1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
少し話をしてもいいかな。
……なんて言っても、特に面白みもない話だがね。
さて、一つキミに聞きたいことがあるんだ。
“パラレルワールド”、って知ってるかい?
……そう。パラレルワールド。よく言う“並行世界”なんて言われるヤツだ。
「あの時こうしておけばよかった」なんて思う時があるだろう。
それが、並行世界。
“あの時こうしていたら”という思いは、“あの時こうしていた場合の世界”という今と別の世界を産む。
……うーん、ちょっと分かりにくかったかな。すまない。
簡単に言えば、今キミたちの生きている世界と併存している別次元の世界のことだ。
われわれの暮らしている現実とは似て非なる、別の世界。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 23:49:07.74 ID:PfKQS8xf0
例えばキミが産まれなかった世界。科学じゃなく魔術が発達した世界。
とある事情で海が赤色になってしまった世界。……あげればキリがないけどね。
ん? 怖いって? いや、そうでもないさ。楽しいことだっていっぱいある。
今のこの世のように。いや、もしかしたらそれ以上に。
……まぁいい。キミも、いつか知ることになるだろうしね。
ほら、体を起こしなよ。もうすぐ時間だ。
……え? 最後に僕の名前が聞きたい?
うーん、別にいいんだけど……面白みがないんじゃないか?
どうせなら、楽しみはあとにとっておいた方がいいと思わない?
……そうだね、そこまで言うならせめてヒントをあげよう。
僕の名前は、いつかキミが付けてくれる。結構この名前気に入ってたりするんだ。
じゃあまたいつか。この世界でキミが僕に出会うまで。さようなら。
あれは、たしか今から14000年前のはなしだったか・・・・
まぁいい。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 23:51:50.47 ID:PfKQS8xf0
という、夢を見たのが彼女にとっては10歳のころになる。
現在彼女は高校1年生で、15歳。5年も前の話だ。もちろん覚えてはいない。
名前は平沢唯。当時は小学生だったが今高校生に。
学校での授業が終わり、放課後。
唯は今日もいつものように学校で部活動に勤しんでいた。
唯「ムギちゃん、今日のおやつなにー?」
紬「今日はショートケーキよ」
唯「おおお! 待ってました!」
そう言って彼女はムギと呼ばれた女の子、琴吹紬からケーキを受け取った。
白い生クリームをスポンジではさみ、それをさらに生クリームでデコレーション。
そしてちょこんと上にイチゴをのせた、テンプレートなショートケーキ。
そのイチゴの部分だけを唯はフォークでサクっと刺し、口元へ運ぶ。
唯「ん〜。凄くおいしいよムギちゃん!」
紬「それは良かったわ」
そう言いながら紬は座りなおし。自分の分のショートケーキを口に運び始めた。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 23:57:57.36 ID:PfKQS8xf0
律「まったく、唯は本当におやつばっかだな」
唯「なにをー!? りっちゃんだって人のこと言えないよ」
律「私はおやつばっかじゃないぞー ちゃんと練習もしてる」
そう言って、彼女も他数名と同じくケーキを食べる。
名前は田井中律。彼女たちと同じ1年生で、この部活の部長をしている。
何の部活か、というと軽音楽部。
彼女たちはこの桜ヶ丘高校に存在する軽音楽部の部員で、部員数は3人。
部活は本当は4人以上しか存続できないのだが、部員のテスト成績が学年のTOP50に入る、
というのを条件で、3人でも部活動をさせてもらっていた。
担当パートはそれぞれ、唯がギター、律がドラム、紬がキーボード。
これだけで演奏は出来ないワケでもないが、やはりバンド的にはベースが欲しい。
こういうのは好きだな
どういう話になるのか期待
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 00:04:06.78 ID:3wui+aOM0
唯「練習って言っても、基本的に個人練習だけだし……」
紬「ベースがいれば、音合わせもちゃんとできるのにね」
律「まあ、そうだなぁ」
そう言って律は紅茶を少し飲む。
唯「あ、そういやりっちゃんの友人にベースやってる子――」
と、言い終わる前に唯は口を閉ざす。
すぐに唯は申し訳なさそうな表情を浮かべ、謝った。
唯「ご、ごめんりっちゃん……」
律「……いいよ。別に。いつまでも引きずってられないし」
律はハハッと乾いた笑いを浮かべる。
確かに、律にはベースをやっている友人がいた。
……5年前、律が10歳の時まで。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 00:08:58.65 ID:3wui+aOM0
5年前に、歴史的な大災害が地球上で起きた。
今で言う“セカンドインパクト”と呼ばれる事件。
南極に10cmに満たない小型の隕石が落下したのだ。
光速の95%という恐ろしく速い速度で落下したそれはありえないほどの質量を産み、
地球上に莫大な影響を与えた。
そのせいで人類は何十億人と死に至り、その後、世界各地で紛争が起きさらに人類は亡くなった。
律の友人のベースをやっている子、秋山澪とその家族は、彼女の父親の務める葛城調査隊と南極に同行。
そしてその際、運が悪くセカンドインパクトに巻き込まれた。
勿論調査隊は全滅。人は一瞬にして塵も残らず消滅した。……何の例外もなく。
そのセカンドインパクトという出来事はもちろん律にも、そして世界にも影響を与えた。
律は親友だった澪の喪失で涙が枯れるまで泣きわめいた。
そして日本は影響で季節が一年中夏という異常気象に見舞われることになり、
海洋生物はほぼ全て死滅し、海の色はキレイな青から赤く変色してしまった。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 00:09:40.66 ID:QsBhjSh/0
エヴァクロスなの?
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 00:10:25.87 ID:/e1wYcur0
え?
例外なしってミサトもお陀仏かよw
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 00:12:51.09 ID:3wui+aOM0
律「ほら、練習しようぜ! 練習!」
唯の言葉を水に流すような素振りをし、席をたつ律。
紅茶をゴクゴク、と豪快に飲み終えて、ドラムセットの前に座った。
シャン、シャン、ドン、ドンとドラムの調子を慣れた手つきで整えていく。
唯「……うん、分かった!」
紬「練習、しましょうか」
唯も紬も律の言葉に賛同し、各々の楽器を用意し始める。
紬はキーボード、唯はギター。
軽音楽部唯一の絶対音感の唯は、チューナーを無しにチューニングをしていく。
律「準備できたか? じゃ行くぞー」
確認をとってからスティックを頭上にあげる。
律「わんつーすりーふぉー!」
声と同時にリズミカルにスティック同士を叩きあわせて、
いつもの軽音部のように練習を始めた。
ふむ
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 00:16:10.22 ID:T4OqES4QP
梓「パターン青、憂です」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 00:17:49.28 ID:3wui+aOM0
だがその時、巨大な揺れが辺りを包みこんだ。
部室の食器棚が倒れ多くのカップが音をたてて割れる。
ガラガラガラ、と家屋が崩壊する音、一定のリズムで地響きが轟く。
数秒後、学校の外からやかましいサイレンが鳴り始めた。
《ただいま、日本政府より緊急事態が発令されました》
《近くにいる住民は、早急に――ガガ……ブツッ》
警告を発していたそのスピーカーはグシャという音とともに崩れる。
窓からのぞく巨大な化け物に踏み潰され、ぺしゃんこになってしまった。
律「お、おい!? 唯、ムギ、大丈夫か!?」
律が声を張り上げてみんなの状態を確認。
唯「な、なんとか……いでっ」
紬「うん……私も……大丈夫」
唯が揺れに耐え切れず盛大にこけた。
ムギは座り込んで頭をかかえて揺れに耐えている。
ドラムセットはバラバラになってしまい、原型をとどめていない。
キーボードは倒れてしまっていて、ギターだけは唯が一生懸命に抱えていた。
楽器はともかく、本人はなんとか大丈夫そうだ、と律は少し安堵した。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 00:21:45.86 ID:3wui+aOM0
が、しかし現実は待ってくれない。
大きく、黒い巨大な化け物は少しずつ歩みを進める。
ここ、“学園都市”の建物は大きな音をたてて破壊されていく。
唯「は、早く……ここから離れないと……」
律「唯! ムギ! 地下のシェルターまで急ぐぞ!」
紬「は、はい!」
彼女たちは荷物を置いて、割れたカップの破片を避けつつ部室から出る。
定期的に揺れる足場に耐えつつ階段を駆け下りていった。
「お、おい! レベル3の俺たちじゃまるで聞いてねえぞ!」
「クソッ!! おい!! こんな時にレベル5はいねえのかよ!」
学校の外では激戦が繰り広げられていた。
何十人、何百人と学園都市の住人が一箇所に集まっている。
集まった住人たちはその化け物に対し攻撃を行っているが、まるでダメージはない。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 00:22:49.27 ID:QsBhjSh/0
多重クロス物か面倒そうだな
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 00:24:28.55 ID:3wui+aOM0
「なんだあの壁は!? 攻撃が本体に通ってねえぞ!!」
そのうちの一人、LEVEL3のとある男性が声をあげた。
確かに彼の言うとおり、何かの“壁”に遮られ攻撃は届かない。
やがて、巨大な化け物は行動を開始する。
ヒトの様に二足歩行で歩いているそれは、首を動かし、視線をを足元に向ける。
そして、その目からキュイィィインと超音波の様に甲高い音を鳴らし、光る。
――そして、爆発。
「うおあああああああああああ!?」
足元付近で応戦していた人々は衝撃に耐え切れず、爆風に巻き込まれた。
十字架のような、少し特異な形をしている爆発。
見方によっては美しく見えるその爆発は、学園都市の人々に衝撃を与えたらしく、
巨大な化け物に群がっていた人々はアリのように散っていった。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 00:25:07.75 ID:wJygsdVV0
なんだ、原作のキャラレルワールドじゃないのか
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 00:28:27.26 ID:xw0YWJ/W0
中々面白そうじゃん
支援
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 00:31:56.18 ID:3wui+aOM0
一方通行「へェ。久々にでけェ獲物だなァ」
しかし、一人。
逃げ惑う大勢の人々に反して、ひとりだけ化物に立ち向かうひとりの人物がいた。
この学園都市最強の超能力者“LEVEL5”の8人の内の1人。
その最強の超能力者の中でも頂点に立つ人物。
学園都市第1位の“一方通行”。
一方通行「お前は……俺を楽しませてくれるのかよ?」
彼には今まで対等に戦える人物はいなかった。
寄ってくる敵はいたものの、彼の敵にはならない。
念動力も、超電磁砲も、彼の超能力の足元にも及ばない。
そんな最強、故の孤独を感じていた彼は、この稀有な自体に、
先ほど集まっていた能力者とは別に、らしくないが、胸を踊らせていた。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 00:33:38.72 ID:JRX242a30 BE:1098732863-2BP(3032)
期待
支援
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 00:36:54.69 ID:3wui+aOM0
一方通行「さあ、来い。俺を楽しませろ!!」
一方通行の言葉に反応するようにその化物は先ほどと同じ光線を撃つ。
再び甲高い声が辺りに響いた。
やがて目からはさっきの光線が発射され、それが一方通行を襲う。
一方通行「!」
彼はそれを黙認した瞬間、跳んだ。
運動量のベクトルを変えて、横に人間離れしたスピードで跳躍。
ぎゅお、と常人では息も出来ないような超高速で移動する。
それと同時に、放たれた光は、着弾した。
轟音と共に光は空へ十字架に伸びる。
衝撃波で周りのモノは吹き飛んだ。
車は宙に浮いてぶっ飛び、電柱は大きな音をたてて倒れ、ビルはガラスが割れ、崩れた。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 00:42:19.70 ID:3wui+aOM0
一方通行「なンだよ……なンだなンですかァ!?」
一方通行「こンなもん、今まで見たことねェぞ!」
超スピードで跳んでいた彼はコンクリートを削り、スピードを落とし、着地。
一方通行「ベクトル操作っつっても、限度っつーのがあるだろうが」
なんてことを言いつつ、再び化物に向かって体制を立て直す。
すぐに化け物は一方通行に視線を向け、第二射に備える。
一方通行「おいおい、またさっきみてえなのがくンのか?」
先ほどと同じように目が光りだす。
コンマ何秒かの溜め。そして……
一方通行「やべ――」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 00:50:02.20 ID:3wui+aOM0
一方通行「……なンて、言うワケねェだろ」
さっきとは違い、今回は微動だにしない。
ポケットに手を突っ込んだまま仁王立ち。している
それに構わず、化け物から一筋の線のように放たれた光は、一方通行に直撃……するが、
彼の能力“一方通行(アクセラレータ)”で反射される。
その光は放たれた方向へと帰っていく。
その光は見事に化け物に着弾した。
“壁”を生成する暇もなかったのか、
化け物の中央にある赤い球を守護していた白い骨のようなものはキレイに真っ二つに割れ、
支えを無くしたそれは赤い体液と地上へ落下する。……が、所詮その程度のダメージ。
化け物はそれをものともせず、何事も無かったかのように行動を再開する。
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 00:54:05.36 ID:3wui+aOM0
一方通行「オラァ!」
しかし一瞬の隙ができた。それを一方通行は見逃さない。
先ほど着地した時に砕けたコンクリートの欠片をいくつか蹴り、
その運動量のベクトルを変え、超高速で飛ばした。
だがしかし、今度はダメージを与えられない。
コンクリートは化け物が発現させた“壁”のようなものに遮られた。
ガキィィイン、と音が響き、やがて欠片は威力を無くし、地面にカツン、と音を立てて落ちた。
しかしそれに構わず一方通行は周りのものを飛ばす。
鉄骨や煉瓦も彼の力により莫大な力を持つが、やはり化け物には届かない。
一方通行「はあああああああああああああ!!!」
そして今度は足の裏にかかる運動量のベクトルを変え、対象に突撃した。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 00:55:07.47 ID:ACAhhAuoO
これは期待
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 00:57:39.94 ID:3wui+aOM0
目前で彼は右手に握った石を投げる。
当然その石は届かず、再び現れた“壁”に遮られる。
……ここまでは、思い通り。
一方通行「残念だったな。その壁はもう使えねェよ」
そう言って直接手を触れる。
するとその壁は、触れた部分を中心に真っ二つに割れた。
一方通行「ということはもうお前は俺の攻撃を防げねェよなァ?」
一方通行は少しずつ化け物との距離を詰めていく。
一方通行「じゃ、死ね」
一方通行が攻撃をしかけようと行動する。
だが、それは第三者の介入によって失敗に終わった。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 01:07:54.51 ID:3wui+aOM0
突然、彼の後方から巨大な紫色の物体が姿をあらわした。
二足歩行の巨大ロボのような“それ”……俗に言うエヴァンゲリオン。汎用人型決戦兵器。試験初号機。
――そして、初号機はアクションを起こした。
初号機は肩にあるウェポンラックからプログレッシブ・ナイフを取り出す。
片手で持ち、初号機は地を思い切りけって走りだした。
ガシンガシン、と金属とコンクリートがぶつかる音が響き、その音と同じタイミングで地が揺れる。
それに対して、化け物は手から棒状の物体を放つ。
それは初号機に向かっての攻撃なのだが、初号機には届かない。
化け物と同じ防御壁……初号機の“A.T.フィールド”によって遮られたから。
初号機は化け物の攻撃をA,T,フィールドで弾き、プログナイフを両手で逆手に持つ。
そして中央の赤い球体に思い切り力を込めて、突き刺す。
すると中から血のような赤い液体がはじけ飛んだ。
化け物は完全に沈黙し、辺りをバシャバシャと赤い雨で包み込んだ。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 01:13:09.29 ID:3wui+aOM0
一方通行「なんだァ? 誰かは知らねェが、いいとこ取りってやつか?」
後方の初号機に気づき、距離をとった彼は、横で一部始終を眺めていた。
一方通行「なンだよ。せっかく久々に“戦い”ってのを楽しめるかと思ったンだが……」
一方通行「……まァいい。コーヒーでも買って帰るか」
そして彼はゆっくりとその場を去っていった。目の前で起こったことに何の疑問も持たず。
エヴァンゲリオン……初号機も役目を終えたのか、地下へ身を戻していく。
風紀委員が来るまで、辺りは静寂で包まれていた。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 01:19:32.99 ID:3wui+aOM0
唯「終わった……のかな?」
場所は桜ヶ丘高校の近くの地下シェルター。
周辺の人々はここに集まり、外の出来事が静まるのを待ち続けていた。
律「……確かに、大きな音は収まったな」
紬「地鳴りも無くなったね」
そして、すぐにシェルター内部のアナウンスが鳴り響く。
《先ほどの災害は鎮静しました。落ち着いて――――》
律「あ、終わったみたいだぞ」
唯「よかったー。じゃ、ここにいても仕方ないし早く出ようよ!」
律「はいはい、ほら、ムギ行くぞ」
紬「あ、はい〜」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 01:22:45.97 ID:3wui+aOM0
律「……で、出てみたのはいいものの……」
律「なんだよこれ……」
目の前には破壊された建設物。
そして太陽はすでに暮れかけていて、周りはあかね色に染まっている。
ある種幻想的な光景が彼女たちの目の前に広がっている。
唯「おお……ふ……」
紬「…………」
黒子「あら、あなた方。ここで何をしていますの?」
律「へ?」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 01:29:30.75 ID:3wui+aOM0
目前に広がる惨状に心を奪われた三人に、
中学生ほどの小柄な女の子が話かけた。
彼女の名前は白井黒子。風紀委員(ジャッジメント)所属の中学一年生。
黒子「ここは危険ですから、早く立ち去った方がいいですのよ?」
律「こ、これってさっきの巨大な化け物の仕業……?」
黒子「巨大な化け物? ……ああ。“使徒”のことですわね」
唯「使徒?」
黒子「ええ。わたくしたち風紀委員にもよくわからないんですが……」
黒子「セカンドインパクトはご存知ですわよね?」
律「ああ、あの五年前の大災害か?」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 01:33:27.38 ID:3wui+aOM0
黒子「そうですの。どうもあのセカンドインパクトが関係しているとか……」
黒子「(って、このことは機密事項でしたの……なんで私はベラベラしゃべっていますの)」
黒子「……いえ、やっぱり何でもありませんわ。あなた方もなるべく早く寮の方へ戻りますのよ。では」
そう言って彼女はヒュっと姿を消した。
風紀委員のテレポーターとして少し有名な彼女は自分の持ち場へと戻って行く。
律「……使徒、か。なーんか現実離れしすぎてパっとこないなぁ」
唯「…………」
律「まあさっきの風紀委員の人みたいな超能力も非現実か」
唯「…………」
律「……どうした? 唯。さっきから黙りこんで」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 01:38:32.94 ID:3wui+aOM0
唯「へ? あ、ああ。なんでもないよりっちゃん! ちょっと考え事してただけだよ」
律「……そうか? なんか顔色も悪いぞ?」
唯「そ、そうかな?」
律「うん。風邪でも引いたんじゃないか? ほら、さっさと帰って休んどいた方がいいぞ」
唯「じゃ、じゃあお言葉に甘えて先に失礼いたします! りっちゃんまたね〜」
律「ん。じゃなー」
別れの挨拶をして唯も律の元から離れていく。
タタタ、とショートカットの茶髪を揺らして、彼女は学生寮へ向かった。
律「……よし、じゃムギ。私たちも帰るか――」
律「っあれ? ムギ?」
律「……いない」ポツーン
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 01:47:09.80 ID:3wui+aOM0
唯「はぁっ。はぁ……」
先ほどまで一緒に居た律と別れ唯は一足先に自部屋へついた。
桜が丘高校の学生寮。彼女の住まいはここ。
時々一つ下の妹が様子を見に来てくれて、不自由のない生活をおくっている。
唯「はぁ……ん、はぁ、ふぅ」
思い切り走ったせいで呼吸が乱れている。
制服も脱がずに彼女はベッドに倒れこんで、呼吸を整え始める。
……と、同時に様々な思いを巡らせる。
その内容は今日の出来事。風紀委員の彼女曰く“使徒”。
唯はその“使徒”が今日、ここに来るということが分かっていた。……少し、意味は違うが。
唯「(やっぱり、私が見た夢は……)」
唯「(現実に、なる……)」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 01:55:16.72 ID:3wui+aOM0
唯がそう確信を持ったのはつい最近。
寝る間に見る夢が、時期は不定だが実際に現実として起きるのだ。
……といっても、それは別にこの学園都市では驚くことじゃない。
超能力者が何百人といるこの都では、唯の超能力と同じ、予知能力なんて何人もいる。
が、彼女はやはり慣れない。
予知能力なんて聞こえはいいが、役に立つ、と言えばそうでもない。
そして、唯にとってはこの能力は自分を苦しめるものなのだ。
唯が自分の能力を“予知能力(ファービジョン)”と知った数日は、
むしろこの能力を喜んだ人間だった。
最初の些細な出来事を予知する内はよかった。
しかし、時々、犯罪なども予見してしまう。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 02:00:32.40 ID:5QZzkJP5P
支援
セロリさんパネェっす
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 02:00:33.59 ID:3wui+aOM0
そもそも彼女の能力はLEVEL0の微弱なモノ。
レベルが低い故に、自分の意思で“好きな時”に“好きな時間軸の未来”を見るのではなく、
“寝ているとき”、そして“この夢を見た瞬間からいつ起きるか分からない”未来を見るのだ。
一般人でも時々ある「あれ、こういうの前にも無かったっけ?」という出来事を強化したような能力。
故にこの能力では風紀委員になって活用できず、この能力を他の何かに活かすこともできない。
ただ「良くないことが起きる」という事実を知っただけで、何もできないのだ。
目の前で起きる犯罪、災害を防げないのは、正義感の強い唯にとっては辛く、苦しいものだった。
唯「(確かに私は超能力に憧れてたけど……)」
唯「(これならまだ無能力の方が良かったなぁ)」
それに対して唯の妹、憂は学園都市に8人しかいないといわれる、LEVEL5。
なんでもソツなくこなし、それでいてLEVEL5。
容姿も瓜二つなおかげで、外を歩くと憂と比べられ“落ちこぼれ“なんていわれることも多々ある。
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 02:10:07.87 ID:3wui+aOM0
唯「はぁ……もういいや。今日は寝よう」
彼女はやがて考えるのをやめた。
制服のまま、そして風呂にも入らぬまま。
唯は布団に潜りもそもそと何かから逃げるように眠ってしまった。
翌日。
桜ヶ丘高校は昨日の出来事のせいで半壊。
夏休みの時期も近いというもあり、学校は休校になった。
桜高生にとっては少し長い夏休みになり、休みが伸びたということで生徒たちは喜んだそうだ。
このお話のプロローグはここで終わり。
やがて彼女たちは彼女たちの物語へと足をすすめる。
様々な世界が入り交じったこの世界で。
様々な出会いと別れが入り交じったこの学園都市で。
様々な想いと思いが交錯するこの空間で。
彼女たちは、時空を超えて成長していく。
D4Cを想像して開いたらこれだよ
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 02:15:01.94 ID:3wui+aOM0
はいというわけでプロローグ終わり
かなり早いけどちょっとだけ休憩ということで仮眠とってきますごめんなさい
もし現時点での質問とかあったら答えられる範囲でなら起きたときに答えます
じゃあ2,3時間ほで寝てくるでござる
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 02:43:46.98 ID:xlnZXo6O0
はやく唯と憂がちゅっちゅしかしない夢を見るんだ!!
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 05:09:31.36 ID:+lc0w4ddO
落とすのは勿体無いな
これからどう展開してくのか……。
書き溜めしてるのかな?
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 07:26:03.79 ID:Zm7VU+zNO
しゃあねぇ、保守するかね
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 08:58:15.06 ID:3wui+aOM0
唯「ん……んぅ」
学生寮の窓から朝日がさしこむ。
キラキラとした山吹色の光が自室を照らす。
今日も、いつもと変わらない朝がやってきた。
唯「あれ……なんで私、制服なんだろう」
倒れていた体を起こして、自分の体を見る。
服は乱れていてブラジャーは肩からずれているし、シャツもボタンが外れていて、
なんともエロティックな姿だった。
唯「ああ、そういや私昨日あのまま寝ちゃったのかぁ」
ふと昨日のことを思い出す。
使徒のこと、建物が崩壊していたこと、憂のこと。
やはり寝ても覚めても、考えることは変わりはしない。
唯「まぁいいや。とりあえずシャワー浴びよっと
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 09:06:16.05 ID:3wui+aOM0
シャワーを浴びて着替え終わった唯は、再び布団に入ることにした。
学校からの連絡で今日から少し早い、夏休みということになったらしい。
唯「むふふ、突然の休みってなんだか嬉しく感じるよね〜。台風の時みたいに!」
なんてひとりごとを言いながら布団を被る。
そして目をとじて、寝ようと思った、のだが。
唯「……ダメだ。また、夢を見るのはイヤだな」
唯「やっぱり起きてよっと」
唯はベッドから起き上がり、布団を干すためにベランダへ。
うんしょ、うんしょと両手で持って運ぶ。
それを終えたら今度は朝御飯を作ることにした。
妹ほどとは言わないが、これでもなかなか料理は上手になった。
卵をコンコンとなれた手つきで割って、油をひいたフライパンで焼き、玉子焼きに。
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 09:22:00.84 ID:3wui+aOM0
そんな時にインターホンが鳴った。
ピンポーン、という音のあとにノックを3回。
これは唯と憂だけが分かる合言葉のようなもの。
憂『おねえちゃん? 入るよー?』
憂はそういって扉越しに話しかけた。
唯「あ、うん! ちょっと待って〜」
キッチンの火を消して出入口のドアまで。
かけていた鍵を解いて、ドアを開けて憂を招く。
憂「あ、この匂い、お姉ちゃんお料理してるんだ?」
唯「いえす! 今日の朝御飯は玉子焼きをパンに挟んだヤツです!」
ふんす! と張り切って、唯は再びキッチンに戻った。
前までだと、料理をしていることを忘れて憂と話し続けて、
料理中の食べ物をよく焦がしていたが、よく成長したものだ。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 09:41:13.31 ID:Zm7VU+zNO
よく戻ってきた
飽きたかと思っていたが…
ところでクロスは禁書とエヴァだけか?
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 09:55:59.06 ID:3wui+aOM0
唯と憂。
右前髪のヘアピンと、後ろに束ねた髪がなければまったくの瓜二つ。
律たちには“ドッペルゲンガー”なんていわれるほど。
外見は驚くほど似ているが、中身はそうではなかった。
“落ちこぼれの姉”と“天才の妹”。
中学生にしてLEVEL5にまでたどり着いた妹と、
いつまでたってもLEVEL0の姉。
全てをそつなくこなす妹と違い、ドジで不器用な姉。
正反対な中身の彼女たち。特に唯は外にでるとよく悪口を言われるのだ。
そしてついたあだ名が“落ちこぼれの姉”と“天才の妹”。
……と言っても、姉妹の仲が悪いというワケでもない。むしろとても仲のいい方だ。
こうやって憂は時々唯の様子を見に来てくれるし、唯はそれを嫌がってはいない。
むしろこうやって会えるのを楽しみにしているほど。
能力的なこと以外では、彼女たちは理想的な姉妹。
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 10:09:01.05 ID:3wui+aOM0
>>49 いいえ たぶん他にいっぱい出てくる
憂「何か私に手伝えることある?」
唯「いやいやいや、今日はお姉ちゃんがご馳走してあげよう!
……っていっても、パンと目玉焼きだけどね……」
でへへ、とかわいらしく頭をかく唯。
その様子をニコニコと微笑んで眺める憂。
唯「ほら、できたよー! パンにはバターでもマヨネーズでもなんでもござれ」
冷蔵庫から取り出した調味料をぽいぽい、と机の上に置いていく。
明らかにパンには塗るようなモノじゃないものもあるのだが、
そんなものは気にしない。
憂「うーん、じゃあ私は普通にバターで食べようかな」
唯「どうぞどうぞー。私はマヨネーズつけて玉子焼きはさもっと」
はむはむ、とおいしそうに憂と唯は朝食を食べはじめる。
つけていたテレビからは様々な話題が流れ、スキルアウトがなんだとか、
死亡者が何人でたとか、世界的なシンガーソングライター、
椎野きらりのニューシングルの売上が300万枚超えた、とか。
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 10:13:32.82 ID:3wui+aOM0
憂唯「「ご馳走さまでした」」
唯「じゃ、お皿洗うから憂、それ持ってきてー」
憂「いいよ、お姉ちゃん。これくらいは私がするから」
唯「いやいや、憂には日頃お世話になってるからですね……」
憂「それは私が好きでやってることだから関係ないよ。ほら、これぐらいは私にやらせて?」
唯「……それじゃぁお言葉に甘えて……」
唯はそう言うとキッチンから離れて、テレビの前に座った。
流れてくるニュースはやはり変わらず、特に何かあるわけでもない。
キッチンから流れてくる水の音をBGMに、ぼーっとテレビを見はじめた。
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 10:25:54.77 ID:3wui+aOM0
憂「はい、終わったよー」
唯「ん、ありがと憂ー」
唯「あれ、そういや憂は今日学校は?」
憂「ああ、私たちの学校も休みになったんだ。第7学区の学校は全部、今日から休みらしいよ」
唯「ふ〜ん……」
なんて相槌を打って再びテレビに視線を送る。
唯「あ、そうだ!」
憂「へ? 突然どうしたの?」
唯「ギー太学校に置いてきちゃった……」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 11:07:29.93 ID:3wui+aOM0
憂「ギー太ってあの……ギターのこと?」
唯「うん……昨日のあのせいで学校に置いてきたまま……どうしよう」
唯「わ、私今から学校行ってくる!」
憂「えぇ!? 昨日の今日だし、向こうは危ないよお姉ちゃん?」
唯「えー……あ、それじゃあ憂もついてきて!」
憂「……もう、仕方ないなぁ」
唯はすぐに部屋着から着替えて、出かける用意を始める。
着替え終わると同時に玄関のドアを開けて、学園都市へと繰り出した。
“最弱”と“最強”、仲良く肩を並べて。
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 11:17:34.62 ID:3wui+aOM0
それと同時刻にして同学区。
今日は通うはずだった学校は休校になったせいで、
アテもなく“彼”は一人で歩いていた。
名は碇シンジ。
柵川中学2年、そして昨日のエヴァンゲリオン初号機のパイロット。
その初号機とのシンクロ率は70%を超えた。
無論初号機にのったのは昨日が初。
だがしかし、彼はエヴァでの戦い方を知っていた。
そして、彼はこの世界に疑問を持っていた。
シンジ「…………」
この学園都市とは一体なんなのか。と。
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 11:25:39.68 ID:z/1ZByod0
支援
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 12:25:14.01 ID:5QZzkJP5P
ほ
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 12:30:52.69 ID:NkcKpwAEO
MTGスレかと思って開いてしまった
責任とって
>>1は死ね
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 12:57:41.84 ID:tP8cntmgO
>>51 普段から多元宇宙が舞台のアメコミ勢は出番あるの?
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 13:35:17.54 ID:JRX242a30 BE:732489034-2BP(3032)
支援
この風呂敷の広さで書き溜めなしのこの投下速度とか
というかけいおん勢がキャラ薄くなりすぎな気がする
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 14:44:29.64 ID:EFbyfK9iO
支援
はっ!
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 17:09:12.20 ID:z/1ZByod0
ほ
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 17:13:13.53 ID:u7Md1enj0
永遠神剣スレと聞いて
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 19:27:10.33 ID:/TmTZQS30
保守
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 20:35:43.52 ID:XPg2EbiVP
ほ
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 20:51:45.43 ID:0KI55Ai40 BE:2197465294-2BP(3032)
まだー?
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 20:56:42.79 ID:Q2wuh9In0
唯がプレインズウォーカーになるとか期待してたのに開いてみれば
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 21:01:43.25 ID:Zp4K91NVO
なんかやたらMTGで集まるなwww
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 21:27:05.42 ID:/TmTZQS30
保守
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 21:39:51.46 ID:SvIT1Bm5O
逃げる奴はつまらないSS書く奴より
ダメ人間だよな
ふむ…期待してたんだがなぁ…風呂敷が広すぎるわなぁ…
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/06(月) 23:21:52.38 ID:gO0uyV+oO
唯「多元抜刀」
そろそろ左翔太郎さんも混ぜてあげて下さい。
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/07(火) 00:08:29.69 ID:FSYpo/9YO
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/07(火) 01:02:50.47 ID:cJcfJsiWP
まだ寝てるのか
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/07(火) 01:07:02.44 ID:VYXVgHGCO
>>79 というより逃げた可能性の方が高い気がする
最低でも禁書、エヴァとクロスだし禁書の魔術の設定とエヴァの使徒との親和性がかなり悪いからな…
ぶっちゃけ乗っ取ろうかとも考えたけどシナリオが長編しか作れなかったから(俺がヘボだからってのもあるが)諦めた
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/07(火) 01:47:40.43 ID:U3vUT5x00
けいおん新劇場版:<( `・∀・´)>ハッ!
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/07(火) 02:51:08.78 ID:SFRe8B3W0 BE:1953302584-2BP(3032)
けいおん新劇場版:<( `・∀・´)>ハッ!
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/07(火) 05:27:12.72 ID:U3vUT5x00
ほ
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/07(火) 07:50:36.07 ID:SFRe8B3W0
も
せ
く
めちゃくちゃなクロスは駄作になりやすいのでお気をつけを
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/07(火) 12:15:47.28 ID:SFRe8B3W0
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/07(火) 13:52:27.29 ID:U3vUT5x00
ほ
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/07(火) 14:54:16.29 ID:c3HnywZp0
ごめんちょっと待ってまさかまだ残ってるとは思わなかった
ぶっちゃけると書きためなんて
>>55までしか残ってないです本当にすみません
逃亡しようと思ってたけどちゃんと書こう
また書き終わったらスレ立てます 保守してくれた人には申し訳ないけどこのスレ落としてくれ
遅くても土曜までには書き終えたい
出てくる作品は今現在出てきてる3つの作品以外にも2,~3個ぐらい。
ごめんね本当にごめんね
>逃亡しようと思ってたけど
死ね
と言いたいが書き上げるんなら許す
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/07(火) 15:20:44.55 ID:U3vUT5x00
また逃げるかもしれないから保守
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/07(火) 16:40:36.19 ID:8A/kRBWvO
捕手
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/07(火) 16:41:39.02 ID:4eq7fGCHP
既出
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/07(火) 17:26:19.73 ID:cJcfJsiWP
包囲網
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/07(火) 19:09:39.82 ID:m4Ucoj46O
唯がマジンガーに乗るSSはどこに行った?
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/07(火) 19:18:05.42 ID:VWBkYsXnO
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/07(火) 19:36:05.01 ID:SFRe8B3W0
いま見てるSS全部こんな感じだわ
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/07(火) 19:58:44.30 ID:m4Ucoj46O
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/07(火) 21:23:18.77 ID:U3vUT5x00
ほ
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/07(火) 22:05:31.41 ID:SFRe8B3W0
100
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/08(水) 00:24:15.51 ID:5KiQuRsDO
ほ
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/08(水) 01:57:44.82 ID:4BAFIr1y0
ほ
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/08(水) 03:56:51.31 ID:ZCmDeWdV0
ほす
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/08(水) 07:46:02.33 ID:Q968sygx0
ほ
本当に来るのだろうか
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/08(水) 09:24:30.15 ID:6jkx8PRwO
保守民達よ!私は帰ってきた!
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/08(水) 11:00:57.13 ID:1gfNx9ET0
ほしゅ
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/08(水) 12:34:27.68 ID:qUgeo8seP
け
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/08(水) 13:54:46.86 ID:1gfNx9ET0
ほしゅ
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/08(水) 14:53:07.38 ID:1gfNx9ET0
ほしゅ
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/08(水) 15:57:11.75 ID:1gfNx9ET0
ほしゅ
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/08(水) 17:12:21.84 ID:1gfNx9ET0
ほしゅ
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/08(水) 18:18:14.55 ID:4BAFIr1y0
ほ
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/08(水) 19:03:06.07 ID:lRgCrAC30
h
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/08(水) 20:36:35.08 ID:4BAFIr1y0
ほ
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/08(水) 22:27:16.13 ID:pms0R+VC0
ほ
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/08(水) 22:44:44.22 ID:gfCmDdvFO
何この保守スレ…
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/08(水) 23:51:22.68 ID:cXh+WD/GO
ほつ
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/09(木) 02:31:49.42 ID:Us9eUHWV0
ほ
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/09(木) 04:17:45.92 ID:Us9eUHWV0
ほ
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/09(木) 08:42:53.38 ID:isz4iLE40
ほしゅ
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/09(木) 10:07:59.78 ID:isz4iLE40
ほしゅ
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/09(木) 11:02:21.18 ID:isz4iLE40
ほしゅ
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/09(木) 12:01:19.52 ID:isz4iLE40
ほしゅ
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/09(木) 12:16:08.31 ID:PyepGgc0O
無限の刻が交わる場所で保守
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/09(木) 13:08:42.32 ID:isz4iLE40
ほしゅ
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/09(木) 14:02:20.51 ID:isz4iLE40
ほしゅ
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/09(木) 15:31:13.71 ID:isz4iLE40
ほしゅ
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/09(木) 16:35:19.64 ID:isz4iLE40
ほしゅ
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/09(木) 17:38:33.73 ID:isz4iLE40
ほしゅ
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
パラレルとか何番煎じだよ…