191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 13:50:42.51 ID:QVrijAjW0
ほうここからどうする、あっさり逝くか?
勢いに任せて、最後の数段を駆け上がって屋上の扉を開けた。
冷たい風が梓の身体をよけいに震わせた。
梓はゆっくりと、転落防止の柵に近付こうと歩き出した。
梓「……!?」
そこに先客がいた。
それも、梓の良く知ってる人物が。
梓は自分に背を向けていて、梓の存在に気付かないその人物に向かって慌てて
駆け出した。
梓「憂!?」
紬「ムギョッ(支援)」
またパソコンおかしかった……
憂「……梓ちゃん!」
梓「憂、何してるの!?」
憂「こ、来ないで!」
びくっと梓は立ち止まった。
憂は、柵に足を掛けたまま梓を振り返る。
その目は本気だった。
梓は、自殺するつもりだったんだから誰がここで何をしていようと関係ない、そう思っていたが、
それが嘗ての友達――梓の傍から離れた後、自ら孤立していった憂――だと
知ると流石の梓も止めずにはいられなかった。
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 14:46:18.97 ID:QVrijAjW0
新しいPC買え
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 15:26:16.90 ID:ee9Ih8zn0
保守
梓「憂、何で!?どうして憂も飛び降りようなんて……」
憂「……“も”?」
梓「え?」
憂「梓ちゃん、今“憂も”って言ったよね?もしかして梓ちゃん、自殺するつもりだったの!?」
梓「え……」
憂「逃げるの!?梓ちゃんは逃げちゃうの!?」
梓「なっ……」
梓「(違う、私は逃げるわけじゃない!先輩たちや純にわからせてやるために……!)」
憂「梓ちゃんはまだ死ぬべきじゃない!」
梓「……!」
憂「だから、ね?早く戻って。お願い、梓ちゃん。これ以上私を苦しめないで」
梓「……どういうこと?意味わかんないよ……」
憂「梓ちゃん、私がどうしてクラスで独りになったかわかる?私はお姉ちゃんに、
梓ちゃんと話すなって言われた。けど、梓ちゃんは私の大切な友達なの!」
梓「……!」
憂「でもお姉ちゃんだって大切で、私が梓ちゃんを避けるようになったのを知って
私を沢山褒めてくれた!それが嬉しかったけど、梓ちゃんのことを思うとすごく
悲しかったの。だから私は、せめて梓ちゃんと同じ立場でいたら梓ちゃんも心が楽になるんじゃ
ないかなって思って独りを選んだんだよ!」
梓「……」
憂「けどもう限界だよ梓ちゃん。私、お姉ちゃんも梓ちゃんも苦しむの、見たくない」
憂「だから……。梓ちゃんは戻ってよ、ね?」ニコ
梓「う、い……?」
憂「お姉ちゃんもみーんな、梓ちゃんを待ってるよ?」
梓「待ってない……!誰も私のことなんか……」
憂「待ってるよ。今、メール送ってあげたよ梓ちゃん。梓ちゃんが屋上に着いたよって」
突然、屋上の扉が音をたてて開いた。
唯や澪、紬、そして律がいた。もちろん、純の姿もある。
純は目に涙を溜めながら、梓を見ていた。
梓「……皆、さん」
律「ごめんな梓」
随分と勝手な言い草だな
近付いてくる。
笑みを浮かべながら律が。
梓は後ずさった。
頭が混乱して、何が何だかわからなかった。
梓「(私の……いじめは終わったの……?)」
律「本当に悪かった」ニヤニヤ
梓「……あ、の……」
更に後ずさる。
澪や紬、唯は、律の様子を見ているだけだった。
柵が背中に当たる。
律が近付いてくる。
憂の足が、梓のすぐ近くにあった。
梓は憂を見上げた。
憂も笑っていた。
梓「うい……」
憂「良かったね、梓ちゃん。もう終わりだよ」
律しなねーかな
梓「……っ」
憂は梓に手を伸ばした。
梓の腕を掴んで、梓の身体を柵の上に引っ張り上げる。
柵の外に、梓の身体が出る。下の様子が見え、梓は恐怖し慌てて降りようとした。
しかし、律の手がそれを許さなかった。柵から降ろすどころか、梓の背中を押して
転落させようとする。
梓「やっ……だ……!」
律「最初から死のうとしてたんだろ?それを手伝ってやってんだよ」
梓「憂……どういう、こと、なの……!?」
憂「梓ちゃん、知らないほうがいいことも沢山あるんだよ?それでも教えて欲しいなら
教えてあげる」
憂「さっきの言葉、ぜーんぶ嘘だよ。梓ちゃんが間違ったことしないようにここ最近ずっと
見張ってたの。それで梓ちゃんがここに来ちゃったからおしおきなんだよ」
梓「……そん、な……」
律「降ろして欲しいなら叫べよ、そうだなあ、私は糞ゴキブリですとか?」
屋上に笑いが広がる。
梓はぐっと唇を噛締めた。律の梓を押す力が強くなる。
もう本当に、誰も信じられなくなった。
心の枷が外れた気がした。自分を止めていた何かが、消えてなくなった。
梓は柵を掴んでいた手の力を緩めた。
押されていた身体が一気に柵の外に。
そのまま、梓は何にも逆らわずに、ただ落ちていくに身を任せた。
梓「皆大嫌いだよ……」
遠くから悲鳴が聞こえた。
終わる。
ほう
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 15:49:49.72 ID:yADM9nb+0
乙
悪くはなかったけど各自がなんで梓を虐めてたのか理由が欲しい
さすがに何となくや流されてで殺人はしないと思う
乙
色々迷ったみたいだが最後まで書いたのは敬意を表する
まぁ細かいとこは気にしない
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 15:52:37.17 ID:dOj16D+B0
殺してもバレないからでしょ
最悪琴吹家の力があるし
さぁ早く律梓を書く作業に戻るんだ。
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 16:03:10.41 ID:TTYWRb3/0
んだ、律梓を投下する作業に戻るんだ
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 16:04:12.13 ID:by65zB2HO
そうだそうだ
唯紬を書く作業に戻るんだ
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 16:08:53.56 ID:dOj16D+B0
そのとーり
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 16:41:05.45 ID:n2Jh1pd9O
まとめに載るSSはスゲーんだなと思った
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 16:42:38.22 ID:mE99kptv0
シカトから殺人ってイジメの過程すっ飛ばし杉www
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 17:51:07.71 ID:Jy0dhksv0
なんてつまらない落ちだ
いじめは読んで無いけど
パソがまたおかしくなっちまったので、夜中くらいになると思うが、
直ったら律梓投下します。
いじめルートのほう読んで下さった方ありがとうございました。
律梓に期待
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 19:54:23.99 ID:BLyrHxTk0
ふむならば待とう
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 20:43:43.49 ID:ZEePYSL/0
まつ
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 21:34:41.57 ID:c4ln2kIt0
ほ
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 22:18:43.40 ID:c4ln2kIt0
と
いまいち。
話の展開が飛びすぎ。
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 22:33:56.49 ID:qU90w58O0
まーつーわ
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 22:38:57.03 ID:qU90w58O0
殺人ってかアレか
結局死ぬ勇気の無い意気地なしの梓マジ無様(笑)みたいな感じで笑おうと思ってたけど
本当に飛び降りちゃった、みたいな感じか
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/04(土) 23:06:55.50 ID:c4ln2kIt0
まだかい
夜中だから0時過ぎ位じゃないかねぇ
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 00:01:28.65 ID:4LjdRplm0
先は長い
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 00:22:35.18 ID:4LjdRplm0
寝る前
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 00:26:01.96 ID:GVNtk3DkO
起承転結の転がない感じ
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 00:49:01.27 ID:x7HPJ0AN0
まだー?
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 01:43:48.57 ID:ftrLUFQJ0
まだこないんか
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 02:32:40.99 ID:07J3WYVR0
まだか
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 03:22:27.61 ID:07J3WYVR0
はやくしろ
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 03:32:00.76 ID:RDYk/btH0 BE:2292480768-S★(19983144)
!vip2:stop:
---
真の勇者のさすがの攻撃
MP177使ってへっぽこの呪文を唱えた。
★ミ (スレのダメージ 0)
このスレは1回目のダメージを受けた (150/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは2回目のダメージを受けた (300/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは3回目のダメージを受けた (320/1000)
!vip2:stop:
---
真の勇者のさすがの攻撃
MP346使ってへっぽこの呪文を唱えた。
★ミ (スレのダメージ 320)
このスレは4回目のダメージを受けた (470/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは5回目のダメージを受けた (490/1000)
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 03:32:28.19 ID:MBrs4QZX0 BE:2623374959-S★(60010940)
!vip2:stop:
---
真の勇者のさすがの攻撃
MP228使ってへっぽこの呪文を唱えた。
★ミ (スレのダメージ 490)
このスレは6回目のダメージを受けた (640/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは7回目のダメージを受けた (660/1000)
!vip2:stop:
---
真の勇者のさすがの攻撃
MP211使ってへっぽこの呪文を唱えた。
★ミ (スレのダメージ 660)
このスレは8回目のダメージを受けた (810/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは9回目のダメージを受けた (830/1000)
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/05(日) 03:32:59.27 ID:MBrs4QZX0 BE:524675333-S★(60010712)
!vip2:stop:
---
真の勇者のさすがの攻撃
すかった。
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
!vip2:stop:
---
真の勇者のさすがの攻撃
MP286使ってへっぽこの呪文を唱えた。
★ミ (スレのダメージ 830)
このスレは10回目のダメージを受けた (980/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは11回目のダメージを受けた (1000/1000)
このスレは・・・
停止しました。