代理
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 03:47:17.68 ID:MMzCkGP00
期待
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 03:48:00.62 ID:2xr1d3CO0
懺悔
贖罪
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 03:49:12.15 ID:2gaEakON0
「て」が重なってる。
スレタイの時点でこんな知性のかけらもない文章をかくぐらいだからろくなもんじゃない
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 03:51:01.94 ID:LBqEp7qO0
>>5 本当にろくでもなかったから別のに切り替えるぜ!
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 03:51:20.93 ID:JwsMJ4Z9P
代理乙
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 03:52:45.14 ID:LBqEp7qO0
純「私さ、憂のこと大好きなんだよね」
梓「……えっ」
純「何? その驚き方」
梓「……本気?」
純「本気も本気。大本気だよ」
純「あの小動物みたいな顔もさ、もー、全部舐めちゃいたいって程に可愛いじゃん?」
純「無邪気さとか、そういうの、全部ひっくるめて好きなんだよね」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 03:54:33.57 ID:ghUmOsbbP
元のがムギメインならそっちをやれ
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 03:55:26.07 ID:LBqEp7qO0
少しばかり間をおいて。
純「実はさ、今度……憂に告白するつもりなんだ」
梓「…………そう、なんだ」
純「まあ、駄目だったら駄目で、折り合いはつけるつもりだけどさ」
純「あー、どうしよう。今から緊張してきた」
純「中学時代からなんだよね。憂のこと好きなの。三年以上も片思い」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 03:57:33.97 ID:LBqEp7qO0
梓「……あのさ」
純「ん?」
梓「告白しない方が、いいと思うよ?」
純「なして?」
梓「だって、女の子同士なんて、おかしいよ」
純「ううん。愛に隔たりはないんだよ」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 03:59:54.24 ID:LBqEp7qO0
梓「だとしてもさ」
純「駄目駄目。最初っから後ろ向きな思考でいたら、成功するものも成功しないよ!」
梓「…………」
純「とにかく、私は告白するんだ」
純「たとえ、叶わない恋であってもね」
梓(……純らしい)
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:03:53.40 ID:LBqEp7qO0
梓(…………格好いいな)
梓(ひたむきで、前向きで、行動力がある――)
梓(私の憧れの、純)
梓(何としてでも、憂に告白するのはやめてほしいのに)
梓(私意外の女の人に、たなびかないでほしいのに)
****************************************
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:05:10.29 ID:2gaEakON0
スレタイ見てムギ好きが集まるのに、それを変えるとか、
ほんっっとに頭悪いんだな
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:07:03.84 ID:LBqEp7qO0
純「私、お正月に告白することに決めたんだ」
梓「何で、お正月? クリスマスの方がいいんじゃない?」
純「12/25って中途半端じゃん。一月一日の方が、何かピシッとしているもの」
梓「ふぅん」
梓(変わった感覚だなあ)
純「それにさ」
梓「それに?」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:08:27.40 ID:LBqEp7qO0
>>14 でもムギは序盤のほうしか出ないで、あとのほうは憂が和を殺すストーリーだぞ? 支離滅裂だぞ?
純「初日の出を見ながらの告白って、何かロマンティックじゃない?」
梓「まあ、ね」
純「神様に見守られながらの告白。うん、イケる!」
梓(テンションが、いつもに増して高い……)
純「ねえ、梓。お正月、私に付いてきてくれない?」
梓「――え?」
純「何か、私一人じゃ心細いしさ。もしもふられた時にさ、支えになってほしいから、ね」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:11:08.13 ID:LBqEp7qO0
梓「…………」
純「駄目?」
梓(ああ、そんな上目遣いで見られると)
梓(断れなくなってしまうではないか)
梓「……いいよ」
梓(ああ、私の元から純がどっかに行ってしまうのを、見ろというのか)
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:13:34.21 ID:LBqEp7qO0
梓(……純が)
梓(……純が、振られることを私は願っている)
純「ありがとう。梓」
梓(私に感謝しないでくれ)
梓(だって私は、純の不幸を喜んでいる)
****************************************
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:16:07.64 ID:LBqEp7qO0
12/25
prrrr prrrr
ガチャッ
純「もしもし?」
梓「もしもし? 私、梓。あのさ、純」
純「何?」
梓「……あのさ、夜の街歩かない?」
純「今から?」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:17:57.37 ID:LBqEp7qO0
梓「うん」
純「うーん、まあ、いいけど。どこで待ち合わせする?」
梓「駅前」
純「うん。わかった、そこで待っててね」
梓「うん」
ガチャン、ツー、ツー
駅前
純「お待たせ」
梓「早いね」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:19:34.04 ID:LBqEp7qO0
純「そう?」
梓「うん」
純「じゃあ、行こう? 夜の散歩」
梓「うん」
純「周りカップルだらけ」
梓「目に毒だね」
純「本当ね」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:21:09.29 ID:LBqEp7qO0
梓「……あのさ」
純「なに?」
梓「本当に、憂に告白するの?」
純「――うん」
梓「あれだよ。ふられたりとかしたらさ、冬休み明け、学校で顔を合わすの気まずいよ?」
純「かもね」
梓「やっぱり、やめといた方が」
純「でもさ、心の中にある、モヤモヤっていうの? そういうのがさ、爆発しそうなんだよ。伝えたいことを言葉にしたいって、叫んでるんだ」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:22:44.35 ID:LBqEp7qO0
梓「何、それ」
純「恋心?」
純「憂のこと見るたびに思うのよね、憂ともっと一緒にいたいって、さ」
純「憂のことしか考えられなくなって、憂の瞳に吸いいるみたいに魅かれていっちゃってね」
梓(……ああ)
梓(純の気持ちは本物なんだ)
梓(悔しいけど……認めなきゃいけない)
梓(私は――ここまで純を、魅了することはできない)
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:24:52.08 ID:LBqEp7qO0
純「外見だけじゃなく、内面も優しい子だしさ」
純「守ってあげたいなって、思えるんだよね」
梓「そっか……」
梓(せめて、私が出来るのは……純を手助けすることではないだろうか?)
梓「ねえ、正月のいつ告白するの?」
純「早朝。神社で」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:25:00.51 ID:vDSbk8Au0
世の中は不平等で当たり前なのにゃん
天は普通に二物も三物も与えるし、
一物も与えないことだってあるのにゃん
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:27:24.22 ID:LBqEp7qO0
梓「初日の出を見ながら?」
純「そう!」
純「お正月になったら、携帯に電話するから、来てね」
梓「うん……」
梓(ああ、駄目だ。まだ、純が憂に振られてほしい、とか思っている」
梓(そんなんじゃ、だめだ)
梓(せめて、彼女の幸せを――……)
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:28:13.20 ID:vDSbk8Au0
ssの作者だってそうなのにゃん!
普通のれずにゃんなら与えてくれる人はいるのに
何故か食糞になると一物も与えてくれないのにゃん!
これって不平等なのにゃん!
にゃんにゃん!
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:29:23.08 ID:LBqEp7qO0
1/1
憂「おはよう。純ちゃん」
純「ああ、おはよう。憂」
憂「何? いきなり初日の出を見ようだなんて」
純「いやあ、そんな気分だったんでね」
憂「梓ちゃんは?」
純「あ、あ、梓は眠いから行かないって」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:31:09.99 ID:vDSbk8Au0
ぼくはあずにゃんが純に振られてくれないかと思っているのにゃん…
あずにゃんごめんなのにゃん…、
やっぱりあずにゃんは唯とにゃんにゃんしてこそ一番絵になるのにゃん…
ぼくって最低なのにゃん…
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:32:33.40 ID:LBqEp7qO0
憂「そっか……」
純「あ、あのさ」
憂「うん?」
純「あの――そのー」
憂「どうしたの? 純ちゃん」
純「あの――ああっ! ほら、太陽の先っちょ!」
憂「え? どこどこ?」
純「ほら、あそこだって!」
憂「あ、見えた! ああ、初日の出だぁ……」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:35:21.75 ID:vDSbk8Au0
あずにゃんおねがいなのにゃん!
先っちょだけでいいから…ね?
あずにゃんのおまんまんに入れさせてほしいのにゃん!
ぼく、それ以上に何もしないからね?ね?
一生のお願いなのにゃん!><
あずにゃんにゃん!あずにゃんにゃん!
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:35:53.56 ID:MMzCkGP00
純ちゃんは髪を下ろしたほうが可愛い
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:35:55.62 ID:LBqEp7qO0
純(――違う違う! 初日の出が目的じゃない!)
純「あ、あのさ!」
憂「なに?」
純「私、は、えーと、その」
憂「私は?」
純「わ、私は、う、いの――」
憂「ゴメン、聞こえなかった。もう一回言って」
純「私は――憂のことが好きなんだ!」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:37:06.84 ID:vDSbk8Au0
純ちゃんはアレが本体なのにゃん!
髪を下ろすなんてとんでもないのにゃん!
にゃんにゃん!
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:38:07.24 ID:vDSbk8Au0
あずにゃんにゃん!あずにゃんにゃん!
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:38:55.32 ID:LBqEp7qO0
憂「…………え?」
純「わ、私は……憂が、好き」
憂「それって、つまり……」
純「……うん、……告白」
憂「………………」
純「…………返事、は?」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:39:49.04 ID:LBqEp7qO0
憂「ごめん、ね」
純「……………………そっか………………」
憂「あの、でも、これからも、友達として――」
純「………………うん」
憂「あ、それよりさ、初日の出見ようよ、ほら!」
純「うん……」
純(ああ、何で、太陽がぼやけて見えるんだろう)
純(……ああ、そうか)
純(心にちくちくと刺さるような痛み――これが、失恋か)
どうでもいいけど、てが二つ重なってるのは、むしろリズムがあっていいと思う。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:40:51.93 ID:LBqEp7qO0
****************************************
梓「……純?」
純「何? 梓」
梓「ハンカチ貸そうか?」
純「はは、泣いてるわけでもないのに。いらないよ」
梓「そう……」
純「憂は、もう帰った? よね?」
梓「うん、もういないよ」
純「そっか」
梓「ねえ――初詣行かない?」
純「え?」
梓「早いうちに行った方が、混まないでしょ?」
****************************************
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:41:25.40 ID:vDSbk8Au0
あずにゃんのウンチを食べて、昨日何を食べたか当てるききウンチがしたいにゃん!
まずあずにゃんの肛門からひねり出されるウンチを肛門から直で食べるのにゃん
胆汁の苦みの中に広がるかすかなしょっぱさとタンパク質の分解された硫黄のような臭い
これは卵焼きとハムの味なのにゃん!昨日のあずにゃんのおかずはハムエッグだったのにゃん
という具合にウンチでご飯を予想するのにゃん
勿論あずにゃんのウンチを食べる訳だから興奮のあまり一口でペロリと平らげてしまうから
間違えちゃうことも多いんだけどにゃん!
あずにゃんにゃん!あずにゃんにゃん!
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:41:52.45 ID:LBqEp7qO0
さい銭箱に十円ずつ入れて、二人は両手を合わせた。
純「梓、何お願いしたの?」
梓「秘密。純は?」
純「決まってるよ。次こそうまく行きますように、だよ」
梓「懲りないね」
純「めげない、負けない、諦めないがモットーだからね」
梓「ふぅん。――ああ、そうだ。お守り買わない?」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:42:45.15 ID:LBqEp7qO0
お守り売り場
純「そう言えば、何のお守り買うの?」
梓「うーん、買うっていうか、プレゼントするんだけど」
純「誰に?」
梓は純を指差した。
純「え? 私の?」
梓「うん、待っててね、買ってくるから」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:43:36.27 ID:LBqEp7qO0
数十秒後
梓「お待たせ」
純「何? 何のお守り?」
梓「決まってるじゃん」
梓は笑んだ。
梓「恋愛成就のお守りだよ」
終わり
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:45:08.25 ID:vDSbk8Au0
で、食糞は?
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:46:19.09 ID:vDSbk8Au0
おい
俺の食糞
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:48:08.41 ID:LBqEp7qO0
紬「世界ってなんて不平等なのでしょうか」
紬「私のような人徳者がいる半面、彼女たちのような愚か者がいるという事実」
紬「私のような富豪がいれば、彼女たちのような貧民がいるという現実」
紬「ああ――なんて不平等なのでしょう」
梓「……どうしちゃったんですか? ムギ先輩」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:49:26.98 ID:LBqEp7qO0
紬「まあ。そう僻まないでくださる?醜いですわよ」
梓「……あの、ムギ先輩?」
紬「様、を付けて下さらない? 下賤の者」
梓「……紬様……」
紬「落ち着いてください。仕方の無いことなのですわ。人には生まれ持った才能と、知恵と、運があるのですもの」
梓「……話、聞いてます?」
紬「あなたはそのどれもを欠いて、生まれてきてしまっただけですわ」
梓「――あの!」
紬「あらやだやだ。小人は短気ですわね」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:50:18.78 ID:LBqEp7qO0
律「ほっとけ、梓」
梓「律先輩……、ムギ先輩は、どうなったんですか?」
律「……amazonから取り寄せた『ホンネーデル』という薬を、投与してみた」
梓「何ですか? それ」
律「その人間の本性を、一時的に顕現させる薬だ。潜在的な感情を表に出すことができる……らしい」
梓「その薬を、ムギ先輩に?」
律「ああ。澪で試そうと思ったんだけどな。私やってみたいって、ムギが言ってきたものだから……」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:51:22.97 ID:LBqEp7qO0
梓「いつ、治るんですか?」
律「一錠三十分」
梓「いつ飲ませたんですか?」
律「二五分くらい前」
梓「あと少しってことですか」
律「だろうな」
梓「……ところで、何で部屋の隅っこで澪先輩は体育座りをしているんですか?」
律「『まあ、お禿げさん。その巨乳で幾人の男を誑かしましたの?』ってムギの台詞のせいだな。あっちも放っておけば治る」
梓「はあ……」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:52:16.91 ID:LBqEp7qO0
紬「ああ! 私はなんて恵まれているのかしら! 頭脳! 容姿! 性格! どれをとっても最高級!」
梓「いらってきますね」
律「いらってくるな」
梓「……唯先輩は?」
律「掃除と面談。今日は遅くなるって言ってたよ」
がちゃっ
憂「あの、お姉ちゃんは来てませんか?」
梓「あ、憂」
律「ああ、唯なやつならまだ教室に――」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:53:05.44 ID:LBqEp7qO0
紬「あら? そこにいるのはだぁれ?」
憂「はい? ……平沢憂、ですけど。紬さん、ですよね?」
紬「様、を付けてくださる?」
憂「は?」
紬「ですから、紬様、と呼んで下さらないかしら」
憂「な、何で……?」
憂はちらりと梓の方を見た。梓は目をそらしてしまう。
紬「同じことを三度も繰り返して言わなければいけませんの? まったく。物覚えの悪い猿ですわね」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:53:34.61 ID:vDSbk8Au0
なにその薬
あずにゃんに飲ませた上で、唯にぎゅーっとされたあずにゃんが
ついうっかり唯に対する好意を口に出してしまうという素敵展開を希望しているのにゃん!
あずにゃんにゃん!あずにゃんにゃん!
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:54:15.94 ID:LBqEp7qO0
憂「な、何かあったんですか? 紬さん……?」
紬「ですから! 様を付けなさいと言っているでしょう!」
憂「は、は、はい。紬様っ」
紬「よろしいですわ。――それで、何の用なのかしら」
憂「え、あ、お姉ちゃんはどこかなーって」
紬「お姉ちゃん?」
憂「あ、平沢唯です」
紬「ああ、あのバカ娘ですわね」
憂「……バカ娘?」
憂の声が低くなった。
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:55:19.15 ID:LBqEp7qO0
紬「ええ。自閉症を患っているであろう、あの穢いバカ女」
憂「……自閉症? ……誰のことです?」
紬「まあ! 猿は前後の文脈からも判断できないのかしら。平沢唯とかいう女ですわよ」
憂「…………ああ?」
梓「お、落ち着いて、憂。これには訳があるの」
憂「私は平常心だよ? いたって冷静だし至って普通だよ?」
今にも襲いかからんとする憂を抑えつけた梓は、律に聞いた話を伝えた。
憂「じゃあ、紬様……紬さんが馬鹿になっているのは、薬のせいってこと?」
梓「……まあ、平たく言えば」
紬「二人で何を話し込んでいますの? 猿が二匹集まったところで、大した知恵は出ませんよ?」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:56:11.64 ID:LBqEp7qO0
憂「……ねえ、梓ちゃん」
梓「なに?」
憂「今、紬さんをリンチしても許されるんじゃないかな」
梓「そうしたいのは山々だけど、本人も悪気があってやっているわけじゃないから……」
憂「悪気がないから性質悪いよね。本当」
梓「……憂?」
憂「あはは。冗談冗談。紬さんを殺したいなんて思っていないって」
梓「…………そう」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:57:02.36 ID:LBqEp7qO0
〜数分後〜
紬「ああ、莫迦だらけ! 私の周りは莫迦だ……ら………………け?」
律「……ムギ?」
紬「りっちゃん?」
律「……記憶はあるか?」
紬「え? 何の?」
律「……薬を服用してからの」
紬「薬……ああ、本性を出すってやつ。ごめんなさい、何か、ぼうっとしちゃってて。覚えてないわ」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:58:02.68 ID:LBqEp7qO0
紬「私、なんて言ったの?」
律「……大したことじゃないよ。あはは」
憂「…………………………ちっ」
紬「……ねえ、梓ちゃん?」
梓「はい?」
紬「私、本当に何もしていない?」
梓「あー、はい!」
紬「じゃあ、あそこで悶えている澪ちゃんは何なの?」
梓「……さあ? 発作かなんかでしょうね」
紬「…………本当? 私、澪ちゃんに何も言っていない?」
梓「はい。言ってませんよ」
憂「……………………………………………………ちっ」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:58:24.15 ID:yypke7+2O
腹黒いな
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:58:55.59 ID:LBqEp7qO0
律「ま、まー、とにかく。この薬の効能が分かったわけだな」
梓「……ですね。本物です、これは」
律「危険だな。どっかにしまっておくか」
律が机の上に、『ホンネーデル』のビンを置いた。
そのとき。
ばぁん!
唯「いやー、ごめんごめん。遅れちゃった」
律「あ、ああ。唯。遅かったな」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:59:55.12 ID:LBqEp7qO0
唯「何か面談が長くなってね。えへへ」
唯が机に置かれた『ホンネーデル』のビンに気づく。
唯「なに? ドロップ? 飴ちゃん!?」
机から、『ホンネーデル』をひったくる。
律「あ、こら!」
律の静止も聞かず、唯はビンの蓋を開け――。
2,3錠、飲んだ。
…………………………………………………………。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:00:44.31 ID:LBqEp7qO0
唯「…………ねえ、りっちゃん」
律「な、何だ!?」
唯「私、軽音部やめる」
律「は? 唯何言って――」
唯「私、生徒会入る」
律「…………………………………………………………は?」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:01:03.35 ID:MMzCkGP00
俺はここから百合百合になるって信じてる
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:01:46.47 ID:LBqEp7qO0
唯「退部届どこ?」
憂「お、お姉ちゃん。そんなこと言わないで」
唯「何? 憂。いつまで私にそうやってひっついているの?」
憂「…………………………………………え?」
唯「いつもいつもウザいんだよね。姉より出しゃばってさ」
憂「………お姉、ちゃん?」
唯「私より優れているところばかり見せつけてさぁ。本当に迷惑。有難迷惑。マジで腹立つ」
憂「何、言ってるの…………………………」
唯「邪魔」
唯は憂の腹を蹴った。かはっ、という声と吐瀉物を散らしながら、憂は後方へ受け身もとれずに飛んで行く。
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:02:15.44 ID:vDSbk8Au0
あずにゃんにゃん!あずにゃんにゃん!
実は唯が本物のスカトロジストで
あずにゃんの食糞を希望する展開に違いないにゃん!
あずにゃんにゃん!あずにゃんにゃん!
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:03:02.88 ID:LBqEp7qO0
唯「ほら、早く退部届」
律「え、何で」
唯「うぜえな。おまえ言ったこと一つ出来ねぇのか?」
律「おい、唯。それが薬のせいってわかってるけど、私にも限度があるんだ」
唯「薬ィ? これか?」
手に握っているビンを見おろす。
唯「なんだ? その眼? 返してほしいのか? この薬とやら、ん?」
律「……………………………………っ」
唯「そうはいきませーん!」
おもむろに、ビンを自分の口に近づけ、ペットボトルに入ったジュースを飲む要領で、薬を口にしていく。
こんな時間に面白そうなの投下しやがって!完徹コース入りました
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:03:55.16 ID:LBqEp7qO0
律「や、やめろ――」
唯が律の腹を蹴った。
唯「うぜぇ」
ばーりぼーりと薬を咀嚼する。
唯「おい、そこの」
唯は梓を指差した。
梓「は、はい!」
唯「さわ子が来たら言っとけ。唯先輩はやめましたって」
梓「え、でも」
唯は机を蹴り飛ばした。部屋の隅っこに座っている澪に直撃。
唯「言っとけ。これは命令だ」
梓「はい…………」
唯「じゃあな」
唯はギターを投げ捨てて、生徒会室へ向かった。
面白いじゃないか、このやろー
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:04:45.74 ID:LBqEp7qO0
生徒会室
こんこん、と生徒会室のドアがノックされた。
和「どうぞ」
唯「和ちゃん!」
和「唯。どうしたの?」
唯「和ちゃんに逢いに来た!」
和「そう。何かあったの?」
唯「和ちゃんに言いたいことがあるの」
和「なに? 生徒会への要望? 講堂のスペース確保?」
唯「和ちゃん、私、和ちゃんのことが大好き」
和「私も好きよ、唯のこと」
唯「違うの! そういう『好き』じゃないの!」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:05:00.28 ID:vDSbk8Au0
おい
俺の思い描いた展開と全然違うじゃねぇか…
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:05:47.14 ID:MMzCkGP00
急に冷静になんなよ
抜いたのか?
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:06:11.59 ID:LBqEp7qO0
>>70 俺の書くssって全部尻すぼみなんだ……
唯は和に歩み寄る
そして、キスをした。
唯「……こういう、『好き』なの」
和「………………ゆ、い」
唯「ねえ、和ちゃん…………?」
和「何よ……、副会長とかが見てるわよ、唯。落ち着いて」
唯「無理だよぅ。私、和ちゃんのことを想うだけで、頭がぼうっとして、体中が熱くなって、歯止めが聞かなくなるの。…………だから、ね?」
和「ゆ、い」
唯「和ちゃん、私の体は………………和ちゃんのものだよ?」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:07:10.44 ID:LBqEp7qO0
和が生唾を飲み込む。
唯「ねえ………………和ちゃん。見られている方が、かえって、やりやすいんじゃないかな」
和「………………莫迦言わないで。私は生徒会長よ?」
唯「それが、なにさ。私と和ちゃんの間には、役職なんて関係ないよ」
和「………………唯、それはだめ。まだ、早いわ」
唯「十八年も我慢してきたんだ…………もう、無理だよ」
和「唯…………………………」
唯「和ちゃん…………………………」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:07:31.77 ID:vDSbk8Au0
ぼくの唯梓を返せ
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:08:00.20 ID:LBqEp7qO0
和「駄目よ」
唯「どうして? いいじゃん」
和「違うわ。『和ちゃん』なんて呼んじゃ駄目。『和』って、呼んで」
唯「和ちゃん…………」
唯は首を振る。
唯「和………………」
和「唯………………」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:10:14.02 ID:LBqEp7qO0
見つめ合い、そして、キスを再びする。
お互いの下が絡み合う。唾液と唾液が交わる。
舌が口内をなめまわす。唯の口の中には、粉々になったたくさんの塊があった。
唇を離す。つぅ、と糸が引く。
唯「和ちゃん、私はこれだけじゃあ満足できないよ」
とろんとした瞳で唯が言う。
唯「……………………ね?」
和は、唯を突き飛ばした。
唯「…………………………え?」
和「きめぇんだよ。レズ女」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:11:08.24 ID:vDSbk8Au0
食糞はおろか唯梓にすらならなかっただと…?
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:11:10.27 ID:MMzCkGP00
あちゃあ、口移ししちゃったかあ
口移しで薬の効果が移ったのか
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:12:28.81 ID:LBqEp7qO0
唯「………………………………和?」
和「はァ? 何呼び捨てにしてんの!!? 意味わかんねぇ!」
唯の胸部を足でける
和「はァ? つーか何ここ! マジあっちぃんだけど! 冷房とかねぇのー?」
和「つーかぁ、生徒会長って何? こんな雑用係やってらんねぇー、あー、体がほてるんですけどぉ、マジあーちーいー」
唯は自分の口に、まだ、あの薬のかけらが残っていることに気が付いた。
和「マジばーてーるーわー」
和は制服を脱ぎ始めた。
和「ひゃは? なんか服脱いだらテンションあがってきたんですけどーぉ」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:13:41.93 ID:MMzCkGP00
この和ちゃんと結婚したいよ!
誕生日おめでとう!
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:14:33.78 ID:LBqEp7qO0
ブラもいらないパンツもいらない全部いらない。
和は全裸になった。
和「こんな堅苦しい空気マジかーんべーん!」
和「私はー! 何物にも拘束されないんだあああああああああああああ!!!!!」
メガネを窓に投げ捨てる。窓ガラスが割れた。
和「フリィィィィィィダァァァァァァム!!!!!!!!!」
そのまま、和は廊下に出て行った。
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:14:40.99 ID:vDSbk8Au0
眼鏡の裸とかもういいから
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:15:28.63 ID:LBqEp7qO0
唯「……………………………………和」
唯は、和の脱ぎ棄てた服を見つけた。
匂いを嗅ぐ。
ああ、パンツだ。
黒色。
頭にかぶってみる。
テンションが上がる。
頬が緩む。
唯「………………」
自分の股間に手を入れ、何かをえぐった。
何とも言い難い快感が、押し寄せてくる。
唯「…………えへへ」
唯はスカートを脱いだ。パンツも邪魔だ。
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:16:28.65 ID:LBqEp7qO0
湯気を立てた股間があらわになる。
唯「………………あはぁ…………」
股間の割れ目に人差し指を入れ、出し、入れ、出す。
唯「………………和ぁ、和ぁ………………」
ぐっちょぐっちょ、と音がたつ。その度に指が激しさを増してくる。
唯「和ぁ、和ぁ、和ぁぁぁ」
中指も入れ、二本でピストン運動を開始する。
自分が自分を犯していく感覚に、妙な恍惚を感じた。
唯「和ぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああっ!!!」
唯はそして、その場にへたり込んだ。
唯「ふられたぁぁ………………和ぁあぁぁぁ……………………」
そして、泣きだした。
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:17:46.73 ID:LBqEp7qO0
三階廊下
和「ひゃっほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
生徒A「あ、あれ、生徒会長じゃない!?」
生徒B「だよねだよね、どうしたんだろ。服も着ていないし」
和「ぶるぅあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
生徒の視線が、気持ちよかった。
和の眼の前には、窓。その外には、美しい青空が広がっていた。
――思いっきり、外にダイブしたら気持ちいいだろうなぁ……
和「ぅらぁぁぁぁああああああああああああいいいいいいいいぃいいぃぃぃいいいいいいい!!!!!!!」
そして和は、窓ガラスを大破して、外へとびでた。
三階からの落下が、一層和を高揚させた。
ぐしゃ
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:19:03.34 ID:LBqEp7qO0
****************************************
和は意識を取り戻した。
和「……病室……?」
憂「あ、和ちゃん」
和「…………憂」
憂「和ちゃん、二週間も眠っていたよ」
和「そう…………でも、なにがあったかわからないわ」
憂「結果からいうと、和ちゃんは退学になりました」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:19:54.89 ID:LBqEp7qO0
和「…………は?」
憂「校舎を全裸で走った上に、器物損壊。退学にならない方がおかしいよ」
和「ちょっとまって、そんな」
憂「あ、あとね。お姉ちゃん死んじゃった」
和「…………………………………………………………は?」
憂「和ちゃんがいない世界に未練はない、だって」
和「そんな、まさか」
憂「本当だよ?」
和「………………嘘」
憂「本当だから、私はここにいるんだよ」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:20:39.79 ID:hWy4kZBvO
スレタイの話が気になって見てみたらすごい詐欺だったwwwwww
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:20:45.34 ID:LBqEp7qO0
和「…………は?」
憂「和ちゃんが、お姉ちゃんを殺した」
和「ちょっと、待って、それは」
憂「何で、私が二週間も付きっきりでここにいたのかわかる?」
それはね。
憂「和ちゃんが目覚めたときに、一番早く殺せるようにだよ」
和は逃げようとした。しかし、体の自由が取れなかった。足は骨折していて、腕から点滴が注入されている。
憂「ねえ、和ちゃん」
憂「和ちゃんは二人の人間の人生を台無しにしたんだよ」
憂「お姉ちゃんと、私」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:21:44.68 ID:LBqEp7qO0
憂「だからさ、死ね」
憂の両手が、和の首を抱いた。
和「…………ァ、あァ」
和の眼球がひっくり返りそうになる。
憂「ねえ、和ちゃん」
和「ァ………………………………………………ぁ」
憂「和ちゃんの十八年の人生は、幸せだった?」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:22:49.19 ID:LBqEp7qO0
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和は目を覚ました。
そこは病室だった。
傍らを見る――誰も、いない。
悪い夢を見ていたのだ、と和は頭の中で整理する。
憂に殺される、悪い夢。
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:23:51.24 ID:LBqEp7qO0
?『………………………………ちゃ、ん』
声?
?『…………か……ちゃん』
聞き覚えのある、声。
和の寝るベッドの、足元の方。
そこに、手があった。
ベッドの下から、手が這い出てくる。
手首、二の腕、肩、そして、顔。
唯の顔。
真っ赤になっている、唯の顔。
目は完全にイっている。
唯「のどか………………ちゃん」
唯の首には、荒縄の痕があった。
唯「一緒に、死のう?」
そして、唯が――――――――――。
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:23:55.71 ID:vDSbk8Au0
唯梓の食糞希望してただけなのに
どうしてこうなった
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:24:43.72 ID:LBqEp7qO0
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和は目を覚ました。
そこは生徒会室だった。
手元には、部費の書かれた一覧票がある。どうやら経理の最中にうとうとしていたらしい。
和「……疲れているのかしら」
和は眼をギュッとつぶる。
と、そのとき、生徒会室のドアがトントンと叩かれた。
和「どうぞ」
唯「和ちゃん!」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:26:00.03 ID:LBqEp7qO0
和「唯。どうしたの?」
唯「和ちゃんに逢いに来た!」
和「そう。何かあったの?」
このとき、ふと既視感をおぼえる。
唯「和ちゃんに逢いに来た!」
和「そう。何かあったの?」
唯「和ちゃんに言いたいことがあるの」
和「なに? 生徒会への要望? 講堂のスペース確保?」
唯「和ちゃん、私、和ちゃんのことが大好き」
既視感は確信に変わる。
和「私も好きよ、唯のこと」
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:27:10.80 ID:LBqEp7qO0
唯「違うの! そういう『好き』じゃないの!」
唯は和に歩み寄る
そして、キスをし ない
和は唯を蹴飛ばした。
和「ああ、思い出したわ」
和「律が変な薬を買ってきて、紬が試しに飲んで、効果が切れて、そのとき唯がやってきて、唯は薬を誤って飲んでしまう。
その薬の影響で唯は軽音部を辞めて、私のところに来た」
和「あの夢の内容、完全に覚えているわ」
唯「和ちゃん……どうして……?」
和「ごめんね、唯。だけど、薬で芽生えた恋心なんて、私はいらないのよ」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:29:18.27 ID:LBqEp7qO0
唯「……そっか、和ちゃんは私が嫌いなんだ」
和「いいえ、大好きよ」
唯「そっか、なら――」
和「だから、眠って?」
和の拳が唯の顔にめり込んだ。
和「薬の効果が切れるまで、気絶させればいいのよね」
倒れた唯に、馬乗りになる。
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:30:27.00 ID:LBqEp7qO0
和「ごめんね、唯」
そして、顔面を何度も殴る。唯の鼻が折れた。頬骨も折れているかもしれない。構わない、だってこれは仕方の無いことだから。
唯「のぉぉ! っ。 どぉいぎゃぁ! かぐわぁぅ!」
和「うるさいわねえ、静かにして。殴るのに集中させて」
唯「うぃおぁ、りぃぁ! ぎぅぇ! リァもオ! のぅえ!」
十分間ほど殴る続けて、やっと唯は気絶した。
和「いや……まだ、甘いかもしれない。これだけじゃあ、効かないかも」
和は屋上に向かった。
屋上から下を見おろす。これくらいの高さがあれば、大丈夫かな。
和は唯の気絶体を、そこから落とした。
どうしてこうなったw
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:31:25.40 ID:LBqEp7qO0
****************************************
唯は死んだ。
そして今、和は掃除用具箱の中で隠れている。
憂「のーどかちゃーん」
掃除用具箱の外から、憂の声。
憂「私からお姉ちゃんを奪って」
憂「挙句の果てに殺した」
憂「そんな罪深い和ちゃんは、どーこだ?」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:31:30.84 ID:eGtFB3LU0
どうしてこうなった・・・
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 05:32:12.77 ID:LBqEp7qO0
和は、震えた。
からころから、とバットを引きずるような音。からころから、からからころ。
思わず、身をよじってしまう。
がたん、とモップの柄の位置がずれた。音が出る。ばれる、やばい。和は戦慄する。
憂「そーこかぁ」
憂の足音が、大きくなる。
憂の足音がやむ。
和「……ぁ」
そして、用具箱の扉が開けられる。
憂「みぃーつけたぁ」
そこには
終わり
wwwwwwおわたwww
乙。なかなか良かったぜ。
紬がもっと活躍してくれれば尚良かった。