1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
大学に小説サークルってあるんだけど、
俺の作品だけ変って言われるんだよね。
「変だねww良い意味でwwww」
なんだよそれ。
とりあえず書きますわb
締切は4時ごろでよろしくb
ID:6KLFqwhC0
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 03:32:43.92 ID:6KLFqwhC0
予定。
3:40〜 ちょっとずつうp
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 03:41:27.41 ID:6KLFqwhC0
題名【白旗】
それは風邪で寝込んでいた日のことだ。
俺は昔から風邪にかかりやすく、親にもよく迷惑をかけたものだ。
パン屋を営んでいる両親は、それはそれは仲が良かった。
俺もいつかはそういう家庭を築いていくのだろう・・・なんて考えていた。
それにしても良かった。
風邪で寝込んだ日の3か月前、いや、4か月になるのだろうか。
俺はめでたく、○×大学に受かったのであった。
親も喜んでくれたし、おれにとって、最初の親孝行だったんじゃないかなあ。
今でもパン屋は続けている。毎月パンを届けてくれるのだ。
そう、俺は3か月前から一人暮らしをしている。
ああ、4か月前だった。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 03:43:04.08 ID:6KLFqwhC0
その日は一段と寒かった。
のどが痛くて、喋るのもままならない。
もちろん喋る相手などいないのだが。
いつものように、机の前にある椅子に座り、机の上にあるPCを開く。
いつものように、右足で左足をこすりながら、右手でマウスを走らせる。
左手は・・・たしか太ももの上に置いていたかな。
まあそんなことはどうでもいい。
夕方、5時ごろだっただろう。
そろそろ夜食を買いに行こうと思って、家を出た。
マンションの2階に住んでいる俺は、高所恐怖症で、2階の高さでも怖いから、家を出てすぐ下を向き、歩き始めた。
マンションから20mほど離れたところにコンビニがある。
コンビニに入ったころに、家の鍵をかけていないことに気がついた。
だが、泥棒など入らないだろう・・・と思い、すぐに半額シールのついた弁当を手にとり、マンションへと戻ったのだ。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 03:44:09.76 ID:zJVEmsxH0
うわっ…おもしろっ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 03:44:21.43 ID:6KLFqwhC0
異変に気付いたのは扉を開けた時だった。
何か声がするのだ。
まさか・・・泥棒か?と思い、いったん扉を閉めた。
まだまだ先の長い人生・・・ここで死にたくはない・・・、なんでも取って良いからどっか行ってくれ・・・、遭遇したくない、それだけを考えていた。
それにしても泥棒が喋るなんて、なんでだろう・・・。もしかして2人なのか?と思い、ゆっくり扉を開け、靴を確認した。
案の定、靴はなかった。
急いで、でも音をたてないように扉を閉めた。
まだ家の中で声が聞こえる・・・怖い・・・。
そう思いながらも、ポケットから携帯を取り出し、警察を呼ぼうとした。
しかし、ないのだ。
携帯を家の中に忘れたのだ。
まじかよ・・・。
俺の心拍数はどんどん上がっていった。
すげぇ読みにくいんだがwwwwwww
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 03:45:22.59 ID:Hkfw2nlX0
変だね・・・あ、いやっ、いい意味で・・・ね・・・?
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 03:45:29.12 ID:6KLFqwhC0
生まれてこのかた・・・ああ、何歳か忘れてしまった。
いやいや、そんなことを言っている場合ではなく。
部屋の中の声はどんどん大きくなっている気がする。
そこで、何を喋っているのか気になってきた俺は、扉に耳を貼り、心臓を落ち着かせた。
「おい、早く来いよ。なにやってんだよ。」
確かにそう聞こえる。そんな内容をずっと言っている気がする。
もしかして・・・俺に言っている?なら、高校の時の友達か?なんてことを想像し、少し安堵する。
ちょっとずつ声は大きくなる。
なんか大丈夫そうだなあ、と思った。
恐る恐る・・・、俺は扉を開けた。
すると、どこを見ても、誰もいないのだ。
窓から誰か逃げたか?・・・いや、窓はかぎが掛かってる。
いわゆる密室か・・・。
そんな探偵気取りの気持ち悪い俺は、その後、30秒ほど探索したが、誰も見つけられなかったのだ。
どういうことだ・・・にしてもなんでこんな風邪気味の時に・・・。
そんな事考えていると、後ろから声がした。
「なにやってんだよ。ここだよ。」
マジレスすると、そんなに悪くない。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 03:47:21.68 ID:6KLFqwhC0
俺は吃驚して後ろを振り向く。
しかし、誰もいないのだ。
「だ・・・誰だよ!」
驚きながら、オレがそう言うと、確かに喋ったのだ。
「俺だよ。」
と喋ったのだ。
コタツが。
「とりあえず、俺の上片付けろよ。」
「あ・・・ああ、そうだな、悪い悪い・・・。」
汗がボロボロと流れる。
気持ち悪い・・・、熱が出てるからなのか?
いや、絶対に違う。
これは夢でも、幻覚でも、なんでもない。
まさしく、現実なのだ。
俺はとりあえずコタツの上の教材や、カップ麺のゴミを捨てた。
「いっつもこうしてくれよな、まったく。」
本当に喋っているのだ。
「なあ・・・お前コタツだよな?」
「あ?見たら分かんだろそんぐらい。」
ほら。
本当だろ?
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 03:48:40.74 ID:Hkfw2nlX0
なwww
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 03:48:49.43 ID:bqT6qvxH0
目が滑る
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 03:49:15.86 ID:6KLFqwhC0
ほらって、具体的根拠なしに言っても信じるわけがない、そんなこと知っている。
冗談だよ、冗談。「ほら」って言ったのは冗談。
ただ、フトンをかけてある、オレが1ヶ月前真っ白に塗ったコタツが喋ったのは本当だ。
「お前今日朝からなにしてんだよ。学校サボんなよ。」
「いや・・・風邪気味なの見てたら分かるだろ?ずっと鼻かんで、ずっと咳してるじゃないか。」
「そうやって、俺に仮病を見せたって無駄だぞ。」
怖い。
コタツに話しかけられるなんて、冗談じゃない。
「お前が喋れることなんて知らなかったんだから、仮病なんてしないだろ。家で一人で。」
「知らなかったのか。だからお前驚いてるのか。」
「当たり前だろ!なんで家にあるコタツが急に喋るんだよ!怖いよ!」
「そうか?じゃあ一般的にはコタツは喋らないってことになるな。」
「・・・どういうことだよ。」
「ある条件を満たした人間、そいつらの家のコタツが喋るのかもな。」
・・・・・何言ってるんだこいつ・・・と思った。
最近した大きなことと言えば、あれしかねえよ。
あれしか・・・。
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 03:50:29.32 ID:6KLFqwhC0
とりあえずここまで書いたb
後は、また30分後ぐらいに書いていきますb
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 03:51:29.37 ID:Hkfw2nlX0
えええぇぇぇぇ・・・
寝ちまうよ・・・
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 03:51:52.73 ID:SUarWprj0
斜め読みだけど三点リーダー2個使ったほうがいいのと、括弧とじの前の。はないほうが読みやすいよ。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 04:05:22.47 ID:6KLFqwhC0
すいません、初心者なので全然分かりません汗
斜め読みとか、三点リーダーとか、教えていただけませんでしょうか?
これからの参考にさせていただきたいです。
斜め読み:ちゃんと読んでいないこと
三点リーダー:…←これのこと。三点リーダー2つだと……、となる
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 04:07:48.95 ID:6KLFqwhC0
ありがとうございました。これからはそうします。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 04:10:18.72 ID:SUarWprj0
斜め読みってのはまともに読んでないってこと。
三点リーダーは…これ。
つまり
「…はい。」
より
「……はい」
のほうが良いよってだけだけど、まぁ好き好きだから気にしなくてもいいけどね。
ちなみに二点リーダー派も少数だが存在する‥‥。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 04:14:33.45 ID:s3SIROHE0
語り手が忘れっぽいのはなんかの伏線なのかな?
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 04:20:22.96 ID:6KLFqwhC0
もう少し時間かかりそうです。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 04:30:49.57 ID:6KLFqwhC0
「なんか心当たりないのか?」
「ねえなあ。毎日楽しくやってるだけだよ」
「そうかそうか。実は俺、その条件とやらを知らないんだな」
「そうか……なるほどな」
明らかにおかしい。
そもそも不明な点がありすぎる。
どっから声を出しているのか、どっから声を聞いているのか、最初からコタツとして生まれたものなのか、それとも人間が入っているのか?
ていうか、コタツが喋りだす条件を知らないのに、条件がある事は100%だと断言しているような気がする……。
俺は質問したい事がたくさんありすぎて迷った。
すると、コタツから話しかけてきたのだ。
「お前さあ、」
「な……なんだよ……」
コタツから話しかけられる。
しかもタメ語だ。
……いや敬語でも怖いか。
何を言われるのか怖い……、俺のすべてを知っているんじゃないか?
もしかしたらドッペルゲンガーとかいう、もう一人の俺なんじゃないか?
……俺が犯したあの事を……知っているのではないか……?
恐る恐るコタツに耳を傾けた。
「お前、犬派?猫派?」
「猫派」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 04:33:25.34 ID:6KLFqwhC0
日が沈んできた。
腹が減っているのを忘れていた俺は、スーパーの袋から弁当を出し、コタツを凝視しながら食べた。
「なんだよ。なんで見るんだよ。」
「コタツが喋るなんておかしいからだよ。本当にお前、コタツなのか?生まれたときからコタツなのか?」
「さあな。そんなこと分かるわけねえだろ。お前だって生まれた時はコタツだったかもしれないぞ?」
「いや人間だった」
「そんなの分かんねえじゃねえか。お前が小学生ぐらいの時に見た赤ちゃんの映像。」
「あれは、本当にお前なのか?」
「……え?」
その時、本当に気分が悪くなった。
ゴマがふりかけられたご飯を危うく吐くところだった。
「俺じゃないとでも言うのかよ・・・。写真だってあるんだぞ!絶対俺に決まってる!」
「そうかそうか。ならいいんだぜ。良かった良かった。お前は本当の自分を知りたくない、いや、知らなくてよさそうだな」
な……なんだって!あれは俺じゃなかったのか!じゃあ俺は……ウワー!
なんてことは、まるでない。
なんだこのコタツ、とまっすぐに思った。
勝手に気持ち悪い事言いやがって、そもそも俺は俺だから本当の俺も俺なんだよ。
少しずつイライラが積もっていく気がしていた。
「俺なあ、分かるだろ?風邪引いてるの。喉が痛いわけよ。喋るのもしんどいの」
「だから会話を終わらせたんだよ。お前はそのまま生きりゃいいさ。お前は人間。最初から今までずっと人間だった。それでいい」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 04:34:47.80 ID:6KLFqwhC0
どうだ?イライラするだろう。
いや、もしかしたら怖くて逃げだすのかな?普通は。
興味が無いわけではなかった。
日本の文化と言っても過言ではない、コタツ。
それが、あたかも口が付いているかのように喋るのだから。
ただ時が悪かったな。
風邪をひいているとき、俺はイライラしがちだからな。
それに、なんか精神的にグサッと……いや、グチャッっとくる言葉の包丁を投げつけてくる。
それに対して俺は、ただただ安い鍋の蓋でわが身を守ることしかできていない。
攻められてばっかだからだめなんだ、きっと。
落ち着こうぜ、俺。
「聞きたい事がある」
攻めようぜ、俺。
「なんだよ。質問していいこと前提なのかよ。こっちはコタツだぞ」
コタツ>人間という式は人生で初めて思い浮かべた。
ただ、それに対して、プライドがぶっ倒れる事はなかった。
聞きたくて仕方がない事が山ほどあるのだから。
どれくらいかといえば……、そう、西日本一高い山、石鎚山ぐらいだ。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 04:36:19.64 ID:BJkQ/dbN0
ん?となる所はあるけど普通に読める
>>1の書いてる小説の題材とか変なんじゃね?
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 04:36:20.13 ID:6KLFqwhC0
「すまない。ただ、コタツにであ……いや、コタツと話すのは初めてだから」
出会うのは初めてではなかったな。
「なんだ?早く言え」
「お前は、俺がその条件を満たしたから話しだしたんだよな?」
「ああそうだ。」
「それまでは?その……俺を見たり、そういうこと喋ること以外はできたのか?」
「動くこと以外はな」
「そうかそうか……」
確信はできないが、やはりこいつは条件を知っているのではないか。
父親から教わった誘導尋問だった。
【その条件】と言ったことにより、コタツ側にある条件、つまりコタツが知っている条件となる……感じがする。
しかし、文系じゃないから全然自信はなかった。
父親から教わったのも少しだけだし、全然覚えていなかった。
……やっぱりさっきのは自信が無い。確信が持てない。
しかし、ブーブー言いながらも、質問には答えてくれるらしかった。
やってやろうじゃねえか。
いや、けっこう面白いと思うよ。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 04:37:47.10 ID:6KLFqwhC0
「俺の姿、今見えてるか?」
「ああ見えてるとも。なんせ、俺の体すべてが目みたいなもんだからな」
「……?お前の周り全て見えるってことか?」
「そうだぞ。かといって、床についている方が痛い!とかないから安心しろ」
「ああ……。耳はどこなんだ?」
「耳も全身耳だよ。」
なんだ……?気持ちが悪い。
俺は自分の中の常識を一度、脳のゴミ箱に捨て、頭をすっきりさせた。
なるほど……コタツに常識は通用しないんだな……。
「お前さあ、風邪気味なんだろ?寝とけばいいじゃねえかよ」
「お前は気にならないのかよ!条件とか、そういうものを!」
「あたりまえじゃねえか。コタツに欲とかはあんまりねえんだよ。もちろん、上は綺麗にしてほしいと思う。だがそんなもんじゃなくて、例えば……」
どうやら、コタツに知りたいものはないらしい。
特に、俺の事なんか興味ねえだとよ。
イライラする……。
しかし俺は質問をやめなかった。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 04:39:07.87 ID:6KLFqwhC0
とりあえずここまで書きました……。
考えながら書いているので、変なところがあると思います汗
一回読みなおして、
また書き続けたいと思います。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 04:39:43.66 ID:hH4PY5Nr0
コタツが喋るとか斬新すぎてストレスたまんな
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 04:45:46.03 ID:6KLFqwhC0
>>28 僕はある小説家が好きなんですが、
その人も、僕のような作品を書いています。
とてもリスペクトしています♪
>>30 ありがとうございます♪
光栄です♪
>>33 すいません笑
ただ、僕はこういう小説が好きでたまらないので、
自分でも書けたら面白いなあ……と。
ちょっと突飛すぎるけど落語の猫みたいな感じだなあ
言い回しとか言葉選びがうまいとおもしろそう
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 04:58:57.51 ID:xLU07Fid0
そして2、3日ずっと質問を続けた
しかしコタツは日に日に弱くなっている気がした
返事がそっけなくなってきたのだ
まぁ・・・そうだろうオレとほぼ24時間話してるんだからなwと、思いつつ
気分転換にゲーセンに行った
ゲームに飽きて家に帰宅した、
・・・
あれ・・・?
カギ・・・かけたよ・・・な?
カギはかかってなかった
・・・また忘れたのかな? と思い
コタツにオレがカギかけたかどうかを聞いてみたが、何も返事はない
そして部屋をよく見ると、
荒らされている、オレは急に怖くなった、コタツが喋るはずなんてない
・・・
あの日、初めてコタツが喋った日、・・・
あの日からコタツの下に泥棒が入っていたのかもしれない・・・
つまりオレはずっとコタツの下に潜んでいる泥棒と会話していたのだ・・・
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 05:14:09.50 ID:6KLFqwhC0
もちろん
>>36は違います。
スルーしてください。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 05:14:41.39 ID:xLU07Fid0
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 05:19:36.65 ID:xLU07Fid0
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 05:20:22.84 ID:6KLFqwhC0
いえ、良い内容だと思うのですが、
邪魔された感じがして…、すいませんでした汗
こっから↓
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 05:21:54.31 ID:6KLFqwhC0
「てかさあ、お前は、種から芽が出て木になって、その木を切ってコタツになったわけじゃん?」
「まあ普通、コタツはそう作られるなあ」
普通、その言葉に引っかかったが、そのまま質問を続けた。
「お前の記憶はどっからあるわけ?種から?木から?それともコタツから?」
「それを聞いてどうする?」
「気になるんだよ。お前の記憶の最初が」
「さっきから何回も言うけど、コタツが喋るなんて滅多にないから聞いてるんだよ」
「そうか……お前さあ、それ聞いてどうするんだよ」
「同じ事言うんじゃねえよ」
「だってさあ、聞いたところでお前は後、長くて90年ぐらいたったら消えるんだぜ?」
コタツのニヒリズム……イライラする……。
「なにか紙にでも書いて残したってさあ。何年か経てばこの地球も滅びるんだしさあ」
「そんなの分かってるよ。でも人間は、今を生きるのが勝ちだろ?そうやってネガティブに生きるよりは、もらった命を大切に」
「そうか……そうだよな。命は大切にしなくちゃな」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 05:22:43.16 ID:6KLFqwhC0
俺の話を途中で止めやがった。
まるで流しそうめんが、あっけなく箸に掴まれ、口に吸い込まれるように俺の声は消えていった。
「そりゃ命は大切だ。人生は楽しく生きた方が良いなあ」
「だから教えてくれよ。お前の記憶の最初を」
「最初かあ……」
「じゃあ、とりあえず、記憶の最初を思いだしているかどうかだけ教えろよ」
「覚えているとも。ただ、お前に教えて良いものなのか……」
意味が分からない。
なぜ躊躇う。
そんぐらいいいじゃねえかよ。
イライラする……。
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 05:23:28.84 ID:6KLFqwhC0
「じゃあ、教えてやってもいいが、その代わり条件を一つつける」
「なんだよ」
「但し、その条件を聞いたら、お前は絶対にそれを守る事」
「どういう意味だよ」
「その条件をもし聞いてしまえば、絶対に守らなくてはいけないと言う事だ。つまり、条件を聞いた後に、それなら止める、などと抜かすなってわけだ」
調子に乗ってやがる……。
「例えば、条件が、【大親友を殺せ】だったら、絶対に殺さなくてはならない」
「そんなの嫌に決まってるだろ!」
「そうか……俺の記憶の最初が知りたければ、また聞いてくれ」
なんなんだ……条件とは……。
条件を知るためには、その条件を守らなくてはいけない……。
絶対に聞けないじゃないか。
コタツが優勢じゃないか……。
コタツ>人間は本当だったのか……。
……いや待てよ?
今回の質問で得たことを整理するんだ。
まず、コタツには記憶の最初があり、それを思いだしている。
そして、コタツは、それを俺に教えて良いものかどうか、考えている。
……ある条件をのめば、俺に教えてくれる。
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 05:24:45.17 ID:6KLFqwhC0
つまりは、その条件は、【大親友を殺せ】なんてものではなくて、コタツの記憶の最初を俺に教えても良い、という確信を持つための何かなのではないか?
例えば、まだオレが信用出来てないから、コタツの記憶の最初を教えられない……とすれば、コタツが俺を信用するためのなにかを条件にするんじゃないか?
ということは、【大親友を殺せ】が条件と言う可能性もなくはないのか。もし、コタツが、俺の大親友が生きているから教えられない、と考えているなら……。
長い文は頭がこんがらがる。
自分で考えているのに、自分で分からなくなってしまう。
文系だったらよかった……などと考える暇もなく、他の情報を整理する。
さっきから気になっている事がある。
こいつ、頻繁に「そうか……」と言っている気がするのだ。
気のせいかもしれない。
だが、あいつも今の俺のように、コタツの中のどこかにある脳で、情報を整理しているんじゃないか……。
気分悪くなる。
それに……もう一つ気になっていたことがあったのだが……。
「すまない……ちょっと……」
俺はトイレに行って嘔吐した。
風邪気味の時に頭を使うのはよくない……。
気分が悪くて倒れそうだった。
そのままベッドに行って眠りについたのだった。
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 05:29:04.76 ID:6KLFqwhC0
>>35 落語は聞いた事ないですね汗
小説とか得意じゃないんで、技とか全然わからないですが頑張ってます♪
マジで眠い。落ちます。また明日、夜書き始めたいと思います。
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 05:34:28.58 ID:sZ/XfOuO0
さて、あれは一体いつの日の事だったろうか。いやなに、済まない。
私の記憶の引き出しは酷くガタが来ていてね。中々開いてはくれないのだ。叩けば幾許か
良くなるのかも知れないのだが、何分痛いのは苦手でね。
ん、おお、ああ、やっと少しばかり引き出しのガタが治った様だ。
……そう、あれは、重苦しく垂れ下がった雨雲の日の事だった。
その日私はまだ15歳の少年で、いつも共に苦楽を共にしていた、親友と言うべき柳と言う
一つ上の少年と待ち合わせをしていたのだ。何故待ち合わせていたのかという所は覚えては
居ないのだが、まぁ、とかく私と柳のすることといえば悪戯が大半だったので、それを
するつもりだったのだろう。しかし、それはどうやら適わなかったのだ。
私に手を振り、こちらを笑んで居た柳を、一台の乗用車が、その大きな巨体を柳に叩き付けたのだ。
辺り一面が柳の血で赤黒く染まった。柳が倒れると同時に、ぽつり、ぽつり、と降り始めた雨が、その赤黒い血を
洗い流しじめていた。私には、その時、目の前で何が起こっているのか理解することが出来なかった……
……済まないが、ここから先は、覚えていないのだ。本当に済まない。
……少しばかり休ませてくれ、どうやら私は疲れがたまっている様だ
今即興で書いてみたけど小説って難しいな
感想行きます。計3レス
1・小説の基本は押さえましょう。
これを守っておけばとりあえず読んではもらえます。
逆に言えばこれを守ってないやつは総じて「小説書いた事無いんだな」と思われてしまいます。
もちろん絶対のルールではありませんが、守れるなら守っておきましょう。
上はオリジナル、下はルールにはめたものです。文章に手は加えていません。見比べてみましょう。
「おい、早く来いよ。なにやってんだよ。」
確かにそう聞こえる。そんな内容をずっと言っている気がする。
もしかして・・・俺に言っている?なら、高校の時の友達か?なんてことを想像し、少し安堵する。
↓
「おい、早く来いよ。なにやってんだよ」
確かにそう聞こえる。そんな内容をずっと言っている気がする。
もしかして……俺に言っている? なら、高校の時の友達か? なんてことを想像し、少し安堵する。
2・冒頭に気合いを入れましょう
>僕は○○。両親はパン屋だ。僕は4ヶ月前に大学に合格した。
そんな作者の露骨な世界観のオナニーをいきなり押しつけられても反吐が出るだけです。
1と合わせて
>>3の段階で「ああ、こりゃ読む必要ないな」と思われてしまいます。
いっそのこと、インパクトのあるこたつとの会話を冒頭から持ってきてしまってもいいかもしれません。
3・状況の説明を頑張りましょう
小説は、文章だけで相手に世界を伝えます。
例えば
>>3-4。
>そう、俺は3か月前から一人暮らしをしている。
> ああ、4か月前だった。
> その日は一段と寒かった。
>のどが痛くて、喋るのもままならない。
一段と寒かった【その日】とは4ヶ月前の話なのでしょうか? 4ヶ月前の話は終わってて今の話なのでしょうか?
では、何処の話なのでしょうか? この後、いつものように机の前にある椅子に座り出しましたが、どこの机と椅子なんでしょうか?
その後の文を読めばマンションの自宅なのでしょうが、いきなり訳の分からない場所に放り出された読者は戸惑ってしまいます。
4・リアリティを出しましょう
>パン屋を営んでいる両親は、それはそれは仲が良かった。
>マンションの2階に住んでいる俺は、高所恐怖症で、2階の高さでも怖いから、家を出てすぐ下を向き、歩き始めた。
どうでしょう、この2行。違和感を感じませんか?
第一に、パン屋というは(私の思い込みならば申し訳ありませんが)一人暮らしをする子供にポンと
マンションの敷金礼金を出せるほど儲かっていないような気がします。
第二に、(これまた失礼な言い方ですが)一学生の分際でマンションに住む、というのはいささかリアリティに欠けています。
もしも両親に予め貯蓄があったのなら、あるいは主人公が夜に道路整備などのアルバイトをしている、などの描写がなければ
「フィクション以前に嘘くせーありえねー」となってしまいます。
さて、ここまで読んで頂いて手っ取り早い解決法があることに気づきましたか?
そうです。単にマンションではなくアパートにすれば良かったんです。
そんな単語の趣旨選択を間違えた(あるいは軽んじた)が故に、こんな文章を長々と読む羽目になってしまったんですね。
もちろん、どうしてもマンションでなければならない! という理由があるのなら先に説明した通りの描写がなければいけませんが。
5・登場人物の性格、人称をしっかり把握しましょう
>そう、俺は3か月前から一人暮らしをしている。
>まだまだ先の長い人生・・・ここで死にたくはない・・・、なんでも取って良いからどっか行ってくれ・・・、遭遇したくない、それだけを考えていた。
一人称が【俺】の割には若干考え方が弱々しいです。
仮に俺なら「誰だ!!」と声を上げて部屋に入ってもよさそうです。
逆に【僕】なら老後の人生とかも考えてそうですよね。
しかもその後に出てくるこたつの一人称も俺です。
これでは会話の応酬になった時にどっちがどっちか分からなくなってしまいます。
3と被ってしまいますが、小説というのは文章だけで世界を伝えます。
似たような性格の人間が次々と登場してしまうと、書き手は分かっていても読者は混同してしまうかもしれませんね。
もちろん、実はこたつの正体は自分だから似てて当然、なら全く問題はないんですが。
6・物語は完結させてから投稿しましょう
VIPというクソの役にも立たないような板でも真面目に付き合ってくれる人間はたまに居たりします。
物語が完結していないならまだしも、突然「もう眠い、落ちます」ではそんなそこそこの人間も呆れ果ててしまいます。
>締切は4時ごろでよろしくb
この言葉を信じた人間は、多分二度とこのスレを開くことも無いと思います。
ですが、せっかくメモ帳を開いてここまで書いたのでこの感想は投稿しておきます。
もしも次に会うことがあれば、せめて完結した物語を持ってきて下さいね。
完成すらしていない作品を批評することは貴方も含めて誰にも出来ません。
それでは、さようなら。
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 05:59:02.99 ID:xLU07Fid0
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 07:05:54.60 ID:xLU07Fid0
しゅ
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 07:54:53.26 ID:xLU07Fid0
ほ
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 08:07:38.45 ID:xLU07Fid0
age
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 08:11:00.19 ID:UV4iS3o40
タイトル『HAGEROU』
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 08:16:02.88 ID:6KLFqwhC0
凄い感想・アドバイスがwww
ありがとうございました♪
でもね、実は釣りなんですね。
いや釣りって言うたら変ですけどね。
僕中学生なんですb
まあそれだけなんですけどww
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 08:18:41.21 ID:xLU07Fid0
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 08:20:32.33 ID:6KLFqwhC0
いやあなんか構成が難しくてですね・・・。
実は、最初の紹介があって、
そのあとに扉の前で入るか入るまいか躊躇するところあるじゃないですか?
あの場面をもっともっと引き延ばして、
題名を【扉】にしようかと考えたりもしたんです笑
それで、クライマックスは、
恐る恐る入ってみると、ただ、コタツが喋っているだけであった。
みたいな感じもどうかな−なんて笑
まあ、書きながら投稿するところにも、書く方にとっては面白みがありました♪
まだ完結してないですけど、あとは想像にお任せします♪
ということで
アドバイスをしっかり聞きうけたうえで
2作目しっかり作ります
もちろん短編で
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 08:23:25.70 ID:xLU07Fid0
>>59 > 恐る恐る入ってみると、ただ、コタツが喋っているだけであった。
面白くねぇな
二作目楽しみにしてる
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 08:24:12.61 ID:6KLFqwhC0
あ、質問があります!
縦読みにして(原稿用紙のようにして)保存して、それをうpとかできたらいいなーって思うたんですが、
そういうやり方ないですかね・・・。
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 08:28:32.41 ID:6KLFqwhC0
>>60 グハww
ですよねーww
まあ次も同じ感じになるんですけど、頑張ってみます。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 08:29:08.92 ID:xLU07Fid0
>>61 どっちでもいいと思う
こ
う
ゆ
う
こ
と
か
?
たしかに、この内容でこれで大学生だったら引くわw
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 08:30:26.12 ID:6KLFqwhC0
>>63 こんな大学生は絶対にいませんよねww
まあ厨房は厨房らしく頑張ってみますね☆
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 08:31:31.99 ID:xLU07Fid0
で、
>>61よ 縦書きで保存でうpってよくわからないんだが
こ
う
ゆ
う
こ
と
か
?
中学生なら話は簡単
読め、古今東西関わらず色んな本を読め
言葉の使い方を決めているのはそれまでの歴史なんだから
読書経験がそれなりになきゃ無理が出る、がんばって
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 08:36:00.14 ID:6KLFqwhC0
>>65 まいくろそふとおふぃしゃるわーどって言うやつを使ったら、
とりあえず縦書きはできるようになった…。
あとは、横縦ともに20字ずつにして、
保存方法を習うだけだb
>>66 理系なんで♪まじ勘弁ww
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 08:40:00.69 ID:6KLFqwhC0
原稿用紙設定OK!
あとはこれをどっかにうpできるかどうか・・・。
変な小説。い、良い意味で……ね?
べつに悪くいってるつもりはないから……
って感じなんだろうな。みんな。
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 08:45:26.05 ID:6KLFqwhC0
小学生みたいな文章だから、逆に中学生で良かったわ。
大学生だったら、将来を心配するレベル。
>>67 理系なんでとかギャグだよな…せめて大学行ってから言え
ただの不勉強だ
一つのジャンルを徹底的に掘るとかもアリ、SFとかね
血も肉も骨もないのに生き物は成り立たないわけよ
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 09:55:40.23 ID:xLU07Fid0
sa age
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 10:21:30.55 ID:xLU07Fid0
は?
こういうのはちょっとくらい破綻していたほうがいい。
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 11:49:43.35 ID:ZthbgyU10
変だね……あ、いやいい意味で///
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 12:38:39.19 ID:xLU07Fid0
しゅ
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 13:14:21.77 ID:xLU07Fid0
ほ
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 14:40:34.44 ID:xLU07Fid0
ひお
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 16:19:07.79 ID:xLU07Fid0
a
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 16:28:45.87 ID:IWXbS+Qy0
昔々あるところに
おじいさんとおばあさん(仮)が住んでいました
おじいさんは隣村へ柴田狩りに
おばあさん(仮)はコインランドリーに洗濯に行きました
おばあさん(仮)が「便利便利万歳便利便利万歳便利便利万歳人間」と
口ずさみながらコインランドリーへ向かっていると
「ドンブラコドンブラコ」とつぶやきながら
おじいさんが狩りにいったはずの柴田がむこうから歩いてきました
「なっなんでお前がここにいる…」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 16:32:23.11 ID:3F55o/cB0
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 17:02:16.83 ID:6KLFqwhC0
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
やっぱ2作目出さない方が良いですかね?
空気読んで立ち去りましょうか?