( ^ω^)Palette Color のようです
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
だいりー
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 19:11:53.25 ID:xDRamWFBO
なになに?期待して良い?
3 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 19:15:59.66 ID:aiT/L9FW0
はじめるよー
最初に……
■これは、ブーン系避難所のようですの
『ネタの捨て場、のようです』より、( ^ω^)カラーのようです(仮)
を元に作っています。
■若干元の作品とズレがあるかもしれませんが、ご了承ください。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 19:18:03.09 ID:odoGb3Sy0
やっぱそうか
そうじゃないかと避難所見てきたとこだ
5 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 19:18:18.49 ID:aiT/L9FW0
(´・ω・`)「……」
筆で一塗りして一考、パレットで色を作り一考。
腕を組み、鼻からゆっくりと息を吐く。
(´・ω・`)「……」
絵を描いているときは僕の至福の時だ。
人間であった頃から絵を描くのが大好きで、神になってからもこうして絵を描いている。
この雲から覗く景色は、絶景だ。
僕は美術の神、ショボン。
全ての色とそれが織り成す世界を司る神なのd从 ゚∀从「よっ!ショボン」
(´・ω・`;)「わぁっ!おどかさないでくれよ……ハイン」
从 ゚∀从「だってお前、俺が前で手を振っても気付かないんだもん」
そうだったのか、本当に気が付かなかった。
彼女は娯楽の女神、ハインリッヒ。長いので皆からはハインと呼ばれている。
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 19:20:00.26 ID:TgEu0zS/P
ああそういうのね
借り物ネタでしか書けないやつなんてどうせ下手糞に決まってるし
投下するだけ時間の無駄だよ
7 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 19:20:14.19 ID:aiT/L9FW0
从 ゚∀从「何描いてたんだ?」
(´・ω・`)「……聞きたい?」
从 ゚∀从「おう」
(´・ω・`)「全ての色を活かした新しい虹を描いていたのさ」
立ててあるキャンバスには赤、青など代表的な色から、隣の色と少しの違いしかないような色まで、綺麗に並んだ線が描かれていた。
从 ゚∀从「虹は七色だろ」
(´・ω・`)「だから言っただろう、新しい虹だと」
从;゚∀从「お前時々電波っぽいよな……」
そんなに理解しにくいものかね。
キャンバスの虹はまだ途中までしかできていないが、美しい色合いを放っていた。
8 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 19:21:33.01 ID:aiT/L9FW0
( ^ω^)Palette Color のようです
♯1 (´・ω・`)「青いね、そして甘い。でもその若さ、僕は嫌いじゃないよ」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 19:22:17.07 ID:odoGb3Sy0
支援
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 19:23:20.58 ID:7fSO8HQp0
支援
11 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 19:25:14.39 ID:aiT/L9FW0
(;´・ω・`)「君に美術の心が分かるわけないか……ってあれ?」
いつの間にかハインがいない、ふっと後ろに振り返った。
从*゚∀从「ハインちゃんコレもーらいっ!」
いつの間にか、彼女の手には「ライムグリーン」のチューブが握られていた。
燃えるような赤い髪の彼女とは正反対の、明るい黄緑に近い色だ。
(´・ω・`;)「返しなさい」
つかまえようとする手をするりするりと抜けて、ハインは逃げる。
从*゚∀从「へっへっへー」
アンタ歳いくつだよ。
(´・ω・`;)「返せー」
軽やかなな身のこなしで、逃げていく。僕の大切な絵具を持って。
仕方無い。
(´-ω-`)「……アクア」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 19:25:15.24 ID:e4R3wv5pO
ふむ……
13 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 19:27:44.78 ID:aiT/L9FW0
持っていたパレットの水色がふるふると動き出し、うねるような水流となった。
たちまち水流は彼女を飲み込み、水の中に閉じ込めた。
从;゚H从「まみもまもうもむまむももままみまも〜っ」
訳(なにも魔法をつかうことはないだろ)
(´・ω・`;)「君が絵具を返してくれないからでしょうが」
从;゚H从「まめむ!まめむまま!」
訳(返す! 返すから!)
必死にマ行語を喋る彼女を解放し、絵具を返してもらった。
ずぶ濡れのハインは、最初は不機嫌そうな顔をしていたが、すぐにはっと思い出したような顔をした。
从 ゚∀从「そうそう、頼みたいことがあったんだ」
(´・ω・`)「何さ、自分の絵を描けってか」
从 ゚∀从「ちゃうわーい」
从 -∀从「さっき、神帝に頼まれたんだよ」
(;´・ω・`)「……何を?」
「神帝」という言葉に、少し不安を覚える。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 19:28:39.34 ID:odoGb3Sy0
期待
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 19:28:42.88 ID:bSXdY9q50
しえんたっきー
16 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 19:32:37.42 ID:aiT/L9FW0
从 ,' 3从「ワシが見ていて退屈せんような、面白いゲームを人間たちにさせてくれんか」
从 ,' 3从「そうじゃのう……美しさも欠かせないのう」
从 -∀从「って言われちゃった」
(´・ω・`;)「ああ、そう」
ハインの百面相に少し驚きつつ、僕はこれから頼まれるであろうことを予想していた。
あのじじいの言ってることはいつも無茶苦茶だ。
「ワシの絵を描け、しわを描いたら殺す」だの、「ワシに似合う二次の嫁を寄越せ」だの、「ハインの下着を取って来い」だの……
あれが神の国の最高責任者だと思いたく無い、実力はあるらしいけど。
いや、取って無いよ?
从 -∀从「というわけで絵具を貸して」
美しさと聞いて「美術の神」しか頼るあてが無かったのだろう。
(´・ω・`;)「いいけど」
絵具は宝物だから貸したくないけど、「神帝」に逆らうわけにはいかない。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 19:34:19.40 ID:e4R3wv5pO
老害という奴だな
面白い
支援
19 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 19:38:03.70 ID:aiT/L9FW0
(´・ω・`;)「そこにあるのでいいなら使っていいよ、でも返してね」
从 ゚∀从「おう、分かった分かった」
聞いてるのか聞いていないのか分からないような返事をして、
ハインは机の上にある絵具ケースに近づいた。
从 ゚∀从「ここにあるの何色だ?」
(´・ω・`;)「どうかな……25色くらいはあるんじゃない?」
从 ゚∀从「ふーん、そうか、なら足りるな」
何が?と聞く僕を無視して、ハインは絵具ケースをつかみ、
从 ゚∀从「よっこいしょおおおおおおおおおおおおおっ!」
雲の外に投げ捨てた。
綺麗な絵具のチューブが、宙を舞っていた。
(´゚ω゚`)
キレイだった。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 19:38:55.36 ID:odoGb3Sy0
解決
21 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 19:43:04.43 ID:aiT/L9FW0
(;`゚ e ゚)「ぬわぁ(´゚ω゚`)「ぬわぁぁぁにしとんじゃキサマァァァァァ!」
(´゚ω゚`)「おいこらアホ、ぬわぁぁぁにしとんじゃこのアホ」
(´゚ω゚`)「今貸すだけって言ったよね、よね?」
(´゚ω゚`)「ドゥーユーアンダースタン?」
从;゚∀从「あいきゃんのっとすぴーくいんぐりっしゅ」
こいつ八つ裂きにしてやろうか。
从;゚∀从「まぁまぁ、落ち着け、ショボン」
(´゚ω゚`)「おちけつ!おちけつ!」
从;゚∀从「やべぇ、ショボン壊れた」
(´゚ω゚`)「黙ってケツを出せぇぇぇ!フヒヒ!」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 19:47:39.03 ID:odoGb3Sy0
いいよいいよー
23 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 19:48:43.18 ID:aiT/L9FW0
30分後
从;-∀从「ゴメン、ゲームの企画はもう決まってたんだよ」
(´-ω-`)「ああ、そう」
怒る気力も起こらない、さっきまでキレてたし。
从;-∀从「ゲームの説明をしまーす」
。。。。。。。。。。。。。。。
(´・ω・`)「ハインにしては面白いゲームを考えたね」
从*゚∀从「だろー」
(´・ω・`)「今回は予備の絵具があるから許す」
从*゚∀从「わーい」
(´・ω・`)「それで、そのパレット≠ヘ誰なの?」
从*゚∀从「カジノのルーレットで決めた、6人」
(´・ω・`)「適当だねぇ」
すでに僕の怒りは消え去っており、ハインの考えたゲームに心が惹かれていた。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 19:51:12.70 ID:1RL48kTX0
これは事後…か…?支援
25 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 19:55:14.61 ID:aiT/L9FW0
从 ゚∀从「パレット≠ノはショボンに連絡を入れてもらう」
(´・ω・`)「良いけど、連絡を入れるのは一人一人違う神にしようよ」
从;゚∀从「何で?」
(´・ω・`)「そのほうが、面白いじゃない?」
从 ゚∀从「……!」
从 ゚∀从「おっけー、見知りの神に協力要請だ」
从 ゚∀从「明日、ゲームスタートな」
携帯を取り出して話をし始めるハインの背中に、
(´・ω・`)「了解」
と小さく呟いた。
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 19:57:21.56 ID:odoGb3Sy0
しえん
27 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 19:59:54.82 ID:aiT/L9FW0
―――――――――――――――――
友達ってなんだろう。
仲良くできる知人。
話していて楽しい人。
自分のことを分かってくれている人。
色々な解釈があるが、今の僕には深く考えるほうが難しい、いるのが当たり前な友達が、いなかった。
最初からそうだった訳じゃない、別にいじめられてた訳でもない。
僕は人気者だった、自分で言うのもなんだけど僕には友達が沢山いた。
皆に好かれ、運動部で汗を流し、青春をひた走っていた。
皆と同じような高校に入り、また普通の学校生活を送るんだと思っていた。
人気者というものは恨みを買うもの。
入学式後の放課後、いつの間にか付いていていた因縁を大きく膨らませた、
気の立った猿のような奴等に囲まれて、
( ^ω^)「……」
それを全部返り討ちにして全員病院送りにしたら、皆ドン引き。
影では『怪物』と言われ、誰も話しかけてこなくなった。
僕からも人に話しかけることも無くなった。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:05:20.48 ID:odoGb3Sy0
ほう
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:06:46.52 ID:1RL48kTX0
sien
30 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 20:07:24.99 ID:aiT/L9FW0
( ^ω^)「よーく考えたら、当たり前のことだお」
課題のノートを終わらせたので、僕はベッドにダイブした。
( ^ω^)「薄っぺらーい」
それが僕の周りにいた人間の友情に対してか、ベッドのマットに対して言ったのかは、僕も分からない。
多分後者だ。
(ノ^ω^)ノ「僕は怪物だおー」
ベッドの上でうつ伏せの状態で手をばたつかせる。
( ^ω^)「今日は課題多かったお……座ってると腰痛くなるお」
「よーしよし、じゃあお兄さんが乗ってあげよう」
ズゥン
( ゚ω゚)「なっ、なんだお!?」
いきなり鈍い重みが腰を襲った。
(´・ω・`)「やぁ、僕なんだ、すまない」
誰だよ。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:07:56.68 ID:sT61f5Nr0
このスレ化けるかもしんないね、そんな気がする
期待支援
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:08:41.52 ID:odoGb3Sy0
しえーーん
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:10:01.03 ID:1RL48kTX0
支援
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:13:20.99 ID:e4R3wv5pO
ふむ……支援
35 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 20:13:55.83 ID:aiT/L9FW0
(´・ω・`)「意外に綺麗な部屋なんだねぇ、感心感心」
やっと腰を開放してくれたと思ったら、人の部屋を勝手に探り始めた。
( ^ω^)「……」
僕はこういう訳の分からない存在に、少しばかり思い当たるフシがある。
おもに、現実味の無い方向で。
(´・ω・`)「僕は美術の神、名はショボンと言う」
だろうね。
( ^ω^)「はい登場挨拶カット、用件を簡潔に」
漫画やゲームでよくあるパターンだ。
こういう登場の仕方をする神は、だいたい何かを告げる役割をしている。
(;´・ω・`)「え、もう本題に入るの?」
頭をぽりぽりかきながらショボンは「つまんね」と呟いた。
( ^ω^)「前置きは短いほうが飽きないお」
(;´・ω・`)「……そうだね!早速だけど用件を話そうか!」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:17:03.20 ID:e4R3wv5pO
もう少し動じろwwwww
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:19:40.97 ID:bSXdY9q50
38 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 20:20:47.88 ID:aiT/L9FW0
(´・ω・`)「君のご想像どうり、君にはゲームに参加してもらう」
( ^ω^)「wktk」
(´・ω・`)「この町を中心に、娯楽の神が僕の絵具をばら撒いた」
(´・ω・`)「僕の絵具は弾け飛んで、色んなところに飛び散った、いろんな人間にくっついた」
指を上でくるくる回した後、ひゅーんと指先を僕の鼻先に持ってきた。
(´・ω・`)「そこで、こっからが重要ポイント」
( ^ω^)「ほぉ」
(´・ω・`)「僕の絵具には僕の能力が付いている」
( ^ω^)「へぇ」
(;´・ω・`)「気の無い返事だなぁ」
「もっとおどろけよ」とショボンが呟く。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:21:47.26 ID:e4R3wv5pO
支援
40 :
>>37 まだ読んでない、気にはなってるんだけど:2010/12/20(月) 20:23:55.48 ID:aiT/L9FW0
( ^ω^)「で、どんな能力なんですかお?」
(´・ω・`)「色には想像力を働かせる力があるんだ」
ショボンは僕の机のペン立てから、青いマーカーペンを取った。
(´・ω・`)「青には……そうだね、氷とか」
ショボンがペンを振りかざすと、ヒュゥンとつららがベッドのそばにあったPCの画面に刺さった。
( ^ω^)「おい」
(´・ω・`)「赤には……炎とかね」
今度は赤いペンに持ち替え振りかざすと、炎が僕の課題ノートを焼き尽くした。
( ^ω^)「おい」
(´・ω・`)「黄色には……( ^ω^)「やめてくださいお願いします」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:24:03.47 ID:odoGb3Sy0
クールなのか無気力なのか
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:25:29.07 ID:e4R3wv5pO
これはキレていいw
43 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 20:25:58.87 ID:aiT/L9FW0
( ^ω^)「要は、それぞれの色に相応する力を使って戦えと」
(´・ω・`)「飲み込みが早いね、助かるよ」
( ^ω^)「やっぱり能力で殺せちゃいますかお、相手は」
横でPCがプスプスいうのを聞きながら、なんとなく気になったことを聞いてみた。
(´・ω・`)「不良を病院送りにした怪物くんとしては、そこは気になるとこかね」
( ^ω^)「……」
知ってて当然か、だけどやっぱり気持ちの良いものではない。
( ^ω^)「いや、相手が死ぬならゲームを棄権しようかと」
(´・ω・`)「人を殺したくないと、そういう訳かい」
たぶん心の底から。
うん、心の底からそう思った。
(´・ω・`)「青いね、そして甘い。でもその若さ、僕は嫌いじゃないよ」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:29:23.09 ID:KYcOW6/3O
久々の能力バトル期待支援
安価!安価!安kバギッベガッボゴッ
支援!支援!支援!支援!
46 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 20:33:46.45 ID:aiT/L9FW0
(´・ω・`)「その一、能力で相手は死ぬことは絶対無い、降参か気絶で勝利」
(´・ω・`)「負けるごとに色が薄くなっていき、白くなったらおしまい」
(´・ω・`)「ちなみに急所を狙っても、0,05秒で治るほどの自然回復力を即死する部位には施してある」
首を切っても切った後、即繋がると言うことか。
(´・ω・`)「その二、君が棄権したいとか言っても無理」
( ^ω^)「ああ……さいですか」
(´・ω・`)「この辺りにはいっぱい絵具くっついたね、能力者だらけ」
( ^ω^)「あれ?」
死なないということは、終わりが無いということ。
戦う人間は減らない、じゃあ終わらない。
( ^ω^)「このゲーム、何時終わるんですかお?」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:38:55.28 ID:odoGb3Sy0
ふむ
48 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 20:39:02.75 ID:aiT/L9FW0
(´・ω・`)「ああ、それはね」
人の机に座っていたショボンが、立ち上がった。
(´・ω・`)「カラー〈能力者〉≠全部集めたら良いんだよ」
さらっと言った。
訳わかんない。
(´・ω・`)「いい忘れてたけど、全員くっついた色が違うとは限らない」
( ^ω^)「まあ、そうですおね」
絵具の色がそう沢山あるとは思えないしね。
(´・ω・`)「違った色を集める者、つまりカラー≠まとめるリーダーが要るわけだ」
( ^ω^)「そうなりますお」
(´・ω・`)「そのリーダーが、パレット〈統率者〉=c…君もその一人だ」
( ^ω^)「そうなりまs……え?」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:40:08.21 ID:odoGb3Sy0
ほうほうなるほど
ブラックとかいるのかな
51 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 20:43:57.74 ID:aiT/L9FW0
(´・ω・`)「今回のゲーム、重要なのはそのパレット≠セ」
(´・ω・`)「今までずっと話してきた色の能力だが……」
(´・ω・`)「パレットにはその能力は、ほぼ無い……いや、全く無い」
( ^ω^)「能力の無いリーダーって……貧乏くじだお」
一通り能力の説明を受けたあとに、「君には能力は付かないよ」とか言われると、そう思ってしまう。
戦えないのなら、人殺しの心配をする必要も無かったな、と改めて思う。
(´・ω・`)「パレット≠ヘコレを使って戦う」
ショボンの右手にはいつの間にか白い携帯電話が握られていた。
(´・ω・`)「これは、自分の仲間と認識した相手と通話できる不思議なケータイ」
(´・ω・`)「パレット≠ェ全色のカラー≠仲間として登録できた時点で勝ち」
(;^ω^)「仲間任せのリーダー……」
(´・ω・`)「仲間と認識すると、携帯で確認できる」
52 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 20:46:13.61 ID:aiT/L9FW0
ちょっと風呂入ってきます
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:47:42.25 ID:odoGb3Sy0
保守
はえーよ
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:52:26.98 ID:PR4eG5YfO
ネタ捨て場のやつか
楽しみだ支援
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:56:10.89 ID:Qx/UrCsM0
期待支援
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:00:03.94 ID:Y/RtUTXtO
C
58 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 21:04:28.73 ID:aiT/L9FW0
再開します
この間僅か18分である
60 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 21:06:19.87 ID:aiT/L9FW0
( ^ω^)「それだけですかお?」
(´・ω・`)「うん」
( ^ω^)「仲間を集める方法は?」
(´・ω・`)「お互いが敵意を持っていない状態での握手さ」
(´・ω・`)「あ、能力持ってるが近くにいると、その携帯の色が微妙にかわるよ」
仲間……そんなものが出来るだろうか、今の僕に。
仲間になりたいといってくれる奴がいるのか。
それとも、僕を知らないおっさんおばさんを仲間にするしかないのだろうか。
( ^ω^)(あ、自分が能力を持ってるって知ったらイヤでも近づいて来るお)
(´・ω・`)「あ、そうだ。言っておくけど最初は本人に能力の自覚は一切無いからね」
嘘だぁ。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:09:50.28 ID:odoGb3Sy0
おかえり支援
62 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 21:14:14.29 ID:aiT/L9FW0
(;^ω^)「じゃあどうすれば……」
(´^ω^`)「君の身近な『お友達』とかに試してみればいいと思うよ」ニコヤカ
(;^ω^)(いやなやつだお……)
友達なんて居ないのは分かってるくせに。
今の『怪物』に『厨二病』がプラスされるなんてまっぴらごめんだ。
0からのスタートならまだしも、『怪物』というマイナスの目で見られている今、話しかけれるか。
(´^ω^`)「君が思ってるほど、人の偏見は脆いよ」ニコヤカ(ハァト
さっきから嫌味っぽくニコニコしてる、きめぇ。
( ^ω^)「きめぇ」
声にも出ちゃった。
(´゚ω゚`)
(´゚ω゚`)「黄色にはねぇ……なんとかみなr( ^ω^)「調子こいてスイマセンでした」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:24:12.68 ID:PR4eG5YfO
おお支援
64 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 21:24:29.45 ID:aiT/L9FW0
(´・ω・`)「それと、他のパレット≠ェあと、5人……」
(´・ω・`)「いや、6人存在する」
(;^ω^)「そんなにいるんですかお……」
(´・ω・`)「カラー≠フ中には自分で気付いて、能力を暴力に変える奴も出るだろう」
そんな危ないもの撒いていたのか。
(´・ω・`)「でも、自分に付いた色を身につけていないと、能力使えないから気付くのは極わずかだと思うよ」
多くて5パーセントくらいだと思うね、とショボンは付け足した。
(´・ω・`)「そして皆さんご注目の優勝商品はっ!」
( ^ω^)「おおっ」
(´・ω・`)「まだ決まってませーん」
( ^ω^)「ぶち殺すぞ」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:25:24.11 ID:odoGb3Sy0
しえしえ
66 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 21:34:14.07 ID:aiT/L9FW0
(´・ω・`)「今の間は仲間探しをするといいよ」
(´^ω^`)「君が仲間を見つけるのは大変だと思うしねぇ」
ああ、コイツきめえ。
今度は声に出なかった。
( ^ω^)「僕の色は消えないんですかお?」
戦えないなら、一番死ぬのはこの僕だ。
(´・ω・`)「白はいくら薄めても白だからねぇ」
(´・ω・`)「別に戦えないわけじゃないしねぇ」
( ^ω^)「?」
(´・ω・`)「今はまだ言えないよ、また仲間が出来たら教えてあげる」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:39:33.91 ID:upBsVNCKO
面白いし面白そうだけど
登場人物がこの時点で20人くらいは必要な気がする
大丈夫か
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:40:42.10 ID:odoGb3Sy0
色々難しそうだな
69 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 21:48:27.39 ID:aiT/L9FW0
(´・ω・`)「ま、友達を作ると思って楽しめばいいさ」
今度は嫌味に聞こえなかった。
(´・ω・`)「ゲームの説明は済んだし、そろそろ僕は帰るね」
(;^ω^)「そうですかお」
(´・ω・`)「次の用事があるんだ」
内容あえて聞かないことにした。教えてもくれないだろう。
(´・ω・`)「一つ言っておく、君はあまりこのゲームに勝つことを考えなくていい」
( ^ω^)「どういう意味ですかお?」
(´・ω・`)「分からなかったらそれでいい、じゃあね」
ピシュンッと軽快な音と共にショボンは消えた。
( ^ω^)「……」
部屋を見ると、PCが元通り綺麗になっていた、コレも能力なのだろうか。
机を見ると焼け焦げたノートはそのままだった。
こっちも直せよ。
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:54:29.96 ID:odoGb3Sy0
しえんよ
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:58:50.79 ID:PR4eG5YfO
支援
72 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 22:02:02.81 ID:aiT/L9FW0
( つω-)「ふあああ……もう寝るお」
白い携帯電話を色々触ってみようかとも考えたが、疲れていたのでやめた。
( -ω-)zzzzz
仲間なんて、できるだろうか。
昔よく遊んだ、親友の姿が思い浮かぶ。
( -ω-)……ドク…オ…
―――――――――――――――――
('A`)「はぁ……ブーンは今日もシカトか……」
('∀`)「いや、明日こそは絶対に喋るんだ!」
('A`)「あ、サボテンに水をやっとかなきゃ」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:04:01.94 ID:upBsVNCKO
ドクオらしからぬ色
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:10:28.98 ID:KYcOW6/3O
ポジティブだなドクオ
75 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 22:14:11.99 ID:aiT/L9FW0
('∀`)「ほーらサボテンちゃーん」
チョロチョロ
('∀`)「愛を込めて育てると、よく育つらしいな……ん?」
シュワシュワ
('A`)「あれ?どうしたんだろ」
ボコッ グチャ グチャ
(;'A`)「うわあ!変色して腐りだした!」
(;A;)「俺のキモさは植物も枯らすほどになってしまったのか!」
(;A;)「うわああああああああああああああああん」
不貞寝したドクオは気付いていないが、
紫色の小さなじょうろが、鈍く光っていた。
カワイソス
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:16:36.37 ID:PR4eG5YfO
可哀想なドクオ……
サボテンって水やらなくてもよかった気がするんだけどはてさて支援
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:16:47.87 ID:odoGb3Sy0
ほうほう
毒にしか思えなかった
80 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 22:17:37.68 ID:aiT/L9FW0
今回の投下はこれで終了です
支援ありがとうございました
誤字脱字等あれば教えてください
81 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 22:19:55.89 ID:aiT/L9FW0
質問等も出来れば答えます
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:19:58.75 ID:odoGb3Sy0
乙!期待してる
最初コネクトっぽいと思ってごめんよ!
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:21:44.31 ID:PR4eG5YfO
これは能力バトルものになるの?
84 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 22:40:51.77 ID:aiT/L9FW0
>>60の
>(´・ω・`)「あ、能力持ってるが近くにいると、その携帯の色が微妙にかわるよ」
って
>(´・ω・`)「あ、能力持ってる“人”が近くにいると、その携帯の色が微妙にかわるよ」
じゃね?
86 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 22:56:53.62 ID:aiT/L9FW0
>>85 ×(´・ω・`)「あ、能力持ってるが近くにいると、その携帯の色が微妙にかわるよ」
○(´・ω・`)「あ、能力持ってる“人”が近くにいると、その携帯の色が微妙にかわるよ」
うわぁホントだ
ありがとうございます
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 23:07:17.14 ID:Cz7SfRvM0
これは期待できる
乙!
>>77 やり過ぎはだめだけど水はあげたほうがいいらしいよ
89 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 23:20:21.01 ID:aiT/L9FW0
一応コレで一話は終了です
二話目もこのスレ残ってたらここで書こうかと思います
ありがとうございました
そしておやすみなさい
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 23:24:55.40 ID:odoGb3Sy0
明日?
91 :
◆TbWH/LDVIQ :2010/12/20(月) 23:30:23.13 ID:aiT/L9FW0
まだ人が居たとは
>>90 明日来れたら来たい
多分来る
おやすみなさい
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 23:33:00.01 ID:CC1Jt/F/O
シルブラとコネクトをパクるなんて
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 23:33:23.38 ID:odoGb3Sy0
把握、保守できるかわからんが待ってる
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 23:33:58.15 ID:sT61f5Nr0
明日もみてやんよ
おやすみ
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 23:35:49.47 ID:CC1Jt/F/O
乙
既視感はあるけど今後の展開次第で化けそう
明日もwktkして待ってる
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 23:58:21.29 ID:odoGb3Sy0
保守するよ
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 00:18:47.64 ID:AE14o6MR0
し
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 00:30:46.30 ID:ywM2yfXk0
る
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 00:40:41.07 ID:fnTJslci0
コネクトの零話的なものかと思った
でもショボンいいキャラしてると思うから待ってる
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 02:18:10.86 ID:eiG5lIkEO
ほ
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ネタ使ってくれてありがとう。
絶対に俺が書くより面白い話になりそうだ。
期待して待ってるよ。