（　･∀･）の王国のようです

代理ー

（　･∀･）の王国のようです


ｰ第１話ｰ


帰ってきた日のお話

遅い

（　･∀･）なーんか見覚え有るような無いような…


男は森の中に立っていた。

植物がアスファルトを突き破り、足の裏には平坦な感触が見当たらない。
もともと赤かったであろう三角の標識は、赤錆だらけで虫食いだらけの鉄板と化していた。

age

この地形を懐かしむのは僕以外の、｢誰か｣の記憶かもしれない。

しかし、僕の心臓はせかすようにドクンドクンと慌ただしく胸を叩き、
僕の足は引っ張るように勝手に動いて行く。


きっとこの先には僕の求めていたあの場所が…

〜〜〜〜〜〜〜


（　･∀･）……やっぱり


森を抜けた高台から見下ろす景色。

木に貫かれた家屋。
蔦に覆われて緑色になったビル。


姿が変わろうと、僕は忘れていなかった。
ここは、君と僕とが、住んでいた街。


僕の背後には大きな建物がある。
見慣れた赤レンガの壁は壊れ、本棚には鳥が巣を作っているのが見える。


君と何度も来た図書館。
ずっとずっと、探した場所。

ふと思い立ち、ビル群に向けて手をかざす。

僕の記憶が正しければ。
君の言葉が正しければ。


意識を集中。
ぼんやりと手から溢れ出した光が空中に魔法陣を描く。

そして、

�C

光の玉が勢い良く二つ飛び出した。




光弾は狙い通り根元に当たり、二棟のビルは豪快な音を立てながら手前に倒れて行く。


（　･∀･）いや〜当たるもんだねぇ…


土煙が晴れるまでぼんやり眺めた。

昔ならパトランプが鳴り響くはずだ。
むしろ鳴って欲しかったけど。
うん。

君が嬉しそうに話してくれたとうり、あのビルとビルを壊せば、君の家が見えた。


君との思い出の図書館。
目を凝らせば見える君の家。

なんて最高な場所なんだ。


決めた。

ここを僕のお城にしよう。


まぁ。こんな独裁的な決定くらい許してくれよ。なんてったって

500年以上探し歩いて来たんだから。

〜〜〜〜〜〜〜


図書館の中は流石に屋根がある分、樹木は育っていない。
おかげで居心地は良かった。
といっても屋根は崩れ所々青空が見えてるけど。


本棚から本を引っ張り出してみるが、バサバサと音を立てて背表紙を残し中身は床に散らばった。
残念ながら本は読み放題では無いようだ。


（　･∀･）まぁ図書館じゃなくてお城だから良いんだけどね〜
　　　　　…？

何かが本棚の上を飛び移りながら近付いてくる。

目の前の本棚を蹴り、小さな影が僕に飛びかり頬を抉った。


（♯＾ω＾）ｷｷｯ!!ﾌｰｯ!!!


床に降り立ち僕を威嚇しているのは俊敏な豚……丸々太った猿か？


（メ･∀･）(なんか怒ってるな…)

しっえーん

自分の耳と口に魔法をかけ、お猿くんのキーキー声に耳を傾けた。
耳に響く鳴き声が段々と聞き慣れた言葉になっていく。


（＃＾ω＾）なんだお！お前！ここはボクのおうちだお！


500年ぶりに聞く言葉は怒りが籠もっていた。
あぁ。ここは彼の縄張りだったのか。

ここは僕だけの大切な場所ではなかったらしい。

さて、アホそうな彼にあわせて声を荒立てるのは正しくないだろう。
ここは穏便に、空気を変えてやろう。


（メ･∀･）びっくりさせてごめんね
　　　　　君のおうちだって知らなかったんだ


（；＾ω＾）お！？ボクの言葉がかわるのかお！？
　　　　　　こんなおっきい仲間見たこと無いお！？


驚きが警戒心を上回ったらしい。
先程の怒りはどこかへ飛んでいったようだ。
やっぱりアホだった。

困ったな…僕のお城計画に狂いが生じた。
さてどう明け渡して頂こうか…

………待て待て。お城に必要な物を一つ忘れていた。


（メ･∀･）僕は｢人間｣だよ
　　　　　ところで、君。僕の家来にならないかい？


（　＾ω＾）にんげん…？初めて見たお。
　　　　　　それに｢けらい｣ってなんだお？

そこから説明がいるのか。
やはり異文化交流は今も昔も面倒くさい。


（メ･∀･）家来ってのはね、一緒に住む仲間のことなんだ


キョトンと呆けていた顔がまたしても怒りの色に染まる。


（＃＾ω＾）ここはボクのおうちだって言ったお！？
　　　　　　勝手に決めるんじゃ無いお！

彼にもプライドがあるらしい。
なら彼に敬意を評してカードを切り出そう。

僕は本棚に手を当て魔力を流し込んだ。
本棚から木を生やし、ツヤツヤと甘く熟した果実を作った。


（メ･∀･）ホラ。僕がいればこんな美味しそうな果物がいくらでも食べられるよ


（＊＾ω＾）こっちにフカフカの寝床がありますお！
　　　　　　案内しますお！


変わり身早えなオイ。

（∩･∀･）僕のことは｢王様｣って呼んでねー


（＊＾ω＾）わかりましたおー！
　　　　　　ボクはブーンって言いますお！おうさまー！


（　･∀･）やっぱりアホだった
ピョコピョコ跳ねながら進むブーンについて行きつつ、小声で呟いた。

〜〜〜〜〜〜〜


（　＾ω＾）おうさま。
　　　　　　おうさまはなんでここに来たんですかお…？


図書館を案内してもらううちに、空が赤く色付き始めたようだ。
腰をバキバキ鳴らした後、僕たちは寝床である真っ赤なソファーに腰を下ろした。


（　･∀･）昔ね、王様はここあたりに住んでてね
　　　　　やりたい事があって戻ってきたんだよ


膝の上で丸くなっているブーンを撫でながら、問いに答える。

案内し疲れたのか、ブーンは少し眠たそうだ。
額を撫でながら、子守歌のように優しく言葉を続ける。


（　･∀･）僕の大切な人がここにいたから、もしかしたら会えるかも知れないと思ってね


（　ｰωｰ）そうなんですか…お………おうさま…
　　　　　じゃあ……

他の｢にんげん｣はどこに行ったんですかお……？

支援

ブーン可愛いな
支援

（　ｰωｰ）ｽｰ…ｽｰ……

可愛い寝顔が残した問い掛けは、鋭く、無残に僕の心に突き刺さった。


（　 ∀ ）他の人間達は。ね。みんな死んで一つになったんだ
　　　　　みんなみんな…


僕の中にいるんだ


ブーンはもう眠ってしまったようだ。
僕の独白を聞いてくれるものは誰もいない。

（　 ∀ ）僕は、世界が滅ぶとか、考えて無かったんだ

　　　　　ただ、ただ。熱にうなされそうな、現実から、払いのけたかっただけ、なんだ



図書館の中に風が吹いた。

日が落ちたせいで少し冷えた風が頬を撫で、そこら中に生えた草をさわさわ鳴らす。

愚かな僕をあざ笑うかのように。



つづく。

乙

以上です。

この物語は、大好きな曲のリスペクト、独自解釈です。

元にしているのはthe pillowsのﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄ･ｷﾝｸﾞﾀﾞﾑです。
良い曲なので一度お聞き下さい。

初投下ですので拙い部分が多々あったと思います。
お目汚し失礼しました。

それと、支援ありがとうございました。

ブーンが可愛いと言っていただけてガッツポーズしました。

見つけたと思ったら終わってた
乙、続き気になる

>>33
嬉しいお言葉ありがとうございます。8時以降に幕間と第二話投下予定です。

ほ

ほっしゅ

保守ありがとうございます。
一旦幕間のみとなりますが、投下させていただきます。

（　･∀･）だけの王国のようです


ｰ夢１話ｰ


ショボンの記憶

……う…

…んちょう…

( ∵)艦長！


(´･ω･`)ん……おう。ビコーズか。


どうやら眠ってしまっていたらしい。

支援

原子力潜水艦｢VIP｣は今目的地に向かって着々と進んでいる。

ここは音もない深海。

柔らかい艦長室の、値の張るやわらかい椅子が私を眠りへ誘ったようだ。


( ∵)到着まで残り1時間を切りました。
　　 15分後、第二艦橋第一会議室へお願いします。

少し寝過ぎたようだ。

居眠りをした自分を恥ずべきか。
安心して船を任せられる部下を持った事を誇りに持つべきか。

( ∵)考古学者殿から今回の作戦について最終確認を行うそうです。
　　 では失礼いたします。


まるでビシッと音が聞こえそうな見事な敬礼の後、ビコーズは艦長室から去っていった。

｢現代文明最大の発見｣と新聞に文字が躍るほどの発見があった。

発見からたった一週間後調査隊が組まれ、私の艦に乗り込み出発した。


この一週間は多忙を極めた。


(´･ω･`)……ふぅ


火の消えた葉巻に火を付け直し一息。
記者会見や書類のせいで一服する時間もなかった。

たまったもんじゃない。私にとってはそんな発見よりこの一服の時間の方が甘美だ。

支援

そう考えると腹が立ってくる。


かの考古学者殿はこのプロジェクトに心血を注いでいるようだ。

聞けば、代々考古学者の家系の坊ちゃんだそうだ。


30代にも達していない、何の苦労も無かった若僧に、何が出来るというのだ。

支援

時計を確認し、火種を押しつぶし艦長室を後にする。


（　´_ゝ`）ショボン艦長ぉ


会議室へ向かう途中、部下である流石に声を掛けられた。


(´･ω･`)おぉ。流石じゃないか。お前も会議か

（　´_ゝ`）えぇ。調査団に弟がいますから、護衛任務と言えど気合いも入りますよ


雑談もそこそこ、会議室にたどり着いた。

支援

会議室の扉を開き席に着く。
私の着席を合図に会議が始まった。


( ∵)それでは始めさせて頂きます。
　　 それでは、どうぞ。


ビコーズが降壇すると、代わりに考古学者殿が壇上に登った。

作業着の中には高そうなスーツを着込み、爽やかな笑顔で挨拶を始める。
記者会見かなにかと勘違いしているのか。

分厚い資料を置くと彼は挨拶をそこそこに説明を始めた。



（　･∀･）モララーと申します。

　　　　　それでは｢アトランティス文明調査作戦｣の説明をはじめます。




続く

以上幕間でした。
続きは申し訳有りませんが、10時以降となります。

期待

アトランティス…だと…？
wktk保守

期待

しかし、葉巻をもみ消しちゃダメだぜ
葉巻をもみ消す行為は怒りの意思表示としてマナー違反だし、臭くなる

>>54
葉巻はほっといても火消えますしね。
そんだけいらついてたんだぜ。

>>55
意図して書いたのかｗ　それはすまなんだ

えー…事情がありまして12時越すかもなんで落として頂いて構わないです。
すいません…

図書館の件で分かった

けどもうちょっと自分の言葉やシチュエーションに置き換えても良かったと思う
図書館じゃなくて本屋とか資料室でもいいかな
歌詞をあまりそのまま使って欲しくはないかも
って思ったけどまぁいいやおやすみ

ビルを壊したあたりでピンと来たぜ

トリップ付けときます。
また、投下前に>>59について弁明したいので、落ちたらまた見に来て下さい。
12時半頃には投下できると思います。

落ちてなかった…よかった。
続き投下前に>>59について。
｢歌詞を引用する｣ことに違和感を持つ方は是非とも読んで頂きたいです。





｢曲を参考に｣ではなく｢曲を元に｣書きたいんです。
昔ですね、ﾊﾞﾝﾌﾟの車輪の唄を題材にしたものがありました。
始めの方は歌詞と文章を混ぜていたのですが、後半丸コピになっていて尻切れ蜻蛉でおわってしまいました。
ただ、｢この曲が好き｣と言う感情は伝わってきました。

私は元曲が大好きです。私が歌詞を聞いて感じた感情を大事にしたいんです。歌詞を自分の手で勝手に崩したく無いんです。
パクリたいんじゃなくて、リスペクトしています。
愛をもってこの曲を元にしたいんです。

これが私個人の意見です。
つまりオナニーです。
去年誕生日プレゼントにTENGAを貰いました。

そういうこだわり…好きだぜ

では投下します。

支援

（　･∀･）だけの王国のようです


ｰ第二話ｰ


ゲラゲラわらった日のお話

支援

（　ｰ∀･）ん…


屋内にも関わらず、崩れ落ちた屋根のおかげで朝日が射し込み、網膜に白い影を付ける。

爽やかな目覚めだ。コンチクショウ。

僕の登場する夢は久し振りに見たかな。


僕の名前が出てきた気がするけど、モ…なんだっけ。モナー？多分それだ。
名前なんて伝える相手が居なくなってから有って無いようなものだから、すっかり忘れてしまった。


ショボンさんはそんな事思っていたんだ。
ごめんなさい。


僕もあんな発見、したくなかったよ。

膝で眠っているブーンを、ゆっくりとソファーに下ろす。
まだ寝息を立てる彼のために朝食となる果実を作る。


本棚からメキメキと音を立てて木が生える。
驚いたたコウモリが本棚から飛び出し、図書館の奥へと消えて行った。

ごめんねコウモリくん。次からは気をつけるよ。

（　∩ωｰ）ん…お…？おうさま…？


コウモリの羽ばたきでブーンが起きてしまったようだ。

あぁ。さっきから謝ってばかりだな。
後先考えない所は昔から変わらないな。

起こしてごめんね。小さな僕の家来くん。

誕生日プレゼントがそれってどうなのと突っ込んでいいかわからんが支援

支援

（　･∀･）さぁ我が家来ブーンくん。今日の朝ご飯だよ


そう言って果実を投げ渡す。


（＊＾ω＾）ありがとうございますお！おうさま！


そう言ってむしゃぶりつくブーンくん。

なんだか子どもが出来た気分だ。

ブーンかわいいよブーン
しえ

彼は半分食べた所で僕の足元までやって来た。


（　･∀･）？
　　　　　どうしたんだい？


（＊＾ω＾）とっても美味しいんですお！
　　　　　　おうさまにも食べて欲しいんですお！


（　･∀･）……
　　　　　ういやつめ
　　　　　褒美におかわりを作って進ぜよう


食事は楽しむ物だった。すっかり忘れていた。
果物をかじり、会話をし果汁と笑い声が溢れる。
素晴らしいね。

支援

〜〜〜〜〜〜〜


コイツ20回もおかわりしやがった。

拳大の果実がこの小さい体のどこに入るのか。
育ち盛りか。


（　･∀･）ところで、ブーンくんは何歳なんだい？


街へと降りていく坂道で彼に問いかける。
今日は観光だ。

ブーンをなでなでもふもふしてええぇぇぇ
可愛すぎだろ

（　＾ω＾）お？わからないですお！おうさま！


年齢という概念がないのか。しまったな。


（　･∀･）春がきて、また春が来る度に一歳二歳…て増えていくのが｢年齢｣って言うんだ。
　　　　　何回春が来たか覚えてるかな？


（　＾ω＾）お！４回来たお！ならブーンの｢ねんれい｣は４歳ですお！
　　　　　　おうさまは何歳ですかお？

（　･∀･）王様はねぇ……
　　　　　600歳から数えてないから、わからないんだ


歳が増える度、怖くなっていった。
終わりがないかも知れない数字を数えるのは恐怖でしかなかった。
頭が狂う前に数えるのを止めた。

彼は600といった巨大な数字がわからずキョトンとしている。

僕は視線から逃げるように、少し歩く速度を上げた。

〜〜〜〜〜〜〜


（　･∀･）あぁ……変わってしまったなぁ……


すっかり崩れ落ちてしまった駅を眺めながら呟いた。
高架は崩れ、電車が道を塞いでいた。

ある程度賑わいがあり、平日でも人で溢れていたたこの街。


人が僕しかいないのは少し滑稽だった。
そこで僕は。

長生きだねぇ支援

（　･∀･）おちんちんびろーんｗ




下半身を露出させ、袋を目一杯伸ばした。

よく耐えられたもんだな
支援

ちょｗｗｗｗ

（　＾ω＾）…何してるんですかお？おうさま？


さすがの彼も不審者とみなしたようだ。


（　･∀･）いや、ね。ﾌﾌｯ。
　　　　　昔したくても出来なかった事をね。ｳﾊﾊ
　　　　　やってみただけだよ。ﾌﾟｯ

おい


おい不審者

ﾜｶｰﾙﾜｶﾙﾖｷﾐﾉｷﾓﾁ

（　･∀･）お巡りさーん！変態がいますよーｗ
　　　　　ハハハッｗ

（　･∀;）本当にもうなにしてんだよｗ
　　　　　職務全うしろよｗ


（　;∀;）ハハハｗ
　　　　　誰か来いよｗ来てくれよｗ
　　　　　叱りに来てよ、クーｗ



（　;∀;）ハハハハハハハハははﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊハハハハハハハハｗ
　　　　　ヒーｗヒーｗｗｗ
　　　　　ッハハハハハハｗｗｗｗｗｗｗ

（；＾ω＾）おうさま！美味しそうなくだもの見つけたお！
　　　　　　コレ食べて落ち着いて下さいお！


上から聞こえた声の方へ顔を上げると、必死の形相のブーンくんが果実を掴んでいた。




バキ。と何かが割れる音がした。

支援

なんか悲しくなってきたぞ支援

ブーンくんの掴まっていた柱が折れ始める。


連鎖するようにバキ、バキバキと屋根が崩れる。


地面へと落下するブーンくん。


手をかざし、彼を包むように防護壁を展開する。


落ちて来た巨大な板が、かざした腕を切り落とす。

支援

拍子に倒れて天を仰ぐ。太陽が眩しい。


太陽光を遮り瓦礫が顔めがけて落ちてくる。






■■∀･)ごぇっ





ごめんなさい。





つづく

続きが気になるじゃないか
乙

乙！

以上です。
質問、指摘などあればどうぞ。ピンと来る方や、ブーン可愛いといって下さる方。
嬉しいです。

続きはいつ頃？
あと誕生日プレゼントを貰ったときの感想は？

>>100
夢二話を明日夜。
第三話はそれ以降ですね。
プレゼントは、その場でツッコンで、夜に風呂場で突っ込みました。

乙
またいいところで切るねえ
次も楽しみ

pillowsトークしたいage

改めて見ると誤字脱字多すぎる。死にたい。
>>103
トークしたいですが、盛り上がると荒れそうですね…

ほ

>>104
確かにｗｗ
自重します

はいはい保守保守

Split emotionがステキすぎる。

本日の投下は18時です。

保守
rosy headを推す

ならﾀｰﾐﾅﾙ･ﾍﾌﾞﾝｽﾞ･ﾛｯｸ推しで。
保守ありがとうございます！

投下始めます

（　･∀･）だけの王国のようです


ｰ夢２話ｰ


あにじゃのあとらんてぃす☆にっき

待ったますた
期待

1日目


ァトランティス大陸にとぅちゃーく(n'∀')ηﾟ*｡:*
みんなのァィドルぁにじゃクンだョ！

今日から調査団の護衛日記つけちゃぃマス☆

早速1日目！！

大陸に到着する前、考古学者殿から｢ダィビングスーツは必要ない｣って言われちゃった；

なぜかと言ぅと…



なんと！ァトランティス大陸には空気のドームに包まれてぃたのですΣ(oД0*)
現代文明を超ぇた魔法の力なんだって((;ﾟ０ﾟ;))


これからどんな発見がぁるんだろう！たのしみだなぁ(*^3^)pP

早速1日目！！

大陸に到着する前、考古学者殿から｢ダィビングスーツは必要ない｣って言われちゃった；

なぜかと言ぅと…



なんと！ァトランティス大陸は大気のドームに包まれてぃたのですΣ(oД0*)
現代文明を超ぇた魔法の力なんだって((;ﾟ０ﾟ;))


これからどんな発見がぁるんだろう！たのしみだなぁ(*^3^)pP

4日目


そろそろ疲れたので文体を直そうと思う。

なんなんだ｢ぁにじゃ｣って。どう発音するんだ。鼻から息を抜くように発音するのか。


初日から４日間、弟者とモララーと食事をとっている。
見た目に反して、モララーは良いヤツだった。

家系や才能を鼻に掛けず、フランクに話しかけてくる。

良い友達になれれば、護衛任務も楽しくなるってもんだ。


食後に飲む大量の薬について聞いてみた。


（　･∀･）趣味だよ、趣味ｗ




彼は変態だった。

8日目


やはり伝説と言われていた場所だけあり、新発見の連続だったらしい。

定期的に行うライブ中継では、記者が画面の向こうで鼻をフガフガ言わせながらインタビューしてくる。


うるせぇ。一回落ち着け。

ただ、モララーの表情は楽観的ではない。

どこか焦っているように見える。


彼自身が欲しがる物はまだ見つかっていないそうだ。

今度聞いてみよう。
早く見つかると良いな。モララー。

15日目


モラの探し求めていた物が見つかったらしい。
｢病を滅し、死を退ける魔法｣だそうだ。
文書によればほぼノーリスクで不死になれるらしい。

弟者にはさっぱりだが、モラは理解したようだ。


｢これでクーが救える｣


モラが彼女の名前を呟いた。

きっと、世界中の女の中で、誰よりも幸せな女の名前だ。
最高の彼氏を持てて良かったな。

27日目


さて。アトランティス大陸を去るまであと3日を残すのみとなった。



短いような長かったような。

三日坊主のオレの日記がここまで続いたんだ。

そりゃもう刺激的な毎日だった。

始めの｢ぁとらんてぃす☆にっき｣の文体を止めてよかった。
あのままだと頭狂ってた。うん。

あとは帰る準備を残すのみだ。


きっとオレ達の帰還は、人類の大きな一歩になる。

28日目







モラが大量の血を吐いて倒れた

（　´_ゝ`）……


パタン。と音を立てて日記を閉じる。

今は29日目の夜。つまり帰還前夜。


モラは昨日に倒れた。
容態はどうにか安定したらしい。

弟者は研究室に籠もって、モラを助ける方法を探している。

不死の魔法もまだ実用の段階じゃ無いと聞いた。

なんなんだ。現代文明を超えた超文明じゃなかったのかよ。

人類の一歩になるどころか、一人の人間も救えないのか。


ドカドカと廊下を走る音が聞こえる。あの足音は弟者だ。

下を向いていた顔を持ち上げ、なんでもない顔を作っておく。

（´<_｀；）ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…ｯ

弟者は初めて見る石板を持っていた。

（　´_ゝ`）どうした？モラを救う方法が見つかったのか？


（´<_｀；）ﾊｧｯ…ﾊ…！
　　　　　　それどころじゃ…ないんだ…！


　　　　　　モラを…止めなきゃいけない……！！

弟者から石板を預かり、不死の魔法を見つけた場所まで急ぐ。
遠目から見ても、遺跡から漏れる光が見える。


（´<_｀；）モラ！止めるんだ！


魔法陣の中心に立つモラに向けて弟者が叫んだ。
なんなんだ。ほぼノーリスクで使えるって言ってなかったか？


（　･∀･）止められないんだ…ｺﾞﾎｯ
　　　　　発動したらもう止まらないみたいだ。

（´<_｀；）違うんだ！モラ！オレ達は騙されてたんだ！

（；･∀･）なんだっt…！？


モラの胸に古文書が飲み込まれていく。

予想と違う現象が起こっているようだ。


完全に本が消え、魔法陣が一際明るく光っ

なん


ちからが



ぬ




け

続く

or2

乙
これから読む

そうだったのか
って終わってるし