【AC/DC】ローゼンメイデンがロックバンドだったら【whole lotta rosie】

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
 *356th take!!*  <現スレッドのtake number
SAD DOLLS OF DESTINY RISE UP FROM THE ABYSS
INTO THE MAIDEN HEAVENS
HERALDING A NEW AGE THAT BECKONS REVENGE
FROM THE ALICE OF ROSE
                         ROZEN MAIDEN

悲しき運命の人形たちは 冥き深淵より
乙女の天国へと舞い上がる
薔薇の少女による復讐を呼び寄せる
新たな時代を告げながら
                 ローゼンメイデン

絵師、文士、作詞、作曲、女性ボーカル求む。
メンバー紹介(これは決定事項ではないので乙女達の各パートは自由に変更可能)
ttp://www10.atwiki.jp/rozenrock/pages/4.html
まとめサイト(※更新停止中)
ttp://www.geocities.jp/digital_stardust/index.html
まとめwiki
ttp://www10.atwiki.jp/rozenrock/
過去ログまとめ
ttp://rozen-thread.org/2ch/test/threadsearch.cgi?t=band1
前スレ  *355th take!!*  
【Anarchy】ローゼンメイデンがロックバンドだったら【in the UK】
ttp://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1250345592/
コテは原則作品投下時のみ、直接描写はキスまで(週刊少年漫画レベル)
荒らし・煽りは薔薇乙女クオリティで華麗にスルーよろ
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 19:03:28.99 ID:Dul+dhL50
SS新参ですが、のんびりとお付き合いお願いします。約6000字程度です。
31:2010/12/16(木) 19:07:37.76 ID:ZyUc+VcZ0
代理ありがとうございます

4『Stairway To Heaven』 第一章:2010/12/16(木) 19:14:01.36 ID:Dul+dhL50
 「いい天気ねぇ……」
 一番後ろの窓際の席でそんな感想を漏らす。今日の空も突き抜けるような青空だった。
 私は頬杖を突きながら空の彼方を眺め、イヤホンから流れてくるプラントの歌声を聞いていた。

 鼓膜に優しく響くのはLed Zeppelinの「Babe Im Gonna Leave You」

 ハイトーンの声が透き通るようにメロディーに乗り、ジミー・ペイジが奏でるアルペジオが綺麗であった。
 曲に合わせるかのように、風が私の銀髪くすぐるようにを触れ、顔に髪を置いていくと空に消えていく。
 私は顔にかかった髪を振り落として視線を前に移すと、教師がいつもと変わらない姿で喋っているのが目に写る。
 しかし、私の耳に入ってくるのはプラントの声色だけ。外部の音は遮断され、私の中は音楽だけに満ち溢れていた。
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 19:15:06.18 ID:zZU3IPMT0
Rushはいつ出てきますか?
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 19:23:27.05 ID:Dul+dhL50
>>5 Rushは未視聴なので、聞いてみますね。 気に入ったら出てくるかと思います

 
基本的に私は授業なんて聞いてはいなかった。そのメロディにもならない濁音の声など必要と感じないからだ。
 曲が終り、次の曲に心を踊らせながら再び外に視線を戻そうとした瞬間、チャイムがなった。昼食の時間だ。

 「んんっ」
 
 私は軽く伸びをすると、鞄を持って席を立つと一直線に廊下に歩みを進めた。

 (昼食はいつもの場所にかぎるでしょ〜 あ、その前に購買に寄らないと)
 イヤホンから「Black Dog」が流れ始め、私の気分は上々であった。
 
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 19:33:51.57 ID:Dul+dhL50
 「鍵は、と。あったわぁ」
 購買で買い物を済ませた私は、長い階段を駆け上ると鞄から鍵を取り出し、目的地であるドアのロックを解除する。
 そこは、誰にも邪魔されない私だけの場所。

 「―――流石に屋上は風が強いわねぇ」
 私の手によって開け放たれたドアから、強烈な風が飛び込んできた。髪を抑えながら、私は風から逃れるために給水塔の壁に非難する。
 今の季節は初夏とはいえ、風に晒されるのは身に堪えるからだ。
 風からの避難が完了し、落ち着いたところでゴソゴソと購買で事前に買ったパンを取り出し一口咥える。
 黙々とパンを処理をすると、私はお気に入りのヤクルトで流しこんだ。

 「はぁ、生き返るわぁ〜」
 私は乳酸菌の余韻に浸りながら、軽く吐息をする。そしてゴソゴソと新たなヤクルトを取り出した。
 耳にかけたイヤホンから流れてくるのは「Immigrant song」 「移民の歌」で知られる、ギターのリフがとてもクールな一曲だ。
 私はヤクルトを片手に、屋上の手すりに寄りかかり教室と同じように、外界を見下ろした。

 メロディーに合わせて、私は指でリズムをとる。イントロをギターが殴り書くようにリフを刻んでいく。ペイジのギターは下手だが嫌いではない。下手だが、その時代のグルーブを感じれる、そんな演奏が好きであった。

 目を閉じながら、リズムに合わせてメロディー口ずさむ。
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 19:40:58.17 ID:Dul+dhL50
 その瞬間、屋上の扉が開く音がした。
 
 「――あら、開いているわ」
 扉の方向から声が聞こえた。
 私は慌ててドアから見えない位置に急いで隠れる。

 (ちょっと、誰よぉ。ここは生徒には封鎖されてるって知られてるはずでしょ?)
 ノリノリのところを邪魔されたせいで思わず心の中で悪態をついた。ここが個人的な理由で開けられているのを知っているのは、生徒指導の梅岡と私だけだ。
 なぜ私と梅岡だけかというと、梅岡が女子ロッカーにあるモノを仕込んでいる場面目撃し、口止め料として鍵をお借りしているからだ。

9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 19:52:13.60 ID:Dul+dhL50
 「いない――おかしいのだわ、たしかにこっちに登っていくのを見たはずなのに……」
 再び声が聞こえたので、私は恐る恐るのぞき見をする。すると、キョロキョロと辺りを見渡す金髪の少女がそこにいた。
 推測するに、私の跡をつけてきたらしい。

 (あの子誰だったかしら。確かウチのクラスにいたわよねぇ?)
 名前は……なんだったかしら? と考えているうちに予鈴のチャイムが聞こえてきた。
 その音に気がついたのか、その金髪の少女は屋上を後にし、校舎の中に入って行った。

 「なんだったのかしらぁ?」
 私も次の授業に遅れないように教室に向かうことにした。授業は聞いてなくても、出席はしとかないと後々面倒だからだ。

10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 19:57:42.55 ID:Dul+dhL50
 午後授業は定時通りに始まるが、私はある少女に目を奪われていた。
 金髪の――そう、つい先程屋上に現れた少女だ。
 やはり同じクラスの人物だったらしい。彼女は私の右斜めの席に座っており、真面目に授業に取り組んでいる。

 (――こうやって見てると真面目ねぇ)

 彼女との共通点は一切無い。むしろ彼女と会話したことがあっただろうか? 
 そんな事を考えながら彼女を眺めていると、彼女が不意に私の方を向いた。
 キョトンと頬杖から顔を上げて視線を合してしまうが、彼女はすぐに顔を逸らし黒板の方に顔を向けてしまった。

 (なぁに……感じ悪いわねぇ)
 気分が削がれたので、私はいつものようにイヤホンをつけ、愛読書である「BURRN!」と「YoungGuitar」を出し机の上に出し、読み始めた。
 しばらく聞き流していたが、イヤホンから流れているのが「21st Century Schizoid Man」だと気がついた瞬間、私は彼女の名前を思い出した。

 ――確か、「真紅」だったかしら。
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 20:06:53.12 ID:Dul+dhL50
 最後の授業が終り、帰宅時間になった。
 雑誌と筆記用具を片付けながら、私は真紅の姿を探すために、彼女の席に視線を向けた。
 すると彼女は私の席には来ることなく、そのまま鞄を持って教室から出て行くところであった。
 
 「なによぉ、期待してそんしたわぁ〜」
 そんなことを呟き、思わず片付ける手を止めた。
 私は何を期待していたのだろうか? うーん、と悩んでみるがよく分からない。
 
 (まあいいわぁ、さっさと行きましょ)
 私は楽しそうに別れの挨拶をするクラスメイトの間を抜け、教室を後にした。

12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 20:14:37.09 ID:Dul+dhL50
 靴に履き替え昇降口を出ると、私はそのまま校舎の裏に回り、正門ではなく裏門の方に向かって歩いて行く。
 この先に小さな公園がある。と言っても、駐車スペースもある設備の整った公園ではあるが。
 私は公園に備え付けてある公衆便所の横を通りすぎると、ヒョコッと私の愛馬が顔を出した。

 「ふふっ、イタズラされなかったぁ? ブラックバードちゃん♪」
 私はカバンをタンデムシートに置きながら、真っ黒なタンクに手を滑らせる。
 隠している場所が場所なので、イタズラされていないか簡易的にチェックし、私は引っ掛けてあるヘルメットに手をかけた。

 「さーて、いつも通り楽器屋巡りでもしましょ〜」 
 勢い良くバイクに跨ると、キーを差し込みセルスイッチを押しこむ。
 その瞬間、怒涛の排気音とレスポンスでバイクは目を覚ました。
 
 「やっぱり始めは「Guitar Freaks」よねぇ♪」
 私は心を踊らせながらミッションを一速に蹴り上げると、銀色の髪をなびかせながら発進させた。

13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 20:22:08.70 ID:Dul+dhL50
 私のマイブームは楽器店を練り歩き、ギターの試奏をすることだ。
 歩くと言ってもバイクに乗っているので移動時間は格段に短縮している。
 店に行ってはギターを弾き倒し、そして買わない。店側にとっては迷惑な客と言わざるを得ないが、私が楽しければそれでイイのだ。
 そして、終着点である最後の店に行き着いた。

 「いらっしゃ――ああ銀ちゃん。また来たんだね」
 「マスター、また遊びに来たわよぉ」

 最後の店「Ouverture(オーベルテューレ)」ここは私の行きつけであり、いつもメンテナンスを出す店でもある。

 「銀ちゃん、Fender Japanのイングヴェイモデル入荷したよ〜」
 「えー、この間みたいにエリック・クラプトンモデルとかナシよぉ」
 「ホントホント、ほらこれ。HS-3のピックアップにスキャロップネックにジャンボフレット」
 「きゃー弾かせて弾かせてぇ〜!」
 
 しょうがないなぁ、と言いながらマスターはアンプにセット始める。
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 20:35:18.77 ID:Dul+dhL50
 「セッティングは任せるよ。銀ちゃんのセッティングは僕にはできないよ」
 「私独自だからねぇ。仕方ないわよぉ」

 そう言いながら、嬉々として私はマーシャルアンプのセッティングを始める。
 音を出す前に軽く運指の運動をしながら、ポツリと言葉をこぼす。

 「――案外スキャロップの溝、深くないのねぇ」
 「銀ちゃんのネック、溝の深い自作スキャロップでしょ? 下手したらネック駄目になるよ」
 「仕方ないじゃなぁい、インギーモデルなんて知らなかったんだからぁ」

 メンテナンスの時大変だったんだよー、と苦笑するマスターを尻目に、私はボリュームを絞り上げてピックを振り下ろした。
 
 高音ビブラートからのエコノミーピッキングによる速弾き。クリアとドライブのギリギリの音色設定による透き通る音を奏でるギターはまるで歌うように軽やかで濃厚であった。
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 20:38:30.46 ID:nw1ybDOzO
アイアンメイデンじゃなかった
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 20:43:06.62 ID:Dul+dhL50
 「カーッ、相変わらず凄い音出すね。新しいギターに乗り換える気はないのかい? 腕があるんだから、楽器面もレベルアップしてもいいと思うんだけど」
 「無粋な事言わないでよぉ、私はあのギターが好きなんだから浮気なんてするわけ無いでしょ〜」
 
 そう笑いながら、私は曲調を変えてザック・ワイルド顔負けのリフを弾き続ける。
 ギターに操られるのは商に合わないのだ。いい音ってのは自分で奏でてこそ、というのが私の持論である。

 「そんなこと言われたら商売にならないよ。どう? それ安くするよ?」
 「まあ、考えとくわぁ〜」

 チリリーン
 そんな会話をしていると、入口の方から会話を遮るように来店の音がした。
 
 「いらっしゃい。あ、真紅ちゃん久しぶり」

 (真紅?) 
 私はギターを弾く手を止めて入口の方に目を止めた。
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 20:50:43.98 ID:Dul+dhL50
 「お久しぶりマスター。ギターの音色が聞こえたから入ってみたのだわ。弾いてるのは―――ああ、やっぱり貴女の」
 彼女が私の方に目を向けると私と目があった。

 「やっぱりってどういう事ぉ?」

 真紅の不可解な言葉に疑問の声を上げる私。昼食や授業、そして今現在。謎が深まるばかりである。

 「まあ、深い意味はないのだわ。マスター、「骸骨マイク」の注文いいかしら?」
 「骸骨マイク? どうしたの、ライブでもするのかい?」
 「まあ、近々すると思うのだわ」

 真紅は私を見つめながらそういった。
 私とどういう関係があるのだろうか。
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 20:57:23.98 ID:Dul+dhL50
「水銀鐙。何か弾けるのあるのかしら?」
 
 真紅がいきなりそんな事を言うので、私は目を丸めた。
 しかし、それが上から目線なのが癪に触ったため、私の言葉は不機嫌になる。

 「馴れ馴れしいわねぇ。弾けたらどうなのぉ?」
 「――セッションしましょ。私が歌で、貴女がギター」

 予想外の言葉に思わず言葉を失ってしまう。セッション? 私と貴女が?
 
 「選曲は任せるわ」
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 21:04:25.14 ID:Dul+dhL50
 あまりにも図々しい要望に私も腹が立ってきた。やってやろうじゃない。

 「じゃあ、「Stairway To Heaven」でいいわねぇ。貴女が知ってるのかしら?」
 そう言って、私はクリーントーンにセッティングし直し、イントロを弾き始める。こんな古い曲、今の女子高生が知ってるはずはないと目論んでの選曲であった。

 「「天国への階段」1971年Led Zeppelinが4枚目のアルバムのSide Aの最後の曲ね。貴女もいいセンスしてるのだわ」

 真紅の言葉に息を飲んだ。最初の歌い出しに入った瞬間、私はさらに驚かされることになる。


20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 21:09:47.98 ID:Dul+dhL50
 

 There's a lady who's sure all that glitters is gold And she's buying a stairway to heaven.
 光るものはすべて黄金だと信じている女がいる、彼女は天国への階段を買おうとしている

 When she gets there she knows, if the stores are all closed With a word she can get what she came for.
 彼女は知っている たとえ店が皆閉まっていてもあそこに行けば 一言かければ お目当てのものが手に入ることを

 Ooh, ooh, and she's buying a stairway to heaven.
 おお おお 彼女は天国へ行く階段を買う



 それはまるで天使の歌声のよう――安っぽい表現であったが、私はこの声を言い表せる言葉を知らない。
 透き通るようなハイトーンから艶のあるミドルトーン。原曲を超える声域で歌われるその歌は、この場所を忘れされるほどであった。
 極め細やかに揺らぐビブラートが、私のギターと共鳴する。

21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 21:16:03.85 ID:Dul+dhL50
 

When all are one and one is all To be a rock and not to roll.
皆がひとつになり ひとつが皆になり岩になるときに 転がりはしない岩になるときに

And she's buying a stairway to heaven.
そして彼女は天国への階段を買う



最後のフレーズを歌い終え、静かに息を吐ききる真紅。
ギターの残響音が店の中に漂う事に気が付くと、私は現実に引き戻された。
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 21:26:06.75 ID:Dul+dhL50
 「ブラボー!! 凄いじゃないか真紅ちゃん!! 鳥肌立ちっぱなしだよ!!」

マスターの歓声が私の耳に響き渡る。
呆然としている私を真紅が見つめていると、目の前にまで彼女は近寄って来た。

 「どう? 驚いた?」
 「ええっ、――え?」

あまりの驚きに私の言葉も辿々しい。
そんな姿を見た真紅は深い溜息を吐き、気を取り直すように再び私を見つめた。

 「――貴女、私とバンド組まない?」
そう言って、彼女が手を差し伸べて来きた。
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 21:33:26.09 ID:Dul+dhL50
バンド? 私は思わず疑問符を浮かべてしまう。
バンド活動をしてみたいと考えたことはあるが、バンドを組むのを止めたのは、ノリでバンドを組んでみた奴らを見て吐き気がしたからだ。
私はあの人の音色を聞いたときから、あの人の音を奏でたい、超えたいと願うからこそ、ギタリストは生まれるのだと思う。
モテる為に楽器を始めたクズみたいな奴らとバンドを組むくらいなら、私は独りを選ぶ。だから私は、人を感動させる音色と屈服させるほどのテクを私は身につける為、独りでギターを今まで弾き続けていた。

 「駄目かしら?」

真紅が困ったような顔で私の瞳を見つめてくる。
彼女とのセッションした時に感じた、可能性。それは、私一人ではできない音楽を教えてくれたから。
私は、ふっと彼女に笑いかける。

「――いいわよ、組みましょう」

そう言って彼女の手を掴んだ。

「――貴女と組むのはとても楽しそうだから」

これが伝説のロックバンド「Rozen Maiden」の序章であり、生涯の仲間である真紅との出会いであった。

24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 21:34:16.15 ID:qWWReZbq0
あんまりだアアアアアアァァァァ
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 21:35:46.67 ID:KoYtB6/XO
デスメタルがでるなら見る
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 21:40:07.82 ID:Dul+dhL50
後日談

「そういえば真紅ぅ。 なぜ私がギターを弾いてるの知っていたのぉ?」
「私の散歩コースが貴女の家の前なのだわ。壮絶なギターソロが水銀鐙の家から流れてきていたのと、学校での貴女」
「学校での私〜?」
「そう、貴女はいつもウォークマンを聞いているようだったし、いつも授業の合間に音楽雑誌を読んでいたわ。それも「YoungGuitar」」
「それで、私を楽器屋までつけてきたってわけ」
「いや、つけてはないのだわ」
「え?」
「あれは単なる偶然。私もあの店が行きつけ、貴女があそこの常連だとは思ってなかったのだわ」

「まさに偶然ねぇ」
「偶然も重なれば必然なのだわ」



第一章完

27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 21:44:23.47 ID:Dul+dhL50
とりあえず、一章は終了です。
メタル好きなんで、勿論出します。割合的にはメタル:ハードロック=5:5ぐらいでいきたいです

完結までは持って行きたいなぁ、これは完成させたいっす。 幼稚な文章ですが、読んでくれた人ありがとうございます!
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
おい、ツェッペリンはプレゼンスが至高だろう