ツンデレにこれって間接キスだよなって言ったら578.5

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
◆このスレは何?
ツンデレの妄想でひたすら萌え続ける場です。どんな形でもいいのでアナタのツンデレ妄想を垂れ流してください。
◆前スレ
ツンデレにこれって間接キスだよなって言ったら578
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1293024115/
◆まとめサイト色々
http://www.geocities.jp/tundere2ch/index.html (更新停止)
http://sntd.web.fc2.com/ (長編 更新停止?)
http://www.geocities.jp/tsunderechohen/ (長編 更新停止)
http://tunder.ktkr.net/ss/ (SSまとめ 更新停止?)
◆過去ログ置き場
http://www.tndr.info/
http://tunder.ktkr.net/ (更新停止?)
◆ツンデレにこれって間接キスだよなって言ったら 専用掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/computer/21510/
◆うpろだ
http://tunder.ktkr.net/up/
http://kjm.kir.jp/index.php (携帯用)
◆お題作成機
http://f3.aaa.livedoor.jp/~fake/odai/sel.cgi
http://masa.s23.xrea.com/
http://maboshi.yh.land.to/tundere/
◆規制中の人向け、レス代行依頼スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/21510/1275069975/
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:03:08.10 ID:2IKCY+HH0
◆ツンデレって何?
「普段はツンツン、二人っきりの時は急にしおらしくなってデレデレといちゃつく」ようなタイプのキャラクターのこと。
◆このスレでよく使われる人物設定
男:デフォルトネームは別府タカシ。ツンデレに色々したりされたりする。
アッパー:デフォルトネームは椎水かなみ。感情表現豊かな基本形。
ダウナー:デフォルトネームはちなみ。ローテンションで「……」を多用して喋る。
お嬢:デフォルトネームは神野りな。お嬢様口調。というかお嬢様。
老成:デフォはまつり。「纏」と書く。わしは〜じゃのう等、古風かつジジ臭い言い回しをする。
尊大:デフォはみこと。「尊」と書く。自信に満ちあふれたような、偉ぶった言い回しをする。
関西:デフォはいずみ。関西弁で喋る。
ボクっ娘:ボクっ娘ツンデレ。一人称「ボク」。デフォルトネームは決まっていない。
勝気:気の強い男勝りツンデレ。デフォルトネームは決まってい(ry
無表情:無表情ツンデレ。デフォルトネームは決まっ(ry
中華:中華系ツンデレ。「〜〜アル」といった言い回しをする。デフォルトネームは決(ry
幽霊:幽霊ツンデレ。憑依したりする。アッパーだったりダウナーだったりする。デフォルトネームは(ry

山田:クラスメイトとして使われることが多い。いわゆる友人A。なぜかVIPPER口調で描かれがち。
友子:クラスメイトとして使われる事が多い友人B。好奇心が強かったり世話好きだったりいろいろ。

※名前の由来などについてはまとめサイト参照

・上記の名前や設定はあくまでデフォルト。
・投下許可は求めなくていいですが、長編SSについては、投下前に宣言をしていただけると他のSSとのごちゃ混ぜ防止になるのでスレに優しいです。
・書き上がってから一斉投下してね。 書きながら投下はイクナイ。
・感想レスは励みになるので大歓迎。
・投下のタイミングは自分で見計らおう。投下直前にはリロードを心がけよう。
・もしスルーされても泣かないこと。
・投下後に殊更に感想を求めたり、レスが付かないからって自虐したりすると、ツンデレに嫌われます。
・みんなも多少のことは大目に見てスルーしよう。
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:05:05.28 ID:2IKCY+HH0
クリスマスの勢い激しすぎワロタwwwwwwwwwww





... .. .. ☆ ::::: ::::::::: ::::;:;:;:;::;:;;;;;;;;;;;;;;;;;
    |\ . . . .. :: ::;;:;:: ;;:;;;;;;;
    ノ气;)-、. . . :::::::: ::;:;:;:;;;;;;;
   /:/.ヽ:ヽ::i .. . .. :::: :::::::;:;:;:;;
 ̄ ̄`" ̄ `-.' ̄
ワロタ・・・・・・
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:23:27.95 ID:zYV5X85B0
一乙
ちょっとツンデレさんとディナー行ってくー
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:37:27.38 ID:yQxXLo0IO
いちおつ
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:48:59.24 ID:7nsP2ZPvO
クリスマスは家族と過ごすものらしいのでツンデレ妹と夜通しイチャイチャするか
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:49:32.00 ID:zfsViRJqO
落ちてしまったのか……
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 20:12:10.29 ID:Xl+RDcj7O
あれだ皆ツンデレとクリスマス過ごすために忙しいんだよきっと


かくいう俺も今からみこちんにミニスカサンタコスをプレゼントしに逝くところなんだ
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 20:26:37.19 ID:97mngqG/0
そうか、今日ってクリスマスだったのか。

お題
・テレビも新聞もないので俗世のことをよく知らないツンデレ
・世間知らずなツンデレ
・日付を忘れてたツンデレ
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 20:32:18.17 ID:/iR5epc30
もしかして絵とか貼られちゃいました?見逃した…
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 21:02:25.28 ID:wgdwlHqz0
ただいま委員長
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 21:39:15.34 ID:LaOuKAzQO
いちおつ
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 21:49:40.79 ID:ot1tcMSDO
今からボクっ娘と一緒にショートケーキを食べるんだ…
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 22:07:55.84 ID:mjWcJTr90
クリスマスなのに彼女もいなくて、就職試験の不採用通知が今日届いた…
サンタはなぜ俺にこんな仕打ちを…
マジで泣きそうだ
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 22:20:06.29 ID:hu3sWw9W0
愛理たん
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 22:22:25.71 ID:uPTXgSoZO
ツンデレを愛する全ての同士に幸せが訪れますように
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 22:26:16.31 ID:JwbWYvBP0
>>14
勘違いしないでよね、今日はイブなんだから
明日のクリスマスはいいことあるんじゃないの?
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 22:33:57.83 ID:yURJHVlnO
覚悟こそ幸福
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 22:50:33.62 ID:AjlDpeppO
>>14
嫌なことがあった時は、とりあえず笑っとけ
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 23:21:14.09 ID:zYV5X85B0
とりあえずツンデレさんのほっぺを愛でてくる
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 23:38:35.57 ID:nHROEfGN0
ツンデレさんとケーキ食べながらいちゃいちゃする時間ですねわかります
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 00:15:24.69 ID:Vh7L4Lrj0
ほっほっほ
ID
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 00:17:42.76 ID:vgwlGz2eO
ID
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 01:07:09.85 ID:7kiI8QD6O
性夜を過ごす全ての俺に数レス捧げる
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 01:13:39.91 ID:vmZ3PuhX0
かもん
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 01:14:10.63 ID:yAvqmizC0
性夜に一人寂しくゲームとか楽しすぎて困っちゃうなぁ!
ボクッ娘も一緒にいるし本当に楽しいな!
本当に・・・楽しいな・・・
271:2010/12/25(土) 01:14:44.20 ID:7kiI8QD6O
ガチャバタン
タ「ただいm」シーン
タ「…そういやカーチャン親父と飯食ってくるって言ってたな…orz」
タ「べ、別に寂しくないし!独りのイヴとかいつものことだし!」
タ「…(´;ω;`)ブワッ…早く寝よう…」ガチャッ
勝『よう、遅かったな』パリパリペラペラ
タ「…えっと勝美さん?何故俺の部屋でポテチ食いながら漫画読んでんのかな?」
勝『そりゃおばさんに留守番頼まれたらな』パリパリ
タ「そうか、ならもう帰っていいぞ」
勝『生憎帰れねえんだよ、家もお袋が出掛けててな』ペラペラ
タ「…は?」
勝『おばさんに留守番頼まれたのを聞いたお袋がな、【ついでに泊まっちゃいなさいよ】とか抜かして追い出しやがったんだよ』パリパリ
282:2010/12/25(土) 01:16:14.01 ID:7kiI8QD6O
タ「…おいちょっと待て、今日はカーチャンも親父も帰ってこないぞ?」
勝『んなの知ってるっての』
タ「いや、だからつまり今日一日この家には俺とお前しかいない訳でだな//」
勝『何だよ、照れてんのか?そんな間柄でもねえだろ』ペラペラ
タ「そりゃそうだが…」
勝『とにかく今日は世話になるぜ、んじゃ風呂入ってくるわ』パタン スタスタ
タ「あ、ああ…//」
勝『…覗いたらぶっ飛ばすからな?//』
タ「しねえよ!!」
293:2010/12/25(土) 01:17:17.58 ID:7kiI8QD6O
タ「(おk、状況を整理しよう)」
タ「(今日はイヴ、で勝美と二人きり、そして今勝美は風呂に入ってる)」
タ「(これはあれか!DT卒業フラグなのか!?)」
タ「(…いや、何考えてんだよ俺は、相手は世界一恋愛という言葉が似合わない勝美だぞ?)」
タ「(うん、考えるだけ無駄だな…さっさと風呂入って寝よu)」ガチャ
勝『………』
タ「ん、出たのか勝美…っておい!?お、お前タオル一枚とか風邪引くz『…んで…だよ…』…へ?」
勝『何で…来ないんだよ…』
タ「いやお前が来るなって…」
勝『お前みたいな変態人間なら来るのが当然だろ!』
タ「へ、へへへ変態ちゃうわ!!」
304:2010/12/25(土) 01:18:14.30 ID:7kiI8QD6O
勝『…ここまでしても…グスッ…ダメなのかよ…』
タ「…か、勝美?」
勝『俺…ヒッ…私…そんなに魅力ないの…?』
タ「え…?」
勝『…私じゃ…ヒック…タカシの恋人に…なれないの?』
タ「それって…」
勝『…大好きだったんだよ…タカシの事…ずっと…ずっと好きだったんだ…』
タ「………」
勝『でも…素直に言えなくて…言って断られたら…一緒にいられなくなるのが…辛くて…怖くて…』
タ「(…勝美…)」
勝『…だけど…もう嫌なんだ…私は…タカシの一番側にいたい…私の事を…見てて欲しいの…』
タ「………」
勝『だから…私なりに考えて…タカシの気を引こうとして…』
タ「…勝美」
勝『…それでも…ダメなんて…もう…どうしていいのか…分からないよ…』
315:2010/12/25(土) 01:20:41.58 ID:7kiI8QD6O
タ「勝美!」ギュッ
勝『!!』
タ「…ごめん、俺…勝美の気持ちに気付かないで…辛い思いをさせてたなんて…」
勝『…タカシ…』
タ「最低だよ…お前にそこまで言わせるなんて…」
勝『タカシは…悪くないよ…』
タ「いや…俺が、今まで自分の気持ちをはっきりさせなかったのが悪いんだ…」
勝『………』
タ「…でも、やっと分かった…俺も…勝美の側にいたいって」
勝『…え…?』
タ「勝美…好きだ」
勝『…タカシ…嬉しい…////』ギュッ
タ「…勝美…」
勝『今日は…離さないで…////』
タ「ああ…」

続かない
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 01:24:44.65 ID:7kiI8QD6O
以上
どう見ても森島先輩ルートの丸パクリです、本当に(ターン
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 01:28:01.96 ID:Ck3JZrsa0
>>32
聖夜にいいもんみれたぜ
GJ
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 02:23:59.17 ID:/PxFWincO
ID
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 03:45:50.86 ID:Ck3JZrsa0
例の6時間も終わった頃か・・・・
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 05:06:54.63 ID:vgwlGz2eO
さむほ
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 06:20:04.14 ID:Ck3JZrsa0
タ「ん・・・・」

か『あ・・・・ごめん、起こしちゃった』

タ「んー、いや、うれしいクリスマスプレゼントだよ」

ギュッ

か『ひゃっ、もう・・・恥ずかしいこと言うなバカ///』



という朝をみなさん迎えてるわけですねおはようございます
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 07:16:28.24 ID:eHV/VF1M0
朝っぱらから9レス貰います
391/9:2010/12/25(土) 07:17:14.85 ID:eHV/VF1M0
(自炊)ツンデレと男がクリスマスイヴの夜に二人きりで歩いて帰ったら 〜前編〜

『それじゃあみんな。気をつけて帰ってね〜』
 玄関の入り口で友香が手を振る。今日、ボクは友香の家で行われたクリスマスパーティー
に参加した。楽しい時間なんて言うのは、あっという間に過ぎ去ってしまい、もう帰る
時間になってしまった。ちなみに、別府君は友香達の策略で強制参加させられていた。
『はい。今日はすみません。お世話になりました』
 ボクの横に立っていた葉山さんが礼儀正しくお辞儀をする。その横で、彼女よりも背
の低い、童顔の男の子が同じように挨拶してお辞儀をした。今日、初めて出会った葉山
さんの彼氏だ。
『ゴメンね、友香。遅くまで長居しちゃって』
 そう言うと、友香は笑顔で首を振る。
『ううん。すっごい楽しかったから気にしないで。特に悠と別府君のデュエットとか』
『やかましいっ!! 全くもう、あれは散々だったんだから。別府君は全然歌下手だし
さ。ボクは絶対ヤダって言ったのに……』
『いーじゃない。下手くそ同士でカップルってのも。いっそ、二人でカラオケ行って来
年までに練習してくれば』
『絶対イヤ。別府君とは二度ともう一緒に歌いたくない』
『あっははは。まあ、そう拗ねない拗ねない。じゃ、別府君も今日はお疲れ様。後は悠
のボディーガード宜しく』
 それまで、遠巻きにボク達のおしゃべりを眺めていた別府君だったが、話を振られて
肩をすくめる。
「全く、この寒いのに面倒だな。ここからだと、随分遠回りしなくちゃならないってのに」
『いーよ。別にボクは、別府君なんかに送って貰わなくても。知ってる道なんだし、一
人で十分だもん』
 別府君の言い草が気に入らなくて、意地を張ってみせる。それをたしなめたのは、友
香の方だった。
『そう言わない。いくら知ってる道だからって、夜に女の子の一人歩きは危ないんだか
ら。一人一緒に帰る人がいるだけで全然違うの。ましてや、それが男の子ならね』
 もっともらしくしゃべる友香から、ボクはチラリと別府君を見やる。
402/9:2010/12/25(土) 07:18:00.79 ID:eHV/VF1M0
『……役に立つかな? こんなのが……』
 もちろん、こんな言葉は照れ隠しだ。友香の家からの帰り道はよく知った道だし、あ
まり不安は無いとはいえ、別府君が隣りを歩いていてくれるのは心強かった。
「こんなのだそうだが。やっぱり、まっすぐ帰って良いか?」
 ボクの言葉に何の感情も見せず、別府君が友香に聞く。しかし友香はキッパリと首を
振るのだった。
『ダメよ。ちゃんと女の子を家まで送り届けるのが、男子たるもの最低限の責務でしょ?
キッチリ果たさなかったら、新学期に別府君の悪い風評をたっぷりと流してあげるからね』
 それに別府君は答えず、ただ僅かに首を竦めてみせただけだった。


 友香達と別れを告げ、ボク達は帰り道を歩く。幸いにも、他のみんなは反対方向だっ
たので、最初からいきなり別府君と二人きりだった。ボクの歩幅に合わせて、ゆっくり
と別府君が歩く。学校からの帰りと同じ。クリスマスイヴの夜というロマンチックなシ
チュエーションでも、相変わらず、彼はひたすらに無言だ。
『……あのさ、別府君。今日……どうだった?』
 とりあえず、取っ掛かりの話題として今日の事を話に振ってみる。別府君はチラリと
ボクを見ると、無愛想に一言答えた。
「別に」
『別にって……何か感想ないの? 楽しかったとかつまらなかったとか、何でもいいけ
ど。今のはボクの質問に対する答えとしては0点だよ』
 内心では、まあ別府君らしい答えだなと思いつつ、憤慨したような言い方をしてみせ
る。すると、案の定別府君は、ボクが難癖付けた時に見せるめんどくさそうな顔をした。
「特に感想なんて無いからな。大体、予想してた通りだし。まあ、クリスマス会なんて
あんなもんだろ」
『あんなもんだって言ったって、何かないの? まあ……そんなに楽しそうには見えな
かったけどさ。別にいーよ。退屈だったって言われても。ボクは別に別府君なんていて
もいなくてもどうでも良かったんだから』
 わざと期待しない素振りを見せるが、もちろん内心ではそんな事はなかった。でなけ
れば最初から、まともに答えない事が分かっている別府君に感想なんて聞きやしないし。
413/9:2010/12/25(土) 07:18:44.00 ID:eHV/VF1M0
「いや。まあ……退屈じゃあなかったけどな」
『そうなんだ。意外。何か、あんまりみんなの輪の中に入ってなかったし、つまらなかっ
たのかなって思ってた』
 別府君がこういう集まりを好きそうじゃないのは知っていたから、今の答えはちょっ
と驚きだった。
「人が楽しそうにしてるのを見てる分にはな。参加させられるのは、まあその……ウザったいが」
 何となくそれには同意出来る。ボクも自分から騒ぐより人のを見てる方が好きなだけ
に、別府君の言葉には共感できた。同時に、彼と同じような考えを持っていたことを嬉しく思う。
『友香はそういうの許さないからね。全員参加でみんなで楽しんで貰わないと気が済ま
ないタイプだし。でも、その割には嫌がってなくなかった?』
 パーティーの時の別府君の態度を思い出して聞く。ゲームやらカラオケやらで引っ張
り出される機会は多かったが、どれにも素直に参加していた。その場ではそんな事に気
を回す余裕はなかったが、今にして思うとちょっと意外にも思える。しかし、ボクの問
いに対する別府君の答えは、実に彼らしかった。
「断る方が面倒だからな。さっさと参加して、終わったら自分のポジションに戻るのが
一番いい。それに、場の雰囲気を壊す気もないしな」
『別府君が場の空気を読めるなんて、思ってもなかったよ』
 ちょっと似合わない事を言った彼にそうツッコミを入れると、珍しく彼はちょっとだ
け不満そうな顔をしてボクをチラリと見た。
「少なくとも、委員長よりはマシだと思うぞ。今日だって、一番駄々こねて嫌だ嫌だっ
て言ってたの、お前だろ」
 なかなかに鋭い指摘に、ボクは一瞬言い返す言葉を失う。しかし、すぐに顔を上げる
と別府君を睨み付けた。
『それは、友香達が何だかんだとボクと別府君を組ませようとするからだもん。カラオ
ケにしたって、テレビゲームの対戦にしたって。全く…… こうなるのが分かってたか
ら嫌だったのに。別府君呼ぶの……』
「友達同士なんだし、別に悪気があってやってる訳じゃないだろ。適当に付き合ってや
ればいいのに、嫌がるから余計弄られるんだよ」
 もっともらしく説教垂れる別府君を睨んだまま、ボクは言い返す。
424/9:2010/12/25(土) 07:19:25.79 ID:eHV/VF1M0
『そんなの分かってるってば。偉そうに言わないでよ。でも、仕方ないじゃない。嫌な
物は嫌なんだから……』
 人前で、大好きな人と何かをするなんて、恥ずかしくてボクには出来ない。むしろ、
あっさりと対応した別府君は、ボクと組まされる事をどう思っているんだろうかと、ちょっ
と気になってしまう。何とも思ってないから、適当に付き合う事が出来るんだろうか?
グチグチとそう考えていると、別府君から意外な質問が飛んで来た。
「委員長は、今日俺がいて、迷惑だったか?」
『え……っ?』
 思わず顔を上げて別府君を見る。すると、冷静にボクを見つめる別府君と視線が合った。
「いや。さっきから呼びたくなかったとか、嫌だったとか言われてるからさ。そう聞い
ただけだけど」
 ちょっと混乱した頭をボクは整理する。そうだ。自分の事でいっぱいいっぱいだった
けど、ボクの方がより別府君に失礼な事を言っていた事に、今更ながらに気が付く。
『う……その、迷惑だとか……嫌だって…… もし、そう答えたら、どうするつもりなの?』
 場繋ぎの為の時間稼ぎにと、逆質問をしてみる。その答えは、もちろん分かり過ぎる
ほどに分かっていたが。
「まあ、俺といるのが嫌な奴がいるのに参加する訳にも行かないからな。次にこういう
機会があった時は、誘われてもそう言って断るだけだ」
『それって、何かボクのせいみたいじゃない。何かそれ、ズルくない?』
 予想通りの答えだったが、それを否定したくなったボクは、咄嗟に的外れな抗議をし
てしまう。案の定、別府君は困った顔で言い返した。
「ズルイも何も、事実だろ? むしろ怒られる意味が分からん」
 そこでボクはそれ以上言い返せずに黙り込んだ。別府君の質問にどう答えようかと考
える。もちろん、本心では別府君と一緒にいられる機会が増えるのは嬉しいのだけれど、
その気持ちまで伝える勇気はない。
『……別に、別府君がいたからって、その……迷惑とか嫌とかってのはないけど…… た
だ、友香達が何かとボク達をくっ付けようとするのが迷惑なだけで…… だから、その……
一番の元凶は、友香達なんだから……』
 結局、最初の別府君の質問には、微妙な言い回しの答えになってしまった。しかも、
変にオブラートに包んだせいで、別府君に更なる追求をされてしまう。
435/9:2010/12/25(土) 07:20:06.62 ID:eHV/VF1M0
「でも、それなら俺がいなければ変にカップリングされる事もないだろ? なら、同じ
事じゃないか?」
 それに答えられず、ボクは黙り込んでしまう。もしかしたら、これを理由に今後はこ
ういう付き合いは断るつもりなんじゃないだろうかという邪推さえしてしまった。ハッ
キリとした明確な理由があれば、きっと別府君は参加したくないに違いない。けれど、
それじゃあ、ボク自身が一番困るのだ。いられると友香達が騒いで鬱陶しいけど、いな
いと寂しい。こんな矛盾した心を抱えているから、ハッキリとした答えが出せない。
『止めてよ。ボクが嫌だから来ないなんて言ったら、ボクが悪者にされちゃうじゃない。
それでまた騒がれたりしたら、結局同じ事だし』
「なるほど。確かにそれはあるな」
 今度は考えた挙句にひねり出した答えだけに、別府君にも理解して貰えたらしい。ボ
クは、小さく頷くと彼を見上げて言った。
『そう。だからもう、いてもいなくても関係ないの。ある意味、存在そのものが迷惑なんだから』
 正直、これほど横暴な言い草もないと思う。別府君もそう感じたのか、眉根を寄せて
ボクを見下ろす。
「さすがに、それは俺にもどうにも出来んぞ。自殺したって、存在までは消せないんだ。
今ここにいる以上、いなかった事になんて出来ないし」
 確かにそうだ。そこまでは考えなかったけど、別府君の言うとおり、仮に死んだとし
ても、人の心の中に存在は有り続けるのだから。
『分かってるよ、そんな事。だから別府君はどうもしないでいいの。どうにも出来ない
んだから』
 何とか、不毛な会話に着地点を見出す。全く、ひねくれた考えも困りものだと、我な
がらうんざりする。素直に、別府君がいてくれるのは嬉しいけどって言えればどんなに
いいだろう。いや、そんな性格ならきっと、からかわれる事も無いに違いない。
「でも、まあ良かったな」
 不意の別府君の言葉に、ボクの考えが中断される。何を指して言っているのか分から
ず、ボクはキョトンと彼を見つめる。
『良かったって……何が?』
446/9:2010/12/25(土) 07:20:56.74 ID:eHV/VF1M0
「いや。その……俺が、一回もゲームに負けなくてな。負けたら罰ゲームだったろ? 多
分、委員長と二人で何かしろって、あの連中なら絶対言うだろうから。そうしたら、ま
た一つ、面白ネタを提供する所だったし」
『面白ネタって何よ? 人が真剣に嫌がってる事を、ネタ扱いするなんて信じられない!!』
 これには、ちょっとボクは本気で怒ってみせる。少なくとも真剣なのは事実だ。カラ
オケにせよ、ゲームにせよ、強制カップリングされて恥ずかしい思いをしたり、友香達
に怒ったり、その反面、ちょっと嬉しかったり。ボクにとってネタでは済まされない。
「いやいや。あいつ等にとってはそうだろ? 少なくとも。まあ、委員長が必要以上に
嫌がるから、余計に面白がらせてるってのはあるけどさ」
『必要以上も何も、嫌なものは嫌なんだもん。仕方ないじゃない……』
 ボクは、密かに好きな人の傍にいるのが好きなのだ。ああいう風に引っ張り出される
のは、正直、苦手だ。
「だから言ったんだ。俺が負けて罰ゲームになったら、余計嫌な思いをする事になった
だろうから、良かったなって」
『良かったって言うか、そんなの別府君の義務じゃない。大体、自分だって嫌なんでしょ?
別にボクの為にやった事でもないのに、偉そうに言わないで』
「偉そうにって…… 単に事実として言っただけだぞ? それに、別に俺は委員長とだ
から嫌だってのは別に無いしな」
『え……?』
 一瞬、ボクはドキリとして別府君を見つめる。もしかして、別府君はそうなってもい
いと思っていたのだろうか? 僅かな期待が胸をくすぐる。
「別に、罰ゲームなんて誰とやろうが、めんどくさい事には変わりないしな」
 その言葉に、ボクは諦めのため息をつく。どちらかと言うと、やっぱりなという思い
が強い。最初から、僅かでも期待する方が都合良過ぎなだけだ。
 しかし、ボクはふと、別府君の言葉からある事を思いつく。それをそのまま口に出した。
『じゃあ、むしろ別府君は、ボクに感謝するべきじゃない? ボクだってゲームに負け
なかったんだから』
「何でだ? 別に委員長が負けて罰ゲームになったからって、それはそれで自業自得だろう?」
 そこに気付かなかった事に、ちょっとボクは得意になって言った。
457/9:2010/12/25(土) 07:21:37.96 ID:eHV/VF1M0
『だって、ボクが負けたら絶対別府君も、ボクの罰ゲームに一緒に引っ張り出されてた
もの。負けてもいないのに罰ゲーム受けさせられるなんて、それこそ迷惑なんじゃないの?』
 仮にそうなったとした時の別府君の態度を想像して、ボクはちょっとおかしくなる。
もっとも、もしそうなっていたら、ボクだって笑ってなんかいられないだろうけど。
「……確かに。ああ、そうだな。そんな理不尽な事には、付き合ってられないな」
『でも、友香や葉山さんや睦ちゃんに、もしかしたら山田君や川畑君まで引っ張り出そ
うとするかも知れないよ? それに勝つ自信、ある?』
 すると別府君は、天を仰いで少し考えた後、首を振った。
「いや、ないな。そうすると確かに、委員長が負けなかった天運に、感謝しなくちゃい
けないのかも」
『何、その天運って? まるで罰ゲームを切り抜けたのがボクの実力じゃないみたいじゃない』
 ちょっとそこが引っ掛かったので難癖を付けると、別府君は真っ直ぐにボクを見て言った。
「あんなもの、実力で何とかなるのか? 黒ひげ危機一髪とか。完全に運だろうが」
『う…… 何ていうの? 当たりの穴に突き刺さない勘の強さとか? 何にしても、運
も実力の内って言うじゃない』
 ちょっと苦しい理由付けだったけど、意外とすんなりと、別府君は頷いてくれた。
「そうだな。まあ、確かにそういう言い方も出来るか。なら、俺も委員長が負けなかっ
た事に感謝しないといけないな。確かに」
 まだちょっと引っ掛かるような言い方だったが、別府君が認めただけでもマシと思わ
なければならない。同意して、ボクも頷いた。
『じゃあ、まあ……お互い様、だね』
「まあな」
 別府君も、頷き返してくれる。何だか、同じ意識を持つ事が出来て、それだけでもボ
クは少し、別府君との距離が近くなったような気がした。ちょっと、甘えたい気分になっ
て、僅かに隣を歩く別府君に寄り添うように距離を縮める。
――ここで、恋人同士だったら、手なんか繋いじゃったりするんだろうな……
 その考えにドキリとするも、今の状態では敵わぬ夢だった。何より、別府君の左手は、
コートのポケットにすっぽりと収まったままだし。
『あの……別府君』
「何だ?」
468/9:2010/12/25(土) 07:22:19.06 ID:eHV/VF1M0
『ポケットに手を入れながら歩くのって、良くないんじゃない? 何かあった時、危ないし』
 手を繋げないまでも、せめて触れ合えるくらいはあってもいいんじゃないかと思って、
ボクはそう言った。しかし、あっさりと別府君は首を振る。
「寒いからな。これ……中に入れてるし」
 そう言ってポケットから取り出したのは、携帯カイロだった。
『うわ。自分だけそんなの持ってるなんて、ズルイ』
 思わず難癖付けると、別府君は心外そうに言い返した。
「俺はちゃんと自分で準備したんだ。ズルイなんて言われる筋合いは無いぞ」
 確かに彼の言うとおりだけど、それでもボクは彼を睨み付ける。
『……そうだけど、でも、やっぱりズルイ。しかも、手袋した手をポケットに入れてる
し。どれだけ寒がりなのよ。情けない』
「こうした方が、逆に熱くなり過ぎなくていいかなと思って。カイロって、直接触って
ると、火傷しそうなほど熱くなるだろ? だから」
 市販品らしい、黒の毛糸の手袋をチラリと示してから、別府君は手をポケットに戻す。
それを見て、ボクはつまらなさそうに愚痴をこぼす。
『……横で、女の子が寒がっているのに、一人だけ暖まってるとか、男らしくないよね。
全然優しさが無いよ』
「委員長、寒がってたか?」
 意外そうに問い掛ける彼に、ボクは憤慨して声を上げた。
『寒い寒いって言わないと、寒がってる事にならないの? いくら完全防寒してたからっ
て、これだけ冷え込めば、寒いに決まってるじゃない』
 コートにマフラー、中にはセーターとガッツリ着込んでいる上半身と比べて、下半身
はかなりスースーする。いくらレギンスを履いているとはいえ、ミニスカートはやっぱ
り失敗だったか。でも、別府君が来るんだから、自分なりに精一杯、可愛い格好はした
かったのだ。無駄と分かっていても。
「そうだな。でも、カイロは貸さないぞ」
 同意しつつも、キッパリと最初っから人のお願いを先取りして釘を刺して来る。その
物言いが気に食わなくて、ボクは文句を言った。
『まだ、頼みもしてないのにそういう事を言うわけ? ホント、冷たいんだから』
「先に言っておいた方が、楽だからな」
479/9:2010/12/25(土) 07:23:04.60 ID:eHV/VF1M0
 ボクの抗議なんて物ともせずに、別府君が返事をする。それから、ちょっと間を置い
て付け足す。
「大体、カイロの貸し借りなんて、やるだけ無駄だ。これだけ寒いと、一時的に暖まっ
ても返した途端体が冷えるし、こっちも貸してる間に体が冷えるからな。お互いに寒い
思いをしなくちゃならないし」
『だったら、ボクはずっと寒いまんまでもいいんだ』
 ちょっと別府君を困らせようと、そんな事を言ってみる。案の定、別府君は複雑な表
情をした。
「そうは言わないけど。ただ、自分を犠牲にしてまで人に奉仕するのはバカらしいと思うだけだ」
 その答えに、ボクは深々とため息を吐く。どうやら彼には、自分が寒い思いをしても、
上着を彼女に掛けてあげるような優しさは微塵も持ち合わせていないらしい。
『別府君の心って、今の空気に負けないくらい冷たいよね。ホント、南極みたい』
 そうボクは毒づく。とはいえ、心の何処かでは彼を信頼してもいた。きっと、ボクが
本当に寒がっていたら、別府君は何とかしてくれるだろうと。
「……まあな。ただ、俺が寒くならずに済むんだったら、別にいいけどな」
 沈黙の時間が続いた後で、別府君がポツリと答える。聞き様によっては、横暴とも取
れる発言。だけど、ボクはその言葉から、逆に解決策を見出そうとしてしまった。そし
て、それは案外、すんなりと見つかった。そして、深く考える前に、それを口に出してしまう。
『じゃあ……別府君が寒くならなければ、ボクを暖めてくれるの?』
 鸚鵡返しのような質問に、彼は頷く。
「ああ。ま、そんな上手い方法があるならな」
『あるよ』
 即座にボクは答えた。そして、そのまま言葉を続けようとした時に、急にボクは我に
返って、酷く恥ずかしくなった。しかし、今更撤回する訳にも行かず、ボクは自分の想
いを、そのまま言葉に出した。
『……ボクの手を……別府君のポケットに入れさせてくれれば……そうすれば、ボクも
少しは、その……暖められると、思うけど……』


続く。後編は仕事から帰ってから
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 08:04:19.20 ID:yAvqmizC0
>>47
朝からGJ!
思わずニヨニヨしてしまったwwwww
タカシとボクッ娘は俺の代わりに幸せになって欲しいわ
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 09:27:20.47 ID:XVs1nyI/O
かなみん愛してる
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 11:28:49.59 ID:to7ATCV5O
お題
つ・冷え症のツンデレ
 ・機械は苦手なツンデレ
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 12:32:24.79 ID:to7ATCV5O
人稲
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 12:34:11.22 ID:vgwlGz2eO
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 13:37:41.14 ID:EfvPpGYEO
メイドの部屋に侵入したい
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 13:51:17.16 ID:UDjF9e+HO
>>47

わくてかわくてか
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 14:19:28.68 ID:mFlCAKRr0
>>53
ムチャシヤガッテ・・・
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 15:01:50.18 ID:qI3ewth90
そうか、こんな日は君の寝顔が見れるのか。
http://tunder.ktkr.net/up/log/tun1716.jpg
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 15:39:36.13 ID:Ck3JZrsa0
>>56
GJ!



ええい、ツンデレさんの寝顔はまだかぁ!
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 16:23:38.03 ID:Oeg5KtWN0
>>56
目が覚めたとき、こんな娘が目の前にいたら、間違いなく抱き締めるね
たとえボコボコに殴られてもだ。


>>39-47の続き
5レス投下します。
591/5:2010/12/25(土) 16:24:20.12 ID:Oeg5KtWN0
(自炊)ツンデレと男がクリスマスイヴの夜に二人きりで歩いて帰ったら 〜後編〜

 口に出してから、更に恥ずかしさが増す。体の中から湧き上がる熱に、もはや暖なん
ていらないんじゃないかと思うくらいに熱かった。心の中で、祈るように念じる。
――お願いだから……断らないで……
 こんな恥ずかしい想いをして断られたりしたら、本当にバカみたいだ。想像するだけ
で、そのまま死んでしまいたくなる。
「ほれ」
 別府君の声が聞こえ、ボクは顔を上げて彼を見つめた。
「いいぞ。別に、その……ポケットに手を入れるくらいならな」
 どこまでも無愛想でぶっきらぼうに、彼は言った。視線は相変わらず前を真っ直ぐ向
いていて、こっちを見ようともしていない。ただ、さっきまでコートのポケットに入れ
ていた左手だけが、今は外に出ていた。
『いっ……いい……の?』
 思わず聞き返すと、彼は小さく頷いて答える。
「……ああ」
 ボクはしばらく、呆けたように別府君を見つめていた。ドクンドクン、と心臓が激し
く鼓動する音だけが全身に響き渡る。少しして、我に返ったボクは、慌てて行動に移す
ことにした。グズグズしていたら、別府君の気が変わってしまうかもしれない。そんな
焦りに急きたてられる。
『そっ……それじゃあ、その……お言葉に甘えて……』
 右手から手袋を引き抜く。動揺し、熱を持った体の中で唯一そこだけが一瞬、ひんや
りとした空気に包まれる。その手をボクは、おもむろに別府君のコートのポケットへと
突っ込んだ。なかなか奥に入って行かない手がもどかしい。意外とポケットは深く、な
かなかカイロへは辿り着かなかったが、ようやく探り当てると既に十分に熱を持ったそ
れを、ギュッと握る。
「……どうだ? 少しは暖まりそうか?」
 そう、別府君が気遣う。ボクはコクリと頷いた。
『……うん。暖かいね。これ……』
「そうか。なら、良かったな」
602/5:2010/12/25(土) 16:25:01.20 ID:Oeg5KtWN0
 それきり、少しの間、ボク達二人は何の会話もなく、黙って歩く。カイロの熱以上に、
別府君に密着した右手全体から彼の温もりが伝わるようで、ボクの体は相乗効果でより
熱を帯びていた。時折、チラチラと別府君を見やる。彼がほう、と息を吐くと、白い煙
のようになって、空中に消えて行く。
――何だろう……? こんなに熱いのに……何だか、まだ物足りない……
 その、もどかしい、心の奥をくすぐられるような気持ちの訳に、ボクはすぐに気が付いた。
――もっと……もっと、別府君の……ぬくもりが欲しい……
 彼の温もりを意識するたびに、もっと、もっと甘えたくなってしまう。もちろん、だ
からと言って直接彼にそんな事言える訳無いけど。欲望と羞恥心がぶつかり合う。心の
中でのせめぎ合いの末、ボクはとうとう声を出した。
『別府君は……いいの?』
「何がだ?」
 チラリとボクの方を見て、彼が答える。その僅かな仕草を見ただけで、ボクの心臓が
小さく跳ね上がる。だけど、口に出した以上、立ち止まる事は許されなかった。勇気を
出して、言葉を続ける。
『その……左手……冷たく……ないのかなって?』
「ああ。まあ……そりゃ、冷たいけどな」
 その答えに少し間があったのは、ボクに怒られないように言葉を選んだのかと、一瞬
邪推する。しかし、そんな思いはすぐに消えて、ボクはすぐに次の言葉へと頭を切り替
えた。一つ、大きくため息を吐いてから、震えないようにしっかりと、ゆっくりと言葉を紡ぎ出す。
『……だったらさ。その……別府君も、ポケットに手を……入れたら? このポケット
なら……余裕あるから、入ると思うよ?』
 別府君が、驚いたようにボクの方に顔を向ける。しかし、今度はボクが別府君を見れ
なかった。足元を見て、ただ恥ずかしさをジッと堪える。同時に、断らないで欲しいと、
祈るような思いを念じ続けていた。
「そうか。まあ……委員長がいいって言うなら……」
 実際は一分も無かったはずの、永遠とも思える長い時間の後での彼の言葉に、ボクの
体が一瞬ビクッと震える。それから、安堵で少し力が抜け、ボクはほう、と小さく息を
吐く。しかし今度は、別の緊張がまた、ボクの体を縛り付けた。ただ、ジッと待ってい
ると、やがて別府君の左手が、コートのポケットに入り込もうとする。
613/5:2010/12/25(土) 16:25:43.84 ID:Oeg5KtWN0
『ちょ、ちょっと待って』
 しかし、その別府君を、ボクは慌てて制する。
「何だ?」
 不思議そうな別府君を睨み付けて、ボクは言った。
『手袋は外してよ。いくらなんでも、付けたままじゃ入らないって』
「そうか。これがないと、カイロに触った時熱過ぎるんだけどな」
 いささか不満気な別府君に、心の中で思う。だったら、ボクの手を握ってればいいん
じゃないの、と。しかし、そこまで口に出す勇気はなく、ボクは無愛想にこう答えただけだった。
『じゃあ、せいぜい触らないように努力するんだね』
 再び、別府君の手がコートのポケットに侵入しようとする。今度は素手だからか、意
外とすんなりと入った。そしてスルスルと中に忍び寄るように手が奥へと入っていき、
やがてボクの手に彼の指が触れる。
「やっぱり、ちょっと窮屈じゃないか? これ」
 さすがにポケットの入り口は、コートを着た二本の腕が入るには狭かったのか、別府
君の手がそこで止まってしまう。ボクはすぐに、考えを思いついて言った。
『……じゃあ、こうすればいいんじゃない?』
 カイロを掴んで、ボクは別府君の手の位置まで自分の手を引き上げる。すると、彼の
手にもカイロが当たった。
「そか。さすが委員長だな。頭が良い」
 思いも寄らぬ彼の褒め言葉に、ボクの胸がキュンとなる。くすぐったいような恥ずか
しさに、ボクは堪えようとしてつい、憎まれ口を叩いた。
『……こんなの、普通に気付くって。別府君が、バカなだけじゃない?』
「そうか?」
 納得の行かなさそうな彼に、ボクは頷いてみせる。
『そうだよ。きっと』
 そして、また会話が途切れる。カイロを挟んで、ボクと別府君は手を握り合っていた。
指先に感じる彼の手の感触に時めいてしまう。動揺を鎮めようと深く息を吐き、ボクは
上を見上げた。
『うわ……』
 空を見つめたボクは、思わず小さく、驚きを声に出す。
624/5:2010/12/25(土) 16:26:25.32 ID:Oeg5KtWN0
「どうした?」
 不思議そうな別府君を横目でチラリと見てから、ボクは促した。
『……別府君も、見てみたら? 空……星で、いっぱいだから』
「んん?」
 彼は言われるがままに上を見て、それから答える。
「……いっぱいって程じゃないだろ。確かに、いつもよりは良く見えると思うけど」
『いいじゃない。いっぱいって言ったって。だって、こんな風に空にたくさんの星が見
えるなんて、この辺じゃほとんどないんだから』
 無機質な彼の言葉に、憤慨するようにボクは言い返した。確かに、星屑を散りばめた、
なんて言うには程遠いけど、でも、まばらとはいえ全天に星が広がる様子は、雰囲気を
満たすには十分だった。
「まあ……確かにな」
 彼の言葉に、ボクは頷いて足を止めた。
『あのさ。ちょっと……見てようよ。このまま』
 このまま家に帰るのがもったいなくて、ボクは言った。酷くゆっくりしたペースでも、
もう五分もすればボクの家だ。だけど、せっかく別府君と二人でこうしている時間を、
ボクは少しでも長く持ちたかった。
「こんな所で立ってると、風邪引くぞ」
 こんな時に、現実的な忠告をする彼を睨み付けて、ボクはお願いを続けた。
『いいじゃない。少しくらい平気でしょ? こんな星空、滅多にないんだから。ね?』
「……しょうがないな」
 歩き出そうとしないボクに、別府君は諦めて頷く。そして彼も空を見上げた。
『……別府君は、星座って分かる?』
 そう聞きつつ、ボクはそっと、僅かに彼に寄り添う。そんな仕草に気付いたのか気付
かないのか、別府君は何も反応は示さずに、空を見上げて答える。
「……まあ、オリオンくらいはな。あと、北斗七星と」
『あそこに、カシオペアもあるよ。だから、きっとあれが北極星だね』
「ああ、そうだな。きっとそうだ」
 お互い、囁くようにしゃべりながら、星座を観察する。こんな風に寄り添って星空を
眺めるなんて、何だか恋人同士みたいだ。いや。ボクはそうありたいと願ってはいるけれども。
635/5:2010/12/25(土) 16:27:18.75 ID:Oeg5KtWN0
『……クリスマスイヴの夜に、綺麗な星空なんて、何だか……ちょっとロマンチックだね……』
 思わず、こんな事を口走る。それから、我ながらクサイ事を言ってしまったと恥ずか
しくなる。これで別府君にバカにされでもしたら、穴に入り込みたくなってしまうだろう。
 しかし、いつものような別府君の揶揄はなかった。彼は何も言わず、ただ無言で星空
を見上げ続けていた。それはきっと、ボクの言葉に同意しているのだろう、と勝手に好
意的に考える事にした。
『あの……さ…… これ……やっぱり、ちょっと熱過ぎるから……離してもいいかな?』
 ボクの言葉に、別府君はチラリと一瞥してから頷いた。
「だろ? 意外と熱くなり過ぎるんだよな。これ」
 さっきの手袋の事を意識しているのか、同意を求めるように彼が言う。ボクはそれに
小さく頷くと、彼とボクの手で挟みこんだカイロを、ポケットの底に落とす。しかしボ
クは、それで手を離そうとはしなかった。離したくなかった。
『……別府君の手。あったかいね』
 指先から感じる彼の温もりに、ボクはそう、彼に告げる。別府君は頷き、そして言った。
「……委員長の手もな」
 もう我慢出来なくなり、ボクは上目遣いに別府君を見つめると、何だか甘えるような
態度で言ってしまった。
『……手……握っても、いいかな……?』
 別府君の手がピクリと僅かに動く。それから彼は、ボクをまた、チラリと一瞥し、そ
して視線を逸らしてから、小さく頷いた。それを確認して、ボクは別府君の手を、指を
絡めて握る。最初は反応のなかった彼の大きな手が、やがて軽くボクの手を握り込み、
優しく包んでくれた。
『……もう少し……このままで、いい?』
「……ああ」
 もう一度、彼は小さく頷く。空を見上げつつ、こんな素敵なクリスマスイヴが過ごせ
るなんて、ボクはなんて幸せなんだろう、とボクは神様に感謝を捧げたのだった。


終わり
後半はすっかりデレデレになりおって……
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 16:30:58.62 ID:BJQZzZ6Q0
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 16:33:15.61 ID:Vh7L4Lrj0
つ・まともなボクっ娘に「おまえがそんなにまともな訳がない、おまえ偽物だな」と言ってみたら

つまり・・・乙ってことだってばよ。
デレデレになりおって・・・
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 16:54:34.34 ID:m95f3k76O
>>63
GJ
おのれボクっ娘のくせにデレデレしおって…………



ところで俺の冷えた手を温めてくれるツンデレさんはいらっしゃいませんか……?
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:21:23.01 ID:nxMP1WSY0
hosi
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:53:28.31 ID:dwcn4XKCO
委員長成分が足りない
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:10:14.38 ID:V32lAWs9O
>>63
GJ


お題

・キス魔ツンデレ

・匂いフェチツンデレ

・この細腕の何処にそんな力が…ツンデレ
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:13:42.34 ID:dwcn4XKCO
>>58
GJ!
委員長成分補完
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:02:09.05 ID:UDjF9e+HO
>>63

gj!だんだん進展してきたな
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:48:27.54 ID:to7ATCV5O
お題
つ・ツンデレと忘年会
 ・酒の付き合いが続いて調子の悪いツンデレ
 ・ツンデレは酒豪のようです
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:29:08.32 ID:EfvPpGYEO
お題

・アイドルグループ『TND』のマネージャーの男
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:21:17.33 ID:m95f3k76O
うほっ
75一レスその1:2010/12/25(土) 21:48:08.77 ID:nxMP1WSY0
「……クリスマスだそうだが」
「ええそうね、クリスマスね」

「……お前、彼氏とか作らないの?」
「…何よ、藪から棒に」
「いや、折角のクリスマスをこんな所で過ごしていていいのかなあ、と思う訳だが…」
「…何、私に彼氏作ってほしい訳?」
「いや、それはそれでなんか嫌だ」
「…結局どうしたいのよ、アンタは?」
「えーとなあ…かなみがこんな所で独り身を謳歌するのは勿体ないようにも感じられるが、
 かなみが彼氏作るのはなんか嫌なんだよなあ…えーと…」
「自分勝手過ぎだっつーの、馬鹿」




「ぐだぐだ悩んでないで、とっとと告白しにくればいいのに」
「…ん、なんか言ったか?」
76一レスその2:2010/12/25(土) 21:51:19.02 ID:nxMP1WSY0
「尊せんぱーい、クリスマスは俺と二人っきりで心も体も暖め合いませんかげふう」
「…会って開口一番にセクハラか。どうやら命は要らないらしいな」
「いやいやいや勘弁して下さい。後半冗談ですが前半マジですて」
「前半…か。もう一回言ってみろ、クリスマスがどうしたって?」
「……あー、えと、スイマセン。流石に調子乗り過ぎましたかね…」
「…えっ」
「まあ彼氏でもないのに不躾ではありましたかねえ。…スイマセン、忘れてくださいっ!」
「え、あ、ちょ、ちょっと待て貴様ぁっ!」
「ええい離して下せえ!傷心ハートのあまり部屋の隅で膝抱えてラストクリスマス聞く準備がー!」
「だっ…誰が駄目だと言ったっ!?」
「サンタクロースの背中のチャックを開けて回る準備もー………って、え?」
「…だ…だから、誰が、駄目だと、言った…?」
「え、ウソ、Really?」
「い、言いだしたのは貴様だろ(////)!それとも何か、あれも冗談だったのか!?」
「いやいやいやいや!え、あれ、おかしいなこんな展開は予想外──ぐえっ!」
「ええい誘っといて動揺するなみっともない!…ただし覚悟しておけよ。この私が行くからには半端なもてなしは通用せんからな!」
「ヒャッホーーーイ!ええそりゃあもう愛の歓迎を熱烈かつ執拗にげふう」
「調子に乗るな馬鹿っ!し、仕方ないから行ってやるが、別に愛とか、そういうんじゃ全然ないんだからなっ!」
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:26:55.06 ID:ffGMfRsH0
ふぉ
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 23:09:46.79 ID:n6OYl5vW0
>>76
まだこんなもんじゃないだろう?
もっともっと脳汁を絞りきるんだ
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 23:55:12.81 ID:kNsvcV2S0
>>76
尊先輩テレテレですねww
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 23:55:13.56 ID:7luZ8uGEO
>>63
貴方が書くふたりはなんかもうじれったいな。
ちゅーぐらいしても罰は当たらないと思うんだがw
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 00:01:30.79 ID:vVONztDw0
iD
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 01:02:53.85 ID:RMRexZ0lO
あぃでぃ
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 01:05:24.45 ID:7Br3BfaY0
ID ///
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 01:08:48.07 ID:XUIBatBiO
あいで
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 01:35:26.32 ID:HM1mDlD30
IDちえつく
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 01:37:18.00 ID:B63OgvhfO
おやすみ委員長
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 02:06:16.05 ID:rgW4OVyoO
IDちぇき
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 02:15:58.56 ID:0j6hUvuAO
おやすみなさい
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 02:48:01.17 ID:VeNlNB4G0
このスレよくみるけどいつになたら直接キスするの?
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:03:08.75 ID:uh1swcdC0
男がコートを貸してくれたからといって、ツンデレさんが待っててくれるわけがない。
http://tunder.ktkr.net/up/log/tun1717.jpg
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:26:43.46 ID:atCL58oX0
>>90
頭に雪積もってるよ
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 04:31:10.21 ID:0wHXkA+30
>>90
超GJ!
やっぱりかなみさんは可愛いなぁ!
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 06:29:09.37 ID:NjBNQN3s0
>>90
サイズあってないぶかぶかしてるのっていいよねッ!
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 08:06:33.71 ID:NjBNQN3s0
この静寂・・・・まさか例の6時間で疲れているのか・・・?
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 08:16:27.72 ID:Egrh7QbPO
やめてくれ
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 09:18:24.03 ID:0wHXkA+30
非常に眠い
こんな時にツンデレさんが居てくれたらなぁ
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 10:39:50.80 ID:9bcF3h5+O
泣き虫なみこちんっていいよね
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 11:39:51.54 ID:ZozkriBbO
みこちんかわいい
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 12:23:47.81 ID:rgW4OVyoO
みんなの前では尊大。特に男には厳しくあたる。

だけど二人っきりになると、泣き虫で甘えん坊になっちゃうみこちんかわいい
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 12:54:34.68 ID:zAv5c+b+O
>>99
なにそれかわいい
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 14:36:06.25 ID:B63OgvhfO
誰もいない
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 14:43:32.58 ID:zAv5c+b+O
かなみんといちゃいちゃしたい
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 15:36:01.50 ID:zIJ7bJnei
眠い
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 16:33:20.14 ID:ZozkriBbO
ほしゅ
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 16:38:49.60 ID:WsEtPH+C0
まさか解除来たか?
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 16:41:19.29 ID:dl1KhzQ50
規制は解除になったのだろうか
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 16:49:23.10 ID:WsEtPH+C0
よっしゃ!
今回は長かったな。一体何ヶ月スレに書き込めなかったか
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 16:58:55.19 ID:IA6rgaRf0
てす
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 16:59:47.90 ID:IA6rgaRf0
やったあああああああ
愛してるぞかつmぎゃあああああああああ
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 17:22:23.16 ID:c0QpA2F1O
お題
つ・ツンデレにクリスマスはどう過ごしたの?って聞いたら
 ・ツンデレにお正月はどう過ごすの?って聞いたら
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 17:51:33.01 ID:RbCBftxN0
とうとう解除か
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 18:58:38.08 ID:sqGjb2i+0
帰宅ほ

お題
つ・25時間ぶりに会うツンデレと男
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 19:19:55.93 ID:BmOaDbOB0
つ・ツンデレに毎日起こしてもらっているので逆に起こしに行ってみたら
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 19:49:16.63 ID:RMRexZ0lO
・曖昧な関係を今年中にどうにかしたいツンデレ
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 20:41:33.63 ID:IA6rgaRf0
さむい
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 21:03:19.25 ID:HUrl8XDu0
ってちなみが
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 21:09:49.32 ID:BCCFJvFf0
test
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 21:11:00.61 ID:BCCFJvFf0
おおお、2年ぶりくらいに書き込めたww
久しぶりに、ちなみさんは俺の嫁
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 21:29:24.19 ID:WsEtPH+C0
いや俺の嫁だし
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 21:41:32.32 ID:BmOaDbOB0
いやいや俺の
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 22:40:46.49 ID:EgbkM2AzO
何言ってんだ俺のだろ
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 22:41:25.64 ID:IA6rgaRf0
それならもっと大事にしてやれよ
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 22:52:40.42 ID:uh1swcdC0
となると、俺の嫁ってことになってしまうな。
http://tunder.ktkr.net/up/log/tun1718.jpg
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 22:55:33.17 ID:BmOaDbOB0
ツンデレさんが良いこと言った。
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 23:13:10.94 ID:5iULzKFbO
かなみと寝る
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 23:46:47.88 ID:atCL58oX0
じゃあ友ちゃんは僕の嫁!!
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 23:53:54.05 ID:sqGjb2i+0
>>123
じゃあ妹でwwww
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 00:03:14.69 ID:DNft0G55O
あぃでぃ
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 00:41:01.18 ID:wXz6ViuI0
てす
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 00:53:26.25 ID:W5dwCUev0
IDチェック
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 01:21:04.73 ID:/MhGmpwDO
>>123

かわええ
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 01:25:08.24 ID:yteq9l4B0
>>123
GJ
線路でワロタw
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 01:49:49.86 ID:wXz6ViuI0
寝よう
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 02:22:18.06 ID:2B4yEgm1O
ID
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 02:52:05.12 ID:1AL2ip/b0
おやすみ。かなみん
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 02:57:15.34 ID:DHlAH/Ks0
つ・ツンデレさんのほっぺを凌辱し放題券を友子からもらったら
つ・男のナデナデされ放題券を友子からもらったツンデレさん
つ・ちなみん帝国
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 03:22:25.87 ID:C+3XO6Yu0
日の出までお嬢
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 04:34:44.98 ID:NbEs+Bq/0
友ちゃんかわいい
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 06:24:36.06 ID:tNZYavGH0
おはす
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 07:26:35.64 ID:PmN/e+kRO
かなみ愛してる
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 07:28:00.35 ID:ZKfGNe7VO
まとめwiki更新されないんだけどなんでや?
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 07:54:52.42 ID:e5XqFS5e0
お題
つ・ギリギリのツンデレ
 ・綺麗好きのツンデレ
143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 10:05:37.99 ID:NbEs+Bq/0
ちなみんの背中なで…あれ、胸だった
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 11:18:29.71 ID:gRl7ck+I0
休みに入ってる人いるけど、まだ仕事
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 12:15:18.55 ID:pkKXuncOO
昼休みだ
146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 12:16:11.77 ID:2B4yEgm1O
お腹すいた


勝気なんか作って
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 12:51:04.76 ID:7fAui7j1O
バス停が寒い
いいんちょとおしくらまんじゅうしたい
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 13:32:44.13 ID:THUCyUKSO
勝気と旅行したい
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 15:17:05.58 ID:/MhGmpwDO
25分みこちん
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 15:20:17.04 ID:PmN/e+kRO
そし
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 16:09:51.42 ID:Pl/Nt0HmO
お題
つ・タイミングが悪いツンデレ
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 17:03:05.44 ID:IQa2ps38O
イライラする
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 17:16:20.59 ID:7vf0ROqx0
つまりあれか、二人っきりでクリスマスを過ごすことを目論むも
なぜかクラスメイトそろってのパーティーになってしまい
落ち込んでるのに男の方は「いやぁ、楽しかったなぁ」などと言っているのが気に食わないツンデレさんですか
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 17:50:20.44 ID:3ILV0V0UO
お嬢と寒い中寄り添って歩きたい
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 18:05:31.41 ID:PmN/e+kRO
ツンデレな女の子の泣き顔に興奮する俺は変態ですか
156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 18:08:23.81 ID:mZgdKt7o0
ツンデレは二次元限定で

    最強
157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 18:37:22.72 ID:1/qJhsIzO
>>155
ドSです

お題・潜在的にMなツンデレ
158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 19:24:03.90 ID:OhpLNRFFO
お嬢がMなのは俺の中ではデフォルトになってるな。
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 19:34:30.75 ID:C+3XO6Yu0
お嬢はアグレッシブなMだよな。
さすが俺の嫁
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 19:41:45.00 ID:+3WFRCRh0
お嬢のMは妄想癖のMでもあるんだよな


さすが俺の嫁
161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 19:47:08.48 ID:7fAui7j1O
30分委員長!
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 20:13:54.19 ID:Pl/Nt0HmO
お題
つ・ツンデレに真っ正面からお前、実はドMだろって指摘したら
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 20:46:09.90 ID:E7+ZCPrpO
お題
・顔がにやけるのを必死で耐えるツンデレ
・口では言い争いをしてるけど炬燵の中ではいちゃいちゃ
・付き合ってるのが周りにバレてないと本気で思ってるツンバカ
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 21:33:30.35 ID:Pl/Nt0HmO
やっと仕事オワタ
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 22:29:22.32 ID:Pl/Nt0HmO
お題
つ・ツンデレの手がかじかんでいたら



さむー
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 23:04:51.46 ID:wXz6ViuI0
10分かつみん
167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 23:06:57.49 ID:qZy6kp1g0
阻止
168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 23:07:12.53 ID:Osm+oiNf0
ss
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 23:16:43.69 ID:ZlG0aYN40
ツンデレとこたつ入って年越しそば食べながらだらだらと過ごしたい
170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 23:21:53.85 ID:j4Py5FGA0
>>166
10分でかつみさんを描くお題と聞いて
http://tunder.ktkr.net/up/log/tun1720.jpg
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 23:24:38.54 ID:wXz6ViuI0
うっひょー
172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 23:38:45.81 ID:Pl/Nt0HmO
>>170
野獣可愛いwwwww
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 00:12:45.56 ID:kyVdV6QdO
>>170襲われたい
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 00:43:29.83 ID:IBtwoPXf0
お題
・咥えていたチュッパチャプスをちょっと持っててってツンデレに預けて席を外したらどうなるの?
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 00:55:05.26 ID:xZbKX844O
>>174
男が戻って来るまでペロペロ

男にバレてドン引き

orz
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 01:46:58.59 ID:JGM618XHO
落とさない
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 03:04:06.36 ID:Ezz8YFe8O
夜更かしするツンデレ
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 03:31:03.85 ID:DRku07gk0
付き合わされる男
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 05:30:58.00 ID:bTANQKmR0
そして朝チュンか
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 05:53:04.89 ID:1LB3dATj0
3年ほどネットと離れた生活から帰ってきたが・・・まさかツンデレスレが健在とは思わなんだ。三桁すげぇ・・・
もう5年になるのか・・・ツンデレも立派な性格に昇華したよな
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 07:05:45.65 ID:lpKCpiw80
おはよう
182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 07:27:18.54 ID:nXN9sDYN0
おはよう


クリスマスネタがまだ一個書き上がらない……
もう三日も遅刻だ
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 07:59:10.53 ID:u7aAXWgGO
逆に考えるんだ
来年のクリスマスネタを今投下してもいいじゃないと考えるんだ
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 09:20:52.14 ID:Ezz8YFe8O
お題
・5年くらい、来年こそはクリスマスを男と二人きりで過ごそうと思ってるツンデレ達
185以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 09:25:34.54 ID:PGX296g90
今年最後のお仕事ー
186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 09:51:34.79 ID:VdUs+8k2O
お題
つ・大掃除なのに働かない男



会社は今日、大掃除と打ち上げなのに仕事が終わらないでござる
187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 10:29:31.08 ID:kyVdV6QdO
・ツンデレが大掃除中に昔書いたけど渡せなかったラブレターを見つけたら
・手伝いに来た男に見られたようです
188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 11:10:33.78 ID:wGD0EuFY0
>>187
「なんだよ、お前こんなの書くんだな!え〜と『初めてあったときから・・・』」
「返せ!読むな!読むなってば!」
と争った末、最後の『別府タカシへ
』を読んで二人で赤面ですね
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 11:37:20.80 ID:SjijEFxR0
10分かつみん
190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 11:45:34.48 ID:tUENS3r60
そし
191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 11:47:00.39 ID:lpKCpiw80
だぁー!
192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 11:51:17.10 ID:xXR8dv33O
猪木
193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 12:09:35.91 ID:SjijEFxR0
ボンバイエッ!
194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 13:06:01.28 ID:PGX296g90
お題
・ボンバーなツンデレ
195以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 13:19:07.96 ID:VQo4FaUl0
>>194
何も言ってないのにかつみんになぐられた

いたい
196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 13:54:41.36 ID:FbOHRUUDO
ごふんちなみん
197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 13:59:51.64 ID:VQo4FaUl0
へっ
198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 14:27:51.95 ID:FbOHRUUDO
十分ちなみん
199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 14:36:30.61 ID:IHKEvhTL0
あと1分だな
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 14:44:20.64 ID:VdUs+8k2O
じゅうぶんちなみんと読んでしまった



ちなみんで満たされたい
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 14:46:32.54 ID:DRku07gk0
わたしの…胸は…これで十分とか…この…貧乳フェチめ…
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 15:19:56.15 ID:vNZ/l8b50
>>201

ちなみさん、ちなみさん。
顔がにやけてますよ?
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 15:49:50.50 ID:8DmgxNqZO
1200秒勝気
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 15:51:11.30 ID:lpKCpiw80
計算すんのに時間かかった…そし
205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 16:26:43.36 ID:lpKCpiw80
かつみんは俺がもらう!

10分で
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 16:29:11.75 ID:wGD0EuFY0
勝気さん人気だな
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 16:51:01.79 ID:lpKCpiw80
そりゃあお前なんたっておっ
208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 17:04:12.96 ID:9JR4er9g0
おっとっと
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 17:31:22.88 ID:lpKCpiw80
はらへった…
210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 18:06:44.82 ID:lpKCpiw80
ごはんだ
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 18:34:04.13 ID:lpKCpiw80
とあー
212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 18:57:58.69 ID:VdUs+8k2O
ツンデレに今から飲みに行くんだって言ったら
213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 19:06:42.70 ID:kz/b6M3/O
猫みたいなツンデレを膝の上に置きたい

犬みたいなツンデレを少し離れた所にお座りさせたい
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 19:41:09.02 ID:lpKCpiw80
おおかみかつみん
215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 20:15:57.86 ID:gDs8mgHxO
たぬきかつみん
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 21:07:59.80 ID:08g8uslE0
つーんつーん
217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 21:25:17.16 ID:lpKCpiw80
でーれでーれ
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 22:02:50.96 ID:lpKCpiw80
219以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 22:11:51.48 ID:rk9jXN2o0
あひゃひゃひゃ
220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 22:12:52.53 ID:6we6H1ut0
YBB解除ktkr!
ツンデレよ、私は帰ってきた!!!!!!!1111111
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 22:35:06.72 ID:UFu/xdlFO
魅杏さんがマジ可愛過ぎて死にそうになった
いゃあツンデレって本当にいいもんですねぇ
222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 23:09:03.51 ID:lpKCpiw80
あかーん
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/28(火) 23:37:11.37 ID:VdUs+8k2O
飲み終わり
ハァ……
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 00:09:25.64 ID:Z349wV3h0
おやすみなさいませ
225以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 00:22:53.21 ID:WrPhwnbQO
おやすみかなみん
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 00:51:17.31 ID:C0eDOvHLO
すっぽ
227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 00:53:53.30 ID:qn7SZATEO
おやすみなさい
228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 00:59:44.32 ID:hrmPor920
600近いのか すごいな
229以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 01:02:22.41 ID:CAJbEZoEO
IDちぇき
230以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 01:48:13.33 ID:V11yXfDB0
あい
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 02:58:27.82 ID:OJEqnCBLO
ID
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 03:00:33.09 ID:s5WESHzr0
久しく何かを創造することをしていない
昔考えたやつでも読み返してみようか

とりあえずちぇき
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 04:57:58.09 ID:DqmJRVNW0
創造できないなら妄想すればいいじゃないグヘヘ……






あ、ちょ、いたいいたいやめて関節決まってる
234以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 05:58:49.36 ID:/uIpT1010
つ・デレデレライバルに触発されて大胆行動にでるツンデレさん
つ・ライバルの多いツンデレさん
つ・フラグをたてることが多い男とツンデレさん
つ・お互いライバルが多いと勘違いしています
つ・お互いライバルが多いと勘違いしているため中々進展しません
つ・その時歴史が動いた
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 06:24:37.18 ID:hdiMUcw7O
・腐女子ツンデレ
・貴腐人ツンデレ
・湯豆腐ちなみん
236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 10:21:12.10 ID:4RdOhLOAO
>>235最後おいしそう
237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 10:29:02.47 ID:WGfoag7O0
ちなみんの熱く火照った絹ごし豆腐のようなスベスベの肌を美味しく頂くわけですね
238以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 11:50:59.47 ID:OJEqnCBLO
眠い
239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 11:51:21.80 ID:G6CXwAi80
ひる
240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 13:08:40.26 ID:GKzgg/bXO
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 14:15:48.48 ID:G6CXwAi80
にじ
242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 14:28:42.03 ID:WGfoag7O0
お題
つ・雨上がりの空に虹が出ているのをツンデレが見つけたら
 ・隠れ二次元オタなのがバレたツンデレ
 ・まだ昼過ぎたばかりなのに、もうお腹が鳴ってるツンデレ
 ・奥さんと双子の娘が全員男に対してツンデレだったら
243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 16:01:06.98 ID:WGfoag7O0
さすがにそろそろ落ちそう
244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 16:29:19.19 ID:OJEqnCBLO
職場に可愛いツンデレがいたら乗り切れるのに………
245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 16:42:45.03 ID:9zYTweR/0
塾に可愛いツンデレがいたら冬季講習なんて余裕で乗り切れるのに
246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 17:27:26.83 ID:CcRE3zZPO
尻をひっぱたいて気合いを入れてくれるツンデレがいれば、大掃除なんて一日で終わるのに……
247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 17:32:32.33 ID:G6CXwAi80
夜はベッドでツンデレのお尻を(ry
248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 17:58:07.50 ID:3mEQatEL0
249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 18:29:38.44 ID:G6CXwAi80
ツンデレと結婚したい…
250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 18:30:47.23 ID:c7MtXWiB0
で実家では家族旅行でいなかったオチはまだですか
251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 18:33:08.56 ID:U1To4YYt0
俺もツンデレと二人で帰省したいなあ
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 19:17:49.47 ID:G6CXwAi80
おっぱい
253以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 19:38:26.24 ID:O9BaQVhbO
おっぱい
254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 19:48:36.66 ID:XRrwHHWEO
>>248
これいいねー
255以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 20:02:47.48 ID:2IHKBrXv0
>>248
かわいい
256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 20:14:54.67 ID:G6CXwAi80
だれもいない
257以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 20:39:01.67 ID:4+Z7JVzM0
されば2349秒かつみん
258以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 20:47:17.84 ID:Nfh1eNVs0
阻止ぃぃぃぃ
259以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 20:50:40.36 ID:G6CXwAi80
俺は居るぜ
また計算に時間かかったけどな!
260以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 21:31:44.57 ID:Nfh1eNVs0
最近かつみん人気すぎだろwwwww
261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 21:33:58.25 ID:IfpPHi9eO
じゃあごふんちなみん
262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 21:46:16.25 ID:VMB4AR0r0
10分お嬢
263以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 22:03:50.03 ID:U1To4YYt0
しかし、妄想分が足りんのう
SSが>>76以降全くないとは
264以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 22:11:44.80 ID:VMB4AR0r0
お題
・ツンデレが男の部屋を大掃除したらエロ本を発見したようです
265以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 22:51:48.66 ID:WrPhwnbQO
>>264
エロ本に対抗意識を燃やしたツンデレさんと一夜を過ごしたまで見えた
266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 22:54:41.22 ID:U1To4YYt0
>>264
エロ本から男の好みを探ろうと夢中になって読んでいたら男に見つかって云々かんぬんなってしまうのは王道中の王道

だが、それがいい
267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 23:26:51.80 ID:LbagT716O
不人気の委員長いただきますね
268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 23:28:05.72 ID:U1To4YYt0
で、そんな事を言ってるうちに、大遅刻のクリスマスSSが書き上がった

3回シリーズの前編7レス行きます
269(自炊)ツンデレにクリスマスイヴは暇?って聞かれたら 〜前編〜 1/7:2010/12/29(水) 23:29:05.73 ID:U1To4YYt0
「やれやれ。やっと終わったか」
 ファイルを書棚に仕舞うと、俺はうーん、と伸びをする。
『本当、“やっと”よね。全く、終業式の放課後まで残務整理をするつもりなんてなかっ
たのに。誰かさんの手際が悪いせいで』
 毎度の事だが、生徒会長さんは、俺に対してはいつもねぎらいの言葉一つ掛けてくれ
ない。まあ、実際怠け者だし要領だってそんなに良くないのは事実だが、それでも会長
を除けば、他のどの役員よりも仕事してると思うのだが。
「そりゃ、どうも。ついでに最後までお付き合いありがとうございます」
 当てつけも込めて会長にお礼を言うが、全くどうして、俺の言葉なんて歯牙にも掛け
ようとしなかった。
『別府君には誰か一人、絶対に監視役が必要だけど、みんな帰っちゃったからね。生徒
会の責任者としても、私が見張るしかないもの』
 このセリフ、俺が副会長に就任してから何回聞いた事だろう。だが一つ言いたい。俺
の仕事が遅い理由の一つは、会長が横から次から次へと俺に仕事を振ってくるせいだぞ
と。まあ、言いたいだけで言える訳ではないが。俺に出来る事は、ただ肩をすくめて頷
くだけだった。
「そりゃ、まあごもっともで。ま、とりあえず帰るとしますか。何なら、どっか寄って
お茶でもしてくか?」
 軽いノリで会長を誘う。すると、間髪入れずに返事が来た。
『悪いけど、お断りするわ。今日は用事があるの』
 俺は肩をすくめる。最初からダメ元なだけに、そんなに気落ちはしない。
「用事って何だよ? 実は密かに彼氏とデートの約束でもあるとか?」
『そうよ』
 また、間髪入れずに返事が来る。しかし、これは逆に動揺せずにはいられなかった。
「いっ!? マジかよ会長。彼氏いたのか?」
『嘘に決まってるでしょう。何、信じてるのよ。バカじゃないの?』
 実にあっさりと、呆れた様子で会長は言った。俺は妙な虚脱感に襲われ、深い吐息をつく。
270(自炊)ツンデレにクリスマスイヴは暇?って聞かれたら 〜前編〜 2/7:2010/12/29(水) 23:29:46.72 ID:U1To4YYt0
「何だウソか。でも、バカじゃないのはねーだろ。会長の容姿なら、一人や二人言い寄っ
てくる男がいたっておかしくないし」
『そうね。でも、本当に彼氏がいたら、こんな所でいつまでも、貴方に付き合って仕事
なんてしてないわ。全部押し付けて帰るわよ』
「……ごもっともで」
 俺は小さく頷く。しかし、謙遜一つせず、サラッと同意するところはさすが会長。大物だ。
『で、そういう貴方はどうなの? 今日の予定は。パソコンの画面を前に、二次元の少
女と二人でクリスマスイヴを過ごすの?』
 また、人の神経を深々と抉る事を、この人は平気で口にする。もし俺が本当に美少女
ゲーオタだったら自殺するぞ。
「生憎、俺にそんな趣味は無い。まあ、家族でパーティーするくらいかな」
『意外と健全なのね。つまらないわ』
 嘘か本気か、ガッカリした顔で会長は言った。
「悪かったな。ご期待に添えなくて。だけど、何で俺にそんなの期待してんだよ? ま
さかオタクの男が趣味とか?」
 有り得ないと思いつつも、ちょっとした仕返しの意味を込めて、そう問い質してみる。
すると会長はそれこそ、ゴミ虫でも見るような目付きで俺を見た。
『それこそ有り得ないわ。別府君がオタクなら、より軽蔑出来るかなって思っただけよ』
「さいですか。別にオタクじゃなくても軽蔑してくれて構わないんだぜ……」
 何と言うか、三倍返しのお礼を食らって、かなりの徒労感を覚えた。しかし、会長は
そんな俺の顔を覗き込むように見ると、唐突にこう切り出した。
『それはともかく、家族でパーティーという事は、夜までは暇、とこう解釈していいのかしら』
 いきなりの質問に俺は面食らったが、とにもかくにも頷く。
「ああ。お袋と妹は張り切ってるがな。もうツリーの飾りつけも終わってるし、夜まで
はする事がねーよ。男なんて邪魔なだけだって、よく叱られる」
『そう。なら、ドン臭くて役立たずで、邪魔な別府君は行き場が無い訳ね?』
 会長が、何故か目を輝かせつつ、俺が言ってない毒舌を混ぜて、念押しをしてくる。
「……いや。行き場がないとまでは言ってないけど」
 会長の真意が掴めず戸惑いがちに答えると、会長が俺の顔を真っ直ぐに見つめて言った。
『でも、暇なのは事実よね?』
271(自炊)ツンデレにクリスマスイヴは暇?って聞かれたら 〜前編〜 3/7:2010/12/29(水) 23:30:28.17 ID:U1To4YYt0
「ああ。そうだけど……」
『なら、これからちょっと、付き合ってくれない?』
「は?」
 予想外のお願いに、俺は呆然と問い返す。会長が俺を誘うなど、余程の事がない限り
有り得ない。何かの聞き間違いとしか思えなかった。しかし会長は、僅かに眉をひそめ
ると、不機嫌そうに繰り返した。
『付き合ってくれって言ったの。まさかこのくらいの日本語も理解出来ないくらいバカ
なの? 別府君って』
 俺は慌てて首を振ってそれを否定する。
「いや。意味くらいは分かるけど、何で会長が俺を誘うんだよ。大体、この後用事があ
るんじゃなかったのか?」
『そうよ。だから、その用事に一緒に付き合って貰えないかって聞いたの。それくらい、
聞いた段階で理解しなさいよね』
 さも当然とばかりに会長は頷く。しかし、誘いを受けただけで動揺した俺に、そんな
思考力なんて働く訳が無かった。
「それじゃあ、付き合って欲しい用事って何なんだよ? それ次第で答えも変わって来るぜ」
 何となく嫌な予感がしつつ、俺は聞いた。あの会長が例えば映画やコンサートだの、
デート紛いの事に俺を付き合わせるとは、ちょっと考えにくい。良くて買い物の荷物持
ちだろうか? 或いはまた、バイクで目的地まで送り届けろとかそういう事かもしれな
い。しかし、会長は首を振って答えを拒否した。
『それは、着いてからのお楽しみよ。それに、貴方の答えは一つしかないから、変えよ
うがないし』
「それは……拒否権無しって事か?」
 分かっていつつも一応問い質すと、会長は真顔で頷いた。
『そうよ。だって貴方、この後暇なんでしょう? それなのに、別府君の分際で私から
の誘いを断るとか、有り得ないじゃない』
 何だか、のび太のくせに生意気だというジャイアンの台詞を思い出す。存在そのもの
が弱者扱いされるって、何か悲しいよな。まあ、確かに会長には敵わないんだから、仕
方ないのかも知れない。
「分かったよ。で、俺はこれからどうすればいいんだ?」
272(自炊)ツンデレにクリスマスイヴは暇?って聞かれたら 〜前編〜 4/7:2010/12/29(水) 23:31:17.69 ID:U1To4YYt0
 肩をすくめて聞くと、会長は俺にクルリと背を向けると、肩越しに振り返って言った。
『とりあえず、私に付いて来てくれればいいわ。後は、目的地に着いてから説明するから』
 そう言って、会長は前を向くと、さっさと歩いて生徒会室を出て行く。俺は早足の彼
女に置いて行かれないよう、慌ててその後を追い掛けたのだった。


『ここよ。別府君』
 会長に連れて来られたのは、町の自治会館だった。
「ここって…… こんな所で何をするんだ?」
 あまりこういう公共施設に縁の無い俺は、首を傾げる。しかし会長は、お構い無しに
入り口から中に入って行きつつ、答えた。
『来れば分かるわよ。いいから、早く』
 仕方無しに、会長の後に付いて中に入る。入り慣れない場所だけに、何だか緊張を覚
えて俺は何となく周りをキョロキョロと見回してしまう。と、その時会長が不意に言った。
『母さん』
「え?」
 会長の口から出たフレーズに驚き、俺は会長を見た。それから、会長の視線の先へと
視線を移す。すると、中年のやや肉付きの良い女性が、俺たちの方を向くのが見えた。
『あら? 静。お疲れさま』
 そう言って、その女性は俺たちの方に近寄ってくる。優しそうなその顔立ちは、若い
頃はさぞ美人であっただろう面影を十分に残している。成る程。この人が会長の母親か
と、俺は心の中で納得した。
『この男の子が、静の言ってた、生徒会のお友達ね。申し訳ありませんね。わざわざ、
こんな所まで来ていただいて』
「あ、いえ。そんな……」
 そう言われても、まだ何をするかすら何にも説明を受けていない俺は、答えようも無
く、ただ恐縮して頭を下げるしか出来なかった。すると、そこに会長が横槍を入れる。
『母さん。友達だなんてとんでもない事言わないで。ただの下僕だわ。こんなの』
『こらっ!! せっかく手伝いに来てくれた人に何て事を言うの。全くあなたって子は……』
 すぐに娘をたしなめてから、会長の母親は俺の方を向いて申し訳無さそうに言った。
273(自炊)ツンデレにクリスマスイヴは暇?って聞かれたら 〜前編〜 5/7:2010/12/29(水) 23:31:59.04 ID:U1To4YYt0
『すみませんね。口の悪い娘で。全く……いつもご迷惑をお掛けしてばかりでしょう。
本当に……』
 どうやら、母親の方は会長と違って常識人らしい。そんな感想を抱きつつ、俺は手を
振ってそれを退ける。
「いえ。会長は非常に優秀ですから。むしろ補佐しなくちゃならない俺が、却って迷惑
ばかり掛けてるほうで」
『あらまあ。そう言って頂けると助かりますわ。これからも娘を宜しくお願いしますね』
 笑顔の母親の横で、会長がジッと俺を見つめている。表情は変わっていないが、肌に
感じるこの痛さはどう考えても非難の篭った眼差しだ。
「……何だよ。会長」
 小声で会長に聞くと、彼女もまた小さい声で聞き返して来た。
『……ウチの母に媚なんて売って。一体何を狙ってるつもりなのかしら?』
「別に媚なんて売ってねーよ。あれが普通の大人の対応だろ?」
 そうやり返すと、会長は不満気な態度を見せて呟いた。
『……ズルいわ。自分だけちゃっかり大人の態度を取るなんて』
「……別にズルくはねーだろ……」
 むしろ、会長の方が子供っぽいんじゃねと思ったが、それは口に出すと酷い目に遭い
そうなので止めておいた。いつもは凛として大人びた会長なのに、何故か時々妙に子供っ
ぽくなる時があるのが不思議だ。
『さ。二人とも。こっちよ』
 会長の母親に促され、俺たちは靴を脱いで上がると、畳敷きの大部屋に案内された。
部屋の様子を見た俺は、思わず小さく呟く。
「……何だこれは……?」
 部屋の中では、四、五人の年配の女性が、クリスマスラッピング用の袋にリボンを掛
けていたり、カードに何か書いたりしていた。呆然と立ったままの俺に、会長が小さく呟く。
『見て分からない? クリスマスプレゼントの包装をしてるのよ。子供達にあげる為にね』
 すると、部屋の様子を見ていた会長の母親が、俺たちの方を向いて笑顔で言った。
『もう袋詰めは大体終わったから。あとはあなた達の着替えが終わるのを待つだけね』
 まだ完全に状況が分からない俺は、会長に向かってまた質問をする。
「着替えって……何するんだ? 俺たち」
274(自炊)ツンデレにクリスマスイヴは暇?って聞かれたら 〜前編〜 6/7:2010/12/29(水) 23:32:41.43 ID:U1To4YYt0
 すると会長は、それには答えずに俺から離れて部屋の隅に行く。そして紙袋を持って
戻ってきた。
『はい、これ。別府君はこれに着替えて』
「これにって……何だこれ?」
 紙袋を見た俺は、思わず素っ頓狂な声で聞いた。中から出てきたのは、角の生えた被
り物。そして、茶色い衣装だ。
『トナカイスーツよ。貴方には今日、トナカイになって貰うから』
「何で俺がトナカイになるんだ?」
 未だに事態がよく飲み込めない。しかし会長は、バカを見るような目つきで俺を見つ
めて言った。
『何言ってるの? サンタにはトナカイが必要でしょ? ほら』
 会長が、自分のバッグを広げて見せる。すると中には真っ赤な白いボアの付いた衣装
が入っていた。
「会長がサンタになるのか? 何で?」
 とりあえず、役どころは分かった。しかし、理由はまだ、さっぱり不明だ。すると会
長が、ようやく説明を始めてくれた。
『……この近くに、児童擁護施設があって、うちの自治会で毎年、クリスマスになると
プレゼントをあげるのよ。プレゼントをあげるのは当然サンタでしょ? で、私がサン
タ。貴方がトナカイ。分かった?』
「……事情は分かった。けど、何で会長がサンタなんてやるんだ? 会長もボランティ
アに参加してんのか?」
 もう一つ、理由が分からないので聞くと、会長はフンと鼻を鳴らした。
『まさか。生徒会だけでも大変なのに、そこまで手が回らないわよ。サンタの役は、子
供達に顔が知られて無い人がいいんで、普段自治会に参加してない人にお願いしてるら
しいんだけど、今年は成り手が無くってね。で、母が困ってたから私が手を挙げたの。
そういう事』
「なるほど。把握した」
275(自炊)ツンデレにクリスマスイヴは暇?って聞かれたら 〜前編〜 7/7:2010/12/29(水) 23:33:22.50 ID:U1To4YYt0
 ようやく全部の理由が分かって、俺は頷く。しかしこれはどうも、最初から俺を引っ
張り込む事前提で話が進んでいたらしい。会長の母親も、俺が来る事は知っていたみた
いだし。本人の了解抜きというか、強制的にでも連れて来るつもりだったのが、いかに
も会長らしいと思った。
『理解したなら、とっとと着替えなさい。私は隣の部屋を使うから、貴方は……そうね。
給湯室でも使って。ここで着替えて、おばさん達の好奇に満ちた視線の的になるなら、
それでもいいけど』
「生憎、さすがに十歳以上上は、俺の好みじゃないんで遠慮するわ」
 給湯室でトナカイスーツに着替える。角が大きいせいか、ちょっと頭が重くてフラつ
くが、まあ何とかなる。それよりも、個人的には会長のサンタコスの方が気になった。
何せ、会長は美人だ。さぞ、サンタの格好も映えることだろう。
「いっそ、ミニスカサンタならいいんだけどな……」
 小さく、願望を口にしてから俺は首を振った。キャバクラのねーちゃんならともかく、
子供達相手のサンタにそれはないだろう。下はズボンだろうし、もしかしたらキッチリ
ヒゲまで付けているかも知れない。
『別府君。支度は出来たの?』
 いらん妄想に時間を割いているうちに、会長の方が着替え終わってしまったらしい。
俺は慌てて荷物をまとめた。
「出来た。今行くから」
 そう答えて、俺は給湯室から出る。すると、外で待ってる会長とばったりご対面する。
そして、俺は目を疑った。俺の目に飛び込んできた会長の姿は、まさしく妄想の中から
出てきた、そのまんまだったからだ。


続く
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 00:14:21.23 ID:9VC/RfCH0
>>275
で、その続きはいつなんだ?
早くしやがって下さい。
出来ればいまから1時間以内で。
いや、今すぐに!
277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 00:38:19.99 ID:zQtnT3gF0
>>275
ミニスカサンタまで読んだ
期待ageage
278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 01:07:20.22 ID:qmoJbjX80
お題
・いつもつんけんしてるせいで男にハッキリと拒絶されたら
・という夢をみたツンデレ
279(自炊)ツンデレにクリスマスイヴは暇?って聞かれたら 〜中編〜:2010/12/30(木) 01:28:01.05 ID:q7t+zTFo0
>>268-275の続き8レス投下行きます
280(自炊)ツンデレにクリスマスイヴは暇?って聞かれたら 〜中編〜 1/8:2010/12/30(木) 01:28:50.74 ID:q7t+zTFo0
『遅いわよ。全く、女より支度に時間が掛かるなんて、グズにも程があるわ』
 会長の厳しい毒舌も、今の俺は全く応えなかった。何故なら、ミニスカサンタ姿の会
長に、俺はすっかり心を奪われていたからだ。
『どうしたの? ボーッと突っ立ったままで。準備出来たんだったら、さっさと行くわよ』
 苛立たしげな会長の声で我に返る。俺は頭を振って思考を正気に戻そうとすると、ま
た心を奪われないように会長から視線を外す。特に、白いボアが縁に付いた真っ赤なス
カートと、白いニーソックスの間の太ももに。
「ああ。悪い。ところでその服、どこで買ったんだ?」
『ネット通販よ。ここにも去年まで使っていたサンタ服はあったけど、サイズ合わない
し野暮ったいから。どう?』
 別段ポーズをつけるでもなく、さり気なく感想を聞く会長。もちろんすごく可愛いし、
何より色っぽい。がしかし、俺がそれを言っても、会長は喜ばないだろうという気持ち
と、素直にそれを口に出すのが恥ずかしいことから、俺はつい言葉を選んだ。
「ガキどもには目の毒じゃねーか? 派手過ぎて」
 すると会長は、珍しくクールな表情を崩し、思いっきり俺を睨み付けて言った。
『大丈夫よ。ひまわり園の子供達は純真無垢だもの。誰かさんみたいに、濁った欲望に
満ちた視線を向けたりはしないわ』
 どうやら、選択肢は完全に間違いだったらしい。素直にとまでは行かなくても、もう
少し婉曲に褒めるべきだった。しかも、さっきの俺が会長に見とれていた事もバレてい
たとは。さすがの俺も、かなり死にたくなった。
『どう? 二人とも支度は出来たの?』
 その時、大部屋から会長の母親が顔を出す。
『ええ。もう大丈夫よ。いつでも行けるわ』
 母親の方に向き直って、会長が頷く。すると、会長の母親が一瞬立ちすくんで、それ
から小さく呟くように指摘した。
『ちょっと静。その格好……少し、派手過ぎないかしら? まあ、いいけど』
 どうやら、会長の母親も俺と同意見らしい。背中越しで表情は見えないが、会長が不
機嫌そうに言い返す。
『母さんまでそういう事言うのね。もう知らない』
281(自炊)ツンデレにクリスマスイヴは暇?って聞かれたら 〜中編〜 2/8:2010/12/30(木) 01:29:31.69 ID:q7t+zTFo0
 会長は、母親の脇をすり抜けて大部屋に入る。俺も急いで会長の後を追って中に入っ
た。すると、さっきまで散らばっていたプレゼントは無く、部屋の中央にでん、と白い
大きな袋が置かれている。まさにサンタがプレゼントを入れる袋そのものだ。
「あれを運ぶのか? 会長じゃ、ちょっとしんどいだろ」
 何となく、会長サンタが袋を担ぐ姿を想像してそういう感想を漏らすと、会長はもの
凄く怪訝そうな顔で俺を睨みつけた。
『何言ってるの? 当然あなたが運ぶに決まってるでしょう。何のためのトナカイよ。
ただ、横を歩いているだけじゃ、無能なペット…… いえ。貴方の場合はただの害獣に
過ぎないじゃない』
「いや。でも普通はプレゼントの袋はサンタが担ぐもんだろ。トナカイってのは、あく
までソリを引くのが役目でさ」
 そう言い返しはしたが、俺は別に、袋を担ぐのが嫌な訳じゃない。ただ、一度でいい
から会長にお願いをされたかっただけだ。その為には、まずは俺が正しい事を証明しな
ければならなかった。しかし、さすがの会長も一向に引く気配は見せなかった。
『だったら、この場所にソリを持って来なさい。それに私を乗せて別府君が引くと言う
のなら、私が袋を担ぐわよ』
「無茶言うなよ。準備もしてないのに、どうやって今からソリを準備すんだよ」
『ほら見なさい。ソリも用意できないくせに、正論で押し通そうとするからよ。だから
せめて、荷物持ちくらいするのが当然じゃない』
 やはり俺は、口ではどうあがいても会長には勝てないようだった。諦めて降参しよう
とした時、会長の母親が戻って来て言った。
『二人とも。車の準備出来たから出掛けるわよ』
 おお。天の配剤。ソリは無くとも、現代には自動車という便利な物がある。そう。サ
ンタも時代に合わせて近代化されなければなと、俺は内心ホッとする思いで考えた。し
かし、会長はあっさりと、こう言い放つ。
『母さん。車はいらないわ。私たち、歩いて行くから』
 何てこと言うんだ会長は。せっかくの天の配剤をドブに捨てるつもりかよ。しかし、
俺が口を開くより早く、会長の母親が訝しげな視線で娘を見て言った。
『歩いてって……その格好で?』
『そうよ。別にクリスマスなんだし、サンタが歩いていてもおかしくないでしょ? スー
パーにもコンビニにもゴロゴロいるんだし』
 さも当然とばかりに、会長は言い返す。しかしせっかくの好意を無駄にしたくない俺
は、会長の母親の側に回ることにする。
「何言ってんだよ。せっかく車に乗せて貰えるっていうんだったら、使うに越した事な
いじゃん。大体、子供達だってサンタが来るの待ってるんだろ? だったら、少しでも
早く行ける方法を選択した方が良くないか?」
 しかし会長は、俺を睨み付けて口を尖らせた。
『フン。偉そうな事言ってるけど、自分が楽したいだけでしょ? 大体、車で来るサン
タなんて、見つかったら夢ぶち壊しじゃない。それに、ウチの車に別府君を乗せて、変
な菌を付けられたくないし』
「俺のバイクに二人乗りするのは平気なのにか? 会長自身が、俺の菌をバッチリ体に
付けてるクセに、車に付けられるのは嫌とか、おかしくないか?」
 すると珍しく、クールな会長の頬に、僅かながら朱が差した。多分、隣にいる母親を
意識しての事だろう。
『あら? 静ったら、男の子のバイクに二人乗りなんてしてるんだ。キツい性格だから
男の子に敬遠されがちなんじゃないかと思ってたけど、意外にやるじゃない』
 ちょっと意味ありげな微笑みを浮かべる母親に、会長はこれまた珍しく、ムキになっ
て言い返した。
『ちょっと…… 誤解しないでよね、母さん。単に足代わりとして便利だから使ってる
だけで、こんな人と仲が良いなんて有り得ないんだから』
 しかし、会長の言葉を無視して母親は俺に向き直ると、笑顔で言った。
『全く、ひねくれた娘でどうしようもないですけど、これからも宜しくお願いしますね。別府君』
「え? いやまあその……こちらこそ……」
 あまりに真っ直ぐな挨拶に思わず動揺してしまい、俺は頷き返すくらいしか出来なかっ
た。すると、会長が横から文句を入れてくる。
『ちょっと母さん。人の話聞いてる? それに別府君も頷かないで。私はこんな人に宜
しくなんてされたくないんだから』
 しかし、またしてもそんな娘の抗議をあっさりスルーすると、会長の母親は頷いて言った。
『分かったわ。じゃあ、別府君には申し訳ないけど、歩いて行って貰いましょうか。ま
あ、徒歩でもここから十分くらいだし、せっかく二人っきりでゆっくりと歩ける時間を
お邪魔しちゃ申し訳ないものね』
『母さん。私が歩いて行くって言ったのは、そういう意味じゃないの。何で勝手に付け
加えるのよ。信じられないわ』
 憮然とした会長を尻目に、母親はさっさと荷物を持って、入り口へと向かうのだった。


『母さんが変なことばかり言ってたけど、そんな事は有り得ないんだから。分かってる
わよね?』
「あー。分かってるよ。そんなにしつこく言わなくても、もう十分会長の真意は伝わってるから」
 自治会館を出て、施設に向かう途中ずっと、会長は延々とさっきの母親の言葉を否定
し続けていた。
『全く、何であそこで二人乗りしてる事をバラすのよ。余計な誤解を与えたじゃない』
 平然とした様子を装ってはいるが、会長が一つの事にこれだけ絡むのは珍しい。ちょっ
とからかってやろうと、俺の心にイタズラ心が芽生えた。
「バラすって…… まるで会長と俺が二人だけで隠し事してるみたいじゃん。別に足代
わりに使ってるだけなんだから、堂々としてればいいのに。何か疚しい事してるみたいじゃね?」
 すると、効果覿面。それまでポンポンと出て来た会長の言葉がグッと詰まった。思わ
ずしてやったりと笑みを浮かべてしまうと、会長がもの凄く不機嫌な顔をした。
『何よ、得意そうな顔してバカじゃないの? 貴方のバイクに二人乗りするなんて、本
来屈辱的な事だもの。隠し事とまでは行かないけど、出来れば知られたくない事に変わ
りはないわ』
「その割りに、乗る時はしっかり体にしがみ付いて来てるじゃん」
 正直、会長と二人でいる時間では、あれが一番至福の時間である。柔らかな会長の体
を堪能出来るだけで、天国にいる気分になれる。
『いつも言ってるじゃない。貴方の運転が下手くそだから、仕方なくああいう風にしが
み付かなくちゃいけないんだって。本当は、死ぬほど嫌でたまらないんだから』
 だったら乗らなきゃいいのにと思いつつ、それを口に出すのはやぶへびになりそうな
ので止めておいた。
284(自炊)ツンデレにクリスマスイヴは暇?って聞かれたら 〜中編〜 5/8:2010/12/30(木) 01:31:44.46 ID:q7t+zTFo0
「はいはい。じゃあ、会長がしがみ付かなくてもいいように、少しは運転上手くなるよ
う努力しますよ」
 自嘲気味に答えて、俺は肩に担いだ袋を揺らす。すると即座にダメだしが出た。
『ちょっと。あまり揺らさないでよ。せっかく綺麗に包装されてるのに、潰れたりした
ら台無しになっちゃうんだから』
「一応気を付けてはいるって。ただ、これ結構重いんだよ。少しでも持ってみるか?」
 試しにそう誘ってはみるものの、会長はあっさりと首を振った。
『お断りよ。自分の仕事でしょう? 最後まで文句言わずに、責任はキチンと果たしなさい』
「分かったよ。やりゃいいんだろ? やりゃあ」
 ため息混じりに言いつつ、袋を担ぎ直した所で、また会長の怒声が飛んで来た。
『だから言ったじゃない。袋を揺らさないでって。何度言ったら分かるのよ。全く、本
当に別府君って使えないんだから』
 これじゃあ、子供に夢を運ぶ仕事じゃなくって、奴隷労働に等しい気がする。本物の
サンタってな。煙突から降りる際によくプレゼントを傷つけずに済むよな。あれって奇
跡だろと俺は内心で愚痴る。
「なあ。その養護施設ってまだか?」
 もう随分歩いた気がして会長に聞くと、会長は道の先を指で差して言った。
『あれがそうよ。あともう少しだから、頑張りなさい』
「よし。あそこか。なら、一気に行くぞ」
 目指す建物が見えたことに、俺は気を奮い立たせる。そしてうりゃとばかりに一気に
駆け出した。その後ろから会長の怒声が飛ぶ。
『待ちなさいこのバカ!! だから、乱暴に扱うなって言ってるでしょう?』
 しかしもはや構ってはいられない。最後の百メートルと一気に駆けると、俺は袋を地
面に下ろし、膝に手を付いて荒い息をつく。
「ハア……ハア……ハアッ…… あーづかれだ…… 誰だよ。歩いて来ようなんて言ったバカは……」
『バカにバカなんて言われるのは、非常に心外だわ。せっかく、日頃運動不足の別府君
に体力を使ういい機会を与えてあげたのに。本当なら感謝して欲しいくらいなのに、本
当、貴方って恩知らずなんだから』
「あれが恩だって言うなら、きっとアメリカ大陸で南北戦争なんか起きなかっただろうよ」
 有名な奴隷解放戦争を例に挙げて言うも、会長はいけしゃあしゃあとこう言い返した。
285(自炊)ツンデレにクリスマスイヴは暇?って聞かれたら 〜中編〜 6/8:2010/12/30(木) 01:32:25.64 ID:q7t+zTFo0
『あら? 私は別府君は自分から進んで、男らしくプレゼントを運ぶ役目を請け負って
くれてたと思っていたのに、強制労働をさせられてたと思っていたなんて、心外だわ』
 出掛けにあれだけやり取りがあったというのに、あれで俺が進んでこの仕事をやって
いたなんて、どこからそんな言葉が出てくるんだろうかと、俺は不思議に思う。
「とにかく、俺は一刻も早くこの仕事から解放されたいんだ。さっさと中に入ろうぜ」
 不毛な言い争いを打ち切ってそう言うと、会長も頷く。
『そうね。ちょっと待ってて』
 会長はそう言うと、呼び鈴を押して訪問を告げる。やがて、中から施設の保母さんら
しい女性が出て来て応対する。少しのやり取りがあってから、会長が俺を手招きして呼んだ。
『こっちよ。来て』
 そのまま、保母さんに案内されて俺たちは裏口へと回る。
「なあ? 何で俺たち、こっそり入るような真似をするんだ?」
 会長に聞くと、先を歩く彼女は振り向いて答えた。
『何でも、ドッキリを仕掛けたいんだって。プレゼントをあげるのは、施設の中でも小
学生以下の子供達だけだから、そういう分かりやすいサプライズでも意外に受けはいいらしいわ』
 その説明に、何となく俺は納得する。しかし、という事は中学生以上の子供もいると
言う事か。いや。よく考えてみれば小さい頃に入所して来ても、そりゃ成長すれば中学
生にもなる訳だが。
『それじゃあ二人とも。ここでしばらく待機してて。今、みんなおやつの時間だから』
 案内されたのは、押入れと言っても過言ではない狭い収納スペースだった。そこにミ
ニスカサンタの会長と二人きりで入るのは、ちょっと興奮しないでもない。
『別府君。それ、貸して』
 会長がプレゼントの袋を指して言った。
『やっぱり、子供の前に出る時は、サンタが持っていた方が様になるでしょ?』
「まあな。ほら」
 袋を渡すと、会長はさっさと隠れ場所に入る。てっきり俺と距離を置く為にプレゼン
トの袋を間に置くと思ったが、意外にも袋を端っこに置き、会長は真ん中辺りに立った。
『別府君も早く来なさいよ』
 ちょっと呆然としていると、会長に促される。俺は慌てて頷いた。
「あ、ああ」
286(自炊)ツンデレにクリスマスイヴは暇?って聞かれたら 〜中編〜 7/8:2010/12/30(木) 01:33:06.63 ID:q7t+zTFo0
 収納スペースに入ると、保母さんが合図をする。
『それじゃあ、閉めるわよ。今、子供達を連れて来るからちょっとの間、待っててね』
 ドアを閉められると、隙間から僅かに光が差し込んでくるだけの薄暗がりの狭い空間
になった。こんな場所で、すぐ間近に会長を感じ、俺は心臓がドキドキするのを抑えら
れなかった。
「こういうのって、ちょっと緊張するよな?」
 声を潜めて会長に聞く。すると薄暗がりでよく顔が見えないにも係わらず、会長から
侮蔑のこもった視線を受けたような感じがして、俺は慌てて言葉を付け足す。
「いや。ドッキリを仕掛ける間はっていう意味で」
 すると、会長が視線を逸らすのを感じた。それから、小さい声で返事が来る。
『……そうね。みんな、喜んでくれるといいんだけど』
 俺はホッと胸を撫で下ろす。最初から言い訳を考えておいて良かった。
「何か、妙に時間が長く感じるよな……」
 それは事実だったが、果たしてそれは子供を待っているせいなのか。それとも会長と
二人っきりで狭い密室にいるせいなのか。実を言えば明らかに後者だ。こうしていても、
会長の息遣いとか、髪から漂う香りとかが、興奮を刺激する。
 すると、不意に会長の鋭い視線を感じた。同時に、微かな、しかし厳しい声で会長が囁く。
『別府君。その、息を当てるの止めてくれない? 正直、気持ち悪いんだけど』
「え? 俺、別に当ててないぜ」
 もしかしたら、無意識に顔を近づけてたのだろうかと思いつつも、咄嗟にごまかす。
気持ち悪いとストレートに言われた事が、ザックリ心を傷つけたが。会長は小さくため
息を吐いて言葉を続けた。
『意識的に当ててなくても、これだけ狭い場所だと自然に当たっちゃうでしょ。何とかしなさい』
「それは俺に呼吸するなって事か? 無茶言うなよ。子供が来る前に死ぬぞ」
 そう文句を言うと、会長が小難しい顔をするのが分かった。
『誰も呼吸するなとは言ってないでしょう。自分で脳みそを使いなさい。手を口に当て
て、私に息が当たらないようにするとか』
「そこまで気を遣わなくちゃならんのかよ……」
287(自炊)ツンデレにクリスマスイヴは暇?って聞かれたら 〜中編〜 8/8:2010/12/30(木) 01:33:48.23 ID:q7t+zTFo0
 それだったら、最初からプレゼント袋を間に置かれた方がまだマシだったかもと思い
つつ、俺は会長の言い分に従って手を口に当て、会長に息が掛からないようにする。し
かし、何かこれはこれで却って二人の距離が近いことを意識してしまったりする。
『来たわよ。静かにしててね』
 会長の囁き声と同時に、外で騒がしい声が聞こえて子供達がワイワイとさっきの保母
さんに連れられて部屋に入って来る。それでようやく、俺も意識を会長から外に振り向
ける事が出来た。
『さて、みんな。今日は何の日か知ってるかな?』
「クリスマスー!!」
『クリスマスーッ!!』
「クリスマスイヴだよ。バーカッ!!」
 子供達の声が、三々五々響き渡る。それが静まってから、保母さんが言葉を続けた。
『そうね。みんな、楽しみにしてたもんね。それでみんな。今年一年、いい子にしてた
かな? 去年、約束したよね?』
『いい子、してたーっ!!』
「いい子にしてたよ、ボク」
「お前はみっちゃん泣かしたじゃん。ダメだよー」
 また、子供達の元気な答えが聞こえる。それに、笑って保母さんが手を叩いて言った。
『はいはい。そうね。ちょっとイタズラもあったけど、みんなちゃんといい子にしてた
わよね。そんなみんなに、素敵なお客様が来ています。どうぞ』
 合図と共に、会長がドアをガラッと開けた。


後編に続く
288以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 01:57:24.96 ID:Nbo7HD/uO
後編期待
289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 02:51:19.10 ID:5bEvaR2T0
友ちゃんかわいい
290以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 03:50:32.69 ID:5bEvaR2T0
ちなみんのおっぱいと背中見分けつかない
291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 03:59:31.42 ID:0huTkbd+0
>>287
後編wktk
292以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 05:36:21.53 ID:5bEvaR2T0
友ちゃんのおっぱいもみもみ
293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 06:06:58.01 ID:jAS8+P0P0
ツンデレとコミケ
294以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 09:32:50.50 ID:+o7oreiz0
test
295以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 09:35:37.40 ID:t7N0qhrK0
おい三国志NETで統一すんぞwwwwwww
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1293608618/

調子に乗った一般全員が汚い手使ってVIPPE総攻撃してRいじめてるよwwww
戦争ゲームなので人数が大事、新規来てくれwww
■新規キャラで参戦■
>>1で登録してくれ
場所は建寧(左下)、支配国はおちん国
ステ振りは武官→100 5 45

大歓迎!とにかく来るんや
キャラ作ったら仕官コマンドでおちん国に属してくれ

■やること■
国チャットとか見てれば何すべきかはだいたい分かるはず
要領は会議室見ればいい


296以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 10:38:10.79 ID:8yKeqZPbO
おはようかなみん
297以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 10:40:51.71 ID:PmU1Hp320
お前らの想像りょ・・・創造力が怖ぇよ
298(自炊)ツンデレにクリスマスイヴは暇?って聞かれたら 〜後編〜:2010/12/30(木) 11:34:58.12 ID:q7t+zTFo0
>>279-287の続き、5レス行きます
299(自炊)ツンデレにクリスマスイヴは暇?って聞かれたら 〜後編〜 1/5:2010/12/30(木) 11:35:38.93 ID:q7t+zTFo0
『うわあっ!!』
「サンタだ。サンタだー!!」
『見て見て。トナカイさんもいるよ』
 ドッと押し寄せた二十人弱の子供達に、あっという間に俺たちは揉みくちゃにされる。
『ほらほら。みんな、落ち着いて。それじゃあ、プレゼントが配れないでしょ? ちゃ
んと、一人ずつ順番にあげるから、大人しく待ってなさい。それで、貰ったらちゃんと
お礼を言うのよ。いいわね?』
「はーいっ!!」『はーい』
 慌てて子供達は俺たちから離れる。そして、すぐ傍で輪になって見守る。そんな子供
達の視線を浴びながら、俺が袋からプレゼントを出して会長に手渡す。会長がプレゼン
トに付いたカードに書かれた名前を呼び上げる。
『それじゃ、呼ぶわよ。あいだたかのぶ君』
「あ、はいっ!!」
『はい。これ、プレゼントよ。大事に使ってね』
「うん。サンタのおねーちゃん。ありがとう!!」
 とりあえず、子供達にとってはプレゼントをくれればサンタらしい。
『みずもとのぞみちゃん』
『はーい!!』
『はい。メリークリスマス』
『ありがとう!! サンタさん』
 一人一人、順番にプレゼントを手渡して、会長はそれから必ず頭を撫でた。顔はいつ
ものようにあまり表情は変えないものの、いつにない優しさが満ち溢れているように感
じて、俺は新しい会長の魅力にドキリとさせられる思いがした。
「ねーねー。トナカイのおにーちゃん。これ、どーすんの?」
 子供の一人に裾を引っ張られて俺は振り向いた。見ると、早速プレゼントを開けた子
供が、ヒーロー物の武器の使い方が上手く出来ないらしい。俺はニッコリ笑って答えた。
「ゴメンな。トナカイさん。まだみんなにプレゼント渡さなくちゃいけないんだ。終わっ
たら教えてあげるから、それまで待てるよね」
「えーっ……」
300(自炊)ツンデレにクリスマスイヴは暇?って聞かれたら 〜後編〜 2/5:2010/12/30(木) 11:36:21.03 ID:q7t+zTFo0
 不満そうな声を上げたが、俺が頭を撫でてやると小さく頷く。その間にも、周りでは
喜びの声が次々と上がっていた。多少、残念そうな声もあったが、事前に子供達にお願
いを聞いてあったのか、大体が希望に近いプレゼントを貰えていた様だった。
「はい。それじゃあこれ、大切に使ってね」
 最後の一人の子にプレゼントを渡し終わるや、会長の周りに一気に子供が群がった。
『サンタのおねーちゃん。あそぼっ!!』
「何言ってんだよ。おねーちゃんは俺らとあそぶんだもん。な?」
 取り合いをする子供達に、会長が頷く。その時、会長の顔に、僅かに微笑が浮かぶの
を俺は見逃さなかった。
『ケンカしないで。みんな、一緒に遊びましょう』
 しかし、そんな会長を見ている暇は俺にはなかった。
「トナカイのにーちゃん。やくそくー」
「ああ。ゴメンゴメン。これな」
 子供からおもちゃを借りて、使い方を教えてやる。返してやった途端に、オレンジの
光と発射音が俺に向けられた。
「しねえっ!! トナカイ魔人!!」
「うわあっ!! やられたあー」
 胸を押さえ、パッタリと倒れてみせる。しかし、トナカイ魔人かよと内心自嘲気味に
思う。会長のサンタは、子供達のアイドルなのに。
「それ!! トナカイ魔人のじゃくてんは角だぞ!!」
 掛け声と共に、子供達が一斉に襲い掛かってくる。男の子だけでなく、女の子にも押
し潰され、俺は本気で悲鳴を上げた。
「ちょっ!! マジで死んでるから止めて止めて。そこくすぐっちゃだめだから!!」
 その後も、子供達が力尽きるまで、俺たちは元気な子供達の遊び道具と成り果てたのだった。


『それじゃ、みんな。最後にサンタさんとトナカイさんに、お礼を言いましょうね』
「『サンタさん。トナカイさん。ありがとうございましたー!!』」
 帰りはちゃんと、子供達に玄関で見送られ、俺たちは施設を後にした。
「トナカイのにーちゃんも、また来年も来てねー」
301(自炊)ツンデレにクリスマスイヴは暇?って聞かれたら 〜後編〜 3/5:2010/12/30(木) 11:37:04.28 ID:q7t+zTFo0
「ハハハ。いい子にしてたらな」
『うん。あずさたち、いい子にしてるよ。だからぜったいだよ』
『ええ。約束するわ。じゃあ、みんな。また来年ね』
 名残を惜しむ子供達に別れを告げて、門をくぐる。道路まで出てきた子供達に、見え
なくなるまで振り返りながら手を振って歩く。そして、角を曲がって見えなくなった途
端、ドッと疲れが押し寄せて来て俺は肩を落とした。
「ふあ……疲れた〜…… ガキどものお守りはしんどいぜ……」
 すると会長が俺を見て、何だか楽しそうな口調で言った。
『そうは言いながらも楽しんでたじゃない。ちょうど、精神年齢はあの子達と同じくら
いだからかしらね』
 キッチリと毒舌を混ぜてくるのはさすが会長だ。しかし、俺もフフンと笑みを浮かべ
ると、会長に対して言い返す。
「楽しんでたのは会長も同じだろ? 正直、普段クールで冷たそうな会長が、あんなに
子供好きとは知らなかったぜ」
『冗談言わないで。別に子供なんて好きじゃないわ。騒がしいし、相手してると疲れるし』
「そんな風には見えなかったけどな。特に、プレゼント渡してる時の会長の優しそうな
顔は、写真に撮って生徒会のみんなに見せたいくらいだ」
『止めて頂戴。そんなの……』
 珍しく、照れ臭そうな感じで会長が首を振る。それから、小さくボソリと付け加えた。
『……苦手なのよ。ああいう、濁りのない純真な瞳で、真っ直ぐに見つめられるのはね……』
 俺は、会長の顔を見つめる。うつむき加減でゆっくりと歩くその横顔に、明らかに照
れた表情が浮かんでいた。
「そうか? あれだけ子供好きなら、いい母親にもなれると思うけどな。それとも、保
育士の資格取るとか」
『だから、子供は好きじゃないって言ってるじゃない!! 何度言ったら……』
 俺の方を向いて、会長は抗議する。しかし、途中でムキになっている自分に気付いて
言葉を途切れさせた。俺から視線を外し、ポツリと言う。
『……でも、濁りだらけの貴方の視線よりは、遥かに好きかもね』
「ちぇっ。結局はそこかよ」
302(自炊)ツンデレにクリスマスイヴは暇?って聞かれたら 〜後編〜 4/5:2010/12/30(木) 11:37:53.32 ID:q7t+zTFo0
 苦笑交じりに俺は言った。何か、俺に毒舌を吐くことで、必死にいつもの自分を保と
うとしているのかも知れないと思った。照れ隠しに使われるだけなのだったら、別に悪
口も悪くはないな、と何となく思った。
 その後、少しの間俺たちは無言だったが、不意に会長が立ち止まると俺の方を向いた。
『ちょっと待って。別府君』
「何?」
 立ち止まって会長に向き直る。すると会長は、ポケットからゴソゴソと何やら取り出した。
『……一応、今日のお礼よ。暇人に善行をさせてあげたとは言っても、報いはあって然
るべきでしょうから』
 そんな小難しい言葉よりも、俺には視界に映る今の現状の方で一杯だった。何せ、美
人のミニスカサンタが、金のリボンで結ばれた可愛らしいプレゼントの袋を、両手で俺
に差し出しているのだ。この状況に胸を撃ち抜かれない男がいるとしたら、そいつは心
が重傷を負っているに違いない。
「これ……俺にくれるの?」
 こんな幸運が信じられずに聞き返すと、会長は苛立ったように頷いた。
『そうだって言ってるでしょう。安心して。中身は大した物じゃないから。単なる余り
物を包んだだけだし。でもまあ、別府君にはこの程度で十分でしょうから』
「謹んで、受け取らせて頂きます……」
 俺は、恭しく押し頂いた。正直、会長に貰えるのであれば、中がティッシュペーパー
でも怒りはしない。
『ちゃんと、家に帰ってから開けてよ。自治会館に戻ったら、多分お茶が出されると思
うけど、そこで開けちゃダメだからね』
 念を押して会長が忠告する。という事は、中身は食べ物か。手作りクッキーとかなら、
最高なんだが。恐らく、会長の母親にまたからかわれたくないんだろうなと理解して、
俺は頷いた。
「もちろん。宝物として、大切にさせて貰うよ」
 すると会長はクルリとそっぽを向き、スタスタと二、三歩歩いてから肩越しに振り返って言った。
『そういう大げさな事を言う人は、大っ嫌いだから』
 そして、早足で歩き出す。それを俺は、慌てて後から追い掛けたのだった。
303(自炊)ツンデレにクリスマスイヴは暇?って聞かれたら 〜後編〜 5/5:2010/12/30(木) 11:39:26.76 ID:q7t+zTFo0
 その夜、俺は自分の部屋で袋を開けた。家族とのパーティーで、妹の作ったケーキに
腹を一杯にさせられたが、会長から貰ったプレゼントも重要だったからだ。
「……やっぱり、クッキーか」
 そう思って、部屋に来る前にコーヒーをもう一杯淹れておいて良かった。
「せっかくだし、一つくらいは食べるかな」
 ちょっとドキドキしつつ、俺はクッキーを口に運ぶ。果たして、味はどんなのだろう
か? 会長がたまに見せてくれる甘さのように、甘いのだろうか。
 クッキーを齧り、咀嚼する。そして、一瞬の後に俺はむせた。
『グオッ!! ゴホッ!! ゴホゴホゴホ!! エーッホッ!!』
 そして俺は突っ伏した。忘れていたのだ。会長が無類の辛い物好きだという事を。
『勘弁してくれ…… プレゼントのクッキーまで激辛かよ……』
 普段の会長の激辛さそのままの味に、俺は机に突っ伏して呟いたのだった。ちなみに、
後日確認した所、あのクッキーにはたっぷりとハバネロを練りこんだとの事だった。も
ちろん俺は、寿命を縮めながら完食したが。


終わり
休みとはいえ、寝坊しすぎたぜ……
304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 12:01:29.44 ID:+a7GNHsx0
gjですぞ!!!!!!
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 12:12:34.32 ID:9VC/RfCH0
>>303
GJなんだからねっ!
安心しろ俺も今起きた
306以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 12:27:16.25 ID:ZhN5HeVHO
>>303GJ!!
そういえばクリスマスもう終わってたんだな。俺にはツンデレサンタが来なかったから気付かなかったよ…
307以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 12:48:35.31 ID:UnQ4Xn1d0
デレたか?
ツンしかなかったようか気がするんだが
308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 13:22:54.88 ID:zcXii/okO
>>303

gj!
309以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 13:30:37.52 ID:MJI/ciOm0
「見納めに!」って土下座したら正拳突き一発で着てくれた
http://tunder.ktkr.net/up/log/tun1723.jpg
310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 13:44:24.70 ID:3rCZTm4S0
とらみみ!とらみみ!
311以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 13:49:31.13 ID:q7t+zTFo0
>>309
GJ!!
正月一発目はうさぎかつみんよろwwwww
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 14:21:07.78 ID:MJI/ciOm0
べ、別に尻尾がないのは付け忘れたわけじゃないんだからねっ!////


まあこのあと美味しくいただかれたときにプレイの一環として生やsターン
313以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 14:30:06.46 ID:bBpMtbXR0
gj
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 15:07:25.46 ID:5FDUtady0
>>309
ありがとうございました、美味しく頂かせて貰います
315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 16:27:33.14 ID:3rCZTm4S0
あぶ
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 17:17:58.89 ID:3rCZTm4S0
ない?
317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 17:32:10.84 ID:q7t+zTFo0
刑事?



お題
つ・ネタが古いツンデレ
318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 18:14:04.10 ID:3rCZTm4S0
319以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 18:47:49.10 ID:3rCZTm4S0
しゅ
320以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 19:28:06.62 ID:3rCZTm4S0
30分おpp…かつみん
321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 19:32:40.93 ID:8yKeqZPbO
そし
322以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 19:54:08.08 ID:Nbo7HD/uO
デレが…
323以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 19:58:36.23 ID:q7t+zTFo0
お題
つ・ツンデレと年賀状


やっと書き上げたぜ
全く、毎年の事なのにどうしてこうも俺はやる事が遅いのか
324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 20:38:55.51 ID:E6EbAaka0
ちなみポンポン
325以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 21:07:08.61 ID:q7t+zTFo0
年末年始はより過疎りそうだな
326以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 21:27:02.00 ID:XdnU2HK80
・ツンデレと初雪
327以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 21:43:56.43 ID:ZhN5HeVHO
・ツンデレとこたつ
・ツンデレとみかん
328以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 21:48:10.06 ID:3rCZTm4S0
一瞬かつみんって読んだ
俺はもうダメだな
329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 22:20:19.70 ID:Lr2sOlzz0
>>328
よう俺
330以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 23:17:04.94 ID:5FDUtady0
かつみんのおっppごめんなさい殴らないで
331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 23:52:11.15 ID:boRjr1sYO
勝美はスポブラがジャスティス
332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 23:56:38.59 ID:5FDUtady0
かつみさんは黒の下着がジャスティス
333以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 00:07:42.28 ID:ORy33aFN0
今年最後のIDチェキ
334以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 00:09:55.05 ID:EMzLAv+pO
IDチェキ
335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 00:16:46.15 ID:qqSmMJXU0
id
336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 00:56:59.91 ID:D2jSTv/oO
大晦日あいでぃー!
337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 01:00:56.61 ID:xlPyWOwD0
ちなみの胸も暖めたら餅のように膨れないかなーとか呟いたらちなみさんの頬がプクーと膨れました。
ついでに俺の頬も膨れあがりました
338以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 01:08:45.83 ID:aoIukDLcO
IDちぇき
339以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 01:09:21.89 ID:Ub9FQagiO
・ちなみの胸が大きくなったと思ったら着膨れでした
・ちなみの胸が大きくなったと思ったらPADを入れてました
・ちなみの胸が大きくなったと思ったらみかんを入れてました
340以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 01:32:32.82 ID:0gTWrZvNO
今年最後のIDチェックか
341以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 01:34:20.77 ID:eUsPyhnr0
id
342以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 01:54:54.47 ID:1wbDPdhmO
あぃでぃ
343以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 01:56:19.47 ID:YJnEngL50
いd
344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 02:54:38.93 ID:bRT5iMO80
ああ、今日は大晦日だったな

お題
・ツンデレと年越し
345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 03:26:05.55 ID:i7Ikye7/O
お題
つ・ツンデレが年越しを今年は一人で過ごすと聞いたので、何なら家に来ないかって誘ったら
346以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 05:04:02.02 ID:PoBUQMZaO
寒いよかなみん
347以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 06:24:12.15 ID:QsCO7lY/0
『……うん……そう、わかった』
『え? ……なっ! なに言うのよもう!』
『……はいはい、じゃあね。よいお年を』ピッ

「おばさんなんだって?」
『夫婦水入らずで過ごすから帰ってくるなって。あー寒々』モソモソ
「はは、おばさん達も相変わらずだなぁ」
『まったくもう、いい歳して嫌になっちゃうわ。こっちが恥ずかしくなるっての』ペリペリモグモグ
「お互い苦労するよ。うちの親も今頃仲良く海外だろうなぁ」
『ああ、やっぱり? それじゃ、あんたも帰らないんだ』
「そうだな、年末年始はラブラブで過ごすことになりそうだよ」
『むぐっ!? あっ、あんたまで何バカなこと言ってんのよ!』
「い、いや、言ってみただけさ……ん、あんた『まで』?」
『えっ…………ぅぐ………突っ込まなくていいわよバカっ///』
「……おばさんと同じこと言ってた?」
『し、知らないわよ!アホ!バカ!』ゲシゲシ
「ちょ、いてっ……蹴るなよ!こたつだって広く……痛てっ!」



という年末の光景がどこか(おもに脳内)で繰り広げられてるわけか
おはようございます
348以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 06:25:07.01 ID:MUBOYaOv0
保守
349以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 08:28:18.73 ID:YP2haC3eO
ちゅんでれまつりんとおこたでぬくぬく。


いや違うって抜く抜くじゃな(ターン
350以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 08:43:52.89 ID:62/D27JjO
>>349
このロリコンめ!
それでは私はボクっ娘と…(ターン
 
 
寒い…雪積もった上に停電っていう…
351以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 10:23:32.50 ID:IoPa+lM/O
隅っこの人のページ見られないのって俺だけ?
352以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 10:25:12.00 ID:IoPa+lM/O
ごめん見れた
3531/2:2010/12/31(金) 10:26:35.12 ID:uRkB0pYp0
雪と停電とボクっ娘

『う〜……寒いよぉ…… 早くこたつこたつ……ってさむっ!? 何で電気入ってないの!?』
「ああ。今朝から停電だってよ。何か携帯でニュース見たけど、昼くらいまで掛かるらしい」
『何でこんな雪の日に停電してるわけ? バカなの? 死ぬの?』
「俺を責めたってどうにもならんだろ。責めるなら電力会社を責めろ」
『だって、絶対お兄ちゃんのせいだよ。お兄ちゃんの日頃の行いが悪いから、ボクまで巻
き添え食ってこんな酷い目に遭うんだ。大掃除もロクにしないしさ。最低だよもう』
「どんだけ広範囲の巻き添えだよ。うちだけならともかく地域一帯全部ってな。俺どんだ
け悪い事してるんだよ」
『知らないよそんなの。とにかく、ボクが酷い目に遭うのは、全部お兄ちゃんのせいなの』
「お? お前の足、暖かいな?」
『ひゃ……ひゃうっ!? 何、人の足触ってんの!! エッチスケベ変態!! 死ね死ね死ね』
「痛い痛い痛い!! 蹴るこたないだろ?」
『だっていきなり人の足を撫でるんだよ? 女の子にそんな事するなんて変態だよ。しか
も太ももまで蹂躙された。もうお嫁にいけない』
「悪い悪い。暖を求めてついな。まあ、太もも程度で大げさに言うな」
『あー、もう。こっちにいたら、お兄ちゃんの変態足にボクの足全部が汚されちゃう』
「お? 出るのか。だったらついでに熱いお茶淹れてくんない。もう寒くってさ」
『何でボクがお兄ちゃんのお茶淹れなくちゃいけないの? 意味分かんない。それに、出
る訳じゃないの。そっち移るだけ』
「何で、俺の隣に入って来るんだよ……」
『だって、お兄ちゃんのせいで寒い思いしてるのに、ボクが電気あんかの代わりなんてお
かしいじゃない。本来だったらこうじゃなきゃ』
 ギュッ……
3542/2:2010/12/31(金) 10:27:23.17 ID:uRkB0pYp0
「ちょっ!? 何だって抱きついて来るんだよ?」
『逃げちゃダメだって。ボクが暖まるまで、ずっとこうしてなきゃ』
「でも、足を触られただけで汚されるんだったら、これこそ全身汚されるぞ。それでもいいのか?」
『…………いぃ……もん……』
「何? 何て言ったの?」
『い……いいって言ったの!! 何度も言わせないでよ……恥ずかしいんだから……(/////////)』
「ああ。そういう事か。じゃあ、いっそたっぷり汚してやろうな」
『…………うん(//////////////)』


>>350
こういう事か?
貴様、こういう事なんだな?
355以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 10:31:46.84 ID:D2jSTv/oO
>>354そこはかとないエロスを感じたGJ
ついでに20分委員長
356以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 10:37:53.01 ID:4HrUe/jxO
>>354
GJ!
今年も終わりか…かつみんもふもふしてくるよ
357以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 11:15:07.51 ID:XXP6WawH0
>>354
GJ!
ボクっ娘妹とか素晴らしいな
358以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 12:19:54.17 ID:EMzLAv+pO
・雪が好きなツンデレ
・雪が嫌いなツンデレ
359以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 12:44:35.91 ID:62/D27JjO
>>354
そうです
GJ!
360以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 12:53:09.18 ID:52WHPn+DO
>>354
GJ!!
年末に良いもん見れたぜ
361以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 13:58:52.31 ID:uRkB0pYp0
ツンデレと二人っきりもいいけど、
家にツンデレを招いて家族と一緒に過ごすのもいいな
362以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 14:08:29.12 ID:HNA3cy8aO
大雪で帰れなくなったツンデレ
363以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 14:43:51.40 ID:M9jux/mc0
テス
364以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 14:46:19.88 ID:M9jux/mc0
解除きたあああああああああああああああああ
ただいま、ツンデレちゃん
365以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 15:54:11.70 ID:EMzLAv+pO
まふ
366以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 16:50:21.82 ID:ORy33aFN0
もふ
367以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17:05:57.86 ID:IX1JRMReO
今年も終わるな…
368以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 18:09:56.94 ID:035+5h+20
ツンデレの今年やり残したこと
369・ツンデレ先輩VSデレデレ小学生 その24:2010/12/31(金) 18:17:36.38 ID:uRkB0pYp0
今年最後のSSは、長編の続きで締めようと思います。
7レス投下、行きます

前回まで
http://tunder.ktkr.net/up/log/tun1724.txt
370・ツンデレ先輩VSデレデレ小学生 その24 1/7:2010/12/31(金) 18:18:17.26 ID:uRkB0pYp0
『全く、何でおねーちゃんなんかと一緒にお風呂入んなくちゃいけないのよ』
 ぶつくさ言いながら、真菜ちゃんは服を脱ぎ、洗濯機にポンポンと放り込む。あたし
も服を脱ぎながら、ジロリと真菜ちゃんを睨み付けて言った。
『うるさいわね。仕方ないでしょ? こんな汚いカッコのままでウロウロする訳には行
かないんだから』
 あたしは鏡で改めて自分の格好を見る。
『うわ。あたしこんな酷いカッコしてたんだ……』
 髪もベトベト。顔は小麦粉で白くなっており、手で拭ったりしているので、まだらに
なっている。ぶつけられたハンバーグの生肉も、ちょこっと付いているし。
『おねーちゃん、妖怪ババアみたいだよ』
 真顔で評する真菜ちゃんを、あたしは思いっきり怒鳴りつけた。
『アンタのせいでしょうが!! 全く』
 真菜ちゃんも小麦粉の粉を被っているとはいえ、あたしに比べれば全然マシだ。もっ
ともあたしは、理性を失っていたとはいえ、さすがに小学生相手に本気は出さなかったのだが。
『おねーちゃん。あと宜しく』
 ポイと下着まで脱ぐと、真菜ちゃんは先に浴室に入って行ってしまった。
『あ、こら。待ちなさいっての』
 咄嗟に制止した時は既に遅く、中からシャワーを浴びる音が聞こえてくる。あたしは
ため息を吐いて、洗濯機を見た。
『ま、仕方ないけどね。でも……下着と一緒でいいのかな……って言っても、仕方ない
か。分けて洗うわけにも行かないし、汚いままってのもね……』
 諦めて、洗濯機を操作してからあたしも浴室に入って行った。


『あ、こら。もう湯船に浸かってる。先に体洗わないとダメじゃないの』
 ゆったりと湯船に浸かっている真菜ちゃんを見て説教すると、真菜ちゃんはチラリと
あたしを見て言った。
『だって、二人も一緒に洗えないでしょ? おねーちゃんの方が汚いんだから、先に洗
わないとダメじゃん。それとも、真菜が洗い終わるまで、裸で待ってた方が良かった?』
371・ツンデレ先輩VSデレデレ小学生 その24 2/7:2010/12/31(金) 18:18:58.55 ID:uRkB0pYp0
 グッとあたしは言葉に詰まる。どうも、口だけはあたしより余程達者なのは、もはや
疑いようもない事実のようだ。あたしは仕方なく、真菜ちゃんを無視してシャワーから
お湯を出し、体に掛ける。その様子をジッと見て、真菜ちゃんが言った。
『ねー、おねーちゃん。おねーちゃんってさ。おっぱい、小さいよね』
 いきなり、ゴンとハンマーで頭を叩くような衝撃発言に、あたしは思わずシャワーを
取り落としそうになる。それから、胸を片腕で押さえて隠し、真菜ちゃんに向き直ると怒鳴った。
『うっさいわね!! これでもBカップはあるのっ!! 小さいとか言うな!!』
『でも、お母さんってこんなんだよ?』
 真菜ちゃんは、自分の胸で形を作ってみせる。
『アンタのお母さんなんて知った事じゃないわよ。大体、乳の大きさで女の価値が決ま
る訳でもないし』
『ふーん。負け惜しみ?』
 浴槽の縁に腕を置き、その上にあごを乗せて真菜ちゃんは怪訝そうに言った。
『違うわよっ!! そりゃ、その……おっぱいおっきな女の子の方が好きな男は多いと
は思うわよ。だけど、そんなの自分じゃどうしようもないんだから。だから、そんな物
で勝ち負けなんて決められたくないだけよ。大体、真菜ちゃんだってこれから先、大き
くなる保障はないでしょ?』
 あたしは、結構真面目に答えた。胸の大きさについては、別府君を意識し始めてから
というもの、ずっとコンプレックスの一つにはなっていたからだ。それまではそんなに
気にもしてなかったのに、男の視線を意識し始めるとこうも違うものかと思うくらいに。
『真菜はおっきくなるもん。お母さんもおっきいし。何かね。人間には、遺伝って言う
のがあるんだって。真菜、まだ難しくてよく分かんないんだけど、とにかくお父さんと
お母さんに似るようになるって、お父さんから教えてもらったの。だから、真菜はきっ
とおっぱいおっきくなるよ。だって、ほら。もうふくらんでるし』
 真菜ちゃんは湯船から立ち上がり、あたしに胸を張って示してみせる。確かに、平ら
かと思いきや、乳首を中心に、その胸は僅かに盛り上がりを見せていた。このまま急成
長して、かなりの巨乳になってしまう可能性は、十分に有り得た。
『だからそれがどうだって言うのよ。大体、別府君が巨乳好きかどうかだって分かんないじゃない』
 髪までお湯で濡らしてから、座ったまま前屈みになって、シャンプーをつける。
『でも、男の人ってそういうものじゃないの? 漫画とかだとそんな感じだけど』
372・ツンデレ先輩VSデレデレ小学生 その24 3/7:2010/12/31(金) 18:19:44.67 ID:uRkB0pYp0
『そんなの知らないわよ。現実はそんな単純じゃないんだから。大体、巨乳好きのエロっ
ちい別府君とか見たい?』
 たっぷりと泡立てたシャンプーを髪に浸透させるように揉み込む。何かいろんな物を
投げつけられたから、しっかりと洗い流さないとこびり付いたまま落ちなくなってしま
うかも知れない。
『うー…… でも、たまにだったらいーかなぁ…… お兄ちゃんが甘えて来てくれるな
ら、それはそれで嬉しいし。お兄ちゃんてば、いっつも真菜を子供扱いばっかりするん
だもん。だから真菜は、早くおっきくなって、おっぱいもおっきくなって、大人の女だっ
て認めて貰いたいんだもん』
 今の言葉で、何で真菜ちゃんが胸の大きさにこだわるのかは分かった気がした。確か
に、大人と認めてもらうには、体が成長した方が手っ取り早い。しかし、洗髪中で答え
るのがめんどくさくて、あたしは何も答えずにいた。すると、真菜ちゃんがまた、余計
な事を口にする。
『おねーちゃんはさ。おっぱいちっちゃいから、いつまで経っても子供なんだよね』
『誰が子供だっ!! 誰が!!』
 反射的に文句を言うも、真菜ちゃんは生意気な口調で言い返してきた。
『だーって、おねーちゃんも真菜とおんなじでお兄ちゃんに子供扱いされてるもん。真
菜と同レベルなんて、子供だよね』
『む……っ…… ククク……』
 確かに今日のあたしは、子供と言われても仕方ない行動しか取っていない。いや。思
い返してみると、普段から別府君に突っ込まれるような事しかしてない気がする。それ
も、出会った時からずっと。
『あー、ほら。言い返せないんだ。てことは、おねーちゃんもそうだって思ってるんだよねー?』
『違うわよっ!!』
 濡れた髪のまんま、思わず顔を上げて叫んだものだから、顔にしぶきがたっぷりと掛
かる。あたしはそれを払いつつ、真菜ちゃんを睨み付ける。
『確かに今日のあたしは子供っぽい事しちゃったわよ。だけど、それとこれとは関係な
いっつーの』
 自分の胸をすくい上げるように手の平で持ち上げて示す。しかし真菜ちゃんは疑わし
そうな目線を向けて言った。
373・ツンデレ先輩VSデレデレ小学生 その24 4/7:2010/12/31(金) 18:20:32.93 ID:uRkB0pYp0
『そーお? 真菜にはそうは思えないんだけどなー』
『あたしと違って胸が小さくても大人っぽい女性はいっぱいいるの!! だから、それ
とこれとは関係ないんだから』
 そこだけはムキになってあたしは否定する。自分の子供っぽさを胸の小ささのせいに
されるのだけは正直、ゴメンだったから。しかし真菜ちゃんは、まだ疑わしげな態度の
ままであたしを見つめて言った。
『ふーん。ま、いいけど。どっちにしても、もう少ししたら、真菜が色っぽい大人の女
になって、お兄ちゃんを誘惑する事には変わりないもん』
 この子の言う事には、子供の戯言とは聞き流せないだけの自信があった。実際、今の
可愛らしい顔立ちを見ても、将来は美人になる事請け合いだし、母親並に成長すれば、
かなりの男は真菜ちゃんに注目する事になるだろう。危機感を覚えたあたしは、一応一
般論で釘を刺してみる事にした。
『言っとくけどね。確かに見た目は男を落とす上で重要だけど、性格が良くなかったら
どうしようもないんだからね。美人でもそれを鼻に掛ける嫌な女って結構いるんだから。
あんまり体つきがどうこう言ってると、それで失敗するわよ』
 しかし、返って来た答えは実にシンプルだった。
『大丈夫。真菜、少なくともおねーちゃんよりは性格いいもん。おねーちゃんってばお
料理もヘタクソで何にも出来ないくせに、年上ってだけでいばっちゃって最低だもんねー。エヘヘ』
 まさに勝ち誇った笑顔とはこの事だろう。うん。実に小憎らしい。頭洗ってる最中で
なければ、頬っぺた引っ張ってお仕置きしてやったのに。
『誰が最低だってのよっ!! 大体、あの別府君がそんな性格悪い最低女を家に入れる
と思う? 一見、お人よしで優しそうに見えて、アレでアイツ、かなり頑固なんだから』
 せめて口だけでも抵抗してやろうと、咄嗟に思いつきで口走った言葉に、真菜ちゃん
が思わず言葉に詰まる。
『う…… で、でもそれはきっと、お姉ちゃんの方が年上だから、だと思うよ。真菜も
いつも怒られるもん。年上の人には礼儀正しくしなさいーって』
 ちょっと苦しそうな返事に、あたしは早速ツッコミどころを見つける。
『どこが礼儀正しくしてんのよ。あたしにはさっきから生意気ばっかりじゃない』
 しかしこれには、真菜ちゃんは実にあっさりと言い返した。
『おねーちゃんは別だよ。だって、ライバルだもん。敵だもん。だからいいんだもん』
374・ツンデレ先輩VSデレデレ小学生 その24 5/7:2010/12/31(金) 18:21:38.50 ID:uRkB0pYp0
 全く。こんな小学生に互角のライバル扱いされるなんて、我ながらちょっと情けない。
そう思いつつ、二度目のシャンプーを洗い流し、リンスを付ける。すると真菜ちゃんが
ブーブーと文句を言ってきた。
『おねーちゃん。頭洗うの長いー。真菜、ゆだっちゃうよ』
『うっさいわね。誰のせいで髪がベトベトになったと思ってんのよ。それに、お子様と
違って、大人の女はね。髪の手入れに時間掛かるんだから』
『大人大人ってえらそうに。おねーちゃんなんて、綺麗でもないんだから、大して変わんないよ』
『やかましいわっ!!』
 そう怒鳴ってから、髪をシャワーで流し、やっと洗髪が終わる。タオルで髪を拭くと、
また急かされた。
『早くー。もう、真菜限界ーっ』
 まだ体を洗いたかったが、確かに真菜ちゃんの顔を見ると、随分と赤く上気している。
ここはいっそ、一緒に体を洗うのもありかと思った。別府君から仲良くしろと言われて
る訳だし、ちょっとくらいアリバイ作りもしておいた方がいいだろう。
『分かったわよ。ほら。出てここ座んなさい。あたしが背中流したげるから』
『えーっ? おねーちゃんがぁ? 変な事するんじゃないでしょうね?』
 まさに信用ゼロだった。あたしは苦い顔をしつつ、あたしの前を指差して言う。
『うるさいわね。大人しく座んなさい。あたしも体洗わなくちゃいけないんだから、そ
んな無駄な事してらんないわよ。ほら、早く』
『ぶーっ』
 まだ不満そうな顔つきながらも、真菜ちゃんは大人しくあたしの指示に従って、前に
座ったのだった。


 お互いに、丁寧にしっかりと体を洗ってから、一緒に湯船に入る。あたしの前に、真
菜ちゃんが背中を向けて座る。ちょうど、座ったまま抱っこするような、そんな感じの
ポジションだ。
『ねー、おねーちゃん』
 真菜ちゃんが、チラリと視線を後ろに――あたしの方に向けて言った。
『おねーちゃんてさ。何でお兄ちゃんの事が好きになったの?』
375以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 18:22:00.83 ID:QsCO7lY/0
支援
376・ツンデレ先輩VSデレデレ小学生 その24 6/7:2010/12/31(金) 18:22:26.95 ID:uRkB0pYp0
『へ……?』
 不意の質問に、あたしは思わず思考が硬直する。そしてそのまま、あたしは反射的に
聞き返した。
『な…… 何よ、いきなり。何でそんな事聞くの?』
『別に。ちょっと興味があっただけよ』
 湯船の中で膝を抱えたまま、真菜ちゃんは視線を戻すとつまらなさそうに答える。そ
れから、一呼吸置いてから言葉を続けた。
『一応……おねーちゃんはライバルだからね。知っといた方がいいかなーって』
『な……何がライバルよ。子供のクセに』
 呆れた口調で言い返す一方で、あたしは今、真菜ちゃんの大人な一面をチラリと垣間
見てドキリとする。子供っぽく直球でぶち当たるだけかと思いきや、時折こうやって妙
に大人っぽい考え方をしたりする。もっとも、彼女はそこまで複雑には考えていないの
かも知れないけれど、無意識だとすればそれはそれで怖い。体の成熟度と併せても、意
外と大人になるのは実年齢よりもずっと早いのかも知れないと、あたしは危惧を抱いた。
『それはこっちのセリフだもん。おねーちゃんなんて大人のクセにおにーちゃんを困ら
せてばっかりでさ。真菜の方がよっぽど大人だよ』
 またも、ませた口調で攻撃され、しかもそれがあたしの心臓にクリーンヒットする。
確かに思い当たる事ばかりだ。反撃する言葉を思いつくよりも早く、真菜ちゃんが言葉を続ける。
『あーあ。真菜があと、十歳……ううん。六つか七つ年上だったら、おねーちゃんなん
て相手にもならないんだけどなー。子供って損。こんな子供みたいな人と争わなくちゃ
ならないし』
『さっきから子供子供ってねえ。確かに今日は、アンタの言うとおりだけどね。でも、
それは真菜ちゃんのレベルに合わせて相手してあげたからこうなったの。分かる?』
『ああ、そう。はいはい』
 やっとの事で言い返した言葉は、呆れた視線と共にあっさりと流された。どう考えて
も、体の成熟度ではあたしの方が大人なのに、完璧に子供扱いされている自分に、さす
がに自己嫌悪に陥らざるを得なかった。
『で、どうなの? 別に教えてくれないならそれでもいいよ』
377・ツンデレ先輩VSデレデレ小学生 その24 7/7:2010/12/31(金) 18:23:30.55 ID:uRkB0pYp0
 ぶっきらぼうな口調で、真菜ちゃんは言葉を続けた。あたしはちょっと別府君とのこ
れまでの事を思い出してみる。高校時代の部活から今に至るまで、ハッキリ言ってこれ
といって切っ掛けとなる事は思い出せなかった。とはいえ、分からないと答えるのは何
か非常に負けた気がする。時間稼ぎにと、あたしは言い返した。
『別に教えてもいいけど。ただ、人に聞くなら自分から先に教えてよね。真菜ちゃんが
何で別府君を好きになったのかを』
『いいよ。別に、真菜から言っても』
 ごねられるかと思ったのに、意外と素直に真菜ちゃんは頷く。思わずキョトンとする
あたしを置いて、彼女は話し出した。


続く
まあ、本年はこれにて。
来年は完結出来るよう頑張ります

それでは皆様、良いお年を
378以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 18:29:44.02 ID:isZDD9ob0
最後にいいもん見れた!gj
379以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 18:48:16.11 ID:QsCO7lY/0
>>377

俺ならこの風呂の中に即ダイヴする自信がある

そっちもいいお年を
380以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 18:59:09.59 ID:kfFcA4V30
・絶対にデレてはいけないツンデレ24時

もしデレちゃったらどうなるの?
381以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 19:15:15.94 ID:eUsPyhnr0
友ちゃんの秘蔵ビデオ公開
382以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 19:50:45.34 ID:EMzLAv+pO
読む前
383以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 20:24:44.36 ID:eUsPyhnr0
384以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:30:43.79 ID:bRT5iMO80
本家と同じように尻を叩かれて
やたらと艶っぽい悲鳴をあげるお嬢とかつみんを連想した私は近所の寺まで除夜の鐘を突きに行くべきなんだろうか
385以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:32:36.69 ID:EMzLAv+pO
来年まで後少し、
尊さんとコタツに入って年越しますか
386以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:34:41.18 ID:eUsPyhnr0
>>384
自首しようぜ
一緒に
387以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:50:40.54 ID:M9jux/mc0
かなみんと年越しにゃんにゃんしたいです
388以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 21:57:38.77 ID:mYRU3Ejd0
>>384
お「笑ったらタカシさんにお尻ペンペン…ゴクリ」

お「いやしかしさすがに人前でするのは…うう」
389以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 22:11:36.04 ID:isZDD9ob0
かつみんぺろぺろ
390以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 22:19:25.98 ID:52WHPn+DO
>>388
タカシとお尻パンパンに見えた俺は(ry
3911/5:2010/12/31(金) 22:21:41.08 ID:3c2Jlc6C0
【ツンデレと年越し】

 家でコタツ入ってテレビ見てたのに、かなみに呼び出された。超めんどくさいので嫌だと言ったが、来たらおっぱい見せてやると言うのでワープ9の速度でかなみ宅へ。
「はぁはぁ……きっ、来たぞ! おっぱいを!」
「嘘に決まってるじゃない、ばーか」
 玄関先ということも忘れ、膝から全力で崩れ落ちる。
「ちょ、そこまで落ち込まなくても……」
「なんて酷い奴だ! こんな手で何回も俺を騙しやがって! もう二度とひっかからねえからな!」
「このやりとり、今年だけで100回越すんだけど」
「先ほどの台詞により、俺には学習能力がないことが判明しました」
「そんなの最初っから知ってるわよ、ばーか」
「馬鹿馬鹿言うない。ていうかだな、用事ないなら呼ぶな。テレビ見てたんだよ」
「あるわよ。あるから呼んだに決まってるじゃない。ほら、行くわよ」
 かなみに引っ張られ、かなみの部屋に通される。
「ほら、入って」
「あい」
「はい、コタツ」
「もい」
 指し示されたコタツにもそもそ入る。
「うぉぉ、超寒ぃ! 畜生、罠だったか! 俺もここまでか!」
「スイッチ入ってないだけよ! イチイチ叫ぶな、ばか!」
 俺の頭をはたいてから、かなみはコタツのスイッチを入れ、自身もコタツに入った。しばらくすると、徐々に暖かくなってきた。
「ふぃぃ……死ぬかと思った」
「そのまま死んじゃえば良かったのに」
「なんて言い草だ。んで、用事ってのは?」
「あ、そだ。ミカン食べる?」
「食べる」
「んと……はい」
 手渡されたミカンの皮を剥き、実を食う。
「ん、甘い」
3922/5:2010/12/31(金) 22:22:23.33 ID:3c2Jlc6C0
「でしょ」
 かなみと一緒に、点いてるテレビをぼんやり見る。
「……いやいやいや! 思わずまったりしてしまったが、用事はどうした?」
「うるさいなあ。今いいとこなんだからちょっと黙っててよ」
「あ、はい」
 しょうがないので、そのままかなみと一緒にぼーっとテレビ見てたら、なにやら足元がもぞもぞと。
「ちょっと。足触んないでよ、ヘンタイ」
「いやいや、お前が触ってきてるんだろ。もしくは、コタツに潜んでる空き巣がお前の足に偶然触れたんだろ」
「変な怖い嘘つくなっ! まったく……」
 と言いながらも、依然俺の足のもぞもぞ感は取れていない。
「あのさ、やっぱお前が触ってねえか?」
「してないわよ。ていっ、必殺の足四の字固め」
「全然なってねえ。ていうか語るに落ちてないか?」
「気のせいよ」
 何やらニヤニヤしながら、かなみは器用に足の指で俺の足をつねった。
「痛い痛い。何だその技」
「へへー。すごい? 将来はもっと改良してアンタの皮膚を引き千切れるようになるまで頑張るからね」
「将来の職業は拷問官がぴったりですね」
「最初の罪人はアンタに決定ね」
「たぶん冤罪で入れられるんだろうなあ」
「アンタのことだから下着ドロとか覗きとかで捕まるに決まってるじゃない。ばーかばーか」
「人の将来を勝手に決めおって……」
「私を拷問官なんかにして、人のこと言えないじゃない。……そ、それにしても寒いわね」
「コタツの温度上げたらどうだ?」
「もう最高まで上げてるわよ。……さ、寒いし、しょがないわよね」
「はい?」
 突然かなみがコタツの中にもぐった。これは大変かなみはヤドカリの亜種だったのかと思っていなかったら、俺のすぐ隣からかなみが顔を出した。
「あー暖かかった。う、うわ、アンタの横だったの。戻る場所間違えた」
「なんスか、その超棒読みは」
「で、でも、戻るのも面倒だし、ここからテレビ見よ」
3933/5:2010/12/31(金) 22:23:06.66 ID:3c2Jlc6C0
「いや、意味が分からん。そして依然続くその棒読みは何なのだ」
「もうっ、うるさいっ! 集中できないでしょ!」
「なんで俺が怒られてるの?」
 そんなわけで、かなみと肩を寄せ合いながらテレビを見る。
「ちょっと、何触ってんのよ。いやらしいわね」
「狭いから肩があたるんだよ。冤罪だ。……はっ、いかん!」
「ふっふー。拷問官の出番かしらね?」
「やめて皮膚を取らないで!」
「えい、えい♪」
 かなみは楽しげに笑いながら俺の頬をふにふにと引っ張った。しかし、それは決して痛くはなく、優しいタッチでむしろ心地よいものだった。
「あははっ。あー楽し……くないっ!」
 さっきまで超笑ってたのに、突然かなみは怒った表情を見せた。
「なんだいきなり」
「う、うるさいっ! 調子乗るな、ばかっ!」
「繰り返すが、意味が分からん。いつ調子に乗った」
「その顔がなんか超調子乗ってる!」
「言いにくい。チョウチョウシ、チョウチョウシ。……いかん、俺の毛嫌いする日本語ラップが俺の口から! ええい、年末にかなみと過ごせる俺をやっかむ奴からの呪いかっ!?」
「知らんっ! ……て、ていうか、ボケの中に変なの入れるな、ばか」
「どれですか」
「うー……わ、分かってるくせに分からないフリとかするし」
「さてはて」
「うぅ……うぅーっ!」
「人の鼻をつまむな」
「さ……寒いっ!」
「は?」
「寒いからひっつくの! 他意はないのっ!」
 とかなんとか言いながら、かなみが俺にむぎゅーっと引っ付いてきた。
「いや、あの。先手を打たれたので何も言えない俺はどうすればいいのでしょうか」
「なるほど寒いからしょうがないねとか思ってもないこと思ってればいいじゃない、ばかっ!」
「無茶苦茶言ってることに気づいてますか?」
3944/5:2010/12/31(金) 22:23:48.09 ID:3c2Jlc6C0
「ついでに私の頭とかなでたらいいじゃないのっ!」
「やっぱり意味が分からないのですが」
「私はそんなのされたらすっごく嫌だけど、どーせアンタは変態だから嫌がる私を見て喜ぶんでしょ!」
「変態ですが、紳士たれと思っている俺なので、嫌がる女性を見るのは趣味じゃないです」
「いーからなでろッ!」
「はい、すいません」
 おしっこちびるくらい怖かったので、すぐにかなみの頭をなでる。
「ううううぅ……」
「すいませんもうしないので殺さないでください」
「怒ってないッ! 恥ずかしーのっ!」
「なんだ。真っ赤な顔ですげぇ形相でこっち睨んでるんで、俺は今日死ぬんだと覚悟を決めるところだったぞ」
「馬鹿ばっか言って。ばか、ばーか!」
「はい、すいません」
「謝ってないで、そっちからもちゃんと抱っこしろ!」
「はい」
 もふっとかなみを抱っこしてから気づく。なんで俺かなみを抱っこしてるの?
「……い、言っとくけどね。アンタなんか嫌いなんだからねっ! ホントなんだから!」
「いや、聞いてないから」
「寒いからくっついてるの! ホントに! それ以外の理由皆無っ!」
「繰り返すが、聞いてないから。……あ、そだ」
「な、なに? 抱っこ嫌になった?」
「いや、それは全然」
「そ、そなんだ……。よかった──ってないッ! よくないの! あーホント抱っこされて嫌よねっ!」
「厄介な性質ですね」
「う、うるさい。ばか」
 ちょっと思うところがあったのか、かなみはほんのり頬を染めながら呟いた。
「そ、それで、何?」
「ああ、そうそう。何か用事があったんだろ? そのためにわざわざ俺を呼び出したみたいだし」
「そっ! ……そ、その、えっと。……アンタが一人で寂しいだろうから、わざわざ私が呼んであげたの! 感謝しなさいよねっ!」
3955/5:2010/12/31(金) 22:24:30.54 ID:3c2Jlc6C0
「なるほど、かなみが寂しくなっちゃったのか。じゃあ仕方ないな」
「アンタ! アンタが寂しくなったの! 私はちっとも寂しくないの!」
「大丈夫、寂しくない。用事が済んだようなので俺はこれで」
「そうでもないッ!」
 コタツから出るフリをしたら、全体重をかけてかなみが阻止にかかった。
「かなみ、重い」
「うるさいっ! テレビ見終わって、一緒に年越しそば食べて、一緒に初詣行って、一緒に帰ったら解放してやるから、それまで我慢しなさいっ!」
「かなみと一緒にいるのに、我慢とか意味が分からないのですが」
「ず……頭突きっ!」
「痛いっ!?」
 宣言どおりの技をされて超痛え。
「いたた……あのな、かなみ。痛いから。痛すぎるから」
「あ、アンタが恥ずかしいこと言うからっ! ……恥ずかしくて死にそうじゃない、ばか」
「おおぅ。それは大変申し訳ありませんでした」
 全力で顔を赤くするかなみに、深々と礼をする。
「うぅー……ばか。ばかばか。死んじゃえ、ばか」
「さっきかなみが言ったことを全部やるので、許してはもらえませんでしょうか」
「……本年は色々お世話になりました。来年もよろしくお願いします」
「はいこちらこそお願いします。いやそうじゃなくて。え、なんでこのタイミングで挨拶?」
「今逃したら言えそうな気がしなかったの! あと抱っこが緩んでる!」
「あ、はい」
 かなみを抱っこしなおす。そのついでだかなんだか知らないが、かなみが小さい声でふにゅふにゅ言いながら俺にすりすりしてきたので頭がやヴぁくなってきた。
「う……に、ニヤニヤするな、ばかっ! アンタがすりすりしてきた時に苦しくてちょっと声が漏れちゃっただけよっ! 私からしたんじゃないんだからっ!」
「ああもう、いい匂いがするし柔らかいし素敵すぎるぞこの娘!」
「やっぱ変態! 年末年始ずーっと変態!」
 ぎゃうぎゃう言いながらも、結局かなみは俺にむぎゅーっと抱きついたままでした。
「勃たないようにするの超大変でした」
「本領発揮して下ネタ言うなっ、このド変態のサイテー男っ!」
 ぺちぺち叩かれながらも、かなみと一緒に初詣に向かう俺なのだった。
396以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 22:28:42.92 ID:isZDD9ob0
gj!!!!
397以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 22:35:12.81 ID:i7Ikye7/O
>>395
これはいい年越しwwwwww
398以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 22:35:33.18 ID:ORy33aFN0
GJ!
年越しにかこつけてデレッデレですねかなみさんww
399以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 22:36:39.83 ID:QsCO7lY/0
>>395
GJwwwwwwwwwww
ちょっとこたつの電源切っておくか
400以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 22:41:39.67 ID:52WHPn+DO
>>395
GJ!!
今年に悔いはないぜ!!!
401以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 22:52:00.55 ID:XXP6WawH0
>>395
素晴らしい!かなみさん可愛すぎる!
402以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 23:13:35.76 ID:PoBUQMZaO
>>391-395
GJ!!!!!!
かなみんかわいい
403以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 23:14:11.25 ID:bRT5iMO80
今年の締めにいいもん見られたGJ
404以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 23:23:30.45 ID:NrySCRFr0
>>395

GJ!よくやった!

さぁみんな彼を見習って今年最後の脳汁を垂れ流しておくれ
405以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 23:25:28.02 ID:YJnEngL50
>>395
GJ
406以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 23:31:13.64 ID:YdhX7pW40
>>395
これで安心して年が越せる
407以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 23:50:55.41 ID:IX1JRMReO
ツンデレ達よいお年を…
408以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 23:51:45.28 ID:EMzLAv+pO
今年で最後でも最後でなくても来年もツンデレとの素晴らしい一年を
409以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 23:51:56.65 ID:U6aEaszY0
>>395
GJ!!いいもん読ましてもらった
410以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 23:52:25.93 ID:EQ3e49aQ0
今年最後の
ツンデレは俺の嫁
411以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 23:59:21.82 ID:aoIukDLcO
今年ラスト書き込み!
412以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 00:04:10.70 ID:CuIyLOQs0
Happy Tun Year!
今年もツンツンデレデレな1年になりますように
413以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 00:04:58.38 ID:pbDmLjqKO
ツンデレましておめでとうございます
414以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 00:15:21.62 ID:9RugmtWhO
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします
415以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 00:17:10.87 ID:iIYOcB8WO
あけおめ―
かつみん今年も宜しく!来年はセンターだけど頑張るよ!
416以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 00:19:03.44 ID:sO+lWfb70
あと4ヶ月で7年目なんだな…
417以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 00:24:52.43 ID:LDUrP6Wx0
今年もツンデレと一緒に頑張ります
418以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 00:25:11.96 ID:gcEfYT850
あけましておめでとうございます
419以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 00:26:15.25 ID:RcDJ1dagO
あけましておめでとう!今年もよろしくツンデレスレ!

>>416そんなに続いてたのか…愛の力は凄いな
420以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 00:29:44.10 ID:pbDmLjqKO
新年ツンデレましておめでとうございます
421以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 00:29:51.78 ID:zd8pDHT4O
あけましておめでとうございます。
ツンデレは正義
422 【大吉】 【948円】 :2011/01/01(土) 00:30:44.34 ID:MjXIpRkZ0
明けましておめでたい
さーて今年の運勢は?
423以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 00:37:25.10 ID:cabIudAj0
今年も何卒よろしくお願い申し上げます
http://tunder.ktkr.net/up/log/tun1725.jpg
424以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 00:40:40.21 ID:MjXIpRkZ0
大吉ktkr!いいことありそうだな!

>>423
とおもったらさっそくいいことあったぜGJ!
425以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 00:43:19.31 ID:dolX2zQYO
あけましておめでツンデレ
426 【中吉】 【1538円】 :2011/01/01(土) 00:48:25.72 ID:rfqJXvR+0
おみくじがお嬢との恋愛運、お年玉はそのまんま
427 【大吉】 :2011/01/01(土) 00:52:36.68 ID:Quj1+h670
あけましておめでとうございます
今年も良いツンデレ妄想がわきますように!

お題
・ツンデレの願い事は?
・おみくじの結果が良かったツンデレ
・おみくじの結果が大吉だったけれどよく読んでみるとそんなに良いこと書いてなかったツンデレ
428以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 00:56:03.36 ID:dGAkTvv30
おみくじってどうやるんだ?教えてツンデレさん
429 【吉】 【1769円】 :2011/01/01(土) 01:03:22.47 ID:Wf4s57380
Hello!!Tundere World!!
名前欄に!dama か !omikuji (半角)
430 【吉】 :2011/01/01(土) 01:08:28.63 ID:dGAkTvv30
>>429

あ、ありがとう...///

さてさて結果はどうなるか
431 【小吉】 :2011/01/01(土) 01:10:17.10 ID:BtAXsSJa0
今年もお前らにとっていい歳でありますように
432 【大吉】 【1867円】 :2011/01/01(土) 01:11:19.19 ID:cabIudAj0
ツンデレ愛してる
433 【小吉】 :2011/01/01(土) 01:18:03.58 ID:x6wYiH4BO
ツンデレハァハァ
434 【大凶】 【1892円】 :2011/01/01(土) 01:22:50.03 ID:VHPTPiFsO
あけおめちぇく

タ「ん、十二時越したか…明けましておめでとう、尊」
尊『ふん、お前と新年を迎えるとはな、全くもって嫌になる』
タ「ひどいなぁ、これからはずっと一緒に新年を迎えるのにさ」
尊『なっ!?////』ボフッ
タ「…あれ、違った?」
尊『ば、馬鹿を言うな!お前とはお情けで付き合ってやってるんだ!!お前なんて飽きたらすぐに捨てr(チュッ)んむっ!?////』
タ「………」
尊『…ん…////』
タ「…これからもよろしくね、尊」
尊『…は、はい…不束者ですが、よろしくお願いします…////』
こうして二人はそのまま姫始m
あ、婦警さん今年もよろしくお願いしまーs(ターン
435以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 01:26:17.83 ID:glCBM/oc0
>>434
新年早々やってくれたな!
GJ!!
436 【吉】 :2011/01/01(土) 01:38:30.83 ID:Fmtqyw1J0
437436:2011/01/01(土) 01:39:12.48 ID:Fmtqyw1J0
>>434
GJ!!忘れるとは恥ずかしいorz
438 【大吉】 【615円】 :2011/01/01(土) 01:40:39.13 ID:i35zuGiC0
>>434
新年からけしからん。

もっとお願いします。
439 【912円】 【大吉】 :2011/01/01(土) 02:02:50.22 ID:KEM7JTuJO
あけましておめでとう!
年明け、最初に書くスレはここにするぜ。
お嬢と初詣行くぜ
440 【903円】 :2011/01/01(土) 02:13:36.35 ID:dGAkTvv30
今からちょいと投下したいんだがいいかね?
441以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 02:14:21.37 ID:MjXIpRkZ0
聞こえるか、こちらにぶちkゲフンゲフン
いいですとも!
442 【747円】 :2011/01/01(土) 02:15:09.12 ID:dGAkTvv30
んじゃいきます。何レスになるかはわかんない
443以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 02:16:34.33 ID:dGAkTvv30
「寒いわね...温かい飲み物でもないの?」
「ない。というか寒いって分かってんのに着物で来るからだろ。日が上ってるとはいえ冬だぜ?上着くらい着りゃいいのに」
「だって着物にダウンなんて似合わないじゃない」
「なら着物なんて着ないで普段着でくりゃよかったんでねーの?」
「ふん...もう知らない」
そういって俺を睨みつけるとそっぽを向いてしまった。何を言っても黙って歩くだけなので
人混みの中、見失わないように後を追った。
444以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 02:17:57.99 ID:dGAkTvv30
「お、あの着物の子可愛いな。正月は着物の女の子を見れるという意味ではいいもんだな」
「...っ!死ねっ!」
「ふごっ!...なんだよかなみ。俺なんかしたか!?」
「知らないわよバカっ!(何よ...あたしの着物姿は褒めてくれない癖に見知らぬ女の子は可愛いなんて...人の気もしらないで...)」
なんなんだ全く。新年の記念すべき1日目と言うめでたい日に何故俺は罵声を浴びせられ、腹に振り返りながらの裏拳を決められているのか。

さて、それから結構な時間が経ち、ようやくおみくじの順番が回ってきた。一応正月のテンプレであるおみくじは俺もやっておこうということで、信じもしないのにやってみた。
「吉かぁ...なんともリアクションのし辛い...かなみはどうだった?」
「大吉よ。特に恋愛運が最高みたい。少しは望みが見えてきたわね。」
ん?普通に喋ってる。さっきまであんなに怒ってたのに。よく分からん。
そこで俺はひっかかった事を聞いてみた。
「大吉か。よかったな。ところでかなみ。望みが見えてきたって好きな男でもいるのか?」
正直これを聞いて一瞬怒りに近い感情が湧いたのを自覚していた。
「(大吉で恋愛運が最高ならもしかしたらこの鈍感も気付いてくれるかも...)そ、そうね。いるわ。物凄く鈍感で、あたしの我がままを文句いいながらも聞いてくれる人がね」
胸が締め付けられると言うのだろうか。なんとも形容し難い苦しみが新年早々俺を襲った。
「そっか。今年こそそいつとうまくいくといいな」
動揺を隠したくてつい、そう言ってしまった。
「あ、あんたなんかに言われなくたってそうするわよ...っ!(やっぱり駄目か...この鈍感)」
今年は元日早々最悪だな
445以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 02:18:59.97 ID:dGAkTvv30
結局その後しばらく、俺はかなみを意識するとあの苦しみが来るのが分かっていたので、かなみを見ないようにして、この初詣を早く切り上げ、帰ってすぐに寝ようと考えていた。
「ね、ねぇ、タカシ...タカシはあたしの着物姿、どう思う?」
「なんだ。その男のとこ行くのに着てくのか?...そりゃ、そいつに聞け。」
考えないようにしていた話題を振られ、また胸が痛んだ。
俺はかなみのことが好きなんだ。そう自覚した。かなみを他の男に渡したくない。
可愛いよ。好きだ。他の男の
所になんて行くなよ。
言うべき台詞は山程あるのに、
こんな台詞しか言えなかった。
ヘタレだ。俺。

それからどの位経っただろうか。正直時間なんてどうでもよかった。もう何もかもどうでもよくて。
「あのね。タカシ。なんであたしが着物着てきたか分かる?」
「言わなくていい。言わないでくれ。」
「あたしね...タカシに見て欲しくて...可愛いって言って欲しくて来てきたんだよ...」
「な、だってお前好きな奴がいるってさっき」
「ここまでいっても言ってくれないんだ。」
「だってお前...」
「あたしが頑張って着物着ても他の女の子みてデレデレしてさ、勇気出して感想求めたら流されて。それに本当に好きな人が居たらその人に最初に見せると思わないの?それともあたしのこと嫌い?」
かなみが俯いて、震えながら聞いてきた。
446 【大凶】 :2011/01/01(土) 02:19:37.02 ID:TBU4Nrdr0
新年明けましたおめでとう

最近ちなみんに惹かれてたけど、>>434のおかげでやっぱり尊さんだなって思った
447以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 02:20:14.18 ID:dGAkTvv30
ここまで言われて、気付かないほど俺の感覚は狂っちゃいない。
「ゴメンな。。気付いてやれなくて。最高に可愛いよ。それとさ...好きだ。かなみ」
「バカ...遅いのよ...あたしはタカシのことが大好きです。あたしと...付き合って下さい」
そういうとかなみは泣き崩れて俺の胸に顔をうずめて大泣きした。
「こりゃ、最高のお年玉だな。
俺からもお返ししてやらないと。こっち向け。かなみ」
「ん?なっ、ちょっ、んっ、あっ...変態。人前でなにしてんのよ!」
「まぁまぁ。そう言うなって。ほら、帰ろうぜ。」
「手、繋いでもいい?」
「もちのろんですよ。」

おみくじはなんともリアクションの取りにくい結果だったが、
飛び跳ねて喜べるほどのお年玉を貰った俺なのだった。


ごめんよ。書くのはまだ2回目なんだ。
さて、ツンデレさんとの初詣のために寝るかな
448以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 02:35:32.71 ID:Wf4s57380
さて。実はまだ落ち着いてないからスレをほとんど読んでないんだ。
だけど眠そうにしているダウナーさんを初愛でしてくる。
449 【大吉】 :2011/01/01(土) 02:36:35.52 ID:8dS29LEn0
最後が余計だが素晴らしい!
450以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 02:37:46.28 ID:MjXIpRkZ0
>>447

ちょっと今から初もうでいってくらぁ













全裸で
451以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 02:38:32.69 ID:TBU4Nrdr0
>>447
GJ 割り込んでごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

尊さんが寝ぼけてふにゃふにゃ言ってるので寝るかー
452以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 02:43:16.28 ID:x5jQFftDO
おめーらきめーんだよ。
453以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 02:55:27.80 ID:i35zuGiC0
>>447
素晴らしい・・・今年はいい年になりそうだ!

454以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 04:27:56.59 ID:MjXIpRkZ0
ほす
455以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 04:32:49.93 ID:WopovPIz0
あれ、なんかろだに繋がらないぞ…
456 【だん吉】 :2011/01/01(土) 05:29:58.19 ID:MSkFR1FRO
新年早々すばらしいものを見た
457以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 06:34:22.30 ID:MjXIpRkZ0
確かにつながらないな
昨日までは見れたのに
458以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 07:25:51.60 ID:oP+B7HU9O
おはようかなみん
459 【小吉】 【35円】 :2011/01/01(土) 08:30:13.61 ID:46AnOPr9i
あけましておめでとうございます
460!omikuji:2011/01/01(土) 09:21:39.35 ID:iIYOcB8WO
あけおめ!そして大量のGJ!
461 【大吉】 【1774円】 :2011/01/01(土) 10:25:08.80 ID:ZoaaRfN2O
老成さんと初詣行きたいほしゅ
462以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 10:54:39.21 ID:59Gx654pO
おまい等あけおめこ!!!
463omikuji!:2011/01/01(土) 11:06:44.85 ID:l3W2LqFV0
あけおめ
464以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 11:10:05.86 ID:Zc6wbDNsO
465以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 11:14:47.34 ID:7PVrfr3I0
ちょっと巫女さんになったまつりんを鑑賞してくる
466 【中吉】 :2011/01/01(土) 11:17:04.47 ID:kjQ8HBLO0
おめです
467以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 11:19:57.21 ID:w389N9zn0
あけおめ!
468以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 11:44:41.52 ID:Y/FEN2CSO
あけおめ!
469以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 11:46:30.74 ID:07rjmBdSO
あけおめちぇき
470以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 11:55:33.48 ID:rdsfiz3UO
あけましておめでとー!
471以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 11:58:59.44 ID:w5kURM870
あけおめ!
472 【大吉】 【1434円】 :2011/01/01(土) 12:29:48.34 ID:CrvFfRlt0
あけおめ
473 【だん吉】 :2011/01/01(土) 12:35:08.61 ID:6fOVr9/jO
おめでとう…
474以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 13:07:53.11 ID:oP+B7HU9O
かなみんと初詣行って来る
475以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 13:18:15.42 ID:MjXIpRkZ0
お、ろだ復活してるな
新年早々初ツンだったわけか
476 【小吉】 :2011/01/01(土) 13:51:47.47 ID:07rjmBdSO
ちぇきちぇき
477以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 14:15:46.08 ID:q6I9Z0E4O
あけましておめでとうございます
478 【大凶】 【1424円】 :2011/01/01(土) 14:43:06.04 ID:fIHgQmLK0
今年も良いツンデレに出会えますように
479以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 15:12:27.37 ID:oP+B7HU9O
ツンデレをいぢめたい。もちろん愛をもって
480以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 15:22:05.75 ID:xh9xsSuyO
・ツン初め
・デレ初め
481以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 15:33:21.14 ID:rlE1t9VE0
7レスほどいただきます
482自炊 ツンデレ雪女 1/7:2011/01/01(土) 15:34:30.95 ID:rlE1t9VE0
大晦日から降り始めた雪はみるみる積もり、出かけるのにも雪かきをしなければならないほどになった。
まあせっかく正月だし、寝ててもいいだろうとごろごろしていると携帯に着信。お隣のかなみからだ。

「明日初売りに行きたいんだけどさ、この雪じゃ車も出せないじゃない?
 だから雪かきしてくれない?」
「タダで?」
「もちろん」
「嫌だと言ったら?」
「こちらにも考えがあるわ。心当たり、あるわよね?」

何をするのか分からんがとても怖いので行くことに。
かなみはコタツに入って餅をかじりながら駅伝を見ていた。

「あけましておめでとう〜! じゃ、よろしくね」
「はいはいおめでとさん、ってお前はやらないのか?」
「何を?」
「雪かき」
「やるわけないじゃん」

なんで? と聞き返しても無駄なのは長い付き合いでよーく分かってる。
かといってこのまま引き下がるのも癪だ。
なので部屋を出るときに「…正月太り」とボソッと呟いてやった。
睨まれた。

とまあ、こういう経緯で今、俺はシベリア抑留もかくやと思わせる雪かきに励んでいる。
腰は痛い、手はかじかむ、なにより寒い、そのうえタダ働き。
ここまで劣悪な労働環境で俺もよくやるよ。
483自炊 ツンデレ雪女 2/7:2011/01/01(土) 15:36:05.83 ID:rlE1t9VE0
雪かきを始め一時間ほど経った。
一面の銀世界だったかなみ邸の庭もなんとか車が出入りできるようになりつつある。
あと一息ってところか。
スコップを地面に突き刺し、それにもたれかかって休む。あ、これ結構楽だ。

「疲れた…」
「雪かきは順調ですか? 少年」

ふいに背後からかなみの声。俺のことこんな変な呼び方してたっけこいつ?
振り返るとかなみが立っていた。当然か。

そう、目の前にいるのはかなみだ。かなみなのだが。
服装がおかしい。着物だ。さっき部屋にいたときは洋服だったのに。
着物の色も真っ白で、その姿はまるで…

「はじめまして、雪女です」
「なに言ってんだかなみ? 寒さで頭がやられたか?」
「私はかなみではありません。雪女です」
「いやどっからどう見てもかなみじゃん。髪型といい、八重歯といい、貧乳といい」
「……」

無言で俺を睨んだかと思うと急に吹雪きだした。
なにこいつ。マジで雪女なの?
484自炊 ツンデレ雪女 3/7:2011/01/01(土) 15:37:06.92 ID:rlE1t9VE0
「私が雪女だって信じました?」

気温に負けない冷たい笑みを浮かべながら聞いてくる自称雪女、かなみ。
ここまでされると信じるしかない。かなみって雪女だったんだ。

「だからかなみじゃないわよっ! …ごほん。私に似たお知り合いがいらっしゃるんですね」

しかも心まで読めるらしい。すげーな雪女。
…ってことはあれか、俺が普段かなみをオカズにしていることも筒抜けなのか。
はずかしー。

「あ、あんた私でなんてことしてるのよっ! …じゃなくて。
 え、えと、年頃の女の子でそ、そういうことをするのは…よくないと…」

まあ嘘だけど。

「……」

二度目の吹雪。俺の一時間の雪かきがパーになった。
485自炊 ツンデレ雪女 4/7:2011/01/01(土) 15:38:04.72 ID:rlE1t9VE0
「…で、雪女さんが俺に何の用なんです?」
「用、というほどのことではないのですけど。久しぶりに人間の方とお話したいなあ、と思いまして。
 雪女は雪が降ったときにしか現れることが出来ないので」
「なるほど…」

確かにこんな大雪が降ったのも何年ぶりだろうか。
これも地球温暖化のせいなのか。
うーん。

「まあ、こうして長いこと生きているといろんなことがありますよ。
 隕石が落ちてきたときもあれば、大きな戦争が起こったこともあります。
 温暖化、温暖化と騒いでいますがたいしたことではありませんよ」

隕石って…一体いくつなんだかなみ…じゃなくてこの人。

「……」

ごめんなさい俺が悪かったのでツララをこちらに向けないで。
つーかかなみなら俺と同い年だろ。

「と、とにかく! 私はこうして長いこと生きていますが、あなた方人間はそうではありません。
 これは仕方のない事です。でも短くてもできることはいっぱいあるんです。…恋愛とか!
 あなたはまだ若いのでいっぱいチャンスがあります。そしてチャンスは結構身近にあるものです。
 そのチャンスを見失わないようにしてください! 以上!」

雪女はそう早口でまくし立てると三度目の吹雪を起こした。
あまりの激しさに思わず目をつぶってしまった俺が目を開けたときには雪女は消えており、
そこに残ったのは雪かきを始める前より増えている雪だけだった。
486自炊 ツンデレ雪女 5/7:2011/01/01(土) 15:39:04.64 ID:rlE1t9VE0
「かなみ、終わったぞ」
「お疲れ。遅かったじゃない」

結局あのあと二時間経って俺は要求された通りに雪かきを終えることができた。
口調はなんとか平静を保っているが体はガタガタだ。

「俺、雪女を見たんだ」
「はぁ? なに寝ぼけたこと言ってんの?」
「本当だって。お前によく似てた」
「…ふーん」
「で、話は変わるんだけど」
「何よ?」
「明日の初売り、俺もついて行っていいか? 荷物持ちでもなんでもやるからさ」
「どういう風の吹き回し? 寒さで頭やられたんじゃないの?」

雪女が消えてから雪かきをしながら俺はいろいろ考えた。
まず、雪女の正体。
これは十中八九かなみだろう。あそこまで似ている別人というのはなかなかいない。

そして、雪女の現れた理由。
雪女自身は「雪が降らないと現れない」、つまり「雪が降ったから現れた」と言っていたが、あれは嘘だろう。
俺の発言にいちいち吹雪を起こしていたのだ、雪女が雪を降らせられないはずはない。

そんな嘘をついてまでかなみが雪女の振りをして俺の前に現れた理由…
たぶん、最後のあの言葉。あれを言いたいが為に。

その、最後の言葉を全力で拡大解釈すると。
487自炊 ツンデレ雪女 6/7:2011/01/01(土) 15:40:04.65 ID:rlE1t9VE0
かなみは、たぶん、俺のことを。

そんなの自惚れだと、もう一人の自分が笑う。
笑っとけよ。どうせ、恋なんて自惚れてなきゃできないんだ。

「…ねえ、ほんとに大丈夫?」

かなみが本気で心配したようすで俺を見る。
そんなに俺が病気に見えるか、心外だ…と普段なら思うところだが、いまではそれも愛しい。

「大丈夫だよ。それより明日、いいか?」
「ま、まあ、あんたがそこまで言うんなら連れて行ってやらないこともないけど?
 …今日のお礼として、なにか奢ってやらなくもないわよ」

かなみは雪女を演じることで自分の気持ちを素直に伝えようとした。
俺も今年は、からかってごまかしたりせずに、素直になろう。
488自炊 ツンデレ雪女 7/7:2011/01/01(土) 15:41:03.98 ID:rlE1t9VE0
「こんな美少女の荷物持ちをさせてもらえるなんて光栄に思いなさい!」
「お前こそ。俺のエスコートは高くつくぜ?」

いまはこうしてお互い素直に言えないけれど。
今日の一件ですこしだけ、相手の気持ちを知ることができた。

「むしろこっちがお金貰いたいくらいだわ。あんたのお守り代として」

その証拠に。

「むしろこっちが光栄に思ってほしいぐらいだわ。こんないい男とデートできるなんて」

俺たちは。

「真似するな! っていうかデートじゃない! 荷物持ち!」

こうやって言い合いながらも。

「うるせー! 耳元で叫ぶんじゃねー!」

とびきりの、笑顔だった。



おわり
489以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 16:02:27.24 ID:lLVXm3urO
>>488
雪女やばいな心読めるとか
GJ
490以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 16:56:31.85 ID:jtpF/H6E0
そろそろ落ちそう
491以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 16:57:33.80 ID:cabIudAj0
>>488
かなみさんかわいい
492以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 17:02:51.25 ID:jtpF/H6E0
かなみさんぺろぺろ
493以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 18:10:49.48 ID:oP+B7HU9O
かなみんペロペロ
494以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/01(土) 18:37:28.53 ID:pbDmLjqKO
後30分くらいで落ちるの?
495以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
最後ならダウナー祭で