【野党】 「生まれ変わった自民党」を有権者は実感できないままだ 2010年を振り返って
ttp://raicho.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1293157809/ ★取材現場から:’10年を振り返って 参院選 “変わった自民”浸透せず /奈良
◇民主、勝利にも高揚感なし
「自民党が変わったということを訴えきれなかった」。
参院選投開票の今年7月11日夜、がらんとした奈良市の選挙事務所で、自民新人、
山田衆三氏(35)は涙を浮かべて敗戦の弁を述べた。
全国的には民主が大敗、自民は堅調という結果となったが、
奈良選挙区は民主現職の前川清成氏(48)が再選を果たした。
山田氏は自民県連が初めて実施した公募で選ばれた候補者だった。
民主党が昨夏の衆院選から掲げたマニフェストの目玉政策「子ども手当」について、
山田氏は街頭演説で「子ども手当を増額する財源があれば、保育所整備などに回すべき」と繰り返し訴えた。
現金か現物かの違いはあれ、「子育て支援の充実に財源を回すことは不可欠」という理念を両党が共有しているように思えた。
選挙後の国会では少子化対策の議論が深まるかもしれないと期待した。
一方で、山田氏が選挙期間中に繰り返した「民主党は自民党のまねばかり」という発言には違和感を覚えた。
最も大切なのは政策を実現することなのに、「私が最初に提唱した」と主張するのは学者の論争のように映ったからだ。
自民県連は、田野瀬良太郎会長が参院選敗北の責任を取る形で辞任した。
しかし、敗因を分析し、政策実現に努力する姿は見られない。
有権者は「生まれ変わった自民党」を実感できないままだ。
毎日新聞
http://mainichi.jp/area/nara/news/20101223ddlk29040528000c.html