>1乙
3 :
隠し子:2010/12/23(木) 05:06:18.58 ID:MikVgqUi0
芳佳「リーネちゃん顔が真っ赤だよ」
シャーリー「宮藤、お邪魔虫は撤退するぞー」
芳佳「はい、シャーリーさん。リーネちゃん、俺さんまた明日ーおやすみなさーい」
俺「はぁ……変に噂を広められなきゃいいけどな」
リーネ「お兄ちゃん……その、さっきのはやっぱり嘘……ですよね」
俺「ああ、あれ?本当のことだよ?」
リーネ「えっ……あの、その私の事を?」
俺「ああ、そうだね」
リーネ「えっ……でも」
俺「色々さ、落ち着いて考えてみたんだ、あんなことをしても無駄だって、ね。今までリーネには酷い事をして本当にすまないと思ってるよ。謝ってどうにかなる問題じゃないけどさ」
リーネ「お兄ちゃん……よかった」
乙乙支援
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 05:09:24.67 ID:gdQL4naV0
支援!
一乙!
支援
杉山くんじゃないだと
8 :
隠し子:2010/12/23(木) 05:13:42.41 ID:MikVgqUi0
俺「ならよかったんだけどね、人のいる手前。憎くて憎くてしょうがないなんていえないだろ?」
リーネ「えっ……」
俺「あー、でも虐めたり泣かせたりするのは好きだよ」
リーネ「お兄ちゃん、嘘だよね」
俺「嘘だったらよかったけどねー嘘じゃないんだ」
リーネ「そんな……」
俺「今日もまた虐めてやるよ、食堂か……バレないといいな」
リーネ「やめて……お兄ちゃん。お願いだから別の場所で……」
俺「へぇ、わかったよ。場所を変えようか……」
ここで切るか暴走しちゃうかどうしよう
続行だ
さて1500mmの壁を用意しなくちゃ
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 05:18:28.82 ID:gdQL4naV0
全力で支援する
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 05:21:38.53 ID:lZcdp1K30
鬼畜√支援
12 :
隠し子:2010/12/23(木) 05:22:06.61 ID:MikVgqUi0
〜宮藤・リーネの部屋〜
リーネ「お兄ちゃん、こんな場所じゃダメだよぉ」
俺「静かにしないと宮藤軍曹が起きるぜ」
リーネ「んっ……そんな……だめぇ……」
俺「扶桑の服も似合ってるじゃないか。少しきつそうだけど。こんなにぐちょぐちょにして明日の朝ばれないといいな」
リーネ「ばれちゃうよぉ……ああっ」
ゴソゴソゴソゴソ
リーネ「!?」
芳佳「うーん……」
リーネ「見つかっちゃう……」
俺「さーて、どうなるかな。ま、俺は布団の中に潜っておくから適当に誤魔化せよ」
13 :
隠し子:2010/12/23(木) 05:28:48.50 ID:MikVgqUi0
芳佳「うーん……リーネちゃん?」
リーネ「ど、どうしたの?芳佳ちゃん」
芳佳「うー……まだ起きてるの?」
リーネ「う、うん……ちょっと目が覚めちゃって……あんっ」
芳佳「……大丈夫?変な声が聞こえたけど」
リーネ「う、うん大丈夫だよ、ハァハァ。んっ、もう遅いし早くねよ、芳佳ちゃあぁん」
芳佳「うん……お休み……Zzzz」
俺「寝ぼけてたみたいだな」
リーネ「酷いです……布団の中からあんなゴニョゴニョ」
俺「面白そうだったしなー、それに今ので……」
リーネ「それ以上いわないで……」
100mm削れました
15 :
隠し子:2010/12/23(木) 05:34:17.69 ID:MikVgqUi0
俺「ま、ばれると本当にまずいからな」
リーネ「なら、ここじゃなくて俺さんの部屋で……」
俺「だーめ」
リーネ「でも、声がでちゃう・・・…」
俺「なら、お前のズボンをこうしてっと」
リーネ「んー、む〜〜、ん〜〜〜」
俺「これで声は大丈夫だろ。さてと……」
リーネ「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
続く
後は想像にお任せするお……
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 05:36:41.10 ID:gdQL4naV0
壁はどこですたい?
17 :
隠し子:2010/12/23(木) 05:38:52.00 ID:MikVgqUi0
もう睡魔が限界だったんや……
MHP3もあらかた終わったから2~3日に1回位のペースで落とせるようにがんばる
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 05:44:27.62 ID:gdQL4naV0
乙
ペリーヌも同じ部屋なのに触れられてなくて泣いた……
壁が残った…
乙
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 05:49:10.99 ID:gdQL4naV0
空いてるなら盗撮投下いいかな?
構わん、行け
乙&GO
24 :
盗撮癖な俺 隠し子さん、とてもおもしろかったです!:2010/12/23(木) 06:00:22.48 ID:gdQL4naV0
番外編
俺「うぅ〜ん・・・・もう、朝か・・・・」
俺は朝日と鳥の鳴き声で目が覚める
目が覚めたとはいっても、今の季節は冬なので布団から出ずにいた
シャーリー「おはよう、俺」
隣で一緒に寝ていたシャーリーは、俺の頬を指でプニッと押す
俺「おはよう、シャーリー」
俺も負けじとシャーリーの頬をプニッとした・・・・はずだった
シャーリー「お、おい・・・・俺・・・・///////////////」
俺は頬をプニッとしたと思っていたが、自然と手はシャーリーの胸をプニッとしていた
俺「悪い、悪い/////目の前に魅力的な胸があったから・・・///////////」
1レスで壁全壊余裕でした
26 :
盗撮癖な俺 眠いな・・・:2010/12/23(木) 06:05:32.78 ID:gdQL4naV0
シャーリー「ふふっ、変態だな、俺は////////////」
シャーリーは笑みを浮かべて俺に軽くキスをした
俺「ちょっと物足りないかな・・・/////////」
シャーリー「本当に変態さんだな/////////」
シャーリーは先ほどとは違う深いキスをしてきた
シャーリー「んん!・・・・・ちゅっ・・・・れろっ・・・・はっ・・・・」
口の中で俺の舌とシャーリーのが絡み合う
俺「ん・・・・・・・はっ・・・・・・・・んちゅっ・・・・・」
シャーリー「ん・・・れろ・・・んちゅっ・・・・ちゅっ・・・・はっ・・・」
シャーリーは息が詰まるまでキスをし、そして俺の唇から離した
俺「はぁはぁ・・・///// 今日はいつもより激しかったな・・・//////」
シャーリー「激しくしたつもりだからな・・・/////// それにいつもより凄くドキドキした・・・・///////」
27 :
盗撮癖な俺 :2010/12/23(木) 06:10:23.66 ID:gdQL4naV0
俺「シャーリーも変態さんだな・・・・///////」
シャーリー「俺ほどではないぞ・・・・/////////////」
俺は今、物凄く幸せだ
俺「さてと、朝飯でも食べに行くか」
シャーリー「そうだな」
--------------------------
--------------
----
芳佳「あっ、シャーリーさん、俺さん、おはようございます!」
リーネ「おはようございます!」
芳佳とリーネは元気よく俺たちに挨拶をする
シャーリー「おはよー!」
俺「おはよう」
うおおおおおおおお
29 :
盗撮癖な俺 :2010/12/23(木) 06:15:32.71 ID:gdQL4naV0
食堂にはみんな集まっていた
サーニャとエイラは昨晩の夜間哨戒は無かったらしい
芳佳「みなさ〜ん、お待たせしました!」
芳佳とリーネはテーブルに料理を並べる
ルッキーニ「芳佳〜これ何なの〜?」
ペリーヌ「これは何ですの?・・・」
2人は問いかける
バルクホルン「ピザのようだが・・・」
エーリカ「でも、ちょっと違うよね」
エイラ「でもうまそうダナ」
サーニャ「おいしそう」
坂本「ふ〜む・・・」
坂本は何かを考えているようだ
ミーナ「これはどんな料理なの?宮藤さん」
30 :
盗撮癖な俺 :2010/12/23(木) 06:20:32.00 ID:gdQL4naV0
シャーリー「私も気になるな」
俺「俺も・・」
芳佳「はい!これは"ピザトースト"です!」
みんな「ピザトースト?」
芳佳「そうです、昨日、私が考えてみたんです!」
リーネ「みなさん、温かいうちに食べてみてください」
「「「「いただきます」」」」
ルッキーニ「おいし〜い!!」
シャーリー「すごくおいしいな!」
坂本「はっはっはっ、さすが宮藤だな!」
ペリーヌ「確かに・・・おいしいですわね・・・」
バルクホルン「さすが・・・私の妹だな・・・・」
バルクホルンは小声で言う
エーリカ「ん?トゥルーデ、何か言った?」
バルクホルン「いや!?なんでもない・・・・」
お姉ちゃん何言ってんの
32 :
盗撮癖な俺 :2010/12/23(木) 06:25:17.82 ID:gdQL4naV0
エイラ「おいしいな、サーニャはどうだ?」
サーニャ「すごくおいしいわ」
俺「これは俺のBest3に入るな・・・」
ミーナ「本当においしいわね!」
芳佳「よかったぁ〜!!」
芳佳は笑顔になる
リーネ「よかったね!芳佳ちゃん!」
みんなは笑顔でピザトーストを食べ終えた
-----------------
--------
---
― 朝のブリーフィング ―
ミーナ「みなさん、今年ももうそろそろで終わりですね。そこで、今日は各部屋の大掃除をお願いします」
「ただし、エーリカの部屋はみんなの部屋の掃除が終わった後、掃除します」
33 :
盗撮癖な俺 :2010/12/23(木) 06:31:29.82 ID:gdQL4naV0
エーリカ「えぇ〜!?掃除しなくていいよぉ〜」
バルクホルン「ハルトマン!!自分の部屋が汚いとはカールスラント軍人として恥ずかしくないのか!」
エーリカ「別にぃ〜」
バルクホルン「く〜っ!!」
バルクホルンは苦虫を噛み潰したような顔をしている
坂本「まぁ、年の節目としてみんながんばるように!」
一同「了解!!」
俺(盗撮した写真でも整理しとくか・・・・)
-------------------
---------
----
―俺の部屋―
俺「シャーリー、そこの荷物を箱に入れてくれ」
シャーリー「うん、わかった」
俺「なんか今年は早かった気がするなぁ〜」
34 :
盗撮癖な俺 :2010/12/23(木) 06:35:30.50 ID:gdQL4naV0
シャーリー「私もそう思う」
ルッキーニ「ねぇねぇ、俺、シャーリー!これどうするの?」
そういってルッキーニが持っているのはアルバムだった
シャーリー「俺、これどうするんだ?」
俺「うぅーん・・・そのアルバム何だっけ?・・・・」
シャーリー「隊員記録写真って書いてあるな」
俺「そうか、ならミーナ隊長にでも渡しておいてくれ」
ルッキーニ「わかったー!!」
ルッキーニは元気よく走り去った
あれ?でも、何だかあのアルバム見たことあるんだよな・・・・
何だっけな・・・・・
俺「…………あ゛―――っ!!」
俺は思い出した
35 :
盗撮癖な俺 :2010/12/23(木) 06:40:23.02 ID:gdQL4naV0
あのアルバムは俺のお宝に等しいものである
でも、俺は盗撮を辞めたので、そのアルバムをバルクホルンに渡す予定だった
俺はおもわず大声をあげてしまった
シャーリー「俺!?どうしたんだ!?」
俺「シャーリー!ちょっと俺の部屋で待っててくれ!!」
シャーリー「お、おう!」
俺はルッキーニの後を全力で追った
--------------------
--------------
-----
俺「ルッキーニ!!どこいった!?」
俺は必死で探す
あんなものがミーナさんに渡ったら、俺は死ぬ!!
今まで何度も殺されかけたが、何とかして俺は生きてきた
だが、今回だけは生き残る自信が無い
36 :
盗撮癖な俺 誰か投下したい人がいたら言ってくれ・・・:2010/12/23(木) 06:45:22.49 ID:gdQL4naV0
俺「あっ、いた!ルッキーニ!待・・・って・・・・・・」
ははは・・・・遅かったか・・・・
既にアルバムはミーナさんに渡っていた
ミーナ「あら、俺さん。いつの間に記録なんてつけてたの?」
俺「ははは・・・あの・・・そのアルバム返してくれませんかね・・・・」
俺は恐る恐る問いかける
ミーナ「あら、まだ私見てないの。少し見てから返してもいいかしら?」
そう言うとミーナさんは、アルバムを開く
開いたページには、宮藤が寝ぼけてリーネの胸をつかんでいる写真やサーニャが寝ぼけてエイラに抱きついてる写真などがあった
俺「そうだ・・・・俺・・・・シャーリーとキスしに行かなくちゃ・・・・・」ソロソロ〜
俺はその場を逃げようとした。だが・・・・・・・
ミーナ「待ちなさい、俺さん。あとルッキーニさん、アルバム持ってきてくれてありがとう」
37 :
盗撮癖な俺 :2010/12/23(木) 06:50:14.97 ID:gdQL4naV0
ルッキーニ「うん!じゃ、またね〜!」
ルッキーニは嬉しそうに走り去った
助け舟が・・・・
そして、ミーナさんは俺を捕まえた
俺「ミーナさん?・・・・・・・・」ビクビク
ミーナ「シャーリーさんとキスするのは後にして、今はそこに正座しなさい」ニコッ
俺「りょ、了解・・・・・・・・」
ミーナさん、怖っ・・・・・
----------------------
----------
----
シャーリー「おっ、俺!どこいってたんだ?」
俺「ちょっとな・・・・・」
俺は抜け殻の状態だった
シャーリー「なんかやつれてるけど、大丈夫か?」
俺「大丈夫じゃない・・・・シャーリー先生、俺をキスで治療してください・・・」
38 :
盗撮癖な俺 :2010/12/23(木) 06:51:51.41 ID:gdQL4naV0
シャーリー「ははっ、患者さん、今すぐ楽にしてあげますからね・・・//// んん!・・・・」
シャーリーは濃厚なキスをした
コンコン
ガチャッ
エイラ「お〜い、俺、ハルトマンの部屋の掃除手伝ってくれ・・・・ない・・・か・・・・」
シャーリー「・・・・・・//////////////」
俺「・・・・・・・・///////////////」
エイラ「お楽しみ中だったカ?・・・・・」
俺「いや・・・・///////」
シャーリー「少し話してただけだぞ・・・///////」
エイラ「ならいいんだケド・・・・さっきも言ったけど、ハルトマンの部屋掃除、手伝ってくれないカ?」
俺「い、いま行くよ・・・///」
シャーリー「う、うん・・・//////」
39 :
盗撮癖な俺 :2010/12/23(木) 06:52:39.82 ID:gdQL4naV0
シャーリー「ははっ、患者さん、今すぐ楽にしてあげますからね・・・//// んん!・・・・」
シャーリーは濃厚なキスをした
コンコン
ガチャッ
エイラ「お〜い、俺、ハルトマンの部屋の掃除手伝ってくれ・・・・ない・・・か・・・・」
シャーリー「・・・・・・//////////////」
俺「・・・・・・・・///////////////」
エイラ「お楽しみ中だったカ?・・・・・」
俺「いや・・・・///////」
シャーリー「少し話してただけだぞ・・・///////」
エイラ「ならいいんだケド・・・・さっきも言ったけど、ハルトマンの部屋掃除、手伝ってくれないカ?」
俺「い、いま行くよ・・・///」
シャーリー「う、うん・・・//////」
あさのしえん
41 :
盗撮癖な俺 支援ありがとう!!:2010/12/23(木) 06:54:24.21 ID:gdQL4naV0
エイラ「じゃ、待ってるゾ」
バタン
エイラはドアを閉じた
俺「俺たちってキスとかし始めると、誰か来るよね・・・・」
シャーリー「確かに・・・・」
----------------------------------
----------------------
---------
― ハルトマン兼バルクホルン部屋 ―
俺は部屋に入るとまるで、天国と地獄を見せられているようだった
部屋の真ん中を境にゴミだらけのスペースときっちりと整理されたスペースにわかれている
俺「うげぇ・・・・・・・」
シャーリー「想像以上にスゴイな・・・・」
坂本「さすが、スーパーエースの部屋だな!!」
42 :
盗撮癖な俺 :2010/12/23(木) 06:55:45.77 ID:gdQL4naV0
ミーナ「みなさん、エーリカの部屋は強敵です。心して掃除に取り組んでください」
一同「了解〜」
エーリカ「別に掃除しなくていいのに・・・・」
ペリーヌ「これだからカールスラントの軍人は・・・・・」
一同は悪魔の巣と思える所を掃除しはじめた
芳佳「これ・・・・お芋の芽がでてますよ!」
そういって芳佳は芽の出たジャガイモを拾い上げる
リーネ「これって・・・・」
リーネはお菓子と思われるどす黒い物体を拾い上げる
エイラ「ホコリがすごいな・・・・サーニャ、大丈夫カ?」
サーニャ「うん、大丈夫・・・・ありがとう、エイラ」
エイラ「ナ、なんてことないんダナ・・・・////////」
ルッキーニ「これおもしろ〜い!!」
ルッキーニは奇妙なおもちゃで遊んでいる
しかし、外見だけではとてもおもちゃとは判断できない物だ
43 :
盗撮癖な俺 :2010/12/23(木) 06:56:49.74 ID:gdQL4naV0
ミーナ「綺麗に片付くまで、どれぐらいかかるのかしら・・・・」
バルクホルン「エーリカが掃除をするようになるまで、綺麗にはならないな・・・・」
2人はため息をつきながら黙々と作業する
坂本「今度からハルトマンの部屋を掃除するという訓練でも取り入れてみるか・・・」
俺(それだけは止めてくれ・・・・)
俺は痛切に願った
シャーリー「すごいな・・・これだけ大人数で掃除してもぜんぜん片付かないぞ・・」
エーリカ「ふふ〜ん、すごいでしょ」
エーリカは自慢げに言う
バルクホルン「何を言ってるんだ!!自慢するようなことではないぞ!!」
一同はさまざまなアイテムを見つけながら、掃除を進めていった
---------------------------------
-------------------
-------
44 :
盗撮癖な俺 :2010/12/23(木) 06:57:54.65 ID:gdQL4naV0
俺「ふぅ・・・・終わった、終わった・・・・」
ルッキーニ「疲れたぁ〜・・・・・」
ルッキーニはグッタリしている
シャーリー「大丈夫か・・・ルッキーニ・・・」
ルッキーニを心配するシャーリーもグッタリしている
ミーナ「みなさん、お疲れ様でした・・・・各自部屋に戻って夕食までゆっくりしてください・・・」
ミーナさんも疲れているらしい・・・声にいつものハリがない
みんなは重い体を引きずりながら、部屋に戻っていった
俺とシャーリーはまだ部屋でグッタリとしている
ハルトマンは・・・・寝ていたか・・・・
バルクホルン「本当にエーリカの将来が心配だ・・・・」
俺・シャーリー「同感・・・・・」
45 :
盗撮癖な俺 :2010/12/23(木) 06:59:13.02 ID:gdQL4naV0
俺「あっ、そうだ!バルクホルン、このアルバムを・・・」
俺はあの、ミーナさんから説教を受けた後、ミーナさんは運よくアルバムを返してくれた。処分するという条件付で
バルクホルン「ああ、すまないな」
シャーリー「あれ?そのアルバムってルッキーニに渡したやつだよな?」
俺「(ギクッ)そ、そうだけど・・・・」
シャーリー「どんな内容なんだ?」
俺「そ、それは・・・・」アセアセ
バルクホルン「か、活動記録の写真だ・・・・」アセアセ
シャーリー「へぇ〜私にも見せてくれよ!」
俺「あっ・・・・」
シャーリーはアルバムを取り、ページを表紙をめくる
バルクホルン「」
俺「」
シャーリー「俺・・・・盗撮止めたんだよな?・・・・」
46 :
盗撮癖な俺 :2010/12/23(木) 07:00:11.04 ID:gdQL4naV0
俺「は、はい・・・・」
俺はめずらしくシャーリーが怖いと感じた
シャーリー「じゃぁ、この写真は前に撮ったやつなのか?・・・・・」
俺「その通りです・・・・・・」
シャーリー「正直な俺は好きだぞ。だけど、お仕置きが必要みたいだな・・・・」
シャーリーはアルバムを閉じ、床に置く
俺「はははははは・・・・・・」
シャーリーは何かをたくらんでいる目をしている
シャーリー「俺、今から夜中までがんばろう・・・」
俺「が、がんばります・・・・」
お仕置き・・・・つまり、夜中までひたすらシャーリーを愛し続けること
まぁ、俺にとってお仕置きにはならないと思うが・・・・
シャーリー「よし!じゃ、またな、バルクホルン」
俺「」
47 :
盗撮癖な俺 :2010/12/23(木) 07:01:59.30 ID:gdQL4naV0
俺はシャーリーに手を引っ張られて、部屋を後にする
バルクホルン(シャーリーも怒ると怖いんだな・・・・まぁ、俺には悪いがアルバムは手に入った・・・終わりよければ全て良しだ!)
バルクホルンは床においてあるアルバムを拾い上げ、本棚に入れた
バルクホルンの妹アルバムに新たな一冊が加わった一日であった
今日はここまでです
駄文にお付き合いありがとうございました
ストーリー性がなくてスミマセン・・・
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 07:18:55.36 ID:I+U3lcE+O
おつ!そして俺は寝るぜ
乙!
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 07:23:27.91 ID:hH97vouTP
なんて世界だお姉ちゃん
夜中まで〜で家我物故割れたぜ乙
お休みなさいイェーガー天皇
誕生日おめでとうです
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 08:09:27.93 ID:PVXFidEDO
乙ーん
保守
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 09:02:06.65 ID:T3K1iFfpQ
やべ、本当にみんなのが面白くて俺のなんだこれ状態だ
明日投下する予定だったけどクリスマスも何も関係ない暗い雰囲気の話だし
直前になって投下したい人がいたら譲ろう、そうしよう
今投下すればいいじゃない!
今空いてる? 俺もクリスマス全く関係無い話なんだけど投下しても大丈夫だろうか
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 10:21:00.87 ID:PVXFidEDO
ガラガラだぜ
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 10:23:23.39 ID:DEXffXd30
クリスマスとか関係無くて俺はクルシミマスなんだが
61 :
テレポート俺:2010/12/23(木) 10:25:31.06 ID:lNJ4WPM00
よっさーじゃあ行かせて貰います前スレ
>>265から
―――食堂
俺「じゃあ頂きまーす」
食堂の真ん中に置かれた真っ白なテーブルクロスが敷かれた大きなテーブルには、お洒落なろうそく立てや高そうな食器
そして、統合戦闘航空団ならではの様々な国の本格的な料理が並べられている。
ルッキーニとの長時間にわたる過酷な虫取りにより完全にスタミナを使い切った俺は手当たり次第に
扶桑やカールスラント、そしてロマーニャの料理に手を伸ばした。どれも申し分無い出来前だ。
宮藤「お口にあいましたかー?」
俺「これ全部宮藤が作ったのか? すげー美味いぞ」
宮藤「いえ、私だけじゃなくリーネちゃんと一緒に作ったんですよ」
俺「へーそうなのか」
チラっとリーネの方を向き、おいしいぞーと言ってやったら
リーネ「あ、有難うございます!」
と完全に裏返った声でそう言うや否や慌ててキッチンの方に走り去ってしまった。
可愛いやつめ。
62 :
テレポート俺:2010/12/23(木) 10:29:07.70 ID:lNJ4WPM00
俺「ん? なんだこれ…」
なんだか糸を引いた豆に手をつけてしまった。
正直あまりおいしくなさそうだ。
宮藤「あ、それは納豆って言うんですよー」
俺「納豆…」
手をつけてしまった以上食べなければならない。
少しマナーが悪いが匂いを嗅いでみる。
なんというか…独特な匂いがした。大丈夫なんだろうかこれ。
ふと横を見ると坂本少佐がおいしそうに納豆を食べている。
…ええい。俺は思い切って納豆を口に運んだ。
……不味くは無かった。
少し臭みとネバネバが気になるが、扶桑人はこれがいいのだろうか。
俺「……まぁ味は悪くないな」
ペリーヌ「よくそんな腐った豆が食べられますわね」
俺「え? 腐ってるのかこれ?」
宮藤「納豆は体に良いんですよ」ニコ
…発酵食品らしい。
口直しと言っちゃ悪いが俺はロマーニャのパスタに手をのばした。
支援
64 :
テレポート俺:2010/12/23(木) 10:32:59.05 ID:lNJ4WPM00
坂本「そうだ、おい俺」
俺「ん? 何だ?」
坂本「明日、お前の武装とストライカーユニットが来るみたいだ」
俺「ああ、そうなのか」
坂本「だから明日にお前を交えて模擬戦をするつもりだ、午前中に慣らしとけ」
俺「了解」
俺は明日の予定をぼんやりと考えながらフォークを回した。
65 :
テレポート俺:2010/12/23(木) 10:37:17.69 ID:lNJ4WPM00
俺「ご馳走様」
よく食べた。どの料理もホントにおいしかった。納豆を除いて
俺「おーい宮藤ー」
宮藤「あ、はい、何ですか?」
俺「この基地にコーヒー豆とかあるのか?」
宮藤「コーヒー…んー多分無いですね。ここに居る人達は皆紅茶ですから」
俺「そ、そうか。分かった」
おいおい…コーヒー無いのかよ…あれが無きゃ一日の締りがつけないんだよな。
ミーナ「俺少佐」
俺「お、隊長か、どうしたんだ」
ミーナ「大浴場は21時までウィッチの皆が入るからそれまで近づかないでね」
笑顔で言われたのに何故か寒気がした。やっぱ501の隊長は伊達じゃないみたいだ。
てか入らないでね、じゃなくて近づかないでね、なんだな。
ミーナ「だから俺少佐は入るなら21時以降から使ってね」
俺「分かった」
そういい俺は部屋に向かう事にした。荷物の片付けでもして時間を潰そう…
66 :
テレポート俺:2010/12/23(木) 10:41:42.44 ID:lNJ4WPM00
―――隊長室
坂本「ミーナ、どうしたんだ? こんなところに呼び出して」
ミーナ「美緒はまだ俺少佐の資料に目を通してないわよね?」
坂本「あースマン、すっかり忘れていた。でもそれがどうかしたのか?」
ミーナ「それがね……話すより見た方が早いわ、これよ」スッ
坂本「どれどれ…」
坂本「これは……殆ど塗りつぶされてるじゃないか」
坂本「それになんだこの部隊名は? 聞いた事あるかミーナ」
ミーナ「いいえ…私も無いわ。だけど上層部が絡んでいるのはたしかね」
坂本「ああ…それもあまり良くない方だな」
ミーナ「それと、もう一つ話しがあるの」
67 :
テレポート俺:2010/12/23(木) 10:44:04.80 ID:lNJ4WPM00
坂本「どうしたんだ」
ミーナ「気付いてると思うんだけど…今日のネウロイにしてもそう、最近強力なネウロイが増えたと思わない?」
坂本「ミーナもそう思うか」
ミーナ「ええ、だからね…美緒もあまり無茶しちゃ駄目よ?」
坂本「はっはっは! 分かっているさ。なぁに、ネウロイなんて少し強くなった所で心配いらない」
ミーナ「…それもそうね。ちょっと考えすぎだったかしら」
坂本「ああ、そうだ。ミーナも疲れてるんだと思うぞ、こういう時は風呂に入るのが一番だ」
坂本「今の時間なら誰もいないだろう、入ってきたらどうだ?」
ミーナ「…ふふふ、じゃあそうさしてもらおうかしら」ガチャ バタン
坂本(ここは…探りを入れた方がいいのだろうか)
坂本(カールスラント空軍超特別航空歩兵専用実験部隊「キルヒェ」…か)
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 10:46:45.86 ID:o5KU+85x0
sien
69 :
テレポート俺:2010/12/23(木) 10:47:12.39 ID:lNJ4WPM00
―――大浴場
俺「へっくしょい!」
…何故か悪寒がした。時間はちゃんと21時…だったよな?
それにしても風呂に入るのは初めてだが聞いてた通り、良いもんだ。
体の芯から温まるしなんだか体から疲れが溶けていくような感じがする。
そしてなんといってもこの景色。空は星で瞬き海は月光に照らされてゆらゆらと綺麗に揺れている。
俺「ふい〜」
体を肩まで沈める。
この部隊に配属が決まったときはどうなるかと思っていたが、楽しいもんだ。
前の部隊にいた時よりも飯が美味いし充実してるし何より皆が俺に対して自然に接してくれる。
俺は…これでよかったんだろうかな。
----------------
俺「さて、そろそろ上がるとするか」
少し長い間入りすぎたのか頭がボーっとする。
俺は頭に乗せていたタオルを腰に巻く。扶桑じゃこれが風呂に入るときの礼儀だって聞いた事がある。
それに基地が女の子だけだからこういうのは意識しとかないと嫌われかねない。
ま、風呂の中じゃ誰も見ていないだろうけど。俺は石の階段を下り服を着ようとドアに手を伸ばし…
ミーナ「お風呂にはあまり良い思い出が無いんだけど、あの気持ち良さは忘れられないわね」ガラ
俺「」
70 :
テレポート俺:2010/12/23(木) 10:49:52.28 ID:lNJ4WPM00
ああああああまた急用出来ましたすんませんすんませんほんとすんません
次投下出来るのは昼ごろになりそうです…
乙!!
これは……ゴクリ
いいとこで・・・
乙!
乙!
羨まけしからんな
74 :
リンクス俺:2010/12/23(木) 11:31:54.64 ID:yVoHMc1z0
誰√にしようか迷っている・・・
誰にすればいい・・・・・
オカズは自分で決める物
>>74 今少ないのはルッキーニともっさんとリーネとペリーヌとシャーリー
さあ、この中から選ぶんだ!
77 :
リンクス俺:2010/12/23(木) 11:44:46.04 ID:yVoHMc1z0
よし!リーネに決めた!
変更するかもしれんけど
ソニックダイバーな俺書きたい…
楽しみに待ってるぜ
まあ気分次第で好きなキャラで書くのが一番
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 12:12:11.26 ID:gdQL4naV0
バルクホルンの抱き枕を抱いて寝たつもりが、朝起きたら本物のバルクホルンに
抱きついていた、という話を書いているんだが、やはりお姉ちゃん√でいくべきかな?
そういうの好きだぜ
お姉ちゃん√以外想像出来ないが、そこから他のキャラにいくのもそれはそれで……
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 12:17:15.23 ID:gdQL4naV0
こんちは。蒼穹の絆投下中の空き巣です。
今はお留守ですかね?
多分大丈夫
GoGo
空いてるよ
セコムしてないよ
では、前スレの
>>872の続き (蒼穹の絆)
―慰労会会場 その後― 坂本視点
ふと気付くと、俺さんとミーナの姿が見えない。酔眼で探すのも・・・面倒だw。
子供じゃないしな。
時計は2400時になろうとしている。隊員の殆どは自室に戻ったらしい。
「そろそろ、お開きにしようか?」
声を抑えて提案する。多分、二人はカーテンの翻っているあの向うだろ。そっとしておくに限る。
片づけをする、というリーネ、宮藤に
「明日でいい。午前中の訓練は無しとするから、始末は明日でいいさ。それにな、音も・・・」
思わず目がカーテンに。邪魔しちゃいかん。
それに気付いた二人が肘で互いを突っついている。なんだ、こいつらも知っていたのかw
「そういうこと、だな。明日の朝食だが。皆結構飲んだ。おかゆと味噌汁で十分だろう?」
「解りました!」と宮藤がいつもの調子で。慌てて口をリーネが押さえる。
三人でちらりとテラスを伺うが・・・大丈夫だな。 では・・・撤収しようかね?
「よーし。では皆、お休み。解散・・・」
忍足で自室へ向かう集団。私はペリーヌを抱っこして運ぶ。寝たふりしてやがる。
香代君だけ、足を止めてテラスに向かって頭を下げた・・・。
「ミーナさん、お願いします」
―バルクホルン自室― バルクホルン視点
ハ「ハァーッ!たっのしかったぁー!」
おい、そりゃいいが、其処は私のベットだぞ?お菓子を散らかすな。
ハ「いいじゃーん。今日は一緒に寝てあげる!」
いらん。お前の寝相は知っている。蹴られたらばからしい。
頬を膨らませて抗議しているエーリカは放置して、窓のカーテンを閉める。
ハ「ねえねえ、あの二人はどうしてる?熱烈キッス中?」
ば!ばか!私が覗きをすると思ったのか!
ハ「いいじゃーん。じゃ、わたしが見る!」
まてぇぇぇぃ!させるかっ!
ジタバタするエーリカをベットに押さえつける。二人はな、決して見るつもりだったんじゃないんだが、
見えてしまった。私は夜目も効くんでな。わかったか?
ハ「やっぱり見たんじゃん!で?で??」
靴ぐらい脱げ!まったくもう・・・。寝具が汚れるだろう?
ハ「もっと優しく脱がせてよー。で、何してたの?」
え えーとだな/////
エ「あ!トゥルーデ真っ赤だよ?はっはぁーん、さては!月明かりの下、生まれたままの姿で熱烈な
白兵戦?!きゃー!やるぅ!ろまんてぃっくぅ!」
ちがう! 思わず真剣に頭を殴ってしまった。 す・・・すまん。つい。
ハ「トゥルーデ!私を殺す気? あ・・・トゥルーデが3人・・・・??」
えっ!医務室にいこう!抱っこするから掴まるんだぞ!
ハ「あはは。冗談だよ!痛いのは本当だけど。パワー、セーブしてよね」
ほっとして、ベッドに座りこんでしまった。気をつけるよ、すまなかった。
ハ「頼むよ〜。で、何していたの?二人」
頭をさすりながら、涙目で問い直すエーリカ。
私も頭を撫でながら説明する。テラスで二人寄り添って海を眺めていたよ。腰に手が廻っていた。
静かに二人で・・・な。
エ「ふふ。よかったよね、トゥルーデ!」
ああ。ミーナも踏み出すことが出来たんだな・・・。
エ「・・・・・・・・ほんと よかった・・・・よ」
泣いているのか・・・。
エ「うれし涙だよ・・・」 そうか。私も嬉しいんだ。よかった・・・・。
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 12:50:41.36 ID:qDcKERtR0
sien
―宮藤自室― リーネ視点
灯りもつけず、窓に一直線に向かう芳佳ちゃん。どうしたの??
芳「あっ!ねえねえ!リーネちゃん!こっち!来て!」
指差す方を見てみると・・・・あ!あああああっ!///////
す・・・すごい。現実なのね!映画じゃないのね!わぁー//////////
芳「ロマンティックだよねー。はぁ、キスしてください!ミーナ隊長!」
え?ちょっと、芳佳ちゃん!
芳「なにやってるんですかあ!ミーナさん!もう!いっちゃってください!」
肩をツンツンしても・・・無視? ちょっと・・・!
芳「憧れるなあ〜。私もいつか、ああやって・・・・////」
・・・・よしかちゃん・・・・・
思わず、芳佳ちゃんの腕を引っ張って窓から離す。
芳「ど、どうしたの?リーネちゃん?」
リ「余り見ちゃ・・・いけないとおもうの・・・・」
しーえん
二人の時間なのよ?恋人同士の大事な時間なの!なにはしゃいでいるの。
芳「でも〜、私、初めて見たからワクワクしちゃって」
ダーメ!
芳「だめ、か。 そうだよね!恋人同士の二人見ちゃダメだよね!」
寂しくなって、芳佳ちゃんを抱きしめた。
リ「今夜は・・・一緒に寝てくれる、かな?芳佳ちゃん・・・・」
芳佳ちゃん・・・・!私・・・寂しいよ・・・・。失恋しちゃった・・・。
―香代子自室― ソロ
ふう・・・。あのおっさん、やっと腰を上げたか!これで私も安心して・・・・ 何で私が泣くのよ!
私の新しいスタートラインよ!祝杯よ!
バックに、この日の為がにずっと用意してきた・・・。
あったあった。今夜はこれからがお祝い本番!! 呑んでやる!
・・・・・
でも、一人で祝杯ってのは寂しいわね・・・。一人は、ねーぇ?空しい酒はやめろ、って俺さんがよく言うし。
既になんか、空しいわよ。チッ!
あ、坂本さん!お酒いける口だったわね!よぉーし!
※四円感謝
―坂本自室― 坂本視点
畳を床に置いた寝床。
布団を広げ、夜具に着替える。帯を締め終わったとき、ドーン!とドアを開けて駆け込んできた奴!
「誰かっ!」
思わず刀を握り締め、抜こうとしたが・・・・。
香「坂本さーん!お祝いしましょう!あれ?居抜きの練習中でしたか?」
・・・加藤か。ああ、常在戦場。
で、どうした??
香「お祝いなんです!付き合ってください!酒はこれです!」
ドン!
おお!泡盛か!なに?30年もの!(34年ダナ) ほぉーーーーー!これはすごい。よし!やるか!
香「そうこなくっちゃ!さすが、坂本さん♪」
・ ・・いや、待てよ。あと一名呼んでもよいかな?
香「沢山のほうが楽しいですね!」
よーし。香代子、ちょっとペリーヌを拉致って来い!全兵器使用許可!
香「はっ!ペリーヌ少尉を拉致、参加させます!征ってまいります!」
ダッシュで飛び出し、すぐにペリーヌを肩に担いで連れて来た。よくやった!香代子!
ぺ「な・・・なんなので! あら? 少佐??」
まあ、座れ。今夜は祝杯だ!付き合え!
ペ「え・・・・ よくわかりませんが・・・祝杯ということでしたら、よろこんで!はい」
よーし!女はそうでなくてはいかん!!さあ、牛肉の大和煮がつまみだ!
香「はい♪どうぞどうぞ〜!」
タプタプタプ
かんぱーい!
ペ「グガッッ!」
一気に飲んだペリーヌは即撃沈、後ろにひっくり返った。二人は大笑い。ペリーヌの寝顔は幸せそう。
―エイラ自室―
アア、みーなモ俺モ ヤルモンダナー!!
カーテンを閉めようとして、偶然二人の姿を見てしまったエイラ。衝撃である。5分ほども見たか。
エイラに問われるまでじっと見た!耳と尻尾まで出して。全力投入。
?「ふふ。ふふふふふふふ」
?「(あんなにしっかり抱き合って・・・あんなに長くキス・・・・おおおおおお!)」
ハァハァ
横では、サーニャが着替えているのだが・・・。ベッドにひっくり返ったまま。
?「(あれが私とサーニャなら・・・・私はサーニャの腰に左手、手のひらはしっかり腰に密着させて、
サーニャを引き付けて・・・右手は・・肩甲骨のあたりにおいて、そのあと、首筋に手をスライドさせる
んダナ!そして、私が少しかぶさるようにして、サーニャの唇を・・・・!!)」 ハァハァハァ
サ「エイラ・・・・?」
?「(ソ そして!キスの合間も抱き締めて! サーニャの耳に囁くんだナ!『サーニャ 愛してる』
トカ!!! すると、サーニャは私の顎を優しく撫でて『エイラ・・・私のエイラ・・・』って、私の目をあの目で
見て微笑んでくれるんだ!!!!)」 ハーッゼーッハーッゼーッ!
サ「エイラ ってば・・・・」
?「(そうだ!今までの私は子供のキスしかしたことが無いんダ!ニパとの事は過ちだ!大人の、恋人同士の
キスは!サーニャ!軽くチュッチュッしたあと、情熱的に唇を舌でこじ開けて!サーニャの舌と絡めあう!
唇を離しても、二人の唇は銀色の糸で結ばれているんだ!!アアアア!!!!!!!ドウシヨドウシヨッ!)」
サ「(ツン・・・ツン・・・)もしm」
?「あああああああああ!!さーーーーーーーーーーにゃぁあああああああああああああああああ!」
サ「バ・・・・カ」
銭湯モ ヤッチャッテイイカナ あ。宮藤ファンの方、ゴメ。覗き趣味まで付与しちまったぃ。
―日常 戦闘― ミーナ視点
慰労会の翌日から、ウィッチ隊の皆が私を労わってくれる。なぜ?と不思議には思ったが、書類作業で
忙殺されてしまった。
時々、美緒やトゥルーデが何かを言いかけようとするのだが、口ごもって帰ってしまう。なんだろう。
あの夜から、私は生きていることが嬉しい、素晴らしいと改めて知った。今まで気にもしなかった草花
が目を引く。ペリーヌさんが丹精込めて育てた花々。風のそよぎ、鳥の声。ずっと忘れていたものばかり。
鏡を見ても、以前の私より生き生きとしているのが自分でも解る。ありがとう、俺さん・・・。
と、警報が鳴る。
執務室から待機室へ走る。トゥルーデが情報を渡してくれた。隊員も駆け込んでくる。
大型ネウロイ1.小型ネウロイ50?共に首都に向けて高速にて侵入中。一瞬考える。陽動かもしれない。
けれど、この戦力に兵力を小出しにするのは愚。潰される。全力出撃するしかない。
夜間警戒飛行に当たってくれたサーニャさんとエイラさんにも出て貰おう。フリーガーハマーの火力は必要。
ミ「敵目標多数ですので、全力出動します!大型が1.小型が50と思われる!私が指揮を取ります!出撃!」
美緒とトゥルーデが顔を見合わせたのが視界に入った。なに?
俺さんとカヨさんが手を上げる。
俺「基地前方上空で後方予備に着きます」
また?でも、今は一機でも欲しいし・・・。基地をがら空きにするのも・・。
ミ「お願いします!準備してください!」
気をつけて・・・・ね。
私もハンガーに急ぐ。整備員からの機体報告を聞き、自分でもそれを確認。MG42をラックから外す。
周りに予備弾倉を多めに持つよう、指示を飛ばす。
横にトゥルーデが来た。
バ「ミーナ、戦えるのか?」
この忙しいときに何?ええ!もう!
ミ「無駄口は謹んで! 管制!用意よし!離陸許可求む!(滑走路よし!御武運を!)有難う。全機!発進!」
予想会敵空域へ進路を定め、高度を取っていく。今日の敵はいつもより高い。1500は上位を取りたい。
「・・・・」ポンポン
腰に手が触れた。振り向くと美緒が並行していて、自分のインカムを指で突いている。
切れ?と?なんだろう。受信のみにする。
ミ「いいわよ?」
坂「なあ、ミーナ。ここだけの話がしたくてな」
ミ「ええ。聞かれたくないのね?」
坂「ああ。単刀直入に聞くぞ。 おまえ、まだ処女か?」
思わずバランスを崩す。美緒!
ミ「当たり前です!!何を聞いてくるかと思えば!」
坂「すまなかった。それならいいんだ。忘れてくれ///」
あ、美緒の顔が赤い。ああ!そういうこと?
ミ「ちょっとまって。話さなかった私のほうが悪かったわ。 まず、謝ります。ごめんなさい。
大丈夫よ。私も彼も理解しています。それに、自制心もあります。あと、二年も無いのだしね・・・」
言ってから、ちょっと寂しくなった。魔力が減退したら、仲間と戦うことは出来なくなる。
坂「ああ!わかった!それまで頑張ろう! ちょっと大尉に説明してくるよ、では」
インカムを送受信に戻す。気付かれていたのね////
でも、今は戦闘に集中しないと。仲間を危険に晒すことになる!
皆知っているのだろうか、などと頭を掠めるが、前方に集中して索敵することでいつの間にか普段の
私、ストライクウィッチーズ隊長となる。
接敵した。部隊に殺気が走る。私も武者震い。
敵は数も高度も情報のとおり。小型機が突出している。小型機が我々の邪魔をして、その間に力ずくで
大型が突破する目論見だろう。
美緒と宮藤さん、サーニャさんとエイラさん、ペリーヌさんリネットさんを大型に向かわせ足止めを計る。
他は、邪魔な小型を排除しよう。うん、それでいい。小型には、サーニャさんとリネットさんの兵装では不利。
二手に別れ、一隊は高度を取って大型へ向かう。私たちも全速をかけて、敵小型が別働隊を邪魔させないよう
反航状態から攻撃を開始して乱戦に縺れ込む。上にも大型にも行かせない!
小型を50から10程に減らした時点で、かなり陸側に押されていることを再確認。しかし、大型の足止めは
上手くいって、10キロほど両者の間隔があいた。MG42に最後の弾倉を装填しつつ、考える。
よし、小型をなんとしても振り切って、全員で大型を叩く!小型なら、地域防衛隊のウィッチ達にも十分阻止
できるでしょう。ロンドンを護らねば!
管制を通じて、ブリタニア防空総司令部に状況報告及び対応の連絡を依頼する。
ミ「各機!小型の相手をやめ、大型にかかります。小型はもうさほどの脅威ではありません。捨てます!」
インカムに受領の報告がはいる。
ミ「敵小型とのブレイク用意・・・・今!」
全員、身を翻して大型へ殺到する。敵小型機は、一瞬戸惑うそぶりを見せたが追撃してくる。いけない・・・。
真後ろにはシールドは展開できない。撃ってきた!上下左右に回避機動。でも、何時まで逃げられる?
俺「ウィッチリード。マリアフライト、離脱を手伝う。上空から降下攻撃。方位そのまま離脱せよ。高度はその辺で!」
俺さん?? 確認する余裕が無い。
ミ「各!無規則回避機動で敵攻撃を回避し続けて!援護が来ます!」
俺「マリアフライト 攻撃!攻撃!攻撃!」
頭上からストライカーユニットと異なる重い爆音が降って来た。
思わずロールして上空を確認。スピットファイア2機が私たちに向けて背面垂直降下してくる!
俺さん!信じます!後ろからの攻撃を回避することに神経を集中しなくては!
7.7ミリブローニング16挺の一斉射撃が大気を振動させる。4機が一気に爆散。回避中の仲間から歓声。
私たちと敵小型機の間を二機はすり抜けていった・・・ありがとう、俺さん。
エイラちゃん絶好調ですね
俺「マリア2。 1。上昇!もう一度いくぞ!」
2「カチカチ」
ル「がんばってー!おれー!」
ルッキーニさんから声援。他は無線混戦を考えて、発信を我慢しているのでしょう。私も声をかけたい。
我慢よ。隊長の責任が私にはある。
俺さん、お願い。大型に行かなければ!
私たちの下をスピットが駆け上ってきた。下降時のスピードをそのまま最大限生かしての急上昇で私達を
追い越す。凄まじいGが掛かっているだろう。翼端から水蒸気が尾を引いている。敵がまたパラパラと撃って
来たが、弾幕は薄くなって先ほどの脅威ではない。
スピットもバレルロールして回避し、上空へと必死に昇っていく。あの一番機に俺さんが乗っている。
頭上の2機が失速反転。がむしゃらに急降下を始めた。
俺「マリアフライト。攻撃!攻撃!攻撃!」
長い連射がネウロイに注ぎ込まれる。敵機3爆散。小型ネウロイは、スピットに向きを変えた。
俺「ウィッチリード、マリアフライト。敵を引き離す」
ありがとう!後は任せてね!
ミ「ストライクウィッチーズ全機へ。上下から攻撃!先遣隊は上部を、応援は下部を攻撃!開始!」
「「「「「「「了解!」」」」」」」」」
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 13:42:22.17 ID:gdQL4naV0
しえーん
1「2! 機体損傷!ケツだ。離脱、帰還せよ」
カヨさん!
2「1。 大丈夫 まだやれます」
無理しないで。二人とも! 自分も全力攻撃しながら耳だけで状況を追う。
坂「ミーナ、上は厚過ぎると思う。リーネに下を攻撃させることを進言する」
成程。下面へ・・・戦力バランスは? いえ・・大丈夫!
1「2!言うことを聞か ないと、禁酒1年だ。俺に構うな。後は任せろ。帰れ!」
俺さん!まさか!・・・ でも。
ミ「了解。リーネさんは下に来て!上は制圧攻撃を!」
2「1。わっかりました!怪我しないで下さいよ、頑固じーじ」
え? 頑固 なに?
坂・芳「「ぶっ!」」
ル「ジージ?」
何かおかしいのかしら。敵の速度が鈍ってきたわね。
坂「グランパだw」
グランパw 美緒・・・翻訳はいいのよ。
1「2。おぼえてろよ?鶏娘!」
大丈夫そうね。カヨさんが心配しているから無線を発しているのね・・・・。
ル「おっおー!俺ぐらんぱーぁ!マンマミーァ!」
・・・・声援なのかしら。これ。
トゥルーデたちが攻撃位置を取ったわ。
ミ「バルクホルン・エーリカ!下の装甲を剥ぎ取って!」
ミ「サーニャさん!バルクホルン班の攻撃の痕をロケット砲で更に攻撃!」
仕上げは念入りに・・・。ロケットランチャーには・・守護天使を!
ミ「エイラさんはサーニャさんをサポート!」
これで、弾着カクテルの塩梅はいいはず。ね。
バ「バルクホルン了解 いくぞ!」
サ「了解。エイラと行動します」
ミ「リーネさん、先行二組に注意!チャンスがあったら狙撃!」
念には念を入れる。指揮官の習性・・・。
リ「リーネ、了解!」
いいわ。リーネさんも落ち着いている。
2「1.コケーコ どうせひな鳥ですよ」
ああ。カヨさんがまた心配している・・・
坂・芳「「「ぶふ」」」
吹きながら戦えるってのも はぁ。トゥルーデ達が攻撃中。
1「2.焼き鳥がいいか!」
大丈夫ね。・・・内容はどうせ碌な事じゃないわね。でも一安心。
ハ「ヤキトリってー?」
いいから、無視して!エーリカ!反復攻撃中でしょ!
2「口の減らないおじーさまね」
うー。わかいわよ!ひどいことを言わないで。
坂「あーヤキトリはだな、ベークド・チキンだ」
美緒w!ながら族なのはわかったから!! サーニャさんたちも撃ち始めた。
「「「「「「ぷッ」」」」」」」
もう・・・・。でも、一体感が今まで以上?連携もいい!
あっ!コアが!
ミ「リーネさん!」撃って!
リ「了解!見えます!」
あら??
リ「もう一発!」
お願い!
「「「「「「やった!」」」」」」」
リ「・・・すみません、思わず笑っちゃって照準が・・・ごめんなさい」
無線が大混線。静まりなさい!でも気持ちはよくわかるわ、リーネさんw まったく。
ミ「ご苦労様!怪我をした人はいませんね?」
だれもコールしない。よかった・・・。
ああ、やっとこっちは片付いた。
あ、俺さんからの無線がちょっと前から入っていない・・・。
ミ「えーと。マリア1。ミーナよ。そちらの状況は?」
・・・・
ミ「マリア1!」
胸に不安が押し寄せる。ああ。返事して。
・・・・
管制「コン。マリア1は貴隊と基地との中間で戦闘中。マリア2は単機で帰還中。以上」
ミ「ありがとう、コントロール」
俺さん・・・・・・・苦戦、しているのね・・・・。
ハ「応援に行こうよ」
エーリカが心配そうに言ってきた。そうね。いかなくちゃ!
ミ「ええ!各機最大速で!」
「「「「「「「「了解!」」」」」」」
手一杯のところに話しかけられても邪魔なことが多い。励ましの言葉を一言だけ発信。
間に合って・・・!サーニャさんも補足したけれど、識別できる状況で無いと。混戦・・・ね。
シャーリーさんに先行してもらう。まだ、弾薬もあるというし。
シ「なあ・・・ミーナ?」
あ!シャーリーさん!
ミ「どう?状況は!」
どうなの???無事でありますように・・・。
シ「今到着したんだけど、さぁ。 手出し無用みたいだよ??」
彼女が報告を省いている。無事は無事なんだ。シャーリーさんには待機してもらう。危なくなったら、
彼女がかき回して護ってくれる。でも、状況がよくわからないわね。
じりじりしながら飛んでいくと、格闘戦を感知した。美緒も手を繋いで『共有』してくれる。
坂「おお・・・・すごいな。2対1でも 押しているぞ?」
ミ「ええ。はじめてみるわ、こんな空戦」
2対1が演じる死のロンド(輪舞曲)。
他の隊員は、まだ目視距離でないのでキョトンとしている。
通常視界に入ってきた。スピットが・・・わけのわからない機動、としか・・・。追尾していた敵の一機は振り
払われて後落する。 追尾される敵は機体を捩るように飛んで、振り払おうとしている。スピットが何も
ない空間に一連射。スピットはすぐに別の機動をはじめる。曳光弾が伸びていく先に、ネウロイが飛び
込んでいった??曳光弾もGがかかって思い切りドロップしていたのに!敵爆散。撃墜1。
これは?今のは?
シ「あ、いらっしゃーい。説明しなくて悪かった。でも、これは見ておいたほうが絶対いいと思ってさ。危な
げがまったく無いんだ」
シャーリーさんが腕組みしながら言う。
俺「お願いします!」ゲザッ
ア「ふざけないでっ! 何を言っているのか分かってるの!?」
俺「お願いします! 俺にはもう中尉しかいないんです……うぐっ(;;」
ア「なっ泣くことはないでしょう! いきなりそんなこと言われても困るわ……」
俺「だって……基地で童貞なんてもう俺だけなんです。キスすらしたこと無くて……。ううっ」
ア「それは……」
俺「だから! お願いします!」
ア「だからって……いきなり、その……え、えっちなんて……」
俺「わかりました! なら、キスだけ! キスだけお願いします!」
ア「え? それはどうい」
俺「えっちじゃなければいいって言ったじゃないですか! 中尉まで俺をバカにして!」
ア「バカにしたわけじゃ……」
俺「じゃあ、いいんですね! ありがとうございます」
ア「え?え?」
チュウ!
うん。キスまではいけるな
誤爆った!避難所にやろうと思ったんだ……
楽しく読んでます! 頑張って!
ほんとごめんなさい
残り一機が必死に?回避しようとしているのを、また・・・殆ど直線になんて飛んでいない。ターンとダイブ、
ピックアップ、スライド、と直線飛行以外の飛び方をして、敵の頭を押さえていくのね。敵の動きを読む?
ふと、エイラさんのことが頭をよぎる。
あ!撃った!曳光弾の幕がドロップを描いて・・・敵がまた、其処に飛び込んで自滅。そう、自滅よね。
そうとしか言いようが無い。スピットは次の機動をその時点で中止した。何手先を読むの?
1「無事・・・だったか。お疲れさま」
バ「すごいぞ!俺さん!!」
トゥルーデが感激している。
ハ「アレ・・・あの飛び方と撃ち方さあ、ハンナみたいだね」
・・・マルセイユ、ね。ストライカーユニットを通常機に変えたら・・・ああ、そうね、確かに!射撃はまったく
同じかしら。魔法の照準。
編隊を組んで帰還。俺さんと目が合った。あら、タバコ吸ってるわ。余裕ねえ。思わず微笑む。目で笑いを
返してくれた。
・・・マリアフライト、か。
滑走路の先端で、両手を振り回してで迎える人影が見えた。
*****
ここまで。支援ありがとう。
114 :
テレポート俺:2010/12/23(木) 14:34:52.83 ID:lNJ4WPM00
乙! 帰ってきたら丁度いい所で終わってたでござる
続き投下しても大丈夫だろうか
>>113 おつ!
>>114 投下し終わった後、レスがつく時間は割と重要だとおもうけど
行きたいならいけばいいんじゃない?
117 :
テレポート俺:2010/12/23(木) 14:39:59.35 ID:lNJ4WPM00
>>116 それもそうだな、3時くらいから始めさせてもらうわ
乙! 相変わらず面白い
途中いきなり白色雷光さんが出てきたかと思ってびっくりしちまったぜ
>>117 >>116は明らかに言葉強すぎだからまあきにすんな、気持ちは分からなくもないけどな
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 14:59:25.88 ID:PVXFidEDO
乙ーん
仕事の来客がきちまって、最後の投下が変になってしまいました。
ごめんなさい。 なんで、
>>111 何もレスせずごめんね。
ご支援有難うです。
また、空き巣狙いで投下します。
121 :
テレポート俺:2010/12/23(木) 15:01:44.59 ID:lNJ4WPM00
>>116>>118、ありがたいフォロー感謝するぞ、早漏は直さないとな
それじゃ、
>>69からな
―――大浴場
----------------
俺「さて、そろそろ上がるとするか」
少し長い間入りすぎたのか頭がボーっとする。
俺は頭に乗せていたタオルを腰に巻く。扶桑じゃこれが風呂に入るときの礼儀だって聞いた事がある。
それに基地が女の子だけだからこういうのは意識しとかないと嫌われかねない。
ま、風呂の中じゃ誰も見ていないだろうけど。俺は石の階段を下り服を着ようとドアに手を伸ばし…
ミーナ「お風呂にはあまり良い思い出が無いんだけど、あの気持ち良さは忘れられないわね」ガラ
俺「」
122 :
テレポート俺:2010/12/23(木) 15:05:06.92 ID:lNJ4WPM00
……ああ、分かってたさ。
女の子しか居ないこの基地でこういう事がいつか起こるって事は分かっていた訳だが分かっていたけど、
何で俺に忠告した張本人がこうノコノコと風呂に入って来るんだよ、物忘れ…ゲフンゲフン
まぁ分かっていたからこそ、今何をするのが最適な行動なのか、なんて事は分かりきっている。
まずはだ、冷静になる事。つまり深呼吸だ。息を大きく鼻から吸って口からゆっくり吐く。これを5回。
カールスラント軍人の偉い方曰く、どんな状況においても落ち着く事が先決らしい。
だが、今はそんな事をしてるには少々時間が足りないと感じた。
おそらくこの判断は正しいであろう、裸体の美女を前に深呼吸は少し危ない。
ならプランA
何事も無かったかの様に横を通り過ぎる、だ。
これならリスクも低く、上手く行けば隊長が「なんだ見えなかったのね、ホッ」と、お互い恥をかかずに済む。
だが俺の脚は1度膠着してしまったという重大なミスを犯してしまった。
普通に通り過ぎようにも足が止まってしまえばそれは一瞬でも意識した事になってしまうだろう。
例えば、道端で風の悪戯である女の子のスカ…ズボンが飛ばされてしまったとして、この時に気にせず真っ直ぐ歩いていれば問題ないが
立ち止まり女の子の方を向いてしまえばそれは重罪になる。つまりそういう事だ。
なのでプランAは中止
まだ策はある。プランB
褒める。
べた褒めするという事だ。これはリスクは高いがその分成功すれば相手に好感を持たせる事が出来るという賭けだ。
……いや、別にめんどくさくなってきた訳ではなく割りと本気の策だからな?
今までがおよそ0.8秒と言った所か、そろそろ選択を決めなければ危うい。
というか選択肢が1番不味そうなプランBしか残っていない(他の選択肢も十分不味いが)
悩んでいる暇は無い。優柔不断では男が廃る。
俺はプランBを実行する事に決めた。
123 :
テレポート俺:2010/12/23(木) 15:08:35.07 ID:lNJ4WPM00
俺「ス、スンマセンミトレテマシタ」
ミーナ「…」
お? これは、もしかして…!
ミーナ「キャアアアアアアアァァァァァァ!!!!」
はい駄目でしたームリでしたー
俺は使い魔を発動し固有魔法であるテレポートを使いドアの向こうに逃げた。
その時に尾が出たからか腰に巻いたタオルが取れ下半身があらわになっていた。
ほんの少し冷静になって思い返してみればあの極わずかの間に脳が恐ろしいくらいフル回転してたな。
俺「って最初っからテレポートしとけば良かったんだな、アッハッハッハッハ」
何だか馬鹿馬鹿しくなって思わず笑ってしまった。
股間がスースーするのも気にせずに
トヨタしえんタ
125 :
テレポート俺:2010/12/23(木) 15:12:45.33 ID:lNJ4WPM00
バルクホルン「おいミーナ! どうした!?」
エーリカ「叫び声が聞こえたから来てみたんだけど…」
俺「ハ…」
目の前の2人に俺は一体どう映ったのだろうか。
女性の悲鳴を聞き駆けつけたらそこには全裸で高笑いする俺がいた
なんて、その場に銃があれば間違いなく俺は撃たれていたであろう。
バルクホルン「貴様ああああああああミーナに何をしたああああああああ」
エーリカ「………り、立派なものをお持ちで」
…どうも。
126 :
テレポート俺:2010/12/23(木) 15:16:45.57 ID:lNJ4WPM00
俺「まぁ…気にするな」
一番気にしてるのはこの俺だと思うがな。
あの後はというと、隊長が事情を説明するまで使い魔を放出して全力で殴ろうとすこのおさげの子から逃げるのに必死だった。
因みに全裸で逃げていた。死ぬかと思った。
ミーナ「その…私は部屋に戻るわね」
そう言い隊長はフラフラと頭を抑えながら廊下の方へ姿を消した。
特に俺は何かした訳じゃないんだが少し罪悪感が生まれた。
何かしたと言えばちょっと全裸で高笑いしてたくらい
バルクホルン「ああ、そうだ。俺」
俺「ああ、何だ? えーと…」
バルクホルン「私はゲルトルート・バルクホルン、階級は大尉だ」
さっき俺に殴りかかってきた人か。
そういや今日の俺の自己紹介の時にも撃墜数について色々突っかかってきたのもこいつだったような…
いかにもカールスラント軍人って感じだ。
立派…くそっ
128 :
テレポート俺:2010/12/23(木) 15:18:56.84 ID:lNJ4WPM00
俺「そうだったか、で、どうしたバルクホルン」
バルクホルン「階級は少佐らしいが私はまだお前を上官として認めていないからな」
うお、またか。俺は別に構わないんだがもしかしてここに来た奴1人1人にこんな事を言ってるのだろうか。
バルクホルン「さっきの件はさっきの件。明日の模擬戦を楽しみにしてるぞ」
ああ、行ってしまった。なんというか…本当にお堅い人だ。
そしてここに残ったのは…
エーリカ「あちゃー、ゴメンね? トゥルーデも悪気があった訳じゃないんだ」
俺「分かってるさ。堅い人だったが、悪い人じゃないことくらいな」
そんな事は分かっている。あれは悪気と言うよりもその逆のものだ
エーリカ「へー…あ、自己紹介がまだだったっけ、私は…」
俺「エーリカ・ハルトマン、だろ?」
彼女はキョトン、とした顔をしている。
もしかして自分が有名人である自覚が無いのだろうか?
り、立派な支援をお持ちで
131 :
テレポート俺:2010/12/23(木) 15:22:26.55 ID:lNJ4WPM00
エーリカ「よく知ってるねー」
俺「むしろお前を知らないウィッチなんてそういないぞ」
エーリカ・ハルトマンと言えば、言わずと知れた世界でもトップクラスのウルトラエースである。
世界情勢に割と疎いこの俺でも知っているほど、他のウィッチとは桁違いの実力を持ち、名声を得て、戦果を上げている人物だ。
天才的な勘と冷静な観察力、一撃離脱を基本としたスタイルで確実にネウロイを葬り去るそのスタイルから
この外見にそぐわず黒い悪魔、とか言う通称を持っている。俺もなんかかっこいい通称が欲しいもんだな。
エーリカ「ふーん、そうなんだ」
俺「…じゃ、そろそろ寝るわ」
エーリカ「うん、おやすみー」
そう言って俺も部屋に戻ろうとした。
エーリカ「明日の模擬戦、楽しみにしてるね」
背後から聞こえたその声に俺は適当に相づちを打って廊下に向かった。
132 :
テレポート俺:2010/12/23(木) 15:25:13.35 ID:lNJ4WPM00
とりあえずキリがいいからここまで、支援有難う
wiki更新してこよう
乙
俺のウィンナーが火を噴くぜ
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 15:46:45.27 ID:9eO+2BPt0
乙
乙ー、
乙ですー。
ウィキか・・理解しようとしたんだけど、よくわからんのよね。
次の方、リザーブの方いらっしゃいましたっけ?
>>113 続
―司令官室― ミーナ視点
デブリーフィングを終え、私の執務室に大尉以上の幹部が揃う。スピットから降りたままの彼の格好は第三種
、上着は皮ジャケットを着用している。それに略帽。
おもわず、溜息が出る。隊の試練は切り抜けたけれど、今度は私ね・・・。司令部にどういえば・・・
俺「ヴィルケ中佐、発言してよろしいですか?」
ミ「はい。どうぞ」
基地前方上空で待機、でしたよね?俺さん。私は何も指示をしていませんよ?
心配したのは私の心。独断先行の問題は別。
俺「遅くなりましたが、上層部からの許可を貰ったのです。つまり、本日の戦闘行為は、一切問題となりません」
は?私は何も聞いていません!
私の怒りを感じたのか、申し訳無さそうに俺さんが話し始めた。
俺「皆さんが出撃した直後、私の元に連絡が届きました。連合軍司令部からの正式な書類です」
皮ジャケットの腹部ポケットから折りたたんだ封筒を取り出し、ミーナの机に置いた。半歩下がる。
ミ「拝見します」
確かに司令部からのものね。
明日の16:00くらいに俺に予定なかったら投下する
じゃあ俺も正午から予約
俺「基地視察の任務遂行中に、私の判断で501を戦闘任務においても助力することを認めて貰えました」
サッと目を通すが、思わず読み直す。
ミ「皆さんも聞く必要がありますから読みます。『特別義勇航空戦闘部隊5011として、俺少将及び加藤少尉
両名は、501統合戦闘航空団が参加する作戦に限り志願及び戦闘へ参加することを認める』・・・署名は・・・
アドルフィーネ・ガランド少将」
みなどよめく。とんでもない大物の名前。
ミ「・・・・少将自らの・・・」
少将は、501等の統合戦闘航空団に強く愛着を持っているし、発言力と行動力は圧倒的だ。なるほど。これ
ならば・・・・チャーチル首相でも、扶桑の首相でも・・・何もいえない。
皆もあっけに取られている。伝説の古猫少将の名前が出てくるとは。ふむ?ふむ。
俺「飛行中の中佐の気を散らすことを考慮、通信は遠慮しました。念のため、整備班のゴットハルト中尉
に書類と時間の確認をして貰いました」
気遣いも配慮も念入りだわねw。怒りが収まってきた。やれやれ。
ミ「聞いてもよろしいかしら。どうやってガーランド少将に配慮を願えたのです?」
最大の懸案が消失したので、次の興味に焦点を移しましょう。
俺「ガランド少将とは、友人づきあいをしていましてね・・・。必要と思いましたので無理をお願いしたわけ
です」
はぁ・・・友人。頭がくらくらしてきた。
シ「なあ、ちょっと私も聞きたいんだけど、いいかな?」
ミ「いいわよ。もう、何も心配事は無くなった、とおもうし」よかったわ・・・。面倒ごとは勘弁。
シ「気になっていたんだけど、俺さんのそのジャケットは?」
そのジャケットがどうしたの?
俺「ああ、これですか?リベリオンのA-2とかいう奴ですね」
はあ。扶桑の軍人がリベリオンのフライトジャケットを? どこで盗んできたのw?
シ「やっぱりそうかー。で、それがなぜ俺さんの手に?軍の支給品だろ?」
きっと盗んだのよ。泥棒だもん。そう、大泥棒。ねえ、俺さん?
俺「ポーカー勝負でドミニカ・ジェンタイル大尉からせしめた物です。まあ、いろいろと・・・」
ミ「ジェンタイル大尉?? えーと、504だったかしら、確か?」 なにを不明瞭な・・・。怪しいわね。
シ「ふふん?ドミニカね、美人らしいよ〜。で?」
え?美人?
俺「いかさま勝負で」
ミ「はいっ???」
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 16:35:35.99 ID:gdQL4naV0
支援!
明日の朝の7時ごろ予約しようかな・・・
さすがに24日とあって予約でパンパンになりそうだな
今のうちに壁を作っておくぜ!
いかさま??イカサマ? なんて人なの!見損なった!
バ「軍人が、それも将官がいかさまとは・・・」
俺「やむなし、ですよ。香代君を寄越せ!といわれてはねえ」
は?? 寄越せって?
俺「将官が香代君に一目ぼれして、副官にしたいから寄越せ、と騒ぎ出しまして。それをジェンタイル大尉が
裏で助けてくれた、と。渡すわけにはいきませんから」
あらー。そりゃそうよね。でも副官が賭け事の対象って。酷いわ。
ミ「女性を賭け事の掛け金にするというのは、ちょっと、ねえ」
誰?そのバカ将軍。
バ「その恥知らずな将官の名前ですが、ここでだけの話で教えてもらえますか?」
あらら、彼女も怒ってる。誰だろう?
俺「ここだけ、ですよ。パットン、モントゴメリー、そしてロンメル将軍」
私の顔が硬直した。ロンメル将軍!アワワ・・・母国の星じゃないの!トゥルーデと思わず顔を見合わせる。
彼女の目も何時になく見開かれていて。シャーリーさんは身体を折って笑っているけど・・・。
シ「・・・ゲホッ ああ、あの狸! で、そいつらは何を賭けたんだ??」
狸・・・えーと?パットン閣下?まあ、いいか。そうよ、掛け金は?
俺「彼等の副官。いりません」
そりゃそうよね。カヨさんみたいなしっかりした副官がいるのだし。でも、あんないたいけな副官を賭け
にするってどういうことですか! さっきだってあんなにあなたを心配してくれた彼女を・・・。
ギロッと俺さんを睨みつけた。困った顔をしているけど・・・。説明しなさいよ。
坂「その・・ジェンタイル大尉だったか?そちらは何を?」
俺「あー。いや、まあ」
ミ「おれさん?ここまでいったんですからw」 さあ、白状しなさい!答えによっては!
俺「はあ。いいましょう。ゴッドフリー大尉を賭けると」
知らない名前。また副官?違うわね、階級が同じだわ。
シ「ぶわっはっは!・・・・あ、ごめんw」
ミ「シャーリーさんはご存知なの?その大尉を」
シ「wええw ジェーンはドミニカの恋人ですよww ヤツもウィッチです」
はあ???殴ろうかしら・・・。
ぽん、と美緒が肩に手を置いた。有難う、美緒。落ち着くわ。でも、そのまま押さえていてね。
俺「止むにやまれぬ事情ですよ。彼女、香代君と手を握り合って震えていましたし。」
そりゃそうでしょうよ!ムッカァー!
ミ「唯々諾々とその勝負を受けたと?」そんな人だったんですか!
俺「とんでもない!部下はモノではない」
やった人がなにを偉そうに・・・!
俺「将軍三人が加藤君に執着して決闘を始めそうになりましてね。ジェンタイル大尉と相談したんです。
あの三人をポーカーで撃沈しようや、と。そうしないとアフリカ戦線が崩壊しますよ」
え??将軍が お互いに決闘?
坂「ひびが入っては、まずいよな。それがさっきの止むに止まれぬ、か!」
連合軍が殺しあうことになるわね。
俺「で、一計を。でも、彼女達に説明は出来ませんから、怖がらせてしまった。悪いことをした」
ミ「他が人間を出したから、彼女も恋人を賭けるしかなかった、と?」少しわかってきたわ・・・。
俺「ええ。彼女達に迷惑を掛けました」
まったくよ・・・将軍ともあろうものが・・・。ジェンタイルさん、度胸あるわね。
私だったら、出来るかしら?いくらいかさまでも、絶対じゃない。ばれたら・・・・ね。
バ「で??」
トゥルーデが身を乗り出してる。
俺「勝負は一回。ディーラーは私がやることを条件にしましてね。
で、将軍三人は早々にダウンしてもらいました。二人でブラフ掛け捲りましてね。邪魔者は消えろと」
皆、爆笑。私も。裏がわかれば気が楽よ。それで??
俺「でも、ジェンタイルさんの顔が凄く微妙なんですよ。なので、そこでいかさまを」
なーる。あ、いま『さん』って。ちょっと・・・なんなのよ!この気持ちは!
俺「ショーダウンしたときは、一瞬焦りました」
ばれちゃったの?あ、それは無いのね。ばれていたら今頃は上官侮辱で刑務所でしょうし。
俺「どっちもストレートなんですよ。ランクで私の勝ち。イカサマで勝てました」
よくわからないけど、勝ったならいいわ!
シ「俺さんも悪だねぇーww」
悪い紳士だわ、ほんとww。でも、其処までして部下を守ったのね。
俺「否定しないよw。で、ずっと背後で二丁拳銃ぶっ放したりして暴れている将軍たちは放置して」
あ!パットン将軍でしょ!!
シャーリーさんをちらとみると、また腹を抱えて笑ってる。ロンメル閣下の事は聞きたくないわ・・・。
俺「ジェンタイルさんに、あなたの着ている服が欲しいなーと。当然受け取れました」
美人なんでしょうね!他の女が着ていた服を着ているなんて・・・。ああ、チクショウ・・・!
どっかの美人が着ていたジャケットをあり難がってこの人は・・・・チクショウ!
トゥルーデが、美緒と反対の肩に手を置いてくれた。有難う・・・。
坂「貰っちまえばよかったじゃないかw。その恋人とやらww 可愛いんでしょう?」
みーーーおーーーーッ!
バ「そうだな。そうしていれば、今ここにゴッドフリー大尉がいたわけだ」
トゥルーデ??? 思わず肩越しに見上げて睨む。なに笑ってんのよ。
ミ「そ・・・そうよね。なぜ服にしたのwww?」服でよかった。たとえ美人の恋人の美人の着ていた服でも。
ウウ。美人の着ていた服・・・。彼女達と何もなかったの?
俺「目に涙を溜めて震える姿を見て言えたら悪魔でしょうw?副官は香代君だけで十分です。でも、何も
受け取らないと、賭けになりませんし」
紳士でよかった♪ 悪だけどw。
カヨさん、大事にしてもらえていたのね。よかった。
バ「将軍たちの副官はどう断ったんだ?」
ああ、そういえばそうよ。ついて来ちゃうじゃない、3人纏めて。
俺「立派でしたよ。躊躇いなく一歩前に出ましたっけ。上司に心酔しているんですな。まあ、ちょっと
変わった将軍たちでしたがw。で、仕方ないので引き取りましてね、その場で原隊復帰を命じましたw。
男は要らぬと。戻された将軍達はまた喧嘩していましたね。嫌だいやだ加藤少尉がいい!!とかなんとか。
駄々っ子ですわ、ありゃ」
皆また爆笑。駄々っ子!ああ、くるしいwww!!!将軍3人、悪い人じゃないのかもw?
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 17:01:29.76 ID:Qh/L3bD00
支援!
最近このスレもまた活性化してきたな〜
俺もクリスマス編に手をつけるとするか
151 :
リンクス俺:2010/12/23(木) 17:04:21.96 ID:yVoHMc1z0
一覧表を作ろうと思ったけど、どうやって作ればいいかわかんね\(^o^)/
俺「将軍三人、その後の落ち込みようが尋常じゃない。虚ろに空を見上げて、涙しているんです。イヤハヤ・・。
香代君、しょげている将軍たちを見かねて『私を娘だと思ってください』って言いまして」
カヨさん。あなたはまともだと・・・思ったんだけど。肩の震えが止まらない。次は何?
俺「三人とも大喜び。『娘が出来た!』やら『孫が出来たら名付け親になる!』とか『いや!結婚相手
はワシが認めたものでなくては!』とかでまた決闘再開ですわ。ジェンダイルさんとゴッドフリーさんは
その騒ぎを完全に無視してキスしてるし。いやはや、激しいね、アフリカはw」
三人とものた打ち回った。シャーリーさんは床に膝をついてお腹を押さえてる。もうだめ、決壊。よかった!
ロンメル閣下。尊敬しておりましたのに。・・・・イメージが崩れきったわねw。
俺「そんなわけですよ。そんなジェンダイル大尉の厚意を忘れたくないんで、着ています」
厚意、ね?好意だったら許さないけど。いいわ!許可!!
でも。恋人が選ぶジャケットを優先してくれるわよね・・・。素敵なのを探すわ!
俺「彼女には、お詫びとお礼にスコットの・・・リベリオンのジャケットメーカーです、そこに特注して
替わりのものを贈りました」
スコットね、覚えておこう♪
ようやく笑いが収まった頃、リーネさんがコーヒーを持ってきてくれた。美緒が手配してくれたのかしら。
皆でコーヒーを啜る。ああ、問題が解決した後のコーヒーって美味しい・・・。あ、そうだった。
ミ「では、俺さんの今後の作戦参加は、現場で私の同意を得た上で、ということでお願いしたいわ」
俺「了解」
154 :
リンクス俺:2010/12/23(木) 17:07:59.94 ID:yVoHMc1z0
>>153自分の書いたss、まだ序章しか投稿してないけど
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 17:12:40.44 ID:gdQL4naV0
明日は盗撮した写真の整理でもするか・・・・
支援!
信頼しないわけではない。でも、何も解らないのは怖いから・・・。貴方が無茶をしそうで怖い。
判ってください。
次は・・・みなの前で言わないとならないのが恥かしいけど・・・けじめだから。はぁ・・。
ミ「それと、皆さんに聞いてもらいたいの。私と俺さんのことですが・・・ 」
私が言う、と俺さんが割り込んできたけど。でも、指揮官の責任です。
美「知っている。シャーリーもそうだろう?」
え”? 美緒とトゥルーデだけじゃないの?
シ「ああw。おめでとう、といっていいのかな?ミーナ中佐?」
えええ! 他には誰が・・・聴くまでもない、か・・・。
バ「よかったな、ミーナ。俺さん、頼みますよ」
顔が真っ赤になったのがはっきりわかる。俺さんの日焼けした顔も赤い・・・。
ばれていたの、ね。でも、みんなが暖かく笑ってくれている。
ミ「あ・・・ありがとう・・・・」
涙があふれてきてしまった。有難う・・・。でも、これは言わないと・・・。
ミ「でも、私が定めた規則は規則です。これはしっかり守ります。それを皆に聞いてh・・」
美「いや、それは違うだろう? なあ?バルクホルン大尉??」
明日の早朝3時空いてたら予約するか
クリスマス短編書かないとな
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 17:17:43.81 ID:gdQL4naV0
え?
バ「ああ、違うな!」
トゥルーデも?・・・私達、何を間違えたというの? 私、もうここに居られないの??
シ「ふっふーんw。ミーナ中佐!そんなに慌てないで。その規則とやらをよーく考えて?」
ミ「え? えと・・・基地内における外部男性との任務以外での接触は禁止 基地内における男性隊員との
親密な接触も禁止 でしょ?だから、俺さんと私は今後・・・」
三人が溜息を盛大に漏らす。俺さんはきょとんとしている。
美「なあ、ミーナ。わからないのかw」
ええ、全然わからない・・・。
ミ「・・・・・・ごめんなさい。全然わからないの・・・だけど・・・」
なんだか、一人だけ答がわからない小学生の気分だわ・・・あ、俺さんもそうだから二人かしら・・・あれ?
俺さんが気付いた顔をしている。なに?目で縋ったけれど、笑われちゃった。意地悪。
なんなのよー(;_;) 私だけ・・・わからない。
バ「しょうがないな・・・。ほら、外部はダメなんだよな?」
ミ「ええ」 外部よ、外部。
バ「俺さんは、仕事でここに滞在しているから外部だった?」
ミ「そうよ?」 間違ってないわよ?
支援
>>154 リンクス俺の1話2話3話…の一覧表を作りたいのだろうか
とりあえずどっか出来上がってるページを編集モードにして、wikiソースを見てどうやってリンクを張ってるか勉強するんだ
次にメニューから新規ページを作成する。ページ名は一度決めたら基本的に変えられないから注意
ほかに知りたいことがあったらヘルプ見るか避難所のwiki運営スレで質問してね
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 17:23:02.30 ID:RqaOQMVY0
>>154 リンクス俺 序章 のページを作り、文章を移す
↓
リンクス俺のページを目次にする
↓
[[序章>http(以下略)]]でリンクさせる
で何とかならんか?
バ「でも、ガランド少将の書類によれば、今日から俺さんはミーナの指揮下に入った、と看做される
よな?」
ミ「!!!!」 気付かなかった!もう、部外者じゃないのね! 俺さんも頷いている。
シ「ミーナ中佐。もっと規則は柔軟に考えなくちゃ〜。よかったね!」
ありがとう、皆・・・。また、涙が・・・。
バ「まあ、あれだな。隊内にての親密すぎる接触は禁止! これだけだな」
シャーリーさんたちにウィンクしてる。ぎこちないわねw。
美「それも違うなw。俺さんが『完全に』ミーナの指揮下に入るのは戦闘時だろ?普段は、俺さんの気遣い
でミーナの命令に従う形になっている。しかし、正式には?」
シ「あー。そっか。命令系統に完全には属さない。内部の人間だけど違う」
美「そう。だから、そうさな・・・戦闘中にキスだの何だのは禁止って事だな。はっはっは!」
あ・・・・。もう、美緒ってば・・・//////// ばか。俺さんと二人で真っ赤になる。トゥルーデとシャーリーさんも笑いながら頷いてる。
俺「皆さん、お気遣いと智恵を有難う。彼女を大事にしますから・・・」
ああ、恥ずかしい・・・。でも、嬉しい・・・。
シ「キス程度で我慢しなさーい。お二人さ・ん!戦闘中は遠慮してね♪」
また笑いが弾けた。もう、好きにしなさいw。 ****支援有難う。お待ちの方、どうぞ。 クリスマスクリスマスクリスマスクリスマスクソッタレ
乙!
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 17:26:43.68 ID:gdQL4naV0
乙!
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 17:27:37.93 ID:RqaOQMVY0
おっつー
乙!
>>161 >文章を移す
その発想はなかった なぜ今まで気づかなかった俺orz
乙
明日の予定分にいたるまでを確認。明日までに消化したい部分があります。
本日2100以降は、どなたか予約ありましたっけ?
あー。5分感覚投下として2時間弱の予定です。
んじゃ、21時からお邪魔させてください。100分+αの予定ですので、零時からの方には
迷惑かけないですむと思います。
とりあえず、飯と風呂と仮眠します。ではノシ
待ってる
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 18:42:41.15 ID:+OvvaxPwO
ほ
後5時間か……
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 19:02:58.63 ID:Qh/L3bD00
早く壁を作っておけよ、明日から二日間壁を殴る作業が始まるからな
つなぎに誰得SSを少しだけ投下してもいいですかな?
GoGo
いいんじゃないか
しかしすぐ壊れる壁を作って意味があるのか……
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 19:10:33.22 ID:PVXFidEDO
179 :
デリカシーのない俺:2010/12/23(木) 19:14:16.66 ID:Qh/L3bD00
じゃあいっくよー
前スレの600あたりからだったような気がする
ほんと誰得だよ
前回
ちょっと男として評価が低いな・・・
→しかたない、ちょっとばかしポイントをあげるためになにかやるか
→執務室でお手伝い、デスクワークもできるアピール
→ミーナに色々聞かれる
→美緒のことでミーナから脅される
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 19:16:11.05 ID:PVXFidEDO
私の支援は凶暴なのだよ
181 :
デリカシーのない俺:2010/12/23(木) 19:16:32.45 ID:Qh/L3bD00
〜夜、執務室〜
俺「ふう〜やっと終わった〜。デスクワークはあんまりだな〜。」
やっと書類がすべて処理をし終え、暗くなった部屋で背をうんと伸ばす
体が休息を求めて眠たくなっているが、さっさと飯でも食べよう
逐次芳佳が呼びに来てくれたが、あと伸ばしにしていたのだ
俺「なんか悪いことしたな・・・。しょんぼりして帰った姿を思い出したら心が痛んできた・・・。」
独り言を言いながら、罪悪感に胸を痛める
なぜだろうか、芳佳のああいう姿はこたえるな
うーん、あとで謝っておこう
182 :
デリカシーのない俺。支援感謝なのだよ。:2010/12/23(木) 19:21:47.58 ID:Qh/L3bD00
コンコン
俺「ん?どうぞー。」
ガチャ
俺「なんだ、美緒か。なんか用か?」
坂本「今までずっとやってたのか?あまり無理するなよ。皆が心配していたぞ。」
俺「今までかかってな。やっと全部終わったところだ。これでミーナも明日から多少は楽になるだろうしな。」
坂本「ふう・・・ミーナは今日はゆっくりできたそうだ。俺はこれからどうするんだ?」
俺「飯食ってから鍛錬。暇なら夜間哨戒でも行ってくる。」
いつものように軽く返すが、それに不満なのか美緒は顔を歪める
かわいい顔が台無しだぞっと言おうしたときに、ため息をつき呆れた表情になった
坂本「おまえな・・・。無理しすぎだ。普段何時間ぐらい睡眠をとっているんだ?」
俺「三時間くらい。慣れてるから大丈夫だ。それに寝るのが・・・ある意味怖くてな。」
坂本「さすがに少なすぎる。怖いというのは?」
183 :
デリカシーのない俺。いちゃいちゃほとんどないけどね:2010/12/23(木) 19:27:23.73 ID:Qh/L3bD00
俺「・・・あの時のことが夢に何度も出てきてな。それがたまらなく怖いんだ。だから寝たくないというのもあるのさ。」
坂本「ふっ、なら私が添い寝でもしてやろうか?」
俺「まじで?ちょっと頼むわ。今すぐベッド整えて、風呂入ってくるわ!ちょっと俺の部屋でまってて!」
坂本「ばっ、馬鹿者!冗談にきまっているだろう!」
ちょっとだけ期待してしまったが、それを逆手にとって返してやると、慌てて訂正をしてきた
別に添い寝とか・・・それぐらいはいいと思うが、俺の感覚がおかしいんだろう
それにしても慌てている人を見るのは楽しい
俺「期待させるような冗談いうなよ・・・。」
坂本「はっはっは!まぁ睡眠はちゃんととっておけ。鍛錬するのは本当にいいことだと思うが、体を壊しては元も子もない。」
俺「俺は・・・俺は強くならなくちゃだめなんだよ。俺の体は・・・。」ボソッ
坂本「ん?なにか言ったか?」
俺「いや、なんでもない。俺は鍛錬は一日も欠かさずやっててな。もう習慣の域なんでやめられないんだ。」
支援
185 :
デリカシーのない俺。支援感謝いたす。:2010/12/23(木) 19:32:48.26 ID:Qh/L3bD00
山に篭ってから鍛錬量を異常に増やした
その際骨が折れたり、熱をだしたり、倒れたりと色々とあったが、今となってはいい思い出だ
病院にかかったこともなくすべて自分の回復力だけでやってきて、ナイフもかなり扱えるようにした
そんな俺に対して美緒はまゆを曇らせ、神妙な顔をしている
坂本「前から思っていたが、俺はなにか生き急いでいるように思える。どうなんだ・・・?」
俺「(あながち間違いでもないな・・・。)」
俺「・・・少しだけ言っておこう。俺の家系は魔法力に衰えがこない系列だ。だが代々シールドを張ることができない。まぁそれはいいんだが・・・。」
俺「俺はそれに加え生命維持のほうに魔法力を回すことがあまりできない。限界で一般的なウィッチに比べ4分の1くらいだ。」
坂本「4分の1だと・・・?そんなんじゃ極限環境下ではとてもじゃないが無理だな。」
俺「だからさ、たとえ魔法力が衰えがなくても、歳をとれば俺の体は耐え切れなくなるんだ。」
支援
支援支援
188 :
デリカシーのない俺。支援感謝ですわ!:2010/12/23(木) 19:38:02.08 ID:Qh/L3bD00
坂本「そうなのか・・・。でも今でもおまえは普通に飛んでいるじゃないか。」
俺「いや普通に飛ぶくらいは大丈夫だ。だが音速を超えれば・・・少しぐらいは怪我をするだろうしな。」
俺「歳をとれば体が弱り耐え切れなくなる。つまり結局は引退せざるを得なくなる。ウィッチとしては・・・俺は欠陥品なんだよ。」
俺「だからその前に死んでいった奴の願いを叶えたいんだ。せめて・・・生きている間にやらないとやつらに合わせる顔がない。」
坂本「・・・そうやって生き急いでいたのか。一つ聞きたいが、俺・・・。」
俺「なんだ?」
坂本「それは、本当なんだな?」
俺「・・・・・・本当だと面白いな。」
坂本「・・・・・・・・・・・・・・・・・・はっ?今なんて言った?」チャキ
俺「いやだから、本当だと面白いな〜って・・・。」
ブチッとなにかがきれた音がした
189 :
デリカシーのない俺。:2010/12/23(木) 19:44:12.95 ID:Qh/L3bD00
坂本「刀の錆になるか、血を見たいか、どっちがいい?」チャキ
俺「どっちも一緒じゃねぇか・・・。お、おいやめろ!刀を抜くな!だれかー助けてー!!」タッタッタ
坂本はすらりと刀を抜き、ぎらりと輝く刀を構え、そんな美緒を見て怖くなってさっそうと逃げ出そうとしたが・・・
ドアの方に美緒がいるので部屋からはでられない
部屋の隅でなんとか叫ぶが、返事のない廊下から執務室にかけて閑とした感じが一層増すだけであった
美緒がゆらゆらと近づいてくる
坂本「俺!覚悟ッ!」ヒュッ
俺「うごあッッ!!」ドゴォッッ
ゴロゴロゴロゴロ―・・・
な、なんとか峰打ちで済んだようだ・・・・
だが、ものすごく痛い、熱い、裂けそう、泣きそう、
自業自得?知るか!
ものすごく痛い
しえーん
しえんしえんで8円 ケーキ買ってきた
192 :
デリカシーのない俺。支援感謝である!:2010/12/23(木) 19:49:21.22 ID:Qh/L3bD00
坂本「(馬鹿者・・・。心配しているのに・・・。)」チャキン
俺「いってぇ〜・・・。ひどいじゃないか、美――」
俺は・・・どうやら悪いことをしたようだ
俺に気づかれたことを知ったのか美緒は体を翻し、走ってドアを慌ただしくでていった
俺はというとまだ痛みのせいか起き上がれない
俺「あんな泣きそうな顔しなくてもいいのにな・・・。面白いだろ?ははっ、嘘だとよかったんだけどな・・・。ごほっ、あーいてぇ・・・。」
自嘲気味に笑う
悲しく部屋に響き、俺は少しだけ後悔する
美緒に心配させたくないとついた嘘が裏目にでたことは誤算であった
俺「ったく、暴力反対だぜ。」
もしもし解除された!これでどこからでも支援できる!
194 :
デリカシーのない俺。解除おめでとう!支援感謝。:2010/12/23(木) 19:55:14.84 ID:Qh/L3bD00
・・・さっきのことは真実だ
俺がウィッチとして欠陥品であると同時に反面、ウィッチとして有効な特性も持っている
しかし本当に飛べなくなると怖がっているのは歳をとったりすることじゃない
本当に怖いことは・・・俺の体はもう限界にきているのかもしれないことだ
生命維持があまりできないということは、ネウロイに対する体への影響に対抗できない
つまり・・・
俺「ははっ、悟られるわけにもいかねぇしな・・・。嘘ってのは〜なんて便利なんだろうな・・・。」
嘘となればそのことを疑うことすらしなくなる
俺は痛めた箇所をさすり、ゆっくりと起き上がった
月が美しく映え、海を照らしているのがわかる
だが正反対のように俺の心は淀んでいた
嘘を大切な人につくというのはなんと重いのだろうか・・・
195 :
デリカシーのない俺。:2010/12/23(木) 19:58:51.16 ID:Qh/L3bD00
まぁとりあえずこれで止めるよ
やっと話が進んだ気がするぜ・・・
明日はたぶんクリスマス用のやつを書いてると思うから投下はできないっす
支援してくれた方読んでくれた方感謝!
最近またスレが活性化する兆しをみせてうれしい
次回はやっともっさんとの絡みが入ってくるよ・・・
あまり期待しないでください
次のかたどうぞー
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 20:01:39.23 ID:PVXFidEDO
乙ーん
俺も明日空いてる時間あったら投下しよっと
ぅ乙!
乙!
乙!
本日最後の投下分、手直し終わったぁ。50分待機ぃ。
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 20:10:24.49 ID:4HyQP9Uw0
ああっす
やべぇ!PC規制解除されてる!やった嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ああああああああああ!!!!!!!
おめでとう!これがクリスマスプレゼントってやつか…
誰も投下いないならつなぎ行っちゃうよ?
ごー
21時までのつなぎって事で
ノイエ・カールスラント――とある基地――
春の陽気が満ちる中、輸送機の前で一人の男と少女が言葉を交わす。隣でその様子を見ながら初老の医師が微笑んでいる。
何も事情を知らなければいい場面だ。だが、男の着ている服はカールスラントの軍服。そして冷えるのか両手に白の手袋を嵌め、右腕を吊っていた。
ウルスラ「リハビリ、お疲れさまでした」
俺「ああ、ウーシュには感謝してもしきれないよ」
ウルスラ「私はやれる事をやったまでです」ニコ
医師「我々も同じです。どうか大尉、自分を殺し続けた7年を取り戻してきて下さい」
俺「ありがとうドクトル……ウーシュ」
医師に礼を言い、少女の手を握る。右腕が動く度、きしりと金属の擦れる音が鳴る。
ウルスラ「はい。俺さん」
俺「君のおかげで俺は腐らずに済んだ。ありがとう」
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 20:22:44.20 ID:Qh/L3bD00
待ってたぜ
支援だ
ウルスラ「いいんです…最後に、見せてくれませんか?」
俺「最後じゃないけど…いいよ」スッ
そう言って両手を合わる。ぱちりと電流の様なものが手の隙間からこぼれだす。
それを見る少女―ウルスラは眼鏡の奥の瞳を輝かせ、ほんの少しの笑みをのぞかせる。
俺「…ファーゼンヴバガン」ヂヂッ
電流を散らし、ぐっと力を込める。頭の中で式を展開、証明、終了。
俺「ウーシュ、目つぶって」スイ
ウルスラ「はい」スッ
目を閉じた事を確認してからウルスラの首に先程作ったものをかける。
紐の長さもばっちり。上出来、と心に思いながら位置を整え、目を開けるようにと囁く。
ウルスラ「…何の形ですか?月?」
俺「鮫の歯。研究室で要らないって言うから教授に頼んで貰ってきた…どう?」
ウルスラがついついと鮫の歯にガラスが絡み付いたペンダントを人差し指でなぞる。
その様子を見て少しドギマギするが、ふにゃっと笑うのが見えてほっと胸をなでおろす。
俺「君が無事でありますように」
ウルスラ「技術省は安全ですよ?」
俺「よく爆発するからね」ニヘッ
ウルスラ「俺さんもよく爆発させていたじゃないですか」ムス
俺「しばらく実験は出来ないからいいんだよ」
医師「大尉、そろそろお時間ですよ」パチン
初老の医師が懐中時計を閉じながら告げる。
俺「今行く。じゃあまたなウーシュ」
ウルスラ「はい、姉さまによろしくお願いします」
俺「魔法力接合の考案者だからな。必ず」
ウルスラ「俺さんお元気で」スッ
俺「ああ、またなウーシュ!」タタッ
支援
輸送機に駆け寄り、タラップを上る。もう一度離れたウルスラに目をやり、その光景を目に焼き付ける。
―奪われた祖国カールスラントとは違う温暖な気候、でも…俺は……―
操縦士「大尉?どうなさいましたか?」
俺「ああ…今行く!」
俺(この一歩が、祖国奪還に繋がるのなら…)
機内で発進を待ちながら軋む右腕を見詰める。
あの日失った希望。あの日死別した右腕。だが今、全ては還って来た。
たった一人の少女が全て取り戻してくれた。
俺「奇跡は、起こすものなんだ…そうだろ?ウーシュ」ニッ
最後のつぶやきはエンジンの轟音に掻き消され、機はロマーニャへと動き出した。
――――――――――――
――――――――
医師「行きましたか」
ウルスラ「はい。皇帝陛下直々の推薦を頂いて501統合戦闘航空団へ…」
医師「彼はよく耐えました。そして貴方も」ニッ
ウルスラ「私は手を差し出しただけです」
医師「頑なに手を払ってきた彼に貴方は希望を掴ませました…我々には誰一人として出来なかった」
ウルスラ「買いぶり過ぎ…です、よ」フラッ
医師「おっと、大丈夫ですか?…この一年程働き詰めでしたからね。少し休みましょう」
ウルスラ「いえ、ジェットストライカーの調整をしなければいけませんので…」
医師「駄目です。せめて一日だけでも寝ていただかないと」
ウルスラ「大丈夫です」フンス
医師「目が閉じてますよ……あ、もう」ヨッコイセ
幸せそうに眠る天使を抱きかかえ、春に霞む大尉の輸送機を眺める。
かつての英雄が7年を飛び越え、再び戦場に帰った…揺るがぬ鋼の意思を携えて。
医師「まったく、大尉の周りは頑固者ばかりだ」
区切りがいいのでここで。
ウルスラ√です。誰が何と言おうとウルスラです。待っててくれてありがとう!
某錬金術漫画のパクリですか?wwwと思った貴方!原理が多分違うから許して下さい…オマージュって言って頂けると嬉しいです。
すごくとろとろしたペースでの投下になると思います。もう一つ完結してないのに始めてしまいましたので
次回はトナカイが501で頑張ります。
それでは失礼!
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 20:41:49.29 ID:gdQL4naV0
乙!
乙ですた。今年もノーラッドは追跡するのかなぁ。
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 20:42:49.80 ID:Qh/L3bD00
おつ〜
乙乙
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 20:51:34.12 ID:gdQL4naV0
明日は男1人で過ごすクリスマス・イブ……
何だか知らないが、目から液体が流れてくるんだよ・・・・
隣にウルスラがいると思えって…
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 20:58:37.35 ID:CwESPcBBP
>>211 ああ、錬金術だったのか
正直何したのかよく分からなかった
分からなかったけどウーシュかわいいからどうでも良かった
とにかく乙
>>162からの続きです。お願いします。 では。
―その夕方 大浴場― 謎の語り部
改めて、湯船に漬かりながら語り合う隊員。居ないのはまだ仕事中のミーナ隊長のみ。
ハ「似合いのカップルだねー。ミーナも張りが戻ったよー。よかったよかった!」
坂「ミーナに聞かれるなよ!最近、気にしてるぞ?肌の張りと勘違いされると怖いぞw?」
ハ「ブハッ!少佐〜!でも、そうなのかもね ニヒヒヒヒ 年には勝てぬ〜胸の張り〜♪」
香「それってもしかして。私へのあてつけですか?お二人さんw??」
胸を張って詰め寄る香代。必死?に否定する二人。その背後に近づく怪しい影。
ル「隙ありっ!「キャァーーーーーー!」 おお!これはっ!」
シ「ほお?どうだ?「イヤァーーー!」 最終体験評価は??」
ル「比較的柔らかめ!「ヤメテェーーーッ!」素晴らしい揉み心地!手触り最高!大きさも体格からしたら!決定!特AA級!」
ハァハァしながら、そのルッキーニの背後に廻る香代子。さっと襲い掛かる。
ル「キャゥーーーーーーーーーーーン!駄目だよ!カヨォ!」
香「あらぁ〜ん。おっぱいソムリエさん自身はまだまだねぇ〜w フフフッ」
あーん!カヨに笑われたーー!と嘘泣きしながらシャーリーの庇護に入るルッキーニ。
投下も一区切りしたし避難所での問題を本スレの人も考えた方が良いんじゃないかな?
ふぅ…。
それはまた今度な
今はとにかく支援だ
ペリーヌがそっと香代子の傍から離れ、坂本の脇にくっつく。警戒モードに入ったな。
さもあらん。元祖淫獣を凌ぐ微笑を浮かべるカヨである。迫力が違う。
シ「扶桑人のわりに、特大だよな!カヨのは!」
芳「そうですかぁ? では私メも!行かせていただきます!」ワキワキ
元祖淫獣出撃。
香「へ? ぁ!・・・ああ・・・・ ぁん ダメェ・・・」
ハ「おお!悲鳴ではなく艶声!さっすが!宮藤!師匠!もっと鳴かせろぉ!」
スカパーン!と頭を殴るバルクホルン。
リ「気持ちよさそう・・・芳佳ちゃんったら////」 もの淋しげである。
リ「私の、もう飽きちゃったのかな・・・ぷにぷに」 ただの新物好きの淫獣だ。
開放されて、ハァハァと息をつく香代子に坂本の追い討ちが掛かる。
坂「年頃は感度がいいな!はっはっは!!艶っぽかったぞ!香代!」
エ「じゃあ、坂本少佐も、ミーナ隊長も、感度いいんダ!」
横でサーニャがエイラをツンツンつついている。エイラの目の輝きに気付いたらしい。
坂「そりゃそうだ!女は年を取るほど魅力が増す!ウィッチは特にそうだぞ!」
エ「じ ジャア!私もサーニャもこれから・・・?」
互いに顔を見合わせて真っ赤。何を考えている。
坂「そうさ!魅力的な女性になる!みんな、な!今から女を磨いておけよ!」
バ「少佐も磨いているのか。どんな風にやればいいんだ?」
お前は石鹸とボディタオルを論じそうで怖い。
坂「人それぞれだろうな。料理、勉強、趣味。どれをやったらよい、というのは決まって
いるものではないぞ!なぜかわかるか? 宮藤!ワキワキはその辺にして、答えてみろ」
芳「ハイッ! えーと、すみません。質問を聞いていませんでした」
全員爆笑。坂本に頭をグリグリされる宮藤。考えて指名しろ、少佐。
バ「一般的なことを学ぶだけではなく、突出した得意な分野を持て・・・ということ かな?」
宮藤の窮地を救うことは特技だ。先ほどの発言を撤回しよう。
美「おお!そのとおりだ!」
周りが感心した目で見るので、照れるバルクホルン。
ハ「トゥルーデ、やるじゃーん!」
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 21:11:49.71 ID:KG5XbUoO0
,,. -─‐ ''"´ ̄ `ヽ
,. ‐'´ \
/ ,リ
/ ,.ゝ
! // 〈
| /⌒>yヽ fr'"'、 }
| , ' ´ ('´ `ー'´ l ノ
│ / ` レ' 今日、食堂でエマ中尉の髪型の話題で盛り上がった。
| (._ | 全員一致で亀頭をイメージしていたらしい。
| / -─- 、._ __,..ヘ! 隅の方で味噌汁を啜っていた
| r‐、 { ーヮニニ`ー' 〈ゥニ'‐.| ジャマイカンも吹き出していた。
ヽ | ,ゝ| ! ヽ、 | 食堂を出ると、エマが顔を真っ赤にして
} ヽ(、Ll r:ン' l 青筋立ててこちらを睨み付けていた。
{ ! { { /`ーi _,. -─‐ァ l  ̄ ̄`! 勃起したソレをイメージしてしまい
,ゝト、ヽ{ { `ー-- ' ,' | 吹き出しそうなのを必死に堪えていたのだが、
i( ヽミ`ヽ ヽ、 ー l 横でカクリコンが腹を抱えて大笑いしていた。
. | `'''┴-- 、.._ `''‐、 ,!、 亅 強烈なプレッシャーを感じた俺は、
| _____ ̄ ̄~ヽ` ー-r-‐ヘ ヽ く´ すぐさまその場から逃げ出した。
. ! |=<>=<>=| ト、-、r=ニ⌒ヽ.) ヽ 後ろの方で、カクリコンの
_,r=ゝ、  ̄ ̄ ̄ | ヽ. \ `ヽ } / 「前髪は抜かないでくれぇ」 という断末魔が聞こえた。
`ヽ ー-----‐‐┴、 } ヽ レ',ノ./`ー- この日以来、誰もエマの髪型の話をする者は居なくなった。
誤爆すまん
坂「年頃になれば、男には、女は花の様なものらしい。ペリーヌが育てている花だ。咲けば
自然とよってくる」
パッと顔を輝かせるペリーヌ。ちゃんと坂本が見ていていてくれてよかったな。
ハ「ああ、蜂とか蛾とかカナブンとか」
ペリーヌが睨む。害虫のほうが多い。男は害虫か。
坂「でも、表面を化粧してもな?夜になれば素顔を見られるわけだ。何時までも隠せるものではない。
でも、教養はそれと逆だ。自分が自信を持てる、そういう分野を持つものは、内面から自然に輝く。わかるかな・・・。
偽りの魅力でない、本当の魅力となる」
みな、真剣に聞いている。
坂「そういう魅力があれば、軽い男は近寄らん。ま、私だったらそんな軽いのは一刀両断、 刀の錆にしてくれるが、なw」
周囲爆笑。この人は本気で殺る、と皆が疑わない。
サ「では、相手選びはどう考えたら・・・よいのでしょうか」
びくっ!とするエイラ。どうした。
坂「そうだな。相手から好意を寄せられることもあり、自分が惚れて、相手を攻める事もあるだろう。共に言えるのは、
どれだけ、互いが相手を真剣に考えられるか、自分だけを見てくれるか、そして、・・・・自分を犠牲にしてまでも、・・・・」
坂「自己犠牲。そこまで考えてくれる相手なら、一生添い遂げる相手にはふさわしいんじゃないか、と思う。
自分が相手に向ける無償の奉仕・・・無私無欲に・・・」
坂「無私無欲が自然とできる相手と逢えるなら。そして相手もそうしてくれるなら・・・な」
静まる大浴場。坂本が考えながら喋る言葉は重い。みな、言葉の意味をそれぞれが考えている。
リ「・・・・愛情だけでなく、心から尊敬できる相手・・・でしょうか」
坂「互いに、な・・・。求めるばかりでは駄目だし、求められるがままに与えるのも駄目だろうな。なあ、バルクホルン?お前、
ただ一言こう命令されたらどう感じる?『国のため死ね』と」
沈黙が風呂場に満ちる。軍人担ったときに誓う言葉には『国家と国民のために』とある。
バ「・・・従うが。でも、心の中では、私は妹のために死ぬ・・だろうな。仲間のためでもいい。それなら行く・・・よ」
坂「その気持ちが愛、だろうな。私も、そう思わねば出来ない。皆も、大事な人のためだから危険でも戦えるんだ・・・」
ル「ねーぇ!シャーリー!難しくてよくわかんなぁーい!」
もうすぐわかるよ、嫌でもね、とシャーリーが優しく囁く。そのときは相談に乗るよ。楽天女の聖母モード。
シ「ミーナと俺さんを見ているとさ・・・互いに大事に思っているのがはっきりわかるよな」
バ「ああ。二人とも、相手を尊敬している・・・そして守ろうと必死だ」
ペ「ミーナさん、本当に愛されていらっしゃる・・・」
香「わたし、俺さんに告白して振られてから・・・」
またその話か。
香「最初はさっさと転属願いを出そうと思ったの。やりにくいもの。でも、俺さんがそのことを引き摺らない人と
解ったら、考えが変わって。あの人がどういう人を選ぶんだろう、って。昔の恋人のことは知りませんけどね。
きっとその人以上の相手を選ぶだろう。それを見届けて、と思ったの。ミーナさんってやっぱり凄いわねー。
大満足!あ?そのミーナさんを落としたおれさんもすごいのか?な??あれ? ま、どっちも凄いってことだわw」
笑いが渦を巻く。この立ち直り、切り替えの早さは自己保身かも知れんな。
ハ「えー!一生独身の可能性もあったのに!」
危険性はまだ残っている。結論を急ぐな、ハルトマン。
香「あは。賭け、よ。賭けに勝ったんだから、私は運がいいの!きっといい相手見つけてやる!」
胸を張って頷く香代子。楽天性はイェーガー大尉と同等と見える。胸を揺らすな。
バ「他の将軍が副官に引っ張ろうとした時にも賭けに勝ったんだろう?」
香「あ!ご存知だったんですか!ええ!あの時は本当にどうしようとおもいました!俺さんは凄いんです!
助かったわぁ」
某三人がアイコンタクト。真実を知らないことも時には必要だ。
ハ「誰にスカウトされたの??」
バルクホルンの顔だけ引き攣る。自滅。シャーリーはニタニタして次の言葉を待っている。
香「アフリカでね、えっと、パットン将軍、ロンメル将軍、モントゴメリー将軍」
リーネが咽る。うゎー!と歓声があがる。生ける伝説の名前だ。
リ「おじ様殺しなんですね」
キャーと照れる香代子。認めてどうする。
ハ「リーネェ、おじ様の魅力が解ってるぅ!」
リーネには通じる痛撃。真っ赤になって鼻までお湯に潜水。まあ、いろいろあるさ。
香「給料はいいって言っていたけど。だーれがあんな少女趣味のヨボヨボ爺さん!絶対イヤだっての!
でも、俺さんとの勝負に負けて、大荒れしてね。拳銃ぶっ放すわヤケクソでサロンぶっ壊したの。
泣きながら。で、あまりに哀れで養女になってあげて収まったわ」
周囲は爆笑。アフリカの英雄3連星の立場が危うい。
エ「あれ?養女?三人も?扶桑にも本物が一人いるダロ?」
香「建前よ!建前!落ち着かせるための方便!そしたら、孫がなんだの結婚相手はワシが決めるのって!
また決闘始めるやら泣き騒ぐやら!俺さんみたいにクールじゃないの!熱すぎんのよ!」
また爆笑が起こる。3連星の栄光は地に落ちた。
香「俺さんと違って、若い美女が手当たり次第に大好きなのよ!どーしたもんだか、まったく!指揮下に
いるウィッチ全員を娘であり恋人としてみているのよ!あ、私はウィッチじゃないけどw」
英雄3人の真実の姿。ドサクサ紛れに何やらアピールしていなかったか。
ペ「もしかしたら、それが目的で将軍になったのかもしれませんわね」
少なくとも原動力にはなる。
ハ「そうなの?じゃあ、私がアフリカに行ったりしたらー?」
香「ええ!間違いなく!」
ワーイ、と喜ぶハルトマン。物好きもいたもんだ。
坂「いい相手が見つかるさ。男の趣味はいいのだからな!ハッハッハ!」
ナイス。これ以上香代子がなにかいったら、後々問題になりかねぬ。既に遅いのかも知れぬ。
ソウヨネーソウデショォーときゃっきゃ喜ぶ香代子。逞しい。
サ「・・・・やっぱり、坂本少佐も・・・俺さんのこと好きだったんですか?」
この娘は儚げな癖に、時々爆弾発言するのが怖い。
坂「おお!そうさ!アレだけの男だ。惚れるなってのが無理!でも、ミーナを選んだしな!大満足だ!」
サ「坂本少佐って・・・やっぱり素敵です」
ぺ「でしょう??」
ペリーヌ、安堵+少佐への敬愛でほんわかぱっぱである。
横でエイラがぶくぶくと潜行。気付け、サーニャ。別の世界の住人になるぞ。
芳「ハァ・・・・私も頑張らなくちゃ・・・」
リ「大丈夫だよ。二人で頑張ろ!ね?」
バ「縁は異なもの・・・・か。本当だな」
避難所を急いで見てきたけれど、投下中のコテ、邪魔なのかな。
俺の書き方が気に入らない人がNG登録しやすいかと思ってつけているんだけど。
それとも、コテの前に余計なことを書きすぎたのか。
このまま続けていいのかわからなくなった。
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 21:41:45.90 ID:CwESPcBBP
投下中は良いんだよ
投下以外のときが問題
だよな
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 21:41:59.52 ID:RqaOQMVY0
問題視してるのは投下以外のコテじゃね?
投下時以外のコテと過度の馴れ合いを嫌がる人もいるって事
現在投下中。だから平気だと思うけどね
とっくの昔に馴れ合い板化してるVIPで馴れ合いすんなって言われてもねぇ……
未だに今の板の空気に慣れない古参VIPPERが自治りたがってるだけにしか見えないな。
俺も投下以外の時に外していれば問題ないと思うぞ
俺も以前、てかその時はそれなりの人が付けてたけど、すぐに誰もやらなくなった
今考えると恥ずかしい事してたなーと思う
前スレでの投下開始後、かちゅの名前欄をそのままにして投下以外のレスをした覚えが
たしかにある。 後で他の人のIDでコテー名無しに気付いて、使ったり消したりするように
したんだ。まずったな・・・。
もう、やめようか。新参が雰囲気を悪くしても申し訳ない。
投下する奴は正義だ やってくれ頼む
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 21:51:51.40 ID:dKz2rp8kO
次から気をつければいいんじゃなイカ
まあ議論は避難所の運営スレで
>>232 気にしないで(ってのも無理かもしれんが)続けてくれい
途中で投げるのは一番あかんぜよ
頑張ってー
了解 ちょっと空気吸って落ち着いてから。少しお待ち下さい。ごめん。
244 :
喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/23(木) 21:55:47.58 ID:+pKbLwNW0
俺は投下以外でも付けててよろしいかね
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 21:57:15.49 ID:RqaOQMVY0
とりあえず今投下してる奴も喉だとややこしいから
なにか名前考えてくれい。トリはそのままでいいから。
お前さんはもともとのVIPコテだから平気って話になったんだが
それを嫌がる人がいたのも事実であって…難しいなこの問題
VIPコテだしいいんじゃね?
お前さんの事うざがってるのが避難所でぶーたれてるけど
NGできるよう、投下中はつけ続けることにします。
***
―仲間― まともな語り部
その後の夕食の席で、みなが揃って着席したとき。
バ「加藤少尉 起立!」
香「あ、ハイ!」
なに?なにが始まるの?とざわめく室内。
バ「テーブルの上座に行ってくれ」と指示。香代子もそれに従う。
バルクホルンも歩いていき、ミーナの横に立った。
バ「ミーナ中佐、起立してくれるか」
不審顔でミーナも立ち上がる。
バ「本日の戦闘で、新たなエースが生まれた。加藤香代子少尉。累積撃墜6!おめでとう!」
パッと香代子の顔が輝いた。
それね、とミーナも微笑む。テーブルで拍手が生じた。
バ「これは、我々からのお祝いだ。私の中古で済まないが受け取ってくれるか?」
取り出したのは鉄十字勲章。ミーナがそれを受け取る。香代子は真っ赤になってアワアワ言っている。
しーえん
>>244 前作でも付けてたんだし、今更気にする事ないと思うぜ
ミ「おめでとう。加藤香代子少尉」
感激した面持ちで頭を下げ、リボンを掛けてもらう香代子。
顔を上げると、一段と激しい拍手で部屋は満たされた。ミーナとバルクホルンの二人と握手を交わし、
キチッとした敬礼で皆に応える。
「ブラボーーーーーーッ!!」とルッキーニ。ヤンヤの称賛の言葉がそれに続いた。
胸の勲章に両手を当てて、嬉しそうにお礼を言う香代子。その紅潮した笑顔に温かい目を注ぐ俺。
目を留めたミーナの微笑が深まった。
バ「続いて皆に報告。特別義勇航空戦闘第5011部隊が本日設立された。番号から解ると思うが、この501
統合戦闘航空団に属する部隊だ。この部隊のマークが決まったので、披露する。隊員は、俺少将と
加藤少尉の二名。共にエースだ。では」
壁に立てかけられていたベニア板を持ってくる。それに描かれていたのは、髑髏の下に交差した♂マーク。
髑髏の額?にあるのは、501の箒の印。
また、みんなから歓声と拍手が起きた。
********
この後は退屈かもしれないんで、イラネという人は後で纏めて読み飛ばしてください。理屈っぽいんです。
―食事の後―バルクホルン視点
食事が終わり、皆コーヒー/紅茶を談話室で楽しむ。私は紅茶を選んだ。心身ともに安らぐ夜には
紅茶がいい。警急任務のときだけはコーヒーだが。
ふと、思いついて少将の横に腰掛ける。反対側は(少しの距離を置いているが)ミーナが座っている。
バ「俺さん、ちょっとお聞きしたいんですがよろしいですか?」
俺「はい。構いませんよ、トゥルーデ君。気楽に話してください」
ミーナがクスリと笑う。解っているんだが・・・なあ?
バ「ええ・・・。了解。スピットに乗っているときのコールサイン、マリアですか。あれは?」
俺が、ちょっとバツが悪そうにミーナを意識した。おや?
俺「昔から、使っていたので。もう21年ですかね。染み付いてしまっていました・・・」
ある意味、答えになっていない。ぎこちなさは感じるが、拒否ではないだろう・・・。
バ「女性的なコールは珍しいでしょう」
ミ「トゥルーデ・・・余り詮索みたいなことは・・・」
バ「・・・すまなかった。今の質問は無かったことにしてください」 話題を変えよう。すまなかった・・・。
バ「戦闘機動ですが、何手先を考えているんですか?射撃時間も短く、すぐに変針していましたね」
ミーナが、話題考えなさいよ、という顔をしているけど。いいじゃないか。
俺「ああ。エーと・・・4手、位かな?」
ほお?ミーナも身を乗り出してきた。
俺「相手が人間、我々人類だったらもっと苦労するでしょう。とっぴな思いつきの行動をしますから」
ミ「ネウロイは?」
俺「戦術は、下の下ですね。それでも、昔に比べると複雑なことをするようになりました。でも、単純です」
バ「そうですか?」
俺「基本は、数と武装のごり押しですよ。最近、ようやく陽動だの、時間差攻撃だのをやりだしていますが」
ああ、そうなのか。少し軍学校でも習ったな。過去のことなので余り身を入れて覚えなかったけども。
坂「要するに、バカの一つ覚え?」
俺「それに近いですねw。今日の攻撃もそう。私が敵側なら、間にもう一つ小型編隊を組み込みます」
ミ「そして私たちを足止めして、時間差で大型を首都に突入させた?」
俺「敵の目的はそれですからね。ウィッチ隊と殴り合いが目的ではないでしょう」
ああ!とみなが頷く。
俺「また、用兵もそうです。ウィッチ隊は彼らにとっては邪魔な存在。でも、彼らは一つ有利なことがある
のに、それを生かそうとしていない」
しえんペロペロ
支援
バ「・・・戦力差 かな?」
俺「ええ。ウィッチ隊は数に限りがあります。甚だ・・・」
ミ「縦深戦力・・・が不足ね」
ああ、人数が少なすぎる。確かにそうだ・・。一方、奴らは・・・底なしの兵力があるらしい。どこから出して
くるのやら・・・。
坂「攻撃を小出しにしているから今は何とかなっているな、ふむ」
俺「敵がそれに気付かないことを祈るばかりですよ・・・・。まったく別の発想の攻撃もありえる」
重い空気が周りを包む。一大攻勢をかけられたら・・・突破される。
ミ「空戦での注意点は?」
話題の転換は、さすが気配りのミーナだ。
俺「ちょこまかと動き回る、広範囲な攻撃指向。この二点は通常機で戦闘戦闘するのに不利。なので、
相手に機動を読まれないように注意する。ストライカーユニットの機動力が羨ましい」
バ「通常機のそれと比べると、我々の動きはネウロイに近いですね、ホバーも出来る」
俺「そして横方面を攻撃することも出来る。通常機は前しか撃てませんしね」
バ「射撃はどうなんですか?あの射撃は一体?」
256 :
喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/23(木) 22:20:50.52 ID:+pKbLwNW0
出来るだけ馴れ合いは控えることにする、だからコテを付けるのは認めてください。
それでも俺がうざいと思う奴はNGにしてほしい、NGにすれば気にする必要も無くなる。
支援ぷにぷに
俺「格闘中に相手の癖を知ります。それが解ったら、ここに飛ぶだろうと判断して一連射」
簡単にいってくれる。
バ「機動中だと、発射時の加重で弾道も大きく影響されますね。それも?」
俺「ええ。プラスGだと下方に。マイナスGだと上へ。それは実験して覚えます。真上・真下にちかくなると、弾道は
自分から見て『上』に上ずります」
なるほど。それで最初の夜に撃ちまくっていたのか。でも、機位をひねりまくっているから判断が大変
だろう・・・。
坂「スピットファイアの7.7ミリでは非力ではありませんか?」
俺「銃の丁数で威力相殺できます。出来たらM2の12.7ミリ、リベリオンのアレが欲しいですね」
シ「ああ、あれかぁ。あれを同じくらい搭載して?」
俺「ええ。搭載は・・6挺位が限界かもしれませんが、あの弾道は魅力的です。弾速が早いから落差が少ない。弾頭重量も
7.7の4倍近く。装弾数は多い。使えると思いますよ?」 (※弾種弾頭重量についての資料がなく、通常弾での計算です)
坂「でも、アレは確か爆裂弾頭は使えませんが」
俺「ウィッチ隊と違って、一発が与える打撃は少ないですからね。ならば、敵が修復し終わらないスピード
で、トトトンと当ててコアの破壊を目指します。99式の爆裂弾は、一発の威力は凄いのですが続けて当てる
のが我々には難しいんですよ。携行弾数も少ないですし。この銃と弾薬は、ウィッチーズ隊の
使い方に適するでしょう」
坂「ああ、発射速度も弾速も遅めですね。その割りに弾頭が重いのでションベン弾になるし」
支
260 :
リンクス俺:2010/12/23(木) 22:26:46.23 ID:yVoHMc1z0
ミーナが顔を赤くした。そのくらいの男性表現で軍人が赤くなってどうする。しかし、実に合理的に考えて
いるな。魔力がない分をどう補うかよく考えている。実に合理的だ。
シ「効果的な練習は?」
俺「最初にクレー射撃を覚えることです。偏差射撃の基本です。あとは、自分でアクロバット飛行中に
実験して、覚えていくことでしょう、かね?」
シ「でも、クレーって後ろから撃ちかけるのばっかりだろ?それなら皆わかってるよ?」
俺「ああ、それはトラップです。スキート射撃ってのがありましてね、これは半円の弧に置かれた射台から
左右に飛ぶクレーを位置を変えつつ撃つので・・」
シ「ほー。真横からも撃つわけ?」
俺「そうです。戦闘機の射撃訓練では、真横はやりませんよね。命中率が悪いから、と。でも、必要な時も
あります」
シ「なるほど!」
ミ「・・・一連射して、すぐに位置を変えるのね?結果を見届けたくなりません?」
俺「それを見届けようとすると落とされます。外れても、次のチャンスがある、と軽く考えるべきです」
坂「俺さんと同じやり方をしたら、ロンドン防空隊のスピット隊も戦果を上げることができますか?」
俺「うーん・・・。二機編隊で、お互いに気心が知れたチームなら・・・」
ああ、あの動きに僚機がついていくのは至難の業だ。
んにゃー!投下中以外は…って返事だしいイカ
俺「一番よいのは、あくまでも時間稼ぎに主眼を置くことでしょう。撃墜できずとも、自分も落とされない。
落とされたら、お仕舞いです。高速での一撃離脱、またそれを繰り返す」
皆、同意。そうだ。生きて還り、また出撃することだ。
ミ「時間を稼いでおいて、適宜ウィッチ隊が始末する、わけですね」
俺「そう。それしかない。取り囲まれてしまったら、単機に別れ、闇雲に機動して撃たれないことだけ考える。
それでも、その間敵の数機は引き付けられる。ウィッチ隊の負担も減る」
ふむ・・・。消極的とも取られるが、現実には最良だろうな・・・。通常機パイロット達の損耗を思い出して
私は溜息をついた。惨いとしか言いようが無い。
坂「その時間稼ぎ戦法は、既に上申されたので?」
俺「ええ。防衛航空隊にも伝達されたのですが。余り効果は・・・」
バ「何か問題が?」
俺「男の、・・・本能ですよ」
解らない。
ミ「・・・・ウィッチを守ろうとして・・・無理をしたの?」
俺「ええ。きっとそうです」
俺さんが顔を伏せた。
俺「恋も知らない、本当なら青春を謳歌すべき乙女たちが血を流している。それなのに、自分は」
シン・・・と静まる。
俺「その乙女を守るべきが『男』。それなのに、役に立たないと・・・。悩んで・・・」
俺「『男』の『矜持』が保てない。騎士道、武士道。同じです。戦闘中にそれで無理をして・・・」
俺「男は、女性の出来ないことをやるべきだと。女性にしか出来ないこと、とはなんでしょう」
ミ「・・・子供を産み、そして育てる・・・」
俺「・・・男は、その女性を守るべき、家族を守るべきと考える・・・」
俺「役に立とうと、少しでも役に・・・と。傍観者でいられない。だから、体当たりしても敵を屠るものも出てくる」
ああ・・・・そういう噂は耳にしたことがある。勇敢だと思ったが、今、そのパイロットの気持ちを思うと複雑な気持ちがうまれる。
少将が顔を伏せているのは、泣いているからだろうか・・・。
ミ「私たち、沢山の人に護られているのね・・・」
俺「その言葉、皆が喜びます。皆・・・満足して眠ってくれます・・・」
スピットで上空から強襲をかけた二人の姿を思い出した。彼も、その一人なんだ・・・。私達を護るため。
香「俺さん、今日は特に気合が入っていましたよ。必死に追従しましたもん。少しは僚機に心を配って欲しい
もんですわw!」
加藤少尉がミーナの肩に手を触れながら言う。哀しい空気が押し流された。
俺「すまん。もう、鶏も鷹に育ったと思ったんだよ。少し早かったかな?」
ハ「コケコッコー!w」
ル「ココケコー!w」
爆笑。
ハ「俺さん、ミーナだけ護ろうとしていたのw? ひっどーい!か弱い私を護ってくれたって感激していたのにーぃw!」
ミーナが真っ赤になる。廻りもひどいだの信じていたのにとブーイング連呼。お前らなあ・・・?
まあ。私も実は興味があるw。
俺「いやいや!区別はしていませんよ!あの状況では無理でしょう?」
ほんとにーー? どうだかなぁ、と冷やかしの声が大量に発生した。ふむふむ。まあ、本音はな?
香「背中に目がついている俺さんに、それは無いでしょうww ちがったかなーw?」
サ「・・・一番先に撃墜されたのは、確かミーナ中佐を狙っていた敵機でした・・・」
止めを刺されたな。少将も顔が赤い。ミーナも赤い。仲がよいw。
香「私が皆さんを護ります!任せておいて!」
ワーイ!と皆が喜ぶ。完全に仲間になったな。さて、そろそろ少将を助けるか。
バ「あの時、一番危なかったのがミーナと横にいたハルトマンそしてサーニャ達だ。助かったよ」これでよし、と。
エ「エー!私には当たらない!だからサーニャも大丈夫ダ!」
そんなに口を尖らすなw。
バ「その分、ミーナとハルトマンに攻撃が集中するぞ?やりにくい相手より、だろう?」
エ「あ、そッカー!サーニャには指一本触れさせないんダ!安心しなよ、サーニャ?」
こいつは通常運転だな、いつもそうだが。
ハ「エイラまで!私は誰が護ってくれるんだー!ああ!白馬に乗った王子さまはどこー!」
エーリカ、お前は一生騒いでいろ。
エ「ササーーーニャ!わたたたしがサーニャを守るんだ!」
リトビャク少尉に手を握られて興奮したのか。・・・やれやれ。ビシッと決めぬか!まったく・・・w。
ペ「ハルトマンさんの場合、白馬の、ではなくて『じゃがいも』に乗った王子様かもww」
ハ「ブハーーーーーーー!でも、それなら食べれるねッ♪」
全員爆笑。
おや。ミーナが少将との距離を縮めた?膝が近いぞ。ふふ・・・w。いいもんだな・・・。
シ「なぁ、ミーナ隊長。クレー射撃の練習をやりたいんだけどさぁ?」
ミ「ええ、シールドを使うことも少なくなるかも。そうすれば疲労も減るわ。本部に要請します」
小型機に対しての無駄弾も減らせそうだな、ふむ。浅い射角はともかく、深い射角で撃って当てることが
出来るなら・・・。そうだ。時間の節約にもなる。
シ「やったぁ!有難う、ミーナ!」
新しいものに抵抗感を示さないのがイェーガー大尉のよいところだな。ふむ?私もやってみよう。
***********************************************************
今日はここまでです。
明日は、クリスマスですので、まあ、なんです。意識していなかったのですが、タイミングが偶然
合いました。人智の〜でありますw。
ご支援有難う。また、励ましてくださって有難う。
では、ロムに戻ります。明日20時に。
お次の方、お待たせしました。
支援なのなの。
乙ダナ。
乙
よく年齢ネタにされるけどミーナさんまだ十代なんだよな犯罪だぜ小将……
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 23:01:36.11 ID:PVXFidEDO
乙ーん
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 23:04:32.79 ID:yVoHMc1z0
乙です。
自分のSSをwiki編集してみたんだけど、おかしくないかな?
乙ー!
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 23:05:42.34 ID:9eO+2BPt0
乙乙
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 23:06:23.29 ID:RqaOQMVY0
行間の隙間が若干あるせいでAAがなんかすごいことになってる。
それ以外は問題ない。
>272
どれ?
ごめん。書き忘れ。12くらいの投下になると思います。なので、20時〜21時ちょっとの間ですか。
よろしくです。
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 23:07:58.75 ID:yVoHMc1z0
>276リンクス俺一覧って言う奴です、言い忘れました、すいませんorz
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 23:09:21.16 ID:PVXFidEDO
明日は予約多そうダナ
予約表的なのを作った方がいいかもね
03〜、07〜、12〜、16〜、20〜21+ だったっけ?
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 23:14:44.08 ID:yVoHMc1z0
>281ありです、すぐにやってみます〜
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 23:22:37.11 ID:qsXkHv6j0
突然だが今日耳かきしてもらったらめっちゃ気持ちよかったんだが
耳かきをネタにして誰か書いてくれ
284 :
喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/23(木) 23:24:22.82 ID:+pKbLwNW0
少しだけ投下してもよろしいか
>282
見てみた。
よかじゃないですか。
おつかれさま
もうすぐフランカちゃんたんじょうび
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 23:26:01.62 ID:T3K1iFfpQ
>>280 じゃあその後に予約
クリスマス関係ないし壁殴る要素も無いから季節ネタの人いたら譲るけどね!
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 23:27:13.45 ID:dAIeeugx0
>>283 そのうち書く予定
投下は来年になりそうだが
289 :
喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/23(木) 23:27:54.79 ID:+pKbLwNW0
大丈夫なようなので投下、前スレ
>>934から
それからしばらくして飛行艇が降りて来た。小隊長であるミーナと坂本が出迎える。
「遂にお出ましか」
坂本は少し皮肉っぽくそう言った。
ミーナは無言で飛行艇を見つめていた。
そして降りて来た飛行艇から1人の男の子が出て来た。
「はじめまして、ミーナ中佐、坂本少佐」
男の子は流暢なブリタニア語でそう言った。
「俺中尉ですね?歓迎します」
ミーナはお辞儀をして歩きはじめる、坂本もそれに続く。
『やれやれ、あんま歓迎されてないのかね・・・』
ミーナの雰囲気から感じ取ったのか男の子はオラーシャ語で呟いた。
「ん?何か言ったか?」
坂本が振り返り男の子に尋ねる。
「いえ、なんでもありません」
そう言うと男の子は2人の後をついて行った。
行け行けー投下じゃー
291 :
喉2 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/23(木) 23:29:36.27 ID:+pKbLwNW0
「みなさん、今日から新しく入る補充要員を紹介します」
ミーナは小隊全員を大広間に集めていた。
サーニャは眠そうに欠伸をしていた。
「サーニャ、寝るんじゃないゾ?」
エイラはサーニャの肩に手を置いてそう促した。
「分かってるわ、エイラ・・・ふわぁ・・・」
眠いのも無理はない、ついさっきまで寝ていたサーニャは完全に起きるまでに時間が掛かる。
「俺中尉、入ってください」
そのときミーナの口から聞きなれた名前が聞こえた。
「え・・・?」
サーニャは動揺した、まさかそんな訳がない。あの人はあの時・・・
そう思っていた時、ガチャリとドアが開いた。
292 :
喉2 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/23(木) 23:30:53.89 ID:+pKbLwNW0
「本日より第501統合戦闘航空団に加わらせていただく俺です、階級は中尉、年は14、よろしくお願いします。」
ペコリと頭を下げてそう答えた男の子、間違いない。
サーニャは眠気が一気に飛んでいったかのように目を見開いた。
「男の子なの!?すごーい!!」
エーリカは驚いて大声をあげる。
他の皆も驚いたようでなにやらブツブツと話している。
「俺中尉は男性ですが立派なウィッチです、皆さん仲良くするように」
『了解!』
サーニャは返事をしなかった、その場に立ち尽くし、少し口を開けていた。
エイラは心配そうにサーニャを見つめていた。
お、改善したね
すごく読みやすいし情景が浮かぶよ支援
294 :
喉2 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/23(木) 23:34:49.41 ID:+pKbLwNW0
>>293 ありがとう、そう思ってもらえると幸いです
俺は見なれた顔が見えたのが分かった、あれは・・・まさかこんなところに居たなんて・・・
あちらも気付いているのか下を向いたままこちらを見ようとしない。
「俺中尉?」
俺は少しボーっとしていた、少し心配したミーナが声を掛ける。
「は、はいっ!?」
声が大きくなる、実に不自然だ。
「宮藤さん、俺中尉を部屋に案内してあげて、他の人は解散!」
ミーナがそう言うと全員が各自の部屋に戻っていった、サーニャはエイラに手を引かれてとっととどこかへいってしまった。
「中尉、こちらです」
宮藤は俺に丁寧に話しかけた。
「あ、俺でいいですよ、そちらの方が年上でしょ?」
「あ、はい、じゃあ・・・俺さん、ついて来てください」
宮藤は戸惑いつつもそう答え、部屋へと歩き出した。
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 23:35:32.71 ID:PVXFidEDO
296 :
喉2 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/23(木) 23:37:46.67 ID:+pKbLwNW0
「一つ、聞きたいことがあるんだけど」
部屋へと向かう途中で俺は宮藤に話し掛けた。
「なんですかー?」
宮藤は回れ右をして答える。
「ここにアレクサンドラ・ウラジミーロヴナ・リトヴャクっていう人居るかな?」
フルネームで聞く必要はないと思ったが、最早気にはするまい。
「アレクサンドラ?サーニャちゃんのこと、知ってるんですか?」
宮藤はサーニャと言った、確かにそう言った。
「ああ、ちょっと・・・」
俺は嬉しいような悲しいような複雑な気持ちになった。あのサーニャがここにいる、それだけで胸が高鳴る。
やはり嬉しいのだろうと、俺は思った。
「あ、俺さんの部屋はここです。サーニャちゃんの部屋の隣ですねー」
宮藤はニヤニヤしながらそう言った。このマセガキめ。
自分の年齢を棚に上げてそう思った。
297 :
喉2 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/23(木) 23:39:53.95 ID:+pKbLwNW0
本当に投下数が少なくてすまない、次からはもっと書き溜めてから投下しようと思います。
次の方どうぞー
乙です
サーニャ√増えて超俺得
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 23:46:32.32 ID:PVXFidEDO
乙ーん
フランカちゃん誕生日おめでとー!耳かき少し書いたよ!
今日の隙間は耳かきで決まり!ってね
GOGO耳かき
ルッキーニおめでとう。また一つ大人になったな!
ルッキーニちゃんおめでとう!
乙ー
フランカおめでとう
明日の3時あたりに坂本さん分を投下したいんだが・・・
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 00:20:39.26 ID:Vydk+aCr0
>>304 日付変わって24日だが25日の3時に投下したいってこと?
25日には投下したいが…間に合うかなあ
307 :
リンクス俺:2010/12/24(金) 00:30:36.88 ID:Xh90Mcys0
やっとネウロイさん登場。長かった・・・
こっからウィッチと俺が対面するまでどれだけ時間かかるだろう・・・
>>306大丈夫、寝る時間削って書けば間に合うさ!
>>307 うじゅー、投下する時以外は名前外した方がいいみたいだよっ!にひひー。
耳かき短編もう少しで完成。
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 00:40:32.78 ID:Xh90Mcys0
>>308やべ・・・外すの忘れてたorz
教えてくれてありです〜
おっしゃー、耳かき出来たー。
今人いないはず…投下するならイマノウチ…。
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 01:01:56.32 ID:Xh90Mcys0
いるよー待ってたよー寝みいぜ…
ルッキーニ「おれー、耳かきしてー!」
俺「いいよ。はい、どうぞっ。」
ルッキーニ「にひひー、おれの膝枕ぁー!右からお願いっ。」
俺「よしよし、どれどれー。」ゴソゴソ
ルッキーニ「うじゅー、ガサガサいってるー。」
俺「よいしょっ、おー、おっきいのがあるなー。」ゴソゴソ
ルッキーニ「んー…むー…。」
俺「なかなかとれないなぁ…。」ゴソゴソ
ルッキーニ「ふにゃあ…うにゅっ……うじゅぁっ…。」
俺「よっ。おー、おっきいのが出た出た。」
ルッキーニ「…うじゅ…。」
俺「ん?フランカちゃん?」
うわ、すまん。ごめんなさい。すみません。おっぱい。
ごめんなさい、マジでごめんなさ淫乱。
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 01:06:25.49 ID:gmnW/ilHO
構わん、続けろ
ルッキーニ「…あのねあのねっ、なんか耳かきされるとね、ふにゃーってなるの。」
俺「あはは、分かる分かる。気持ち良いよね。」
ルッキーニ「うんっ。次は左もお願い!」
俺「よーし、どれどれー?」ガサガサ
ルッキーニ「んにゃっ……あっ…んー…。」モジモジ
俺「こらこら、動いちゃ駄目だよフランカちゃん。」
ルッキーニ「だ、だってー、ガサガサーってするとビクッてしちゃうもんっ。」
俺「ごめんね、もう少しでとれそうだから…。」ガサガサ
ルッキーニ「んにゃっ…はっ…んじゅ…。」
俺「そぉいっ!」ゴソッ
ルッキーニ「んじゅあっ!」ビクッ
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 01:09:56.88 ID:Xh90Mcys0
もう寝ようと思っていたのに・・・
興奮して眠れないじゃないか、どうしてくれる
耳かきでかき回すなんて…支援
俺「おー、おっきいのがまたとれたよ、フランカちゃん。」
ルッキーニ「う、うじゅー…びっくりしたー。」
俺「あはは、どう?すっきりした?」
ルッキーニ「うんっ!にひひー、もすこしこのままー。おれの膝枕気持ちいーの。」
俺「ふふっ…まだ子供だなぁ…。」なでなで
ルッキーニ「うじゅー、おっきくなるもん。まだ発展途上だもんっ。だから子供でいーの。」
俺「そうだね…よしよし。」なでなで
ルッキーニ「んにゃー。ねえねえおれー、綿棒で耳ガサガサーってしてー。」
俺「あれ、でも掃除は出来たよ?」
ルッキーニ「気持ちいーからやってよっ。ふにゃーってなるの。」
俺「いいよー、ほらほら。」ガサガサ
ルッキーニ「ん…あ……おれ…ふにゃ…。」
俺「ふふ、気持ち良いかい?」ガサガサ
ルッキーニ「うん……なんかね…ビクビクッてくるの…うじゅ…。」
俺「よーし、もっと気持ち良くしてあげる。」ガサガサ
大至急壁の用意だ支援
本日分の壁搬入します!場所を開けてくださーい!!
支援
ルッキーニ「んにゃあ………なんか…せつないよぉ…おれぇ…。」
俺「…。」
ルッキーニ「やめないでいーよ…もう少しだけ奥にして…?」
俺「う、うん、わかったよ…もっと奥だn
ガチャッ!
シャーリー「おれぇ!見損なったぞ!お前ルッキーニに何してるんだ!」
シャーリー「…って…。」
ルッキーニ「あー、シャーリーだ。ねーねー、シャーリーも俺にやって貰いなよー。」
シャーリー「な…なんだ…耳かきかよ…。」
俺「あはは、勘違いしちゃった?」
シャーリー「な、ナニとだよ…。」
俺「さぁねぇ…。シャーリーちゃんもどうだい?」
シャーリー「えっ…んー、じゃあ…お願いするよ…。」
ルッキーニ「にひひー、はいっ!シャーリーのとくとーせきっ!」
ちょっと待てどっちの耳だ
シャーリー「なんだよー、ルッキーニもさっきまで寝てただろ、俺の膝枕。」
ルッキーニ「いーの、今はシャーリーのとくとーせきなのっ。」
俺「ふふっ。よーし、シャーリーちゃん、いくよー。」
シャーリー「んー、わかった。」
俺「どれどれー。」ガサガサ
シャーリー「ん…。」
俺「んー、シャーリーちゃんあんまりないねー。」ガサガサ
シャーリー「そ…そうか…?…ん…む…。」
俺「もう少し奥に行くね?」
シャーリー「うん……あ…。お、おれぇ…もう少し優しく…。」
俺「あ、ごめん。痛かったかな?」
ガチャッ
バルクホルン「きさまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!許さん!」
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 01:25:17.62 ID:Xh90Mcys0
バルクホルン「って…ん?」
ルッキーニ「うじゅー、耳かきしてるんだよ!ビックリさせちゃ危ないよー。」
バルクホルン「あ、ああ…すまん…その…。」
シャーリー「んっ…あはは、あたしの次はバルクホルンもどうだー!」
バルクホルン「なっ…し、しかしだな…。」
俺「俺は構わないよー。」ガサガサ
シャーリー「おあー、気持ち良いなぁ……んっ…。気持ち良いぞー、バルクホルン。」
バルクホルン「むむむ…な、なら…いや…うぐぐ…。」
シャーリー「んあ…、カールスラント軍人たるもの、耳かきも耐えられないでどうするってな……ん…。」
バルクホルン「な、なにをリベリアン!い、いいだろう…俺、耳かきを頼む!」
シャーリー(ほんと単純だよなー。)
俺(あはは…まあ俺は役得だからいいけどね…。)
>>327 いや、それは細かくないことです
どっちの耳ですか
その後、なんやかんやで11人全員の耳かきを担当。素晴らしい1日でした。
耳垢は、1人1人の分をビンに分けて保存してあります。
少し食べてしまったものもありますが、勿体無いと思うようになってからは食べていません。
今でもたまに耳かきをします。
そのたびに増えていく耳垢に劣情を催します。
最近、動物耳から出た耳垢と、人間耳から出た耳垢さえも分類する毎日です。
今日もこれをネタに1日頑張っていきたいと思います。
お わ り
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 01:42:14.20 ID:j+T7CXH5O
相変わらずの変態っぷりだな
ルッキーニちゃんは耳垢食べられたりアイス食わされたりマジで不憫
お客様のなかにルッキーニちゃんを幸せに出来る方はいらっしゃいませんかぁーー!?
なーにまだ24日は始まったばっかりさ
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 02:08:08.15 ID:9v5d1I+BP
フランカちゃん誕生日おめでとう
フランカちゃんに十月十日のこと教えて
バレンタインに仕込まれたんだね、って辱めたい
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 02:13:31.84 ID:kcF+aPuA0
>>332 アイス食べさせられる?は別に不憫じゃなくね。微笑ましい
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 02:20:27.56 ID:9v5d1I+BP
あぁあのペロペロネタか
339 :
喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/24(金) 02:23:32.09 ID:kgPIaaNf0
さあ夜更かししてたらなんか書けたよ投下します
340 :
喉2 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/24(金) 02:24:45.31 ID:kgPIaaNf0
>>296から
俺は宮藤と別れたあと、部屋のベッドで仰向けになって天井を見ていた。
サーニャが隣に居る、いつでも話に行けるのは事実であった。
「・・・行くか?でも何話せばいいのやら・・・」
俺は悩んでいた、何を話せばいいのかということについても悩んでいたが、実際会ってどうするのかということも考えていた。
俺はベッドから起き上がり、荷物を整理することにした。
「こんなもんか」
ふぅっと一息つく、またサーニャのことが頭をよぎる。
時計に目をやるともう夜中である、こんな時間に訪ねていいものかと思いつつも俺はサーニャの部屋の前に来ていた。
341 :
喉2 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/24(金) 02:26:03.54 ID:kgPIaaNf0
やはりいざ部屋の前に来ると緊張するものだ、しかしずっと立ち尽くしているのもおかしいのでドアをノックしようと手を伸ばした。
しかし、俺がドアに手をつけるよりも早く、ドアが開いた。
「「あっ・・・」」
2人の声が重なる、出て来たのはサーニャだった、昔とあまり変わっていない。
「俺・・・だよね」
先に口を開いたのはサーニャだった。
「久しぶり・・・サーニャ」
俺はよっと手をあげる、気まずさMAXだ。
「うっ・・・ひぐっ・・・」
サーニャが突然静かに泣き出した、そして俺に抱きついて来た。
343 :
喉2 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/24(金) 02:26:56.38 ID:kgPIaaNf0
「サ、サーニャ・・・ちょ・・・」
そう言いつつも俺はサーニャの背中に手を回す、とても小さくて、暖かい。
「うっ・・・ごめんなさい・・・」
「なんで謝るんだ、謝るのは俺の方だろ・・・」
「・・・入って」
サーニャは泣きながらそう言った、俺はサーニャの部屋にお邪魔してゆっくりと話すことにした。
部屋の前で何やってたんだか。
「サーニャが居てビックリしたよ、まさか会えるとは思ってなかった」
俺はサーニャのベッドに座る、サーニャも俺の隣にちょこんと座った。
「私もよ・・・貴方はあの時・・・」
あの時、4年前のオラーシャでの出来事。
「ああ、俺も死んだかと思ったよ」
あの時俺はネウロイの攻撃によって崩れた建物の下敷きになった。
「・・・でも生きてる」
「ああ・・・ごめんなサーニャ」
サーニャは目に涙を浮かべている、見てられなくて俺はサーニャをもう一度抱きしめた。
あの時の思い出が蘇ってくる、サーニャは必死に俺の名前を叫んでいた。
でも両親に手を引かれて連れていかれた。
その後不思議な光が俺を包んだ、そしてそのまま意識を失った。
気がつくと俺はオラーシャのウィッチ養成所居た、俺に気付いたウィッチがここまで運んで来てくれたらしい。
両親を無くし、身寄りの無かった俺をウィッチ達は引き取って育ててくれた。その時に俺は絶対ウィッチになってやると思ったんだ。
でも聞くところによるとウィッチは女しかなれないらしい、それでも諦めなかった。
ある日耳と尻尾が生えた、使い魔が俺に話し掛ける、俺はウィッチになった。12歳の時だった。
346 :
喉2 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/24(金) 02:30:06.55 ID:kgPIaaNf0
このことをサーニャに話した、サーニャは泣きながら話を聞いていた。
女の子泣かせるなんて俺は最低だな。
「今日は部屋に戻るよ、落ち着いたらまた話そう」
俺はそう言って部屋を立ち去ろうと立つ。
「待って、俺」
何か言いたいことがあるのだろうか、サーニャも俺に続いて立つ。
俺はサーニャの方を向いた。
「んっ・・・///」
不意にサーニャが唇を重ねてくる、俺の頭は真っ白だ、意味が分からん、もうどうにでもなれ。
「ちゅ・・・んぷ・・・れるっ・・・」
いきなりのディープ、大胆だなおい・・・。
長いようで短いキスが終わる。
「サーニャ・・・どうして・・・」
俺は突然の事に驚きを隠せずにいた、いきなりキスされるなんて思ってもなかった、ましてやサーニャに。
「嫌・・・だった?」
ここで上目遣いは反則だと思うんだ・・・
「嫌じゃ・・・ないけど・・・」
俺はそう答える、でも気持ちの整理がつかなかった。
「すまん・・・今日は部屋戻るわ・・・」
サーニャはコクリと頷いた、俺は今置かれた状況を考えながら部屋を出た。
そして自室のベッドで横になった、気がつくと眠りに落ちていた。
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 02:33:01.21 ID:Qf907ys40
はい、壁が一枚ふきとんだ
支援
投下終了
今回は少しエロを含みます、なんか無理矢理持っていった感がすごい・・・
次の人どぞ
乙ー!
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 02:44:31.80 ID:Qf907ys40
おつー
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 03:21:55.47 ID:EamjjYOl0
ほ
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 04:06:08.64 ID:j+T7CXH5O
嵐の前のなんとやら
しまった…3時に予約してたのに寝過ごした…
しかもまだ完成してねぇ…
明日空いてる時間に予約しとくか…
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 05:22:01.02 ID:wrBi589N0
保守
356 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 06:05:15.61 ID:hAxqcv80O
保守
いっていいか
うむ
避難所の前スレ
>>964から
ー横須賀上空ー
宮藤「リーネさん、私の故郷だよ」
リーネ「おっきい港だね」
宮藤「…着陸ってどうやるんだろ」
リーネ「えっ…?」
宮藤「ゆ、ゆきさんのメモ! …書いてない!!」
宮藤「どうしようどうしよう!?」
リーネ「速度を下げて海に着水は!?」
宮藤「!! わかった!」
リーネ「宮藤さん、何かに捕まって!」
宮藤「うん!」
ザバッシャアアァァァン!!
宮藤「うわわわわわわわわ」グラグラ
リーネ「くう〜っ」
名前忘れてた
宮藤「いたた…大丈夫?」
リーネ「なんとか…」
宮藤「早く出ないと」ポチッ ウィィン
リーネ「あれ、ゆきさんの遺体がない?」
宮藤「吹っ飛ばされちゃったのかな?あ、あれだ」むんずっ
リーネ「お墓 建ててあげなきゃね…」ザバァン
宮藤「…うん」バシャバシャ
宮藤「遠い… 重い…」バシャバシャ
リーネ「半分持つよ」スッ
宮藤「ん、ありがと」
リーネ「結構泳いだね…」
宮藤「もうヘトヘト…」
土方「宮藤さん…ですか?」
宮藤「あ、はい。そうです」
土方「私、坂本美緒少佐の従兵をしております土方と申します」
宮藤「坂本さんの?」
土方「はい。少佐を見かけなかったでしょうか」
宮藤「坂本さんは… 場所を変えていいですか」
土方「えぇ、構いません」
リーネ(遺体と船の事より坂本さんの事ってどうなの…?)
モブ「でっけぇ船が空から落ちたそうだ!」
モブ「また大和か!?」
モブ「おおおおうい!船が空から落ちたそうだぞみちこおおおおお」
ー宮藤診療所ー
宮藤「あれ、誰も居ない」
リーネ「港に行ったんじゃないかな」
土方「…して、少佐はどこに」
宮藤「坂本さんは、私たちを助けるためにネウロイと…」
土方「そうですか…」
土方「そこの、遺体は?」
宮藤「浅井奥雪さんです。この人も私たちを助けるために…」
土方「…一体どこで、何があったのですか」
リーネ「それは、私から説明します」
ーーー
ーー
ー
土方「…」
リーネ「信じてもらわなくても、これは真実です」
土方「しかしネウロイがそんなことを…」
土方「いや、数年前から魔女や兵が突然消えることはあった……」
リーネ「信じて貰えますか?」
土方「はい。今からこのことを上に知らせてきます」スクッ
宮藤「頑張って下さい!」
宮藤「ゆきさんをお父さんのお墓の側に埋めたいんだけど、リーネさん手伝ってくれる?」
リーネ「うん。私のこと、さん付けで呼ばなくてもいいよ」
宮藤「じゃあ私も芳佳で」
リーネ「はい、はい。じゃあ扶桑の…」
リーネ「分かりました、ありがとう」ガチャ
宮藤「電話、どうだった?」
リーネ「丁度扶桑に知り合いがいて、飛行機で連れてってくれるらしいよ」
宮藤「あっ、でも火葬しなきゃ」
リーネ「二時間くらいしたらここに来るって行ってたから…」
宮藤「じゃあ間に合うね。知り合いの業者さんにまかせよう」
二時間後
シェイド「やぁリーネちゃん。おじさんのこと覚えてるかい?」
リーネ「えっと〜…」
シェイド「まぁいいや。さぁ行くよ」
宮ーネ「はい!」
ブロロロロロ…
支援だぜ
ばー、〆方わからんし誰も居ないっておまっ
シェイド「ここから飛行機に乗り換えだ。運転荒いけど許してね」ババッ バララララララ
宮藤「ネウロイに気を付けて下さいね!」
バラララ…キィィィィィン……
ー501JFW 基地ー
シェイド「いやはや、半日で着いちゃったなw」
リーネ「気分悪い…」
宮藤「有り難うございまし…うぷっ…」
シェイド「帰りもここでまってるよー」ヒラヒラ
宮藤「はい…。あぅー、こっちだよ…」ヨタヨタ
いるどー
支援
ザクッザクッ
リーネ「これでいいかな」
宮藤「ここにお骨を入れて…あぁ、墓石がないや…」
リーネ「よいしょ、いい大きさの石ならあるよ」
宮藤「ありがとう、それでいいや」
ドスンッ
リーネ「ゆきさんのマチェットを刺して…」サクッ
宮藤「線香忘れちゃったからゆきさんのポケットにあった煙草を…」シュボ
リーネ「…」
宮藤「…」
宮藤「…帰ろうかリーネちゃん」
リーネ「うん… 手紙送るね、芳佳ちゃん」
シェイド「おやおや、二人とも土だらけだな」
シェイド「リーネちゃんは家、そっちの子は扶桑の横須賀だね」
宮藤「お願いします」
リーネ「安全運転でお願いします…」
キィィィン…
シェイド「んっ?なんか流れてるね」チュイーン
ラジオ『ネウロイの新たな…ザザッ』
ラジオ『ザー…人を…狩る……』
ラジオ『……勇気有る六人に敬礼ッ!! ザーーー』
シェイド「ネウロイか。いつか平和になるといいね」
リーネ「…もっと強くなって私が、そうします」
宮藤「怪我したら、私が治してあげるね」
リーネ「ありがとう芳佳ちゃん ありがとう、皆…」
糸冬
終わったぜオラァッシャアアアア(AAry
●言い訳とか
・知っての通りプレデターズが元
・シェイドはパトリシア・シェイドの父
・エンジェルちゃん達を死なせるのはつらいぜよ
・後半ダレてきてた
続くません
天皇陛下お誕生日おめでとう御座いました!
ルッキーニちゃん誕生日オメ!!
おやすみなさいイェーガー先生もふもふ!!!
乙鰈
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 08:18:58.55 ID:ONoknmh/O
乙もふもふちゃん!
ルッキーニちゃん誕生日おめでとう!
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 08:20:04.81 ID:gZqeO2jFO
乙ーん
今…少し空いてるのかな
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 08:35:06.61 ID:ONoknmh/O
いてまえ?
まあ駄文な上に即興なんだがな
クリスマス短編…イヴ編
現在進行では部隊全体に馴染んでる訳でも無いので未来です
俺「明日はクリスマス・・イヴだな」
どうしたものか…
現在は夜中、食事はとうに済ませみんなが就寝間近な時間だ
この時期くらいは休ませてやりたいが果たしてヴィルケは俺の提案を受け入れるのだろうか
――――――――
執務室
俺「失礼する、少し良いか?」
ミーナ「ええ、構わないわよ
用件を当てましょうか?休暇でも取りたいのかしら?」
俺「微妙に違うな
用件は明日くらいみんなに休暇を取ってやって欲しいんだ
具体的には全員街に行ってほしい」
ミーナ「そうしてあげたいのは山々なのだけれどいつネウロイが来るかわからないし難しい所なのよ」
俺「もし来たら俺がなんとかするさ・・お前達が戻って来るまでくらい時間は稼げる」
ミーナ「そう・・貴方は行かないのかしら?
たまには奥さんとデートしないの?」フフッ
俺「平和になってからで良いだろ・・
あの二人は剥れるだろうがやりたいこともあるんだ・・頼む」
ミーナ「そうね・・悪い夫だこと
わかりました、貴方を信用してウィッチ全員に休暇を与えます
全員街に連れて行けば良いのかしら?」
俺「・・はぁ悪い夫ですか・・
まあ、頼んだよ」
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 08:51:12.16 ID:NJmIvssW0
そっか、今日クリスマスなんだな・・・
このスレで癒されることにしよう
幸いクリスマスネタの投下多いみたいだし
支援
しーえん
――――――――
イヴの朝…食堂
ミーナ「というわけで皆さんには俺さんの計らいで街で休暇を過ごして貰う事になりました」
エーリカ「俺ーそんな見栄張って大丈夫ー?」
俺「ハルトマン・・ここに残って部屋の掃除でもするか?」
エーリカ「ありがとうー俺ー!
俺の分まで楽しんで来るね!」
俺「それで良い
他に何か言いたい奴は?」
エイラ「はいハーイ!
俺が行かないなら私も行かナイ!」
サーニャ「うん・・」
俺「まあまあ、行ってこい
たまには二人でゆっくりしてこい
その間の事は任せろ」
エイラ「ウー・・ワカッタ
たまにはサーニャと二人で楽しんでクルヨ・・」
サーニャ「仕方ないです・・任せましたよ?」
俺「聞き分けの良い子は好きだぞ」
シャーリー「朝っぱらからごちそうさま・・
まあ有り難く行かせて貰うよ」
ゲルト「しかしやはり俺一人ここに残すのは・・心配だ」
俺「あー・・良いから妹へのプレゼントでも買ってこい」
よし、もう意見は無いな?
行ってこい
――――――――
昼間
と、いうわけで今は俺一人…でもない
俺「じゃあお母様達が帰って来る迄に料理とか飾り付けは済ませようか?」
?「はーい!任せロー!」
?「二人で飾り付け作ります・・」
俺「俺は料理を作るから二人はここで飾り付けを作ってるんだぞ?」
二人「はーい」
俺「リーゼロッテとシャルロッテはどんなケーキが良いんだ?」
リーゼ「ホワイト!」
シャル「チ・・ホワイト・・」
俺「シャル、二種類作ってやるから遠慮しなくて良いんだよ
ホワイトとチーズのケーキ作っておくよ」
シャル「ありがとう・・お父様・・」
リーゼ「お父様は優しいンダナ」
俺「どう致しまして
さあ、準備頑張るぞー」
――――――――
俺「料理も一段落着いたし飾り付けするぞー
どれくらい出来たんだい?」
リーゼ「いっぱいダナー」
シャル「沢山です・・」
俺「少し少ないけど大丈夫だろ
二人はトランプで遊んでてなさい」
二人「はーい」
まったく…可愛い娘達だ
飾り付けを次々と飾っていきそれなりになってきた…こんなもんで良いか
俺「おやつにするぞー
はい、手を洗おうなー」
リーゼ「今日のおやつハー?」
俺「リンゴのコンポートだよ」
シャル「こん・・ぽーと?」
俺「二人にはまだ難しいか・・
いつも食べたがる二人の好きなものだよ?」
リーゼ「これこんぽーとって言うノカー
美味しいヨネ!」
シャル「私も好きです・・」
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 09:17:18.29 ID:ONoknmh/O
しーえーん
俺「大きくなったら色々な料理の作り方教えてあげるからな
シャル、あーん」
シャル「むぐむぐ・・美味しいです」ペカー
俺「よしよし
リーゼ、あーん」
リーゼ「あーん・・美味しいヨ!お父様!」ペカー
俺「ふふっ・・俺は最後の仕上げをするからゆっくり食べるんだぞ?」
さて、最後の仕上げと行くか
――――――――
夕方
シャーリー「ただいまー!」
ルッキーニ「ただいまー!」
俺「帰ったか・・おかえり」
ミーナ「あらあら・・これがやりたかったのね?
一人で大変だったでしょう?」
リーゼ「私達も手伝ったンダヨ!」
シャル「はい・・」コクコク
ゲルト「そうか!二人とも偉いなー!」
エーリカ「トゥルーデ、邪魔しちゃ駄目だよー
ほら、行くよ」
ゲルト「邪魔をするなー!
シャル!リーゼ!後でプレゼント上げるからなー!」
俺「・・相変わらずだな
リーゼ、シャル、お母様の所に行ってなさい」
二人「はーい」
ペリーヌ「お疲れ様ですわ、俺さん」
俺「ピエレッテ嬢・・休暇はどうだった?」
ペリーヌ「まあ・・有意義でしたわ
ただシャーリー大尉の運転はいつも通りでしたわ・・」
俺「・・そうだろうな
まあ、なんにせよみんな楽しんできたようで良かった」
ペリーヌ「・・本当は良くないのですけどプレゼントですわ・・中身は紅茶の葉です」
俺「ありがとう・・ここだけの秘密だが
ピエレッテ嬢やみんなにも別にプレゼントがあるから明日の朝、楽しみにしていてくれ」
ペリーヌ「何時の間に用意したんですの・・楽しみにしてますわ」
エイラ「俺ー!」
リーゼ「お父様ー!」
サーニャ「俺さん」
シャル「お父様・・」
俺「どうした?俺はここにいるぞ?」
エイラ「飾り付けや料理なんてみんなでやった方が楽しいダロ!
なんで一人でやるんダヨー!」
リーゼ「私達も手伝ったンダヨ!」
シャル「はい・・」コクコク
俺「エイラとサーニャも日頃から大変だからたまには息抜きして欲しかったんだよ
リーゼ、シャル、ルッキーニ姉様かエーリカ姉様に遊んで貰って来なさい
少しお母様達と話があるから」
ルッキーニ「任せてー!」
ゲルト「何故私を指名しない!」
俺「誰でも良いから・・
くれぐれもおばさまとか言っちゃ駄目だからな?」
二人「はーい・・」
うーん…もうちょっと構った方が良かったかな…
後でお風呂に連れて行ってあげるか
俺「・・悪かったな、一緒に行けなくて
本当は娘達も行かせてやりたかったがシャーリーの運転は・・な」
エイラ「そうダナ・・でもまた休暇は取れるサ
今度は5人で行こうナ?」
サーニャ「そうね、エイラ
俺さん、二人は良い子にしてましたか?」
俺「そうだな、エイラ
今度は家族で行こうな
二人は良い子にしてたよ、サーニャ
二人に似て相手を気遣える子だからな」
しーえんダナ
サーニャ「俺さんにも似てますけどね
例えば好きな食べ物とか」フフッ
エイラ「ジャムやコンポートとか好きだモンナ
私達の小さい頃はあんな感じだったのカナ・・」
俺「エイラはわからないがサーニャはあんな感じだったな・・」
なんだろうな…今でも人並みの幸せを享受しても良いのか悩む
でも昔からの仲間は“そんな事を悩むな、お前は幸せになれ”と言う
まったくその通りだ
誰かを幸せにするのは自分も幸せになるしな
ああ、これ以上の幸せは探しても見つからないだろうな
エイラ「俺?大丈夫カ?」
サーニャ「何処か痛いんですか?」
俺「ん?・・ああ・・涙が出てたのか・・
大丈夫だ、今俺は幸せだなって思ってたんだ」
支援する そして殴る
エイラ「ソッカ・・私も幸せダゾ?」
サーニャ「私も幸せですよ?
リーゼとシャルもきっとそうです」
俺「ありがとう・・エイラ、サーニャ
さて、パーティーを始めようか」
――――――――
俺「グラスは行き渡ったか?
今年も色々あったがみんなと乗り越えてきた
まあ堅い話は抜きだ・・今日は楽しんでくれ、乾杯」
全員「乾杯!」
シャル「お父様・・お料理お皿に載せてください・・」
リーゼ「私ニモ!」
俺「はいはい、分けてあげるからちょっと待っててな」
おはよの支援 ネム・・・
どったの
クリスマスプレゼントの包みにコーヒーこぼした、に4円掛ける。
すまん、ちょっと離れてた
なんでも喜んでくれるが何を載せようかな
やっぱりチキンかな、後は揚げ芋とかサラダでも
俺「はい、また欲しかったら誰かに言うんだぞ?
ケーキもあるから食べすぎないようにな」
シャル「うん・・ありがとうお父様」
リーゼ「お腹空いたンダナ」
まったく…可愛いくて仕方ない
でもあまり食べさせて太らせないようにはしないとな
二人の頭を撫でながらそう思う
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 11:23:57.89 ID:AebJ2xw00
支援
今、1人でケーキ買ってきた
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 11:49:36.45 ID:ONoknmh/O
どうした?
お姉ちゃんを思いっきり暴走させたいがやり過ぎると開き直っちゃってEMTにシスコン指摘されてアワアワするお姉ちゃんが書けないと言うジレンマ
難しいなぁ
>>404 おお。いい御題ですな。そのアイディア、俺も乗らせてもらってよろしいですか?
(挫折の可能性も高いけど・・・。女性心理は難しいからなあ)
>>405 どうぞどうぞ
今書いてある一話見直したらもう手遅れだったわこのお姉ちゃん
EMT指摘は若干形を変えて使うとしよう
あれ・・一区切りで最後に投下したはずだったのだが…すまん
俺「よしよし、愛しい娘達よいっぱい食べていっぱい運動して大きくなるんだぞ」
シャーリー「俺は子供には甘いよなー」
俺「お前達は厳しく鍛えないとな
死なないように、笑えるように・・な」
もっさん「うむ、そうだな
いつも通り美味しい料理だぞ」
俺「どうも、今日くらいは戦いは忘れて楽しめよ」
>>406 ごめんね。ずうずうしい罠・・・。頑張ってみる。構想に時間いただきます。
409 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 13:02:20.77 ID:rHFsYHq40
あれ、どうした?
静かですね
ああ、クリスマスイヴだもんね
ああ今頃みんなサンタ狩りの最中だろうな
今年もサンタの服は血に染まる
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 13:17:48.74 ID:ONoknmh/O
ちょっとハイデマリーちゃんとハインリーケちゃん達と協力して赤服白髭捕まえてくる
誰か来るまで繋いでおくか
415 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 13:23:47.02 ID:xdpkJaqr0
>>412 ハイデマリーちゃんは置いてってくれ
ディナーの約束があるんだ
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 13:37:23.85 ID:ONoknmh/O
落としたい奴はどんどんいけー
けど予約はきちんとみろー
だ、大丈夫なのかな…
予約見落としてたりしてないかな…
俺「まっかなお鼻の〜♪トナカイさんが〜♪」
やあ俺はサンタ今日はクリスマスのプレゼントを届けるためにロマーニャに来てるよ!
しかし俺が歌を歌いながら城の様な建物を通過しようてした時それは起こった…いや、来たんだ
計9発のロケット弾が俺に向かって…ね
俺「はぁ!?」
俺は必死に避けたさでも全弾命中
……下手とか言わないでくれサンタに機動性を求められても困るよ
俺「痛たた…」
地面に墜落する俺、流石サンタ傷一つないぜ!
そこで声が聞こえたんだ
『ストライクウィッチーズ出撃!!』
その声を合図に俺は11人の乙女に追われた
俺「なに!?何なのこれー!!」
必死に逃げる俺、後ろからは『おっぱいおっぱい!』とか『妹ぉぉぉ!』とか『お菓子♪お菓子♪』とか『若さを!』とか聞こえる
狙いはサンタの持つ不思議な袋狙うは人類を守るウィッチ達……
これはプレゼントを巡る聖夜の追いかけっこ果たして俺は無事プレゼントを配れるのか!?
続かない
頑張って続けるんだ
続かないのか!? そして若さ…
予約なかったら行ってよい?
これは本編とちょっとだけ(設定のみ)しか関係ありません
1944年12月 某日
ノエル・カールスラント 港隣接基地 夜
俺「ふぅ〜…いつかも思ったけどやっぱり寒いなここ」
ウルスラ「そうですか?カールスラントに比べればあまり寒くは無い気もしますが…」
俺「港だから風が強いってのもあるのかもなぁ…っとそろそろ赤城の着艦が終わるな」
ウルスラ「そうですね、行きましょうか」
俺とウルスラは所属している開発省宛の物資を運んできた扶桑艦空母『赤城』の着艦を港に隣接した基地で待っており
着艦を確認した二人は赤城の積み下ろし作業をしている場所へと向かう
俺「すみませーん、カールスラントの技術省の者なんですけど」
「あ、は〜い、ちょっと待ってくださいね〜」
遠巻きに自分の身分を赤城に載っていたと思われる人に伝えた所、女性の返答が帰ってきて他の船員になにやら聞き出して
少し忙しそうにこちらにやってきた
「お待たせしました!技術省の人の荷物はこっちですよ」
俺「…?スオムスの軍服?」
赤城から出てきた女性は扶桑の軍服ではなく青を基調とした暖かそうなスオムスの軍服と白い重ね履きのズボンを履いており
ショートヘアの少し薄い金髪が港の風に揺られている
ウルスラ「エルマ少尉?」
「え!?う、ウルスラ中尉ですか?」
俺「知り合いなのか?」
ウルスラ「はい、スオムス義勇独立飛行中隊に居た頃の上官の方です」
俺「道理でスオムスの軍服を着ているわけだ…」
エルマ「久し振りですねウルスラ中尉!」
ウルスラ「お久し振りですエルマ少尉、お元気そうで」
エルマ「ノイエ・カールスラントに寄るとは聞いてましたけどまさか会えるなんて…嬉しいですね〜こちらの方は?」
俺「カールスラント技術省所属の俺中尉です」
エルマ「技術省の方でしたか、あ、申し送れました わたしはスオムス空軍所属のエルマ・レイヴォネン少佐です
第507統合戦闘航空団の補佐官として…」
とそこまで言った所でエルマはウルスラによって口が塞がれる
ウルスラ「…それ以上は機密ですよ少佐」
ウルスラの一言にはっと気がついたエルマはウルスラの手が彼女の口から退けられると自分の手で押さえる
エルマ「す、すみません〜…」
俺「お、俺に謝られても…というか少佐…上官なんだ…」
涙目になり幼い印象を持つエルマを見て俺は信じられないといった顔で彼女が震えているのを見ていた
少ししてエルマは深呼吸して落ち着きを取り戻す
エルマ「すみませんでした、この事は誰にも…」
俺「言いませんよ、というより重要な部分はウーシュが防いでくれたかもしれませんし」
エルマ「あ、ありがとうございます…」
ウルスラ「少佐はどうして赤城に?」
エルマ「それはですね、基地指令からスオムスへの補給物資を扶桑から受け取るように言われて
北欧から出る赤城に乗って扶桑まで行ってたんですよ ついでに手伝って来いって言われました」
俺「使いっぱしり…?」
エルマ「それは言わないでください…ぅぅ…往復で約1ヶ月も掛かるなんて思わなくてクリスマスに
間に合いませんでした…今頃507では楽しく過ごしてるんだろうなぁ…」
俺(統合戦闘航空団って大体前線基地じゃなかったっけ?)
ウルスラ(迫水ハルカ中尉の居る基地でクリスマス…あまり想像したくありませんね…)
エルマ「お仕事だから仕方ないのです…せっかくですから俺中尉とウルスラ中尉にコレあげちゃいます」
そう言われてエルマから紙巻タバコの箱くらいのサイズの箱を受け取る
俺「どうも…これは何ですか?」
エルマ「スオムスでよく食べられる飴ですね、クリスマスなのでプレゼントしちゃいます!」
俺「どうも、黒い飴か なんか黒糖で作った飴を思い出すなぁ…」
ウルスラ「…あ、俺さn」
ウルスラが何か言おうとしたが俺は受け取った箱から一粒の黒い飴を取り出してそれを口にすると
全身を一瞬だけビクっと大きく震わせた後、小刻みに体を震わせ始めた
そんな俺の反応をよそにエルマは眩しいくらいの笑顔を見せる
エルマ「サルミアッキって言うんですよ〜美味しいんですよね〜」
俺「ふぁぃ、おいひいです…」
ウルスラ「…」
口の中に広がる何ともいえない独特の苦味と甘味料、そして香りが支配する独創的な味のサルミアッキを
俺はエルマの目の前で吐き出すことも出来ずに若干涙目になりながらそれを頬張り、無理やり飲み込む
俺「はぁ…はぁ…はぁ…」
ウルスラ「俺さんサルミアッキを知らなかったんですね…」
俺「先に言ってくれ…」
ウルスラ「言おうとする前に食べちゃう俺さんが悪いんですよ」
エルマ「どうかしましたか?」
俺「い、いえ、なんでもないです!」
ウルスラ「エルマ少佐、私達の機材はどのあたりにありますか?」
エルマ「あ、そうでしたね こっちですよ〜」
俺の反応に疑問が残るエルマだったが、思い出したかのように赤城から降ろされた物資の箱の間を縫って二人を案内した
俺「えーっと、研究用の資材関係と各種部品…とぬいぐるみ?」
ウルスラ「それは開発室の人がたまに取り寄せるものですね」
俺「気楽だねぇ…今日はクリスマスパーティーとか開発室でやってるみたいだけど…」
ウルスラ「私達研究員もたまには息抜きが必要ですからね」
俺「そんな日に俺達は開発室から出てお仕事してるんだけどね…っとこれで全部かな」
エルマ「わかりました〜、カールスラント技術省の荷物はチェック完了ですね〜」
エルマは船員から受け取ったであろうバインダーに挟まった荷物一覧票の紙にチェック完了の印をつける
エルマ「直接持って帰られるのですか?」
俺「一部急ぎで欲しかったから二箱だけ持って帰りますよ、あとは軍の補給班にお任せですねぇ」
そういって俺は目の前に10個程度並んだ自分の60cmくらいの高さほどの箱の中から2個の箱を選別する
俺「比較的小さい荷物だと思って乗用車で来たのが間違いだったなぁ…といっても軍用のでかい車は出払ってたから
使えなかったけど…乗るかな?」
ウルスラ「大きさ的には大丈夫だと思いますが…」
俺「そっか、それじゃあ俺はこの箱を積んでるからウーシュはエルマ少佐と話でもして待っててよ」
ウルスラ「あ、でも…」
俺「二つくらい平気だって、昔なじみと少し位ゆっくりしても良いだろう?エルマ少佐は大丈夫なんでしょう?」
エルマ「はい、あんまり私が動いちゃうとお邪魔になっちゃうので簡単なお仕事だけのお手伝いでしたからね
時間余っちゃうので大丈夫ですよ〜」
俺「よかった、それじゃあウーシュをお願いしますね」
俺はそれだけ言って高さ60cmほどの箱を何とか持ち上げて開発省から載ってきた技術開発省が所持している
乗用車に向かって夜になり暗くなってしまった道を歩き出した
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 14:19:42.88 ID:rHFsYHq40
おお、久しぶりだ
支援だ
エルマ「あの方がウルスラ中尉が手紙に書いていた人ですか?」
ウルスラ「はい、珍しい男性ウィッチですね」
エルマ「初めて聞いた時は驚きましたけどね…でも変わった人じゃなくて良かったですね〜
わたしの所なんて変わったどころか前より酷く…」
ウルスラ「…やっぱり」
エルマ「私もノーマルなのに…うう…ウルスラ中尉がうらやましいです」
ウルスラ「どうしてですか?」
エルマ「男女で恋人の仲になれるのはわたしにとってはとても羨ましくて…」
エルマが呟いたその言葉にウルスラは微動だにしなかったが頬を赤く染める
ウルスラ「私はまだそういう仲では…」
エルマ「そうなんですか?二人ともとっても落ち着いていて長年連れ添ったみたいに見えましたが…」
ウルスラ「…付き合いは長いですね」
エルマ「ウルスラ中尉がスオムス義勇独立飛行中隊からカールスラントに戻った時から何があったかは知りませんが
多分とっても幸せな事だと思いますよ?女の子同士じゃないし…ブツブツ」
ウルスラ(エルマ少佐があの後どうなったかが私には気になりますけど…)
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 14:21:28.95 ID:Qf907ys40
支援でござんす
エルマ「長く付き合うという事は長く生きているって事ですからね それにウルスラ中尉、クリスマスに
お仕事なのに嬉しそうな顔をしてますからねぇ」
ウルスラ「!?そ、そうでしょうか…」
エルマ「はい、幸せそうな顔してますよ?」
ウルスラ「…///」
ウルスラが寒い夜空の下でその頬を更に赤く染めていると俺が一つ目の箱を乗用車に載せることが出来たのか
二つ目の箱を取りに彼女達の所に歩み寄って来ている
エルマ「あ、俺さんが着ちゃいましたね それでは私は失礼しますね〜」
ウルスラ「はい、エルマ少佐お体にお気をつけて」
エルマ「ウルスラ中尉もお気をつけて、俺中尉とケンカしちゃだめですよ〜?仲良くですからね〜」
ウルスラ「ふふふ…わかりました、それでは」
俺「お待たせってエルマ少佐行っちゃったか」
ウルスラ「ええ、私達も帰りましょう もうずいぶん遅くなっちゃいましたからね」
俺「あら…本当だ、こりゃあ帰る頃には技術省の連中パーティーで出来上がって寝てるかもなぁ…」
俺は腕時計を見て開発室で行われているパーティーがとっくに始まっている事、戻ったら
後片付けをさせられるかもしれない事を考えて一つため息を漏らしながら二つ目の箱を持ち上げて
ウルスラと共に車に向かって歩き始めた
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 14:26:15.34 ID:ONoknmh/O
エルマさん…
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 14:29:13.33 ID:gZqeO2jFO
しーえん
ノイエ・カールスラント 夜道
俺「なんとか車に荷物が入ってよかったな」
ウルスラ「そうですね、お陰で後部座席は埋まっちゃいましたけど」
黒くて全体的に丸い乗用車にウルスラは助手席に座り、俺は運転席に座り技術省に向かって帰路についている
車の中は12月のノイエ・カールスラントの寒さを遮断して暖かい空気が二人を包み込む
俺「これで明日からロータリーエンジンの仮組みが出来るな」
ウルスラ「そうですね、レシプロとあれだけ構造が違うと部品の調達にも苦労しましたけど…」
俺「まあこれからもっと大変になるんだろうけどなぁ…うお!?」ガタガタガタガタ…
調達した部品の事をウルスラと話していた俺だったが、急に車が何も無い所で揺れ始め
落ち着いてブレーキをゆっくり踏んで夜道の沸き付近へと車を止める
俺「…急に車がおかしくなったな…大丈夫かウーシュ?」
ウルスラ「私は大丈夫ですが、どうかしたんですか?」
俺「分からない、エンジンをかけなおしてみてるんだけど掛からなくてな…ちょっとエンジン見てくる」
そう言って俺は全体的に丸い車から出て車前部にあるボンネットを開ける
しかし夜もあってか視界が悪く、電灯の少ない夜道ではエンジンを細部まで見るには光が足りず
俺はしばらく首を捻りながらエンジンと格闘し、
見える範囲内で応急処置を試みて再びボンネットを閉めて車に乗り込みエンジンをかけ直す
支援ダナ
俺「ん〜…だめかぁ…」
ウルスラ「エンジン掛からないのですか?」
俺「ああ、急に何かおかしくなったみたいだけど夜だから原因が見えないんだ、光が無いからなぁ…」
ウルスラ「…そうですか」
俺「押して帰るってのも考えたけどここから技術省までかなりの距離だしなぁ…それに」
俺は諦めたように腕時計を見る
その時計は22時30分を過ぎておりそろそろ深夜へと入る頃になっていた
俺「このあたりじゃ皆寝てるだろうし助けも呼べないっと…どーするか…」
ウルスラ「朝まで待ってみても良いですよ?」
俺「ん〜…確かに朝になればエンジンルームも見渡せるくらいになるから修理できるかもしれないけど…良いのか?」
ウルスラ「はい、私は構いませんよ」
俺「悪いな」
ウルスラ「車が偶然調子が悪くなっただけなので仕方ありませんよ」
俺「そう言ってもらえると助かる、ちょっと待っててな」
俺は再び車から出ると車の後部にあるトランクを空け、目的の物を見つけるとそれを手に取り
車のドアを開けてウルスラに手渡す
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 14:36:17.03 ID:xdpkJaqr0
カーセックスだと…!?
俺「毛布とは行かないけどシーツがあったからこれをかけると良い」
ウルスラ「でもこれ一枚じゃ…」
俺「俺は厚着してるから大丈夫、それに葉巻を吸えば体が暖かくなるから大丈夫なんだよ」
ウルスラ「そういう物なのですか?」
俺「気分的にはそんな感じがするんだ、だからそれかけて寝てな 俺は一服してから寝るから」
ウルスラ「…はい」
ウルスラの肯定を確認して俺は携帯用の灰皿を持って空けていた車のドアを閉めて、車の外でポケットから
裸の葉巻を咥えマッチを取り出して気分だけでも暖かくなるように火を着け、ノイエ・カールスラントの空に紫煙をゆっくりと立ち上らせた
俺は葉巻を吸い終えて携帯用の灰皿の蓋を閉めて車に乗り込む
ウルスラ「おかえりなさい俺さん」
俺「うぉ!?起きてたのか…」
車の座席を倒して白いシーツに実を包んだウルスラは俺の方向に体を向ける
ウルスラ「今日はイブですからすぐ寝たら勿体無い気がしましたからね」
俺「そうか?ウーシュにしては珍しい発言」
ウルスラ「私を何だと思ってるんですか…それにまだ貰って無かったですからね 今年もいつものを下さい」
そう言ってウルスラは倒していた体を起こして身を乗り出して俺に顔を上げて目を瞑り唇を少しだけ俺に突き出す
俺「う…そういうネダり方をするものじゃないだろ」
何か違う物を催促されているように思えてしまった俺はいち早く自分のポケットに右手を入れて
毎年の恒例になってしまったものをウルスラの唇に運ぶ
それを感じ取ったのかウルスラは少しだけ俺が魅力的に感じてしまった口をあけて俺の渡したものを頬張る
ウルスラ「ありがとうございます、俺さん」モゴモゴ…
俺「毎年の事だからな、なんでチョコなのかは知らないけど…」
ウルスラ「甘いものは頭に良いとされますからね」
俺「そういうもんだな…しかしあんなネダり方はもうダメだぞ?」
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 14:49:32.45 ID:rHFsYHq40
俺たちのウルスラが……!
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 14:51:57.96 ID:ONoknmh/O
すまんさっき浮気現場押さえたってトゥルーデに連絡しちまった
だが、番外編っ…!
ウルスラ「どうしてですか?」
俺「なんか…違う物をネダられるようで」
ウルスラ「私はそっちでも良かったのですが…」
俺「もう少し自重しなさい…まったく」
去年からか一昨年からかは忘れたけどイブにチョコをあげる習慣がつき、ウルスラは毎年それをねだるのだが
何故か年を重ねる毎に大胆になっていくのは何故だろう…
ウルスラ「考えておきますね」
俺「そうして貰えると助かる、しかし今年もこんな夜空の下とはなぁ…」
ウルスラ「嫌でしたか?」
俺「そうじゃないんだ、俺がノイエ・カールスラントに来てからイブは空母の上とか海の上とかだったろ?
今年は陸地で暖かい布団の中で過ごせるかな〜って思ったんだけど」
俺がノイエ・カールスラントの基地に配属されてから欧州へ補給へ向かう空母の護衛の任務に忙しく
イブの日は大体決まって夜空の下で過ごしていた
開発室に配属されてからは夜空の下で過ごす事はないだろうと思った矢先に夜道の下車の中で
過ごす事になったのだ
ウルスラ「…私は構いませんけどね」
俺「そうか?」
ウルスラ「だって…」
そう言ってウルスラはシーツを持ったまま身を乗り出して俺の座っていた運転席に移動して
座席を倒して眠る体制に入っていた俺の体の上に覆いかぶさりシーツを広げて二人を包み込むようにする
俺「お、おい…!?」
ウルスラ「こうしたほうが二人とも暖かいですよ?」
俺「それはそうだけど…その…葉巻臭いだろ?」
俺は覆いかぶされてうつぶせになり、俺の服に少しだけ顔を埋めるウルスラに苦し紛れだが事実の事を言う
ウルスラ「そうですね…葉巻の臭いがしますし、油の臭いもします」
俺「あんまり良いものじゃないだろ?だからそっちで…」
ウルスラ「でも俺さんの臭いもしますよ?落ち着きます」
俺「俺の臭いって…」
ウルスラ「気にしないで下さい」
俺「そう言われてもなぁ…」
俺の膝下が隠れるか隠れないか程の丈があるハーフズボンから出た足が少しだけ冷たく
柔らかいウルスラの足と触れ、彼女の甘い香りが俺の鼻をくすぐる
ウルスラ「それと俺さん、私からコレを…」
俺「ん?」
もぞもぞと俺の上でウルスラは白衣のポケットからハードケースらしき金属の箱を俺に差し出す
ウルスラ「葉巻のハードケース、私からのプレゼントです」
俺「良いのか?なんか高そうだけど…」
ウルスラ「クリスマスプレゼントのお返しです」
俺「チョコのお返しにしては高い気もするが…ありがたく頂くよ大切にする」
ウルスラ「はい」
俺は彼女から葉巻のハードケースを受け取りポケットの中に入れる
ウルスラ「さっき言いかけてた事なんですけどね」
俺「ん?」
ウルスラ「イブに夜空の下で過ごす事なんですけど、俺さんは不満かもしれませんが私は構いませんでした」
俺「どうしてだ?」
ウルスラ「こうして俺さんと一緒でしたからね」
そういって俺の体に軽すぎるのではないかと思われるほどの全体重をウルスラは俺にかけてよりかかる
俺「…そういえば毎年一緒だったもんな」
ウルスラ「ええ、毎年艦の上でも一緒でしたね 今年は車の中ですが」
445 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 15:04:39.51 ID:xdpkJaqr0
ゲルトー!お前の旦那が浮気してるぞー!ぶち殺せー!
俺「おまけに今年は陸地だ」
ウルスラ「そうですね…もし来年もあったらこうして一緒に過ごしたいですね」
俺「来年かぁ、それまでにやる事が多すぎて想像もつかないな」
ウルスラ「それまで無事で居てくれば良いんですけどね 俺さんは無茶をしますから…」
俺「あはは…申し訳ない、まあ一緒、かもしれないな」
俺はこれから先の事を思う、現在作っている試作型のロータリーストライカーを完成させてテストを行い
そのデータをフィードバックして再び開発室で試作型のストライカーに手を付ける
そんな頃にはとっくに来年の12月になってるのかもしれないと
ウルスラ「約束はしませんけど、来年も一緒だと良いですね」
俺「来年も俺と居るつもりか…勿体無いような気もするがなぁ、クリスマスなんだし」
俺はしみじみとそんな事を言っているとウルスラは小声で呟く
ウルスラ「…だからこそですよ」
俺「ん、なんだって?」
ウルスラ「なんでもありません、そろそろ私は寝ますね おやすみなさい俺さん」
俺「お、おお…おやすみウーシュ」
ウルスラの呟きが少し気になる俺だったがすぐに寝息を立て始めたウルスラに誘われるように
俺も彼女の下ですぐに眠りに落ちていった
写真写真っと
ノイエ・カールスラント 技術省 ウルスラの研究室前廊下 翌日朝
「ああああああああ!お、俺中尉!あ、ああ…朝帰りとは何事ですか!」
俺(朝一番にこの声量は精神的に聞くなぁ…)
俺とウルスラは夜道で夜を共にし、朝方にエンジンを直し(といってもウルスラが手伝ってくれなければ出来なかったけど)
開発室に戻って着た所にちびっこい身長で俺に対して怒りをあらわにしながら長髪をなびかせている誰かさんに似たこのウィッチは
カールスラント空軍所属ヘルマ・レンナルツ曹長 開発中のジェットストライカーのテストパイロットだ
ヘルマ「クリスマスに朝帰りなんて…あなたにはカールスラント軍人としての誇りは無いのですか!」
俺「誇りも何もトラブルだから…エンジンの調子が悪くて帰れなかっただけだから」
ヘルマ「そ、そんな事を言ってウルスラ中尉と二人っきりで…」
なにやら妄想を始めたこのちびっこウィッチは顔がみるみると赤くなって良く見ると目を回している
朝一番の大音量のヘルマの声に先日クリスマスパーティーをしていたであろう研究員が数人
寝ぼけた顔を覗かせている
俺「多分想像している事はしてないから大丈夫だよ」
ウルスラ「そうですよ、ただ二人で一緒のシーツで寝てただけですから」
ヘルマ「一緒の…シーツで…体を重ねて…うわああああああぁぁぁぁああああああ!?」ドドドドドドドド…
俺「あ!?おいヘルマ!体は重ねてないから、誤解するな!」
ウルスラの言葉によってヘルマの妄想が加速し、耐え切れなくなったのかその幼いウィッチは
ウルスラの研究室から飛び出すように走って出て行った
俺「大丈夫かな…事実無根の事を言い出しそうだ」
ウルスラ「大丈夫ですよ、彼女はああ見えてもカールスラント軍人の鑑のような子ですし」
俺「それなら良いんだけどな…さーって眠気覚ましにコーヒーでも飲むかな」
ウルスラ「運転お疲れ様でした、眠気覚ましにこれをどうぞ」
俺「ありがと…んぐぁ!?」
ウルスラに渡された黒い飴を口に入れてしまった俺は先日同様再び涙目になりながら
膝が耐え切れずに地面に膝と手をつける
俺「さ、サルミアッキ…」
ウルスラ「眠気覚ましにはぴったりですよね」
俺「ひ、酷い事をするなよ…」
涙目の俺の姿がおかしかったのかウルスラは優しく笑いながら地面に手を付いている彼の肩に手をかけて
ウルスラ「ふふふ…ごめんなさい、これは口直しという事で」
そう言われ俺の頬に甘く柔らかい香りと共に彼女の薄く淡い色をした魅力的な唇で口付けをされる
俺「っ!?う、ウルスラセンセイ!?」バッ
頬に口付けをされた俺は声が上ずりながら急に立ち上がってウルスラを見る
眼鏡越しに見える彼女の視線は俺とあわせず横を向いており潤んでいるように見え頬は赤くなっている
そんな顔をされたら俺はなんて言って良いのか分からず二人の間に少しだけ沈黙が流れるが
俺は背後に気配を感じてそちらを向くと
ヘルマ「や、やっぱり…やっぱり何かあったんだあーーーー!!」ドドドドド…
俺「ちょっと待てヘルマ!?叫ぶな!?変な噂が流れるだろおおおおお!」
気になって戻って来たヘルマによって頬に口付けを見られてしまった俺は逃げだしたヘルマを反射的に
追いはじめた
ウルスラ「メリークリスマスです俺さん、二人でイブを過ごせたお返しのプレゼントですよ」
ウルスラは優しいが含み笑いをしながら呟き、研究室に置かれた椅子に座って本日の研究に取り掛かった
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 15:11:48.87 ID:xdpkJaqr0
よし、悪運宅にサルミアッキ大量に送りつけよう
俺からのプレゼントだ!
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 15:13:50.28 ID:rHFsYHq40
ヘルマちゃんかわいい
453 :
悪運な俺:2010/12/24(金) 15:15:06.58 ID:PC6e3Vb80
悪運な俺 番外編 クリスマスネタこれでオワリデス
写真浮気など怖い単語が並んでビクビクしている私デス
一応このクリスマスの舞台はストパン1期のガリア解放後の1944年のお話デス
ハロウィンネタの時と同じく2期のロマーニャ周辺基地の501に配属される前のウルスラとの過去みたいな感じになってマスネ
長い間一緒に居た中での思い出という事で…ごかんべんヲ…
それでは長い間使ってしまって申し訳ありませんデシタ それでは失礼しました〜 ノシノシ
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 15:17:11.22 ID:ONoknmh/O
おつ!
このことはトゥルーデにだまっときますん
乙!ウルスラは本当に健気な子ですよ…
>>455 なんつーもん見せやがるwww
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 15:26:31.26 ID:rHFsYHq40
乙乙
>>455 なんでそれなんだよw
ウルスラはこんなに可愛いのに振られてばかり……
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 15:27:27.24 ID:xdpkJaqr0
>>455 ワロタwwwwwwwなんだこれwwwww
459 :
俺団番外編:2010/12/24(金) 15:45:11.35 ID:hgtO9QCwO
乙
ちょっとはやいけどいくか前より甘い話にしてみた
今って空いてる?
463 :
460:2010/12/24(金) 15:52:48.29 ID:ED4GHaKj0
おっと失礼。
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 15:53:21.83 ID:Qf907ys40
全機、壁を用意しろ
こいよ!
465 :
俺団番外編:2010/12/24(金) 15:58:51.49 ID:hgtO9QCwO
―501基地―
今日は2月14日。一年で最も寒く感じる日の一つ、バレンタインだ。今年こそは…今年こそは…と何年思い続けて来ただろう。
リフ「しか〜し!今日は朝から女共が食堂で何かしてる!」
リフ「扉には男子禁制の貼り紙!」
リフ「今年は貰えるぞ!野郎共おおおおお!」
キ84・喉「うおおおおお!」
男「騒がしいやつらだ」ソワソワ
サンダー(おまえもそわそわしてるぞ)
466 :
俺団番外編:2010/12/24(金) 16:04:46.75 ID:hgtO9QCwO
―前日―
芳佳「リーネちゃん友チョコって知ってる?」
リーネ「なぁに?」
芳佳「友達にチョコを送るんだよ」
リーネ「じゃあ明日みんなで作ろうよ!」
芳佳「うん!」
リーネ(私は本命だけどね芳佳ちゃん)
――――――――――
――――――――
――――――
クリスマスにバレンタインだと…?
468 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 16:09:17.15 ID:hAxqcv80O
支援
バレン…タイン…?
支援支援
470 :
俺団番外編:2010/12/24(金) 16:14:02.21 ID:hgtO9QCwO
―食堂―
ゲルト(宮藤と弟の為にお姉ちゃんすごいの作るからな)
ミーナ「ちゃんとみんなの分も作るのよトゥルーデ。フラウはみんなの分作らなくていいわ」
エーリカ「私は男にしか作らないもん!」
シャーリー「あいつ喜んでくれるかなぁ?」
リーネ「どんなのにしようかなぁ」
芳佳「たくさん作るからシンプルなのでいいんじゃない?999のも作るし」
ミーナ「中に何か入れてみるのもいいかも知れないわね」
471 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 16:18:50.26 ID:rHFsYHq40
うぎぎぎっぎぎぎぎぎ
472 :
俺団番外編:2010/12/24(金) 16:22:22.54 ID:hgtO9QCwO
―男子控え室―
弟「はらへった…」
メガネ「食堂入れないから我慢だよ」
コラ!ハルトマン!ナニヲイレテルンダ! サトウダヨ? ソレ オシオデス!
ルッキーニチャン! ソレムシ! ウジュ?
アーア、ハイッチャッタヨ ワ、ワタシ ナニモミテマセン ワ、ワタシモ
大魔人「た、食べられるといいですね…」
リフ「う、うん…」
手作りチョコレート……だと……?
支援
474 :
俺団番外編:2010/12/24(金) 16:29:13.23 ID:hgtO9QCwO
シャーリー「わたしは何を入れようかな…」
坂本「そうだ!私の一部を入れよう!」
坂本(血?陰毛?いや、媚薬にしようか)
坂本(弟の中に私が…ぐふふ///)
ミーナ「美緒、変なもの入れちゃ駄目よ?」ニコニコ
坂本「うっ…ミーナ…」
チョコレート…俺は虫入りだって食べてみせる!
美緒たん病んできてる…ダメだこりゃ…。
もっさん、髪とか血とか色んな意味で混ぜちゃいけません
もっさん駄目すぎるww
479 :
俺団番外編:2010/12/24(金) 16:38:16.39 ID:hgtO9QCwO
―999基地―
三角「ギブミ〜チョコレート〜」ぐで〜
オレ「俺は少佐からもらいてぇ〜」ぐで〜
男の娘「私の焼いたクッキーじゃだめですか?」ショボン
三角「だめじゃないけど女の子からももらいたい〜」
ナイト「ただいま」
オレ「!」
オレ「なんだよ!その包み紙の山は!」
ナイト「悪いな。俺は結構モテるんだよ」
ショタ「僕も歩いてたらいっぱい貰っちゃった」
ショタ「いつもなぜか集まっちゃうんだ」
三角・オレ「ぐぬぬ」
480 :
喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/24(金) 16:39:31.59 ID:kgPIaaNf0
ぐぬぬ
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 16:42:10.84 ID:Qf907ys40
くそっ!くそっ!
482 :
俺団番外編:2010/12/24(金) 16:47:00.68 ID:hgtO9QCwO
エイラ「サーニャのはどんなのダ?」
サーニャ「あまり自信ないけど…///」
エイラ「凄く可愛くて美味しそうダゾ!まるでサーニャみたいだ!」
サーニャ「エイラ///」
エイラ「ツンツンメガネは?」
ペリーヌ「自信作ですわ!」
ペリーヌ「あの人の為に作ったんですもの///」ポッ
エイラ「ソ、ソウカ」
シャーリー「お前のデカイな…」
ゲルト「当たり前だ!私の気持ちだからな!」
シャーリー「ルッキーニはちゃんとできたかな?」
クリスマスは休日だがバレンタインは平日…
つまり辛いよ支援
ちくしょおおおおお!
485 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 16:50:36.22 ID:rHFsYHq40
さすがナイトさんはイケメンだな
486 :
俺団番外編:2010/12/24(金) 16:52:23.70 ID:hgtO9QCwO
シャーリー「お、ちゃんと出来てるじゃないか」
ルッキ「見てシャーリー!むしみたいでかっちょいいでしょ〜」
ルッキ「喉喜んでくれるかな?」
シャーリー「あいつなら喜んでくれるさ!」
シャーリー(虫そのものでもな…)
ミーナ「みんなできたわね?じゃあ包みましょうか」
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 16:57:34.44 ID:NJmIvssW0
くそっ
支援・・・
488 :
俺団番外編:2010/12/24(金) 17:00:43.06 ID:hgtO9QCwO
ミーナ「できたわね」
ミーナ「最後に私が魔法をかけるわ!」
ミーナ「ヴィるるん!ヴィるるん!おいしくなぁ〜れ!えいっ☆ミ」ぽこッ
キラキラ〜・・・シュワシュワ〜・・・
芳佳「」
リーネ「」
ペリーヌ「」
エイラ「」
サーニャ「」
ゲルト「」
エーリカ「」
シャーリー「」
ルッキーニ「」
一瞬空気が凍り付きましたとさ・・・
ミーナさん…無茶しやがって…
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 17:04:47.54 ID:AebJ2xw00
無茶するなよ・・・
えっと、その……
492 :
俺団番外編:2010/12/24(金) 17:09:10.33 ID:hgtO9QCwO
―男子控え室―
ガチャ
男たち「きたか!」
ミーナ「喜べ男子ぃ〜!チョコを持ってきてやったゾ!」キャハ☆ミ
男たち「」
リフ「な、なんでもいいぜ!義理でも大歓迎だ!さあチョコを!」
ペリーヌ「はいメガネさん」
ペリーヌ「わ、わたくしが頑張って作りましたねよ///」ドキドキ
ペリーヌ「う、受け取りなさい///」モジモジ
メガネ「ありがとうペリーヌさん!すごく嬉しいよ!」
えっと…あの…なんて言えば良いだろうか
494 :
俺団番外編:2010/12/24(金) 17:17:52.19 ID:hgtO9QCwO
サーニャ「あの…お口に合うか分かりませんけど…」モジモジ
サーニャ「その……良かったら食べてください!///」
大魔人「ええ。おいしく頂かせてもらいます」ニコ
サーニャ「はい!」ニコ
リフ(本命はいいよな。いや、貰えるだけありがたいか)
ルッキーニ「はい喉、これあげるー!」
喉「え、俺に?」
ルッキーニ「私が1人で作ったんだよー」
ルッキーニ「絶対美味しいから食べてね喉!」
喉「うん!(もったいなくてたべれねーよ)」
495 :
俺団番外編:2010/12/24(金) 17:26:23.40 ID:hgtO9QCwO
リフ(喉貴様ぁ!お前とは分かり会えると思っていたのにぃ〜)
シャーリー「わたしのチョコ、受け取ってくれるかな?///」
キ84「もちろん!大好きだよシャーリー」
シャーリー「わたしもだキ84。さ、開けてみてくれ」
ガサゴソ・・・
\ああっす/
キ84「ん?」
シャーリー「しゃべるチョコだ。面白いだろ?」
\僕食べられちゃうの?ああっす/
キ84「斬新だね…」
怖いわww
そっちのチョコかwww
シチュー吹いた>ああっす
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 17:32:44.18 ID:xdpkJaqr0
チョコwww
500 :
俺団番外編:2010/12/24(金) 17:33:36.45 ID:hgtO9QCwO
ゲルト「弟!お姉ちゃんの気持ちだ!受け取れ」
弟「お、大きいね」
ゲルト「チョコレートのお城だ」
弟「ありがとう」
エーリカ「男、あーん」
男「あーん」パクっ
エーリカ「美味しい?」
男「ああ」
エーリカ「私に惚れ直したでしょー」
男「俺は幸せだ」
エーリカ「口にチョコついてるよ!」ペロッ
エーリカ「おいし!///」ニコニコ
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 17:33:59.17 ID:rHFsYHq40
うがっががががが
502 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 17:35:41.64 ID:Qf907ys40
ごっががががっがうぎぎぎ
もう壁がなくなっちまった・・・!
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 17:38:35.18 ID:AebJ2xw00
天気予報で雪ふるかもって言ってた
今夜、寒くて死んじまうよ・・・・
504 :
俺団番外編:2010/12/24(金) 17:40:58.78 ID:hgtO9QCwO
リフ(ん?あいつ泣いてるぞ?)
エイラ「オマエ、泣くほどワタシのチョコがウマかったのカ!」
サンダー「え?あ、ああ」
ボロボロ
エイラ「て、照れるじゃないカ///」
エイラ「またいつでも作ってやるからナ」ニコニコ
リフ「(おい、どうしたんだ?)」ボソボソ
サンダー「(中にサルミアッキ入ってた……ひぐっ)」ボロボロ
505 :
俺団番外編:2010/12/24(金) 17:47:51.55 ID:hgtO9QCwO
ゲルト「・・・・・・」
シャーリー(ん?)
シャーリー「(おい!)」ボソ
ゲルト「・・・・・・」
シャーリー「(おいって!)」
ゲルト「!」ビクッ
ゲルト「な、なんだ?」
シャーリー「(お前わたしたのか?あいつのもちゃんと作って来たんだろ?)」
ゲルト「(え、いや、その……まだ)」ボソボソ
シャーリー「(はぁ〜。見守っててやるからはやく渡してこい!)」
ゲルト「(え!いや、でも……)」
シャーリー「(さあさあ)」
506 :
俺団番外編:2010/12/24(金) 17:56:22.49 ID:hgtO9QCwO
シャーリー「おいリフ、ちょっとこい」
リフ「ん?」
シャーリー「バルクホルンが話があるってよ」
ゲルト「(なっ!おい!///)」
シャーリー「(大丈夫だ。頑張れ)」
リフ「どうした?」
ゲルト「いや、その……」
ゲルト「えっと…」モジモジ
ゲルト「こ、これをやる///」スッ
リフ「え!?」
ゲルト「わ、私からじゃ……」
ゲルト「嫌だったか?」シュン
507 :
俺団番外編:2010/12/24(金) 18:00:57.26 ID:hgtO9QCwO
リフ「いや、その…いやじゃ…」
リフ「ないぞ…ありがとう///」
リフ(これが噂の上目遣い!?)
ゲルト「味わって食べるんだぞ///」
リフ「ああ///」
ゲルト「それに私はお前の事……そんなに嫌いじゃないからな///」ボソボソ
リフ「え?なんて?」
ゲルト「な、なんでもない!///」
ゲルト「じゃあな!」
シャーリー(頑張ったじゃないかバルクホルン)
サルミアッキってそんなにマズいのか
食ってみたいな
お姉ちゃん可愛いww支援
509 :
俺団番外編:2010/12/24(金) 18:09:06.12 ID:hgtO9QCwO
芳佳(あれ?そういえば坂本さんどこだろ?)
リフ(幸せだぁ〜)
バン!
勢いよく扉が開いた。全員が注目する。
坂本「遅れてすまない」ハァハァ
なんとそこには……
全身をチョコレートでコーティングした坂本美緒少佐がいた……
坂本「チョコの中に私自身を入れてみた!」
坂本「さあ弟!」
坂本「存分に舐めるんだ///」ポッ
全員「」
この日、小さな心にトラウマが刻まれた。
おしまい
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 18:11:17.13 ID:rHFsYHq40
乙乙
もっさんが手遅れすぎる……
もっさんwwどうしてこうなった
乙ダナ!
512 :
俺団番外編:2010/12/24(金) 18:13:45.69 ID:hgtO9QCwO
クリスマスは前やったけどなんかやりたいなぁと思って甘い話(チョコレート=バレンタイン)にしてみた
ただそれだけ
乙!
もっさん。思い切ったものだww
514 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 18:15:31.98 ID:AebJ2xw00
乙
もっさんがおっさんに・・・・
乙
このもっさん病気が進行し過ぎだろ
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 18:16:37.83 ID:Qf907ys40
なぜこんなになるまで放っておいた・・・!
おつ
517 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 18:25:09.47 ID:gZqeO2jFO
乙、さすがもっさん。予想の斜め上を逝くな
乙
>>508 まずはシュールストレミングからだぞ
519 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 18:32:12.78 ID:NJmIvssW0
乙
相変わらずいちゃいちゃしやがって
520 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 18:48:53.85 ID:Xh90Mcys0
もっさんが病気すぎる・・・なんか涙出てきた・・・
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 18:54:48.92 ID:Xh90Mcys0
そういえば今日の12時って空いてる?
空いてるならss投下予約したいんだけども
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:05:30.61 ID:gZqeO2jFO
>>521 予約は空いてるけどその前に予約している人が結構いるから、12時には空かないと思うぞ
俺もその一人
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:07:41.13 ID:rHFsYHq40
>>413参照
ちなみに
>>287が俺なんだけど……
久々の投下なのもあってちょっと長い……すまん、待たせてしまうかも
漏れ「寒いねぇ」
サーニャ「えぇ」
漏れ「世はクリスなんとかだってねぇ」
サーニャ「クリスちゃん?」
漏れ「クリス祭りって言うのかねぇ」
サーニャ「バルクホルンさんがうるさそう…」
漏れ「今の内に縛るかねぇ?」
サーニャ「縛るのは駄目よ」
漏れ「駄目かねぇ」
サーニャ「そうよ」
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:09:57.32 ID:Xh90Mcys0
>>わかった、今日は諦めて明日にするよ〜
526 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:12:05.87 ID:gZqeO2jFO
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:13:50.04 ID:rHFsYHq40
>>525 あ、俺のは季節関係ないから季節ネタなら譲るよ
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:15:18.87 ID:ONoknmh/O
早くいえかえってポケットの中の戦争見ながら短編書きたい…
シャーリー「クリスマスパーチーやるぞー!」
サーニャ「あ、はい」
漏れ「クリス…マス…?」
漏れ「おいこらネウロイ早く来い!早く!」フンフン
ペリース「裸で何やってるんですの…」
漏れ「ネウロイ!ネウロイ!」フンフン
ペリーフ「ちょっと、落ち着きなさい」フンフン
漏れ「憎い憎い憎い肉染みで死ねるぜ」ワナワナ
ペリース「何なのかしら…」
漏れ「とうっ!」ばしゃーん
漏れ「泳いでサンタ殺しにいくぜ!」
漏れ「あれ…感覚が無くなって…」
漏れ「 」ぷかー
サーニャ「どざえもんだわ」
エイラ「何言ってんだサーニャ?」
彼が死んだことは誰も知らない
次20時からなら5レスだけ行ってもいいかな?
531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:32:06.24 ID:Xh90Mcys0
支援
532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:32:29.34 ID:j+T7CXH5O
GO
>>418から続けてみた
俺「ふぅ……ここなら大丈夫かな?」
俺は11人を何とか振りきり今は彼女達の自室と思われる部屋にいる
俺「ベッドが二つ二人部屋かな?」
しかし大変だった索敵が出来るウィッチがいたため隠れてもすぐに見つかる見つかる
俺「まさか袋を使ってGNサンタ粒子を散布するハメになるとはね…」
持っててよかったサンタの袋!まあそのせいで追われてるんだけど今の俺はそんな事さっぱりさ!
俺「でも見つかるのも時間の問題だね、まずはこの服をどうにかしなくちゃ」
サンタの赤い服を見る目立つよねぇ…コレ
しかしサンタ服以外の服はないんだ、一応種類は豊富だけど全部真っ赤だからね目立ち過ぎだよ
俺「何か服を調達しないと」
そう呟き俺は部屋をあさったんだ、べ、別に他意はないんだからね!
俺「和服と洋服があるね」
しかし両方女物…、でも安心だ!何故ならミニスカサンタ変装用のサンタウィッグがあるからねこれをつけてっと
俺「和服にしようかな〜♪あら?入らない……、しょうがない洋服にっと」
ちょっと小さいけど肩幅は大丈夫だ!よし完璧!
俺「これですぐにはバレまいランラララ〜♪」
そう言って部屋を出ると対物ライフルを持った少女とご対面さ
う、うふぅ!
対物少女「ひぃ…!わ、私の服!へ、変態ぃー!!」ダーン!
ゼロ距離射撃は駄目だと思うんだ、うん
俺「ひぎぃぃぃ!」
死にはしないけど衝撃は消せないからね、サンタは消す者じゃなく与える者だからキリッ
俺は部屋にふっ飛び窓ガラスを突き抜け庭に落ちてしまったんだ
しかし酷いね、服を勝手に借りたのは俺が悪いけど今の俺はどこからどうみてもいたいけな少女なのにさぁ
「うにゃぁぁ!変なのがいる!気持ち悪いよシャーリィー!!」
「ルッキーニ目が腐る!見ちゃ駄目だ!!」
また見つかったようだ今度は幼女と巨乳さん、幼女は震えながら巨乳さんに抱きつき巨乳さんはそんな幼女を銃を置き優しく両手で抱いている、しかし酷いなあ
俺「酷いよ私は女よ!(裏声)」ジリジリ
巨乳さん「く、来るな!」
幼女「いやぁぁぁ!」
距離を詰めると距離を離す二人
ふ……、銃からも距離を離してどうするんだい?
すかさず銃を拾う俺、俺はサンタ人に銃を向けはしないが
俺「くす…、形勢逆転だね(裏声)」
巨乳さん「くそっ…」
追い詰める側が追い詰められる側にか…、クックックッ女の子が汚い言葉使いは駄目だよ〜
536 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:45:02.06 ID:ONoknmh/O
さん…たさ……ん?
そんな時声が聞こえた
『そこまでだ変態!』
俺「なにぃ!?どこだ!!」
『ここだぁぁぁ!』
上か!そう思い見上げると
「私の妹に手を!出すなぁぁ!だりゃぁぁぁ!!」
バカみたいな話だが20mはある鉄骨が少女と一緒に降って来たんだぜ(注・一期最終話の思い出の鉄骨です)、死ぬよ?いくらサンタさんでも死ぬよ?
でもね俺サンタなんだよね
俺「ふん!」ガシッ!
「な!?」
鉄骨を受け止めた俺に驚く少女、妹とか言ってたからこの子はお姉ちゃんかな
お姉ちゃん「ばかな……化物か!?」
サンタだよ
サンタというよりサタン しえーん
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:50:58.25 ID:rHFsYHq40
お姉ちゃん人の事言えないでしょ
サタンクロースか
支援
俺「流石にお痛いが過ぎるよ…」
子供を叱るのもサンタいや大人の役目!お尻ペンペンだねウヒヒヒ!
しかしお姉ちゃんは諦めていなかったんだ、いやお姉ちゃんの仕事は済んだ…と言うべきか
そう俺の動きを止める仕事はね
お姉ちゃん「今だ!少佐!!」
「ああ!烈風斬!!」
鉄骨で足止めしその隙に必殺の一撃をぶちこむそれが作戦だったようだ
俺「がはぁぁぁ……!」
だがまだ死なん!
しかし窓から対物ちゃんが鉄骨の上からお姉ちゃんが正面から巨乳さんが銃を向けていた、おそらく見えないだけでまだいるだろう
俺「サンタは……、死なぬ!!」
全方位から弾丸を食らい俺は気を失った
殺す気満々だよねこの人達?
あ。あ、そか。
準備します。 いいところなのにごめん。サタンクロース続期待してます
ん? 続きは後でか
とりあえず乙!続き楽しみ
544 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:59:50.27 ID:kwy1juqP0
支援
こんばんは。今宵はバカ騒ぎするもよし、私のように犬と過ごすも・・・。空しさは幻影。気にしない。
まあ、理想は大事な人と過ごすことでしょう。サンタもトナカイも出てきませんが。では。
*********
>>267の続き
―告白― ミーナ視点
クレー射撃機材の件で、俺さんのテントにお邪魔することにした。お話したいし・・・。
まずは、要件を済ませてしまいましょう。
俺さん、手早くメモに書き記しながら要点を説明してくれる。でも、横顔に見とれてしまう。
声に酔ってしまいそう・・・。
来客だわ?
芳・リ「「こんばんはー!お夜食お持ちしました!」」
あらあら、いつも元気な二人だわ。お盆を私の前におく。あら?二人前?わたしも?
芳「えへへー。坂本さんが二人分もっていきなさい、って」
美緒ったら///。私がここに居ることは知っていたわね。有難う、美緒。
リ「仕事のお話ですか。大変ですね」
ええ。クレー射撃の準備で相談をしにきたのよ。
芳「私も教えてもらいたいなぁー。射撃、へたっぴだから・・・」
リ「あ、私も・・・。狙撃しか出来ないって、今後困ると思うので・・・」
大丈夫よ、しっかり教えてもらえるわよ?ねえ?俺さん?
一人で飲むワイン美味しい
美味しいんだよ…
この雰囲気好きだぜ
支援
548 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 20:01:29.59 ID:gZqeO2jFO
乙乙
とりあえずGN粒子笑ったww
そして肩幅の件は屋上な
さあ支援の時間だ
俺「ああ。しっかりしごくからw。頑張ってくださいよ!」
はーい、と元気に答えた二人は戻っていった。様子を見にきたのかしらね・・・。
これで、よし、と。
二人でお夜食のサンドイッチをいただく。俺さんがコンロでお湯を沸かし、ココアを作ってくれた。
熱いココアを啜りながら、取り留めの無い会話を楽しむ。
と、俺さんが居住まいを正した。
俺「先ほどのコールサインの件で、話しておきたい」
はい。
覚悟していた。あなたの過去を受け入れる覚悟は・・・もう出来ています。
俺「あのコールは、昔の恋人の・・・・名前です」
やっぱりそうでしたか、私が微笑むと意外そうな顔をした。大丈夫です。想像はつきましたから。
俺「もうしわけない」
深深と頭を垂れた。いいのですよ。あなたの気持ちはよくわかります。それに、そのほうが人間らしいと思います。
綺麗ごとではないです。そう、心から思います。 その人のことを本当に愛しておられたんですね。
俺「あなたから聞かれるのを待つ、とも思ったんですが。自分から話す事を選びました」
よろしければ、その方の事、少しお話いただけません? あなたのことを全て知りたいのです。
俺「・・・。
出逢いは、1922年のベルリンでした。射撃場に、父親と一緒に訪れていたんです。実を言うと、彼女
のことをそのときは余り記憶していません。その父親と口論してしまいました。人種問題、です」
ああ・・・・カールスラント人は結構保守的ですから・・・。分け隔ての無い、建前が出来たのも最近ですね・・・。
俺「次の出会いは、1923年、扶桑大使館の夜宴会でした。私は駆け出しの駐在武官補として。彼女は来賓の
令嬢として。先の父親も一緒だったのですが、制服姿の私を見ても思い出せなかったようでした」
クスッと笑ってしまう。確かに、士官の礼服は魔法だわ。
俺「私は父親には気付いたのですが。その娘さんとは知らずにダンスをそのお嬢さんに申し込みました。
それが切欠です」
ああ、青年将校と令嬢。私も昔、憧れました。大人の世界でした。
俺「恋に落ちました。でも、結局は人種を理由に親御さんに反対されました。政治的立場にある方だったので
わが国もカールスラントとの関係悪化を恐れ、私を移動させたのです。リベリオンに・・・・」
・・・・・・連絡はつかなかったのですか?
俺「何度も手紙は出しました。仲の良かったほかの大使館の武官に中継を頼んだりもしましたが、返事は・・」
そうですか・・・。
俺「私は最後の賭けにでました。辞表を出し、彼女の故郷へ行ったんです。途中で電話をし、彼女に
伝えました。私は国を捨てる。一緒になってほしい、と」
・・・・・・・・・・・うまくいかなくて、私には僥倖です・・・。言えないけど。
俺「ポズナニアの野原で待ちましたが。彼女の手紙だけが届けられました。こう書かれていました。
『私のために国を捨ててはいけません。あなたに出来ること。それを間違えないで下さい。』」
・・・あなたに出来ること・・・
俺「『あなたについていこうとも考えましたが、改めました。遠い空を見てあなたを想います。
さようなら』と」
・・・・・・・辛い・・・・
俺「私はそれからずっと・・・彼女を追い詰めてしまったのかと、後悔して過ごしました。彼女の消息は不明
です」
そうでしたか。その方がマリアさん・・・
俺「ええ、マリア・・・・マリアンナ・ディートリンデ 」
名前を聞いた瞬間、その後の言葉は耳に入らなくなった。もしかして!
恐る恐る尋ねる。
何年生まれの方・・・なの?
俺「・・・・1904年3月13日」怪訝な顔をして答える彼。
涙が堪えきれない。止まらない。ああ・・・・
俺さんが慌てている。大丈夫、落ち着くまで、ちょっと・・・ちょっと待って・・・・。
ミ「あの・・・俺さん」
俺「済まない!いうべきではなかった!」
ルッキーニ「俺ぇー!ナターレなんだから出かけよーよー!」
俺「どうせ街だって人ばっかりだろー。」
ルッキーニ「俺がミーナに言ったんでしょー!『ルッキーニはもっと色んな事を体験した方が良い』ってー!」
俺「…何故それを?」
ルッキーニ「ミーナが『連れてってもらったら? 』って今日をお休みにしてくれたの!」
俺「なん…だと…?」
ルッキーニ「ね⁉良いでしょ!」
俺「…わかった。パネットーネでも食べに行くか。」
ルッキーニ「やったー!」
ナターレはイタリア語(ロマーニャ語?)でクリスマスです。
冬の陣がオワタらルッキーニ√で書こうと思います。
メリークリスマス!
ミ「ううん・・・・。大丈夫よ・・・・。 お話しするわ。
その人のことはよく知っています。5年前に戦闘に巻き込まれて・・・天に召されました」
俺さんが絶句。ごめんなさい。でも、そうなの・・・。俺さんの手を包み込む。震えている・・・。
ミ「その人は、貴方の事を何度か口にしたことがあります。そのときの彼女は、とても幸せそうでした。
私にも、幸せで大切な思い出を語っているのが解りました。・・・・・・・
こういわれたことをよく覚えています。『『一番大好きな人と結婚できない』といわれるけど、私もそうだった。
でも、あなたがいるから私は幸せ。ミーナ、あなたは一番好きな人と一緒になりなさい』と。
そう私に言うときの彼女は、遠くを見て微笑んでいました。 あなたがあの人の一番大事な人だった・・・・」
俺「 」
大きく震えた手をしっかりと握り締める。指が冷たい・・・。
ミ「私の・・・母です・・・・。私と同じ誕生日・・なんです・・・。ヴィルケは父側の姓です・・・」
また、涙が零れてきた。ああ、お母さん・・・。
泣き止んだ私は、改めて彼を見る。うちのめされた表情をしている。
ミ「俺さん・・・お散歩、しましょう?」
そっと手を引くと、彼も立ち上がってくれた。ほっとする。
二人、横に並んで月夜の径を歩く。彼からの言葉を待つけど・・・何も言ってくれない。
立ち止まって彼を見る。顔色がまだ少し悪い・・・。ねえ、ちゃんと聞いてね?
ミ「俺さん・・・私、ね。凄く幸せなの」
ミ「母を愛してくださって、ありがとう」
俺「・・・・・・・」 おねがい、困った顔をしないで・・・。
ミ「私も、いえ、私は。・・・・私はあなたを愛しています!だから・・・遠くに行かないで・・・下さい・・・」
震えが声に出てしまう。聞いている?ねえ!俺さん!
俺「・・・・・全てを知っても・・・それで・・・も?」 彼の声も震えている・・・。
ミ「ええ・・・。私が好きになったのはあなたです・・・」
俺「ミーナさん・・・」
ミ「母のこと、忘れないでね・・・。それだけ、お願いします」
俺「いい・・・のか?・・・・」
そんな、苦しそうに言わないで。お願い・・・。
ミ「忘れたら、母が哀しみます!私の大好きなお母さんだもの。哀しませないで! ね?」
ミ「私にも、救いなのよ・・・わかって・・・お願い」
そっと抱きしめられた。肩に顔を埋める。安堵が身体を包み込む。
俺「愛してる・・・ミーナ・・・」
ええ。私も・・・。
しーえん
帰りたくない。部屋の一人ぼっちのベットには行きたくない。あなたを独りにしたくない。
俺さんは、戻りなさい、っていうけれど・・・ 嫌。
俺さんを引っ張って、執務部の奥へ。寒々しい野戦用ベッドがあるだけ。
まだ言っている彼の唇を、私の唇で塞ぐ。
お願い、私の我侭を聞いて・・・。
彼がやっと静かになった。キスしながら制服のボタンを外す。彼のボタンが外れるに連れ、私の動機が
高まる。次はシャツ。
脱がしたものをベッド脇に置き、静かに彼の前に立つ。お願いします・・・。自分からは恥ずかしい・・。
彼の手がボタンを外していく。また高まる鼓動。そっと脱がせてくれた。シャツも・・・。抱きあう。
彼のベルトのバックルがおなかに当たって少し痛い。それを察してくれたのか、ズボンを脱ぐ彼。
月明かりで仄かに明るいテントの中、私も下着を取り去ってもらう。
抱き会う。暖かい。動悸は激しいけれど安心する。彼の手が徐々に強く抱き締めてきた。
ひょい、と彼が私を抱き上げる。驚いて思わず声が出てしまうけれど、彼は微笑んでいる。
思わず、首に抱きついてキス。
キスしたまま、彼がベットに私を運んでくれた。
優しく降ろされると、急に恥ずかしくなって胸を腕で覆う。あまり、見ないで・・・。
そっと私の横に身を横たえる彼。毛布が身体を覆った。目を開くと、すぐ前に彼がいる。
腕を彼に回して引き寄せた。キスで答えてくれる。溜息が思わず漏れる。
キスしていた彼が、そっと身体を離して私の目を覗き込んだ。貴方にお任せします・・。
信頼しているから・・・・。
壁ェ…
ズボン脱いだら風が寒い支援
560 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 20:32:07.90 ID:rHFsYHq40
か……壁ェェ!!
おいおい壁が足らないぞ
もっと持って来い
支援
目を瞑り、愛撫に身を任せる。痺れるような不思議な感覚が身体を駆け巡る。息が乱れる。
ずっと前からこの日のことを想像していた。
想像していたより優しい。
嬉しい。
そして暖かい。
私の手は彼を求めて彷徨う。 触れていないと不安・・・触れていると安心できる。
彼の手、唇が触れる場所に意識が集中する・・・。
彼の唇が下がっていく・・・恥ずかしい、でも、期待してしまう。
思わず拒否の言葉が出てしまった。ご免なさい。つい・・・。
謝ろうとしたら、キスで唇をふさがれる。優しいキス。そっと髪の毛を梳く指。
身体の力がそれで抜けた。
貴方に御任せします・・・。また、ゆっくりと愛撫が下がっていく。
思わず、身体が跳ねる。なに?今のは??テントに映る月光と木々の陰が目に入る。
また! そこで、何も考えられなくなった。目をぎゅっと閉じる。身を委ねよう。
ああ、あなた!もっと!もっと愛して・・・!
彼の髪の毛を掻き毟りながら、私は高まっていく・・・。
ふぅ…。
目が覚めた。彼の胸に顔を乗せたまま眠ってしまったのね。まだ、夜。
そっと顔を起こすと、眠っている彼の顔が見える。彼の腕が私を抱いてくれている。安らげる・・・。
胸に頬を当てて、彼の鼓動を感じながら。手で彼の身体をまさぐる。そっと・・・そっと・・・。
さっきのことを思い出すと、身体の芯が熱くなった。体に余韻が残っている。
ああ・・・・。あんなに私を苛めるなんて。ひどい人。
でも、愛しい人。私を見てくれて有難う。胸に痛みを覚えた。
最後までしてもいい。私は彼にお願いした。堪らなくそうしたかった。魂が叫んでいた。
でも、かれは首を振った。
「ミーナに今、出来ることを奪ってしまう」といって。思いやりが嬉しかった。
でも、彼を感じたくてもう一度お願いしたら、少しだけ、彼を感じさせてくれた・・・・。
ありがとう。あなたは本当に優しい・・・。私に後悔させまいと・・・。有難う。
まさぐっていた手が触れた。あら、さっきはあんなに逞しかったのに。そっと確かめる。大胆な自分に
顔が赤くなる。でも、いいわよね? あなたも私の全てを知ったのだし。
フフッと笑うと、彼が身じろぎした。起きちゃったかな?
大丈夫みたい。
彼に触れていると、安心する。そっと手を添えて、鼓動を聞いていよう・・・。
あなたが愛しくてたまらない・・・。
出逢えてよかった・・・・。
警報、鳴らないで・・・。今このときだけは・・・。
****
あれか、続きはwebでか
ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!
鳴らすなw
眠りから醒めかけたとき、額にキスされて一気に目が覚めた。
でも、目を開けるのが怖い。夢だったら・・・寂しすぎる。
そのまま、腕で抱き締めてみる。ああ、夢じゃなかった・・・・。そっと目を開けると、彼が笑っている。
なんだか、とても恥ずかしい。
俺「おはよう。ミーナ」
ミ「おはよう、あなた・・」こそばゆい、それでいて幸せな言葉。外はまだ暗い。
もう一度、ちゃんとキスを交わす。先にベッドから出てもらった。毛布を巻きつけて彼の支度を見る。
逞しい身体。愛しい身体。
俺「コーヒー淹れるよ」
ありがとう、と背中にいう。私も支度を。
彼の元にいくと、湯気の立つコーヒーが用意されていた。二人で初めて飲む朝のコーヒー。微笑んで
しまう。不思議な感じがするものね。
俺「ミーナ。好きな花は、なに?」
思わず戸惑う。急にどうしたの?
俺「ふふ。ちょっと、ね?」
ミ「そうね・・・誕生日の花はチコリなんだけど・・・花言葉がね、気にいらないの」
俺「参考に? どういう意味なの?」
サイレンか
ああ、続いてた。
申し訳ないです。
ミ「笑わないでね? 待ちぼうけ なのよ」
二人で声を殺して笑う。やっぱり笑ったわねw?
ミ「笑わないでっていったのにw。もう。・・・えーと、薔薇が好き。お母さんも好きだった」
俺「ああ。覚えている。 それでは、よし!新しいコールが今決まった」
ミ「フライトコール?」
俺「ああ。『Rosen』フライトだ。これにしよう!」
彼にキス。コーヒーの味のするキス。
朝のトレーニングをする彼と、テントの前で別れた。
ちょっとぐずったら、キスしてくれた。
****
美緒が走ってきた。何か言われるかしら?
坂「おっ!不良隊長!おはよう!!」
ミ「おはよう。美緒。 不良ってなによw?」
坂「朝帰りだろ?顔がにやけているぞww?」
思わず顔に触ってしまう。え??
坂「カマかけただけだ。顔がにやけているぞ!ほどほどに、な?!はっはっは!・・・」
もう!というまもなく、高笑いしながら走っていっちゃった・・・。私の顔、何処か変なのかしら。
****
キリッとした姿勢で宿舎に入る。心の緩みが姿勢に出ていたのよ、きっとそう。
そこでルッキーニさんを起こしにいくシャーリーさんに出会った。
ミ「おはよう。シャーリーさん。ルッキーニさんを探しにいくの?」
シ「あれ?おはよう!早いね!」
なにをそんなにじろじろと・・・
シ「あああっ!その表情!!そのセクシーボディは! ミーナ!やっちゃったのか!」
なにいいだすのよっ!
ミ「まさかっ!今も!処女ですっ!」
シ「ぶっ!あはははは!」
ミ「・・・なにが可笑しいの??」
シ「冗談だって!冗談!もう、わかりやすいんだから・・・ ああ、苦しい」
ミ「もう!からかわないで//////!」
シ「ごめん、ごめん。ねえ、ミーナ。こうしようよ。こういう・・・あー、状況のときは、さ?」
こういう状況って・・・余り突っ込めないわね。怒れないわw。
シ「チャーチルサインでいこうよ。ほら、Vサイン」
ビクトリーのV?? 思わず出してしまう。これが?
シ「そうそう。隊長の場合は、バージンのV!!それが出なくなったら、経験したと!」
ミ「しゃぁりぃさあん!!」
脱兎の如く逃げられてしまった。はァァ・・・・。
ぷりぷりしながら、部屋に戻って着替えをする。目ざとい子が多いから、気をつけないと。
隊の風紀を乱してはいけないわ・・・いけない、そう。
姿見で服装確認。よし!隙はない!
鏡に近づいて、顔を多角度から見てみる。 どこか変わって・・・無いわよ、ねえ?
やっぱり、経験したらばれちゃうのかしら・・・??///////
この後、幹部たちとミーナの間で交わすVサインが一般隊員にも流行した。
坂本とシャーリーは、胸の前で出して左右に振りながら笑う。
バルクホルンは、まじめな顔でビシッと胸の前に腕を突き出す。
ミーナは、腰の辺りで恥ずかしそうに出して答える。
一般隊員は意味はともあれ、Vである。
俺は・・・・一人仲間はずれ。
*******************
今夜はここまで。
ご支援有難うございました。 メリー・クリスマス。 おまたせ。次の方お願いします。
ぐぁぁぁぁっぁぁ 猛烈に恥ずかしい。
女視点やめりゃよかった。 酒ぇ!
乙乙
面白かった!この雰囲気は真似できないなー
次も楽しみ
おつー。
チャーチルのVサインは原爆の意味もあるんだよな、アレ。
イアン・フレミングの言葉を信じた俺が馬鹿なんだ。酒ぇ!2リットル角瓶でよかったぜ。
なーにが「読み手の妄想を書きたてて、勝手に血圧上げさせちまおう」だよ。難しいわクソ。
ロシアから愛を込めてのタチアナがサーニャでサ グフフフフフ。黒いチョーカーだけのサーニャ。
だれか書いてくれるかな。 さけぇ!
579 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 21:08:54.70 ID:rHFsYHq40
乙乙、この寒いのに壁が無いのはつらい、じゃあそろそろ俺も行かせてもらいます
乙
全方位の壁壊したら天井が降って来たぜ
ありがとう。乾杯!
>>579 角瓶抱えて声援だぉ
582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 21:12:13.12 ID:AebJ2xw00
全力で支援する
>>580 今夜、寒さで震えるなよ
583 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 21:12:48.79 ID:rHFsYHq40
よくわかる前回までのあらすじ
俺が501に来たよ!色々あってツンだったけどデレたよ!
スゲー高いところにネウロイだよ、倒したよ!
俺「あー、精神的に攻撃食らったわー、やばいわー、マジつれーわ」
ミーナ「っせーな、ローマ行くぞ」
シャーリー「車壊れた」
俺「お前のせいだろ」
ルッキーニ「羊屋の家にお泊り!あ!ネウロイ」
俺「そぉい!」
ネウロイ「バーン、俺は砕け散った、ウィッチーズ()」
娘「緑色キモイ」
俺「わーん」
ミーナ「ちょwwwまてよwww」
ここから続き
ID抽出するとアギトの人の壊れっぷりががが
585 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 21:16:03.53 ID:rHFsYHq40
――――深夜、基地
エイラ「むにゃむにゃ」
夜間哨戒に向かったサーニャを見送ってエイラはベッドに横になっている
2段ベッドの上段で暢気に涎を垂らしながら眠る様はアホみたいだが非常に可愛らしい
エイラ「サーニャ……えへへ……それは俺のおいなりさんダゾ……」
エイラ「地獄のジェット・トレイン……ふひひ……」
どんな夢を見ているのだろうか、寝言からその内容はなかなか想像しにくい
仰向けに半笑いでだらしない顔をしているが、それでも可愛いという言葉は訂正する必要はないだろう
時刻は夜中の3時を過ぎようかという頃
外では少し前から雨が降り始めており、石畳に落ちる雨音が窓の外から部屋に響いている
窓から差していた月明かりも雲に覆われており、基地の中はほとんど暗闇に近いと言っていい
586 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 21:20:09.33 ID:rHFsYHq40
エイラ「ウェルカム……ねこまねき……」
エイラ「……ちょうしに……ちょうしこかせてもらうぜ、へへ」
暗闇の中で相変わらず訳の分からない寝言を洩らす
外では急激に雨が勢いを増してきている、既に豪雨に近い様相を呈しており、数度稲光が起こる
遅れて、雷鳴が鳴り響いた
エイラ「んゅ……」
その轟音に目が覚めてしまう
覚醒した影響で下半身に軽く押し寄せる波を覚え、むくりと上半身だけを起こし目をこする
エイラ「トイレ……」
いい気分で寝ていたのに面倒だなと思いながらも無視するわけにもいかない
雨の影響で冷えた室温に少し身震いしながら、タオルケットを適当にのける
足元に気を配りながらのそのそとベッドから降りると、波を抑える為に廊下へと出る事にした
587 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 21:21:14.65 ID:j+T7CXH5O
ちょうしにのっちゃだめーwwwwww
「どうもトイレです(しゃがみながら)」
589 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 21:22:54.32 ID:gZqeO2jFO
支援するぜよ
エイラ…ふたなr
591 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 21:25:07.19 ID:rHFsYHq40
――――廊下
エイラ「随分雨降ってんナ……雷も鳴ってるし、サーニャ大丈夫カナ……」
目的を済ませて部屋に戻る途中、廊下の窓から外を眺めサーニャの身を案ずる
だがよくよく考えてみればそれも雲の上に出れば済む話だ
自分の心配を余計な世話だろうと思い直し部屋に向けてまた歩き出す
エイラ「?」
窓から射す稲光に照らされて廊下の先に人影が見えた気がした
寝ぼけて観葉植物でも見間違えたかと、歩きながら眉をひそめ目をよくこらしてみる
エイラ「むー?」
消灯された廊下の先は暗く、厚い雲によって月明かりの遮られた状態ではよく見通せない
先程光った分の雷鳴が遅れて鳴り、それに合わせて別の稲光が廊下を照らす
見えた
あれは……俺だ、俺だけど……何故かアギトの姿だ
しかし俺はミーナ達とローマへ買い出しに行っていて泊まりになると聞いていた
なのに何故基地にいるのだろう?
耳を澄ますと雨音に混じって足音も聞こえる、こっちに向かってきているようだ
大方早めに帰ってきてあの姿で鍛錬でもしていたのだろうと思い、エイラも足を進める
声が届く距離まで近づくとからかうように声をかけてみた
エイラ「オイ、脅かすなヨ、夜中にそんな格好でうろつかれるとびっくりするダロ」
592 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 21:30:09.55 ID:rHFsYHq40
俺「……」
エイラ「大体いつ帰って来たんだヨ……っていうか行く時何で私に声かけてくんなかったんだヨ」
歩きながら腕を組んで鼻を鳴らし、冗談めかして不満を洩らす
俺「……」
エイラ「私だって……い、いや、べ、別にオマエと一緒に行きたかったなんて事じゃないんだからナ!勘違いすんなヨ!」
俺「……」
エイラ「そ、そりゃ朝食の時まで寝てた私が悪いって言われたらソノ、そうかもしんないケド……」
なにやら少し顔を赤らめて視線を斜め下に向けながらブツブツと文句を言っている
正面から歩いてくる俺にも声が届いている筈だが返事は無い
文句を言っている内に距離が近づく、向かい合う形になり互いに足を止めた
エイラ「オイ聞いてんのカ?」
返事の無い俺を見上げて少し口を尖らせる
また窓から稲光が射す、エイラを見下ろす俺の姿が光に照らされる
見慣れたアギトの姿、人の姿とは大いに違っているがエイラにとっては共に死線を越えてきた頼もしい戦鬼の姿だ
593 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 21:35:18.19 ID:rHFsYHq40
そこでやっと違和感に気づく
普段ならその瞳は紅く光を宿し、闇の中でも力強くその存在を示している筈だ
だが目の前のそれに光は無く、ただそこに佇んでいるだけ
よく見てみれば身体もひどく雨に濡れており、歩いてきた廊下に水跡と足跡を黒く刻んでいる
エイラ「び、びしょぬれじゃないかオマエ……風邪ひく……
風邪、ひくのか?その体?いやどっちでもいいケド……どうしちゃったんダヨ」
ぽたぽたとまだ水滴を垂らしながら無言でエイラを見下ろしている
俺は答えない
エイラ「とりあえず風呂入って来いヨ、ホントそんなんじゃ風邪ひくかわかんないけど体悪くするゾ?」
憎まれ口を叩いていた顔が一転し、心配そうに俺を覗き込む
それに答えるようにやっと俺が口を開く
俺「エイラ……」
エイラ「ン?」
そういえばこの間のオペレーション・ロンギヌスから後、俺は名前で呼んでくれるようになっていたっけ
そんなどうでもいい事が何故か急に意識され、エイラは少し照れを覚える
が、そんな様子もお構い無く俺は光の無い目のまま呟く
俺「俺は……何だ?」
また稲光と共に雷鳴が轟く、俺とエイラを数度照らし廊下はまた闇に包まれる
支援ダナ
595 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 21:40:33.02 ID:rHFsYHq40
……質問の意図がよく分からない
何だと言われても俺は俺だろうとエイラは目を瞬かせて不思議そうに首を捻る
エイラ「何だ?もしかして寝ぼけてんのカ?」
なにしろこんな時間だ、鍛錬しながら寝てしまって覚醒しないままここまで彷徨ってきたのだろうか
そんな突拍子も無い想像をするが、目の前の俺はそんな雰囲気ではなさそうだ、俺は再び小声で話し出す
俺「俺は……俺がわからない」
俺「俺は……何の為に……戦う?皆を、家族を守る為?そうだ、それは違いない
妹の仇を討つ為、108人の英霊の鎮魂の為……それも違いない、代わっていない」
エイラに告げる事を目的としていないような、まるで独り言のように話を続ける
状況の分からないエイラはただ呆然と、濡れた姿の俺を見上げたまま黙っている
俺「人間を守る為……勿論だ、アギトの力はネウロイを討ち人間を守る為の力だ」
俺「守るべきもの……」
雨に当てられて熱でも出ているのか、それとも……
俺「だが守るべき者は俺に拳を向ける……ミーナは、妹は、娘は、俺に拳を向ける……」
俺の脳裏に浮ぶものは二つ
アラエルに見せられた怯えの表情で拳を向ける妹の姿と、現実に見た怯えと敵意の表情で拳を向ける娘の姿
二つが重なり合い、現実と幻の区別がつかなくなった俺は以前のような「迷い」ではなく
自分の戦う信念を否定されたかの様な感覚に押しつぶされようとしている
596 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 21:45:17.77 ID:rHFsYHq40
エイラ「んー……ミーナ中佐に怒られたノカ?」
俺の過去を知るのはミーナだけだ、エイラにとっては俺が何を言っているのか全く理解できていない
辛うじて理解できたミーナの名に疑問を当てる
俺「違う、ミーナは俺を導いてくれた……感謝している
俺の迷いを振り払ってくれた、俺を家族と言ってくれた……ミーナは何も悪くない」
ミーナの名を何度も呼び、頭を振りながら好意的な発言をする俺に対し
何故か少し嫌な気分を覚えるエイラだが、嫌な気分の原因について本人はまだ気づいていない
エイラ「なんだかわかんないケド……オマエ疲れてるんだよ、もうこんな時間だし早く寝た方がいいゾ?」
俺「……」
その言葉が届いたのか分からないが、俺はエイラの横を通りまた歩き出す
エイラ「お、オイ!オマエ本当大丈夫カ?!」
質問の意図も俺の有様も何もかもわからない、だが何故か俺を追う事が躊躇された
床にまた黒く水跡を刻みながら俺は頼りない足取りで歩いてゆく
廊下の闇に消えるまでそれをただ黙って見送る、やはり声をかける事は出来なかった
エイラ「俺……」
言い様の無い不安がエイラの中に生まれる
それは予知能力の一端から浮んだ俺の未来に関してか
それとも未来の自分に対しての何かなのか
今の状況すら分からない状態で未来の事が何か分かるわけでもない
その不安の意味を理解する手がかりも無いエイラには、ただそれを胸の奥に仕舞い込む事しかできなかった
しぇーん タ!
ぐお、何か被ってる気がする支援
599 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 21:49:58.73 ID:gZqeO2jFO
こう考えるとあのキルバーンは結構確信めいた事言ってるよな
しーえん
600 :
アギトの俺 >>598俺のも既に色々被ってるフヒヒ:2010/12/24(金) 21:50:07.63 ID:rHFsYHq40
――――翌日、昼頃
まだ雨は止まない、豪雨は更に強く、今朝方からは既に強い嵐となっている
基地から見える海はひどく時化り、滑走路に時折巨大な水しぶきを巻き上げる
止む気配の無い嵐の中、派手に泥水を跳ね上げながら走るトラックが車体を滑らせ基地に到着する
エンジンを切る間もなく荷台からミーナが飛び降り、迎えに出ていた坂本の下へ駆け寄る
ミーナ「美緒!俺さんは!」
雨に打たれるのも構わず屋根の下まで一息で走り抜けたため、水を滴らせた髪が頭と頬に張り付いている
見ようによっては煽情的にも感じられるが今はそれどころではない
坂本「あ、ああ、恐らく部屋にいるとは思うが……一体何があった?」
早朝、帰投前に基地にもう一度無線は入れておいてあった
俺になにがあったかの詳細は避けたが、ちゃんと基地に帰投しているかとそれとなしに様子を伺った
聞くところによれば俺は夜中に帰っていたらしく、朝も普段どおり朝食を取りそのまま部屋に戻ったという話を聞きミーナは少し胸を撫で下ろしていた
朝食時にはミーナ達より先に帰ってきた事にバルクホルンと宮藤が疑問を投げたが適当に流されてしまっていたという
そんなそっけない俺の態度も普段からしてみればごく当たり前の光景であり、それ以上誰も追及はしなかった
その隣で何かを言いたげにしていたエイラには誰も気づいていなかったようだが……
601 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 21:55:09.90 ID:rHFsYHq40
ミーナ「ごめんなさい美緒、あとできっと……ちゃんと話すから」
坂本「そうか……構わんさ、早く行ってやれ」
ミーナ「うん」
これ以上は詮索しまいと悟った顔で腕を組み、廊下の奥を見やる坂本
ミーナは親友の配慮に感謝と申し訳なさを感じながら俺の部屋へと急ぐ
ルッキーニ「あたしも!」
廊下を走るミーナの後ろを助手席から飛び降りたルッキーニが追おうと駆けだす
が、後ろ手を掴まれその場に留まらせられてしまう
振り返った視線の先にはシャーリーが無言で目を伏せて首を振る
シャーリー「だめだ」
ルッキーニ「な、なんで!だって俺心配だよ!シャーリーだって心配じゃないの!?」
シャーリー「心配さ、だけどあたし達の出る幕じゃない」
ルッキーニ「うじゅ……」
心配のあまり半泣きになっているルッキーニを後ろから抱きしめてミーナの背を視線で追う
俺が取り乱したのは娘のあの反応だけが原因じゃない、シャーリーは女の直感でそれを察していた
そしてそれらを知っているのもミーナだけだということも感じていた
シャーリー(頼むよ、中佐……きっとあたし達じゃ……)
602 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 22:00:13.13 ID:rHFsYHq40
――――俺自室前
息を切らせたミーナが扉の前に控えている
膝に手をつき、息を整える
短距離とはいえ濡れた体で全力疾走してきたため、心臓が文句を響かせている
いや、走ってきただけが原因ではない
目の前にある扉の先にあるものを思うと嫌がおうにも鼓動が高鳴るのを抑えられない
焦りと若干の緊張から口が少し渇く感じがする
息を整えながら唾を飲み、軽く深呼吸をして心を落ち着かせる
ミーナ(俺さん……)
そういえばここに来るまでにエイラとすれ違った、何かを言いかけていたがそれよりも今は俺が気になる
無視して走り去ったのはさすがに悪い事をしたいかと、少し反省しながらドアを叩く
ミーナ「俺さん?いるのよね?」
……
少し待つが返事が無い、再びドアを叩くが……やはり返事は無い
不審に思いノブに手をかける
何の手ごたえも無くかちゃりと音を立てドアは開かれた
ミーナ「……?」
支援砲撃 全力射!
604 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 22:05:15.62 ID:rHFsYHq40
恐る恐る部屋を覗くと何度か見た殺風景な部屋が目に入る
壁際にベッドが一つと、使われた形跡の無い机がベッドの逆端に設置されている
それ以外には扉の閉まったクローゼット以外なにも無い
生活感の欠片も無い俺の部屋
そして本来ならそこにいるはずの俺の姿は無い
大抵、部屋の真ん中に起式の型で勁を練っている状態で佇んでいるはずだがそれが今は見られない
代わりに窓が開かれたままにされており、吹き込む雨風によって石造りの床が水浸しになっている
ミーナ(……やっぱり、あそこよね)
これもある程度予想はしていた
あの男の事だ、坂本の話では普段通りと言っていたが皆の前で精一杯平静を装っていただけだろう
部屋に戻って、抑えきれなくなって……といった所にちがいない
既に落ち着きを取り戻したミーナはゆっくりと部屋に足を踏み入れ、窓を閉める
その眼下には嵐に揺られる林が見える
ミーナ(不器用な人、他にどうしたらいいのかわからないのね……)
水浸しの部屋に足跡を残して再び廊下に出る
向かう先は……
605 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 22:10:22.17 ID:rHFsYHq40
――――基地隣接の林
嵐の中、俺はただ佇んでいる
雨に打たれながら木々の隙間から空を見上げる
厚い雲が強い風に流されて視界の端から端を次々と過ぎ去って行く
こんな場所でこんな事をしている所で何がどうなるわけでもないが
ただ何も考えず雨に打たれて空を眺めるという事に、奇妙な安心感を感じる
何も考えず……というよりはこれ以上考える事を頭が否定している気がする
それに、考えたところで導き出される答えは分かっている、決まっている、それをどうするつもりもない
ただ体に力が入らない、ただこうしていたい、それだけだった
俺(……)
雨の音に混じって少し重さの違う水音が俺の耳に届く
よく知っている音だ、この音の重さと間隔、その主は姿を見ずとも容易に認識できる
俺「ミーナか」
ミーナ「ええ」
空を見上げる俺の背後に少し大きめの傘をさしたミーナが近寄る
視線を隠すように、斜めに傘を構えて雨を防いでいる
支援
607 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 22:15:13.16 ID:rHFsYHq40
俺「何か用か」
ミーナ「ええ」
俺「そうか、手短に頼む、少し一人になりたい」
ミーナ(嘘つき、本当は……)
俺のプライドを傷つけないようにそれ以上は口にしない
そんな気遣いをしておきながら、俺の過去を抉った事を思い出し軽く自己嫌悪する
だが今はそんな事を言いに来たわけじゃない、そもそもの目的を思い直す
ミーナ「お母さんと娘さん……驚いてたわね」
俺「……ああ、悪い事をしたな」
ミーナ「あれから、私達3人で俺さんの事……話してきたわ」
俺「……」
ミーナ「お母さんは俺さんの姿に驚いただけだったから、すぐに分かってくれたけど……でも、娘さんの方は……」
俺「無理も無い、当然だ」
ミーナ「……」
俺「あんな姿を見せられて平然としていられる方がどうかしているというものだ」
すべて悟ったような俺の話口にミーナは余計に悲しい顔になる
嘘だ、悟ったように自分を思いこませているだけだ……
608 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 22:20:17.16 ID:rHFsYHq40
最近ミーナは俺の事がよく分かってきた
腕っ節だけは強くて意地っ張りで、気持ちを人に伝えるのがへたくそで、何でも一人で出来ると抱え込んでいる
でも本当は人一倍傷つき易くて、子供っぽい幼さも持ち合わせていて、誰かに甘えたくて仕方ない
そのくせ自分でそれを認めたくなくて、無理やりその気持ちと弱さを押し殺して優しさを突き放すようにしている
……単純に女子が苦手というのもあるのだろうけど
そうやって生きてきたから、一度その芯が傷つくとどうしたらいいのかわからない
一度躓くとそこでずっと引っかかってどうやって前に進んだらいいのか分からないんだろう
多分……きっと、そうなんだと思う
ミーナ「あまり気にしない方がいいわ、俺さんは俺さんよ」
俺「気になどしていない、分かりきっていたことだ」
我ながら気休めのお手本みたいな言い様だ、口にしてからその軽率な言葉に少し後悔する
一方で俺はそんな事も気にせず、話を聞いているんだか聞いていないんだか分からない様子でその場を動かない
いい加減いたたまれなくなったミーナは俺の前に回りこんで傘を差し出し、身を寄せる
俗にいう相合傘の形になる
609 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 22:23:47.07 ID:Qf907ys40
支援
610 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 22:25:13.16 ID:rHFsYHq40
ミーナ「風邪、ひくわよ」
俺「……」
空を見上げていた視線を傘に遮られた俺は、ミーナの顔に視線を落とす
優しげに微笑むミーナに何かが溢れそうになるのを歯を食いしばって必死に押さえ込む
俺「ミーナ」
ミーナ「なあに?」
俺「俺は……アギトだ」
ミーナ「知ってるわ」
俺「俺が何故ウィッチではなくアギトを名乗るか、話した事は無かったな」
ミーナ「ええ、知りたいわ」
出来るだけ優しげに、それでいて押し付けがましくないように俺の言葉を促す
俺「そもそもアギトとは計画全体の名だ、俺個人の事ではない……」
俺「顎門(AGITO)計画……Advanced、Gal……いや、今はそれはどうでもいいな」
ミーナ「いいわよ、続けて?」
611 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 22:27:10.72 ID:Xh90Mcys0
地の文がウマすぎる・・・俺も見習わなければ
支援
612 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 22:30:09.16 ID:rHFsYHq40
俺「俺の姿、アギトの姿……ミーナも知っての通り、邪な、およそ人とも取れぬ獣の、戦鬼の姿だ」
ミーナ「……」
俺「最初にハルトマンに言われた通り、本質はウィッチと変わらない
元々俺はウィッチだ、いや、今でもウィッチであることに代わりはない」
ミーナ「じゃあ、どうして?」
俺「簡単だ、あの姿でウィッチを名乗るには……ウィッチの皆に失礼だからな
醜悪な戦鬼の相貌、ストライカーの代わりに埋め込まれた賢者の石、使い魔と融合した禍々しい肢体」
俺「あんな姿と同義にされてはウィッチもたまったものではないだろう」
ミーナ「どうして……そんな事言うの……そんな悲しい言葉聞きたくないわ……」
俺は自分の力に、アギトに、誇りを持っていると思っていた
そんな俺がこんな自虐的な事を言う事にミーナは悲しさを通り越して嘆きを覚える
俺「話は最後まで聞いてくれ、それだけじゃあない、もう一つ理由はある」
ミーナの表情に少し焦ったのか、俺は慌てて言葉を続ける
俺「前に話した通り、アギトの力は人間を守る為の力だ」
俺「人間……そう、人間だ」
ミーナ「?」
613 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 22:32:25.09 ID:gZqeO2jFO
支援!
614 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 22:35:26.46 ID:rHFsYHq40
俺「ミーナ、貴方もウィッチである前に一人の人間だ、ミーナだけじゃない
この世界に存在するすべてのウィッチも、戦士である前に一人の人間に過ぎない」
俺「いいか、アギトの力は人間を守る為の力、民を守る為の力だ
その守る対象はウィッチとて例外ではない、俺の力は俺以外の全ての人間を守る為の力だ」
俺「それが、アギトとしての力を得た俺の義務だ、だから俺はアギトを名乗る」
俺「俺は俺のやり方で人間を守る、アギトは……戦士は、俺一人でいい」
めちゃくちゃだ、何を言い出すかと思えば馬鹿げている
一人で世界を救うつもりか、一人ですべてのネウロイを討つつもりでもいるのだろうか
全てを一人で守る?寝言にしても常軌を逸しているとしか思えない世迷言だ
ミーナ「……馬鹿ね、本気でそう思っているの?」
俺「大方のところはな」
呆れながら俺を見上げるミーナを見て少しだけ自嘲気味に笑う
ミーナ「もう、本当に馬鹿……でも、どうしてそんな話を?」
俺「ミーナは俺から迷いを払ってくれた、本当に感謝している」
面と向かって礼を言われ少し照れる、そういえばこんな風にまっすぐ礼を言われるのは初めてだ
大抵目を逸らすか他所を向いてぼそりと言うだけなのに
俺「だがその払ってもらった迷いを捨てきれずに、俺は幻と現実の狭間で戦う意味を見失いそうになった」
俺「……そうだ、そういえば昨夜はエイラにも悪い事をした、心配をかけたかもしれん」
615 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 22:40:13.17 ID:rHFsYHq40
俺の言葉でさっきすれ違ったエイラの顔を思い出す、昨夜……なにがあったのだろう
この俺の事だ、変なことでは無いだろうけど……
自分の与り知らぬ所でエイラと何かを共有している俺に少し不満を覚える
これは嫉妬?
いや、今はそんな事どうでもいい、俺の話にまた耳を傾ける
俺「だから俺は今一度考えた、俺の意思はともかくアギトの存在意義を」
一度目を閉じて、またミーナを正面から見据える
俺「アギトの力は人間を守る為の力だ、守る為には何が必要か」
俺「力、戦闘、そして勝利だ……戦わなければ生き残れない、戦いこそが俺の存在意義だ」
俺「迷おうが、打ちのめされようが、惑わされようが、俺は今ここに立っている
立っているという事は生きているという事だ、生きているという事は戦えるという事だ」
俺「立って戦える八極拳士に、アギトに……敗北は無い、敗北は許されない」
言葉の一つ一つを己に刻み込むように続ける
俺「この23年間、武に全てを捧げてきた身だ、今更何を惜しむこともない」
俺『命短し、勝って死ね』
俺「扶桑に伝わる戦士の詩だ、今の俺に相応しい」
ミーナ「……」
支援
617 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 22:45:22.28 ID:rHFsYHq40
結局俺が何を言いたいのかがよくわからない
ただ、今の俺は正気ではない……たぶん、そんな気がする
混ぜすぎて何色かわからなくなった絵の具を、精一杯黒で塗りつぶした……そんな印象だ
戦いに身を投じることで全てを振り切ろうとでもいうのだろうか、そういう所は何も変わっていない
俺「だから俺が戦うことに変わりはない、今まで通りだ、心配するな」
無茶な事を言う、これだけひっかき回しておいて心配するななんてよくも言えたものだ
だが、ミーナはそれよりももっと単純な事に疑問を思う
ミーナ「……ねえ、どうして俺さんがそこまで一人で背負う必要があるの?」
そう、いくらアギトが人間を守るための力として生み出されたものとはいえ、一人でそこまで抱え込む必要なんてないはずだ
妹の敵討ちとも、108人の英霊の鎮魂とも、家族を守る為とも違う、今まで俺の見せたことのない強い意志
ミーナのまだ知らない俺の何かをそこに感じ、問い質さずにはいられなかった
俺「……」
そういえば前にも医務室で戦う意味を問うた事があった
そのときも「最後の一つは言いたくない」と言っていた事を思い出す
俺「それは……まだ言いたくない」
やはりまだ答えてはもらえない
今の自分になら語ってもらえるかと期待を込めていた分、少し寂しさを感じる
618 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 22:53:10.66 ID:gZqeO2jFO
しーえん
しえん!
620 :
アギトの俺 さるった上に予想以上に長い……次の人大丈夫?:2010/12/24(金) 23:00:24.31 ID:rHFsYHq40
ミーナ「前もそんな事、言ってたわね」
俺「すまない」
ミーナ「ふふ、いいのよ、無理には聞かないわ」
ミーナ(でも、ちょっと悔しいかしら……信用してくれていると思ったんだけど……)
寂しさを紛らわそうと笑顔で俺を見上げる
相変わらず俺はあまり表情のない顔でミーナを見下ろしている
ミーナ「そろそろ戻りましょう?本当に風邪ひいちゃうわよ」
俺は答えず、黙ってミーナの手を覆うように傘の柄を持つ
ミーナ「あっ……」
雨に塗れて冷えた俺の両手がミーナの手を包む
冷たいが、どこか暖かい、幾度と無くネウロイを打ち砕いてきた少し大きな手
その右人差し指に巻かれる昨日から何度見たかわからない白銀のリング
嵐の中でも確かに感じられるその右手の体温に鼓動が高鳴る
ミーナ「俺さん……」
俺「……」
まだ俺は黙ったままミーナの瞳を見つめている
頬に熱が籠もるのがわかる、いつかとは逆の立場だ
至極冷静な佇まいの俺に対して照れと困惑に混じった顔で見上げるミーナ
目を……逸らせられない、だが俺は何をするでもなくただミーナを見つめている
621 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 23:03:45.26 ID:Xh90Mcys0
一応壁を用意しておこう、何か予感がする
622 :
喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/24(金) 23:04:54.43 ID:kgPIaaNf0
ミーナばっかりでワロタ
623 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 23:05:18.12 ID:rHFsYHq40
ミーナ(な、何……ま……間がもたない……何か、ええと……何か)
俺(ミーナ……俺は……)
互いに何かを口にしようとしたその時
俺の目の色が変わる
両の手はミーナの手を覆ったまま視線を傘の中から空に向ける
この目は……よく知っている
俺「戦場の……香りだ」
仇敵を討つ為に覚悟を決めた戦士の目だ
ミーナ「えっ」
俺「先行する」
手を離し、傘から離れ、嵐の中へ躍り出る
そしていつもの動作も無く、いつもの言葉も無く、無言のまま翠色の光に包まれると、その姿は戦鬼のそれに成り代わる
茜色の帯に魔力を通わせ、身を屈めたかと思うと一跳びで空へと舞い上がった
瞬間の出来事に呆気に取られていたミーナだったが、すぐに我を取り戻す
と同時に、とてつもなく嫌な予感に襲われる
ミーナ「いけない、今の俺さんを一人で戦わせちゃ……だめ、きっと……よくない!」
傘を投げ捨て、ハンガーへと急ぐ
とにかく追わなくては、あんな状態の俺を放っておいたらなにがあるかわかったものでもない
自分の立場や任務の課程は二の次に、今はただ俺の事だけで頭の中は一杯になっていた
624 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 23:06:24.59 ID:gZqeO2jFO
>>620 大丈夫。まだ推敲中
あなたの読みながらじっくりやらせてもらいますよ
しーえん
625 :
アギトの俺 >>624すまぬ……極力数を減らす:2010/12/24(金) 23:10:06.51 ID:rHFsYHq40
――――アドリア海上空
俺(俺の感覚では……目標は2体、同じ空域に浮遊している)
俺(確か近辺に無人島があった……あの辺りか)
感覚を総動員して嵐の中をひたすらに飛ぶ
アギトとしてのネウロイ知覚能力はあくまで直感的なものだ、嵐によるジャミングを受けないのは一つ強みともいえる
直感的な分詳細なディティールに関しては把握できないが俺にとってはあまり関係のないことだ
俺(そこに敵がいる事さえ知覚出来ればいい、敵がいるなら斃すだけだ)
俺(戦え、俺には戦闘しかない、俺の生きる意味はつまるところ戦闘だけだ)
俺(過程?心理?意味?そんなもの最早どうでもいい、俺はネウロイを討つ、それだけがたった一つ、俺だけの正義だ!)
皆やミーナの前では平静を装っていたものの、戦う意味を見失った結果、その戦いに対して無心に逃げる事を選択した戦鬼は
仲間の、家族の想いも、過去も無視し、愚かにも己の意思すらも投げ捨て、ただ敵を討つ事だけに答えを見出した
俺(見えた……ッ!)
視線の先に浮ぶ黒い影
激しい雨で視線を遮られながらも、その漆黒の巨躯と真紅に輝く忌まわしい光は確実に視認出来る
若干平べったく六角形に近い胴体、四方に生える手足のような突起
正面に当たる位置には大きく穴が開いており、まるで口腔を開き獲物を待つ獣のようにも見える
索敵範囲内に俺を捕らえたネウロイは敵意を剥き出しにし、甲高い咆哮を上げ、雨音と風音に混じって耳障りな音を響かせる
626 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 23:13:18.42 ID:gZqeO2jFO
いや、俺のも無駄に長いんで本当気にしないで下さい
いつも楽しみにしてるんでマジで
627 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 23:15:06.24 ID:rHFsYHq40
俺「そうだ、戦え、戦え、戦え、戦え、斃せ、斃せ、斃せ、斃せ
俺にはそれしかない、それしか出来ない、それしか残されていない、それだけが……!!!」
魔力を細く、引き絞る
加速度を増し、雨を弾き爆ぜさせながらネウロイの真正面に迫る
全身に緊張を走らせ、呼吸を止める、速度を更に上げ、五感を滾らせる
ネウロイの口腔から赤い光が放たれる、真正面の俺に向かい奔るが体を捻り僅かに軌道を曲げそれを回避する
俺「下らん……下らん!なんだその様は!そんな単純な牙が押し通るとでも思ったか!!下衆が!!」
単純なネウロイの攻撃に何故かまた怒りを示し、速度を一切落さずにそのまま突撃をかける……が、背後に敵意の気配
俺(……ッ!?)
先程回避したものが軌道を変え、俺の背後から迫る
自在に軌道を変え口腔から伸びる赤い線はさながら蛙の舌のようにも見える
俺「面白い、付き合ってやろう」
戦場にても怒り以外の感情をほとんど示さない俺が珍しく口を歪める
とん、と空を蹴り背後から迫るビームを回転してかわすが、それは三度軌道を変え俺を追う
まるで吸い寄せられるように追い続けるビームを飛び、跳ね、捻り、駆け、幾度と無くかわす
最早ウィッチとネウロイの戦闘機動ではない、複雑かつ高速な空中舞踏は、蛙の捕食を逃れる飛蝗の姿が被る
が、それも長くは続かない
俺「ちぃッ……くどい!」
これ以上避け続けても終わりはないと踏んだ俺は、背後を振り返り覚悟を決める
両の腕を眼前で交差させ、その前に右膝を持ち上げ防御体制を取る
628 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 23:20:17.98 ID:rHFsYHq40
赤い熱線が俺を飲み込む
お預けを食らっていた分俺の体を味わうかのように、長く伸びたそれは空の彼方に消えるまでしつこく俺を焼き続ける
俺「が……ッ」
体から黒煙を上げ、威力に耐えた俺が苦悶の表情を浮かべる
以前にも同じような事があったが……何故だろう
あの時より自分は強くなっている筈なのにどういうことか妙に体が痛み、言う事を聞かない
俺(上手く体が動かない、痛みのせいか?くそ、なんだというのだ……)
空に膝をつき息を荒げ、痛みに耐える
手足が少し震えている、拳を握る力も万全とは程遠い、かといってあの程度の機動で疲労が積まされたとも思えない
己の体に苛立ちを覚えながら眼下の敵を睨みつけ舌打ちする
俺「俺は……俺の力はこんなものか……!そんな筈があるか……!
たかが一撃、なんの意思も思想もないネウロイの一撃ごときで俺は何を躊躇する!」
ばぎん、と自分の頬を殴り渇を入れる
俺「戦闘しか残されていない俺がそれすら満足にこなせなくて何の為のアギトだ!!」
無理繰りにただ両拳に力を込め、互いに打ち付ける
拳を引き、一瞬、浮遊したかと思うと眼下のネウロイ目掛けて一気に降下する
その隙を狙って再び口腔から放たれたビームが俺を短く焼く
629 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 23:22:06.05 ID:siSpHCU20
支援
誰か癒す、治す、ぷにぷにするもってこぉーい!支援
631 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 23:25:21.32 ID:rHFsYHq40
俺「がああああああああああああああああああああッ!!!」
その痛みにも構わず、真正面から突っ切って無謀にもネウロイの上に着地する
着地の衝撃から、踏みしめた両足の下で白い破片が僅かに舞い上がる
腰を低く屈めネウロイの上に立つ俺の姿は、焼かれ、黒煙を噴き上げ、血を滲ませている
俺「があああああああああああああああ!!ああああああああああああああああ!!!」
既に今までの冷静な戦鬼の姿は遥か彼方
自分でも御しきれない、原因の分からない苛立ちを烈火のごとく爆発させ、ただ足元の敵を殴りつける
勁の練りも何も無い、八極の技ですらないただの暴力
力任せにただただ鬱憤を晴らすかのように殴り、蹴り、砕き、穿ち、破り、毟る
その姿まさに戦鬼、比喩や呼称でなく、暴れ狂う鬼の戦闘
とてもではないがウィッチには見せられるような代物でない
そんな暴力の嵐を何度繰り返したか、気が付けば俺の足元には白い破片が広がっている
いつコアを砕いたのかすら記憶に無い、ただ暴力に身を任せ目の前の敵を砕く事だけに埋没していた
俺「はぁ……はぁ……はぁ……」
感情のままに拳を振るったからか、異常な倦怠感を感じる
両の腕をだらりと垂らし、肩で呼吸をしながら嵐の空に一人佇む
俺(何故だ、くそ……一体なんだというのだ……!)
答えを見出したはずの自分を襲うわけの分からない苛立ちに感情をかき乱される
当然だ、答えなぞ出ていない、ただ逃げているだけだ
出口の分からない迷路の壁をただ殴りつけているだけに過ぎない
人から見れば、ただ駄々をこねる子供のような見苦しい様にしか見えないだろう
632 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 23:30:19.97 ID:rHFsYHq40
「―――!!――――!!」
俺「?」
一人悪態をつく俺を誰かが呼んだ、誰だ?
あれは……ミーナだ、他には誰も連れていない、一人で俺を追ってきたようだ
俺(そうだ、そういえば俺はまた命令を無視して独断専行したんだったな……また怒らせてしまったか)
多少落ち着きを取り戻した俺はミーナの方を向き、右手を上げようとする
そして気づいた
待て……ネウロイの気配は二体いた筈……もう一体はどこだ?
落ち着きを取り戻しかけた頭で気配を探る……が、なんと無しにどこかにいる、くらいにしか感じられない
ミーナ「俺さん!!」
ミーナの声が届く、まずい、まだネウロイがもう一体いる、早く伝えなければ
俺「ミー……」
呼びかけた俺の右を風が通り抜けた
ミーナ「ッ!!」
ミーナが両手を口にあてて息を呑む
何だ……何を見てそんな顔をする?
何か呟いているようにも見えるが……雨音と風音でこの距離では聞き取れない
仕方ない、もう少し近寄ろう
しえん
634 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 23:33:22.45 ID:rHFsYHq40
……戦闘とは
クレバー
『戦闘とは、より冷静な方がより勝利に近づく、誰でも知っている戦闘の常識だ
己を見失い感情に任せて動いたものはより敗北に近づく、そう、戦闘の基礎の基礎だ』
『目の前の敵を叩く事に埋没してそんなことも頭から抜けていたのか、まぬけめ』
俺の頭の中で違う俺が俺に言った気がした
ん?
海から水音が聞こえた気がした
そんな馬鹿な、この嵐の中水音が聞こえるはずも無い
嵐の影響で波も激しい、海上にはうねる波音だって響いている、聞こえるはずも無い
そもそも海に落ちるものなんてネウロイの破片くらいのものだ、それもとっくに海の底だ
まあどうでもいい
とにかくミーナに伝えなければ、ネウロイはまだいると
右手をミーナに伸ばす
……何だ?何かがおかしい
右手……右手が軽い、いや、体が軽い、くそ、何だ、バランスが崩れる
まるで何も……
何も……
視線を移動させる
本来右腕のあるところには……何も、無かった
635 :
アギトの俺:2010/12/24(金) 23:34:22.71 ID:rHFsYHq40
とりあえずここまで
すまん、マジで予想以上に長くなりすぎた
まさかこんなに占拠してしまうとは……すまぬ……すまぬ……
アナザーアギトというよりはギルスのイメージだぬ
腕が・・・乙
少ししたら投下開始します
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 23:45:01.20 ID:siSpHCU20
アギト殿乙でした
フト思ったのですが、「現実世界にウィッチが降ってくる」系の話ってここで取り扱えますかね…単なる案のみで完成どころか下書きもないんですけどちょっと気になって
すでにある
640 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 23:47:35.32 ID:Qf907ys40
おつ〜
あと報告ですが、避難所の運営スレにて三つの議題について意見が取り交わされていますので
作者の方や、読者の方は閲覧、できれば意見をお願いしまする
>>638 なんでもウェルカムさ
ぜんぜん大丈夫だよ!
641 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 23:49:08.39 ID:siSpHCU20
642 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 23:49:48.14 ID:gZqeO2jFO
それじゃあ投下。クリスマス特別番外編。終始ほのぼの系だけど勘弁してね
<ある冬の日の501>
談話室に入ると、あちらこちらにあしらわれた飾り付けが目に入った
俺「あれ、どうしたんだ?この飾り付け」
リーネ「何って、今日はルッキーニちゃんのお誕生日パーティー兼、クリスマスパーティーじゃないですか」
俺「ああ、そう言えばそうだったな・・・」
俺(クリスマス・・・確かキリストさんの聖誕祭だったか?ああ、今日だったのかー)
そして部屋の中でひときわ輝いている、一本の木に目が行く
モミの木が先端の星を始め、モールやリース、ボールに松ぼっくりに豆電球にその他諸々の様々な飾り付けが施されていた
宮藤「どう?凄いキレイでしょ〜」 エヘヘ
いつの間にか宮藤が横に立っており、自慢気に胸を張っていた
俺「ああ、すげーな。気合いの入れようが見て分かる」
宮藤「でしょー?私とリーネちゃん達で頑張ったんだっ」
俺「頑張ったな。えらいえらい」 ナデナデ
宮藤「ありがとー///」
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 23:51:29.98 ID:rHFsYHq40
644 :
0時までは加速:2010/12/24(金) 23:51:43.29 ID:gZqeO2jFO
俺「あれ、そっち側は飾らないのか?」
宮藤「こっち側は今からやるの」
俺「へー、じゃあ手伝うよ」
宮藤「えっ、いいの?」
俺「宮藤達にばかりやらせておくのも何だしな。俺でよければ手伝わせてくれ」
宮藤「ありがとう、大歓迎だよっ」
宮藤「じゃあ、そっち側押さえててくれる?」
俺「ほーい」 スッ
宮藤(俺さんと一緒にクリスマスパーティーの準備が出来るなんて・・・///)
宮藤「えへへー・・・♪」 ポワーン
俺「?」
リーネ(芳佳ちゃんたら、すっごい嬉しそう)
――――――――――――――――――――
俺「・・・よし!だいたいこんなモンか?」
宮藤「うん!ばっちりだよ♪」
646 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 23:52:48.92 ID:Qf907ys40
647 :
特別番外編:2010/12/24(金) 23:53:30.72 ID:gZqeO2jFO
俺「それにしてもいいのかな。ネウロイが来るかも知れないってのに、パーティーなんかやって」
宮藤「大丈夫!ネウロイはこういう時には空気読んでくれるから」
俺「へぇー・・・?」 (随分出来たネウロイだな)
宮藤「それより俺さん、何準備したの?ルッキーニちゃんへの誕生日プレゼント」
俺「へっ?」
俺(・・・いっけね、忘れてた)
宮藤「……まさか、忘れてたの?」 ジトー
俺「そ、そんな訳ないだろ!どうせあとで分かるから、お楽しみってやつだ」
宮藤「そうだよねー、良かった」 ニコッ
俺(やっべー、何とかしないと・・・・)
俺(・・・そうだ!この前のアレだ)
<基地付近>
俺「だめ、ダメ、これも駄目だ」 ヒョイヒョイ
俺「これは汚い。これは色が変。これは脆そうだ」 ヒョイ
俺「・・・おっ♪いいなコレ!これにするか」
648 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 23:54:31.47 ID:Xh90Mcys0
やっと前篇書き終わった・・・とりあえず明日の夜11時くらい予約していいですか?
支援
649 :
特別番外編:2010/12/24(金) 23:55:42.13 ID:gZqeO2jFO
しばらく石材を漁って、ようやく理想的なのを見つけた
俺「パーティー開始まではまだ時間がある。・・・よし!いっちょやりますか」 ピョコン
魔法力を解放し、耳の後ろに使い魔である烏の羽が生える
俺(牙・・・)
「牙」を使って、借りて来たサバイバルナイフに魔力を注ぎ込む
ナイフに魔法力が宿り、より強く鋭利な刃へと強化された
俺「ちょっと待てよ・・・、少し練習した方がいいか」
本命の石材を一旦置き、予備の石材にナイフをあてがい、どんどんガリガリ削っていく
俺「ははっ、何だよ。余裕じゃねーか―――」 ブシュッ
俺「いってええええええ!!!」 ジタバタ
(指切ったぁーっ!!!)
俺「・・・ああ。せっかく上手く行ってたのに血塗れに……」 ガーン
俺「仕方ない。気を取り直して次の石だ・・・」 ガリガリ
俺「・・・・・・」 ガリガリガリガリ、ブシュ
俺「いっ…てぇー!!またやっちまった!」
俺「くっそ。次だ・・・!」 ガリガリガリガリガリガリ、ブシュ
ガリガリガリガリガリガリガリガリ、ブシュッ、ブシュッ・・・
650 :
特別番外編:2010/12/24(金) 23:57:41.91 ID:gZqeO2jFO
<数時間後・談話室(パーティー会場)>
歌< Happy birthday dear ルッキーニ〜♪ Happy birthday to you〜♪
ルッキーニ「スゥー〜〜〜・・・」
ルッキーニ「フゥーーー!」 フッ
ルッキーニがケーキに立てられた蝋燭の火を、一気に吹き消した
一同『ルッキーニ(ちゃん)、お誕生日おめでとうー!』
ルッキーニ「ありがとーっ♪」
テーブルの上にはチキンやケーキを始めとした、豪勢なディナーが並べられている
まさしくパーティーと言った感じだ
シャーリー「ルッキーニ、14歳おめでとう。誕生日プレゼントだ」 スッ
ルッキーニ「ありがとーシャーリー!大好きーっ♪」 ダキッ
シャーリー「あーもー!かわいいなコイツー!///」 ナデナデグリグリ
ルッキーニ「ひゃあ〜〜〜!///」
みんながルッキーニに、どんどんプレゼントを渡して行く。その度にルッキーニには笑顔で礼を言い、何とも幸せそうだ
エーリカ「さてっ、次渡してない人は・・・」
俺「俺だなっ」 ヌッ
651 :
特別番外編 支援感謝です!:2010/12/24(金) 23:59:10.81 ID:gZqeO2jFO
俺「俺からのプレゼントは・・・これだ!」 ズシン!
ペリーヌ「これは・・・!」
ルッキーニ「すっ、すっご〜い!あたしだ〜!」 キラキラ
バルクホルン「これは、石か・・・?」
俺「ああ、石を削って作った」
俺「名付けて、『1/12スケールねんどろいど、フランチェスカ・ルルゥッキーニ!』(巻き舌)」
シャーリー「石削って作ったのかコレ。完成度高ーなオイ」
ルッキーニ「ありがとー俺!大切にするねっ♪」 ニコッ
俺「ああ、喜んでもらえて良かったよ」
俺(この前練習やっておいて良かったぁー……) ホッ
宮藤「俺さん」 ヌッ
俺「ぅおっ?……宮藤か、どうした?」
宮藤「ちょっとこっちに来て?」 グイッ
俺「お、おう」
宮藤に引かれ、みんなに気がつかれないように部屋を出る。
みんなはプレゼント渡しに夢中で、気がつかれなかった
652 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 00:03:19.91 ID:Kn59Fa0A0
商品化希望w
653 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 00:04:34.63 ID:X9Hqhalt0
おいそれ俺にもくれ
654 :
名乗り忘れてた・・・。「試作な俺」の番外編です:2010/12/25(土) 00:04:40.67 ID:jVxBBrNAO
俺「どうしたんだ?宮藤」
宮藤「俺さん、その指の包帯どうしたの?さっきまでそんなのしてなかったよね」
俺「へ?いや、これはその・・・。
……ちょっとそこで巨神兵に踏まれちゃって」
宮藤「・・・手貸して」 パシッ
俺「いづっ!」 ズキッ
宮藤「ちょっと我慢してね」 ピョコン、シュウーン・・・
俺(あ、治療魔法・・・)
宮藤「それで、何回手切っちゃったの?」
俺「七回だけど?―――――あっ」
俺「ち、違うぞ。これは巨神兵に踏まれた傷で、人形作ってて出来た傷じゃないからな?ホントだぞ」 アタフタ
宮藤(また適当な嘘吐いて。素直じゃないなー)
宮藤「じゃあ、そういう事にしておいてあげるね♪」
俺「だから巨神兵が―――「えぃっ」痛っ!」
宮藤「ホラ、大人しくしててね。まだ治療中なんだから」 ニコニコ
宮藤(ふふっ、見栄なんか張っちゃって・・・)
655 :
俺の血が染み込んだ失敗作ならどうぞ:2010/12/25(土) 00:10:32.28 ID:jVxBBrNAO
俺「治療してくれるのはありがたいんだけど、手を握る必要は無いんじゃないか・・・?」
宮藤「いいの、この方が良く効くの」
宮藤(本当は・・・俺さんの手を握っていたいだけなんだけど///) カァー…
シュウーン・・・
宮藤「はい、治療おしまいっ」
俺「ありがとうな宮藤。じゃあ、もう戻ろうか」
宮藤「うん。どういたしましてっ♪」 ニコッ
<再び談話室>
ワイワイガヤガヤ
エーリカ「あっ、2人でこっそり抜け出して、どこ行ってたのぉ〜?」 ニヤリ
宮藤「・・・///」
俺「ちょ、ちょっと風に当たりに行ってただけだ」
エーリカ「ふーん?」 ニヤニヤ
エイラ「あ、おまえら戻ってきたのカ。じゃあサンタにプレゼントをもらって来たらどうだ?」
宮藤「サンタさん・・・?」
?「はっはっはっ!」
656 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 00:12:38.02 ID:Kn59Fa0A0
もっサンタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
もっサンタさん!
658 :
読まれてた、だと・・・・・!?:2010/12/25(土) 00:15:19.81 ID:jVxBBrNAO
?「おっ?おまえ達にはまだプレゼントを渡していなかったな。メリークリスマース!」 ハハハ
?「はっはっはっ!受け取れよい子のみんなー」 スッ
俺「…………何してるんだもっさん」
?「もっさんじゃない。……もっサンタだ」
宮藤「坂本、さん……?」
もっサンタ「だから坂本じゃない。もっサンタだ!」
バルクホルン「ルッキーニの夢を壊さない為だそうだ。とりあえず、ここは協力しておいてくれ」 ヒソヒソ
俺「あ、ああ」(服変えて付け髭付けただけだし……笑い声とかそのまんまじゃねーか)
宮藤「わ、わかりました」(ルッキーニちゃんももう14歳なのに信じているのかなぁ?)
もっサンタ「ホラ、メリークリスマース!」 スッ
俺「あ、ありがとう。もっサンタ」
宮藤「ありがとうございます。さか・・・もっサンタさん」
もっサンタ「来年も良い子でいるんだぞ?はっはっはっはっはっはっ!」
ペリーヌ「お髭を蓄えた少佐―――じゃなくて、もっサンタも素敵ですわ・・・」 トローン
エーリカ(マジかよ)
659 :
試作な俺―特別番外編:2010/12/25(土) 00:20:42.28 ID:jVxBBrNAO
ルッキーニ「ねー俺、芳佳!見てーー!」
俺「おっ、いい虫かごだな」
ルッキーニ「もっサンタに貰ったの!良いでしょー♪」
宮藤「良かったねっ、ルッキーニちゃん」
ルッキーニ「えへへー」 ニコニコ
宮藤「この様子だとルッキーニちゃん疑ってないみたいだね」 ヒソヒソ
俺「マジかよ」 ヒソヒソ
そんなこんなでパーティーは進み、そろそろ終盤に差し掛かったころ・・・
俺「しっかし基地でパーティーだなんて、あんた反対しなかったんだな」
バルクホルン「したさ。全員でドンチャン騒ぎなんて、その間に敵に攻め込まれたらおしまいだ」
バルクホルン「だが、ミーナも少佐も『大丈夫。ネウロイ空気読むから』の一点張り。やけに目が濁っていて、少し恐ろしかった……」
俺「へぇー?」
バルクホルン「とにかく、羽目を外し過ぎる訳にはいかない」
俺「そんなにお堅くなるなって。素直に楽しもーぜ?」
660 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 00:25:27.49 ID:psp87e+n0
いや、?つけてもその笑い方で誰か分かるだろw
661 :
試作な俺―特別番外編:2010/12/25(土) 00:26:13.19 ID:jVxBBrNAO
バルクホルン「おまえは気を抜き過ぎだ俺。カールスラント軍人たるもの、いつでも敵が来てもいいように―――」
俺「そう言うなって。せっかくのパーティーなんだから」
バルクホルン「駄目だ。全員が全員、気を抜く訳にはいかない」
俺「大丈夫、ネウロイは来ないさ。俺の勘がそう告げている。それに……」
バルクホルン「・・・それに?」
俺「こんなにいい夜なんだ。ネウロイさん達だって、きっと今日はお休みだよ」
俺「大丈夫。こういう時の俺の勘って、よく当たるんだぜ?」
バルクホルン「しかし・・・」
俺「それに俺個人としても、あんたには休んでもらいたいんだよ。
そうやって肩の力入れっぱなしじゃあ、疲れちゃうだろ?」
俺「だからさ、気を締める時は締める。休む時は休む。それでいいじゃないか」
バルクホルン(俺・・・・・)
俺「ダメ、か・・・?」
バルクホルン「……わかった。おまえがそこまで言うなら、その・・・」
バルクホルン「わ、私も楽しむ事にするっ///」
俺「ははっ、ありがとー」
いいお父さんだなもっサンタ
663 :
特別番外編 支援感謝ぜよ:2010/12/25(土) 00:32:11.28 ID:jVxBBrNAO
俺「じゃあ、はいっ。あーん」 スッ ←切り分けられたケーキ
バルクホルン「なっ、何故そうなる?」
俺「肩の力抜いて楽しむなら、その手伝いをしようと思ってね」
俺(別に、いつか人の口の中に好き放題キノコを突っ込んでくれた仕返しとかじゃないぞ)
バルクホルン「し、しかし・・・」
俺「ホラホラ、リラックス、リラックス〜♪」 ニコニコ
俺「はい、あーん……」 スッ
バルクホルン「・・・あ、あーん///」 パクッ
バルクホルン「………………」 モグモグ
バルクホルン「……美味しいぞ」 ボソッ
俺「そりゃ良かった。じゃあ、次っ。あーん」 スッ
バルクホルン「ま、まだやるのか?///」
俺「あんたの分のケーキ、まだ残っているっしょー?あーん」 スッ
バルクホルン「……あーん」 パクッ
――――――――――――――――――――
664 :
特別番外編:2010/12/25(土) 00:39:57.80 ID:jVxBBrNAO
<数分後>
俺「はい、終わりー」
バルクホルン「ごっ、ごちそうさま・・・」
シャーリー「仲が良いなーお二人さん」 ニヤニヤ
エーリカ「見せつけてくれるねー」 ニヤニヤ
宮藤(バルクホルンさん、いいなぁー・・・(羨))
バルクホルン「コラッ、茶化すなっ///」 カアァ
俺(よしっ!逆襲のK(キノコ)作戦大成功ってな)
バルクホルン(恥ずかしかった///・・・ん?)
バルクホルン(そうだ・・・!) ピコーン
俺(あっ、いっけね。自分の分のケーキ食べ忘れ―――)
ヒョイ
俺「あれっ?」
バルクホルン「ほら・・・、あーん」 スッ
俺「・・・へっ?バルク、ホルン・・・?」
宮藤(なっ!?)
さるかな?
さるなら2レスくらい小ネタ投下したいぜよ。
666 :
ある程度話が進んでいるパラレル設定なので、本編よりやや好感度高めです:2010/12/25(土) 00:48:00.95 ID:jVxBBrNAO
バルクホルン「なぁに、ただの礼だから気にするな。当然の事だろう?」
俺(しまった・・・、俺とした事が)
バルクホルン(私だけ恥ずかしい思いをするのは不公平だからな・・・。
俺、おまえにも私と同じ目に遭って貰うぞ) ニヤリ
エイラ「おー・・・」 ジィー…
サーニャ「・・・・・」 ジィー…
ペリーヌ「あらあら・・・」 ジィー…
リーネ「わぁ・・・・・」 ジィー…
ルッキーニ(顔真っ赤〜) ジィー…
シャーリー(堅物の奴、やるなぁ……) ジィー…
もっサンタ(ケーキ美味いな・・・) モグモグ
ミーナ(ふふっ、トゥルーデったら) ジィー…
宮藤(いいなー!いいなー!私もやりたい!) ジィー…
<●> <●> ジィーー・・・・・
俺(なんかすげー見られてるんですけど。すげー恥ずかしいんですけど)
バルクホルン(しまった・・・!今気がついたが・・・)
バルクホルン(これでは・・・なんか私も・・・)
俺・バルクホルン(・・・・・///) カアァ
エーリカ(トゥルーデったら墓穴掘ったなー) ジィー…
もっサンタw
668 :
特別番外編 >>665すまん遅かっただけ:2010/12/25(土) 00:52:29.45 ID:jVxBBrNAO
<数分後>
俺「ご、ごちそうさま・・・」
バルクホルン「どうだ、おいしかった……か?」
俺「ああ、とても。バルクホルンが食べさせてくれたおかげかな?」 ハハッ
バルクホルン「そうか。それは良かった・・・」 ニコッ
俺「・・・・・」 ドギマギ
バルクホルン「・・・・・」 ギクシャク
俺「・・・ぷっ」
俺「あっははははははっ!」
バルクホルン「お、俺?」
俺「いやー、なんか可笑しくてさ。
なんで普段普通に話してるあんたが、顔赤くしてギクシャクしてるのかって」
俺「これがクリスマスの力って奴かな?あははははっ!」
バルクホルン「なっ、何を言う!おまえだって、顔真っ赤にしてドギマギしてたじゃないか」
俺「俺が?そんな訳ないじゃん」 ハハハ
バルクホルン「してた!絶対してたぞ!」
さるじゃなかったみたいで良かった、支援ぬ。
670 :
特別番外編 支援感謝ぜよ:2010/12/25(土) 00:54:36.16 ID:jVxBBrNAO
ギャーギャー
ミーナ「あら、結構いい雰囲気だと思ったのに」
シャーリー「ハハッ、いいんじゃないか?あの2人には、あのくらいの方が似合ってるって」
エーリカ「そうそう。慣れない事するから、ああなるんだよ」
シャーリー「片や堅物軍人。片や手先は器用でも、こっちは不器用な少年。・・・いや、不器用なのはお互い様か」
シャーリー「進展あると思うか?」
エーリカ「さぁ?」
ミーナ「あれじゃあ、仲のいい姉弟・・・いや、友達ね」
エーリカ「まず実際、お互いどう思ってるんだろうねー。どっちもよくわからないんじゃない?」
宮藤(私の可能性も、まだ充分あるよね!バルクホルンさんは、ただ仲がいいだけだし・・・)
俺「俺は照れてないし、赤くなってもいないから」
バルクホルン「いや、赤くなっていた。通常の三倍程赤くなっていたぞ」
俺「そんな事言ったらバルクホルンだって、高濃度圧縮粒子の全面解放くらい赤く―――」
ガチャッ
?「メリークリスマース!」 ハハハ
将軍か?
ダルシムだったら笑うw
673 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 01:00:43.95 ID:Kn59Fa0A0
まさかのダルシム説
674 :
試作な俺―特別番外編:2010/12/25(土) 01:01:52.87 ID:jVxBBrNAO
聞き慣れない男の声に、部屋に居た全員が一斉に振り向く
?「メリークリスマス!よい子のみんな、元気かな?」 ハハハ
?「こ、こんばんは・・・」 ビクビク
そこには真っ赤な衣装に身を包み、白い髭で顔を隠したサンタ風の男と、トナカイの着ぐるみが居た。声や体つきから察するに着ぐるみの中は若い女性だろう
俺(あれ?もっさんは・・・)
もっサンタ「?」
俺(居るよな)
俺(他のみんなも居るし・・・じゃあ誰だ?)
サンタ?「よい子のみんなに、サンタクロースがプレゼントを持って来たぞ〜!」 ザッ
そう言って、サンタ?は背中に背負ったでかい袋を掲げる
サンタ?「まずはじょ・・・トナカイ君、みなさんに食後のお飲物を」
トナカイ「は、はい。・・・どうぞ」 スッ
トナカイは全員に飲み物を配り始める
サンタ?「さてっ・・・」 ツカツカ
ルッキーニ「うじゅ?」
空飛ぶスパゲッティモンスター参上
676 :
試作な俺―特別番外編:2010/12/25(土) 01:05:37.22 ID:jVxBBrNAO
サンタ?「まずはフランチェスカ・ルッキーニ君!お誕生日おめでとう…アーンドメリークリスマス!」 スッ
ルッキーニ「やったぁ!本物のサンタからのプレゼントー!」
もっサンタ(あれ、今「本物の」って言った?)
ミーナ(・・・ドンマイ、美緒)
ルッキーニ「うわ〜!何これー?」
サンタ?「虫取り専用超強力薬剤拡散マシンだ。半径500m以内の虫全てを仮死状態にする。その間に捕り放題だ!生き返るかは別だがね」 ハハハ
ルッキーニ「・・・ワァー、アリガトーサンタサン」
俺(露骨に嫌そうな顔に・・・)
サンタ?「さて、みんなにもあるぞ?」
シャーリー「え゙っ」 (あるの?)
サンタ?「スピード大好きイェガー大尉には狂走薬Gだ。全魔法力を代償に、マッハ12で飛べる」
シャーリー「は、はぁ・・・どうも」
サンタ?「ビショップ曹長には新型対装甲ライフルだ。折りたたんで三連バルカンモードになる」
サンタ?「リドヴャク中尉にはハイパージャマーだ。幽霊よろしく、ステルス戦闘が可能になるぞ?」
サンタ?「クロステルマン中尉にはコンタクトレンズだ。なに、私には眼鏡属性が無いのでね」
サンタ?「坂本少佐には魔剣ネクロスだ。使い方を誤ると味方をも襲う呪われた剣なので要注意だ」
サンタ?「ハルトマン中尉は朝に弱いらしいな。そんな君には新型の目覚まし時計だ。音爆弾もびっくりの音がでるぞ?鼓膜破れたらその時はごめん!」
ネクロスは武器じゃねーからwww
人食いサーベル系のモンスターだからwww
もっサンタばれてたかw
679 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 01:09:52.60 ID:OOzhbu50P
ルッキーニちゃんは大人だなあ!
680 :
>>677 魔剣と言われてコレくらいしか思いつかなかった罠:2010/12/25(土) 01:14:24.45 ID:jVxBBrNAO
サンタ?「ヴィルケ中佐には美顔器だ。これで最近増えてきた目尻の小皺を―――」
ミーナ「は?」 ゴゴゴゴゴゴ!
サンタ?「イエ、数十年後デシタ。ゴメンナサイ」
バルクホルン「貴様何なんだ。いきなり現れてプレゼントだの何だの!」
エイラ「そうだ。サーニャに変な物渡すなヨ!」
サンタ?「大丈夫、君たちのもあるぞ?・・・ホラ、リドヴャク中尉写真集と、世界の妹大図鑑だ」 スッ
バルクホルン「まったく、サンタならサンタだと早く言え・・・」 パシッ
エイラ「今回だけだかんナー」 パシッ
俺(買収されやがった)
サンタ?「宮藤万年軍曹にはおっぱい枕だ。これで起きてもおっぱい、寝ててもおっぱい、いっぱいおっぱいぱぱーい」
宮藤「ど、どうも・・・」(……結構いいかも)
サンタ?「さて、あとは・・・」 スタスタ
俺(うわっ、こっち来た)
エーリカ「このジュース美味しいなー」 ゴクゴク
リーネ「そうですね」 ゴクゴク
681 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 01:17:06.31 ID:dmQMQVJCO
駄目なお姉ちゃんだった
682 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 01:17:31.85 ID:k089N7HE0
お姉ちゃんェ…
683 :
急展開は毎度の事です:2010/12/25(土) 01:21:27.89 ID:jVxBBrNAO
ドスン
サンタ?「俺中尉にはγ-グリフェプタンとアラキドノイルの詰め合わせ1年分だ!毎日飲んで、さっさと『再覚醒』しろよ出来損ない!」
俺「なんでサンタがそんなモン持ってんだよ!てか毎日飲んでたら死ぬわ!」
俺「っ、さっきからおかしいと思ってたんだが、おまえまさか―――」
サンタ?「トナカイく〜ん!プレゼントは配り終えた。引き上げだ!」
トナカイ「りょ、了解です」 アタフタ
サンタ?「では、また来年の冬までごきげんよう。アデュー」 スタコラサッサ
俺「てめえ、待―――」
エーリカ「オレーッ!」 ダキッ
俺「のわっ!?」 ガッシャーン!
逃げ出した似非サンタを追いかけようとしたら、不意に背後からエーリカに抱き付かれて、盛大にずっこけた
床にうつ伏せに倒れ、エーリカが重なって上に倒れる
俺「いってぇ……。何すんだハルトマン・・・」
エーリカ「えへへ〜///俺子つ〜かまえた〜///」
俺「えっ?え?おまえいきなりどうし―――」
エーリカ「俺子〜、チューしようよチュゥ〜」 ググッ
そしてネクロスともっさんの間に芽生える奇妙な信頼感
試作の人よこれで一本書くのだ
685 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 01:27:35.92 ID:OOzhbu50P
俺「良いとも」
686 :
>>684俺には難易度が高すぎますぜ・・・:2010/12/25(土) 01:29:35.47 ID:jVxBBrNAO
俺「ちょっ、おまっ、いきなりどうしたんだよ!」 ググッ
エーリカ「きゃはは〜、俺子逃げないで〜♪」 ググッ
なんとか彼女の拘束を逃れようと、力を込めるがびくともしない。やがてうつ伏せに倒れてた俺の体は仰向けにひっくり返された
エーリカ「俺子〜、こっち向いてよ〜」 ヒック
俺(っ!?この匂い・・・酒?)
俺(そうか・・・!こいつ酔っ払って、俺が俺子に見えてんのか
・・・って、俺子は俺だけど)
俺(さっきあの野郎が配っていた飲み物か!
絶対ろくなモンじゃねーぞチクショー!)
エーリカ(酔)「えへへー、やっと大人しくなってくれたね俺子〜♪」 ギュッ
俺「いや、逃げたくても動けないだけで」
エーリカ(酔)「それじゃあ、いっただきま〜す♪」 グググー
俺「待てハルトマン!おまえは酔っ払ってるだけで―――」
エーリカ(酔)「待たないも〜ん♪」 グググー
俺「ちょっ―――」
エーリカの顔がゆっくりと迫る。吐息が感じられる程唇が近くなり、思わず目を瞑った
687 :
特別番外編:2010/12/25(土) 01:35:05.69 ID:jVxBBrNAO
宮藤「だめぇっーー!!!」 ドン
エーリカ「わっ!」 ドサッ
俺の上に乗っていたエーリカを、宮藤が横から突き飛ばした。束縛が無くなり自由になる
宮藤「こんな事したら駄目ですよハルトマンさん!俺さん嫌がってるじゃないですか!」
俺(助かった・・・?)「宮藤、ありが―――」
宮藤「俺さんは―――」 ヒック
俺(あれー……)
宮藤(酔)「俺さんは私のなんですからね!」
俺(おまえも酔ってんのかよ!)
宮藤(酔)「さぁ、俺さん!俺さんは私の何だから、キスしようよキス!」 ググッ
俺「お、落ち着け宮藤。離れるんだ」
宮藤(酔)「なんで・・・?なんでキスしたら駄目なの?」
宮藤(酔)「私がサブヒロインだから?メインルートじゃないから?」
宮藤「でも大丈夫!まだルート確定的の明確なフラグは誰にも立ってないし、今から私ルートに滑り込めばいいんだよ!」 グググッ
俺「確かに10話以上やっててこの始末・・・って、何言わせんだ
いくら酔っ払ってるからって、世界を崩壊させかねん発言は止めろ!」
メメタァ!
689 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 01:38:02.03 ID:OOzhbu50P
俺、今、幸せだよ…
690 :
特別番外編:2010/12/25(土) 01:43:00.36 ID:jVxBBrNAO
エーリカ(酔)「ダーメー!俺子は私の俺子なんだから〜」 ガシッ、グイッ・・・!
宮藤(酔)「俺子って誰ですかぁー!俺さんは俺さん、私の俺さんですよー!」 ガシッ、グイィ・・・!
俺「イダダダダダダダダ!!両側から引っ張っるなあ゙・・・!」 グイグイ
俺(誰か、助け―――!?)
両腕を2人に引っ張っられ、誰かに助けを求めようとする俺
そこでようやく自分たちの周りの状況に気がつく
ペリーヌとリーネは酔いつぶれて、ならんで眠っている
サーニャとエイラも眠っており、エイラはサーニャを抱き枕にしている
シャーリーはルッキーニを連れ、部屋に戻ってしまったようだ
もっサンタは完全に酔いつぶれて床に寝転がっており、ミーナは柱に向かって「まだ19歳、トゥルーデと同い年なのに何故私だけ・・・」とかブツブツ言っている
俺(何このカオス)
エーリカ「私のー!」 ギュウウウウ・・・!
宮藤「私のですー!」 ギュウウウウ・・・!
俺「ああ…、誰か助けて・・・」
グイッ
俺「うわっ!」
宮藤・エーリカ「「ひゃあっ!?」」
ゴチンッ!
宮藤・エーリカ「「う〜ん・・・」」 バタリ
691 :
特別番外編:2010/12/25(土) 01:48:39.04 ID:jVxBBrNAO
不意に誰かに引っ張られ、その衝撃で宮藤とエーリカは頭をぶつけてそのまま気絶してしまった
俺「いっててて・・・、バルクホルン・・・?」
バルクホルン「俺、大丈夫か?」
俺「あ、ああ。ありがとう」
俺(どうやら、バルクホルンは大丈夫そう―――)
バルクホルン(酔)「・・・・・」 ヒック
俺(バルクホルンも!?)
俺(いや、落ち着け俺。いくら酔っ払ってるからって、誰でもあいつらみたいにはならないだろ
バルクホルンは大丈夫な方のはずだ。うん、大丈夫)
バルクホルン(酔)「俺っ!」 ダキッ
俺「なっ」
バルクホルン(酔)「俺・・・、俺!」 ギュウウウウ・・・!
俺「痛い!いたい!折れる!折れる!」
バルクホルン「俺―――」 グッ
俺「バルクホルン、離し―――!?」
「―――――」
692 :
特別番外編 あと少しです:2010/12/25(土) 01:59:28.83 ID:jVxBBrNAO
俺「―――――!」
バルクホルン「ん・・・・・」
俺(息が・・・!) トントン
バルクホルン「んっ・・・」 スッ
俺「プハッ、ハァ・・・ハァ・・・」
俺「バルクホルン、いきなり何を―――」
バルクホルン「もう一回だ・・・」 グッ
俺「バ、バルク―――」
チュッ
俺「―――――!」
バルクホルン「ん・・・んぅ・・・」
俺(ま、また・・・)
ダラン・・・
不意にバルクホルンが脱力し、2人の唇が離れた
俺「バ、バルクホルン・・・?」
おねーちゃーん!
694 :
特別番外編 あと少しです:2010/12/25(土) 02:09:29.81 ID:jVxBBrNAO
バルクホルン「スー・・・スー・・・」
俺「寝てる・・・」
バルクホルンをソファーに寝かせて上着をかけると、自分は椅子に倒れ込む
俺「・・・・・」
俺(俺・・・キスしちゃったのか?バルクホルンと・・・)
俺(バルクホルンは酔っ払ってたのに、俺はそのまま、状況に流されちまったのか・・・)
正気を失っていた仲間の唇を奪ってしまった事に、罪悪感でいっぱいになる
俺(やっちまったなぁ・・・。やっちまったよ・・・)
俺(・・・・・)
俺(・・・とりあえず) スタッ!テクテク・・・
<基地付近>
トナカイ「あの〜、もうコレ脱いでいいですか?」
サンタ?「どうぞ、もう正体を隠す必要もありませんからね」
ビリビリヌギヌギ
トナカイは着ぐるみを脱ぎ、サンタ?は髭を外す
695 :
特別番外編 次ラスト:2010/12/25(土) 02:19:19.98 ID:jVxBBrNAO
助手「あっ、暑かったー・・・。冬なのにこの中は真夏ですよ」
ダルシム「お疲れ様です助手軍曹。よくやってくれましたよ」
助手「あのー・・・何故今回はこのような任務を・・・?」
ダルシム「決まってるじゃないですか。出番が欲しいからですよ」
助手「・・・は?」
ダルシム「あなたと違って、私は出番が非常に少ない。だからこうやって自ら―――」
助手「や、止めて下さい!それ以上は世界の何かが崩壊します!」
ダルシム「チッ・・・」
助手(だいたい、キャラ崩壊させてまでやることなの?それは・・・)
ダルシム「まぁいいでしょう。作戦は無事成功しました。ラオホウに帰還―――」
俺「へぇー・・・そんな理由であんな事したんだぁ……」
助手「あ」
ダルシム(やっべ)
俺は近くにある石を拾うと、魔法力を込める
俺(「爆」・・・!)
696 :
特別番外編:2010/12/25(土) 02:29:53.23 ID:jVxBBrNAO
俺「なぁ知ってるか?本来サンタクロースは、空飛ぶそりに乗ってやってくるんだ。トナカイに引かれてな」
助手(まずい。怒っている時の顔・・・)
俺「でも、現実にはそんなモン無いだろ?」
ダルシム(嫌な予感がする)
俺「だからさぁ・・・」
俺「お帰りは爆風でお願いしますってなぁ!」 ブンッ
チュドーン!!
ダルシム< バカなああああああああ!!
助手< なんで私までええええええ!!
ヒューン・・・キラーン☆
俺「おー、飛ぶ飛ぶ」
俺(・・・ごめんな。バルクホルン)
俺「・・・あっ、雪」
俺(メリークリスマス501)
俺(メリークリスマスバルクホルン)
俺(そして・・・)
俺(メリークリスマス。遠い世界の「俺」たち)
おわれ
697 :
特別番外編:2010/12/25(土) 02:33:35.01 ID:jVxBBrNAO
大変長くなって申し訳ない!
多少やりすぎた感がありますが、なんとか終わった。外伝なんで基本やりたい放題です
本編でキスするのはいつになる事やら
オリキャラとかまで出てくる完全俺得ですが、少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです
最後にもう一度長々とすまない
読んでくれた人、支援くれた人、ありがとうございました
おっつ!
乙!
700 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 03:00:44.94 ID:OaRjpIqtO
おつおつよ
リア充どもめぇ……
702 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 04:45:34.44 ID:dmQMQVJCO
保守
だれもいない……投下してもいいのかな……
イチャも壁破壊もない誰得クリスマスものだけどね
704 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 05:01:56.57 ID:dmQMQVJCO
GO
705 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 05:03:23.90 ID:OOzhbu50P
‐24日・???‐
シュッ ボゥ
スー
フゥー
俺「真っ赤なおっはなーのートナカイさーんーはー」
スー
フゥー
俺「いっつもみーんなーのーわーらーいーもーのー……」
プカプカ
俺「……やっぱマルボロはうめぇな」
12月24日23時50分。
もうすぐ俺の仕事の時間だ
今日は奇跡の起きる夜。
クリスマス。
俺「なんでカップルがイチャイチャする日に働かなければならんのだ」
俺「まぁ彼女なんていませんけどね……ハァ」
俺「俺も彼女欲しいなああああああああ!!!」
707 :
サンタな俺:2010/12/25(土) 05:13:08.67 ID:r6K2d4S20
夜空に響く俺の声は無情にも闇の中へと吸い込まれていく。
同時に吸っていた煙草も短くなった。
ポケットから携帯用灰皿を取り出し中に押し込む。仕事前の一服は終わり。
俺「さぁてと、じゃあお仕事始めますか。まずは……この家からだな。いくぞ、“トナカイ”」
ブロロロロローーー
脚に履いたストライカーが音を立てる。といってもサイレント機能で周りに聞こえるわけではないが。
俺の愛用ストライカー。バッファロー改、命名「トナカイ」。力強い粋でいなせな相棒だ。
俺「よし、いい子だ。今年も頼むぜ。さあさあ、鳥も飛行機もウィッチも道を開けろ―――」
赤い帽子に赤いスーツ、そして手には白い袋。
そう、俺は世界一有名な男。
幸せを運ぶ赤い紳士。
俺「サンタさんのお通りだ!」
その名は―――――サンタクロース。
.
708 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 05:13:33.35 ID:dmQMQVJCO
支援
709 :
サンタな俺:2010/12/25(土) 05:19:25.71 ID:r6K2d4S20
〜25日・深夜のロマーニャ近海上空〜
ラ〜ララ〜♪
ラララ〜ラララ〜♪
サーニャ「いい夜ね……月もキレイ……」
今夜もいつもと同じように夜間哨戒に出ています。
冬のロマーニャは夏と違って少し冷え込みます。
ですがオラーシャ出身の私にとっては別段苦に感じることはありません。
それに今夜はクリスマス。魔道針をアンテナにしてラジオを聴いていると流れてくるのはクリスマスソング。
どの曲も幸せそうな、ネウロイとの戦いすら忘れさせてくれる楽しいメロディばかり。
私も夜間哨戒中なのに楽しい気分でちょっと油断しがちになっています。
でも今日は少しくらい気を抜いても大丈夫だと思います。
現に、過去のデータを振り返るとクリスマスにネウロイが現れたという事件は無いみたい。
ネウロイもお家でクリスマスパーティーでもしているのかしら……?
サーニャ「パーティーっていえば昨日のルッキーニちゃんの誕生日会は楽しかったなぁ」
710 :
サンタな俺:2010/12/25(土) 05:26:56.33 ID:r6K2d4S20
24日はルッキーニちゃんの誕生日。
だから501のみんなで誕生日とクリスマスを祝うパーティーを開きました。
芳佳ちゃんとリーネさんが作った料理を食べ、ペリーヌさんのハーブティーを頂き、
ケーキを食べ過ぎたハルトマンさんをバルクホルンさんが叱ったり、
プレゼントを貰って喜ぶルッキーニちゃんも嬉しそうでした。
シャーリーさんの胸に収まって幸せな顔をしていたのが可愛かったな。
私もピアノを弾いて、ミーナ隊長が歌を歌い、エイラがなぜか号泣してた。
坂本少佐がシャンパンを飲んだときは凄かったな。まさかあんなことになるなんて……。
大人の世界ってあんなに過激なのかしら?思い出しただけでも顔が熱くなる///
本当に楽しかった。みんなと一緒にいられる。とても素敵なことだと思う。
でも……
サーニャ「ダメ、今は自分にできることをしなくちゃ」
一瞬、脳裏に浮かんだものを頭を振ってかき消す。
夜間哨戒、私にしか出来ない任務。あまり気を抜いてはいられない。
そう思ったときでした。
視界の片隅に妙なものが映ったのは。
サーニャ「あれは……なにかしら?」
静かな夜に浮かぶ、真っ赤な人影はいったい……。
711 :
サンタな俺:2010/12/25(土) 05:31:46.09 ID:r6K2d4S20
〜同時刻・501総合戦闘航空団基地上空〜
ブロロロロロー
俺「おおっし、今年は案外楽に配れたぞ。担当地区が少なかったからなぁ。よかったよかった」
俺「煙草もうめぇし、これで女の子と一緒だったら言うことなしなんだが」
スー
プハー
俺「えーと次で最後だったな。なになに……501総合戦闘航空団基地?」
俺「なんだ軍隊さんとこか。きっとウィッチがいるんだろうなー」
スー
フゥー
俺「子供が戦争するなんて……世知辛い世の中だよホント」
俺「今夜くらい良い夢みさせてやるかぁ」
パチン
指を鳴らす。
すると基地を囲うかのように、薄い魔力を帯びたガラスのような壁が突如現れる。
やがてドーム状に基地を覆うと壁はゆっくりと色を失っていった。
712 :
サンタな俺:2010/12/25(土) 05:36:10.17 ID:r6K2d4S20
俺「催眠結界設置完了っと……これで安心して家の中を歩きまわれます」
俺「サンタクロースの間に伝わる不法侵入術。ただし、悪事には使えません……か。もったいねぇな」
説明書を読み上げる。どうやら術者の心境によって維持する時間が変わるらしい。
要するに変なこと考えると魔法が解けてしまう仕掛けが施されているということ。
サンタ界にはこの世に出回るには早すぎる技術がいっぱいなのだ。
俺「これ上手く使えば女の子にエッチなことし放題じゃね?」
ブゥゥゥーン……
俺「あー!嘘ウソ!エッチなことなんて考えてませんから!!真面目に仕事します!!」
魔法が切れかけた……危ねぇ。
催眠結界の内側に閉じ込められた者はちょっとやそっとでは決して起きることはない深い眠りにつく。
サンタクロースは秘密結社のようなもので、その存在、痕跡、証拠、一切を世間にバラしてはいけない。
使い方によっては危険な魔法や音の鳴らないストライカーなどの技術を守る為に全てを隠して生きているのだ。
俺「まぁ本音は不法侵入で捕まりたくないだけなんだけどな」
そんなこんなでもし正体がバレてしまったサンタクロースはこの世から……。
俺「バレたらどうなるんだろう?臓器を売られたり、処刑されたりと嫌な噂ばっかり耳にするけど」
俺「あ〜確か小学校で一緒だった三太郎が行方不明だって聞いたな。話では一般人に見付かったって」
「あの……」
713 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 05:37:29.40 ID:dmQMQVJCO
支援支援
714 :
サンタな俺:2010/12/25(土) 05:48:23.48 ID:r6K2d4S20
俺「フン、俺はそんなバカはしないからな。なんてったってサンタ界のエリートだから」
「あの、すみません……」
俺「絶対に消されたりなんてしないんだから!」
「…………ぐすっ」ガチャコン
俺「OKベイビー……ちゃんと聞いてますからそのロケットランチャーを向けるのを止めてくれないか?」
両手をあげて降伏のポーズ。
振り向いた先には雪のように白い少女。
その肩にはフリーガーハマー。
照準は一寸の狂いもなく俺に向いている。
俺「麗しきレディ……どうかここは穏便にいこうか」
俺「出来れば俺の存在に気付かなかったことにしてくれると助かるな。俺の人生が」
サーニャ「ごめんなさい。そのお願いは聞けません。貴方は何者ですか?」
俺「アイアムフソーニンジャ」
サーニャ「忍者は目立ってはいけないから黒い服を着ているって芳佳ちゃんが言ってました。貴方は赤いです」
ちっ、そこに気付くとはやはり天才……。
というかヤバい。マジでヤバい。バレた。人に見られた!
なんだよ、術者以外は眠らせるんじゃなかったのかよ説明書……はい、結界外は無効ですねそうですね。
715 :
サンタな俺:2010/12/25(土) 05:50:02.68 ID:r6K2d4S20
どうする……サンタだと気付かれる前に…………………………………………殺るか。
サーニャ「もう一度聞きます。貴方は何者ですか?」ガチャン
俺「はい、僕はサンタクロースです!」
無理。だって相手凶器持ってるんだもん。引き金に指掛かってるし、この距離で避けるのは不可能。
動けば数秒後にはミンチです。どうもありがとうございました。
サーニャ「サンタクロース?」
何やら考えてる模様。俺の全身を見て訝しんでいる。
でも待てよ?普通、サンタクロースですって言って信じてもらえるわけないよな……。
むしろ赤い格好した不審者だな。夜中だし。俺だったら撃ち落とすね絶対。気味が悪いもん。
……あれ、結局俺助からないじゃん。
俺「短い人生だった。彼女も出来ず、童貞のまま死ぬのか……」
目を瞑り覚悟を決める。せめて痛みの無いように粉々にしてほしい。
そんなふうに考えていた俺に掛けられた言葉は意外なものだった。
716 :
サンタな俺:2010/12/25(土) 05:51:44.32 ID:r6K2d4S20
サーニャ「あ、ごめんなさい。てっきり泥棒かと思ってました」ガシン
サーニャ「サンタさんだとはつゆ知らず。威嚇するような真似をしてすいません」シュン…
信じたッ!!!
信じちゃったよこの子。いや、俺がサンタってのは事実ではあるんだけど。
というか落ち込んでるし。素直な子だなぁ。こっちが悪く思えてくる。
サーニャ「ごめんなさい」
俺「ああ、いや、こちらこそなんかごめんなさい。えーと……改めてサンタをやっています、俺です」
サーニャ「私はサーニャ・V・リトヴャクです///こちらの基地、501総合戦闘航空団所属のウィッチです」
なるほど……ってストライカー履いて空飛んでるんだから当然だろう。
まだ少し動揺してるみたいだ。落ち着け俺!今まで吸ったマルボロの本数を数えるんだ。
一日2箱以上。うん解からん。終わり。だが落ち着いてきた。
これはチャンスじゃないか。どうやら相手は素直で大人しい少女。年もまだ14,15くらいだと思う。
なんとかまるめ込めば俺は助かるかもしれん。
サーニャ「あの……サンタさんは男のウィッチなんですか?ストライカーですよねソレ。音が全然聞こえない」
俺「あ、あーこれね。特別製なの。秘密の技術で作られてるんだ。名前はトナカイ君」
サーニャ「トナカイ君……やっぱりサンタさんはトナカイに乗っているんですね」
俺「今日も子供たちにプレゼントを配り回っていたんだよ。ここにもプレゼントを届けるために来たんだ」
717 :
サンタな俺:2010/12/25(土) 05:54:02.91 ID:r6K2d4S20
サーニャ「えっ、プレゼント……?」
食いついた!もう一息で口封じができるぞ。
俺「そうだよ、その途中でサーニャちゃんに出会ったんだ。それでね少し話さなきゃいけないことがあるんだよ……」
俺「知ってる?サンタってすっごく特殊な職業だから世界中で機密事項でね。絶対に誰かに言っちゃいけないんだよ」
俺「言ったら来年のプレゼントが無くなるんだ……」
サーニャ「そんなっ!」ガーン
サーニャ「そんなのイヤです……分かりました。私、サンタさんのこと誰にも言いません!」
サーニャちゃんが力強く宣言した。予想以上に迫力がある。
よし!純粋な子供は理解が早くて助かる。これで俺も大丈夫。
あとはさっさと部屋に戻って眠って貰おう。記憶も消さなきゃいけないし。
そんなとき、サーニャちゃんが言いにくそうに口を開けた。
サーニャ「あの……サンタさん。私、去年も夜間哨戒をしていてプレゼントを貰っていないんです……」
俺「なん……だと……」
おいおい、純情少女だと思ったら去年の分も貰おうって算段か。渋いねぇおたくまったっく渋いぜぇ。
だが、
俺「悪いが去年は去年だ。2つもプレゼントを渡すことはできない」
718 :
サンタな俺:2010/12/25(土) 06:00:50.00 ID:r6K2d4S20
これはサンタ界のルール。サーニャちゃんには悪いが全ての子供にプレゼントが行き当たるわけではない。
毎年、なんらかの理由で貰えなかった子供はたくさんいる。
サンタ界の需要と供給。それが重なり合うことはない。いつの時代も供給が不足している。
サンタクロースが子供の数に対して圧倒的に少ないから。貰える方が奇跡なのだ。
サーニャ「い、いえ、2つ欲しいとかそうじゃなくて、できればでいいんです。去年の分を加算してほしいんです」
俺「加算?どういうことだい」
サーニャ「ううん、これからの分も全部足して構いません。だから……」
サーニャちゃんの瞳が俺を見詰める。その眼は潤んでいて、でも真剣な瞳だ。
俺は視線を逸らすことなんて出来ずにただ、彼女の言葉を待つ。
サーニャ「……私を両親に合わせて下さい」
サーニャ「ネウロイとの争いに巻き込まれて離れ離れになってしまったんです」
サーニャ「この世界のどこかにいるはず。私はお父様とお母様に会いたい……」
サーニャ「お願いします。サンタさん」ペコリ
719 :
サンタな俺:2010/12/25(土) 06:05:19.37 ID:r6K2d4S20
少女の願いは小さなものだった。
それでいて大きな願い。
親と一緒に居る。それはこれくらいの年の子にとっては当然であるべきことだ。
だが、時代がそれを許しちゃくれない。戦争とはそういうものである。
虫一匹殺せそうにない女の子がその身長と同じ大きさの兵器を携えて、クリスマスの夜に飛ぶ。
こんな馬鹿げた事実が今俺の目の前にあった。
自分のクリスマスを差し出して両親との再開を願う……。
違う……違うだろうがよォ……クリスマスっていうのは泣きそうな顔でお願いするものじゃないだろ!
もっと幸せに、笑顔でいるのがクリスマスってもんだ!違うか?
だけど……俺はその願いにこう答えるしかない。
俺「悪い。それは無理だ」
俺「さっきも言ったように去年は去年、今年は今年、来年は来年がルール。まとめて渡すことはできねぇんだ」
俺「それに人間は専門外でな。そういうのは警察か探偵に頼んでくれや」
完全な拒否。サンタクロースは神様じゃない。
人に幸せは与えるが、人の不幸は癒せない。
気まずくて視線を逸らしてしまう。情けないな俺は、少女の渾身の願いさえ叶えてやれない。サンタ失格だ……。
でも、その返答を予想していたのか、サーニャちゃんは別段動揺している様子はなかった。
720 :
サンタな俺:2010/12/25(土) 06:06:53.66 ID:r6K2d4S20
サーニャ「そうですよね。無理を言ってごめんなさい」ニコッ
サーニャ「サンタさんを困らせるつもりはなかったんです……私のわがままでした」
なんてことないように、むしろ俺に対して申し訳なさそうに謝ってくる。
優しくて強い子だな……そんな風に思ってしまう。
サーニャ「あ、私まだ哨戒の任務がありますので、それにサンタさんのお仕事の邪魔になりますからもう行きますね」
「がんばってください」と最後に告げ、振り向いて去ろうとする。
その小さな背中を見て、俺は一つ決心した。彼女の為に俺ができることをしようと。
手に持っている白い袋に手を突っ込む。これもサンタ界の技術が詰まった魔法の四次元袋である。
その中から1つ赤い帽子を取り出し、サーニャちゃんの頭に乗せてやった。
いきなりの出来事にサーニャちゃんが驚いたようにこちらを見つめてきた。
サーニャ「あの……これはなんですか?」
俺はできるだけ元気よく大きな声で答える。
俺「よぉし!今夜は特別だ!サーニャちゃんをサンタクロース代理に任命しよう!!」
サーニャ「えっ」
721 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 06:07:32.24 ID:OOzhbu50P
サーニャちゃんを両親に会わせてあげてください。それさえ叶えば何も要りません
(22歳・男子)
722 :
サンタな俺:2010/12/25(土) 06:08:21.63 ID:r6K2d4S20
俺「その帽子はサンタの印。これから俺と一緒に基地の中にいる子供たちにプレゼントを配ります。いいですね?」
サーニャ「でも、私、任務が……」
俺「その点は大丈夫!今夜はネウロイは絶対に出ません。なぜなら今日はクリスマスだから!!」
サーニャ「そんなこと言われても……ですね……」
俺「はいはい、時間もないから行くよ。急いだ急いだ!」パシ
サーニャ「あ……///」
俺は断らせない為にサーニャちゃんの手を取って基地へとストライカーを進めた。
少し強引だったかもしれない。サーニャちゃんの顔が赤いのは怒っちゃったのかな?
サーニャ「…………///」ギュ
俺の手に少し強い感触が返ってきた。
握り返してくれたってことは怒ってないのかも……。まぁいい、これから楽しい楽しいお仕事だ!
‐501総合戦闘航空団基地内部‐
サーニャ(凄い。みんな眠っています……)
サーニャ(整備員さんたちもぐっすり……)
俺「いや、普通に喋って大丈夫だよ。結界内にいる人間はちょっとやそっとじゃ起きない仕組みだから」
サーニャ「っ///それなら早く言って下さい////」
俺「ごめんごめん。一応、このサンタ帽を被っていると結界の影響は受けないんだ」
俺「それにステルス機能搭載、防音機能、自衛機能もセット。だから周りからは絶対に見付からない」
サーニャ「本当にオーバーテクノロジーですね」
俺「門外不出。こんな技術は外に出せないよ。ただの悪趣味帽子なのに……でもサーニャちゃんには似合ってるね」
サーニャ「そ、そうですか///」カァ
俺「うんうん。眼福眼福。サーニャちゃんに出会えてよかったってね!」
サーニャ「ぅ〜〜///あまり見つめないで下さい……恥ずかしいです///」
もじもじするサーニャちゃんマジ可愛い!!!
いいなぁ、こんな子が彼女だったらバリ幸せなんだろうなぁ。ウフフ。
724 :
サンタな俺:2010/12/25(土) 06:14:05.50 ID:r6K2d4S20
サーニャ「これからどうするんですか?サンタさんのお仕事って?それにネウロイは本当に現れないんですか?」
俺「ああそうだ、これって仕事だったな。まぁプレゼントを配るだけの簡単なお仕事ですよ〜」
俺「ネウロイに関してはクリスマス特殊部隊があってね。サンタ界の精鋭兵士が今夜だけ世界を守り抜いているんだ」
サーニャ「そうなんですか!そんな部隊があったなんて……初めて知りました」
俺「まぁ嘘なんだけど……ってそんな冷たい目でみないで!謝りますからごめんなさい!」
サーニャ「……嘘吐きなのはいけないと思います」プクー
俺「でも、過去に一度もクリスマスに敵が出現したって記録は無いでしょ?」
サーニャ「あ、それは知ってます。データも確認しました。出現の予報も今日はありません」
俺「まるっきり嘘ってわけでもないのかも。この世には知ってはいけないこともあるからねぇ」
俺「っと話はここまで。さぁプレゼントを配ろうか。案内よろしくサーニャちゃん」
サーニャ「はい!」
725 :
サンタな俺:2010/12/25(土) 06:16:07.12 ID:r6K2d4S20
サーニャちゃんを先頭に基地を歩く。ちなみにトナカイはハンガーでお休み中だ。
大きい部屋をいくつか通り過ぎ(あとで聞くと食堂や会議室らしい)、少し行くと今度は生活感のある場所へと辿り着いた
どうやらこの辺りに今回のターゲットたちが寝る部屋があるらしい。
すると1つの扉の前でサーニャちゃんが立ち止まる。ドアを開けようとして、何かに気付いたように振り返る。
俺「鍵が掛かってるのかい?それならサンタ秘密道具のピッキングであっという間さ!」
サーニャ「それもどうかと思いますが……あの、中には女性がいるんです」
俺「ウィッチだよね。それがどうか……ああ、安心して、変な気は起こさないから」
俺「変なことするとサンタ帽が爆発する仕掛けなんだ……拷問だよね……」
サーニャ「……大切な人たちだからお願いしますね」
爆発は嘘だけど、変な気を起すとバレちゃうからなぁ。
少女たちの寝顔を見られるのは史上最高の喜びだけど、触れることを許されないのはまさに地獄の苦しみ。
無防備な姿に毎年理性を保つのがやっとだ。これは紳士にしか勤まらない職業だよホント。
726 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 06:17:09.33 ID:OOzhbu50P
この夜だけでも遍く全ての人々に幸せが降り注ぐと良いと切に思うよ
727 :
サンタな俺:2010/12/25(土) 06:17:57.93 ID:r6K2d4S20
‐芳佳・リーネ・ペリーヌの部屋‐
ガチャ
紳士としてのサガについて再確認しているうちにサーニャちゃんがドアを開いた。
もちろん中は真っ暗。でも魔法の帽子のおかげで夜目が利くので無問題。
ベッドが3つ並んでいる。相部屋らしい。3人のしょ……美少女じゃん!やべぇ!理性やべぇ!!飛び込んでプニプニしたい!!
サーニャ「(ジーーー)」
俺「アイアムジェントルメン」
危なかった。でもサーニャちゃんもそうだけど、ウィッチってこんなハイレベル揃いなの?凄すぎるんですけど……。
部屋には15〜16歳くらいの美少女たちが眠りについていた。
サーニャ「ペリーヌさんにリーネさん。そして芳佳ちゃんです」
順番に紹介してもらったところでお仕事しますか。
サーニャ「プレゼントを渡すってどこにプレゼントがあるんですか?」
俺「ふむふむ、良い質問だ。これがサンタの大事なとこだからね」
そう言って片手に持っている袋を掲げる。
俺「この袋の中は四次元空間となっていて小さく見えるけど中身はいっぱい詰まってるんだ」
俺「そしてサンタ帽のてっぺんが超功能電算機になっていて子供の欲しいものを瞬時に判断して伝えてくれるのさ」
728 :
サンタな俺:2010/12/25(土) 06:20:22.58 ID:r6K2d4S20
サーニャ「???……よく分かりません」
俺「どら○もんのポケットと同じ原理ってこと」
サーニャ「なっとくしました」
サーニャちゃんは理解が早くて助かるよ。
俺「実際に見てもらえばもっと良くわかるはず。では早速……なにがでるかな、なにがでるかな?」
ガサガサ ゴソゴソ
袋に手を突っ込み中をまさぐる。まずはペリーヌちゃんから。
俺「じゃ〜ん!ハーブ栽培セットぉ〜!!お、なんか女の子らしくていいね」
サーニャ「ペリーヌさん、前に新しいハーブを育てたいって言っていました。本当に欲しいものが分かっちゃうんですね」
俺「ふふん、凄いでしょ。これを枕元に置いてこれで1人終了。ね、簡単でしょ。そんじゃ次〜」
俺「なにがでるかな、なにがでるかな?」ガサガサ ゴソゴソ
俺「じゃ〜n……こ、これは!」
サーニャ「ぶらじゃー?」
俺(リーネって子……この年でこの大きさ。なんてことだ!じつにけしからん!!)ムッハー
ゴンッ!
729 :
サンタな俺:2010/12/25(土) 06:25:12.48 ID:r6K2d4S20
俺「何の音!なんでサーニャちゃん壁を殴ってるの!?」
サーニャ「殴ってません」サッ
俺「いま後ろに手を隠したよね……?」
サーニャ「殴ってませんよ」ニコッ
俺の聞き違いってことにしておこう。
気を取り直してプレゼントを枕元に……おおぅ、パジャマの上からでも分かこのるボリューム。将来有望だ。
ガンッ!
俺「」
サーニャ「…………次」
次は扶桑の子。こっちは……残念賞。あれ?サーニャちゃんが微笑んでる!安心したんだね。
俺「なにがでるかな、なにがでるかな?」ガサガサ ゴソゴソ
俺「じゃじゃ〜ん!おっぱいマウスパッドぉ〜!!」
サーニャ「」
730 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 06:26:00.04 ID:OOzhbu50P
良いプレゼントじゃないか
サーニャwww
たかが性夜のひとつルッキーニ後夜祭で押し返してやる!
733 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 06:51:19.59 ID:dmQMQVJCO
さる?
今日は何時ぐらいが空いてるのかな
あ、避難所に来てた。
続き待ってるぞ!乙!
>>734 今なら空いてるから投下しちゃえば?
夜は混むだろうし
朝は寒い寒いよぅ!
それを最後に聞いたのはいつだっただろうか
彼女はもういない
前にやったなこのネタ
737 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 07:15:54.60 ID:nDb8FAUp0
お休みなさいイェーガー法王
738 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 07:20:24.24 ID:psp87e+n0
wikiでこっそり無職氏がクリスマスネタを投下してた。
相変わらずリーネちゃんは黒かった。
相変わらず母親はイケメンだった。
そしてやっぱり壁殴っちまった……
乙。
740 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 07:35:17.01 ID:psp87e+n0
>>739 これは……ストパンPSPフラグ?
だったらいいなぁ……
ぎゃぁぁぁ!サーニャちゃんのプレゼント被ったぁぁぁ!
……見なかった事にしよ、うん。しょうがないよね?ね?
742 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 07:54:17.42 ID:psp87e+n0
ちょっと気になったんで調べたんだが
サンタはリベリオン生まれのスオムス在住なんだってさ。
現在のサンタ像(赤い衣装、ソリを引くトナカイ等)を作り上げたのがアメリカ、
居住地を(勝手に)認定したのがフィンランドってことね。
ノルウェー、フィンランドには国認定のサンタがきちんとあって
日本人の「パラダイス山本」っていうペンネームの人がフィンランド認定のサンタ
マジレススマソ
サンタ認定試験は、煙突から入ってプレゼント置いて、差し入れの紅茶とクッキーをいかに早く食べるからしい
今日も投下多いかな?wktk
745 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 08:58:59.51 ID:+htgueG70
お、お前らクリスマスだっていうのに……。
現実の彼女にも構ってあげないと泣かれるぞ。ソースは俺。
746 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 09:11:18.52 ID:OaRjpIqtO
おいおいまだ寝呆けてんのかお前
現実の彼女なら俺の横にエーリカがいるんだけど……
夜はたくさんいそうだから今のうちに投下してもいいよね!
750 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 09:26:20.15 ID:OaRjpIqtO
いっちまいなぁ
俺「はぁー‥‥」
寒い。
ここに来てはや10ヶ月。
二度目の冬‥‥二度目と言っていいかどうか知らんが、まあ、また寒い季節が訪れていた。
本日は12月24日。
明日はクリスマスだ。
本来なら明日パーティーが開かれるはずだが、ネウロイの襲撃パターンによると明日襲撃が来るらしい。
それもあてにはならないが、無いよりはマシというものだ。
ビューリング「どうした」
俺「なに、ちょっと疲れただけさ」
俺は、どんちゃん騒ぎをしている食堂を離れ、ちょっと外の空気にあたりに来たところだった。
俺「お前はどうしたんだよ。まあ、もともとお前はああいう所に長くはいないだろうが」
ビューリング「さすがに、私のことも分かってきたようだな」
俺「そりゃあどうも。一応お前の一番近いところにいたつもりなんでね」
ビューリング「ありがたい事だな」
俺「お前のものだからな」
寒い。
予約表って何処で見ればいいのかな?
ビューリングはいつものようにタバコを咥える。
それを横目で見ながら、火をつけてやる。日常茶飯事だ。
俺「しかし寒いな」
ビューリング「そうだな」
俺「南半球だと今は夏らしいな」
ビューリング「その話二度目だ」
俺「そうだったっけ?」
ビューリング「もうボケたのか」
俺「かもな」
ビューリング「養う気はないぞ」
俺「そりゃ困る」
笑いと共にでた息が白い。
こうやってビューリングと会話するのも慣れた。いや、元からこんな感じだったか。
ヒャッハー!流星だァー!
支援
俺「おまえ、サンタって信じるか?」
ビューリング「いるとおもうならいるんじゃないか」
俺「どっちだよ」
ビューリング「目の前に現れれば信じる」
俺「まあ、そうか」
サンタさんよ。
いるならばコイツにもうちょっと言葉を柔らかくする薬でもプレゼントしてくれ。
と、そのとき智子の叫び声や、ウルスラの実験失敗による爆発音でもない、けたたましい音。
つまるところ、警報が鳴り響いた。
ビューリング「プレゼントにはすこし時間が早いな」
俺「信じてないんじゃないのか」
ビューリング「そうは言ってないだろ?」
俺「あーそうだな」
………
……
…
格納庫へ向かうとウィッチ達の姿が少ない。
俺「潰れてんのか」
エルマ「うん。まあ仕方ないよね‥‥」
智子もキャサリンもハルカもジュゼッピーナもいない。
まあ、こんな時だ。仕方ないといえば仕方ない。
全てネウロイが悪い。
観測班の報告によればラロス級が少数らしい。
まったく‥‥よほど空気の読めない連中だなネウロイとやらは。
大群じゃないだけマシ‥‥いや、少数だからこそ空気が読めていないのか。
ネウロイ空気嫁支援
俺「じゃあエルマ俺、ビューリングウルスラでいいか」
ビューリング「OKだ」
ウルスラ「わかりました」
ウルスラも前と比べればはっきり言葉を出すようになった。
今まで意識したことはなかったが、人の成長というのはおもしろいものだ。
エルマ「がんばろうね」
そう言いながら笑いかけてくるエルマ。それに笑顔を返す。
敬語もなくなって距離が近くなったような気もする。
ちらとビューリングの方を見たがとくに何も無い。
‥‥今のところ嫉妬はない、はず。
気にしないのか。隠してるだけなのか。
俺にはまだわからない。
俺「よし、では出撃する」
エルマ中尉仕切らないのかw
………
……
…
冬空に翼を広げ、風を切る。
俺達は迎撃ポイントへと急いでいる。
遠くの方に光が見える。スラッセンの街も完全に復旧し、今日は華やかな服をきている。
あの綺麗な体を傷つけさせるわけにはいかない。
ビューリング「見えたぞ」
その声に顔を前へ向け目を凝らす。
わずかだが赤色の光が見えた。
俺「数は‥‥14ってところか?」
エルマ「あれだけでくるなんて‥‥パーティーが気に入らなかったのかな?」
ビューリング「俺達も混ぜろって所だろう。
彼らは招待状を持っていない。悪いが、お引き取り願おうか」
俺「せっかくここまで来てくれたんだ、鉛玉でもプレゼントしてやれ」
ビューリング「了解だ。靴下に入らないぐらいたっぷり詰めてやろう」
そういうとビューリングとウルスラは離れていった。
同時に俺とエルマも逆方向へと向かう。
第一中隊が正面を叩き、その両サイドを俺達が潰す。
まあ、10数機ならいけるだろう。
箒を滑らせながら魔力を込める。
俺「空に舞う数多の白き精霊たち、その力を束ね、敵を貫かん。 生まれいづるその名は、『ブルーニードル』」
俺の後方に8本のつららが形成される。
だが今は発射しない。奴らが散った時がチャンスだ。
第一中隊に赤い光線が放たれた。
それを予知していたかのように上空へと散り、すぐさま編隊の頭を叩く。
するとラロス達は左右にバラけ、編隊を崩した。
今だ。
俺「空を裂き、轟音と共にその狂気を突き立てよ! 」
その機会を見逃さず、すぐさま俺という弩弓から氷の矢を放つ。
それと同時にエルマもラロス達へ向かって突っ込んでいった。
矢がラロスたちへ突き刺さる。こちらには約半分、6〜7体のラロスが向かってきていたようだが、
そのうちの3体へ氷の矢が突き刺さった。
重さに耐えられないのか機関部をやられたのかは定かではないが、
黒煙を上げみるみるうちに高度を下げていくラロス達。
‥‥この進路だと街に落ちてしまうな。その前に消してしまわないと。
俺「エルマ! 下の奴らの始末は俺が付ける! おまえは第一中隊と協力して残りを片付けてくれ!」
エルマ「了解!」
そういうと俺は急降下しながら呪文を唱え三つの炎の玉を作り出す。
推進力を失ったラロスたちに追いつくのはすぐだった。
俺「お帰りの際は、記念品をお持ちくださいなっと!」
腕を突き出し、炎をラロスたちに投げつける。
見事に三発中三発が当たり、三対のラロス達は爆発と共に空気へと帰っていった。
俺「3ストライクでバッターアウトってところか。
いや、デッドボールか?」
そうつぶやきながら進行方向を上へ向け、加速していった。
764 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 09:54:57.66 ID:+htgueG70
うぬぬ、もう家を出ねば……。明日ゆっくり読もう。二次元は浮気にならないからセフセフ!
上へ戻るとエルマがちょうどこちら側の最後の一機を撃ち落としたところだった。
エルマもウィッチが板についてきたな。
これならいつでも隊長に復帰してよさそうだ。
俺「やったな」
エルマ「はい!」
エルマの隣へつける。
向こうではラロス達が最後の一体になったところのようだった。
俺「もう終わりか」
エルマ「早く帰って智子さんたちを介抱しないと」
俺「そうだな。さっさとベッドに戻っててくれるとありがたいんだが、
そうもいかんだろうな」
エルマ「今日は耳栓なしでも寝られそうだね」
俺「俺はもう慣れたな」
エルマ「そうだね」
二人してクスクスと笑う。
ジュゼッピーナが記憶を取り戻してからは子守唄が当社比二倍の音量になったが、それにも慣れたものだ。
あちら側の最後の一体を倒したウルスラとビューリングが合流した。
俺「おつかれさん」
ウルスラ「特に苦労はしませんでした」
俺「そりゃあよかった」
前と比べれば表情が豊かになったウルスラ。それでも他の奴らに比べればまだまだといったところだが。
あ、そうだ。
俺「全機聞こえるか?」
俺は戦闘を終えて帰投しようとしているウィッチ立ちに無線で話しかけた。
俺「今から全員に魔法をかける。進行方向をスラッセンに向けて、水平飛行してくれるか」
ウルスラ「?」
エルマ「なにするの?」
俺「ちょっとしたプレゼントさ」
そう言うと俺は全機の位置を把握するために集中して魔法力を探る。
俺「‥‥よし」
そうつぶやくと一機一機に魔法をかけた。右手に何かを握るように指を閉じる。
俺「できた。あとはスラッセン上空をゆっくり遊覧飛行してくれ」
何が何だかわからないといった顔をみんなしているが、みんな俺の言う事に従ってくれるようだ。
だんだんとスラッセンの街並みがはっきりしてくる。
全機がスラッセンのちょうど真上まで来た。
支援
俺「今だ!」
俺はそう叫ぶと右手を開いた。
すると、全員のストライカーから七色のエーテルがばらまかれた。
俺はエーテルを着色する魔法をかけたのだ。
そのエーテルは電灯の光を反射しキラキラと様々な色をしながら、
まるで紙吹雪のようにゆっくりと落ちながら街を彩っていく。
エルマ「ステキ‥‥!」
ウルスラ「キレイ‥‥」
ビューリング「おまえもなかなか粋なことするな」
俺「たまにはな」
下から子供のような声で"サンタさんありがとう"と聞こえた気がした。
せっかくだし変身魔法でもかけとけばよかったかな?
………
……
…
帰ってみれば案の定4人は酔いつぶれていた。
幸いにも今動けるのが4人だったので、一人づつおんぶしてベッドへと運ぶ。
俺「よい、しょっと」
キャサリン「ん〜もうはいらないね〜」
俺「ああ、そうだな」
しかしなんだ、役得というべきか。
大きくてやわらかーい物を背中に感じる。
俺「‥‥やはりエースか」
ビューリングもなかなかのものだが‥‥彼女には勝てないだろう。
ウルスラ「どうしました?」
俺「いや、なんでもない。行こう」
エルマの視線がきつい気がしなくもない。
宿舎に着くと、ベッドに寝かせ毛布をかけてやる。
パーティーの片付けは整備班とかがやってくれるらしいので、
俺達もそのまま寝ることにした。
エルマ「今日来たってことは明日は来ないのかな」
毛布を被り、明かりを消した後の部屋にエルマの声が響く。
俺「そうだといいんだが‥‥あの少数ではどうなんだろうな」
ウルスラ「爆撃機もいなかったですし‥‥どうなんでしょう」
ビューリング「気にしても仕方ない。明日が来ればすべてわかるさ」
俺「それもそうだな。じゃ、おやすみ」
エルマ「おやすみ」
ウルスラ「おやすみなさい」
ビューリング「良い夢を」
ヤることはヤってるってのかよ
クソッ誰かカウハバ基地にICBM撃ち込んでくれ
………
……
…
「‥‥大丈夫です。ぐっすり寝てますね」
‥‥声が聞こえる。
「よーし、じゃあ早速枕元におくねー!」
「ちょっ、そんな大声出さないでよ起きちゃうでしょ!」
「しー! あんただって出してるでしょうが」
「だって智子ちゅーいー」
「だってもなにもないの。
もう、ネウロイの迎撃にも行けないわ、計画も狂いそうになるわで困ってるのに‥‥」
‥‥どうやら寝たふりでもしたほうが良さそうだ
「智子さーん。ビューリングさんもぐっすりねてまーす」
「よし、じゃあ枕元に置いておいてね」
「了解しましたー‥‥これでよしと」
「おっけー」
「よし、こっちもオッケーね」
「メリークリスマスねーリュウセイ」
ビクっと体を跳ねさせる。
耳元で囁かれたものだからつい体が反応してしまった。
「あ、やばい、起きるね」
「ちょっとキャサリンなにしてるのよ!」
「あーもうジュゼッピーナ声大きい!」
「智子も大きいねー! 私ほどじゃないけど」
775 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 10:33:25.71 ID:OaRjpIqtO
おれは忘れないアナルワイプさんにしたことを絶対に忘れない
自分からエルマさんにフラグ立てて放置してることも忘れない
仕方ない。ゆっくり起きるか。その間に隠れられるだろう。
俺「うーん‥‥」
「いいからさっさと布団に潜りなさい!」
「はーい!」
「あ、こらパスタ! そこは私の特等席よ!」
「ここは私のベッドだから! ああ、もう二人ともしっかり潜ってなさい!」
「「はーい!」」
「ひゃっ! 変なとこ触らないでっ‥‥!」
俺「‥‥なんだぁ‥‥声が聞こえたような‥‥」
わざとらしく声に出す。
見るとキャサリンは大の字で毛布の上に寝ているし、エルマとウルスラも毛布がぐちゃぐちゃだ。
智子の毛布は明らかに何かが入っているように二つのコブを作っている。
智子「ちょっと‥‥触らないで‥‥」
俺「‥‥」
言わずもがなハルカとジュゼッピーナのベッドは空だ。
ビューリングはいつもどおり毛布に包まって寝ている。違うのは枕元に小さな袋があることぐらいだ。
振り返れば、俺の枕元にも同じものがある。
俺「‥‥なんだこれ」
そう言いながら包装された袋を開ける。
中には銀色のプレートが入っていた。
俺「‥‥ドッグタグ、か」
表には俺の名前と生年月日、血液型など、普通の内容が書かれている。
裏を返す。
俺「‥‥"いつまでも二人で"」
‥‥なるほどね。
大きさから見て向こうの袋にも同じようなものが入っているんだろう。
普段とは違うため息を漏らし、再び毛布をかぶる。
俺「ありがとうな、サンタさん達」
すこしだけ大きな声でそう言った。
………
……
…
寒い。
翌朝いつものようにタバコを吸いに来たビューリングとライターの俺。
当然話題はサンタからのプレゼントだ。
俺「いたな、サンタ」
ビューリング「おまえか?」
俺「俺にもプレゼントが来てたんだから違うだろ」
ビューリング「じゃああいつらか」
俺「さあな。赤い服も白い髭も見えなかったし、この事件は迷宮入りだ」
指でチェーン部分をつまみ目の前で垂らしながら会話する。
寒い。
予約でレス抽出すると、今日は23:00から一人だけかな?
今日21:00から予約入れても大丈夫そげ?
二時間で終わるかというか時間までに準備出来るかどうかアレだけど…
乙!
かちゅは、レス抽出が出来ないみたいで・・・。蒼空な俺は今日は遠慮する。
内容が重いんで、雰囲気にそぐわないから。
朝というのは意外と冴えるものだ。いい考えが浮かんだ。
俺「ああ、そうそう」
そう言いながら俺はそのドッグタグをビューリングへと投げ渡した。
俺「俺、もうドッグタグもってるから、それやるよ。
俺の名前入りだ、大切にしろよ? それこそ、首にかけでもしてな」
そう言うと彼女は一瞬目を大きく開くと、すぐに目を逸らした。
ビューリング「‥‥私も、その、持っているから、お前に預けておこう。
無くさないようにな」
そう言いながら彼女も贈り物のドッグタグを投げ渡してきた。
表には彼女の名前が、裏には"いつまでも二人で"の文字が刻まれていた。
俺はそれを左の手に握る。
どうだ、先手を打ってやったぞ。
何時までもかなわないなんてことはないのさ。
ビューリング「ああ、そうそう」
オウム返しされる。いつもの表情だ。
俺「なんだ?」
ビューリング「これには"いつまでも二人で"って書いてあるが」
左手を開きその文字を確認する。
ビューリング「私は、三人でも四人でも構わないぞ?」
数瞬考える。
‥‥それは、つまり、そういうことなのか。
俺「‥‥おまえなぁ」
呆れを通り越して乾いた笑いが漏れた。
だめだ。勝てないな。多分、一生。
ビューリング「少なくとも私が飛べるうちは、二人だがな」
暖かい。
こんな生活が未来で待っていると思うと、もう一周して同じような笑いが、俺の口から漏れたのだった。
終わり
ビューリングさんといちゃつくなんて無理/(^o^)\
突貫工事ですみませんでした。
キャラ崩壊すみませんでした。
こんな陳腐な文を読んでくださってありがとうございました。
本編書き進まねえ\(^o^)/
滅茶苦茶いちゃついてるじゃねーか!
FUCK!!
786 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 11:07:56.75 ID:OaRjpIqtO
エルマさんのフラグを放置しアナルワイプさんにあんなことしてこの仕打ち
もげろ
いやもぐ俺が直々にもぐ
先走り乙ごめん!
ビューリング、かわいいのぉ〜。ニコニコ。
乙
いちゃつきやがって…未来計画まで立てやがってぇええええ!!
789 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 11:31:43.50 ID:6OEyotX30
乙!
790 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 11:37:30.60 ID:jVxBBrNAO
乙ーん
ところで質問なんですが
俺設定に合わせてストパン世界の年表を操作するって皆さん的にはありですかなしですか?
俺を割り込ませている時点で年表もへったくれもないんですが、どうしても気になって…
俺の意見だから色々変なところがあるだろうし聞き流してもらっても構わないが…
ありだとは思うけどそうするとウィッチ達の年も考慮しなきゃいけなくなる訳だしかなり難しそうな希ガス。
年齢そのままで年表だけをずらすなら問題無いと思うがそうなると設定に矛盾が出たりややこしくなりそう
>>791 俺的にはありですけどね
俺が書いてるやつなんて自己満だからいいやって感じで無視しまくってますし
というわけで誰も居ないんなら保守がてら投下してもいいですか?
794 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 12:14:14.10 ID:M8QChVpP0
>>791 一ウィッチならいれても歴史に代わりはないけど、世界を動かすほどの
重要人物みたいな俺ならいけるんじゃないかな
俺もちょっとそこらへんはわからんが、歴史をつなげることができるならやっていいと思うが・・・
>>738 読んでくれてありがとう!ここにも告知しようと思ったけど忘れたぜ
家族と過ごすのもいいと思います!
795 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 12:15:35.58 ID:M8QChVpP0
---北海上空---
ここは基地からかなり離れた北海。その途中、海上に何かが見える。
俺「あれは・・・塔・・・?」
そこには巨大な黒い塔がそびえ立っていた。
エーリカ「さっきの地震の正体ってこいつ?」
シャーリー「そうみたいだな・・・」
塔の外装にはネウロイの多角形の模様が刻まれている。
ミーナ「俺さん、この塔からコアは確認できますか?」
キュイイイイイイ!!
俺がメガネを外し、魔眼を開放する。
俺「いえ・・・今のところ見当たらないっス・・・それに魔導針も反応しなかったっスから・・・」
ミーナ「サーニャさんのほうにも反応はなかったかしら?」
サーニャ「はい、反応ありません・・・」
そこへ突然あの2人組みが現われる。
イヴ「お見事です・・・」
797 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 12:20:41.70 ID:GM8bz3Iz0
>>793行くんだ! 投下し終わったら少し投下していい?
支援
ゲルト「お前達・・・」
アダムとイヴ・・・グレゴリの2人組みだ。
イヴ「あなた方は12のアルカナネウロイを全て討ち果たし、見事本懐を遂げられた。」
ミーナ「あなた達は12体のネウロイを全て倒せばネウロイはこの世から消えると言った・・・」
ミーナ「でもこれは何?この模様・・・これはどう見てもネウロイの生み出した産物よ。」
イヴ「その通り。12対全てのネウロイを倒せばネウロイが滅ぶと言うのは嘘・・・」
ミーナ「最初から知っていたのね・・・」
アダム「せや。ま、気づくんがちょっと遅かったなぁ。」
芳佳「そんな・・・」
ペリーヌ「騙してたってことですの・・・?」
イヴ「全ては私達の思惑通り。」
アダム「消えるはずあらへん。お前らはむしろ逆のことをしてたさかい。」
サーニャ「逆?」
イヴ「12のアルカナネウロイはいわば破片・・・元々は1つになるべきものだった・・・」
イヴ「しかし、あなた方が一つ一つ、全てに接触したことでそれらは再び1つになった・・・」
レスありがとうです
うーん…操作するのはやめとこうかな。苦しいけど何とかなるっしょ。多分…
タルタル支援
イヴ「間もなく蘇るのです・・・滅びを呼ぶもの。13番目のアルカナを持つネウロイ・・・」
イヴ「『デス』とよばれた究極の存在が・・・」
エイラ「デス・・・『死神』カ・・・」
ゲルト「何を言っているんだ!?お前達の目的はなんだ!?」
アダム「せやから分かるやろ。オレらはな・・・『滅び』が欲しいんや・・・」
イヴ「そう・・・私達が望むのは確実な滅び・・・」
イヴ「世界大戦程度ではまだ生き残りが出てしまう・・・私達は生きとし生けるもの全てに平等に死を与えたい・・・」
イヴ「それ唯一行えるのが『デス』。彼の者は死をもって我々を救うのです。」
リーネ「死が救いって・・・」
エイラ「狂ってル・・・」
アダム「なんとでも言えばええわ。オレらはもう後先短いさかい。ここで滅ぼうが関係あらへんのや。」
俺「後先短いって・・・どういう意味だよ・・・?」
イヴ「アダム・・・少し口が過ぎますよ・・・」
アダム「これは失敬・・・」
イヴ「・・・まぁいいでしょう。あなた方の冥土の土産に1つ私達のことを教えましょう。」
801 :
ペルソナ:2010/12/25(土) 12:29:12.87 ID:00UgiLfb0
俺「死ぬのは確定なのな・・・」
アダム「安心せぇや。話が終わったら一瞬で葬ったる。」
イヴ「今から11年前・・・私達はネウロイ大戦の戦災孤児だった。」
―――――――――――
――――――――
―――――
女の子「おとうさん・・・おかあさん・・・どこ・・・?」
家族も、友達も、居場所も奪われた私達は軍の孤児収容施設に集められた。
そこには数え切れないほどの孤児がいた。皆、私と同じ境遇を持つものばかりだった。
施設での生活は快適だった。
衣食住全てが与えられ、何一つ生活に困ることはなかった。
そうして私達が平和に過ごしていたある日・・・
私の友達であった孤児の何人かが施設から姿を消していた。
女の子「せんせい。――はどこへいったの?」
先生「ごめんね。教えることは出来ないの。」
女の子「?」
802 :
ペルソナ:2010/12/25(土) 12:32:41.41 ID:00UgiLfb0
初めは理由が分からなかった。
女の子「ねぇ、――は帰ってくるの?」
先生「そうね。きっと帰ってくるわ。」
私は先生の言葉を信じた。
でも、私の友達は何日たっても帰ってくることはなかった・・・
私は疑問を持ち始めた。
でも施設の外へ出ることは許されていない・・・
私はじっと耐えることしか出来なかった。
そしてそれから数ヶ月が過ぎたある日・・・
軍服の男「さあ、こっちへ来るんだ。」
私とそれ以外にも何人かが軍人に連れられ外へ出ることになった。
しばらく施設から外に出ていなかった私はうれしい反面、どこか嫌な予感がしていた。
・・・その予感は的中してしまった。
私達が連れて行かれたのはどこかの研究所。
肌を刺すような寒さだったのを覚えている。
803 :
ペルソナ:2010/12/25(土) 12:36:02.44 ID:00UgiLfb0
軍人に連れられるがまま私達は研究施設へと入った。
そこで私は絶望した。
施設に入ってまず私の目に飛び込んできたのは巨大なポッドの中で薬漬けになった私の友達だった。
女の子「――!――!!」ドンドン!
私は容器を叩いてその子の名を呼び続けた。
でもその子は全く反応を示さなかった。
軍服の男「こら!やめろ!!」グイッ
女の子「はなして!はなしてよ!!――!!」
そのまま軍人に担がれ私は別の容器の前へと連れて行かれる。
研究員「その子はそこのサンプルポッドへ。」
軍服の男「了解。」
軍服の男「ほら、入るんだ!」ドン
女の子「いたっ・・・」ドタッ
そしてポッドの蓋が閉められた。
女の子「やだ・・・やだよ!あけてよ!!」
804 :
ペルソナ:2010/12/25(土) 12:42:10.96 ID:00UgiLfb0
研究員「容器内のエーテルを抽出・・・完了。」
そう・・・
ここで行われていたのは『人工ウィッチ』の開発だった。
それも、『ネウロイの力』を持つウィッチのだ・・・
私はその後薬漬けにされ、ビーカーの中で研究員達のされるがまま、日々をすごした・・・
ビーカーの中での日々は苦痛でしかなかった。
身動きが取れない上、他の薬漬けにされた孤児達がゴミのようにうち捨てられていくのを何度も見た。
私は目を瞑ってすごすしかなかった・・・
?「君は実に有能なサンプルだ・・・」
ある日私の前に白衣を着た黒髪の老人が訪れた。
老人は隣に居る士官服の男となにやらもめあっていた。
仕官服の男「これ以上はやめるんだ、――!」
?「なぜやめる必要があるのだ――。」
?「この研究が成功すれば、お前の嫌いなネウロイをこの世界から消せるのかもしれんのだぞ?」
仕官服の男「だが、そのためにこの子達の命が奪われるのはおかしいだろう!お前は命をなんだと思っているのだ!?」
805 :
ペルソナ:2010/12/25(土) 12:46:03.91 ID:00UgiLfb0
?「命など・・・無意味だ。」
仕官服の男「なに!?」
?「無意味なのだよ。生きている以上人はいつか死ぬ。その時期が少し早いか遅いかの違いだけだ。」
仕官服の男「血迷ったか、――!!」
?「血迷ってなどいない。私は正常だ。」
仕官服の男「いや、お前はおかしい!今のお前は紛れもない悪魔だ!」
?「なんとでもいうがいいさ。」
仕官服の男「くっ・・・」ツカツカ…
?「フッ・・・あの男もいずれ思い知るだろう・・・私の偉大な研究の成果を・・・」
?「あぁ・・・私の可愛いサンプルよ・・・」
その男は冷酷な笑みを浮かべ、私の入ったビーカーをさする。
?「このサンプルの経過は?」
研究員「はい、コアとのシンクロ率を90パーセント以上維持しています。このまま行けば、後数日で100パーセント到達も可能かと。」
私の隣のポッドにはネウロイのコアがあった。
私はそいつと融合させられるためにこの容器に入れられ続けている。
806 :
ペルソナ:2010/12/25(土) 12:50:14.11 ID:00UgiLfb0
?「それで・・・――のほうは?」
老人が話しているのは私の居る場所から見て、一番奥にあるポッドの中のネウロイのことだ。
隣にはもう一体別のネウロイが並べられている。
この研究員達は『人工ウィッチ』だけに飽き足らず、『人工ネウロイ』をも作り出していた。
研究員「依然、不完全な状態が続いています。ですが、間もなく最終段階へ移れるかと・・・」
?「クックック・・・そうか、ならばいい。」
?「早急に仕上げろ。我々の成果を世に知らしめる日は近い。」
研究員「はい。」
その日の夜だったか・・・
私の前に研究員の女性が現われた。
なぜかよく覚えている。白くて長い髪の、綺麗な女性だった。
白髪の女性「ごめんなさい・・・」
その女性は突然私に謝りだした。
白髪の女性「所長も昔はあんな人じゃなくて、もっと理想のためにはどこまでも純粋で真っ直ぐだったの・・・」
白髪の女性「それが・・・所長はネウロイの力に魅入られて・・・今は悪魔のような人になってしまったわ・・・」
807 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 12:56:31.34 ID:LQih2hw8O
規制解除なら支援!
白髪の女性「こんなこと絶対にいけないことだってわかってる・・・でも・・・私達はあの人に従うことしか出来ない・・・」
白髪の女性「本当に・・・本当にごめんなさい・・・」
その女性は頬に涙を伝わせながらその場から立ち去った。
彼女は罪悪感を感じているようだった・・・でも、研究を止めることはできなかった。
そして私とネウロイが完全に融合を果たした日・・・
研究員「所長、いかがいたしますか?」
?「フフフ・・・時は満ちた・・・」
?「サンプルを一度外へ出す。まずはこの子の力を見せてもらおう。」
?「テスト用ストライカーを持って来い。早速実験に移る。」
研究員「わかりました。」
そして何十日かぶりに蓋が開けられる。
そして私はストライカーを履かされた。
長かった・・・
私はこの時を待っていた・・・
今こそ・・・
810 :
ペルソナ:2010/12/25(土) 13:04:42.31 ID:00UgiLfb0
復讐の時。
?「さぁ、可愛いサンプルよ・・・よく顔を見せておくれ。」
私は顔をゆっくりと上げ、手を前にかざした。
?「・・・?どうした?・・・何をする気だ!?」
シュンシュンシュン!!
ドゴオオオオオオオオ!!
私はネウロイの力で全てを焼き払った。
忌々しい研究員共。そして私をこんな体にした最も憎いあの黒髪の老人。
全て殺した。
それと同時に奴らの人工ネウロイも解き放った。
でも、解き放たれた人工ネウロイは不完全だったようで、いくつかの破片があちこちへ散らばっていった。
――――――――
――――――
―――
811 :
ペルソナ:2010/12/25(土) 13:10:20.11 ID:00UgiLfb0
投下待ちの人がいるので一旦区切ります。
続きはその後空いてたらまた来ます。
読みにくいし伝わりにくい文章でゴメンね
それでは後ほど
812 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 13:35:29.66 ID:GM8bz3Iz0
>>797だけど、PCがいきなり消えて書きためておいた文章が\(^o^)/
書くの諦める・・・
イヴ「その時のネウロイこそが『デス』。」
イヴ「そして飛び散った破片があなた方が倒してきたあのアルカナネウロイ達です。」
ミーナ「つまり・・・あなた達のせいでデスが解き放たれたってこと・・・?」
ゲルト「・・・・・」
イヴ「勘違いしないでいただきたい。デスはいずれにせよあの研究者達の手により解き放たれるはずだった。」
イヴ「遅かれ早かれ、彼の者は私達に死を与える運命なのです。」
ペリーヌ「でも・・・あなたの隣のその方は・・・」
アダム「オレか?オレはイヴが研究所を破壊してくれたときに運よくポッドが割れたさかい。ついでに助けられたちゅー訳や。」
アダム「イヴには感謝してもしきれへんわ。あの地獄の日々から救い出してくれたんやからのぉ。」
イヴ「さぁ、あなた方への冥土の土産もこのくらいでいいでしょう。」
イヴ「あなた方はもはや用済み。ここで消えていただきます。」
エーリカ「消すって・・・私達を倒すってこと?」
イヴ「互いの力と運命が残るべきものを決めるでしょう。」
アダム「そういうこっちゃ。せやから大人しく・・・」
アダム「逝ねや。」ギロッ…
乙
>>812 それはなんともはや。元気出してね。
♪Unavoidable battle
http://www.youtube.com/watch?v=xIn7yWzwCeo フッ…
突然アダムが視界から消える。
リーネ「え!?」
俺「チッ・・・!」シュイン!
俺が咄嗟に抜刀する。
ガキィィン!
突如、何かと刀がぶつかる音が響いた
アダム「なんや、少しはやるみたいやな。」
俺「そりゃどうも・・・って、あんたも剣使うのか・・・」
アダムの手にはいつの間にか巨大な大剣が握られていた。
アダム「せや。なめとると痛い目みるで。」
キィン!
お互いが一旦離れる。
イヴ『我、神の盟約に従い、前途を阻む邪(よこしま)を灼熱の業火にて焼き討つ。』ブツブツ…
816 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 13:46:54.51 ID:GM8bz3Iz0
エイラ「みんな!何か来るゾ!!」
ミーナ「ブレイク!!」
イヴ「トリスアギオン!」
ゴオオオオオオオオオ!!
突然、海上から巨大な火柱が上がる。
ウィッチたちは散開し、辛うじて攻撃を避けた。
ミーナ「どうして!?人間同士で争うのは最も醜いことだって言ったのはあなた達じゃない!!」
イヴ「そんなものは芝居の一環です。私の願いは全ての滅び・・・」
イヴ『氷刃。凍てつきし脅威は非情の刃と化し、仇なす者を斬り伏せる。』ブツブツ…
イヴ「フィムブルヴェト!」
イヴの詠唱が終わると同時に、巨大な氷の剣が頭上に現われ落ちてくる。
シャーリー「ルッキーニ!!」ブォン!
巨大なそれは、丁度ルッキーニの頭上へと現われていた。
ルッキーニ「うじゅ!?」
ドシャアアアアアアア…
しーえんダナ
819 :
ペルソナ:2010/12/25(土) 13:56:08.31 ID:00UgiLfb0
氷の剣は海へと落ち、巨大な水飛沫を上げる。
シャーリー「ハァ・・・ハァ・・・大丈夫か・・・ルッキーニ・・・?」
ルッキーニ「シャーリー!」ギュッ
シャーリー「よしよし・・・もう大丈夫だからな・・・」
間一髪のところでシャーリーが助けに入り、ルッキーニは助かった。
俺「よかった・・・」
アダム「よそ見しとる場合かッ!」
ガキィィン!
ギチギチ…
アダムの不意打ちを俺は間一髪で受け止める。
俺「クッ・・・」
アダム「お前なんで攻撃せーへんねん。同情でもしとるのか?」
俺「・・・・・」
鍔迫り合いが続く。
アダム「せやったら・・・お前を戦う気にさしたるわ。」
なんだ…ジンはパイナップル投げないのか
フッ・・・
突然アダムが視界から消える。
俺「あいつ・・・どこへ・・・?」
辺りを見渡す・・・
だが・・・
俺「・・・!?大尉!!」
ゲルト「なん・・・!?」
アダムはすでにゲルトの背後へと迫っていた。
アダム「遅いわ。」
ズバッ!
ゲルト「く・・・うあああああぁぁぁ!!」
アダムの大剣がゲルトの背中を斬りつける。
ミーナ&エーリカ「トゥルーデ!!!」ブォン!
芳佳「バルクホルンさん!!」ブォン!
俺「貴様ァァァァァ!!」ブォン!
俺が急速にアダムへと接近する。
アダム「ええでぇ・・・もっと昂ぶれ・・・怒れ!」
俺「殺陣(マーシャルフィールド)、展開ッ!!」
アダム「そろそろみせ時やな・・・」
アダムが左手を翳す・・・そして・・・
アダム「魔法掌握(スペル・グラスプ)」
キュオン!
俺「!?」
アダムが言葉をつぶやいた瞬間、展開したはずのドームが消滅する。
俺「どういうことだ・・・」
アダム「コレがオレの固有魔法。魔法掌握(スペル・グラスプ)や。」
アダム「・・というより。対ウィッチ用にオレが自分で開発したんやけどな。」
アダム「この力はエーテルを用いた魔法の全てを無効化する。」
アダム「固有魔法は大体エーテルを使用するもんやからな。お前らの魔法攻撃はオレの前では無意味や。」
俺「くっ・・・」
ヒャア我慢出来ねえ!ブレイブザッパーだ!支援
アダム「なんや、また戦意喪失かいな。ならまた醒まさせてやるわ。」
アダム「お前ん中にいる・・・『獣』をな。」
フッ・・・
またアダムが視界から消える。
俺「クソッ・・・どこだ!?」
再び辺りを見回す。
居た。
しかし、アダムが向かっていた先は・・・
俺「・・・!!サーニャさん!!!」
アダムはサーニャの下へ向かっていた。
ドクン…
俺「ダメだ・・・やめろ・・・」
ドクン…ドクン…
俺「やめてくれ・・・」
ドクン!ドクン!ドクン!
アドバイス+レボリューション+タルカジャ+ラクンダ+空間殺法支援
エイラ「・・・!サーニャ!!」ブォン!
俺「やめろおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」
アダム「じゃあな、譲ちゃん。」
サーニャ「っ!?」
アダムが剣を振りかぶる。
その時だった。
急にアダムの動きがスローモーションになる。
他の者の動きも同様に、とてもゆっくりだ。
俺「あ・・・れ・・・?」
そして気づけば俺の手には見たことのない、銀色のハンドガンが握られている。
ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!
チャージするの忘れてた支援
チャキ…
無意識にそのハンドガンをこめかみに当てる。
ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!!
俺「ハァ・・・ハァ・・・・・・ハァ・・・・・・」ニヤ…
彼の顔からは何故か不敵な笑みがこぼれた。
俺「ペ」
彼はゆっくりと、擦れるような声で言葉を紡ぎ・・・
俺「ル」
引鉄へ徐々に力を入れてゆく。
俺「ソ」
そして彼はその銃の引鉄を・・・
俺「ナ」バァン!
引いた。
829 :
ペルソナ:2010/12/25(土) 14:21:36.36 ID:00UgiLfb0
♪Bloody Destiny
http://www.youtube.com/watch?v=ug8bH_IUF-o バリーン!
突如、彼の脳内に強烈な衝撃が走り、同時に周囲に何かが砕けたような音が響き渡る。
アダム「なんや!?」
イヴ「!?」
俺のストライカーがこれから現われようとしている力に反応し、唸りをあげる。
そして俺の周りを硝子の破片のような目に見える力の奔流が渦巻き、彼の背後へと集まり何かを形成する。
その何かは次第に形を持ち始め、背に大きな琴を背負った人の姿となって顕現する。
その現われた何かから声が聞こえる・・・
―――――我は汝――汝は我――――
――我は汝の心の海より出でし者―――――
――幽玄の奏者―――オルフェウスなり――――
ヴオオオオオオオオォォォォォォォ!!
オルフェウスと名乗るそれは咆哮をあげる。
アダム「ようやく本気ってことかいな・・・」
イヴ「・・・・・・」
830 :
ペルソナ:2010/12/25(土) 14:27:55.32 ID:00UgiLfb0
ズキズキッ!
俺「う・・・ぐっ・・・うあああああああああああぁぁぁぁ!!」
突然俺が頭を抑えて苦しみだす。
サーニャ「俺さん!?」
彼の動きに合わせるかのようにオルフェウスも頭を抑え、悶え苦しむ。
その時、オルフェウスの首の辺りから手が飛び出し、中から別の何かが体をを破って出ようとしている。
ビキビキ!
バリーン!
グオオオオオオオオォォォォォォ!!
オルフェウスの体は微塵に砕け、中から別のものが出てきた。
その姿はさながら死神。
身にはコートのようなものを纏い、顔は兜のような者で隠され、肩の辺りから鎖でいくつもの棺桶が繋がれていた。
獣のような雄叫びを上げた死神は腰に携えた細剣を抜き、急速にアダムの元へ向かう。
俺「・・・・・ス・・・」ボソボソ…
アダム「来るか・・・かかってこいやァァァァ!!」
831 :
ペルソナ:2010/12/25(土) 14:34:21.18 ID:00UgiLfb0
グオオオオオオオオオオオォォォ!!!
死神は手に持った剣を光速で振るう。
シュイン!!
電光石火の縦一閃。
アダムの右腕は死神によって斬り落とされた。
アダム「グアアアアアアァァァァァァ!!!」
イヴ「アダム!!」
俺「・・・ロ・・・・ス・・・・」ボソボソ…
死神がアダムの首を掴み上げ、彼の顔面を剣で貫こうとする。
俺「コロス」
が・・・
サーニャ「ダメェェェェ!!」
コロサズ
――不殺―――
俺「!!」
サーニャの声を聴いた瞬間、彼の脳裏に『不殺』の二文字がよぎる・・・
しーえん
833 :
ペルソナ:2010/12/25(土) 14:42:02.93 ID:00UgiLfb0
俺「グッ・・・うおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」
グオオオオオオオォォォォォォォォ!!
シュオオオオォォォォォォ…
死神は雄叫びを上げた後、霞むように消え去った。
同時にアダムは死神の手から開放される。
アダム「クッ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
俺「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
イヴ「・・・たいした見世物ですね。ならばこちらも、相応の返礼をしなければ・・・」
そう言ってイヴは両手を俺へ向けて翳す。
が、その手をアダムが残ったほうの腕で制止する。
アダム「やめときや・・・イヴ・・・」ハァハァ…
イヴ「ッ・・・何故です!?退きなさい!!」
アダム「あんさんにはまだ先がある・・・ここで無理したかて・・・意味あらへん・・・」ハァハァ…
イヴ「・・・・・」
イヴ「・・・私はもっと大きな事を成します。いずれあなた方とは決着をつけねばならない・・・」
イヴ「今はおとなしく退きましょう・・・ですが、次は必ずあなた方を確実に消します・・・」
アダム「畜生・・・ワレェ・・・覚えとれよォ・・・」
そのまま2人は飛び去っていった。
俺「クッ・・・は・・・ぁ・・・」フラフラ
サーニャ「俺さん!!」
エイラ「大丈夫カ、俺!?」
急いで2人が肩を貸す。
俺「サーニャさん・・・エイラさん・・・無事で・・・良かった・・・」ハァハァ…
俺「あの・・・バルクホルン大尉は・・・?」ハァハァ…
サーニャ「芳佳ちゃんとエーリカさんが、先に基地に戻って治療してくれてます・・・」
俺「そっスか・・・よかっ・・・た・・・」ガクッ
サーニャ「俺さん!?」
エイラ「大丈夫ダ。気を失っただけみたいダナ・・・」
ミーナ「・・・・・・全機、一度帰投します・・・」
835 :
ペルソナ:2010/12/25(土) 15:01:50.37 ID:00UgiLfb0
12話はこれでお終いです。
不殺とかるろ剣にすっかり影響されちゃってもう色々とひどい
でも人斬りの過去を背負わせるつもりはないです。そうなると話がややこしくなるし・・・
もはやスト魔女関係なくなってきてるけどオナニーなんで許してください。
今日もこんな自己満な文章に付き合っていただきありがとうございました。
俺も受験生なんで受験が一息つくまでは投下は自重します。
ただ、完結はさせたいのでここで終わらせるつもりはありません。
読んでくれた方も支援してくれた方も本当にありがとうです。
それではまた会う日までごきげんよう・・・
あとサーニャ大好きだぁぁぁ!
乙!
837 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 15:19:07.49 ID:OaRjpIqtO
おつー
乙!
エーテルは20世紀初頭のSF界で重宝されていた「なんにでもこじ付け可能な便利な概念」だな。
某作家は、それに地球が突入して人類皆眠りこけるという小説をつくったし、ドイツ兵は電波状況
の表現として「今夜はエーテルが澄んでいるからリリー・マルレーンがよく聞こえるぜ」などとも
話して居ったようですわ。アルコールの意味で使われることもあるようで。なんなんだ?まったくw
あ。受験頑張れよ。ファイト!
ほ
>>835 乙乙!!
ところで今空いてるのかな、投下してもいいんだろうか
お、書き込めた
ゴーゴー!
843 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 16:07:12.26 ID:pmL9rPKn0
よっさーじゃあ行きます。クリスマス関係無いけどね
>>131からな
―――翌日
俺「…眠う」
時計を確認する。そろそろ起きたほうがいいか。
昨日は色々あって疲れてたからかぐっすり眠れた。
俺はとりあえずベッドから起き上がりパンツで寝ていたのでズボンを履きかえる。
昨日あんな事があったんだから部屋のなかだろうと安心は出来ない。
バルクホルン「おい! いつまで寝てるつもりだ!」バン
俺「ノックくらいしろよな…」
あ、危なかった…昨日の経験が生きたか。
ていうか朝の男の部屋に急に入るってどういう事だ。
こいつは男に対する配慮って物を知らないのだろうか。
バルクホルン「お前のストライカーユニットが届いたぞ! 早くハンガーに来い!」
俺「ああ、すぐ準備して行く」
ったく別に急がなくてもストライカーユニットは逃げないっつうの。
せめて朝飯くらい食わせろよ。
844 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 16:10:18.96 ID:pmL9rPKn0
―――ハンガー
シャーリー「へ〜これか、何か大きいな」
バルクホルン「それにこの武装も気になるな…」
俺「待たせたな、別に先に見てて良かったんだぞ」
バルクホルン「遅いぞ! 何やってた!」
俺「別に着替えてただけだろ…俺に寝巻きで来いと言ってるのか」
シャーリー「バルクホルンはずーっとハンガーで待ってたんだ。悪いが大目にみてやってくれないか?」
バルクホルン「模擬戦に備えて相手の機体について調べとくのは当然の事だ!」
シャーリー「だったら別にこんな朝早くじゃなくてもいーだろ」
バルクホルン「も、もしネウロイの襲撃があったりしたら調べられないだろ!」
シャーリー「へいへい、早く見たいんなら最初からそう言えよなー」
バルクホルン「誰もそんな事は言ってない!」
…仲良いなこいつら。このまま放っておくと昼飯までずっと口論してそうだ。
口論と言ってもバルクホルンが一方的に言い負かされてるが。
俺はとりあえずユニットを運び出す事にした
845 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 16:14:03.08 ID:pmL9rPKn0
俺「よっこらせ」ガコン
バルクホルン「あ! 何勝手に…」
シャーリー「何だこれ? 真っ黒に塗装されてるな…」
バルクホルン「それにこの白の十字架のエンブレムは何だ…見た事ないぞ」
俺「えーと武装は…」
あの2人はどうやら俺のユニットに興味津々みたいだし武装の方を見る事にした。
シャーリー「おい…これジェットエンジンじゃないのか?」
バルクホルン「何? だとしたらまさかMe262…?」
シャーリー「いや、それにしては妙にゴツゴツしてんな…」
俺「それ、試作機なんだ。だから形がちょっと変わってるんだと思う」
シャーリー「試作機?」
バルクホルン「だからまだ見た事がないのか…」
俺「あ、武装はこっちか」
箱を開けてみるとMG42とその銃弾が入っていた。
だが俺の愛用してた物が見つからない。
支援ぬ
847 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 16:17:18.17 ID:pmL9rPKn0
バルクホルン「これは…MG42か」
シャーリー「俺ーこっちの厳重に保管されてる奴はなんだ?」
俺「ああ、何だこれか」シュルシュル
俺はぐるぐるに巻かれた何重もの布を取っていく。
シャーリー「うわっ、何だそのでっかい剣は?」
俺「こいつはツヴァイハンダーって言う…まぁカールスラントの両手剣なんだ」
試しに剣の柄を握ってみる。
うん、いつ握ってみてもいいもんだ。手にしっかりフィットする。
試しに3回ほど素振り。ぶん、ぶん、ぶんといい音がする。
俺「よし、こんなもんか」
バルクホルン「俺! この機体のスペックを見せてくれ」
俺「はいはい…どうぞ」
バルクホルン「ふむ……出力はMe262に劣るが…構造と設計が塗り潰されてるな、名称は…ミネルウァ…?」
シャーリー「俺! 早速競争しようぜ!」
俺「おお、やるか」
バルクホルン「ま、待て! 私も行く!」
848 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 16:20:37.74 ID:pmL9rPKn0
―――基地上空
シャーリー「という事で、あのバルクホルンの居る所まで飛んで戻るだけだ」
バルクホルン「全く何で私がこいつらのために審判などを…」ブツブツ
俺「何か機嫌悪そうだぞ」
バルクホルンはここから5キロほど離れた海上で腕を組み仁王立ちしている。
何だかんだで引き受けてくれてるし、実は親切な人なんだろうか。
シャーリー「たしかにそうだな、後で芋でも食わせてやるか」
俺「ハハハ…軽いな」
バルクホルン「おーい! やるなら早くしろー!!」
シャーリー「分かったー! 適当に合図してくれ!」
俺「よし、そろそろか」
シャーリー「私は負けないからな?」
俺「俺もそのつもりだ」
そしてバルクホルンは大きく手を上げ、少し間を挟み手を振り下ろした。
849 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 16:23:57.76 ID:pmL9rPKn0
―――隊長室
坂本「こんなにスペックが塗りつぶされてちゃ何が何だか分からないな」
ミーナ「でもこの形状はジェットストライカーみたいね…」
坂本「全く…ホント上層部は何を考えているのか」
ミーナ「彼を信用しても良いのかしら?」
坂本「前にも言ったが、最近のネウロイは強力だ。使える戦力があるなら利用するまでさ」
ミーナ「…そうね」
坂本「だが、今度上層部に探りを入れてみる必要があるな」
850 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 16:26:16.60 ID:pmL9rPKn0
―――食堂
俺「もぐもぐ」
椅子に腰を掛けじゃがいもをほお張る。お腹がすいてただけあって美味い。
競争した結果はと言うと…良い勝負だった。
俺「ちょっと飛びすぎたなー」モグモグ
バルクホルン「そうだ、一体何時間飛んでるつもりだったんだお前らは」モグモグ
俺「時間なんて気にして無かった」モグモグ
シャーリー「いつかは時間の壁も越えてーなー」モグモグ
バルクホルン「何を自慢げに言っとるんだ。ちゃんと模擬戦をする体力はあるんだろうな」モグモグ
俺「当たり前だろ? 飯食えばこのくらいどうにでもなるさ」モグモグ
シャーリー「しっかし、飛んだ後の芋は美味いなー」モグモグ
バルクホルン「行儀が悪いぞリベリアン」モグモグ
851 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 16:29:42.47 ID:pmL9rPKn0
俺「2人ともそんなに急いで食べたら喉つまらすぞ」モグモグ
バルクホルン「ふん、生憎詰まらすほど軟弱な喉など持っていない」モグモグ
シャーリー「だったら食いすぎで腹壊すぞ」モグモグ
バルクホルン「胃も鍛えているから問題ない、お前こそ食べるペースを落としたらどうだ」モグモグ
シャーリー「スパムで鍛えたこの胃袋舐めんなよ?」モグモグ
なんつー会話だ。
お前らは特定の内臓まで鍛える事が出来るのか。
俺「てかお前ら食いながらあんまり喋るなよ」モグモグ
「「お前が言うな」」モグモグモグモグ
俺「…」モグモグ
宮藤「あの3人凄いペースでじゃがいも食べてる…」ゴニョゴニョ
リーネ「それに何だか真剣だね…」ゴニョゴニョ
しえんしえん
―――ハンガー
坂本「それではただ今より模擬戦を行う! 全員いるな!?」
皆「ハイ!」
坂本「よし…今回は特別にネウロイに備え海上で模擬戦をする」
坂本「1度空に出て合図を送ったら始めるように」
坂本「何か質問のある奴はいるか?」
俺「芋食いすぎて吐きそう」
坂本「だったら空で吐けばいい。なに、新人ウィッチにはよくある事だ」
俺「…」
調子に乗って食べ過ぎた…
本当に胃を鍛えてるのかシャーリーとバルクホルンは俺より食べてピンピンしてる。
ミーナ「それでは、まず最初はエイラさんと……俺さん」
エイラ「えぇーわたしが?」
バルクホルン「最初の相手としてはレベルが高くないか」
俺「別に俺は誰でもいい」
854 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 16:46:49.51 ID:xgSC97MUO
すんませんさるさんくらった‥‥ 今回はここで切ります
乙!
otu
乙です
空いてるなら行かしてもらいたい
予約ないよね?
858 :
サンタな俺:2010/12/25(土) 16:56:29.44 ID:H+Z4oK6K0
>>729から
‐シャーリー・ルッキーニの部屋‐
今度は昨日誕生日を迎えたルッキーニちゃんとその保護者シャーリーちゃんの部屋に案内された。
2人は1つのベッドで仲良く一緒に眠っている。
ルッキーニちゃんがシャーリーちゃんに抱きつく形でその豊満なお、おぱ……おぱい……に顔を埋めていた。
俺「やべぇ鼻血出てきた」タラー
ドゴンッ!
サーニャ「〜〜〜♪」サッ
俺「やっぱなにか隠してるでしょ……」
サーニャ「気のせいです」
口笛を吹きとぼけるサーニャちゃん。でもチラッと見えたんだよね。
ううん、俺が見なかったことにしてるだけなんだけど。
大きなハンマー。
サーニャ「サンタさんは胸が大きい人が好きなんですか……?」
はいもちろん!という言葉を飲み込んで、紳士的に答える。
一つ間違えれば俺の命が危ない。ミンチにされかねない。
859 :
サンタな俺:2010/12/25(土) 16:58:31.68 ID:H+Z4oK6K0
俺「はいもちろん!」
ミスった。本音が出た。
ドガァン!
サーニャ「そうですか……」
サーニャ装備[くろねこハンマー]
俺「と言いましても僕は慎ましやかなお胸も大好きですヨ!それにサーニャちゃんはこれからだから自信を持って!!」
俺「というかいつの間にそんな物騒なもの装備したの!?気をつけてね、いま若干俺の方に振り下ろしていたよね?」
サーニャ「気のせいです」ニコッ
俺「わぁお!さすが軍人さんだね。可愛い顔してとってもシビア!」
人の部屋でなにやってんだろ俺たち……。
モンスターを狩る装備は取り上げておいた。話が脱線したので急いで本題に戻す。
俺「プレゼントをあげないと……お、これはクリスマスカード」
ベッドの傍にカードが置かれている。カードに欲しいものを書いてサンタクロースにお願いするというやつだ。
正直これはありがたい。帽子で欲しいものが解るとはいえ、やっぱりお願いされたほうが配り甲斐があるってもんだ。
キタ!変態紳士と純情娘ダブルサンタ!
861 :
サンタな俺:2010/12/25(土) 17:04:31.12 ID:H+Z4oK6K0
俺「えーっと何が書いてるのかなぁ」
カードを開く。そこには子供らしい字で大きく、
『 む し 』
俺「なんだよむしって……クワガタ?カブトムシ?他の何か?」
サーニャ「ルッキーニちゃんは虫が好きなんです」
俺「う〜ん、生き物はちょっと渡せないなぁ。ん、もう一枚あった」
見落としていたがカードは2枚あったようだ。そこには、
『サンタクロースへ
たぶんルッキーニの願いは聞けないだろうから昆虫図鑑にでもしてくれ。
それでもきっと喜ぶからさ。頼んだよ! 』
サーニャ「シャーリーさん……」ジーン
俺「なにこれ優しすぎるでしょう。ホントに17歳なのこの子……」ジーン
立派なお母さん役のちょっとイイ話を目の当たりにして感動しちゃった。
サーニャちゃんの目にも涙が……あ、拳が赤く腫れてる。やっぱり痛かったんだ。
俺「よし、昆虫図鑑に、シャーリーちゃんには、工具セットをプレゼントしよう!」
ガサガサ ゴソゴソ
俺「枕もとに置いて終了。では仲良く良い夢を〜」
‐バルクホルン・ハルトマンの部屋‐
俺「すげぇこの部屋」
辿り着いた場所は魔境だった。
半分が何もなくて、もう半分がゴミだらけ。ハーフ&ハーフ。
サーニャ「前に片づけたばかりなのに……」ハァ
俺「アハハ、大変だね。それじゃあ行ってくるよ」
サーニャ「頑張ってください。足元には気をつけて」
美少女の声援を背中に受け魔境へと踏み込む。いろんな感触が足の裏から伝わってくる。
グニョリってなったよ!今なにを踏んだんだ!!怖くて足もとが見れない……。
ようやくエーリカちゃんのもとへ辿りいた。欲しいものは
『 おかし 』
ダメ、君にはお掃除セットをあげよう。
傍に箒とちりとりを置いて退散。グチャ……また踏んだ。
863 :
サンタな俺 :2010/12/25(土) 17:10:55.57 ID:H+Z4oK6K0
数分後、そこには無事に戻ってこられたことに歓喜するサンタクロースの姿が!
俺「もう二度とあんな危険な場所には近づかないよ」
サーニャ「お疲れ様です。次はバルクホルンさんですね」
床が見えるって素晴らしいね。隣のこの子の欲しいものはちゃんとプレゼントしよう。
『 妹 』
俺「うん、もうね、なんか分かってきたよ。ここは少しおかしい所だってね」
人身売買は無理ダナ〜。軍人さんだよね?ここは軍の施設であって、精神病棟ではないよね?
サンタさん怖くなってきたよ……。
サーニャ「否定できないところが悲しいです」ズーン
結局、ダンベルをプレゼントすることにしましたまる
お姉ちゃんェ……
865 :
サンタな俺 :2010/12/25(土) 17:20:24.01 ID:H+Z4oK6K0
うわあああああああごめんなさあああああああいいいいいいい
夜の用事が今からになりました
ここで切らせていただきます。続きは帰って空いていたら・・・
次の肩どうぞ
誤字
>次の肩どうぞ
次の方どうぞ
ごめんねリーネちゃん
867 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:22:05.79 ID:GM8bz3Iz0
ああ・・・ダメなお姉ちゃんだ・・・そしてクソ吹いた
支援
無茶な希望が続くわ、危険だわで担当者が毎年変わるんだろう、な。
なー。おねーちゃん、ハルトマン。
869 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:29:12.67 ID:dmQMQVJCO
乙!
871 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:55:35.84 ID:GM8bz3Iz0
やった・・・消えたところまで書き直せた・・・寝る
厶_ア::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::\/ ̄|
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○ 役に立たなかった
○ 全く役にたたなかった
● うじゅー
さるさん解けたし続き投下してもいいだろうか
マルセイユさんがいつアフリカに行ったのか解る人いる?
アニメまとめwikiだと1939年に中尉になってるからそのときにはもうアフリカにいたのかな
マルセイユさんで書きたいがこの人一時期の設定があやふやすぎる
876 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:40:54.23 ID:dmQMQVJCO
877 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 18:44:05.15 ID:pmL9rPKn0
じゃあ行かせてもらう。
>>853からな
サーニャ「エイラ、頑張って」
エイラ「ああ、サーニャ! 絶対負けないからナ!」
俺「よろしくな、えーと…」
エイラ「ナンダ、わたしの事知らないのか〜?」
エイラ「私はエイラ・イルマタル・ユーティライネンだ」
俺「そうか。よろしくな、エイラ」
>>874 39年はまだJG52にいたと思います。
ダイナモ作戦への参加が不明で、遅くとも41年2月には転属しているはずです。元ネタ的な意味で。
不明瞭な時期や少尉→中尉の昇進については創作するしかないかと。
879 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 18:49:08.48 ID:pmL9rPKn0
制服を見るにスオムスの空軍のようだ。
たしか俺の501初出撃の時いなかった子だが…俺の固有魔法も知らないのに相手にしていいのだろうか
まぁ、俺もこの子の事は殆ど知らないしイーヴンか。
坂本「よし、準備はいいか?」
坂本「空に飛んだら合図を送る。それまで撃つんじゃないぞ」
エイラ「あーい」
俺「分かってる」
坂本「よし、じゃあ行け」
ブロロロロロロロ……
坂本(お前の実力…見させてもらうぞ)
俺「あ〜大分芋消化されたかな」
エイラ(サーニャが応援してくれたからにもこんな奴に負ける訳にはいかないナ)
坂本『よし、それでは…始め!!』
880 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 18:54:17.62 ID:pmL9rPKn0
まずはお互いの距離を取る。そしてゆるやかに旋回。このまま彼女の後ろに回り込むルートだ。
出方を伺う。あちらは真っ直ぐに速度を上げている。
俺は速度を上げる。速さではこちらの方が上だ。
彼女の後ろにつく。まだ機銃じゃ届かない。
まだ彼女は速度を上げ続けている。そろそろ旋回する頃だろう。
……まだ真っ直ぐ。
冷静なのか、俺を舐めているのか。
このまま一気に加速する。このまま容易に撃たせてくれるとは思わないが。
銃を構える。と、その時相手は体を左に傾け減速した。
やっとか。旋回し高度を上げた。
避けるとは思っていたが流石に俺を近づけすぎだろ、弾数気にせず撃っときゃ良かった。
何か弾に当たらない自信でもあったのだろうか?
俺も後に続き高度を上げ、旋回。
後ろを取る。
今度は撃つつもりだ。
随分とあっさりだな。テレポートを使うまでも無かったか?
彼女は体を上に傾ける。
そのまま急上昇。
何をする気だ? 俺も後に続き上昇を…
彼女は急に減速し体を横に倒した。
これは…ストールか。
頭を取られる。発砲。体を水平に戻し一気に加速し振り切る。なんとか当たらずにすんだが後ろをとられた。
やるじゃねえの。
881 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 18:59:07.79 ID:pmL9rPKn0
×このまま一気に加速する。このまま容易に撃たせてくれるとは思わないが
○このまま一気に加速する。容易に撃たせてくれるとは思わないが
だが、ウォーミングアップもここまで
今からが勝負だ
減速
相手を引き付ける
魔力を集中させる
銃を構える
相手の場所を確認
移動する場所を確認
空間を総べり
テレポート
俺「もらっ…」
完璧に後ろを取り、距離も十分引きつけてあった。
が、彼女の銃口は真後ろにテレポートした俺に向けられていた。
882 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:04:22.93 ID:dmQMQVJCO
しえん
883 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 19:04:33.58 ID:pmL9rPKn0
俺「うお!?」バババババ
間一髪で弾を避ける。
彼女も無茶な姿勢で撃ったからか狙いが定まらなかったようだ。
旋回し、距離を取る。
急に旋回したために失速。
機体を立て直すために俺はテレポートで安全な所まで引いた。
……しかし、何だ今のは?
あそこに移動する事を読んでいた?
いや違う。そんな馬鹿げた読みがあるものか。
俺は彼女の前で1度もテレポートした事なんて無かったぞ。
誰かが話したのか? だがテレポートする事を知っていたとしてもあれを読むのはまず不可能だ。
考えても無駄。男なら魔力で捻じ伏せる。
読まれても避けれないところに撃てばいいだけじゃないか。
ありがd
創作か・・・自信ないなあ
支援
885 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 19:09:24.92 ID:pmL9rPKn0
相手がこちらに後ろから向かってくるのを確認したら俺は速度を上げそのままインメルマンターン
彼女と向かい合わせになる。
次もテレポートだ。
だがさっきのとは違う。
魔力で勝負だ。
彼女はロールを始め、俺は減速した。
射程まで残りわずか
そして、彼女は引き金を引く
それとほぼ同時に、テレポート
彼女の右前方。撃つ。仰向けの状態の頭に当たりそうになるも頭を反らし顎と首のわずかな隙間を使い回避。トリガーは引きっぱなしだ
テレポート。彼女の真左。ユニットに当たりそうになるも足を開き回避。
テレポート。彼女の左後方。体から少しはずし尻尾に当たれ、と思っていたが当然回避。
テレポート。彼女の真後ろ。無茶苦茶に撃ったからかジャムった。
それは時速500キロ以上ですれ違う瞬間の出来事だった。
そのまま俺は通り過ぎ減速、なんとか機体をたち直した。
彼女はまた戻ってくるだろう。
俺はとりあえず間合いを……
坂本『そこまでーーーーー!!!』
俺「へ?」
終わり? 当たってないのに???
しえ
887 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 19:15:11.24 ID:pmL9rPKn0
エイラ「お前凄いナ…最初消えたときはびっくりしたゾ」
俺「ああ、有難う… ってそうだ!! 何で俺のテレポートする所が分かったんだ!?」
俺「それに弾の当たる細かい所まで把握してたみたいだけどお前の固有魔法なのか?」
俺「それとそれと…」
エイラ「ソンナいっぺんに聞かれると答えられねえダロ」
俺「あ、ああ。スマン」
エイラ「私の固有魔法は未来予知なんダ」
エイラ「だからお前がどこに撃つか、どこから来るかなんて全部見切れんのサ」
俺「マジか…反則的な固有魔法だな…」
エイラ「もっと褒めロー」
坂本『2人とも何をしている! さっさと降りて来い』
俺「はーい」
888 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 19:20:31.29 ID:pmL9rPKn0
俺「あ、そういや避けきれなかったって言ってたけどどこに当たったんだ?」
エイラ「ここダ」
そう言ってエイラは自分のユニットを指差した。
よく見てみると尾翼の端にこの距離からじゃないと見えないくらい少しだけオレンジの斑点が付着していた。
おそらく左から撃ったときのものだろう。
俺「こ、こんなちょっとか…」
エイラ「ま、これでも当たったの内だからナ。わたしに勝った事を自慢していいゾ」
俺「…それはお前の前だけにしておく」
889 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 19:25:31.63 ID:pmL9rPKn0
―――ハンガー
エイラ「サーニャァァァ、ゴメンヨ。勝てなかったヨ」
サーニャ「いいのよ、エイラ。それより飛んでる凄く時かっこよかったわ」
エイラ「え!? ホント!? うわぁい! ヤッホーイ!」
俺「ふぅー、一戦目から神経使ったなー」
宮藤「俺さん! お疲れ様でした! 」
シャーリー「お前やっぱ凄いなー、あのエイラに勝っちゃうんだもんな」
ルッキーニ「凄かったよ! なんかこう、シャシャシャって動いてる所とか!」
それだけ聞くと虫みたいだな。
まぁ褒められてるから悪い気はしないが。
坂本(まさかあのエイラに勝つとはな…戦力としては十二分か)
坂本「よし、俺は次まで休んでいろ」
俺「ああ。次の俺の相手は誰なんだ?」
坂本「次は私だ」
890 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 19:30:31.34 ID:pmL9rPKn0
ミーナ「そこまで!!」
ミーナ「バルクホルン大尉の勝ち!」
バルクホルン「もう少し撃っても良かったと思うぞ」
ペリーヌ「こちらは銃を1つしか持てないので大尉みたいにむやみにばら撒くのは無理ですわ」
俺「2人ともお疲れー」
ペリーヌ「はぁ、どうも」
坂本「腕を上げたんじゃないか? ペリーヌ」
ペリーヌ「ああ! 坂本少佐! 有難う御座います!!」
俺「…」
同じ階級でここまで扱いが違うと悲しいな。
それにしてもさっきの模擬戦を見てもやはりレベルが高かった。
やはり2人とも態度だけじゃ無かったんだな。
891 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 19:35:32.45 ID:pmL9rPKn0
バルクホルン「おい、俺」
俺「ん? 何だ?」
バルクホルン「精々頑張るんだな」
…もう少し別の言い方があるだろ。
たしかに次の相手は坂本少佐。ここの指揮官だ。
宮藤曰くレップウザンでネウロイを真っ二つにした人。
エリート集団であるこの501の指揮官なのだから実力は相当なものだろう。
俺「よし、準備するか」
坂本「俺! 銃は必要ないぞ」
俺「え? だったら何で戦うんだ?」
坂本「これだ」
そう言い刀を見せた。
何だ? 扶桑流の模擬戦か?
坂本「何だ、知らないのか」
坂本「お前の武装を見る限り剣術は使えるな?」
892 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 19:39:31.95 ID:pmL9rPKn0
俺「ああ、多少な」
坂本「今から行う模擬戦は銃を使わないんだ」
坂本「ルールは簡単。背中の吹流しを切ればいいだけだ」
俺「吹流し?」
宮藤「これの事ですよ」
宮藤が持ってきたのは長細い布だった。
あー、たしか扶桑にこんな飾り物があったな…コイノボリ…だったか。
坂本「さっさと準備をして来い。こちらも久々の模擬戦だから楽しみなんだ」
俺「おお、分かった」
俺「何かこのヒラヒラがあると落ち着かないな…」
坂本(リーチでは負けてるが、手数で押せばなんとかなるな)
ミーナ『それでは、始め!』
893 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:43:30.18 ID:dmQMQVJCO
しえんしえん
894 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 19:45:00.28 ID:pmL9rPKn0
坂本「先手必勝!」
俺「なっ!?」
ガキン! と刃がぶつかる音がした。なんとか刀身で受け流したが手がビリビリする。
この剣でも力で押されるとはなんつー威力だよ…
高度を上げ位置を確認。
少佐は旋回しこちらにまた向かってくる。
坂本「まだまだぁ!」
今度はさっきよりも大きな音をたて、鍔迫り合いになった。
機体がバランスを崩し押さえつけられるように高度が下がる。
両手で刀身を支えるがどんどん押してくる。
坂本「何だこの程度か? お前の実力は」
俺「馬鹿に…すんな!!」
力を振り絞って腰を捻りなんとか力をそのまま受け流した。
とりあえずテレポートで後ろに距離を取る。
坂本「遅い!!」
俺「なっ!!」
真正面からの突き。それをギリギリで捌き出来るだけ高くにテレポートする。
俺「はぁ…はぁ…いきなり不味いな」
かなり高度を上げたせいか息が苦しく感じた。
だがその分わずかとはいえ考える時間を得た。
深呼吸。このままじゃいつか負ける。
少佐はエイラと違い未来予知なんて使えないはずだが。
何故あの時テレポートする場所を読まれたのだろうか…?
坂本「はあぁぁぁぁ」
糞、もうきやがったか。なんてスピードだ。
だが頭は取ってる。このまま急降下してすれ違いざまに吹流しを切り裂こう。
坂本「どりゃあ!!」
突っ込む
刃がぶつかったため起こった衝撃波が髪を靡かせる。
重力に頼った俺の一閃は見事に火花を散らし刀を弾いたが、手から刀は離れない。
俺はそのまま海面ギリギリまで高度を下げ旋回し、距離を…
……ああ、そうか。これか。理解出来た。
俺は銃を使った戦法と一撃離脱に拘りすぎていたのか。
だから引くタイミングを読まれたのだろう。
攻めるたびに引く必要なんて無い。
押す時は押せばいいのだ。
俺「ははははは!! 分かったきたぜ! 少佐!」
896 :
テレポート俺:2010/12/25(土) 19:58:46.71 ID:xgSC97MUO
さるさんくらいすぎわろす‥‥
中途半端ですが今日はこのくらいで
糞みたいな戦闘描写でしたが読んでくださって有り難うございました
897 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:59:39.74 ID:6OEyotX30
乙!
おもしろかったよ
乙ー
わーお気付けばあと一時間を切っている。
ちょっと間に合いそうにないんで、21:00の予約取り消しで
>>648の後にさせて下さい。
899 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:18:25.38 ID:jVxBBrNAO
乙ーん
俺もちょくちょくサルくらうし、あまり気にしないでいいと思うよ
乙
空いてるなら行ってもいい?
>>541の続きだよ
俺「うぅぅ……、ここは?」
目を醒ますと腕と足を針金で縛られていた
場所は室内のようだがここはどこだ?机の上に紙の束が見えるが……
「あら、起きたのねおはよう」ニコ
俺「……おはようございます」
目が笑ってない笑顔でおはようの挨拶されたの初めてだよ俺
俺「アンタは……、その声確か『若さを!』とか叫んでた人か」
十分若いじゃないか
「ええ…、それで貰えるかしら?」
何をだ?一体?
「プレゼントを」
は?
なに言ってんだこのババァ?
俺「ひでぶ!」
思いっきり頬を打たれた、俺声に出してないよ?本当だよ?心読んだの?
俺「寒いですね。」
ロスマン「オラーシャの冬の夜だもの。当たり前よ。」
俺「世間ではクリスマスがあーだこーだとか騒いでるらしいです。」
ロスマン「クリスマスに賑わうのも良いけど補給物資も賑わって欲しいわね。」
俺「……本国からまた大量のジャガイモ届きましたね……。」
ロスマン「その話は止めて……脳裏に蘇って来るわ……。」
俺「すみません。」
ロスマン「それにしても暇ね……。」
俺「少しショックです。」
ロスマン「別に貴方が悪い訳じゃないわ、これはあのニセ伯爵のせいよ。パーティー中ずっとうるさかったし。」
俺「菅野ちゃんやニパちゃん連れてかなり騒いでましたからね。」
!!予約あったのか!?
撤退する!
>>903 投下無かったから保守代わりに小ネタ投下しちゃったんだ、続いてくれ
俺「いきなり何を!?」
ババァ「失礼な事を考えず早くプレゼントを出しなさい!もとい若さを!!」
本当に心を読んだのか!?しかし無茶を言う
俺「無理だ!!」
ババァ「何でよ!?」
俺は真実を告げだ
俺「サンタさんからのプレゼントはなぁ!」
大声で
俺「1 5 才 ま で だ !!」
ババァ「なん…ですって…」
ガックリと肩を落とす
悪いなサンタのプレゼントと魔法少女を名乗れるのは15までと決まってるんだ
なのはさんがブラスターリミット3で砲撃態勢に入ったようです。
ミーナさんじゅうきゅうさい
ミーナ・・・・現実を受け入れるんだ・・・。
そしていきなり扉が開かれる
『な、なんだってー!!』
現れたのは俺を追っていた少女達だ
「そんな、私の言うこと何でも聞いてくれるおっぱいは!?」
「私の服返して下さい!」
「そんな橋が……」
「妹がぁぁぁ!」
「魔法力が……」
「えー!お菓子お菓子ー!!」
シリアスそうだったり欲望全開だったり色々だなコイツら。あ、服は返しません
そんな事を思いながら悔しいがってる7人を眺めていると頭をトントンと指で叩かれた
顔を向けると…、ああおっぱいさんか
ところでどうして俺から目をそらしてるんだい?
俺「どうしたのサンタさんに何か用かい?」
おっぱいさん「アタシはプレゼント貰えないけどルッキーニはいいんだよな?」
ルッキーニ?ああ、あの幼女ちゃんか
俺「ああ大丈夫だよ」
と言うか幼女ちゃんはプレゼント渡すリストに入ってるしね
幼女「シャーリーでも…」
おっぱいさん「私の事はいいからさ貰っちゃいな」ニッコリ
自分だけプレゼントを貰う事に遠慮って言うかおっぱいさんと一緒にプレゼント貰いたかったのかな?
可愛いなぁ、よし!
俺「じゃあ袋はどこにあるんだい?」
おっぱいさん「ああ、お前の後ろにあるぞ針金外してやるからちょっと待ってな」
針金をおっぱいさんに外して貰いサンタ袋に手を突っ込む
おっぱいさん「その袋膨らんでるのに中は空っぽだったよな?大丈夫なのか?」
俺「大丈夫大丈夫、サンタ袋はサンタにしか扱えないのさ」
お、見つけたぞよっと
俺「さあプレゼントだよ!」
袋から出すのは美味しそうなクリスマスケーキだ砂糖菓子の小さなサンタ二人とトナカイもつけちゃうぞ
小さなサンタはもちろん
幼女「わぁ!あたしとシャーリーがサンタだぁ!」
「え!お菓子!?私にも頂戴!!」
そう言って金髪の女の子がお菓子のトナカイを掴もうとするが指がすり抜けてしまう
俺「ふふふ、残念でしたこのプレゼントは幼女ちゃんにしか触れないよ」
金髪「えー!」
お姉ちゃん「ハルトマン!人のプレゼントを取ろうとするとはカールスラント軍人うんぬん」ガミガミ
金髪ちゃんはお姉ちゃんに連れていかれお説教を受けてる、……サンタ襲うのはいいの?
そして幼女ちゃんの方を向いて言う、ああ大丈夫だから残念そうな顔しないで!
俺「でもね、幼女ちゃんがアーンしてあげれば食べれるかもね?」
幼女「本当!」
顔を輝かせる幼女ちゃん可愛いよぉ
俺「本当本当試してみなよ」
幼女「うん!プレゼントありがとうサンタのおじちゃん!シャーリーアーン♪」
巨乳さん「なんか恥ずかしいな、アーン」
『美味しいシャーリー?』『美味しいよルッキーニ』何て聞こえて来る、いいのおいいのお
さて次はロケット弾をぶちかました子だなそう思い近づこうとすると銀髪の子が立ちはだかる
銀髪「サ、サーニャに近づくナ変態!」
ロケット「エイラ危ないわ…」
俺「失礼な俺のどこが変態だ!?危なくもないよ!!」
銀髪「鏡みてからイエ!」
俺のドコが変態だ懐から鏡を取り出す
銀髪「何で持ってんダ……」
サンタですから、そして鏡を見ると
クリスマスなんてなかったんや!
(^。^)y-.。o○ 旧暦で生活すれば無問題 先延ばし?
俺「ひぃぃぃ!化物ぉぉぉ!!」
ひ、酷い酷過ぎるおっぱいさんと幼女ちゃんはよくこんなのと話してくれたな。おっぱいさんと幼女ちゃんマジ女神!
俺「き、着替えるよぉ!」
サンタ袋に潜り込みモゾモゾする事30秒
俺「これでよし、サンタ服着たよ!」
銀髪「どんな着替え方ダヨ」
サンタですから
俺「それでロケットちゃんのプレゼントだね」
銀髪ちゃんが何ダヨロケットちゃんて…、とか言うが気にしない。名前知らないしね
ロケット「あの…、私両親に会いたいんです…」
俺「両親?」
ロケットちゃんの話によると戦争で離れればなれになり今も行方がわからないらしい
でも困ったな……
ロケット「無理ですか…?」
俺「サンタは即物的な物しか渡せないからねぇ……」
銀髪「何とかならないのかヨ!」
俺「うむむむ!む?むむむ!!」
思い付いた!俺は懐からサンタ通信機を出し知り合いのサンタ爺さんに掛ける
俺「もしもしサンタ爺さーん俺だけど」
『おー俺かどうした、もう終わったのか?』
俺「いやまだロマーニャが残ってんだけどさ爺さんは?」
『オラーシャがまだだのぉ老体にあそこの気候は厳しいわ』
俺「おおナイス爺さん実はかくかくしかじか」
『まるまるうまうまかぁ!』
俺「そうそういいか?」
『いいが……、ゴホッ!ゴホッ!爺にはキツイのぉ。ここからロマーニャまではしんどいのぉもう終わりたいのぉ〜』
俺「分かった分かったロマーニャは俺がやっとくよじゃあな」ピッ
まあそこまで楽は出来ないよな
二人に向き直り
俺「よし!二人は今からサンタです!!」
銀髪「ハァ?」
ロケット「え…?」
俺「実は知り合いが無理になっちゃってオラーシャのサンタが足りないんだよ〜(棒)」
銀髪「なにを言ってるんダヨ」
ロケット「それって…」
ロケットちゃんは気付いたみたいだね
俺「それ!」
銀髪「うわ!」
ロケット「きゃ!」
三倍の大きさにサンタ袋を膨らまし二人を包む30秒で出来るのは二人のサンタだ
なかなか可愛いね(ちなみにサンタ服上とズボンだよ!ズボンなのになんかムラムラする不思議!)
ズボンなのか…
俺「そしてコレがサンタ仕様のストライカー!ワープも出来るよ!!」
ウィッチのサンタは少ないから余ってるんだよね〜
ワープ先はオラーシャっと
俺「ささ、行った行った」
銀髪「オイ!行ってもプレゼントとかどうやって配るんダヨ」
俺「大丈夫大丈夫、ロケットちゃんの服のポッケにレーダーが入ってるよ」
ロケット「これ…、ですか?」
そうそれそれドラゴ……サンタレーダーだよ!ボールは探せないよ!!
俺「サンタ袋はこれっ!適当に手を突っ込んだらプレゼントが出るからね」
あとは
俺「仕事が終わったらロケットちゃん家族の事を想いながらレーダーを使ってみて、レーダーの対象が変わるからね」
それじゃ行ってらっしゃ〜い
「行ってらっしゃ〜い」
その声と共に二人は夜空に投げ出された
慌ててストライカーを起動させ落下を緩やかな上昇に変える
「あ、あのヤロー!」
「エイラここ……」
眼下に広がるのは人々が住む証である光の群れそしてここはオラーシャだ
「ここにサーニャの家族がいるんダナ……」
「うん…、でもその前にプレゼント配らないとね…」
そう言って微笑む
「ムー、分かってるヨじゃあさっさと配って会いにいくゾ」
「うん、それじゃ…いこ」
そう言って二人は手を握りプレゼントを配る
途中で子供を何人か起こしてしまったため明日の朝子供達は来たのはサンタだ、天使だ、妖精だと言い合う事になるがそれは別のお話
そしてサンタは家族と再会し大切な友人を家族に紹介したとさ
おわり
乙!!!
乙乙
おつ!
924 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:48:40.28 ID:YHq8IKK60
Over the hills and far away,
he swears he will return one day
こんな駄文読んでくれてありがとうな
おまけ
私がガリアの壊れた橋を見ているとGさんの声が「破ぁ!!」サンタ袋から石材が飛び出し橋が出来上がりました
「これで安心だな……」そう呟いて去っていきましたの
サンタ生まれって凄い
ぐぉ。お寺生まれをここで見るとは。
927 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:52:11.13 ID:6OEyotX30
乙
今年のクリスマスも、もう少しで終わりだな
929 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:56:04.69 ID:6OEyotX30
ほすっと
書き終わらないよう
931 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:21:46.55 ID:jVxBBrNAO
すまん小説持ってる人居たら教えてもらいたいんですけど、
ネウロイの装甲紅くしてビーム撃ってくるけど、アレは小説じゃなんて表現してます?砲台とか?
予約なかったんだっけ?
933 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:23:11.81 ID:jVxBBrNAO
誤字
「ネウロイは」でした
地の文でどうやって表現したらいいのか迷ってます……
機銃とかレーザーなりなんなりで良いんじゃないかな
サラッと開いてみたけれど、ネウロイからのビームが、とかいう表現だけなんじゃないのかなあ。
スオスムだと、砲塔・砲台・対空砲なんてのがあったけど、こっちだけは実体弾だもんね。
>>933 小説ストライクウィッチーズ2の72ページから抜粋
表面が輝き、ビームが発射され、まずは駆逐艦の一隻を貫く。
:::::::::::.: .:. . ∧_∧ . . . .: ::::::::
:::::::: :.: . . /彡ミ゛ヽ;)ヽ、. ::: : ::
::::::: :.: . . / :::/:: ヽ、ヽ、i . .:: :.: :::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ヽ、_ノ ̄
現実世界によしかちゃんが降ってくるストーリーで作ろうとしたら
よしかちゃん空気になっちゃった…orz
じゃあ俺が引きとっておくわ
いや待て、俺が引き取ろう
お前らがよしかちゃんに夢中な隙にリーネちゃんの肩幅ペロペロ
945 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:44:32.89 ID:wEeAszCuO
クリスマスネタはバイトが忙しくて書けなかったから年越したら何か書こうかな
まもなく23:00か
酒よし!ツマミよし!タバコヨシ!隣に ケッ
948 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 23:06:50.68 ID:Kn59Fa0A0
|ト、 .-y=====┐.. イ!
|| >:':.:/ ヽ.:`く ||
|レ'.:.:ノ  ̄ ̄ ̄ \:.:ヽ!!
/_/ ∞ \ ',
[___________]
l.:/ .:.:.,'.:.:..:l/‐-/ l.:/ -',.:.:.:.:,
V.:.>‐l .:.:>ちホ:::::::::::/ちホV.:.:.',
,.:'.:.:.{ |.:./{ ト-j:::::::::::::::ト‐j l∧.:.'、
. ∠イ',八__|/_ `´ `´ ハ.∧.:.\
)ハ::\ 'ー=-' ノ  ̄
Vl:::〕 r≦
,x<:::::::< ヽ:::`x
/ \ヽ:::\___}::://ヽ
投下予約の方はどうしたんだ…
951 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 23:48:57.07 ID:SDVq50mz0
2月ぶりぐらいに来たが、ルールとか変わってない?
ない
多分大丈夫…かな?
954 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 00:17:03.19 ID:M+jH7lkS0
ほ
今日はこの時間投下無しか・・・
今帰った。クリスマス終わってる…orz
いま空いてます?
あったはずなんだがな
>>863から
‐もっさんの部屋‐
坂本「曲者ぉぉぉおおおおおおおお!!!」
ズバァァァァァァン!!!
部屋に入った瞬間、飛んできたのは斬撃でした。
俺とサーニャちゃんのちょうど真ん中を一閃。お見事。
俺「って殺す気かあああぁぁぁ!!やっぱり変だよここ!」
坂本「Zzz…」
サーニャ「寝てるッ!」
刀を握り締めたまま気持ちよさそうに眠りについている女性が1人。
気配を感じて無意識の攻撃を行うとはまさに武士(もののふ)。
俺「怖いからさっさと渡して次行こう。えっと、欲しいものはなんだ?」
『 魔 力 』
俺「もういいッ!もう休めッッ!!切実で悲しい!!!」
代わりに高級緑茶の詰め合わせを置いて俺たちはこっそりと部屋を後にした。
坂本「わっしょーい!…………Zzz」
クリスマスのロスタイムは
N O T H A N K Y O U !
― 、
, " `ヽ
/ ./ ヽ ヽ
,' j ハ /、 ヽ i
| i. / -V ノ ハーハ ハ
亅 ハ ノ● ● リ リ
/ ノヾハ. ' イ
イ 八八._> ∀ ,∠ノ
/`ー`><ヽ´\
.n:n nn
nf||| | | |^^!n
f|.| | ∩ ∩|..| |.|
|: :: ! } {! ::: :|
ヽ ,イ ヽ :イ
>>961 まだ書き上がってないけど、書き上がったらこのスレに叩き込むから覚悟しておいてくれ
そんなに破壊力ないと思うけどね!
962 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 00:37:57.48 ID:9IN/qvs00
終わったな、クリスマス
今起きた
クリスマスネタ落とすの忘れてたがこのロスタイムの中に逝かせてもらう!
この後逝かせてもらうね
最初から終わってた
やっぱやめといたほうがいいかな
来年のクリスマスにスレが続いていたら続き投下するよ
966 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 00:40:56.18 ID:snrd/Mec0
いや、ここまでやったんなら最後までやんなさいよ。
私は楽しみにしてるカラ今、続けて欲しいナ…
いいのかな?ではお言葉に甘えさせてもらおう
970 :
サンタな俺:2010/12/26(日) 00:50:07.63 ID:KdroPCAK0
‐ミーナさんじゅうきゅうさいの部屋‐
今、ミーナさんは子供じゃないだろうとか思った奴。後で屋上な。
サーニャ「なにか聞こえませんでした?」
俺「いやなにも。ここは一番偉い人の部屋だよね?なんで書類に埋もれているの?」
目の前には書類の山で苦しそうに突っ伏している女性の姿。
どうやら上に立つ者として相当苦労しているらしい。
サーニャ「ミーナ隊長はいつも私たちが過ごしやすいように頑張ってくれているんです」
俺「いい人なんだね。優しい上司って羨ましいよ」
サーニャ「サンタさんにも上司っているんですか?」
俺「厳つい顔した頑固ジジイがいるよ。怒るとすっごく怖いんだ」
サーニャ「ウフフ、サンタさんって真面目じゃなさそうですからね」
俺「おいおい、そりゃないぜサーニャちゃん。俺は超紳士なんだから。さて、ミーナさんのプレゼントは……」
俺「じゃ〜ん!アロマセットぉ〜!!これで癒されて貰おう」
サーニャ「いいですね。ミーナ隊長も喜ぶと思います」ニコッ
ミーナ「う〜ん、わたしはまだ19よ…まだピチピチなの……スゥスゥ」
俺「」
切実な夢だ…
972 :
サンタな俺:2010/12/26(日) 00:52:11.45 ID:KdroPCAK0
‐サーニャ・エイラの部屋‐
俺「次で最後なんだよね?」
サーニャ「はい。ここは私の部屋でもあるんです。恥ずかしい///」
俺「ほほう……どおりでサーニャちゃんの甘い匂いがするわけだ」クンクン
サーニャ「嗅がないで下さい!」アワアワ
最後に連れてこられたのはサーニャちゃんの部屋。そこには一番の親友と一緒らしい。
2段ベッドの下には気持ちよさそうに眠る白髪の少女がいた。
俺「この子がサーニャちゃんの大切な人?」
サーニャ「はい……///エイラって言います。いつも私の面倒を見てくれる素敵な女の子です」
俺「そっか。じゃあエイラちゃんのプレゼントはサーニャちゃんがあげなよ」
そういって袋を渡す。サーニャちゃんは驚いたように目を丸めていた。
サーニャ「私がやってもいいんですか?」
俺「折角だしどうぞ。代理として頑張りたまえ」
うわあぁぁぁぁ!う゛ぃるるん綺麗だよ!まだまだピチピチだよ!うあああああ!ふにふに!ちゅっちゅっ!
974 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 00:54:30.66 ID:snrd/Mec0
>>973 これだけで誰かすぐに分かるから困る。
誰とは言わないが。
それはともかく支援。
975 :
サンタな俺:2010/12/26(日) 00:55:09.32 ID:KdroPCAK0
サーニャ「じゃ、じゃあやってみます。え、えっと」
サーニャ「なにがでるかな♪なにがでるかな♪」ガサガサ ゴソゴソ
それは別に言わなくていいんだけどね。まぁ気に入ってるみたいだからいいんだけど。
サーニャちゃんが袋から取り出したのは、
サーニャ「じゃ〜ん///タロットカードぉ〜///」
俺「いやん!きゃわいいよサーニャちゃん!!」
サーニャ「枕元に置いて……ふぅ、緊張しました///」
俺「お見事です。これにて作業終了。お疲れ様でした」パチパチ
サーニャ「お疲れ様です。面白かったですよ。サンタさんのお仕事」
二人して小さく喜び合う。
サーニャちゃんもそれなりに楽しんでくれたようでなによりだ。
これでサンタ業務は終わり。夜ももう直ぐ明けるだろう。
残りは撤収だけ。それはようするに……。
サーニャ「お別れ……ですか」
俺「そうだね。サンタクロースは謎がいっぱい。俺もバレる前に帰らなくちゃ」
俺とサーニャちゃんの秘密の時間もここまで。
サーニャ「出会ったばかりですけど、なんだか寂しいです……」
俺「本来出会うこともなかったはずなんだけど。いい経験にはなったよ。俺も楽しかった!」
俺「そうだ!サーニャちゃんにもプレゼントをあげよう。欲しいものがあったら言って。特別に少し高価な物でもいいよ〜」
袋に手を突っ込む。音楽レコードとかかな?それともやっぱり家族なんだろうか。
サーニャちゃんはしばらく考え込んで……俺の提案を断った。
サーニャ「高い物はいりません。できればこの、サンタさんの帽子を下さい」
俺「えっそんなものが欲しいの?もっと良い物がたくさんあるけど」
サーニャ「これがいいです。それと……」
サーニャ「来年も手伝わせて下さい///」
977 :
サンタな俺:2010/12/26(日) 00:59:34.32 ID:KdroPCAK0
サーニャちゃんははにかみながらニッコリと笑顔でそう言った。
俺は、そのお願いを今度は断れなかった。
なぜかって?それはサーニャちゃんの笑顔に見惚れてしまったから。
俺「っ///あ〜、うん。分かった。来年もよろしくね」
サーニャ「本当ですか!よかった、嬉しいです////」
サンタ界の掟を破ることだけど、そんなのがどうでも良くなるくらい、今のサーニャちゃんは魅力的だった。
俺「それじゃあ来年までお別れだ。帽子を外して」
サーニャちゃんが言われたとおりに防止を外す。
すぐに結界の能力で眠くなるだろう。ほら、言った傍から瞼が重そうだ。
サーニャ「サンタさん……メリークリスマス……」ニコッ
俺「メリークリスマス」フッ
俺「良い夢を……」
パチン
指を鳴らす。
同時にサーニャちゃんの身体も落ちる。
床に倒れる前に受け止めて、お姫様だっこでベッドまで……
エイラ「ムニャムニャ……さーにゃ〜」Zzz…
978 :
サンタな俺:2010/12/26(日) 01:01:29.32 ID:KdroPCAK0
親友の隣に寝かせてあげた。2人とも幸せそうな寝顔だ。
傍には、サンタ帽を置いておく。
俺「さぁ、帰るかな。タバコでも吸うかぁ……あっ」
自分で言って初めてこの基地に来てからタバコの存在を思い出した。
いつもなら仕事中でもタバコのことで頭がいっぱいなのに。
俺「思った以上にサーニャちゃんといるのが楽しかったんだなぁ。これは来年まで禁煙できそうだ。アハハハ」
相棒の元へと向かう。このまま帰ると日の出が見れるかも。
クリスマスの朝がやってくる。
起きた子供たちがプレゼントを発見してはしゃぐ声が聞こえてくるだろう。
俺「さあさあ、鳥も飛行機もウィッチも道を開けろ」
俺「サンタさんのお帰りだ!」
俺「来年もまた会おう!!!」
おわりかな?乙なの。
――――――――――――――――
私は眠っています。ぐっすりと。
誰かがそんな私を起こしています。
優しい声で。名前を呼んで。
「サーニャ、起きなさい。朝ですよ」
サーニャ「……ぅぅ、ん〜…おはよう、お母様」
母「はい、おはよう。外はいい天気よ。雪も積もって、クリスマスにぴったりね」
サーニャ「ゆき……わたしも見たい」
父「おはよう、サーニャ。あとで一緒に雪を見ようか。その前に朝ごはんだ」
サーニャ「お父様、おはようございます。あのね、わたし夢を見たの」
父「ほう、どんな夢だい?」
サーニャ「わたしがサンタさんになって、プレゼントを配る夢。本物のサンタさんも一緒っだったのよ」
母「あらあら、それは素敵な夢ねぇ。誰に配ったのかしら」クスクス
サーニャ「それは…………わたしの……」
あら、ごめん。
涙腺崩壊中
983 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 01:11:31.82 ID:snrd/Mec0
イイハナシダナー
984 :
サンタな俺:2010/12/26(日) 01:11:46.70 ID:KdroPCAK0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『サーニャ』
『サーニャちゃん』
『サーニャさん』
『サーにゃん!』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
サーニャ「私の大切な仲間たちです」
サーニャ「ストライクウィッチーズっていう10人の素敵な家族にプレゼントを配りました」ニコッ
父「……そうか。それは良かったな」
母「そうやって笑うことができるなら心配はなさそうね」
サーニャ「はい。サーニャは大切な家族と一緒で幸せです」
父「その家族、大事にしなさい」
母「私たちはいつでも貴女の帰りを待っているから」
サーニャ「必ず、会いに行きます……お父様、お母様」
父・母「最愛の娘、アレクサンドラ。この果てしなく広い空の下でまた……」ニコッ
――――――――――――――――
985 :
サンタな俺:2010/12/26(日) 01:15:38.84 ID:KdroPCAK0
俺「良い夢みれたか?」
.
986 :
サンタな俺:2010/12/26(日) 01:17:28.06 ID:KdroPCAK0
――――――――――――――――
私は眠っています。ぐっすりと。
誰かがそんな私を起こしています。
優しい声で。名前を呼んで。
エイラ「サーニャ、起きろサーニャ」
サーニャ「……ぅぅ、ん〜…おはよう、エイラ」
エイラ「オハヨ〜。それよりも凄いぞ!外見てみろ。雪が積もってるんダ」
サーニャ「ゆき……あ、本当ね」
エイラ「昨日降ったみたいダナ。サーニャは哨戒で見なかったのか?」
サーニャ「うぅん、昨日は基地の中にいたから……」
987 :
サンタな俺:2010/12/26(日) 01:19:31.78 ID:KdroPCAK0
エイラ「ん?早めに戻ったのか?まぁいいや、そういえばサンタの奴来てたみたいダゾ。タロットカード貰ったんだ」
サーニャ「フフッ、それは私が選んだのよ。サンタさんと一緒に」
エイラ「おいおい、まだ寝ぼけてんのカヨ〜。はやく顔洗って朝ごはん食べに行こう。今日はクリスマスだからご馳走がでるぞ」
エイラが急かすように起こしてくれた。私はその言葉に頷きながら着替えを済ませる。
ふと、ベッドを覗いたとき、枕元に赤い帽子が見えた。
エイラ「なんだぁ、サーニャは帽子貰ったのか。ってそれ使い道無いじゃないか!くっそぉサンタの奴!サーニャに変なもん渡しやがって」
サーニャ「いいのよ。これで。フフフ、やっぱり夢じゃ無かったのね……」
エイラ「夢?なんの夢なんだ?」
サーニャ「良い夢を見たわ。素敵な夢。それは―――」
サーニャ「私がサンタさんになる夢よ」
END
乙!
やっぱ、サーニャは優しいわ。
989 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 01:21:26.82 ID:snrd/Mec0
乙。
次スレ立てられるかな……
チャレンジしてくる。
乙ん
さーにゃああああ…
991 :
サンタな俺:2010/12/26(日) 01:23:30.86 ID:KdroPCAK0
はい以上です
サーニャをメインにクリスマス話を書こうと思って取り掛かったら
イチャなしエロなし壁殴り少々という誰得作品に……
クリスマスも終わってる始末。もうやだー!
ここまでお付き合いありがとうでした。クリスマスは爆発しろ
お待たせしました。次の肩どうぞー
992 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 01:23:34.05 ID:BvBBCBS40
乙!
おもしろかった!
993 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 01:24:55.26 ID:PrdFieWP0
11時に予約してたんだけど、書きためておいた文章が消えたのでやめました・・・
言うの忘れてました、すいませんorz
超俺得に決まってんだろ!
乙!
995 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 01:25:55.03 ID:snrd/Mec0
PCも携帯もダメだった……
おつ…おつ…おつ…コレがロスタイムの威力か
たててくる
すまん、むりぽ
前のAA借りるぞ!いく!
1000 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 01:31:27.85 ID:snrd/Mec0
1000ならサーニャは俺の嫁
1001 :
1001:
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>>1 そっヵ、残念やわ(´・ω・`)
お 付き合ってくだしあ>< 今から元カノに痛メする
>>3 ウチは高校生だぉ☆
>>9 うはwwこれがVIPクオリティw
∩∩ V I P は ぼ く ら の 時 代 だ !! V∩
>>2 自重しろwwwww Be
ハ (7ヌ) (/ /
>>7 ブラウザゲーやらないか?
ル / / ∧_∧ || モリタポ
ヒ / / ∧_∧ ∧_∧ _( ゚ω゚ ) ∧_∧ || 埼
>>5 2chって有料なんですか?
\ \( ゚ω゚ )―--( ゚ω゚ ) ̄ ⌒ヽ( ゚ω゚ ) // 玉
>>6 え?俺マジ貧乏なんだけど
\ /⌒ ⌒ ̄ヽ ゆとり /~⌒ ⌒ / O
>>8 お母さんに何て言えば
| |ー、 / ̄| //`i構って女/ F 安価で絵描くお
低 | 恋愛 | | 厨房 / (ミ ミ) | | F 14歳♀中学生処女だけど質問ある? ハ
年 | | | | / \ | | ム
齢 | | ) / /\ \| ヽ PCに詳しい人ちょっときて!!! イ ス
化 / ノ | / ヽ ヽ、_/) (\ ) ゝ | 電車男 ミ タ
| | | / /| / レ \`ー ' | | / サーセンwwwwwwwwwwwwwww フ |
ニュー速VIP
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