1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
どうせ立たないだろ
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 13:45:47.71 ID:bDNxgcDn0
たつた
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 13:52:26.88 ID:JzAZFOdH0
スレタイに惹かれた
期待
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 13:54:57.04 ID:xWHcfRgX0
しえん
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 13:58:29.23 ID:gJLkrR1iQ
>>3 その期待には、確実に応えられない
俺 ストパン 知らない
>>1 ありがとうございます!
このスレは、
〜〜〜〜〜〜
725:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/31(金) 13:13:39.28 ID:gJLkrR1iQ
代理スレ立て頼みたい
スレタイは自由に決めてくれ
スレタイに使うAAはテンプレ1か2から選んでほしい
即興・ながらで書いていく
よろしくお願いします!
〜〜〜〜〜〜
という試みのもとに立てていただきました
俺 ストパン 知らない
ウィキペディア 見ても よく分からない
だから あのアニメ 関係ない話 なる
ごめんなさい
ながらで、ゆっくりゆったりじっくりのそのそだらだら進めていきます
なるべく短くなるように頑張ります
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 14:02:09.32 ID:R0lLZC220
知らねぇのかよwwって思ったらいつもの人か
期待
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 14:03:49.81 ID:BaOPijE00
大丈夫だ、俺も知らない支援
いつもの人来たwww
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 14:04:52.20 ID:HHniRfSv0
いつもの人ktkr
支援!
ま た お ま え か
支援
俺も元ネタよくわからないけど期待支援
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 14:06:45.70 ID:gJLkrR1iQ
諸君には、このような経験は無いだろうか。
寝坊し、慌てて学校ないし会社に行く準備をする。
かなり慌てて、だ。
そうだな、冬の日であることを念頭に置いてほしい。
コートを着て、荷物を持ち、家を出る。
走る、走る。
間に合うか間に合わないか、それだけを考えて。
ようやく目的地に到着する。一安心。
そしてコートを脱ぐ。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 14:09:21.65 ID:gJLkrR1iQ
すると。
慌てるあまり、すっかりズボンを穿き忘れていたことに、今更気付く。
下半身はパンツ一枚。
皆の目に晒される、己の下着。
諸君には、このような経験は無いだろうか――
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 14:10:24.10 ID:xWHcfRgX0
ねーよwww
流石にねーよwwwwwwww
導入だけで昨日のおばけやしきとの差がすげぇ
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 14:11:40.25 ID:5tKsYEr0O
途中で気づけwwwww
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 14:13:12.98 ID:BaOPijE00
ありえねぇwwwww
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 14:16:27.12 ID:gJLkrR1iQ
え? 無い? は? ふざけんな、あるだろ。
あるだろ!! あるって言えよ!
……僕はあったんだよ、畜生!
教室のど真ん中! ふうやれやれと息をついてコートを脱いで!
女子の悲鳴! 男子の笑い声! 先生なんか手を叩いて大笑いだ。
そうして僕についたあだ名が、
(-_-)ストライクヒッキーズのようです
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 14:17:19.61 ID:BaOPijE00
パンツじゃないから!
ま た あ ん た か
ペース早すぎなんだよwwww
まだおばけやしき落ちてねえのにwwwww
しえーん
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 14:24:26.16 ID:gJLkrR1iQ
それが去年の話。
あだ名の元となったアニメを、僕はよく知らない。
が、馬鹿にされたあだ名であるのは確かだ。
これは良くない。
さらに良くないことに、僕はクラスでもちょっと浮いてる、ぼっちだった。
結果、どうなるか。
まあ分かってくれると思う。
爪'ー`)y‐「おいストライク、パン買ってこい」
うん、こうなるわな。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 14:28:19.56 ID:xWHcfRgX0
支援
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 14:29:36.95 ID:gJLkrR1iQ
ちなみに「ストライクヒッキーズ」じゃ長いので、
省略されて「ストライク」と呼ばれている。
ストライク、だけ聞くと、ちょっと格好良い。
由来はどうしようもないけど。
辛抱強い人は、こんな状況でも学校に通い続けられるだろう。
でも僕は、身体的な痛みにも、精神的な痛みにも、とても弱かった。
だから――部屋に、引きこもった。
支援
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 14:34:38.46 ID:dXntxMSF0
こういうのはヒッキーじゃなくてドクオの役目だと思う
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 14:36:28.97 ID:hbl3cxge0
ストライクかっけえなポケモンかガンダムみたいだ
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 14:45:59.17 ID:gJLkrR1iQ
ハハ ロ -ロ)ハ「ヒッキー、学校、来てくれまセンカ」
僕の部屋。
向かい合って座り、僕に話しかける女性が1人。
僕が通う高校の、英語の先生。ハロー先生。
若くて、美人で、スタイルがとても素晴らしい先生だ。
僕の担任でもないのに、引きこもった僕のもとに毎日のように来てくれる。
不思議。だけど、少し嬉しい。
そして申し訳ない。
(-_-)「……僕のことは、放っておいて下さい」
ハハ ロ -ロ)ハ「ドーシテ」
(-_-)「嫌なんです。みんなに馬鹿にされる。パシリにされる。たまに、殴られる。
もう、嫌なんです」
ハハ ロ -ロ)ハ「アー……」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 14:56:51.22 ID:gJLkrR1iQ
ハハ ロ -ロ)ハ「デモ、アナタ、来年から受験生デショウ」
(-_-)「いいです……もう、どうなっても……」
かっくん、ハロー先生が首を傾げる。
その拍子に、胸がほんの少し揺れた。
何食ったらこんなんになるんだ揉みてえ。
ハハ ロ -ロ)ハ「……困りましたネェ」
(-_-)「……」
ハハ ロ -ロ)ハ「――『ストライク』でしたっけ」
身構える。
先生まで、僕を馬鹿にするのか。
ハハ ロ -ロ)ハ「ドーシテそう呼ばれてるのか、ワタシは知りまセン。
デモ、『ストライク』ッテ、かっこいいデスよネ」
(-_-)「……そんなことない」
ハハ ロ -ロ)ハ「ありマスヨ。辞書で調べてごらんナサイ、
タクサンの意味がありマスヨ」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 15:01:47.85 ID:Yjqm7hrUO
支援
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 15:03:35.81 ID:YDjpbA8v0
支援
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 15:05:54.40 ID:gJLkrR1iQ
たくさん意味があるからって、何なんだ。
由来はパンツ事件でしかない。
格好よさのカケラもない。
ハハ ロ -ロ)ハ「――ジャア、明日、試してみまショウ」
(-_-)「……?」
にこり、笑って、先生は立ち上がった。
軽快な足取りで僕の部屋を出ていく。
(-_-)「明日? 試すって――」
問い掛ける僕を無視し、
先生はウインクを一つかまして、帰っていった。
*****
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 15:13:24.61 ID:gJLkrR1iQ
ハハ ロ -ロ)ハ「起きナサイ」
(-_-)「……」
翌朝。
何故か、先生が僕の部屋に居た。
引っ張り起こされ、服を脱がされる。
(;-_-)「いっ、いやぁああ! 犯される!?」
ハハ ロ -ロ)ハ「ホラ、制服着て!」
パンツ一丁の僕に、先生は制服を投げつけてきた。
――まさか。
(-_-)「……学校に、連れてくつもりですか……?」
ハハ ロ -ロ)ハ「そうデス」
(;-_-)「やっ、やだやだ! ぼ、僕、」
ハハ ロ -ロ)ハ「早く着ろ朝飯食ってとっとと登校しろカス」
うわあ、急に日本語が流暢に。
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 15:14:18.01 ID:YDjpbA8v0
片言はキャラかww支援
なかなか主要メンツが斬新だな支援
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 15:23:55.20 ID:gJLkrR1iQ
*****
――結局、流されるがままに学校へ来てしまった。
(-_-)「やだ……僕、校内歩いてたら10歩に1回くらいの頻度で絡まれるんですよ……」
ハハ ロ -ロ)ハ「ドンダケー。
デモ、ワタシがイッショじゃ、あんまり絡まれないカモしれまセンネ」
(-_-)「まあ、さすがに先生が一緒にいたら……」
ハハ ロ -ロ)ハ「というワケで、ワタシは物陰に隠れマス。1人で歩いて下サイ」
(;-_-)「ええっ!? 絡まれろってことですか!?」
ハハ ロ -ロ)ハ「イッテラッシャイ」
昇降口。
先生は下駄箱の陰に隠れ、僕の背中を押した。
この時点で、既に何人かの生徒は僕を見て笑っている。
……ああ、嫌だ嫌だ。
さっさと靴を履き替えて、保健室にでも逃げ込もう。
ドンダケー
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 15:26:29.44 ID:YDjpbA8v0
支援
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 15:32:59.45 ID:gJLkrR1iQ
(-_-)「はあ……」
爪'ー`)y‐「あ、ストライクじゃん」
(-_-)
早速だよ。
まだ靴履き替えたばっかじゃん。ろくに歩いてすらないじゃん。
畜生。
爪'ー`)y‐「久しぶりだなあ、ええ?
パシリがいなくて困ってたんだよ。
おかえり、ストライク」
にやにや笑って、僕に煙草の煙を吹き掛ける男子生徒。
――フォックス。
(;-_-)「あ、あ、や、あの、」
爪'ー`)y‐「今日はちゃんとズボン穿いてますかーwwwww」
僕のコートをじろじろ見て、フォックスは大笑いした。
嫌だ嫌だ。
(; _ )「あ――」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 15:34:42.96 ID:Vh28klskO
支援
支援
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 15:43:20.52 ID:gJLkrR1iQ
ハハ ロ -ロ)ハ「『ストライク』!」
そのとき、後ろから飛んできた、先生の声。
――何が起こったか、分からなかった。
( ^ω^)
僕の右手に乗っかる、よく分からない生き物。
腕が引っ張られる感覚。
そのまま。
爪'ー(⊂≡(-_- )
フォックスを殴り抜く、僕。
(-_-)
(゚_゚)
ハハ ロ -ロ)ハ「イエスッ!」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 15:44:55.12 ID:BaOPijE00
何が起きた
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 15:45:10.85 ID:YDjpbA8v0
!?
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 15:45:35.63 ID:Vh28klskO
お?
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 15:47:41.02 ID:5tKsYEr0O
えっ
ん!?
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 15:50:09.50 ID:t0Uk/OgO0
俺「NO!」
この作者ブーンを謎の生物にするの好きだな支援
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 15:54:36.45 ID:gJLkrR1iQ
爪#'ー`)y‐「……てめえ……」
(;-_-)「ちっ、ちがっ、違う! 僕じゃない! ほら、何かこいつが……」
右手に乗っていた謎の生物を見せようとするが、
そいつはすっかり消えていた。
周りに居る生徒達が、呆然とした顔で僕とフォックスを眺めている。
そりゃそうだ。片や校内でも有名な不良、片やパンツ事件を起こした笑われ者。
爪#'ー`)y‐「おい、こっち来いや!」
(;-_-)「ひっ……」
首根っこを掴まれ、どこかに連れていかれそうになる。
そこへ、チャイムの音が響いた。
ハハ ロ -ロ)ハ「ホーラ、皆さん、早く教室に行きナサイ」
先生が陰から現れ、フォックスの手を叩く。
ハハ ロ -ロ)ハ「タバコ」
爪#'ー`)y‐「……チッ」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 15:56:03.93 ID:Vh28klskO
ふむ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 15:59:11.68 ID:t0Uk/OgO0
あっ、これアニメとはなにも関係ないのね
フォックスは舌打ちをし、煙草を床に落として踏みつけた。
僕を突き飛ばすように放す。
(;-_-)「あう」
そして、そのまま教室――あるいはサボるためのどこか――へ去っていった。
周囲のみんなも、チャイムの音に慌てて駆け出している。
残ったのは、僕と、先生。
ハハ ロ -ロ)ハ「1限はサボっちゃいまショウ」
そう言って、先生は僕の腕を引っ張り歩き始めた。
僕はともかく、先生がサボるのはどうなんだ。
*****
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 16:09:22.36 ID:YDjpbA8v0
支援
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 16:09:23.38 ID:Vh28klskO
しえ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 16:17:32.54 ID:g/CgIZYC0
しえ
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 16:20:23.92 ID:q4Wx2mQM0
スレタイに釣れられた
俺もストパン知らないけど読んでみる
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 16:21:32.21 ID:8RBHz3Xq0
パンツじゃないから恥ずかしくないのか
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 16:23:35.01 ID:gJLkrR1iQ
資料室。
埃っぽく狭苦しい部屋で、2人きり。
ハハ ロ -ロ)ハ「『strike』、たとえば一つ。『殴る』トイウ意味がありマス」
(-_-)「……ハァ……」
ハハ ロ -ロ)ハ「そういうコト。言葉のチカラは偉大デス」
(-_-)「全然分かんないです」
ハハ ロ -ロ)ハ「理解しろ」
(-_-)「流暢に無茶言いよった」
ハハ ロ -ロ)ハ「……『ストライク』」
(;-_-)「うえっ!?」
( ^ω^)
再び僕の右手に現れる生物。
腕が引っ張られ、目の前の本棚に拳が向かう。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 16:32:13.19 ID:g/CgIZYC0
しえ
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 16:32:38.38 ID:gJLkrR1iQ
(;-_-)「っ、だっ、から!!」
棚に触れる寸前、僕は、左手で生物を握りしめた。
(;^ω^)「!?」
右手が止まる。
左手の中でもがく、小さな、人形のような変なもの。
(;-_-)「こいつ! 何なんですか!」
ハハ ロ -ロ)ハ「アナタの『ストライク』の内の、1人デスよ」
(;-_-)「分かんないって!」
ハハ ロ -ロ)ハ「言葉には力が宿る。知りまセン?」
(;-_-)「……言霊?」
ハハ ロ -ロ)ハ「イエスイエス。正解デス。
ゴホービにキスしてあげまショウ」
(-_-)「なんだと」
ハハ ロ -ロ)ハ「ジョーク」
(´-_-`)
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 16:33:32.15 ID:5tKsYEr0O
言霊みたいなもんか?
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 16:33:52.84 ID:YDjpbA8v0
ヒッキーのその顔新鮮すぎる支援
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 16:34:11.87 ID:g/CgIZYC0
(´-_-`)
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 16:35:12.13 ID:q4Wx2mQM0
ムカついたから乳揉んでやれ
´支援`
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 16:46:39.41 ID:gJLkrR1iQ
ハハ ロ -ロ)ハ「つまり、その『コトダマ』デス」
(-_-)「……うーん……」
気付くと、左手に握っていた生物は消えていた。
ある程度の時間が経つと消えてしまうのだろうか。
ハハ ロ -ロ)ハ「何ヨリ、『ストライク』はアナタの名前みたいなモノ。
思いを込めて口にすることで、アナタ自身に大きな力を与えてくれマス」
(-_-)「思いって?」
ハハ ロ -ロ)ハ「……たとえば、『マッチをする』という意味もありマス。
そのことを考えナガラ、『ストライク』と言ってごらんナサイ」
(-_-)「……」
半信半疑。
とりあえず、やってみる。
(-_-)「『ストライク』」
――途端。
僕の人差し指に、火が灯っt(;-_-)「ぁあっつぅ!!?」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 16:48:55.41 ID:xWHcfRgX0
ほう
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17:00:35.35 ID:gJLkrR1iQ
ばたばた、手を振って火を消した。
熱い。勘弁して。
ノパ听)
しかも、肩に小さいのが乗っている。
さっきのとは違う奴だ。
「ストライク」の姿は、それぞれ違うらしい。
ハハ ロ -ロ)ハ「意味を思い浮かべながら『ストライク』と言えば、
その通りのコトが起こりマス。
今日ダケ、このチカラを貸してあげまショウ」
(-_-)「今日だけ」
ハハ ロ -ロ)ハ「イエス。ダカラ、今日の内に、イロイロ頑張りナサイ」
(-_-)「……先生は何者なんですか」
ハハ ロ -ロ)ハ
かっくん。首を傾げる。胸が揺れる。
ハハ ロ -ロ)ハ「ただの、エーゴの先生デス」
*****
面白い 支援
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17:11:32.58 ID:5tKsYEr0O
ハロー先生かっけー支援
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17:12:00.12 ID:gJLkrR1iQ
電子辞書で「ストライク」を調べながら、教室へ向かう。
今なら、2限から受けられるだろう。
(-_-)「……」
教室に入ると、騒がしかったクラスメート達が一瞬静まった。
自分の席に着く。
きょろきょろ周りを見るが、フォックスの姿はなさそうだ。
やっぱり、サボっているのか。
(-_-)
電子辞書に目を落とす。
くすくす笑う声が不愉快だ。
帰りたい。
部屋で横になっていたい。
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17:17:37.43 ID:xWHcfRgX0
支援
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17:19:12.21 ID:u3Sk3tjo0
規制解けてたら支援
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17:20:52.49 ID:HdQfH8TZO
もうすごいというより呆れるレベル
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17:21:39.81 ID:gJLkrR1iQ
そもそも、ストライクで何をしろって言うんだ。
こんな力があったって、僕に何が出来る。
(-_-)「……」
今日だけ。
今日だけ、やり過ごして。
明日からまた引きこもろう。
僕は机に突っ伏した。
*****
(-_-)「んあ」
眠っていたようだ。
顔を上げる。
……少し、驚いた。もう昼休みじゃないか。
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17:29:49.04 ID:xWHcfRgX0
sien
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17:33:32.42 ID:gJLkrR1iQ
(-_-)「……」
財布を持ち、購買を目指す。
教室で食べるのは嫌だな。
トイレ……も、ちょっと。
保健室。そうだ、保健室に行けばいい。
最初からそうするつもりだったんだ。
そうと決まれば、早くパンか何かを買ってこよう。
(-_-)「――……」
ストライク。
せっかく、先生が「貸して」くれた力なのに。
僕は、それを無駄にしようとしている。
これでいいのか。
(-_-)「……」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17:39:38.69 ID:gJLkrR1iQ
わざわざ電子辞書で調べたくせに、結局、使わずじまいで。
このまま今日をやり過ごして。
……これでいいのか?
先生が、チャンスをくれたのに。
(-_-)「……『ストライク』」
掌を広げて呟く。
すると、小さな、猫みたいなのが現れた。
(,,゚Д゚)
たとえば、こいつは「出くわす」という意味を持つストライク。
せっかく、彼らが僕の手助けをしてくれるというのに――
爪'ー`)y‐「あ」
(-_-)「あ」
畜生。
出くわした。
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17:45:18.08 ID:Yjqm7hrUO
シエン
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17:46:43.33 ID:gJLkrR1iQ
これを人は、自業自得と言う。
爪#'ー`)y‐「てめえ、朝はよくも……!」
(;-_-)「あああああっ、や、だから、それは!」
爪#'ー`)y‐「来い!!」
(;-_-)「ひああああああああああああ!」
みんな、僕らから目を逸らす。
ハロー先生もいない。
これは。
(;-_-)(\(^o^)/)
*****
ストライクの意味調べたヤツ挙手支援 ノ
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17:53:53.26 ID:YDjpbA8v0
ノ支援
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17:55:57.43 ID:gJLkrR1iQ
(;-_-)「あ゙、っはぁっ!!」
顔に衝撃。
そのまま、地面に吹き飛ばされる。
ここは、所謂校舎裏。こういうことにうってつけの。
爪#'ー`)y‐「糞が! 糞が!」
フォックスが、倒れた僕を何度も踏みつける。
痛い。
体も。心も。
(;_;)「ご、ごめ、ごめんなさい、ごめん――」
爪#'ー`)y‐「――あああっ! ほんっと、見てて腹立つ奴だな!!」
(;_;)「ひ、ぐっ!」
爪先が、顎を蹴り飛ばす。
痛い、やめて、お願いだから。
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 18:05:02.18 ID:gJLkrR1iQ
学校になんか来なきゃ良かった。
こんなこと、望んでない。
あの暗い部屋に、ずっと閉じこもっていたかった。
外に出たって、傷付くだけ。
(;_;)「あ、ああう、うあ」
爪#'ー`)y‐「……糞が」
フォックスが、火がついたままの煙草を僕に落とした。
煙を上に流しながら、僕の顔めがけて落下する煙草。
熱いんだろうな。
避けたいけど、フォックスが僕を踏んづけているせいで動けない。
煙草が、すぐそこに迫る――
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 18:05:37.25 ID:JzAZFOdH0
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 18:05:41.50 ID:YDjpbA8v0
支援
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 18:11:07.26 ID:gJLkrR1iQ
(; _ )「――『ストライク』ッ!!」
(#・∀・)
爪'−`)「!?」
黄色い、猫みたいなストライク。
そいつは手に持った釣竿を振りかぶり、
先端、釣り針を煙草へ突き刺した。
――【strike:(餌についた魚を)針に引っ掛ける】――
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 18:12:58.26 ID:HdQfH8TZO
支援
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 18:15:55.32 ID:HdQfH8TZO
ズってのがまたぴったりね
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 18:31:00.50 ID:gJLkrR1iQ
煙草は軌道をずらされ、黄色いストライクの方へ引っ張られた。
フォックスはストライクを見ずに、煙草にのみ視線を向けている。
フォックスには見えない?
それなら、さぞ奇妙な光景が彼の目に映っていただろう。
煙草が不自然な動きで横に飛んでいくという光景が。
爪;'ー`)「な……っ」
(;-_-)「『ストライク』!!」
ξ゚听)ξ
爪;'ー`)「うあっ!?」
金髪の、小さな少女。
その子がフォックスの顔に向けて両手を広げた。
瞬間、フォックスの目に襲い掛かる閃光。
――【strike:照りつける】――
しえん
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 18:42:24.81 ID:YDjpbA8v0
支援
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 18:44:30.52 ID:gJLkrR1iQ
よろけたフォックスの足が、僕の上から退く。
素早く立ち上がり、僕はフォックスと距離をとった。
爪;∩ー`)「っつ……な、何だ、お前……」
(;-_-)「はっ、はあ、はあ……」
次は、次は――
必死に記憶を探る。
辞書に、何て書いてあった?
ええと、たしか、
(;-_-)「『ストライク』!!」
【+ 】ゞ゚)
爪;'ー`)「――っ……!」
フォックスの足が、一度大きく震えた。
――【strike:(恐怖・不安などを)〔人・人の心に〕しみ込ませる】――
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 18:44:55.04 ID:g/CgIZYC0
じえん
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 18:45:10.63 ID:xWHcfRgX0
しえん
しぇん
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 18:55:54.62 ID:gJLkrR1iQ
恐らく効いた、と思う。
フォックスは、きっと、僕にビビったのだ。
(;-_-)「……『ストライク』!!」
フォックスに向かって駆け出す。
(#^ω^)
右手に乗るそいつは、力んだような顔をしていた。
僕も、同じような顔をしているかもしれない。
そして、僕の拳はフォックスへ到達――
爪#'ー`)「……調子に乗んな!!」
(;-_-)「!!」
――する前に、フォックスの手が、僕の右手を掴み上げた。
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 19:08:02.61 ID:R0lLZC220
しえんた
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 19:08:22.81 ID:xWHcfRgX0
しえぬ
しえーぬ
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 19:10:29.06 ID:gJLkrR1iQ
フォックスの空いている方の手が、僕を殴りつける。
それから、お腹の辺りへ膝蹴りを入れられた。
(;-_-)「あ、」
ろくに声も出ない。
膝をつき、蹲る。
爪;'ー`)「……ったく……妙なトリック使いやがって――」
早く、何かしなきゃ。
ストライク。どれ?
何があった? どんなのがあった?
ストライク。ストライク。
殴る。
他は?
あれ、あれ、あ、頭、回らない。
何があった。
ストライク。何。
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 19:11:52.87 ID:xWHcfRgX0
がんばれー
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 19:13:38.39 ID:HdQfH8TZO
支援支援
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 19:15:52.85 ID:gJLkrR1iQ
土を擦る音がした。
蹴られるのか。踏まれるのか。
恐い。
痛いのは嫌だ。
嫌だ。
爪#'ー`)「……この『ストライク』が――」
ストライク。
フォックスが呼ぶそれは、侮蔑でしかない。
嫌だ。嫌だ。
(; _ )「……やめ、て……」
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 19:25:51.76 ID:R0lLZC220
しえぬ
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 19:32:38.68 ID:gJLkrR1iQ
爪#'ー`)「――」
(; _ )「やめて……呼ばないで、ぼ、僕を、ストライクって、呼ばないで……」
(; _ )「恥ずかしい、嫌だ、嫌だよ……」
こんなことを言ったところで、やめてもらえる筈もない。
だけど、言わなきゃいけない気がした。
反抗しなければいけない、気がした。
(; _ )「僕、僕は、友達がいなくったって、
静かに毎日を過ごせれば、それでいいんだ……」
(; _ )「なのに、どうして、こんな」
(; _ )「……お願いだから、僕に構わないでよ……。
僕を、」
僕を。
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 19:33:44.11 ID:xWHcfRgX0
しえんしえん
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 19:36:14.06 ID:gJLkrR1iQ
(#-_-)「――僕を馬鹿にするのを! やめろ!!」
今、思い出す。
ストライク。
『ストライキをする』。
ストライキって言うほどのもんじゃないけど。
――僕は、ストライクの、彼らの力を借りずに。
自分の力で、反抗した。
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 19:37:43.57 ID:xWHcfRgX0
ふむふむ
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 19:44:19.17 ID:gJLkrR1iQ
言い切ってやった。
すごく、すっきりした。
もういい。
蹴るなり踏むなり殴るなり、好きにすればいい。
(-_-)「……」
(-_-)「……?」
なかなか、衝撃が来ない。
恐る恐る顔を上げる。
爪'−`)
フォックスは、つまらなそうな表情を浮かべて、腕を組んでいた。
しばらく睨み合う。
手を出してこないことを確認して、僕は立ち上がった。
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 19:47:48.14 ID:q4Wx2mQM0
どうしたフォックス
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 19:49:24.40 ID:gJLkrR1iQ
(-_-)「……えと」
爪'−`)「白けた」
そう呟いてフォックスは踵を返した。
遠ざかる背中を、僕はぽかんと口を開けながら眺める。
予鈴が鳴るまで、僕は、ずっとそうしていた。
*****
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 19:50:00.67 ID:xWHcfRgX0
ししえぬ
展開うめええええぇええ!!!
相変わらずのクオリティの高さだわ
イイネ支援
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 20:04:43.89 ID:gJLkrR1iQ
ハハ ロ -ロ)ハ「ソウ。頑張りまシタネ」
学校も終わり、僕の部屋。
僕の話を聞き終えたハロー先生は、そう言って僕の頭を撫でた。
ハハ ロ -ロ)ハ「エラいデス。予想外デスヨ、ぶっちゃけキタイしてませんデシタし」
(;-_-)「こ、ここでぶっちゃけんなよ!」
ハハ ロ -ロ)ハ「ゴホービにキスを」
(-_-)「ジョークでしょ」
ハハ ロ -ロ)ハ「うん」
(;-_-)「イ、イエスって言えよ! おちゃらけろよ!
素で返されると、少しでも期待した僕が馬鹿に思えるよ!!」
支援
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 20:06:22.78 ID:gJLkrR1iQ
ごめん、今年最後の晩飯食ってくる
話は、多分あと数レスで終わる
いってらっしゃい支援
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 20:12:40.91 ID:HdQfH8TZO
支援支援
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 20:29:10.02 ID:xWHcfRgX0
支援保守
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 20:36:53.52 ID:gJLkrR1iQ
ただいま
再開する
待ってたしえん
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 20:41:49.01 ID:m8d3JrOMO
C
おかえり支援
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 20:47:25.76 ID:gJLkrR1iQ
ハハ ロ -ロ)ハ「……フフ、ヤッパリ、エラいデス。
最後はコトダマの力を借りずに、自分で立ち向かったんですカラ」
(-_-)「……」
ハハ ロ -ロ)ハ「イチバン強い『コトダマ』はネ。ヒッキー。
自分で考え、自分で選び、自分の最大の思いを込めた、ソノ言葉なんデスヨ」
ぎゅうっと、抱きしめられた。
胸やわらかい。
ハハ ロ -ロ)ハ「ウレシイ。アナタが、そんなにも頑張れたコトが、とても、ウレシイ」
(-_-)「……」
(*-_-)「……ありがとう、ございます……」
先生は何者ですか、と再び訊ねたけれど。
やっぱり、返ってきたのは「ただのエーゴの先生デスヨ」という答えだけだった。
*****
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 20:55:20.04 ID:gJLkrR1iQ
爪'ー`)y‐
(;-_-)
誰か教えてくれ。
僕は、勇気を出して、翌日も学校に来てみたんだ。
やっぱりみんなからくすくす笑われたんだけど。
そしたら。
そこに現れたフォックスが、笑ってる奴らを睨みつけた。
「なに笑ってんだ」とフォックスが凄みをきかせた声で言うもんだから、
みんな怯えて逃げ出したよ。
誰か教えてくれ。
何この状況。
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 20:55:26.51 ID:xWHcfRgX0
支援
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 20:56:52.06 ID:AjIIEfB60
支援
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 20:59:32.71 ID:gJLkrR1iQ
(;-_-)「……あの……」
爪'ー`)y‐「なあ」
(;-_-)「ひゃいっ」
爪'ー`)y‐「昨日みたいに言えばいいじゃん」
(;-_-)「え?」
爪'ー`)y‐「馬鹿にすんなって」
(;-_-)「……」
爪'ー`)y‐
(;-_-)
爪'ー`)y‐
(;-_-)「……が、んばる」
爪'ー`)y‐「おう」
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:00:21.83 ID:xWHcfRgX0
おう
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:03:54.52 ID:BaOPijE00
なんだと…
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:05:14.03 ID:g/CgIZYC0
おう
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:07:35.55 ID:gJLkrR1iQ
何だ、この空気。
フォックスが恐くないぞ。いや、恐いは恐いんだけど。
黙ってフォックスの顔を眺めていると、フォックスが僕の肩に腕を回してきた。
覆いかぶさるぐらいの勢いで。
危うく転ぶところだった。
(;-_-)「うわっ」
爪'ー`)y‐「昨日のアレ、あの手品どういう仕掛けだ?」
(;-_-)「手品?」
爪'ー`)y‐「煙草飛ばしたり、急に光ったり」
(;-_-)「手品……っていうかなあ……」
爪'ー`)y‐「何だよ、勿体ぶんな」
(;-_-)「うーん」
そのとき、前方――少し遠くを、ハロー先生が横切った。
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:12:13.25 ID:gJLkrR1iQ
ハハ ロ -ロ)ハ
ハロー先生は立ち止まり、しばらく僕を見つめて。
ハハ ロ -ロ)ハ b そ
親指を立てて、満面の笑みを浮かべた。
(;*-_-)
おわあ。
何か、顔熱い。どうしよう。
どきどきする。どうしよう。
爪'ー`)y‐「どうしたヒッキー」
(;*-_-)「な、なんでも、ないよ」
あ。
「ストライク」じゃなくなってる。
拳交わしたらマブダチ現象だな支援
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:22:43.74 ID:qgJIN7eS0
間違いなくヒッキーの方が侮辱言葉だよな
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:26:50.58 ID:gJLkrR1iQ
(-_-)「……ふふ」
嬉しくて、思わず笑みが零れた。
爪'ー`)y‐「気持ち悪いな」
(;-_-)「酷い!」
少しして、フォックスも笑い始めた。
楽しそうに。
僕も、再び笑ってしまう。
仲よさ気な僕とフォックスを、みんな、奇妙な表情で見てきた。
僕も、この現状は奇妙だと思う。
でも――楽しいから、いいか。
しかし、それはともかくとして。
(;*-_-)(これは何なんだ……)
ハロー先生のことを考えると、妙にどきどきする。
何でだ。
そういえば煙草にラッキーストライクとかあったな
トキメキ支援
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:30:11.64 ID:AjIIEfB60
しえん
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:32:56.39 ID:gJLkrR1iQ
strike
(struck; struck, stricken)
be struck on…
…に夢中になる, ほれる.
(-_-)ストライクヒッキーズのようです
おわり
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:33:24.10 ID:g/CgIZYC0
乙
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:34:23.59 ID:Zlnh5MDtO
乙!
今回も面白かった!
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:34:40.22 ID:lfEqnzSr0
乙乙
年始もこの調子でがんばってくれ
乙
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:34:56.25 ID:BaOPijE00
乙なんだよ
相変わらずすべらんなぁ
乙!昨日のおばけやしきとのギャップが凄いなwww
今年一年良作をたくさんありがとう!来年も期待してるよ!
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:36:20.78 ID:gJLkrR1iQ
今年最後の投下おしまい!
スレ立ててくれた方、読んでくれた方、レスしてくれた方、
皆さんありがとうございました!
ちなみに俺は英語は得意ではない
あのアニメのネタを期待してた人、ごめんなさい
質問・指摘ありましたらお願いします
乙でした!
>>152 なんで最近になって活発に投下始めたの?
ホント、ながら即興でよくこんな上手い作品ポンポン作れるな……すげぇわ……
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:41:19.53 ID:Z8BLq5Qm0
面白かった、乙!
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:44:08.68 ID:gJLkrR1iQ
>>154 みんなで振り返る〜スレでも質問してくれてたか。答えるの遅れてごめん
俺もよく分からない
なんか、ここ最近色々書きたくてたまらなかった
楽しくてたまらん
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:44:13.75 ID:mopu+SpTO
乙!
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:44:22.69 ID:AjIIEfB60
相変わらず面白いすなあ
乙
乙でした
このながら力(ちから)に憧れる
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:46:34.33 ID:AkLWUr3d0
乙
ながらですげえ
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:47:39.05 ID:m8d3JrOMO
乙!
面白かった
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:48:01.34 ID:xWHcfRgX0
乙!
>>157 目覚めたのか・・・
羨ましいな
読み手としてはうれしいが
来年も期待してるよ
乙
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 22:42:21.10 ID:/RQVFji5O
>>1 そろそろブログやツイッターでもしてみたら?
乙!
毎度毎度ながらにあるまじきクオリティですごいな
今年一年お疲れさまでした
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 22:45:06.71 ID:8RBHz3Xq0
>>157 トリップとかも付けて欲しいな
利便性的に
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 22:50:23.41 ID:gJLkrR1iQ
俺のブログとか誰得
酉か……前にも言われたな、そういえば
ちょっとキー考えてみる
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 22:54:48.59 ID:/RQVFji5O
確かに作ってほしいな
171 :
◆EpvQephXIa3b :2010/12/31(金) 23:00:07.91 ID:gJLkrR1iQ
酉テス
ブログは、いつか気が向いたら
ありがとー!
乙でした!
ID:/RQVFji5Oは犬玉
ブレイド物語の人やん