ほ
自分では週一〜週一半ぐらいのペースを維持したいが、正直キツイ
空いてるな?俺いっちゃうけどいいよね
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 16:20:34.69 ID:6blZZkuy0
GO
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 16:21:05.64 ID:+lCKVBPYP
ゴゥ‼
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 16:21:22.31 ID:EIWSg5QE0
答えは聞いてない!
207 :
前1:2010/12/20(月) 16:27:04.35 ID:3A0q3YBz0
前スレ
>>402から
ルッキ「喉!」
喉「よ、よし!やってやる!」
喉「あのデカ物を止めてみる!」
喉「だが長くはもたないだろう」
喉「ちゃんと仕留めてくれよ?」
リフ「任せとけ!」
サンダー「喉がやつの動きを止めたら全員一斉射撃だ!いいな!」
全員『了解!』
喉「いくぜ!」
喉『フェルマータッ!!』
208 :
前1:2010/12/20(月) 16:31:34.06 ID:3A0q3YBz0
ピタッ
幽霊ウィッチ「うっ!?」
サンダー「今だ!撃て!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
バシュバシュバシュバシュ
ズドドドドドドドドドドドドドド
バララララララララララララララララララララララララ
ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
209 :
前1:2010/12/20(月) 16:41:51.66 ID:3A0q3YBz0
幽霊ウィッチ「ぐっ」パリィンパリィン
喉「やば・・・もうだめ」
幽霊ウィッチ「!」ババッ
ドンドンドン
リフ「おい喉!」ダダダダ
喉「すまん・・・はぁはぁ」
幽霊ウィッチ「くそ・・・雑魚共がッ!」ハァハァ
幽霊ウィッチ「だが今の技、覚えたぞ!」
ナイト「まずいぞ」
幽霊ウィッチ『フェルマータ!』
210 :
前1:2010/12/20(月) 16:50:33.75 ID:3A0q3YBz0
ピタッ
サンダー「ぐっ」
エイラ「オ、オイ、どうすんダヨ?」
坂本「今攻撃でもされたら間違いなく全滅だな・・・」
オレ「しょ、少佐・・・」
幽霊ウィッチ「ハハハハ、これで最後だ。終わりにしてやる」ピカッ
男の娘「すごく・・・嫌な予感がしますね・・・」
マルセイユ「まったくだ・・・」
三角「悪い知らせがあるんだが聞きたいか?」
不死身「聞きたくないです・・・」
三角「だろうな。だが一応いっておく」
211 :
前1:2010/12/20(月) 16:53:14.50 ID:3A0q3YBz0
三角「あれ、幻影波動だ」
ピカアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ
幽霊ウィッチ「じゃあなウィッチ共」
ドッガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン
___________________
___________
______
212 :
前1:2010/12/20(月) 17:01:04.89 ID:3A0q3YBz0
−異世界−
ドドドドドドド ビビビビビ
ズダダダダダダダダダダダ
アイス「なかなかやるな」ヒュンヒュン
槍「おっと」サッ
幽霊ウィッチ「おらおらどうした?」ビビビビ
ダァン ガチャ ダァン ガチャ
幽霊ウィッチ「ッ!なんだ?」
ヘイへ「待たせたな」チャキ
アイス「ヘイヘ!」
兄「俺もいるぜ?」
槍「兄さん!」
幽霊ウィッチ「仲間がいたのか?」
お、前1だ支援支援
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 17:04:18.06 ID:+lCKVBPYP
前1だったのか待ってたぜ
支援
216 :
前1:2010/12/20(月) 17:11:38.06 ID:3A0q3YBz0
ムキムキ「ああ。お前と違ってたくさんいるんだ。俺たちには」
トビウオ「俺抜きではじめんなよな」
デコイ「すまない。少してこずった」
異世界「誰も死んじゃいねーな?」
ナックル「その心配はないみたいだな」
アイス「みんな!」
幽霊ウィッチ「なんだ?わらわらと」
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 17:17:59.41 ID:+lCKVBPYP
ショックウェーブバリスティックミッソーインカミン‼
218 :
前1:2010/12/20(月) 17:19:34.66 ID:3A0q3YBz0
ネウ俺「みんな聞け!アレを、いや、アイツを倒せばこの戦いは終わる!」
トビウオ「オーケー!ぶっ飛ばしてやるぜ!」
ムキムキ「では世界を取り戻すとしよう」
デコイ「いつでもいける」
ヘイへ「こっちもだ」
兄「いくぜてめぇら!」
幽霊ウィッチ「なんだ?死にたがりが多いのか?」
幽霊ウィッチ「お望み通り全員地獄に送ってやるよ」
219 :
前1:2010/12/20(月) 17:24:03.40 ID:3A0q3YBz0
ドゴドゴドゴドゴ ズダズダズダズダ
ビビビビビビビビビ ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ダダダダダダダダダダダ ドゴォン ドゴォン ドォゴン
ムキムキ「ハッハー!」バギィ ドゴォ
ダダダダダダダダ ドドドドドドドドドド
バババババババババババババ
ネウ俺「烈風斬ッ!」
ズババババババババババババババババ
220 :
前1:2010/12/20(月) 17:32:26.00 ID:3A0q3YBz0
槍「ヒンメル・ランツェ!」
ドガドガドガドガドガドガドガ
ネウ子X『波動砲』
ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ナックル「ディバイン!」
ナックル「バスタァァァァァアアアア!」
バゴォオオオオオオオオオオオオオオオン
幽霊ウィッチ「ぐっ・・・はぁ・・・」
アイス&異世界「「でやぁああああああああ!」」
シャキン!ザシュッ!
幽霊ウィッチ「こ・・・のッ・・・」
ヘイヘ「これで終わりだ」カチ
ダァァァァァアアアン・・・・・
幽霊ウィッチ「!」
ドンッ!
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 17:34:23.21 ID:6blZZkuy0
支援!
支援支援
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 17:39:39.18 ID:LVLs0Y8W0
支援
224 :
前1:2010/12/20(月) 17:44:06.76 ID:3A0q3YBz0
兄「やったか!?」
幽霊ウィッチ「ハハ・・・まだだよ・・・」
デコイ「くそ!」
幽霊ウィッチ「だが俺の負けだ・・・」
幽霊ウィッチ「そうとうダメージを負ったからな」
幽霊ウィッチ「でもな・・・」
幽霊ウィッチ「ただじゃ終わらんさ」
幽霊ウィッチ「自爆してやる!お前ら全員道連れにするだけの威力はあるぜ」
トビウオ「なっ!」
幽霊ウィッチ「仕留め切れなかった事を後悔しな!」
幽霊ウィッチ「ハハハ・・・ハハハハ・・・ハハハハハハハハハッ!」
225 :
前1:2010/12/20(月) 17:55:24.48 ID:3A0q3YBz0
幽霊ウィッチ「ハハハハハハハハハハハハハッ!」
ムキムキ「全員避難だッ!全力でここから離れろおおおおお!」
『破ッ!!』
ドグシャッ・・・
幽霊ウィッチ「ハ、ハハ・・・ハハ・・・?」
アギト「すまない。お前にはもう従わないことにした」
幽霊ウィッチ「ぐはっ・・・お・・・まえ・・・」
アギト「ふんッ!」グッ
パリィィィイイン
――幽霊ウィッチは砕け散った。アギトの一撃によって。
ネウ俺「やったぞ・・・」
ネウ俺「今度こそ本当に・・・」
アイス「ああ!やったんだ!終わったんだよ!」
アイス「俺たちやったんだよ!」
アイス「この世界を取り戻したんだああああああああああああ!」
寺生まれは凄いな
227 :
前1:2010/12/20(月) 18:02:44.13 ID:3A0q3YBz0
――あちこちでネウロイが消えていく。
歓喜の声が聴こえる。
この日、この世界は救われた。11人の男達・・・
いや、11人のストライクウィッチーズによって!
ムキムキ「戦争は終わった。帰還しよう」
デコイ「コナーのやつ喜ぶな!」
ヘイヘ「そうだな」
ナックル「お前もこいよ」
アギト「しかし・・・」
アイス「大丈夫だ。みんな歓迎してくれる」
トビウオ「あれ?そういやリフたちは?」
異世界「ああ・・・そのことで話がある・・・」
異世界「帰ったら説明しよう・・・」
228 :
前1:2010/12/20(月) 18:12:47.80 ID:3A0q3YBz0
_____________
_________
_______
−元の世界−
サーニャ「あれ・・・?なんともない?」
ミーナ「ほんとだわ・・・それに動ける」
メガネ「なにが起きたんだ?」
ペリーヌ「みてください!あれ!」
ゲルト「!?」
ルッキ「す、すごい」
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:13:32.44 ID:C3DVu+WEP
ちょっとー!前1来てるなら教えてくださいよー!
230 :
前1:2010/12/20(月) 18:16:53.49 ID:3A0q3YBz0
ここまで
続きは明日以降でようやくラストかな
異世界の11人はたまたまサンダーたち抜いたら11人になったんじゃないんだからね!
ず、ずっとまえから仕込んでたんだからね!
乙乙 ついにラストか… どうしめるかたのしみだ
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:22:57.25 ID:C3DVu+WEP
乙乙
喉もやるときはやるな
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:24:40.87 ID:eObDjvemO
乙ーん
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:31:08.27 ID:PjWQWqgCO
乙。
乙なのなの。
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:34:10.25 ID:6blZZkuy0
おつ〜
11人ぴったりになってたからすげーと思ってた
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:35:46.24 ID:BZ2irXRyO
乙
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:54:26.20 ID:G2wjcqEJ0
保守
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 19:14:19.25 ID:M+Xoz99y0
保守
学校疲れた・・・
ほす
書留溜まってきたー
今投下してもいいかな?
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:28:23.84 ID:BZ2irXRyO
GO
243 :
テレポート俺:2010/12/20(月) 20:31:06.25 ID:ovYoJw0v0
じゃあ避難所の
>>195からね
―――ブリーフィングルーム
ミーナ「…という訳で今日から501部隊に転属となった俺少佐です」
俺「あー…名前は俺、階級は少佐だ」
俺「何か質問があれば答える」
こういう人前に出るのは苦手だ。しかもそれが皆年下の女の子となると緊張しない男はいないだろう
少し周りを見渡す。エリート集団と言うからにはやっぱ皆堅い人ばっかなんだろうなぁ、て思ってたけど
こそこそと何か話していたり昼寝をしていたり、案外気楽な部隊なのかもしれない
宮藤「お、男の人でもウィッチになれるんですか!?」
俺「ああ、珍しいケースだがな」
244 :
テレポート俺:2010/12/20(月) 20:33:48.14 ID:ovYoJw0v0
シャーリー「出身はどこなんだ?」
俺「カールスラントだ」
バルクホルン「撃墜数は?」
早速聞かれたく無い事ベスト3を3人目で質問された
ここは無難にマニュアル通り応える
俺「…公式で大型が1機」
バルクホルン「……おい、初撃墜はいつだ?」
俺「さっき忘れた」
バルクホルン「貴様…! ふざけてるのか!?」
俺「別にふざけてる訳ではないぞ」
この人には申し訳無いが今はそうとしか言えないんだ
悪かった、と心の中で謝っといた
バルクホルン「お前の様な新人がこの最前線で…」
245 :
テレポート俺:2010/12/20(月) 20:37:28.42 ID:ovYoJw0v0
あああああああああすんません急用できました
30分後くらいには戻ります、本当に申し訳ない
30分後にテレポート!
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:56:55.72 ID:k0XSnmgY0
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:59:42.43 ID:C3DVu+WEP
避難所でも話になってたけどなんだろなありゃ
「俺」でもないし
俺ではないのは前例もあるし許容範囲だが…
250 :
テレポート俺:2010/12/20(月) 21:12:12.53 ID:ovYoJw0v0
お待たせしました! 再開します
ミーナ「はいはい、もう終わり」
バルクホルン「し、しかしだな…」
エーリカ(何か面白そうなのが来たな)ゴニョゴニョ
宮藤(変な雰囲気の人だなぁ)ゴニョゴニョ
ルッキーニ(お腹すいたー)
坂本「それじゃあ早速俺に基地を案内してやれ、宮藤、リーネ」
宮藤・リーネ「はい!」
ありゃただの盗作だよな……
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:14:52.58 ID:PjWQWqgCO
>>122でも言ってるように放置でいいんでない?
とりあえず今はテレポ氏の支援だ。
253 :
テレポート俺:2010/12/20(月) 21:17:36.55 ID:ovYoJw0v0
―――廊下
俺「あー、言われてみれば似てるかも…」
宮藤「そうですか? 何だか嬉しいです」
この子はあの宮藤博士の実の娘らしい
宮藤博士と言えばウィッチなら誰でも1度は名前を聞いた事があるだろう有名人だ
有名人と言ってもどこかのウィッチのように何百機も撃墜したとかとは違う部類になる
その人は俺達ウィッチの原点、ストライカーユニットを発明した人間だ
この人がいたからこそ人類が救われたと言っても決して過言ではない
リーネ「こ、ここを真っ直ぐ行けば食堂です」
こっちの何だかオドオドした様子の子はリネット・ビショップ
どこかで聞いた事のあるような名前なんだが…まぁどうでもいいか
宮藤とはとても仲がよさそうだ
宮藤「そう言えば俺さんって何でストライカーユニットも履かずに輸送機から飛び降りたんですか?」
俺「あの時は輸送機にユニットを積んでなかったからな、それに見てるだけなんて嫌だったし」
リーネ「それでも無茶しすぎだと思います…」
宮藤「たしかにあんなことするのは坂本さんだけだと思ってました」
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:18:12.55 ID:BZ2irXRyO
支援
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:20:44.80 ID:C3DVu+WEP
そうだ、今はテレポ支援や!
256 :
テレポート俺:2010/12/20(月) 21:21:13.25 ID:ovYoJw0v0
俺「はは…自信無くすな」
宮藤「それに、ミーナ中佐なんかは…」
リーネ「それは言っちゃダメー!!」
何だ? 隊長はもっと凄い事をしたんだろうか
流石501の隊長だな…
宮藤「…で、ここが俺さんの部屋です」
俺「おー、ありがとう」
リーネ「2時間後に夕飯が出来ると思うので食堂に来てくださいね」
俺「分かった」ガチャン
257 :
テレポート俺:2010/12/20(月) 21:24:13.78 ID:ovYoJw0v0
リーネ「男の人と話すの苦手で緊張しちゃった…」
宮藤「そうなの? あの人は何だか喋りやすかったと思うけどなぁ」
宮藤「でも…何だか少し変な雰囲気だったかも」
リーネ「うーん…分かんないな」
宮藤「あっ、そろそろ夕飯の支度しなきゃ! いこうリーネちゃん」
リーネ「あ、芳佳ちゃん待ってー!」
―――俺部屋
部屋はベッドと机以外何も無かったが十分な広さだった
机の上には輸送機に積まれていた俺の荷物が置いてあったのでとりあえず着替える事にした
と言ってもいつもと変わらないコートだが
ベッドに横になる。退屈だ。夕飯まで後2時間か…
基地の中を少し散歩してみようかな
そういや隊長に空に限らず勝手な行動は慎むべきだと言われた気がするがまぁ問題無いだろう
俺はベッドから起き上がり部屋を出た
258 :
テレポート俺:2010/12/20(月) 21:28:01.05 ID:ovYoJw0v0
ペリーヌ「…」
俺「…」
部屋を出て早々面白いものを見つけてしまった
この金髪の女の子、たしかクロステルマン中尉…だったか
なにやら廊下の角から何かを必死に覗いているようだ
しかも時折後ろからでも分かるくらい顔を赤らめたりしてると思ったら廊下の壁に爪を立てたりしていた
見てて非常に面白い。これが最前線の軍人か
かれこれ5分ほど眺めていた
そろそろ声を掛けてみようと思う
俺はこっそりとその子に近づき釣り人に何が釣れますか?
と言う感じのノリで、耳元でこう呟いた
俺「何覗いてんの?」ボソッ
ペリーヌ「キャア!!!」
彼女は驚くべきスピードで振り向き鬼の形相で俺を睨んだ
ペリーヌ「な、何をするんですの!?」
俺「いや、声掛けただけじゃないか」
ペリーヌ「そうじゃなくて! デリカシーという物があなたにはありませんの!?」
俺「人並みには持ち合わせてると思うが」
259 :
テレポート俺:2010/12/20(月) 21:32:26.14 ID:ovYoJw0v0
ペリーヌ「全く…! あなたみたいな人があの方と同じ階級だなんて理解に苦しみますわ…」
俺「そうカッカッすんなって、綺麗な顔が台無しだぞ?」
ペリーヌ「余計なお世話です!!!」
坂本「お、声がすると思ったらペリーヌじゃないか、それに俺も」
ああ、この子がペリーヌか
資料だとガリアのトップエースらしい
何でも凄い家柄のお嬢様とかなんとか
ペリーヌ「さ、さささささ坂本少佐!?」
俺「あ、ばれちゃったな」
坂本「今から夕飯まで訓練をするつもりなんだが…お前らもどうだ?」
ペリーヌ「はい!! 是非!!」
俺「あー俺は少し寄るところがあるんで」
勿論嘘だ。暇だからって訓練なんてやってられっか
ペリーヌは凄く嬉しそうだが
260 :
テレポート俺:2010/12/20(月) 21:34:30.94 ID:ovYoJw0v0
坂本「そうか、残念だな。じゃあ行くかペリーヌ」
ペリーヌ「はい!!」
俺は2人を後にした。時間はまだある
次はハンガーにでも行ってみようかな
―――ハンガー
シャーリー「おお、俺じゃないか。どうしたんだ?」
俺「夕飯まで暇を潰そうかと思っててな、とりあえずここに来た」
シャーロット・E・イェーガー大尉。俺がここに来て初出撃の時に助けようとしてくれた人だ
あの後基地に帰還する時に片方の肩を担いでくれて固有魔法について色々聞かれたのでよく覚えている
輸送機で見た資料によれば地上最速の世界記録を樹立して
今では空で音速を超えようと日々頑張ってる、と聞いた。なんとも夢のある人間だ
ルッキーニ「なんだー俺かー」ヒョイ
俺「あールッキーニ、だっかか」
ルッキーニ「うん、そだよー」
実はこの子の事もよく覚えている、資料で見たときは目を疑った
12歳にしてロマーニャのトップエースでありこの最前線にいる事にだ
何でも天才のウィッチ…らしい。ってスルーしそうになったがヒョイ、ってどっから出てきた
まさか天井から飛び降りてきたのだろうか、普通足折れるぞ。輸送機から飛び降りた俺が言うのも難だが
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:36:33.20 ID:k0XSnmgY0
超支援
さるっちまうぞ、しーえん
263 :
テレポート俺:2010/12/20(月) 21:38:33.33 ID:ovYoJw0v0
脱字 輸送機で見た資料によれば地上最速の世界記録を樹立しているらしい
俺「そういやイェーガーは何やってんだ?」
シャーリー「ハハハ、シャーリーでいいよ」
俺「そうか、じゃあシャーリーは何やってんだ?」
シャーリー「ストライカーユニットの調整をしてるんだ」
俺「調整…ねえ」
シャーリー「あたしのストライカーユニット見てみるか?」
俺「遠慮しとく、それに関してはあんまり詳しくないんでな」
シャーリー「そっか、残念だな」
ルッキーニ「ねーねーだったらあたしと遊ぼうよ!」
そう言ってグイグイと俺の腕を引っ張る。なんとも可愛らしいものだな、うん
俺「ああ、いいぞ。何をするんだ?」
ルッキーニ「んとねー虫取りー」
264 :
テレポート俺:2010/12/20(月) 21:42:54.05 ID:ovYoJw0v0
俺「あー…分かった、そうするか」
虫は苦手なんだよなぁ…つっても俺が取るわけじゃないだろうし別にいいか
それにこんなキラキラした目で言われると断るに断れねえ
シャーリー「夕飯までには帰ってくるんだぞー」
ルッキーニ「分かってるって〜」
微笑ましい。本当の親子みたいだ。シャーリーはしっかりしてんな
ルッキーニ「じゃあ行こう!」
俺「ああ」
―――30分後
俺「はぁ…はぁ…もう無理だ」
ルッキーニ「えーつまんなーい」
虫取りってこんなハードな遊びだったのか。俺はてっきり虫取りアミとか使うもんだと思ってたぜ
ルッキーニは木から木へとすばやく飛び移り、虫を見つけたら息を潜めて様子を伺い一気に掴み取る
その姿はまるで狩りをする豹のようだった
え? 俺? 虫かご持ってるだけだが?
てかルッキーニの動きが俊敏すぎて付いていくのも必死だったんだよ…
もしかしたら訓練してた方が楽だったのかもしれない、と少し後悔した
265 :
テレポート俺:2010/12/20(月) 21:46:16.00 ID:ovYoJw0v0
俺「そろそろ夕飯の時間だと思うぞ」
ルッキーニ「それもそーだね、ちょっと虫かご見せて」
俺「ん」
ルッキーニ「いちにーさん…うん! 今日も上出来!」カパ
俺「あれ、逃がしちゃうのか? 折角捕まえたのに」
ルッキーニ「いっぱい取っていなくなっちゃったら困るし、毎日虫持って帰ったらシャーリーに怒られちゃうもん」
俺「おー偉いじゃん」
…たしかにあのペースで取ってたら本当に基地中の虫がいなくなりかねないな
それにしてもシャーリーの教育が良いんだろうか
最初は元気すぎるただの子供かと思ってたけど曲がりなりにもロマーニャのトップエースか
ま、12歳っつったら色々判断出来る年頃だしな、俺もそうだったし
ルッキーニ「よし! それじゃ食堂まで競争ー!」
俺「ちょ、待ってくれー!」
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:52:50.24 ID:k0XSnmgY0
さるったか?
さるさんですよ、カテジナさん!
ふぅ…。
|\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
,▲ -―▲ 、__ /.. \ \ (;;゚;;) 旦 \ さる解除までもうしばらくお待ち下さい
/ / ヽ . ※ \|==================
/ , /ィ人 /ヽヽ ヽ ※ / ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ \
ヽヽ{ ―-ヽ ―-、! :ハ〉 、 / ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ \
と人"" - ""レ'__スヽ _____________ \
支援弾の準備をしなければ
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:59:16.26 ID:M+Xoz99y0
カシャッ!
272 :
テレポート俺:2010/12/20(月) 21:59:45.53 ID:OOPoltTh0
さるった…申し訳ない、今日はここで〆で
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:00:36.15 ID:M+Xoz99y0
ああ・・・・
乙!
おもしろかった!
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:00:43.22 ID:LVLs0Y8W0
さる解除!
乙なんだな
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:04:09.63 ID:eObDjvemO
乙ーん
乙なの
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:12:07.56 ID:BZ2irXRyO
乙乙
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:19:03.00 ID:k0XSnmgY0
乙
MHP3のラスボスがエーリカだった件
だれもいないかーい
いってもいいか〜い
GOGO
282 :
パシリな俺:2010/12/20(月) 22:46:13.64 ID:dh+BvNOi0
この妄想文章の設定
俺がエーリカ達とあったときのお話です
エーリカさんとまるちゃんが一緒に初陣を行っております
結構俺が見た夢を再現している部分があるので突拍子も無い事をします
以上でござんす
283 :
パシリな俺:2010/12/20(月) 22:48:02.95 ID:dh+BvNOi0
――――カールスラント空軍 JG52駐屯基地・ハンガー・夜――――
俺「オーライ!オーライ!オーライ!オーライ!ストーップ!」
整備班長「よーし、ストライカーをメンテナンスベットに固定しろ〜。破損箇所の装甲さっさと引っぺがせ!」
整備員達「了解!」
整備班長「俺ちゃ〜ん、どーこれ?ドレくらいで直せそう?」
俺の目の前にはボロボロになったストライカーユニットが三機、メンテナンスベットに固定されいた。
一機はいつもどおりにぶっ壊して来た整備班の仇敵。俺が整備担当をしているウィッチ「伯爵」もとい、
ヴァルトルート・クルピンスキー大尉の機体。
そして、あとの二機は俺が先日から新しく担当する事になった。今日初出撃にして不時着し、早くも整備班のお世話になっている
エーリカ・ハルトマン少尉とハンナ・ユスティーナ・マルセイユ少尉の機体だ。
さっそく俺は損傷したストライカーに『アクセス』し、破損状況の確認を行う。
俺「う〜ん、ちょっと待ってください…今確認中です。……あぁダメだ。3機とも制御系とエンジンが
結構なダメージ受けてますね……こりゃ3機合わせてフルコース4回といったところですな」
整備班長「あちゃ〜、見た目よりひどかったか……」
284 :
パシリな俺:2010/12/20(月) 22:49:48.84 ID:dh+BvNOi0
俺「そらそうですよ。一機は毎度のごとくスクラップ寸前。もう一機は不時着時の衝撃で魔導エンジンが半分逝って
さらにもう一機は当たり所が悪くて制御系がお釈迦ですからね、コレ」
整備班長「ごめんね〜俺ちゃん……うち一番の問題児と新人達の世話まで俺ちゃんみたいな小さな子にまかせちゃって……」
俺「いえ、問題ありません。扶桑の方で鍛えられてますから。コレくらいは朝飯前ですよ」
整備班長「ほんとごめんね…人手不足の上に予算不足で物資不足…馬鹿伯爵のも、ほんとは総とっかえしたほうがいいレベルなんだけど……
もう予備のストライカーが無くてさ……此処までの損傷を修理から調整まで出来る俺ちゃんだけが頼りなのよ。
……それじゃ、俺は次があるからよろしくね〜」
俺「はーい。まかされましたー」
俺「さて、やりますか。たらたらしてるともっと時間かかりそうだし」
?「おーい。私の僕(パシリ)ー」
さっそく整備に取り掛かろうとすると誰かが誰かを呼ぶ声が聞こえる。
まぁ、この基地でパシリと呼ばれる奴は俺しかおらず、呼ぶ奴もおのずと限られる。
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:52:24.88 ID:BZ2irXRyO
支援
マルセイユ「やぁ、整備の調子はどうだい?」
こいつしかいねぇ。ハンナ・ユスティーナ・マルセイユ少尉。この前配属された新人の一人だ。
そして、今回の超絶フルコースの元凶の一人。
俺「おう、マルセイユ少尉じゃないですか。俺に何か御用でも? あとパシリって言うんじゃねぇ」
マルセイユ「おやおや、俺は堅いな〜。私のことはハンナでいいといってるじゃないか。
あと、最後の言葉は聞き入れられないな」
さて、なぜ俺がパシリなんて呼ばれているかというと。初めてコイツのストライカーを整備してやったときに
マルセイユ『うん!君が整備したストライカーユニットすごくしっくり来て使いやすいぞ!よーし、特別に君を私専属の整備員兼僕(パシリ)にしてやろう』
と、中々にぶっ飛んだ事を言い出したからだ。その後、俺がコイツの整備担当になった…いや担当させられた。
それ以来、こいつからは整備&プライベートでも無理難題を吹っかけられた上にこき使われる事になっている
……まぁ、扶桑海事変に参戦してたときよりかはましだからいいんだけど、さ。
しーえん
俺「そう言うと思ったよ……まぁいいや。で?マルセイユさん、何か御用で?」
マルセイユ「だからハンナでいいと……はぁ……まぁいい、今日は私の初出撃だったろ? その戦果報告を私の僕にも報告しておこうと思ったんだ」
俺「そうですかい。そりゃ律儀にどーも。それで、何機落としたんだ」
マルセイユ「小型を3機と共同撃墜で中型を1機だ。どうだ!恐れ入ったか!」エッヘン!
と、ふんぞり返り「どうだ!すごいだろ?ほめろ!」といわんばかりの顔でこちらを見てくるマルセイユ嬢。
俺「ほぉ〜、やるじゃんか。その調子でがんばれや。あと、ストライカーはあんまり壊さないようにネ?
伯爵みたいの増えるとおれ死んじゃうから。そんだけ、んじゃ」
とだけ言い。整備に取り掛かろうとすると。
マルセイユ「……それだけ?」
俺「へ?…いや、それだけだけ…ど?」
マルセイユ「……」ス…
マルセイユは無言で手を差し出す。
俺「? 握手か?」
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:55:07.17 ID:M+Xoz99y0
おもしろ支援!
290 :
パシリな俺:2010/12/20(月) 22:57:29.25 ID:dh+BvNOi0
マルセイユ「違う!なにかお祝いの品とかないのか!?初出撃で戦果挙げてきたんだぞ!なにかサプライズぐらい用意してあるんだろ?」
俺「さっき全員帰還祝いに俺が作ったケーキ全員に配ってやったろ…まさか、あれじゃ足りなかったのか?」
マルセイユ「……ほ、本当になにもないのか?」
俺「あぁ? ねぇよそんなもん」
マルセイユ「……はぁ、もういい……部屋に戻る。期待した私が馬鹿だったよ……」
あからさまに落胆の表情をして部屋に戻ろうとハンガー出入り口に向かうマルセイユ嬢。
…おや珍しい、特になにも突っかからずに戻るなんて。
結構へこんでる?……あー……後で渡そうと思ったが……しゃーねーなー。
俺「マルセイユ!」ヒュッ!
マルセイユ「へ、へ?わ、わ、っと」
俺は懐に隠し持っていた紙袋をマルセイユに投げ渡す。
ぎりぎりで気付いてもらえて、何とかキャッチしていただけたようだ。
マルセイユ「え、なんだこれ?」
キョトンとした顔でこちらの表情を伺うマルセイユ嬢。
なんだかお前さんがそんな顔すると違和感があるなおい。
俺「俺個人からの初戦果祝いだ。お前さんのことだから、帰還祝いのケーキだけじゃ物足りないだろうと思ってな。
こんな事もあろうかと思って。作って置いたのさ」
291 :
パシリな俺:2010/12/20(月) 22:59:12.19 ID:dh+BvNOi0
マルセイユ「作って?……俺の手作りなのか」
俺「おう、気に入るかどうかはしらんがな」
マルセイユ「あ、あけてみていいか?」
俺「どーぞ」
袋を開けてみるとそこには機能性を重視した無骨なゴーグルが入っていた。
マルセイユ「……航空眼鏡?」
俺「そ、見た目は普通の航空眼鏡だけどな。レンズをこの前の補給で掻っ攫ってきた全天候対応型魔導防弾仕様に交換。
砂漠だろうがどこだろうが、オールラウンドの使用に耐えうる耐久性をもった特注品だ。あと、試験運用されてる
夜間偵察用の光量増幅レンズもセットで入れてあるから、交換して使えば結構便利だと思うぞ。
バンドのサイズ変更しやすいように専用部品も作ってつけてあるから、お前さんが大きくなっても使えるはずだ」
マルセイユ「……」
じっと、無言で航空眼鏡を見つめるマルセイユ嬢。
……お気に召さなかったかしら?
俺「……あの、マルセイユさん?」
マルセイユ「……」
俺「あの……もしかして、お気に召しませんでしたか?」
マルセイユ「!! そ、そんなことないぞ!うん、気に入った!すごく…気に入った」
俺「そうか、それならわざわざ用意したかいがあるってもんだ。まぁ、大切に使ってくれ?
それ元出ゼロだけど、実際作ると俺の給料2年分だからな」
マルセイユ「ああ!大切に使わせてもらうよ……ずっとな」
俺「? まぁ、さえないパシリさんからのプレゼントだし適当に、な。んじゃ整備にもど「俺!」……なんだよ」
マルセイユ「これ、私につけてくれよ」
俺「はぁ? 自分でやりんしゃい」
マルセイユ「だめだ!『俺』に!つけてほしいんだ」
そういうと俺に眼鏡を渡し、目をつぶり頭をこちらへ向けてきた。
俺「……」
ソレくらい自分でやれ……ということばをなんとか飲み込み。
バンドのサイズをマルセイユの頭のサイズに調整し
マルセイユ「……ん」
綺麗な髪を掻き分け、獣耳が出ても邪魔にならない位置へとかけてやる。
俺「……よし……これでいいか?」
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 23:04:06.26 ID:bwf/yhpNO
支援
マルセイユ「……」ペタペタ
マルセイユは自分の頭を触り、眼鏡の位置を確認する。
マルセイユ「……うん!完璧だ。……ありがとう俺」
俺「うむ。感謝の気持ちをわすれずにな〜……あと余り人に言わないようにな!」
マルセイユ「うん!見せびらかしてくる!」タッタッタッタ…
俺「ひとはなしをきいて」
…行っちまった。だから人の話を聞けと。
変な奴の耳に入ったら私にもよこせといってくるぞコレ……まぁ、そん時はそんときだな。
俺は考える事を放棄し、手馴れた手つきで比較的損傷が少ないマルセイユのストライカーの修理を開始した。
俺「えーっと、魔導エンジンの様子は……2・4・5番シリンダーを交換…して。魔法力偏向機をとっかえてっと…」ガチャカチャ
損傷が確認された部分を的確に判断し、限界が来ている部分を手早く交換していく。
俺「…この部品は…あかん、曲がってる。この制御基盤もダメだ…交換っと」
俺「……なんだこのスペアパーツ…精度悪すぎだろ…後で削ってバリとらな使えんぞ…」
俺「このパーツはいけそうだな…こんどスペア置いてある棚の整理が必要だなこりゃ。精度悪いの多すぎだこれ」
?「こんばんは、俺君。整備の調子はどう?」
整備を行っていると突然、背後から声を掛けられた。
整備の手をとめて後ろを振り向いてみると、そこにはロスマン曹長がたっていた。
俺「ん? こんばんは、ロスマン曹長。こんな油臭いところにどんなご用件です?」
ロスマン「いえ、用件というほどの事ではないけど。うちの『生徒』がやらかしちゃったでしょ?
それで、ちょっと様子を見に来たのよ」
俺「あぁ、なるほど……」
ロスマン「どお? フラウのストライカーユニットの様子は」
俺「えーっと、そうですね……まず魔導エンジンの損傷が結構な痛み具合で……今は比較的損傷の少ないマルセイユ少尉の
機体を優先してやってますから。大体、明日の昼には取り掛かれるかと…なんとか、フルコースでやれば直りそうですね〜」
ロスマン「フルコース?」
俺「あぁ、うちの整備班の隠語でしてね。完徹のことをフルコースって言うんですよ」
ロスマン「なるほどね……ごめんなさいね。そんな、徹夜までさせてしまって」
俺「いーんですよぉ〜。ロスマン曹長、こんなの師匠のとこじゃ日常茶飯事でしたから。気にしないでくださいな
……ところで、ハルトマン少尉の様子はどうですか?帰還した時の様子を見ると結構落ち込んでたみたいですけど」
ロスマン「…そうね、初出撃で不時着。それも列機で飛んでた友軍を誤認して逃げ回った挙句のこと…衝撃のデビュー戦
だったもの…落ち込むのも無理ないわよね」
俺「ですよねぇ……まぁ、自分は少尉がまた飛べるようにコイツを直すしかないですけどね〜」
ロスマン「……よろしくお願いするわ。それじゃ、私は今回の不時着についての報告書まとめないといけないから。失礼するわね」
俺「はい、ロスマン曹長。おやすみなさい」
ロスマン「はい、おやすみなさい」
俺「さてと…続き続き…っと」
――――ハンガー・深夜―――
俺「ふぁ〜あ……これでやっと進達状況64%ってとこか…あとは配線つなげて…オイル入れ直してか」
俺「よし!もうすこしだ、けど、この後はあのエーリカと伯爵のがまってんだよなぁ〜…気がおもいぜぇ」
俺「……ちょっと休憩すっか」
一息入れるために俺は整備員詰め所に向かうことにした。
俺「さーて、今夜は何にしよーかなー?ホットバンチ?ブランデー入り紅茶?選り取りみどり〜…っと(コンコン)? だれ?」
一息の準備をしていると突然、誰かが詰め所のドアをノックして来た…だれだこんな時間に。
俺「はーい?あいてるぞーはいってこいや〜…ってかここでノックはいらんだろ……」
とりあえず、返事をして入室を促してみるとそこには…
エーリカ「……こんばんは〜」
今回のフルコースの原因を作ったハルトマン少尉が立っていた。
俺「おやおや、今日は千客万来だな……ハルトマン少尉? もう寝てるの時間だとおもったが…」
エーリカ「…も〜、俺〜エーリカでいいって言ってるでしょ〜」
俺「…お、おう……こんな時間にどうしたんだ。あぁ〜っと……エーリカ?いつものならもう寝てるんじゃないのか?」
ここの新人様たちはフランクで助かるが…階級抜きのうえに名前で呼ばすはちょっと自重してほしい。
しかも呼ばなかったら不機嫌になったりと……まぁどうでもいいか。
エーリカ「……うん…そうなんだけど……少し俺と話をしたくて…さ」
俺「話? どったのよ」
エーリカ「その…えっと……ごめんね……ストライカー派手に壊しちゃって」
俺「いやいやいやいや、謝るのはコッチのほうだ。もう少し魔法力の消費を抑えるセッティングにしておけば
ロスマン曹長を確認する時間を取れたかもしれないし、それで不時着しなかったかもしれないじゃないの!」
エーリカ「にゃははは、そうだね〜」
俺「だろ〜はははは〜」
エーリカ「にゃははは〜」
俺「ははははは〜」
エーリカ「……って、ちょ、ちょっと!どんな超理論展開して自分のせいにしてんの俺!? 私が誤認して逃げ回って不時着したんだから私のせいだよ!」
俺「いーや!俺の設定ミスだ!お前さんは何も悪くない!」
エーリカ「違う!私のせいだよ!」
俺「俺だ!」
エーリカ「私だ!」
微笑ましいなww
支援!
俺&エーリカ「「ぐぬぬぬ!」」
俺&エーリカ「「……」」
俺「はぁ……ほんとはそんなこといいにきたんじゃないだろ? エーリカさん?」
エーリカ「にゃははは……ばれてる?」
俺「そりゃな…さしずめ、初の戦闘で不時着なんかしてしまって、なんだか眠れないから相手にしろってとこだろ」
エーリカ「……よくわかったね俺」
俺「ま、この年齢でいろいろな戦地を転々としてんだ。いろんなとこでいろんなことに合うからな
経験だけは豊富…らしいぞ俺って」
エーリカ「……そっか」
俺「まぁ、整備しながらでよければ暇つぶしに付き合ってやるよ。その代わり、いい加減な時間には部屋に戻れよ?」
エーリカ「……うん、わかった」
俺「よろしい……今夜は妙に冷えるからな。ほら、毛布と…ココアだ。ソレもって付いて来い」
エーリカ「ありがとう俺……今日はなんだか優しいね」
俺「レディの要望には敏感なモンで……あと、俺は常にやさしい。覚えておいて」
エーリカ「はーい」