【扇情のメリーXmas】毎日新聞抗議活動2ch本部350【中間決算】

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244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
発信箱:待てるか待てないか=倉重篤郎(論説室)
ttp://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20101209k0000m070097000c.html

政治にとって、統治能力と理念とどちらが大事なのか?

かつて、加藤紘一氏は自民衰退を次のように評した。自民党は冷戦崩壊で理念を失ったが
統治能力があった。しかし、麻生太郎政権末期でその統治能力も失った。加藤氏の言う理念とは、
経済では高度成長を目指すことであり、安保ではアンチ共産主義陣営の優等生になることであった。

民主党は、時代に合わせ新しい理念を掲げて政権交代を果たした。「政治主導」「新しい公共」
「コンクリートから人へ」「日米対等」だ。菅直人政権になってからは、消費税アップによる持続的な
社会保障制度の構築、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)参加による通商立国化が追加された。

ただし、理念を実現するためにはしたたかな統治能力が必要だ。それを著しく欠落させているのが
今の民主党政権である。

統治能力には三つある。対党内、党外、霞が関である。派閥全盛の時代、「人は城、人は石垣」だった。
領袖(りょうしゅう)たちにカネとポストと義理人情でがんじがらめにされた側近たちがボスを守るために
忠誠心競争を展開し、これが強力な党内基盤を形成した。

対野党では国対政治がものを言った。万年与党と万年野党の膨大な過去の貸し借りが新しい借りを
帳消しにしてくれた。

右肩上がり経済の下、官僚たちには予算、権限、天下り先を潤沢に配ることができ、その知恵と協力を
得ることができた。
245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/09(木) 20:08:04.59 ID:+Mi4srwfP
>>244

予算編成から外交折衝、国会対策までこの三つの力で、いくつもの修羅場を乗り切ってきた。
民主党政権はこのいずれも持ち合わせていない。当たり前である。それを否定するところに新理念が
あったからだ。

政権操縦不慣れの背景には構造問題がある。新統治方式の定着には時間がいる。待てるか待てな
いか。重要局面だ。

毎日新聞 2010年12月9日 0時04分