俺「ストライクウィッチーズですねぇ」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
ストパンの世界に俺をいれてイチャイチャしようずwwwwwwwwwwwwww
っていうスレ

  /;;;;;:::ミヾ,゛..-、、,,..!l从ノノ''"゛゛ ミミニヽ
  l;;;三ミミ゛     ゛        '三ミ',
.  lニ=-‐ミ           ...:   ミミ::l 
  !三二';    ..     ....:::    "';::l 
  l-=ニ彡   ::        _.-‐=、 i/ヽ    僕としたことがこんな素晴らしいスレを見逃していたなんて!
   !三彡'  _,=-;;_-..、   :::',,..ニ-‐-、 ',~il    
    'i,;'彡  '" __,,...二.,_::  i .ィ''t_テ` li"レ|    妄想を垂れ流すも良し、
   ,''-彡‐,_,'"、‐''t_ア> )‐=ヽ.__..,, ‐' .::iノ    初SSにチャレンジするも良し、だそうですよ
   ',ヽ~;"  ` ..__,,.. '   :::..   ...:: l'      そこのアナタも書いてみてはいかがです?
    ヽ`、!、          ;;::';:.    | 
     \`、     .'゛ '‐- .:''^  '、  ! 
      `-、    '    .:: __.、 i ,.'ヽ_ 
.        ' 、   ;''-‐‐'' ~_ ' ' /  .〉\
          \     ''~   ,. '  /   '、.,,
       _,,...-''iト、ヽ、.., ___ _,,.. '   , '    i ゛' .、._
    _,,. -r゛   |!. \  '';::/    /     |     ''‐- ..,_


まとめWiki
http://www16.atwiki.jp/vip_witches/
前スレ
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1292460132/
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 20:50:23.12 ID:HZMT9IrCP
すげぇのが居るな
>>1
前スレ>>998から

ゲルト「俺、フラウ、散開して各個撃破するぞ!」

エーリカ「了解!トゥルーデの後ろは私が守るよ!」

俺「チョッパー了解!」

味方「隣の給油艦が爆発した!消火艇はどこだ?本艦に燃え移る、助けてくれ!」

味方「何故侵入に気づかなかったんだ!?」

敵のネウロイは、次々と港を襲い、混乱している味方に向けて爆弾を落としていく。

俺「停泊艦ばかりだな、これじゃいい的だぜ……」

ゲルト「それを守るのが私たちの仕事だろうが!喋ってないで敵を落とすぞ」

俺「トゥルーデ、隊長姿が様になってきたな」

ゲルト「な、うるさい!」

俺は、手近を飛ぶ爆撃機編隊に狙いを定め、急降下していく。
上からの攻撃に尽く弱い爆撃ネウロイは、俺の弾丸によっと次々と落されていく。
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 20:53:14.28 ID:ktRF0gPR0
        |ト、   .-y=====┐..    イ!
        || >:':.:/      ヽ.:`く ||
        |レ'.:.:ノ   ̄ ̄ ̄ \:.:ヽ!!
       /_/      ∞    \ ',
      [___________]
       l.:/ .:.:.,'.:.:..:l/‐-/  l.:/ -',.:.:.:.:,
      V.:.>‐l .:.:>ちホ:::::::::::/ちホV.:.:.', 
     ,.:'.:.:.{  |.:./{ ト-j:::::::::::::::ト‐j l∧.:.'、
.    ∠イ',八__|/_  `´      `´ ハ.∧.:.\
         )ハ::\  'ー=-'  ノ    ̄ 
            Vl:::〕  r≦
           ,x<:::::::<    ヽ:::`x
        / \ヽ:::\___}::://ヽ

  _________[][] __| ̄|____[][]__
 |_____  |  |__  __|   \ \ r‐┐
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  __/ く_   / / |  |\ \  __/ /
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5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 20:53:25.03 ID:LHWF6Rq8O
>>1乙だけどAAで吹いた
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 20:53:52.26 ID:eBCf6ZjH0
しえーん

7ストライクウィッチーズ-謳われない戦争- 3話:2010/12/19(日) 20:54:12.83 ID:VpLWkIL50
俺「勲章があちこちに転がってるな!」

エーリカ「そんなのいらないから、早く全部落として帰ろうよ!」

俺「そうだな!」

どうやらフラウもトゥルーデも、順調に敵を撃墜しているようだ。
しかし、それでも敵はなかなか数を減らしてくれない。

味方「消火艦が爆発に巻き込まれた!2隻、いや3隻…燃えてるぞ!」

味方「これは演習ではない。繰り返す、これは演習ではない!」

俺「みりゃ分かるぜ……」

味方「10時方向、敵機!」

味方「どの艦から見て10時方向だちくしょう!」

俺「うわっと!バカ野郎、俺は味方だ!」

ゲルト「友軍誤射してしまうとは、かなり混乱してるな」

味方「空母と戦艦が狙われてる!」

10機ほどの敵が、空母と戦艦に向けて、飛んでいる。
支援に行きたかったが、俺は目の前の敵で精一杯だ。
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 20:54:25.43 ID:WtRVhPtq0
いちおつ

>>6じゃなくても前>>1000はBC兵器で氏ぬ
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 20:55:49.07 ID:FgTItrk60
とりあえずここにノヴァ6とVXガスおいときますんで
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 20:57:15.65 ID:FN8NK8U2O
>>1乙そしてAAwww
次投下させてもらいますね
11ストライクウィッチーズ-謳われない戦争- 3話:2010/12/19(日) 20:57:40.81 ID:VpLWkIL50
俺「ちくしょう!だれかいねーか!」

ミーナ「私たちがいくわ!」

第3戦闘航空団が、艦に近づく敵を牽制しつつ、落としていく。
先頭のウィッチを中心として、かなり統率力のとれた動きだ。

俺「すごい……」

エーリカ「私たちも負けてられないねー」

ゲルト「そうだな!」

味方「ケストレルを守りきれ!」

味方「上空のウィッチ隊、すまないが出航まで援護を頼む!」

ゲルト「湾全体が炎の中に…」

俺「なんだ、この損害は?
俺様の想像力を上回るとは、どうなってんだ」

味方「こちらは港長、港口に近い艦から港外に逃れよ!」

味方「こちらは空母ケストレル。これより港口へ向かう」

味方「こちら、戦艦ビスマルク。ケストレルに続いて湾外へ脱出する」
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 20:59:30.39 ID:WtRVhPtq0
支援

よし、お鍋食べに行こうかシャーリーたん
13ストライクウィッチーズ-謳われない戦争- 3話:2010/12/19(日) 21:00:06.02 ID:VpLWkIL50
近くの敵をあらかた片付け、湾の方へと目を向けると、巨大な船体が動き出していた。
その周りの艦艇は、ネウロイの攻撃を防ごうと、必死に対空砲火を撃っている。
まるで、花火大会だ。

味方「そこの艦!気持ちはわかるが、道を開けろ!空母は貴重品なんだ!」

ゲルト「フラウ、そこからケストレルは確認できるか?」

エーリカ「確認できるよ!湾外に向かってる!」

俺「ビスマルクも確認した!あのでけえのを守ってやらねーとな!」

味方「上空のウィッチ隊!ケストレルとビスマルクを守ってやってくれ!」

管制室「こちら管制室。第3戦闘航空団、および第52戦闘航空団は両艦の直衛につけ」

ゲルト「了解!」

ミーナ「私たちもやるわよ!」

管制室「方位280から敵侵入…ダメだ、数が多すぎる!」

味方「もうだめだ!船を捨てる!」

味方「逃げるな腰抜けが!」

味方「空母及び戦艦、湾外まで3マイル」
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 21:00:06.60 ID:tq1a3Kx5P
やったー結婚だー!
指輪買って来なきゃ!
15ストライクウィッチーズ-謳われない戦争- 3話:2010/12/19(日) 21:02:36.86 ID:VpLWkIL50
ゲルト「早く湾から脱出を!」

俺「ちくしょう、もう弾が少ないぞ!」

エーリカ「もうちょっとだよ、俺!」

俺「フラウ、何機落とした!?」

エーリカ「16機!」

俺「すげえな!俺なんて覚えてないぜ!」

俺たちは、心のどこかでこの戦いを楽しんでいたのかもしれない。
あの光景を見るまでは。

味方「敵襲だ!応戦しろ!」

味方「右舷対空砲、撃ち方はじめ!」

味方「バカ野郎!岸のドッグに直撃してるぞ!」

味方「くそう、最悪の一日だ!」

ケストレルは、湾口の上を走る巨大な鉄橋を潜っているところだ。
ちくしょう、もっとスピード出しやがれってんだ。
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 21:03:08.01 ID:FN8NK8U2O
支援

>>14
否!断じて否!
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 21:03:29.28 ID:WtRVhPtq0
>>14
劣化ウランのリングでよければあげるよ!
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 21:04:54.75 ID:tzOBGKdy0
右京さんなにしてはるのんwwwww
19ストライクウィッチーズ-謳われない戦争- 3話:2010/12/19(日) 21:05:41.52 ID:VpLWkIL50
ゲルト「あの波間に浮いているのは…人か?」

俺は、トゥルーデの言葉で、海面へと目をやる。
破片や残骸などと一緒に、浮いているのは、人、人、人。
さっきまで、喋っていたであろう人たちだ。

俺「ああ、ちくしょう、ヤバいもんを見ちまった」

俺「ネウロイが落ちたときに見えたのは、ありゃ…人間の顔だったんじゃないか?」

俺「やめてくれ、もうこんなのはたくさんだ……」

エーリカ「……」

今まで、喋りながら敵を落としていた俺たちだったが、その光景を見たときから無言になってしまった。

味方「上空の援護がいい!行けるぞ!」

味方「空母、及び戦艦、間もなく湾外に出ます!」

俺「くそ!早くでろ!」

バラララララ!
ひたすらにネウロイを落としまくる。
俺は、あの光景を思い出したくなかったのだ。
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 21:08:35.74 ID:FgTItrk60
おい誰か教えてやれよ
指輪渡そうとしてる相手がティナ・ターナーだって…
21ストライクウィッチーズ-謳われない戦争- 3話:2010/12/19(日) 21:09:02.22 ID:VpLWkIL50
エーリカ「湾外に出た!」

俺「出やがった!ヘビーなサーフボードだぜぃ!」

そしてついに空母と戦艦が、湾を脱出し、外洋へと出る。
ネウロイは、攻撃を諦めたのか、次々と引き返していく。
もっとも、空母から飛び立ったウィッチ隊や、中央からのウィッチ隊によってほとんど撃墜されたが。
俺とフラウは、空中でハイタッチを決め、笑う。
そこにトゥルーデも加わり、俺たちは再び編隊を組んだ。
俺達の眼下には、共闘した第2戦闘航空団の姿も見えた。

俺「ところでトゥルーデ、隊長になった気分はいいもんか?」

ゲルト「ああ、そうだな…お前たちをまとめ上げるのも悪くない」

エーリカ「トゥルーデは隊長って感じだもんね」

ゲルト「これからはカールスラント軍人として、ビシバシ行くからな!」

俺「そいつは勘弁」

アンダーセン「こちらは空母ケストレル。本艦隊は、安全な海域への脱出に成功した」

アンダーセン「海、そして空のウィッチ達に感謝する」

エーリカ「やったね!」
22ストライクウィッチーズ-謳われない戦争- 3話:2010/12/19(日) 21:11:28.65 ID:VpLWkIL50
俺「1、2、3…1、2、3人。何度数えても俺たちゃ3人とも無事だぞ」

俺「みてろよ、隊長の奴!遠泳すませてたら自慢してやろうぜ!」

ゲルト「それも悪くないな」

エーリカ「そうと決まれば早くかえろう!」


こうして俺たちは、達成感と安堵と共に、基地へと帰っていった。
しかし、この基地にはいい知らせというものが入ってくることはないらしい。
救助隊が到着したとき、海上に隊長の姿はなく、遠くに大型のネウロイが見えたというだけだったそうだ。
……隊長がこの基地に戻ってくることは二度と無かった。


つづく
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 21:12:27.45 ID:FN8NK8U2O
そんな速度で大丈夫か?
さるっちまうぞ、しーえん
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 21:13:55.95 ID:VpLWkIL50
3話終わり
支援感謝です
なんだかセリフばっかりで申し訳ない
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 21:16:46.70 ID:LHWF6Rq8O
乙乙

とりあえずV2置いときますね
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 21:23:01.04 ID:FgTItrk60
おっつ!
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 21:27:11.39 ID:IM7+VC/HO
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 21:29:14.10 ID:TXcDxrx50
乙!
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 21:29:34.88 ID:FN8NK8U2O
乙ーん

もう10分くらいしたら、さっきの続き投下させてもらいますね
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 21:30:41.95 ID:Pdo09S/W0
乙!!
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 21:43:17.85 ID:eBCf6ZjH0
乙!
俺・・・・自重してシャーリーと盗撮俺の年末大掃除編を書き始めるよ
(エイラーニャと盗撮俺は跡でwikiで投下したいと思う)
32試作な俺 夕方の続き。前スレ>>924からです:2010/12/19(日) 21:45:31.92 ID:FN8NK8U2O
<数km前方>

ビシュゥゥゥゥン!!
俺「ぐっ」 サッ

俺はネウロイの引き離しに成功していた。
後方のサーニャ達を狙っていたビームは今、全て自分を狙っている
自分へと狙いが変わったのを確認した俺は、前進を止めて狙撃に移ろうとしていた。だが―――

ビシュゥゥゥゥン!!
俺「ちぃっ!」 サッ

攻撃が全て自分1人に集中している為、なかなか狙撃体制に移れない

そして何より――――――

ネウロイ「==> ー==〜=-= = ==ー===―== ==== ==〜♪」

さっきからずっと、耳障りな歌声が俺の耳を刺激し続けている
おかげで狙撃体制に移るどころか、回避すら危うい状況だ

俺「くっそ・・・!うっせーんだよお前!」

回避行動を取りつつ悪態をつく。その間も不可解な歌声が響き、体につきまとう。反撃が出来ずに、一方的な攻撃をただ回避するのみだ

俺「この野郎、調子に乗りやがって・・・!」

ネウロイ「=― == =-=〜♪=-= =―=-=―〜♪」

ネウロイ「=〜♪==-==―== =―-= =〜 〜・・・・・・・」
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 21:45:59.79 ID:bBE6+9Sz0
浮気野郎は大掃除で燃えるゴミだ!(火葬的な意味で
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 21:47:15.98 ID:dgcv7xATO
支援っ
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 21:48:33.30 ID:FgTItrk60
しーえーん〜

36-Prototype-試作品-11話-白い海を越えて:2010/12/19(日) 21:50:47.14 ID:FN8NK8U2O
俺「・・・!?」

不意に歌もビームも止む。空には静けさが再び戻った

俺「なんだか知らねーが・・・チャンスってな!」

ジャキッ!

ライフルを構え、スコープを覗き込む。
遠くの空―――15000に、まるで花を倣った機械のようなネウロイを捕捉した

俺「ふざけた形しやがって・・・、ラフレシアと命名してやろう」

――――――――――魔導変換開始――――――――――

γ-グリフェプタンの効果によりフルブラストショット程早くは無いが、十数秒でチャージが完了する

――――――――――魔導変換完了――――――――――

ライフルを構えたまま、スコープを覗き込む

ラフレシアは雲の中には隠れず、丸見えだ。しかもビームも歌も止まっている

―――――大チャンスだ―――――

俺「ゴホッ、ガハッ・・・。丸出しじゃねぇか・・・、ロングレンジブラスト、ターゲット・ロックオン……」 ケホッ、ゴホッ

俺「名付けたばかりで悪ぃが・・・。あーばよラフレシアァッ!」

そう言って、銃爪(ひきがね)を引いた
37-Prototype-試作品-11話 支援感謝なんダナ:2010/12/19(日) 21:56:04.30 ID:FN8NK8U2O

いや、引こうとした


だが―――――



ネウロイ「〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓」

俺「ぐあっ!!」 ズキッ!

ネウロイ「〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓」

ネウロイ「〓〓―〓〓〓=〓〓<〓〓-〓〓〓〜 〓〜―〓〓 〓♪〓〓 〓  〓〓・-〓〓=〓〓 〓〓〓 〓〓〓〓〜♪」


先ほどまでとは比べ物にならない程の大きい歌が、頭の中に響く

俺「ぐがっ・・・あっ、あ゙あ゙っ・・・か・・・」 ズキン!ズキン!

叫びとも取れるそれは容赦なく俺に襲いかかる。
不可解かつ不愉快な音が耳から頭へ突き抜け、まるで蛇が頭の中でのた打ち回ってでもいるような、激しい頭痛に襲われる

ネウロイ「〓 ―〓〓―・〓 〓〓=〓♪〓〓〜〓〓=〓〓×〓〓<〓>〓 〓 〓〓〓 〓〓〓 〜〓―〓〓 〓〓 〓〜♪」

俺「この・・・やろおっ!」 ジャキッ!

激しい叫びと頭痛に襲われながらもスコープを覗き、再度狙いをネウロイにつける
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 21:58:34.30 ID:dgcv7xATO
しえん
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 21:58:45.95 ID:+AoEmtcTO
〇〜〜〜

支援。
40-Prototype-試作品-11話:2010/12/19(日) 22:01:57.31 ID:FN8NK8U2O
あまりの頭痛に手が震えるが、そんな事を気にしている余裕は無い

今はこの苦しみの原因であるネウロイを、さっさと殺して楽になりたかった

俺「・・・ッ!!頭に・・・響くんだよッ!ざわざわと・・・・・叫んでばかりでええええ!!」

ズゴオオオオオオオオオオオオァッ!!

青白い閃光が放たれる
しかし頭痛で標準がずれたのか、それは目標のわずかに右を通り抜けた

俺「くそが・・・!」

ネウロイ「〓〓〓〓〓〓〓〓〓 〓〓〓〓〓〓〓  〓〓〓〓   ==========」

ビシュゥゥゥゥン!!

俺「っ!」 サッ

叫びのような大きな歌は止んだが、代わりにビーム攻撃が再開される

俺「ゲホッ、ゴホッ・・・ガハッ!ハァ・・・・・!ハァ…………!」

ドクン・・・!

俺「がっ・・・、あぁっは・・・あ……」 ドクン!ドクン!

俺(くそ!もう『シナップスシンドローム』が・・・)

俺「ちきしょう、時間切れ……かよ・・・!」 ドクン!ドクン!
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 22:05:58.33 ID:9Jrxlc/t0
ドクンドクンが卑猥に感じる
誰のせいだちくしょう
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 22:06:22.33 ID:2YWu547i0
人のせいにするな
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 22:07:39.99 ID:JY9fFBNC0
シャーマン大尉思い出した支援
44-Prototype-試作品-11話 支援感謝!>>41心臓の鼓動であって、そっちの方じゃないよ!:2010/12/19(日) 22:09:45.30 ID:FN8NK8U2O
自分の心臓が体の内側を激しく叩き、鼓動が速くなる
全身に激しい痛みが走る

俺「あっ・・・が・・・・ハッ・・ぁ」

胸が締め付けられるように苦しく、まともに呼吸が出来ない
先ほどの頭痛を凌駕する痛みに頭が襲われ、目の前が真っ暗になりそうだ

だが耐える。この苦しみにも慣れた物だ
以前はまともに動く事さえ出来なかった『時間切れ』だが、痛みに慣れるうちに少しは動けるようになった

そして今自分はネウロイと対峙している。戦場で無防備に静止なんて、冗談ではない
しかも自分なら尚更だ

ビームをかわしつつ、激痛に必死に耐えながら、懐に手を入れてもう一つのクスリを取り出す

プラスチック容器を折り開けると、中身を飲み干した

――――――――――アラキドノイル・投与――――――――――

速攻性の効果により全身の痛みが消え、鼓動と呼吸も落ち着く。すぐに楽になった

俺「ハァ……、ハァ……」

俺(くそ、あとは撃てて一発・・・!外したら終わりだ)

俺(慎重に狙え・・・!次はない・・・)

スコープを構え、ネウロイの位置を確認しようとする
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 22:12:09.87 ID:dgcv7xATO
支援
46-Prototype-試作品-11話 >>43彼はいいキャラでしたね:2010/12/19(日) 22:13:05.48 ID:FN8NK8U2O
だが―――

ザザー!ザー!

俺「っ!」

突如スコープにノイズが走ったかと思うと直ぐに砂嵐になり、やがて何も映らなくなってしまった。うんともすんともしない

俺「魔導スコープがイカレやがった・・・くそ!」 バキィッ!

俺(どうする・・・?狙いがつけられないんじゃ、撃っても当たる訳が―――)

?「俺ーーーっ!」

俺(っ!?)

振り返って後ろを見る。とっくに逃げたはずのエイラとサーニャが、飛んで来ていた

俺「なっ!馬鹿やろーなんで来たんだ!サーニャが狙われてんだぞ!?」

エイラ「っ! 俺、避けろ!」

ビシュゥゥゥゥン!!

俺「っ!?」 サッ

背中を向けてしまって無防備になっていた俺をネウロイが狙ったが、エイラの未来予知により間一髪事なきを得る

俺「あ、あぶねー……」 ドキドキ
47-Prototype-試作品-11話 支援感謝です!:2010/12/19(日) 22:21:33.16 ID:FN8NK8U2O
エイラ「大丈夫か俺!」

俺「ああ、大丈夫・・・じゃなくて、何で来たんだ!」

俺「しかもサーニャまで連れて来るなんて・・!サーニャ!おまえ自分が狙われてるってわかっていないのか?戻れ!」

サーニャ「違う。ネウロイの狙いは最初からあなただよ」

俺「俺が狙い・・・?」

エイラ「本当は私1人で来ようと思ったんだけど、サーニャがどうしても行くってナ。だから一緒に来たんダ」

俺「……俺が狙いだってんなら、尚更戻れ。一緒に居たら巻き込まれるぞ」

エイラ「何言ってんだ。仲間ダロ?」

俺「仲間だから、守りたいんだろうが!」

サーニャ「違うよ!」

俺「っ……」
エイラ「サーニャ……」

サーニャが珍しく声を荒げる。思わず俺とエイラは彼女を見る

サーニャ「仲間だから・・・守られるだけじゃない・・・」

サーニャ「仲間だから・・・一緒に戦うんだよ」

俺「!」
48-Prototype-試作品-11話:2010/12/19(日) 22:27:40.50 ID:FN8NK8U2O
エイラ「・・・これは、サーニャの勝ちダナ」

俺「エイラ……」

エイラ「俺、私たちは一緒に戦いに来たんダ。おまえのお荷物になりに来たんじゃない」

エイラ「諦めろ俺、一緒に戦わせろヨ」

俺「・・・・・・・」

俺「・・・ったく!わかったよ」

俺「本当にかなわねーよ、おまえらにはな。・・・いや、『おまえたち』には、か」

ビシュゥゥゥゥン!!

俺「うおっと!」 ヒョイ

突如ネウロイが、攻撃を再開する。相も変わらず、超長距離からのビーム攻撃のみをしてくる

俺「それじゃ、いっちょやりますか!俺達の手でな!」

サーニャ「一緒だよ・・・?」

俺「ああ、一緒だ」

エイラ「一緒ダナー」 ニシシ
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 22:29:44.84 ID:dgcv7xATO
支援支援
50-Prototype-試作品-11話 支援ありがとう:2010/12/19(日) 22:33:16.89 ID:FN8NK8U2O
ビシュゥゥゥゥン!!

飛来するビームを躱しつつ、俺はチャージを進める

俺「エイラはサーニャを守れ!おまえは俺が守る!」

サーニャ「じゃあ、あなたは私が守る・・・!」

俺「ははっ、三位一体ってか?頼もしいねえ!」

エイラ「それがチームだ!」

やがて、チャージが完了する

俺「チャージは終わったが、肝心の狙撃用のスコープがイカレちまってる」

俺「だから、2人共、力を貸してくれ!」

サーニャ「わかった」

エイラ「任せろ!」

ブゥーン・・・

サーニャが俺の左、エイラが右につく
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 22:35:08.23 ID:FgTItrk60
しーえーん
52-Prototype-試作品-11話-白い海を越えて:2010/12/19(日) 22:39:58.05 ID:FN8NK8U2O
推奨BGM的な物 http://www.youtube.com/watch?v=KPP1xVPOQJU&feature=related

月明かりに照らされた夜空

白い雲がどこまでも広がり続ける空の上。まるで、白い海の上にいるかのようだ

その海の上で、3人は1つになっている

中心の俺がロングレンジモードのバスターライフルを構え、左にサーニャ。右にエイラがついている

俺「サーニャは敵の座標。エイラはタイミングを頼む」
 「奴の攻撃の瞬間……、雲の上に顔を出した所を狙い撃つ」

サーニャ「任せて」

キュイーン・・・

サーニャが魔導針に意識を集中させ、目標のより正確な位置の探索を行う

サーニャ「発射角度修正・・・仰角2.3上げて」

俺「ああ」 スッ

サーニャ「水平方向、左に4.15ずらして・・・」

俺「これくらいか・・・?」 ググッ・・・

サーニャ「・・・うん、ばっちり」

俺はサーニャに言われた通りに、ライフルの標準を修正した
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 22:41:28.58 ID:eBCf6ZjH0
支援!
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 22:43:51.10 ID:FgTItrk60
ニート「月は出ているか」
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 22:44:36.76 ID:JY9fFBNC0
神曲ktkr
56-Prototype-試作品-11話:2010/12/19(日) 22:45:43.65 ID:FN8NK8U2O
俺「ロングレンジブラスト・・・!ターゲットは夜空の天使、タイミングは必中の女神任せ!」

サーニャ(天使・・・///)

俺「あとはタイミングだ。頼むぜ?必中の女神さんっ」

エイラ「め、女神ぃ?///」

俺「気にいらなかったか?じゃあ必中の聖母で―――」

エイラ「ああもう!茶化すなヨー!///」

俺「悪かった悪かった。頼りにしてるぜ」

エイラ(緊張感の無い奴・・・。まぁ嫌いじゃないけどナ)

エイラは再び集中し始める。攻撃の来るタイミング―――その時ネウロイは、確実に姿を現してくる。そこを狙う

エイラ「・・・・・・っ!」

エイラ「あと6秒ダ!・・・4・・・3」

エイラ・サーニャ「「・・・2・・・1」」

俺・エイラ・サーニャ「「「いっけええええええええええええエエエえええええっ!!!!」」」



ズゴオオオオオオオオオオオオァッ!!
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 22:47:47.93 ID:dgcv7xATO
胸熱支援
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 22:48:52.17 ID:eq4cPoWZ0
寒い
スカした感じがなんとも
59-Prototype-試作品-11話 支援感謝感激!:2010/12/19(日) 22:49:21.59 ID:FN8NK8U2O
3人の掛け声と同時に、俺は銃爪を引いた

背中の出力調整炉により収束された青白い輝きは、雲を吹き飛ばしながら白い海を越えて、一直線に進んで行く

ビシュゥゥゥゥン!!

途中でネウロイのビームが飛来するが、それをも突き抜け、そのまま進む

分断された紅いビームが3人の方に飛んで来るが、サーニャとエイラがシールドを張って流れ弾を弾く

そして青白い閃光はそのまま紅い閃光を突き抜け―――

ネウロイ「―― ―― ―― ――― ―」

紅い閃光を放っていた花形ネウロイ、通称ラフレシア(命名俺)の中心に突き刺さった

ネウロイ「――― ―― ― 」

バキィンッ!パシュゥーーン……

そしてネウロイの装甲と巨体を突き抜け、コアをも破壊し、夜空へと消えて行く


それは普段のビームと……、フルブラストショットと比べれば、細く長い物だったかもしれない

しかしその芯は確かに存在しており、15000と言う超長距離を駆けてもまるで衰えず、ネウロイの撃破に成功したのだった

キュイーン・・・

サーニャ「ネウロイの撃破を確認・・・!」
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 22:52:12.73 ID:FgTItrk60
鉄仮面「ぐわああああああ」
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 22:52:13.58 ID:dgcv7xATO
しえん!
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 22:52:45.88 ID:JY9fFBNC0
しえーん
63-Prototype-試作品-11話 >>60見た目のイメージはもろそれだったりする 支援感謝!:2010/12/19(日) 22:54:32.43 ID:FN8NK8U2O
エイラ「やった・・・やったゾ俺!サーニャ!」 バンバン

俺「ああ…………やっ・・・たな」 ガクッ

エイラ「オ、オイ。どうしたんだ?」 ガシッ

サーニャ「だ、大丈夫っ?」 ガシッ

不意にガクリと脱力して墜落しそうになった俺を、2人が両側から支えてくれた

俺「あ、ああ・・・。ちょっくら、魔法力を使い過ぎた・・・」

サーニャ「飛べる?」

俺「いや、ムリダナ・・・」

俺「ロングレンジ……ブラストショットは、約30%魔法力を消費・・・する。3発、撃ったん、だ・・・。
  それと長距離飛行してたから、もう魔法力は、ほとんど、残って、いな……い」

エイラ「無茶し過ぎダまったく! ・・・やっぱりオマエ、宮藤にそっくりダナ」

サーニャ「大丈夫、私たちが支えるから・・・」

俺「すまない、な・・・。とんだ凱旋になっちまって」

エイラ「何言ってんダ。そもそもオマエが居なかったら、こっちには攻撃手段も無かったんだゾ?だからこれくらいなら・・・いいゾ」

エイラ「でも、こんなの今日だけだかんナー」 ニシシ

サーニャ「帰ろう・・・?私たちの、家族の待つお家に・・・」 ニコッ
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 22:56:15.21 ID:eBCf6ZjH0
おもしろ支援!
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 22:57:49.66 ID:dgcv7xATO
支援
66-Prototype-試作品-11話 支援多謝!:2010/12/19(日) 22:59:34.01 ID:FN8NK8U2O
<基地付近>

基地に近づくに連れて夜が明けて行き、肉眼で基地が見える頃には、すっかり地平線の向こうから太陽が昇り始めている

エイラはふと、自分とサーニャの間で運ばれている俺の顔を覗き見る

サーニャ「寝ちゃったね」

エイラ「・・・うん。ぐっすりだナ」

俺「スー・・・、スー・・・」

エイラ「幸せそうな顔して寝やがっテ」

エイラ(不思議な奴だよな、コイツ)

エイラ(宮藤を泣かしたと思ったらすぐに仲直りしたり、冷めてる奴かと思ったら、子供みたいにはしゃいだり)

エイラ(人の事をからかったり、悪夢にうなされたり、戦闘中にはテンション上がって人が変わったりするし・・・)

エイラ(でも、怖がりだったり、優しかったりする・・・。
    私達と同じように、笑ったり泣いたり怒ったり喜んだりするんだ)

エイラ(結構・・・、いい奴なのかもナ)

エイラ「まったく・・・、本当に今日だけだかんナー?」 ニシシ

俺「スー・・・、スー・・・」 zzZ

サーニャ「ふふっ」 ニコッ
67-Prototype-試作品-11話:2010/12/19(日) 23:04:19.84 ID:FN8NK8U2O
サーニャ「エイラ、嬉しそう・・・」

エイラ「へっ?」

サーニャ「エイラ、好きなの?俺さんの事・・・」

エイラ「えっ?い、いや違うゾ!」

サーニャ「でも今、凄い嬉しそうな顔で俺さんのこと見てたよ。好きなんじゃ―――」

エイラ「ち、違うヨ!有り得ないって。何で私がコイツの事を・・・」

サーニャ「じゃあ、嫌いなの?」

エイラ「へっ?え、えっと・・・」

エイラ「それは、その・・・」

エイラ「・・・・・」
サーニャ「・・・・・」

エイラ「そう、ダナ・・・」

サーニャ「エイラ・・・?」



エイラ「私は、俺の事が好きだ」

サーニャ「・・・・・」
68-Prototype-試作品-11話:2010/12/19(日) 23:08:17.43 ID:FN8NK8U2O
エイラ「でも、それは飽くまで仲間として……『家族』としてだ」

サーニャ「うん。私も一緒・・・」

エイラ「だから、その・・・」

エイラ「わ、私の『そういう好きな人』は・・・そ、その・・・」

エイラ「わ、私が一番好きなのは・・・///」

サーニャ「・・・?」

エイラ(私は、私はサーニャの事が・・・///)

サーニャ「エイラ?」

エイラ「な、何でもナイ!」

エイラ(あああ゙あ゙あ゙・・・・・。私の意気地なし・・・)

エイラ「と、とにかく!私は俺の事は、・・・す、好きだゾ!///」

エイラ「でも、か、勘違いしないでくれヨ。飽くまで、家族としてならだからナ!///」

俺「ブフッ」 クスッ

エイラ(!?)
69-Prototype-試作品-11話:2010/12/19(日) 23:16:56.60 ID:FN8NK8U2O
俺「こ、こいつ・・・照れてやんの」 クックックックッ

エイラ「オ、オマエ・・・まさか起きて」

俺「いや、寝てたから。何も聞いてませんヨー(棒)」 ハハハ

エイラ「〜〜〜〜!オ、オマエー!!///」 プルプル

俺「それよりもいいのか?サーニャに気持ち伝えなくて」 ボソボソ

エイラ「なっ・・・///何言ってんだバカヤロー!」 ゴンッ

俺「アダッ!いったぁ〜・・・。サーニャァー、エイラが苛めるー」 ダキッ

エイラ「コ、コラー!サーニャに抱きつくナー!」

サーニャ「・・・///」
俺「フッ」 ニヤリ

エイラ(コ、コイツ・・・。分かっていてわざとサーニャに・・・) グヌヌ

俺「あれれれ?どうしたんですかエイラさぁーん。顔真っ赤ですよ」 ニヤリ

エイラ「茶化すなバカー!///」 バッ

俺「あ、あぶねぇ!落ちるっ、落ちちまうぞエイラー!」 グラグラ

エイラ(前言撤回……。やっぱりコイツ・・・嫌な奴ダーー!)

サーニャ「・・・ふふっ」 (2人共楽しそう)
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 23:22:36.46 ID:eBCf6ZjH0
支援!
壁殴り関係 最近見ないなぁ・・・
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 23:22:48.86 ID:dgcv7xATO
エイラのいじりやすさは異常

支援
72-Prototype-試作品-11話:2010/12/19(日) 23:23:26.71 ID:FN8NK8U2O
<基地内・ハンガー>

俺「っ…………」 グラッ

エイラ「オイ大丈夫か?」 ササッ

基地に帰還した3人は、ハンガーでストライカーを脱ぐ
魔法力を使い果たしていた俺は、倒れそうになりエイラに支えられる

エイラ「歩けるカ?」

俺「いや、まだ無理っぽい・・・」 フラフラ

エイラ「しょうがないナー」 グイッ

エイラが横につき、俺の腕を自分の肩にまわさせる

俺「悪いな。肩、貸して貰っちゃって・・・」

エイラ「こんなの、今日だけだかんナー?」

俺「ハハッ、ありがと」

サバーニャ「」 スッ

サバーニャまでもが、反対側につき、肩を貸してくれた

俺「サーニャも、ありがとう」

サーニャ「帰ろう?私達の部屋に・・・」
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 23:26:21.93 ID:x0g1S9bMO
あれ?ガンダムがいたような……?
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 23:26:59.68 ID:JY9fFBNC0
サバーニャwww
乱れ撃ちでもするのかよwww
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 23:27:47.83 ID:bBE6+9Sz0
ガンダムがいるwww
76-Prototype-試作品-11 ぐああああ!何というミス・・・orz:2010/12/19(日) 23:30:19.20 ID:FN8NK8U2O
俺「え、でも、もう夜間哨戒は終わったから、俺は自分の部屋に戻るんじゃあ・・・」

エイラ「いいだろ?私達の部屋の方が近いんだし」

サーニャ「少しくらい、延びても大丈夫・・・。まだ俺さんは、私達と一緒・・・夜間専従班だよ?」

エイラ「だから、大人しく運ばれてろっテ」

俺「・・・・・ありがとう」

エイラ「ホラ、まだ寝るなよ?寝るのは部屋に着いてからだかんナ」 ニコッ

サーニャ「じゃあ、戻ろ―――」

?「お待ち下さい」

ハンガーから立ち去ろうとした3人を、不意に誰かが呼び止めた

サーニャ「あなたは・・・?」

研究者B「私は俺中尉と同じ、D特殊実験戦闘部隊に所属する、Bと申します」

エイラ「研究者が何の用だヨ」

研究者B「単刀直入に申し上げます。俺中尉の身柄を引き渡して頂きたいのです」

エイラ「えっ?」

俺「・・・・・」
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 23:30:42.78 ID:FgTItrk60
アレルヤアアアアアアアアアアアアア!!!
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 23:37:44.53 ID:bBE6+9Sz0
ちょっとこのスレを思い出した
日曜洋画劇場「機動戦士ガンダムF91」実況
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1292746999/
79-Prototype-試作品-11 ちょっと速度落ちます:2010/12/19(日) 23:40:41.68 ID:FN8NK8U2O
サーニャ「どうしてですか・・・?」

研究者B「彼の本来の役目はテストウィッチ・・・。その役目を果たして貰うだけですよ」 グッ

エイラ「ま、待テッ!」 グイッ

Bが俺の腕を掴んで連れて行こうとするのを、エイラが反対の腕を掴んで引き止める

研究者B「・・・何か?」

エイラ「コイツは今、魔法力の使い過ぎでフラフラなんだぞ」

研究者B「それが何か?」

エイラ「何かじゃないダロ!テストウィッチだか何だか知らないが、休ませてやったっていいじゃないカ!」

研究者B「休憩はこちらでもとらせます。あなた方が心配する必要はありません」

エイラ「それでも、魔法力の尽きたこいつを、まだ働かせるだなんテ・・・」

エイラ「だいたい、何で俺が行かなきゃならないんだヨ。テストする『試作品』ってのは、あのライフルとかダロ?俺まで行く必要なんかないじゃなイカ!」

研究者B「それをあなた方が知る必要はありません」

サーニャ「待って下さい!せめて、理由だけでも・・・」

研究者B「機密事項です。お答えできません」

エイラ「なんだよそれ―――」
俺「2人共」
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 23:43:27.51 ID:dgcv7xATO
支援
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 23:45:32.61 ID:JY9fFBNC0
試作品はライフルだけでは無いという・・・
82-Prototype-試作品-11 すまない。速度落ちます:2010/12/19(日) 23:53:53.24 ID:FN8NK8U2O
サーニャ「俺さん・・・?」

俺「心配してくれてありがとな。でも大丈夫」

俺「テストウィッチの役目っても、ちょっとしたレポート書くだけだから。すぐに休めるよ」

俺「2人と一緒に居られないのは、ちょっと寂しいけどな・・・」 ハハハ

サーニャ「大丈夫、なの・・・?」

エイラ「無理してるんじゃないカ?」

俺「ホント大丈夫!だからさ、2人ももう休んでくれよ。俺もさっさとレポート終わらせて休むからさ」

エイラ「・・・そう言うなら分かったヨ……。サーニャ、行こう?」

サーニャ「……うん」 コクリ

2人は歩いて行き、徐々にハンガーから遠ざかって行く

研究者B「では、私達も―――」

エイラ< 俺ーーー!!

遠くなったエイラが大声でこちらを呼び、サーニャと2人で手を降っている

俺「・・・・・?」

エイラ< オヤスミー!!
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/19(日) 23:57:24.77 ID:dgcv7xATO
おけおけ
84-Prototype-試作品-11 もう少し:2010/12/20(月) 00:06:10.40 ID:eObDjvemO
俺「ああー!オヤスミー!」 ブンブン

大声で叫び、手を振り返して返事をする
2人は笑顔を浮かべると、ハンガーから出て行って見えなくなった

俺「あいつら・・・」

研究者B「・・・随分と、彼女達と仲良くなっているようですね」

俺「悪いかよ」

研究者B「いえ。・・・ただ、いずれ後悔するのは、あなた自身だと思いますよ」

俺「・・・・・」

研究者B「誰かを失うという事は、何事にも変えられぬ苦しみです」

研究者B「失うツラさを味わうくらいだったら、いっそ最初から出会わなければ良かった―――」

研究者B「いっそ、最初から知らなければ良かった。そういう思いもあるのですよ」

研究者B「それほど、誰かを失うという事は・・・」
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:14:15.07 ID:1Y4M93KxO
支援
86-Prototype-試作品-11話-白い海を越えて:2010/12/20(月) 00:14:26.84 ID:eObDjvemO
俺「おまえ、何を言って・・・」

研究者B(・・・そうだ。俺は何を言っている?こんな人形相手に……)

研究者B「・・・失言でした。忘れて下さい」

研究者B「それに、あなたの場合は逆でしたね」

俺「・・・・・」

研究者B「では、行きましょう」 スタスタスタ

俺「・・・・・」 テクテク

港に停泊しているラオホウを目指しつつ、ふと明るくなりかけている空を見上げる

キラッ!

俺「あ!流れ星!」

俺(何を願う・・・?)

俺(自由・・・?家族・・・?それとも、記憶・・・?)

俺(・・・・・)

俺「・・・って、もう見えねーや」

続く
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:15:29.54 ID:mZceVhvHO
俺にも支援させろ
支援
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:16:06.33 ID:68x/vGGKO
乙なのなの。
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:18:02.49 ID:mZceVhvHO
くそっ…支援が間に合わなかった…
乙!
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:18:27.90 ID:HpXDEyyK0
乙乙
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:18:51.83 ID:dh+BvNOi0
おっつ〜

92試作な俺:2010/12/20(月) 00:19:51.57 ID:eObDjvemO
ようやく11話終わりです。最後の方遅れてすまない

神回の焼き直し擬きのくせして、こんな低クオリティで申し訳ない!
俺にはアギトや忍者やスタゲみたいなのは無理だ

たくさんの支援本当にありがとう!読んでくれた人もありがとう

次回は<Counter attack>です

駄文でよろしければ、次回もお付き合い下さい

長々と失礼しました
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:20:44.13 ID:LoAp2OQh0
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:20:57.67 ID:1Y4M93KxO
乙!
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:22:21.45 ID:hRfqrupH0
乙カレー!
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:24:23.15 ID:j/yX4eIYO
おつ!
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:26:37.74 ID:qzSdFLdoO
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:32:20.52 ID:haIFcIzS0
アギトや忍者やスタゲは別に関係無くね・・・?
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:32:58.41 ID:dh+BvNOi0
あんたはあんただそれでよくね?
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:33:13.32 ID:XPtEWWKI0
乙ーところでこの後の予定どないな感じやろか
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:36:14.56 ID:eObDjvemO
>>98
いや、神回もとい、エイラーニャ回の焼き直し組の中でも低クオリティだなぁ、と
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:42:28.24 ID:1Y4M93KxO
面白いからクオリティとか気にスンナ///
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:42:32.07 ID:dh+BvNOi0
>>100

とくにないんじゃね?
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:43:18.47 ID:D7bDHu9b0
>>101
謙遜も度を過ぎればってやつだぜ。

面白いし次も期待してるぜ。
ただちょっとさいきんトゥルーデが空気のような(ボソッ
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:44:51.08 ID:+2kNHsFB0
>>101,104
浮気者はいねーがー
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:47:26.31 ID:+MaT8/L50
一つだけ言える事は
原作エピソードの話は超燃える、それだけだ!!!!
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:47:53.82 ID:dh+BvNOi0
いっぱいいるので粛清してくださいな!
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:47:55.92 ID:XPtEWWKI0
じゃあ避難所で予告した盲目の四話いきます

〜前回のあらすじ〜
はあはあしてたらペリーヌさんが抱きしめてくれたよ!

※ちなみに何度も言いますがこれはペリーヌルートです。今回空気化してますが次回は活躍する


はず


     ナイトジャー
第四話:夜 鷹
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:49:59.80 ID:eObDjvemO
あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!この季節はネガティブになっていけない

>>101ありがとう。マジ励み

>>104
色々すまん。ちょっと卑屈になってた

今回はエイラーニャ回だったけど、お姉ちゃんは次回からまたちゃんと出るよ
明確なフラグはまだ立ってないから、さっさと話進めてさっさとイチャつかせるぞチクショー!
110じゃあ1時まで巻きで:2010/12/20(月) 00:50:04.31 ID:XPtEWWKI0
ネウロイの襲撃翌日、僕少尉はミーナの執務室に呼び出された。

ミーナ「悪かったわね。わざわざ呼び出したりして。迷わなかったかしら?」

僕「はぁ…初日に宮藤軍曹とビショップ曹長にひと通り案内してもらいましたので大丈夫でしたが…」

ミーナ「そう。もう基地にはなれたみたいね。ならよかったわ」

中々本題に入らないので彼の方から催促する。

僕「それで、用事というのは…?」

ミーナ「まずは、昨日の戦闘のことは美緒から聞いたわ。大活躍だったみたいね。
    さすがはヘルゼーエンといったところかしら。」

数秒の沈黙。

僕「あんまりその呼び方好きじゃないんですよね…誇大広告もいいとこですし…」

ミーナ「驚かないのね?」
111盲目のウィッチ:2010/12/20(月) 00:51:32.33 ID:XPtEWWKI0
僕「別に隠してるわけでもないですし…書類に書いてある程度のことでしょう?」

ミーナ「…まぁそうね。じゃあ今度こそ本題に入るわね?夜間哨戒に出てもらいたいのよ。」

お茶を催促するような、そんな軽い調子でミーナは言った。
その時、僕少尉が驚いたかのような顔をしたのをミーナは見逃さなかった。

ミーナ「どうかした?書類にも書いてあったことよ。しっかり働いて頂戴ね。」

僕「いえ…来てそうそう任されるとは思わなかったので、一人でですか?」

ミーナ「まさか。今日はウチのナイトウィッチ、サーニャさんと一緒に出てもらうわ。
    色々と教えてもらって頂戴。」

僕「了解です。じゃあこの後は…」

ミーナ「勿論、部屋で休んでて頂戴」

僕「はぁ、わかりました」

そう言って部屋をでる。
体はそうでもないが、昨日の戦闘のせいかまだ少し頭が重い。
ミーナの言葉に従い、部屋で寝直すことにした。
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:52:01.55 ID:eObDjvemO
うおっと始まってた
支援
113盲目のウィッチ:2010/12/20(月) 00:52:35.19 ID:XPtEWWKI0
僕(リトヴャク中尉か…そういえばまだちゃんと話したことはないなぁ。
  今後も夜間哨戒で一緒になるかもしれないし、嫌われないといいけど…)

そんな益体もないことを考えて部屋に向かう。すると途中、向かい側から足音が聞こえた。

ペリーヌ「あら、僕少尉。中佐からの呼び出しは終わりましたの?」

僕「クロステルマン中尉ですか。今日から夜間哨戒に出るよう言われまして、とりあえず夜まで休もうかと…」

ペリーヌ「大丈夫ですの?昨日の…」

戦闘後の異変について、特に理由はないが他のメンバーには言ってはいない。
そのことについて触れていいものかと思い、一瞬口をつぐんだ。
それを察しているのか、僕少尉が先に話しだす。

僕「中佐にも釘を刺されましたし、部屋に戻って寝直そうと思います。
  少し、頭が重い感じがしますし…」

ペリーヌ「そうですか…。では、しっかり休んでくださいな。」

努めて明るく言って、その場を通り過ぎた。
機会があったら、話してくれるかもしれない。そう気長に考えることにする。
一方僕少尉は、

僕(中尉には見られたんだよなぁ…。)

アレは体への負担が大きいためあまりやりたくないし、それ以上に心配を掛けたくない。
しかし、今後も必要になるならば、いずれ話さなければならないだろう。
その時は最初に彼女に話そうか、と何となく思った。
114盲目のウィッチ:2010/12/20(月) 00:53:38.97 ID:XPtEWWKI0
――その夜――

夕方まで仮眠を取り、一先ず頭の重さは消えた。
とりあえず食堂へ向かう。

タイミングが良かったようで、ちょうど夕食の準備をしているところだった。

宮藤「あ、僕さん。もう少しで出来ますので席に座って待っててくださいね。」

頷いていつもと同じ席についた。最初は手を煩わせたが、今では感覚だけで椅子の位置がわかる。
席に座ってボーッとしていると、忙しなく食事の準備をしている音がした。
包丁の音、沸々と煮込んでいる音、食器を用意する音。そしていつものようにいい匂いも漂ってくる。

僕(落ち着くなぁ…。)

どこか上の空のような感じで席に座っていると、他のメンバーも食堂に集まってきた。
彼に軽く声をかけ、各々が席に付く。
全員揃った辺りでちょうど準備が終わったようだ。

パスタやパンのときは皆と一緒であるが、食事が和食の時はスプーンとフォークを出してくれるのに加え、
一人分だけおにぎりにしてくれるようになった。
最初は手間だからと断っていたのだが、先手を打っておにぎりで持ってこられてはどうしようもない。

宮藤「別に大した手間じゃないですから」

どうしてだろうか。あの少女のあの言葉には得も言われぬ強制力のようなものがある。
そして今日も、おかずをフォークやスプーンで食べながらおにぎりをパクついた。
115盲目のウィッチ:2010/12/20(月) 00:54:41.80 ID:XPtEWWKI0
――食事後――

食後にまったりとしていると、微かにハーブティーの香りが漂ってきた。

リーネ「ローズマリーティーです。なんでも、頭をすっきりさせる効果があるらしいですよ。」

これから夜間哨戒に出ることは中佐からも伝わっているのだろう。
先程まで仮眠をとっていた身としては、その配慮がありがたかった。

僕「助かります…美味しいですね。」

リーネ「それ、ペリーヌさんが僕さんに飲ませてあげてって持ってきたものなんですよ。」

僕「もってきた…?」

リーネ「いってませんでしたか?ペリーヌさん、基地の周りでハーブ育ててるんですよ。」

そういえば基地内を歩いているときにハーブの香りを嗅いだことがある気がする。
恐らく、彼女のハーブ園からのものだったのだろう。

僕(今度、探してみるかな)

子供の頃から、あちこち歩きまわるのが好きだった。時折迷子になって怒られることもあったが、
木々や花の、音や匂いをあちこちから感じたくて森や花畑にいることが多かった。
116盲目のウィッチ:2010/12/20(月) 00:56:09.85 ID:XPtEWWKI0
そんなことを考えていると、いつの間にかカップは空っぽになっていた。
そろそろ準備をしようと思い、立ち上がる。

僕「じゃ、お茶ご馳走さまでした。」

リーネ「頑張ってくださいね。」


ハンガーへ向かうと、僕少尉より先に人の気配があった。
リトヴャク中尉が先に来ているならば待たせるわけにはいかないと、やや足を急がせる。
すると、中からは人の気配が二つ、そして何か言い合ってるような声がする。
117盲目のウィッチ:2010/12/20(月) 00:59:05.54 ID:XPtEWWKI0
エイラ「ワーターシーもーつーいーてーくー!」

サーニャ「エイラ…ミーナ中佐にも言われたでしょ?三人も夜間哨戒に割くわけにはいかないんだよ?」

エイラ「だったらいつも通りサーニャが一人でいけばいいじゃないカー!
    なんでアイツと二人で行くんダヨ!」

サーニャ「僕さんはこっちにきて初めての夜間哨戒なんだから、私が付いていかなきゃって言われたでしょ?」

その正論にエイラが押し黙る。そして、

サーニャ「それに、僕さんが夜間哨戒にでられるようになったら、私ももっとエイラといられるよ?」

その言葉が止めだった。心の中でどんな葛藤があったのかわからないが、しぶしぶ納得する。
そしてハンガーの入り口に歩いてきた。

僕(リトヴャク中尉…すごいいい子なのか天然悪女なのかどっちかな気がする…。前者であって欲しいけど)

入り口で、若干失礼なことを考えている彼の横をエイラが通りすぎていった。
その際、彼に気づいて一言。

エイラ「サーニャに何かしたら許さないからナ!」

そう言い残し、複雑な表情でその場を後にしていく。
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 00:59:12.37 ID:cJZkXATaO
支援

今wiki見てたけど格闘のウィッチってヤツスレに投下あった?
なんか文章が異世界ウィッチと丸かぶりなんだが本人?
119盲目のウィッチ:2010/12/20(月) 01:01:22.37 ID:XPtEWWKI0
それを見送っていると背後から声がかかった。

サーニャ「僕少尉?」

僕「すいません、お待たせしました。リトヴャク中尉。」

サーニャ「いえ、私も来るのが少し早かったですし。すいません…エイラが…」

僕「仲がいいんですね…。ユーティライネン中尉と。」

サーニャ「はい。エイラは、大切な人です…。」

その嬉しそうな、優しい声を聞いて彼も心が暖かくなるような気がした。

しばらく取り留めのない話をしていると、ハンガーにミーナもやってきた。

ミーナ「もう二人ともそろっているのね。」

僕「なにかありましたか?」

ミーナ「いえ、ちょっと見送りと、軽い指示をね。サーニャさん、コースややり方はいつも通りでいいわ。
    そのまま教えてあげて頂戴。少尉、今回はサーニャさんにしっかりついていってね。
    次からは貴方なりの方法でやってもらっていいから。」
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 01:01:41.59 ID:eObDjvemO
しーえん
121盲目のウィッチ:2010/12/20(月) 01:07:42.07 ID:XPtEWWKI0
そしていつものように、ストライカーを履いて出撃準備に入った。
少尉は普段通り前髪をあげカチューシャで固定、そしてホークアイを手に持つ。
サーニャも愛用のフリーガーハマーを肩に担いだ。

『やたらと火力のある二人だ。』とミーナはそんなことを考えていた。

そして出撃準備が終わる。サーニャを先頭に二人が夜の空へと飛んでいった。
しばらくは誘導灯の明かりで見えていた二人の姿も、すぐに夜の闇に消えてしまう。
それを見送ると、ミーナは基地の中に戻っていった。

その夜は雲の濃い空だった。普通のウィッチなら視界が確保できず、速度を抑えるだろうが、
目以外の情報で周囲を把握できる二人には大した問題ではない。
二人ともさほど気にせず、サーニャは時折後方を振り返っていたが、そのまま雲の上まで高度を上げた。
雲の上には満月が輝き、下に比べれば驚くほどに明るい。

ふと、サーニャが後ろを振り返った。そういえば、魔法を使っているところを彼女は初めて見る。
月を見るようにわずかに顔を持ち上げているのに、彼の意識はここではない、どこか遠くを見ているように見える。
普段はどんな風に飛んでいるのか分からないが、何故かサーニャには僕少尉が楽しそうに見えた。

じっと見ていたのを気付かれたのだろうか、彼が彼女の方に視線をよこす。
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 01:10:21.71 ID:D7bDHu9b0
>>118
冒頭だけどっかでみたような気がする。
あとは知らない。

あとこの件はこちらの反応を待ってる意図が孕んでそうなので放置がいいかと。



あと支援。
123盲目のウィッチ:2010/12/20(月) 01:10:33.56 ID:XPtEWWKI0
僕「どうしました?リトヴャク中尉」

サーニャ「いえ…なんだか、楽しそうに見えて」

一瞬目を見開き、ふと、考えこむように視線を落とした。

僕「そうですね…。確かに夜に飛ぶのは好きかもしれないです。」

昔から哨戒任務は嫌いではなかった。戦うのに単なる義務感や魔法力を持つものとしての責任を感じていなかったとは言えないし、
戦わずにすむ任務ならば、好きなように飛んで多少気軽に考えていることができる。
勿論、夜の安全を守る以上、決して軽んじていい任務ではない。だからこの本音は墓まで持っていくつもりだ。

何より、彼は夜空の空気がとても好きだった。
昼の出撃時と違いゆっくりと感じることができるからかもしれないが、
風一つにしても、その感触、音、匂い、色んな物をクリアに感じることが出来る気がする。

僕「見る事ができるようになって、飛ぶことが出来るようになって、
  匂いと音と感触だけだった世界はずっとずっと広くなりました。
  夜の空は、色んな物を一つ一つ遠くまで感じることが出来るんです。」

一ついいですか、と前置きをしてから彼が質問をした。

僕「ナイトウィッチは、地平線の向こうまでも見渡すことが出来るんですよね…?」

サーニャ「…?そうですけど…」

僕「いえ…そんな遠くまで世界を見渡せるってどんな気分なのかな、と思いまして」
サーニャ「…?」

鳥に飛ぶことについて尋ねるような、花に咲くことについて尋ねるような、そんな問い。
とっさに答えられるはずもなく口ごもっていると、彼が独り言のように言葉を続けた。

僕「昔、固有魔法のコントロールがある程度出来るようになって、自分の限界をある程度数字で把握できた頃に、
  自分のこの目は、この世界のうち、どれだけを見ることが出来るのか、とそんな事を考えたことがあるんです。
  半径10km。単純に面積で考えると、約314ku。これが大雑把に平面で見た場合の僕の世界です。
  
  …リトヴャク中尉、地球儀を見たことがありますか?」

両親と暮らしていた頃、父の部屋にインテリアとして飾ってあったことを思い出す。他にも何回か見覚えがあった。

僕「大きさにもよるんですが、僕が見たのはこれくらいの地球儀でした。」

と、彼は恐らく一般的なサイズ、バレーボールより少し小さいくらいの大きさを手で示した。
その後人差し指を一本立てる

僕「僕が見ることの出来る世界は、その地球儀における指先一本分にすら満たないんです。
  別に、ガッカリしたとかじゃなくて、むしろワクワクしました。」

嬉しそうに話す声は、夢を語る子供のようで、不思議と彼女も聞き入ってしまう。

僕「一度見た世界も、それは二度と同じにはならないのに、それが途方もなく広がっている――。
  それはとてもすごいことで、何より楽しみなことのように思えたんです」

サーニャはふと、自分が見ている世界を再度確認するようにあたりを見渡してみた。
ネウロイを探したり、遠くのウィッチと交信したりはしてきたが、そんな風に世界を見たことはない。
彼には、この世界がどんなふうに見えているのだろうか…。
125なんども言いますがこれはペリーヌルートです:2010/12/20(月) 01:18:52.65 ID:XPtEWWKI0
サーニャ(なんだか不思議な人…)
子どもっぽいことを語りながら、その実、誰よりも深く物事を見通している気がする。

サーニャ「ラーラララー…ラララー…ララララーラー…♪」

自然と、あの歌が口を衝いて出た。両親との思い出、彼女の世界を形作る一部になっているモノ。
それを彼にも知ってもらいたかったのかもしれない。
彼は一瞬驚いたような顔をしたが、すぐに耳を済ませ、その緩やかな旋律に身をまかせた。


その後は彼がサーニャのあとに続き、いつも通りの哨戒コースを回った。

他のメンバーが見ていたら少し驚いたかもしれない。
普段は言葉少なな彼女が、心を開いたのか時には自分から話しかけている。

過去のこと、魔法力のこと、色々なことを話しながら二人きりの夜は更けていった。

そして、少しずつ地平線の向こうが藍色に染まりだした。次第に群青、青色へと変わる。
彼の言葉が何かを変えたのかはわからない。
しかし、その日の朝焼けは、何故かいつもとは違って見えたような気がした。

サーニャ「もう夜明けが近いですね…」

その言葉が帰投の合図になった。
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 01:22:15.05 ID:qzSdFLdoO
支援
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 01:23:33.60 ID:mZceVhvHO
支援ダナ
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 01:25:12.33 ID:+lCKVBPYP
>>118
コピーして作り直してる最中のを書き込んでしまったとかかね?
129盲目のウィッチ:2010/12/20(月) 01:25:40.04 ID:XPtEWWKI0
――基地到着後――

僕「大丈夫ですか?リトヴャク中尉」

基地が近づいてから、瞼が重たそうでふらふらと危なっかしかった。
今も口に手を当てて欠伸をしている。

サーニャ「大丈夫です…zzz」

僕「大丈夫じゃない…」

器用な事に、ほとんど眠りながらハンガーの出口に歩いて行く彼女を、慌てて手を掴んで引き止めた。
すると、糸が切れたかのように彼の方に身体を預けてくる。

僕「置いていくわけにはいかないですよね…」

基地内で魔法力は使わない、初日に自分から言い出したことだ。
しかし、いくら慣れているとはいえ見えないまま彼女を運んでいくのは危ないだろう。

僕「すいません中佐…」

背に腹は代えられない。杖は置いたままで、羽のように軽い身体を背負って彼女の部屋に歩き出した。

僕(まだ起床時間には早い、なんとか見つからないようにしないと…)

皆の部屋の位置は案内してもらったお陰で覚えている。
起こさないように慎重に、しかし出来るだけ早足に目的の部屋に向かう。
130盲目のウィッチ:2010/12/20(月) 01:27:43.66 ID:XPtEWWKI0
そして何とかサーニャ、エイラ二人の部屋にたどり着いた。
慎重にもう一度担ぎ直し、扉を開く。

部屋には二段ベッドが置いてあった。下段が空いているようなので、そこに寝かせようと近づく。
何とか起こさずにベッドに横たえると、頭上からガタッと音がした。

エイラ「サーニャ…?」

バッチリと目があった。即ち、魔法力を使っていることを示す鷹の目が目の前にある。

エイラ「ナ、ナ、何や…!」
直前、慌てて口に手を当てた。彼が必死にサーニャの方を指さすと、寝ている彼女の顔を見てなんとか叫ぶのを思いとどまる。
幾分冷静になったエイラがベッドの上段から音を立てないように慎重に降りてきた。

すると彼の腕を掴んで部屋の外に連れていく。僕少尉は大人しくそのままついて行った。
部屋の外に出ると、幾分トーンを落とした声で、しかし怒りをにじませた声でいう。

エイラ「何しにきた…!?サーニャになんかしたのカ…!?」

とりあえず目を閉じ、固有魔法を切った。

僕「すいません…リトヴャク中尉が眠そうで危なっかしかったので、おぶってここまで連れてきました…」

エイラ「本当ダナ…!?」
131盲目のウィッチ:2010/12/20(月) 01:29:10.10 ID:XPtEWWKI0
僕「誓って。ですが、約束を破ったのは事実です。このことは中佐に報告してもらっても構いません」

いくら疲れていたとしても、サーニャが警戒している相手の前であっさり眠ったままいるとは思えない。
そのまま背負われてきたということは、もしかしたらそれなりに心を許したのかもしれない。

僕「ユーティライネン中尉…?」

エイラ「わかった…もうイイ。お前も疲れているだろうカラ早く帰って寝ろ」

その言葉に、もう一度謝ってから、僕少尉はその場を後にした。


その後、エイラがそのことを誰かに報告するようなことはなかった。
132盲目のウィッチ:2010/12/20(月) 01:32:49.25 ID:XPtEWWKI0
第四話しゅーりょー

なんども言いますがこれはペリーヌルートです。
多分次の話は幾分ヒロインっぽい扱いになると思います

それで次の話書いてたら今までの一話分の倍くらいのボリュームになったので前後半に分けます

投下は3〜4日後を予定しているのでそれまでお待ちください。前半投下した翌日に後編も投下します


それじゃ今回はここまでです
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 01:33:23.19 ID:D7bDHu9b0
乙。
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 01:35:11.97 ID:mZceVhvHO
乙!
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 01:36:39.83 ID:hRfqrupH0
おーつ!
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 01:39:52.07 ID:6blZZkuy0
おつ〜
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 01:47:24.89 ID:eObDjvemO
乙ーん
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 01:52:15.19 ID:78aWFLSS0
盲目さん乙!

今予約ある?無かったら、ちょっと間を置いてから投下しようと思うんだけど
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 01:54:01.32 ID:eObDjvemO
無いゾ
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 01:54:58.80 ID:78aWFLSS0
おし、じゃあ2:10ぐらいから投下する。

さるさん回避には5分間隔?
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 01:56:24.32 ID:hRfqrupH0
そんな感じ
完全回避は6,7だった気もするがな
142狂人俺 第二話:2010/12/20(月) 02:10:52.79 ID:78aWFLSS0
うし、投下開始する


ご覧になる際の注意事項

・このSSは、イチャちょっと有り・ラブ有り・エロ無し・BADEND(?)の多分シリアスなSSです。
 イチャラブ甘々SSを期待している方は、ご注意ください。

・物語の中盤〜後半、特に後半では、グロ描写が出現する展開になる可能性が「非常に」高いです。
 血などの生々しい描写が苦手な方は、予めご注意願います。

・台詞や能力、シチュエーションに、スト魔女以外のマンガ・アニメ作品のパロがたまに出てくるしれません。
 パロが嫌いな方はご注意ください。

・厨二成分を多分に含んでおります。厨二アレルギーの方はご注意ください。

・第一話は、製作速報VIPの『俺「ストライクウィッチーズ?」避難所』の>>821-826です
143狂人俺 第二話:2010/12/20(月) 02:15:04.19 ID:78aWFLSS0

―――――そこは、懐かしい匂いのする場所だった。

 部屋の窓からは明るい日光が注ぎ込んでおり、外は、鳥の軽やかな鳴き声、人の話し声、子供の遊ぶ声など、
多くの音で満たされている。どこまでも平凡な、かつての日常の世界が、窓の向こうにあった。

 部屋の中では、床一面に、無数の品々が散らばっている。ある場所では、本がさながら山の如く積まれており、
ある場所では衣服が脱ぎ散らかされ、またある場所では、水やジュースが入っていたと思しきビン達が、無造作に
ごろごろと辺り一帯を転がっていた。そんな混沌とした部屋の隅にある、やや大きなベッドの上で、一人の金髪の
少女が、すでに日は昇りきっているのも構わず寝息を立てていた。

「―――いい加減に起きてはいかがですかな?お姫様」

 少女がひたすらに惰眠を貪っている所へ、その少女にとっては聞き慣れた、呆れた調子の男の声がかけられた。

「………あと90ぷーん……」
 声の主の方向を見る事も、まぶたを持ち上げる事もせず、少女は己の睡眠時間の延長を主張する。この言葉に
対して、その男は小さくため息をつきながら、ベッドの方向へと歩み寄ってきた。

「また、夜遅くまで本を読んでいたのか。次の日が辛いからやめておけ、と言っただろうに」
「――――今日は何かあるわけじゃないんだから、別にいいじゃないか…」
 男の問いに対して、少女は、半目だけを開いて、不満げに反論した。

「まがりなりにも、医者を目指そうという君が不摂生をしていては、将来の患者に失礼だろうさ」
 男はたしなめるような口調で、少女の言い分を否定する。少女は半目のまま、不満げに目前の男を睨んでいたが、
結局は体を起こし、名残惜しそうにベッドのシーツから離れた。そして体の向きを変え、寝転がっているベッドに、
自分の惰眠を破りに来た男と、向かい合うようにして腰掛けた。

―――なぜだか、男の顔には、ぼんやりとしたもやがかかったようになっており、その人相は伺えなかった。
金髪の少女は、その状況に何の違和感も抱かぬ様子で、その男に向かって不平を言う。
144狂人俺 第二話:2010/12/20(月) 02:19:37.25 ID:78aWFLSS0

「じゃあ、――はどうなのさー。知ってるんだからね、――も夜遅くまで起きてる事」
 目の前の男の名を呼ぶも、その瞬間のみ、まるで耳がその音を認識していないかのように、男の名前のみが
すっぽりと抜けて自身の耳へ届いた。そしてやはり、少女はその現象に何の違和感も抱いていない様だった。

 目の前の、顔の見えない男が何かを話している。おそらくは、少女の言葉への反論だろうが、少女の耳には届いて
こない。ふと少女が周りを見渡すと、辺りの風景が妙にぼやけており、外から流れ込む声も消えていた。目の前の男に
至っては、既にその輪郭全体があやふやになっていた。

 今度は、懐かしいよりも、ここ最近すっかり聞き慣れたような文句と声が響いてくる。
「―――ろ、―――トマン!」
 声はだんだんと大きくなり、声がより大きく響くにつれて、眼前の世界はさらにその姿をねじ曲げてゆく。
声はまだ大きくなっていく。そして、ことさらに大きな声が、その崩れかけた世界に響き渡った。



「―――起きろ、ハルトマン!もうとっくに昼は過ぎているぞ!」
 一際大きな怒号が、部屋の中に響く。ハルトマンと呼ばれた金髪の少女は、頭の上に被さっていたシーツを
のそりのそりと取り除き、僅かに夢現の状態で、怒号の発信源に向かって不満を発する。

「もー、うるさいよトゥルーデー。あんまり大声出すと、みんなに迷惑かけるよー?」
「誰のせいだとだと思っているんだ、ハルトマン!カールスラント軍人たるもの、規則正しい生活をせずにどうする!」
 ハルトマンの言葉に対し、バルクホルンは、更に大きな声で、ハルトマンの態度を叱責した。

「ただでさえ、件の作戦――オペレーション・マルス――の実行が十日後に迫っているんだぞ!我々の部隊のエースである
 お前がしっかりとしないでいてどうするつもりだ!そもそもだな………」
「わかったよ、もう起きるよー。もうお説教はいらないよー」
 完全に熱くなり、延々と講釈を述べようとしたバルクホルンを制して、ハルトマンはベッドから降りた。そして、軽く体を
伸ばした後、ベッドの周りの雑然とした空間から自分の制服を取り出し、着替えを終える。壁に掛かった時計を見ると、
短針はとうに12時を過ぎ、いよいよ1時へ迫ろうかという所だった。
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 02:24:05.96 ID:mZceVhvHO
支援
146狂人俺 第二話  >>145thx:2010/12/20(月) 02:26:14.05 ID:78aWFLSS0

―――――――――――――――――――――――――――


 非常に遅い朝食兼昼食を取った後、ハルトマンはバルクホルンと共に行動していた。今は、ミーティングルームで
バルクホルンと他愛ない雑談を行っていたところだった。その中で、「オペレーション・マルス」の発表が行われたその
日の内に、501部隊長であるミーナ中佐がブリーフィングルームで語っていた連絡のことを、ハルトマンは唐突に
思い出した。
「そういえば、今日は15時頃、追加のウィッチがうちに到着するんだっけ」
 ミーナがその時行った連絡事項は、以下のような内容だった。

『なお、この「オペレーション・マルス」実行に当たってですが、上層部より、この作戦のためにウィッチが一人、
 増援として送られることが通達されています。四日後の15時頃に到着するとの事なので、その日のその時間は
 全員、このブリーフィングルームへ集合していてください』

「ああ、ミーナが言っていた件だな。全く、上層部も、この土壇場で人を寄越すとは一体何を考えているのか…」
 そういうと、バルクホルンは、形の良い眉を僅かにつり上げ、若干の怒気と疑念を表した。
「べつにいいじゃん。どんなのが来るか楽しみだしさ」
 バルクホルンとは対称的に、ハルトマンはひたすらに楽観的な見解を述べる。対してバルクホルンは、呆れたように
お前は能天気すぎる、と独りごち、そこでこの話は終わった。そこからは、とりとめもない雑談へと戻っていった。

 一方でハルトマンは、先ほど見ていた夢の内容を思いかえしてもいた。いやにはっきりとした、懐かしい光景だった。
夢の中の光景は、彼女がまだ軍に参加していなかった頃、将来の夢のため、ひたすら医学の勉強をしていた時の物だった。
夢に現れた男は、その頃、彼女が一緒になって医学の勉強をしていた人物だった。バルクホルンほどではないが、彼も
やはり、あれやこれやと彼女の生活に対して言及していた記憶があった。その度に彼女は不満を唱え、彼は軽口で返し、
深刻さのかけらもない言い合いを、どちらかが折れるまで続けていた―――大方は、彼が折れたのだが。

 そこまでははっきり覚えているのだが、どういう訳か、その顔と名前だけが、彼女の頭から綺麗に抜け落ちている。
夢の中でも、顔だけがぼやけていた上、名前もよく聞こえなかった。自身に対する若干の苛立ちと、むずがゆい
感情が、ハルトマンの胸中にあった。
147狂人俺 第二話:2010/12/20(月) 02:32:46.53 ID:78aWFLSS0

 今日まで、すっかり意識の外にあったかつての友人を思い出した途端、彼についてのあれこれが、にわかに
気になり始めた。今はどこにいるのだろう、何をしているのだろう、今はどのような容姿でいるのだろうか……
些細な疑問が、ハルトマンの中で湧いては消えを繰り返した。

「おっと、既に15時の十分前だ。そろそろブリーフィングルームへ向かうぞ、ハルトマン」
 ミーティングルームの壁の時計を確認したバルクホルンが、指定の時刻が迫っている事を告げる。二人は
椅子から立ち上がった。そして、ハルトマンが軽口を叩き、バルクホルンがそれをたしなめるという、いつもの
流れを行いつつ、彼女らはミーティングルームを後にした。


――――――――――――――――――――


 ハルトマン、バルクホルン両名がブリーフィングルームへ向かった頃、501基地のハンガーに、二人の女性が
佇んでいた。一人は、501部隊長のミーナ・ディートリング・ヴィルケ中佐。もう一人は、ミーナの副官を行っている、
坂本美緒少佐であった。彼女らは、二人ともが、上空を漂うヘリを見ている。四日前にスオムスを出発していた
このヘリは、ゆっくりと下降を開始し、危なげなく501基地のハンガーへと着地した。ヘリの扉が開き、中からは、
大ぶりのトランクと小さな布袋を抱え、黒のオーバーコートに身を包んだ男性が現れた。

「お初にお目にかかります、ご婦人方。本日よりここ501へ配属となった、男少佐と申します」
 その男は、ヘリから降りてミーナ、坂本両名の前に立つと、敬礼をしつつ、丁寧な口調で挨拶を行った。
「ええ、初めまして。私が隊長の、ミーナ・ディートリング・ヴィルケ中佐です。」
「私は坂本美緒、階級は少佐。副隊長と訓練教官を兼務している」
 男の挨拶に対し、二人も挨拶を返す。三人が互いに軽い自己紹介と挨拶を済ませたところで、ミーナが口を開いた。

「それでは男少佐、私たちの後に付いてきてください。オペレーション・マルスまでの短い間ですが、501部隊の
 他の部隊員たちにも、貴方の紹介を行いますので」
 そして、男、ミーナ、坂本の三人は、ハンガーを後にして、基地内のブリーフィングルームへと向かった。
148狂人俺 第二話:2010/12/20(月) 02:39:05.77 ID:78aWFLSS0

―――――――――――――――――――――――――――


 時刻は三時の一、二分ほど前。既に、501部隊の全員が、ブリーフィングルームに集合していた。

「新しく来る人って、どんな人なんだろうね、リーネちゃん」
「私は、怖くない人が来てくれたらいいな…」
「貴女たち、どんな方が来るのかはもうすぐ分かるのですから、後ほんの数分ぐらい、静かにしてお待ちなさい!」
 広いブリーフィングルームの一角では、宮藤・リーネ・ペリーヌの三人が集まって、かしましく会話している。

「さて、どんなのが来るのか……問題を起こすような奴でなければいいが」
「トゥルーデは心配しすぎだよー。この今際の際に、変な奴を送ってくるはずが無いって」
 また別の一角では、バルクホルンとハルトマンが、ミーティングルームで行った会話と似たような会話を行っていた。

「ねぇ、シャーリー…今日来る人、ロマーニャのこと、一緒に守ってくれるよね…?」
「心配するなよ、ルッキーニ。きっと、私たちと一緒に一生懸命戦ってくれるさ」
 さらに別の一角には、シャーリーとルッキーニが座っていた。ルッキーニは、先日のオペレーション・マルス発表の
時の、「最悪の場合はロマーニャを放棄」という事態を引きずっているようであり、そんなルッキーニを、シャーリーは
安心させようとなだめていた。

「なぁ、サーニャ、夜間哨戒明けで眠くないカ?辛かったら部屋に戻ってもいいんダゾ?」
「平気よ、エイラ。心配しなくても、大丈夫」
 そして、部屋の隅の方のテーブルには、何かといつも通りのサーニャとエイラの二人が居た。

 それから少し経って、ブリーフィングルームにミーナと坂本の二人が入ってきた。室内の声が一瞬で止む。
ミーナは、静まりかえった部屋を見渡し、全員の存在を確認した後、口を開いた。
「先日言ったとおり、つい先ほど、本日1458時、オペレーション・マルスのための援軍として派遣されたウィッチの方が
 到着しました。十日後に迫った作戦実行に備える意味でも、これから自己紹介をしていただき、能力や技術の把握を
 相互に行ってもらいたいと思います」
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 02:44:59.83 ID:xGf7vRCq0
なんか面白そうなの始まってる
支援!
150狂人俺 第二話:2010/12/20(月) 02:45:29.14 ID:78aWFLSS0

「それでは、どうぞ、お入りください」
 一呼吸置いて、ミーナが入室を促す。その言葉に続いて、先ほど到着した男少佐が、ブリーフィングルームへ
入室してきた。ミーナの隣まで歩いたところで足を止め、背筋を伸ばし、両足を揃え、後ろ手の格好で直立した。

「ただいまご紹介に預かりました、男と申します。階級は少佐、前任基地はスオムスです。以後、お見知りおきを」
 男は、先刻と同様の丁寧な挨拶と共に、優雅な礼を行った。

 一方、ブリーフィングルーム内は静まりかえっており、物音一つ立たない。男の挨拶に対する返答も、新入りに
対する反応も、何も返ってこなかった。

「おい、お前達、少しは何か反応を――――――」
 その状況を坂本が諫めようとした矢先、
「「「「「男―――――――――――!?」」」」」
最大級の反応が、一斉に返ってきた。

「え?え?どうして、男の人が…?」
「殿方がこんな所に来るなんて、一体どういうことですの!?」
「サーニャに手を出したら、承知しないカンナー!!」
「エイラ、そんな事言っちゃ駄目…」

 予想外の存在の来訪に対し、十人十色の反応が、あちこちから返ってくる。その殆どは、女性ばかりの501への中に
男性がやってきた事に対する驚愕、不信、警戒などであった。つい先ほどまで静まりかえっていた室内は、あっという間に
喧噪に包まれた。

 その喧噪の中、たった一人、ハルトマンだけが沈黙を保っていた。その視線は、この騒ぎの原因である、男少佐へと
注がれている。―――彼の姿を見て、名前を聞いたその瞬間から、彼女の表情は、長年の謎を解決したかのように
晴れ晴れとした、明るい表情となっていた。その顔色の変化にバルクホルンが気付き、声をかける。
「―――ハルトマン?」
 ハルトマンは椅子から立ち上がり、バルクホルンの声も聞こえないかのように、ハルトマンは机の横の階段を下り始める。
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 02:47:55.68 ID:mZceVhvHO
支援だ
152狂人俺 第二話:2010/12/20(月) 02:51:31.73 ID:78aWFLSS0

 最初は階段を一段ずつ降りていく。途中からテンポが速まる。時折一段飛ばしも混ざり、さらに速度は速まっていく。
そして階段を下りきって、ハルトマンは、男少佐と同じ床に立つや否や、全速力で走り始め、

「―――――ひっさしっぶり――――――――――!!」

 大声を上げながら、男めがけて飛び付いた。



「「「「―――ええ―――――――!?」」」」
 二度目の絶叫が、ブリーフィングルームに響き渡った。部屋全体に、最初と同等、またはそれ以上の混乱が起きた。
それは男の両脇に控えていたミーナ・坂本両名も例外ではなく、二人ともが、あっけにとられた表情をしていた。そんな
周囲をよそに、男とハルトマンの二人は、数年来の会話を始めている。

「………エーリカ、か?」
「そーだよー!いやー、ほんっとに久しぶりだねー!」
 若干困惑気味の男の様子も気にせず、ハルトマンは、男の腰回りへしがみついた状態で話し始める。
「それにしても、しばらく見ないうちに、ずいぶん堅い口調になっちゃったねー。疲れない?」
「なに、もう慣れたからね、なんてことはないさ。……しかし、こんな所で会う事になるとは。4年ぶり程かい?」
「そのぐらいだねー。私が軍に入ってからは、全然会えなかったから。でもまさか、男も軍に入ってたなんて…」
 男とハルトマンが二人で和気藹々と話している所へ、いち早く混乱から立ち直ったミーナが割って入った。

「えっと、エーリカ?ひょっとして、あなたと男少佐は、お知り合いだったりするのかしら?」
 まだ若干の困惑を残した様子のミーナが、男の腰の辺りへ抱きついたままのハルトマンへと問いかける。
「うん、昔、一緒に医学の勉強をしてたんだ。―――――ところで、どうして男がここに?」

 ハルトマンの言葉を聞いて、部屋のほぼ全員が、一斉に困惑から帰ってきた。ハルトマンの突飛な行動で意識から
吹き飛んでいたが、今真っ先に知るべきは、何故男少佐がこの501へとやってきたのかという事である事を、全員が
思い出した。
153狂人俺 第二話:2010/12/20(月) 02:57:54.88 ID:78aWFLSS0

 ハルトマンの問いに対し、男は一瞬不思議そうな顔をした後、合点がいったような表情をしつて、口を開いた。
「――――増援が来る、というのは聞いていただろう?私は男性ウィッチでね、その増援としてここに送られてきたんだ」


「「「「「―――ええ――――――――!?」」」」」

 三度咆哮。今度は、ミーナと坂本を除いたほぼ全員の絶叫が、ブリーフィングルームに響いた。
 
 部隊員たちの様子に、坂本が愉快そうに笑う。
「わっはっは!まあ、驚くのも無理はないか。男のウィッチは希少だからな。」
 ミーナもまた、小さく笑った後、坂本に続いて口を開いた。
「男少佐は、ウィッチとしての能力と技術を見込まれ、十日後の作戦のために送られてきた方です。短い間になるとは
 思いますが、皆さん、仲良くして差し上げてくださいね?」

 室内には、未だにざわめきが溢れている。そんな中、ミーナの言葉に反応して、バルクホルンが口を開いた。
「――男少佐。少々質問させていただいてもよろしいでしょうか」

 口調こそ丁寧ではあるが、その言葉には有無を言わさぬ迫力も感じられた。そのためか、騒がしかった部屋が、一気に
静まりかえる。

「―――どうぞ、なんなりと」
 男は、腰回りにしがみついていたハルトマンを、やや力尽くで引きはがしながら、バルクホルンへと向き直った。
そのハルトマンはというと、手を振り回しながら抵抗しているものの、如何せん力も腕の長さも違いすぎる。結果、あっさりと
土俵を割るも、なおもハルトマンは抵抗を続け、男へしがみつこうとする。その光景をを意に介さず、バルクホルンが口を開く。

「今、貴方はその能力を買われてここへ送られてきたとの事。そうまで言われる貴方の実力と能力とは、一体どのような
 ものなのか、貴方の口からご説明いただきたい。」
 バルクホルンの言葉からは、若干の不信と疑念が聞いて取れた。
154狂人俺 第二話:2010/12/20(月) 03:03:36.83 ID:78aWFLSS0

 男は、バルクホルンの言葉に対し、軽く笑みを浮かべた。彼は、バルクホルンのような人物が嫌いではない。むしろ、
相手が上官といえども、疑念があるならば遠慮無くぶつけてくる、その実直な人格を好ましく感じていた。

「トゥルーデ、いきなりそういう言い方は――――」
 早速男に食って掛かったバルクホルンを窘めようとするミーナを、男は制した。
「構いませんよ、ヴィルケ中佐。実力の分からない人間を信頼できないのは、当然でしょうから。それに―――」
 僅かに間を置いた後、男はさらに言葉を続けた。
「―――あなたのように真っ直ぐな人は、私は好きですよ」

「なっ――――何を言っている!世辞はいいから、質問に答えていただきたい!」
 バルクホルンは一瞬惚け、慌てて話を元の方向へと戻した。その顔は、若干赤く染まっているように見える。また、男が
この言葉をバルクホルンへ投げかけた直後、先ほどから続いているハルトマンの抵抗が、心なしか強くなったようにも見えた。

 そして男は、少々の間を置いた後、バルクホルンの質問に対して答えを返した。
「撃墜数は、単独撃墜に限るならば、小型42機、中型4機、そして大型12機、といった所でしょうか」

 男の回答に、再び部屋にざわめきが起きる。
「大型を一人で撃墜して、しかもそれが二桁!?すげぇなぁ!!」
「その割には、小型や中型の撃墜数が、妙に少ないですわね…」
「そんな何度も、大型と一騎打ちするナンテ、どんな所にいたんダヨ…」

「大型をそこまで独力で破壊するとは、お前は何か特殊な兵装でも持っているのか?」
 男の戦績に驚きを隠しきれない様子の坂本が、男に尋ねた。
「私の固有魔法が原因ですよ、坂本少佐。私の能力はネウロイを相手取るのに、特に大型に対しては、非常に有用なのです。
 そのため、小型や中型と共に大型が現れた戦闘ではいつも私は、真っ先に大型の相手を担当させられたのです。そうなると、
 必然的に大型以外のネウロイとの戦闘は少なくなり、先のような結果となるということです」

「では、その貴方の固有魔法は―――――――」
 自身のもう一つの質問を、再度バルクホルンが口にしようとした矢先、基地全体に、緊急を告げる警報が鳴り響いた。
155狂人俺 第二話:2010/12/20(月) 03:10:09.07 ID:78aWFLSS0

「―――ネウロイかっ!」
 警報音に、いち早く坂本が反応する。
「予測では明日のはずだったけれど、早まったようね…全員、すぐに出撃準備に入ってください!」
 間髪入れず、ミーナが室内の全員に指示を飛ばす。全員からの了解の返答を確認した後、ミーナは坂本と共に、
ブリーフィングルームを後にした。他の501の面々も、素早く移動を開始した。


 数分後、男を含む501全員が、基地のハンガーに集合していた。
「今回のネウロイは、大型が一機と、中型が三機ずつ確認されています。情報では、中型は20機ほどの子機を周囲に
 配置、大型は中型からやや後方に配置されている、とのことです」
 ミーナが、今回出現したネウロイに関する情報を部隊の面々に伝え、指示を飛ばす。
「今回の戦闘では、坂本少佐、ペリーヌ中尉、バルクホルン大尉、ハルトマン中尉、宮藤軍曹、以上のメンバーは中型との
 戦闘を行ってください。その際は、主に中型の牽制及び子機の掃討をお願いします」
 名前を呼ばれた面々は、即座に了解の言葉を発した。ミーナは指示を続ける。
「さらに、エイラ中尉、サーニャ中尉、リネット曹長―――そして俺少佐は、私と共に大型撃墜に向かいます。シャーリーさんと
 ルッキーニさんは、万一に備えて待機していてください」

 各々が出撃準備に向かう中、バルクホルンが、ミーナの指示に噛み付いた。
「本気か、ミーナ!?今日来たばかりの、能力もよく分からない人間を―――」
「大丈夫よ、バルクホルン大尉。私と坂本少佐は、事前に彼の能力も知らされているわ。その上で、彼は今回の戦闘に
 適任であると判断したの」
 バルクホルンの言葉を途中で遮り、ミーナは、新任の男少佐を戦闘へ投入する根拠を告げた。

「……ミーナがそう判断したのなら、従おう。だが、あの男の実力が未知数な以上、万一を警戒しておいてくれ」
 バルクホルンは、そう言い残すと、自身の出撃準備へと向かった。それを見届けた後、ミーナは、彼女の正面に
立つ面々――――先ほど大型撃墜を命じた、男、エイラ、サーニャ、リーネの四名に向き直る。

「中型と子機はもう一つの部隊に任せ、私たちは直接大型のネウロイを撃墜に向かいます。主に男少佐とエイラ中尉が
 大型ネウロイへ攻撃、サーニャ中尉、リネット曹長は、私と一緒に二人の攻撃を援護してください」
156狂人俺 第二話:2010/12/20(月) 03:16:44.56 ID:78aWFLSS0

 ミーナが指示を終え、彼女自身も準備に向かった後、エイラが男へと声をかけた。
「なあなあ、、大尉じゃないけどサ、結局、お前の固有魔法って一体何ナンダ?」
 戦闘の直前にも関わらず、気の抜けたような調子で質問を投げかけてくる少女に対し、男は、一瞬目を丸くした。
「エ、エイラさん、今は、その、そんな事言ってる場合じゃ…」
 そんなエイラの行動に、リーネは慌てた様子になり、
「…エイラ、男さんとは初対面なのに、そんな聞き方、良くないわ」
 対してサーニャは、エイラの態度を窘めた。サーニャの言葉に、エイラはばつの悪そうな顔になる。一方でリーネは、
状況から微妙にズレたやり取りを行うエイラとサーニャを前に、当惑していた。

「あ、あの、今注意するべきなのは口調じゃなくて…」
 上手く言葉を表せず、しどろもどろのリーネに、男が声をかける。
「まずは落ち着きましょう、フロイライン。今は、何よりもまず、出撃の支度を調えるべき、でしょう?」
「へ?えっ、あ、はい、そ、そうです!その通りです!」
 男の言葉に、リーネが反射的に同意の言葉を放つ。その言葉に男が続いた。

「そういう訳です、奔放なフロイライン。今は私の魔法よりも、ネウロイの方を優先しましょう」
「……“ほんぽーなふろいらいん”って、私のことカ…?」
 男は笑いながら、エイラ達に出撃の準備を促す。対してエイラが、男の言葉の一部に納得のいかないとでも言うかのような
顔を浮かべるものの、男はエイラの表情を意に介さず、彼のストライカーのある場所へと向かう。それに続いて、エイラ達三名も、
各々のストライカーの場所へ向かった。



「……あれ、男のウィッチで、一人で大型を倒してて…?そういえば、どこかで聞いたことがあるヨウナ…」
「どうかしたの?エイラ」
 ストライカーの所へ向かう途中、エイラが小さく呟いた。それに気づいたサーニャが、エイラに問いかける。
「え?あ、いや、何でもナインダ。ちょっとした独り言なんダナ」
 思い出せないなら、大したことではないのだろう。それより、今はネウロイだ。そう判断したエイラは、ふと湧いた小さな
違和感を意識の隅へと追いやり、彼女のストライカーへと向かった。
157狂人俺 第二話:2010/12/20(月) 03:22:34.74 ID:78aWFLSS0



―――――基地に警報が鳴り響いてから、約四分後。空中では、すでに501とネウロイの戦闘が開始していた。

 坂本率いる部隊は、子機もろとも中型を囲むように展開し、中型機と大型機の合流を防ぎつつ戦っていた。
「――――トネール!」
 その中の一人、ペリーヌが呪文を唱詠し、固有魔法の発動を宣言する。

 次の瞬間、ペリーヌの周囲に、電流の網が張り巡らされた。その電気の網は四方へと広がった後、大量の子機を
包み込み、強力な電流と電圧を以てして、その軌道を停止させた。動きを止めた子機は、すかさず無数の鉛玉をウィッチ
達に打ち込まれ、雪のように白い結晶と化し、砕け散った。ペリーヌから発せられた電流は、なおも周囲へ蛇のように
広がり、時にはネウロイに巻き付き、時にはその牙を食い込ませ、ネウロイの動きを阻害する。

 一方で、バルクホルンとハルトマンの二人は、中型機への攻撃を試みていた。バルクホルンは正面から中型機へ向かい、
ハルトマンは海面へと降下していった。
 バルクホルンは、ネウロイの放つ光線を上下左右の軌道で避けつつ、ネウロイ本体へと銃弾を撃ち込み、その装甲を
引き裂く。その後、彼女はそのまま直進を続け、ネウロイとすれ違っていった。そしてネウロイがバルクホルンを追おうと、
方向を反転させようとしたところへ、ハルトマンが、遙か下方からネウロイへ向かって来る。

「シュトゥルム!」
 先ほどのペリーヌと同様、呪文を唱詠する。その直後、ハルトマンの周辺を暴風が走った。そのままハルトマンは上昇、
ネウロイと激突し、その黒い巨体を大きく抉った。体に大きく穴を開けられたネウロイは、バランスを著しく損ない、動きが
不安定になり、速度も激減していた。

 そこへ、坂本が、自身の鍛えた扶桑刀、烈風丸を握りしめながら、高速で急降下して来る。彼女はさながら流星の如く
ネウロイへと向かう。そして、そのネウロイが愛刀の間合いに入った刹那、坂本は、握った刀を振り抜いた。
「―――烈風斬!」
 魔力を吸い、幽鬼の如く青白く輝く烈風丸から、強力な魔力の刃が放たれ、ネウロイへと襲いかかった。機動力を削がれた
ネウロイは、為す術無く烈風斬によってコアを両断され、粉々に砕け散った。
158狂人俺 第二話:2010/12/20(月) 03:28:43.56 ID:78aWFLSS0

 ――――これで、あと二機。坂本は、残る中型ネウロイの数を確認し、体勢を立て直そうとした。その瞬間、彼女は、
自身が複数の子機に狙われている事に気づいた。周囲に浮かぶ黒い球体の子機は、発射口と思しき赤い箇所を、
一斉に坂本へと向けている。そして、坂本が動くよりも早く、子機は、複数の光線を坂本へ向けて発射した。

 しかし、放たれた光線が坂本に届くより先に、ネウロイと坂本の間に、宮藤が割り込む。宮藤は素早く巨大なシールドを
展開し、迫り来る光線を防いだ。進路を遮られた光線は、そのまま四散する。それとほぼ同時に、坂本が宮藤の後ろから
飛び出し、子機へと斬りかかる。十機ほどの子機は、瞬く間に真っ二つに両断された。

「怪我はありませんか、坂本さん!」
 宮藤は、素早く子機を破壊した坂本に向けて、その安否を気遣う。
「ああ、大丈夫だ、助かったぞ宮藤!」
 坂本は宮藤へと振り返り、その気遣いに応えると共に、助太刀への礼を告げる。尊敬する上官からの賞賛に、宮藤は、
はにかむような照れ笑いを浮かべた。

「さあ、さっさと残り二機も片付けて、ミーナ達の援護に向かうぞ!」
 坂本が、宮藤に激励の言葉をかける。宮藤が元気の良い返事と共に頷いた。それを見届け、坂本は宮藤を連れて、
現在バルクホルンとハルトマンが攻撃を仕掛けている中型の元へと向かった。


―――――――――――――――――――――

 一方、ミーナ達の一団は、眼前の大型ネウロイに対して、攻めあぐねている様子だった。
今回の大型は、その巨体の割には、装甲はそこまで堅くはない。だが、火力が尋常では無かった。一人が近づけば、
その一人に向けて、十数本の太い光線が一斉に、それも点ではなく、放射状にほぼ隙間無く放たれる。その一撃を上手く
シールドで防御したとしても、次の第二波が間髪を入れずにやって来た。
 ある程度の距離を置けば、回避はさほど難しくない密度となるものの、ネウロイに有効打を撃ち込めるほどに近づく事は
出来なかった。
 かといって、全員で四方から近づけば、大型ネウロイは全方位に無数の光線を発射し、ウィッチの接近を断固拒絶する。
迂闊にネウロイに近づけないまま、ミーナ達は、ネウロイの周囲を飛行していた。
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 03:31:18.69 ID:mZceVhvHO
支援
160狂人俺 第二話:2010/12/20(月) 03:34:32.72 ID:78aWFLSS0

「何だヨ、アレ。避ける隙間のない攻撃なんて、初めて見タゾ」
 自身の能力を以てしても接近できない状況に、もどかしさ故か、エイラが愚痴をこぼす。
「こうも攻撃が激しくては、私たちでは近づけないわね…」
 ミーナもまた、ネウロイの火力に辟易した様子で言葉を漏らす。そんなミーナの隣へ、先ほどまでネウロイの上方にいた
男が降下してきた。男は、ミーナに対して一つの手段を提示する。

「私が行きましょう。正面から突っ込んで、叩き潰してしまえば、終わりです」
 無謀そのものの提案に対し、エイラとサーニャ、リーネの三人が驚愕の声を上げる。
「ナニイッテンダオマエー!一人で無茶してどうにかなる相手じゃナイダロー!」
「男少佐、その、一人じゃ危ないです…特に、今回のネウロイは…」
 エイラとリーネの二人が反対の声を上げる傍ら、ミーナは数秒ほど思案顔になった。そして
「いいでしょう、男少佐。許可します」
 冗談にしか聞こえない提案を、あっさり承諾した。その返答に、男は笑みを浮かべる。対して、エイラ達の顔からは、
一瞬、表情が消えていた。

「中佐、いくらなんでも、それは男さんが……」
「大丈夫ですよ、フロイライン」
 少なからず慌てた様子で反論するサーニャを、男が制する。それでも何か言いたげなサーニャに対し、男が続ける。
「私の固有魔法は、今回のような輩に対しては打って付けなのです。ご心配には及びませんよ」
 言いながら、男はサーニャの頭に手を乗せ、軽く撫でる。その行動に対し、サーニャは口を閉じ、顔を僅かに赤く染め、
恥ずかしそうに俯いた。

「ナニヤッテンダオマエー!」
 そこへ、エイラが素早く割り込んだ。二人の間はエイラによって遮られ、男の手はサーニャの頭を離れた。その瞬間、
サーニャの顔には若干の名残惜しさと、ごく僅かな不満の色が浮かんでいた。それに気づかず、エイラは男に吠える。
「そもそもお前、なんでか知らないケド、武器も持って無いじゃナイカ!ソレデどーやって戦うんダヨ!」
「いえ、武器ならありますよ?」
 エイラの追求に対し、男は事も無げに返す。そして、エイラの前に、両の手の拳を差し出す。その拳には、双方ともに
黒い革手袋がはめられており、その手袋には、白い線で、不可思議な紋様が描かれていた。
161狂人俺 第二話:2010/12/20(月) 03:40:40.73 ID:78aWFLSS0

「………?ナンダ、ソレ?」
 エイラが首をかしげながら問う。対して男は「これが私の武器です」と、当然のように言った。
「………その模様、なんかの魔法でも仕込んでるノカ?その手袋からビームでも撃てるノカ?」
「撃てませんよ?確かにこの紋様は魔法のものですが、この手袋自体には、攻撃能力はありません」
「………じゃあお前、何で戦うンダヨ?」
「拳です」
「…………………」
「え?拳?……?」
 エイラはじとっとした目で男を見る。その一方で、リーネは頭上に大量の疑問符を浮かべていた。

 エイラの問いに、男はことごとく平然と返してきた。エイラは小さくため息をついた。そして
「オマエ、バカダロ」
 男に対して冷たく毒を吐き、
「そんな言い方駄目よ、エイラ」
 すかさずサーニャが、エイラの言動をたしなめた。エイラは、ぐ、と声を漏らし、悔しげに男を見る。そんなエイラの様子に
構わず、男はミーナの方へ向き直った。

「それでは、そろそろ行って参ります」
「ええ、よろしくお願いするわ、男少佐」

 短い言葉をミーナと交わし、男は単身、大型のネウロイへと向かった。

「……中佐、ホントにアイツなんかで大丈夫ナノカ?」
 エイラは、疑わしげな視線と言葉を、ミーナへと向ける。サーニャとリーネもまた、不安げな表情で、既に大分離れた位置
にいる男を見ていた。しかしミーナは、一切不安の色を浮かべることなく答える。
「少なくとも、今回は絶対に大丈夫よ、二人とも。今日のネウロイのような、火力で圧してくるタイプのネウロイは、彼に
 とっては絶好の獲物なのだから」
 隊長たるミーナの言葉を聞いても、なお不安げな二人に、ミーナは言葉を続けた。
「本当に心配いらないわ。なにしろ、彼の魔法はね―――――――――――」
162狂人俺 第二話:2010/12/20(月) 03:45:36.25 ID:78aWFLSS0


――――――――――――――――――――

「――――烈風斬!」

 坂本の放つ烈風斬が、最後の中型ネウロイを両断した。その一撃は正確にコアを破壊し、ネウロイとその周辺の子機は、
全て真っ白な破片となって砕け散った。そして、ネウロイの破壊後、空中で散開していたハルトマン、バルクホルン、ペリーヌ、
宮藤が、坂本の下へ集合した。

「お見事でしたわ、少佐!」
「さすがですね、坂本さん!」
「いや、お前達二人もよくやってくれた。おかげで私もやり易かった」
 ペリーヌと宮藤の二人が、坂本に賛辞を送る。対して坂本も、二人の働きを労った。

「少佐、ミーナ達の方はなかなか苦戦しているようだ。高火力型のネウロイらしい。すぐに応援に向かおう」
 宮藤らと共に降下してきたバルクホルンが、大型ネウロイ撃墜に向かっているミーナ達の援護に向かう事を提起した。
バルクホルンの隣にはハルトマンが滞空している。連戦になりそうな気配に、ハルトマンがぼやく。
「嫌だなーもう。大型と中型、一度に両方じゃなくて、片方ずつ来てくれれば―――――」

 不意に、ハルトマンの言葉が途切れた。不審に思ったバルクホルンがハルトマンを見る。ハルトマンの視線は、自分たちの
今いる位置から、遙か後方へと向けられていた。バルクホルンはその視線の先を追い、次の瞬間、その顔が強張った。
「どうした、二人とも。何かあったか?」
 尋常でない様子の二人に、坂本もまた表情を堅くしつつ問いかけた。その問いに対し、バルクホルンが吠える。

「――――あの男、単独であの大型ネウロイに向かっている!」
 その言葉を聞いた瞬間、ペリーヌと宮藤の顔も、一気に緊張に包まれる。
「少佐、このままでは、男少佐は……!」
「坂本さん、早く男さんを助けに行きましょう!」
 ペリーヌと宮藤は、緊迫した声で叫ぶ。それとは対称的に、坂本は余裕の笑みをこぼしていた。
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 03:49:57.38 ID:BZ2irXRyO
支援
164狂人俺 第二話:2010/12/20(月) 03:52:55.08 ID:78aWFLSS0

「大丈夫だ、心配するな。あの大型が高火力型だというなら、何も問題はない」
 坂本の態度に対し、ペリーヌと宮藤、バルクホルンの三人は、不思議そうな表情を浮かべる。その表情を見て、坂本は
言葉を続けた。
「それというのもだな、あの男の固有魔法は―――――――」
 
 坂本が語ろうとした矢先、ハルトマンが、遙か彼方のネウロイへと向けて急発進した。それを見た坂本が叫ぶ。
「ハルトマン中尉!何のつもりだ、止まれ!」
「―――……このままじゃ、このままじゃ男が、ネウロイにやられちゃうよ!」
「待て、落ち着いて聞け!あいつの魔法は―――駄目か、まるで耳に入ってない!」
 坂本が制止を指示するも、ハルトマンには届いていなかった。その間にも、ハルトマンは、ほぼ最大速度でネウロイの元へ、
――――正確には、ネウロイへと迫る男の元へと、鬼気迫る表情で向かっていた。

「三人とも、ハルトマン中尉を追うぞ!あのまま突っ込んでは、格好の的だ!」
 坂本は、残る三人に指示を飛ばすと同時に、ハルトマンを追って発進する。それに続き、宮藤らも坂本と共にハルトマンを追う。
この時、男は既に、ネウロイの光線の有効射程範囲寸前まで、大型との間の距離を縮めていた。


「このままじゃ、このままじゃ男が……!」
 ハルトマンは、今にも泣き出しそうな顔をしつつ、高速でネウロイへと向かう。今、ハルトマンの感情は、男が撃墜される
かもしれないという恐怖と焦燥に支配されていた。坂本が何を言おうとしていたのか、何故ミーナはあのような無茶な行動を
許したのか、ということに思慮を巡らせる余裕は、既に彼女の中には残ってはいない。
 とにかく、一刻も早く、男を止めなければならない。もし間に合わなければ―――――最悪の光景が、ハルトマンの脳裏を
よぎる。その惨劇を回避するため、ハルトマンは、限界までストライカーに魔力を注ぎ込んだ。

 しかし、その間にも、男とネウロイの距離は刻一刻と狭まっていく。今以上に速度を上げようとしても、彼女のストライカーは
とうの昔に限界速度に達していた。それでもなお、ハルトマンは魔力を注ぎ続けた。そして、すがるように、男へと向けて、
精一杯に手を伸ばした。

 ―――――次の瞬間、大型ネウロイから放たれた無数の光線が、男へと向けて、豪雨の如く降り注いだ。
165狂人俺 第二話:2010/12/20(月) 03:57:56.89 ID:78aWFLSS0

 その瞬間、ハルトマンの意識は真っ白になった。宮藤とペリーヌは小さく悲鳴を上げ、バルクホルンは顔を蒼白に染めた。


 二十を超える光線が、隙間無く男へと降り注ぐ。それに構わず、男は更にネウロイへ向けて突き進んでゆく。真っ赤な光の
濁流が、男へと迫っていく。そして、その光線は男へと届き、――――――――――次の瞬間、光が完全に掻き消えた。


「―――………え?」
 予想だにしなかった展開に、ハルトマンは思わず前進を止めた。今この瞬間にも、ネウロイは、無数の光線を男へと向けて
放ち続けている。しかし、その全てが、男に届いたその瞬間、男を傷つけることなく、始めから放たれてなどなかったかのように
消滅していた。

 男は、シールドを張っている様子もなければ、何か特殊な魔法を展開している仕草も見せていない。にも関わらず、ネウロイの
放つ赤い光の槍衾の中を、男は当然のように突き進んだ。

 やがて、男はネウロイの真上へとたどり着く。ネウロイとの距離が一メートルも無い至近距離に、男は滞空している。相も
変わらずネウロイの光線が男へと飛びかかるが、その光は男に触れると同時に、傷を負わせることも叶わないまま、空しく
消えていった。

 男は、手袋をはめた右手を握りしめる。次の瞬間、男の右手が、強く、赤い光を―――ネウロイの光線と同じ輝きを
発し始めた。男は、絶えず降りかかるネウロイの攻撃に構わず、右手を高く振り上げる。そのまま、高く上げたその手を
一気に振り下ろし、赤く輝く右の拳を、ネウロイへと叩きつけた。

 男の拳がネウロイに触れると同時に、轟音が辺りに響き渡る。空気は震え、ネウロイの真下の海は大きく波打った。
男が拳を打ち付けた箇所からは、真っ赤な光が球状に広がっていく。衝撃の余波は、遠く離れたハルトマンやミーナ達へも
届き、その髪や、衣服の裾を震わせた。
 赤い光の球は止まることなく広がり続ける。やがて、その光は、大型ネウロイのほぼ全体を包み込むほどに広がった。
そして、その光がネウロイを完全に飲み干すと同時に、ネウロイの金属音のような断末魔が響く。直後、ネウロイの白い
破片が、周辺の空域一帯に飛び散った。
166狂人俺 第二話:2010/12/20(月) 04:04:21.77 ID:78aWFLSS0



 ハルトマンは、呆然とした様子で、先ほどまでネウロイが存在した場所にいる男を見ている。先ほどまでの焦燥も、恐怖も、
すでに彼女の中には残っていない。代わりに驚愕と混乱が、彼女の中で駆け回っていた。

 不意に、ハルトマンの頭に、鈍い痛みが僅かに走る。
「―――全く。大丈夫と言っただろう。人の話はちゃんと聞かんか、馬鹿者」
 驚いたハルトマンが後ろを振り向くと、そこには、彼女を追いかけてきた坂本たちがいた。坂本の右拳は、ハルトマンの
頭の上に乗っている。先ほどの痛みは、坂本に頭を小突かれたことによるものだった。

「それに、あのままお前一人が突っ込んでも、何ができた訳でもあるまい。いつも冷静なお前らしくないぞ、ハルトマン」
「………ごめんなさい」
 坂本の言葉に、ハルトマンは素直に頭を下げる。こうして事が穏便に済んだ事に対して宮藤は、起伏の少ない胸を
なで下ろしていた。一方ペリーヌは、ハルトマンの行動が腹立たしいやら、結局無事に済んで安心したやらで、何とも
複雑な表情を浮かべている。

「…それにしても、あの男は一体何をやったんだ、少佐。ネウロイの攻撃が消滅していたように見えたが……」
 全員が一息ついたところで、バルクホルンが、かねてからの疑問を投げかける。宮藤とペリーヌ、ハルトマン達も、
不思議そうな表情をしながら、坂本を見た。坂本は、口の端を若干つり上げ、愉快そうな表情で口を開いた。

「奴の固有魔法は――――――エネルギーの吸収、及び放出だ」

 坂本が言い終えると同時に、ミーナからの通信が、501の全ウィッチへと送られた。
「―――――――こちらミーナ。ネウロイの完全消滅を確認しました。全機、基地へ帰投してください」

 ミーナの言葉を皮切りに、501のウィッチ達は、それぞれ驚愕や疑問は抱えながらも、基地へと帰還した。
167狂人俺 第二話:2010/12/20(月) 04:06:59.46 ID:78aWFLSS0

本日はこれにて終了。

途中支援してくれた人、ありがとう、そしてごめんなさい。
こんな時間まで付き合わせて、ホントにすまんかった。

あと、題名で「狂人俺」と書いてるけど、俺の発狂はまだまだ先です
168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 04:11:40.89 ID:mZceVhvHO
乙!
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 04:14:46.83 ID:BZ2irXRyO
乙!
170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 04:16:35.64 ID:mZceVhvHO
早過ぎるが明日の朝3時に予約しとくか
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 05:08:19.93 ID:78aWFLSS0
一応連絡。狂人俺第一話及び第一話を、wikiに掲載しました。
なにか不手際があれば、教えていただければ幸いです
172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 05:10:42.66 ID:78aWFLSS0
>>171 一行目ミス。

第一話及び第二話、ね
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 06:04:50.31 ID:BZ2irXRyO
保守
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 07:02:39.84 ID:BZ2irXRyO
この時間は誰もいないな
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 07:06:24.95 ID:SCOj+tG90
少ししてから行っていいか
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 07:16:11.62 ID:BZ2irXRyO
どうぞどうぞ
177STRIKE NEUROIS:2010/12/20(月) 07:35:54.01 ID:SCOj+tG90
おk前スレ>>536から

ーデスキャンプ、夜ー
漏れ「リーネ、弾は」
リーネ「えっと…3発です」
漏れ「3発か…」
漏れ「よし、宮藤はリーネの側から離れるな」
漏れ「リーネは遠くから援護してくれ。但し、私が死にそうになった場合のみに撃て」
宮ーネ「はい!」

リーダー「人間共め、ここらにおる筈なのだが」
ボゥ
リーダー「!? 火だと!」
漏れ「わーはははは!」ボゥ ボボゥ
リーダー「ふん、これぐらいでは死なぬぞ」スタスタ
漏れ(よしよし、火で囲めた)
漏れ(いくらネウロイと言えど探知機はないだろうからな…)
がさっ
リーダー「そこか」ビシュゥン
漏れ「こっちだよ!」ザシュ
リーダー「ちぃ!」ブンッ スカッ
タタタタ…
リーダー「ちょこまかと動きよって…」
178STRIKE NEUROIS:2010/12/20(月) 07:51:26.15 ID:SCOj+tG90
漏れ「ふッ!」ザシュ
漏れ「てやぁ!」ドシュ
漏れ「チェイサー!」スパァ!
スタタタタ…
リーダー「たかが人間ごときが調子に乗りよって…!」
漏れ(やはり火で見えにくいか。作戦通り!)コソコソ
漏れ(おっと、今は出れないな…)
リーダー「ふん…」ビシュウ ビシュウ
漏れ(馬鹿が、こっちだっての)
漏れ(あれ?待てよ、あの辺りは……二人がいるっ!)
漏れ「くそっ!おらああああああ!!」ダッ
ゴッ!!
リーダー「やっと出よったな」
漏れ「ゴホォ!ゲホッゲホッ」
リーダー「死ぬが良いッ」ジャキン
ズガァン
リーダー「効かぬわ!」チュィン!
リーネ「そんな!弾を弾いた!?」
漏れ「くそっ…!」ギリギリ
ズガァン チュィン!
リーネ「こんなの…無理だよ……」
179STRIKE NEUROIS:2010/12/20(月) 08:02:09.51 ID:SCOj+tG90
リーダー「悪足掻きは止せ」ギリギリ
漏れ「くかっ…」ジタバタ
リーネ「ゆきさん… あれ、宮藤さんがいない」
宮藤「てやああああああ!」ダダダッ
リーダー「? 突進とは芸のない」
漏れ「ぐら゛えバガ…!」ゴスッ
リーダー「ぬっ!」グラ
宮藤「ゆきさんを放せえええ!」ドンッ!
ドサァッ
漏れ「があ゛ああああああ!!」ズブシャア
リーダー「人間風情が我がコアをッッ!」ブンッ
宮藤「きゃああ!」ドゴッ
漏れ「ゴアが露出して…ゲホッ! リ゛ーネ!!!」
ズガアァァン…
180STRIKE NEUROIS:2010/12/20(月) 08:09:09.13 ID:SCOj+tG90
漏れ「コアの破壊を確認… 人型ネウロイ、消滅…」
漏れ「やったぞリーネ、宮藤…!」フラフラ
リーネ「二人とも大丈夫」タッタッ
漏れ「一応は…」
宮藤「いたた…私は打撲程度かな」
漏れ「サーニャ、ルッキーニ、坂本、リベリアン、カールスラント人、お前らの仇は私たちが取ったぞ…!!」
宮藤「すっごい疲れましたぁ…」
リーネ「敵もいないし、休みましょうか」
漏れ「あぁー、眠たい〜…」
181STRIKE NEUROIS:2010/12/20(月) 08:14:06.67 ID:SCOj+tG90
●戦闘結果
・破壊
 ネウロイリーダー(13.7mmにコアを撃ち抜かれる
・生存
 宮藤芳佳、浅井奥雪、リネットビ・ショップ
・負傷
 リネット以外、打撲を数ヶ所
まだもうちょっと続くます

お休みなさいイェーガーお姉ちゃん!モフモフ!
182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 08:31:03.43 ID:+lCKVBPYP
乙モフモフ
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 09:14:23.29 ID:S58HYfHSO
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 09:57:41.95 ID:S58HYfHSO
やっぱ朝は人いないな
185以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 10:27:11.08 ID:EIWSg5QE0
どうして右京さんがwww
186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 10:45:00.42 ID:VguWVL/0O
軍警察って階級どうなってんだ…
普通の兵隊と同じでいいのかな?
187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 11:17:55.88 ID:C3DVu+WEP
右京「おやおや、おかしいですね」

坂本「杉下警部?」

右京「だとするならルッキーニ少尉のズボンはそもそもどこへ行ったのでしょうか」

ルッキーニ「そうだよ、あたしのズボンが無くなってたから、ペリーヌのを借りたんだよ」

右京「では、こうしましょう」

無理、ってか俺ですらない
188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 12:11:27.24 ID:mZceVhvHO
ほしえん
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 12:24:56.38 ID:+lCKVBPYP
過疎っとるのう
190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 12:49:17.45 ID:LoAp2OQh0
平日の昼間はこれが普通ですよ
191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 12:52:38.74 ID:T7H8t2oW0
それでも前より投下減ったよね
師走だからか
192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 12:53:17.84 ID:68x/vGGKO
IDがロードオブアグにゃん
193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 13:01:25.51 ID:+lCKVBPYP
紳士達の妄想力もそろそろ尽きてきたか
194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 13:30:27.29 ID:QOt2tw5a0
もうすぐルッキーニちゃんの誕生日だからにちがいない
195以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 13:37:12.76 ID:EIWSg5QE0
ネタはあるんだけど書くのが追いつかない
196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 13:48:22.11 ID:68x/vGGKO
ネタは腐るほどあるが、受験ふぁっく。

ゆとりですみませんずり
197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 13:49:06.80 ID:zpq6SMxPO
俺「機械ばっかいじってないで、カッコいい彼氏でも見つけろ」

ウルスラ「俺さんが一番カッコいい」


こんなロマンスが読みたい
198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 14:02:47.66 ID:eObDjvemO
普通にこの時期忙しくて書けない
でも定期的に投下しないと忘れられそう
199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 14:34:28.83 ID:EIWSg5QE0
>>197
失恋クィーンには難しい相談だな
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 15:21:25.96 ID:BZ2irXRyO
保守
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 15:58:11.61 ID:qzSdFLdoO
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 16:05:29.08 ID:78aWFLSS0
自分では週一〜週一半ぐらいのペースを維持したいが、正直キツイ
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 16:16:55.30 ID:3A0q3YBz0
空いてるな?俺いっちゃうけどいいよね
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 16:20:34.69 ID:6blZZkuy0
GO
205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 16:21:05.64 ID:+lCKVBPYP
ゴゥ‼
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 16:21:22.31 ID:EIWSg5QE0
答えは聞いてない!
207前1:2010/12/20(月) 16:27:04.35 ID:3A0q3YBz0
前スレ>>402から

ルッキ「喉!」

喉「よ、よし!やってやる!」

喉「あのデカ物を止めてみる!」

喉「だが長くはもたないだろう」

喉「ちゃんと仕留めてくれよ?」

リフ「任せとけ!」

サンダー「喉がやつの動きを止めたら全員一斉射撃だ!いいな!」

全員『了解!』

喉「いくぜ!」

喉『フェルマータッ!!』

208前1:2010/12/20(月) 16:31:34.06 ID:3A0q3YBz0
ピタッ

幽霊ウィッチ「うっ!?」

サンダー「今だ!撃て!」

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ

バシュバシュバシュバシュ

ズドドドドドドドドドドドドドド

バララララララララララララララララララララララララ

ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ

209前1:2010/12/20(月) 16:41:51.66 ID:3A0q3YBz0
幽霊ウィッチ「ぐっ」パリィンパリィン

喉「やば・・・もうだめ」

幽霊ウィッチ「!」ババッ

ドンドンドン

リフ「おい喉!」ダダダダ

喉「すまん・・・はぁはぁ」

幽霊ウィッチ「くそ・・・雑魚共がッ!」ハァハァ

幽霊ウィッチ「だが今の技、覚えたぞ!」

ナイト「まずいぞ」

幽霊ウィッチ『フェルマータ!』

210前1:2010/12/20(月) 16:50:33.75 ID:3A0q3YBz0
ピタッ

サンダー「ぐっ」

エイラ「オ、オイ、どうすんダヨ?」

坂本「今攻撃でもされたら間違いなく全滅だな・・・」

オレ「しょ、少佐・・・」

幽霊ウィッチ「ハハハハ、これで最後だ。終わりにしてやる」ピカッ

男の娘「すごく・・・嫌な予感がしますね・・・」

マルセイユ「まったくだ・・・」

三角「悪い知らせがあるんだが聞きたいか?」

不死身「聞きたくないです・・・」

三角「だろうな。だが一応いっておく」
211前1:2010/12/20(月) 16:53:14.50 ID:3A0q3YBz0
三角「あれ、幻影波動だ」

ピカアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ

幽霊ウィッチ「じゃあなウィッチ共」

ドッガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン




___________________
___________
______
212前1:2010/12/20(月) 17:01:04.89 ID:3A0q3YBz0
−異世界−

ドドドドドドド ビビビビビ

ズダダダダダダダダダダダ

アイス「なかなかやるな」ヒュンヒュン

槍「おっと」サッ

幽霊ウィッチ「おらおらどうした?」ビビビビ

ダァン ガチャ ダァン ガチャ

幽霊ウィッチ「ッ!なんだ?」

ヘイへ「待たせたな」チャキ

アイス「ヘイヘ!」

兄「俺もいるぜ?」

槍「兄さん!」

幽霊ウィッチ「仲間がいたのか?」



213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 17:01:11.19 ID:cVMIhdkIO
お、前1だ支援支援
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 17:04:18.06 ID:+lCKVBPYP
前1だったのか待ってたぜ
215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 17:11:14.51 ID:G2wjcqEJ0
支援
216前1:2010/12/20(月) 17:11:38.06 ID:3A0q3YBz0
ムキムキ「ああ。お前と違ってたくさんいるんだ。俺たちには」

トビウオ「俺抜きではじめんなよな」

デコイ「すまない。少してこずった」

異世界「誰も死んじゃいねーな?」

ナックル「その心配はないみたいだな」

アイス「みんな!」

幽霊ウィッチ「なんだ?わらわらと」

217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 17:17:59.41 ID:+lCKVBPYP
ショックウェーブバリスティックミッソーインカミン‼
218前1:2010/12/20(月) 17:19:34.66 ID:3A0q3YBz0
ネウ俺「みんな聞け!アレを、いや、アイツを倒せばこの戦いは終わる!」

トビウオ「オーケー!ぶっ飛ばしてやるぜ!」

ムキムキ「では世界を取り戻すとしよう」

デコイ「いつでもいける」

ヘイへ「こっちもだ」

兄「いくぜてめぇら!」

幽霊ウィッチ「なんだ?死にたがりが多いのか?」

幽霊ウィッチ「お望み通り全員地獄に送ってやるよ」

219前1:2010/12/20(月) 17:24:03.40 ID:3A0q3YBz0
ドゴドゴドゴドゴ ズダズダズダズダ

ビビビビビビビビビ ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ダダダダダダダダダダダ ドゴォン ドゴォン ドォゴン

ムキムキ「ハッハー!」バギィ ドゴォ

ダダダダダダダダ ドドドドドドドドドド

バババババババババババババ

ネウ俺「烈風斬ッ!」

ズババババババババババババババババ

220前1:2010/12/20(月) 17:32:26.00 ID:3A0q3YBz0
槍「ヒンメル・ランツェ!」

ドガドガドガドガドガドガドガ

ネウ子X『波動砲』

ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

ナックル「ディバイン!」

ナックル「バスタァァァァァアアアア!」

バゴォオオオオオオオオオオオオオオオン

幽霊ウィッチ「ぐっ・・・はぁ・・・」

アイス&異世界「「でやぁああああああああ!」」

シャキン!ザシュッ!

幽霊ウィッチ「こ・・・のッ・・・」

ヘイヘ「これで終わりだ」カチ

ダァァァァァアアアン・・・・・

幽霊ウィッチ「!」

ドンッ!
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 17:34:23.21 ID:6blZZkuy0
支援!
222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 17:36:12.98 ID:hRfqrupH0
支援支援
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 17:39:39.18 ID:LVLs0Y8W0
支援
224前1:2010/12/20(月) 17:44:06.76 ID:3A0q3YBz0
兄「やったか!?」

幽霊ウィッチ「ハハ・・・まだだよ・・・」

デコイ「くそ!」

幽霊ウィッチ「だが俺の負けだ・・・」

幽霊ウィッチ「そうとうダメージを負ったからな」

幽霊ウィッチ「でもな・・・」

幽霊ウィッチ「ただじゃ終わらんさ」

幽霊ウィッチ「自爆してやる!お前ら全員道連れにするだけの威力はあるぜ」

トビウオ「なっ!」

幽霊ウィッチ「仕留め切れなかった事を後悔しな!」

幽霊ウィッチ「ハハハ・・・ハハハハ・・・ハハハハハハハハハッ!」

225前1:2010/12/20(月) 17:55:24.48 ID:3A0q3YBz0
幽霊ウィッチ「ハハハハハハハハハハハハハッ!」

ムキムキ「全員避難だッ!全力でここから離れろおおおおお!」

『破ッ!!』

ドグシャッ・・・

幽霊ウィッチ「ハ、ハハ・・・ハハ・・・?」

アギト「すまない。お前にはもう従わないことにした」

幽霊ウィッチ「ぐはっ・・・お・・・まえ・・・」

アギト「ふんッ!」グッ

パリィィィイイン

――幽霊ウィッチは砕け散った。アギトの一撃によって。

ネウ俺「やったぞ・・・」

ネウ俺「今度こそ本当に・・・」

アイス「ああ!やったんだ!終わったんだよ!」

アイス「俺たちやったんだよ!」

アイス「この世界を取り戻したんだああああああああああああ!」
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 17:59:14.32 ID:68x/vGGKO
寺生まれは凄いな
227前1:2010/12/20(月) 18:02:44.13 ID:3A0q3YBz0
――あちこちでネウロイが消えていく。


歓喜の声が聴こえる。


この日、この世界は救われた。11人の男達・・・

いや、11人のストライクウィッチーズによって!


ムキムキ「戦争は終わった。帰還しよう」

デコイ「コナーのやつ喜ぶな!」

ヘイヘ「そうだな」

ナックル「お前もこいよ」

アギト「しかし・・・」

アイス「大丈夫だ。みんな歓迎してくれる」

トビウオ「あれ?そういやリフたちは?」

異世界「ああ・・・そのことで話がある・・・」

異世界「帰ったら説明しよう・・・」
228前1:2010/12/20(月) 18:12:47.80 ID:3A0q3YBz0
_____________
_________
_______

−元の世界−





サーニャ「あれ・・・?なんともない?」

ミーナ「ほんとだわ・・・それに動ける」

メガネ「なにが起きたんだ?」

ペリーヌ「みてください!あれ!」

ゲルト「!?」

ルッキ「す、すごい」
229以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:13:32.44 ID:C3DVu+WEP
ちょっとー!前1来てるなら教えてくださいよー!
230前1:2010/12/20(月) 18:16:53.49 ID:3A0q3YBz0
ここまで
続きは明日以降でようやくラストかな
異世界の11人はたまたまサンダーたち抜いたら11人になったんじゃないんだからね!
ず、ずっとまえから仕込んでたんだからね!
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:21:01.14 ID:LoAp2OQh0
乙乙 ついにラストか… どうしめるかたのしみだ
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:22:57.25 ID:C3DVu+WEP
乙乙
喉もやるときはやるな
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:24:40.87 ID:eObDjvemO
乙ーん
234以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:31:08.27 ID:PjWQWqgCO
乙。
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:33:25.51 ID:68x/vGGKO
乙なのなの。
236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:34:10.25 ID:6blZZkuy0
おつ〜
11人ぴったりになってたからすげーと思ってた
237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:35:46.24 ID:BZ2irXRyO
238以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:54:26.20 ID:G2wjcqEJ0
保守
239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 19:14:19.25 ID:M+Xoz99y0
保守

学校疲れた・・・
240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 19:52:42.98 ID:qzSdFLdoO
ほす
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:19:27.00 ID:ovYoJw0v0
書留溜まってきたー
今投下してもいいかな?
242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:28:23.84 ID:BZ2irXRyO
GO
243テレポート俺:2010/12/20(月) 20:31:06.25 ID:ovYoJw0v0
じゃあ避難所の>>195からね



―――ブリーフィングルーム



ミーナ「…という訳で今日から501部隊に転属となった俺少佐です」

俺「あー…名前は俺、階級は少佐だ」

俺「何か質問があれば答える」

こういう人前に出るのは苦手だ。しかもそれが皆年下の女の子となると緊張しない男はいないだろう
少し周りを見渡す。エリート集団と言うからにはやっぱ皆堅い人ばっかなんだろうなぁ、て思ってたけど
こそこそと何か話していたり昼寝をしていたり、案外気楽な部隊なのかもしれない

宮藤「お、男の人でもウィッチになれるんですか!?」

俺「ああ、珍しいケースだがな」

244テレポート俺:2010/12/20(月) 20:33:48.14 ID:ovYoJw0v0
シャーリー「出身はどこなんだ?」

俺「カールスラントだ」

バルクホルン「撃墜数は?」

早速聞かれたく無い事ベスト3を3人目で質問された
ここは無難にマニュアル通り応える

俺「…公式で大型が1機」

バルクホルン「……おい、初撃墜はいつだ?」

俺「さっき忘れた」

バルクホルン「貴様…! ふざけてるのか!?」

俺「別にふざけてる訳ではないぞ」

この人には申し訳無いが今はそうとしか言えないんだ
悪かった、と心の中で謝っといた

バルクホルン「お前の様な新人がこの最前線で…」

245テレポート俺:2010/12/20(月) 20:37:28.42 ID:ovYoJw0v0
あああああああああすんません急用できました
30分後くらいには戻ります、本当に申し訳ない
246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:41:27.84 ID:LoAp2OQh0
30分後にテレポート!
247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:56:55.72 ID:k0XSnmgY0
亀だけど>>118
違うよ 別の人
248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:59:42.43 ID:C3DVu+WEP
避難所でも話になってたけどなんだろなありゃ
「俺」でもないし
249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:02:30.13 ID:LoAp2OQh0
俺ではないのは前例もあるし許容範囲だが…
250テレポート俺:2010/12/20(月) 21:12:12.53 ID:ovYoJw0v0
お待たせしました! 再開します

ミーナ「はいはい、もう終わり」

バルクホルン「し、しかしだな…」

エーリカ(何か面白そうなのが来たな)ゴニョゴニョ

宮藤(変な雰囲気の人だなぁ)ゴニョゴニョ

ルッキーニ(お腹すいたー)



坂本「それじゃあ早速俺に基地を案内してやれ、宮藤、リーネ」

宮藤・リーネ「はい!」



251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:14:17.47 ID:BZ2irXRyO
ありゃただの盗作だよな……
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:14:52.58 ID:PjWQWqgCO
>>122でも言ってるように放置でいいんでない?

とりあえず今はテレポ氏の支援だ。
253テレポート俺:2010/12/20(月) 21:17:36.55 ID:ovYoJw0v0
―――廊下


俺「あー、言われてみれば似てるかも…」

宮藤「そうですか? 何だか嬉しいです」

この子はあの宮藤博士の実の娘らしい
宮藤博士と言えばウィッチなら誰でも1度は名前を聞いた事があるだろう有名人だ
有名人と言ってもどこかのウィッチのように何百機も撃墜したとかとは違う部類になる
その人は俺達ウィッチの原点、ストライカーユニットを発明した人間だ
この人がいたからこそ人類が救われたと言っても決して過言ではない


リーネ「こ、ここを真っ直ぐ行けば食堂です」

こっちの何だかオドオドした様子の子はリネット・ビショップ
どこかで聞いた事のあるような名前なんだが…まぁどうでもいいか
宮藤とはとても仲がよさそうだ

宮藤「そう言えば俺さんって何でストライカーユニットも履かずに輸送機から飛び降りたんですか?」

俺「あの時は輸送機にユニットを積んでなかったからな、それに見てるだけなんて嫌だったし」

リーネ「それでも無茶しすぎだと思います…」

宮藤「たしかにあんなことするのは坂本さんだけだと思ってました」
254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:18:12.55 ID:BZ2irXRyO
支援
255以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:20:44.80 ID:C3DVu+WEP
そうだ、今はテレポ支援や!
256テレポート俺:2010/12/20(月) 21:21:13.25 ID:ovYoJw0v0
俺「はは…自信無くすな」

宮藤「それに、ミーナ中佐なんかは…」

リーネ「それは言っちゃダメー!!」

何だ? 隊長はもっと凄い事をしたんだろうか
流石501の隊長だな…











宮藤「…で、ここが俺さんの部屋です」

俺「おー、ありがとう」

リーネ「2時間後に夕飯が出来ると思うので食堂に来てくださいね」

俺「分かった」ガチャン
257テレポート俺:2010/12/20(月) 21:24:13.78 ID:ovYoJw0v0

リーネ「男の人と話すの苦手で緊張しちゃった…」

宮藤「そうなの? あの人は何だか喋りやすかったと思うけどなぁ」

宮藤「でも…何だか少し変な雰囲気だったかも」

リーネ「うーん…分かんないな」

宮藤「あっ、そろそろ夕飯の支度しなきゃ! いこうリーネちゃん」

リーネ「あ、芳佳ちゃん待ってー!」




―――俺部屋

部屋はベッドと机以外何も無かったが十分な広さだった
机の上には輸送機に積まれていた俺の荷物が置いてあったのでとりあえず着替える事にした
と言ってもいつもと変わらないコートだが

ベッドに横になる。退屈だ。夕飯まで後2時間か…
基地の中を少し散歩してみようかな
そういや隊長に空に限らず勝手な行動は慎むべきだと言われた気がするがまぁ問題無いだろう
俺はベッドから起き上がり部屋を出た
258テレポート俺:2010/12/20(月) 21:28:01.05 ID:ovYoJw0v0
ペリーヌ「…」

俺「…」

部屋を出て早々面白いものを見つけてしまった
この金髪の女の子、たしかクロステルマン中尉…だったか
なにやら廊下の角から何かを必死に覗いているようだ
しかも時折後ろからでも分かるくらい顔を赤らめたりしてると思ったら廊下の壁に爪を立てたりしていた
見てて非常に面白い。これが最前線の軍人か

かれこれ5分ほど眺めていた
そろそろ声を掛けてみようと思う
俺はこっそりとその子に近づき釣り人に何が釣れますか?
と言う感じのノリで、耳元でこう呟いた


俺「何覗いてんの?」ボソッ

ペリーヌ「キャア!!!」

彼女は驚くべきスピードで振り向き鬼の形相で俺を睨んだ

ペリーヌ「な、何をするんですの!?」

俺「いや、声掛けただけじゃないか」

ペリーヌ「そうじゃなくて! デリカシーという物があなたにはありませんの!?」

俺「人並みには持ち合わせてると思うが」
259テレポート俺:2010/12/20(月) 21:32:26.14 ID:ovYoJw0v0
ペリーヌ「全く…! あなたみたいな人があの方と同じ階級だなんて理解に苦しみますわ…」

俺「そうカッカッすんなって、綺麗な顔が台無しだぞ?」

ペリーヌ「余計なお世話です!!!」

坂本「お、声がすると思ったらペリーヌじゃないか、それに俺も」

ああ、この子がペリーヌか
資料だとガリアのトップエースらしい
何でも凄い家柄のお嬢様とかなんとか

ペリーヌ「さ、さささささ坂本少佐!?」

俺「あ、ばれちゃったな」

坂本「今から夕飯まで訓練をするつもりなんだが…お前らもどうだ?」

ペリーヌ「はい!! 是非!!」

俺「あー俺は少し寄るところがあるんで」

勿論嘘だ。暇だからって訓練なんてやってられっか
ペリーヌは凄く嬉しそうだが
260テレポート俺:2010/12/20(月) 21:34:30.94 ID:ovYoJw0v0
坂本「そうか、残念だな。じゃあ行くかペリーヌ」

ペリーヌ「はい!!」


俺は2人を後にした。時間はまだある
次はハンガーにでも行ってみようかな


―――ハンガー

シャーリー「おお、俺じゃないか。どうしたんだ?」

俺「夕飯まで暇を潰そうかと思っててな、とりあえずここに来た」

シャーロット・E・イェーガー大尉。俺がここに来て初出撃の時に助けようとしてくれた人だ
あの後基地に帰還する時に片方の肩を担いでくれて固有魔法について色々聞かれたのでよく覚えている
輸送機で見た資料によれば地上最速の世界記録を樹立して
今では空で音速を超えようと日々頑張ってる、と聞いた。なんとも夢のある人間だ

ルッキーニ「なんだー俺かー」ヒョイ

俺「あールッキーニ、だっかか」

ルッキーニ「うん、そだよー」

実はこの子の事もよく覚えている、資料で見たときは目を疑った
12歳にしてロマーニャのトップエースでありこの最前線にいる事にだ
何でも天才のウィッチ…らしい。ってスルーしそうになったがヒョイ、ってどっから出てきた
まさか天井から飛び降りてきたのだろうか、普通足折れるぞ。輸送機から飛び降りた俺が言うのも難だが
261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:36:33.20 ID:k0XSnmgY0
超支援
262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:38:22.75 ID:eObDjvemO
さるっちまうぞ、しーえん
263テレポート俺:2010/12/20(月) 21:38:33.33 ID:ovYoJw0v0
脱字 輸送機で見た資料によれば地上最速の世界記録を樹立しているらしい


俺「そういやイェーガーは何やってんだ?」

シャーリー「ハハハ、シャーリーでいいよ」

俺「そうか、じゃあシャーリーは何やってんだ?」

シャーリー「ストライカーユニットの調整をしてるんだ」

俺「調整…ねえ」

シャーリー「あたしのストライカーユニット見てみるか?」

俺「遠慮しとく、それに関してはあんまり詳しくないんでな」

シャーリー「そっか、残念だな」

ルッキーニ「ねーねーだったらあたしと遊ぼうよ!」

そう言ってグイグイと俺の腕を引っ張る。なんとも可愛らしいものだな、うん

俺「ああ、いいぞ。何をするんだ?」

ルッキーニ「んとねー虫取りー」
264テレポート俺:2010/12/20(月) 21:42:54.05 ID:ovYoJw0v0
俺「あー…分かった、そうするか」

虫は苦手なんだよなぁ…つっても俺が取るわけじゃないだろうし別にいいか
それにこんなキラキラした目で言われると断るに断れねえ

シャーリー「夕飯までには帰ってくるんだぞー」

ルッキーニ「分かってるって〜」

微笑ましい。本当の親子みたいだ。シャーリーはしっかりしてんな

ルッキーニ「じゃあ行こう!」

俺「ああ」




―――30分後

俺「はぁ…はぁ…もう無理だ」

ルッキーニ「えーつまんなーい」

虫取りってこんなハードな遊びだったのか。俺はてっきり虫取りアミとか使うもんだと思ってたぜ
ルッキーニは木から木へとすばやく飛び移り、虫を見つけたら息を潜めて様子を伺い一気に掴み取る
その姿はまるで狩りをする豹のようだった
え? 俺? 虫かご持ってるだけだが?
てかルッキーニの動きが俊敏すぎて付いていくのも必死だったんだよ…
もしかしたら訓練してた方が楽だったのかもしれない、と少し後悔した
265テレポート俺:2010/12/20(月) 21:46:16.00 ID:ovYoJw0v0
俺「そろそろ夕飯の時間だと思うぞ」

ルッキーニ「それもそーだね、ちょっと虫かご見せて」

俺「ん」

ルッキーニ「いちにーさん…うん! 今日も上出来!」カパ

俺「あれ、逃がしちゃうのか? 折角捕まえたのに」

ルッキーニ「いっぱい取っていなくなっちゃったら困るし、毎日虫持って帰ったらシャーリーに怒られちゃうもん」

俺「おー偉いじゃん」

…たしかにあのペースで取ってたら本当に基地中の虫がいなくなりかねないな

それにしてもシャーリーの教育が良いんだろうか
最初は元気すぎるただの子供かと思ってたけど曲がりなりにもロマーニャのトップエースか
ま、12歳っつったら色々判断出来る年頃だしな、俺もそうだったし


ルッキーニ「よし! それじゃ食堂まで競争ー!」

俺「ちょ、待ってくれー!」
266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:52:50.24 ID:k0XSnmgY0
さるったか?
267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:57:20.29 ID:eObDjvemO
さるさんですよ、カテジナさん!
268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:57:53.86 ID:Ot6Tmokv0
ふぅ…。
269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:58:09.94 ID:LoAp2OQh0
               |\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
      ,▲ -―▲ 、__ /.. \ \  (;;゚;;)    旦  \     さる解除までもうしばらくお待ち下さい
    /  /     ヽ . ※  \|==================
   / , /ィ人  /ヽヽ  ヽ ※ / ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ \
   ヽヽ{ ―-ヽ ―-、! :ハ〉 、 / ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ \
    と人"" -  ""レ'__スヽ  _____________ \
270以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:58:53.78 ID:hRfqrupH0
支援弾の準備をしなければ
271以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:59:16.26 ID:M+Xoz99y0
カシャッ!
272テレポート俺:2010/12/20(月) 21:59:45.53 ID:OOPoltTh0
さるった…申し訳ない、今日はここで〆で
273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:00:36.15 ID:M+Xoz99y0
ああ・・・・
乙!
おもしろかった!
274以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:00:43.22 ID:LVLs0Y8W0
さる解除!
275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:02:34.66 ID:hRfqrupH0
乙なんだな
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:04:09.63 ID:eObDjvemO
乙ーん
277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:08:14.99 ID:Ot6Tmokv0
乙なの
278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:12:07.56 ID:BZ2irXRyO
乙乙
279以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:19:03.00 ID:k0XSnmgY0


MHP3のラスボスがエーリカだった件
280以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:41:22.47 ID:dh+BvNOi0
だれもいないかーい

いってもいいか〜い
281以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:41:54.25 ID:BZ2irXRyO
GOGO
282パシリな俺:2010/12/20(月) 22:46:13.64 ID:dh+BvNOi0
この妄想文章の設定

俺がエーリカ達とあったときのお話です

エーリカさんとまるちゃんが一緒に初陣を行っております

結構俺が見た夢を再現している部分があるので突拍子も無い事をします

以上でござんす
283パシリな俺:2010/12/20(月) 22:48:02.95 ID:dh+BvNOi0
――――カールスラント空軍 JG52駐屯基地・ハンガー・夜――――

俺「オーライ!オーライ!オーライ!オーライ!ストーップ!」

整備班長「よーし、ストライカーをメンテナンスベットに固定しろ〜。破損箇所の装甲さっさと引っぺがせ!」

整備員達「了解!」

整備班長「俺ちゃ〜ん、どーこれ?ドレくらいで直せそう?」

俺の目の前にはボロボロになったストライカーユニットが三機、メンテナンスベットに固定されいた。
一機はいつもどおりにぶっ壊して来た整備班の仇敵。俺が整備担当をしているウィッチ「伯爵」もとい、
ヴァルトルート・クルピンスキー大尉の機体。
そして、あとの二機は俺が先日から新しく担当する事になった。今日初出撃にして不時着し、早くも整備班のお世話になっている
エーリカ・ハルトマン少尉とハンナ・ユスティーナ・マルセイユ少尉の機体だ。
さっそく俺は損傷したストライカーに『アクセス』し、破損状況の確認を行う。

俺「う〜ん、ちょっと待ってください…今確認中です。……あぁダメだ。3機とも制御系とエンジンが
  結構なダメージ受けてますね……こりゃ3機合わせてフルコース4回といったところですな」

整備班長「あちゃ〜、見た目よりひどかったか……」
284パシリな俺:2010/12/20(月) 22:49:48.84 ID:dh+BvNOi0
俺「そらそうですよ。一機は毎度のごとくスクラップ寸前。もう一機は不時着時の衝撃で魔導エンジンが半分逝って
  さらにもう一機は当たり所が悪くて制御系がお釈迦ですからね、コレ」

整備班長「ごめんね〜俺ちゃん……うち一番の問題児と新人達の世話まで俺ちゃんみたいな小さな子にまかせちゃって……」

俺「いえ、問題ありません。扶桑の方で鍛えられてますから。コレくらいは朝飯前ですよ」

整備班長「ほんとごめんね…人手不足の上に予算不足で物資不足…馬鹿伯爵のも、ほんとは総とっかえしたほうがいいレベルなんだけど……
     もう予備のストライカーが無くてさ……此処までの損傷を修理から調整まで出来る俺ちゃんだけが頼りなのよ。
     ……それじゃ、俺は次があるからよろしくね〜」

俺「はーい。まかされましたー」

俺「さて、やりますか。たらたらしてるともっと時間かかりそうだし」

?「おーい。私の僕(パシリ)ー」

さっそく整備に取り掛かろうとすると誰かが誰かを呼ぶ声が聞こえる。
まぁ、この基地でパシリと呼ばれる奴は俺しかおらず、呼ぶ奴もおのずと限られる。
285以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:52:24.88 ID:BZ2irXRyO
支援
286パシリな俺番外編トラウマもちのエーリカ:2010/12/20(月) 22:52:29.28 ID:dh+BvNOi0
マルセイユ「やぁ、整備の調子はどうだい?」

こいつしかいねぇ。ハンナ・ユスティーナ・マルセイユ少尉。この前配属された新人の一人だ。
そして、今回の超絶フルコースの元凶の一人。

俺「おう、マルセイユ少尉じゃないですか。俺に何か御用でも? あとパシリって言うんじゃねぇ」

マルセイユ「おやおや、俺は堅いな〜。私のことはハンナでいいといってるじゃないか。
      あと、最後の言葉は聞き入れられないな」

さて、なぜ俺がパシリなんて呼ばれているかというと。初めてコイツのストライカーを整備してやったときに

マルセイユ『うん!君が整備したストライカーユニットすごくしっくり来て使いやすいぞ!よーし、特別に君を私専属の整備員兼僕(パシリ)にしてやろう』

と、中々にぶっ飛んだ事を言い出したからだ。その後、俺がコイツの整備担当になった…いや担当させられた。
それ以来、こいつからは整備&プライベートでも無理難題を吹っかけられた上にこき使われる事になっている
……まぁ、扶桑海事変に参戦してたときよりかはましだからいいんだけど、さ。
287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:54:08.16 ID:eObDjvemO
しーえん
288パシリな俺番外編トラウマもちのエーリカ:2010/12/20(月) 22:54:58.15 ID:dh+BvNOi0
俺「そう言うと思ったよ……まぁいいや。で?マルセイユさん、何か御用で?」

マルセイユ「だからハンナでいいと……はぁ……まぁいい、今日は私の初出撃だったろ? その戦果報告を私の僕にも報告しておこうと思ったんだ」

俺「そうですかい。そりゃ律儀にどーも。それで、何機落としたんだ」

マルセイユ「小型を3機と共同撃墜で中型を1機だ。どうだ!恐れ入ったか!」エッヘン!

と、ふんぞり返り「どうだ!すごいだろ?ほめろ!」といわんばかりの顔でこちらを見てくるマルセイユ嬢。

俺「ほぉ〜、やるじゃんか。その調子でがんばれや。あと、ストライカーはあんまり壊さないようにネ?
  伯爵みたいの増えるとおれ死んじゃうから。そんだけ、んじゃ」

とだけ言い。整備に取り掛かろうとすると。

マルセイユ「……それだけ?」

俺「へ?…いや、それだけだけ…ど?」

マルセイユ「……」ス…

マルセイユは無言で手を差し出す。

俺「? 握手か?」
289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 22:55:07.17 ID:M+Xoz99y0
おもしろ支援!
290パシリな俺:2010/12/20(月) 22:57:29.25 ID:dh+BvNOi0
マルセイユ「違う!なにかお祝いの品とかないのか!?初出撃で戦果挙げてきたんだぞ!なにかサプライズぐらい用意してあるんだろ?」

俺「さっき全員帰還祝いに俺が作ったケーキ全員に配ってやったろ…まさか、あれじゃ足りなかったのか?」

マルセイユ「……ほ、本当になにもないのか?」

俺「あぁ? ねぇよそんなもん」

マルセイユ「……はぁ、もういい……部屋に戻る。期待した私が馬鹿だったよ……」

あからさまに落胆の表情をして部屋に戻ろうとハンガー出入り口に向かうマルセイユ嬢。
…おや珍しい、特になにも突っかからずに戻るなんて。
結構へこんでる?……あー……後で渡そうと思ったが……しゃーねーなー。

俺「マルセイユ!」ヒュッ!

マルセイユ「へ、へ?わ、わ、っと」

俺は懐に隠し持っていた紙袋をマルセイユに投げ渡す。
ぎりぎりで気付いてもらえて、何とかキャッチしていただけたようだ。

マルセイユ「え、なんだこれ?」

キョトンとした顔でこちらの表情を伺うマルセイユ嬢。
なんだかお前さんがそんな顔すると違和感があるなおい。

俺「俺個人からの初戦果祝いだ。お前さんのことだから、帰還祝いのケーキだけじゃ物足りないだろうと思ってな。
  こんな事もあろうかと思って。作って置いたのさ」
291パシリな俺:2010/12/20(月) 22:59:12.19 ID:dh+BvNOi0
マルセイユ「作って?……俺の手作りなのか」

俺「おう、気に入るかどうかはしらんがな」

マルセイユ「あ、あけてみていいか?」

俺「どーぞ」

袋を開けてみるとそこには機能性を重視した無骨なゴーグルが入っていた。

マルセイユ「……航空眼鏡?」

俺「そ、見た目は普通の航空眼鏡だけどな。レンズをこの前の補給で掻っ攫ってきた全天候対応型魔導防弾仕様に交換。
  砂漠だろうがどこだろうが、オールラウンドの使用に耐えうる耐久性をもった特注品だ。あと、試験運用されてる
  夜間偵察用の光量増幅レンズもセットで入れてあるから、交換して使えば結構便利だと思うぞ。
  バンドのサイズ変更しやすいように専用部品も作ってつけてあるから、お前さんが大きくなっても使えるはずだ」

マルセイユ「……」

じっと、無言で航空眼鏡を見つめるマルセイユ嬢。
……お気に召さなかったかしら?

俺「……あの、マルセイユさん?」

マルセイユ「……」
292パシリな俺番外編トラウマもちのエーリカ:2010/12/20(月) 23:02:15.21 ID:dh+BvNOi0
俺「あの……もしかして、お気に召しませんでしたか?」

マルセイユ「!! そ、そんなことないぞ!うん、気に入った!すごく…気に入った」

俺「そうか、それならわざわざ用意したかいがあるってもんだ。まぁ、大切に使ってくれ?
  それ元出ゼロだけど、実際作ると俺の給料2年分だからな」

マルセイユ「ああ!大切に使わせてもらうよ……ずっとな」

俺「? まぁ、さえないパシリさんからのプレゼントだし適当に、な。んじゃ整備にもど「俺!」……なんだよ」

マルセイユ「これ、私につけてくれよ」

俺「はぁ? 自分でやりんしゃい」

マルセイユ「だめだ!『俺』に!つけてほしいんだ」

そういうと俺に眼鏡を渡し、目をつぶり頭をこちらへ向けてきた。

俺「……」

ソレくらい自分でやれ……ということばをなんとか飲み込み。
バンドのサイズをマルセイユの頭のサイズに調整し

マルセイユ「……ん」

綺麗な髪を掻き分け、獣耳が出ても邪魔にならない位置へとかけてやる。

俺「……よし……これでいいか?」
293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 23:04:06.26 ID:bwf/yhpNO
支援
294パシリな俺番外編トラウマもちのエーリカ:2010/12/20(月) 23:07:30.06 ID:dh+BvNOi0
マルセイユ「……」ペタペタ

マルセイユは自分の頭を触り、眼鏡の位置を確認する。

マルセイユ「……うん!完璧だ。……ありがとう俺」

俺「うむ。感謝の気持ちをわすれずにな〜……あと余り人に言わないようにな!」

マルセイユ「うん!見せびらかしてくる!」タッタッタッタ…

俺「ひとはなしをきいて」

…行っちまった。だから人の話を聞けと。
変な奴の耳に入ったら私にもよこせといってくるぞコレ……まぁ、そん時はそんときだな。
295パシリな俺番外編トラウマもちのエーリカ:2010/12/20(月) 23:12:57.05 ID:dh+BvNOi0
俺は考える事を放棄し、手馴れた手つきで比較的損傷が少ないマルセイユのストライカーの修理を開始した。

俺「えーっと、魔導エンジンの様子は……2・4・5番シリンダーを交換…して。魔法力偏向機をとっかえてっと…」ガチャカチャ

損傷が確認された部分を的確に判断し、限界が来ている部分を手早く交換していく。

俺「…この部品は…あかん、曲がってる。この制御基盤もダメだ…交換っと」

俺「……なんだこのスペアパーツ…精度悪すぎだろ…後で削ってバリとらな使えんぞ…」

俺「このパーツはいけそうだな…こんどスペア置いてある棚の整理が必要だなこりゃ。精度悪いの多すぎだこれ」

?「こんばんは、俺君。整備の調子はどう?」

整備を行っていると突然、背後から声を掛けられた。
整備の手をとめて後ろを振り向いてみると、そこにはロスマン曹長がたっていた。

俺「ん? こんばんは、ロスマン曹長。こんな油臭いところにどんなご用件です?」

ロスマン「いえ、用件というほどの事ではないけど。うちの『生徒』がやらかしちゃったでしょ?
それで、ちょっと様子を見に来たのよ」

俺「あぁ、なるほど……」

ロスマン「どお? フラウのストライカーユニットの様子は」
296パシリな俺番外編トラウマもちのエーリカ:2010/12/20(月) 23:18:30.83 ID:dh+BvNOi0
俺「えーっと、そうですね……まず魔導エンジンの損傷が結構な痛み具合で……今は比較的損傷の少ないマルセイユ少尉の
  機体を優先してやってますから。大体、明日の昼には取り掛かれるかと…なんとか、フルコースでやれば直りそうですね〜」

ロスマン「フルコース?」

俺「あぁ、うちの整備班の隠語でしてね。完徹のことをフルコースって言うんですよ」

ロスマン「なるほどね……ごめんなさいね。そんな、徹夜までさせてしまって」

俺「いーんですよぉ〜。ロスマン曹長、こんなの師匠のとこじゃ日常茶飯事でしたから。気にしないでくださいな
  ……ところで、ハルトマン少尉の様子はどうですか?帰還した時の様子を見ると結構落ち込んでたみたいですけど」

ロスマン「…そうね、初出撃で不時着。それも列機で飛んでた友軍を誤認して逃げ回った挙句のこと…衝撃のデビュー戦
     だったもの…落ち込むのも無理ないわよね」

俺「ですよねぇ……まぁ、自分は少尉がまた飛べるようにコイツを直すしかないですけどね〜」

ロスマン「……よろしくお願いするわ。それじゃ、私は今回の不時着についての報告書まとめないといけないから。失礼するわね」

俺「はい、ロスマン曹長。おやすみなさい」

ロスマン「はい、おやすみなさい」

俺「さてと…続き続き…っと」
297パシリな俺番外編トラウマもちのエーリカ:2010/12/20(月) 23:24:29.29 ID:dh+BvNOi0
――――ハンガー・深夜―――

俺「ふぁ〜あ……これでやっと進達状況64%ってとこか…あとは配線つなげて…オイル入れ直してか」

俺「よし!もうすこしだ、けど、この後はあのエーリカと伯爵のがまってんだよなぁ〜…気がおもいぜぇ」

俺「……ちょっと休憩すっか」

一息入れるために俺は整備員詰め所に向かうことにした。

俺「さーて、今夜は何にしよーかなー?ホットバンチ?ブランデー入り紅茶?選り取りみどり〜…っと(コンコン)? だれ?」

一息の準備をしていると突然、誰かが詰め所のドアをノックして来た…だれだこんな時間に。

俺「はーい?あいてるぞーはいってこいや〜…ってかここでノックはいらんだろ……」

とりあえず、返事をして入室を促してみるとそこには…

エーリカ「……こんばんは〜」

今回のフルコースの原因を作ったハルトマン少尉が立っていた。

俺「おやおや、今日は千客万来だな……ハルトマン少尉? もう寝てるの時間だとおもったが…」

エーリカ「…も〜、俺〜エーリカでいいって言ってるでしょ〜」

俺「…お、おう……こんな時間にどうしたんだ。あぁ〜っと……エーリカ?いつものならもう寝てるんじゃないのか?」

ここの新人様たちはフランクで助かるが…階級抜きのうえに名前で呼ばすはちょっと自重してほしい。
298パシリな俺番外編トラウマもちのエーリカ:2010/12/20(月) 23:29:51.79 ID:dh+BvNOi0
しかも呼ばなかったら不機嫌になったりと……まぁどうでもいいか。

エーリカ「……うん…そうなんだけど……少し俺と話をしたくて…さ」

俺「話? どったのよ」

エーリカ「その…えっと……ごめんね……ストライカー派手に壊しちゃって」

俺「いやいやいやいや、謝るのはコッチのほうだ。もう少し魔法力の消費を抑えるセッティングにしておけば
  ロスマン曹長を確認する時間を取れたかもしれないし、それで不時着しなかったかもしれないじゃないの!」

エーリカ「にゃははは、そうだね〜」

俺「だろ〜はははは〜」

エーリカ「にゃははは〜」

俺「ははははは〜」

エーリカ「……って、ちょ、ちょっと!どんな超理論展開して自分のせいにしてんの俺!? 私が誤認して逃げ回って不時着したんだから私のせいだよ!」

俺「いーや!俺の設定ミスだ!お前さんは何も悪くない!」

エーリカ「違う!私のせいだよ!」

俺「俺だ!」

エーリカ「私だ!」
299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 23:32:04.39 ID:hRfqrupH0
微笑ましいなww
支援!
300パシリな俺番外編トラウマもちのエーリカ:2010/12/20(月) 23:34:56.53 ID:dh+BvNOi0
俺&エーリカ「「ぐぬぬぬ!」」

俺&エーリカ「「……」」

俺「はぁ……ほんとはそんなこといいにきたんじゃないだろ? エーリカさん?」

エーリカ「にゃははは……ばれてる?」

俺「そりゃな…さしずめ、初の戦闘で不時着なんかしてしまって、なんだか眠れないから相手にしろってとこだろ」

エーリカ「……よくわかったね俺」

俺「ま、この年齢でいろいろな戦地を転々としてんだ。いろんなとこでいろんなことに合うからな
  経験だけは豊富…らしいぞ俺って」

エーリカ「……そっか」

俺「まぁ、整備しながらでよければ暇つぶしに付き合ってやるよ。その代わり、いい加減な時間には部屋に戻れよ?」

エーリカ「……うん、わかった」

俺「よろしい……今夜は妙に冷えるからな。ほら、毛布と…ココアだ。ソレもって付いて来い」

エーリカ「ありがとう俺……今日はなんだか優しいね」

俺「レディの要望には敏感なモンで……あと、俺は常にやさしい。覚えておいて」

エーリカ「はーい」
301以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 23:37:00.35 ID:+2kNHsFB0
くそ。もげろ
302以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 23:38:28.51 ID:AfHgDZMb0
ナチュラルジゴロはくたばりたまえ!
303パシリな俺番外編トラウマもちのエーリカ:2010/12/20(月) 23:41:29.44 ID:dh+BvNOi0
毛布とココアをエーリカに持たせ。整備エリアへと向かい
俺の隣に座らせて毛布を被せてやる。

俺「さーってと、再開再開」

エーリカ「…おれ。お願いがあるんだけど……いい?」

俺「はい? まだなにか」

エーリカ「部屋に戻る時間になるまで何かお話してほしいな」

俺「お、お話?」

エーリカ「うん、俺が話してくれるならなんでもいいよー」

俺「しゃーにゃーなー。……御伽噺だけどいいのか?」

エーリカ「うん!全然いいよ。俺の話が聞きたいの」

俺「…わかった。整備しながら話すから飛び飛びになるけどいいか?」

エーリカ「うん!全然いいよ!」

俺「んじゃ俺の国にある御伽噺を聞かせてやろう。行くぞ……むかーしむかし、戦争があった……いや、戦争なら遥か昔からあった…そのときの『彼ら』の話をしようか」ギリガチャ

エーリカ「うんうん」

さっそくエーリカに御伽噺を聞かせながら整備をはじめる。
エーリカは終始、俺の話に一喜一憂してリアクションを返してくれた。
俺「我々の時代は、もう。終わってしまったのかもしれないな……この通信を最後に…悪魔は海の中に沈んで行った……」

エーリカ「それから、それから?」

俺「っと、日が昇ってきたので今日はおしまいだな」

エーリカ「えぇー…もっとおはなしききたいー」

俺「はいはい、またこんど…な?」

エーリカ「ううう〜」

日が昇り始めたので部屋に返した。まだ俺と一緒にいると駄々をこねたが無理やり返した。
修理のほうは……なんとかマルセイユのストライカーは修理完了…次はエーリカのストライカーだが既に時計は8時だ……少し仮眠だな。
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 23:51:14.73 ID:dh+BvNOi0
さーってカっきり一時間?

ここできるけど いないなら続けるよ!
306以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 23:54:32.94 ID:eObDjvemO
大丈夫じゃなイカ?
307以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 23:55:50.18 ID:A8CSKn+n0
リムファクシか
支援
308パシリな俺番外編トラウマもちのエーリカ:2010/12/21(火) 00:00:56.94 ID:j/hxxhky0
――――ハンガー・完徹2日目・深夜―――
寒い夜にはこんなBGMはいかが?
http://www.youtube.com/watch?v=l-5IWvmpaNs&feature=related

俺「あ〜、眠い仮眠1時間でこの時間まではきついな……レコードでも流すか……」
                                  コダイーカーラウケツーイダー>レコード
俺「レコード聞きながらの仕事は最高だぜ〜」

俺「…ってあれぇぇ?オイル漏れてる…だぁあああ!部品の精度が悪すぎる!なぜこんなことに……」
                                  シンカカニキラメクマチーヘダァイブ>レコード
俺「……寒いひもじいつかれた…手がかじかんで来てるし……今晩もひじょーうに寒い……きゅーけーだな」

エーリカ「……おれ〜?いる?」ヒョコ
マルセイユ「……やぁ、俺」ヒョココ

俺「おお? エーリカとマルセイユか。どうしたお前ら」

エーリカ「う〜ん……寝ようと思って目をつぶるとさ、不時着したときの事を思い出して……」

俺「…怖くて眠れないって事か……マルセイユはどうしたんだ?」

マルセイユ「ん? 夜の散歩をしてたんだが、ハルトマンがハンガーに向かってたから付いてきたのさ」

エーリカ「…うん、それで今日も俺とお話したいな〜…なんておもって…さ」
309パシリな俺番外編トラウマもちのエーリカ:2010/12/21(火) 00:06:14.85 ID:j/hxxhky0
俺「そうか」

エーリカ「迷惑…かな?」

俺「……」

エーリカ「……」ジー

頼むから首をかしげながらそんな捨てられた子犬みたいな目でコッチを見るな。
俺がいじめてるような気分になるだろうが。
……まぁ、せっかく俺を頼ってきてるんだから相手をしてやらなきゃならんだろうな。こりゃ。

俺「ふぅ……お前ら、そんな所突っ立ってないでコッチこい。風邪引くぞ」

エーリカ「……うん!」パタパタ

マルセイユ「さすがパシリ〜」パタパタ

と、呼んでやるとさっきの表情は一転して笑顔に変わり。
俺のところに走って近づいてくる。

俺「あー、ちょっと待ってろ。今日も冷えてるから、毛布もって来てやるよ」

今日もなかなかに冷えてるからな。毛布が無けりゃ体に触るだろう。
そう思い、取りに行こうと立とうとすると

エーリカ「ちょーっとまったぁ!」
310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 00:11:15.39 ID:NsotBF81P
おっと、バーニングレンジャーは俺の十八番だぜ
セガカラで熱唱したこともあるんだぜ
ゲームの方でも柴田亜美救出したぜ!
311パシリな俺番外編トラウマもちのエーリカ:2010/12/21(火) 00:11:57.31 ID:j/hxxhky0
マルセイユ「お?」

俺「ん?」

突然、エーリカに呼び止められてしまった。
……なんだ?

エーリカ「そんなのなくてもいいよ」

俺「おいおい…ないと風邪引くだろ?」

エーリカ「こうすればいいじゃん」

自信たっぷりに言うと。
エーリカは、胡坐をかいていた俺の膝に体を滑り込ませた。

エーリカ「ふふ〜ん♪どお? 私も俺も暖かくて一石二鳥でしょー」

確かに暖かいが、作業の邪魔になるとか考えなかったのかしらこの子?
……と、思ったがあんたは背が小さいから作業の邪魔にはならんからいいか。

俺「まぁ、お前さんにしちゃ上出来だけど…詰めが甘いな」

エーリカ「え? なんで? あったかいじゃん」

俺「……前ががら空きですが?」
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 00:12:00.60 ID:2/17pYpB0
はいはい抱き付くんだろもげろもげろ
313以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 00:12:21.40 ID:6UpMvWHB0
続けて下さい 
支援
エーリカ「あ〜、う〜ん……じゃあこうすればいいじゃん!」

そういうと、俺の両手をつかみ自分の体の前でクロスさせて固定し
エーリカの体を俺が後ろから抱きしめる形を取ることになった。

エーリカ「うんうん!完璧だね♪ぽかぽか〜」

俺「……」

エーリカ「〜〜♪〜〜♪」
マルセイユ「……むぅ」

しきりにうなずきご満悦のエーリカ・ハルトマン少尉殿と不機嫌そうなマルセイユ少尉殿。
なんなのあんた達……怖いよ。

マルセイユ「……私も入る」

俺「へ?」

というと、エーリカを無理やり押しのけて俺の膝に割り込んでくるマルセイユ嬢。

エーリカ「なにすんだよハンナ!寒いじゃないかぁ!」

マルセイユ「お前だけ暖かいとかずるいじゃないか。コレで均等にあったかいだろうが」

俺「…あの…先生方…作業が……出来ません」

エーリカ&マルセイユ「あ」

俺「あ、じゃないでしょ?あ、じゃ」
315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 00:19:42.64 ID:Z/4DpINMO
昔はこんなだったの
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 00:20:35.23 ID:+CnlBr3aO
支援
エーリカ「ん〜、じゃあどうしようかな〜」

俺「いや、今毛布持ってくるから…ソレまで待っててくださいよお嬢さん方……」

エーリカ「いーやーだー!これがいいの!」
マルセイユ「うごくきはないぞー。だんこていこうするぞー」

ふむ…こまった…あくまで先生方はこの体勢に御執心のようで……

俺「…仕方がない子達ですな〜。じゃあ、こうしようか」

そういうと、俺は自分が羽織っていた整備班謹製の防寒ジャケットを脱ぎ。
エーリカとマルセイユの肩にかかるように被せてやる事にした。……うぅ〜、さむ。

俺「ほら、これで満足か?」

エーリカ「……」
マルセイユ「……」

俺「ん? エーリカ? マルセイユ?聞こえてるか?」

エーリカ「あ、う、うん!聞こえてるよ。……大満足だよ……うん」

俺「どうした?顔が真っ赤だぞお前ら……まだ寒いのか?やっぱり毛布を……」

マルセイユ「い、いや!毛布はいいから……このままで……いい。……これがいいんだ。うん」

俺「?? ……わかった。寒くなったら言えよ?」

マルセイユ&エーリカ「……うん」
318パシリな俺番外編トラウマもちのエーリカ:2010/12/21(火) 00:27:23.97 ID:j/hxxhky0
……やけに歯切れの悪い返事だな…昨日も寝てないみたいだし体調がやっぱ優れないのかしら?
けど、マルセイユは違うし……なんなんだろ?

俺「まぁいいや、んじゃ作業再開しますか」

エーリカ「…おれ。お願いがあるんだけど……いい?」

俺「はい? まだなにか」

エーリカ「昨日みたいに私が寝るか、部屋に戻る時間になるまで昨日のお話の続きをしてほしいな」

俺「おう。いいぞ」

エーリカ「うん。ありがとう俺」

マルセイユ「お話? どんな話だ?」

俺「ん〜ちょいと俺の知ってる御伽噺をな……あーマルセイユは昨日の話聞いてないからわからんかもしれんがいいか?」

マルセイユ「ん? 別にかまわないぞ」

俺「そうか、ならいいか。んじゃいくぞ……レコードかけてっと……んじゃいくぞ」

俺「彼らは戦意高揚のため。首都の上空で展示飛行をおこなう事になった。その技術、その技を遺憾なく発揮し、飛んだ……」
319パシリな俺番外編トラウマもちのエーリカ:2010/12/21(火) 00:32:31.78 ID:j/hxxhky0
俺「生き残った彼らは悲しみにくれた……そうだ…最後まで模範的なパイロットであった僚機の彼。
  ……あの歌を歌っていた彼は……もう帰ってはこない……ってお前ら泣いてんのか?」

エーリカ「う〜……グズ……う〜」

マルセイユ「グズ……ううう……ズズズズ」

あらあら予想外の大反響……レコードも一緒に流したのまずかったか。

エーリカ「ううぅ〜俺!私決めた!絶対に一緒に飛んでる僚機を落とさせない!絶対に!そんな事させないよ!」

おや、何かエーリカ的に来るものが合ったようで…よかったよかった。
マルセイユ嬢というと……。

マルセイユ「グズ……う…グズエグ…」

泣き続けていた……マルセイユ的には別のつぼにクリティカルだったようだ。

マルセイユ「うう……」

俺「おいおい、そんな泣くなよマルセイユちゃん……かわいいお顔がだいなしだぞ?」

マルセイユ「うう〜でも…でも〜うううグズ」

俺「あ〜ほらほら…コレで涙拭いて」
320パシリな俺番外編トラウマもちのエーリカ:2010/12/21(火) 00:38:00.90 ID:j/hxxhky0
そういって俺は周りを確認して涙を拭けるものを探すがオイルまみれのタオルしかなかったので
仕方なく、手短にあった汚れていない俺のジャケットを差し出しす。

マルセイユ「う……う〜〜〜ありがとう……グズグズ…チィィィィィーーーーーーン!!」

俺「ちょっとぉ!おばか!なにしてんの!?なに鼻かんでんの!?涙ふけっつったろうがよ!
  誰がはなかめっつったよ!?」

マルセイユ「ズズズチィィィーーーーン!……ありがと」

そういって鼻水と涙でぐしょぐしょになったジャケットを返してくれる

俺「あらら…どうしてくれんの…これ…ぐっしょぐしょじゃん……俺が洗濯……すんだろうなぁこれ……」

少々アンニュイな気分になりつつも外を確認してみるといい感じに空が白んできていた。
コレはそろそろ返す時間だなこりゃ。

俺「ほら、外見てみろ。いい感じに日が昇り始めてるからお前さんら部屋に戻りな」

エーリカ「…はーい」ヒョコ

おや、今日はエーリカちゃんは聞きわけよく部屋に戻ろうと立ってくれた。が、

マルセイユ「……私はもっと俺の話し聞きたいな〜。このまま……なぁいいだろ? 俺」

俺「はいはい、マタ今度機会があればな……ぐずらずにさっさともどりんしゃーい!!」
321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 00:41:09.70 ID:eFg9o5PL0
涙ごとぺろぺろ
マルセイユ「いやだ! このまま俺の話をきーくんーだ!!」

…ええいこの御嬢ちゃんは…しかたねぇ強硬手段だ。

俺「そんなこと言う奴はこうだ!」

マルセイユ「なんだよ!俺!っひゃ!」

俺はマルセイユの両膝に右腕を突っ込み左手で体を持って立ち上がる。

エーリカ「……おお〜お姫様抱っこだ」

マルセイユ「な、なななななにするんだ!おろせ!パシリ!○帝!○○!!」

俺「るせぇ!駄々こねる奴に対しての最終手段だ!このままおとなしく部屋まではこばれちまえ!」

エーリカ「え〜〜いいな〜俺〜!わたしも!わーたーしーも!」

俺「え? エーリカも?」

流石に無理だ……二人も運べんぞ…。う〜んどうするか。

俺「おし、んじゃ俺の背中に乗れや。それで今回は勘弁してください!」

エーリカ「……おんぶ?」
323以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 00:48:44.01 ID:Z/4DpINMO
マルちゃんの鼻水ください。息子に塗って自慰するから。
324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 00:48:50.10 ID:eFg9o5PL0
まえにもエーリカおんぶされてた気がする
おんぶさせ安いのかね
俺「そ、おんぶ」

エーリカは顔を真っ赤にしているマルセイユと俺の背中をきょろきょろと見比べ

エーリカ「うん!いいよ? 今回はこれで我慢したげるね!」

気に入っていただけた!よかった!厄介ごとがへったよ!

マルセイユ「ううう……私の話を聞け!お〜ろ〜せ〜」

俺「そか……そんなに嫌なんだったら仕方ない。おろしてやるよ」

エーリカ「あ、じゃあ私と交代だね〜♪」

そういい、おろそうとすると。

マルセイユ「……だ、だめ!だめだ!気が変わったこのままベットまでつれてけよパシリ!」

俺「えぇ……」

なんなの。

俺「……んじゃこのまま連れてくぞ?」

マルセイユ「……うん」
326以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 00:49:22.10 ID:NsotBF81P
俺バルだっけ?
327支援:2010/12/21(火) 00:53:34.86 ID:Z/4DpINMO
ついにねんがんのおれのじゃけっと(マルちゃんの鼻水つき)をてにいれたぞ!

はぁはぁ…俺可愛いよぉ…。
……なぜか知らんが借りてきた猫のようにおとなしくなったマルセイユと
どこか納得いかない顔をしたエーリカ達をベットまで送り届け。
最後、エーリカをベットに寝かせたときに服の裾をつかまれて

エーリカ「……もうすこしだけ一緒にいて?」

と、上目遣いに言われたので少しだけ…少しだけ一緒にいてやった。いてやった!!

一日を強制終了します。
329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 01:05:04.13 ID:Z/4DpINMO
うらやまけしからんこう
330以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 01:05:56.46 ID:j/hxxhky0
はい俺の見た夢改造型 過去番外編前半終了

てかこの頃ペリーヌの淫夢ばかりみてうれしいけどつらい
おかげで書き溜めがどんどんペリーヌルートに…
もっと甘い夢見て文章も甘くしたいです

あと、とうとうマルちゃんにガチで夢の中で怒られたのでルート固定しました まる

支援ありがとうございました!

あとこのジャケットは置いておきますね。

つ鼻水ぐじょぐじょジャケット
331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 01:06:58.90 ID:I4coDm0M0
結局マルちゃんなの?それともペリーヌなの?
332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 01:10:26.69 ID:Z/4DpINMO
夢に見るなんて凄いな…。どうやったらそんな夢見れるんだ教えr…教えてください。

乙。じゃけっとはもらっていく。
333以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 01:12:23.29 ID:VhF48JfeO
俺は何故かお姉ちゃんになって、芳佳をペロペロする夢だったぜ

乙ーん
334以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 01:18:13.83 ID:+CnlBr3aO

夢なんかたまにしか見れないから羨ましい、見れても登場キャラが神知るの神にーさまとか誰得
にーさまじゃなくお姉ちゃん来いよ
335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 01:21:31.30 ID:j/hxxhky0
俺がここでSS書き始めた理由が夢でマルちゃんとエーリカに私達のSSかけよって言われたから。
だからエーリカorマルちゃんで構成してるよ!!ペリーヌにぶれたけどちゃんと修正してなおしたよ!!

ペリーヌルートは別に書き溜めてる
336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 01:25:00.27 ID:yaEABHMs0
乙!
空いてるなら少し投下していいかな?
337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 01:25:30.23 ID:I4coDm0M0
全然ルート固定してないじゃんかよ!
個人的にエーリカとくっついてほしいナーせっかく501にいるんだしな!
338以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 01:27:54.75 ID:NsotBF81P
やばい、ここんとこ毎晩ハイデマリー嬢が夢に出てくる
気を抜くと浮気しそうなレヴェル、絶対浮気しないけど…
今の書き終わったらちょっと構想練ろう
339以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 01:31:13.20 ID:Z/4DpINMO
>>336
イっちゃえー。

今書いてる俺の俺で特に好きな子たち全員攻略したい。
浮気ダメ、ゼッタイ。
340以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 01:31:43.49 ID://OsCXom0
最近見た夢は試作のやつだった
前に見た夢はシャーゲルがロマーニャに買い物にいくやつだった

てか書き溜めすすまねぇ・・・
もっさん難しいよ・・・
341ウィッチーズが家族だったら 五日目 よしイっちゃうか!:2010/12/21(火) 01:34:46.51 ID:yaEABHMs0
シャーリー「う〜ん・・・」

シャーリー姉ちゃんがリビングでなにか悩んでいる。机の上には何冊もの
ファッション雑誌が広がっている。

俺「シャーリー姉ちゃん」

シャーリー「ん?なんだー?」

俺「どうしたの?さっきからうんうん悩んでさ」

シャーリー「今度の仕事の内容がいまいち決まんなくてねー
      どうしようか悩んでいるのさー」

シャーリー姉ちゃんはスタイルが圧倒的にいい。たぶん学校で一番だ。
学校では、男子たちからのファンクラブもできてるほどだ。
そのスタイルを生かして読者モデルのバイトをしたりしている。
つけられたあだ名は【グラマラス・シャーリー】
342ウィッチーズが家族だったら 五日目:2010/12/21(火) 01:40:42.37 ID:yaEABHMs0
俺「どんな仕事か知らないけれど、協力できそうならことなら協力するよ」

姉ちゃんが困ってる時には助けてあげたい。自分がいつも助けてもらってるからね。

シャーリー「おっ!協力してくれるのか!でもここじゃやりづらいな・・・」

俺「?」

シャーリー「よしっ!さっそくあたしの部屋に来い!」

俺「ああ、わかったよ」

この時気づいておけばよかった。そしてやめておけばよかった・・・
343ウィッチーズが家族だったら 五日目:2010/12/21(火) 01:45:06.07 ID:yaEABHMs0
-----------------------------
シャーリーの部屋

シャーリー「ほらどうだ?興奮するか?」

俺「ちょ、ちょっと姉ちゃん・・・」

そう言ってシャーリー姉ちゃんは四つんばいになり、腕で胸をはさむ。
必然的に胸が強調される形になり、形のよい胸がグニュグニュと形を変える。
しかも格好は水着だ。地肌が見えるので余計に扇情的だ。

シャーリー「どうだ、あたしのおっぱい見て興奮するか?」

俺(なんでこんなことになったんだろう・・・)
344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 01:46:20.82 ID:QVB9LcJIO
エイラーニャという括り方の名称はメジャーなのに、ペリーネやゲルトマンが流行らないのはなんでだぜ
345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 01:46:22.03 ID:VhF48JfeO
しーえん

>>340
試作のやつって、どんな夢だったんだ?気になるww
346ウィッチーズが家族だったら 五日目 支援感謝:2010/12/21(火) 01:50:06.73 ID:yaEABHMs0
-----------------------------
少し前 シャーリーの部屋

俺『で、次の仕事ってどういう内容なの?』

シャーリー『んーとな、【今流行の大胆ビキニ】ってコーナーの写真らしいんだよ』

シャーリー『んで大胆なポーズを研究してたんだけどさ、さすがにあたし一人じゃ
      どうにもなんなくてねー』

シャーリー『そこにお前が来たというわけさ!』

俺『・・・え〜っと、もしかして・・・』

シャーリー『ああ、お前にはこれから実験台になってもらうぞ!』

俺『え!ちょっと!』

シャーリー『じゃあたしは水着に着替えるな。見たいかー?』

俺『か、からかうなよっ!』

シャーリー『あはは、じゃ外出ててくれ、着替えたら呼ぶから』
347以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 01:50:47.67 ID:+CnlBr3aO
>>344
ペリーネはネとヌが似てて分かり難くてゲルトマンは忍法使いそうだからじゃないか
348ウィッチーズが家族だったら 五日目:2010/12/21(火) 01:55:25.36 ID:yaEABHMs0
-----------------------------

俺(あれからなし崩し的に協力することになってしまった・・・)

俺(なんとかして止めさせないと・・・)

シャーリー「なーなー俺、こういうのはどうだ?」

姉ちゃんは今度は胸を持ち上げて揺らしている。
やばい興奮どころか理性が持ちそうにない。

俺「う、うん。充分魅力的だと思うよ。だからもういいかな?」

シャーリー「適当に言ってる気がするが・・・まあいっか!」

よかった・・・これで天国という名の地獄から開放されそうだ・・・

シャーリー「じゃ頑張った弟にはご褒美をあげないとな!」
349ウィッチーズが家族だったら 五日目:2010/12/21(火) 01:57:14.55 ID:yaEABHMs0
俺「へ?ご褒美?別にいいよ」

シャーリー「まーまーそう言うな!くらえっ!」

シャーリー姉ちゃんが突然突っ込んでくる。そして抱きかかえられる。

俺「モガッ!」

シャーリー「ほーらほーら!これなんて言ったっけ?ぱふぱふだったか?」

姉ちゃんの二つの柔らかい胸で顔が包まれる。
これはいろいろな意味でやばい。暖かいし・・・柔らかいし・・・息できないし・・・
350ウィッチーズが家族だったら 五日目:2010/12/21(火) 02:00:11.94 ID:yaEABHMs0
スゥーーーーー

シャーリー「んっ・・・お、おい、あんまり息吸うなよ・・・」///

フゥーーーーー

シャーリー「お、おいっ!わざとやってるだろ!?」///

俺「ぷはっ!ち、ちがうって!ほんとに息が出来ないんだって」///

姉ちゃんと抱き合いながらそう言い合う。姉ちゃんも、たぶん俺も顔が真っ赤だ。

コンコン

「「っ!?」」
351ウィッチーズが家族だったら 五日目:2010/12/21(火) 02:05:04.44 ID:yaEABHMs0
芳佳「シャーリーさーん、もうすぐご飯ですよー!」

シャーリー「あ、ああー!今着替え中だからもう少ししたら行くなー」

芳佳「はーい!わかりましたー!」

タッタッタ・・・

あ、危なかった・・・今開けられてたら大変なことになってた・・・

シャーリー「あははっ!危なかったなあ!ま、あたしは見られてもかまわないけどな!」

俺「姉ちゃん・・・そういう冗談は勘弁してよ・・・じゃ先にリビングに
  行ってるね」

シャーリー「ああ、わかったよ」

ガチャ バタン

シャーリー「・・・」

シャーリー「あたしは【冗談】なんて一言も言ってないけどな」ニヤニヤ
352以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 02:05:16.71 ID://OsCXom0
>>345
もうあんまり覚えてないな
いたってほのぼの系だったけど、非番の日にトゥルーデとエイラとサーニャと芳佳が
俺の取り合いをしてるのが印象的だった
こんなこと書いてすまん

支援ナンダナ
353ウィッチーズが家族だったら:2010/12/21(火) 02:06:31.85 ID:yaEABHMs0
ここまでです。
支援感謝でした。お目汚しすまん
354以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 02:07:44.42 ID:Hx0AO+it0
乙!
355以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 02:14:04.42 ID://OsCXom0
おつおつ〜
356以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 02:18:04.66 ID:VhF48JfeO
乙ーん

>>352
非番かぁーなるほど
サンクス
357以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 02:18:46.10 ID:Hx0AO+it0
次誰かいる?
358以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 02:21:46.09 ID:M3oqyFL7O
乙!
359以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 02:25:11.11 ID://OsCXom0
>>356
いや、とりとめのないただの夢だ、気にしないでくれ
引っ張られたけど筋力が足りなくて、俺が力尽きたところで起きた
すまんね

次はだれもいないはず
360以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 02:26:58.28 ID:Hx0AO+it0
ありがとう
短いサラっとした奴を投下させてもらう!
361以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 02:29:07.77 ID:Hx0AO+it0


――知っているか?あの男の話を――


――奴はカールスラントに置いて初めて“ウィッチ”として認められた男――
                              ミラク アランティア
――そして、奴は大戦初期、もっとも多くの撃墜スコアを誇った“奇跡のトナカイ”――

             アルケミスト
――人は奴をこう呼んだ“錬金術師”と――

――奴の両手は全ての物質を転移させる。まるで錬金術の様に――


―しかし、オストマルク陥落の日、奴のスコアは止まった―
――所属を飛行隊から技術省へと変え、階級は14歳としては異例の中尉となった――


―――――――その力…己の右腕を犠牲にして――――――――


――故郷の危機を救えず、故郷で飛ぶ少女達を見詰め、人類が生き延びるための力を創る――
―――真実を受け入れ、少年は青年へと成長した―――
362ルビずれアウチ…:2010/12/21(火) 02:30:25.68 ID:Hx0AO+it0


―――――だが、彼女は諦めなかった―――――

――彼女は奴の幼い頃からの盟友――歳の離れた妹分――

――奴の背中を追い続けた、奴の力を最も間近に見、学んだ少女――

――追い続けて追い続けて、ついに彼女は北方スオムスにて戦果を上げ、技術省へ招待される――


―――そして、奴の前に姿を現した―――
――――その手に、“鋼の義手”引っ下げて…!―――――


363以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 02:31:31.45 ID:Hx0AO+it0

これは、絶望を受け入れた男と希望に魅せられた少女の物語


―あの日、嬉しそうに科学を話した貴方は私の希望でした―
―いつしかそれは夢となり、私もここまで連れて来てくれました―

――これは…どうして?どうしてだウーシュ!?…俺はもう……俺はッ!!――

―私は、希望をくれた貴方を諦めない!―
―これが、私の答えです―

――ウーシュ……君は………――


―もう一度、飛んでください……また、またあの魔法を、奇跡を見せてください…―



科学と魔法が交差する時、物語は始まる!


俺がウーシュを幸せにする話    予定は未定!

364以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 02:33:37.06 ID:Hx0AO+it0
なんてのを妄想した。溢れ出て仕方なかったので投下させてもらいました

今書いてる奴が終わったら書きたい…終われば……
お目汚し申し訳ありませんでした
365以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 02:42:57.51 ID:IJxSqUVi0
乙乙
うぎぎ、師走は忙しくて書く暇が無いお
忘れられないうちに続きを投下せな、はよせな……
366以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 02:47:59.69 ID:M3oqyFL7O
乙乙!
367以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 02:53:12.39 ID:yaEABHMs0
乙!
368以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 03:49:30.11 ID:M3oqyFL7O
保守
369以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 04:40:22.55 ID:M3oqyFL7O
ほしゅ
370以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 05:49:06.81 ID:10h9Lgn60
ほしゆ
371以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 07:07:54.25 ID:DNLNuldTO
保守
書き溜まらない…
372以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 07:50:27.82 ID:M3oqyFL7O
人いねー
373以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 08:45:30.02 ID:M3oqyFL7O
ほっほぁー
374以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 09:32:49.46 ID:Z/4DpINMO
ふぅ
375以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 10:11:48.46 ID:BCQad/V40
保守
376以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 11:03:03.49 ID:M3oqyFL7O
保守
377以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 11:03:12.38 ID:VhF48JfeO
保守
378以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 11:47:31.91 ID:hcJ/aAxF0
過疎ってんナー
379以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 12:30:47.31 ID:M3oqyFL7O
人いないな
380以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 12:45:28.77 ID:QVB9LcJIO
俺達と違って仕事や学校が忙しいんだよ
381以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 12:57:07.43 ID:mvkJU9QE0
死にたくなるようなことを言うな 言うな
382以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 13:16:14.65 ID:G6+XJlIyO
俺、今日ある面接が終わった後に書き溜めを投下するんだ・・・・・・
383以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 13:20:33.84 ID:JV8Ro1wO0
384以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 13:21:54.30 ID:JV8Ro1wO0
いつの間にか書き込めるようになってた!
385以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 13:37:01.79 ID:QVB9LcJIO
まあクリスマスは今よりももっと過疎っていることだろう
386以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 13:56:46.61 ID:qSR9GdSPO
クリスマスの前にはルッキーニの誕生日があるから大丈夫だ。
387以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 14:26:27.77 ID://OsCXom0
だれもいない・・・投下するなら今のうちか・・・!
388以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 14:30:07.18 ID:sWk8WIuSO
行くんだ
389デリカシーのない俺。なんでこんな時間にいるんだ:2010/12/21(火) 14:31:08.97 ID://OsCXom0
前回
戦闘→独断専行→援護を頼む→ちょっと真面目にやるよ!→敵全滅
→帰還→固有魔法の説明→独断専行のしたから罰うけろよ
まででした
ちょっと中途半端だけど、レス番は忘れたけど前スレからだよ!
ていうか後半までもっさんとの絡みがすくないっていうね・・・
390デリカシーのない俺。:2010/12/21(火) 14:32:59.72 ID://OsCXom0
〜夜、テラスにて〜

夜が訪れあたりを闇で満たす
ここらへんの風景はものすごくいい

なんというか独り言をするのにはちょうどいいというか・・・まぁとにかく美しい

俺は一人でその景色を楽しみながら、グラスにWILD TURKEYとかかれた瓶を傾け

とくとくとバーボンが注ぎ、グラスを満たし


俺「ふふぃ〜・・・。ここにきて二日か。もう一週間いたように感じるな・・・。」


今日は戦闘もあったため、少しだけ眠気がある

ふと思ったがなぜ俺は美緒に連れられたのかを考えたが、答えはでない

ついてきたのはいいが、漠然とした抽象的な理由しか俺の中にはないのだ

俺「別に感動したってわけじゃないんだが・・・。」ゴク
391デリカシーのない俺。後半まで盛り上がりなしっていうね。:2010/12/21(火) 14:38:30.36 ID://OsCXom0
軽く否定する

今日の月のようにぼんやりとした回答はできる

あの時美緒は世界を守るといったが・・・その中に自身が入っていないことに俺は妙な寂しさを覚えた

俺は恐らく守ってやりたいのだと、直感的に感じたのだろうか


俺「相変わらず俺は高慢だな・・・。」

仲間を守れなかった俺に・・・今更なにが救えると言うんだ

第一、美緒は、守ってくれなんて一言もいってないじゃないか・・・

まったく思い上がりも甚だしいな


そんなふうに自問自答をしていると、ふと背後に気配がした

振り向くと・・・やはり美緒らしい

噂をするとやはり影がさすのか・・・
392デリカシーのない俺。:2010/12/21(火) 14:42:19.75 ID://OsCXom0
俺「どうした?こんな夜中に。早く寝ろよ。」

坂本「俺こそどうしたんだ?さっきの寂しそうな表情は私の足をとめるくらいのものだったぞ。」

俺「なんでもねぇよ。美緒、一杯いるか?」

坂本「いや、遠慮しておこう。・・・ここには馴染んだか?」

俺「そうだな〜、みんな優しいし、思ったより仲良く出来てるよ。美緒もすまないな。」

坂本「なにがだ?」

俺「俺を起こしに来てくれたり、食事の時席をとなりにしたりしてくれただろ?ありがとな。」ナデナデ

坂本「あ、あれはミーナが!///」パシッ

俺「いてっ。うーん、でもありがたいよ。俺ってば恥ずかしがりやだからな。」

坂本「どこがだ。俺はどっちかっていうと、人の家にずうずうしく入り込んで何事も無く冷蔵庫あけるくらいだろう。」

俺「たぶん中のものを食べるくらいはやるかな。」

坂本「ほんとに図々しいな・・・。」
393以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 14:45:58.65 ID:Z/4DpINMO
援護射撃びゅーっ
394デリカシーのない俺。援護感謝びゅーっ:2010/12/21(火) 14:48:31.14 ID://OsCXom0
俺「で、なにか聞きたいことでもあってきたのか?それとも添い寝でもしてほしいのか?」

坂本「後者はないから安心しろ。単刀直入に聞くぞ。俺は今でも・・・過去に苦しめられているのか?」

俺「・・・恐らくここで聞いてくるということは、今日の戦い方をみて何か感づいたのか・・・。」

坂本「そんなことはどうでもいい。答えてくれ。」

俺「・・・苦しめられてなんかいないさ。でもあいつらが死んだあと新たに自身に立てた戒めと誓いには苦しめられているかもな・・・。」

坂本「戒めと誓いとはなんだ?」

俺「ぐいぐいとくるな・・・。・・・生きることを戒め、大切なものを守るという誓いだ。」

俺「あいつらが死んだ後何度も死のうとした。でもあいつらの顔と遺言がそのたびに夢に出てきてな。死ねなかったんだよ。」

坂本「それは部下がとめてくれたんだろう。」

俺「ほんと・・・死んでまで化けやがって・・・。いつでも俺を昔みたいになだめやがる。」
395以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 14:51:17.75 ID:M3oqyFL7O
支援
396デリカシーのない俺。支援感謝!:2010/12/21(火) 14:52:01.12 ID://OsCXom0
坂本「それだけ部下に愛されていたんだろう。私でもそうするさ。」

俺「美緒なら俺の上にのっかって呪ってきそうだな。」

坂本「ふふっ、おまえが誠実な人間になるまで口をひっぱってやるさ。」

俺「ま、それで俺は無理矢理生きてるのさ。だけどな、俺は生きながらに死んでいる。亡霊みたいなもんなんだよ。」

坂本「・・・違う。俺は今ここで生きている。現に私とここで話をしているじゃないか。」

俺「俺は最初にいっただろ?俺の命をくれてやるって。俺は・・・死にたいのさ。だれかを救ってな。」

坂本「英雄気取りか。最初に言っただろう?俺の命は私のものだと。だから・・・勝手に死ぬなよ。」

俺「ははっ、手厳しいな〜。まぁ少しだけ付き合ってやるさ。俺を婿にでももらえばすべて美緒のもんだぜ?」

坂本「はっはっは!遠慮しよう!」
397以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 14:55:42.57 ID:9CYyGzIp0
支援するね
398デリカシーのない俺。支援感謝ねー!:2010/12/21(火) 14:56:28.49 ID://OsCXom0
俺「ちぇー。ま、確かに美緒だったらいくらでも引く手は数多だよなー。」

坂本「それはないが・・・。前も言ったようにこんな性格だからな。」

俺「そんなんでも俺は好きだぜ。ま、少しは落ち着いたほうがいいかもな。」

坂本「ふふっ、これは一生治らんさ。俺とてその嘘ばっかりいう口を直したほうがいいぞ。」

俺「これも一生治りはしないさ。でも、俺がいうこと嘘ばっかりってわけでもないぜ。好きって言うのは本当だ。」

坂本「な、なっ・・・!ば、馬鹿者!また私をからかいおって。もう私は寝るぞ!俺も早く寝るんだぞ!お、おやすみ!」

俺「添い寝は?」

坂本「いらん!」タッタッタ

俺「夜も元気だな、美緒は。」
399デリカシーのない俺。:2010/12/21(火) 14:57:24.67 ID://OsCXom0
〜廊下、早歩き〜

なぜか顔が熱い。

恥ずかしいことをよくああも簡単に言えるものだ。

最初のことだってそうだ

私をよ、嫁にくれなどと馬鹿な事ばっかりいいおって、ふざけがすぎている


あの男と話すと実に疲れる。

なんというか・・・振り回されている感じが、引っ掻き回される感じが・・・。

なんだってああも心の内を直接出せるのか。

いや・・・あれが本当に思っていることかと聞かれれば私もわからないのだが・・・。
400デリカシーのない俺。:2010/12/21(火) 15:02:33.53 ID://OsCXom0
嘘ばっかりいうあの口をひっぱってやりたい。

なんで私が逃げるように退散しなきゃならないのだ!

まったく・・・食えない男だ。


赤面しながらも足を早くし、就寝するために自室に向かう

その間さっきの会話を頭の中で反復していた

「生きる理由を探している・・・か。少し、寂しいものだな。」


勇ましく廊下を歩き、角を曲がろうとすると・・・

突然視界にきれいな銀髪の少女が移り、急いで体を止める

坂本「うわっと!サ、サーニャか・・・。いやなんでもないぞ!それより夜間哨戒か?」

サーニャ「あ、はい。これから少しティーでも飲んでから行こうと思いまして・・・。」
401以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 15:04:39.08 ID:fSLr6eif0
しえあん
402デリカシーのない俺。支援感謝!:2010/12/21(火) 15:07:29.86 ID://OsCXom0
坂本「そうか。あまり無理しないようにな。それと・・・俺も使い魔のおかげか夜に飛べるそうだ。退屈ならつれていくといい。」

サーニャ「俺中佐が・・・。では、機会があればまたお願いしたところです。でも・・・。」ニコ

坂本「でも・・・、なんだ?」

サーニャ「いえ、なんでもありません。では、坂本少佐、おやすみなさい。今からいきますね。」

坂本「むっ、気をつけてな。なにかあったらすぐに言えよ。瞬時に駆けつけるからな。」スタスタ

サーニャ「はい、ありがとうございます。」


すこしばかり変なサーニャを置いて、私は部屋に向かった

考え事ばかりしていて気付かなかったが、いつのまにか部屋にたどり着き、入る

刀をさげおき、ため息をつきながら就寝準備をする

これからずっとあいつといると疲れるな、と思いつつ、反対にまんざらでもないなと思ってしまう

すぐに頭からその考えを追い払い、布団に入ったが、なんだかんだですぐに寝付いてしまっていた
403以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 15:09:38.93 ID:sWk8WIuSO
支援
404デリカシーのない俺。支援感謝!:2010/12/21(火) 15:12:57.27 ID://OsCXom0
---------------------------------------------------------------------------------
俺がこの部隊に入ってから一日、二日、三日と軽く飛ぶように日は過ぎていき、もうすでに一週間ちょっと経ってしまった

感覚としてはまだ三日しか立ってない気がするのだが、確かめてみると、すでに俺がきてから12日のようだ

ここに来た当初の時間の進む感覚とまったく別物になっていることに驚く

相変わらずぐだぐだと過ごしながらも、この部隊のものとの友好を深め、馴染んでいたのだが・・・


ちょっとばかりやりすぎたかは知らないが、色々とだめな男ポジションになっているのは気のせいか


〜昼前、執務室〜

そういうことで俺はミーナのデスクワークを手伝うことにしたのだけれど

ミーナの表情が芳しくない

想像はできるが・・・


俺「どうした?」

ミーナ「・・・みんなの不祥事をまとめた書類を見てると頭が痛いわ。」
405以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 15:15:06.49 ID:M3oqyFL7O
歯痛いのねー
406デリカシーのない俺。トゥルーデに歯を治療してもらいたい。ガリガリとやってほしい。:2010/12/21(火) 15:18:10.83 ID://OsCXom0
俺「そんなことか。まぁそこまで重く気にする必要はないさ。」

ミーナ「俺さんの脳天気な脳が欲しいわね。」

俺「失敬な、これでも悩みはあるんだぞ!今日は俺が代わりにやっとくから休むといい。」

ミーナ「でもそんなわけにはいかないわ。これだけしなきゃならないものがあるもの・・・。」

俺「いいから休んでおけ。再結成してからずっとやってきてるんだろう。俺みたいな代わりもいるんだ。休め。」


ミーナ「うーん・・・俺さん一人で大丈夫かしら?」

俺「ミーナは俺を少しぐらい信用しろー。今日はもう書類触るの禁止な。」

ミーナ「ふふっ、じゃあその優しさに甘えさせてもらうわね。」

俺「もっと甘えてもいいんだぜ?ミーナみたいな子だったら大歓迎!」

ミーナ「遠慮するわ。それにしても俺さんデスクワークもできたのね。」ニコ
407以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 15:21:05.35 ID:KsCt4vdJ0
しえんじゃ!
408デリカシーのない俺。支援感謝ですじゃ!:2010/12/21(火) 15:27:15.81 ID://OsCXom0
俺「まぁ士官教育やらなんじゃらは修了してるからな。ただ俺は空で飛んでる方があってるがな。」

ミーナ「そうね〜、俺さんはあまりそういうの似合わないわ。現に今も・・・。」


俺「ミーナは正直だな。まぁこれでもどっかの航空団か飛行隊の隊長にならないかと誘われたことがあったんだけど。」

ミーナ「あら、なんでならなかったの?」

俺「俺が隊長になんかなったりしたら無法者が入り乱れるぞ〜。」

ミーナ「それもそうね。でも・・・見てみたい気もするわ。あまりここと変わらなくいい雰囲気を保てそうだし・・・。」

俺「はちゃめちゃな部隊の出来上がりだな。」


ミーナ「それより美緒から山での話は聞いたわよ。嫁にきてくれって・・・むちゃくちゃね。今まで何人に言ったのかしら?」

俺「たぶん・・・美緒をいれて5人かな?閣下にも一応言ってみたが、蹴飛ばされたよ。」

ミーナ「勇気あるわね・・・。でもそういう言葉は愛する人に言うべきよ?」

俺「だからこそ追い返す言葉としては適当だったのさ。まぁ以後気をつけるよ。でもまさか美緒みたいなのが了承するとは思わなかったな。」
409デリカシーのない俺。投下したい人いますか?:2010/12/21(火) 15:29:49.20 ID://OsCXom0
ミーナ「ふふふ、俺さんの読みが甘かったのね。それで、今美緒とはどこまでいってるの?」

俺「いや、まったく。脈なしって感じだが、別にそんなことをするためにここに来たんじゃないしな。」

ミーナ「(ちょっとぐらい進んでるかと思ったけど・・・。)俺さんは美緒の事好きなのかしら?」

俺「逆に聞くが、そんなことを聞いてどうするんだ?」

ミーナ「美緒も私たちの家族なの。無闇に傷つける人は容赦しないわ。」ニコ

俺「ははっ、安心しろ。確かに好きだが手を出すつもりなんてないさ。ただ俺は守る。命を燃やしてな。」

俺「美緒もミーナも、ひっくるめてな。そして敵をすべて抹殺する。それが俺の使命。」

ミーナ「・・・勝手に死ぬことは許さないわ。いえ、させないわ。」

俺「美緒にも言われたよ。でもな、俺の生きる理由は死んだもののためにあるんだよ。そう思っている内はかわらんさ。」

ミーナ「もし美緒が俺さんに生きて欲しいと思ったらどうするのかしら?」

俺「そん時はそん時だ。さて、デスクワークを再開するか。ミーナ、今日はみんなと一緒に楽しく休むといい。俺がしておくから。」

ミーナ「(話をそらされたわね・・・。)うーん、俺さんに悪いわ。」
410デリカシーのない俺。とりあえずこれで止めるよ!:2010/12/21(火) 15:31:26.36 ID://OsCXom0
俺「ミーナになにかあったらみんなが心配するからな。ほら、休め。俺の心配なんかするんじゃねぇよ。」

ミーナ「ふふっ、わかったわ。今日は俺さんにお願いするわね。でもあまり無理をしないでね。」

俺「はいはい。俺は脳天気だから大丈夫だよ。」

パタン

俺「美緒がねぇ・・・。凛々しくてきれいで、確かにかわいいが・・・。」

あいつが・・・俺の生きる理由になったときは・・・そりゃ美緒のために生きるけどさ

でも脈もないのに、そんなことを考えたってしょうがない

正直俺はずっと空で飛んできてたし、そういう色恋沙汰はわからないから、美緒を落としようもない

俺「さて、さっさと書類を片付けるか・・・。」

重い頭を再起動し、手を動かして、まずは机にいる紙の敵を殲滅することに集中し始めた

大人になると自分に嘘をつくことになんのためらいもなくなるから悲しいものだ


まぁあとでたいていは後悔するのだが・・・
411以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 15:34:30.12 ID:KsCt4vdJ0
乙ー
412デリカシーのない俺:2010/12/21(火) 15:34:50.27 ID://OsCXom0
これで一旦止めるよ!
支援してくれた方読んでくれた方感謝!
なにやらぐだぐだな感じもしますが、妄想で補っていただけると幸いだ

ここから少し長いけど、よろしくなんだぜ
次の人いたらどうぞー
413以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 15:35:38.53 ID:M3oqyFL7O
乙!
414以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 15:53:29.89 ID:M3oqyFL7O
保守
415以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 16:22:44.97 ID:m7L41rx10
ではいかせてもらおう
416以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 16:27:55.03 ID:9CYyGzIp0
>>415
go
417以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 16:28:58.61 ID:M3oqyFL7O
前1?
418前1:2010/12/21(火) 16:37:42.71 ID:m7L41rx10
>>228から

芳佳「幻影波動ごと幽霊ウィッチが止まってる・・・」

覚醒・喉「はぁはぁ」

幽霊ウィッチ「うっ」

覚醒・喉「俺の全魔力を込めたフェルマータだ」

覚醒・喉「俺のほうが一枚上手だったみたいだな」

幽霊ウィッチ「く・・・そがッ・・・」

リフ「よくやった喉。あとは任せな!」

リフ「あいつの幻影波動を跳ね返してやるよ」

覚醒・喉「ああ任せたぜ」パッ

リフ「オラッ!」ギュイン
419以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 16:40:24.69 ID:M3oqyFL7O
支援
420前1:2010/12/21(火) 16:40:53.97 ID:m7L41rx10
幽霊ウィッチ「!?」

ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
オオオオオオオオオオオオオオオオオオ

幽霊ウィッチ「ぐっ・・・う」

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

幽霊ウィッチ「・・・わぁぁぁぁああああああ」

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
オオオオオオオオオオオオオオオオ
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
オオオオオオオオオオオオオオオオオオ
オオオオオオオオオオオオオン

421前1:2010/12/21(火) 16:46:25.72 ID:m7L41rx10
ドドドドドドドドドドドドドド バババババババババババババ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ  バボバボバボバボバボバボ

ドッカアアアアアアアアアアアアアアアアン











リフ「ふぅ」

サンダー「ネウロイの反応無しだ」フォン
422以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 16:50:48.67 ID:M3oqyFL7O
支援支援
423以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 16:52:56.92 ID:Eg9Wz+S5P
すげえ、喉ができる子みたいだ
424以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 16:53:28.63 ID:bvT1V1H/P
喉の最終覚醒がTHEワールドか
425前1:2010/12/21(火) 16:58:43.47 ID:m7L41rx10
ミーナ「終わったのね」

ナイト「ああ」

シャーリー「そんなことよりさ」

ミーナ「そうね」

エーリカ「せーの!」

ウィッチ達『4人ともおかえりなさい!』

4人「ただいま」

エーリカ「基地に帰ったらパーティだー」

マルセイユ「お!いいな」

芳佳「ご馳走たくさん作りましょうね!」

メモ「ええ」
426前1:2010/12/21(火) 17:00:25.81 ID:m7L41rx10
シャーリー「(おい、素直になったらどうだ?)」ボソ

シャーリー「(お前リフがいなくてほんとは寂しかったんだろ?)」ボソボソ

ゲルト「なっ///」

シャーリー「(おかえりくらい行ってやれよ)」ニヤニヤ

ゲルト「むぅ///」

ゲルト「・・・・・・」

ゲルト「おい!」

リフ「お!久しぶりじゃねーか。どうした?」

ゲルト「お、おお・・・」

ゲルト「おかえ・・・り///」ブツブツ

リフ「ん?ああ。ただいま」ニコ

ゲルト「フ、フン///」ドキドキ
427以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 17:06:19.04 ID:Eg9Wz+S5P
お姉ちゃんがわぁぁぁぁ!
428以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 17:07:26.08 ID:bvT1V1H/P
おねぇちゃああああああん!!
429前1:2010/12/21(火) 17:12:16.21 ID:m7L41rx10
男の娘「隊長、おかえりなさい」

ナイト「ああ。元気にしてたか?お前ら」

三角「ああ」

オレ「帰ってくるのおせーから向こうで死んだかと思ってたぜ」

ナイト「おいおい」ハハ

ルッキ「喉さっきのすごかったよー」

喉「あいたかったよルッキーニちゃん!」

エイラ「オイ!」

サンダー「ん?」

パチン!

サンダー「っ」

サーニャ「エイラ!?」

エイラ「心配かけさせやがッテッ!バカ!」ウルウル
430前1:2010/12/21(火) 17:14:45.17 ID:m7L41rx10
サンダー「エイラ・・・すまなかったな」チュッ

エイラ「!?///」

エイラ「ダメだゾ!こんなんじゃユルサナイからナ!///」

エイラ「基地に帰ったら・・・」

エイラ「ワタシが許すまでしてもらうからナ///」

サンダー「ああ。わかったよエイラ」
431以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 17:15:56.51 ID:bvT1V1H/P
エイラ……
432前1:2010/12/21(火) 17:32:36.27 ID:m7L41rx10
――基地に帰還し三日三晩騒ぎ続けた。

その様子を遠くから眺める者がいた。

???「あーもしもし?聞こえる?」

『聞こえてる』

???「任務完了!帰還してもいい?」

???「あんまり力を使わなくてよかったよ。危ない場面もあったけど」

『あとで聞くからさっさと帰ってこいよ。“ライト”』

ライト「了解」

――“俺たち”の戦いは終わった。

爆発に紛れて小さな黒いコアが海に落ちたことに誰も気付かぬまま・・・


おしまい
433以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 17:36:17.70 ID:9CYyGzIp0

謎が多すぎる・・・
434以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 17:39:18.64 ID:Hx0AO+it0
乙!
さすが前1…また物語は繋がれるのか
435前1:2010/12/21(火) 17:39:32.33 ID:m7L41rx10
――あれから十数年後・・・

コンコン

???「あいてるよ」

???「よおボス、かわいい弟が来てやったぜ」

弟「これからよろしくな。新ストライクウィッチーズ隊長」

弟「“ルッキーニお姉ちゃん”」

ルッキ「おおきくなったねー!おとうと」

弟「他のメンバーはまだ到着してないの?」

ルッキ「うーんとねぇ」

ガチャ

???「ごめんなさい!遅れました!」

弟「ショタじゃないか!」

ショタ「弟!」
436 [―{}@{}@{}-] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 17:40:03.27 ID:Eg9Wz+S5P
乙乙、次期フラグ立てたな!
そして相変わらず俺たちの999ェ…
437 [―{}@{}@{}-] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 17:41:05.14 ID:Eg9Wz+S5P
なん…だと…
438以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 17:48:59.30 ID:UszzRhgQ0
俺団はまだまだつづくのであった

やったね
439以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 17:52:26.83 ID:bvT1V1H/P
???とか回収されていない伏線がまだ残っている
440喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/21(火) 17:52:30.04 ID:nrRb6/9l0
そういやずっと見てなかった

前1の誰かまとめてくれると嬉しい、自分が出てくるやつはやっぱり見たいのよね///
441以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 17:52:35.79 ID:Z/4DpINMO
大人フランカちゃん…ふぅ…。
442喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/21(火) 17:54:17.87 ID:nrRb6/9l0
>>441
あ!?
443前1:2010/12/21(火) 17:54:24.92 ID:m7L41rx10
ルッキ「再開を喜ぶのはあとあと!」

ルッキ「もうすぐ新人たちが来るからね。早く準備して!」

ルッキ「あと二人にはしっかり働いてもらうから覚悟しててね!」

________________
___________

−ブリーフィングルーム−

ルッキ「みんないる?じゃ自己紹介するね」

ルッキ「あたしがここの隊長のフランチェスカ・ルッキーニ中佐だよっ」

ルッキ「よろしくねー」

ルッキ「じゃ、そっちから順番に」

???「グレースだ」

???「ピエレッテです。お久しぶりですねおじさま方」

弟「お兄さんだって言っただろ。あいつらちゃんと教育してんのか?」

ピエレッテ「お父様を悪く言わないでください!」

弟「はいはい悪かったよ」
444前1:2010/12/21(火) 17:58:43.02 ID:m7L41rx10
弟「次誰だ?」

???「“ライトニングヘッド”です!固有魔法は時間操作です!」

弟「おまえあのライトか!?大きくなったな!俺おまえの子守したことあるんだぜ」

弟「エイラねーちゃんとサンダーヘッドは元気か?」

ライト「はい」

ショタ「次おまえの番だぞ?」

弟「え?ああ。俺は___」

_________________
___________
_____

とりあえずおしまい!
445以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 18:02:03.85 ID:Z/4DpINMO
>>442
大人になってもロリなのかな。それともバイーンなのかな。

とりあえず喉ちゃんちゅっちゅっ。
446以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 18:04:00.42 ID:bvT1V1H/P
>>442
久々に見たなお前

あとライトニングヘッドはあいつらの子か
447前1:2010/12/21(火) 18:04:19.50 ID:m7L41rx10
俺団3はこれで終了
読んでくれた人ありがとう
448喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/21(火) 18:06:58.50 ID:nrRb6/9l0
>>445
貧乳こそ至高、俺の隣で寝てる

>>446
書き手が絶えないスレだな
449以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 18:07:43.20 ID:9CYyGzIp0
乙!
なるほど、未来からライトが来て見守ってたわけか
450以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 18:08:07.13 ID:bvT1V1H/P
乙乙
451以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 18:08:44.97 ID:SxeEP5Lx0
乙!
452以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 18:09:10.56 ID:VhF48JfeO
やっと帰って来れた
とりあえず乙ーん
453以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 18:09:39.96 ID:M3oqyFL7O
454以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 18:11:21.30 ID://OsCXom0
おつ〜
455以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 18:11:58.19 ID:qcGidLI7P
>>447
久しぶりに見たけれど、頑張ってるね。良かったよ

>>448
そういや喉もずいぶん見てないな
http://beebee2see.appspot.com/i/azuYsr6mAww.jpg
持っているかもしれないけれどどうぞ
456以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 18:13:58.60 ID:Eg9Wz+S5P
乙乙4期はあるのか?
全く新しい俺団でも俺は一向に構わん!

あと喉久々だな死んだかと思ってたぞwiki見てこいwiki
457以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 18:15:36.45 ID:nrRb6/9l0
>>455
貰っておく
458以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 18:16:51.29 ID:Z/4DpINMO
とっても乙なのなの!

俺はどんなフランカちゃんでも愛せるな。ペロペロ。
459以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 18:28:36.76 ID:YsPbXXwK0
乙。
460以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 18:45:21.76 ID:G6+XJlIyO
前1乙!!
7時から投下しても良いかな?前1の後だから凄くつまらなく感じるだろうけどねwww
461以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 18:47:01.47 ID:VhF48JfeO
そう言うなって
支援するぞ
462以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 18:49:14.22 ID:SxeEP5Lx0
>>460
大丈夫
絶対面白いから自信を持って投下するんだ
463もっさんと幼馴染みの俺:2010/12/21(火) 19:04:47.71 ID:G6+XJlIyO

皆の優しい書き込みに全俺が泣いた!!


〜前回のあらすじ〜

俺「夜間哨戒中にネウロイ見付けた!!ぬっころぬっころ!!」

サーニャ「私の武器の射程考えろや。当たるわけねぇだろ」

俺「マジごめん。んじゃ帰ろ」

俺「ロマーニャ行きたい。女の子とチュッチュしたい。もっさんとデートしたい!!」

大体こんな感じ。
んじゃ次から投下いきます!!
464以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 19:06:31.52 ID:M3oqyFL7O
もさなじみキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
465以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 19:08:38.64 ID:YsPbXXwK0
支援はまかせろー。
466もっさんと幼馴染みの俺:2010/12/21(火) 19:09:35.47 ID:G6+XJlIyO

〜俺の部屋〜

俺「むにゃむにゃ・・・鰻はやっぱり蒲焼きだよ。そして白ご飯には・・・・・・青い空と綺麗な女性・・・・・・むごぉ〜」

エーリカ「(ガチャッ)おっはよう俺君♪起こしに来たよってあらら?まだ寝てるのか〜」

俺「ふぐっ・・・あがぁ、き、キノコ・・・来るなぁ・・・ひぃ、デカキノコ!?・・・ごふぉ」

エーリカ「ど、どんな夢見てるんだろ・・・・・・(ピキーン!!)にひひ、ちょっとイタズラしちゃお〜♪」ツンツン

俺「ぬぉ・・・配管工呼んだの・・・誰だ・・・配管にキノコ詰まって・・・うぐぅ・・・」

エーリカ「配管工ってなんなのさ・・・・・・俺君、かぁ」
467以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 19:09:40.17 ID:+WkGl3hT0
支援いくぜぇぇぇぇぇっ!
468以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 19:12:13.37 ID:VhF48JfeO
しーえん
469もっさんと幼馴染みの俺 楽しみにしていた人が居るだと・・・・・・?マジで嬉しい!!:2010/12/21(火) 19:14:12.83 ID:G6+XJlIyO

エーリカ「俺君と私、今はこんなに近くに居るのになぁ。何だかいつも君が遠く感じるよ」プニプニ

エーリカ「知ってるかな?私のクッキーや料理を美味しそうに食べてくれたのは俺君が初めてなんだ・・・・・・ってあはは、寝てる人に言っても意味無いね」ムニムニ

エーリカ「俺君は私の事どう思ってくれてるのかな。君の事だから気が合う仲間、位だろうね」ムニュー

エーリカ「少佐と俺君が特別な関係なのは分かるけど・・・・・・私にもチャンスはあるかな俺君?」

俺「うぇへへ・・・くっきー・・・美味い・・・ハルト、マン・・・」

エーリカ「・・・・・・ふふふ、私の気持ちも知らないで幸せそうに寝てるなぁ。私は君の事で悩んでるんだぞー?」ピシピシ

俺「むぐ、うぃ・・・」
470以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 19:14:49.01 ID:M3oqyFL7O
支援
471もっさんと幼馴染みの俺 支援ありがとう!!:2010/12/21(火) 19:20:20.13 ID:G6+XJlIyO

エーリカ「今は俺君と仲良く出来れば良いのかな・・・うん、そうだね。地道に頑張っていこう。とりあえず俺君を起こさないとね。俺く〜ん!!ミーナがお呼びだよ〜!!早く起きてぇ〜!!」ユサユサ

俺「んぅ〜・・・後、後二時間位・・・やっぱり四時間・・・むごぉ」

エーリカ「むぅ〜トゥルーデが私を起こす時はこんな感じなのかぁ・・・今度からちゃんと起きてあげよう。ほらほら〜起きないと俺君にイタズラしちゃうぞ〜?」

俺「うぁ〜ハルトマン・・・、・・・中尉?」

エーリカ「お、漸く起きたかな?おはよう俺君♪ミーナが俺君を呼んで『・・・・・・』ってどうしたのぼぉ〜っとして、私の顔に何か付いてる?」

俺「・・・・・・ああ、うん分かった」

エーリカ「あはは、まだ寝惚けてるなぁ。ミーナの所に行く前に寝癖とか治して『一緒に寝たいんだな・・・・・・(グィッ)』うにゃぁ!?」ボフンッ
472以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 19:23:32.85 ID:SxeEP5Lx0
支援致す
473もっさんと幼馴染みの俺 誰得微エロ一瞬だけ!!:2010/12/21(火) 19:26:20.76 ID:G6+XJlIyO

俺「俺のベッドは温かいからなぁ・・・自分の部屋で、寝なくても・・・大丈、ぶぃ・・・」ギュッ

エーリカ「ちょ、ちょっと俺君!?///」ジタバタ

俺「ぅ〜ん・・・逃げるな・・・・・・苺だいふくぅ〜」ムギュゥー

エーリカ「ひゃっ///お、俺君っ、む、胸触って、んんっ、る///」

俺「・・・・・・捕まえた・・・・・・いただき、ます」ハムッ

エーリカ「ッ〜!?///ぁん、くび、だめっ///」

俺「あむ・・・むく・・・おいひい・・・」

エーリカ「ひぁ、噛むのも、だめ、だよぉ///」

俺「んむ・・・ちゅ・・・」

エーリカ「んぅ!!///はぁっ、おれ、くん・・・だめ///(こ、これ以上されたら・・・・・・おかしくなっちゃうよぉ)」
474以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 19:27:20.36 ID:VhF48JfeO
>>472のIDがSexに見えた俺は末期

支援
475以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 19:29:18.38 ID:M3oqyFL7O
>>474
ナカーマ

支援
476以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 19:29:24.06 ID:Z/4DpINMO
俺もそう見えたけど私は変態じゃないから言わなかったの。

支援
477もっさんと幼馴染みの俺 支援サンクス!!:2010/12/21(火) 19:31:28.34 ID:G6+XJlIyO

バルクホルン「(ドンドン)俺中尉!!ミーナが呼んでいるぞ!!早く起きないか!!まったく呼びに行ったハルトマンは何をしているんだ」ブツブツ

エーリカ「!?(トゥルーデ!?ど、どうしよう・・・・・・こんな所見られたらヤバいよ!!)」

俺「・・・・・・んあ〜バルクホルン大尉の声、が・・・・・・」

エーリカ「・・・・・・お、おはよう俺君」

俺「・・・・・・おはようハルトマン中尉。あれ?俺部屋間違えたかな?てか何でハルトマン中尉が俺の腕の中に居るの?まだ夢見てんのか俺?」

エーリカ「え、えっとぉ・・・今説明出来る状況じゃないかも。と、とりあえず、その、離してくれる?///」

俺「え、あ、ああ、すまん・・・・・・まさかハルトマン中尉も眠かったのか?添い寝とはまた大胆だなぁ」
478以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 19:32:31.22 ID:M3oqyFL7O
支援
479以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 19:33:13.33 ID:Z/4DpINMO
お姉ちゃん早く開ければ良かったのに。
480以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 19:34:14.50 ID:sWk8WIuSO
いつも凄く楽しみにしてます

支援
481以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 19:34:58.74 ID:VhF48JfeO
しーえん
482もっさんと幼馴染みの俺 支援ありがと!!エーリカチュッチュ:2010/12/21(火) 19:36:19.72 ID:G6+XJlIyO

エーリカ「ば、馬鹿言わないで!!///それ以上言うとグーで殴るよ!!///」

俺「ハッハッハ!!ハルトマン中尉なら俺も悪い気はしないがなぁ。まあ俺は寝相が悪いから気を付けて添い寝しなよ〜」

エーリカ「うぅ〜!!///俺君の能天気!!鈍感!!女たらし〜!!///」ドカッ!!

俺「へぶちっ!?」ガシャーン!!

バルクホルン「随分騒がしいな・・・・・・俺中尉入るぞ(ガチャッ)何だハルトマン、来てたのか。あまりにも遅いので呼びに行くのを放棄したのかと思ったぞ」

エーリカ「あはは、ごめんごめん。俺君が中々起きなくてさ」

バルクホルン「なるほどな、ベッドから落ちて尚寝ているとはだらしないな。仕方無い、このままミーナの所へ連れて行こう」ガシッ、ズルズル

エーリカ「トゥルーデ、俺君は寝てるんじゃ無くて気絶・・・もういいや」

エーリカ「(・・・・・・あのままトゥルーデが来なかったら私、ちょっと危なかったかなぁ。添い寝か、今度してみて良いよね?)」タタタッ
483以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 19:41:36.11 ID:bvT1V1H/P
もさななじみktkr
wikiまとめろよー
484もっさんと幼馴染みの俺 もっさんが出てないとか文句は辞めてね!!泣いちゃうから!!:2010/12/21(火) 19:42:11.30 ID:G6+XJlIyO

〜ミーナの執務室〜

俺「補給任務、ですか?」

ミーナ「ええ。シャーリーさん、ルッキーニさん、宮藤さんと同行でロマーニャまで食糧と日用品の調達をしてもらいたいの。大丈夫かしら?」

俺「もちろん、俺は大丈夫ですよ。女性陣だけでは荷物運びは大変でしょうし、お力にはなれると思います」

ミーナ「そう気負わなくても良いんですよ?補給任務と言っても実質的には休暇みたいなものですからゆっくり観光でもしたらどうかしら。俺さんはロマーニャに行くのは初めてでしょう?」

俺「そうですね、この基地以外の場所は行った事無いので初めての体験になります。ロマーニャは美しい街並みで有名だとは聞いた事がありますが(それと情熱的な女性が多いとかね)」

ミーナ「なら丁度良いわね。車の運転はシャーリーさんに任せますから俺さんはシャーリーさん達の補佐を適度にこなして、観光を楽しんで下さいね?」
485以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 19:45:21.20 ID:+CnlBr3aO
支援
486>>483まとめたいがPCが壊れててね。多分出来ないです。名前だけでも載せたい!!:2010/12/21(火) 19:48:04.47 ID:G6+XJlIyO

俺「はっ、了解しました。お心遣い感謝致します。あ、そうだ。夜間哨戒の報告書をまとめたのですが、今持って来た方が良いですか?」

ミーナ「それは・・・・・・そうね、お願いしようかしら」

俺「了解です。すぐにお持ち致します」

ミーナ「出立の時刻は午前9時、集合場所は基地の入り口です。遅れないようにお願いします」

俺「はい、それでは失礼します」バタンッ

ミーナ「・・・・・・ふふふ、これで良し。後は美緒にも『補給任務』と言う名の休暇を与えるだけね。俺さんと美緒、ちゃんとデートが出来るかしら」クスクス

俺「しかし朝方叫んだ願望がもう叶うとは・・・・・・ぐふふ、今日は良い事がありそうだ」
487もっさんと幼馴染みの俺:2010/12/21(火) 19:52:21.15 ID:G6+XJlIyO

〜基地・入り口〜

俺「8時45分。入り口付近には・・・・・・お、あのトラックかな」

シャーリー「あ、俺が来たみたいだぞ」

ルッキーニ「お〜れ〜♪こっち、こっち〜」

宮藤「俺さ〜ん」

俺「いやぁごめんごめん。少し待たせたかな」

シャーリー「全然大丈夫だ。私達も今集まったばかりだからな」

俺「そいつは良かった」

ルッキーニ「シャーリー早く行こう行こう♪」

シャーリー「まあ待てよルッキーニ。まだ一人来てないだろ」

俺「ん?行くのは俺と今居る三人だけじゃないのか?」

宮藤「もう少し待てば・・・・・・あ、来ましたよ!!」

坂本「はぁ、はぁ。す、すまない少し準備に手間取った」

俺「へ、美緒?」
488もっさんと幼馴染みの俺:2010/12/21(火) 19:56:11.07 ID:G6+XJlIyO

坂本「俺?何だ俺も行くのか?」

俺「あ、ああ。美緒も行くとは知らなかったな」

坂本「私も俺が行くとは知らなかったぞ。ミーナの奴、知らせるのを忘れてたな」

俺「(はは〜ん、ヴィルケ中佐敢えて言わなかったな・・・・・・やれやれ)」

シャーリー「んじゃ、皆揃ったみたいだし出発するか!!」

ルッキーニ「ロマーニャロマーニャ♪」

宮藤「ロマーニャかぁ〜・・・・・・どんな場所何でしょうね坂本さん、俺さん」

坂本「私は何度か行った事があるが美しい街だぞ。まあ観光地には行った事は無いがな」

俺「ふむふむ、なら美緒さんや、食糧の調達何かが済んだら一緒に観光しないか?俺もロマーニャの街は初めてだからさ」

坂本「ミーナには休暇がてらに行って来いと言われたし・・・・・・うむ、それも良いな」
489もっさんと幼馴染みの俺:2010/12/21(火) 19:59:03.76 ID:G6+XJlIyO

俺「よし決まりだな。いやぁ美緒との観光が楽しみだ」

坂本「ふふふ、私も楽しみにしておくか」

シャーリー「・・・・・・これだと私達が手回ししなくてもデートの流れになるかな?」ヒソヒソ

宮藤「大丈夫そうですね。坂本さんもとても嬉しそう(俺さんとデート・・・・・・ちょっと坂本さんが羨ましいなぁ)」ヒソヒソ

ルッキーニ「なになに?まだ行かないの〜?」

シャーリー「おお、ごめんなルッキーニ。よっしゃ!!皆乗ったな?ロマーニャまでぶっ飛ばして行くぞぉ〜!!」ブゥンッ、ブゥンッ!!

ルッキーニ「いっくぞぉ〜♪」

俺「ハッハッハ!!中々揺れるなぁ〜」

坂本「はっはっは!!この程度の揺れ、まったく問題無い!!」

宮藤「うにゃっ!!しゃ、シャーリーさん、運転荒、ひゃぁ〜!!」
490以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 20:02:54.32 ID:G6+XJlIyO

よし、一時間きっかりで終われたな!!
さて次回はもっさんと俺がロマーニャでデートをする予定ですね〜。
最近はリアルが忙しくて書き溜めががが・・・・・・まあ暇を見つけては書かないとな。

それじゃ多数の支援&誰得SSを読んでいただきありがとうございました!!
wikiにすら載ってない影が薄い作品ですがまたよろしくお願いします!!
491以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 20:07:54.64 ID:j/hxxhky0
支援かもナ

このごろ浮気ものが多くて困るぜ
492以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 20:10:52.12 ID:+WkGl3hT0
呼んだかな?・・・・・
493以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 20:12:17.43 ID:SxeEP5Lx0
乙です
やっぱり面白いじゃないですか

ってかID言われて気づいたでェ・・・
494以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 20:21:40.93 ID:G6+XJlIyO
言い忘れてた・・・・・・俺は終わったから次の方どうぞ〜
495以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 20:22:43.46 ID:M3oqyFL7O
乙!
496以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 20:29:50.92 ID:j/hxxhky0
おつつ!
497以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 20:33:55.11 ID:Z/4DpINMO
乙。

1秒マロニーちゃん
498以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 20:53:11.95 ID:Z/4DpINMO
ついにねんがんのマロニーちゃんをてにいれたぞ!
499以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 20:53:48.66 ID:fSLr6eif0
おめでとう! さ、一緒に祝おうねリーネちゃん
500以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 20:54:50.10 ID:queeBCVMO
危機いっパンツ
501以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 20:55:56.69 ID:rwupFR4k0
二期見直したら専属の女医さんいるじゃん!
うわああああああああああ恥ずかしいいいい
wikiから消去してえええええ
502以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 20:57:41.41 ID:JV8Ro1wO0
>>501 こまけぇこたぁ(ry
503以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 20:57:44.87 ID:Z/4DpINMO
人いるやん…なんで阻止してくれへんかったんや…。
504以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 20:58:26.61 ID:j/hxxhky0
え?ほしかったんでしょマロニーちゃん
505以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:00:55.34 ID:2rY/YC/q0
マロニーってあれ着ぐるみで本当は中に美少女はいってるんでしょ?
506以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:01:20.90 ID:+WkGl3hT0
>>505
その考えはなかったwww
507以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:02:14.60 ID:Z/4DpINMO
こんなことなら86400秒マロニーちゃんにすればよかったんや…。

>>505
…マロニーちゃんちゅっちゅっ!
508以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:11:54.47 ID:YsPbXXwK0
過疎だねアホたん
509以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:19:12.53 ID:Kc0YxmUY0
アーマード・コアでss書いてたけど、パソコンいきなり切れてデータが・・・
泣きたい・・・
510以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:20:51.69 ID:9CYyGzIp0
フォース記念にバーチャロン俺書こうかな・・・
511以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:24:05.01 ID:m7L41rx10
俺団まとめてきた
途中までやってくれた人まじ感謝

番外編ふたつと新しいのみっつそのうち投下するかも
512以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:29:05.02 ID:YsPbXXwK0
おつー、楽しみにしてる。

更新履歴ワロタ
513以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:32:46.66 ID:VhF48JfeO
投下来ねー!
514以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:35:56.83 ID:25rxrRE80
投下ないならエスコン5ウィッチーズの5話投下したい
515以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:37:58.69 ID:Kc0YxmUY0
>>514全力で支援する
516以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:38:19.16 ID:j/hxxhky0
>>510
前々スレみてみな
517ストライクウィッチーズ-謳われない戦争- 5話:2010/12/21(火) 21:40:45.33 ID:25rxrRE80
>>22のつづき

――――搭乗員宿舎

救助隊が到着したとき、隊長の姿はすでになく、ただ遠ざかるネウロイだけが見えたという。
この世の果て、平和からもっとも遠い地であったこの基地が、忌々しいネウロイにもっとも接近した最前基地となった。

私は今、俺少尉を自分の部屋に招いている。
彼の所属する部隊――第52戦闘航空団――の話を聞くためだ。

私「隊長が落とされて、明日からはどういう編成になるんだい?」

彼は、使い魔のカークの頭をなでて、流していた音楽の音量を少し下げる。
自分の部屋からお気に入りのレコードを持ってきて、この部屋で流しているのだ。

俺「明日からの1番機?心配してると年取るぜ」

俺「うちは分遣隊だからな。中央から本隊の中佐殿が来て、俺たちの上に乗っかる。それだけさ」

彼は、ソファーに座り、音楽のリズムに乗っている。
518ストライクウィッチーズ-謳われない戦争- 5話:2010/12/21(火) 21:43:44.25 ID:25rxrRE80
俺「フゥ、これでこそ落ち着くぜ、この音色!今夜はよく眠れそうだ」

私「隊長は、オストマルクの出身だって?」

俺「俺だって歴史の勉強はしたんだぜ?
あんときゃまだオストマルクはあったんだ」

俺「基地司令も査問なんて、何考えてんだか」

俺少尉は咳払いをひとつし、基地司令の声真似をする。

俺「隊長の行動に、不審箇所はなかったか。だと」

俺「不審があるのは、野郎の頭の構造だぜ」

私「ぷっ……今のは基地司令にそっくりだ」

俺「だろ?」

ウウウウウウウウウウ!

俺「あん?…おい、空襲警報だぜ!勘弁してくれよ!」

彼は、サイレンを吐き出すスピーカーに毒づきながら、私の部屋を飛び出していく。
……今夜は眠れなくなりそうだ。
519ストライクウィッチーズ-謳われない戦争- 5話:2010/12/21(火) 21:46:22.03 ID:25rxrRE80
俺は、私の部屋を飛び出して急いでハンガーへと向かった。
トゥルーデとエーリカは既に、ストライカーを履いて、滑走路へとくりだしていた。

エーリカ「お先に俺!」

バルクホルン「早く上がるんだぞ!」

管制室「緊急発進急げ!離陸可能な機械化歩兵から空中退避!」

俺も急いで滑走路に出ると、空はネウロイに埋め尽くされ、あちこちから爆弾の炸裂した閃光、機銃弾の曳光弾が飛び交っていた。
そして、俺の近くのキューベルワーゲンが機銃掃射を受け、爆発する。

俺「うわっち!あぶねえ!」

管制室「空襲警報。敵爆撃機、多数接近!スクランブル発進し、これを迎撃せよ!」

俺「セントヒューレットでも思ったが、言うの遅えよ!早くハンガーのドア開けろ!急げ、急げ、急げ!」

520以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:48:54.13 ID:j/hxxhky0
しーえん
521ストライクウィッチーズ-謳われない戦争- 5話:2010/12/21(火) 21:49:29.85 ID:25rxrRE80
味方「各要員は、可及的速やかに持ち場につけ!」

ゲルト「ハンガーに整備中の隊長のストライカーが!」

オヤジさん「もういい、構うんじゃない!上がったら出来るだけ早く高度を取るんだ」

オヤジさん「敵にかぶられるんじゃないぞ!よし、今のうちだ!敵の第一波が通り過ぎた」

管制室「俺、緊急発進急げ!」

俺「分かってる!」

俺は、オヤジさんに言われた通りに高度をとるために急上昇する。

管制室「管制塔よりJG52、爆撃機の迎撃に向かえ!
滑走路をやつらにやらせるな!」
522以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:49:39.06 ID:VhF48JfeO
よし。ならば支援だ
523ストライクウィッチーズ-謳われない戦争- 5話:2010/12/21(火) 21:51:47.78 ID:25rxrRE80
ゲルト「俺、機体の調子はどうだ?」

俺「絶好調だ」

エーリカ「備えていて良かったねー」

ゲルト「フラウ、お前は何もしていないだろう!」

エーリカ「失礼な!私だってしたよ!」

俺「俺もおしゃべりは大好きだが、今は敵をたたこうぜ」

エーリカ「了解!」

俺たちは目の前を飛ぶラロスに、お返しの7.92mm弾を撃ちこんでやる。
ラロスは火を吹き、山へと落ちていく。

俺「よし、1機撃墜っと!」

ゲルト「まだ敵はいっぱいいるぞ!」

フォード「こちらJG52リーダー、フォード中佐だ。第52基地へアプローチ中、何が起こっているのか」

俺「おっと、どうやら俺たちの上に乗っかる中佐殿がいらしたようだな」

ゲルト「現在、当基地は敵の空襲を受けている!」

味方「消火班、弾薬庫への延焼を防げ!」

味方「可燃物を運び出せ。武器もだ」
524ストライクウィッチーズ-謳われない戦争- 5話:2010/12/21(火) 21:55:06.96 ID:25rxrRE80
フォード「本機が到着するまでに敵部隊の排除は完了するんだろうな?」

ゲルト「現在も敵と交戦中、最善を尽くします」

俺「ああ、いやだいやだ。中央のお偉いさんは平和ボケが抜けてないみたいだぜ?」

エーリカ「言えてる、っと!」

フォード「聞こえてるぞ」

フラウがラロスとは形の違うネウロイ――ケファラスだ――に、弾丸を叩き込む。
奴が本命なのだろう。

エーリカ「俺、トゥルーデ!ケファラスがいっぱい来てる!」

ゲルト「見えてる!2人とも、フォーメーションカエサル!」

俺「なんだそれ?」

ゲルト「……デルタ編隊を組むぞ」

エーリカ「りょーかい、フォーメーションカエサル」ニシシ

ゲルト「な、わ、笑うな!」

俺たちは、トゥルーデ命名のフォーメーションカエサルを組み、ケファラス編隊へと突撃する。
525ストライクウィッチーズ-謳われない戦争- 5話:2010/12/21(火) 21:57:57.18 ID:25rxrRE80
ゲルト「先ほどの敵編隊、反転してくる!」

俺「これは阻止しなくちゃなんねえ。それは俺にも分かるぞ」

ケファラス編隊の上に被さり、上から3人で一斉射撃を浴びせる。
あっという間に穴あきチーズになったケファラス達は、燃えながら基地の近くへと落ちていく。

俺「ああ、俺のロックコレクション!守らなきゃいけないものばかりだ!」

エーリカ「俺はレコード無くしたら本当に死んじゃいそう」

俺「当たり前だ!」

バララララララ!

味方「救護班は、負傷者を運び出せ!」

味方「来たぞ!撃ち方始め!」

俺「おい、ハンガーを見ろ…ありゃ誰だ?」
526ストライクウィッチーズ-謳われない戦争- 5話:2010/12/21(火) 22:01:39.29 ID:25rxrRE80
ハンナ「マルセイユだ。整備班を手伝ってハンガーにいたんだ」

俺「お前にゃ無理だ!他のウィッチはどうした?」

ハンナ「姿が見えないぞ、トイレにでも行ってるんじゃないか?」

ゲルト「あの馬鹿!今すぐ戻らないか!」

ハンナ「うるさいぞ、堅物。ふふん、私では不満か?」

エーリカ「もう間に合わないよ!」

俺「フラウ、あいつが上がってくるのをあのまま見てるのか…?」

エーリカ「そんなわけないよ、援護に行こう!」

滑走路を見ると、ハンナが滑走路から飛び立っているところだ。
その後ろに、ラロスの姿が見える。

俺「ハンナ、早く上がれ!」

俺はそのラロスの前に飛び込み、正面から機銃を食らわせる。
羽をもがれて姿勢を維持できなくなったラロスは、森の方へと落ちていく。
527以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 22:01:54.18 ID:fSLr6eif0
しえーん
528以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 22:03:42.15 ID:Mq8C95DF0
支援
529ストライクウィッチーズ-謳われない戦争- 5話:2010/12/21(火) 22:05:32.96 ID:25rxrRE80
ハンナ「やるじゃないか、俺少尉」

ハンナは、どこか余裕すら見せる素振りをして、空へと上がってくる。

俺「バカ野郎、無茶しやがって!ハンナ、俺の後ろにつけ」

ハンナ「了解」

ゲルト「全く、なんて奴だ…!」

ハンナ「こちらハンナ・ユスティーナ・マルセイユ。これより第2飛行中隊に加わる」

管制室「了解、マルセイユ少尉!」

フォード「こちらJG52リーダー、輸送機の燃料がもうない。着陸許可を求める」

管制室「無理です、フォード中佐!こっちは空襲中なんだ!」

フォード「空中の味方機、本機を援護せよ!」

俺「阿呆が!」

フォード「俺少尉か?」

俺「そうであります」

フォード「着陸後に譴責してや……ザザ-」
530ストライクウィッチーズ-謳われない戦争- 5話:2010/12/21(火) 22:08:10.67 ID:25rxrRE80
ハンナ「中佐の輸送機が落ちた」

俺「後ろのラロス編隊にやられたみたいだ」

エーリカ「ならしょうがないね」

俺たちは、すぐにそのラロス編隊を撃ち落す。

ゲルト「自分の後ろもチェックできないような奴に指揮は執らせたくないな」

俺「全くだぜ」

ハンナ「良かったな、あいつは2階級特進で准将殿だ」

管制室「敵、最接近!」

ゲルト「よし、上から被せて落とすぞ!」

俺達「了解!」

再びケファラスの編隊の上から急降下し、落としていく。
ハンナは、この基地で初出撃にも関らず、バンバン敵を屠っていた。
531以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 22:08:52.61 ID:SxeEP5Lx0
支援
532ストライクウィッチーズ-謳われない戦争- 5話:2010/12/21(火) 22:10:58.76 ID:25rxrRE80
俺「マルセイユが1機撃墜。やるなぁ、ハンナ!」

ハンナ「そうだろう?」

ゲルト「感心してないで敵をおとせ!」

俺「へいへい、了解」

敵はだいぶ数を減らしてきている。
もうこれ以上湧いてくることはないだろう。

俺「最後のケファラスだ、全員でやっちまうか?」

エーリカ「ナイスアイディア」

ハンナ「そうと決まれば早い者勝ちだ!」

最後のケファラスに向け、4人が殺到する。
もはやただの的でしかないケファラスは、4人分の銃撃を受けて、爆発四散した。

管制室「ネウロイの全機撃墜を確認、よくやってくれた。
    歓迎のパーティーの準備ができている、さっさと帰ってこい!」

ゲルト「了解した、帰投する」
533以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 22:14:14.02 ID:Kc0YxmUY0
またデータが消えた・・・諦める・・・
534ストライクウィッチーズ-謳われない戦争- 5話:2010/12/21(火) 22:14:21.94 ID:25rxrRE80
一夜明けた空、新しい4人で編成された第2飛行中隊が帰ってきた。
まるで、大空こそ開闢以来の安全な我が家であるかのように。
ネウロイ侵攻からまだ17時間。
ネウロイの侵攻は、カールスラントに反撃に転じる隙を与えないようなものだった。
私には、報道班員の辞令が来た。ハミルトン中佐が、気を回してくれたらしい。
早速私はこんなものを撮ってしまう。
ラフな格好で。搭乗員室のソファーに座るバルクホルン中尉の姿だ。
彼女の手には、一枚の写真が握られている。
何の写真なのか、私にはわからない。

…私に書く記事があるとすれば、彼女らのことなのかもしれない。

つづく
535以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 22:18:30.14 ID:VhF48JfeO
>>533
とりあえずPC買い替えようぜ……
支援
536以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 22:25:24.49 ID:j/hxxhky0
おっつ!
537以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 22:25:55.91 ID:25rxrRE80
5話終わりです
ゴミみたいな文章に支援ありがとうございました
538以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 22:31:28.28 ID:SxeEP5Lx0
乙です
これ程の高クオリティでゴミだって言うなら俺にはもう投下する資格すらなくなっちゃいます

だから卑屈にならないで、これからも期待してます
539以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 22:31:33.04 ID:JV8Ro1wO0
筆がすすまねぇ
540以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 22:32:44.24 ID:sWk8WIuSO
携帯書き溜めマジオススメ

乙!
541以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 22:35:55.69 ID:Kc0YxmUY0
>>535プレステ3買うからPC買い替える余裕がない・・・
支援
542盲目のウィッチ:2010/12/21(火) 22:43:07.39 ID:CLf5ryGJ0


よし、ウチに来て鍋いっぱいの手作り(俺の)カレー食っていいぞ
543以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 22:44:03.50 ID:CLf5ryGJ0
なぜコテハンを消していない…
544以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 22:44:24.66 ID:VhF48JfeO
みんなは謙遜だろうけども俺のはガチでゴミだから困る
545以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 22:44:56.33 ID:25rxrRE80
お姉ちゃんが作ってくれたカレーがありからいいです
546以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 22:50:00.08 ID:j/hxxhky0
おれエーリカが作ったカレーがあるからいいや
547以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 22:50:23.89 ID:IJxSqUVi0
無茶しやがって……
548以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 22:52:32.70 ID:Z/4DpINMO
乙ね。

一方で「俺の面白いなwwwふひひwww」と思って書き込む俺がいるぜ。

俺にはみっちゃんが出したカレー色があるからいいや。
549以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 22:53:56.25 ID:G6+XJlIyO
>>548
こいつ変態ですよおじいちゃん
550以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 22:58:55.24 ID:sWk8WIuSO
俺のなんてゴミですらない…
551以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 23:00:07.97 ID:NsotBF81P
給料入ったらpomera買うます。
モウガマンデキナイ
PS3はまたオアズケ…
552以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 23:04:54.78 ID:x6r0tmME0

           。  . : : : : :            : : : : : ☆ : : .
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    : : : ☆ : : : :   `ーf'´''‐-、_  (_,. -‐'' ̄`  }:::`く >>544>>550元気出しなさい . : +: : : : :
   : : :   o。 : : : .  ハ}. r弋ス }     f'てフヾ  ミ/^ヽ     . : : : : : : : :
      +      ム(,} ''   '|   `   ''   (: }    . : : : : : '゚ : :
      ・  : : :     ',刈    |          ノ リ    : : X : : : :
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553以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 23:13:26.48 ID:IJxSqUVi0
オウガが楽しすぎて折角の休みなのに書き溜めが進まん……
そして俺の部隊が神竜騎士団とは名ばかりの501統合戦闘航空団になってるでござる
554以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 23:38:07.14 ID:Kc0YxmUY0
アーマード・コアの奴書いてるんだけど、弾はどうしよう・・・
弾無限ってことはできないし・・・
555以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 23:39:29.62 ID:fSLr6eif0
便利なネウロイコアエネルギー
556以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 23:40:03.03 ID:j/hxxhky0
つKARASAWAMk−U
557喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/21(火) 23:41:52.62 ID:nrRb6/9l0
前1まとめありがとう
558以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 00:03:48.70 ID:a5H4ti2z0
とりあえず俺設定完成、順次追加する予定。

名前 俺 年齢21歳 身長173cm 誕生日 本人が覚えてないため不明

・クレイドル03防衛中に撃墜され、大気圏落下中に気を失い
 目を覚ましたらストパンの世界に。

・性格は、面倒くさがり屋、サボり魔、基本寝ぼけている。
 だが、体を動かすのは好きなので、訓練はきちんとやる。メカオタク

・髪は黒で短髪、そろそろひげを伸ばそうかと考えている。

武装などはまだ考え中・・・

うん、完全に俺得な俺だな!
559以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 00:04:34.62 ID:dxBq8wu8O
>>554
エネルギー兵器はゲームの都合で有限だけど実際は無限じゃなかったけ
コアに付いてるやつは格納すれば充電されるし
560以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 00:09:11.62 ID:cubNvU6/O
この時間帯に投下無しとは珍しいねリーネちゃん!
561以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 00:17:16.73 ID:a5H4ti2z0
>>559ありです!エネルギー兵器をつけるよ!
実弾の方は変態整備士が作るということにすればいいや!

PAって使わないようにできるっけ??
562以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 00:17:23.58 ID:pt3Afdn60
563以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 00:19:49.31 ID:dxBq8wu8O
>>561
よく考えたらクレイドルでエネルギー兵器でネクストだとプロトネクストじゃ(ry
まあPAは切れるよ4のハードだとPAなしミッション幾つかあるし
564以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 00:20:21.30 ID:pt3Afdn60
誤爆した
565 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 00:21:03.22 ID:qm1SCB8j0
でーけーたー。
10日間掛かった。死ぬ。
空いていて、俺が気合の入ったときに投下するね。
とりあえず、これは先にしておいたほうが・・いいのかな?

題:蒼穹の絆

粗筋:おっさんとその部下が501に長期滞在。すったもんだを引き起こす。
目的:ミーナさんじゅうはっさいが安らぎを取り戻せるように。他のSSを読んで
 おっさんが俺になったことがないな、と自分をネタにして見ようかと。(直近の
 スレを5つ程度しか読んでいないのだけど。あったらごめん)
 色っぽい場面では、あえて逆視点だけとしてみた。イアンフレミングの言った
 言葉が参考。うまく出来たか不安。所々、どうしても略せない部分もあった。
 読み手には苦痛かも。すみません。
反省:キモがられたらどうしよう。SS第一作なので、疑問点ばかり。わけが解らぬ。
 携帯の人には読みにくいのではないか、とHPで確認して気付き今頃不安になっている。
 まあ、もう書き直す気力がないので見切り発車します。
 あと、宮藤はあまり出てこなくなってしまいました。ファンの方、ごめん。
 また、製作中にスレで質問をし、何度も助けてもらえたことに感謝。有難う。

 今、ここで使うコテを決めたんで、途中で苦痛になった方はNGでお願いします。
 
 タバコ吸ってから寝よう。あ、容量224KB。
566以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 00:22:12.31 ID:dxBq8wu8O
と思ったらアレは防衛ミッションか間違えたぜ恥ずかしい……
567以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 00:22:28.16 ID:a5H4ti2z0
>>563こまけこたぁ(ry
568 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 00:24:31.20 ID:qm1SCB8j0
う?ビーム兵器って・・・無限? 
しまった・・・。知らんかったw。

何も見てないキコエナイー
569以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 00:27:10.71 ID:o66qx8yW0
>>565
師走ということもあって投下が減ってきてるから大歓迎だぜ。

とりあえず誤字に注意な。


ちなみにおっさんキャラはマグロがいる。
wikiに収録されてるかは知らんけど。
570 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 00:28:04.79 ID:qm1SCB8j0
あれ?今が空いているの?
投下する? ご指示願いま。コーヒーのみ始めたから何とかなる、と思うよ。
571以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 00:30:27.24 ID:NWb2qeSu0
自分の好きなときにしろ なんどでも言うが需要で書いちゃダメだ
572以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 00:30:38.79 ID:a5H4ti2z0
1レスだけ投下していい?
573以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 00:31:53.73 ID:aQscPwUF0
ガラガラだぜ
574 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 00:32:00.11 ID:qm1SCB8j0
>>569
そか。支援いただければ投下する。
5分間隔でいいのかな。

誤字は・・・出来るだけ直した(汗
575以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 00:32:24.72 ID:a5H4ti2z0
>>574支援
576 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 00:33:00.78 ID:qm1SCB8j0
>>572

待つ。
その後投下開始する。

願います。
577以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 00:38:27.16 ID:a5H4ti2z0
>>576修正個所が見つかったので、よろしくお願いします。
明日から冬休みだから時間余裕あるので。
578 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 00:39:10.44 ID:qm1SCB8j0
アイ。 投下開始。宜しく。


蒼穹の絆 


ブリタニア。
その防衛の要として活躍するのが連合軍第501統合戦闘航空団である。

その501JFWの正門にジープと貨物トラックが到着した。
衛兵に書類を提示する壮年の将校。待たされることもなく、ゲートバーが跳ね上げられ
衛兵の捧げ筒の間を2台の車は基地に入っていった。

バルクホルン大尉が将校二人を案内して、司令官室のドアをノックする。
「ヴィルケ司令!入ります!」

ヴィルケ中佐と坂本少佐が敬礼して来客を迎える。きっちりした答礼を返す少将。
制服は扶桑皇国海軍の第一種。自己紹介をする3人に、良く通る声が応じる。

「扶桑皇国海軍少将 俺です。遣欧派遣軍調査部所属。宜しく願います」

年の頃は40半ばか。白髪が目立つ黒髪は、さっぱりと刈られている。目じりの皺が深いのは、高空で太陽に
晒されてきたパイロットのそれだ。175センチほどの中背だが、胸板と肩は逞しい。海軍士官の象徴でもある
短剣ではなく、拳銃を携帯している。

579以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 00:43:02.22 ID:gduEM08+O
支援
580 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 00:45:02.27 ID:qm1SCB8j0

「扶桑皇国海軍少尉 加藤香代子。遣欧派遣軍調査部。俺少将の副官です。願います!」

20代前半?10代後半?艶やかな黒髪を長く伸ばした女性士官も続いて申告する。
身長は160ほど。こちらも拳銃携帯で第一種軍装。

二人が軍帽を脇に挟み、全員と握手を交わし終わってから、ヴィルケ中佐が発言。

ヴ「ようこそ、少将のおいでを歓迎いたします。連合軍司令部から、少将の御用についての説明は受けて
おります。少将のお仕事が円滑に遂行できますよう、努力いたします。基地の業務に着きましてのご質問は、
私または坂本少佐、バルクホルン大尉、後で紹介するイェーガー大尉に。また、御用があれば遠慮なくお申
し付けください」

俺「お手数おかけして申し訳ない。4週間、皆さんのお邪魔にならないようにしますので」

坂「お部屋は用意されるとのことですが?」と坂本少佐。

俺「ええ。淑女の皆さんと同じ屋根の下では申し訳ない。かといって、基地から離れるのでは、私の仕事
 に差し支えてしまうので。私は海岸に設営したいと思う。よろしいですか?
 でも、少尉は女性だ、すまないが、まともに屋根のある所を用意してあげてほしい」

581以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 00:47:11.36 ID:a5H4ti2z0
なんて素晴らしい紳士だ
582以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 00:49:27.18 ID:yTayYKVz0
期待支援
583 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 00:50:08.30 ID:qm1SCB8j0
ヴ「了解です。では、我々と同じ宿舎の空部屋を用意しましょう」

加「俺少将、よろしいのですか?私は副官ですので、お側におりませんと・・・」

俺「大丈夫だ、心配するな。隊員の皆さんと仲良くなりなさい」

加「有難うございます。では、ヴィルケ司令。よろしくお願いいたします」

少尉が頭を司令に下げる。

ヴ「では、隊員に紹介しますので。ブリーフィングルームへご一緒しましょう」

ヴィルケ中佐に案内されて出て行く俺少将+副官。模範的敬礼で見送る二人。

ドアが閉まると、バルクホルン大尉が坂本少佐に囁く。
バ「略綬が5列。有名人か?」

坂「うーむ。名前は聞いた覚えがあるような・・・?飛行徽章つけていたな・・・」

バ「顔見知りではないんだな。少将か。お偉いさんが視察ってのもな?」

坂「自分で調べないと気が済まない切れ者か、はたまた窓際のゴマスリ昇進野郎か、だな?
 まあ、戦闘業務には関わらないそうだ。その点は気楽だろう?」

バ「うむ。部外者にチームワークを乱されては敵わん!」

坂「そうとも!501には501のやり方がある!」
584以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 00:52:03.86 ID:gduEM08+O
まともなお姉ちゃん見るの久しぶりだな
585 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 00:55:47.36 ID:qm1SCB8j0
「隊長入室!気をつけ!」

隊員全員が揃ったブリーフィングルームにヴィルケ中佐が入室する。全員が起立して
顔を真正面に向ける中、5人は前に進んだ。

「敬礼!!」

バルクホルン大尉が号令を掛け、揃った敬礼がなされる。ヴィルケ中佐がきちんと答礼。

「おはようございます、皆さん。全員そのままで。
 本日から4週間、お客様を当基地にお迎えします。扶桑皇国海軍 俺少将、どうぞ」

「気をーつけ!敬礼!!」

さきほどより気合の入った号令が掛かる。
高級将校によくある、おざなりな敬礼でないきちんとした答礼をしつつ、頭を巡らして全員の目を見る俺少将。
少将が手を下ろすのに合わせ、隊員も一呼吸おいて手を下ろす。

「扶桑皇国海軍少将 俺です。本日より4週間、皆さんの基地活動を視察します。彼女は私の副官で加藤少尉
です。よろしく。皆さん、姿勢を楽にしてください」

隊員が休めの姿勢となったのを確認してから続ける。

「視察の目的は、この基地において国籍、階級、そして人種も違う皆さんが共に協力して
ネウロイ戦を戦い抜いてきた、その内情を知り、それを参考にして将来の国際社会に
おいて人類が協和して繁栄出来るための手段を模索することにあります。
 曖昧とした目標です。世界各国が戦渦に巻き込まれている今、国際社会は初めて共に
手を携えて協力することを学びました。皆さんはその代表者です。ご苦労様です。
586 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 01:00:05.62 ID:qm1SCB8j0
 しかし、この戦争もいつかは終わります。その時が一刻も早く到来することを望むのは
私も、そして皆さんも同じです。しかし、その後平和が訪れても、各国が互いに争うような
愚考を犯すかも知れません。悲しい『IF』ですが、その可能性に目を瞑ることは出来ません」」

「そのような事態とならぬよう、今から我々は準備をしなくてはなりません。その準備の一つが
私の今回の任務です。
 目的の性格上、皆さんの私生活は当然、作戦についても一切口出しすることは致しません。
この基地の活動を監査することが目的ではありません。この点は誤解しないで下さい」

隊員の目にかすかに安堵の色が浮かぶ。煩いのが4週もいられたら息が詰まる。

「私も、この基地にいる間は司令のヴィルケ中佐の指揮下に入ります。では、皆さん、よろしく
お願いいたします」

隊員に頭を下げる少将。あっけに取られるヴィルケ中佐以下隊員。将官の頭の最上部を見る
機会など、普通ありえない。

 「では、中佐・・・」と、少将は中佐に顔を向けて促した。

「全員、着席!」

慌てて言う中佐。本日一日についての伝達事項を述べながら、彼女は思う。

「(少将なのに、誰に対しても物腰の柔らかい男なんだろうか?扶桑スマイルで本心を
見せないだけ?様子を見よう。美緒達にも相談して、と。この隊の空気に馴染んでもらおう
かしらね・・・テストでもあるけれど・・・)」
587以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 01:03:21.24 ID:yTayYKVz0
もっさん達なかなか厳しいな
588 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 01:04:49.75 ID:qm1SCB8j0
「では、以上です。質問はありますか? では、皆さん、本日もよろしくお願いします。なお、折角です
から俺少将に質問のある人は、この後少将にお尋ねするとよいでしょう。少将?お願いします。
では、解散!」

「起立!敬礼!!」

中佐が退出した後、バルクホルン大尉が順番に指名して隊員の自己紹介を進める。少将は申告を聞くと、
その隊員の出身国を話題として和やかに会話を進めた。隊員が自由闊達にそれに応じるので、バルクホルン
は気が気でない。相手は少将なのだ。

「ユーティライネン少尉はスオスムからですか。森と湖の国ですね!一度、サウナで温まった
後にお国の湖に飛び込んでいたいものです」

「少将、サウナ知っているんダ!気持ちいいんダゾ!真冬には雪の中に飛び込んでダナ・・・」

軍人の基本は規律、規律なくして軍は存続しえぬ!と教えられ、そう考えていた彼女には拷問に等しい。
一方、隊員の受けは非常によいようだ。母国のことを知っている相手には親近感が自然と湧くものだし、
彼女達の話題にも言及する。儀礼ではない雰囲気となる。戦績のことなど一言も口にしないので尚更。

挙句に、自己紹介が一通りすんだ後、少将がバルクホルンの軍人精神を崩壊させる提案をする。

「私からのお願いなのですが。私は階級等の形式に縛られるのが苦手です。扶桑の艦艇では、乗り組み
員は一つ家族、階級にこだわる必要はない、と昔から言われてきました。一少尉が艦長に具申することも
普通にあります。この考え方は、私も依存はありません。なので、階級抜きで皆さんをお呼びしてもよろしい
ですか?私に対しても『俺』と呼んでいただければ結構です。お願いできますか?バルクホルン君?」

「えっ!・・・・えー・・・(何を言い出す!このおっさんは!)」

「俺さ〜ん、彼女はトゥルーデって呼んであげてよ〜」     ※ここからテンポ変わりますんで<(_ _)>
589以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 01:09:34.19 ID:gduEM08+O
支援支援
590 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 01:10:20.82 ID:qm1SCB8j0
「ハルトマン君、有難う。その調子で願います。トゥルーデ君?」

「!!!(親友しかそう呼ばないのに!押しが強い・・・)ハイ・・・(フラウ・・・)」

「なに赤くなってんの?トゥルーデ? あ、私はエーリカって呼んで!」

「私はシャーリーでいいよ?」

「あたしはぁー!ルッキーニでもフランチェスカでもどっちでも!」

「ハイハイハイ!私はエイラかイッルで!!彼女はサーニャ!サーニャには馴れ馴れしくしないでナー!」



「あっはっはっは!お前達!元気があっていいぞ!そう思いませんか!俺さん!」

「まったくです!若さがあって結構ですね!坂本君、でよろしいですか?」

「ええ!俺さん!扶桑海軍はよい伝統をもっていますね!隊長は、ああ、身内は『隊長』と呼びます。
彼女は『ミーナ』と。私から話しておきますよ!」

坂本は快活に答えながらも警戒する。

「(この少将、年の割りに昇進が早いからゴマすり野郎かと思ったが。人心掌握は本物か?部下も
なぜか照れているのが多い。私もこの雰囲気は嫌いではない。おもしろい。トコトン付き合ってやるか!)」

着席していた隊員が、徐々に前に集まって賑やかに俺と加藤を取り囲んで質問攻めとなるのを
見ながら、本国政府の意向を考える坂本だった。
591 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 01:12:20.10 ID:qm1SCB8j0
※作業ミス 途中にこれを入れてください。

「ハイハイハイ!私はエイラかイッルで!!彼女はサーニャ!サーニャには馴れ馴れしくしないでナー!」

「わ・・私は芳佳ってお願い・・します!///」

「芳佳ちゃん・・・ あ。わたしはリネットか、もしよろしかったらリーネで・・・///」

「あ・・・あなたたち!失礼ですわよ!年上の殿方に!「硬いことはいらんぞ!」え、少佐、ええと・・・
では、ペリーヌとお呼びくださいませ」

「私は!加藤香代子です!カヨって呼んでください!皆さん、お願いしまーす!///」

「あっはっはっは!お前達!元気があっていいぞ!そう思いませんか!俺さん!」

※ごめん
592以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 01:12:24.11 ID:YTYnOepT0
坂本「私とお前は海軍だから(ry
593 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 01:18:01.44 ID:qm1SCB8j0

バルクホルンが案内して、少将の生活の場となる海岸のテント設営所、彼の部下の加藤少尉の部屋、
食堂、風呂、トイレなどを巡回していく。
途中、さりげなくバルクホルンが探りを入れるが、あっけないほど快活に俺は情報を漏らす。
昔は駐在武官として欧州・リベリオンなどで勤務したこともあること、今は机に縛られる立場で面白み
がないこと、加藤少尉はウィッチ特性が残念ながらなくて、それでも役に立てればと努力して任官した
が、語学力と戦技によって異例の戦時任官をした等など。。あけっぴろげに話す俺に対し、最初に感じた
違和感・嫌悪感が徐々に薄れていることを嫌々ながら認めるバルクホルンだった。

テントの設営を監督し終わった俺と香代子は、再びヴィルケ司令に会いに行った。第二種の白服に其々
着替えている。迷うことなく到着。
入室する二人へ

ミ「無事終わりましたか?俺さん?カヨさん?」

と笑いを含んだ司令の声が掛けられる。
俺が坂本の顔を見ると、坂本もニコッと笑う。ちゃんと話しをしてくれた様子だ。目礼を返す俺と香代。

俺「お願いを聞いてくださって有難う、ミーナさん。宿舎の設営も終わりました。これで仕事を始めること
 が出来ます」

ミ「隊員への御厚意、感謝いたしますこちらも助かります。では、この基地の基本スケジュールと
 地図・配置図面です。隊員のシフト表も含みます。業務の細かな点につきましては、お聞きください」

594 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 01:23:23.81 ID:qm1SCB8j0
俺「おお、早速有難う。では、今から基地全体の様子を見て廻りましょう」

ミ「では、このIDカードを胸にお付けください。まだ、多くの職員がお二人を知りません。
 トラブルを避けるためにお使いください。なお、弾薬庫については単独での出入りは禁止します」

俺「ええ。了解です」

坂「俺さん、お風呂の時間なんですが?」

俺「指示してください、坂本さん。従います。カヨ君は隊員と一緒で?」
坂「カヨさんは、我々の時間帯に使ってください。俺さんのときは、念のために入り口の中央に表札を
 立てることとして、それはこちらで用意します。それが入り口横にあるときは女性隊員が臨時に使用中
 とお考え下さい。各自の勤務によって、変則な利用もありますので」

香「あの・・・質問してよろしいですか?」

ミ「はい。どうぞ?カヨさん」

温和な笑顔で促すミーナ。

香「有難うございます。ええ・・その・・・ 個々は昔お城だったとか?」

ミ「そうですよ。歴史ある建築物です」

香「そうですか。や・・やっぱり、出ますか?幽霊?」

595以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 01:26:59.15 ID:dxBq8wu8O
支援
596 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 01:28:04.75 ID:qm1SCB8j0
 香代以外は噴出す。香代だけは真顔、いや真剣である。

坂「はっはっは!見た事はないぞ!噂も聞かないな!そういうのが好きなのか?」

香「いえいえ!安心しました。少し霊感があるものですから、怖いのはちょっと・・・」

ミ「カヨさん、大丈夫と思うわよ。そういえば、リーネさんもそういうのは苦手だったかしら。
 あと、エイラさんは占い等が趣味ですよ?二人とお話が合うかもね?」

香「はい!有難うございます!夕食の後お話します!」

坂「古城に幽霊の一つや二つ、いいアクセサリーだと思うんだがなあ。居ないことには仕方がない」

香「坂本さんのお部屋で飼育してください」

絶対お断り、と表情に出ている香代にまた回りが笑う。

俺「設営隊が内線電話の工事もしてくれました。私の番号はこれですので」と俺がメモを二人に渡す。

俺「非常時にはお手伝いもしますので。いつでもどうぞ」

ミ「お願いします。ところで、腰の拳銃は?」

俺「前線と判断して携帯しています。彼女も。習熟は十分しております」

坂「今度、一杯賭けて勝負しますか!」

597以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 01:29:09.84 ID://E+VV790
支援
598以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 01:29:57.17 ID:DDkr1VfMP
>>592
この頃から海軍、陸軍と空軍は仲が悪いとかそういう話はあったのかのう
599以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 01:30:08.67 ID:yTayYKVz0
香代さんかわいい支援
600 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 01:33:01.70 ID:qm1SCB8j0
坂本が興味を示す。飛び道具も得意なのだ。

俺「いつでもどこでもw」

香「私もやります!」

「射撃大会でもやりましょうかw」

ミーナも笑う。


―第一夜 報告書の覚書― 俺視点

 設営も完了、空いた時間でカヨ君と二人で基地内のオリエンテーションをかねての顔見せも終わった。
これだけ充実した基地も珍しいだろう。サウナまで完備。
 業務で一番気になったのは、整備と基地守備隊の構成。てっきり、国籍でのグループ分けを想像していた
が、混成だった。使用する工具・兵器などを各拠点・機体に割り当て、担当者だけを一定のローテーション
としてまわす事で各自が全てを担当できるようにするのだそうだ。最初は混乱と低効率が予想されるが、
一巡すれば効率は最高になろう。柔軟というか、発想が突飛というか。原案者はミーナさんだそうだ。
司令の作戦能力の高さは、事前資料で承知していたが、それ以上に運営能力が突出している。貴重な人材。
将来が嘱望される。
これは個人的な事だが。
彼女を見たとき、幻を見たのかと混乱した。しかし、良く見れば別人なのだが。カールスラント人だから?

 サウナは言及したが、扶桑とおなじ大浴場も完備。トゥルーデ君いわく、最初は無用の長物と思ったらしい。
しかし、湯に漬かると全身リラックスできること、仲間と会話しながら楽しく過ごせる事が大変合理的な良い
物だと高評価。サウナの利用率も高く、初めて経験した者にも好評とのこと。
601以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 01:35:33.02 ID:YTYnOepT0
>>598
西沢が陸軍に入りたがったのを強引に海軍に誘ったってエピソードがあったから
とりあえず、競争みたいなのはあるんじゃないか
602 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 01:37:27.14 ID:qm1SCB8j0
トイレは全て欧州式。食事は各国隊員が腕を振るうという。つまり、お国料理で、皆がそれを
楽しんでいると。仲間意識があれば、異国文化も寛容に楽しむ事ができるということ?<掘り下げよ。
※納豆だけは拒否反応が強いらしい。味噌汁は慣れて好物と。見た目と個性(匂い)か。
 香代君は本日より隊員と同じ宿舎で寝泊りする。石造りの建築物が扶桑人に影響を与える可能性(艦内
と少し違う点)に留意。衣食住のうち、食は適応できるのは予想されるが、住はいかがなものか。
香代君の生活態度の変化に留意しよう。彼女は夕食前から隊員に誘われて風呂へ。誘ったのは芳佳君とリーネ君、
そしてエーリカ君。隊員同士の間には、垣根はないように感じられる。創設後、数年経過して先輩―後輩の間
での交流も順調の様子。やはり、戦友愛が国籍の垣根を取り払うのに影響?<よく観察させてもらうこと。
 食後、談話室で殆どの隊員談笑。年が近いこと、そして利害関係がないことも大きいのだろうか。

明日からは0700より、視察することとなる。1500時のお茶会参加予定。<二人が分散すること。

万年筆を仕舞い、メモ用ノートを閉じる。テントの中にマトモな事務机とキャビネット。それを
照らすガソリンランタン。変に落ち着ける空間。
キャメルを咥え、バッグからウィスキーを取り出して、グラスに息を吹きかけてから注ぐ。ちびちび舐めながら、
風呂の準備をする。香代君がちゃんと石鹸・タオル・髭剃りと用意してくれてある。気の効く子だ。軍にいる
より、家庭に入るべきではないか? まあ、年寄りが口を出す事ではないな。
彼女のことだ、ツマミも用意してくれてある筈?と探していると表から頼りなげな声がする。俺を呼んでいるのか。

「どうぞー」
603 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 01:42:39.40 ID:qm1SCB8j0
入り口の幕から顔を出したのは芳佳君とリーネ君。
芳佳君はお盆、リーネ君はポットと湯のみを持っている。

芳「こんばんはー」

リ「お邪魔しまーす」

俺「やぁ、いらっしゃい。むさくるしい場所だが、どうぞ。どうしたね?」

芳「お風呂から出てきたら、テントに明りがついていたもので。お夜食持ってきましたぁ」

リ「芳佳ちゃんと二人で作ったんですよぉー!」

俺「おおー。おにぎりにお新香!ありがとう!」

芳「えへへー。どうぞ召し上がれ!」

リ「お茶いれますねー」

俺「椅子にどうぞ座ってね。ああ、一人で食べるってのもなあ。ちょっと待って」

俺「かりんとう、食べるかい?」




604 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 01:46:06.28 ID:qm1SCB8j0
 袋を開け、皿に盛る。

芳「うゎーぁ、いいんですか?」

 扶桑のお菓子、手に入りにくいんだろうな。

リ「これ・・・食べ物??」

 思い切り怪しい!という顔のリーネ君。ふふ。犬の○○○だと?

俺「お菓子だよ。小麦粉を練って、油で揚げて、そのあと黒糖をまぶしたり、砂糖とピーナツの
 砕いたのを塗してあるの。ほら、芳佳君食べてるでしょ?試してご覧?」

 おにぎり頬張りながら、コップを探し出す。お茶を入れてあげてと。二人は興味深げにリベリオン製のキャンプ
 道具を眺めている。

 決心して、リーネ君がかりんとうを口に含んだ。どうかな?

リ「・・・ポリポリ・・・おいしいー!」

俺「よかった。おにぎりも美味しいよ。握り加減がいいね。リーネ君も作れるの?」

リ「芳佳ちゃんに教えてもらったんです!ね?芳佳ちゃん」

リ・芳「「えへへへへ〜」」

 仲の良い二人だ。
 三人で話し込む。そうか、やっぱり二人は親友か。うんうん。
605喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/22(水) 01:50:30.30 ID:JNvfw7800
俺もまた書きたくなってきた
606以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 01:51:18.04 ID:QueojzpT0
>>605
待ってる
支援
607喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/22(水) 01:52:19.77 ID:JNvfw7800
>>606
今度はおおまかに設定考えてから書く
608 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 01:52:35.10 ID:qm1SCB8j0
リ「俺さんってお若く見えますね」

俺「白髪だらけのおじさんだよw」

芳「いえいえ。身のこなしとか若いですよ〜」

俺「ありがとうね」

芳「ご家族は?」

俺「両親も死んじゃってね、天涯孤独の一人身だよ」

リ「え?奥様いらっしゃらないの?」

俺「うん。独身。気楽なものさ」 

 指輪していないのに、チェックしてるしw さすが女の子。

芳「・・・・・もしかして そっちの気が?」


609 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 01:58:31.61 ID:qm1SCB8j0
 ん?そっち?おっと(苦笑)。笑っていないで否定しないとな。

俺「違う違う。美しい女性は憧れだよ!」

リ「ごめんなさい」

芳「すみませ・・ん」

俺「気にしていないよ。大丈夫。ずっと昔は恋もしたけどね・・・」

 あ、いかん。口が軽くなった。

リ「もう恋愛はしないんですか?」

 恋愛の興味深々の年頃だよな・・・。真面目に応えよう。

俺「あはは。年寄りには辛い試練だよ。枯れてるよ。それに相手がいなきゃどうにも、ね?」

 恋愛は・・・試練の連続、か。哲学的だな、我ながら。

芳「俺さん、ダンディー・・・だっけ?リーネちゃん? だよねえー」
 


610以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 02:03:42.96 ID:3rG5Vsck0
>>607
お前がいない間に俺も大分増えたぞ、お前も妄想を滾らせるんだ
そして支援
611 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 02:03:53.62 ID:qm1SCB8j0
リ「うんうん!」

 おや、褒めてくれてるし。・・・本音みたいだな。

俺「有難うw」

芳「わたしは、お父さん亡くしてしまって・・・」

 ああ・・・宮藤博士。そうだったね・・・・。

リ「芳佳ちゃん・・・・」 

 優しい子だね、芳佳君を気遣っている・・・。

いかん。折角楽しい会話だったのに・・俺が不注意だった。
流れを変えるにはどうしたら・・・?

?「ちょっと失礼します、俺さん」

 おや?救いの神か? 

612 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 02:08:06.21 ID:qm1SCB8j0
俺「どうぞ!お入りください」

 今はネウロイでも歓迎だ。

ミ「こんばんは」

俺「おお、こんばんは、ミーナさん」

芳・リ「「こんばんは!隊長!」」

ミ「はい。こんばんは。あなたたち、楽しいのはわかるけど・・・?」

芳「あ!もうこんな時間でしたね!」

リ「ご馳走様でした!有難うございました!」

 いえいえ。こちらこそ有難う。

俺「相手をしてくれて有難う。ご馳走様。いい夢を見てください」

 辛いことは・・・忘れてくれ、夢であっても・・・。

芳・リ「「おやすみなさい!」」

俺・ミ「「おやすみなさい」」
613以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 02:08:26.67 ID:DDkr1VfMP
年上好きはリーネちゃんの姉さんだっけか
614 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 02:12:36.81 ID:qm1SCB8j0
俺「あ、ミーナさん、お茶でも如何ですか?扶桑の、油で揚げた甘い御菓子があるんです」

 なんだか、落ち着かないな・・・さっきの失敗で動揺しているのか?この人の目が問題なのか?

ミ「ありがとう、いただきます。俺さん?」

 ハイどうぞ。質問ですか?

ミ「俺さん、ご家族は?」

俺「両親は死にましてね、私一人です」

ミ「そう・・・」

俺「ええ。孫の顔を見せてやりたかったですね」

 あれ?また余計なことを・・・。

ミ「恋人はいらっしゃったのね」 
 
 ・・・やっぱり突っ込まれたか・・・・。

俺「・・・・・・ずっと昔の話です」

ミ「ごめんなさい・・・。失礼かもしれませんが、単刀直入にお聞きしたい事が」

俺「どうぞ。いいですよ。国家機密でなければ話します」

 少し笑ってくれた・・・。
615以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 02:17:49.71 ID:3rG5Vsck0
ほう……
616 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 02:17:50.05 ID:qm1SCB8j0
ミ「俺さんは、女の子ばかりの基地に滞在しておられますね?」

俺「ええ、11人の優秀で魅力あふれる美女達ですね」

 この確認がどのような質問に?

ミ「・・・有難う。ええと・・・彼女たちにどういうお気持ちで接していかれるおつもり?」

俺「・・・ああ、そういうことですね」

 さすが、貴婦人と呼ばれるだけのことはある。そう、私はあなたも賞賛しました。西洋方式ですw 
 さてと・・・これは別に難しい質問ではない。

俺「安心してください。私はもう年です。あなた方を見ても、恋愛感情ではなく保護者の
 感情を覚えるのですよ」

ミ「保護者ですか?」

俺「ええ。こんな素敵な子供たちが私の娘だったら・・・。私に笑いながらお父さん、と呼びかけてくれる
 ならば・・・。そういう気持ちです。護るべき、慈しむべき相手として見ているのでしょうね」

 さて。本音ですぞ?

ミ「わかるような、気がします」 

俺「上手く表現できないのが申し訳ない。かりんとうどうぞ」

ミ「・・・油で揚げたお菓子、でしたっけ?」

 また、リーネ君と同じような事をww
617 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 02:23:08.34 ID:qm1SCB8j0
ミ「・・・ポリ・・・ あ、美味しい」

 決断力はさすがですな。

俺「こっちはピーナツを塗してます。砂糖は白砂糖ですね」

ミ「ポリポリ 香ばしいわ」

 素直に笑う表情が可愛い。そう、まだ少女なんだ・・・。

俺「結構いい風味でしょう?」

 なんで、こんな若い少女たちが戦場に。納得できない・・・・な。

ミ「欧州にもご勤務されたんですって?トゥルーデから聞きました」
 
俺「ええ、カールスラント語もまだ覚えていますよ」

 さて、脳みそに活をいれるか。

 急にカールスラント語に切り替えたせいか、ミーナさんの目が大きく見開かれる。

ミ「私の国にも?」

俺「ええ。・・・・・・よい思い出だけが残っています。決して忘れることは無いでしょう」

 お世辞じゃあない。お世辞なんかじゃ・・・。
618以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 02:25:39.21 ID:YTYnOepT0
???
619 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 02:28:34.50 ID:qm1SCB8j0
ミ「お上手です、カールスラント語。緑茶とこのカリントーは合いますね・・・。
 良い思いで、とはその・・・恋人とか、ですか?」

 ぐっ!鋭い人だ・・・。いや、俺がまいた種、か。

俺「・・・私の大事な思い出の人と出合ったのは、御国の首都の大使館で行われたパーティー会場
 でしてね」

 恋人かという問いには、答えない。私だけの思い出。彼女に言ってどうする・・・。

俺「正しくはその前に出会い、パーティーの席で話しを交わした、のです。あるとき、夏でした・・・彼女に
 誘われて、彼女のふるさと、カールスラントの東部に旅行したのです。彼女の故郷へ」

ミ「婚前ですねw?」

 ・・・もう、どうとでもなれ!俺は一体どうしたんだ?まっすぐに俺を見るミーナさんの目・・・のせいか?
 催眠魔法でも持っているのか? でも、目を逸らしたくない。

俺「ええw。若気の至り、ですか。・・・・・素晴らしい土地でした。白夜の野原にそよぐ草花。今でも夢に見ます」

 ハァ・・・破廉恥行為ですね・・・。

ミ「東部のどのあたりですか?」

俺「ええと・・・ポズナニアです」

 そう、ポズナニア・・・。

ミ「あらっ!私の故郷です!」  
620以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 02:31:27.48 ID:r7yvJ/5h0
寝る前支援
621 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 02:33:29.12 ID:qm1SCB8j0
 え? ほお。

俺「そうですか。奇遇ですね。すてきな土地でした」

 21年・・・変わったのだろうか。

ミ「・・・・私ったら、長居してすみません。お風呂の時間ですよ?」

俺「あ、わざわざ申し訳ない。有難うございます」

ミ「     あの。その方のことは今でも?」 

 ?

俺「忘れる事はできません・・・」

 即答する。

ミ「    幸せな女性ですね。   あ、お風呂ですよ!」

 ん??ああ、そうか。このひとも年頃なんだ・・・。

俺「では、お風呂に行くとします」

ミ「ご馳走様でした。おやすみなさい」

俺「またいつでもどうぞ!おやすみなさい」

 テントの外まで見送る。
622 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 02:38:42.73 ID:qm1SCB8j0
「おーれさん!」

俺「わっ!!! あ、エーリカ君か。びっくりさせないで下さい。撃ちそうになった」

ハ「あ、本当に銃抜きかかってるし!こんな美少女を殺そうなんて ひっどーい!」

 あはは(汗

俺「びっくりして反射的に抜いただけ!ごめん。ハンマーは起きてるけど、薬室は空だから」

 嘘だ。

ハ「頭ナデナデして」

 ??はいはい。

俺「びっくりさせてごめん」

 こんな子が娘だったら・・・。

ハ「ミーナとなに話てたの?グフフ・・・」

 え?何時から居たんだ??

俺「あはは。芳佳君とリーネ君を迎えに来て、彼女とも少しお茶して。ミーナさんと話をしていたんだよ」

 完璧かつ端的な説明だ、うん。

ハ「ふーーーーーん。お茶といえば御菓子が付き物ですねぇー?」
623以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 02:42:16.02 ID:nlgH2SbOO
支援た
624 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 02:43:36.29 ID:qm1SCB8j0
 あ。そうだ。聞いてみよう。

俺「うん、扶桑の甘い菓子があったんでね。ねえ、エーリカ君。ちょっと質問があるんだけど」

ハ「ん?なに??ミーナ隊長の3サイズでも知りたい?恋人は今は居ないよ!いくの?俺さん?」

 いやいや、違うw。

俺「キミたちのお国では、結婚後の姓はどうなるんだっけ?片方の姓を名乗る?別性のまま?」

ハ「えとねー、男女どちらかの姓を名乗る場合もあるし、両方の姓を名乗ることもあるよ。」

俺「ああ、そうだったね・・・そう、か」

 ディートリンデ・・・いや、よくある名前なんだろう・・・。地域にちなんだ名前とか・・・扶桑にもある・・・。

ハ「ジーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」

俺「いや、昔の知り合いの名前を思い出したんだ。ん?なにをじっと私の顔を見ているの?」

ハ「えへへー。協力したんだから、ご褒美ちょーだい!そのお菓子って美味しいの??」

 ああ!そうだった。

俺「解った解った。机の上に油紙で出来た袋が二つあるからね。あげるよ。明りは小さくつけているから、
 すぐにわかるよ」

ハ「あっりがとぉぉぉ!   ビューーーーーーーーン!」
625以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 02:44:44.61 ID:DDkr1VfMP
けっこう面白い
何より書き溜めが最後まであるのが素晴らしい

余計なお世話とは思うんだが、笑いの表現には芝よりは「ふふふ」みたいな普通の声を使った方がいいと思う
なんかシリアスな話なのにそこだけ2ch的で違和感がある
626 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 02:48:44.95 ID:qm1SCB8j0
俺「食べ過ぎないでな!」

 元気だなw。かりんとう見て困惑するんじゃ?ま、いいか。舌で異文化を味わう。
 国際理解への第一歩だ。

ディートリンデ・・・か・・・・。懐かしいな。    マリー・・・マリアンネ・・・・。

そんな感傷も、風呂の入り口に鎮座している立て札を見て忘れてしまう。
海賊旗によくあるような骸骨と交差した骨、いや、骨は♂マークを交差させたもの。
うら若き乙女たちにも、見落とし・勘違いの無さそうな効果絶大なシンボルだ。作成者とそれを確認・了承
した責任者(多分、ミーナさんだろう?)のユーモアセンスに敬意を表し、私は帽子を立て札の横に引っ掛け
笑いながら風呂場に入った。


「トゥルーーーーデェ!」
ノックもなしに飛び込んできた姿に動じることも無く、日記に万年筆を滑らせるバルクホルン。

バ「ハルトマン!何時も何度も言っているだろう?のkk・・・・」

ハ「はいはい。ねえ、俺からお菓子ギンバイしてきたんだ!一緒に食べよう!」

 溜息をついて日記を閉じるバルクホルン。ハルトマンはベットに腰掛けて、紙袋を開けている。
 傍らにはブランデーの瓶。

ハ「ねえねえ!早く食べよう!」

 椅子をベッドに移動するバルクホルンの目に写った物は・・・。

>>625 wは微笑むとか、そのくらいの笑いの表現と思って読んでください。ゴメ。
627以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 02:50:14.05 ID:Tn2OYIFA0
こまけぇこたぁいいんだよ!(タターン

良いアクセントにもなってるし、心情描写なら別に芝でも良い希ガス
628以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 02:51:39.52 ID:Tn2OYIFA0
目に映ったものは如何見てもUNKです、本当にありがとうございました
629以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 02:53:06.17 ID:DDkr1VfMP
>>626-627
まぁ半分以上俺の好みの問題だ
あまり気にしないでくれ
630 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 02:53:53.75 ID:qm1SCB8j0
バ「おい、エーリカ。これはなんだ?!」

ハ「扶桑のお菓子ー!甘いんだって!」

バ「これ・・・がか? どう見てもネコか犬の・・その・・・排泄物、にしか見えんが?」

ハ「なんというぶち壊しな表現するのかねー」

 息を止めて目を近づけて良く見るが、見れば見るほど・・・。細い指先で突いてみる。なんだ?
 いやいや、しかし色艶が・・・。そっと摘んで、少し潰してみるが、硬い。力を入れると砕けた。

ハ「なにやってんのー?そのまま指で摘んで食べればいいじゃーーん」

バ「言われるまでもない!検査しているんだ!カールスラント軍人たるもの!無闇に得体の知れぬ
 物を口に入れるなど!もってのほか!」

ハ「トルゥーデって、いっつも固いんだから〜。俺さんがそんな悪戯をこの美少女にするとでも
 思ってんの??ひっどーい!」

 そんな声を無視して、砕けた大きな塊を選んで摘みあげ、鼻先で断面を確認。気泡のあとがわかる。
 ふむ。排泄物の断面は見たことは無いが、違うみたいだな。匂いを恐々嗅いで見る。油・・・植物油かな?

バ「よし。念のため、私が先に食べてみる。エーリカは万が一のとき軍医を呼べ」

ハ「全部食べちゃーダメだよー!」

バ「だっれが!お前が言うな!」

パク
 ・・・噛まずにじっと口内に神経を集中しているトルゥーデ。        ※紫煙感謝 アイ>>629
631 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 02:58:58.24 ID:qm1SCB8j0
バ「お?・・溶けてきた!   おお・・・甘みが・・・。よし、咀嚼するぞ。(サクサク) おい!美味しいぞ!」

ハ「なーんだ。泡吹いて痙攣するくらいしてくれるかと思ったのに」

バ「面白いのか?そんなことをして?」

ハ「期待してないよー。んじゃ、いっただきまぁーす!(ポリポリ)おいひぃー!」

バ「うむ。日持ちもよさそうだな!モグモグ 見た目が悪いが味は良い」

ハ「甘みになんかコクがある〜」

持参のブランデーをラッパ飲みするハルトマン。

ハ「ブランデーとも相性ばっつぐん!」

バ「グラスぐらい用意しろ・・・。この部屋には食器類はないからしょうがないか・・・」

 愚痴りながらも、手は順調に伸びるバルクホルン。ブランデーも少し舐める。一方、ハルトマンは
 豪快に。

ハ「俺っていい人だよねー」

バ「お菓子で釣られたのか?うーん まあ、階級を押し出してくる普通の将官とは違うな」

ハ「私の目は、人を見ることに関してはカールスラント1なんだよ〜」

バ「鏡を見ろ!其処にあるのはなんだ!片付け出来ず、寝坊で怠惰な人物の目だろうが!」

ハ「ミーナに気があるのかなあ?」           ※待っている間に読み直すと誤字が・・。
632以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 03:01:58.01 ID:DDkr1VfMP

綺麗なエチケット袋を用意します。
 ↓
その中にカリントウを入れます。
 ↓
犬の散歩に行きます。
 ↓
近所の奥さんか知り合いに出会います。
 ↓
立ち話をします。
 ↓
おもむろにエチケット袋の中のカリントウを食べ初めます。
 ↓
(゚д゚)
633 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 03:03:59.58 ID:qm1SCB8j0
バ「なに!アイツ!!」

 ブランデーの瓶を握り締めるバルクホルン。なぜか、視線は机の横に吊るした拳銃に向いている。

ハ「落ち着いて。(ポリ) 瓶割らないでよ。なんていうのかなー。あの二人、いい組み合わせかも!」

バ「ええ??俺って確か・・・」

ハ「48歳だっけ?ダンディーじゃん。行動も若いよ。マロニーなんぞとは大違い!」

 うぇ。嫌な名前を出すなよ、と睨むバルクホルン。

バ「・・・年過ぎないか?ミーナは18歳だぞ?30歳差って親子じゃないか」

ハ「カンケーないじゃん。お互いが好きなら、さ」

バ「おい・・・ミーナも・・・その・・・あいつに・・・なのか?」

ハ「勝手に私が言ってみただけー!でも、なんかビンビンするんだー」

 なぜか安堵しているトゥルーデ。

ハ「なに安心しているの? ハハーン。トゥルーデも俺のこと気になるんだー」

バ「ぶッ!・・・冗談も程ほどにしろ!」

 ブランデーにむせる姿を見てケラケラ笑うハルトマン。

ハ「ん?それじゃ、もしかしてミーナを???えーっ!女と女!ヒューーヒュー!」     >>632 グハ
634以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 03:08:19.60 ID:nlgH2SbOO
支援ダナ
635以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 03:08:44.11 ID:gduEM08+O
>>629
階級高い人が使うから違和感を強く感じるのかもね。
エーリカ辺りならそんなに違和感がないし。

支援
636 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 03:09:56.07 ID:qm1SCB8j0
バ「バカをいうな!わたしは!ノーマルだ!   経験はないが・・・」

 声がトーンダウンする。

ハ「そっかー!ライバルが減ったなー。じゃ、私がアタックしようかな ルン♪」

 ブランデーの消費量だけが相互間で増加中。

バ「ハ・・・ハルトマン!お前は・・・ファザコンだったのか!!」

ハ「ふふ?どうだろうね?トゥルーデおねぇちゃん♪」

 かりんとうを咥えたままで、上目遣いで見るハルトマン。顔が真っ赤になるバルクホルン。ブランデーを呷る。

ハ「まあ・・・、もう3年も経つんだし・・・」

バ「・・・ああ   そうだな」

ハ「ミーナだって、頼れる人が必要だよ、きっと」

バ「・・・私達がいるぞ・・・」

ハ「仲間への気持ちと恋人とでは違うでしょう」

バ「・・・・・」

ハ「ミーナには幸せになって欲しいよね・・・俺さんじゃなくてもさ。でも・・・・強制は出来ないしね」

               ※>>635 なるほど!次があったら気をつける
637 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 03:16:48.58 ID:qm1SCB8j0
 かりんとうを咥えたままで呟くハルトマン。じっと窓越しに夜空を見るバルクホルン。

バ「ミーナ次第・・・・・だな」


―二日目― 俺視点

0430に起床。洗顔をし、ランニング。緯度が高いことと夏が近いので、気持ちよく朝霧の中を
走ることが出来る。緑が多い基地だ。途中、後ろから追いかけてくる足音。私はペースを保って
待っていると、追いついてきたのは坂本君だった。

坂「おはようございます!俺さん」

俺「おはよう!坂本君。朝練かね?」

坂「ええ。毎朝20キロほど。その後海岸で素振りです!」

 うゎ。20キロだって?

俺「ご苦労様。私は5キロだよw」

坂「将官が朝練している姿は初めて見ました。いつもですか?」

俺「ああ、私も戦闘員だからね。香代君も今頃は筋力トレーニングだな。その後走る」

坂「なるほど!飛行資格お持ちなんでしたね」

俺「飛ぶのは大好きだよ。縛りがきつくなって、いつ取り上げられるか解らんが」

坂「この基地にも戦闘機が何機かあります。よろしければどうぞ」
638 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 03:22:05.38 ID:qm1SCB8j0
俺「ありがとう。昨日見せてもらったよ。そのうちお願いするかも」

坂「はい。どうぞ!」

俺「キミのほうがペースが速い。どうぞ、構わずいってくれ」

坂「では!朝食の席で!」

若さだな。どんどん離されてしまう。3キロ地点で折り返し。残り1キロを切ったあたりでクールダウンを
始める。走ってきた香代君と挨拶を交わし、自分のテントへ。
汗に濡れた衣服を籠に入れ(香代君が後で洗ってくれる)、水泳パンツに着替えて海岸へ。海岸に沿うよう
往復して1キロほど泳いであがる。
タオルで海水をぬぐっていると、シャーリー君が寄ってきた。

シ「おはよう、俺さん」

俺「おはよう、シャーリー君。君もトレーニング?」

 まあ、きっちり制服に身を包んでいるのだから違うだろうが。

シ「あはは。私はあんまり好きじゃないもんで。ルッキーニを探しに来たんです」

 快活な子だね。

俺「ルッキーニ君とは、今朝はまだ会っていないよ?」

シ「いやぁ、あいつもサボり魔です。その辺で寝ているんですよ」

 その辺で?寝ている?思わず、あたりの草むらを見てみるが・・・。
639 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 03:27:01.96 ID:qm1SCB8j0
シ「違いますよ、俺さん。木の上です。アイツ、使い魔が黒豹だからか樹上生活しているんです」

 樹の上で寝ていると? そりゃ器用だ!

シ「そうなんです。でも、たまに落ちるんですよ。黒豹の癖にw」

 朗らかに笑う。釣られて笑いながら脚は自然と私のテント方向へ。

シ「あ!居ました。あそこに!」

 指差すほうを見てみると、俺のテントの脇の樹の枝に引っかかっている毛布と白い制服が。確かに樹上
 生活者だな。安眠できるのか?

シ「おーい!ルッキーニ!起きろー!!あーさーだーぞー!」

 シャーリー君が声をかけると、ムクッと起き上がりこっちを見る。涎が出ているよ。

ル「おはよぉー シャーリィ・・・ん?おはよー、俺ぇ・・・ええーーーーーっ!」

 なにに驚いたのか、ポンとジャンプして降りて・・いや、落ちてくる。

ル「ダメだかんねーーーーっ!これ!あたしのーーーーー!」

 大声出しながらシャーリー君と私の間に割って入り・・・なぜにシャーリー君の胸に顔を埋める??

俺「えー・・・・と?」

 シャーリー君の制服に涎がついた・・・。ルッキーニ君が私を睨んでいる。はて?

640以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 03:29:45.65 ID:gduEM08+O
支援
641 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 03:32:58.75 ID:qm1SCB8j0
シ「ああ、ルッキーニは私の胸が大好物でw!心配要らないよ、ルッキーニ。大丈夫、ほら・・・」

 抱き締めて押し付けている。まあ、いいか。彼女の頭をなぜる姿は・・・聖なる母、か。

ル「シャーリーに触ったりしたらだめだよ!俺!」

 思わず苦笑い。

俺「大丈夫、触らないよ。安心しなさい」

ル「!ほんと!俺ってば良い人にゃーーーーー!」

 じゃあ、と彼女たちと別れてテントに入る。洗面器に水を入れ、濡れタオルを作って身体を拭く
 私の耳に、彼女たちの会話が聞こえてくる。

ル「ネーネー、俺裸だったよ!」

シ「ああ、水泳していたんだよ」

ル「ソウナンダー。てっきりシャーリーが襲われるのかと思っちゃったぁー」

 ヲ・・・ヲイ。

シ「ブァハハハハ!俺さんは紳士だぞ?心配しすぎだよ、ルッキーニ」 

 そうだよ、うんうん。

ル「そーそー!俺ってさぁーなんかパーパみたい!シャーリーはマンマだよね!」

 あはは。お父さん、か。
642 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 03:37:57.75 ID:qm1SCB8j0
身体をぬぐい、頭の毛を洗面器の水ですすいで終了。制服をきちんと着用してから洗面器の水を海に捨てに出る。
戻ってタバコを一服していると、気合の入った声が聞こえてきた。ああ、坂本君の素振りか。でも、声は複数人?
誰だろう、と灰皿持参でぶらぶら歩く。

最初に見えたのは、ペリーヌ君。こっちに御尻を向けて樹の影から先を見ている。視線の先には坂本君と
芳佳君の素振り姿がある。
悪戯心を出して、気配を消して接近。咥えタバコだから匂いで解るか。
・・・余程集中してみているらしく、難なく真後ろへ。暫く様子を見るが・・・気付かない。問題だな・・・。

俺「おはよう、ペリーヌ君」

ペ「!!!」

 飛び上がるようにして後ろをキッと彼女は振り返る。

俺「やぁ 驚かせてごめん。いい朝だね」

 樹の陰の奥に身体を移す。彼らに気付かれたくないのだろうし。

ペ「お・・・おッ はようございますっ!俺少将!」

俺「俺、でいいよ?」

ペ「ハイ・・・失礼しました 俺さん」

 もじもじしてる。ばつが悪いかw。じゃあ、六時方向云々はやめとこうかね。

俺「参加しないんですか?」

ペ「え ええ」
643 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 03:43:10.70 ID:qm1SCB8j0
 興味深々だったけど・・・?

俺「見ているだけで満足?」

ペ「いいえっ!私だって!」

俺「ならば、歩いていって挨拶して。参加させてくださいって言うだけですよ」

ペ「それが出来るなら!こんなに苦労しません!ほっといてください!」 

 ・・・距離感、誤った。

俺「・・・うむ。立ち入りすぎたかな。すまなかった。では。」 

 きびすを返す私の背中に呟きが聞こえた。

ペ「いえ・・・。ご忠告有難うございます。でも・・・」 

 少し離れたが、そこで背中を向けたままで聞く。

ペ「私は・・・坂本少佐の二番機でした。でも・・・あの宮藤軍曹が着任してから、少佐はあの子ばっかり・・・。
 彼女が来るまで、私は坂本少佐と訓練でも、プライベートでも・・・」

 なるほど。二番機の立場か。口にする以上に、この子の気持ちは少佐を慕っているんだな。

俺「ちょっと・・・いいかな?」

 少し離れた場所に彼女を誘う。ベンチがあったから其処へ座り、離れた
 場所を指差して促す。彼女が座ってくれた。両手を固く結んで俯いている。
644以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 03:47:19.00 ID:DmpBN0fZO
支援
645 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 03:47:57.47 ID:qm1SCB8j0
俺「私も戦闘機乗りです。実戦部隊に配属されてから、猛烈に扱かれました」

俺「小隊長に任ぜられて。でも、・・・扶桑では新米少尉はベテラン軍曹から扱かれるんですよ」

俺「配置は私が一番機。軍曹が二番機でした。経験・技術共に軍曹には敵いません」

俺「いろいろ、教えてもらいましたね」

俺「そのうち、軍曹は別の小隊の一番機に。私の小隊には新人が配属されました」

俺「今度は私が指導する立場になったんです。自分ではひよっこのつもりだったんですが・・・ね」

俺「一年も経たず、私は中隊長」

俺「中隊長の役目、とても重い責任でした。部下に劣るのに・・・と寂しくてね」

俺「でも、元の軍曹に励まされて気付きました。もう、あなたは親鳥ですよ、と」

俺「自分では自覚が無かった。でも、古株になれば、新人を強く鍛えなければなりません」

俺「その新人が、鍛えられ、そして更に自己研鑽しつつ新人を鍛えます」

俺「何時までも、時にしがみつくことは出来ません」 考え込んでいるな・・・。

俺「少佐は、坂本君は、宮藤君が来てからですが、あなたへの態度を変えましたか?」

ペ「いいえ!・・・でも、寂しいと感じます」  あ、素直な子だな・・・昨日は別の雰囲気だったが。

俺「宮藤君の戦闘技術は高いですか?」
646 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 03:52:15.66 ID:qm1SCB8j0
ペ「いえ。・・・センスはとても良いと思いますが・・・まだ未熟でしょう・・・」  憎しみにはなっていない、か。

俺「ひよっこですよ、宮藤君は。だから、親鳥である坂本君が面倒を見る必要があるんです」

ぺ「ハイ・・・・それは解ります」

俺「報告書を読んだことがあります。宮藤君は、まったくの無訓練状態でも、しっちゃかめっちゃか
 になりつつも初陣を切り抜けたみたいですね。私も信じられませんでしたよw」

ペ「・・・クス」   もうちょっとサービス。

俺「あなたもそう思いましたかw。規格外ですね、彼女は。常識破りですww」

ペ「・・・・ですわねw」  少し、解れたかな。

俺「戦時編成を昨日資料として貰いました。あなたは最近、リーネ君やトゥルーデ君と組んでいますね。
 リーネ君のときはあなたが一番機。トゥルーデ君のときは二番機」

ぺ「・・・・ええ」

俺「エース相手では二番機ということです」

ペ「・・・はい」

俺「経験不足なヒヨコと組むときは、あなたがリーダーです」

ペ「・・・ええ」

俺「あなたも巣立ちの時期だ、と坂本君が判断したということですよ」
647以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 03:56:04.59 ID:eIpLVseUP
とりあえずダンディ支援
648 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 03:57:05.58 ID:qm1SCB8j0
俺「そして、若手を育てることも出来ると。トップエースを護ることができると。中佐たちが中堅として認め
 た、ということです」

ぺ「・・・・・・・ハィ」  あ・・・泣かないでくれよ。

俺「あなたは自由ガリア義勇空軍出身、ですね。部下に対してどう接していましたか?」

ペ「・・・・どうだったのでしょう・・・・解りません・・・」     ほら。ハンカチ。

俺「想像ですが、ペリーヌさん。多分、部下はあなたを、あなたが坂本少佐を見る目で見ていたかと」

俺「そしてあなたは、坂本少佐があなた方を見る目で、態度で接していた。そう想像します」

俺「いつもあなたから、あなたのそばから離れようとしない部下が居たでしょう?」

 居ないと困るが・・・。

ペ「・・・・・・・・・あ アメリー・・・ですね」 

 ホッ・・・。よっし!

俺「どんな部下でしたか?」

ぺ「・・・泣き虫で・・・でも、努力家で・・・寂しがりや  でした」

俺「あなたが501に配属が決まったとき、彼女はとても寂しかったでしょう・・・」

ぺ「・・・・・・ずっと泣いていました・・・・」

俺「あなたと同じですよ。アメリーさんとペリーヌさんは・・・」           俺の声って誰が合うかな。
649 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 04:02:34.15 ID:qm1SCB8j0
ぺ「・・・そうなんですか?」

俺「ええ。同じだと感じます。彼女は泣くことが許される立場。頼るあなたという存在もあった」

俺「でも、あなたは辛くても、寂しくとも泣くことが許されない。ブループルミエと呼ばれる以上は、ね」

ペ「! ご存知でしたか・・・」それは、少しは調べておきます・・・。

俺「でも、あなたがそれを、弱さをさらけ出せる相手にここで出会えた。坂本君です」

俺「人格、指揮能力、戦闘技術・・・。あなたはそれに心酔した」

ぺ「ええ!素晴らしい方です!」

俺「ならば、あなたも坂本少佐のようにならなくては」

俺「それが坂本少佐の願いでもあるはずですよ。ぺリーヌさんにはそれが出来る、と彼女は期待しています」

ペ「そんな・・・少佐みたいになんてわたくしには・・・」

俺「・・・・・・・・」

ぺ「坂本・・・少佐のように、ですか?」

俺「能力がないと思う人には、エースの二番機など任せませんよ?ひよっこを任せませんよ?」

 良く考えてご覧。じっくり・・・  ペ「・・・・・・・・・・」                      大空のサムライ 坂井と笹井の逸話の影響です。

650 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 04:07:08.59 ID:qm1SCB8j0
俺「タバコ失礼するね」   風下に移動して火をつける。じっくり考えてください。

ぺ「・・・・頑張ります。少佐のお気持ちに応えます!」 うん。利口な、そして素直な子だ。

俺「ええ。坂本少佐もバックアップしてくれますよ」

 壁を乗り越えて、大きくおなり・・・。

俺「ところで。作戦行動中と、公務時間では制限がありますが」    さて、話しを戻すよ。

ペ「はい?」

俺「朝の自発訓練と、食事のとき、そしてお風呂のときは関係ありませんね?」

ペ「え・・・ええ」

 よし、食いついた。

俺「坂本君のそばにいることが、大手を振って出来ますよ?」

俺「一緒に過ごせる時間があるなら、自分でそれを遠ざける必要なんてありませんよ」

ぺ「そう・・・ですね」

俺「お風呂で背中を流してやるのもいいじゃないですか?」

ぺ「えっ!そ・・・そんな恐れ多い・・・ですわ」

俺「いやいやw 坂本君は神様じゃあありません。風呂場では階級章もないでしょう?気にしない!」
651 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 04:12:48.59 ID:qm1SCB8j0
ぺ「そ・・そういわれると確かに・・・。でも、周りの人に・・・」

俺「坂本君や、ミーナさんが階級に物を言わせる人ならば、あなたは?」

ぺ「そんな上官は敬服できません!」   はは。君もか。

俺「でしょう。ならば、心酔できる上官の背中を流してもいいじゃないですか。周りの人がそれを
 見ても、誰もゴマすり等とは考えません。多分、坂本君もあなたの背中を流してくれますね」

ぺ「え!ええー!////そんな!どうしましょう!」

俺「垣根というか、塹壕を掘り広げているのは。ペリーヌさん、あなた自身です」

ぺ「・・・・・・・・・・・・・・」             ※大空のサムライ 坂井の背中流しエピ。太田vs羽藤?

ぺ「や・・・やってみます・・・。でも、いいんでしょうか?その・・・不安で・・・」

俺「大丈夫!あなたが求めているのは、坂本君との人間同士の、心の付き合いです。問題視するほうが
 おかしい。他人の目を気にしすぎては駄目です。気を楽にして。深呼吸して!」

 丸まっていた背中を伸ばして、目を瞑って深呼吸してくれた。震えていた指も止まっている

俺「さ、参加していらっしゃい。勇気を出して!」

 ぽん!と背中を叩く。いっておいで。

立ち上がって、歩き出した。やれやれ。  彼女が歩みを止め、振り向いて・・・

俺「!(サムアップ&ウィンク)」  敬礼とかお辞儀とかする場面じゃないよ。
652 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 04:18:02.01 ID:qm1SCB8j0
ぺ「??・・・あ!(サムアップ)」

 笑顔が眩しいね。よしよし。笑顔を忘れずにね。

若い乙女がな・・・ブループルミエなんて称号つけられたら、重いよな・・・。

あ・・・はんかち。 まあ、いいか。テントに戻って、昨日の下書きを書き起こそう。うろちょろして剣戟訓練
につきあうのも敵わん。剣道は苦手だ。

ああ・・・素振りの気合、人数が増えたな。



「驚いたわ・・・」

「うむー。あの気難しいペリーヌを・・・・」

ミーナは俺が起きているかどうか、そして朝食時間を確認するために出向いてきた。それを目に
とめたバルクホルンも(いい口実だと)同行。歩いている最中、俺とペリーヌの声に気付いた。

二人は、木立越しに歩み去る俺を見送る。

********************

※区切りとなりました。続けてもいいのかな?待機します。

大空のサムライのエピ、無意識に使っていた。コピペ最中に思い出し。
そのままだったら、盗作といわれてもしかたがないところでした。あぶね・・・。
653以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 04:22:38.67 ID:QueojzpT0
続けてもいいんじゃないのかな?
この時間は誰もいないだろうし
支援
654 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 04:24:27.00 ID:qm1SCB8j0
アイアイ。

ブリーフィングルーム ミーナ視点

朝のブリーフィングも、一点を除いて通常通り終了。今日はネウロイの攻撃もなさそうだ、との情報部
からの(当てにならないが)予報もあり、皆の注意は訓練に向いている。

「俺さん、今日のご予定をお願いします」

「はい。午前中は隊員の訓練を、午後は基地守備隊の視察を致します。同行者は香代君一名。立ち入り
制限区域は関与しません」

(カヨさんはメモを取るでもないわね。ちゃんと事前に打ち合わせ済みか。)

「了解です。 何か質問のある方はいますか?    では!解散!」

バルクホルンの号令、一同が解散する。

(一晩経ったし、二人に何か要望があるか聞いておこうかしら。扶桑は501への補給もしっかりやって
くれている恩も在るし・・・昨夜のお茶のお礼は・・・周りの目もあるわね)
歩みを止め、後ろから二人が来るのを待つ。

ミ「途中までご一緒してよろしい?」

俺「ええ、構いませんよ。ミーナさん」

ミ「如何ですか?一晩お過ごしになって」

俺「心が晴れ晴れする基地ですね。ぎすぎすしていなくて素晴らしい」
655 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 04:29:11.97 ID:qm1SCB8j0
ミ「有難うございます。多国籍な部隊ですから、あまり制約を増やしても逆効果かと考えました」

俺「なるほど!整備・防衛隊の編成などもミーナさんの発案だそうですね。アレも素晴らしいです」

ミ「あら。もう顔を出されていたんですか。 ええ、そうです。最初は反対が内外にありました。
 今騒いでいるのは外部だけですね」

俺「あはは。REMFなんぞは無視ですよ。戦うのは最前線の兵士ですからね。彼らのことを最優先
 するのが、よい指揮官、つまりあなた方です」 

 あら、うれしいことを言ってくださるけど・・・

ミ「えっと・・・なんですか?REMFとは??」 

 聞きなれない単語。なんだろう?

香「俺さん!駄目ですよ」 

 ん?かよさんが顔を赤くしている?

俺「ん? あ、すまん。香代君。いや、リベリアン軍で言われる言葉です。簡単に、綺麗に言えば・・・
 『後方司令部はバカばかり』ですかね。口が滑りました。忘れてください」

ミ「なるほどw 覚えておきますわ」

 俺さんは前線向きなのね。多分、スラングだわ。あとでシャーリーさんに聞きましょう。


656 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 04:34:43.34 ID:qm1SCB8j0
俺「いや、まいったなw。香代君はどうだった?」

 ふーん?ますます知りたくなったわw。 ※ミーナさんの「w」も微笑です!俺のと一緒に変換願います!

香「あ・・・そのぉー・・・」

 なにか言い難いことかしら? 幽霊??まさか・・・。

俺「香代君、はっきり言いなさい」

香「はい。・・・昨夜、入浴時なのですが」  

 アッ!香代さんの顔が赤い?まさかアレ・・・。

香「その・・・隊員の皆さんが私の胸を・・・その・・・・」

 あああ。俺さんがいるのに・・・・。まずいわ!

香「・・・皆さんが、歓迎の儀式だとおっしゃって・・・私の胸を沢山揉んでいかれまして」

 ああ・・・俺さんが苦笑いしているし・・・。私も笑ってごまかして・・とはいかないわね、困ったわ。

ミ「ごめんなさい、カヨさん。ふざけが過ぎましたね。皆にきつく言っておきます」

香「あ、いえ!驚いたのは事実です。でも、私も触りましたし/// 咎めないでください」

 ホッ・・・俺さんも笑って流す様子、よかった。私も流そう。でも、私の胸は誰も揉まないのよね。

 ちょっと淋しいのよ・・・。
657 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 04:39:38.36 ID:qm1SCB8j0
俺「香代君、この部隊の伝統歓迎行事を経験したってことは、君も仲間になれたわけだ!」

 伝統歓迎行事?!俺さん!ありがとう!フォロー有難うございます!
 そうそう、伝統みたいな、ものです!

 危なかったわ・・・ふう。 あ、待ってよ??んー・・・。

ミ「では、私は執務室での仕事がありますので、ここで」

俺「では、私も仕事にかかります」

 あなたも忘れてください!  あ、そうだった。

ミ「カヨさん、ちょっといいかしら?」

 俺さんは歩き出してくれた。

香「なんでしょうか、ミーナさん」

 身長は私より低いのに。胸は立派ね・・・。

ミ「胸への・・・えーと、タッチの件ですが」 

 言いにくわね、女同士なのに恥ずかしい・・・

香「はい?ミーナさんも、その、揉まれますか?よろしければどうぞ!」 

 イヤイヤイヤ!

ミ「今度お願いするかもしれないけどw。あまり部外者、特に男性には口外しないで貰えますか?」
658 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 04:43:49.57 ID:qm1SCB8j0
 ああ、頑張れ、私!

香「はい!かしこまりました!」

 ああ、素直でいい子だわ!!ギューッてしてあげたい!

ミ「ありがとう。よろしくね。では」

香「失礼します!」   
 
後は・・・
階段を上り、執務室のドアを閉めるまで背筋を伸ばした姿勢で。

閉めた瞬間、彼女の肩が落ちる。背中も丸まった。
そのまま、椅子を引いて力なく崩れ落ち、頭を抱える。

乳揉みなんて!なにが部隊の伝統よ!俺さんに変態部隊と思われていたらどうしよう!伝統と思ったからには、
私も皆と一緒になって揉み揉まれしていると思ったってこと・・・。私は違うわ!

それ以上に問題なのは、もしかしたら、連合軍司令部にも知られるかも知れないってことじゃない!
そうなったら・・・・あのマロニーの耳に入るってことよ!ああ、どうしよう!
俺さん!報告書は扶桑にだけ!余計なことは書かないで!お願い!お母様、私を助けて!

コン!コン!

「入るぞ」



659以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 04:44:34.77 ID://E+VV790
支援ビーム
660 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 04:48:07.96 ID:qm1SCB8j0
「どうぞ・・・」   トゥルーデね。

坂「どうした?ミーナ!」

 あら、美緒もいたのね。

 たいしたことじゃないけど、大問題の火種かもしれないのよ・・・。かくかくしかじか・・・。

坂「あ。伝統といったのは私だ」

 美緒!なにいったのよ!あっ!そうだ!

ミ「ど・・どうして伝統なの?」

 なにか、扶桑にもそういう伝統行事があるとか・・・それなら・・・

坂「ウン・・・何でだろうな? ああ、時の勢いだ!わっはっは!」

 ・・ハァ・・・希望が潰えた・・・。

バ「まあ、大丈夫だろう。俺に揉ませたわけでなし。なあ、少佐」 

 なに!そのハレンチな発想!

坂「うむ。私もそう思うぞ?」 

 ・・・・・はぁ・・・。事態が解っているのかしら?この二人には。 胃が痛いわ・・・。

坂「伝統といえば、扶桑の祭りだが。男性のシンボルを模した柱を女性が担いで廻る伝統行事があるな」
661 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 04:53:06.12 ID:qm1SCB8j0
ミ・バ「「!//////////」」                       ※東北地方でしたかね?

 な、なにいいだすの!美緒!!!想像しちゃったじゃない!
 もうだめ、任せて置けない。私が収拾しなくては!

ミ「とりあえず、隊員同士の遊び、ということにしてください。伝統だの行事だのは絶対駄目!」

坂・バ「「了解した」」

バ「少佐も率先して揉んでいたな」 

 はあ???なんですってぇ!

坂「うむ。扶桑海軍の伝統は『指揮官先頭』だからな!はっはっは!」 
 
 また、伝統かい!

ミ「伝統はもう十分!さっさと訓練始めなさい!」 バン!と机を叩くミーナ。

「もう・・・」

艶ある赤毛をかきむしるミーナが一人、執務室に残された。せめて、2の美緒がもっと管理職に適していた
ならば・・・3のトゥルーデがもっと細やかだったら・・・・。ああ、どっちもどっちだわ。

胸に執心するルッキーニさんと宮藤さん、それに悪乗りするエーリカにシャーリさん、エイラさん・・・。
ああ!隊員揃って問題児ばかりじゃないの!ああ、私一人で全てを処理するのはとっても無理なのに・・・・。
胃が痛い。医務室にいって、お薬貰ってこよう・・・。はぁ・・・。白髪になるの早そうだわ。

引退も悪くないかも・・・。ハァ・・・・。
662 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 04:58:10.66 ID:qm1SCB8j0
坂「荒れているな・・・・」

バ「生理、かな?」

坂「ミーナは軽いはずだが・・・」

バ「激務だからだな。ストレス溜まっているんだろう。なにか考えてやろう」

坂「ああ、そうだな。飲み会でもやるか。私もちょっと自重しよう。笑いを取ろうとしたが失敗した」

バ「(苦笑)いいかもしれない。ところで、先に言っていた指揮官先頭だが。戦術的には正しいかもしれ
 ないが、戦略としてはどうなんだ?」

坂「ああ、下手すりゃ指揮官が一番に戦死するな。その場合の指揮権移動についてはしっかりと・・・・」

その日一日、隊員はミーナを静かに見守り、仕事を増やさないように努力した。

*******************************************************************************************

第一部?終わり。続けてよいかな?お次は射撃訓練。エイラがでてきま。香代はほんのちょっと。
663以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 05:09:34.26 ID:gduEM08+O
人いないから行っちゃえ
664以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 05:09:36.47 ID:Tn2OYIFA0
支援
続けるなら続けて良いんじゃよ

俺の声のイメージは相棒の右京さんだなw
ゆったりとした独特の語りが>>1のせいで脳内再生されて仕方が無い
665 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 05:13:50.59 ID:qm1SCB8j0
>>663-664 アイサ- 俺はなぜか鬼平w

一週間が過ぎ、あちこちに顔を出しては質問していく二人も、基地隊員に溶け込んだ。

一方、ウィッチーズ隊は、緊張が高まっていた。ネウロイの襲来がそろそろ予想されるのだ。嵐の前の
静けさ、としか言い様が無い。非番扱であっても、基地から離れることなく、自主的に基地建物の中で体と
心を休めていた。常在戦場。一般市民には華やかな航空歩兵として認知される彼女たちの知られざる姿。

ハンガーの前、滑走路との接続部の片隅では、サマーベッドを展開してシャーリーと(常に一緒に
いる)ルッキーニ、そしてハルトマンが水着や軽装で寛いでいた。傍らにはアイスボックスとそれに突き刺さった
ソフトドリンク。上空で空中機動訓練中のリネット、宮藤、ペリーヌにバルクホルンのストライカーが奏でる飛行音
(天気がよいので眠気も誘われる)がなければ、リゾート気分に見えるかもしれない。(整備ピットからの騒音、
匂いも結構きついが・・・)良く見れば、装備一式がベッドの下に置かれていることに気付く。緊急発進に皆備えて
いるのだ。既に、皆インカムを耳に装着している。司令/管制室の指示、上空からの罵詈雑言を聞きながら、目は
瞑っているようでも上空の軌跡を見ている。



―射撃場― 坂本視点

一方、少し離れた射撃場では、ミーナ(坂本に引っ張り出されて参加)、エイラそしてサーニャが訓練
に勤しんでいる。俺と香代も、坂本の要請で飛び入り参加していた。

サーニャは、ロケット砲を射撃場で撃つわけも無いので、手持ち無沙汰だったが、坂本に指示されて観的壕と
の連絡役をこなしている。銃声と硝煙に刺激されたのか、イヤーマフをつけた頭に耳とが出ているのが可愛い。
俺と香代には、坂本が選んだ借り物のMG42。

「(ほお。驚いた。)」

二人の間に陣取って、99式を点射している坂本には、曳光弾を使っていなくとも二人の着弾は観測できる。
666 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 05:19:48.37 ID:qm1SCB8j0
「(いい腕だ。魔力で重量と反動を軽減できれば、99式でもボーイズでも使いこなすな・・・)」

全員が数度の標的交換と弾倉交換をおえ、銃は冷却するために後ろに置かれる。基地要員が標的紙を25ヤード
に貼り出した。俺と香代が射台前に立つ。皆はなにを始めるのかとキョトンとしている。

坂「皆、聞いてくれ。昨日、私は俺さんと香代さんに射撃の指導をしてもらった」

 皆、目が??マークとなっている。部隊でも有数の射手が私なのだ。

坂「拳銃を携帯しているな?」

 皆が頷き返す。

坂「拳銃射撃が得意なものは?手を上げろ」

 誰も手を上げんか。ふむ。釣りだすか。

坂「では、あの標的に1弾倉使って3発以上当てることの出来るものは?」

エ「無理ダナ!遠すぎるダロ!」

 志願有難う、エイラ。

坂「エイラ。一応、やってみてくれ!」

 エエー!という抗議の声は無視して、私はエイラを射台に引っ張り出す。

坂「笑わないから!真剣に撃ってくれるか?」
667 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 05:25:20.93 ID:qm1SCB8j0
 エイラが渋々、拳銃を制服の下から引っ張り出す。
 俺と香代は射台から下がった。

エ「笑うナヨー!絶対ダゾー!」

 片手を伸ばして、パン・・・パン・・・パンと弾倉を撃ちつくした。扶桑とおなじ、コンチネンタルスタイルだな。

坂「観的、報告してくれ」

的「えー。着弾2、4点1時、2点10時。以上」

 スピーカーから流れる音声に、エイラは顔を膨らませた。

エ「無理ダヨ!!」

 すまなかった、エイラ。勘弁な。さ、列に戻って。

坂「私も、昨日同じ距離、同じ的でやってゼロだった。全弾行方不明だ。エイラ、良く当てた!」

 ぱちぱちと拍手が起こり、エイラに笑顔が戻った。これでよしと。

坂「では、常識はずれな二人にやってもらう。俺さん、香代さん、お願いします」

 はいよ、と片手を挙げつつ射台に入る二人。先ほどエイラが使った台の左右に陣取る。

「戦闘射撃用意!右よし!左よし!全射台安全よし!コメンス!ファイア!!」

 二人からの準備完了の合図など待たず、不意打ち的にマイクにがなる。(ふふ。驚くぞ。私も
 久しぶりに驚いたんだ)
668 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 05:31:03.39 ID:qm1SCB8j0
 観客?はこの時点であっけに取られている。そりゃそうだ。こんなスタートは初めてだろう。

 二人は右手でホルスターの蓋をあけ、左手で蓋を押さえつつ右手で拳銃を引き出す。
 そのまま、両手で銃を保持し、下から銃を持ち上げつつ左足が一歩前に出る。のと同時に速連射が
 始まった。撃鉄と安全は持ち上げる時に処置しているんだな。発射速度は秒あたり二発?三発か?

 あっという間に撃ち終え、二人は更に左右に広がる。次の射台に入ってから弾倉を捨て、新たな弾倉を
 銃に装着、装填、安全装置を有効にし、ホルスターに仕舞う。俺さんはコルト45オート、香代君は
 ブローニング1910だ。

?「凄い!」

 ミーナかな?まだまだw。

坂「左右安全よし!ファイア!」

 私は再びマイクに怒鳴る。

 今度は左手は使わず、右足を前に出した右自然体となってリズムに乗って撃つ。少しペースは
 落ちたが、それでも3秒に2発?リズムに乗った銃声が身体をゆすぶる。また、弾倉が空になった。
 二人はまた左右に歩きながら弾倉を入れ替える。また、ホルスターに仕舞う。

坂「最終!左右安全よし!ファイア!!」

 二人は左手だけで銃を取り出し、左手のみで銃を構え、射撃を開始した。左足を前にした左自然体だ。
 一秒一発弱のペース。
 射撃完了。

坂「シースファイア!安全確保!」
669 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 05:35:57.67 ID:qm1SCB8j0
 二人はマガジンを外し、スライドを引いて薬室にも残弾がない事を表示してから、銃をホルスターに戻す。

坂「観的!標的を混在しないように注意して持ってきてくれるか!」

 弾倉を拾い終えた二人が戻ってきた。それと同時に、観的員が息を切らせて地下階段から飛び出してくる。

的「凄いです!いや、本当に凄い!」

 興奮した彼に礼を言って、標的紙を受け取る。観的員は二人に握手を求めてから帰っていった。それを
 見る全員の目が??マークになっている。期せぬ演出。

 的紙を皆の前に順番におく。皆、目が点、だなw。ミーナが唸ってるw
 最初の両手連射。両者共に全弾5センチ弱の10点圏に収まっている。
 右手の連射。俺さんが9点圏にぎりぎり、香代君が8点圏。香代、ちょっと今日は調子が悪いかな?
 左手の連射。共に6点圏。やっぱり、この二人は異常だ。

エ「マジかヨ!」

 うんうん、普通そう思うぞ。エイラと私は普通だよw。

サ「・・・・すごい・・・・」

 控えめなサーニャらしい。

ミ「オリンピック選手・・とか?」

 ミーナ、さすがに頭の回転が速い。

 香代君は右手射撃の的を見て、首をかしげている。納得がいかない顔をしている。。
670 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 05:40:29.44 ID:qm1SCB8j0
俺「いえいえ。私も香代君もただの軍人ですよ。選手じゃありませんw」

 俺さん!逆効果です!

ミ「はぁ・・・そうですか。私も10年選手の軍人なんですが・・・」

 ほらw、ミーナが落ち込んだ。私も昨夜うちのめされた思いがしたけど。

俺「練習すれば、だれでも上達しますよ。香代君は、私の元で練習を始めて・・何年だっけ?」

香「はい。もうすぐ3年ですね(苦笑」

坂「私は、拳銃などは飾りだと思っていた。しかし、ちゃんと練習すれば十分な攻撃手段となりえると
 痛感した。なので、折角のチャンスだ、俺さんと香代さんに教えて貰おうじゃないか?」

エ「エー?時間かかるんだろー?」

 あはは。エイラ、予想通りだな。

サ「エイラ・・・駄目よ。俺さんと香代さんの好意なのよ?お願いします。俺さん、香代さん」
 
 サーニャ、良い奥さんになれるぞ?旦那があれだから、なw

エ「じゃ、ヤルー」

 笑いを必死にこらえる。

ミ「私も是非お願いしたいわ」

 おや?ミーナもか。これは予想外・・・。
671 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 05:45:30.85 ID:qm1SCB8j0
坂「よし!私も当然鍛えてもらうよ。では、お願いできますか?俺さん、香代さん」 

俺・香「「はい」」

坂「では!早速。エイラとサーニャは香代さんに、私とミーナは俺さんに指導してもらおう」

あまり考えずにグループ分けをする。せいぜい、内気なサーニャには香代君のようがよいか?
そしてサーニャと一緒なら、エイラも身を入れて練習するかと思った程度。

最初は、各自の拳銃を俺さん、香代君が撃って、照準を確認。その後は、構えから個人指導。
ほお?拳銃の握りを修正する俺さんが、ミーナを後ろから抱くように指導するとミーナが赤くなる
のに気付いた。私は同様の指導を受けても気にならないのだが??ミーナ、あんなに恥ずかしがり屋
だったか?

一時間ほど基礎を学び、数弾倉を消費して本日の訓練は終了。あまり続けても成績は伸びない、と
俺さんも香代さんも口を揃えたしな。集中力が大事、か。これは剣道でも同じだ。合理的。
とりあえず、全員が両手保持で6点圏に入るようになったのは嬉しいことだ。皆も笑顔。上達が
著しかったのはサーニャとミーナだった。素質があるんだろう。私は、まあ、な。

俺「では、訓練は終わりにします。お疲れ様でした。これからも、握り方、両手撃ちの場合は引き
付け方の基本を練習してください。今後も練習を続けたい方が居られましたら、私か香代君に言って
ください。いつでも歓迎です。遠慮は無用。戦うための技術ですからね。お役に立てれば幸いです。
では、お疲れ様!」

訓示が訓示に聞こえないのも、この人ならではだな。私もシゴイてもらいたいが、業務がなあ。
飛行訓練もしなくてはならんし・・・。ミーナも時間を作るのが難しいだろう。
672以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 05:47:43.93 ID:gduEM08+O
寝る前最後の支援
673以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 05:50:30.98 ID:sZsiHfNiO
なら俺はバイト帰りの支援
674 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 05:50:32.84 ID:qm1SCB8j0
―銃器清掃― エイラ視点


武器庫の一角にある武器手入れ場。

エ「サーニャ、疲れたか?」

 普段撃たない拳銃射撃したから・・・眠いダロ?

サ「・・・ううん、大丈夫よ、エイラ・・・・」

 やっぱり!疲れてるんダナー!風呂とサウナで疲れとろうナ!

エ「トカレフ、貸しなよ。私が整備する」

 少し休みなヨ。

サ「有難う じゃあ、私、エイラのMG整備するね」

 いや!私がやるからッ!サーニャは休んで・・・

サ「エイラの銃、手入れしたいの・・・。エイラを護るものだから・・・」

 ウワァァァァァ!サーニャ!

>>672 付き合ってくれて有難う
675 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 05:55:37.59 ID:qm1SCB8j0
―銃器清掃2― ミーナ視点

考え込みつつ、手だけ自動的に動かすミーナ。

「(なんで、あんなにドキドキしちゃったんだろう、私・・・)」

 ガチャガチャ ゴト ズーリズーリ

「(後ろから抱きしめられても、嫌な感じがしなかった・・・。少しタバコの香りがして・・・)」

 ズーリズーリズーリズーリズーリズリ ズリ  シャコンシャコンシャコン

「(ハァ・・・ドキドキしちゃった・・・)ふむ・・・」

「ミーナ、ソルベント借りるぞ」

「はいはい。どうぞ?」

 シャーコシャーコ・・・ポイ

「銃身内異物確認・・・よし(俺さんの目、声、手のひら・・・ 全てが優しいのよ・・・)」

 フキフキ・・・

「機関部、異常磨耗なし・・・(どうしたのかな・・・)」

 ガチャ、ガチャゴチャ。ジャキーン!

「組み付け完了。部品余剰なし、と!(クルト・・・私どうしちゃったんだろう)」    >>673ありがと
676以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 05:56:28.60 ID:sZsiHfNiO
支援
677 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 06:00:44.65 ID:qm1SCB8j0
坂「さすがだな、ミーナ。目隠ししても出来るんじゃないか?」

ミ「あら。褒めてくれるの?」

坂「逆だよ。心は今どこに行っていたのやら・・。」

ミ「ちょっと、ね。大丈夫よ」

 美緒って、なんでこういうところは鋭いの(汗)

坂「疲れだな!よし!これが終わったら一緒に風呂に行こう!肩を揉んでやる!」

ミ「え!(?) ええ・・・有難う。(最近・・・太ったみたいだから嫌なんだけど)お願いするわ」

 若い皆がわたしの裸を見るの・・・・?ああ、気が進まない・・・。

坂「よーし!期待してくれ!マッサージは得意なんだ!わはははは!」

ミ「ええ。よろしくね。(美緒なら年も近いし、ね・・・・)」

愛用のPPK開始。
「拳銃射撃、か・・・(やだ、なにドキドキしてるんだろう)」

チラ・・・俺さんと香代さん、仲がいいわね・・・。

「(気分転換にもいいし。教えてもらおうかしら・・・。仕事の合間の息抜き兼実戦訓練よね)」

 カチャ カチャ
678 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 06:06:07.63 ID:qm1SCB8j0
「(弾倉に弾をこめるのが大変だろうってやってくれた・・・。あの手のひらが私の手の上から・・・
 優しく、だけどしっかり握って・・・・)」

 ガシャッ! カチン

「ふ・・・ぅ・・・(なぜ、あんなにドキドキしたんだろう・・・)」

 ガシャコシャ ズリズリズリズリ

坂「うぉーい!エイラ!なんで机に部品が余ってるんだぁ!やり直し!」

エ「アァーーーーーーーー!アレェーーーー?」

 あらあら、エイラさん・・・。

坂「ボケーとするな!ミーナを見習え!物思いにふけりつつ、も完璧な分解組み立てだ!」

 えっ!わたし!!ええーっ!///////

 「「あははは」」「・・・・クス・・・・」

ミ「美緒!もう・・・//// (やだ!俺さんに笑われちゃったじゃない。私そんなにボーっとしていたかしら?)」

エ「アアアーーーー!さーにゃ!そんな目で私を見ないでクレーーーーー!」

ミ「(エイラさん、サーニャさん、あなたたちが羨ましいわ・・・・)はぁーっ」


>>676感謝
次はサーニャのお風呂観察です、サウナの貴公子も。<一番弄りやすい。苛めやすい。
679 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 06:11:06.14 ID:qm1SCB8j0
―風呂場― サーニャ視点

エイラはサウナに直行したがったんだけれど、ミーナさんも今日は一緒に入るっていうから。
あとで、サウナも行こうね、エイラ。
二人で浴槽に浸っていると、坂本さんに続いて、ミーナさんが入ってきた。

シ「ミーナ隊長!!いらっしゃーい!」とシャーリーさん。

ル「ねえ!ミーナ!触ってもいーい?」

 ルッキーニさんってば・・・・////。シャーリーさんに抱っこされて顔の両側にシャーリーさんの
 オッパイ・・・///。

ミ「ふふっ。だめよ?ルッキーニさん?」 

 あらあら。ルッキーニさん萎れちゃった。しょんぼりする姿が可愛い・・・。

坂「さあ、ともかく先に温まってくれ!」

 坂本さんが浴槽にミーナさんを押し込んでる。

 わあ・・・ミーナさん、綺麗・・・・。おとなだわ・・・。芳佳ちゃん、目が爛々と・・・。
 思わず、自分の体を確かめてしまった。  はぁ・・・。横目でエイラを・・・・ハァ イイナぁ。

エ「サーニャ?どうした?のぼせそうか?お水もってこようか?」

サ「ううん、大丈夫よ。エイラ」

 あなたは本当に優しいわね。エイラの顔に笑いかけるとエイラ、沈んじゃった。慌てて腕を掴むけど、
 重い・・・。
680 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 06:16:21.65 ID:qm1SCB8j0
ハ「エイラ、なにやってんのー!ほらしっかり!」

 有難う、ハルトマンさん。

ハ「こういうときは、気付けにね ウシシ」

 あ!エイラのおっぱいを揉んでる!///// エイラの胸も綺麗よね・・・。エイラが気付いた。真っ赤に
 なってハルトマンさんを追いかけてる。もう、大丈夫ね。ケラケラ笑ってそれを見ている泡まみれカヨさん。
カヨさんも胸がすごい・・・。
 ああ、ルッキーニさんがカヨさんを狙ってるわ。わきわき指を動かしてる///.

ミ「ハルトマンさん、エイラさん、その辺で、ね?」

 ミーナさんが笑ってる。ちょっと怒ってるの・・・かしら?

ル「つまんなーーーーーーーい!」

 なんでだろう、ほっとするはずなんだけど、どこか物足りない・・・?エイラがわたしの胸を横目で見てる・・・
 恥ずかしい・・・。そんなに見つめないで・・・見るなら私の目を見て・・・。あ、そっぽ向いてウニャウニャ言ってる・・・。
 坂本さんがミーナさんの肩を両手で揉みはじめた。ミーナさん、気持ちよさそう・・・。首筋が色っぽい・・・。私の首筋ってどう見えるんだろう?撫でてみるけど・・・わからない・・・。

サ「気持ち・・・いいですか?それ・・・」

 やっと、ミーナさんに話しかけることが出来た。

ミ「ええ、とっても!書類仕事で疲れが溜まっていたのね。ありがとう、美緒」

 ふーん。気持ちいいのね・・・。

ミ「サーニャさんもやってもらう?ほんと・・・気持ちがいいわ・・・」
681 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 06:21:17.22 ID:qm1SCB8j0
サ「あ・・・私は大丈夫です。・・・・坂本さん、ミーナさんお疲れですから沢山マッサージお願いします・・・」

ミ「優しいわね、有難う・・・」 

 ミーナさん、笑ってくれた・・・。お母様みたい・・・。

坂「ミーナの場合、胸が重くて肩がこるんじゃないか?」

 坂本さん・・・?

シャ「ああ、それはあるね!お風呂だと軽くて楽になるよなー!なあ?バルクホルン?」

 あ・・・それをシャーリーさんが言うと説得力あります・・・凄く。そうなのかしら・・・。思わず自分の胸を
 持ち上げてみる。エイラもつられて。。

バ「な!なんて軟弱なことを!浮力に助けてもらってどうするか!!」

 バルクホルンさん、中腰になるとオッパイがすごく強調されて・・・綺麗・・・。

ハ「さすが!張り良し色よし!バルクホル〜ン♪ダネッ!」

 名言、です・・・ハルトマンさん。

バ「!/// 何馬鹿なことをいっているかぁぁぁっ!!って!揉むなぁ!ゴラァ!!」

 ハルトマンさん、真正面から///////

682 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 06:26:28.81 ID:qm1SCB8j0
 ふと気付くと、大騒ぎのなか・・・
 お湯の中で胸を持ち上げて頷いているルッキーニさん、彼女の頭を撫でて笑うシャーリーさん。
 ミーナさんも首をかしげながら持ち上げている・・・。坂本さんの胸を凝視して真っ赤になって
 いるペリーヌさん・・・。眼鏡が曇っているから確かじゃないけど、目が血走っているような・・・。
 リーネさんは顔を赤くして胸を押さえながら横に移動してるし・・・芳佳ちゃんはその後を
 わきわき追いかけているし・・。カヨさんも大笑いながらたぷたぷさせてる・・・。すごい・・・。

ハ「にゃはははは!わたしは肩こりなんて無縁だよーだ!」

 ハルトマンさんが仁王立ちして・・・・。ハルトマンさん、いつも明るいものね・・。
 
 ミーナさん、気持ちよさそうに目を瞑ってる・・・。溜息色っぽい/// 騒ぎも耳に入らないのね・・・・。

 あ!エイラがわたしの目を塞いだ・・・

エ「しゃ しゃーにゃ!見ちゃ駄目だ!見なくていいから!」

 エイラのオッパイがわたしの背中に当たってる・・・///

サ「エイラの肩、揉んであげたいんだけど・・・」

 パッと手が離れた。

エ「お・・・・オッ お願いッシマスッ!」

 はい・・あっち向いてね・・こうやってと・・・どう?

エ「す・・すごく・・・」

※ゴキタイクダサイ しかし、さーにゃを喋らせすぎたかな・・・?
683以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 06:26:59.66 ID:8dgDR4IlO
おはようの支援
684以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 06:30:06.31 ID:sZsiHfNiO
死にかけ支援
685 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 06:31:58.20 ID:qm1SCB8j0
 えいら?泣いてるの?

エ「ち ちがうよっ!汗だよ!ほら、熱いから!気持ちいいよっ!」

 そう・・・。私も嬉しい・・・。

サ「もっと強く揉んだほうがいいかな・・・?」

 坂本さんの手の動きを真似しながら聞いてみる。腕全体を使うの・・・ね。こう、かな。

エ「いえ!あの!天国です!!」

 気持ちよくなってくれたのね。良かった・・・・

エ「わ、わたしの人生に!悔いはッ無いッ!」

 ふふっ・・・・・・・・。


坂「ミーナ。次は腰だ。洗い場で横になってくれ」

 腰??肩揉みのつぎは、腰揉み?

ミ「えっ!裸で?いえ、もう十分よ・・・」

坂「遠慮するな!椅子に座ってばかりいると腰の筋肉が硬くなる!腰痛を起こすぞ!」

>>683 ありがと。 あ、たぷたぷ・・。 ぷにぷに・・・アアーーーーエイラののろいだ!
686 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 06:35:53.41 ID:qm1SCB8j0
 カヨさんが、バスタオルを数枚持ってきた。ミーナさんがそれを見てほっとした表情を
 浮かべたけれど・・・床に敷いちゃった・・・。

ミ「うーん・・・うっ ・・・・うーん・・・恥ずかしいけれど・・・気持ちいいわ・・・あ。そこ!」

 なるほど・・・・なるほど・・・。皆も頷きながら見ている。そうね、あとで交代でやれば・・・。

香「じゃあ、私が足裏マッサージやりますね!」

 カヨさんも出来るんだ。扶桑の文化、なのかしら・・・。

坂「おお!香代君、頼むよ!」

 坂本さん、張り切って馬乗りになってる・・・/////あの・・・丸見え・・・・//////。

ミ「うーん・・・ああ・・足も気持ちいい・・・うーn ウッ! イタァァァァィ!」

 ん?

香「我慢してください!痛いところは内臓や器官が悪いってことなんです!ここは胃です!」

 痛いのは嫌・・・でも内臓・・・。内臓が悪くなると・・・・(汗)

坂「胃か・・・ストレスで胃が荒れると大病になると聞くぞ?気をつけなければ・・・」

 坂本さんがミーナさんに説教するってのも、初めて見るかも・・・。ミーナさん、余り暴れると腰に掛かった
 タオルがずれちゃいます・・・・////。

>>684 感謝です! ※本日のハッピーターイムッ開催中。刺激少ない?妄想してクレ。
687 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 06:42:53.78 ID:qm1SCB8j0
※しまった・・・一部コピペし忘れた。どうしよう。流れはつながってるからいいか。 不要って事か。


 あら、皆、興味深々で周りに寄ってきた。

ミ「ぁ・・・ァッ! う・・ウーン ァッ! アア!・・・・あーッ!」

 ・・・・顔を赤くしてるミーナさん。頑張ってください。
 他の人は、なぜ顔を赤くしてるんだろう・・・。痛いのはミーナさんよ?

 エイラにやってみよう。

エ「ん?肩お仕舞い?今度は足の裏?アア、ミーナもやってるんだな」

 縁に座って。足、綺麗ね・・・

エ「ソ そうかナー? ァーギモチイイ・・・・ サーニャはなにをやっても上手だね///  イデッ!
 イデデデデッ!ちょ!たんまぁ!サーニャァッ!」

 痛いのは内臓が弱っている場所なんだって・・・我慢してね?エイラ・・・。ここ。グリグリグリ。

エ「ハッ アッ はひぃ! あの お手柔らかにおねぐぉぉぉい いたぁい!ヌ・・・ヌォォォ・・・」

 エイラ、いつも私を護ってくれるエイラ・・・健康でいて・・・。大事なエイラ・・・。

香「あ、そこを痛がるのは・・・脳ですよ、サーニャさん」

 はい・・・脳って?エイラ・・・。

エ「うゎぁぁぁ!ハッ!ハッ!オオオ! 大丈夫だ!愛の力で!耐えて見せる!さーny ウギャァァァァァ!」
688以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 06:46:46.67 ID:Tn2OYIFA0
エイラわろたw

支援
689 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 06:48:28.23 ID:qm1SCB8j0
 うん。我慢して・・・。

ミ「か!カヨさん!や やめてっ!お願いdkr ィャアアアッん!ア! あん アッ!」

 なんだかちょっと・・・恥ずかしい声です、ミーナさん・・・/////。

香「偏頭痛とかでていますね?」

 お仕事しすぎよ・・・。我慢してください、ミーナさん・・・。大事な隊長・・・。

坂「健康のためだ!がまんせい!せいといえば整体か!それもやるか!わっはっは!」

 坂本少佐、本当にお元気・・・。顎を掴んで思い切り背中を反らせだしたわ・・・。

ミ「ああああああああああああああッ!・・グォ・・・!だめぇー!やめてぇー!」

犠牲者は悶絶、傍観者は抱腹絶倒の湯浴み処。真剣なのは施術者だけ。

*****************************************************************
その日の夜半、エウロイが襲来。迎撃した隊員の奮闘により、無事撃墜された。
なお、肩こりマッサージなどを受けた二人が、切れのある働きをしたと評価された。
「身体がとても軽く感じた」「魔法力が増大した」のだそうだ。(それにより、肩こり
マッサージは隊員に受け入れられた。)

解散前に、坂本少佐とバルクホルン大尉の提案で、明日の夜、慰労会を催すこととなった。
ミーナ隊長も快諾。その夜の哨戒は、先の作戦に参加した隊員の疲労を理由に、俺少将と
加藤少尉が名乗り出、了承された。彼らはスピットファイア戦闘機を駆って出動。

なお、足裏マッサージと整体は、一部隊員にのみ伝わった。マッサージの目的ではなく、
起床の弱い隊員への愛情として使われたという。       >>688 どもども。凹み中。
690 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 06:53:42.63 ID:qm1SCB8j0
―慰労会当日 昼前―バルクホルン視点

本日は、昨夜の戦闘直後なので大休止状態。敵も続けては襲撃してこないことが助かる。でも、いつかは
奴らの大攻勢がかかるだろう。カールスラント、ガリアのように。海があっても何時までもは・・。
空中警戒には、エーリk・・・いや、ハルトマンと宮藤をペアとして上がらせた。ハァ・・・・。俺少将の影響を私
まで受けてしまいつつある。しっかりしろ!私が模範とならねば、この部隊は・・・。
午後は私とビショップ、だけで大丈夫だろう。しかし、上官が部下に鷹揚というより、甘く接しすぎる
のは問題じゃあないのか?坂本は扶桑海軍の伝統だからな、と笑っているが・・・。扶桑の海軍は組織として
ちゃんと機能しているのだろうか?扶桑も空軍として独立組織とすれば少しは・・・・ブツブツ。

基地内を点検しながら歩く。隊員の部屋もドアだけ開けて確認。ふむ。整理整頓は一名を除き
問題ない・・・。ハルトマンが帰ってきたら、昼食後に清掃させるか!二日前もやらせたのに、
もうこれだ!!弛んどる!ミーナや私を見習え! 少し乱暴にドアを閉め、棟から出る。隊の半数が
非番扱なので、余りうろつくのも、な。

整備班がピストでスピットファイアに群がっている。ああ、昨日少将と少尉が使った機体か。
普段、通常機などは連絡用のJu 52くらいしか飛ばさないので、整備員が趣味で整備しては格納庫の隅で
暇をかこっている機体。

「あ!バルクホルン大尉!」

 整備班長が気付き、班員全員が敬礼する。

バ「ご苦労様!作業を続けてくれ」

整「はい!皆、続けろ」

 おや、話したいことがあるらしい。

691 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 06:58:59.59 ID:qm1SCB8j0
バ「どうした?」

 少し機体から離れる。

バ「で?」

整「いや、たいしたことでは無いんですが」

バ「うん?」

整「はい。あ、昨夜はお疲れ様でした!」

バ「ああ。ユニットの調子がよくて助かったよ。いつも有難う」

 縁の下の力持ち、彼らの努力が無ければ、我々は戦えない。いつも感謝している。

バ「スピットはどうしたんだい?」

整「ええ。ほら。昨夜は扶桑のお二人がスピットを使って警戒任務に着きましたよね」

バ「ああ。志願してくれてな。それに坂本少佐も技術的に問題なしといったので、司令が認めた」

整「でしたか。いや、昨夜はそれで振り回されました(苦笑)」

バ「なにか、迷惑をかけたのか!」 なにをした・・・?

整「迷惑じゃあないですよ。言い方が悪かったです。申し訳ありません。
 ええとですね、スピットの性能からすると、普通の飛行なら途中二回の燃料補給です」
692喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/22(水) 07:01:28.95 ID:JNvfw7800
ずっとやってたのか、無理はするなよ
693 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 07:04:28.31 ID:qm1SCB8j0
バ「・・・・?それで?」

整「彼らは4回でした。あと、弾薬の再装填3回。おのおのが、です」

バ「戦闘は無かったはずだぞ?バカみたいに最高速で飛び回り、挙句に遊び撃ちか?」

整「増槽の搭載を最初から断ったそうです。弾薬の消費についてはよくわかりません。ただ・・・」

バ「言いかけたことは最後まで言うもんだぞ、中尉」

整「はい。私はパイロットでもありませんので、今までの経験で、ですが。
 補給に戻ってくる、と管制から電話を受けて待機しているときです。洋上で曳光弾の射線を見ました。
 大変弧を描いていましたから、急旋回しながら撃っていたのではないかと・・・」

バ「ふむ・・・戦闘機動中の射撃、か」

整「間違いないと思います」

 ふむむ。・・・・。

整「それに、爆発が2回・・・」

 なんだと!?

バ「なんだったんでしょうね」
694 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 07:10:04.14 ID:qm1SCB8j0
>>692 ほい。一区切りついたら仮眠する予定。 スピットに増槽ってあったのかね?

 解らん・・・。

バ「機体の損傷は?」

整「いえ!まったく無傷です」

バ「他にはなにか?」

整「腕の良いパイロットですよ、二人とも。離着陸の場所が狂いません」

 ほぉ・・・?

バ「話してくれて有難う。参考になった」

整「いえ。大尉のユニットは完調です!思い切り回してやってください」

バ「本当にいつも有難う。皆にも礼を言っておいてくれるか?」

整「はい!では失礼します!」

管制室ではなく、ミーナの執務室に向かう。もう、昨夜の業務報告は上がっているはずだ。

「バルクホルンだ!入るぞ」

695 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 07:16:02.50 ID:qm1SCB8j0
ミーナは、いつもと同じく机で書類と格闘している。未決が山だな。

「どうしたの?トゥルーデ」

 今日はご機嫌麗しく、だな。

バ「邪魔してすまん。ちょっと、昨夜の警戒飛行の件で、な。管制室からの業務報告を見せて
 貰えるかな?」

ミ「 ええ、いいわよ?これね、どうぞ。」

 ・・・言い淀まなかったか?

 礼を言って、椅子に腰掛けてめくる。特別何も無い・・・な。燃料補給は確かに4回と記録に
ある。タイミングが3回目がほかと比べて早めだが。整備部の報告書は読む必要はなし、と。

バ「なあ、ミーナ。昨夜のパトロールの件『どこで聞いたの?』 え?」

 普段は喋り終わるまで待っているミーナが遮った。なにかある。

バ「遊んでいたのか?二人は?」

 ずばり聞くのが早い。さあ、喋ってもらうぞ?

ミ「え?戦闘が遊び?」
696 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 07:21:14.15 ID:qm1SCB8j0
 ミーナ?

バ「・・・・なにをいっているのだ?ミーナ?」

 管制室の知らない戦闘?何があった!

ミ「・・・・」

 しまったという表情をしているのは、付き合いが長いから解ること。

ミ「・・・・ 聞かなかったことにしてくれないかしら??」

 いやいや、笑ってごまかしてもねえ・・・

バ「オフリミット、でどうだ?」

 逃げ道、つかうだろ?ミーナ。私も仲間だぞ?

ミ「ハァ・・・。解った。他言無用です。いい?」 

 そうでなくちゃあ。ジー・カマラーデン。

ミ「昨夜、非公式の戦闘がありました。非公式、ね。」

 余り聞かない表現だな・・・

ミ「ロンドン南方で、地域防衛隊が応戦した侵入があったのだけど。結果として陽動もかねていた様子なの。
こちらにも、小型が二機侵入した。低空侵入でレーダーには反応しなかった。
 それを俺さん達が発見し、葬った と。公式には、南方で被弾した敵機2を確認するも、追跡中に海中に
 自爆した、としました。それでお仕舞い。状況終了は0230」
697 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 07:25:34.38 ID:qm1SCB8j0
バ「非公式には、俺編隊が」

ミ「そう、撃墜。あっさり、と」

バ「スピットで、か・・・」

 通常機で、か。不可能ではないが・・・。

ミ「やるわねえ〜」

 ミーナが嬉しそうに笑っている。ほぉー。

ミ「戻ってきてから、補給の間に少し話しをしたの」

 何時寝るんだろうな、ミーナは。無理をしすぎる・・・・。

ミ「俺さんから言ってきたわ。交戦・撃墜はナシとしてくれと。上が煩いし、501にも迷惑をかけるからって
 ね。・・・・まったく。香代さんには気の毒だと思うんだけど、彼女も俺さんの考えが正しいことだから、
 構いません、ってね」

バ「ああ。公式戦果でないとなあ」

ミ「香代さんの初撃墜なのにね・・・気の毒で」

バ「初か!・・・・仕方がないな。しかし、いい度胸だ!こうなるとわかっていたら、戦闘要員としての配属
 としておけばよかったな。そうすりゃ、面倒なことも無かった」

ミ「ほんと」

バ「ここにきたのはな、昨夜の彼らの補給についてなんだ」
698 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 07:30:51.54 ID:qm1SCB8j0
ミ「早耳ねえ。通常より多い燃料補給でしょう?あと、装弾も」

バ「ああ」

ミ「私が許可したのよ。感を取り戻したいから、索敵と索敵の間に戦闘機動を試させて欲しいってね。
 そのときの最低高度だけ約束してもらって、後は任したわ」

バ「機銃弾は?」

ミ「最初、二人とも一度だけフルG中の弾道変化を確認したいというから。その後、例のネウロイ
 との戦闘で使って、再補給でお仕舞い」

バ「はー。戦闘後、そのまま平然と任務に戻ったのか」
 タフだな。

ミ「やるわね〜〜〜w」

 大絶賛、お気に入りに登録、か。

 ちょうどいい。

バ「なあ、ミーナ。俺少将だけど。ありゃ一体何者なんだ?」

ミ「ふふっ。じゃあ、ここだけの話の続きをしましょうか。
 非公式に本国に打診したのよ。返答はロンドン代表のクーリエが昨日の昼、届けてくれたの。
 なんとね、英雄よ、あの人」

バ「・・・どんな経歴?」
699以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 07:34:53.86 ID:I4az7cQAO
支援。

オールか…不眠で死なぬよう気をつけて。
700 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 07:36:37.55 ID:qm1SCB8j0
ミ「扶桑海事変に実戦参加、ヒスパニア戦役で義勇軍として参戦、カールスラントでも暴れていたらしいわ。
 最近ではバトルオブブリテン。累積撃墜数が78。共同撃墜は数えない。共同撃墜は僚機の手柄になるように、
 最後のとどめを譲るんだって。昨夜の一機もそうかもね。彼、タバコ咥えて知らん顔していたけれど、カヨ
 さんの目が、キラキラッてねw こんな人なんで、ブリアタニアにもカールスラントにも友人が沢山いる
 らしいわ。なんて人なんでしょう」

 笑顔でべた褒めするミーナ、か??ほーぅ。鈍くても解る。一つの釣り針で大魚が2匹釣れたか。

バ「でも、一般には余り知られていないんだろう?坂本少佐も知らなかったぞ?」

ミ「それよ!あの人の考えは、ええと・・・『ネウロイに立ち向かう人類の姿は、ウィッチ達がその偶像となる
 べきだ。古臭い軍人・政治家には出る幕など無い』と。そう公言しているんで、彼の経歴が公になると、
 国とか民族に固執するお偉いさんには邪魔な存在になる。なので、お国では疎んじる勢力もあるらしい。
 でも、経歴と内外の人脈が彼を護る。チャーチル首相もその一員らしいわね・・・」

バ「・・・ウィッチは人殺しはしない、か・・・・」

 よき理解者の一人だったのか・・・。

ミ「ええ。ここに来たときの自己紹介も、今となっては意味がわかるわ・・・・」

バ「・・・だな。了解。他言しない。坂本は?」

ミ「野生の感、でしょうね。そのときにはピストに出てきたの、まったく。どうやって嗅ぎ付けたんでしょ。
 彼女もあなたと同じ事を知っているわ。管制の通信記録は原簿は私が焼いた。管制要員も理解してくれた
 ・・・というより、感動していたわね」

バ「感動?」

>>699 ドモッ! おっさまは頑張るのですw。 機銃の試射云々入れりゃよかったな・・・。
701 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 07:42:22.87 ID:qm1SCB8j0
ミ「司令の私の横暴だ、と感じられないよう、俺さんも管制に出向いて説明してくれたの。全員が通信を
 聞いているしね。『私たちが無理にお願いして出動し、図らずも戦闘になってしまった。下手をすると
 司令の責任問題になりかねない。責任は全て私にある。司令に迷惑をかけたくない』ってね。満場一致で
 無かったことになったわ。私を庇ってくれたのね・・・」

 感心・安心した態度というより、ほんわかぱっぱだな、氷の女侯爵がなあ。

邪魔したな、と退却する。収獲大、と。

「幻の79機目、か・・・」通常機で79機。共同撃墜ゼロ。本当の撃墜数は??ふっ・・あのおっさん、本物だ。
いいぞ、気に入った!
さて。残りの魚一匹はどう料理したら・・・ふーむ?余り知識もないしな、私には。経験皆無。



―昼食後― ハルトマン視点


おいしかったー!と、お風呂に行こうとした私の襟首をむんずと掴まれた。こんなことをするのは・・・

バ「待て!ハルトマン中尉!」

 あ、やっぱ? 恒例行事の始まりかな?やっばい!

バ「まず、部屋の清掃をしてもらうぞ!」

 えー!飛行後の汗を流したいのー!

バ「(ちょっと話もあるんでな)」
702 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 07:47:51.58 ID:qm1SCB8j0
 ん??トゥルーデも囁けるんだ?

バ「いいから来い!!!」

 ま。調子合わせてやるとしましょうか、ね。

ハ「トゥルーデ 横暴!!!お風呂お風呂おっふーろぉぉー・・・・」

 十分離れてから、トゥルーデが手を離す。

バ「おまえ、医者になるより女優を目指したほうがいいんじゃないか?」

エ「えっへへー。天才だからね、何でもこなせるよ」

バ「ハァ・・・・ お前は、謙虚、謙遜という言葉は知らないのか?」

エ「おいしくないじゃんwww」

バ「ドクトル、とお前を呼ぶ患者が気の毒になるよ・・・」


バカ話をしながら、私の部屋に。

エ「で? 話って?」

バ「掃除しながら話そう。とりあえず、ベットの上を片づけて、と」

エ「パチパチパチ!すっごーい!はっやーい!お見事!」

 ウマく操縦しましょw
703 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 07:53:03.15 ID:qm1SCB8j0
バ「立ち話もなんだからな、って煽てるな!まあ、座ってくれ」 

 ばれたw

バ「ほら、この前変な菓子食ったときのこと、覚えているか?」

エ「あー。ネコのうんち?」 

 一言言わずにいられないの、私w

バ「やめろ。ミーナの話、だ」

エ「解ってるってば」

バ「・・・・お前はいつも。ハァ・・・ 友人をもてあそばないで欲しい。頼むから。
 でだ。ミーナは俺に対して『良い印象』を持っていると思う!」

エ「やっぱり?」

 そうかそうかヤッパそうなのか!ふふーん?どうよ、私のカンは!

バ「私は、その、あまりこういうことは解らんのでな。お前に相談しようと思ってな」

 あら。素直だね。

エ「くっつけたいの?俺とミーナw」

 私に相談するのは大正解。それで?

バ「いや!・・・ええとだな、無理やりペアリングさせるつもりは無い!」  ※あと少しで区切りです
704 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 07:58:13.76 ID:qm1SCB8j0
エ「犬猫じゃないもんねー」

 ペアリングってあなた・・・・頭痛くなってきた・・・。

バ「そうだ!お互いの気持ちが大事だからなっ!そのくらいは私にも解る!」

 彼女に聞こえないように、溜息をつく。彼女は『理想像』に縛られているから。
 本当は、繊細な心の持ち主なのに・・・。戦争が悪いんだ・・・。

エ「ミーナの気持ちって、どのくらいなんだろう?」

 ほれ、情報だせや、石頭。

バ「余り詳しい話は出来ないんだ。許せ。えーと。。。
 まず、俺に対して親密な・・・敬愛かな?気持ちはある、と思う。」

 ほーほー。あのミーナがね。

エ「べったべた?二人のとき、だけど?」

バ「だったら、お前に相談するか?」 

 うーん、ちょっと言い方が難しかったか。

エ「ううん。そういう意味じゃなくてね、二人がお互いを見るときの目線、ってことー」

バ「あー、成程。そうだな。・・・・・
 昨日の夕食前には、ミーナの目に警戒というか・・・拒否感、かな?なくなったと思うぞ」

 ふむふむ。
705 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 08:03:25.81 ID:qm1SCB8j0
バ「お前に話せないことを話しているときだが、すまんな、ミーナは笑いながら話していた。ある意味、
 ちょっと厄介ごとだったんだけどな」

 ふんふんふん。

エ「サーニャから聞いたんだけどさ。銃の手入れ中とか、ミーナがぼんやりしていたんだって」

バ「そういえば、夕食のときもぼんやりしていたような?」

エ「うん。溜息も多かったね」

バ「射撃訓練で何かあったか、サーニャにそれとなく聞いてくれるか?私はエイラと坂本少佐に
 聞いてみよう」

エ「大丈夫かなー」

 思わずジーッとトゥルーデの顔を見る。難しいよ?やり方。お姉さんぶって二人を引き受けるといって
 くれるのは嬉しいけど。

バ「私が??そのくらいは!・・・・・ちょっと自信がないかも・・・」

 レクチャーしようか・・・・。ハア。理解が遅いか。 石頭同士がいいかな?よし。

エ「トゥルーデはさ、坂本少佐。エイラはサーニャと一緒だから、私が済ませる」

バ「俺少将のほうは?」
706 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 08:08:44.48 ID:qm1SCB8j0
エ「うーん。まだ時間はタップリあるからねえー。先にミーナの気持ち、調べよ!」

今回の掃除はここまでにしよう、とトゥルーデがいうので、喜んで中止。全部やっても、一晩経たないで
元に戻るし、二人とももっと大きな目的があるし。

エイラたちは非番だってね・・・。となると、あそこでしょ。


********

区切ります。
ここまで支援してくださり有難う。

コピペミスが多発してきたし、そろそろじれている方もいるとおもうので
ここで休止。
また後ほど、許してもらえるなら投下します。

一人で100も使ってしまってスマン。**

フラウもトゥルーデも書きやすいキャラだな。芳佳だとなぜか指が
スムーズに動かない。張りながら、ふと思った感想。
ふぇ。休憩です。
707以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 08:11:20.46 ID:qMRRtbX20
お疲れ様でござる
708以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 08:25:48.17 ID:NWb2qeSu0
起きたら今までやってたのかwww

ほんとおつかれ
709以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 08:29:11.45 ID:cubNvU6/O
過疎だから無問題だろうが完徹の人は初めてじゃね?ww
710盲目のウィッチ:2010/12/22(水) 08:37:06.96 ID:xGNP+Ke8P


だいぶ前だけど槍の人は最初深夜から明け方までやってたはず
711以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 09:19:57.77 ID:Uq31vTES0
また外し忘れてんぞwww
712以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 09:27:45.20 ID:8bHT4AEE0
現代版ストパンかと思ってスカイガールズを見た

全然別物だったw
713以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 09:54:12.30 ID:ni1RoxB00
保守
714以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 10:31:08.73 ID:I4az7cQAO
ペペロペロ
715喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/22(水) 10:37:04.29 ID:JNvfw7800
プロローグだけ投下する、理由あって一日に投下する数は少なくなるすまん
716喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/22(水) 10:38:53.04 ID:JNvfw7800
ープロローグー

今日は何して遊ぶ?街へ出掛けようよ、それともいつもの広場で遊ぶ?待ってよ、待って、待って・・・
ガバッ
「・・・」
ある日の夜中、サーニャ・V・リトヴャクは奇妙な夢を見た。
今まで忘れていた、いや、忘れたかった思い出が夢に出てきた。サーニャはベッドからゆっくりと体を起こしてカーテンを開ける。
外は真っ暗、そろそろ夜間哨戒の時間だろうか。
ネウロイというある日突然現れ突然人々を襲い出した怪物。それに対抗できる唯一の人間、それがウィッチ、サーニャもその一人だ。
「ふぁ・・・ん・・・」
サーニャは大きな欠伸をして部屋から出た。
717喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/22(水) 10:40:35.03 ID:JNvfw7800
部屋から出ると、部屋の前にはエイラ・イルマタル・ユーティライネンが居た。エイラとはいつも一緒だ、なにをするにも一緒。
「サーニャ?調子でも悪いノカ?」
喋り方は棒読みのよう、実に独特な喋り方だ。
「ううん・・・なんでもないのよエイラ、ちょっと変な夢を見ちゃって・・・」
顔に出ていたのだろうか、サーニャは少し下を向いた。
「大丈夫カ?なにかあったら私に言えヨ?」
エイラは優しい、いつも私の心配をしてくれる。そこが長所だ。しかし、そのせいで周りが見えなくなることをサーニャは知っている。
718以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 10:40:47.29 ID:FjFertWk0
喉キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
支援
719喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/22(水) 10:43:00.24 ID:JNvfw7800
「ふふっ・・・」
少しエイラに元気をもらった気がする、自分でも少し落ち着いたのが分かる。
「ナ、ナンダ?」
笑われるのは予想外だったのかエイラは少し動揺していた。
「ありがとう、エイラ」
サーニャは少し笑うと、じゃあねと言って階段を降りた。
下にはサーニャの所属する部隊の隊長であるミーナ・ディートリンデ・ヴィルケが、そして扶桑のウィッチ、坂本美緒が座って談笑していた。
「あらサーニャさん、おはよう」
「おおサーニャ、夜間哨戒気を付けてな」
ミーナは笑顔で、坂本はしっかりとした顔で挨拶をする。
「おはようございます、ミーナ中佐、坂本少佐」
一応ウィッチにも階級がある、ミーナはこの小隊で一番偉い中佐、坂本は二番目に偉い少佐だ、ちなみにエイラとサーニャは中尉である。念を押しておくが今は夜中だ。
720喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/22(水) 10:46:38.56 ID:JNvfw7800
2人としばらく話した後、サーニャは1人ハンガーへ向かった。
ハンガーではサーニャのストライカーユニットであるMigi225が、そしてサーニャの武器であるフリーガーハマーがスタンバイされていた。
ストライカーユニットとは、ウィッチにしか穿けない特別な機械で、それを穿いて空を飛び、ネウロイと戦う。中には音速を超えられるストライカーユニットも存在する。
サーニャはストライカーを穿き、飛ぶ準備をする。
サーニャはいつものように魔力をこめる。耳、しっぽが生え、頭には夜間哨戒になくてはならない魔導計が現れる。
ストライカーユニットを中心として巨大な魔法陣が広がった。
「サーニャ・V・リトヴャク、いきます」
小さな声で呟きサーニャは飛び立った。
721喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/22(水) 10:48:47.17 ID:JNvfw7800
夜間哨戒というものは、実に暇である、ネウロイが現れるのはごく稀で、サーニャは水の上を浮くように飛びながら空を見ていた。
「綺麗・・・」
いつもよりも星の数が多いように見えた、この星空を故郷に居る両親も見ているのだろうか、今日夢に出てきたあの人も・・・
サーニャの故郷、オラーシャには両親が居る、オラーシャのどこにいるかは分からないのだが。
父親がよくピアノを弾いてくれたことがあった、その音色を思い出しながらサーニャは飛ぶ。
自分も父親とピアノを弾きたい、このネウロイとの戦いが終わったら1番にしたいことだった。
「お父様・・・」
目に涙を浮かべながら、サーニャはゆっくりと基地へ帰って行った。
722喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/22(水) 10:51:33.17 ID:JNvfw7800
基地に帰ると既に夜が開けていた、サーニャは欠伸をしながら部屋に入り、そしてすぐさまベッドに倒れこむ。
ドサッ
「!?」
サーニャはいつも部屋を間違える、わざとではなく眠さゆえなのだろう。エイラは驚きつつも
「キョウダケダカンナー」と言って毎回エイラのベッドでサーニャを寝かせている。少し嬉しいのは秘密だ。
「サーニャ・・・」
エイラは悲しい目をし、そして欠伸をして布団に戻った。
エイラはここのところ複雑な思いだった。サーニャのことだ、最近サーニャを友達として見れなくなっているのではと思い始めてきた。嫌いという訳ではない。
「ナンナンダヨ・・・」
エイラは天井に向かって愚痴を言う、当然天井は何も言ってくれない。
エイラは少し溜息をつき、また眠りに落ちた。
723喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/22(水) 10:53:45.47 ID:JNvfw7800
投下終了
ええ、今回はサーニャですともええ
なんでルッキーニじゃないかって?思い浮かばないんだよ言わせんな

なんか小説家気取りの文章だけど大目にみてくれるとうれしいです。

724以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 11:14:41.86 ID:cubNvU6/O
乙ーん
725以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 11:30:15.19 ID:oKIpXrmeP


クリスマス短編考えてるんだけど

あれ、いちゃいちゃで壁殴り代行フル稼働にするつもりだったのに
どうしてヒロインが泣いてるんだ…?
726 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 12:45:04.16 ID:qm1SCB8j0
おそよです。
零時から8時過ぎまで独占してごめん。
HPにアップしてみたもので大まかに見てみた。先ほどまででざっくり1/3弱くらいが終わった。

このまま続けると、このスレ全部?次のスレに雪崩れ込むかもしれない。
他の皆さんに迷惑をかけるのも心苦しい。
HPのアドレスを公開して、そっちで全編見てもらったほうがいいか、ここで腰をすえてやるか
迷う。壁殴りしてくれることを楽しみに書いたのも事実だし。
どう思うか、ご意見ください。
727以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 12:48:16.50 ID:NWb2qeSu0
ここでやりましょう
728 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 12:54:55.28 ID:qm1SCB8j0
>>727 うぃ。じゃあ、また投下してみる。支援願えたら有りがたい。
HPアドは最後に出します。コピペ失敗してしまった分も(今は少しだけど今後がね)見てもらえる
でしょうし。 では。

―サウナ― ハルトマン視点

やっぱり。エイラのサウナ好きは病気レベルだね。
排気口から湯気が出ている。更衣室には二人の衣服が綺麗に畳まれていた。ササッ!と服を脱ぎ散ら
かして、シャワーで汗を流す。軽く石鹸も使う。エイラがサウナマスターなので、ちゃんとやらねば。

タオルもきちんと巻いてドアを押し開けると、水蒸気が熱波となって襲ってきた。ウゴ。一瞬呼吸が
出来なくなる。最初はこれで逃げ帰ったんだっけね、わたし。ゆっくり鼻呼吸・・・。

エイラ「オー。珍しいな、ハルトマン」

 お、目標1。声の方向を記憶。

サ「あら・・・ハルトマンさん・・・」

 儚い美少女の具現もいるね。目標2.目標1の左隣と推定。

ハ「扶桑の風呂は慰労会の前でね。輝く肌で俺さん誘惑しようと思ってさー、サウナにしたー」

 いいながら接近。オケ!目標の表情をはっきり視認できる距離に来た。逃がさないぞー。

エ「なんだよー。年寄り趣味だったのカ?もっと若い男のほうがいいと思うゾ?」

 なぜ、エイラが胸を張るw?
729 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 13:00:04.85 ID:qm1SCB8j0
ハ「ダンディーでやっさしいじゃーん!俺さんってさ!」 

 もうちょっと煽ろうね ニシシ。

サ「・・・エイラ、わたしも、俺さんは素敵だと思う・・・」

 おお、さーにゃん!趣味があうね!と煽る。

エ「ダッ!ダメダメダメダッ!さーにゃ!目を覚ますンダ!アイツだって男ダゾ!サーニャみたいなうぶで
 まじめで世間知らずで気弱な純情な娘をたぶらかすのが男ダゾ!!」

 ひっでー!無茶苦茶言うねw。で、サーニャを褒めまくると。サーニャが絡むとエイラはねーww

ハ「そんな人かなぁー」

 釣り針投げ込む潮時かな。

エ「・・・イヤ、悪い男じゃ無さそうなんだけど、サ。ウーン。どう言ったらいいんダロ・・・。サーニャは
 どう思う?あれ」

サ「エイラ。あれなんていっちゃダメ!」

 珍しい。サーニャがすばやく反応した。

エ「サーニャ!」 

 おたついております、若旦那w 面白ーいw。

サ「・・・わたし思うの。俺さんがわたしたちを見るときの目・・・とっても暖かいの。わたしが見てきた他の
 男の人達と、違うの」
730 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 13:05:14.81 ID:qm1SCB8j0
エ「どう違うんダヨ?」

サ「・・・利用しようという目・・・・いやらしい目・・・・バカにした目・・・そんな目つきの男の人ばかりだった・・。
 でも、俺さんはお父様と同じ目でわたしを見てくれる・・・エイラも私を同じ目で見てる」
 
 サーニャがこんなに長く喋るのって、初めて聞いたかも・・・。
 基本的にべた褒めかな。

エ「・・・・・・・・・・・」   エイラが黙り込んじゃった。

ハ「それ、わかるなー。ギラギラしていないよね、安心できるよ」  わたしだって、そう見えるよ。

サ「・・・ええ。ミーナ隊長や・・・坂本さん、バルクホルンさん、それにシャーリーさんと同じ目よ・・・」

ハ「わたしもそうでしょ?さーにゃんw」 ツンツンと胸を押す。

サ「クスクスクス」  笑うとすっごく可愛い!!ありゃ。エイラが真剣に考えていてスルーだ。セーフセーフ♪

エ「今更だけど、言っていいカナ・・。わたしもそう感じるンダ。だから、最初のときにすぐに呼び名を
 名乗ったんダヨ・・・。ごめん、サーニャ」

 屈折するからなあ、サーニャが絡むとw でも、素直になれる点は高評価なんだよ、エイラ。私はエイラ
 の味方だぞ!ってか、サーニャを泣かしたら承知しないからね!若旦那!

サ「解ってるわよ、大丈夫、エイラ・・・・」

ハ「エイラ、大丈夫!わかっているよ。でさ、背中叩いてくれる?」 エイラ救済ターイム! ほれ、叩いて。


 サウナではやっぱり二人には敵いません・・・。体の水気と油気が全部抜けた・・・。限界。
731以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 13:10:11.01 ID:cubNvU6/O
これで三分の一なんて問題ないでしょ
俺みたいにダラダラ長い人もいるしね

しーえん
732 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 13:10:23.48 ID:qm1SCB8j0
ハ「あでぃー・・・そろそろ水いかない??ミズ・・・」 

 サウナではやっぱり二人には敵いません・・・。体の水気と油気が全部抜けた・・・。限界。

ふらふらしながら、二人に手を引っ張ってもらって川辺に移動。
ハァーーーーーーーーーーーーーーーーーー。イギガエルゥ。冷たい水が気持ちいい・・・。

サーニャの歌声・・・ハァーーーーーーーーー。さて。サーニャの歌を邪魔するとエイラが怒るから、エイラに聞くと
しましょうか。石に座って足を流れに浸す・・・。パチャパチャ。さて・・・

ハ「昨日、射撃場でなにかあった?」

エ「別にー。ああ、俺と香代がさあ、拳銃射撃がすっごいんダ!あんなのはじめてみた!」

ハ「そうなんだ。教えてもらおうかなぁ」

 基本訓練中に三回くらいやっただけだな。最近は、重いからロンドンで買ってきたブリキの玩具で誤魔化
 してるけど。

エ「俺もカヨも教え上手だよ。わたしもさー、最初は2発まぐれで当たっただけなのに、終わりには全部
 6点以内に入ったんだぞ!25ヤードダゾ!サーニャは7点以内!たまたまの2発を無視したら、8点圏。
 すごいダロ!サーニャは天才ダ!」

ハ「・・・すごいね・・・」 わたし、15メートルで当たらなかったんだけど・・・。

エ「こうやって、後ろから」 あ。エイラのオッパイが背中をぐいぐいと・・・ワォ  イヒーヒ!

エ「両手で拳銃掴む格好してクレよ。そうそう。で、手を被せて、耳元で、こんな感じでゆっくり喋りながら」

 耳に!・・・ああ・・・ゾクッとしちゃうよ・・・
733以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 13:10:53.09 ID:S52zb/tX0
投下したい人が居たら言うだろうし、俺もここでいいと思うよ
734 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 13:17:12.68 ID:qm1SCB8j0
>>731 そう? 俺は皆さんが羨ましい。 コピペまた間違えた。改行位置拒否ばかり。クソ。

ハ「俺さんがサーニャにも?さーにゃん、照れちゃうじゃん」

エ「ううん。わたしたちはカヨダヨ。オッパイが背中に当たって、ドキドキしたゾ!柔らかだけど張りがイイ!
 風呂でしっかり揉みたいゾ!」

 さすがに小声だw鼻息荒いです!ww 私もカヨ、今度試さなくっちゃ。イシシシ。

エ「俺はミーナ隊長と坂本少佐。ミーナ隊長、顔真っ赤にしちゃってさー!見物だったゾ」

 ふふ。もうちょっと詳しく話したまへ。ホレホレ。

ハ「ミーナ、よく嫌がらなかったね」

エ「坂本少佐は平然とやっていたけどナー」

 坂本少佐は、訓練が絡めば男も関係なくなるよ。あれは常識外。

エ「わたしのカンだけど、さ。ミーナ隊長は俺に惚れ始めたかも、ナ」

 問題発言、きましたー!

ハ「ないない!ミーナだよ?」

サ「わたしも・・・そう、感じたの・・・」 

 ギョッ!さーにゃん!聞こえてたの? で?で?
735 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 13:22:42.51 ID:qm1SCB8j0
>>733 うん。おれも添削終えたらすぐに投下したくなった。

サ「なんとなく・・だけど・・ミーナ隊長が、俺さんと目が合うとすごく輝くのよ・・・」

 貴重な情報、どーも。感謝感謝!

エ「アー・・・そういえば、確かにそうだ!わたしもそれ感じたゾ!」

 タロットで占ってみる!と騒ぎ出す。いらん。

 音楽家志望だからかな、言葉が詩的だねー。今の姿は幻想的だしー。川辺に憩う天使、ダネ。
 そう、エイラに言うとすっごく嬉しそうに笑い、サーニャは真っ赤になって照れていた。

―司令塔への通路― バルクホルン視点

どう切り出したらよいのか。不自然だと坂本少佐も怪しむだろう。不自然に見えないこと、これが大事だな!
考えつつ、通路で壁にもたれていると、向うから坂本少佐がやってきた。

坂「やあ、バルクホルン大尉。どうした?」

バ「どこにいるのかわからなかったんでな、一番可能性の高いところで待っていたんだ」

 出足は好調、だろう?

坂「ミーナなら、すぐに感知するのにな。あの能力は便利だろうな!」

 ミーナの名前が出てぎくっとした。いかん、気取られていないといいが・・・。

バ「まったくだ。ところで拳銃射撃の件だが」
736 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 13:27:38.65 ID:qm1SCB8j0
坂「おお!大尉もやるか!是非そうしろ!こんなチャンスは滅多にない!」

 はぁ・・ええい、真っ向から!

バ「ミーナもやったんだろう?どうだった?」

坂「上達したぞ!素直に聞いて、言われたとおりに出来るんだな。私はなかなか、な!ミーナが羨ましいよ」

 お宝にすぐ手は伸ばせない、か。ならば・・・

バ「・・・教える側との相性もいいのかな?結構、そういうのは大事だと聞くぞ?」

坂「ふむ。そういうのは常々あることだな。人間同士だし。わたしも見ての通りだ。私以外のものが教えた
 ほうが、上達の早い者もいたことだろう・・・。」

バ「・・・・」

 話がそれてしまった。やはり、わたしはこういうことは苦手だ・・・。

坂「俺さんのように、器が大きければな・・・。未熟だよ・・・」

バ「器?なんだ?それは」

 遠回りも必要か・・・・。

坂「ペリーヌが打ち明けてくれた。俺さん達が来た次の日の朝、私と宮本がやっている自主訓練に彼女から
 希望があってな、参加したんだ。それまで無かったことだ。それに、ペリーヌと宮藤の仲がな、前は
 ペリーヌが辛く当たっていたが、朝練移行徐々に軟化したんだよ。で、風呂で私がペリーヌの背中を
 流しているとき、ペリーヌが自分からな・・・」
737 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 13:33:04.25 ID:qm1SCB8j0
 居心地が悪い事になってきた・・・。

坂「ペリーヌは、練習に参加したくてずっと物陰で見ていたんだそうだ。でも、私が宮藤を贔屓にしていると
 勘違いして踏み込めないで悩んでいたのだと。それで、原因の宮藤にきつく当たってたんだ。ペリーヌは、
 私に懐いていたからなあ・・・。そんな彼女の気持ちを理解できなかった私は未熟だ。私が悪い」

バ「・・・」

坂「俺さんがな、物陰からじっと見ているペリーヌに声をかけ、彼女の気持ちを整理し、諭しながら励まして
 くれたんだ。ありがたいことだ。俺さんは人間が出来ている。私も、ああならなくてはいかんな・・・」

 あの時の俺さんとペリーヌの会話は、いつか坂本少佐にも話さねばと思っていたが・・・。もう、必要も
 無くなったのだろう。器、か。人間性の広さを表す言葉なのだろう。今の私には耳に痛い言葉だ。

バ「ミーナのことなんだが」  小細工は止めた。真っ向からいくぞ。

坂「?なんだ?」

バ「俺さんとミーナの・・・ええ、どう言ったらいいか・・・?」

 質実剛健のカールスラント軍人には、口に出し難いこともあるのだ!読み取ってくれ!『空気を読む』
 のが扶桑の伝統だろう?

坂「うん??」

 私の目をまっすぐに射抜くように見ている。目は逸らさないぞ。邪な考えではないのだ。
738 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 13:38:15.35 ID:qm1SCB8j0
坂「ミーナ、ね。そうさな・・・」 

 ふと目を逸らし、窓の外の海岸線に向けた。我々の歩みは止まっている。

坂「どう思うんだ?」

バ「ミーナは、三年ほど前に大事な人を失くしている」

坂「ああ、昔彼女から聞いたことがある」 

 そうか。

バ「彼女が、新たに踏み出す決意をするなら・・・私は、出来ることをしてやりたい。ハルトマンも同じだ」

坂「・・・・」

バ「ミーナを誰かが支えてやらねば、遅かれ早かれ、彼女は壊れる、と思う・・・。彼女は仲間に囲まれて
 いても、今も一人だ」

坂「口添えしろと?」

 いや、違うんだ!どういったらいいんだ?

バ「いや、そうじゃないんだ。・・・俺少将は、相手としてどうかな、とな・・・」 声がどんどん小さくなる。

坂「扶桑の言葉でな、『機が熟するのを待つ』というのがある。意訳すれば、タイミングを間違えると失敗
 する、ということで良いかと思う」

 タイミング・・・
739 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 13:43:38.28 ID:qm1SCB8j0
坂「私も、俺さんの人柄、考え方には敬服している。素敵な人だ。そして、ミーナには、彼女をしっかり受け
 止めてくれる男性が、彼女の気持ちの理解者が必要だと思っている」
坂「しかし、お互いの気持ちを我々がどうのこうの、弄ってはダメだろう?」

 うーーむ。成程。

坂「まあ、悪い相手なら、邪魔するが!」

 ウンウンと思わず頷く。ミーナには幸せになって欲しい!良い相手、立派な男でなくては!

坂「私も朴念仁だな・・・、バルクホルン大尉に言われるまで解らなかったが。昨日の射撃場でな」

バ「ああ、拳銃射撃の教官となったという」

坂「それだ。今、思い返すとだな。ミーナは彼に惚れ始めたのかも、知れないな。ちと、そう思う」

坂「まあ、(溜息)私は男女の恋愛経験がない。なので、断定はできない。でもそうならば・・・・。ふむ。
 俺さん、か・・・・」

バ「つまり、俺は悪い相手ではない、そしてミーナもそうだ。だから・・・今後は・・・」

坂「ああ!見守ってやろうじゃないか。同じく扶桑の言葉だけどな、『縁は異なもの、味なもの』とな」

バ「意味はなんだ?」

坂「男女のめぐり合い、結びつきというのは、人智のおよぶものではない不思議なものだ、ということさ」

バ「人智の及ぶものではない・・・か」

 そうなのか・・・。経験がないとぴんと来ないが・・・。
740 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 13:48:42.04 ID:qm1SCB8j0
坂「いこうか。まあ、十分にな・・・」

 何を笑っているのだ?

坂「いや、な?戦争が世界規模で起きたから、喪われたものも沢山ある」

 ・・・・心が疼く。

バ「そして、戦争が縁で我々もここでであった。だろう?」 

 ああ・・・そうだね・・・。

坂「そして、俺さんとミーナも、な? 未来には、人智の入り込む余地がないよ!」

二人で顔を見合わせ、大笑いした。私は良い仲間を持った!

バルクホルンが射撃場に行くと、既に俺少将、加藤少尉とミーナ、それに昨日参加できなかった隊員が
既に準備を始めていた。バルクホルンはミーナと俺少将が同じグループになるようにさりげなく気を使う。

上手くいくといいな・・・。ミーナが男に笑顔を見せるのは、初めて見た・・・。

―風呂場―リーネ視点

慰労会の前、多くの隊員が風呂に集まってきた。この後は時間制限(基本的に)なしの慰労会だ。
考えることは皆同じ。酒によって風呂に入るわけにもいかない。軍人なのだ。酔って事故を起こすなどは恥。
まあ、中には良い気分でそのまま寝よう、という者もいるだろうが。

芳「お料理、あれで足りるかなぁー」  心配顔の芳佳ちゃん。気遣いし過ぎ。

リ「きっと大丈夫よ。整備の方々にも、防衛隊の方々にも十分よ」  ほらほら、リラックスしてね。
741 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 13:53:55.54 ID:qm1SCB8j0
芳「まあ、足りなかったら即席で何か作りましょう!」 ほんと、料理の天才ね。でも、やっぱり気配りしすぎじゃないかなあ。

リ「そのときは私も手伝うから!」

芳「ありがとう!リーネちゃん!!」

二人で交互に背中を流し合い、頭も洗う。油臭くなっちゃったから、念入りに。
横では、サーニャさんの頭をエイラさんが楽しそうに洗ってる。ほんと、仲がいい。

芳「リーネちゃん、どうかな?頭の毛、まだにおう?」  クンクン。うーん、まだ少し?

リ「芳佳ちゃん、私が洗ってあげる!」

 本当はいい香りしかしないけど・・・。あの二人の真似したいの。エヘヘ。

二人で交互に洗いっこして、シャワーで流して終了。湯船に戻ると、横にカヨさんが来た。

リ「あ、カヨさん。ちょっと教えてください」

香「はい?なんでしょ?リーネさん」

リ「芳佳ちゃんに肩揉みをしてあげたいんです。やり方教えてください」

香「いいわよー。あとで胸もませてねw」 

 な?冗談ですよね? あれ?目は既に私の胸に・・・。すかさずブロック。

香「けちぃ! 足裏マッサージは?」

 イエイエイエ!あれは結構です!謹んでご遠慮いたします!
742 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 13:59:09.23 ID:qm1SCB8j0
香「じゃあ、芳佳さん。リーネさんの前に座ってね」

 やり方を手取足取り教えてもらう。午後から沢山料理したから、疲れたでしょう。お疲れ様。
 カヨさんと芳佳ちゃんが話しをしているのを横で聞きながらマッサージ。

芳「香代さんと俺さんって、恋人同士なんですか?」

 エッ!思わず手が止まってしまう。カヨさんの 顔をまじまじと見る。・・・きれい。扶桑のお人形さん
 みたい。芳佳ちゃんに手を触られて思い出す。揉みますもみます。

香「ふふ。そりゃもう!熱々よ〜」

 エエーッ!上司と部下で!そんな!公認なんですか? あ、でも俺さんは・・・・。

香「冗談よぉー。二人ともそんなに凝視しないでw。俺さんってね、恋愛には固い人なのよ」

 なんだ。残念・・・。でも、俺さんが嘘を言っていない、ということね。よかった。嘘つきだったら
 幻滅よ・・・。あ、でも芳佳ちゃんも一緒に聞いたんだった。もしかして、芳佳ちゃんも?

芳「それってどういうことですかぁー」  うん、私も知りたいです。

香「私があの人のもとに配属されて4年なの。最初はラッキー!と思ったわ。素敵なおじ様でしょ?」

 ウンウン!と頷く二人。かっこいいですよ、俺さん。

香「でもねー。俺さんって仕事以外では相手にしてくれないの。アタックしたんだけど、ねw」

芳「うわぁぁぁ!ベットに全裸でもぐりこんだとか!」
743 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 14:04:24.72 ID:qm1SCB8j0
 ・・・・芳佳ちゃん、なに言い出すの・・・・///。

 ケラケラ笑いながら、両手を前で振るカヨさん。ホッとしつつ、残念・・・あれ?

香「まっさか!それ映画の話??ああ、面白かった。昔の恋人を忘れられないんだって。後悔している
 みたいねー」

 ・・・あの時、話してくれた人のことなんだろうな・・・。
 芳佳ちゃんとアイコンタクト。マッサージ?どうでもいいわ。二人でカヨさんに向き直る。

香「私にも詳しいことは話してくれなかったの。昔の恋人と添い遂げられなかった。その人の立場とか
 考えて、身を引いたらしいのよ。それで、後悔・・・自分を責めているのかな?」

芳「立場?身を引いた?」 

 芳佳ちゃんが怒ってる。私もなんか、納得できない。

リ「そんなのって・・・!」 

 思わず口から出てしまった。

リ「シェークスピアのハムレット、の現実版なんでしょうか?」

 芳佳ちゃんはキョトンとしているので、かいつまんでストーリーを説明する。でも、違うか。

芳「でも、愛し合っているなら!そのハムレットの二人のように努力するべきです!駆け落ちとか!」

 わぁ、情熱的ね、芳佳ちゃんって。

744 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 14:09:58.53 ID:qm1SCB8j0
香「それは、物語だからよ。現実は小説のように劇的じゃないわ。都合よく物事は動かない。いつか二人にも
 それがわかる。辛いけどね・・・それが解るときは・・・」

 言いながら、主に芳佳ちゃんの目を、私の目も見てくれる。

香「四年、俺さんの生活と仕事を見てきた。あの人は決していい加減な結論は出さないわ。じっくり考えて、
 周りを考えて答を選ぶの。多分、その別れのときも、そうしたんじゃないかと思うわ」

香「でも、考え抜いて、それであとになって後悔するのは間違っていると思います!」

 芳佳ちゃんもそう思う?私もそう思う。

香「自分だけの考えで答を出したんじゃないのよ。それなら、ハッピーエンドだったかもしれない。でも、
 あの人は自分のことだけではなくて、周りのことを考えるっていったでしょう?周りって誰?」

香「自分が愛している人を、自分の都合で追い詰めてしまったら。それは相手にとって幸せなのか、な?」

 あ・・・・!思わず芳佳ちゃんを見ると。芳佳ちゃんも同じ答をだしたみたい。そういうことなんだ。

香「二人とも、優しいのね」

 カヨさん泣いているんですか?

香「あの人は、自分のことだけを考えてではなくて、きっと相手のことだけを考えたのよ・・・そして
 答を出してしまった。でも、その答を正しかったとして忘れる事は出来ない。終わりの無い、苦しむ
 だけの問答を自分の中で今も繰り返しているのよ」

 私も、何でだろう・・・涙が湧いてきちゃって・・・。

リ「大事に思うから・・・自分が消えることを選んだんでしょうか・・・」  いいながら、涙が落ちた。
745 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 14:15:07.16 ID:qm1SCB8j0
香「きっと、そうだとおもうわ・・・・。俺さんって、ほんとうにバカなのよ」

 自然と、カヨさんの胸に顔を埋めて泣いてしまった。芳佳ちゃんも一緒にカヨさんに抱かれて
 三人で静かに泣いた・・・。

香「俺さんは、思い出に縛られているわ。私にはそれを突き破ることが出来なかった」

香「私ね・・・あの人が誰かに愛情を持つまで、私以外の誰か・・・に。それまで私は影で支えたい・・・」


湯煙の奥で、ハルトマンが静かに湯に漬かっていた。彼女の目が赤い。

また、その反対側ではシャーリーとルッキーニ。二人は静かに揺れるお湯を見ている。
きつく、互いの手を握り締める。無言のまま。



―慰労会― ミーナ視点

基地防衛隊と管制部で勤務時間の者にはアルコールは無しだが、彼らはそれを受け入れてくれた。
ごめんなさいね、とミーナは呟く。戦争が終わったら・・・皆で一緒の時間にお酒を楽しむ日が来るでしょう。

隊員は勢ぞろい。今夜の警急任務は隊員と機材の点検・休息のために不可として司令部に報告、了承を
得ている。まあ、最悪のことが起きてもなんとかするけど・・・。大丈夫よ。

食堂では、いつもの着座スタイルとは趣向を変えて立食形式としてテーブルを用意してある。椅子は壁側
におかれ、小テーブルも付属しているので自由に動き回ることが出来る。
日頃の戦績にシャンパンで乾杯し(司令部からの差し入れだ)、皆歓談しながら大量の料理(主に宮藤・
リーネの努力の成果)に取り組んでいる。
746 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 14:20:06.16 ID:qm1SCB8j0
ミ「リーネさん、宮藤さん」  まだ厨房でゴソゴソやっている二人に声をかける。あなた達も楽しんで。

ミ「まだ、続くの?」

芳「いえ、これから一時間以上大丈夫です!」

 デザートかしらね?作っているのは・・・。

ミ「そう。なら、その間は皆と楽しんでね? 若いんだから、沢山食べなくちゃ・・・」

 息抜きしてね・・・。

「「はい!有難うございます!」」

 元気よねえ〜。ケータリング部隊?として、整備部・基地防衛隊そして管制部に飲食物を大量に製造・搬送
 もしてくれた。なにか、彼女達をねぎらうことを考えましょう。

 会場に戻ると、サーニャとエイラが手を引っ張って小テーブルに私を着かせてくれた。

サ「ミーナさん、しっかり食べてください・・・」

 あら。有難う、と微笑むとにっこり笑ってくれる。癒されるわ。

エ「美味しそうなのを、少しずつ品数多く用意したからナ。すぐに別のを持ってくるから!」

 有難う。戴くわね。

 数分のうちに、両手に其々お皿を持って帰ってきた。あらあら、まだ終わってないわよ?

ミ「ありがとう。じゃあ、一緒に戴きましょうよ?」
747以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 14:20:53.87 ID:NWb2qeSu0
しえんしえんしえん
748 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 14:25:45.14 ID:qm1SCB8j0
 誘うとにっこりして座ってくれた。静かな音楽がスピーカーから流れる笑いに満ちた空間。肩の力が抜け、
 胃のしこりが解れる。美味しい・・・。リラックスしながらの食事だわ。いつもとなにが違うんだろう?

 3人と歓談しながら、ゆっくりと食べたつもりだったけど・・・私、あれだけあった食事を食べちゃった?
 気付くと、料理の山もあらかた片付いたみたい。皆もしっかり食べたのね。私だけじゃなくてよかった。

 シャーリーさんが音頭を取って、食事の移し変えとテーブル配置の変更をしてくれて、ソファで寛ぎ
 ながら続きが出来るようになった。リーネさんと宮藤さん、俺さんの声がキッチンからしている。
 ガラガラと台車の音もしているから、デザートを各部に運び始めたんでしょう。私も手伝おうと、顔を
 出したけれど俺さんに連れ戻されてしまったw。

俺「ミーナさんはゆっくりしてくださいよ」 

 はいはいw いい子にしますww。

 あちこちに出来たグループをゆっくり廻りながら軽い会話をする。皆、寛いでいるわね。成功だわ。

芳「俺さんが作った焼きプリンですよー」

 宮藤さんたち、戻ってきたのね。俺さんが作ったの?

リ「暖かいうちに召し上がってくださいねー」

 リーネさんと宮藤さんがお皿に乗ったカップとスプーンを皆に配る。
 私の元にも一つ手渡された。本式みたい。

>>747 <(_ _)> そろそろ不安になっていたヨ。
749 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 14:31:53.65 ID:qm1SCB8j0
シ「俺さん、凄いじゃないですか!」

 うん、これは褒めるレベルだと思う。柔らかな良い香り。

ル「いっただっきマーーーーーーーーーーす!」

 ルッキーニさん、早速頬張ってる。あら、ニコニコね。

ル「すっごいおいしいー!おれ、すっごーい!お代わりちょーだい!」
 
 あらあらあらw

リ「沢山ありますよー!余裕もたせて作りましたから!」

 ルッキーニさんが飛び上がって喜んでる。よかったわね。

 私も、そっとスプーンで掬って口に含む。美味しい・・・。香料も何か入っているらしくて、口から鼻に
 抜ける香りも素晴らしい・・・。目を瞑って、楽しみながら食べる。

 ブランデーも皆に配られた。飲むかどうか、そして量は各自に任される。早速口をつけたルッキーニさん、
 咽ているわね。あなたにはまだ少し早いかな?香りを楽しむといいわよ。
 プリンとブランデーも相性がいいわね・・・。

俺「お気に召しましたか?」

 あら、俺さん。ええ!とっても!

俺「リベリオンで覚えたんですよ。喜んでいただけて嬉しいです」         <※USにもあるでしょ?

ミ「初めての味です。俺さん、お料理もお得意なんですか?」
750 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 14:37:20.19 ID:qm1SCB8j0
 思わず尋ねてしまった。失礼だったかしら。扶桑の男性は、料理をするのは恥とかなんとか聞いたような・・・?

俺「いえ。限られたレパートリーしかありません。デザートで作ることが出来るのはこれだけです」

 本当かしら?笑いながら言うけれど、眉唾ねw。

ミ「レシピは難しいんですの?」

 私にも、作れるのかな・・・。

俺「簡単ですよ。プリンそのものは牛乳と卵の黄身、三分の一の白身、あとは砂糖と香料です。私が作れる
 のですから、ミーナさんならもっと美味しく作れますよ」              <※蒸しプリンの、です クリームもイイネ

 なんてことはない、と軽く説明されても・・・。困ったわ。

ミ「そうかしら?・・・私、実は料理は余り・・・」

 笑われちゃうかな・・・。笑われちゃうわよね・・・。

俺「大丈夫。私も昔は、ね。ネコまたぎ製造機、とあだ名をつけられたことがあります」

 ネコ・・・なんですか?それは??

俺「不味過ぎて、腹を空かしたネコも無視して跨いでいく、ということですw」

 私の周りで大爆笑が起こる。私も涙が出るほど笑ってしまった。

 黒豹はネコとちがいますわよ!とペリーヌさんも合いの手を入れて更に爆笑w。ああ、苦しい・・・。
751 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 14:43:34.72 ID:qm1SCB8j0
※コピペミス ごめん。 改行制限の・・俺のバカ

ル「ねえねえー。おれ〜。黒豹はこの味大好きだから!」

 また爆笑。
 黒豹はネコとちがいますわよ!とペリーヌさんも合いの手を入れて更に爆笑w。ああ、苦しい・・・。

サ「私も・・・大好きですよ」 あら、サーニャさんも?

リ「ええ!ブリタニアのプリンより美味しいです」 お菓子自慢のリーネさんまで。

 連続して、ネコが使い魔の隊員が声を上げていた。

ペ「最高ではないですか?本当においしゅうございます」

 あら、ガリア自慢のあなたが。変わったわね・・。俺さんのあの一件以来・・・。

シ「リベリオンだって美味しいものは あ・る・ぞ!すごいだろー!w」

 また爆笑。胸を張ると凄い迫力だわw。

エ「なんだよー!キツネだってこの味は最高だと思うぞー」 あらあら、エイラさんまでw。

美「犬も大好き!まっしぐら!わっはっはっ」

 私もそう思うわ、トゥルーデも沢山食べたし。オオカミだって好きよ。
 エーリカは・・・喋るより、食べるほうに忙しいのねw。甘いもの好きだから・・・。
 はあ!腹を決めて!いくのよ!ミーナ!
752 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 14:48:28.80 ID:qm1SCB8j0
ミ「じゃあ、今度教えてくださる?/////」

 ドキドキしながら言ってしまった・・・。断られたらどうしよう。
 周りはピューピュー煩いわね///。お願い、からかわないで。でも、出来が悪かったら・・・笑われるかしら・・・。
 言わなきゃ良かった。嗚呼。私のバカ・・・。

俺「では、次の射撃訓練のあとでやりますか?銃の掃除をしたあとですから、手をしっかり洗いましょう。
 オイルが匂ったら、ちょっと残念ですからww」

 また笑いが沸く。よっし!がんばろう!俺さんに認めてもらえるようにがんばるわ!見ていなさい!

 トゥルーデがシャーリーさんをからかう。

バ「シャーリーは大丈夫さ、オイルが大好きだからな!」

 トゥルーデがねえ、珍しいw。

シ「おう!まっかせておけ!そのときは私がプリンを独り占めだ!うれしいねー!」

ル「あ!シャーリィーー!ずっこーい!半分、いや、9割頂戴!!あ、でもオイル臭いのか・・・。う”−。
 ドウシヨウ・・・ウーン」

 私も大笑い。


皆が別のお酒を出してきて、お酒メインの時間となった。俺さんがタバコを吸うからとテラスに出る。
さっき、勇気を振り絞ったおかげで、なんか気が楽になった。言ってみてよかった。
カヨさんが、なにやらボトルにグラス、ソーダサイフォンそして氷をトレイに載せて一直線に私のところ
にきた。
753以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 14:49:38.71 ID:KdUU1Z/I0
1500追いつく 追いついたら・・・
754 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 14:53:35.55 ID:qm1SCB8j0
香「ミーナさーん!」

 はいはい?なあに?カヨさん?

香「私が作ったお酒、飲んでみてください!」

 あなたが作ったお酒??お酒を?器用なのね!  廻りも寄ってきた。

香「はい!梅酒です。プラムをショーチューというお酒に氷砂糖と一緒にして漬け込んで作るのが基本です」

 果実酒ね?砂糖をいれたの?甘すぎない?

香「その分量とかが各家庭の秘訣なんですよww 坂本さんの家の梅酒と微妙に違うはずです」

 家庭独特ですか。

香「ええ!加藤家スペシャル!美味しいですよぉーw」

 色がちょっと・・・怪しくない?

 香代子が手早く、梅酒を2、ソーダを5として、混ぜたものを氷を入れたグラスに注ぐ。

香「どうぞ!濃さはこのくらいがよろしいかと思いますw」

 手を添えて渡してくれた。では・・・。

>>753 アイアイ。あと少しで一区切りになります。それで交代してください<(_ _)>
755 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 14:58:58.88 ID:qm1SCB8j0
ミ「!とっても美味しい!!」                       <三年くらい寝かせるとイイヨネー

思わず二口目。ほんっとにおいしい!果実風味が素敵。

 私の反応で、周りからもオーダーがカヨさんに集中する。美緒は?と見やると、ニコニコしながら日本酒
 をヒヤで呷っている。あれは危険なのよね・・・。ギンジョウシュ、だったかしら。
 ルッキーニさんも薄く作ってもらったのを喜んで舐めている。皆気に入ったみたい。口に含んで笑顔に
 なってるわ。少佐は一升瓶抱えてるけどw。

ミ「カヨさん、もう一杯お願いできます?w」

 微笑みながら作ってくれて、自分の分を(私のより)濃い目にしたカヨさんが私の横で落ち着いた。

「「カンパーイ!」」 

 うわぁ、一気飲み。凄いわね。

香「お酒しか、楽しみがないんですよ。私w」

 笑いながらこぼすカヨさん。そんなにお綺麗なら、沢山お楽しみもあるでしょう?

香「いーえ!ダメです。俺さんの下で働く限り!」
 
 あら・・・俺さんって実は問題がある人なの?暴力を振るうとか、酒乱とか、浮気性とか、ギャンブル好き
 とか、借金王とか・・・。聞くのが怖くなってきた・・・。
 それに、俺さんとあなたの関係も気になるのよ。

 ゴクゴクと呷って、新しいのを作り出す。あ、私はまだ大丈夫よ。ちらっとトレイを見ると、同じ瓶が5本。
 残り全部、一人で飲み干しそうね。美緒もそうだけど、扶桑の女性って酒豪なのかしら?宮藤さんを見る。
 梅酒のソーダ割りをちびちび飲んでは笑ってる。素質ありそう。顔に出ていないもの。
756 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 15:03:57.67 ID:qm1SCB8j0
香「私、結婚したいんですよ。幸せになって、子供育てて。子供が大きくなったら、小説を書きたいんです」

ミ「いい人、いないの?」  ちょっと不安な質問。

香「ぜーんぜん!私、男運が悪いみたいで!」

 そんなこと無いわよ。お綺麗で、気立ても良くて。わ、私が男だったら、モーション掛け捲るわよ? 
 はあ、なに言ってるんだろう、私。

 遠くで梅酒のグラスを抱えたエイラさんが騒いでいるわ。ああ、カヨさん、今度彼女がタロット占いして
 くれるっていってるわよ?  当たるかどうかは・・・言わないほうが、ね?

香「理想の男がいるんですよ。言い寄ってくる男は皆それに及第しません!なぜですか!」

 絡み酒・・・かしら。えーと、理想が高すぎるのかしらね?どんな男性なんでしょ、理想の人って?

香「理想の男は!」

 急に私に顔を近づけてきたわ 目が座ってない?(汗

香「今、テラスにいるオヤジです」

 エッ!!!!!!!!!!!!! 頭にショックが生じ、背中に走り抜けた。
 今 なんていったの?俺さんをあなたは好きなの?知りたい! 息が苦しくなってきた・・・。

香「それがケチのつきはじめです!!運の尽きですよ。まったく」

 顔を戻し、彼女は呟いた。運の尽きって・・・悪い人なのかしら。体が冷たい。

>※これを含めて、後3投下。そこでバトンタッチです。
757 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 15:09:10.32 ID:qm1SCB8j0
香「4年前にアレに告白したんです。勇気を振り絞って!で、相手にもしてもらえませんでした!」

 周りの音が聞こえ出した。落ち着くのよ、私。冷静に。冷静に・・・。シンコキュー!

香「そりゃ、年は離れていますよ。27歳差ですけど」   ・・・・私と三つしか違わないのね。

香「『気持ちはありがたい。でも、私には人を愛することはもう出来ないと思う。すまない』って」

 えっと・・・。

香「昔の恋人のことで引きずっているんですよ。あの人は」

 また、心臓が・・・。本当だったのね、あの話。嘘じゃ無かったのね。

香「でも、それじゃあダメでしょう!!」

香「その過去をわすれちゃえ、とは言いません!」

 ええ、そうね。そうよ・・・。それではあまりに・・・。

香「人を愛することを恐れて、また傷つくのが怖くて、吹っ切れないだけだと、私は読んでるの」

香「いつか、あの人の心を動かす人が出てくる、って思うんです」 

    心を動かす人・・・。

香「あの人が選ぶ女性を見てから」

 そういうことは・・・今あの人は恋人が確かに、間違いなくいないのね!動きが鈍っていた心臓が高鳴り
 だした。頭と胸がまた熱くなる。
758以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 15:11:05.43 ID://E+VV790
なんという猛者w支援
759 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 15:14:46.01 ID:qm1SCB8j0

香「私・・・あの人をその女性に託してから ね。そうしてから、絶対すっごくいい人を探すんです!」

 カヨさん・・・。あなた。あなたも、ひきずっているのね。俺さんと同じ囚われ人・・・。・・・・・。

ミ「ひとつ・・・聞いてもいいかしら?」

 あ 私何を・・・でも、知りたいの。 
 身体を近づける。

ミ「あの人のどこに惹かれたの?」

香「ふー! あの人は、自分の気持ちより相手を優先、ってか自分のことは一切!考えないんです」

香「其処ですね・・・」

 そうなのね・・・。わたしも、それは感じていたわ。そして・・・。

「カヨハイボール おかわりぃぃぃ!」と叫ぶシャーリーさん達へカヨさんが去った。
 私は、氷の解けた露だらけのグラスを握り締めていた。相手のことしか考えない・・・。クルト。あなたと
 そっくり・・・。ふと気付く。クルトの顔がはっきりと思い出せなくなっている。 飲みすぎたかしら・・・。
 すこし、お酒を控えよう・・・。

********

仕事で外出します。支援してくださって有難う。 冷静さを欠いたミーナを描いてみたかったパートです。
トンチンカンな部分を読み取ってくださったら嬉しい。
>>753 お待たせして申し訳ない。どうぞ。    
一時間以上は外出です。
760以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 15:21:46.05 ID:gduEM08+O
乙!
761以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 15:32:00.40 ID:cubNvU6/O
乙ーん
762以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 15:33:34.49 ID:svobfFxw0
深夜空いてて中の人が生きてたら投下する
763以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 16:00:55.49 ID:3WayRFmcO
wikiの俺団纏めてる奴、もうちょっと詰められないのか?あんな量だけでバンバンページ増やしてどうすんだよ。
764以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 16:13:51.96 ID:I4az7cQAO
\              /
 \           /
  \         /
   \       /
     \( ^o^)/   うわああああああああああああああ!!!!!!!!!!
      │  │
      │  │    〜○〜○〜○〜○〜○〜○〜○
      │  │  〜○〜○〜○〜○〜○〜○〜○〜○〜○
      (  ω⊃〜○〜○〜○〜○〜○〜○〜○〜○〜○〜○〜○
      /  \ 〜○〜○〜○〜○〜○〜○〜○〜○〜○〜○
     /    \   〜○〜○〜○〜○〜○〜○〜○〜○
    /      \
   /        \
765以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 16:19:12.04 ID:qMRRtbX20
乙でござる
766以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 16:34:09.45 ID:+8HO3qNA0
今って空いてるんですか?
767以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 16:35:49.85 ID:r7yvJ/5h0
空いてますよ
768 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 16:36:38.31 ID:qm1SCB8j0
ただ今です。あれ??行くとしますか。 会社等の方は無理ですが、出来たらリンクふんで
音楽流しながら読んでみてください。明るいリベリアンにやらせてみたかったこと。陽気な大人。

―ダンスタイム―息抜き

シャーリーとルッキーニが、俺が戻ってきて水割りを作ったのを見て、そそくさとレコード棚に走った。
少しすると、「これこれ!」だの「こっちだよー!」と騒がしくなる。
グラスを片手に、バルクホルンやハルトマンと歓談する俺。陽気な雰囲気に誘われたのか、よく笑う
バルクホルンが珍しいのか、徐々に参加者が増える。ミーナはぼんやりとそれを見ていた。

ひょこりとシャーリーが顔を出す。

シ「なあなあ、俺さん。ダンスは出来るよね?」 

ニマーと笑いながら聞くシャーリー。

俺「ダンスですか?クラシックバレエはダメだよ!w」

 ドッと周りが盛り上がる。サーニャは何を想像したのか顔を赤らめている。まさか、俺がタイツで踊る姿
 を想像したのか?

シ「あはははは!いや、そりゃ勘弁してくれよw! BGでスイングしようよ!」

ル「ねぇねぇ、BGってなーに?」

俺「ベニー・グッドマン!聞いたことあるでしょ?」。

 わかってるねー!じゃあ、それでいこうや!とシャーリーが引っ込んだ。
769 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 16:37:04.47 ID:qm1SCB8j0
ぐあ。ごめん。

>>776 どうぞ! すまん。
770以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 16:42:31.67 ID:+8HO3qNA0
そこまでやったなら行っちゃってください

俺はまた出直してきます
771 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 16:51:13.98 ID:qm1SCB8j0
>>770

いえ。補足文作ってから確認すべきでした。
先にお願いします。
772ペルソナ 前スレ>>359から:2010/12/22(水) 16:55:57.59 ID:+8HO3qNA0
じゃあお言葉に甘えて

〜超簡単にあらすじ〜
遂に全てのアルカナネウロイを討ち果たしたウィッチーズたち。
世界には今、平和が戻ろうとしていた。
そして戦いの後日・・・

今回からエグイ描写とか出てくるようになります。
まぁ文下手だからあんましグロく感じないかもです。

ゲームのネタバレ嫌!とか、俺の文体嫌い!なひとは退避してください。
俺の自慰に付き合ってくださる奇特な方はオカン級の寛容さで読んでいただけるとありがたいです。
以下本編になります
773ペルソナ:2010/12/22(水) 16:57:33.79 ID:+8HO3qNA0
Episode12 『ペルソナ』

決戦の翌日・・・

世間ではネウロイが完全に消滅したと騒ぎになっていた。

その騒ぎの通り、世界中からネウロイの巣とネウロイの姿が忽然と消えたのだ。

世界中の新聞やラジオといったメディアでもネウロイ消滅のニュースが飛び交っていた。

ネウロイはこの世界から完全に消え去った・・・



---俺の部屋---

慣れた気配を感じる・・・

アニマ「おはよう。」

俺「う・・・ん・・・?うおっ!?」ガバッ!

俺は驚いて飛び起きた。

俺「おま・・・なんでこんな時間に!?」

アニマ「あれ?言わなかったっけ?終わったらまた来るよって。」

俺「だからって朝は・・・ビックリするって・・・」
774ペルソナ:2010/12/22(水) 17:00:17.41 ID:+8HO3qNA0
アニマ「そうだね・・・陽の出てる時間に会うのは初めてだね。」

アニマ「いい天気だ・・・今朝は本当の意味で新しい朝だ。」

アニマ「君にとっても・・・そして僕にとっても・・・」

俺「どういう意味だ?」

アニマ「今まで集まっていた僕の記憶のカケラが・・・全部集まったんだ。」

アニマ「僕は、僕自身の役割がはっきりと分かった。」

アニマ「来るべき時の訪れだ・・・」

俺「そうか・・・そりゃ良かったな。」

アニマ「うん・・・君が友達になってくれたおかげだ。ありがとう。」

俺「俺は特に何もして無いけど・・・」

アニマ「ううん。君がいたから僕は記憶を取り戻せたんだ。」

アニマ「・・・それとね、辛いことだけど言うよ。」

アニマ「お別れしなきゃ・・・君と。」

俺「お別れ・・・?」

アニマ「今だから分かるよ。君と僕が友達になれたのは・・・僕にとって奇跡のようなことなんだ。」
775以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 17:02:38.37 ID:qm1SCB8j0
投下乙。

そうだった。この時代は新聞ラジオだ。トリガー波形で表示するレーダーとか、手回し計算機で
高度・速度などを計算する場面入れればよかったな。
三分でいいのか。オケ。
776ペルソナ:2010/12/22(水) 17:06:13.60 ID:+8HO3qNA0
アニマ「でもね・・・奇跡は永遠には続かない・・・」

アニマ「永遠だったら良かったのに・・・」

俺「・・・・・」

アニマ「君と会えたことは僕にとって大切な宝物だ。」

アニマ「たとえ今日が最後になっても、君との絆はいつまでも僕たちを繋いでくれる。」

アニマ「どうか・・・僕のことを忘れないで欲しい・・・」

俺「ああ。約束する。お前のこと、絶対に忘れたりしないよ。」

俺が手を差し出す。

アニマも応えるように手を出し、2人は固い握手をかわす。

アニマ「ありがとう・・・僕の大切な親友・・・」

アニマ「元気でね・・・」スー…

アニマは消えてしまった・・・

俺(もう会うことも無いのかな・・・)
---基地内廊下---

ガヤガヤ…

俺「なんか騒がしいな・・・」

朝から基地の周りが何やら騒がしい。

坂本「俺!」

俺「少佐、おはようございます。」

坂本「ああ、おはよう・・・じゃない!今外には出るなよ!」

俺「はぁ・・・何かあったんスか?」

坂本「いやな・・・先日我々がネウロイを討ち滅ぼしたとニュースが世界中で飛び交っているようでな・・・」

坂本「朝から基地に記者やら野次馬やらが押しかけて大変なんだ・・・」

坂本「おかげで碌にに訓練も出来ん・・・」

俺(訓練はもういいんじゃないだろうか・・・)

坂本「とにかく、事態が落ち着くまで外には出るなよ!いいな!」

俺「了解っス。」

坂本「それと、この後は食事だからな。遅れるなよ。」
778以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 17:13:36.70 ID://E+VV790
支援
779ペルソナ>>778 支援感謝です:2010/12/22(水) 17:16:15.51 ID:+8HO3qNA0
俺「はいっス。」

---食堂---

俺「おはようっス。」

芳佳「あ、おはようございます俺さん!」

リーネ「おはようござます。」

今朝の朝食は宮藤とリーネが作ってくれていた。

ミーナ「おはようございます、俺さん。」

俺「おはようございます、隊長。・・・あれ?マルセイユ大尉は?」

ミーナ「それがね・・・彼女、取材が来てるからって張り切って出て行っちゃったのよ・・・」

俺「さすがはスーパースター・・・」

芳佳「これ、俺さんの分の朝食です。どうぞ。」

俺「あ、どうもっス。」

朝食を受け取り席へと移動する。

俺「おはようっス。お2人とも。」

エイラ「おーっス。」
780ペルソナ:2010/12/22(水) 17:21:55.50 ID:+8HO3qNA0
サーニャ「おはようございます。」

俺「隣いいっスか、サーニャさん?」

サーニャ「はい、どうぞ。」ニコッ

サーニャの隣の席に腰掛ける。

俺「こうしてみんなで飯食えるのも、もうすぐ終わっちゃうんスね・・・」

サーニャ「・・・・・」

エイラ「・・・・・」

皆が暗い顔をし始める。

俺「っと・・・空気悪くしたっスね・・・申し訳ないっス・・・」

俺「でも、戦いが終わっても、もう会えなくなるわけじゃないっスから・・・」

芳佳「そうですよ!・・・そうだ!一回落ち着いたらみんなでまた会いましょうよ!」

リーネ「うん!いいね、それ!」

坂本「それなら扶桑に来るといい!みんなで花見をしようじゃないか!」

芳佳「坂本さん!そうです、桜の咲いたころにお花見しましょうよ!」

俺「桜か・・・何年ぶりだろうな・・・」
781ペルソナ:2010/12/22(水) 17:27:47.26 ID:+8HO3qNA0
サーニャ「あの・・・桜って・・・?」

俺「そっか、オラーシャにはないっスもんね。」

芳佳「桜っていうのは、扶桑だけに咲いてるピンク色で綺麗な花なんだよ!」

俺「扶桑人はその桜が満開になった季節に花見って言って、親しい人たちで集まって、桜の木の下でご飯食べたりする風習があるんスよ。」

坂本「いわば一種の祭りのようなものだな。」

エイラ「へー・・・なかなか綺麗そうじゃないカ。」

シャーリー「祭りか〜。扶桑人は本当に祭りが好きなんだな。」

坂本「そうかもしれんな。はっはっは!」

ミーナ「いいかもしれないわね。それでそのお花見が出来るのはいつごろなのかしら?」

坂本「そうだな・・・大体3月の初めころだろうな。」

ミーナ「それじゃあ、そのころにもう一度このメンバーで集まりましょう、ね!」

全員が同時に頷く。

501のメンバーは再び会うことを誓った。
782以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 17:32:04.40 ID:r7yvJ/5h0
支援!
783ペルソナ:2010/12/22(水) 17:32:14.40 ID:+8HO3qNA0


---基地内滑走路---

ミーナ「もう帰っちゃうのね・・・夜に祝勝会をやろうと思ってたのだけれど・・・」

ハンナ「ああ。私の仲間も心配してくれているだろうから。」

坂本「お前のおかげで助かった。ありがとう。」

ハンナ「礼には及ばない。私は自分のやりたいようにやっただけさ。」

坂本「そうか・・・」

ハンナ「それじゃあ行くよ。ハルトマンにはいつか決着をつけると言っておいてくれ。」

ミーナ「はいはい。」フフフ

ハンナ「頼んだぞ。じゃあ。」

そう言ってハンナはタラップを駆け上がり・・・入り口で一度立ち止まり、振り返る。

ハンナ「銀獅子にも頼むぞ。」

ミーナ「わかったわ。」

ハンナは満足そうな笑顔を見せ、機内へ乗り込んだ。

そして、アフリカの星は仲間の元へと帰っていった。
784ペルソナ>>782 支援ありがたく頂戴します:2010/12/22(水) 17:38:39.55 ID:+8HO3qNA0


---大ホール---

この夜、祝勝会が行われることになった。

ホールにはにはいつものメンバーに加え、整備班や清掃班など基地にいる全ての人間が集まっていた。

俺「うわ・・・すごい豪華・・・」

テーブルの上には調理班が腕によりをかけて作ったご馳走がたくさん並んでいた。

芋はいつもより少し控えめなようである。

ルッキーニ「これ全部食べていいの?」

ミーナ「ええ。好きなだけ食べてちょうだい!」

エーリカ「いただきまーす!」パクパク

シャーリー「うん!うまいなコレ!」モグモグ

エイラ「サーニャ、どれ食べたいんダ?」

サーニャ「自分で取るから大丈夫よ、エイラ。」

芳佳「すごい・・・お寿司もある・・・」

坂本「うむ・・・やはり寿司はうまいな・・・」モグモグ
785以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 17:42:56.52 ID:yTayYKVz0
しえんしえーん
786ペルソナ>>785 支援サンクスです:2010/12/22(水) 17:45:07.26 ID:+8HO3qNA0
リーネ「芳佳ちゃん、お寿司ってどれがおいしいの?」

芳佳「んっとねー・・・」

ペリーヌ「少佐・・・あの、それは・・・?」

坂本「ん?これはウニと言ってだな・・・」

ゲルト「うまい・・・」モグモグ

ゲルト「・・・・・」ボロボロ

シャーリー「お・・・おいバルクホルン・・・なんで泣いてるんだ・・・」

ゲルトの頬には涙が伝っていた。

ゲルト「な・・・泣いてなど・・・いない!」ゴシゴシ

エーリカ「うそつけ〜」

ゲルト「う・・・嘘なんかじゃ・・・ない・・・」ボロボロ

大粒の涙がとどめなくあふれる。

ゲルト「く・・・うぅ・・・」ボロボロ

エーリカ「そっか・・・そうだよね。必ず私達の手で取り戻すって約束したもんね。」

そう言ってエーリカはゲルトを抱きしめる。
787以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 17:46:48.31 ID:S52zb/tX0
EMT!EMT!
支援
788以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 17:50:00.86 ID:I4az7cQAO
支援。

大ホールがオナホールに見えた。吊ってくる。
789ペルソナ>>787 SMT!(支援・マジ・サンクス):2010/12/22(水) 17:50:25.38 ID:+8HO3qNA0
ゲルトとエーリカは必ず自分達の手で祖国の空を取り戻すと誓っていた。

その願いがようやく果たされ、ゲルトは嬉し涙を流したのだ。

ギュッ…

2人の上からミーナがさらに抱きしめる。

ミーナ「ありがとう2人とも・・・あなた達がいたから、私はここまで頑張れたわ・・・」

ミーナ「本当に・・・ありがとう・・・」

エーリカ「ミーナ・・・」

ゲルト「・・・・・」ボロボロ

しばらく3人は抱き合った。

その数時間後・・・

ミーナ「えー、みなさん。本日は連合国軍総司令官がお見えになっています。」

ミーナ「それでは閣下よりお言葉をいただきます。どうぞ・・・」

司令「えー・・・本日はお日柄もよく・・・と冗談はさておき・・・」
790ペルソナ>>788 支援感謝:2010/12/22(水) 18:00:07.57 ID:+8HO3qNA0
司令「諸君。本当に良くやってくれた。言葉も無い。」

司令「本来ならばこのカールスラントを取り戻し、ネウロイ攻略の拠点とするはずだったのだが・・・」

司令「元凶であるアルカナネウロイが滅ぼされたことで世界中からネウロイが消え去った。」

司令「これは紛れもなく偉大な功績だ。世界中の人々も認めてくれる。」

司令「特にウィッチーズの諸君らは本当に良くやってくれた。そしてただ見ているだけしか出来なかった不甲斐ない私達をどうか許して欲しい。」

司令「我々はまだ若い諸君らにいろいろなことを背負わせてしまった・・・」

司令「これ以上は何も背負う必要は無い。諸君らには若さの本分を謳歌する権利がある。」

司令「今夜24時をもってこの第501統合戦闘航空団及び他のウィッチ戦隊を全て解散とする。」

芳佳(解散・・・)

司令「もう、戦いに身を投じる必要は無い。」

司令「明日からはこの平和な空の下、大手を振って元の生活に戻ってくれたまえ。」

司令「と・・・堅い話はあまり得意じゃないんだ。ここまでにさせてもらうよ。」

司令「さぁ、今夜はどうか楽しんでくれ。」
791ペルソナ:2010/12/22(水) 18:05:07.85 ID:+8HO3qNA0
さらに数時間後・・・

午前0時前になっても祝勝会はまだ続いていた。

ゲルト「なぁみんな。ちょっといいか?」

俺「どうしたんスか、大尉?」

ゲルト「せっかくの機会だ。ここで集合写真を撮ろうと思うのだが・・・」

ミーナ「いいわね。撮りましょう。」

坂本「そうだな。この基地で撮れる機会ももう少ないからな。」

ゲルト「よし・・・じゃあまずは私達だけで撮ろう。その後は基地の者全員だ。」

数分後・・・

整備班の男「それじゃあ撮りますよ・・・笑って笑って〜・・・」

全員が並ぶ。

整備班の男「はい、いきまーす。」

カシャ!

また1つこの基地での思い出が増えた。
792ペルソナ:2010/12/22(水) 18:07:58.70 ID:+8HO3qNA0
その後は司令も交えて基地の者全員の集合写真も撮った。

祝勝会も収束に向かおうとしていた・・・その時・・・

深夜0:00

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ゲルト「な・・・なんだ!?」

俺「地震!?」

地面が揺れ続ける。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・

ペリーヌ「止まり・・・ましたの・・・?」

リーネ「みたいです・・・」

芳佳「まって!なにか・・・何か聞こえる・・・」

リーン…ゴーン…リーン…ゴーン…

ミーナ「これは・・・鐘の音・・・?」

司令「なんだというのだ・・・」

鐘の音は一向に鳴り止む気配を見せない。
793ペルソナ:2010/12/22(水) 18:09:02.25 ID:+8HO3qNA0
ミーナ「管制班!至急レーダーの確認をお願いします!」

管制班「了解!」

ミーナ「整備班は至急ストライカーの準備を!」

整備班「了解!」

ミーナ「ウィッチーズ隊員は至急ブリーフィングルームに集合。閣下は安全な場所へ!」

司令「わかった・・・」

ミーナ(いやな予感がするわ・・・)

---ブリーフィングルーム---

ミーナが神妙な面持ちで話し始める。

ミーナ「・・・先ほどの地震の後、北海海上に謎の物体が出現したそうです。」

ミーナ「今から私達でそれを確認しに行きます。各自、出撃準備を行ってください!」

全員「了解!!」
794ペルソナ:2010/12/22(水) 18:13:26.58 ID:+8HO3qNA0
1時間以上たったので今日はここまで
こっから先の展開はゲーム中の台詞引用しまくりという邪道っぷりです
やっぱ俺馬鹿だから文考えるの下手くそなんだよね

支援してくれた人ありがとうです
続きはまた空いていれば・・・
>>771さんお待たせしました
795以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 18:23:33.19 ID:qMRRtbX20
乙、原作知らんからアレだけど面白いよー
次も楽しみにしてるで御座るっ!
796以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 18:35:31.32 ID:cubNvU6/O
一体誰があの男役なんだろうな、乙
797以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 18:42:41.52 ID:+8HO3qNA0
>>795
ありがとうです。
その言葉が本当に心に染みます。

>>796
あの・・・男・・・?
まぁ、色々と省いちゃったキャラも居るからそこらへんは楽しみにしていただけると嬉しいです
798以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 18:45:36.63 ID:NWb2qeSu0

最終決戦楽しみだ
799以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 18:58:32.81 ID:dsmg5AU10
乙!!
800喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/22(水) 18:58:33.19 ID:JNvfw7800
夜中にまた少し投下する
801以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 18:59:32.02 ID:qMRRtbX20
>>800
待ってるよー
802以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 19:03:36.69 ID:a5H4ti2z0
>>558を少し改良

とりあえず俺設定完成。
名前 俺 年齢21歳 身長173cm 誕生日 本人が忘れた為不明

・クレイドル03防衛中に古王を撃墜後、自身も墜落
大気圏落下中に気を失い、目を覚ましたらストパンの世界に。

・性格は、面倒くさがり屋、基本寝ぼけている。
だが、体を動かすのは好きなので、訓練はきちんとやる。メカオタク

・髪は黒で短髪、そろそろひげを伸ばそうかと考えている。

武装は両背破壊天使砲(両背レーザーキャノン)
右腕は装弾数最高のマシンガン・モーターコブラ
左腕はオーメル製突撃ライフルとなっている。

これ作るのに2日かかった俺は何なんだ・・・
803以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 19:04:56.61 ID:8qjkStU70
書きたい・・・だけど邪魔したくない・・・ああどうしようどうしよう
804以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 19:08:11.60 ID:qMRRtbX20
構わん、投下したまえ
805以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 19:08:20.08 ID:3812m3HxQ
金曜の夜に投下したいずら
なんか話がスゲー解りづらくてヴァーだけどお構いなしだぜ
806以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 19:09:20.82 ID:qMRRtbX20
>>805
待ってるぜ
807以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 19:14:18.74 ID:8qjkStU70
クソ下手でもいいんだろうか・・・ああスレ汚しだけはしたくない・・・
808以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 19:15:16.92 ID:1C+UVjUG0
>>807
気にしたらいかんよ
809以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 19:23:34.43 ID:jrP6D/4e0
誰もいかないならいっちゃおうかなご飯できるまで
810以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 19:28:53.21 ID:qMRRtbX20
>>807
大丈夫、俺も下手だけど投下している。

まあ2人の内どちらでも良いから早く投下汁!
811以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 19:29:21.68 ID:jrP6D/4e0
すまんご飯できた
やっぱやめとく
812以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 19:32:54.40 ID:a5H4ti2z0
8レス書いてまだ、古王と戦闘中って・・・ウィっチ出てくるの相当後になりそうだ。
削った方がいいかな?
813以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 19:44:46.17 ID:qMRRtbX20
好きにしたまえ
814以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 19:50:58.11 ID:vJbDdzqM0
支援するぞ!
明日の朝5時ごろ あいてたら盗撮予約したいと思います
815以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 19:52:13.79 ID:+8HO3qNA0
久々にラッシュきそうだ
wktk
816以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 19:53:45.47 ID:a5H4ti2z0
じゃあ多少削って・・・明日の夜7時ぐらいに予約したいです。
予約かぶってないよね?
817以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 19:58:00.94 ID:QQ8PNvft0
今は空いてるのかな?
空いてたら投下したいんだが
818以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 19:59:19.72 ID:qMRRtbX20
GoGo
819ウィッチーズが家族だったら 六日目 んじゃいっちゃいます:2010/12/22(水) 20:02:56.46 ID:QQ8PNvft0
俺「・・・」パラパラ

今日は休日、日曜日だ。
朝から姉や妹はどこかに出かけているらしく、家の中はものすごく静かだ。
俺は特にすることはないので、適当に本をめくっていると・・・

ガチャ

エーリカ「たっだいまー!」

俺「おかえり、エーリカ姉ちゃん」

エーリカ姉ちゃんはなんて言うか、すごく自由人だ。あとすごい悪戯好き。
よくトゥルーデ姉ちゃんをからかったりしてる。
性格は天真爛漫で人懐っこいから、シャーリー姉ちゃんを上回る人数の
ファンクラブがある。会員からは【天使】から呼ばれてるとか聞くな。
820以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 20:03:24.11 ID:a5H4ti2z0
支援
821ウィッチーズが家族だったら 六日目 支援感謝:2010/12/22(水) 20:06:06.64 ID:QQ8PNvft0
エーリカ「あれー?他のみんなはー?」

俺「みんなどこか行っちゃったよ。今家には俺だけ」

エーリカ「じゃあ私たち二人っきりってことかな?」

俺「うん、そうだよー」

エーリカ「ほほう・・・それなら・・・」

エーリカ「とりゃ〜!」

俺「おっと!」

エーリカ姉ちゃんが飛びついてくる。ムニュムニュと胸が当たる。
うん、とっても気持ちい・・・おっと。

俺「ね、姉ちゃん・・・どうしたの?」

エーリカ「最近くっついてなかったからね〜弟分補給だね!ほれ〜」スリスリ

そう言うと姉ちゃんは俺に頬ずりする。まるで猫みたいだ。
822以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 20:06:18.09 ID:dsmg5AU10
EMT!!
支援
823 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 20:06:37.84 ID:qm1SCB8j0
家族の事情でちょっと投下が出来ません。
ごめん。
824以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 20:09:49.10 ID:qMRRtbX20
>>823
おk
続き楽しみに待ってます

家族支援
825ウィッチーズが家族だったら 六日目 >>823次楽しみにしてます:2010/12/22(水) 20:10:21.42 ID:QQ8PNvft0
俺「ね、ねえちゃ・・・」

エーリカ「んふふ〜どうかな?気持ちいい〜?」

姉ちゃんは全身をくっつけ、足を絡ませながら、頬ずりしてくる。
男として反応してしまうのも無理がないわけで・・・

エーリカ「んん?あっれ〜?何かあたってるな〜」ニヤニヤ

俺「・・・仕方ないだろ」

エーリカ「うんうん。正直なのはいいことだ!」

ほんとに勘弁してください・・・恥ずかしいんだから・・・

俺「とりあえず離れてくれよ・・・」

エーリカ「ええ〜もうちょっと〜」

俺「だーめ」

エーリカ「むぅ」

あ、むくれた。
826ウィッチーズが家族だったら 六日目 支援感謝:2010/12/22(水) 20:14:55.95 ID:QQ8PNvft0
エーリカ「ふぅ、なんだか暑くなっちゃった。俺、アイス食べる〜?」

俺「ん、食べる。」

エーリカ「おっけー!んじゃ持って来るね!」

姉ちゃんはトコトコとキッチンに歩いていく。
そういえばアイス何があったっけ?

エーリカ「お待たせー!」

持ってきたのはソフトクリームタイプのアイス。
そう言えばこの前安かったから買って来たんだったな。

エーリカ「でも一個しかなかったんだよね〜」

俺「あれ?もうなくなったんだ。じゃ姉ちゃん食べていいよ」

エーリカ「それだと俺が食べらんないじゃん〜」

エーリカ「二人で食べよっ!ほらあ〜ん」

姉ちゃんは手に持ったアイスを差し出してくる。
断っても無理やり食べさせられそうなので食べることにしよう・・・
姉ちゃんは間接キスとか気にしないのかなぁ・・・
827ウィッチーズが家族だったら 六日目:2010/12/22(水) 20:20:16.92 ID:QQ8PNvft0
俺「あ〜ん・・・ん、おいしいね」

エーリカ「じゃ私も〜はいっ!」

そう言うと姉ちゃんはアイスを俺に渡す。
あれ?食べるんじゃなかったのかな?

エーリカ「はい、あ〜んってやって」

俺「えっ!?俺もやるの?」

エーリカ「当たり前じゃん。私もやったんだし俺もやってくれないと不公平だよ!」

俺「・・・あ〜ん」

エーリカ「あ〜ん・・・んっ・・・おいしっ!」

エーリカ「じゃ次は私ね!アイスかして!」

そうやって俺たちはアイスがなくなるまで食べさせあった・・・
正直、背中がむずがゆくて仕方がない・・・
828以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 20:23:16.86 ID:NWb2qeSu0
おい
829以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 20:23:30.81 ID:dsmg5AU10
裏山支援
830以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 20:25:17.35 ID:+8HO3qNA0
支援
831ウィッチーズが家族だったら 六日目 支援感謝:2010/12/22(水) 20:25:25.44 ID:QQ8PNvft0
-----------------------------

エーリカ「あ〜おいしかった!」

俺「ああ、おいしかったね」

エーリカ「俺、ほっぺにアイスついてるよ。取ってあげよっか?」

俺「え、ほんと? 取って取って」

エーリカ「おっけー!」

そう言ってエーリカ姉ちゃんは手でなく、顔を俺の顔に近づける。
そして・・・

チュ
832以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 20:29:55.53 ID:vJbDdzqM0
さてと・・・壁、壁っと・・・

833ウィッチーズが家族だったら 六日目:2010/12/22(水) 20:30:04.60 ID:QQ8PNvft0
俺「!?」

エーリカ「えへへ、甘いね〜」

姉ちゃんの唇の感触が頬に残る。アイスは取れたみたいだけど・・・

俺「姉ちゃん・・・何するんだよ・・・」

エーリカ「何って・・・アイスとっただけだよー?」

俺「何でわざわざ口で・・・」

エーリカ「食べたかったからだよ!んじゃ今度は・・・」

エーリカ「私のも・・・食べる?」

姉ちゃんは自分の唇を指差してそう言う。
顔は小悪魔な笑みを浮かべている。
834ウィッチーズが家族だったら 六日目:2010/12/22(水) 20:35:19.13 ID:QQ8PNvft0
俺「ね、ねえちゃ・・・その・・・」

エーリカ「無言は肯定と受け取りまーす!」

そう言って姉ちゃんは顔を近づけてくる。
姉ちゃんの息が顔に当たる。顔が恥ずかしさで燃えそうだ。

エーリカ「んふふ〜」ニヤニヤ

俺「ね、ねえちゃ・・・」

ガチャ
835ウィッチーズが家族だったら 六日目:2010/12/22(水) 20:40:03.44 ID:QQ8PNvft0
???「ただいまー 誰かいないかー?」

エーリカ「あ〜トゥルーデおっかえりー!」

玄関からトゥルーデ姉ちゃんが入ってくる。
エーリカ姉ちゃんは俺からすぐに離れ、玄関に行く。

ゲルト「買い物してきたからしまうのを手伝ってくれ。」

エーリカ「トゥルーデ、おかしは〜?」

トゥルーデ「先に片付けてからだ!」

エーリカ「ええ〜めんどい〜」

玄関から二人のやり取りが聞こえてくる。
エーリカ姉ちゃんはやっぱり自由人でした・・・
助かったような・・・とても惜しかったような・・・
836ウィッチーズが家族だったら:2010/12/22(水) 20:41:49.27 ID:QQ8PNvft0
ここで終わりです。
支援感謝でした
あとここって設定さえ公開してればどのウィッチでも出していいのかな?
837以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 20:45:17.44 ID:dsmg5AU10
乙!!
大丈夫だと思う・・・
838以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 20:45:44.17 ID:eInUOPbYO
いいんでない?

ただある程度キャラが立ってないと動かし難いけど。
839以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 20:46:11.17 ID:qMRRtbX20
乙!
840以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 20:51:20.23 ID:QQ8PNvft0
意見さんくす!

ヒロインがふえるよ。やったね俺!
841以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 20:53:46.71 ID:I4az7cQAO
乙。

綾香たんの口調が安定しない。
842以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 21:24:43.04 ID:Uq31vTES0
ずぼん
843以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 21:27:02.30 ID:a5H4ti2z0
50レスぐらい書いたのにPCの電源がいきなり落ちてデータが!!
データがあああああ!!書き直すのメンドくせぇ・・・
844異世界のウィッチ:2010/12/22(水) 21:29:09.46 ID:9lD94b2r0
誰もいないなら投下しようと思うんだけど
久しぶりだしあらすじでも書いたほうがいいかな?
845以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 21:30:10.43 ID:vJbDdzqM0
>>844
おお!待ってたぞ!!
846異世界のウィッチ:2010/12/22(水) 21:35:38.86 ID:9lD94b2r0
〜あらすじ〜
ミーナ「なんか空から人が落ちてきたんですけど」
坂本「異世界の人間だって?」
俺「どこだよここ 俺を元の世界に戻してくれ」
ミーナ「魔力持ってるみたいだし501に加えるお」
みんな「よろしく」
俺「仕方ない」

俺「トーチャン・・・カーチャン・・・」
サーニャ「気持ちはわかるけど元気出して」
俺「この世界の人間のてめえにわかるわけねえだろふざけんな氏ね」

ルッキーニ「かくれんぼしよー」
俺「仕方ねえな」(デレ期到来)

俺「固有魔法覚醒したからネウロイぶっ飛ばした」
超大型ネウロイ「ぐぇあ」

喋るネウロイ「君を元の世界に戻してあげるよ」
俺「マジかよちょっと考えてくる」

みんな「好きにしろよ お前なら間違った選択はしないだろうし あとどこに居たって俺と私達は仲間だし」
サーニャ「私のこと忘れないで」

俺「俺この世界で生きるわ」
喋るネウロイ「あっそ」
847異世界のウィッチ:2010/12/22(水) 21:38:29.87 ID:9lD94b2r0
俺「サーニャと手繋いだ あとサーニャにチ○コ握られた」
サーニャ「興味津々///」

俺「ネウロイぶっ飛ばしたと思ったら異世界の人間呼び寄せちまった」
喋るネウロイ「異世界の人間きた!これでかつる!」

女「恨んでないよ むしろ居場所をくれたことに感謝してるよ だから戦おう」
俺「マジかよ」
ゲルト「ぐぇあ」
シャーリー「ぐぇあ」
俺「ぐぇあ」

俺「刀折れた・・・」
俺「強かったけどなんとか撃破したと思いきや・・・」
脚部「しねー」
女「させねえよ」
俺「ぐぇあ」
女「ぐぇあ」

サーニャ「俺さん傷だらけだけど後悔してないの」
俺「してない」
サーニャ「把握」


こんな感じの話です 以下本編
848異世界のウィッチ:2010/12/22(水) 21:41:57.22 ID:9lD94b2r0
俺「ストライクウィッチーズ・・・・・・なのかもしれない」>>535から

唇を離して、目の前の少女と見つめあった。・・・そういえば最初の印象は『根暗な女』だったな。
それが今じゃ、俺の心の中の多くを占めているなんて、・・・あの時の・・・以前の俺は予想できなかったと思う。

本当に・・・この世界は、いや、人生は、何が起こるかわからないもんだな・・・

サーニャの綺麗な瞳を見ながらそんなことを考えていたら、

サーニャ「・・・」クルッ

不意にサーニャは医務室の入り口を振り返った。

俺「?」

コツコツコツコツ・・・

タッタッタッ・・・

医務室の外から複数の足音が響いてきた。

サーニャ「みんな、来ましたね」

俺「・・・みたいだな」

ありがたいことだ。
849以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 21:42:16.63 ID:YUv47YIP0
あーすごくわかりやすいねー(棒)
850異世界のウィッチ:2010/12/22(水) 21:44:57.85 ID:9lD94b2r0
――――――――――

ガチャ

エイラ「オイ俺!」

部屋に飛び込んできたエイラが不機嫌そうに俺に突っかかってくる。

俺「なんだよ」

エイラ「無茶なことはスンナって言っただろォ!?」

俺「・・・」

そういえばそんな約束してたな。

俺「・・・そうだったな」ククッ

笑いながら俺はエイラにそう告げる。

エイラ「ナッ・・・」

サーニャ「?」

エイラ「テメー!」

エイラはさらに不機嫌な顔になりながら俺の服の襟を掴むが、
851異世界のウィッチ:2010/12/22(水) 21:47:32.12 ID:9lD94b2r0
サーニャ「ダメよエイラ、俺さんは怪我人なんだから・・・」

サーニャがエイラの手の甲に手を添えて言う。

エイラ「うぅっ・・・」

エイラが困ったような顔をする。・・・相変わらずサーニャには弱いんだよな。
戦闘のときは頼りになるのに、こうなると情けなく見えてくる。

エイラ「サーニャぁ・・・」

俺「ハハハ・・・」

エイラ「ムッ!」

つい笑ってしまった俺をエイラは睨む。

エイラ「何がおかしいンダヨ!?」

俺「いや・・・ハハッ、すまん・・・なんかな・・・」ククッ

エイラ「ったく・・・撃墜されて目ェ覚ましたと思ったらこれカヨ・・・」
852異世界のウィッチ:2010/12/22(水) 21:50:17.82 ID:9lD94b2r0
 ・・・撃墜、ねえ・・・

俺「ハハハ・・・そういやあ俺撃墜されたんだったな、忘れてたよ」

エイラ「・・・どうしてダヨ・・・ありえないダロ」

俺「ハハハ・・・悪かったな」

エイラ「ムゥ・・・」

可笑しくて仕方ない俺を複雑な顔で見ているエイラを見て、サーニャが何か思い出したような顔をする。

サーニャ「・・・そうだ、俺さん」

俺「ん」

サーニャ「撃墜された俺さんを誰が基地まで連れて帰ったか、わかりますか?」ニコニコ

俺「え?」

なんか引っ掛かる口ぶりだな。・・・

エイラ「・・・」
853異世界のウィッチ:2010/12/22(水) 21:52:35.26 ID:9lD94b2r0
まさか・・・

エイラ「・・・」プイッ

俺「・・・マジで?」

エイラ「・・・」

サーニャ「・・・エイラ、俺さんのこと凄く心配してたもんね」ニコニコ

エイラ「・・・」

俺「・・・ありがとう、エイラ」

エイラ「フン・・・」

全く、わかんねえ奴だな・・・俺のこと嫌ってるのかと思ったら、良くしてくれたりと・・・
854異世界のウィッチ:2010/12/22(水) 21:54:29.57 ID:9lD94b2r0
ごめん用事が入ったから中途半端だけどここまで
855以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 22:02:25.84 ID:qMRRtbX20
なんという生殺し……続き待ってる!
乙!
856 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 22:02:57.43 ID:qm1SCB8j0
戻りました。
>>824 ありがとう。 三島の救急隊員の方々、ありがとう。

続きやってもいいのかな?
857以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 22:04:00.97 ID:qMRRtbX20
GoGo!
858以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 22:04:05.52 ID:YUv47YIP0
おっつ!

>>856
GOGO
859 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 22:05:36.21 ID:qm1SCB8j0
では
蒼穹の絆 >>768 より。

ペ「ジャズ、なんですか?」とペリーヌ。

俺「そう。リンディ・ポップってこっちでは言うことが多いかな?リンドバーグが大西洋を横断した頃、
 リベリアンで生まれたジャズがヨーロッパに渡った。それで、そう呼ばれるようになったらしいですよ」

 そうなんですかぁ、と素直に感心するペリーヌ及びエイラーニャ、そして宮藤。

シ「準備してきた!少し片付けよう!」

 ダッシュで戻ってきたシャーリーが猛烈な勢いで空間を作る。
 皆も手を貸した。

ル「もういいかーーーーい?シャーーリーーー?」

シ「オッケー!針を落としたらすぐに来いよ!スリーラップにセットだぞぉ! 
 さて、と!みんな、楽しもうぜ!」

ペ「え?でもわたくし、スイングなんて踊ったことが・・・」

 わたしもー、と声が上がる。

シ「大丈夫!難しいことは考えず、リズムに乗れ!そうすりゃ、身体が自然と動くから!!あ、俺さん、
 私と組んでもらいますよ?本場のダンスブチかましてやりましょうよ!」

俺「ああ、わかったよ。上着脱いでおこうかね」
860以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 22:08:27.73 ID:qMRRtbX20
支援
861 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 22:08:36.44 ID:qm1SCB8j0
―ダンスタイム Benny Goodman SingSingSing― シャーリー視点

俺さんと私が中央に。皆は周りをコの字型に取り囲んで、そわそわしている。あれ?宮藤がワクワク
してるな。あいつ、知ってるのかな?

ル「セット完了!スリーラップじゃなくて5ラップにしたよー!」

 ルッキーニが駆け込んできた。 ワォ!体力持つかな??

俺「派手に行きますかw?」

シ「そうこなくっちゃ!楽しくやろうね!」

 俺さんがニコリと応えた。かわいいな、おっさんだけど。

  ttp://www.youtube.com/watch?v=uQIHx0qgc0Q&NR=1&feature=fvwp
  Swing Kids - The Lady in Red  SingSingSing 一番雰囲気はあるかと。

ドラムがビートを刻み始める。俺さんとアイコンタクト。よし!
二人でチャップリンスウィングをはじめる。よし!あった!やるじゃん、俺!
トロンボーンが情熱を煽る!トランペットが身体を揺らし始める!皆もリズム取り出した!
聞いたことあるだろ!!!

さあ!いこう!クラリネットの旋律にあわせて!
俺さんの腕が的確にタイミングを取って私をリードしてくれる。ああ、いい!ステップもバシッと合う!
ルッキーニと宮藤、ちゃんと踊ってるじゃないか!いいぞ!Come' on!!
ループもジャッキアップも完璧!皆も手でリズム取りながら踊ってる。いいよいいよ!
Swing Hot!Swing Hi!
862 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 22:13:25.90 ID:qm1SCB8j0
手拍子しながらホッピング。俺さんも笑ってる。私も笑ってる。皆も笑ってる。
トランペットの響きが頭を痺れさせる。サックスがハートに響く!ああ!堪らない!
自然と生じた『ゴー!ゴー!』の歓声でアンダーパスもオーバーパスもきっちり決めたぜ!
両腕アップして胸を強調して腰をくねらせる。ルッキーニも宮藤もやってるw そうそう!
二人の目がキラキラしている。私もきっとそうだ。宮藤がリーネを引き込む。ルッキーニはミーナを。
もう、誰も壁にくっついていない。そうだよ!みんな!みんな若いんだ!今を楽しもう!!

1ラップ終わり。ああ!久しぶりにスウィングした!俺さん、余り息があがってない。まだまだいけるねw

2ラップスタート。では、とww。
スルッとバックスウェイして、身代わりにミーナを押し出す!エエーとか無理よーとか言ってるが、
いいのさ!!ダイジョブ!心と身体で踊ればいい!弾けろ!俺さんに任せときゃいい!

手拍子しながらミーナを見守る。俺がリードがウマいから安心してなよ、ミーナ!恥ずかしがっちゃ
だめ!ビートに負けないよう、大声で声援を送る。周りの手拍子と声援も大きくなる。
ほら、できるじゃない! あ、やっと笑った。そうそう、緊張しちゃダメさ!ほら、上手いじゃないか!
さあ!盛り上がろうぜ! Let's Swing Hot!!! バルクホルンを引っ張り込む。ウィンクすると笑って
応えた。オケ!お手並み拝見だよ!!石頭ちゃん!おっ!やるねえ!

ペリーヌと少佐も一緒に踊ってる。あれあれ、あんなに嬉しそうなペリーヌ、はじめてみたぜ!
ルッキーニはリーネ、宮藤がハルトマンをリードしてるよ。やるじゃん!わぉわぉわぉ!
サーシャは当然エイラかとおもったら、カヨも一緒にやってるよ!踊れ笑え!頭空っぽにしていこうぜ!

3ラップ目だぞー。
パートナーチェーンジ!とルッキーニが喚いている。カヨと宮藤がすぐにペアを組んだ。なに?将校
クラブでやったことがある?カヨー、早く言えよなw皆も其々チェンジ・・・おーい!エイラ、サーニャ!
三人でブローしようぜ!いや、思い切りやってドカーンと吹きぬけようぜってことさ。
あらら、俺とミーナは話に夢中で?交代無し?それもよし!
おら!いくぞー!
863 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 22:18:52.67 ID:qm1SCB8j0
・・・・・・
5ラップ終了。    はぁ・・・楽しかった! ちっとしんどいわw
結局、俺とミーナはその後のパートナーチェンジ無し。いいのいいの、スウィングは社交ダンスと
その辺違う。だから選んだのさ! あ、カヨ!さっきのお願い!濃い目で作って!

 ルッキーニがニヒヒと笑いながら抱きついてきた。何か企んでないか?ルッキーニ?

ル「ばれたちったー。あのねあのね、チークダンスどうかなーって!」

 ほおー。いいねー。気が利くねー。ルッキーニはお利口さんだ!とモシャモシャしてやる。

ル「どんなのがあるの?」

 目がきらきらしてるね、大人の世界に来るかい? よし!道案内しましょう!

シ「まっかせなさーい!」

 ルッキーニをつれて、またレコード棚に。あるだろ?今夜はアレしかない!
・・・あった。やっぱりね。

テーブルにレコードをそっと置き、リピートとしてセット。ボリュームは下げ気味。針を下ろしたがる
ルッキーニにタイミングを教え、その後はすぐ私の元にくるように指示する。さて?
帰るついでに、照明を少し落とす。ムードが無くちゃーね!

「シャーリーさん、照明暗くしたの?」

 二人で立ち話していたミーナが声をかけてきた。笑顔が輝いているじゃない。そうだよ、ミーナだって
 青春なんだぜ? ふふ。距離がぐっと接近しているじゃないか。

「ああ、ダンスを続けようよ!」
864以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 22:23:03.85 ID://E+VV790
支援ですぜ
865 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 22:24:25.57 ID:qm1SCB8j0
 にっこり笑う。ミーナ、何時もみんなを見守ってくれるミーナ。その笑顔が素敵だ!

「えっ! 私、もう足がパンパンで・・・」   ふふふ。逃がすもんかい。

「スローなムードミュージック、今夜は月夜だよ??ミーナ?」

 ミーナ、ちらっと俺さんの顔を見たな。ふっ、すぐに解るよ・・・。わたしも結構ロマンティックなんだw。

 おっ!グッドタイミング!ルッキーニ!さすがだ。

  ttp://www.youtube.com/watch?v=U2YyWZYOMuA&feature=fvw
  Glenn Miller Orchestra - Moonlight Serenade

  ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm4375136
  ニコニコのアカウントがあればこちらをお勧め。音質良好。一曲目です。

ルッキーニがそっと私の後ろに立った。

「さぁ ダンスを楽しみましょう。楽しい時間は、楽しく過ごすから思い出になるんでしょ?」

 二人に微笑みかけ、ルッキーニの手を取って心に沁み入るメロディに身体を浸す。。

ル「あのねぇ、シャーリー・・・」

 ん?なんだい?ルッキーニ?

ル「映画とかでこういうシーンを見てね、いつか、私もって思っていたの」

 うん。
866 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 22:28:04.63 ID:qm1SCB8j0
ル「シャーリーとこうして踊れるのが夢みたい・・」 

 背中をかがめて、有難う、と囁く。

ル「エヘヘ・・・幸せ・・・」

ミーナが俺に手を曳かれて加わった。照明は暗いけど、ミーナの顔がほんのり赤くなっているような。俺の
肩に顔を埋めて・・・目を閉じている。うん。俺って、ムード作るのが上手だよな〜。

皆、それぞれ加わる。バルクホルンはソファでニコニコしながらそれを見ている。左手で5、3、1と
指を立てて、最後の1を左右に振った。ああ、そうか。13人だったなー。すまん、気を使わせて。
人数のこと、忘れちまった。口だけ動かして、『スマン』というと、『キニスルナ』と。目で笑いあう。

坂本少佐と踊るペリーヌの表情は、ミーナと同じだな〜。サーニャをリードするエイラが真っ赤な顔を
して、ぎこちなく踊っている。サーニャの足、踏むなよ?ww

―テラス― ミーナ視点

チークで酔ってしまったみたい。外の風に当たりたいというと、エスコートしてくれた。
椅子をそっと引いてくれる。さりげないから、素直に甘えてしまう。

肩越しに囁いて部屋に戻った彼は、氷がタップリ入ったレモネードを持って戻ってきた。
グラスと氷が月の光を煌かせる。蒼い月明かりが照らす初夏の夜・・・。

俺「酔い覚ましにどうぞ」

ミ「これは・・・俺さんが?」

俺「ええ」
867以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 22:31:01.21 ID:a5H4ti2z0
>>816だけど、今投下しているのが終わったら序章だけ投下おK?

クソ見たいで分かりずらい文章だけど
868 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 22:33:25.44 ID:qm1SCB8j0
ミ「酔いを醒ましてしまうのは、勿体無いです」

 心からそう思う。

二人で目を見詰め合って笑う。笑うと出来る目尻の小皺が可愛い。

俺「月が綺麗ですね・・・」

 海岸を見ながら、彼が呟く。私に背を向けている。

ミ「ええ・・・・・・」

 室内からグレン・ミラーが聞こえている。「星に願いを」だったかしら?
 私たちの時間・・・・。蒼く染められた私と俺さん。

ミ「ずっとこうしていれるなら、いいのに・・・」

 また、心の呟きが、声となってしまった。

俺「もうすぐ、平和が・・・平和を取り戻せますよ・・」

ミ「きっと遠くない日に・・・」

俺「そうですね・・・。信じて・・・進むしかないですね」

ミ「ええ」 

 進む、か・・・。立ち止まったら・・・前には進めない。
869以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 22:37:46.15 ID:qMRRtbX20
>>867
待ってるでゲソ
870 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 22:38:43.68 ID:qm1SCB8j0
 進もう・・・。未来へ。
 決心して、ぽつりと言った。

ミ「私は・・・家族も恋人・・・・も喪いました」

俺「・・・・・」

ミ「恋人、だったと思います。世間では、そうとは言わなかったかもしれません・・・」

 抱きしめられることも、キスもしたことが無かった・・・・。

ミ「私はブリタニアに飛びましたが、彼はここへは来ることが出来ませんでした。今もカレーにいます」

俺「ダイナモ作戦・・・ですね」   

ミ「ええ・・・・」

ミ「苦しみました。ついこの前まで・・・」

俺「・・・・あなたの悲しみは、あなたにしかわからない・・・あなたが解決する以外に答は出ない」

ミ「そうですね。慰めてもらっても、やはり私の気持ちは・・・」

ミ「でも、やっと歩き出す決心が出来ました。先に歩くことが、残された人へ見せるべき態度ではないか・・・
 と・・・そう思ったんです」

俺「・・・・・」

ミ「ごめんなさい。自分のことばかり・・・」
871 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 22:43:57.57 ID:qm1SCB8j0
俺「私は・・・私もね、ミーナさん」

ミ「あなたと同じような、そういう人間なんですよ・・・」

 え?

俺「私は、贖罪をある人にしなくてはならない、と。・・・そう思い続けて生きてきました」

俺「今、あなたの言葉を聞いて。言葉を聴いて、私の行き止まりで苦しんでいた気持ちが・・・・道を
 見つけたような気がしているのです。私は、ずっと立ち止まってしまいました」

 心の波紋が鎮められない・・・・・。自分の気持ちをもう一度考えてみる。

 言ってしまおう・・・。

ミ「あの・・・私・・ご一緒させていただけません・・・か?」

 言った瞬間、私は後悔した。彼の背中がビクリと硬直したから。でも、もう止められない。

ミ「わたし・・・あなたが・・・あなたと一緒にいたいんです・・・・」



872 ◆aoV/Y6e0aY :2010/12/22(水) 22:48:08.77 ID:qm1SCB8j0



 言ってしまった。でも、俺さんは答をくれない・・・。あ!

俺「・・・あり・・・がとう、ミーナさん。
 あなたの気持ちがとても嬉しい・・・。私は・・・・どう・・・」
 
 椅子から立ち上がり、彼の背中を抱いた。私、混乱している・・・。こんなことをしたら、決定的に彼は
 離れてしまうかも・・・。

 でも、今は、今このときは彼の背中を感じていたい・・・。

俺「あなたの気持ちが、わたしは嬉しい・・・そして・・・・怖いのです」

 彼の胸に回した手の甲が暖かいしずくで濡れた。・・・・私、この人を愛している・・・。
 彼が身動きをした。思わず手が緩んでしまった。
 
 突き放される?! 嫌!



 抱き締めてくれた・・・。温かい唇・・・。離さないで!・・・離さない!・・・!



*****
>>867 お待たせしました

一服〜。
873以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 22:50:58.67 ID:hNyBIeFU0
乙〜

>867の後におじゃましても大丈夫ですか?
874以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 22:51:34.66 ID:YUv47YIP0
おっつ!
875以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 22:53:47.53 ID:a5H4ti2z0
>>872乙です!

5分後ぐらいに投下開始します〜
876以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 22:56:24.14 ID:qm1SCB8j0
ありがと。

>>873 どうぞどうぞ。
今夜は、酒飲めずに待機ですけ。グレン聴きながら空くのを待ちますよ。

スィングのシーン、削除のほうがやっぱりよかったような気がする・・・。躍動感出てないよ。ムキー!
877以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 22:58:01.67 ID:qMRRtbX20
乙ー!
>>873
時間指定しての予約は入ってない筈なので問題ないかな?
朝の五時に盗撮さんが予約してる位で
喉さんも夜中に投下するとは言ってるが時間指定はしてない
878以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 22:58:29.74 ID:hNyBIeFU0
>876
あ、ひょっとして予約入れてましたか?
一応「予約」でスレ検かけたけど特に見つからなかったから…すまんです

お言葉に甘えます
879以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 23:00:41.15 ID:qm1SCB8j0
>>878
予約無しの空き巣投下屋ですわ。 喉さんがもうすぐなのね。リョーカイ。
880リンクスな俺:2010/12/22(水) 23:01:20.78 ID:a5H4ti2z0
※アーマード・コア知らない人はスルーした方がいいかも・・・説明とかないから
投下開始

クレイドル03防衛戦

高度数千メートル上空・・・

そこには2機のネクストがいた。
片方は古王が操縦する悪魔のような形をした機体。
もう1つは俺が操縦する黒と赤を基調としたネクスト。

元々は5機あったクレイドルは古王によって3機まで減っており、
4千万人の尊い命が地上で真っ赤な花を咲かせて散っている。
だが、古王とともにクレイドルを襲撃した自律ネクストは
すべて俺によって撃墜されている。
881以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 23:03:43.99 ID:qMRRtbX20
俺も基本空き巣投下屋です。早く書き溜め終わらしたいなー

早速始まったな、支援するぜ
882リンクスな俺:2010/12/22(水) 23:05:46.63 ID:a5H4ti2z0
俺「お前・・・なぜ、4千万人もの人間を殺した!
何が目的だ!!答えろ!古王!!」

俺は怒りを隠そうともせずに、感情をそのまま古王にぶつけている。
それと同時にブーストを使って一気に接近し、
左腕の突撃ライフルを撃っている。

古王「目的?そんなものはない。ただ殺したかった、
だから殺した。何か問題でもあるのか?」

俺の怒りを宿している言葉に、古王はさも当然のように軽い口調で言い放ち、
一気に上昇して俺が放った銃弾をすべて避けている。
そして降下しながらショットガンを放ち振り向き様にミサイルを放つ。
883リンクスな俺:2010/12/22(水) 23:10:35.33 ID:a5H4ti2z0
俺「おまえは自分の欲望を満たすために4千万人を殺したのか!
ふざけんじゃねぇ!!」

そう叫ぶとクイックブーストでジグザグに移動しながら古王に接近して行く。

俺「おまえは必ずここで殺す!!!」

そう言うと俺は真正面から突っ込んでいく。自棄になったのか知らないが、これではただの的だ。
古王はこのバカ正直な突撃に落胆しさっさとこれを始末して、
残りの3機のクレイドルをどうやって潰そうかと考えている。
884以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 23:13:05.48 ID:S52zb/tX0
これでアーマードコアは2作目だな
885以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 23:15:03.78 ID:qm1SCB8j0
支援!
空き巣ナカーマ!ww >>881  
886リンクスな俺:2010/12/22(水) 23:16:32.12 ID:a5H4ti2z0
古王(じわじわとなぶり殺しか・・・
それとも派手にぶっ壊してやろうか。
デカイ花が咲くな、地上でも見えるんじゃないか?)

そんなことを考えているうちに、古王の銃弾により俺のネクストは
すでに右腕が破損しており火花を散らしている。
だがお構いなしと言わんばかりには俺は突っ込んでくる。
その無謀な突撃に半ば呆れながら古王は照準を合わせる。
だが、少し今の俺の行動に古王は疑問を持った。
こんな簡単に感情的になるバカが、ここまで生き残れるのか?
もしかしてこれは演技で、何か考えがあるのではないか・・・?と
そう考えた瞬間、古王は俺が考えていることを瞬時に思いついた。
そしてすぐに後退しようとする。だが・・・
887以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 23:18:24.33 ID:YUv47YIP0
ACはみんな4faなんだよなぁ〜

いつになったら俺レイヴンがでるんだ?
888リンクスな俺:2010/12/22(水) 23:25:11.12 ID:a5H4ti2z0
>>887いつかアフリカに出そうと思ってる

俺「遅いんだよ!虐殺王!!」

後退しようと動いた瞬間、その隙を狙っていた俺は
一気にブーストを使って古王の目の前に躍り出た。そして・・・

俺「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

俺は捨て身のASを発動した。緑色の光が周りを蹂躙し、染めていく。
ネクストの攻撃の中で一番危険な攻撃で、一番強力な兵装である。
だがこれで、しばらくはPAを張れない。もしこれで古王を倒せなかったら
俺に残されているのは・・・死、のみだ。

そして徐々に光は収まっていき、しばらくすると、周りの様子が見えてくる。
889リンクスな俺:2010/12/22(水) 23:29:11.26 ID:a5H4ti2z0
俺「終わった・・・か?というかむしろ終わってくれ・・・」

そんなことを言いながら息を整え、周りを確認し、古王の機影が見えないのを確認した後、ため息をついた。

俺「クレイドル、2機も落とされたな。4千万人も・・・死んだんだよな。
ま、6千万人も守れたんだ。薄汚い傭兵にはこれくらいがちょうどいいだろ・・・」

そんなことをぼやき、ふと上を見るとはるか上空にかすかに光が見えた。
その光から大量のミサイル群が降ってくる。

ミサイル群の先にいる光の元は、古王のネクストだ。

俺「しつこすぎだろ!さっさと落ちろ!!」
890リンクスな俺:2010/12/22(水) 23:32:28.70 ID:a5H4ti2z0
すぐにネクストを動かし避けると、上空に向かってライフルを撃込む。
何発かは外したが、古王のネクストはもう動くこともままならない
。すぐに命中し、ボッ!と火の玉を吹き、落ちて行った。
しばらくすると派手に花火を咲かせた。

だが俺はそんなものを見る余裕がなかった。
いつもは右腕のマシンガンで迎撃できるが、
右腕が使えないのでミサイルをすべてライフルで迎撃しなければならない。
891リンクスな俺:2010/12/22(水) 23:36:08.00 ID:a5H4ti2z0
俺「クソ・・・!!俺も死ぬのかよ!!
死ぬのは古王だけで十分だって!
ああもう!こんなことなら両腕マシンガンにすればよかった!!」

そんなことを言っているうちに、
俺が打ち漏らしたミサイルが右方向から飛来し、

元々破損していた右腕に直撃した。
その攻撃によって右腕は跡形もなく消え去ってしまった。
俺の右腕に激痛が走る。
その激痛が走った瞬間、俺は自分の意識が
徐々に薄れていくのを自覚した。
892以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 23:39:53.47 ID:qMRRtbX20
支援
893以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 23:40:05.77 ID:hNyBIeFU0
支援
最近のACって両腕銃装備できるんだな
右手装備の補助銃は3位からあったが
894リンクスな俺 とりあえずこれで投下終了:2010/12/22(水) 23:41:48.86 ID:a5H4ti2z0
俺「ここで意識失ったら。地球に落ちんじゃねぇか
。つーことはもう俺の人生終了か・・・
もう少し人生を楽しみたかったな。
あ〜死にたくねぇ〜でもゆっくり寝られるし、別にいいかな・・・」

それが・・・この世界での俺の最後の言葉だった・・・

俺は、そのまま気を失ってしまった。

操縦する者がいない黒色と赤色を基調としたネクストは、
地球に引き寄せられるように・・・徐々に落ちて行った・・・

序章 <終>


此処までだ文を読んでいただきありがとうございました!!

行空ける所たまにミスってるよ!チクショウ・・・orz
895以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 23:43:19.42 ID:qMRRtbX20
続き待ってるよー

乙!!
896リンクスな俺 :2010/12/22(水) 23:44:46.34 ID:a5H4ti2z0
さっそくwikiにまとめてくる。やり方知らんけど
897以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 23:45:59.32 ID:qm1SCB8j0
おつかれさま。
おらも仕事一段落。どうしま?誰か待機中?
898以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 23:49:22.34 ID:cubNvU6/O
乙ーん


詰まったからちょいと聞かせて貰いたいんですけど、300〜400m級のネウロイって何て呼称すればいいと思います?
大型、超大型、要塞型あたりで迷っている……
899以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 23:52:02.91 ID:pt3Afdn60
小説で300m級って呼称してるからそれでいいんじゃない?
900喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/22(水) 23:52:32.84 ID:JNvfw7800
おつおつ
901以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 23:52:54.29 ID:a5H4ti2z0
>>898要塞型じゃないかな?

あとwiki編集ってログインしないとだめ??
902以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 23:53:50.77 ID:qm1SCB8j0
俺なら、FF(フライングフォートレス)、次にでかいのをSFF(スーパー・・・)って勝手に書いちゃうw
でも。大型、超大型くらいのほうが違和感がないかな?>作中でも使われてるから。
903以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 23:54:12.33 ID:hNyBIeFU0
>896
まとめサイトのページ左にある「簡単wiki作成講座」を見れば一発のぜ

>897
たぶん、次は俺です

>901
ログインしなくてもページ編集やページ作成はできるお


というわけで失礼します。

最上さん、過去話はこちらからどうぞ
ttp://www16.atwiki.jp/vip_witches/pages/326.html
904以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 23:54:12.98 ID:qm1SCB8j0
喉さんいらしゃーぃ。
905以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 23:55:06.38 ID:qm1SCB8j0
あい>>903 
906最上の空陸両用 あらすじパートであります:2010/12/22(水) 23:57:51.04 ID:hNyBIeFU0
副長「…さて、いつもならここであらすじ替わりに日誌を提出しているのですが、
   今回は特に書くべきことがないのです」

艦長「ま、前回はどちらかというといままでのお話のふりかえりと、
   501での生活の事をどう考えているか、という自問自答がテーマだったからねぇ」

副長「考えてみたら、『二週間限定の参戦』なんて設定も、
    このお話を最初から読んで頂いてないと覚えてないだろ、っていうくらいのマイナー設定ですしねえ。
    そういう意味では、まったくストーリーは進展していないのと同じかもしれませんな」

艦長「というわけで、今回は前提ストーリーなしの繋ぎ回じゃよ」(^^)ノシ
………
……

艦長「しかし、<俺>くんは意外と501に馴染んでいるみたいじゃないか」

副長「彼は、態度はつっけんどんですし、口を開けば『仕事だからやりますよ』的な
    いじけたような事を言いますけど、根は特にとんがった所もない一般人ですしね」

艦長「というか、若干偏屈なだけのいい人、という感じか。
    自分では世を拗ねてるように見せかけてるが、まぁ3日付き合えばバレるレベルで」

副長「それに、『お前が決めろ』と言われると思考が停止するタイプですな。
    まあ軍人は上意下達、いままで物事を自分で決められる場面が少なかったから、という側面もあるのでしょうが」

艦長「悪く言ってしまうとキャラが立ってないねえ、あれじゃ物語の主人公としてはチト微妙かな。
    だからこそ兵士としては優秀、というのは皮肉だね」

副長「ですが、成り行きとはいえすでに彼は尉官ですので、そろそろ兵士の立場からは卒業していただかないと。
    そういう意味でも、この501での生活が彼にいい変化を与えてくれるといいのですけれどね」
907以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 00:00:22.50 ID:PVXFidEDO
レスありがとうございます
とりあえず作中でもっとでかい奴を出す予定なので今回は超大型。そいつを要塞型にしようと思います

>>899
もう10話以上書いて、何m級とか書いた事ないので……、その300m級がどれに属されるかわかればいいんですけど

しーえん
908最上の空陸両用:2010/12/23(木) 00:02:16.78 ID:bE2Qm4v70
宮藤「晩ご飯の時間です…けど」
………
……

バルクホルン「<俺>が来ないだと?」

宮藤「なんか、ずいぶん疲れた様子でした…」

エーリカ「どこに行ったかわからないの?」

坂本「多分、自室じゃないのか?
    しかたない、ちょっと様子を見に行ってくるか」

エイラ「あ…はいはいはい!
     あのさ、わたしとサーニャで行くよ」

サーニャ「……」こくり

坂本「エイラとサーニャ…お前たちが?
    まぁ、きっと昼夜連続の飛行がこたえたんだろうし、であれば
    お前たちが行ったほうが適切かもしれんな。
    じゃあ、頼んだぞ」

……

ミーナ「たしか<俺>さん、最上に出頭していたのよね。
     ひょっとして最上でなにか言われたのかしら…?」

坂本「うーん…、実は、わたしもそれは気になってはいるんだがな」
909以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 00:05:09.96 ID:qMRRtbX20
しえーん
910以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 00:06:03.94 ID:vCuAEZ+J0
しーえーんー
911最上の空陸両用 支援ありがとうございます:2010/12/23(木) 00:06:30.55 ID:bE2Qm4v70
<俺>の部屋の前
………
……

エイラ「<俺>いるかー?」コンコン

エイラ「…返事はないけど、気配はするな。
    やっぱ寝てるんじゃないか?」

サーニャ「はいって、みる…?」

エイラ「そーダナ。<俺>はいるぞー」がちゃ

エイラ「…なんだこりゃ、なにもないナ」

サーニャ「…<俺>さん、寝てますか?」

俺「…ぐー…すー…」Zzz

エイラ「おもいっきり寝てンな…おい、起きろメシだぞー」ゆさゆさ


サーニャ「あれ、この机の上の…倒れてる、なにかしら」

エイラ「ン、なんだサーニャ、それ?
    お、写真立てじゃんか、ちょっと見てやろー」

サーニャ「よくないわ、エイラ」

エイラ「ちょっとだけだって」
912最上の空陸両用:2010/12/23(木) 00:10:31.35 ID:bE2Qm4v70
エイラ「どれどれー…なんだこれ?
     なんか軍服きた男がいっぱいいんな…
     お、これ<俺>じゃないかあ…あはは、髪の毛みじけー!」

サーニャ「だ、ダメよ、エイラ…!」

エイラ「サーニャも見てみろって、ほら!
    <俺>のやつすっげー大笑いしてら、ヘンなポーズまで決めてるし!
    なんだこりゃ、アハハハ」

サーニャ「エイラったら…でも、ホントね。
      結構前の写真みたい」

エイラ「こんなふうに笑ってりゃ、コイツもかわいいんだなー」

サーニャ「もう…大人のひとをそういうふうに言ったら良くないわ」

エイラ「もー、サーニャはちょっとカタイぞー」


俺「ん…う、うー、んーぅ」むくっ

俺「うー肩いて…あれ、エイラ、サーニャ?」

エイラ「げっおきたあ」

俺「…あ、その写真」
913以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 00:13:49.52 ID:YRznaA/pI
支援

プロローグっぽいのが完成したので、予約の無い時に投稿しようと思ってますが
投稿する時の注意点って何かありますか?
サーニャ「ご、ごめんなさい、本当はご飯で、起こしに来たんですけど
      私が写真を見つけてしまって…」

エイラ「わわ、違うって!私が勝手に見ちゃってさ…悪い!」

俺「…ははは、別に怒りゃしませんよ。
  それより、起こしに来てくれてありがとう…ふぁぁ」

エイラ「あー、うん…。
     あのさ、この写真ってなんなんだ?」

俺「ん。
  ああ、この写真は俺がまだウィッチになる前の、陸軍で普通の兵士をやってた頃の写真ですよ」

サーニャ「<俺>さんはウィッチになる前から軍隊にいたんですか?」

俺「俺は18のころから陸軍に入ったんですが、ウィッチになったのは21歳になったあたりだったんです。
  俺の故郷はど田舎で、家業を継ぐんでなければ軍に行くのが一番稼ぎのいい道だったんですよ」

エイラ「カネ、か…」

俺「うーん、ちょっとふたりには生々しい話でしたかね。
  で、その写真は、当時陸軍にいたときの同僚と撮ったものです」
915リンクス俺:2010/12/23(木) 00:17:47.36 ID:yVoHMc1z0
>>913ついさっきはじめてss投降したんだけど、分かったことがある。

誤字やミスがあると恥ずかしくて死にたくなる。気をつけるんだ・・・
サーニャ「…お友達、ですか?」

俺(宮藤も同じようなこと聞いてきたな。
  写真を置いてあれば、そこに写ってるヤツは友達なのか、と思う…そう思える純粋さは羨ましいな。
  俺なら『友達だったのか』と聞いちまうだろう)

俺「…そうだったのかも知れないし、そうじゃなかったかも知れない。
  多分、今はもう、そうじゃない…そんな感じかな」

エイラ「よくわかんねーよ」

俺「ふ…謎かけかも。
  オトナっぽくてミステリアスでしょ」キリッ

エイラ「チェ、言ってろヨ。
    それより、起きたんなら晩飯行くゾ」

俺「うはは…。 そーだ、エイラさんサーニャさん」

エイラ「ン?」
サーニャ「なんですか、<俺>さん」

俺「俺から見て、ふたりはお互いをとても大切に思ってる間柄なんだと思っています。
  だから…どうか、ずっと仲良く、その繋がりを大切にしてください」

サーニャ「……?」
エイラ「な、なんだよいきなり…」

俺「…さ、メシ行きましょう!」
宮藤「晩ご飯ですよ〜!」
………
……

リーネ「<俺>さん、体調が悪いって聞きましたけど、大丈夫ですか?」

俺「ご心配おかけして申し訳ないっす、もう寝たらぴんぴん。
  っていうか別に体調が悪かったわけじゃないんで、大丈夫ですよ」
  (寝る前はさんざ悩んでたことも、なんか起きたら吹っ飛んだしなあ。
  考えねーとヤバい、っていうのによ)

宮藤「良かったあ。たくさん食べてくださいね!」

エーリカ「やっぱ寝不足が悪かったの?
      寝ないとやっぱダメなんだよねー、うんうん」

バルクホルン「確かにな…って、お前は寝すぎなんだ、ハルトマン」

ペリーヌ「ま、疲れがたまったんだと思いますわ。
      誰かさんと一緒に水泳なんてさせられたものですから」

ルッキーニ「うぎゅ、あ、あたし悪くないもん!」

俺「はは…あれはむしろいい気付けになりましたよ」

シャーリー「はっはは!
       ま、顔色もいいみたいだし一安心だな」
918最上の空陸両用:2010/12/23(木) 00:27:33.02 ID:bE2Qm4v70
坂本「で、<俺>、結局最上で何があったんだ?」

俺「あー…えと」
  (修理が伸びる事は艦長たちから正式に伝える、って言うことだから今は言えないし、
  俺の派遣期間については…まだ、ちゃんと考えてまとまってないな)

俺「えと、水も滴るいい男、についての話をしました」

坂本「は?」

俺「いやえとまあ、一週間経ったけどうまくやれてるかー、っていう様子伺いみたいな感じでした」

ミーナ「そうだったの。
    ちゃんとこの前、オペレーションサラマンドラでの功績の話もちゃんとしたから
    艦長たちも功績をみとめてくれたんじゃない?」

俺「ええと、まぁ、よく頑張った、これからもガンバレって感じでした」

坂本「そうか。
    まあ、今後も励むことだ」

俺「はい」
919喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/23(木) 00:28:18.40 ID:+pKbLwNW0
俺も書き溜めあるけど今みてみると設定とかよく考えずに書いてた
920最上の空陸両用:2010/12/23(木) 00:30:45.85 ID:bE2Qm4v70
俺「…あ、そういえば。
  一応、昨日と今日の任務についてはちゃんと支障なく出来たと思うんですけど
  今後も夜間哨戒に参加して、問題ないですよね?」

ミーナ「ああ、そういえばそういう話をしたものね。
    どうかしら、坂本少佐?」

坂本「そ、そうだな…うむ、まぁ、確かに、ちゃんと任務は完遂しているわけだしな。
    今後も、支障のない範囲で夜間哨戒に参加していいぞ。
    ただし、健康管理はしっかりな」
   (ま、私も多少は気を回してやるか)

俺「ありがとうございます!」

俺(ま、昼夜連ちゃんはちょっと辛かったけど)ちら

サーニャ「……ん」にこにこ

俺(…ま、この笑顔を見せられちゃ、それだけでやった甲斐があったと思えちゃうな)

エイラ「うー…!
    オマエ!さっきは私たちに仲良くしろって言ったろ、割り込むなよ!」

俺「えっ!?」

シャーリー「おやおやー?
       エイラ、嫉妬は見苦しいぞー」

エイラ「しっ嫉妬じゃねーよ!」
921リンクス俺:2010/12/23(木) 00:33:32.88 ID:yVoHMc1z0
>>903ありがとう!やっと編集終わった・・・寝る

支援
922最上の空陸両用:2010/12/23(木) 00:35:25.33 ID:bE2Qm4v70
翌日、メシとブリーフィングを経て、午後は訓練
………
……

坂本「今日は順繰りの組み合わせで1対1の同位戦の訓練を行う!
    最初の組み合わせは、ハルトマン対<俺>、宮藤対リーネ…」


上空
……

エーリカ「にゃっほー!
      <俺>とは一度1対1でやり合ってみたかったんだよね、よろしくー」

俺「しょっぱなからウルトラエースが相手とは心が折れそうですよ。
  どうか、お手柔らかに」

エーリカ「よく言うよねー、初日の訓練でもトゥルーデを結構なところまで追い詰めてたくせにさ。
      <俺>のストライカーは面白い動きするから楽しみだよ」

俺「そりゃどうも…」
  (この人の戦いは以前目の前で見させてもらった。
  まあ、まともにやって勝てる相手じゃないが、とりあえずやれるところまで食い下がるまでだな)

エーリカ「それじゃ…」
俺「行きます!」

「「交戦開始!」」
923最上の空陸両用:2010/12/23(木) 00:39:39.75 ID:bE2Qm4v70
地上、指導中
………
……

坂本「リーネ、もっと積極的に動け!
    …よし、いい動きだ、ルッキーニ!」

ミーナ「お疲れ様、美緒。
     …どう?」

坂本「ミーナ、来たのか。
    ま、概ねいつものとおりさ。
    だが、シャーリー対ルッキーニなんかはなかなか面白い展開だぞ」

ミーナ「あら、ルッキーニさんのほうが優勢ね。
    やっぱりルッキーニさんは個人戦では魅せるものがあるわね」

坂本「あれで集団戦がうまくなれば、アイツもエースに数えられるようになるんだが」

ミーナ「まあ、ルッキーニさんはまだ若いし、伸びしろはいくらでもあるわよ。
    そういえば、<俺>さんは?」

坂本「ハルトマンと組ませた。
    こっちもなかなか面白いな、お互いになかなか決定打を打たせない」

ミーナ「あ、今<俺>さんが避けたわね。
     相変わらず見事な空戦機動だわ…でも、反撃が甘いわね」

坂本「<俺>はどうも、射撃を正確に狙う気がないように見えるな。
    手を抜いてるわけじゃなさそうだが、とりあえず相手のいる方角に盲滅法に弾をばらまく感じだ」
924以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 00:53:25.84 ID:dAEPYcqVO
さる?支援
925喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/23(木) 00:55:15.99 ID:+pKbLwNW0
少し投下してもいい?
926喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/23(木) 01:00:51.25 ID:+pKbLwNW0
いけそうだな、>>722から

ー再会ー

ミーナは悩んでいた、自分のことではなく、この小隊のことである。
少し前、上層部からウィッチを1人補充するよう言われたのである。
何故かというと、坂本美緒少佐が魔力の限界に達し、ほとんど戦力にならないという理由だった。
11人という大人数でネウロイと戦ってきた身としては、あまり人数は増やしたくないとミーナは思っていたが、上層部からの命令であるし、坂本の件もある。
「はぁ・・・」
答えを聞かれる明日までに決めなければ、ミーナは溜息をついた。
コンコン
ドアがノックされる、誰だろうか
「はーい」
「ミーナ、私だ」
声の主はゲルトルート・バルクホルン大尉、ミーナと同じカールスラント出身のウィッチであり、親しい友人の1人だ。
「トゥルーデ?入っていいわよ」
ミーナはバルクホルンの事をトゥルーデと呼ぶ、愛称みたいなものだ。
ガチャ
「どうしたの?わざわざ来るなんて珍しいじゃない」
「ミーナ、補充要員の件だが・・・」
バルクホルンは決断を悩んでいるミーナの背中を押しに来た。
本来はそんな柄ではないのだが、坂本少佐がああなっては仕方ないと思っていた。
「ああ・・・今考えていたの、トゥルーデはどう思うかしら?」
「私は補充すべきだと思う、やはりここは最前線だし、戦力を補充できるならしておくべきだ」
バルクホルンは眈々と自分の意見を述べた。
927最上の空陸両用 久しぶりにさるいただきましたorz:2010/12/23(木) 01:01:16.01 ID:bE2Qm4v70
>925
なんか、このまま俺が続けてもまたさるって迷惑になりそうなので、どうぞ
928喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/23(木) 01:03:04.17 ID:+pKbLwNW0
>>927
なんかすまんな、でも少しで終わるよ



「そうよね・・・美緒もああなってしまったし・・・」
坂本の魔力が限界に達したとしても、けして役に立たない訳ではない。
基地に残り指示を出すことができる。何故今そんなことを言ったのかというと、会話の中の坂本美緒はただのダメ人間のように聞こえたからだ。
「坂本少佐がああなるのは分かっていた、ミーナ、いつまでも同じメンバーじゃ戦えないことは分かってるだろう?」
少しキツく、バルクホルンはミーナに問い掛ける。
「分かってるわよ・・・!」
何かを噛み締めるように言うミーナはどこか悲しそうだった。
「無理にとは言わない、決めるのはミーナだからな」
そう言ってバルクホルンは部屋を後にした。
ミーナが悩んでいるのは承知の上だ、それも仕方がない。
いつものメンバー11人でストライクウィッチーズ、そこに他のウィッチを入れる、確かに何だか気持ち悪い。
でも入れ替わってもストライクウィッチーズなのだとバルクホルンは思っているのだろう。
「はぁ・・・」
1人になった部屋でミーナはまたひとつ溜息をついた。
929喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/23(木) 01:05:18.01 ID:+pKbLwNW0
翌日の朝、ストライクウィッチーズに訪問者が来た、ウィッチでもあり少将でもあるアドルフィーネ・ガランドである。
ミーナの答えを聞きにわざわざやってきたということだけで来た訳ではないだろう。
「ミーナ中佐、答えを聞きにきた」
アドルフィーネは穏やかな表情でミーナを見た。
「お久しぶりです少将、どうぞ」
アドルフィーネはミーナの部屋に来ていて、ミーナは立ち話は何だと思い席を勧めた。
「ああ、ありがとう」
重い腰をドサッっと落とすとアドルフィーネは足を交差させた。
「補充要員の件・・・受けさせていただきます。」
ミーナは結論だけを述べた。
「いいのか?」
目を細くさせてアドルフィーネは言った。
「はい、やはりこちらとしても戦力は欲しいですし、なんといってもここは最前線ですから」
昨夜バルクホルンに言われたことだった、やはりそうだと思いミーナはそう決断した。
「分かった、早速手配するよ」
アドルフィーネは微笑し、組んでいた足を戻した。

930以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 01:07:12.33 ID:ce/rDJ7c0
寝る前支援
931喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/23(木) 01:08:05.94 ID:+pKbLwNW0
「分かりました、お願いします」
そういってミーナは立とうとした。
「あ、ちょっと待ってくれないか?話しておきたいことがある」
アドルフィーネは急に冷たい表情に変わり、真っ直ぐミーナを見た。
「なんでしょう?」
ミーナもそれに気付きあげていた腰をまた下ろす。
「補充要員のことだが、一応耳に入れておいた方がいいと思ってね」
「補充要員のウィッチは男だ」
ミーナは唖然とした、男のウィッチなんて聞いたことがない。
確かに魔力を持つ男は存在するのではないかという噂を聞いたことがある、しかし男のウィッチというのは初耳である。
「お、男ですか!?」
思わず声が大きくなる、ミーナはハッとして口に手を当てた。
「当然の反応だな、彼は史上最初の男性ウィッチでね、年も14とまだ若い」
男性ウィッチでしかも若い、ミーナは驚くばかりで声が出なかった。
その後、アドルフィーネの話は続いた。


「はぁ・・・そうですか・・・分かりました」
面倒くさくなり、あっさり納得したミーナであった。
おそらくこのことを直接言う為に少将はここまで来たのだろうと悟った。
932喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/23(木) 01:09:57.25 ID:+pKbLwNW0
そしてある日

「ねーねー!今日は新しい人が来るんだってー!」
そういって勢いよく食堂に入って来たのは小隊の中では最年少のフランチェスカ・ルッキーニ少尉である。
小さくて元気なところがまた愛らしい。
「ん〜?新しい人?」
少し気だるそうに昼食を食べながら答えたのはシャーロット・E・イェーガー大尉である。ルッキーニとは反対に小隊の中では最上級クラスの胸を持っている。
「どんな子かな〜?楽しみだねトゥルーデ〜」
続いてエーリカ・ハルトマン中尉が答える。エーリカはどうやら興味津々のようだ。
「エイラ、楽しみね」
サーニャも微笑する。
「私は別ニ・・・」
何故かエイラは恥ずかしそうだった、ふふっとサーニャは笑った。
933喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/23(木) 01:11:51.33 ID:+pKbLwNW0
飛行艇に揺られながら目的地へと向かう1人の男がいた、いやまだ男の子と言った方がいいだろうか
「まだつかないんですかー?」
飴をコロコロと舐めながら男の子は喋る、飴が好きなのだろう。
「もうちょっとだから大人しく待ってな」
付き添いである若い男が声を掛ける。
「はいはーい、分かりましたよっと」
そう言って手を頭の後ろにやり、目を瞑る。
(サーニャ・・・)
男の子はふっと笑った、懐かしい思い出、彼にはオラーシャの大地で共に育った幼馴染と言える存在が居た、毎日一緒に遊び、食事も一緒に取り、一緒に寝たこともあった。
彼は少し顔を赤くした。
「でも、もう・・・」
彼にとってもまた、忘れたい思い出であった。
934喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/23(木) 01:13:42.13 ID:+pKbLwNW0
「リーネちゃん!あれ何だろう?」
「何だろう?飛行艇みたいだけど・・・」
元気よく空を指差す少女は宮藤芳佳軍曹、そしてそれに答えるのはリネット・ビショップ曹長である。
「ちょっとお二人共?サボらないでくださる?」
トゲのある言葉で二人を注意したのはペリーヌ・クロステルマン中尉、今この3人は11人分の洗濯物を干している最中である。
「ペリーヌさん、あれって今日いらっしゃる補充要員の方が乗っている飛行艇でしょうか?」
リーネが丁寧な口調でペリーヌに問い掛ける。
「そんな話もありましたわね〜」
興味が無さそうに見えるペリーヌは空も見ずにそう答える。
「さ、二人共!仕事はまだありましてよ!」
『はーい』
返事をすると2人はまた作業に取り掛かった。
935喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/12/23(木) 01:15:20.99 ID:+pKbLwNW0
投下終了

読み辛い文章ですまんね、あたらしいスタイルにも挑戦してみようかと思って書いてみました。何か修正点とかあれば教えてくだしあ
936以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 01:19:47.00 ID:01PGeeECP

台詞や地の文は連続してない限り一行ずつ空けた方が読みやすいよ
937以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 01:30:08.89 ID:ce/rDJ7c0
乙です!
938以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 01:31:32.92 ID:+OvvaxPwO
939以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 01:33:34.88 ID:bE2Qm4v70
乙です
940最上の空陸両用:2010/12/23(木) 01:43:13.76 ID:bE2Qm4v70
しまった、乙としか言ってない

えーっと、一応まだ残りがあったんですが、深夜予約の人がたしかいたような気がしました。
多分、またさるってご迷惑になっちゃうと思うんでもう切っちゃったほうがいいですか?
941以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 01:46:57.59 ID:MikVgqUi0
>>940 やっちゃってくださいな 知り合いに捕まってて投下できるのもうしばらくかかりそうなので
942最上の空陸両用:2010/12/23(木) 01:57:16.54 ID:bE2Qm4v70
>941
わかりました。

では開始します…と言いたいんですが、すいません
ちょっと小腹が空いてしまったので軽く準備してきます。
少々お待ち下さい
943以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 02:00:26.12 ID:ce/rDJ7c0
>>942
待ってます。
「さる」とは去るの意ですかね?
944以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 02:02:19.77 ID:a7rjGA0c0
連投規制に引っかかるという意味ですよ
945以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 02:05:07.80 ID:ce/rDJ7c0
ありがとう。
最近ずるずる落としているもんで、てっきり俺のことかと思って冷や汗かいてましたw
946以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 02:07:29.52 ID:2aKZLbjm0
ポメラで書いてたら階級が大将以外一つもでない上に
矜持とかあんまり使用機会のない熟語が出なくて苦労するわ
パソコンの変換エンジンって何だかんだ言いつつ優秀なんだと再認識
上空、エーリカ対<俺>
………
……

エーリカ「いっくよー、突撃だあ!!」ドドドドッ

俺「ほらさぁ!」ひょい
  「なろ…ッお返しだ!」ガガガガッ

エーリカ「あまいあまーい!
      ちゃんと狙って撃たないと当たらないよーだ」ひょいんひょいん

俺(どうせ当てようとしたってまともには当たらねえんだから同じだよ…!)

エーリカ(撃ってくるときの精度はからっきしだけど、こっちの攻撃を器用に避けるなあ。
      スピードは全然遅いけど、小回りが効くから追いきれないんだよね。
      確かに、トゥルーデには相性の悪い相手かも)

エーリカ「やっぱり面白いね、そのストライカー。
      それに、<俺>もうまく使いこなしてるなあ」

俺「お褒めに預かり光栄…」
  (ちっ、やっぱり向こうのほうが余裕があるか)
948以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 02:08:15.03 ID:dF1t4LPG0
>>946
俺と全く々状況で吹いた
矜持、出ないんだよなぁ
949最上の空陸両用:2010/12/23(木) 02:12:04.39 ID:bE2Qm4v70
エーリカ「でも、私には通用しないんだな〜」どひゅん!

俺「真正面から!?
  突撃すればカモれると思ったら大間違いだぞ…!」ガガガガッ

エーリカ「ひょいっと!」ぎゅん!

俺 (横を抜けられた!?)
  (インメルマンターンで反転して背中を狙う気か…だとしたら甘い!)

俺「おおおりゃっと!」くるんっ

エーリカ「バック転して空中で逆立ちしたあ!?」

俺「これがインバーテッド…Fw61の背面飛行!
  これで天使を…!」



俺「って、あれ、後ろに居るはずのハルトマンさんが、いない…?」

エーリカ「だれが後ろにいるってー?」

俺「…!?
  俺の後ろに来たはずのハルトマンさんの不意を突くために後ろを向いた俺の、その後ろに、なぜ…?」

エーリカ「ええいセリフが長いぞー!
      で、その答えはまたあとでねー、じゃ」ガガガガッ

俺「うげはっ」バチバチバチッ
950以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 02:12:51.35 ID:ce/rDJ7c0
支援砲撃。     ヤタ!確認したら半分投下してた!
951最上の空陸両用:2010/12/23(木) 02:16:43.31 ID:bE2Qm4v70
地上
………
……

ミーナ「あ、<俺>さん撃たれたわね」

坂本「<俺>は、ハルトマンが自分の横を抜けて行った事で、後ろからの反転攻撃を予想したんだろう。
    だが、ハルトマンは宙返りで<俺>の上から逆戻りして、背面飛行に移った<俺>の後ろに付いた。
    <俺>の読み損ない…いや、ハルトマンがひとつ上手だったということか」

ミーナ「それにしても、その場で背面飛行なんて面白いことが出来るのね。
     私たちも、飛行機動の途中で一時的に背面飛行することはあるけど、その場でやって、しかも停止するなんて」

坂本「あのストライカーは、スピードが足りない代わりに小回りが効くな」

ミーナ「一般的には、彼のストライカーみたいにスピードとパワーのない機体は優位を取れないから
     航空戦においては弱機体扱いされることが多いけれど」

坂本「空中戦においては敵よりも高い高度に速く着く…つまり優位を占位するのが基本だからな。
    あの機体では大抵の相手には劣位、つまり敵より低い不利な位置からの戦いを強いられるだろう。
    陸軍が失敗作扱いしたのも理解できない話ではない、か」

ミーナ「でも、やりようによってはそれなりに相手を撹乱できるのね、ああいう戦い方は初めて見るわ」

坂本「ああ、そうだな…。
    だが、やはりある程度技巧でカバーしたところで、負けやすい機体ではやはり負けやすいな」

ミーナ「特に、フラウほどのトップエース相手には、誤魔化しきれない差となって出てくるわね」
952以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 02:20:01.61 ID:01PGeeECP
昨日ポメラがうちに届いた俺になんと衝撃的な情報
辞書登録するしかないか
953最上の空陸両用:2010/12/23(木) 02:20:57.17 ID:bE2Qm4v70
坂本「訓練終了!」
………
……

俺「一周回して勝率2割以下…はっはっは!」

坂本「笑ってごまかすな、<俺>」

俺「すみません」orz

エーリカ「結構いいとこまで行くんだけどねー」

バルクホルン「詰めがあまいんだ、<俺>は。
         だいたいあの弾の撃ち方はなんだ、当てる気がないのか?」

俺「そういうワケではないんですけど…」

ミーナ「でも、せっかくの空戦機動も的確な攻撃ができなければ意味がないわ。
     次の訓練からは、射撃精度を上げるためのメニューを組みましょうか」

坂本「では、訓練終了後のデブリーフィングを行うので、みんなはブリーフィング室に移動しろ」

「了解」「はいはーい」
954最上の空陸両用:2010/12/23(木) 02:25:59.03 ID:bE2Qm4v70
坂本少佐のデブリーフィング
………
……

坂本「…以上、これでひと通り見直しは終わったな。
    各人、今日のデブリーフィングの内容をよく復習しておくこと。
    これで本日の課業は終了する」

シャーリー「終わった終わったー!
       メシにしようよ、今日の当番は誰だい?」

ペリーヌ「本日はわたくしがガリア料理をみなさんに振舞って差し上げますわ。
      楽しみにお待ちくださいな」

エイラ「ぺ、ペリーヌ料理なんて出来るのか?」

ペリーヌ「んま、エイラさん失礼な!
      ま、まあ、確かに、昔は基本的に料理は使用人に任せていたりしましたものですから、
      あまり経験はありませんが…ですが、我がクロステルマン家直伝のハーブに纏わる知識を総動員すれば
      それなりのものを拵えるくらいはできますわ…よ?」

エイラ「なんで最後疑問符なんだよ!」

シャーリー「っていうか、一日疲れた後なのに草料理ばっかり食いたくないぞ…」

ペリーヌ「シャーリーさん!草料理、ではなくハーブを活用したヘルシーメニューと仰ってくださいまし」


ミーナ「みんな、ちょっといいかしら。
    晩ご飯の事で盛り上がっているところ悪いけれど、二件ほど連絡事項があるの」
955以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 02:28:13.04 ID:QGfbrZSQO
ポメラってなんなんだ…

支援
956最上の空陸両用:2010/12/23(木) 02:30:10.74 ID:bE2Qm4v70
ミーナ「まず1つ目の連絡事項だけれど…
     先日収容した扶桑の巡洋艦の最上について、予定では来週には修理が完了するはずだったのだけれど
     どうも修理が長引いているみたいで、もうしばらくこちらで預かることになりました」

坂本「ちゃんと直るんだろうな…?」

ミーナ「必要な部品が消耗しているという事だから、部品さえ手配できれば大丈夫という事よ。
     すでに基地の輜重班を経由して部品の手配を開始しているわ」

バルクホルン「この前のオペレーションサラマンドラのようなことはないと思うが、
         やはり有事の際も出航は出来ないのか?」

ミーナ「推進系に問題があるみたいだから、難しいでしょうね」

エーリカ「ま、心配しなくったっていいんじゃない、トゥルーデ。
      あんな事そうそうないし、もし次があったってまた<俺>が吹き飛ばしてくれるっしょ」

俺(…俺の戦車砲はもう海の底だから、次あんな事があったらどうにもできんぞ)

ルッキーニ「あ!それなら、おっちゃんは!?
       おっちゃんもここに残るんだよね?」

ミーナ「その事については特に何も言われていないのよ。
     <俺>さん、何か聞いていないかしら?」

俺(まさか『どっちでもいいですよ』と言われているなんて言えねえ)
 「えーっと、その…特には、なにも」
957最上の空陸両用:2010/12/23(木) 02:36:32.07 ID:bE2Qm4v70
シャーリー「はっはは、なんだ、ほっぽかれてるのか。
       なら、このままここにいればいいんじゃないか?」

エーリカ「私もさんせーい」

坂本「こらこら、勝手に決めるな。
    …とは言え、どうせ最上は停泊中だしなあ。
    <俺>さえよければ、最上の修理が完了するまではいて欲しいが、どうだ?」

俺「は…その…」

ルッキーニ「またおっちゃんと海にどぶーんしたい!」

ミーナ「みんな待って。
     <俺>さんだって、命令がないのに勝手に決めることはできないでしょ?
     この件については、後日最上の艦長たちとお話をしますから、
     ひとまずは私にあずけてちょうだい」

バルクホルン「確かにその通りだな。
         ミーナ、頼む」

エーリカ「できればいてくれるようにお願いしてよー?」

ミーナ「はいはい、私としても<俺>さんがいてくれたほうがいいし、頑張るから任せてね」

俺(結局、俺が意見を言うでもなく纏まったみたいだ。
  ま、それで八方丸く収まるんならいいか、艦長たちはどっちでもいいって言ってたから
  多分ミーナ隊長が話せば俺は継続って事になるだろうし、俺もそれでいいかな、って思う)

俺(…しかし、こういう他人任せのやり口って卑怯だわなぁ)
958以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 02:37:44.39 ID:2aKZLbjm0
>>955
文章が書けるすっごいポメラニアンのことだよ

支援
ミーナ「はい、じゃ一つ目の話は以上で、次は二つ目。
     こっちは純粋にうれしい話になるかしらね。
     オペレーションサラマンドラの作戦前に申請していた増援艦隊が明日の夕刻に到着します」

バルクホルン「ようやくか。
         作戦に間に合わなかったのはともかく、これでA島の安全が確認できれば一安心だな」

エーリカ「うえー、確かに悪いことでもないけど、割とどうでもいいじゃん。
      期待して損したー」

ミーナ「あらあら、話は最後まで聞くものよ、ハルトマン中尉。
     …で、艦隊が展開するにあたって、明後日一日は全休とします」

エーリカ「や、休みだってえ!?」

ミーナ「そうよ。
     電信で艦隊司令と協議したのだけれど、A島の調査のついでに、
     明後日一日は哨戒その他を代行してもらうことにしたので、その日を団の全体休暇として頂戴しました」

ルッキーニ「うひゃー!やったあやったあお休みだあ!」

エイラ「はいはいはーい!
     サーニャ!サーニャの夜間哨戒もお休みなのか!?」

ミーナ「ええ、夜間哨戒についても先方にお願いすることで調整ができました」
960以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 02:45:53.73 ID:QGfbrZSQO
>>958
調べるまで犬が文章を書いたのかと思ってたのに…

便利そうだな支援
961最上の空陸両用 支援たすかりますのぜ:2010/12/23(木) 02:47:12.96 ID:bE2Qm4v70
バルクホルン「しかし、ネウロイがやってきた場合の対処はどうなる?」

ミーナ「艦隊所属のウィッチが対応する手はずになっているわ」

バルクホルン「しかし、危急の事態が発生したときもががっ」

シャーリー「そこまでだこのカールスラント軍人め!
       せっかくの休みを潰したいのか!」

バルクホルン「もご…ええい何をするリベリアン!
         非常時の対応について確認するのは当然の事だろう!」

シャーリー「お前は細かいことまで考えすぎなんだよ」

エーリカ「そうだよトゥルーデ。
      みんなで休みなんてめったにないんだからさ、たまには細かいことなんて
      気にしないでたんのーしてもバチあたんないよ」

ミーナ「でも、心配してくれてありがとうね、トゥルーデ」

バルクホルン「…まあ、ミーナが大丈夫だというなら、たまには休みを満喫してもいいか。
         休むときは休む、それも軍人の勤めだからな」

ルッキーニ「つとめー、とか言っちゃってる時点で休めてないんじゃない?」

バルクホルン「うっ…」

エーリカ「あはは、ルッキーニもたまにはいい事言うじゃん」
962最上の空陸両用:2010/12/23(木) 02:53:51.90 ID:bE2Qm4v70
宮藤「お休みだって、リーネちゃん!
    なにしようか?」

リーネ「そうだね、ちゃんと考えて決めないと」

エイラ「サーニャもお休みでヨカッタな!」

サーニャ「うん。ありがとうエイラ」

  ┌─       あははは
  │ やいのやいの

        きゃいきゃい  │
                  ─┘


坂本「…ごほん!

    分かっていると思うが、休みは明後日で、明日は任務だからな。
    休みを楽しみにするのもいいが、明日の任務で浮ついて失敗なぞしたら
    一日訓練にしてやるぞ」

ルッキーニ「ひえええええ!
        あ、明日はちゃんと頑張るよう!」

坂本「うむ、それなら良い」

ミーナ「伝達事項は以上です。
     それじゃ、ご飯にしましょうか」
963最上の空陸両用:2010/12/23(木) 03:00:14.96 ID:bE2Qm4v70
ペリーヌ「晩ご飯ですわ!わたくしが腕を振るったガリア料理をご堪能あれ」
………
……

シャーリー「……こ、これは」

ルッキーニ「味がないよー」

エーリカ「ペリーヌ、これ本当に料理かあ?」

ペリーヌ「え、ええハルトマン中尉。
      ガリア伝統のハーブ料理ですわよ?多分…」

宮藤「扶桑の料理も味付けは濃い方ではないですけど…これはちょっと」

バルクホルン「みんな文句が多いぞ、口に入るのならば味は関係ないだろう。不味くないだけマシだ」

リーネ「それもなにげに酷いような…」

坂本「まあ、薬膳だと思えば普通に食えるだろう」

ペリーヌ「少佐…ありがとうございます!」

エイラ「いや、それ褒められてネーから!」

サーニャ(…おいしくない)

俺「…俺は嫌いじゃないかな、っていうか慣れた味だこれ」

ミーナ「おかわりちょうだい♪」
964以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 03:04:50.08 ID:gdQL4naV0
支援!
965最上の空陸両用:2010/12/23(木) 03:07:02.76 ID:bE2Qm4v70
そして夜、夜間哨戒担当は滑走路へ
………
……

サーニャ「よろしくおねがいします、<俺>さん。
      今日はエイラがお休みだから、二人だけですけど」

俺「よろしくお願いします、サーニャさん」

俺「…それにしても、2回目なのに相変わらず滑走路の誘導灯が見えにくい」

サーニャ「…やっぱり、まだ夜は怖いですか?」

俺「いやいやそんなまさか、はっはっは。
  …いえ素直にいうとやっぱ怖いです、すいません」

サーニャ「…はい」さっ

俺「…手?」

サーニャ「この前みたいに、手を繋げば少しは怖くない、かなって…」

俺「なるほど。
  ありがとうございます、甘えます」きゅっ

サーニャ「最初は、誰だって怖いですから、大丈夫ですよ。
      それじゃ、行きましょう」
夜、飛行中
………
……

俺「相変わらず、神秘的で怖い空だなあ。

  それにしても、良かったですね、サーニャさん。
  明後日は丸一日休みだそうですから、久しぶりにゆっくり寝られるのでは?」

サーニャ「ええ…でも、せっかくのお休みだしエイラと買い物にも行きたいな、って思ってるんです。
      もしエイラが一緒に行くって言ってくれれば、ですけど」

俺「お、いいですね。
  エイラさんがサーニャさんの頼みを断るわけがないですし、きっと行けますよ。
  っていうか、多分エイラさん大喜びですって」

サーニャ「ありがとうございます。
      …そうだと、いいな」


サーニャ「…<俺>さん」

俺「はい?」

サーニャ「その、お船が直るまでの事なんですけど…どうするんですか?
      えと…501にいてくれるんですか?」

俺「まぁ、結論はミーナ中佐とうちの艦長たちの間で決められるんだと思います、けど…」

サーニャ「けど?」
967最上の空陸両用:2010/12/23(木) 03:19:32.68 ID:bE2Qm4v70
俺「うーん…。
  えと、俺いたほうがいいですか?」

サーニャ「え?」

俺「あ、いやすいません。
  なんか、ハルトマンさんやミーナ中佐も、俺がいたほうがいいって言ってくれてるんですけど
  でも、俺は正直なところ自分の能力に自信がないもんで」

サーニャ「…<俺>さんはもっと自分に自信を持っていいと思います。
      この前の戦いだって、<俺>さんがいてくれたから勝てたんですよ」

俺「まぁ、トドメは確かに俺がやりましたけど…でも、もう戦車砲がないし、武器もたくさん失いました。
  もしまた地上戦になってもあんな活躍は出来ないと思うし、
  そもそも、あんな地上戦がまたあるか、って言ったら、もうないと思うんです。

  たぶん、これ以上ここにいても、多分この前より役に立てることなんてないと思うから…
  だから、船の停泊が伸びるのを理由に、そのままお世話になり続けてるっていうのは
  いいのかな、とかそういう事を考えてるんです」

サーニャ「やっぱり、活躍できないと嫌ですか?」

俺「うぇ!?
  い、いやそういうことじゃなく。

  なんていうか、みんなは俺がちゃんと役に立てることを期待してるんだと思いますけど、
  もう、役に立つことなんてほとんどないなんて事がわかっちゃったら、
  居場所がなくなるんじゃないかな、と…」
968以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 03:23:11.27 ID:QGfbrZSQO
支援ダナ
969以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 03:25:11.55 ID:a7rjGA0c0
>>962
いいなコレ!
サーニャ「居場所…」

俺「ミーナ中佐は俺を信頼してここに置いてくれました。
  その信頼には、一応この前の戦いでそれなりに応えられたと思います。
  でも、もうあんな事はない…あんな俺向けにあつらえたような舞台は、もうありえないだろうって思う」

サーニャ「……」

俺「それでも、予定通りの2週間だったら問題なく滞在したハズですけど、
  でも、それが伸びるとなったら…俺は、のうのうと居続けていていいのかな…」



サーニャ「<俺>さんは、ここにいたいんですか?」

俺「…?
  いま、答えたと思うけど?」

サーニャ「違う…違うわ!」

俺「サーニャさん…?」

サーニャ「<俺>さんが言っているのは、『ここにいていいのか』っていう都合とか、理屈付けだわ。
      さっきから言っているのは、その理屈が付けられないから、ここにはいられないんじゃないかって事でしょう?
      そうじゃなくて、私が聞きたいのは、<俺>さん自身の気持ちです」

俺「…気持ち、か」
  (また、この単語か)

サーニャ「どう、なんですか…?」
俺「…わからないんだ」

サーニャ「…わからない?」

俺「いや、バカみたいな話だと思うけど、俺には自分の気持ちがわからない」

俺「ずっと、自分の気持ちなんて関係ないんだと思ってた。
  関係ないんだから、考えても意味が無いって思って、いつのまにか考えることもやめてた。
  だから、わからないんだ…」

サーニャ「<俺>さん…」

俺「情けないだろ?
  大人なのにさ、俺には何も分からない、何も決められないんだ」


サーニャ「……あの」

サーニャ「…わたしは。
      わたしは、<俺>さんがいてくれて嬉しいと思っています。
      こんなふうに一緒に飛んでくれて、お話ができると楽しいですし、安心します」

俺「…ん?」

サーニャ「だから、わたしは、これからも<俺>さんと飛びたいです」

サーニャ「わたしだけじゃない…ミーナ隊長が<俺>さんを信頼したのは、きっと力だけじゃない
      もっと別の部分で<俺>さんの事を好きになったからだと思います。
      エイラだって、この前は大嫌いなんてひどい事をいったけど、ホントは<俺>さんの事好きだと思います。
      シャーリーさんやハルトマンさんが<俺>さんにかまうのだって、きっと同じ」
972以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 03:34:00.71 ID:ce/rDJ7c0
支援!
973最上の空陸両用:2010/12/23(木) 03:39:19.97 ID:bE2Qm4v70
俺「あの、何を…?」

サーニャ「<俺>さんはどうですか?
      わたしと一緒に飛ぶのは、楽しいですか?
      わたしがこう思ってるって聞いて、嬉しいですか?」

俺「お、俺は…」

サーニャ「……」

俺「そうだな…サーニャが喜んでくれるなら嬉しいし、話をするのは楽しいよ」

サーニャ「よかった…。
      あの、ならそれはいっしょにいたいって言える理由になると思うんです」

俺「…どういう事だろう?」

サーニャ「だって、嬉しいとか楽しいとかって、気持ちだから…」

俺「……ん」

サーニャ「確かに、私たちは軍人だから、上の命令で嫌なことでもしなきゃいけない時もありますけど…
      でも、やっぱり一番大事なのは、自分の気持ちだって、そう思います」

俺「大事なのは、気持ち、か…」

サーニャ「例えば船の艦長さんたちが命令をしたら、従うのは仕方ないのかも知れないけど…
      でも、それでも自分で自分の気持ちを捨てちゃ、だめです」

俺「自分の気持ちを捨てちゃ、だめ……」
974最上の空陸両用:2010/12/23(木) 03:47:58.89 ID:bE2Qm4v70
俺「俺には、やっぱりまだ、自分の気持ちはわからない。
  けど…それならサーニャさんの、みんなの気持ちを理由にしても、いいのかな」

サーニャ「うん」

俺「そうか…なら、俺はまだここにいたいな。
  期待に応えられるかわからない、応えられないかも知れないけど、それでも…
  ここにいるのは気持ちいいし、期待されてるなら応えたいんだ、だから…俺は、ここにいるよ」

サーニャ「はい」

俺「はは、ははは…そうか、きっと、自分の気持ちなんて割合単純なものなんだ。
  俺がいて嬉しいと思ってくれる人がいるなら、俺自身も嬉しくなっちゃうくらいの…はは、そんなものか」

サーニャ「…<俺>さんは、笑っている方がかわいいと思います」

俺「か、かわいい!?」

サーニャ「あ、ごめんなさい…男の人にかわいいなんて言っちゃ、ダメでした」

俺「いや、別にそれはいいんだけど…うはは、笑ってるほうがいい、か」

サーニャ「だって、<俺>さんっていつも困ったような顔をしてるから。
      …ひょっとして、<俺>さんは私たちのこと、嫌いなんじゃないかってちょっとだけ不安だったんです」

俺「そ、そうだったのか…それはごめんなさい、そんな事はないんです。
  でも…はは、そうか、気持ちっていうのは、こうして話してると整理できちゃんだな。
  一人でうんうん唸ってても全然わからなかったのに、まったくしょうがねーよな…はっはっはっは!」

サーニャ「……やっぱり」
975最上の空陸両用:2010/12/23(木) 03:53:34.93 ID:bE2Qm4v70




         サーニャ「やっぱり<俺>さんは、笑っている方がかわいいです」




.
976最上の空陸両用:2010/12/23(木) 03:58:28.30 ID:bE2Qm4v70
――――
エイラ「……」Zzz

エイラ「…うぅ、うー…サーニャ、さーにゃあ…」Zzz

エイラ「……ああ、さーにゃあ、だめだあ、だめ…」Zzz

エイラ「…うーん…どさくさにまぎれて呼び捨てダトー…」Zzz

エイラ「…うあー、さーにゃをそんなめでみんなああああ!」がばっ

どすん!

エイラ「あイテ! …チェ、ベッドから落っこちちまったよ。
     しかしヘンな夢だったな…きっと<俺>のせいだナ。
     サーニャにあんなに近づきやがって」

エイラ「チェ…今頃<俺>さんのヤツがサーニャと一緒に飛んでるのか。
     やっぱわたしも一緒に行けばよかったかな。
     昨日は<俺>に任せてても大丈夫だと思ってたけど、やっぱ不安だナ」

エイラ「うん、そうだよナ。サーニャは私が守ってやんなくちゃナ!」うんうん



エイラ「…って、ナニ見てんだよ、今回はこれで終わりだゾ!
    じゃあナ。
    …あと、さるっちゃって悪かったナ」

遅くまで支援ありがとな、それじゃおやすみなんだナ(・×・)
977以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 03:59:53.33 ID:ce/rDJ7c0
乙!
アレ? スレタテ?
978最上の空陸両用:2010/12/23(木) 04:03:00.37 ID:bE2Qm4v70
というわけで今日はおわりです。
今日も長々と…いや、本当に長々と失礼しましたorz

うーん…さるっちゃうっていうのは、結局のところ未熟なんですよね。
ちょっと考えないとなぁ、と思います。

では、失礼しました。
最後にスレ立ててきますね。
979以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 04:03:21.05 ID:a7rjGA0c0
乙だぜ!
980以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 04:04:20.71 ID:ce/rDJ7c0
>>978
義理堅いお人や! 
981以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 04:12:16.11 ID:bE2Qm4v70
ごめんなさい、俺のホストだとスレたてられないって…ここでも規制かああああ!orz
すいません、テンプレだけ作ったのでどなたかお願いいたします。
(しかし最後までカッコがつかないですね、すいません)

◇ココカラ
   / |:/     ||:         ||     \   /`Y   |  | :::i  | | !
  . /  |;.      ||:         ||      ミ       |:.  | ∧ :::|: | | ノ
  |.  :|      ||     , __||__    }:、   入   } /  !:::|i | |リ
  |   ', ,-==ーヘ|     ´ ̄ ̄|! ̄ ̄`丶  V  /  }  | ,'  .}:::|!| {
       Y     !      , _ __     /;/  /| l.ノ |   |::::∧ |
      ヽ  ,ィ=ァ=ミ,       >''テ卞トミ、、 /;/. _/ ::::| || |  ノ::/ ヽ!
       V〈; |f:::,ハ`     ´  ||::::Yハ :}Y' /;/´ィ‐ハ:::::/ .ノ| {   /
       ∧丶{ゞ;トノ     _   、 !ゞソノ./'' /,! (‐、ヽ|:/イ |:| |    ストライクウィッチーズの世界に俺を入れて
      メイ.i  `゙´ .〉⌒Y´     `゙ ´  Y=´|; |;イ l /!:::::| V |    イチャイチャしようずwwwwwwってスレですわ。
      八.| | ::::::: メ 〈  ヽ、  ::::::::::  ノ  :|;∧ ノ/ .|:::::|  !| :|
       |  |ハ  ̄           ̄ ̄   .イ::|r イ   V::|        妄想を垂れ流すも良し、
       |  | \      r-、       / |リ::|`ヾト、 ヘ:|        初SSにチャレンジするも良し、だそうですので
      ', . |   . \    `       . ´  { |::|  .|     `       そこのあなたも書いてみたらいかが?
      V:|      丶、      イ       | |::| 
        ! |       ` ー  ´|:        | |リ              わ、わたくしがヒロインのSSも募集中ですわ!
       ヾ、            }         \
                   ノ         \

まとめWiki
ttp://www16.atwiki.jp/vip_witches/
前スレ
ttp://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1292759298/
避難所(したらば)
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/14336/
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/14336/1292913927/
982以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 04:13:41.73 ID:MikVgqUi0
立てれるか試してくる
983以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 04:14:25.50 ID:ce/rDJ7c0
やってみる。
984以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 04:15:05.17 ID:ce/rDJ7c0
あぶね。
>>982
よろ!   ペリーヌに見とれたのが原因だったりするw
985以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 04:15:43.81 ID:QGfbrZSQO
乙!
最近は良作が隙間無く詰まっているから俺のが忘れ去られそうだぜ
986以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 04:19:57.10 ID:MikVgqUi0
立てた
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1293045489/

あえてテンプレは使わなかった(ry
規制が解除されて981が自分で使える日が来ることを願って
987以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 04:21:05.51 ID:MikVgqUi0
次スレも立てたしちょこっとだけ投下していくよー
988以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 04:22:01.23 ID:ce/rDJ7c0
>>986
お疲れ様!
989以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 04:22:47.59 ID:bE2Qm4v70
>986
スレ立て乙

あの、別に下部分だけあればよかったな、スマソ。
まぁいいやありがとう!
990以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 04:31:13.02 ID:bE2Qm4v70
これが俺の最後の支援…!
991隠し子:2010/12/23(木) 04:32:14.89 ID:MikVgqUi0
かなり間開いたから超簡単に説明を


母親を亡くした俺が手紙からビショップ家の隠し子と知る

母親を見殺しにしたビショップ家に復讐決定

501に配属される事になりました

ビショップ家の人間いるじゃん!

リーネちゃんを虐めるよ←現在進行中
992以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 04:33:52.24 ID:MikVgqUi0
〜ミーナの部屋〜

美緒「……というわけなんだ」

ミーナ「そうね……それを生かすなら仕方ないわね」

美緒「うむ。今日の戦闘ではっきりした。小型や中型には問題ないが大型相手だとな」

ミーナ「状況に応じて遠近どちらでもこなせる様になってもらう……本人は了承するかしら」

美緒「俺少尉ならわかってくれると思うし、それなりにやってくれるはずだ」

ミーナ「この件は美緒、あなたに全て任すわ」

美緒「ああ、任せておけ」
993隠し子:2010/12/23(木) 04:35:39.87 ID:MikVgqUi0
〜翌日・訓練中〜

宮藤「あ、はずれました」

美緒「ふむ」

芳佳「あー、またはずれました」

美緒「昨日のアレを引きずっているのか」

芳佳「今日は全く当たってませんね」

リーネ「俺さん大丈夫かな……」

美緒「これはやはり……」

俺「……くそっ」

美緒「俺少尉。いったん中止だ。宮藤、バルクホルンとハルトマンを呼んできてくれ」

芳佳「バルクホルンさんとハルトマンさんをですか?わかりました」

美緒「俺少尉、すまないがこれからしばらくは飛行訓練をしてもらうことになりそうだ」

俺「はい……やっぱり魔法を生かせるほうがいいですからね。それに俺じゃ砲撃支援なんて務まりませんしね」

美緒「いや、十分すぎる位だ。ただ大型相手だと前回の二の舞になりかねない。だから砲撃支援だけでなく前にも出れるようになってもらう」

俺「わかりました」
994以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 04:36:33.24 ID:B78O6CXs0
隠し子キタ―――――――!
支援!
995隠し子:2010/12/23(木) 04:39:49.21 ID:MikVgqUi0
芳佳「坂本さーん、バルクホルンさんとハルトマンさんを連れてきましたー」

美緒「すまなかったな、宮藤。バルクホルンにハルトマン、俺に飛行訓練をしてやってくれ」

エーリカ「は〜い……Zzz」

バルクホルン「俺少尉、覚悟しておくことだな」

俺「よろしくお願いします、バルクホルン大尉、ハルトマン中尉」



-------------------------------------------------



俺「はぁはぁ・・・」

エーリカ「まだまだだねー」

バルクホルン「筋は悪くないからこれからの訓練次第だな」

俺「ありがとうございました・・・はぁはぁ」ばたっ

バルクホルン「このくらいで根を上げてもらっては困るな。明日も厳しくいくからな」

エーリカ「またねー俺―」
996隠し子:2010/12/23(木) 04:42:10.97 ID:MikVgqUi0
俺「あれが人類TOP達か……はぁはぁ」

リーネ「お兄ちゃん、大丈夫?」

俺「はぁはぁ……そう呼ぶなっていっただろ。見てないでとっとといけよ」

リーネ「ごめんなさい……タオル置いておくね」

俺「……はぁ」

芳佳「俺さん大丈夫ですか?」

俺「ええ、大丈夫ですよ宮藤軍曹」

芳佳「俺さんってすごいですよね、ウィッチになって間もないのにあんなにうまく飛べるし、狙撃もすごいし」

俺「俺なんて全然すごくないですよ、ほかの人達に比べたら。特に何かに特化してるわけでもないし、優れているわけでもない。ましてやベテランでもエースでもない。本当ならこんな場所に居るはずがない人間です」

芳佳「そんなことないです。俺さんはもっと自信を持ってください!私が言うのもなんですけど」

俺「自信……ね。そうだね、そうすることにするよ」

芳佳「はい!私はこれで失礼しますね!」






俺「自信をもって、ね……この前の戦闘で木っ端微塵に砕かれてしまったよ」
997隠し子:2010/12/23(木) 04:44:18.36 ID:MikVgqUi0
〜夜・食堂〜

俺「やっぱりうまいな」もぐもぐ
やけ食いなう

シャーリー「俺〜何食べてるんだ〜?うわっ、Dレーション……」

俺「シャーリー大尉もどうですかこれ」もぐもぐ

シャーリー「あはははは、あたしは遠慮しておくよ」

俺「そうですかー。こんなに美味しいのに」

シャーリー「それにしてもすごい量だな。どうしたんだよこれ」

俺「前にいたリベリオン出身の同僚に貰ったんですよ。要らないからって」

芳佳「あ、俺さん何食べてるんですか?」

俺「宮藤軍曹も食べますか?」

芳佳「いいんですか!それじゃぁ頂きます。リーネちゃんも食べようよ」

リーネ「あ、うん」

シャーリー「宮藤にリーネ〜やめといたほうがいいぞー」

芳佳「そうなんですか?でも一個くらい」
998隠し子:2010/12/23(木) 05:00:18.84 ID:MikVgqUi0



芳佳「……すごく不味いです」

リーネ「うっ……一体これは?」

俺「リベリオン製のレーションだよ」

シャーリー「だから言っただろー、やめとけって」

芳佳「ごめんなさい、もう食べれないです……」

俺「残りは俺が食べるから、こっちに」

芳佳「ごめんなさい、俺さん。リーネちゃんももう止めておいたら?無理して食べる必要なんて」

リーネ「ううん、大丈夫だよ芳佳ちゃん」もぐもぐ

俺「やめておけばいいよ。こんなまずいって有名なモノは口には合わないでしょう?」

リーネ「大丈夫です……」もぐもぐ

俺「無理しなくてもいいのに」もぐもぐもぐもぐ

リーネ「無理なんてしてないです……」もぐもぐもぐ
999隠し子:2010/12/23(木) 05:01:55.01 ID:MikVgqUi0
俺「」もぐもぐもぐもぐ

芳佳「そういえば、何だか俺さんってリーネちゃんに似てますね」

リーネ「えっ?」

芳佳「こう、なんというか雰囲気とか?」

シャーリー「そういえばどことなく似てるなー。リーネの目つきを少し悪くして短髪にしたって感じか?」

芳佳「そうです!そんな感じです」

俺「まぁ、同じブリタニア出身だからじゃないでしょうか。それに俺なんかが似てるなんてリネット曹長に失礼ですよ」

リーネ「そ、そ、そんなことないです」

シャーリー「俺もきれいな顔してるとおもうけどなー」

俺「おだてても何も出ませんよ。それにもう少しこう、ワイルドとかカッコいいとかそっちのほうが……」

芳佳「んー、やっぱりワイルドとかカッコいいよりもきれいのほうがしっくりきます」

シャーリー「ワイルドからは程遠いな、うん」

俺「」
1000隠し子:2010/12/23(木) 05:03:06.29 ID:MikVgqUi0
芳佳「そういえば、リーネちゃんどうしたの?俺さんといるとき全然喋らないけど……」

リーネ「そんなことないよ、芳佳ちゃん」

芳佳「んーそうかなぁ」

シャーリー「あれだな、リーネはきっと俺のことが好きなんだな!」

リーネ「えっ!?ええっ!?」

芳佳「そういえば、好きな子とはなかなか話せないっていいますね!」

リーネ「ち、ちがうよー」

シャーリー「いいっていいって、隠すことないだろう?同郷な上に同じ狙撃仲間だし調度いいじゃないか」

芳佳「俺さんはどうなんですか!」

俺「えっ俺?」

芳佳「はい、リーネちゃんのことどう思いますか?」

俺「唐突ですね。リネット曹長は可愛いし家庭的で優しいし、好きですよ」

リーネ「えっ!?」
10011001
16歳♀暇だから全レスします☆     こちらスネーク        1990年生まれ集まれ〜☆       安価でお絵描き
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こ  さみしい・・・誰かかまって       425はどこも変えてなかった              ピカ厨       自    す
う     時代の流れ     デブきめぇんだよ           捨てアド晒してメル友     メンヘラ     殺     た
い  VIPヌクモリティ   顔晒し      馴れ合いスレ  「〜だお」              コテ雑         し
き     今のVIPが嫌ならVIPから出てけww        A雑    大阪VIPPER集まれ!!☆        ま
た 工作員 18歳♀が16歳♂に安価メール   VIPでMMO           ネタにマジレスの嵐         す
く    隠れオタ           skype       パートスレ   Skype         mp3垂れ流し
な  住所ギリギリまで晒して近かったらラーメン               二番煎じ
い       空気読め    リア充          ニコニコ動画   >>1 そっヵ、残念やわ(´・ω・`)
お   付き合ってくだしあ><       今から元カノに痛メする  >>3 ウチは高校生だぉ☆
                                           >>9 うはwwこれがVIPクオリティw
    ∩∩ V I P は ぼ く ら の 時 代 だ !!  V∩     >>2 自重しろwwwww          Be
ハ  (7ヌ)                               (/ /    >>7 ブラウザゲーやらないか?
ル  / /                 ∧_∧         ||                          モリタポ
ヒ / /  ∧_∧     ∧_∧  _( ゚ω゚ ) ∧_∧   || 埼  >>5 2chって有料なんですか?
  \ \( ゚ω゚ )―--( ゚ω゚ ) ̄      ⌒ヽ( ゚ω゚ ) //  玉  >>6 え?俺マジ貧乏なんだけど
    \       /⌒   ⌒ ̄ヽ ゆとり /~⌒    ⌒ /    O  >>8 お母さんに何て言えば
     |      |ー、      / ̄|    //`i構って女/     F   安価で絵描くお
低    | 恋愛 | | 厨房 / (ミ   ミ)  |    |     F   14歳♀中学生処女だけど質問ある?  ハ
年    |    | |     | /      \ |    |                                  ム
齢    |    |  )    /   /\   \|       ヽ   PCに詳しい人ちょっときて!!!   イ      ス
化    /   ノ | /  ヽ ヽ、_/)  (\    ) ゝ  |        電車男              ミ       タ
     |  |  | /   /|   / レ   \`ー ' |  |  /  サーセンwwwwwwwwwwwwwww   フ      |


                                                              ニュー速VIP
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