私があのキグルミ…いや”存在”といえるものと逢ったのはいつからだろうか
確かあの日は会社をクビになって夕方河川敷の方で途方にくれていた…
キグルミ「ねえ?おじさんは何をしているの?」
ほう
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 01:36:19.48 ID:HO7LRNgwO
けい
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 01:36:43.71 ID:j9HygwPG0
しゅ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 01:37:09.18 ID:YPwfKWTn0
じゅ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 01:37:25.83 ID:WAcMhAbl0
あの時私は、どこかの会社のキャンペーンか何かのキグルミが仕事を終えて
事務所か何処かへ帰ろうとしているのだと思っていた
だが、そのキグルミは体系とは程遠いまるで子供のような声をしていたのだ
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 01:37:34.87 ID:HvQJ1LAY0
つー
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 01:38:03.52 ID:YPwfKWTn0
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 01:40:26.23 ID:WAcMhAbl0
ワクワク「そうだね…おじさんは会社をクビになっちゃったんだ…」
ゴロリ「クビ…?そうかおじさんは会社にボロ雑巾のように扱われた挙句
こんなとこで途方にくれてるんだね」
私はキグルミのバイトからそんな事を言われ少しムッとしていたが
すこしばかりかこのキグルミの事が気になりだしていた
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 01:41:13.22 ID:LSHFt3npO
眠い
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 01:44:47.23 ID:WAcMhAbl0
>>8 すまんこって
ワクワク「なぁ…君の声は幼く聞こえるんだが…君は何歳だ?」
ゴロリ「人間というのは一年という区切りをつけて自らの死を刻んでいるんだったね
そうだね、僕は永遠だよ」
全く話がつかめずただ呆然と立ち尽くす私にキグルミは嬉しそうに言った
ゴロリ「おじさん…僕とこの世界を創り変えてみないかい?」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 01:47:48.64 ID:YPwfKWTn0
>>11 違うだろ
「そもそもオレが立てたスレじゃねえか!」って突っ込むとこだろ
可愛いんだから、もう
そういうとこ、嫌いじゃない
ううん、好き
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 01:49:55.36 ID:1xQ4WT7X0
スレタイwktk
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 01:50:01.41 ID:WAcMhAbl0
ワクワク「どういうことだい…?」
ゴロリ「言葉の通りさ
君はこの世界にもはや何の執着も持っていない
君は無欲な存在…いえば虚無の状態にある」
ワクワク「僕は会社をクビになっているだけだ…別に虚無なんかにはなっていない」
ゴロリ「ふーん、まぁいいや…おじさんの名前は…」
ワクワク「そうだね、僕の名前は」
ゴロリ「おじさんの名前は無くなったよ」
ワクワク「…?」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 01:55:12.10 ID:WAcMhAbl0
そういえば、名前を言おうとした直後いつの間にか私は名前を言えなくなっていた
頭をフル回転させても私の名前が出てこないのだ
ゴロリ「人って言うのは肉体…個人の情報…そして精神によって束縛されるものなんだよ
そしておじさんは個人の情報と精神を失うことに成功した…」
ワクワク「おい!待ってくれ!個人の情報というのは…!」
ゴロリ「おじさんの住所は?」
ワクワク「え…と…な・・何でだ…!?なんで出てこないんだ!」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 02:01:26.37 ID:WAcMhAbl0
ゴロリ「ハハハ、大丈夫だよ…
衣食住に関しては僕の作った次元があるからそれを使えばいいよ」
そういうとキグルミは私の目の前の空や川などの背景をグニャグニャとさせた
すると、その合間に真っ白な空間が広がっていった
ゴロリ「さぁ…この中だ
この中では君の望むものがすべて手に入るよ」
ワクワク「おい…!君は何者なんだ…!?」
ゴロリ「僕はゴロリ
それ以上でもなければそれ以下でもない
一ミリも違わないゴロリさ」
このキグルミがこの世界の生物…いや存在でないものが今はっきりとわかった
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 02:03:44.23 ID:WAcMhAbl0
ゴロリ「おじさんの名前が必要だったね」
ゴロリ「そうだな…コレは僕の気持ちを表した言葉だ」
ゴロリ「今日から君の名前は『ワクワク』さんだ」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 02:04:29.76 ID:1xQ4WT7X0
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 02:15:36.81 ID:WAcMhAbl0
ワクワク「ワクワク…か」
ワクワク…この言葉の気持ちになった事は実際生きてきてあまり無かった
子供の頃から気持ちなんて持っていても何の損得もなかったと考えていたし
今でもただ飯が食えればそれでいいかなと考えて生きているものだから
『ワクワク』なんて言葉感じ取れるはずが無い
だが、今この人外の存在をみて私は例えように無い気持ちになっていた
この気持ちを表すなら『ワクワク』なのかも知れない
期待age。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 02:21:05.90 ID:ps6YQcUqO
ワクワクとかオワコンですぞ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 02:23:42.74 ID:WAcMhAbl0
ゴロリ「じゃあまず手始めに君に仕事をあげようか…」
ワクワク「仕事…?」
ゴロリ「君には某放送局の番組の司会をしてもらいたい」
ワクワク「待ってくれゴロリ!僕は会社をクビになったばかりの冴えないおじさんだ
そんなヤツが放送局の司会なんてとても…」
ゴロリ「だい丈夫さワクワクさんは図画工作が得意でしょ?
それを生かして子供向け番組の司会をやってもらう」
確かに私は子供の頃から図画工作が得意だ
与えられた折り紙一枚でかなりの物をつくる自信がある
しかし
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 02:25:44.30 ID:1xQ4WT7X0
支援。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 02:29:21.42 ID:WAcMhAbl0
ワクワク「私には話しなんて無理だぞ…ゴロリ…
ましてや与えられた台本を感情をこめて言うだなんて…」
ゴロリ「ああその辺は任しておいてほしい
君は口パクで狂ったような表情で笑顔を作っていればいい
君の音声は僕が補うよ」
ワクワク「だがゴロリ…今は秋だ…面接の期限はとっくに過ぎたぞ」
ゴロリ「そうらしいね…じゃあ」
彼がそういうと紅葉をし始めた木々が緑になっていきい
いつのまにか枯れていた桜の花が散りだした
ゴロリ「じゃあスタートだよ。
『ワクワクさん』」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 02:41:38.87 ID:WAcMhAbl0
ワクワク「時を戻したのか・・・?」
ゴロリ「違うよ…時を飛ばしたんだよ…ワクワクさんをこの次元に置き去りにしてね」
ワクワク「!」
ワクワク「そうか…やはり君も過去には戻れないのか…」
ゴロリ「じゃあ人間は未来には行けるのかい?」
ワクワク「いや…なんとも…」
ゴロリ「でもそうだね、人間は過去にはいけないよ
過去に行くことは不可能なのさ」
ゴロリ「まぁいいや…ワクワクさんいまからNHKに向かおう」
ワクワク「!]
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 02:49:20.61 ID:WAcMhAbl0
ゴロリ「どうしたのワクワクさん?いまのワクワクさんに出来ないことは無いよ
なんたって僕がいるんだからね」
ワクワク「それもそうか・・・」
NHKへの就職は容易だった
どうせまたゴロリが不思議な能力を使ったのだろうか
あまり私自身試験や面接の記憶が無いのだ
ゴロリ「就職おめでとうワクワクさん!」
ワクワク「どうせ君が何かしでかしたんだろう?」
ゴロリ「ハハハッ!ご名答だよワクワクさん」
ゴロリ「じゃあまず準備段階は終了だねワクワクさん」
ワクワク「なぁ…ゴロリ?君がしたいことというのは何なんだ?
君は欲しいものを望めばなんだって手に入るじゃないか」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 02:53:54.90 ID:1xQ4WT7X0
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 02:57:25.55 ID:WAcMhAbl0
ゴロリ「世界を作り変えるって言ったじゃないか」
ワクワク「ちがう君が何を思ってそうするかってことが僕は知りたい」
ゴロリ「そうだね…暇つぶしかな?」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 03:03:01.57 ID:WAcMhAbl0
ワクワク「なんだそりゃ…
君も暇って言う感覚はあるんだな」
ゴロリ「そうだね。僕は暇を潰すために人間を使って育成ゲームをしているのさ」
ゴロリ「人間には感情があるからね
思い通りなんかに動かなくて楽しいよ」
ワクワク「…ますます訳が解らないな」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 03:07:27.12 ID:WAcMhAbl0
ワクワク「君なら人間程度の思考を簡単に弄れそうだがな」
ゴロリ「そんなのつまんないじゃない
いや…性格には全て弄ったかな…」
ワクワク「ならなんで僕を世界再編なんかに誘ったんだ?」
ゴロリ「進行役に普通の人間を入れたかったからかな
そして…
僕が人間として生きるためだ」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 03:10:14.32 ID:WAcMhAbl0
ワクワク「ますます訳がわからないな」
ゴロリ「君と僕が創り上げた世界で僕は人間として生きるんだよ」
ワクワク「何故?」
ゴロリ「面白そうだからさ」
ワクワク「僕は人として生きたことが無い
だから人として生きたい
ただそれだけさ」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 03:13:33.85 ID:1xQ4WT7X0
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 03:13:34.04 ID:Wfxjf3scO
wkwkさんは人じゃなかったんだよ
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 03:18:06.72 ID:WAcMhAbl0
ワクワク「とは言ってもだ…君は人間ではなくキグルミだ
正直君を人間として扱うには無理がある」
???「そうかな」
ワクワクがゴロリを見ようとするとそこには一人の少女が立っていた
少女「僕はゴロリだよ」
ワクワクはそれに驚いて瞬きをする
すると、今度は目の前にオジサンが立っている
ゴロリ「ハハハッ!びっくりした?ワクワクさん?」
ワクワク「からかっているのか?」
ゴロリ「そうだね」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 03:22:08.80 ID:WAcMhAbl0
>>34 すいませんミスですね
ワクワク「なぁゴロリ…さっきの女の子の姿になってくれないか?」
ゴロリ「…?別にいいよ」
少女「こうかな?ワクワクさん?」
ゴロリ「ねえ…もしかしてワクワクさんってロリコン?」
ワクワク「…」
少女「ヘンタイ」
ワクワク「…」
ワクワク自信まさかの四十過ぎで新たな性癖に目覚めるとは思いもしなかった
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 03:31:54.38 ID:NUNqQv9s0
ロリコンかよwww
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 03:38:30.88 ID:+sg1YkIJ0
おもろい!
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 03:40:36.07 ID:WAcMhAbl0
ゴロリ「んじゃあワクワクさんは僕の作った世界で過ごしといてよ」
ワクワク「ん…ああ」
ゴロリ「欲しいものがあればなんでも手に入るから適当に時間を潰しといてね」
_______
ワクワク「なんでも手に入るか…」
ワクワク「どんべえが食べたい」
ワクワク「どんべいが あらわれた」
ワクワク「沸騰したお湯」
ワクワク「あっちぃ!!あっちぃ!俺の頭からお湯が落ちてくることがあるかよ…」
ワクワク「ジョジョ全巻」
ワクワク「ハンターハンター最終巻」
ワクワク「ん?出てこないぞ」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 03:42:56.89 ID:WAcMhAbl0
ゴロリ「それは時が対応していないからだよ」
ワクワク「!」
ゴロリ「残念ながら今の時代に出ている物しかこの空間は出さないんだよ」
ワクワク(じゃあハンターハンターはこのまま終わらないって事か…良かった良かった)
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 03:45:23.84 ID:WAcMhAbl0
ワクワク「核爆弾」
ゴロリ「!」
ワクワク「やっぱなし!」
ゴロリ「使いこなしてるねロリワクさん」
ワクワク「ロリは余計だよゴロリ」
ワクワク「ゴロリロリ…」
ワクワク「いやなんでもない」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 03:53:03.00 ID:WAcMhAbl0
少女「朝だよ!ワクワクさん」
ワクワク「なんだゴロリか…」
ゴロリ「よく気づいたね」
ワクワク「流石に二日連続でやられるとすぐにわかるものさ」
ゴロリ「んじゃあNHKに行こうか」
ワクワク「そうだね」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 04:06:54.42 ID:WAcMhAbl0
NHKでの収録は簡単なものであった
簡単な図画工作を行い
自分は口パクで台詞は全てゴロリにいわせるというものであった
ワクワク「なぁ、ゴロリこんなことをして何か意味でもあるのか?」
ゴロリ「僕はね、このNHKの電波に乗せて子供にさまざまな情報を送っているんだ」
ワクワク「というと?」
ゴロリ「つまり、子供たちにしか見えも聞こえないもしない
『作ってワクワク』を見せているんだ」
支援。
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 04:15:32.68 ID:YHUZ/4M00
はやくはやく
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 04:15:48.85 ID:WAcMhAbl0
ワクワク「そんなことをして何の意味になる?」
ゴロリ「親って言うのは自分の子どもをいわゆる『良い子』として育てたがるがため
子供には綺麗な童話の話をする
でもそんな事をしたって無駄さ、優しいだけでは世の中は渡れない・・・」
ゴロリ「子供のうちは感受性が豊かだ
だから僕は子供たちに質問しているのさ
本当に君の親は正しいか?友人ははたして必要か?ってね」
ワクワク「何が目的でそんなことを…」
ゴロリ「君たちが子供の頃はこんなこと無かっただろう?
ぼくは今までとは違った未来が見たいんだ
僕が人間として行う上でね」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 04:16:39.97 ID:2tpHyz3xO
ところで新アルバムまだかよ。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 04:23:47.09 ID:WAcMhAbl0
ワクワク「人間ねぇ…」
ゴロリ「そう人間」
少女「ほら、こんな感じの…」
ワクワク「ビクッ!」
少女「ははっ!ロリコンは反応しちゃうんだね!」
少女「胸触って」
ワクワク「え」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 04:25:01.78 ID:1xQ4WT7X0
ゴスロリゴロリ
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 04:28:52.10 ID:WAcMhAbl0
少女「僕の心臓…動いてるでしょ…死へのカウントダウンを刻んでるの…
これは元の僕からの劣化だよ…いや進化かな…死ぬことが出来るのは進化なの?
それとも退化なの?」
ワクワク「」(ムニッ
少女「ん…!…ってどこ触ってんのワクワクさん?」
ワクワク「…」(ムニッ!ムニッ!
オッサン「ワクワクさんどこを触っているのですかな?」
ワクワク「オエエエエエエエエェェエオォオエエ」
ゴロリ「はははっ!面白いねワクワクさん」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 04:30:37.13 ID:WAcMhAbl0
ゴロリ「じゃあ、ワクワクさん今日も僕の空間で過ごしても良いよ」
ワクワク「ああ、ありがとうゴロリ
ワクワク「核弾頭」
ゴロリ「!」
ワクワク「発射!」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 04:31:23.03 ID:1xQ4WT7X0
幼女おっぱいうp
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 04:33:56.18 ID:WAcMhAbl0
ワクワクがスイッチを押すと核弾頭はゴロリの作った空間の遙か遠くへ消えていった
スイッチを押して二分後に大きな爆発音が響いた
恐らく飛ばした核弾頭が爆発したのであろう
ワクワク「こんなことも出来るのか
面白いな」
ゴロリ「それが今の時代の基本的な核弾頭の威力なんだね」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 04:38:44.05 ID:WAcMhAbl0
ワクワク「なぁゴロリ、ここの兵器を外に出して僕が戦争をおこしたらどうするんだい?」
ゴロリ「全力で止めるかな」
ワクワク「殺しはしないのか?」
ゴロリ「殺しても良いよ
ただワクワクさんは例を見ないタイプの人間だよ
だから殺すのはもったいないかな」
ワクワク「それは良かった…」
ゴロリ「ん?ワクワクさん、ついに生への執着が出来たの?」
ワクワク「分からないな」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 04:44:31.29 ID:WAcMhAbl0
ワクワク「ただ君と過ごしてからは
この世界で生きてても良いかなって思えるようにはなったかな?
君はどうなのゴロリ?」
ゴロリ「わからないや
ただワクワクさんといる時間は楽しいかな」
ワクワク「そりゃ直で人に接しているからね
今まで直で人に接したことの無かったゴロリからしたら楽しいんじゃないかな?」
ゴロリ「それは違うね
僕はワクワクさんと一緒に過ごす時が楽しいんだよ
他の人間と過ごしていてもつまらないだけさ」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 05:03:22.80 ID:WAcMhAbl0
ワクワク「ありがとうゴロリ…君と居ることで僕は生きる実感を得られた
ありがとう」
ゴロリ「礼を言われる筋合いはないよ
君は僕のコマにしか過ぎないんだから」
ワクワク「ありゃ?そうかいゴロリ?
その割にしちゃあ大分いい扱いを受けてる気がするけどなぁ?」
ゴロリ「そうなの?そんなにいい扱いかな?」
ワクワク「ああ凄い家(空間)にもすめたし君は少女の姿にもなってくれたしね」
ゴロリ「本当にワクワクさんは救いようの無いロリコンだね」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 05:07:33.74 ID:WAcMhAbl0
ワクワク「まさか死ぬ間際にこんな事になるとはねぇ
一生分の運を使い果たしなぁ」
ゴロリ「死ぬ間際?」
ワクワク「ああ末期の肺ガンでね
時期に死ぬ」
支援。
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 05:15:01.10 ID:WAcMhAbl0
ゴロリ「!」
ゴロリ「待ってよワクワクさん!ほら!今肺ガンを治す薬を出すから!」
ワクワク「いや、このままこの時代の人間のまま死なせてやってくれないか?」
ゴロリ「なんで!?助かる命じゃないか!」
ワクワク「…人はいつか死ぬ
それは紛れも無い事実だよゴロリ…
僕はその時期が早かっただけさ」
ゴロリ「ふざけてんじゃない!
ワクワクさんが居なくなったらこれから先どうやって過ごしていけばいいの!?
ただ人として死ぬのを待ってろっていうの?」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 05:20:16.84 ID:1xQ4WT7X0
急展開
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 05:25:58.93 ID:WAcMhAbl0
ワクワク「…いい君の暇つぶしを考えたぞゴロリ…
これは僕のためにもなる…」
ゴロリ「楽しみだなワクワクさん」
作ってワクワクの収録でよく聞いたフレーズに思わず噴出してしまいそうになるが
なんとかコレをワクワクは堪えた
ワクワク「いいか僕は人がいつか死ぬと考えている
正直今までの生活が続いていたら何の後悔も無く死ねただろう
だが、君とであってこのまま死ぬのが惜しくなった
そこでだな…」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 05:30:21.50 ID:ORXTB6uS0
急展開
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 05:30:34.11 ID:WAcMhAbl0
少女「ねえワクワクさん?」
ワクワク「なんだゴロリ・・・?またからかうのか?」
少女「あのキグルミの格好でいうのもなんだからこの姿で言ってあげるわ
ワクワクさん」
少女「私はあなたといた数日間がとても楽しかったわ
これはほんの少しのお礼」(チュッ
ワクワク「あのなぁゴロリ…」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 05:34:33.60 ID:WAcMhAbl0
ワクワク「結局君と約束した世界再編は叶わなかったな」
少女「この際世界再編はどうでも良くなったかな
それよりかはあなたの肺がんが治るように
過去の段階で医療を発展させておくわ」
ワクワク「そりゃぁ無理だ…人は過去に戻って進化することは出来ないんだよゴロリ」
少女「相変わらずだね、ワクワクさんは」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 05:38:45.48 ID:Lq1xS4Fm0
ワクワク喫煙者だったのか…
IDにまでワクワクさん要素を入れるとは大した奴だ
68 :
宮子は俺のry ◆MIYAKONVBs :2011/01/02(日) 05:40:30.70 ID:W+PEx1vf0
>>66 いや、タバコ吸ってなくてもなる確率は高いんダナ
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 05:43:02.29 ID:WAcMhAbl0
少女「じゃあワクワクさんの言ってた暇つぶしアナタが死んでから実践してみるわ」
ワクワク「ああ…そうしてくれ
だがそれをすればゴロリはいつか死んじゃうぞ?」
少女「良いのよ
別に結果がほとんど分かりきった世界を傍観しながら留まることが
良いってわけでもない気もしてきたしね」
ワクワク「そうか…じゃあ頑張れよゴロリ」
少女「ワクワクさんもね」
ワクワクさん「ああ言われなくても…」
ワクワクという存在は静かに誰にも悟られることなく消えていった
また同時にゴロリという存在その次元から消えていった
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 05:56:48.30 ID:WAcMhAbl0
「何作ってんの?」
「紙飛行機」
「なんで紙飛行機なんか作ってんの?」
「僕みたいだから…」
「なんで?」
「だって紙飛行機は誰かに飛ばされて
飛ばしたやつが知らないとこで落ちるじゃない」
「どういうこと?」
「誰かに使われるだけ使われて誰も知らないとこでくたばっちゃうってことさ」
「…そういうものなのかな?」
「どういうこと?」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 06:02:35.85 ID:1xQ4WT7X0
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 06:04:09.99 ID:WAcMhAbl0
「紙飛行機は落ちたらそれで終わりだけど…くんは人じゃないの?」
「つまり・・・?」
「誰かに飛ばされて落ちても
人間なんだから自分の足で歩けばいいじゃんってこと」
「あっ、それ僕の紙飛行機…!」
「よっ!」
「!」
「ありゃ・・・すぐ下に落ちちゃった」
「ああ…それ投げ方に力が入ってるんだよ…」
「んじゃーどうしたら高く飛ぶの?」
「こう…さ適量の力を加えてさ…よっ!」
「おお!高く飛ぶねー!」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 06:08:52.17 ID:WAcMhAbl0
「んじゃあちょっと手伝ってよ!」
「手伝うって?」
「腕持ってくれる?」
「え・・・あ・・・うん・・・」
「こんなもん?」
「ちょい力が入り過ぎてるかな・・・よし!こんなもんかな!」
「おっけーおっけーんじゃ飛ばすよー!よっ…!」
「戻ってきちゃったね…紙飛行機…この紙飛行機はきっと私ね…」
「なんで?」
「ふふっ、内緒…」
「あ…!教えてよー!」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 06:13:06.40 ID:fYcY0AHGQ
わくらの
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 06:21:59.83 ID:WAcMhAbl0
彼女が現れてから
僕の世界は色を変えた
人はいつか紙飛行機みたいにどれだけ高飛んでもいつか落ちるようにして死ぬ
これは紛れも無い事実である
でもきっと落ちても誰かが飛ばしてくれればまた紙飛行機は高く飛んでいく
平凡で退屈な日常は音を立てて変わって行った
これが心がワクワクするということなのだろうか?
楽しい気持ちやワクワクする気持ちは自分でも作れるかもしれない
けれど他人がワクワクするところは自分が楽しんでいるときより優しい気持ちになれた
だから
少女「…ただいま」(ニコッ
「「作ってワクワク!」」
-fin-
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 06:24:17.04 ID:6foncE190
オワタwwwwwwww
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 06:26:07.76 ID:WAcMhAbl0
深夜遅くまでこんなスローペースな駄文にお付き合いいただきありがとうございました
そういやこの他にもSS書いてたりもしたがいつの間にかdatおちし(ry
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 06:35:58.08 ID:fGSAIg1KO
そしてぼくらは恋していく
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 06:39:55.12 ID:1ipb8llQ0
乙、いいSSだったよ
また機会があったらSS期待してるぜ
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 10:27:35.40 ID:zGuLaDDKi
面白かった乙
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 10:31:09.57 ID:FaVFkfSc0
面白かったぞ乙
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 10:37:31.75 ID:gvvyH3SwO
懐かしかったぜ!
位置乙!
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/02(日) 12:14:59.29 ID:eyA17455O
暇だから真面目に腹筋しながらこのスレ開いたら目から我慢汁出てきた
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ネタバレ
ワクワクさんは子供嫌い