなら、その分俺の前で泣けばいい。」
空軍に、501のブロマイド写真を売っていた人がいたが、その人も坂本少佐の泣き顔だけは手に入れられなかったらしい。
土方さんですら、少佐が大泣きするところを見たことがない、と言っていた。
・・・思わず優越感と言うか・・・なんかこう・・・頬が緩む。
坂本「むっ・・・笑うな・・・。あ、あんな姿を見せられるのは、お、お前の前でだけなんだからな///」
俺(うおおおおおお!!!!すりすりしてえええええ!!!だきしめてえええええ!!!)
考えるより先に、体が動いてしまった。坂本さんの体をよりきつく抱きしめる。
坂本「・・・っ///」ギュッ
坂本さんも強く抱きしめてきた。ちょっと苦しいが、それもまた気持ちがいい。
742 :
十分俺 :2011/01/06(木) 12:42:18.96 ID:K5c6ESj70
坂本「・・・んむっ」 坂本さんが目を閉じ、ねだるように唇を近づけて来る。 艶やかな唇はしっとりぬれていて、とても艶っぽく見えた。 坂本「んっ・・・ちゅるっ・・・ぷはぁ・・・」 俺「はっ・・・ちゅ・・・ふっ・・・」 ・・・どれくらいそうして居ただろうか・・・ 俺「けほっ、けほっ」 坂本「けほっ、ごほっ」 俺達は、酸欠になった。 俺「ごほっ、ごほっ・・・ハハ・・・ごほっ!」 坂本「はっは・・・ゴホッ!!はっはっは!・・・ケホッ」 坂本「接吻に・・・ゴホッ!!夢中で・・・ケホッ・・・酸欠に・・・なるとは・・・ゴホッ」 俺「俺達の・・・ケホッ! 脳みそは・・・足りてないんでしょうか・・・ごほっ!」 坂本「そうかも・・・しれん。はっはっは!」 俺(もう回復してるなんて・・・タフな人だ・・・)「ゴホッ!」
743 :
十分俺 :2011/01/06(木) 12:47:39.86 ID:K5c6ESj70
俺「はぁ・・・やっと止まった・・・。」 坂本「よ、よし///」 俺「さ、坂本さん?」 坂本さんは、大昔の奴隷のように俺の足元へ跪いた。 俺「あ・・・やべ・・・ゾクッと来た…じゃない!頭をお上げになってください!」 坂本「ほう・・・ここはすっかり出来あがっているようだがな・・・」スリスリ 坂本さんの手が、艶めかしい手つきで俺のズボンの股間の所を撫でまわした。 俺「っ・・・!!」 悲しかな、男の性で、マイサンはズボンでキャンプを始めてしまった。 テント張ってんだよ!言わせんな恥ずかしい!
744 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 12:51:52.85 ID:mZYuCJ+T0
_,, ィヵ / .|i .| ,/''/ /' il .ト、 / / /,' i .|卍`>' / /,' i .| / ノ:`ヽ /,' イ.| ' " X ノ /.,' .i .| / イヾO / ,' i .|/ :/ / ,' 卍 i | :/ \ / ,' イ |/ \_,, ィ'⌒/ ,' i/ />、 ン::/ ,' ,-,ニ 、 /<ヽン / ,' / / ::ノ 〉-'"^' , / ,' / / :/ / , ' /レヘ/ ::/ / >、 (/ンヘ<(__;; イ-‐ァ ミ / / 7':::::/' 〉:: ノ ヾ /⌒ヽ,ィツ /:::/' ,-( ノ) ) ヾ / / ,ィツ、__)`ー(彳ヽ/ :ノヽ 'ー ' / ヽ、 ツ .:::) >、ヽ''/フ / .:>ー'" ⌒)ヘ(/:::::〉::: / (( ヽ--‐'"彡 '~"( ノ)) ヾ' `ー'ー' ヾ ..ミ ★壁破壊代行始めました★ ムカついたけど壁を殴る程度じゃ足らない、壁を破壊したいけど破壊する壁が無い、壁殴りが高すぎる、そんなときに! 東部戦線で鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに壁を殲滅してくれます! モチロン壁を用意する必要もありません!スタッフがあなたの家の近くの家の壁を無差別に破壊しまくります! 1時間 20ライヒスマルク〜 24時間営業 年中無休!
★壁直し代行始めました★ ムカついたけど壁を殴る壁が無い、壁を殴りたいけど殴る壁が無い、そんなときに! 壁直しで鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに壁を直してくれます! モチロン壁を用意する必要もありません!スタッフがあなたの家の近くの家の壁を無差別に直しまくります! 1時間\12000〜 24時間営業 年中無休! ||;,|/i /:/| ||;,|/i/://| ||;,|/;/;//| ||;,|/;/;//| _ r=、 ||;,|/;/;^'i:/| ;'、===ョ ゙iヽ\ ||;,|/;/;i ヽ | ! '゙i;:;:;;!/ /` i),,;);;.:/;/ヾ ` ̄`⌒゙ `,ノ 壁直し代行では同時にスタッフも募集しています ||;,|/;/;/ ゙|'ー-、,, ,;. 、,f 筋肉に自身のあるそこのアナタ!一緒にお仕事してみませんか? ||;,|/;/;//| | '" i ゙| 壁を直すだけの簡単なお仕事です! ||;,|///i:/| |,、 !, ! ||;,|// i:/| f,;==;'゙=i、 ||;,|/i /:/| /´ ,!! ,! ||;,|/i/://|/ ,;-'' `ヽ ゙; ||;,|/;/;//i i ヽ ヽ、 ||;,|/;/;//i i ヽ ヽ
746 :
十分俺 :2011/01/06(木) 12:56:58.68 ID:K5c6ESj70
坂本さんは、ズボンのファスナーをたどたどしい手つきで下して行った。 坂本「・・・///」 恥ずかしさからなのか、無言になっている。 坂本「・・・///」 坂本さんに真っ赤な顔で見つめられた俺のムスコは、どんどん逞しくなって中山きんに君だ。 あ、だめだ、それじゃあ俺のムスコはやせ細っちまうことになる。 そんなアホな事を考えていたら、 坂本「あむ…ん…あう…じゅぷ…ちゅるる…じゅるじゅる……」 俺「…っく・・・・!!!」 物凄い快感が押し寄せてきた。
747 :
十分俺 :2011/01/06(木) 12:59:02.04 ID:K5c6ESj70
唾液たっぷりの舌が、たどたどしい動きで先っちょを舐めまわす。 そして直後のダイソン吸引。・・・いや、ここは・・・いいや、やめておこう。 我慢汁が坂本さんの口の中へと消えてゆく。 坂本「じゅっじゅっ…ん…んんっ…んっ…」 坂本さんの上目遣いの片目が、とても興奮する。 俺「……ああっ…もう………っ」 坂本さんの頭が前後する。黒髪の中で見え隠れするうなじを見ていると、思わず喉の奥に突き立てたくなる。 坂本「・・・ふふっ」 眼帯を付けてない方の目が、いたずらっぽく光った。
748 :
十分俺 :2011/01/06(木) 13:05:24.49 ID:K5c6ESj70
俺(まだだっ・・・!まだ、終わらんよっ・・・!!) 何とか射精しまいとして、坂本さんの頭を思わず突き離そうとした。 だが、ビクともしない。 坂本さんが、唾液と我慢汁でヌラヌラになった頭を上げた。 『駄目だ!はっはっは!』 坂本さんの目はそう言っているようだった。 俺「うっ・・・ほんと・・に・・・」 力を振り絞って坂本さんの顔を離そうとする。 がしっ 坂本さんに腰に手を回され、がっちり掴まれてしまった。いわゆる『だいしゅきホールド』だ・・・じゃねえ! 俺「う・・・おっ・・・!!」 びゅくっ びゅるっ 坂本さんの口に、おもいっきりブチまけてしまった。
749 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 13:11:07.58 ID:8EOA1Zs20
壁だー 壁もってこーい
750 :
十分俺 :2011/01/06(木) 13:13:02.20 ID:K5c6ESj70
坂本「はっはっは・・・」 俺が果てた後、坂本さんの満足そうな顔があった。 俺「はあ・・・はあ・・・」 俺の波動砲は発射を終えて、クールダウンしている。 坂本「もう、とは言わせないぞ・・・ほら、私はまだ満足していない・・・」 坂本さんが切なそうな声で、軍服を脱ぎ、スクール水着をずらして自分の秘所を弄り始める。 坂本「っ・・・はっ・・・お・・・れ・・・・」ビクンッ 悶えながら切なそうに俺の名前を呼ぶ坂本さんの姿に、クールダウン中のWave-Force Artillery(カネガワ工業製)は強制チャージを始めてしまった。 俺(エンペラーヨシロー・・あなたは私に戦えとおっしゃるのですね…?)
751 :
十分俺 :2011/01/06(木) 13:19:57.16 ID:K5c6ESj70
俺「うおおおッ!!!!シャムラーイ!!」
坂本「よしッ!来いッ!!」
坂本「と、その前に・・・試してみたい事があるんだ・・・。」
俺「はあ・・・はあ・・・何でしょうか?」
坂本「え、ええと・・・扶桑の伝統、犬攻めというものをやってみたいんだ!」
俺「」
坂本「だ・・・だめか・・?」ウルッ
俺「わ・・・わかりました・・・やりましょう・・・。(こんな顔されたら・・・断れんッ!)」
坂本「そうか!、よし、じゃあ、さっそく命令してくれ!」
俺「は、はい・・・」
推奨BGM
http://www.youtube.com/watch?v=lDQ7hXMLxGc
752 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 13:22:02.94 ID:mZYuCJ+T0
まさかのレッドアラート! ウラ――――!!!!
うおおおおおおっ!壁ええええええええええっ!!1
━━=⊆/´‐ュ r‐ュ ̄`ヽ_rュ__「i_ _ ..r^ ̄ ̄ O  ̄ !‐─┴r‐,ュ‐^┬ ュ __ ,r''"´r' ´ 。。、────┴──.i/ヘ!ililllil li ! iニi二二二二二二iiiil二二il二二二iilili(´ (´ ゚<_> ──────‐ _,,.‐t‐┘______ _`'‐r‐rェ──────==r-‐''_"´_ ゚̄_ii r¬─‐ ュm二F! ,rェ──‐┴===^‐┴──────‐┴‐'──‐─┴^‐──┴──ヽ iγ ─、~^~^~◎~^~^~^~^~^~^~^◎~^~^~^~^~^~^◎~^~^~^~^~ r'´^`ヽ i i{i :O:i} ',', 」 _ ヘヘi¨i \ヽi i ヽ_,ソ'o ヾ ‐‐ 'rュ,r ─、_ェ_,r ─、_ェ_,r ─、 _ ,r ─、r‐ ,r ─、r‐ ,r ─、 ,r'´ `゙'-、 {:(O):} {:(O):} {:(O):} {:(O):} {:(O):} {:(O):} r' `゙'ゝ─ '-= ゝ─ '-= ゝ─ ' =ゝ─ '-= ゝ─ '-='ゝ─ ' '" ★壁破壊代行始めました★ ムカついたけど壁を殴る程度じゃ足らない、壁を破壊したいけど破壊する壁が無い、壁殴りが高すぎる、そんなときに! ベトナム戦争で鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに壁を殲滅してくれます! モチロン壁を用意する必要もありません!スタッフがあなたの家の近くの家の壁を無差別に破壊しまくります! 1時間$20〜 24時間営業 年中無休!
755 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 13:24:28.06 ID:mZYuCJ+T0
ついに俺以外にも壁破壊代行がでてきたお 早速3時間ほど頼もうか
756 :
十分俺 :2011/01/06(木) 13:29:32.09 ID:K5c6ESj70
俺「で、では命令・・・で・・す・・・俺に尻を向けて、こ、交尾・・・し易いように・・・」 坂本「どうしたっ!ちゃんとやれッ!後、敬語じゃなくて良いッ!!」 俺「は、はッ!・・・命令だ!ケツを向けろ!ズボン脱げっ!!」 坂本「は・・はい・・・た、只今・・・」ゾクウッ 俺「へ、へへ、すっかり出来あがってるじゃねえか。ご、ご褒美をやろう。自分で入れるんだ!(こ、これでいいのか?)」 坂本「はっ、はい!ご、ご主人様//(何だこれは・・・ゾクゾクする・・・)」 俺(父よ…母よ…友よ…俺はいま、デゥーティを卒業する・・・ムードもへったくれもないけど) ヌプ・・・ 坂本「ど、どうだ・・・じゃなかった、どうですか?ご主人様あっ!?」 俺「まだ・・・くっ、入りきって・・・無いじゃないか・・・ッ!入れるんだ・・・。(ああ・・・気持ちい・・・)」 坂本「ああ・・・俺のが・・・ッ!」 不意に、結合部分から血が流れ出してきた。 俺「だ、大丈夫ですか!?坂本さん!」 坂本「し、心配するな・・・ほら、続きだ・・・」
757 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 13:30:19.85 ID:mZYuCJ+T0
もうSoviet March終わってHell March3に移っちゃったぞ!
758 :
十分俺 :2011/01/06(木) 13:34:47.53 ID:K5c6ESj70
俺「さ、坂本さん・・・」 坂本「なん・・・だっ?俺?今は行為のとちゅ・・・う・・・」 俺「坂本さんは、初めてが・・・っ、俺・・・で良かった・・・んっ、のですか?」 坂本「はっはっ・・は!口の・・・ああっ、中にぶちまけといて・・・」 俺「そ、それは・・・あの・・・」 坂本「良いんだ。初めては・・・俺が・・・良かった。ずっとお前だけ・・・はっ、見て・・・た・・///」 坂本「って何を・・・ああっ、言わせ・・・るんだ!こっ恥ずかしい・・・んっ」 俺「・・・うおおおおおお!!!!」 坂本「え・・・いきなり・・・何を??おい、ちょっ・・・あああああっ!!」ビクッ
759 :
十分俺 :2011/01/06(木) 13:41:09.90 ID:K5c6ESj70
推奨BGM(
http://www.youtube.com/watch?v=fjjt3eDHiXc )
俺「ほらっ!もっと・・・腰を動かしてっ!」ペシンッペシッ
坂本さんの形のいいお尻を、思いっきりひっぱたく。紅葉が付くが、なんか興奮する。
坂本「ひゃっ・・ひゃいいい!!!おし・・り・・・!!」
俺「んー?どうしたんですか〜?」ぺしっぺしっ
坂本「おひり・・・いいのおおおおっ!!!」
坂本さんは、長い黒髪を振り回しながら、普段の様子が想像出来ないぐらいの大声を上げていた。
俺「(すげえ取り乱しようだ)へっ、とんでもないマゾヒストですね、坂本さん。」ぺしっぺしっ
坂本「そ、そんな事は・・・ああっ!!」ゾクゾクッ
760 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 13:43:04.72 ID:mZYuCJ+T0
ああ、プリピャチでの激闘が蘇る・・・
\ _,,-‐'"ヽ. ∧ _∧ / _ \ノ\ ヽ ト、 /∧´・ω・) /∧_∧ ../ jjjj. \. ヽ_(⌒) _,,.. -‐'"ノ /ノ >‐个 、../ ( ´・ω・) / タ {!!\ `7⌒/'フ >,ノ--―‐‐' ̄ /_‐'´ \ / `ー、_ ノ ~ `\ ∨ ∨ >ミ .//' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ `ヽ. ∧_∧ , ‐'` \ { { / { 、 ノ、 | _,,ム,_ ノl \ `ヽ(´・ω・`)" ノ/ \∧∧∧∧∧/ /\ ̄ ̄ ̄ (;;゚;;) ̄ ̄旦 ̄\ `、ヽ. ``Y" r < 壁 >/◇◆\_________\ i. 、 ¥ ノ < 殴 >\\◇/◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆\ `、.` -‐´;`ー イ. < の り > \(ニニニニニニニニニニニニニ) ───────────< 予 代 >────────────────── ★壁殴り代行始めました < 感 行 > ∧__∧ __________ ムカついたけど壁を殴る < !!!! > __( ´・ω・` ):!::. :. . .....:::=≧=‐- 、 壁を殴りたいけど殴る壁 < > _/ .:ヽ :i::::::::/: /:::':.. .:..,. ''. :: `ヽ 壁殴りで鍛えたスタッフが /∨∨∨∨∨\-'´;.:.、... .: .:i :i::/: .:::..:,.‐''". . .:、 :. モチロン壁を用意する / ∧_∧ \ノ:. ..\. ヽ: , -‐''´ ..::: .. : .::l . :. スタッフがあなたの家/ (´・ω・`) _、_,,_,,,. \ ` ヽ、::/ .:::、:.. .. . :. .::i ...: 家の壁を無差別に/ /´`''" '"´``Y'""``'j ヽ. .\ :i::. . .::`''‐-=、ヽ、.:.. .:: :ノ 1時間\1200〜 / { ,ノ' i| ,. ,、 ,,|,,. 、_/´ ,-,,.;;l. \ :|: . .:: :.::::::::::::/゙"ヽ、:.:::´::. 24時間営業 / '、 ヾ ,`''-‐‐'''" ̄_{ ,ノi,、;;;ノ.. \:|: . . . :: :.:.:::::::::{::. ::;'`‐ .:: 年中無休!!!/ ヽ、, ,.- ,.,'/`''`,,_ ,,/ \ . . . .. .. .:.::..:.:::::::::::|::. .::i ..:::
おまえら真昼間からなにやってんだ 支援するがな!
763 :
十分俺 :2011/01/06(木) 13:46:58.60 ID:K5c6ESj70
坂本「ああ・・・!!もっと・・・もっとひっぱたいてくれ・・・!!」 俺「やっと素直になりましたか・・・ハハッ!!・・・んっ!(やばい、何か楽しくなってきた)」 坂本「ああ・・・っ!!俺の物が・・・私の中を・・・穿って,穿ってる…ぅぅっ!!」 俺「っああっ・・・行きますよ・・・坂本さん・・・っ!」 坂本「良いぞ…出してくれ・・!!」 俺「うあっ!!」 坂本「好きだ・・・大好きだ・・・!!好き好き好き!!俺!俺!俺!おれえええっ!!!!」キュムッ びゅくっ
ふぅ…。
765 :
十分俺 :2011/01/06(木) 13:51:55.66 ID:K5c6ESj70
俺「ガウスライフルうううううう!!!!!」
坂本「ジョインデューティいいいいいいいっ!!!!!!」
俺・坂本((あれ、何でこんなことを・・・))
俺「はあ・・・はあ・・・」クタッ
坂本「ああ・・・・ふう・・・・・」クタッ
俺「す、すみませんあんな事を・・・」
坂本「いや、いいんだ。私が言ったんだしな・・・それに・・・気持ちよかっ///・・・・っ〜!!」
俺「さ、坂本さん・・・・///」
賢者タイムBGM(
http://www.youtube.com/watch?v=-YsIW5s1MPc )
__,,:::========:::,,__ ...‐''゙ . ` ´ ´、 ゝ ''‐... ..‐´ ゙ `‐.. / \ 纏めて吹っ飛べぇぇぇぇ!! .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´ ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;................. .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ .' ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;...... ;;;;;;゙゙゙゙゙ / ゙: ゙゙゙゙゙;;;;;; ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............ ;゙ ゙; .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;............................. ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙ ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙ `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
767 :
十分俺 :2011/01/06(木) 13:58:35.99 ID:K5c6ESj70
坂本「こんな告白の仕方で済まない・・・だが・・・改めて言うぞ・・・・」 俺「・・・はい!!」 俺「愛してる・・・」 坂本「大好き・・・・」 俺「美緒・・・・!!」 坂本「俺・・・・!!」 ギュッ 俺達は汗まみれの体で、あつーい抱擁を交わした。 坂本「い、一生離さないんだからな!///」 俺「いいえ、俺は死んだ後もあなたのそばに居続けますよ。」 チュッ まだまだ続くんだぜえ
うっ……おうふ
えっ
770 :
俺改め、ボク :2011/01/06(木) 14:01:21.71 ID:yi9eT0CH0
白昼堂々、良い物見れました〜。御馳走様です。
771 :
十分俺 :2011/01/06(木) 14:03:48.37 ID:K5c6ESj70
隊長「で、俺達は・・・」 土方「ええ。飲み会ですね。男だけの。」 飛行士「じぐしょおおおお!!!なんで・・・なんでっ・・・!!!」 隊長「俺は・・・あいつはっ・・・!扶桑の魔女を誑かしたのに・・・っ!!」 飛行士「俺達には、女が居ねええええええッ!!!」 飛行士「何が悲しくて・・・・ムサイ男達だけで・・・」 バンッ ミーナ「ああっっっっ!!!あの扶桑じいいいいいいいいんんっ!!!」 犬「コロスコロスコロス!!!」 兵士達「」 飛行士「とりあえず・・・我らの同志のようだ。どうだね?ウオトカでも。」 ミーナ「うおおらあああああっ!!」ガボガボ 飛行士「す、すごい飲みっぷりだね・・・同志。」 犬「さけだああ!!!さけもってこいいいい!!!!!」
772 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 14:04:48.13 ID:mZYuCJ+T0
これは真・魔王であるジュンジュン召喚の予感―――!
773 :
十分俺 :2011/01/06(木) 14:10:07.84 ID:K5c6ESj70
土方「み、ミーナ中佐・・・クロステルマン中尉・・・・。」
ミーナ「ああ゛っ!?」ギロリ
土方「な、なんでもございません・・・」
飛行士「ちくしょうッ!歌うぞっ!!俺達も命がけで戦ってんだ!」
飛行士達「「「おおおおおおおッ!!!」」」
(
http://www.youtube.com/watch?v=tGEz31RA4es )
飛行士「勇気!義務!名誉!」
土方「苦しい時には彼らを呼ぼう」
皆「「「この暮らしを守るため!」」」
隊長「我らの頭上に 毎日 ひるがえる」
皆「「「旗のため、全てを投げ打つ!」」」
飛行士「死ぬにゃあいい日だ 目的?そんなの決まってる。」
ミーナ「正義の為、さ!」
飛行士「責務を果たすため お前も尊い犠牲を払うんだ。」
774 :
十分俺 :2011/01/06(木) 14:12:45.71 ID:K5c6ESj70
連合のため 僕は命を捧げる 戦争にも恋にも 手段は選ばず 死力を尽くしてこその命。 信じる言葉は 任務 勇気 名誉 毎日 それを胸に生きてんのさ! 死ぬにゃいい日だ。目的は明確。 正義のために戦うんだ! 責務を果たすため お前も尊い犠牲を払うんだ。 連合のため、俺は命を捧げる
775 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 14:13:28.04 ID:mZYuCJ+T0
さっきから選曲がツボすぎるので家に来て妹をファックしていいぞ
776 :
十分俺 :2011/01/06(木) 14:16:12.43 ID:K5c6ESj70
( 勇気 義務 名誉 ) ワシは天高く飛び 俺らの魂と 空でダンスさ! 僕に力を与えてくれ この戦争に勝つために! 死ぬにゃいい日だ!目的はばっちり! 正義のために、さ。 ( 勇気 義務 名誉 ) 責務を果たすため お前も尊い犠牲を払いな。 連合のため、俺は命を捧げる ( 勇気、義務、名誉 ) 死ぬにゃいい日だ。目的は分かってる! 正義のために戦うのさ! 尊い犠牲を払うんだ。義務のためにな! 連合のために俺は命を捧げる ( 勇気!義務!名誉! ) 連合のため、俺は命を捧げる! 男(と女二名)達の夜は、更けていく・・・・
778 :
十分俺 :2011/01/06(木) 14:27:19.97 ID:K5c6ESj70
>>775 ありがとう
一年後・・・・
俺『エイブルより全員へ。用意は良いか。』
僚機『ベイカー準備よし。』『チャーリ完了。』『ドッグ、エージー、フォックス、完了。』
俺『それでは行くぞ・・・。全機、発進。』
僚機『ネウロイ発見、攻撃許可を。』
俺『攻撃、許可する。ペアを援護してやれ。』
僚機『了解。お願いします。ウィッチさん。』
ウィッチ『りょーかい!それっ!』
俺「坂本さん、お願いします。」
坂本「任せろっ!!」
坂本「烈 風 斬!!」ゴウッ!!
僚機(すげえ・・・あれが・・・・扶桑の父母・・・・)
お姉ちゃんが
>>775 の家にMe262でかっ飛んで行きました
お姉ちゃん「妹はいねがぁー!!」
781 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 14:28:56.58 ID:mZYuCJ+T0
ヒャッハー、フォネティックコードがWWII米軍式だぜー こまけぇ!
782 :
十分俺 :2011/01/06(木) 14:36:33.33 ID:K5c6ESj70
一年後、俺と坂本さんはまだ戦っていた。 坂本さんの魔力はもう、無いに等しい。だが、並はずれた身体能力のおかげで、飛行機の上で戦う事が出来た。 アドリア海の海戦で、ウィッチと航空機のペアが大活躍した。上層部は、これをとても喜んだらしい。 そして、これが特殊混成戦闘団、「ストライク・ランツェスペッツァーテ」が結成される原因となった。 ・・・語呂悪くないか? まあいい、この戦闘団はウィッチと普通の戦闘機がペアを組むという、今まで誰かが考え付きそうで、実行に移せなかった作戦だった。 これによって上層部はメンツを回復したと言うが・・・・ まあ、そんなのはどうでもいい。 俺は、坂本さんが空を飛べる事を喜んでいるのが、一番嬉しかった。 俺「・・・坂本さん。」 坂本「何だ?」 俺「愛してますよ。」 坂本「・・・私もだ///」 それと、俺達は扶桑海軍の両親と呼ばれるようになった。語呂悪っ。 fin
乙乙、もっさん可愛い!!
784 :
十分俺 :2011/01/06(木) 14:43:08.90 ID:K5c6ESj70
785 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 14:43:48.76 ID:mZYuCJ+T0
何故にEDが2なんだよwww乙
十分さん同士カーチャンに負けずよくがんばった! 感動した! 壁返せ!
787 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 14:45:15.00 ID:mZYuCJ+T0
>>786 今いろんな意味で壁を作りたくなるSS書いてるから持っててくれ
>>787 馬鹿な…
これ以上寒くなったら俺死ぬ…
★壁直し代行始めました★ ムカついたけど壁を殴る壁が無い、壁を殴りたいけど殴る壁が無い、そんなときに! 壁直しで鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに壁を直してくれます! モチロン壁を用意する必要もありません!スタッフがあなたの家の近くの家の壁を無差別に直しまくります! 1時間\12000〜 24時間営業 年中無休! ||;,|/i /:/| ||;,|/i/://| ||;,|/;/;//| ||;,|/;/;//| _ r=、 ||;,|/;/;^'i:/| ;'、===ョ ゙iヽ\ ||;,|/;/;i ヽ | ! '゙i;:;:;;!/ /` i),,;);;.:/;/ヾ ` ̄`⌒゙ `,ノ 壁直し代行では同時にスタッフも募集しています ||;,|/;/;/ ゙|'ー-、,, ,;. 、,f 筋肉に自身のあるそこのアナタ!一緒にお仕事してみませんか? ||;,|/;/;//| | '" i ゙| 壁を直すだけの簡単なお仕事です! ||;,|///i:/| |,、 !, ! ||;,|// i:/| f,;==;'゙=i、 ||;,|/i /:/| /´ ,!! ,! ||;,|/i/://|/ ,;-'' `ヽ ゙; ||;,|/;/;//i i ヽ ヽ、 ||;,|/;/;//i i ヽ ヽ
790 :
十分俺 :2011/01/06(木) 14:53:53.44 ID:K5c6ESj70
>>787 支援
ちなみに元ネタ
オストマルク空軍機・・・STALKERの主人公勢
スオムス空軍機・・・「白い悪魔」シモ・ヘイヘ、スロ・コルッカ
カールスラント・・・「ヨーロッパ一危険な男」オットースコルツィーニ、元ゲシュタポ、アイヒマン、aoeのモブ、マルリッツ
ガリア・・・・the saboteurの主人公
ヒスパニア・・・著名な「コンキスタドーレ」フランシスコ
リベリオン・・・COD主人公勢、half-life主人公
バルトランド・・・スウェーデン黄金時代の国王、グスタフ・アドルフとその宰相、オクセルシュルナ。ハッカペルはフィンランドの騎兵
オロシア・・・「metro2033」の主人公、アレクセイは最初にちょこっと出てくる父親の名前
投下したいのですが、よろしいですね?
792 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 14:58:25.67 ID:mZYuCJ+T0
>>790 もうコイツらだけで勝てるんじゃね・・・?
それにしてもリベリオンってソープとメイソン以外静かそうだなwww
ゴウッ
ぶっ飛んだ壁を修復しながら投下。 あらすぢ ロボ太君の頭がやばい事に
796 :
ネジがトンでる俺「前回は前スレ>>78からじゃい!」 :2011/01/06(木) 15:04:29.85 ID:uXzNzk2W0
俺「確かに俺はあっちこっちでひょいひょいと戦場に乱入したよ? それに君らからすれば訳の分からないものに乗ってたよ?」 ネウロイとの戦闘後、「俺」は四方八方からウィッチたちに囲まれてしまい あっけなく確保されてしまった。頭も腕も破損しているので強行突破も不可能だった。 俺「でもね、でもね?俺悪いことなんかしてないよ? だからね、これ解いてほしいなー、なんてオレはオレは切実な希望を吐露してみたり。」 そして今、彼は基地に連れて来られ椅子に縛り付けられてしまっていた。 ちなみにロボ太君はハンガーになんか入らないので滑走路脇に放置している。 バルクホルン「ふざけるな!!調べてみればお前、軍の人間でもなんでもないじゃないか!! 辞令まで偽造してここに来て、一体何のつもりだ!!」
797 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 15:04:57.85 ID:mZYuCJ+T0
支援じゃー!
俺「何のつもりと聞かれりゃあ答えてやろう! 俺は戦禍激しきロマーニャを守るべく、邪悪な敵を倒すべく 戦況を知る為に軍に潜入した!!何もやましい事は無い!!」 坂本「そんな戯言、信用できるわけが無いだろう!!」 俺「嘘などついていない!正義に嘘は不要なのだ!!」 バルクホルン「何が正義だ!私のストライカーをいじっていたな。 大方、何か仕組んで醜態を晒させて私達を追い出すつもりだろう!!」 俺「前にも言ったが俺は超!天!才!だ!! その気があるならそんな面倒な事しないでここら一帯吹き飛ばす!!」 片やロボ故の過剰な警戒。片や自身の誇りの為 尋問はひたすらに平行線を辿る。
シャーリー「おーおー、俺の奴すげーなー。 ウチの怖い3人を相手に一歩も引いてねーや。」ボソボソ エーリカ「まさかホントに持ち主だったなんて。私の勘も捨てたモンじゃないねー。」ボソ リーネ「でも、ホントなんでココに入って来たんだろう?」ヒソヒソ 宮藤「正義の為って言ってるのが本当だからじゃない?」ヒソヒソヒソ エイラ「そうだといいケドナー。タブンチガウダロ。」シレッ 今のところミーナ、坂本、バルクホルンの3人が俺を詰問しており 他は激しいやり取りを前にして立ち入れそうもないので後ろで見ている。
ミーナ「このままでは埒が明かないわ、質問を変えましょう。 あのロボットは一体何ですか?何処から入手したのですか?」 俺「超天才たる俺の魔法と技術全てを叩き込んで製作した最高傑作 対ネウロイヒト型兵器『最強無敵ロボ太君DX』だ! どっからかかっぱらったような言い方しちゃ困リンコ!」 坂本「あれだけの兵器を個人で持つなんてできやしないだろう 何を隠している!」 俺「ノー!俺嘘and隠し事なんかナーイ! 君達はその年で既に純粋な心を失ってしまったのか! オーマイガッ!!これもそれもどれもみーんなネウロイの所為だ!! 細切れにしてゲブガッ!!」 興奮して暴れてぶっ倒れる「俺」 やることなすことオーバーアクション極まりない。 坂本「ふぅ・・・、いつぞやのあいつのような事を考えているにしちゃ ずいぶんまぬけすぎやしないか?」
ロボktkr支援
なんだろう、この俺はぐるぐる眼鏡かけてそうだ
支援支援
ミーナ「そうね・・・あのロボ、ネウロイのコアを使っている様子も無かったわ。 とにかくしかるべき所に引き渡しましょう。」 バルクホルン「ミーナ!もしコイツが何かの陰謀の回し者だったら!」 ミーナ「落ち着きなさい大尉。あんな大掛かりな事 そう簡単に何回も隠せる物ではないわ。」 バルクホルン「それはそうだが・・・・でも!!」 坂本「ふむ・・・確かに引き渡しても問題なかろう。」 ミーナ「決まりね。俺さん。貴方は侵入者として然るべき所に引き渡します。 期日は明日。それまで独房に入ってもらいます。よろしいですね。」 俺「っつ・・わ、分かった。分かったからちょいと起こしておくれやすー!!」
基地内・独房へ続く通路 縄につないだ俺をバルクホルンが引っ張っていく。 バルクホルン「・・・本当に、何を考えている?」 俺「ロボ太君を悪者扱いされた怒りとココへのちょっぴりの好奇心。 あと昨日食ったキノコパスタがうまかったなーって事くらいかねー?」 バルクホルン「はぁ・・・何言っても無駄か・・・。 ここだ、入れ。脱走しようとしても無駄だぞ。」 俺「そんな卑怯で卑劣で卑俗で卑賤な真似するほど 俺は愚者ではなーい!!あ、グシャって何か踏み潰したような響き。」 バルクホルン「入れ!!!」グシャッ!! 俺「ギャン!!」 ガシャン!!
俺「っ痛ぅー。たんこぶが二つできて、さながら某ねz・・やめとこう。 にしてもだいぶピリピリしてやがる。なんかあったのかね? まぁ今はなんもできんし寝ちまおう。ぐごがー。」 当然ながら「俺」はかつて501に降りかかった災難を知らない。 マロニーという人物により501が解散に追い込まれかけた事。 そして彼が生み出したウォーロックというロボの事を。 バルクホルン「まったく、なんであんな変なのがあんな強力な兵器を・・・。 それにわざわざここに来るなんて。なんのつもりだ! まぁ今はなにも判断できん。何も無ければいいが・・・。」 だが501の方も彼の事を知らない。 「俺」が本当に一人であの巨人を作り上げた事。 本当に純粋にネウロイを倒すべく戦っている事。 そして・・・
支援
翌日・基地外(ああ!何か変な感じに!!) ミーナ「ではよろしくお願いします。」 「はい、確実に引き渡します。」 「よし、動け。」 俺「言わんでも動く。超天才に指図するな。」 自分がどうなるかも知れないにも関わらず「俺」の目は不敵極まりない。 「いいから乗れ!」 俺「はいはいはい。」 バタン!!ブロロロロロ・・・ ミーナ「・・・。」 坂本「どうした中佐?」 ミーナ「・・・いや、なんでもないわ。」
某ネズミに消されることを…
810 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 15:15:14.67 ID:mZYuCJ+T0
早漏だぞ 支援
車内 俺「ま、俺が十分な戦力になれる証明は簡単だ。 この力を見せて、舞い戻ってやるさ。」ボソッ そうつぶやく「俺」の手は僅かに淡く光る。 「何か言ったか?」 俺「いや、なーんも?」 「ふん。」 そして、俺が魔法使いの素質を秘めている事を 彼女らは知らなかった。
基地外ワロタw
ここで終了。何故にいつも最後で猿を食らうのだろう? 本家の(検閲)っぷりに追いつけない今日この頃。 おまけ 3話目にしていまさらな俺紹介 国籍:扶桑 身長:178cm 年齢:20才 固有魔法:魔法力によってあらゆる機械を作ったり弄くったりできる。 使い魔:最強無敵ロボ太君 使用武器:最強無敵ロボ太君 ストライカーユニット(代わり):最強無敵ロボ太君 通称つーか自称:超天才 実績:気にした事もない とにかく派手好き、目立ちたがりな正義のキ(ピー) 白衣にもじゃもじゃ頭がトレードマーク 固有魔法で作られたロボ太君は使い魔であり武器でありストライカーでもある。 とても魔法力は高い。けど(自主規制)なのでそれを感じさせない。 好物はアメ。
>好物はアメ 何かワロタwww
連続11回書き込んだらさる食らう 注意しよう
>好物はアメ。 糖分の摂りすぎでキ(ピー)になるのは本当だったのか…
なるほど・・・こいつが基地guyか・・・・
基地外って、もうたやすく使えないな
そういや既知外なんて言葉もあったな
皆いるか?
いるに決まってんだろ
皆って把握してるの?
今色々あってヤバいから騒ぎが落ち着くまでsage進行した方がいいぞ
E-mailの欄にsageでsage進行になるよ
ちょっとVIP見て回ってきたが、大変なことになってるな…
一体ナニが始まるんです?
とりあえずじっとしてよう…
★壁殴り代行休業しました★ || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ||冬期休業中| ||_____| | ::| _| ::|_
829 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 18:12:45.29 ID:lAncZHqR0
沢庵
休業か…… 壁殴りに就職しようと思ったのに…
じゃあちょっと早いけどはじめようかな? 予約いないよね?
大丈夫じゃね?
俺が予約しようか?
下げることだけ忘れなきゃ多分大丈夫
えっとね、今回29レス分目一杯使うから2時間半くらい占拠しちゃうのよ 9時くらいまでに急ぎがいたら譲ろうかと思ってるわけで
836 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 18:39:36.01 ID:8tpKCBTy0
よし、いないみたいなのでじゃあ行っちゃうぞ 毎回戦闘少なくて説教じみてて申し訳ないけどオナニーだから許してね! あと今回のはいつもよりアレな感じでイタいのでイタいの駄目なひとは逃げてね あ、あと避難所見てたら俺のを楽しんでくれてる人がいたみたいでものすごい嬉しかった、汗でた 前回までのあらすじ 501にやってきた緑色の俺がミーナさんに色々されてデレたよ! ネウロイに精神攻撃食らってへこんだよ へこんで特攻して右腕がもげたよ ミーナ「右腕もげてやんの、ばーか!ばーか!」 俺「馬鹿って言ったほうが馬鹿なんだい!ばーか!」 ミーナ「お前三回言ったwww……ぐわああっ!邪気眼がうずく!」 俺「直すわ、(^ω^)ペロペロ」 ミーナ「直った」 ミーナ「俺がうるさいから頭の上にマッサージ器あてて死ぬほどナデナデしたら 『ファー…ブルスコ…ファー…ブルスコ…ファ-』ってなった 最初は面白かったんだけど、なんかキモくなったので首元を横から思い切りチョップしたら 『モルスァ』みたいなこと言いながらすごい勢いで飛んで行った」 こっから続き
( ゚д゚ )
読んでないとわからないあらすじwww
前回アギトさんの黒いアレでミーナさんをヒィヒィ言わせたんだっけ?
―――― ――― ―― ミーナ『ねえ、おにいちゃん』 俺『なんだよ』 ミーナ『わたしね、おおきくなったらおにいちゃんのおよめさんになるの』 俺『……ばかだな、きょうだいじゃけっこんできないんだぞ』 ミーナ『えー、だってわたしたちほんとうのきょうだいじゃないからだいじょうぶって、ししょーがいってたよ』 俺『そうなの?』 ミーナ『そうだよー』 俺『そっか、じゃあおよめさんにしてあげるよ』 ミーナ『うん!じゃあやくそく!』 『ゆーびきーりげーんまーん、うーそつーいたーら 猛虎硬爬山 せんかいくーらわす』 『ゆーびきった』
俺『せんかい……』 ミーナ『しんじゃうね……』 俺『うん……』 ミーナ『おにいちゃんしんじゃいやだよ?』 俺『じゃあやくそく、まもらないとだめだね?』 ミーナ『えへへ、そうだね』 ミーナ『おにいちゃんだいすき』 俺『うん、おれも』 師匠『ったく、このマセガキどもは何をしてるかと思えば……おら、とっと鍛錬に出掛けるよ!』 俺『ししょうだ!にげろー!』 ミーナ『にげろー!』 師匠『待たんかー!コラー!』 俺『あははははは』 ミーナ『あはははははは』 師匠『コラー!胴着くらい着て行かんかー!』
―――― ――― ―― ミーナ『ただいま〜、お兄ちゃん♪』 俺『おかえり、どうした?随分機嫌良いな』 ミーナ『へへ、じゃーん、扶桑海軍から正式にウィッチとしてスカウトされちゃったー!』 俺『そうか、よかったな、一人前としてやっと認められたみたいだな』 ミーナ『もう!もっと喜んでよ!』 俺『ウィッチだなんだっつったって14歳の妹が戦場に行くってのに手放しで喜べるかよ』 ミーナ『へへー、うそつき、私が遠くに行っちゃうみたいでお兄ちゃん寂しいんでしょ』 俺『ッ!!ば、馬鹿言え!!』 ミーナ『ふふ、大丈夫だよ、お兄ちゃんの事も私が守ってあげるからね』 俺『そういう台詞は俺に一撃でも打ち込めるようになってから言うんだな』 ミーナ『ふーんだ、私だって軍で訓練積めばお兄ちゃんなんて相手じゃないもん、ストライカーだって貰えるんだもんね』 俺『はいはい、そうですか』 ミーナ『もう!それよりお兄ちゃんはどうするの?』
843 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 18:57:51.83 ID:8tpKCBTy0
俺『ああ、俺もな……ここに行ってみようと思うんだ』 ミーナ『なになに……土浦魔導研究所?』 俺『俺にもウィッチとしての素質があるかもしれないんだとお呼びがあってね、折角だから戦争の道具でもなんでも、俺は自分の強さを試したいと思う』 俺『18年間鍛え上げたこの技がどこまで、誰にまで通じるのか……知りたいんだ』 ミーナ『もう……お兄ちゃんてば強さ強さってそればっかり……私の事なんて全然考えてくれてないんでしょ』 俺『そんなことないさ、大きくなったらお嫁さんにしてやるって言ったもんな』 ミーナ『ななっ、あわわ、そそ、そんなこともう忘れてよー!恥ずかしいよー!』 俺『はっはっは、兄をあまり甘くみないことだな』 ミーナ『あわわ、そそ、そういえば師匠はまだ帰らないの?』 俺『さあ、あの人のことだからそのうちひょっこり帰って来るんじゃないかな』 ミーナ『私の立派な姿、見せたかったなぁ……』 ミーナ『3歳の時にカールスラントで拾って貰って……なにも恩返しできてないんだもんなぁ……』 俺『……』
844 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 19:00:07.47 ID:8tpKCBTy0
―――― ――― ―― 俺『はぁっ、はぁっ、はぁっ……ミーナ!!』 師匠『おう、俺か』 俺『し、師匠……いつ帰っていたんですか……』 師匠『ついさっきだよ、虫の知らせがあってね』 俺『師匠……ミーナが、ミーナが……』 師匠『ああ、医者から話は聞いたよ、スオムスで随分と酷い目に会ったそうだね……まあ、幸い命に別状はないそうだ』 俺『そ、そうか……よかった……』 師匠『だがね……』 …… 師匠『……だとさ』 俺『なん……だって……』 師匠『言葉通りさ、そういう事だ……』 俺『ミーナは……ミーナ自身は知っているのか』
845 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 19:05:30.60 ID:8tpKCBTy0
師匠『ああ……あの子は強いよ『戦場に身を置く以上覚悟は出来ている』ってな……泣き言一つ言わなかったよ』 俺『なんだよ……なんだよそれ……ふざけるな!!冗談じゃない!!どうしてミーナがこんな目に遭わなきゃいけないんだ!!』 師匠『あんたが怒ったところでどうしようもないだろうよ……』 俺『……誰だ……誰の仕業だ……まさか……』 師匠『……』 俺『師匠!』 師匠『……残念だが、あんたの予想通り相手は人間じゃないよ』 俺『……』 師匠『扶桑海にも現れた例の怪異……ネウロイって奴の仕業さ、よしな、あんたがどうこうできる相手じゃない』 俺『……』 師匠『おい、どこに行くんだい……俺!……待て!俺!』 ―――― ――― ―― 『ごめんね、お兄ちゃん……』 『ごめんね……』
846 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 19:10:23.14 ID:8tpKCBTy0
―――― ――― ―― 俺「……うっ」 ミーナ「あ、気がついた」 目が覚めると俺を見慣れた顔が見下ろしていた 俺の血で汚されてはいるものの既に乾いたブラウスを纏い、隣で揺れている火に照らされて優しげに微笑んでいる 上着のジャケットは俺の胸に掛けられている、これも乾いてはいるが俺の血で赤黒く染まっている 気絶したまま寝入ってしまったようだ、体感的に今は早朝と深夜の中間といったところだろうか 洞窟の奥から見える外はしとしとと降る弱い雨が薄暗い灯りに照らされている 俺「ミー、ナ……?」 ミーナ「なあに?」 俺「……ああ、ミーナか」 ミーナ「?」 目の前の女性が誰なのか一瞬混乱してしまった どうやら夢を見ていたようだ、過去の記憶……妹の「ミーナ」と師匠と3人で暮らしていた頃の記憶だ どうして今更……夢なんて滅多にみることもなかったのに 懐かしさと愛おしさを覚えると同時に、堪えきれないやるせなさに苛まれる 俺「そういえば、そんな事もあったな……」 ミーナ「どうしたの?」
847 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 19:15:19.19 ID:8tpKCBTy0
俺「いや、なんでもない」 不思議そうな顔をしているミーナをそのままに身を起こし、掛かっていたジャケットを手渡す どうやら膝枕をされていたようだ、起きあがった後に気がついて少し顔を赤くする 頬の熱が冷めるまでミーナの方を見ないようにと余所を向きがら夢の事を思い返す 俺(……ただ、夢に俺の記憶との齟齬がある感じがするのは、気のせいだろうか) それが何なのかまではわからないが、どうにもさっきまで見ていた夢から違和感を払拭できない 思い返してみても不自然な箇所は見あたらないが…… 俺(まあ……今考えたところで答えが出る筈もない、それよりも今は) 所詮夢の話だ、大した問題ではないだろう、頬の熱が冷めるのを確認してミーナの方に向き直る まずやるべき事は決まっている、夢だなんだとそんな手前勝手な事に拘っている場合ではない 己のしでかした事をよく省み、罪を償う事が第一だ 俺「すまない、今日は迷惑をかけた……本当に申し訳ないと思っている」 深々と頭を垂れる 何に対して謝っているのかすら分からないほど、申し訳ない気持ちで溢れそうだった とにかく今日は色々とありすぎた、謝ったところで何を許されるのかも分からないがとにかくそうせずにはいられなかった ミーナ「嫌」 答えるのは冷たい拒絶の声 予想していなかった訳ではないが、やはり現実に受け止めるとなるとそれなりに堪える 頭を上げないままの姿勢で続ける、できれば今のミーナの顔は見たくない
しえん
支援
850 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 19:20:30.99 ID:8tpKCBTy0
俺「そうか……当然だ、あれだけの事をしたのだ、到底許されるべき事ではない」 冷静に自分の行いを振り返る、今の冷めた頭ならよく考えられる 直接的ではないものの、暴力を振るった事に違いはない 治療目的とは言え、淫行に近い行為を強要した結果になった事に違いはない 不可抗力とは言え、ウィッチとしての死を眼前にまで突きつけた事も違いはない ああ、そういえば命令無視もしていた、他の事に比べれば大したことではないが重大な服務違反だ 馬鹿な事を言う、許される要因がどこにも見あたらない、言葉で謝罪した程度で許されると思っていたとでもいうのだろうか 俺(愚かしいな……甘すぎる……屑め……) 自分の軽率さに怒りを覚える 下らん、自分如きが人並みの権利で許しを乞う等とは片腹痛い 償いきる事などできるはずも無かろうが、かくなる上はミーナの望むべくをこの身で応える他あるまい 死ねと言うならこの場で首を刎ねよう、本来守るべきである対象にこれほどの事をしでかしたのだ、当人がそう望むのなら応えるべきであろう 所詮戦うことしか出来ぬ身だ、守るべき者に不要とされるのなら存在する意味もない ……あの少女のように 俺「なれば処遇は如何に」 ミーナ「顔を上げて」 俺「了解」
851 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 19:25:48.97 ID:8tpKCBTy0
覚悟を決め、目を閉じて頭を上げる 判決を待つ罪人はこういう心境なのだろうかと、場にそぐわない事を頭に浮かべて気を紛らわす ミーナ「……」 だが予想に反して判決の声は聞こえず、僅かに耳に届くのは火の中で爆ぜる枯れ木の音と自分に近寄る小さな足音 拳による制裁か……それも悪くない、と痛みを受け入れる為にわざと脱力する だが、俺を襲うのは痛みではなく体を前から包み込む柔らかい感触 俺「なっ……」 驚きのあまり声が出る、と同時に目を開くと自分の胸に顔を埋めて背に腕を回しているミーナが映る 状況が掴めない、何が起こっているんだ?俺の罪を裁くのではなかったのか? ミーナ「俺さん、さっきの話……覚えている?」 俺の胸に顔を埋めたまま、くぐもった声で顔合わせずに話し出す 喋る度に洩れる吐息が胸をくすぐり、少しこそばゆい 俺「俺を許さないという事だろうか」 ミーナ「ええ、このままでは許さないわ……だから許す代わりにお願いがあるの」 俺「何でも命令には従おう、言う事を聞こう、それだけの事をしてしまったのだ」 ミーナ「……そう、それだけもう一度確認したかったの、安心したわ」 胸から顔を離し、俺を見上げる
852 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 19:31:07.04 ID:8tpKCBTy0
ミーナ「お願いだから……もう私にだけは嘘をつかないで」 泣いている……この世の終わりを見てきたかのような悲しい顔で涙を流している 何故?俺に対する怒りで泣いている訳ではない……これは? ミーナ「もう貴方のそんな姿見ていられないの……お願い……私にだけでいいからもう少しだけ素直になって」 俺「な……何の話をしているんだ……」 ミーナ「戦いに行くのも止めない、無茶してもいい、傷ついてもいいから、私にだけは本当の声を聞かせて欲しいの」 あまりに予想外の状況に理解が追いつかない 何だって?嘘をつかないで欲しい?何を言っているんだ、自分は嘘なんてついていない 俺「すまん、何の事を言っているのか皆目見当がつかない」 ミーナ「嘘よ……本当は分かっているんでしょ?」 ……いや、わからない、わからない、わからない わかってたまるものか、わかる訳にはいかない、わかっていい訳がない 俺「すまないが……何の事を言っているのか……」 ミーナ「私気づいたの、今までずっと俺さんを止めようとしていた事……間違っていたって」 理解が追いつかない俺の言葉を遮って続ける ミーナ「止まれないわよね、今更……それなのにずっと私は自分の都合ばかり……」 俺「いや……それは俺の……」
853 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 19:35:22.31 ID:8tpKCBTy0
ミーナ「もう止めないわ、だからその代わり私も一緒に飛ぶって決めたの、俺さんの背負っているもの、私にも背負わせて欲しいの」 俺「俺の……?」 ミーナ「背負いきれなくなったら私が一緒に支えてあげる、溢れそうになったら受け止めてあげる、だから……もう一人で苦しまないで」 そういう訳にもいかない、俺の背負っている物は俺が始末をつけるべきだ いくら仲間……家族とはいえそんな負担を強いる訳にはいかない、これは俺自身の問題だ 声に出さずにそれを拒否する ミーナの言う事に理解は追いつかないが言っている事を肯定すべきか否定すべきかの判断くらいは出来ているようだ 俺「馬鹿な……そんな事許されるはずがない」 ミーナ「許される?誰に?」 俺「それは……」 誰にだ? ……そうだ、俺自身だ、俺自身がそんな事で人に甘える自分を許せない 108人の犠牲の上に成り立っているこの力、妹を見殺しにしたこの手 それ程に業の深いこの身で人に頼ろうなどしようものなら、彼らにも、妹にも申し訳が立たない 俺(そんな事……認めるわけにはいかない、分かるわけにはいかない) ミーナ「私、もう俺さんのいろんな表情見ちゃったわ……怒った顔、悲しい顔、嬉しい顔、苦しい顔、困った顔、照れた顔、笑った顔……」 俺「……」 ミーナ「これ以上隠す必要なんてないのよ?」
854 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 19:40:21.33 ID:8tpKCBTy0
確かにミーナには色んな顔を見られた、みっともないくらいに だがこれ以上もなにもそれ以上の表情なんて持ち合わせていない、何を言っているんだ…… ミーナ「私も色んな表情……見られちゃったし……恥ずかしいけど……」 泣き顔のまま頬を染めて少しだけ顔を逸らす、俺の頭に思い浮かべているのも同じものだろう 若干気まずい空気が流れるが、顔を戻しまた続ける ミーナ「だから……私も素直になることにしたの」 ミーナ「でも、その前に俺さんの声が聞きたい……それを聞いて安心してからじゃないと、私も素直になれないの」 俺「そうすれば許して貰える、というのは喜ぶべきなのだろうが……具体的にどう答えていいのか、申し訳ないことに見当もつかない」 ミーナ「うん、多分そうだと思った……だから今回だけ特別に教えてあげる」 俺「すまない……」 少し間を置いて、俺の背に回した腕に込める力を強くする 再び俺の胸に顔を寄せ、心音に耳を澄ますかのように顔を横に向ける ミーナ「ねえ、俺さん……」 ミーナ「……ここには私達以外誰もいないわ」 俺「……」 ミーナ「いいのよ?」 顔を合わせないまま、優しく、俺の心を抉るように、甘い声で、そう、告げる
俺「……」 俺(くそ……これだ、俺はこれを一番恐れていた) 師匠からいつか聞いた通りだ、女という奴は積み上げてきた全ての物の隣にいきなり座り込む だから俺は女子との関わりを極力避けて生きてきた……俺の矜持を折られない為に…… 冗談ではない、俺が弱い事なんて分かっている、分かっているからこそ心だけはそれを認めるわけにはいかないのだ ここで折れたら今まで耐えてきたものはいったい何だったという事になる ミーナ「辛かったわね、痛かったわね、苦しかったわね……でも、もう我慢しなくていいの、私がずっと一緒にいて受け止めてあげる」 俺「やめろ、そんな事を言うな、俺に甘い言葉をかけるな……」 自分の立ち位置の不安定なこの状況で、弱った所を立て続けに攻められた俺は抵抗する気力を失いつつある 苦虫を口いっぱいに頬張って噛み潰したような顔で必死にミーナの言葉から逃げるように耐える ミーナ「ずっとそうやって差し出された手を振り払って生きてきたのね……もういいの、貴方は一人じゃないのよ」 ミーナ「皆が拒絶しても私だけは受け止めてあげる、私だけはずっと俺さんの味方でいてあげられるから」 俺「な……何故そこまで俺に拘る……俺は……そんな価値のある人間ではない、真っ当な人間ですらない 戦いのみに逃げた愚かな戦鬼だ、その為に人としての未来も、姿も、欲も捨て戦場に逃げた」 人としての未来、という言葉にミーナは僅かに不安を覚えるが今は心の隅に仕舞っておく 俺「何故だ……何が目的だ……何故俺をそこまで追い詰める……」 ミーナ「……」
856 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 20:01:03.60 ID:8tpKCBTy0
一度目を伏せてから、覚悟を決めたようにもう一度俺を見上げ 正面から目を見据えて、確実に、伝わるように、静かに、だが、強く意志を込めて告げる ミーナ「貴方が……好きだから」 俺「……な」 なんだって?誰が何をどうだって? 空耳にしては悪質極まりない、ただでさえ状況に理解が追いついていないというのにどういう事だ 何が起こっている ミーナ「気づいたの……そうだったって、いつからかわからないけど…… 多分、シャーリーさんに言われてから……ううん、違う、もっと前から、その通りなんだと思う」 ミーナ「家族や仲間としてじゃない、男性として……貴方が好き、だから……」 状況の理解は相変わらず出来ていないが、ミーナの言葉だけはようやっと一部理解できた 俺「俺を……正気なのか……?」 さすがにその台詞は乙女の心に突き刺さったのだろうか 冗談混じりに眉をゆがませて不満を漏らす ミーナ「ひどい人、いくら何でもそんな答えはどうなのかしら」 俺「すまん……何しろそんな事を言われたのは生まれてこの方初めてだ、どうしたらいいのかわからない」 妹以外からは、という言葉は口に出さないでいた さすがにこの状況でそれを言うのは憚られると無意識の内に認識していたようだ
なんのためにペットボトルがあるか知ってるか〜い 支援
ちょっとデモンズウォール破壊してくる 支援
859 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 20:05:22.33 ID:8tpKCBTy0
ミーナ「正気……本気よ」 俺「……そう、か」 ミーナ「だから、貴方の事をもっと知りたい、もっと力になりたい、私もっとを見て欲しい、側にいたい」 ミーナ「だから……本当の気持ちを教えて」 やめろ、俺の中に入って来ないでくれ それ以上そんな感情論で俺の矜持を乱される訳にはいかない 許されるべきではない、俺が人から好意を受け取るなんて、そんなこと望んではいけない 無念の内に散っていった108人の英霊、己の望みすら果たせず俺の礎となった彼らが納得するはずがない 見殺しにした妹……妹の命を守れなかった俺がそんな幸せを手にしていい筈がない この身はすべて贖罪の為、そしてアギトの力を得た対価として人間を守る為に戦い続ける事で罪とのバランスを保っている 『では、501部隊の皆と暮らす生活は幸せではなかったのか?』 そうだ……俺は既に幸せを感じていた 既に彼らを、妹を裏切っていた……なんということだ……今更……そんなことに気づくなんて…… ならば俺が今まで保ってきた矜持とはいったいなんだったのか…… 俺は、一体何の為に…… ミーナ「今なら俺さんが何を考えているか、少し分かるわ」 ミーナ「ねえ、そろそろ……自分を許してあげて?私が一緒に背負ってあげるから、もう……終わりにしましょう」
860 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 20:10:16.63 ID:8tpKCBTy0
なんて女だ 悪魔なんて生やさしい代物じゃない、俺の壁を悉く打ち破りその中へ進入してくる 振り払おうにも振り払えない、心臓を鷲掴みにされているかのような恐怖と甘い誘惑を覚える 俺「あ……俺……は……」 俺の背に回していた腕を首に回し抱き寄せ、まるで子供をあやすかのように背中を優しく撫でる ミーナ「優しい人、もういいのよ……ね?」 俺「う……ぁ……」 声が出ない、声が出ない代わりに涙が溢れ出す 口が震えている、感情が言葉にならない、ただ涙だけが止め処なく溢れ出している 感情を制御できない、体も制御できない、全てが自分の意思から離れて勝手に判断し動き出す ミーナ「泣いていいのよ」 ずっと塗り固めてきた感情のダムに亀裂が入る 少しずつ漏れだした感情は亀裂から亀裂を呼び、遂には 俺「う……ぁぁ……あ……ああ、あああああああああああああああああ!!うああああああああああああ!!」 それを粉々に打ち砕き、破壊した 23年間溜めに溜めた涙……戦鬼として戦いに身を投じる前から拳士として弱さは、涙は見せてはならないと師匠からも教わっていた 師匠が妹を拾って来てからも、兄として強くあれと一度たりとも涙を見せたことはなかった ずっと、誰にも洩らさず、言わず、見せず、耐えてきたそれは 己の存在意義を見失い折れかけた心に、悪魔のような甘い優しさで優しく包み込んだミーナによって解き放たれた
ファー ブルスコファー ブルスコファー ブルスコファー
862 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 20:15:34.57 ID:8tpKCBTy0
…… 泣いた、飽きるほど泣いた、泣きながら感情を吐き出した ずっと辛かった、苦しかった 妹を救えなかった事、108人の無念を背負って戦わなければならない事 守るべき民に拳を向けられた事、ネウロイに見せられた守るべきだった妹に拳を向けられた幻 醜い戦鬼の姿、ウィッチと名乗ることも憚られる異形の体、他人からの奇異の眼 アギトとして力を得た以上、存在理由として全てを守るために強くあり続けなければならない 絶え間ない鍛錬、常に痛みと戦う体 本当はそんなものまで背負いたくなかった、妹の仇さえ討てればそれでよかった だが背負った以上は果たさねばならない、その責任感と義務感だけでずっと己を保ってきた 人に洩らしてしまえばそれもきっと崩れてしまう、自分は弱いから 師匠にも、妹にも、自分の弱さはずっと見せないようにひた隠しに耐えてきた 自分の弱さは自分が一番よく知っている、だからどんなに辛くても一人で全てを抱えてきた でもミーナはこんな自分についてきてくれると言ってくれた、支えてくれると言ってくれた、受け止めてくれると言ってくれた ……好きだと言ってくれた 一人で背負うはずだったのに……限界だった 嬉しかった、好きだと言われて嬉しかったから、拒絶することが出来なかった 胸の中を暖かい何かが満たしている……心地よくて、切ない、初めて感じる想い その感情に身を委ねて、ミーナの体を残された左腕で抱きしめて ただ、ずっと泣き続けた ―――― ――― ――
863 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 20:20:17.12 ID:8tpKCBTy0
どれ程経っただろうか、二人はまた火の隣に背中合わせで床に腰掛け膝を抱えている 互いに言葉もなく顔も合わせてはいないが、背中から全て通じ合っているような妙な暖かい感覚を覚えていた 俺「なあ……ミーナ」 ミーナ「なあに、俺さん」 俺「……」 ミーナ「……」 俺「……ありがとう」 ミーナ「うん」 俺は真っ赤な顔で俯きながら小鳥の鳴くようなか細い声で ミーナは膝を抱えて、頬を染めながら嬉しさを噛み締めるような声で、互いに確認した 洞窟から見える外はすっかり嵐も止み、既に朝日が差し込んで来ている 長い1日だった、とにかく色々な事があった、と俺は昨日から今日にかけて起こった事を反芻していた 俺「ミーナ」 再び声を掛ける 俺「さっきの、答えだが……」 ミーナ「……うん」 俺「俺に、少しチャンスをくれ」
支援
865 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 20:25:14.37 ID:8tpKCBTy0
ミーナ「チャンス?」 俺「その、俺を……だと言ってくれた……」 肝心の部分が聞き取れないが何を言っているのかは理解できる 俺「嬉しかった、本当に、自分がこんな事を言われていいのか分からないのに、俺は本当に嬉しかった」 俺「だが……俺は本当にそれを受け入れられる器なのだろうか、受け入れる事を許されるのだろうか、それがまだ俺にはわからない」 ミーナ「……うん」 俺「こんな俺に、そんな事を言ってくれたミーナに半端な覚悟で答えたくない、俺は俺の納得できる俺を見つけてから真剣に答えを出したいと思う」 ミーナ「……うん」 俺「すまない、面倒を掛ける」 ミーナ「本当にね」 俺「すまん」 ミーナ「……でも、待っててあげる」 俺「……」 ミーナ「本当の俺さんを私だけに見せてくれたから、そのお返しに待っててあげる、いつまでも、俺さんが納得するまで」
866 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 20:30:39.50 ID:8tpKCBTy0
俺「いつもの事だが……面倒を掛けるな」 ミーナ「ふふ、もう慣れたわ」 俺「そうか」 遠慮の無い言葉と笑顔、既に二人の間に壁は残っていないように見える これ以上の言葉はもう必要なかった、ならばこれからすべき事は決まっている 俺は立ち上がり、外へ向かって歩き出す ミーナ「何処へ行くの?」 俺「俺は、俺の役目を果たしに行く」 俺「ミーナへの答えはまだ出せない、俺自身戦う意味もまだぼやけたままだ、だが……」 ミーナを振り返り、笑顔で答える 俺「俺に出来る事は戦い続ける事だけだ、それだけは変わらない」 今までと同じ言葉だが、その中身は全く違うものに聞こえる 自傷的な言葉ではなく、前向きな意思が強く込められた進取の気性に富む言葉 ミーナ「ええ、知ってる……それを止めるつもりはないわ、でも……」 言わんとしていることは分かる ミーナの視線は俺の右腕……もう無い、右腕のあった所に向けられている
867 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 20:35:35.43 ID:8tpKCBTy0
俺「大丈夫だ、問題ない」 昨夜までの痛々しい「大丈夫」ではない、確固たる勝利への自信に満ちた「大丈夫」だ 俺「ミーナ、アギトにはまだ先がある」 ミーナ「えっ?」 俺「だが俺は拳士だ、本来であれば『心・技・体』揃ってこその拳士であると自負している、師匠からもそう教わってきた」 俺「だから、出来る事ならば『心・技』に欠けるこの力は余り使いたくない……だが」 再び顔を戻し前を向く 俺「そんな俺の矜持よりも、大切なものがあると……分かった気がする」 ミーナ「俺さん……」 俺「だから、見ていて欲しい……俺の変身」 そう、最後に言い残すと足幅を少し広く取り、軽く腰を落す 左拳を臍の辺りに当ててから、肘を起点にして腕を逆ノの字に振る ぎりぎりと拳を握る音がミーナの耳に届く 丹田の辺りに翠色の光が灯り、紅い瞳の如き賢者の石を中心に供えたベルトの様な物が姿を現す 賢者の石に左拳を当てるように腕を振り下ろし更に拳を硬く握り締める 俺「変身」
/^i r、 f^ヽ {´::::} /ー 〈 rー='ヽ. |::ー:l /::::::ノ ゝ=彡':} {::::::::', /:ゝ':/ r===、、 ',ゝ='::ヽ fゝ__ノ} /、:::::::,'、 '⌒ゝノ::\ ',::=シ::',ゝ_彡='、_ ̄ノ/ ヽ.::,'::,'::`丶、',::::::::ノゝ==シ \_ニ/7 `丶、ノハリゝ=='=ュエ≧≦ゝ=彡/ ヽノノ、i!レ'エ》三ゝ‐ノ ̄ヽヽ) |-j/久ノ、_jニスミヾテ/=、-くー---─--、_____ノ} <呼んだ? ィ |====、ノi{((c)Yフ/`ヽl川ハリ川Vリ }7:::::ノ /へ i }l ゝ=¨彡' {lリ八ゝ、ゝ、、_.≠´¨ / ヽヽイl、 lリ-=ノ / ゝ、、レ'´´¨ // __{{ |ゝ_彡'===、《 / ..// | //{ゝ、: ::::::::::ミ、::::::\jイ // 厂/ ∧ ヽ___彡' ノ / | // ゝ────==イ
賢者の石から放たれた翠色の光に包まれ俺の姿が変わる 右腕の欠けた濃緑色を基調とした外骨格、羽の様な茜色の帯、真紅の瞳 髑髏と飛蝗を混在させたかのような人外の顔貌と、額から生える金色の双角 左肩にはその双角と同じ形の紋章が紅く刻まれ 胸の中心には小さな黒色の紋様が描かれた物体が透明な装甲に被われている そして…… 俺「おぉ……ごおおおおおおおお……」 体を戦慄かせ、更に全体に力を込める 空気が振動している……僅かに洞窟内が揺れ、天井から砂が零れ落ちる 濃緑色の装甲に亀裂が入り、ぴしぴしと薄氷の割れるような音が少しずつ大きく、俺の体から聞こえてくる ミーナ「お、俺……さん?」 ぼろり、と亀裂の入った装甲が崩れ落ちる 俺「ごぉぉぉぉぉぉおおおおおおおぁぁぁぁぁぁあああああ……」 獣の唸るような、低い俺の声に合わせて装甲が次々と剥がれ落ち、その姿が露になる 今までよりも更に太く、力の滾る黒緑色の左腕 濃緑色だった装甲は赤銅色に変わり、どくんどくんとまるで溶岩の様に脈動し、僅かに蒸気を噴出している 胸に埋め込まれている黒い物体が、一度だけ火を噴いて洞窟内を明るく照らした バーニングフォーム 俺「……紅蓮……形態」 小さく呟いて、もう一度ミーナを振り返った
870 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 20:45:42.00 ID:8tpKCBTy0
俺「この姿は獣の一手……俺の体を限界以上まで使い魔に譲り渡す代わりにアギトとしての能力を更に引き上げる強化形態だ だがその代わりに俺の精神もより深く使い魔に侵され、闘争本能によって強く動かされる」 ミーナ「闘争本能?」 俺「そうだ、故に細やかな勁の調整や、八極の技を思うように振るう事が出来ない すべてを力と闘争本能で打ち砕くだけの、力による力の行使を目的とした形態だ」 俺「隻腕となった以上、新たに鍛錬を重ねなければ技を十分に振るうことは出来ない……だから、この力で奴を打ち砕く」 左拳を強く握り、力を見せ付けるようにミーナに突きつける 俺「貴女を守る為に」 ミーナ「……うん、行ってらっしゃい」 頬を染めて素直にそれを受け止め、笑顔で頷く もう疑わない、迷わない、互いに思うように素直に、戦い、語り、分かつ……それが二人の見出した今出せる最善の答えだった …… 朝日に向かって戦鬼が飛ぶ、己の右腕を落とした仇敵を討つ為に、己の矜持の為に 嵐の過ぎ去った朝の空は僅かに雲を浮かべ、水平線から昇る太陽に照らされて茜色に海と空を染める 俺「待たせたな……昨日は失礼した、戦士にあるまじき心持にて無様な戦闘を晒してしまった だが……今日はその分の汚名を返上できる事と手前味噌ながらに自負している」 まだ遥か上空に浮ぶ黒い影に向かって体を斜めに、左肩を向ける ゆるりと睨み上げ、左腕を上げ、指差し、告げる 俺「右腕の仇は取らせてもらう……さあ、一つしかない……お前の罪を数えろ!」
イメージBGM
ttp://www.youtube.com/watch?v=QxhM284q0CI 空を蹴り、ネウロイに向かって跳び上がる
向こうも俺を認識し急速に高度を下げてくる
複数の筒状の節から成る細長い姿、その筒の左右には半月状の刃の様な突起が施されている
先端の部分は円錐状に尖っており、眼のように赤く輝く砲台部分が二つ灯っていた
俺(俺の右腕を落としたのはあの刃か……ならば!)
体を反転させ左腕を振り上げる
こちらに突撃してくるネウロイを寸前で回避し、裏拳の要領で半月状の突起に叩きつける
ばぎん、と分厚いガラスの割れるような音と共に容易く砕け散った
俺「流石だな、力加減が全く出来ん、だが敵を打ち砕くだけなら申し分ない」
体の一部を砕かれ、甲高い悲鳴を上げながらネウロイが方向転換し再び俺に向かってくる
不思議な事にビームの類は撃って来ない、眼のように見える砲台部分も紅く輝くのみ
どうやら完全に近接戦闘でこちらを仕留めるつもりのようだ
俺「気を使わせているようだな、なればそれに答える他あるまい!」
左手を斜め右前に構え、体勢を変える
ネウロイとの接触の寸前に空を蹴り上に回り込んで、体の節目を掴み張り付く
振り落とされないよう両足で節目の細い部分を抱き込み、左腕に自由を得る
俺「ごああああああッ!!」
力のままに左腕を振り下ろし、周囲の突起を次々と砕いてゆく
甲高い耳障りな声を上げながら、俺を振り落とそうと速度を上げ、機動を捻るネウロイに負けじと足にこめる力を更に強める
しえん 俺△
874 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 21:05:49.70 ID:8tpKCBTy0
だが流石に高速で身を捻るネウロイに長時間張り付くのは至難の業、空へと放り出される 俺「ちぃッ……奴も力技だな……」 再び張り付いて突起を破壊しようと身を構える……が 方向転換しこちらへ向かってくるネウロイの姿が空に溶けるように見えなくなる 俺「なん……だと……?」 姿は見えないがその殺気だけは変わらず此方へ向かってくる 咄嗟の判断で身を捻り、機動から予測する接触位置から距離を取る 空気を切り裂くような音と共に何かが俺のいた場所を通り過ぎていった 俺「ステルス……そうか、これで俺の右腕を……だから気づかなかったのか」 僅かに周囲の空気が歪んでいるように見えることからおよその位置は何となくに理解できるが、近接戦闘を挑むには難儀な事この上ない なるほど、これではあの嵐で全く姿が掴めない訳だと今更納得する 俺「まずいな……これでは大見得を切って出てきた割には格好がつかん」 迫り来る見えない敵を殺気と気配だけを頼りに回避する 避けるだけで精一杯だ、とてもではないが拳を打ち込めるような隙が無い 俺「肉を切らせて骨を絶つか……この身体でよければくれてやろう、その代わりこの左拳がお前を打ち砕く」 導き出した答えは身を串刺しにさせて動きを捉えるというものだ 後のことは後で考えれば良い、生きてさえいればアギトの再生能力で死にはすまいだろうと考えた 殺気が迫る、真正面、俺の身体目掛けて突撃してくる
875 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 21:10:37.09 ID:8tpKCBTy0
……だが、ネウロイを襲うのは眼下から噴き上がる鉛の雨 見えない体から剥がれ落ちた装甲が白い破片となって空に舞い上がり、また耳障りな悲鳴を上げて逃げるように軌道を捻る 俺「……ミーナ!?」 MG42を構えて不敵に笑う、灰色狼の耳と尾を供えた赤い髪の女子が視界に入る 俺の隣までやってくると背中合わせに周囲を探る ミーナ「一緒に飛んであげるって、言ったでしょう?」 俺「はは、そうだったな」 ミーナ「敵の姿が捉えられなくて困っているのよね?私に任せて頂戴」 そう言って目を閉じる、青白魔力を纏い周囲を索敵する ミーナ「そこッ!」 目を閉じたまま真上に向けて発砲、バラバラと薬莢が零れ落ち鉛の弾丸が天を突くように吹き上がる 鉄を叩くような炸裂音と共に甲高い悲鳴が響き、白い破片が降り注ぐ 俺「流石だな」 ミーナ「当然よ」 背中越しに笑い合い、互いに背を預ける 二人を狙い何度も迫り来る見えない敵意を探り、その度に撃ち、削ってゆく 見るも無残にその身体を砕かれ、速度を落としステルス機能もほぼ失ったネウロイが二人の前に姿を現す
876 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 21:15:36.22 ID:8tpKCBTy0
ミーナ「俺さん」 俺「ああ」 ミーナ「貴方が決めて……強い貴方を私に見せて」 俺「承知」 背を離し、漆黒の身体を所々必死に空に溶かしながら飛ぶネウロイの正面に立ち塞がる 朝日はとうに昇り、空と海は茜色から紺碧色に変わり染められている ミーナの放った鉛玉によって半月状の刃はほぼ砕かれ、円錐状の頭部にも亀裂が走り、その中に赤々と輝くコアが視認できる 俺「右腕の恨みとミーナの願い、二人分の意思の力、受け取ってもらうぞ」 たん、と風に乗るように空を駆け正面から立ち向かう ネウロイも俺を認識し、崩れかけた身体でまた速度を上げる だがそれは先程の高速には遠く及ばず、容易く俺に姿を捉えられ、頭部をピンポイントで狙われる 俺「吻ッ!」 体重と遠心力を乗せた後ろ回し蹴りを放ち、割れた円錐状の頭部を蹴り上げる ごぎん、と鈍い音と共に頭部が更に砕け、コアが露出される 俺「加減の出来ぬこの身体でも打てる一招、その身に刻め」 浮いたネウロイの頭部が体勢を戻す為に、鎌首を下げる それに合わせて魔法を発動、両の足を空に強く踏みしめる
877 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 21:20:46.12 ID:8tpKCBTy0
身を屈め、振り子のように右足を回し、背を向ける だがん、と空を割るような震脚の音 紅蓮形態の力を渾身まで右足に練りこんだ、力による力だけを振り絞る為の震脚が響く 俺「ぜえええええええええええッ!!!」 露出したコア目掛けてその背と肩全体で、全ての力を乗せた当身を放つ 接触の瞬間にコアはおろか、漆黒の身体全体で吹き飛び、空へ舞い上がるネウロイ 舞い上がりながら白い破片へと砕け散り、紺碧の空へと消え去った 俺「……空氏八極門、小架靠法」 俺「鉄山靠」 破片を浴びながら静かに、赤銅色の戦鬼が呟いた 仇敵の撃破を確認した後、身から力を抜き変身を解く 紅蓮形態の影響からか、身体には火傷の様な跡が残っているがそれほど気にするような痛みは感じていない 疲労から両足に込めた魔力がぐらつき、体勢を崩しそうになるところへ銃を投げ捨てたミーナが抱きついて支える ミーナ「おかえりなさい……」 俺「ただいま……」 俺(右腕は失ったが、また別の大切なものを得た気がする……まあ、今はよしとしよう) ミーナ「えっ、何?」 俺「いや……なんでもない」
878 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 21:21:38.11 ID:8tpKCBTy0
すっかり日の昇った空でミーナに抱きかかえられながら基地へ向けて飛ぶ 帰ってから皆に右腕の事を説明するのが面倒だなと軽く鬱陶しさを覚えながらも 心満たす暖かいものの心地よさに頬が緩むのを止められ無かった ミーナへの気持ち、戦う理由、整理をつけなければならない事はいくつでもある ただ戦いへ逃げるだけでは何も変わらない、今まで分かっていはいたが向き合おうとしなかった己の意識を改めて認識し また一歩、先へと足を踏み出す準備を心のうちで進めていた 俺(過去の残滓は這い寄る微睡の這い寄るがごとく……か) 過去に囚われて未来を見ようとしていなかった自分を少しだけ恥じ ミーナの横顔を眺めながら疲れた身を預け、少しだけ眠る事にした 第2部 終
879 :
アギトの俺 :2011/01/06(木) 21:23:23.01 ID:8tpKCBTy0
とりあえずここまで もうね、なんていうかもうね、な感じなんだけどねふひひ 長々と占拠して申し訳無い……以前に人がいない気がする!! で、2部とか言っちゃってるんだけどどうなんだろう、ごめんなさいヴァー
乙 後日談で締めればいいんじゃないカ?
おつおつ sage進行だと居なくなるもんなのかね
乙乙
>>880 違うんだ、この後もお話が山積みなんだ……でへへ
乙 右腕無くした後治療行為と称してペロペロすると告られるのか憶えとこ
乙
乙です
887 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 21:36:26.46 ID:CqALDEyM0
乙 この後はあいてるのかな?
889 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 21:40:00.09 ID:CqALDEyM0
50分頃まで他に人がいなかったら投下しますね
乙乙。次はシャイニングだ /^i r、 f^ヽ {´::::} /ー 〈 rー='ヽ. |::ー:l /::::::ノ ゝ=彡':} {::::::::', /:ゝ':/ r===、、 ',ゝ='::ヽ fゝ__ノ} /、:::::::,'、 '⌒ゝノ::\ ',::=シ::',ゝ_彡='、_ ̄ノ/ ヽ.::,'::,'::`丶、',::::::::ノゝ==シ \_ニ/7 `丶、ノハリゝ=='=ュエ≧≦ゝ=彡/ ヽノノ、i!レ'エ》三ゝ‐ノ ̄ヽヽ) |-j/久ノ、_jニスミヾテ/=、-くー---─--、_____ノ} <右腕無いとかマジ勘弁だな! ィ |====、ノi{((c)Yフ/`ヽl川ハリ川Vリ }7:::::ノ /へ i }l ゝ=¨彡' {lリ八ゝ、ゝ、、_.≠´¨ / ヽヽイl、 lリ-=ノ / ゝ、、レ'´´¨ // __{{ |ゝ_彡'===、《 / ..// | //{ゝ、: ::::::::::ミ、::::::\jイ // 厂/ ∧ ヽ___彡' ノ / | // ゝ────==イ
乙っす
892 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/06(木) 21:50:00.28 ID:CqALDEyM0
では投下します
他の人みたいにイチャイチャは出てこないが、もう少し待ってくれ!
>>95 より
エルマ「ちょ、ちょっと大尉、どいて下さい! あれ? 寝てる……」
ヴァルター「zzzzz」
キャサリン「エルマと大尉はそう言う関係だったのかねー」
エルマ「ち、違いますっ!/// 見てないで助けて下さい!」
キャサリン「はいはい。今、助けるねー」
キャサリン「よいしょっと。ん? エルマ、顔赤いねー」
エルマ「そ、そんなことないですっ! これはお酒のせいですよ!」
キャサリン「ほんとかねー」ニヤニヤ
エルマ「か、からかわないでください!」
893 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/06(木) 21:55:00.47 ID:CqALDEyM0
――翌日、飛行場 今日は橋爆破の為の増援がカウハバ基地に到着する予定だ。 ハッキネン「あなた達が増援の陸軍のウィッチですね?」 ユーティライネン「はっ! 第12師団第34連隊第6中隊であります!」 ユーティライネン「私は中隊長のアリーナ・エディス・ユーティライネン中尉であります!」 ラガス「同じく第12師団第34連隊第6中隊所属のオルガ・ラガス少尉であります!」 ハッキネン「ようこそカウハバ空軍基地へ」 彼女たちは橋爆破の為に派遣された、スオムス陸軍のウィッチ達である。 ハッキネン「他の部隊は……来たようですね」 ハッキネン少佐の視線の先には、オラーシャ空軍の国籍マークを付けた飛行機がこちらへ向かってきていた。 その飛行機はオラーシャ航空隊の爆撃機、IL-4だった。 そのIL-4から一人の将校が降りてくる。 チソフ「オラーシャ航空隊第3独立飛行中隊、中隊長のチソフ中尉であります」 ハッキネン「ようこそカウハバ空軍基地へ。皆さん、歓迎します」 爆破作戦には陸戦ウィッチ中隊と爆撃機中隊が送られてきたのであった。
894 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/06(木) 21:59:53.71 ID:CqALDEyM0
――飛行場、いつもの場所 ヴァルター「今日も一段と冷え込むな」 チソフ「隣に座っていいですかな? 大尉殿」 ヴァルター「えーと、オラーシャ航空隊のチソフ中尉でしたか?」 チソフ「そうです。まさかこんなところで男の中尉に会えるとは、思ってもみませんでしたよ」 チソフはベンチに腰掛けると、煙草に火を付けた。 チソフ「女性ばかりの部隊では、色々と大変ではないですか?」 ヴァルター「慣れは怖いですよ」 チソフ「ハハハハ。確かに慣れは怖い」 チソフも頷きながら答える。 チソフ「ところで何を吸っているんです?」 ヴァルター「これですか? これはベロモロカナルですよ。オラーシャ産の」 チソフ「そんな物を吸ってるんですか!? さすがに私も吸いませんよ」 生産国のオラーシャ人の彼も「さすがにそれはないわ」という顔である。
895 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/06(木) 22:04:48.14 ID:CqALDEyM0
ヴァルター「では、そちらは何ですか? オラーシャ産ではないと?」 チソフ「これはミルデゾルテですよ。カールスラントの」 チソフはそのミルデゾルテをうまそうに吸っている。 チソフ「やっぱりこれですよ」 チソフ「オラーシャ人の私とカールスラント人の大尉が、互いの国の煙草を吸っているのも、おかしな光景ですが」 ヴァルター「そうですな……。でもオラーシャの中隊が何故こちらに?」 チソフ「大戦の少し前に我々はオストマルクに派遣されていました。ですが大戦が始まって……」 チソフ「カールスラント戦線で戦っていましたが、なんせあっちは激戦だ。爆撃機の出る幕はない」 チソフ「それで比較的優勢なこちらに来たわけです」 ヴァルター「はあ」 チソフ「おっと、もうこんな時間だ。それじゃ私はこれで。また明日」
896 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/06(木) 22:09:37.01 ID:CqALDEyM0
智子「やっと護衛任務に戻れるのね」 エルマ「そうですね〜。私、重いのは苦手で……」 ユーティライネン「今回の護衛任務、期待しています」 話しかけてきたのはユーティライネン中尉だ。 今回の任務で義勇独立飛行中隊は、陸戦ウィッチ達が空からの攻撃を受けないよう、護衛するのが任務だ。 智子「まかせて下さい。あなたがたにネウロイは近づけさせません」 ユーティライネン「それは頼もしい」 エルマ「あ、あの〜……」 ユーティライネン「なんですか?」 エルマ「ユーティライネンと言うことは、エイラちゃんのお姉さんですか?」 ユーティライネン「ええ、そうですよ。イッルとお知り合いでしたか」 エルマ「私が少尉だった頃に訓練所で会いました」
897 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/06(木) 22:14:52.25 ID:CqALDEyM0
ユーティライネン「イッルは私が昔にプレゼントした第一次大戦の英雄、 リヒトホーフェンの回顧録をあげてから、空軍に入りたいと思ったんですよ」 まさか数年後、イッルがエースになろうとは誰も予想していなかった……。 智子「で、そちらはラガス少尉ね?」 ラガス「は、はい! オルガ・ラガス少尉であります!」 ユーティライネン「腕は確かですが、少しばかり気が弱くて」 ラガス「中尉殿にはいつも助けられてばかりで……。本当に中尉殿は部隊の母のような方であります」 エルマ「でも腕は確かというのは、さすがラガス少将の娘さんといったところでしょうか」 ラガス「いえ、私はまだまだ未熟者であります」 ユーティライネン「それでは失礼します。また明日の作戦で」 智子「はい。それでは」
898 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/06(木) 22:19:12.68 ID:CqALDEyM0
――ハンガー エルマ「ラインハルト大尉、何をしていらっしゃるんですか?」 ヴァルター「整備だ。なんだか訓練の時に速度が落ちた気がして」 エルマ「ご自身で整備されるんですね」 ラーティネン整備兵「大尉殿はタンク博士に教わったそうですよ」 マッタネン整備兵「前の基地では“技術大尉殿”と呼ばれていたとか」 エルマ「へー、すごいですね」 ラーティネン「(ウィッチ達と仲良くしやがって……。大尉じゃなかったら殴ってたわ)」 マッタネン「(抑えるんだ! ラーティネン一等兵!)」 ラーティネン「(ですが伍長!)」 マッタネン「(君は死にたいのかね? 我慢だ……我慢)」
899 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/06(木) 22:24:02.16 ID:CqALDEyM0
エルマ「あの……、昨日のことは覚えていらっしゃいますか?」
ヴァルター「なんのことだ」
エルマ「い、いや、別に覚えてらっしゃらないなら結構ですっ! 失礼しました!」
エルマはハンガーを出て行こうとする。
ヴァルター「そういえば、昨日はすまなかったな。のしかかってしまって。重かっただろ?」
エルマ「い、いえ……」
ラーティネン「……」(#^ω^)ビキビキ
マッタネン「(おい! 感情が顔に出てるぞ!)」
>>896 の最初 足りないと思ったら抜けてた
――翌朝、ブリーフィングルーム
ハッキネン「第6中隊はこの橋に爆薬を……。第3独立飛行中隊はこの橋へ爆撃を……」
4つの中隊が集まり、ハッキネン少佐が作戦の説明をしている。
ハッキネン「……説明は以上です。それでは、解散!」
900 :
スオムス派遣の大尉 :2011/01/06(木) 22:28:04.02 ID:CqALDEyM0
今日はここまで 今回はただたんに史実人物を出したかっただけです…はい チソフ ソ連の中尉 高度6000m以上から落ちて、生還した人物 ユーティライネン エイラの元ネタの人のお兄さんが元ネタ ラガス 映画「タリ・イハンタラ」で登場 ラガス少将の息子さんが元ネタ
901 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 22:30:01.91 ID:mZYuCJ+T0
乙・・・ ってアウロラさんじゃねぇか>ユーティライネン兄
902 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 22:32:20.89 ID:CqALDEyM0
Wikiの個別ページの方にも解説のせておきますね この人は是非出したいと思った
乙
904 :
十分俺 :2011/01/06(木) 23:11:17.98 ID:K5c6ESj70
乙 宣伝で悪いが、十分俺のページを作らせてもらったぜ!
905 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/06(木) 23:12:06.87 ID:mZYuCJ+T0
おー、おつだな
乙ーwikiも賑やかになるな ところで次投下してもいいだろうか
どぞどぞ
ゴッ!!
909 :
テレポート俺 :2011/01/06(木) 23:33:00.32 ID:VK+8M0NM0
じゃあ投下させてもらいます。前々スレの
>>109 から
―――数日後、脱衣所
俺「ふ、ふ、ふふっふーん♪」
ガリアを襲撃したあのネウロイとの戦闘から数日が経ったある昼下がり、俺は風呂で疲れを癒していた。
いつもなら隊長の命令通り21時からしか入浴は許されていなかったのだが、今日はその隊長が何やら上層部に
呼び出されているらしいので、こうやってのんびり風呂に入ることができる訳だ。
そして、今日は俺と隊長を除いた501の皆で少佐の特別スタミナ強化訓練を行っているのでこの時間基地の中には実質俺一人だ。
なぜ俺が除かれているかと言うと、過酷な訓練で数日前の戦闘で負傷した傷が悪化すると戦闘に支障をきたす場合があるため
今日は大事を取って休養、との事だ。
俺「しっかしペリーヌは頑張ってんなー」
ペリーヌはただの魔力切れの疲労だったからか1日休むとそのまま見事復活し皆と一緒に鍛えてもらっているみたいだ。
ツンツンした態度はあの夜の出来事が嘘だったかのように何も変わらなかった。もしかして夢だったのだろうか…
910 :
テレポート俺 :2011/01/06(木) 23:38:56.79 ID:VK+8M0NM0
------------ 俺「ん?」 空を見てみると何だか雲行きが怪しい。少し身を乗り出してみると冷たい風が吹き思わず身震いした。 雨かな、と思ったら案の定ザアァァァァ、と俺に応えるように雨が降り出した。 あーこりゃ外で訓練してたらびしょ濡れだな、お気の毒に…いや、訓練中止になって喜ぶやつも出てくるか。 ん、訓練中止って事は皆戻ってくるな、俺もそろそろ上がらなければ。急いで腰にタオルを巻いて階段を下り俺は脱衣所のドアへ手を掛け… ガララ 「いっちば〜ん!」「にば〜ん!」「さ〜んばん!」「風呂くらいゆっくり入らんかお前ら!!」 「急に降って来るとは思わなかったねー」「うん、でもそのおかげでこうして皆とお風呂に入れるってのはよかったよね」 「今日はついてないな…これからだと言うのに」「全くですわ、雨さえ降らなければ私は今頃少佐と…」 「訓練中止になって良かったナ」「そんな事言っちゃダメよエイラ」 ……カールスラント軍人は同じ過ちを繰り返さないぜ! 急いでサウナの中にテレポートして助かった…正直かなり危なかったけどな。 もしここにいるのがばれたら今度こそ俺の首とかソレとか飛ぶかもな… よ、よし。このまま脱衣所までテレポートだ。頼むから脱衣所に誰もいないでくれよ…
911 :
テレポート俺 :2011/01/06(木) 23:44:42.30 ID:VK+8M0NM0
―――脱衣所 俺「…良かった、誰もいない」 まだ油断するな、部屋に戻るまで安心出来ない。 とりあえず服を着よう… キャーヤメテールッキーニチャーン オオ、コレハイイオッパイダ! ハッハッハ、マ、ワタシニハカナワナイケドナ! イイナー オイオマエラナニヲシトルカ! エイ! ヒャア! ヤ、ヤメロハルトマン! イイナートゥルーデ、ワタシモオオキクナンナイカナー エエイ、ハナサンカ! ダイジョウブカサーニャ チョットアツイカモ… 俺「…はっ!!」 やっべ、上の空だった。駄目だ駄目だ、煩悩は捨てなければ。 早く着替えて部屋に戻ろう。 イソイソ さて、部屋に戻る… 俺「ん?」 俺を待ち伏せていたかのように、それは足元に落ちていた。 俺「…」 ズボン。水色のローレグ。俺は何も考えず、ズボンを手に取り顔まで掲げた姿勢でただ静止していた。 …静止してたというか、見蕩れていた。ってただの変態じゃねえか俺、早く戻しとこう…
912 :
テレポート俺 :2011/01/06(木) 23:48:33.23 ID:VK+8M0NM0
「じゃあそろそろ上がるカー」「そうね」 おお、そろそろ出ないと… ―――一方、軍司令部 ミーナ「以上です」 カールスラント将軍「ふむ…それで、俺少佐は無事なのか?」 ミーナ「はい、肩を負傷しましたが戦闘に支障をきたすほどではありません」 カールスラント将軍「では、ストライカーユニットにも無事なんだな?」 ミーナ「はい、おそらく何の問題も無いかと」 カールスラント将軍「分かった。もう下がっていいぞ」 ミーナ「・・・1つ、よろしいでしょうか」 カールスラント将軍「何だ」 ミーナ「男少佐の原隊、キルヒェと呼ばれる部隊の詳細をお聞きしたいのですが」 カールスラント将軍「…それについては、まだ私からは何も言えない」 ミーナ「…分かりました。失礼します」ガチャ
913 :
テレポート俺 :2011/01/06(木) 23:53:36.12 ID:VK+8M0NM0
カールスラント将軍「……行ったか。流石我がカールスラント軍人を誇るスペードのエース、油断は出来んな」 カールスラント将軍「奴が起きるまで、もう少し待ってくれ」 ―――俺部屋 俺「って何で持ってきちまったんだよおおおおぉぉぉぉ!!!!!」 大浴場から出てみると、俺の手にはしっかりとズボンが握られていた。 戻しにいこうかと考えたが、気づいた頃にはもう北欧ペアの話し声が脱衣所から聞こえていた。 浴場の前でじっと入る隙を伺う訳にも行かないし結局ここに戻る事となった。 てか何で俺こんな事したんだろう…窃盗ってだけでも洒落にならないのによりによってズボンですよズボン。変態で犯罪者じゃん俺。 営倉行きか軍法会議は確実、それよりもウィッチ達の信頼を丸ごと失うことになるだろう。 ああ…頭が痛い。もし過去に戻れるのなら脱衣所で硬直してる俺をぶん殴ってやりたいもんだな。 俺「…て言うか、これ誰のズボン何だろう?」 まぁこの期に及んでズボンに興味を示すというのも中々どうかしてるが、あいにく俺は蛾に魅せられてしまうほどの能天気なのだ。 ルッキーニは縞々ズボンで少佐と宮藤はあの海軍指定のボディスーツ、エイラとサーニャは…どんなだっけか。 俺「考えても駄目か…誰のズボンかくらいは確認しておこう…」 もしシャーリーとかリーネみたいな人だったら何とかフォローしてもらえるかもしれない。 俺はほんの僅かな希望と、ズボンを胸に食堂へ向かった。
914 :
テレポート俺 :2011/01/06(木) 23:58:56.83 ID:VK+8M0NM0
―――食堂 シャーリー「おお、俺じゃん、もう大丈夫なのか?」 俺「ああ、平気だ。それより何かあったのか?」 都合が良いのか悪いのか、食堂には皆揃ってた。 シャーリー「実はさ、ズボンが1つ無くなっちゃってな」 俺「へ、へぇ、誰の何だ?」 シャーリー「それが…」 バルクホルン「おいリベリアン! 聞いてるのか! それに俺もだ!」 シャーリー「はいはい聞いてるって〜」 俺「あ、ああ聞いてるぞ」 いたのか、と皆の視線が俺に向けられた。別に怪しまれてる訳じゃないと思うが少しドキっとした。 バルクホルン「ふむ…それじゃ話を本題に戻すぞ」 俺「ああ」 さて、このズボンは一体誰の… バルクホルン「何故私のズボンが無くなったかだがな」
915 :
テレポート俺 :2011/01/07(金) 00:04:12.92 ID:qObx9G3w0
俺「」 よ り に よ っ て お ま え の か やべえよ…こればれたら軍法会議開く前に絶対殴り殺されるって…やべえよ…一番やべえよ… ルッキーニ「あたしじゃ無いかんねー」 ハルトマン「私でも無いよ〜」 坂本「また誰かが履いてるんじゃないのか?」 バルクホルン「それは無いだろう。こうやって見る限り今私のズボンを履いている者はいない」 エーリカ「だったらどっかに落としてきたんじゃないの〜?」 バルクホルン「歩きながらズボンを落とす奴がどこにいるか!」 エイラ「じゃあ誰かに盗られたんじゃ無いのカ?」 バルクホルン「ああ、その通りだ。だから今から1人1人チェックさせてもらう」 俺「」 マジで!? ええええええ無理無理無理無理!!! やべえよ絶対ばれるじゃん! これ絶対ばれるって!! 今俺の懐にしっかりズボン入ってるって!! シャーリー「おいおい別にそこまでする事無いんじゃないのか? 前のは仕方なかったけどさ、ズボンを盗む奴なんてこの中にいるか?」 ナイスフォロー!て思ったけど、何だか心が痛い。
お姉ちゃんこいつです
917 :
テレポート俺 :2011/01/07(金) 00:10:40.65 ID:qObx9G3w0
バルクホルン「駄目だ。今回は前のように2次的なミスが無いように念入りにチェックする」 シャーリー「まぁそこまで言うなら良いけど、この中にはいないと思うけどなー」 …心が痛い。 バルクホルン「では、まずはハルトマン、お前からだ」 エーリカ「え〜私〜?」 バルクホルン「ああ、お前は前科持ちだからな」 エーリカ「仕方ないなー」 バルクホルン「ふむ……どこにも無いようだな。次はリベリアン! お前だ」 シャーリー「あーい」 やべえ…風呂入った後だっていうのに冷や汗ダラダラだわ俺… バルクホルン「次」 バルクホルン「次」 バルクホルン「…………」 宮藤「…」アセアセ
ズボンを俺に渡せば助けてやるよ 結果は同じにしろ痛みは無い方がいいだろ?
エイラ「おい早くしロ」 バルクホルン「チッ 分かっている」 リーネ(舌打ちしたぞこの人…) 宮藤だけ何かやたら念入りに調べられてるな… とか考えてる内に次俺じゃないですかー。ここは…逃げるか? だがここで逃げると間違いなく怪しまれるし… バルクホルン「俺」 俺「はい!」 バルクホルン「…は、まぁ別にいいか」 いよっしゃああ!! 助かった!! 早くこの場から離れて策を… エーリカ「でも俺ってあの時お風呂にいなかったよね」 ちょ、おま バルクホルン「それもそうだな、念のために調べ…」 俺「ごめん用事思い出した」 と早口で言うと静かに俺は廊下の一番向こうまでテレポートした。 皮肉にも、俺の固有魔法が今まで生きてきて一番便利だと感じた時だった。
920 :
テレポート俺 :2011/01/07(金) 00:20:31.98 ID:qObx9G3w0
バルクホルン「…」 シャーリー「あー…」 坂本「俺…」 宮藤「俺さん…」 リーネ「仲良くなれたと思ったのに…」 ペリーヌ「不潔…」 ルッキーニ「あーあ」 エイラ「いい奴だったナ…」 サーニャ「zzz…」 エーリカ「仕方ないなぁ…」
921 :
テレポート俺 :2011/01/07(金) 00:25:10.74 ID:qObx9G3w0
―――基地、裏庭 俺「…」 これからどうしよう…最悪な気分だ… 静かにズボンを取り出しそれをジッと見つめる。 俺「はは、お前のせいで大変な事になっちまったよ」 そうズボンに語りかけた。もう俺は色々と駄目かもしれない。 俺「ああ…」 もう駄目だ。諦めよう。5年ほど営倉に篭って心身を壱から鍛えなおそう。 5年も経てば皆も忘れているだろう… 俺「…逝くか」 エーリカ「どこに行くの?」ヒョコ 俺「エヒッ」 喉から変な音がした。人って本当に驚いたら空気を吸って声が出せるんだなーと思った。 エーリカ「なーにこの世の終わりみたいな顔してんのさ」 俺「……あああああすみませんすみませんすみません!!!」 俺は立っていた姿勢から膝を崩し扶桑に伝わるDOGEZAを連発した。 ゴン!ゴン!、と何度も地面に頭を叩きつける。
922 :
テレポート俺 :2011/01/07(金) 00:30:49.52 ID:qObx9G3w0
エーリカ「わわわ、やめてよ!」 俺「…」 むくり、と俺は顔を上げた。心配そうにハルトマンが俺を見ていた。 エーリカ「はぁ…何でそんな深く考えちゃうかなー」 俺「だってさ…ズボン取っちゃったんだぜ俺? これ死んでもいいレベルだろ…」 エーリカ「えー考えすぎだって」 俺「しかもそれがあのバルクホルンだろ…もうね…」 エーリカ「皆俺の事心配してるんだよ?」 俺「え? マジで?」 ちょっと立ち直った。 エーリカ「頭がおかしくなったんじゃないかってね」ニシシ 今度は突き落とされた。 俺「やっぱ駄目だわぁ…」
923 :
テレポート俺 :2011/01/07(金) 00:36:04.52 ID:qObx9G3w0
エーリカ「…そーいやさ、何でトゥルーデのズボンなの?」 俺「別に誰のズボンが良かったって訳じゃない、落ちてたから拾ってやったらあの2人が戻ってきて返せなかったんだ」 エーリカ「え? 俺はどこにいたの?」 俺「ああ、ちょっと風呂に入っててな。皆の声がしたからこっそり抜け出したらズボンとばったり、て訳だ」 エーリカ「じゃあ俺は別に何も悪くないじゃん! 皆に説明しようよ!」 俺「いや絶対信じてもらえないって…」 エーリカ「でもさぁ、何も言わなかったらそれこそ俺が酷い目に会うと思うけど」 俺「でもなぁ…」 エーリカ「意気地なし」 俺「…すんません…」 エーリカ「弱虫」 俺「申し訳ない…」 エーリカ「…」 俺「ごめんなさい…」
924 :
テレポート俺 :2011/01/07(金) 00:41:51.90 ID:qObx9G3w0
エーリカ「……仕方ないなーもう、ほら、立って」 俺「ああ、スマン…」ヨイショ エーリカ「わわ!」 俺「うお!?」 ハルトマンが差し伸べた手に掴まって立ち上がろうとしたが 思ったより体重を掛けてしまったのかそのまま覆いかぶさるように俺の上に倒れた。 俺「…」 エーリカ「…」 き、気まずい…ただでさえやばい状況なのに、更に不味い。 俺「えーと…スマン」 エーリカ「…」 エーリカ「にしし」 と、ちょっといたずらっぽく微笑むと、すりすりと俺の体を頬擦りをするように動き始めた。
925 :
テレポート俺 :2011/01/07(金) 00:43:06.40 ID:qObx9G3w0
エーリカ「……仕方ないなーもう、ほら、立って」 俺「ああ、スマン…」ヨイショ エーリカ「わわ!」 俺「うお!?」 ハルトマンが差し伸べた手に掴まって立ち上がろうとしたが 思ったより体重を掛けてしまったのかそのまま覆いかぶさるように俺の上に倒れた。 俺「…」 エーリカ「…」 き、気まずい…ただでさえやばい状況なのに、更に不味い。 俺「えーと…スマン」 エーリカ「…」 エーリカ「にしし」 と、ちょっといたずらっぽく微笑むと、すりすりと俺の体を頬擦りをするように動き始めた。
これは死んだわ
まじビッチ
さむい。どうした。
さるかと思ってたが続きが来ないな…… 同志カーチャンの餌食になってしまったのか?
エーリカ「暖か〜」スリスリ やばい! 何だこれすげえ可愛い! 落ち着け俺! こういう時は深呼吸だ深呼吸! 深呼吸しながら素数を数えるんだ! スーハースーハースーハースーハー…あ…何か甘い香りがする… 俺「髪…サラサラだな…」ナデナデ エーリカ「んん…」スリスリ 頭を撫でてやると気持ち良さそうに俺の胸に顔を埋めた。 エーリカ「うわあ、すっごいドキドキしてるね」 俺「」コクコク エーリカ「んむぅ…」 エーリカは少し紅潮した顔を上げると上目遣いにジっと俺を見つめてきた。 どことなく艶かしい雰囲気で俺は早くも理性が崩れ始めた。 エーリカ「えへへ」ニコ 俺「エーリカ…」 もう駄目だ。グッバイ理性ウェルカム本能、俺は自分のズボンのベルトに手を掛け…
931 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/07(金) 01:13:39.66 ID:5HUKJ61Y0
壁コイ
お姉ちゃん、おもいっきり殴って良いですよ。
エーリカ「はい、おーわり!」 ハルトマンはニコっと微笑むと起き上がった。 俺「へあ?」 間抜けな声が出た。ウル○ラマンかよ。 エーリカ「続きがしたかったら、謝ろ?」 ………嵌められたー!! 黒い悪魔には敵わねえな…これはもう諦めて腹を括ろう… 俺「……そう、だな」 エーリカ「うんうん! それでこそ男だね!」 エーリカ「じゃあ皆食堂に集めるから、俺はここで待っててね」 俺「え? 待ってちゃいけないのか?」 エーリカ「じゃあ15分くらいたったら食堂に来てよ!」 俺「おい…って行っちまったし」 15分か…謝罪の言葉でも考えとこう…
カ―チャンにメインPCを抑えられた。 引き続きサブで支援する。
935 :
テレポート俺 :2011/01/07(金) 01:21:14.27 ID:qObx9G3w0
―――15分後、食堂 俺「…」ガチャ 食堂にはちゃんと基地の皆が揃ってた。うう、緊張してきた。 エイラ「おお、本当に来たのカ」 バルクホルン「おい、俺少佐、何か言う事があるだろう?」 俺「…はい」 バルクホルン「言ってみろ」 俺「ズボンを取って申し訳ありませんでした!!!」 さぁ殴るなり撃つなりなんでもしやがれ。 バルクホルン「…そうか、どうする? 少佐」 坂本「ふむ…そうだな。窃盗の罪は重い。しかも逃亡までしたんだし、それ相応の罰を与えんとなぁ」 俺「」ドキドキ 坂本「滑走路50往復だ! 行って来い!」 俺「…え?」 え…たしかに50往復は辛いけど…え?
936 :
テレポート俺 :2011/01/07(金) 01:23:38.87 ID:qObx9G3w0
坂本「何をしている! 早く行かんか!」 俺「あ、はい!」 バルクホルン「おい! ズボン持ってくな!」 俺「あい!」ガチャ 坂本「はぁ、これで良かったかハルトマン?」 エーリカ「上出来!」 シャーリー「ハルトマンってたまに思い切った事するよなー」 バルクホルン「全くだ! 突然俺は何もやってないなんて言うものだから、俺に何かされたかと思ったぞ!」 宮藤「でも俺さんは結局悪い事してなかったんだよね、良かったー」 エイラ「まぁズボン取った事には変わりないけどナ」 エーリカ「にしし」 俺(はぁ…はぁ…一件落着、なんだろうか)
937 :
テレポート俺 :2011/01/07(金) 01:26:23.40 ID:qObx9G3w0
はい、今回はこれで〆です。さるさんって00分で解除されるんね… 出来ればもっと本格的なイチャイチャが書きたかったぜ 駄文に付き合ってくれて有難う
938 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/07(金) 01:28:26.36 ID:Uk4GOS2y0
乙 おれも早くいちゃつかせたいけどまだ階級で呼んでるレベルとか先は長い
3時くらいから投下する
940 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/07(金) 02:06:56.13 ID:iOyDNNv5P
この週末くらいには投下できるといいなぁ 小ネタばっかり溜まってるから、一応全部書き上げないと推敲もできん
しえんーニュー速やばいことになってるのね
やべサゲ忘れてた
そろそろ投下開始するー 前回のあらすじ Dレーションうめぇ
945 :
隠し子 :2011/01/07(金) 03:01:58.37 ID:FkYX754O0
俺「今日の朝ご飯はなんだろうなー」 わいわいがやがや 俺「今日はいつになく騒々しいなー。だれかが何かやらかしてるのかな?」 俺「何かあったんですか?」 ルッキーニ「うじゅ、俺少尉がきた〜!」 俺「?」 バルクホルン「俺少尉、見損なったぞ!」 ペリーヌ「まったく!不潔ですわ!」 俺「何のことを言ってるんですか?」 バルクホルン「とぼけるな、宮藤とリベリアンから聞いているぞ?リーネとあんなことやこんなことを……くっ不謹慎な!」
946 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/07(金) 03:02:09.41 ID:Uk4GOS2y0
Dレーションwwww 石鹸食ってるみたいだとか言われるアレがかよwww
947 :
隠し子 :2011/01/07(金) 03:03:46.94 ID:FkYX754O0
俺「一体何を吹き込んだんですか?シャーリー大尉」 シャーリー「いやー、昨日のあれをなー」 宮藤「私も最初は止めたんですけど、ついぽろっと」 リーネ「ちゃんと説明したんですけど二人とも信じてくれなくって」 俺「全く、昨日の話でどうしてこんな騒ぎになるんですか」 シャーリー「噂には尾ひれがつくものさ(キリッ」 俺「……」
948 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/07(金) 03:07:37.05 ID:iOyDNNv5P
あらすじがあらすじになってないのはもはや仕様
949 :
隠し子 :2011/01/07(金) 03:08:47.33 ID:FkYX754O0
エーリカ「それで実際の所はどうなのさー。リーネの反応を見る限りはにっしっしっ」 リーネ「だから、何もないです!」 シャーリー「いやいや、隠す必要はないぞー」 俺「だから何もありませんって」 リーネ「そ、そうです!」 シャーリー「リーネの反応が怪しいんだよなー。実際どこまでいったんだ?もうキスくらいは済ませたのか?もっと先までいっちゃったか?」 俺「キスなんてまだしてませんよ(嘘はいってないし」 わいわいがやがや ミーナ「シャーリーさん、もうその位にしておいてあげなさい?トゥルーデにペリーヌさんもよ。二人を困らせないの」 シャーリー「ちぇ、わかったよミーナ隊長」 バルクホルン「うっ、すまなかった」 ミーナ「それと、俺さんにリーネさんは後で私の部屋へ来てくれるかしら」 俺「何かあるんですか?」 ミーナ「ええ、二人にブリタニア空軍からね」 リーネ「わかりました」
950 :
隠し子 :2011/01/07(金) 03:14:23.36 ID:FkYX754O0
〜ミーナの部屋〜 ミーナ「二人とも来たわね」 俺「ミーナ隊長、要件は何でしょうか」 ミーナ「二人には一時ブリタニアに戻ってもらいます。理由は知らされていません」 リーネ「でも、急な話ですね。この時期に戻れだなんて」 ミーナ「ええ。でも今日や明日に戻れというわけではないみたいね。状況によって時期は変動するみたいだけど1月後位を予定しているそうよ」 〜俺部屋〜 俺「まさかこんなチャンスが巡ってくるなんてね……でもチャンスは1回、失敗したら二度とチャンスはないだろうな」 俺「父を恨むなってあるけど母さん……俺はやっぱり許すことはできないよ。母さんはそれでいいのかもしれないけど、ここに書いてあることが本当のことだったとしても俺は…・・・」グシャリ
あれまたsage忘れてる すまん という支援
952 :
隠し子 :2011/01/07(金) 03:20:35.78 ID:FkYX754O0
俺「もう、この手紙も要らなくなるな……人に見られるとまずいから処分はしておくか」グシャグシャ カチャリ リーネ「お兄ちゃん、何して……その手紙大事なものじゃなかったの?」 俺「……もう必要なくなるものさ」 リーネ「ミーナ中佐の話のあと様子が変だったけどどうしたの?」 俺「別に変じゃないさ。それに仮に変だったとしてもお前には関係ないことさ」 リーネ「……」 翌日からも何も変わらない日々が続いていった 訓練・ネウロイの迎撃・リーネとの関係 そして1月後……
支援
954 :
隠し子 :2011/01/07(金) 03:25:00.80 ID:FkYX754O0
〜滑走路〜 ミーナ「俺さんにリーネさん、本日よりブリタニアへ一時戻ってもらいます。最近はネウロイの出現頻度も減っているみたいなので予定通りの日程になります」 俺「ついに……か」 ミーナ「俺さんどうしました?」 俺「きっと少し位は向こうで時間も取れそうだから久しぶりにお墓参りにでもいけるな、と」 ミーナ「そういえばそうね、丁度良い機会なのかもしれないわね」 操縦士「そろそろ発進予定時刻ですが」 ミーナ「ああ、ごめんなさい。行ってらっしゃい2人共」 俺「それでは1週間ブリタニアに行ってきます」 リーネ「ミーナ中佐いってきます」
955 :
隠し子 :2011/01/07(金) 03:31:31.14 ID:FkYX754O0
〜ブリタニア〜 俺「しかしいい加減だな、わざわざ呼んでおいて、やっぱり特に何もないから1週間ゆっくりしてろって」 リーネ「でも、何もなくてよかったね。ブリタニアに何か悪いことが起こったんじゃないかって心配だったよ」 ?「リーネお帰り〜!」 リーネ「きゃっ、苦しいよお姉ちゃん」 ウィルマ「カワイイ妹が帰ってくるって聞いたから迎えにきたよ。で、そっちの子が俺君かな?」 俺「ええ。俺です」 ウィルマ「なるほどね〜。私はウィルマ。君のお姉ちゃんだよ」 俺「そうですか。俺には姉なんていないので」 ウィルマ「あれ……リーネ、俺君が何か冷たいんだけど」 リーネ「お姉ちゃん、ちょっと訳ありで後で説明するね。あ、まってよお兄ちゃん!」 俺「うるさいな……着いてくるな」 ウィルマ「……ま、いいか。待ちなさい二人とも〜」
隠し子来た 支援
957 :
隠し子 :2011/01/07(金) 03:35:00.76 ID:FkYX754O0
俺「……」テクテク リーネ・ウィルマ「かくかくしかじか」テクテク 俺「…………」テクテクテクテク リーネ・ウィルマ「かくかくしかじか」テクテクテクテク 俺「……何で着いてきてる」 リーネ「私はお兄ちゃんのことが心配で」 ウィルマ「私はお父さんから俺君を連れてくるようにいわれてるから」 俺「チッ……勝手にしろ」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 店員「ありがとうございましたー」 俺「花も買ったしこれでいいな」テクテクテクテク リーネ「お兄ちゃん一体何処へ行くんだろう」 ウィルマ「花束なんて買っていたから彼女との待ち合わせとか?」 リーネ「えっ!?」 ウィルマ「目的地に着いたみたいだよ」 リーネ「あっ、あそこは……」
958 :
隠し子 :2011/01/07(金) 03:41:05.76 ID:FkYX754O0
俺「ふぅ、母さんただいま。ようやくここにこれたよ。母さんは絶対反対するだろうけど、今日俺はやるよ……」 ウィルマ「俺君遅いねー」 リーネ「仕方ないよ、お姉ちゃん。久しぶりに来たみたいなんだし積る話だってあるよ」 ウィルマ「うーん。お父さんは連れてこいって言ってたけど本当に大丈夫かなー」 リーネ「どうして?」 ウィルマ「リーネの話じゃ俺君はお父さんのことを相当恨んでるみたいだし、会った瞬間殴りかかったりするんじゃないかって」 リーネ「殴りかかるだけならまだいいけど……」 ウィルマ「帰ってきたみたいだよ。多分大丈夫ねきっと。俺君、もう用事は終わった?」 俺「ええ、終わりました」 ウィルマ「それじゃ家に帰ろうか」
959 :
隠し子 :2011/01/07(金) 03:48:36.69 ID:FkYX754O0
ウィルマ「さ、ついたよー。早く家の中に入った入った」 リーネ「ただいまー」 俺「……」 母「お帰りなさい、ウィルマ、リーネ。それと俺君もお帰りなさい。あなた、リーネ達が帰ってきましたよ」 父「お帰り、リーネ。……お帰り俺君。聞きたい事とか色々あるだろう。長くなりそうだから私の部屋で話そうか」 俺「はい」 父「リーネにも話があるから一緒に着なさい」 リーネ「はい」 〜父の部屋〜 父「さて、何から話すべきか……」 俺「話す必要なんてないですよ」カチャリ 父「そうか……それが俺君の選んだ答えか」 リーネ「えっ?お兄ちゃん?何で銃なんて持ってるの……? 父「俺君、今はそれを下ろしてはくれないか?君に真実を全て話さなくてはいけない。君のお母さんとの約束でね、君が私のところへ来たらすべてを話してやってくれ、と頼まれているんだ。その話が終わった後、私を撃つなりすればいい」 俺「……いまさら真実なんて知っても意味がないし知りたくもないね」
支援砲
961 :
隠し子 :2011/01/07(金) 04:00:28.37 ID:FkYX754O0
父「俺君、落ち着いて話そうじゃないか」 俺「うるさい」タンッ 父「うぐっ……」 リーネ「お父さん!?」 俺「……言い残すことは?」 父「俺君には本当に悪い事をしたと(タンッタンッ)……うぐっ、うう……」 俺「そんな言葉は聞きたくない」 父「すまない……本当にすまない……」 俺「あんたも母さんと同じ場所へ行くといい」 カチャリ…… リーネ「お兄ちゃんだめ!」ガシッ タンッ 俺「くそっ邪魔をするな!」 タンッ 俺「しまった・・・外した!?」
962 :
隠し子 :2011/01/07(金) 04:03:40.28 ID:FkYX754O0
ウィルマ「さっきから騒がしいけど一体……お父さん!?」 俺「チッ……ここまでか!」 リーネ「待って、お兄ちゃん!」 俺「離せ!」ドンッ ウィルマ「リーネも大丈夫!?お医者さんを呼んでくるからお父さんのことをお願い」 リーネ「うん、押されて転んだだけだから大丈夫……お父さん!?」 父「うう……何とか大丈夫だ……足と腕を撃たれただけだからね……それよりリーネ俺君を頼む。たぶん俺君は彼が生まれ育った家へ向かっているはずだ……」 リーネ「でも!お父さんが……こんなに血も出てるし」 父「命に関わるほどではないから大丈夫だ……命にかかわるのは私でなく俺君のほうだ……彼はたぶん私を殺した後自分も死ぬつもりだったようだ」 リーネ「そんな……」 父「それが失敗に終わったんだ。ここで死のうとしても邪魔が入る。このことが警察や軍にバレるとも思っているんだろう、だから最後に彼の生家で……ううっ」 リーネ「お父さん!?大丈夫!?」 父「私は大丈夫だから……行きなさいリーネ。俺君を早まらせてはいけない」 リーネ「うん……おにいちゃんを絶対につれて帰ってくるね」 父「場所は…………」
963 :
隠し子 :2011/01/07(金) 04:07:22.75 ID:FkYX754O0
俺「失敗か……1発でやっておくべきだった。遊びすぎたか」 俺「母さん……仇は取れなかったよ。俺ももう少ししたらそっちに行くよ。駄目か、俺はどうせ地獄行きだったな」 俺「この16年色々あったな」 俺「さてと、思い残す事は幾つかあるけれどそれをやってる時間はもうないだろうし」 カチャリ 俺「二度とチャンスは来ない……」 俺はこめかみに銃口を当て 俺「さようなら……」 タンッ 引き金を引いた…… 続く
乙 すげーところで終わったな
965 :
隠し子 :2011/01/07(金) 04:10:35.35 ID:FkYX754O0
今回はここまでで お休み!
ひっそり始めるか 例によって内容はアレだが
行かんのかい?
よく考えたら朝予約居たような… やめとくか
パッと見予約無さそうだが……まあ好きにしろYO!
970 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/07(金) 06:01:56.98 ID:iOyDNNv5P
「俺」も敵も気をつけてないとすぐインフレしてしまう SSって難しい
兄ちゃん、なんですぐsage外れてしまうん?
專ブラ使ってる?
BB2C どうやらVIPでは毎回sage外れる仕様ぽい 他の板だとつきっぱだから油断してた
へー。スマフォ用のブラウザってそんな仕様があったのか
まったく関係ないけど小ネタ程度のSSってあり?
976 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/07(金) 07:39:12.30 ID:iOyDNNv5P
>>975 ,_,..,ィヽ,、 |
/;;::r‐〜-ミ、 | ウ ェ ル カ ム
4~/へi::::::;/,ヘミ7 | W E L C O M E !
'-l|<>|:::::|<フ1|i' ノ ( よ う こ そ )
l! '" |::::l、~`リ へ
/`ー、 ハー;";::i:::ヾイl! ,r'~`ヽ、 \
,.ィ" ri l i ト、 1:|`丶:;;;:イ' ill!7、 、 y; ヽ、_` ー―――――
,. -‐''" 、 くゝソノリ~i | - 、 , -‐'7ハ ヾニト- ~` ー- 、_
, ィ ´ ,ゝ、_ `r' l | 、レ // `テ三..ノく _ ` ヽ、
/ , -' ,、 `、_) l,i, i // (/ ...,,;;;;:` 、 ヽ
;' '" ノ ;;;;:::: i ! : // .....:::::;;イ、_、_\ _ _ノ
l ..,, __,ィ"-‐´ ̄`i::::: ゙゙゙= ...,,,,,. l | ,// - = ""::;; :/ ` '''' '"
ヾ :;;;,, ,i l,// ,,..," / _,,.....,_
,. -- .,_ \ :;,. ;' V ;! `; /;: ノ ,.ィ'"XXXXヽ
/XXX;iXXミ;:-,、 ヾ '" ''' /./! ヾ / ,. - '"XXXXXXXX;i!
,!XXXXi!XXXXX;`iー;,、 i 、. / ;:::゙i ;: , | ,. r'"XXXXXXi!XXXXXX:l!
|XXXXX;|XXXXX;|::::::::|`ヽ、 ,! ,': : :| ,.レ"::::|XXXXXXX|XXXXXXX;l!
!XXXXX;|XXXXX:|:::::::::i ` ;! : : i! / !:::::::::|XXXXXXX|!XXXXXXX|
XXXXXx|XXXXX;!:::::::::::! `. /:: | '" l:::::::::::|XXXXXXX|XXXXXXX |
XXXXXx!XXXXxリ:::::::::::! |:: | i:::::::::::ゞXXXXXツ1XXXXXXX|
XXXXX/ \XXソ::::::::::/ i!:: ノ i!::::::::::::ゞXX:/ lXXXXXXX|
XXXX:/ `ヾ::;;;;;:ツ ヾ;::: ; ノ ヾ:;;:::::::ゝ'" ヾXXXXX |
977 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/07(金) 07:40:25.97 ID:iOyDNNv5P
ああくそまたやらかした! ダメだ頭が寝てる もう今日は書き込まねー!
……
あながち間違えてもいないなw
一応保守
ほも
11時ごろ投下する…かもしれない もし12時までに来なかったら次の方どうぞ
幼い頃から慕っていたお兄さん的な人が、久しぶりに再開したときオカマになっていたら、お姉ちゃんはどうなるかなー
oh! それおもしろいねー!是非創作してよー。
投下して大丈夫ですかね?
投下させてもらいます
☆おことわり☆
・『頭文字をNにしたかった』というアホな理由で主人公に名前がついています。
「七誌 鉄郎」(ななし てつろう)…「名無し」をもじっただけですw
・たまに鉄道用語や軍事用語が出てきます。ググって分からなかったらご質問ください。
☆超いいかげんなあらすじ☆
お客様を庇って死んだ…はずが何故か異世界に飛ばされた駅員、七誌。
初出撃で弾を詰まらせた彼は、機関銃を投げてネウロイに刺すという暴挙に出た!
七誌「やったか!?」
(
>>238 から)
〜翌日〜 バルクホルン「ほら、あ〜んしろあ〜ん」 七誌「恥ずかしいなあ…」 バル「両腕ともに折れてるんだから仕方ないだろ。まったく、初日から機関銃投げて撃墜なんて無茶しすぎだぞ!」 七誌「すみません…」 結局、俺は機関銃をコアに刺してネウロイを撃墜した…が、距離が近すぎたため破片を全身に浴びてしまった。 もしバルクホルンさんに空中でキャッチしてもらえなかったら、今頃どざえもんになっていたかもしれない。 眼球や肺といった重要器官から順に宮藤さんに治癒してもらったのだが、魔力の使いすぎを防ぐため途中で一旦治療中止となった。 というわけで、俺は今両腕が使えないのである。 バル「解ればよろしい。ほら。あ〜ん」 七誌「あ〜ん」 ぱくっ
わざわざ投下し始めといてスマン 雪かき逝ってくる
989 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/07(金) 11:32:12.44 ID:YOl99CEYP
おいwww とりあえず待ってる というよりも次スレの季節か
ためしてみるか…
除雪終了見込13時30分 すみませんが14時までに来なかったら雪原に散ったので次の方どうぞ
やっぱスレたて無理だった
994 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/07(金) 12:35:18.46 ID:iOyDNNv5P
>>993 乙乙
このAA使おうと準備してたら間に合わなかった
. /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::'.,
,': : : : : : /: : : : : : : : : :||: : :|\: : : : :\ : : ∧
|: : : : : / : : : : :/: : : / ||: : :| _|:-|:-:-: : : : : ハ
|: : : : ::|: : : : : i::斗/- |: : ::| |:: |/\::|: : :ヽ: !
',: : : : :|: : : :ィi: ::/ |: ::/ ,| -− 、ト、: ::! :!
}: : : : |: :/ :/.|:/ -- 、 |::/ ん:心 i | y::|: : ',
,: : : ::_|: : :/ ./ ん:心 |/ 弋r::ソ / |ハ:|: : : :、
: : : :|: |: :/ { 弋r::ソ |::/|!\\:ヽ
: : : 人|:/\ , ::::: |/:/ \\\
: : // .|!─-ヘ ::::: - 、 /::/
: // \::::\ ,' ! /|:/
// `ヽ:::| 丶. _丶 - '/人二ュ
ヽ \:;ム ̄ ヽソ::\
. /::::::ヘ /::::::::::::::\
さーさっさと埋めてしまおう
うめ
埋め埋め
998 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/07(金) 13:35:43.22 ID:iOyDNNv5P
サゲ忘れ続けてるくそがああぁぁぁぁぁ!! まぁスレストはひと段落してるのか?
999 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/07(金) 13:37:52.35 ID:iOyDNNv5P
もう埋めてるからいいのだ
1000 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/07(金) 13:38:59.49 ID:HGoW2WtG0
,.=-''' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` -、 / \ ./ .\ { } .| / ̄""''-=,,,,_,,,,,,==-'''"\ | .l, .( ,. - ' .、 ,. - , .} | l > ,=ニ\ ゛ | ''゛_,=ヘ、 r' {_ /~''i //_\_..`7| l、{''″/__`>ヽ |r`i l .{`|./ ヽ二・ニゝチ、 ! .ゝrニ・二r } ! i l { {(l { ノ | | ヽ :: }| ソ/ 把握した ヽヽ|.{ / | | \ i.|// \|.i / ,,.. | l._,, . \ i !/ 乂i / - (__,)-゛ ' {丿 .l .!、. ,. !., ., / | 人 \ .!''''" ̄~ ̄`''! / 人 ./ | .\ ,\ '-"" ゛-' / / | .ヽ ノ .{ \ .ヽ,., .: ,イ / } ヽ -'″ l `' 、`.───″ .} ヽ
1001 :
1001 :
Over 1000 Thread 16歳♀暇だから全レスします☆ こちらスネーク 1990年生まれ集まれ〜☆ 安価でお絵描き
中学生 遊戯王 新ジャンル VIPで本格的にRPG作ろうぜ XBOX360
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っ 唇スレ mixi招待するお 釣った厨房に安価でメールwwwww ☆
こ さみしい・・・誰かかまって 425はどこも変えてなかった ピカ厨 自 す
う 時代の流れ デブきめぇんだよ 捨てアド晒してメル友 メンヘラ 殺 た
い VIPヌクモリティ 顔晒し 馴れ合いスレ 「〜だお」 コテ雑 し
き 今のVIPが嫌ならVIPから出てけww A雑 大阪VIPPER集まれ!!☆ ま
た 工作員 18歳♀が16歳♂に安価メール VIPでMMO ネタにマジレスの嵐 す
く 隠れオタ skype パートスレ Skype mp3垂れ流し
な 住所ギリギリまで晒して近かったらラーメン 二番煎じ
い 空気読め リア充 ニコニコ動画
>>1 そっヵ、残念やわ(´・ω・`)
お 付き合ってくだしあ>< 今から元カノに痛メする
>>3 ウチは高校生だぉ☆
>>9 うはwwこれがVIPクオリティw
∩∩ V I P は ぼ く ら の 時 代 だ !! V∩
>>2 自重しろwwwww Be
ハ (7ヌ) (/ /
>>7 ブラウザゲーやらないか?
ル / / ∧_∧ || モリタポ
ヒ / / ∧_∧ ∧_∧ _( ゚ω゚ ) ∧_∧ || 埼
>>5 2chって有料なんですか?
\ \( ゚ω゚ )―--( ゚ω゚ ) ̄ ⌒ヽ( ゚ω゚ ) // 玉
>>6 え?俺マジ貧乏なんだけど
\ /⌒ ⌒ ̄ヽ ゆとり /~⌒ ⌒ / O
>>8 お母さんに何て言えば
| |ー、 / ̄| //`i構って女/ F 安価で絵描くお
低 | 恋愛 | | 厨房 / (ミ ミ) | | F 14歳♀中学生処女だけど質問ある? ハ
年 | | | | / \ | | ム
齢 | | ) / /\ \| ヽ PCに詳しい人ちょっときて!!! イ ス
化 / ノ | / ヽ ヽ、_/) (\ ) ゝ | 電車男 ミ タ
| | | / /| / レ \`ー ' | | / サーセンwwwwwwwwwwwwwww フ |
ニュー速VIP
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